JP7191112B2 - Ue能力報告方法、スロットオフセット特定方法及び機器 - Google Patents

Ue能力報告方法、スロットオフセット特定方法及び機器 Download PDF

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Description

本願は、2018年1月12日に中国特許庁に提出された中国特許出願201810032716.8の優先権を主張し、その全ての内容が援用により本願に取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特にUE能力報告方法、スロットオフセット特定方法及び機器に係る。
5G(5th-Generation)移動通信システムのTS38.214プロトコルでは、UE(User Equipment)に対し1つのCSIリソースセット(CSI resource set)が設定されている場合、1つのサービングセルの時間領域上のCSI基準リソース(CSI reference resource)は、下りスロットn-nCQI_ref(nは、UEからネットワーク機器にCSIを報告するスロットであり、nCQI_refは、スロットオフセットである)として定義される。
また、UEから報告されたCSIが周期的及び半持続的CSI報告である場合、nCQI_refは、T1以上の最小値であり、且つ1つの有効な下りスロットに対応する。UEから報告されたCSIが非周期的CSI報告である場合、UEがCSI要求(CSI request)の同一スロットでCSIを報告するように、ネットワーク機器によってDCI(Downlink Control Information)で指示すると、nCQI_refは、0である。そうでない場合、nCQI_refは、T2以上の最小値であり、且つ1つの有効な下りスロットに対応する。
説明の便宜上、T1とT2は、CSI基準リソースの基準スロットオフセットTと呼んでもよい。
有効な下りスロットとは、当該スロットがUEにとって下りスロットであり、当該スロットが当該UEのために設定された測定ギャップに存在せず、当該スロットの下りBWP(Band Width Part)がCSI報告に対応する下りBWPと一致するという条件を満たすスロットをいう。
TS38.214プロトコルではT1及びT2について明示的に規定されていないので、当業者は、nCQI_refを特定するために、LTE(Long-Term Evolution)システムにおけるT1及びT2値を常に参照する。しかしながら、LTEでは、T1とT2が4スロットのような固定値として規定されており、この固定値を参照してnCQI_refを特定すると、特定されたnCQI_refが十分に柔軟でなくなり、ネットワーク機器がUEに設定するCSI基準リソースと、UE自身がCSIを計算する能力とが一致しなくなる。
第1方面において、本開示の実施例は、端末機器に応用されるUE能力報告方法を提供する。前記方法において、端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、及び、端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子のうちの1つ又は複数の組み合わせを含むCSI計算関連能力をネットワーク機器に報告することを含む。
第2方面において、本開示の実施例は、端末機器に応用されるスロットオフセット特定方法を提供する。前記方法において、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報を受信することと、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットTを特定することと、前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することとを含む。
第3方面において、本開示の実施例は、ネットワーク機器に応用されるスロットオフセット特定方法を提供する。前記方法において、端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定することと、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することと、前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信することとを含む。
第4方面において、本開示の実施例は、ネットワーク機器に応用されるスロットオフセット特定方法を提供する。前記方法において、必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定することと、必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間に基づいて、前記端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYを特定することとを含む。
第5方面において、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、及び、端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子のうちの1つ又は複数の組み合わせを含むCSI計算関連能力をネットワーク機器に報告するためのUE能力報告モジュールを含む。
第6方面において、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報を受信するための第1受信モジュールと、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットTを特定するための第1特定モジュールと、前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定するための第2特定モジュールとを含む。
第7方面において、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定するための第4特定モジュールと、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定するための第5特定モジュールと、前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信するための送信モジュールとを含む。
第8方面において、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定するための計算時間特定モジュールと、必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間に基づいて、前記端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYを特定するためのスロットオフセット特定モジュールとを含む。
第9方面において、本開示の実施例は、端末機器を提供する。この端末機器は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで動作する無線通信プログラムとを含む。前記無線通信プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第1方面又は第2方面に記載の方法のステップが実現される。
第10方面において、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供する。このネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで動作するコンピュータプログラムとを含む。前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、第3方面又は第4方面に記載の方法のステップが実現される。
第11方面において、本開示の実施例は、無線通信プログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記無線通信プログラムがプロセッサによって実行されると、第1方面~第4方面のいずれか1つに記載の方法のステップが実現される。
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、本開示の実施例の説明に必要な図面を簡単に説明する。以下の説明における図面は、本開示の一部の実施例にすぎない。当業者にとって、創造性のある作業をすることなく、これらの図面から他の図面も得られることは、明らかである。
本開示の1つの実施例によるUE能力報告方法のフローチャートである。 本開示の1つの実施例によるスロットオフセット特定方法のフローチャートである。 本開示の他の実施例によるスロットオフセット特定方法のフローチャートである。 本開示のまた別の実施例によるスロットオフセット特定方法のフローチャートである。 本開示の1つの実施例による端末機器の構造図である。 本開示の1つの実施例による端末機器の構造図である。 本開示の1つの実施例によるネットワーク機器の構造図である。 本開示の1つの実施例によるネットワーク機器の構造図である。 本開示の他の実施例による端末機器の構造図である。 本開示の他の実施例によるネットワーク機器の構造図である。
本願の技術手段を当業者によりよく理解してもらうために、以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例の技術手段を明確且つ完全的に説明する。明らかに、説明する実施例は、本願の実施例の一部であり、全てではない。本願の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をすることなく為しえる全てのほかの実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
本開示の実施例の技術手段は、例えば、GSM(Global System of Mobile communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE FDD(Frequency Division Duplex)システム、LTE TDD(Time Division Duplex)、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、5Gシステム、又はNR(New Radio)システムなどの様々な通信システムに応用できることが理解されるべきである。
移動端末(Mobile Terminal)、移動端末機器などとも呼ばれるUE(User Equipment)は、無線アクセスネットワーク(例えばRAN(Radio Access Network))を介して1つ以上のコアネットワークと通信することができる。端末機器は、移動電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)などの移動端末、及び、移動端末を有するコンピュータであり、例えば携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型のモバイルデバイスであり、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。
