JP7189442B2 - 電子機器、電力判定方法、コンピュータプログラム、および、電子機器システム - Google Patents

電子機器、電力判定方法、コンピュータプログラム、および、電子機器システム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器から外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定するための技術に関する。
従来、電子機器側から端子を介して取り付けられる外部機器に対して電力を供給する技術において、電子機器の電源制御回路は、2つのUSBインタフェースの一方のUSBインタフェースに取り付けられた第1外部機器と、他方のUSBインタフェースに取り付けられた第2外部機器とのそれぞれで消費される電流の和が所定値を超えた場合に、電力供給を停止するように制御する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003-216287号公報
外部機器が電子機器の最大給電能力を上回る電力要求(過多電力要求)を行った場合、電子機器は安全のために、供給電圧を下げる等して供給する電力を制限する場合がある。電子機器は、一般に、供給電圧が0Vまで下がったときに外部機器に供給される電力が不足していると判定できる。ここで、外部機器がハードディスクドライブ(HDD)を備える装置である場合、供給する電力の低下が発生すると、動作不能となる前に、情報を記録したり読み出したりする機能(ドライブ機能)を停止する、すなわちHDDの電源をOFFにする制限動作が実行される場合がある。ドライブ機能が停止した場合でも、電子機器と外部機器との論理的な接続は切断されない。ドライブ機能が停止された場合には、外部機器の動作に必要な電力(要求電力)が低下するため、電子機器は供給する電力の制限を解除して供給電力を正常値に戻す。これにより、外部機器はドライブ機能の停止を解除して再び通常動作を開始することで、過多電力要求を再び電子機器に行う。
このように、外部機器に供給される電力が不足しているにも拘わらず、電子機器は外部機器に供給する電力が不足しているという判定ができずに、制限動作と通常動作とが繰り返される恐れがあった。よって、外部機器に供給される電力が不足しているか否かを精度良く判定できる技術が望まれている。このような要望は、外部機器がHDDである場合にかぎらず、USBによって電子機器に取り付けられ、電力が電子機器側から供給される機器に共通する。
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、電子機器が提供される。この電子機器は、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子と、前記電子機器の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得部と、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定部と、前記電源情報と、前記取付判定部の判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定部と、を有する。この形態によれば、電源情報と取付判定部の判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(2)上記形態であって、前記電源情報は、電源投入回数であり、前記情報取得部は、前記電源投入回数を取得する取得動作を2回以上実行し、前記電力判定部は、前記取付判定部によって前記外部機器が前記電子機器から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、前記電源投入回数が予め定めた閾値以上増加した場合に、前記外部機器に供給される前記電力が不足していると判定してもよい。この形態によれば、電源投入回数を用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(3)上記形態であって、前記電源情報は、退避回数であり、前記情報取得部は、前記退避回数を取得する取得動作を2回以上実行し、前記電力判定部は、前記取付判定部によって前記外部機器が前記電子機器から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、前記退避回数が予め定めた閾値以上増加した場合に、前記外部機器に供給される前記電力が不足していると判定してもよい。この形態によれば、退避回数を用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(4)上記形態であって、前記予め定めた閾値は、1であってもよい。この形態によれば、外部機器が電子機器から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、電源投入回数や退避回数が1回増加している場合に電力が不足していると判定できる。
(5)上記形態であって、さらに、前記外部機器の取り外しに関する情報を記憶する記憶部を有し、前記取付判定部は、前記取り外しに関する情報を用いて前記外部機器が前記電子機器から取り外されたか否かを判定してもよい。この形態によれば、取り外しに関する情報を用いて、外部機器が電子機器から取り外されたか否かの判定を容易に行うことができる。
(6)上記形態であって、前記取付判定部は、前記外部機器との間の通信状態を用いて前記外部機器が前記電子機器から取り外されたか否かを判定してもよい。この形態によれば、通信状態を用いて、外部機器が電子機器から取り外されたか否かの判定を容易に行うことができる。
(7)上記形態であって、さらに、前記電力判定部が前記外部機器に供給される電力が不足していると判定した場合に、警告を表示する警告表示部を有していてもよい。この形態によれば、外部機器に供給される電力が不足していることを利用者に報知できる。
(8)上記形態であって、前記制御部は、前記外部機器に供給される電力が不足していると判定された場合において、前記電源情報が電源投入回数であり、前記電源投入回数の増加の程度が第1の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止することなく前記警告表示部によって第1警告を表示させ、前記電源投入回数の増加の程度が前記第1の場合よりも大きい第2の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止し、かつ、前記警告表示部によって前記第1警告とは異なる第2警告を表示させてもよい。この形態によれば、電源投入回数の増加の程度が第1の場合と第2の場合とに応じて、警告表示部に表示させる警告を異ならせることで、利用者に電力不足の程度を報知できる