ネットワーク機器は、端末機器に無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワーク機器に配備される装置である。前記ネットワーク機器は、基地局であってもよい。前記基地局は、GSM又はCDMAの基地局(BTS(Base Transceiver Station))であってもよく、WCDMAの基地局(NodeB)であってもよく、LTEの進化型基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよい。
以下、本開示の各実施例の技術手段を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本開示の1つの実施例によるUE能力報告方法を示す。図1に示すように、このUE能力報告方法は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告するステップ101を含む。
ここで、前記CSI計算関連能力は、端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジー(numerology)における少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、及び、端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
より詳細には、端末機器にサポートされるCSI報告タイプは、端末機器にサポートされる報告内容タイプ及び使用されるコードブックタイプなどを含む。すなわち、端末機器にサポートされる報告内容タイプ及び使用されるコードブックタイプに基づいて、端末機器にサポートされるCSI報告タイプを区分することができる。
例えば、CSI報告タイプは、報告内容によってCRI/RI/PMI/CQI、CRI/RI/i1、CRI/RI/i1/CQI、CRI/RI/CQI、CRI、CRI/RSRP、CRI/RI/SLI/PMI/CQIなどのタイプに区分される。CSI報告にPMI報告が含まれる場合、CSI報告タイプは、使用されるコードブックタイプに基づいてType-I又はType-IIなどのタイプに区分され得る。
ここで、CRIは、CSI-RSリソース指示(CSI-RS Resource Indicator)であり、CSI-RSは、CSI基準信号(CSI reference signal)である。RIは、ランク指示(Rank Indicator)である。CQIは、チャネル品質指示(Channel Quality Indicator)である。PMIは、プリコーディング行列指示(Precoding MatrixIndicator)である。SLIは、最も強い層の指示(StrongestLayerIndicator)である。RSRPは、基準信号受信電力(ReferenceSignalReceivedPower)である。i1は、第1レベルのコードブック指示である。
もちろん、端末機器にサポートされるCSI報告タイプは、CSI計算複雑度レベル及びヌメロロジーによって区分されてもよいが、これに対し、本開示の実施例において限定しない。
ヌメロロジーは、CSI報告要求情報(CSI request)において付帯するBWP(BandWidth Part)情報に基づいて特定され、具体的には、CSI報告要求情報において付帯するSCS(SubCarrier Spacing)及びCP(Cyclic Prefix)によって特定される。ここで、SCSは、例えば、15KHz、30KHz、60KHz、120KHzなどである。
ここで、周期的CSI(Periodic CSI)報告については、CSI報告要求情報は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングReportConfigによって設定されてもよい。半持続的CSI(Semi-Persistent CSI)報告については、DCI(Downlink Control Information)によって活性化されてもよい。非周期的CSI(Aperiodic CSI)報告については、DCIによってトリガされてもよい。端末機器は、周期性、CSI報告タイプ及び使用されるコードブックタイプなどを含む、ネットワーク機器に必要なCSI報告の情報を、CSI報告要求情報から取得することができる。
端末機器で複数のCSI報告(複数のタイプ又は複数のCSI計算複雑度レベル又は複数のヌメロロジーでの複数のCSI報告であってもよく、同一CSI報告タイプでの複数のCSI報告であってもよい)の生成が同時にサポートされる場合、上記端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間は、複数のCSI報告がそれぞれ異なるヌメロロジーで少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間である。
CSI計算時間は、CSI報告を計算し取得するのに必要なOFDMシンボル数であることが理解される。CSI計算時間の長さは、CSI計算複雑度を反映する。一般に、CSI計算時間が長ければ長いほど、CSI計算複雑度のレベルが高いことを示すが、逆にCSI計算時間が短ければ短いほど、CSI計算複雑度のレベルが低いことを示す。
端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子は、端末機器の出荷時に端末機器の製造メーカーが設定したCSI計算時間リストの識別子である。標準あるいはプロトコル上、異なる端末機器の能力に対応した表1のような複数のCSI計算時間リストを規定できる。それによって、端末機器のメーカーは、製造した端末機器の能力に基づいて、この端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子をこの端末機器に設定する。更に、ネットワーク機器は、この端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子を端末機器から受信すると、この識別子に準拠し、標準あるいはプロトコルに規定された複数のCSI計算時間リストから、この端末機器にサポートされるCSI計算時間リストを特定し、この端末機器が対応するCSI報告を生成する際のCSI計算時間を特定することができる。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、
端末機器による同時更新が可能な、複数のCC(Component Carrier)に属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベル及びヌメロロジーでのCSI計算時間、及び、
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ、又はCSI計算複雑度レベル及びヌメロロジーでのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
ここで、端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報は、同時更新が可能なCCの最大数、及び同時更新が可能なCC自身の情報などを含む。
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報は、端末機器による同時更新が可能な異なるCSI報告タイプの様々な可能性のあるCSI組み合わせ、各CSI組み合わせで端末機器がサポート可能なCCの数、及び端末機器がサポート可能なCCの最大数などを含む。例えば、1つのCSI組み合わせ情報は、同時更新の第1CCでのType-IIコードブックタイプのCSI、ほかの複数のCCでのType-Iコードブックタイプ、及びこの組み合わせで端末機器がサポート可能なCCの数を含む。また、例えば、端末機器による同時更新が可能なCSI組み合わせは、1つのType-IIコードブックタイプのCSIと複数のType-IコードブックタイプのCSIである。又は、例えば、端末機器による同時更新が可能なCSI組み合わせは、2つのType-IIコードブックタイプのCSIと複数のType-IコードブックタイプのCSIである。
CSIのタイプによってその計算複雑度が異なる場合と、端末機器によってその処理能力が異なる場合とがあるため、各端末機器が同じタイプのCSIを計算しても、各端末機器に必要な計算時間が同じになるとは限らず、すなわち、各端末機器のCSI計算能力が異なる可能性がある。
従来技術のネットワーク機器は、各端末機器のCSI計算能力を考慮していないが、本開示の実施例では、与えられたヌメロロジー及びCSI計算複雑度レベルで、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)でSCIのみ(データを含まない)が送信されると仮定し、非周期的CSI報告トリガを例に、CSI報告トリガ指示を含むDCIを受信し、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)検出復号、チャネル推定及びCSI計算に必要な最小OFDMシンボル数を主に参照してCSI計算時間Zを特定する。これらの要因は、端末機器のCSI計算関連能力を反映したものであり、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告できるようにすることができる。
本開示の実施例によるUE能力報告方法は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告できる。そのため、ネットワーク機器は、端末機器の実際の能力に基づいて端末機器にCSI報告を要求することができる。これによって、ネットワーク機器が端末機器にCSI要求を設定する柔軟性を向上させるだけでなく、端末機器がCSIを計算する時間を自らの計算能力に適応させることができる。これによって、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告し、時間領域リソースの無駄を招くことなく、また、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることがなくなり、端末機器がCSI報告をフィードバックする効率を向上させることができる。
図2Aは、本開示の1つの実施例のスロットオフセット特定方法を示す。この方法も、端末機器に応用される。図2Aに示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報を受信する。
通常の場合、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報(CSI request)は、CSI報告の数、各CSI報告のタイプ、端末機器による使用が求められるコードブックタイプ、及びCSI報告帯域幅などの情報を含む。端末機器は、これらの情報からCSI計算時間を特定することができる。
ステップ202において、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットTを特定する。
1つの具体的な実施例において、ステップ202の前に、前記方法は、ネットワーク機器によって予め設定された基準スロットオフセットTを受信することを更に含む。すると、ステップ202は、具体的に、前記CSI報告要求情報に基づいて、報告が必要な目標CSI報告を特定することと、前記目標CSI報告にマッチングする基準スロットオフセットTを、ネットワーク機器によって予め設定された基準スロットオフセットTの中から特定することとを含む。
他の具体的な実施例において、ステップ202は、具体的に、前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定することと、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することとを含む。
ここで、前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定することは、まず、前記CSI報告要求情報に基づいて、CSI報告に対応するヌメロロジー及びCSI計算複雑度レベルを特定し、それから、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することを含む。
より詳細には、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間Zを特定することは、具体的に、以下3種類の方式のうちのいずれか1つによって特定される。
方式1:端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間Zを特定する。
端末機器のCSI計算関連能力の具体的な内容は、図1に示す実施例の記載に一致するため、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
方式2:ネットワーク機器によって予めシグナリングで設定された前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間Zを受信する。
具体的にネットワーク機器によって予めDCIシグナリングで設定された前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間Zを受信する。
方式3:所定のCSI計算時間リストに基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間Zを特定する。
所定のCSI計算時間リストは、従来のプロトコルに基づいて規定されたCSI時間特定リストである。プロトコルで規定されたCSI時間特定リストは、表1のように示されている。
Figure 0007191112000001
表1において、異なるCSI計算複雑度レベル及びサブキャリア間隔SCSに対応するCSI計算時間Zが規定され、Zの単位は、OFDMシンボルである。表1において、任意のサブキャリア間隔SCSは、1つの低い複雑度1でのCSI計算時間Zに対応し、具体的な適用シナリオは、規定されていない。この適用シナリオは、例えば最大2ポートCSI-RSのType-Iコードブックタイプのシナリオ、又は最大8ポートCSI-RSのPMIフィードバックなしシナリオなどである。任意のサブキャリア間隔SCSは、1つの高複雑度でのCSI計算時間Zに対応し、具体的な適用場面も規定されていない。
上記表1に示す各CSI計算複雑度レベル及びサブキャリア間隔SCSでのCSI計算時間Zは、端末機器が満たすべき最低限の要件、すなわち、全ての端末機器が満たすべき基準である。もちろん、端末機器自体の計算能力が比較的大きい場合には、各CSI計算複雑度レベル及びサブキャリア間隔SCSでのCSI計算時間Zは、表1の対応する数値よりも小さくてもよい。又は、プロトコルでは、Z値が異なる複数のテーブルを規定してもよく、Z値は、異なる計算能力のUEにそれぞれ対応する。
具体的には、前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定し、前記比を切り上げて整数を得、前記整数を基準スロットオフセットTとして特定する。
すなわち、以下の式1によって基準スロットオフセットTを特定することができる。
式1
Figure 0007191112000002
ここで、Zは、ステップS202で特定されたCSI計算時間でありNsymb Slot、は、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数であり、
Figure 0007191112000003
は、切り上げを示す。
CSI報告要求情報に基づいて特定されたCSI報告が周期的又は半持続的CSI報告である場合、上記ステップ203において、前記CSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTは、第1基準スロットオフセットT1である。CSI報告要求情報に基づいて特定されたCSI報告が非周期的CSI報告であり、且つネットワーク機器によってDCIで指示されるCSI報告スロットと、前記CSI要求情報を含むDCIが存在するスロットとが同一スロットでない場合、上記ステップ203において、前記CSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTは、第2基準スロットオフセットT2である。
T1及びT2の意味については、その詳細に関し本開示の背景技術を参照し、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
なお、本開示の実施例において、T1とT2は、同一であってもよく、異なっていてもよい。もちろん、T1及びT2は、ネットワーク機器によってRRCシグナリングReportConfigで設定されてもよい。ネットワーク機器は、具体的に、必要とされる様々なタイプのCSI報告に対し、複数のT1又はT2をそれぞれ設定できることが理解できる。
ステップ203において、前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定する。
CSI基準リソースのスロットオフセットは、本開示の背景技術で記載したnCQI_refである。本実施例による技術手段を明確に理解するために、以下、CSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refの過程について再度説明する。
端末機器から報告される必要のあるCSIが周期的CSI報告及び半持続的CSI報告である場合、nCQI_refは、T1以上の最小値であり、且つ1つの有効な下りスロットに対応する。すなわち、端末機器から報告される必要のあるCSIが周期的CSI報告及び半持続的CSI報告である場合、T1以上のスロットの中から、T1に最も近い有効な下りスロットをCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refとして選択する。更にCSI報告スロットnの直前のnCQI_ref番目のスロットをCSI基準リソースとする。
UEから報告されたCSIが非周期的CSI報告である場合、UEがCSI報告要求情報(CSI request)の同一スロットでCSIを報告するようにネットワーク機器によってDCI(Downlink Control Information)で指示すると、nCQI_refは、0である。そうでない場合、nCQI_refは、T2以上の最小値であり、且つ1つの有効な下りスロットに対応する。すなわち、T2以上のスロットの中から、T2に最も近い有効な下りスロットをCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refとして選択する。更にCSI報告スロットnの直前のnCQI_ref番目のスロットをCSI基準リソースとする。
ここで、有効な下りスロットとは、当該スロットがUEにとって下りスロットであり、当該スロットが当該UEのために設定された測定ギャップに存在せず、当該スロットの下り帯域幅部分(BWP)がCSI報告に対応する下りBWPと一致するという条件を満たすスロットをいう。
本開示の実施例によるスロットオフセット特定方法は、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットT(具体的にはT1又はT2)の具体的な値を特定することができるので、既存のTS38.214プロトコルではT1とT2が明確に規定されていないことを補完し、LTEシステムではCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを特定するために一定のT1とT2値を規定することを参照しなくてもよい。これによって、本開示の実施例によって特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refは、より柔軟なものになり、端末機器自身のCSI計算能力にマッチングする。
また、上記ステップ202において、端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定する場合、特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを、端末機器自身のCSI計算能力に更にマッチングさせることができ、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告することができ、時間領域リソースの無駄をなくすことができるとともに、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることがなく、端末機器によるCSI報告のフィードバックの効率を向上させることが分かる。
選択可能に、本開示の他の実施例において、複数のCSI報告があることをCSI報告要求情報によって指示し、複数のCSI報告のCSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTの数が複数である場合、上記ステップ203は、具体的に、特定された複数の基準スロットオフセットTの最大値に基づいて、CSI基準リソースのスロットオフセットを特定することを含む。
選択可能に、本開示の他の実施例において、上記ステップ203は、具体的に、特定された複数の基準スロットオフセットTのうちの異なる基準スロットオフセットTに基づいて、少なくとも2つのCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することを含む。例えば、ネットワーク機器が1つのPUSCHで5つのCSI報告を送信するようにUEに指示し、UEが各CSI報告に対応する基準スロットオフセットを特定し、そのうち、2つのCSI報告の基準スロットオフセットが等しく、他の3つのCSI報告の基準スロットオフセットが等しいと仮定すると、1つのCSI基準リソースのスロットオフセットは、特定された2つの基準スロットオフセットの最大値に基づいて特定される。特定された2つの基準スロットオフセットに基づいて、計2つのCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することもできる。
複数のCSI基準リソースのスロットオフセットをCSI報告の種類別に対して特定することによって、特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refの柔軟性を更に向上させることに寄与することは、容易に理解できる。
選択可能に、本開示の他の実施例において、本開示の実施例によるスロットオフセット特定方法は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告することを更に含む。
ここで、前記CSI計算関連能力は、端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
同様に、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告することにより、端末機器の実際の能力に基づいてネットワーク機器が端末機器にCSI報告を要求することができ、ネットワーク機器が端末機器にCSI要求を設定する柔軟性が向上するだけでなく、端末機器がCSIを計算する時間を自らの計算能力に適応させることができるので、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告することができ、時間領域リソースの無駄を生じさせず、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなるということがなくなり、端末機器によるCSI報告のフィードバックの効率を向上させる。
図2Bは、本開示の1つの実施例によるスロットオフセット特定方法を示す。この方法は、端末機器に応用される。図2Bに示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ208において、端末機器が目標CSI報告を作成するCSI計算時間を特定する。
1つの具体的な実施例において、ステップ208は、具体的に、前記端末機器から報告された、前記端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を受信することを含む。
別の具体的な実施例において、ステップ208は、具体的に、前記端末機器から報告された、前記端末機器にサポートされるCSI計算時間リスト識別子を受信することと、前記識別子に基づいて、所定のCSI計算時間リストセットから、前記識別子にマッチングする目標CSI計算時間リストを特定することと、前記目標CSI計算時間リストから、目標CSI報告にマッチングするCSI計算時間を見つけ出すこととを含む。
ステップ209において、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定する。
具体的に、ステップ209は、前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定することと、前記比を切り上げて整数を得ることと、前記整数を基準スロットオフセットTとして特定することとを具体的に含む。
具体的に、下記式2により基準スロットオフセットTを特定することができる。
式2
Figure 0007191112000004
ここで、Zは、ステップ202で特定されたCSI計算時間であり、Nsymb Slotは、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数であり、
Figure 0007191112000005
は、切り上げを示す。
ステップ210において、前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信する。
前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信した後に、端末機器は、受信した基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することができる。
本開示の実施例によるスロットオフセット特定方法は、CSI報告のCSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットT(具体的にはT1又はT2)の具体的な値を特定することができるので、既存のTS38.214プロトコルではT1とT2が明確に規定されていないことを補完し、LTEシステムではCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを特定するために一定のT1とT2値を規定することを参照しなくてもよい。よって、本開示の実施例で特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refをより柔軟にし、端末機器自身のCSI計算能力にマッチングさせる。
図3は、本開示の1つの実施例によるスロットオフセット特定方法を示す。この方法は、ネットワーク機器に応用される。図3に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ301において、必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定する。
具体的に、ステップ301において、非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間は、以下の2種類の方式のうちのいずれか1つによって特定される。
方式1:ネットワーク機器によって所定のCSI計算時間リストに基づいて特定される。
方式2:端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいてネットワーク機器によって特定される。
もちろん、ほかの方式により、非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定してもよいが、本開示の実施例において、これについて限定しない。
ここで、所定のCSI時間リストは、従来のプロトコルに基づいて規定されたCSI時間特定リストであり、例えばプロトコルで規定されたCSI時間特定リストであり、具体的に上記の表1を参照する。
ここで、端末機器から報告されたCSI計算関連能力は、図1及び図2Aに記載の実施例に一致するので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
なお、ネットワーク機器に必要なCSI報告は、通常、端末機器がサポート可能なCSI報告タイプである。
ステップ302において、必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間に基づいて、前記端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYを特定する。
なお、端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYは、通常、端末がCSI要求情報を受信したスロットと、ネットワーク機器によって求められ、端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットとの時間間隔である。
具体的に、非周期的CSI報告に関連するCSI-RSが非周期的CSI-RSである場合を例とし、ステップ302は、非周期的CSI報告に関連する非周期的CSI-RS送信のタイムオフセットXをネットワーク機器が特定することを含む。前記タイムオフセットXは、前記非周期的CSI報告要求情報の送信がトリガーされるDCIのスロットと前記非周期的CSI-RSが送信されるスロットとの時間間隔である。必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間及び前記タイムオフセットXに基づいて、前記端末機器から前記非周期的CSIを報告するスロットオフセットYを特定する。
より具体的に、上記の必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間及び前記タイムオフセットXに基づいて、前記端末機器から前記非周期的CSIを報告するスロットオフセットYを特定することは、必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定することと、前記比を切り上げて整数を得ることと、前記整数、前記タイムオフセットX及びタイミングアドバンスNに基づいて、前記端末機器から前記非周期的CSIを報告するスロットオフセットYを特定することとを含む。
端末機器がYスロット後にネットワーク機器にCSI報告を報告するように、端末機器が受信したCSI要求情報に指示される場合、端末機器は、スロットオフセットYより短い時間内にCSI計算を完了する必要があり、完了できない場合には、更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できないことがわかる。
従って、1つの具体的な実施例において、スロットオフセットYは、以下の式3によって計算され得る。
式3
Figure 0007191112000006
ここで、Xは、上記タイムオフセットXであり、Zは、ステップ301で特定されたCSI計算時間であり、Nsymb Slotは、1スロットに含まれるOFDMシンボル数であり、
Figure 0007191112000007
は、切り上げを示し、Nは、タイミングアドバンスTAであり、Nの単位は、OFDMシンボルであり、例えば、TA=1.4シンボルである。
上記のCSI基準リソースのスロットオフセットも、「Z/Nsymb Slot」という比の値から計算されるので、他の具体的な実施例において、スロットオフセットYは、下記の式4によっても計算される。
式4
Figure 0007191112000008
関連技術では、スロットnのPUSCHのみでの非周期的CSI報告の送信がトリガーされる場合、いくつかのシーンでは、端末機器は、非周期的CSI報告内のCSIを更新しなくてもよい(再計算しない)。例えば、端末機器が、与えられたCSI複雑度レベル及びヌメロロジーで、M-L-N<Zであれば、非周期的CSI報告内のCSIを更新しなくてもよい(再計算しない)シーンや、与えられたCSI複雑度レベル及びヌメロロジーで、M-O-N<Zであれば、非周期的CSI報告内のCSIを更新しなくてもよい(再計算しない)シーンなどが考えられる。
ここで、Lは、スロットnのPDCCHの最後のOFDMシンボルであり、Mは、上り共有チャネルの開始OFDMシンボルであり、Nは、上記のTA値であり、TA値の単位は、OFDMシンボルであり、Oは、チャネル測定に使用される非周期的CSI-RSの最後のOFDMシンボルと干渉測定に使用される非周期的CSI-RSの最後のOFDMシンボルとのうちの遅い方のOFDMシンボルである。
本開示の実施例におけるネットワーク機器が実行する内容に対応し、端末機器側では、端末機器は、ネットワーク機器からDCIを介して送信するCSI報告要求情報を受信することにより、CSI報告が報告されるスロットオフセットYを特定することができる。また、端末機器は、受信したCSI報告要求情報のスロットオフセットYによってCSI基準リソースを見つけることができない場合、新たなCSIを算出することが間に合わないため、CSI報告を報告しなかったり、CSI報告履歴をネットワーク機器に報告したりすることができる。
本開示の実施例によるネットワーク機器に応用されるスロットオフセット特定方法は、ネットワーク機器に必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間に基づいて、端末機器から非周期的CSI報告が報告されるスロットオフセットYを特定することができるので、ネットワーク機器が特定する端末機器から非周期的CSI報告が報告されるスロットオフセットYをより合理的にすることができ、最終的に端末機器がCSI報告要求情報を受信した後に新たなCSI情報をネットワーク機器に成功的に報告することができ、ネットワーク機器が取得したCSI情報が実際のチャネル状態をより反映したものになる。
選択可能に、本開示の別の実施例において、上記のステップ301において、前記非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間が、端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいてネットワーク機器によって特定される場合、上記ステップ301の前に、端末機器から報告された、CSI計算関連能力を受信することを更に含んでもよいスロットオフセット特定方法を提供する。
ここで、前記CSI計算関連能力は、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、
端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、及び、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルのCSI計算複雑度、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、
端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
これに基づいて、選択可能に、本開示の実施例によるスロットオフセット特定方法において、端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいて特定したCSI計算時間を前記端末機器に設定することを更に含む。
端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定する場合、特定した端末機器からCSI報告が報告されるスロットオフセットYを端末機器自身のCSI計算能力によりマッチングさせることができ、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告でき、時間領域リソースの無駄を生じさせず、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることなく、端末機器によるCSI報告のフィードバックの効率が向上することがわかる。
本開示の実施例による方法は、図1~図3に関連して上記で詳細に説明されている。以下、本開示の実施例の機器について、図4を参照して詳細に説明する。
図4は、本開示の実施例による端末機器の構造図である。図4に示すように、端末機器400は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告するためのUE能力報告モジュール401を含む。
ここで、前記CSI計算関連能力は、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、
端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、及び、
端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、
端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
本開示の実施例による端末機器400は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告できる。そのため、ネットワーク機器は、端末機器の実際の能力に基づいてて端末機器にCSI報告を要求することができる。これによって、ネットワーク機器が端末機器にCSI要求を設定する柔軟性を向上させるだけでなく、端末機器がCSIを計算する時間を自らの計算能力に適応させることができる。これによって、端末機器がより適切なタイミングでネットワーク機器にCSI報告を報告し、時間領域リソースの浪費を招くことなく、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることがなくなり、端末機器がCSI報告をフィードバックする効率を向上させることができる。
本開示の実施例による端末機器400は、本開示の図1に対応して示されている方法のフローを参照でき、この端末機器の各ユニット/モジュール及び上記ほかの操作及び/又は機能は、それぞれ、図1に示す方法の対応するフローを実現するためのものであり、記載の簡潔化を図るため、ここでは繰り返して記載しない。
図5Aは、本開示の実施例によるネットワーク機器の構造図である。図5Aに示すように、端末機器500は、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報を受信するための第1受信モジュール501を含む。
通常、ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報(CSI request)は、CSI報告の数、各CSI報告のタイプ、端末機器による使用が求められるコードブックタイプ及びCSI報告帯域幅などの情報を含む。端末機器は、これらの情報からCSI計算時間を特定することができる。
第1特定モジュール502は、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットTを特定することに用いられる。
1つの具体的な実施例において、選択可能に、端末機器500は、前記の前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットTを特定する前に、ネットワーク機器によって予め設定された基準スロットオフセットTを受信するための第2受信モジュールを更に含む。すると、前記第1特定モジュール502は、具体的に、前記CSI報告要求情報に基づいて、報告が必要な目標CSI報告を特定することと、前記目標CSI報告にマッチングする基準スロットオフセットTを、ネットワーク機器によって予め設定された基準スロットオフセットTの中から特定することとに用いられる。
別の具体的な実施例において、前記第1特定モジュールは、具体的に、前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定することと、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することとに用いられる。
具体的に、前記第1特定モジュール502は、前記CSI報告要求情報に基づいて、CSI報告に対応するヌメロロジー及びCSI計算複雑度レベルを特定するための第1サブモジュールと、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定するための第2サブモジュールとを含む。
ここで、前記第2サブモジュールは、具体的に、
端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することと、
ネットワーク機器によって予めシグナリングで設定された前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を受信することと、
所定のCSI計算時間リストに基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することと、のうちのいずれか1つによって、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することに用いられる。
所定のCSI時間リストは、従来のプロトコルに基づいて規定されたCSI時間特定リストであり、例えば、TS38.214プロトコルで規定されたCSI時間特定リストである。
この具体的な実施例において、第1特定モジュール502は、具体的に、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することに用いられる。
具体的に、第1特定モジュール502は、具体的に、前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定することと、前記比を切り上げて整数を得ることと、前記整数を基準スロットオフセットTとして特定することとに用いられる。
すなわち、下記式5により、基準スロットオフセットTを特定することができる。
式5
Figure 0007191112000009
ここで、Zは、ステップS202で特定されたCSI計算時間であり、Nsymb Slotは、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数であり、
Figure 0007191112000010
は、切り上げを示す。
第2特定モジュール503は、前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することに用いられる。
本開示の実施例による端末機器は、前記CSI報告要求情報に基づいて基準スロットオフセットT(具体的にはT1又はT2)の具体的な値を特定することができるので、既存のTS38.214プロトコルではT1とT2が明確に規定されていないことを補完し、LTEシステムではCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを特定するために一定のT1とT2値を規定することを参照しなくてもよい。よって、本開示の実施例で特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refをより柔軟にし、端末機器自身のCSI計算能力にマッチングさせる。
また、上記第1特定モジュール502は、端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定する場合、特定したCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを端末機器自身のCSI計算能力によりマッチングさせることができ、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告でき、時間領域リソースの無駄を生じさせず、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることなく、端末機器によるCSI報告のフィードバックの効率が向上することがわかる。
選択可能に、本開示の別の実施例において、前記第2特定モジュール503は、具体的に、複数のCSI報告があることをCSI報告要求情報によって指示し、複数のCSI報告のCSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTの数が複数である場合、特定された複数の基準スロットオフセットTの最大値に基づいて、CSI基準リソースのスロットオフセットを特定することに用いられる。
選択可能に、本開示の別の実施例において、前記第2特定モジュール503は、具体的に、複数のCSI報告があることをCSI報告要求情報によって指示し、複数のCSI報告のCSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTの数が複数である場合、特定された複数の基準スロットオフセットTのうちの異なる基準スロットオフセットTに基づいて、少なくとも2つのCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することに用いられる。
CSI報告の種類別に複数のCSI参照リソースのタイムスロットオフセットを特定することは、特定されたCSI参照リソースのタイムスロットオフセットの柔軟性を向上させることに寄与することが容易に理解できる。
選択可能に、本開示の別の実施例において、端末機器500は、UE能力報告モジュールを更に含む。前記UE能力報告モジュールは、端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定する際に、且つ前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定する前に、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告することに用いられる。
ここで、前記CSI計算関連能力は、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、
端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、
端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、
端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
同様に、端末機器500は、CSI計算関連能力をネットワーク機器に報告できる。そのため、ネットワーク機器は、端末機器の実際の能力に基づいて端末機器にCSI報告を要求することができる。これによって、ネットワーク機器が端末機器にCSI要求を設定する柔軟性を向上させるだけでなく、端末機器がCSIを計算する時間を自らの計算能力にマッチングさせることができる。これによって、端末機器がより適切なタイミングでネットワーク機器にCSI報告を報告し、時間領域リソースの浪費を生じさせず、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることがなくなり、端末機器がCSI報告をフィードバックする効率を向上させることができる。
本開示の実施例による端末機器500は、本開示の図2Aに対応して示されている方法のフローを参照でき、この端末機器の各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ、図2Aに示す方法の対応するフローを実現するためのものであり、記載の簡潔化を図るため、ここでは繰り返して記載しない。
図5Bは、本開示の実施例によるネットワーク機器の構造図である。図5Bに示すように、ネットワーク機器504は、
端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定するための第4特定モジュール508と、
前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定するための第5特定モジュール509と、
前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信するための送信モジュール510とを含む。
本開示の実施例によるネットワーク機器504は、CSI報告のCSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットT(具体的にはT1又はT2)の具体的な値を特定することができるので、既存のTS38.214プロトコルではT1とT2が明確に規定されていないことを補完し、LTEシステムではCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refを特定するために一定のT1とT2値を規定することを参照しなくてもよい。よって、本開示の実施例で特定されたCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refをより柔軟にし、端末機器自身のCSI計算能力にマッチングさせる。
図6は、本開示の実施例によるネットワーク機器の構造図である。図6に示すように、ネットワーク機器600は、
必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定するための計算時間特定モジュール601と、
必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間に基づいて、前記端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYを特定するためのスロットオフセット特定モジュール602とを含む。
具体的に、計算時間特定モジュール601において、前記非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間は、以下の2種類の方式のうちのいずれか一つによって特定される。
方式1:ネットワーク機器によって所定のCSI計算時間リストに基づいて特定される。
方式2:端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいてネットワーク機器によって特定される。
もちろん、ほかの方式により、非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定してもよいが、本開示の実施例において、これについて限定しない。
ここで、所定のCSI時間リストは、従来のプロトコルに基づいて規定されたCSI時間特定リストであり、例えばTS38.214プロトコルで規定されたCSI時間特定リストであり、具体的に上記の表1を参照する。
なお、ネットワーク機器に必要なCSI報告は、通常、端末機器がサポート可能なCSI報告タイプである。
なお、端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットオフセットYは、通常、端末がCSI要求情報を受信したスロットと、ネットワーク機器によって求められ、端末機器から非周期的CSI報告を報告するスロットとの時間間隔である。
具体的に、スロットオフセット特定モジュール602は、
非周期的CSI報告に関連する非周期的CSI-RS送信のタイムオフセットXであって、前記非周期的CSI報告要求情報の送信がトリガーされるDCIのスロットと前記非周期的CSI-RSが送信されるスロットとの時間間隔である前記タイムオフセットXを特定するための時間間隔特定サブモジュールと、
必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間及び前記タイムオフセットXに基づいて、前記端末機器から前記非周期的CSIを報告するスロットオフセットYを特定するためのスロットオフセットY特定サブモジュールとを含む。
より具体的に、前記スロットオフセットY特定サブモジュールは、必要なCSI報告に対応する前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定することと、前記比を切り上げて整数を得ることと、前記整数、前記タイムオフセットX及びタイミングアドバンスNに基づいて、前記端末機器から前記非周期的CSIを報告するスロットオフセットYを特定することとに用いられる。
端末機器がYスロット後にネットワーク機器にCSI報告を報告するように、端末機器が受信したCSI要求情報に指示される場合、端末機器は、スロットオフセットYより短い時間内にCSI計算を完了する必要があり、完了できない場合には、更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できないことがわかる。
従って、1つの具体的な実施例において、スロットオフセットYは、以下の式6によって計算される。
式6
Figure 0007191112000011
ここで、Xは、上記タイムオフセットXであり、Zは、ステップ301で特定されたCSI計算時間であり、Nsymb Slotは、スロットに含まれるOFDMシンボル数であり、
Figure 0007191112000012
は、切り上げを示し、Nは、タイミングアドバンスTAであり、Nの単位は、OFDMシンボルであり、例えば、TA=1.4シンボルである。
上記のCSI基準リソースのスロットオフセットnCQI_refも、「Z/Nsymb Slot」という比の値から計算されるので、他の具体的な実施例において、スロットオフセットYは、下記の式7によっても計算される。
式7
Figure 0007191112000013
本開示の実施例によるネットワーク機器600は、ネットワーク機器に必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間に基づいて、端末機器から非周期的CSI報告が報告されるスロットオフセットYを特定することができるので、ネットワーク機器が特定する、端末機器から非周期的CSI報告が報告されるスロットオフセットYをより合理的にすることができ、最終的に端末機器がCSI報告要求情報を受信した後に新たなCSI情報をネットワーク機器に成功的に報告することができ、ネットワーク機器が取得したCSI情報が実際のチャネル状態をより反映したものになる。
選択可能に、本開示の別の実施例において、ネットワーク機器600は、
前記非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間が、端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいてネットワーク機器によって特定される場合、前記の必要な端末機器の非周期的CSI報告に対応するCSI計算時間を特定する前に、端末機器から報告された、CSI計算関連能力を受信するためのUE能力受信モジュールを更に含む。
ここで、前記CSI計算関連能力は、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、
端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、
端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルのCSI計算複雑度、及び、
端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
選択可能に、前記CSI計算関連能力は、
端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、
端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む。
これに基づいて、選択可能に、ネットワーク機器600は、端末機器から報告されたCSI計算関連能力に基づいて特定したCSI計算時間を前記端末機器に設定するための設定モジュールを更に含む。
また、端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定する場合、特定した端末機器からCSI報告が報告されるスロットオフセットYを端末機器自身のCSI計算能力により適応させることができ、端末機器がより適切なタイミングでCSI報告をネットワーク機器に報告でき、時間領域リソースの無駄を生じさせず、計算時間が不足して更新済みのCSI報告をネットワーク機器に報告できなくなることなく、端末機器によるCSI報告のフィードバックの効率が向上することがわかる。
本開示の実施例によるネットワーク機器600は、本開示の図3に対応して示されている方法のフローを参照でき、このネットワーク機器600の各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ、図3に示す方法の対応するフローを実現するためのものであり、記載の簡潔化を図るため、ここでは繰り返して記載しない。
図7は、本開示の他の実施例の端末機器の構造図である。図7に示す端末機器700は、少なくとも1つのプロセッサ701と、メモリ702と、少なくとも1つのネットワークインタフェース704と、ユーザインタフェース703を含む。端末700における各構成部品は、バスシステム705を介して結合される。バスシステム705は、これらの構成部品の間の接続と通信に用いられることが理解できる。バスシステム705は、データバスのほかに、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。ただし、明確に説明するために、図7において、各種類のバスをすべてバスシステム705として標記している。
ここで、ユーザインタフェース703は、ディスプレイ、キーボード又はポインティングデバイス(例えばマウス、トラックボール(track ball))、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含む。
本開示の実施例におけるメモリ702は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであり、又は、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含む。非揮発性メモリは、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EP ROM)又はフラッシュメモリである。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であり、外部のキャッシュに用いられる。多くの形態のRAMが使用可能であるが、その例として、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、DRRAM(Direct Rambus RAM)が挙げられるが、それらに限られない。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ702は、これらに限られず、これら及びこれら以外の任意の適合する種類のメモリを含むとする。
一部実施例において、メモリ702には、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又は、それらの拡張セットであるオペレーションシステム7021とアプリケーションプログラム7022が記憶されている。
ここで、オペレーションシステム7021は、フレーム層、コアライブラリ層、駆動層など各種類のシステムプログラムを含み、各種類のベーシックサービスの実現及びハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラム7022は、メディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)など各種類のアプリケーションプログラムを含み、各種類のアプリケーションサービスの実現に用いられる。本開示の実施例における方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム7022に含まれる。
本開示の実施例において、端末機器700は、メモリ702に記憶されてプロセッサ701で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ701によって実行されると、上記のUE能力報告方法又はスロットオフセット特定方法の各プロセスが実現され、かつ同一の技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
上記の本開示の実施例に開示される方法は、プロセッサ701に応用可能であり、又はプロセッサ701によって実現される。プロセッサ701は、信号処理能力を有する集積回路チップである。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ701におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の指令によって遂行される。上記プロセッサ701は、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、分離ゲート又はトランジスタ論理デバイス、分離ハードウェアコンポーネントであり、本開示の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現し又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の通常プロセッサなどである。本開示の実施例に開示される方法のステップは、直接ハードウェアの復号プロセッサによって実行されて遂行されるか、復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて遂行される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、PROM又はEEPROM、レジスタなど本分野の周知のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に位置する。当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、メモリ702に位置する。プロセッサ701は、メモリ702における情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。具体的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ701によって実行されると、上記のUE能力報告方法又はスロットオフセット特定方法の実施例の各ステップが実現される。
本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせによって実現される。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processing)、DSPD(DSP Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、それ以外の本開示に記載の機能を実行するための電子ユニット又はそれらの組み合わせで実現される。
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに保存されてプロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサの中又はプロセッサの外部で実現することができる。
図8を参照する。図8は、本開示の実施例に応用されるネットワーク機器の構造図である。このネットワーク機器は、上記スロットオフセットY特定方法の詳細を実現することができ、同一の効果を奏することもできる。図8に示すように、ネットワーク機器800は、プロセッサ801と、トランシーバ802と、メモリ803と、ユーザインタフェース804と、バスインタフェースとを含む。
本開示の実施例において、ネットワーク機器800は、メモリ803に記憶されてプロセッサ801で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ801によって実行されると、上記のスロットオフセット特定方法の各プロセスが実現され、かつ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
図8において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ801をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ803をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ802は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース804は、必要な機器と内部接続や外部接続するインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
プロセッサ801は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ803は、プロセッサ801による操作実行時に使用されるデータを記憶できる。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のUE能力報告方法又はスロットオフセット特定方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリROM(Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory )、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
本開示の実施例は、コマンドを含むコンピュータプログラムプロダクトを更に提供する。コンピュータが前記コンピュータプログラムプロダクトの前記コマンドを実行させると、前記コンピュータは、上記のUE能力報告方法又はスロットオフセット特定方法を実行する。具体的に、このコンピュータプログラムプロダクトは、上記端末機器で動作可能である。
本明細書に開示された実施例に記載の各例のユニット及びアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現可能であることは、当業者が理解できる。これらの機能がいったいハードウェアによって実行されるか、それともソフトウェアによって実行されるかは、技術手段の特定な応用や設計の制限条件によって決められる。当業者は、各特定な応用に対し、異なる方法によって記載の機能を実現することができるが、これらの実現は、本開示の範囲を超えたものとされるべきではない。
記載の便利や簡潔化のために、以上記載したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法実施例における対応プロセスを参照してもよく、ここでは繰り返して記載しない。これは、当業者にとって自明である。
本開示で提供されるいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実施され得ることを理解すべきである。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、又は、一部の特徴は、無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示されており又は議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、機器又はユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
以上個別部品として説明したユニットは、物理的に離間したものであってもよく、そうでなくてもよい。ユニットとして示した部品は、物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。すなわち、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに位置してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の目的を実現する。
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、全て1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、物理的に別々に存在していてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。
前記機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立なプロダクトとして販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本開示の実施例による技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。1つの記憶媒体に記憶される当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、本開示の各実施例に記載される方法のすべて又は一部をコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器であってもよい)に実行させるためのいくつかのコマンドを含む。上述した記憶媒体は、Uディスク、移動ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
以上の記載は、本願の具体的な実施形態に過ぎない。本願の保護範囲は、これに限定されない。当業者が本願に開示されている技術範囲内に容易に想到できる変化又は差し替えは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲を基準とするべきである。

Claims (16)

  1. 端末機器に応用されるスロットオフセット特定方法であって、
    ネットワーク機器から送信されたCSI(Channel Status Information)報告要求情報を受信することと、
    前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定することと、
    前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することと、
    前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することとを含み、
    ここで、前記CSI基準リソースのスロットオフセットは、前記端末機器から前記ネットワーク機器にCSIを報告するスロットと前記CSI基準リソースが位置する他のスロットとの間の時間間隔を指す、スロットオフセット特定方法。
  2. 前記の前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定することは、
    前記CSI報告要求情報に基づいて、CSI報告に対応するヌメロロジー及びCSI計算複雑度レベルを特定することと、
    前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することとを含み、
    ここで、前記の前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することは、
    端末機器のCSI計算関連能力に基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することと、
    ネットワーク機器によって予めシグナリングで設定された前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を受信することと、
    所定のCSI計算時間リストに基づいて、前記ヌメロロジー及び前記CSI計算複雑度レベルでのCSI報告のCSI計算時間を特定することと、のうちのいずれか1つを含む、請求項1に記載のスロットオフセット特定方法。
  3. 前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することは、
    前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比に基づいて、基準スロットオフセットTを特定することを含む、請求項1に記載のスロットオフセット特定方法。
  4. 前記の前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比に基づいて、基準スロットオフセットTを特定することは、
    前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を切り上げて整数を得ることと、
    前記整数を基準スロットオフセットTとして特定することとを含む、請求項3に記載のスロットオフセット特定方法。
  5. 前記の前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することは、
    CSI報告要求情報に基づいて特定されたCSI報告が周期的又は半持続的CSI報告である場合、前記CSI計算時間に基づいて第1基準スロットオフセットT1を前記基準スロットオフセットTとして特定することを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のスロットオフセット特定方法。
  6. 前記の前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することは、
    CSI報告要求情報に基づいて特定されたCSI報告が非周期的CSI報告であり、且つネットワーク機器によってDCI(Downlink Control Information)で指示されるCSI報告スロットと、前記CSI報告要求情報を含むDCI
    が存在するスロットとが同一スロットでない場合、前記CSI計算時間に基づいて第2基
    準スロットオフセットT2を前記基準スロットオフセットTとして特定することを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のスロットオフセット特定方法。
  7. 複数のCSI報告があることをCSI報告要求情報によって指示し、複数のCSI報告のCSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTの数が複数である場合

    前記の前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することは、特定された複数の基準スロットオフセットTの最大値に基づいて
    、CSI基準リソースのスロットオフセットを特定することを含み、
    又は、
    前記の前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することは、特定された複数の基準スロットオフセットTのうちの異なる基準スロットオフセットTに基づいて、少なくとも2つのCSI基準リソースのスロットオフセットを特定することを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のスロットオフセット
    特定方法。
  8. 端末機器にサポートされるCSI報告タイプ、
    端末機器にサポートされるCSI報告数の最大値、
    端末機器にサポートされるCSI報告タイプの異なるヌメロロジーにおける少なくとも1つのCSI計算複雑度レベルに対応するCSI計算時間、及び
    端末機器にサポートされるCSI計算時間リストの識別子、のうちの1つ又は複数の組み合わせを含むCSI計算関連能力をネットワーク機器に報告することを更に含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のスロットオフセット特定方法。
  9. 前記CSI計算関連能力は、
    端末機器による同時更新が可能な、複数のCCに属するCSI情報及び対応するCSI計算複雑度レベルでのCSI計算時間、及び、
    端末機器による同時更新が可能な、異なるCSI報告タイプ又はCSI計算複雑度レベルのCSI報告組合せ情報及び対応するCSI計算時間、のうちの1つ又は複数の組み合わせを更に含む、請求項8に記載のスロットオフセット特定方法。
  10. ネットワーク機器に応用されるスロットオフセット特定方法であって、
    端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定することと、
    前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することと、
    前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信することとを含む、スロットオフセット特定方法。
  11. 前記の端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定することは、
    端末機器から報告された、前記端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を受信することを含み、
    又は、
    前記の端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定することは、
    端末機器から報告された、前記端末機器にサポートされるCSI計算時間リスト識別子を受信することと、
    前記識別子に基づいて、所定のCSI計算時間リストセットから、前記識別子にマッチングする目標CSI計算時間リストを特定することと、
    前記目標CSI計算時間リストから、目標CSI報告にマッチングするCSI計算時間を見つけ出すこととを含む、請求項10に記載のスロットオフセット特定方法。
  12. 前記の前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定することは、
    前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比を特定することと、
    前記比を切り上げて整数を得ることと、
    前記整数を基準スロットオフセットTとして特定することとを含む、請求項10に記載のスロットオフセット特定方法。
  13. 端末機器であって、
    ネットワーク機器から送信されたCSI報告要求情報を受信するための第1受信モジュールと、
    前記CSI報告要求情報に基づいてCSI報告のCSI計算時間を特定し、前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定するための第1特定モジュールと、
    前記基準スロットオフセットTに基づいてCSI基準リソースのスロットオフセットを特定するための第2特定モジュールとを含み、
    ここで、前記CSI基準リソースのスロットオフセットは、前記端末機器から前記ネットワーク機器にCSIを報告するスロットと前記CSI基準リソースが位置する他のスロットとの間の時間間隔を指す、端末機器。
  14. 前記第1特定モジュールは、具体的に、前記CSI計算時間と、1つのスロットに含まれるOFDMシンボル数の比に基づいて、基準スロットオフセットTを特定するために用いられる、請求項13に記載の端末機器。
  15. 前記第2特定モジュールは、具体的に、複数のCSI報告があることをCSI報告要求情報によって指示し、複数のCSI報告のCSI計算時間に基づいて特定された基準スロットオフセットTの数が複数である場合、
    特定された複数の基準スロットオフセットTの最大値に基づいて、CSI基準リソースのスロットオフセットを特定し、
    又は、
    特定された複数の基準スロットオフセットTのうちの異なる基準スロットオフセットTに基づいて、少なくとも2つのCSI基準リソースのスロットオフセットを特定するために用いられる、請求項13又は14に記載の端末機器。
  16. ネットワーク機器であって、
    端末機器が目標CSI報告を生成するCSI計算時間を特定するための第4特定モジュールと、
    前記CSI計算時間に基づいて基準スロットオフセットTを特定するための第5特定モジュールと、
    前記基準スロットオフセットTを前記端末機器に送信するための送信モジュールとを含む、ネットワーク機器。
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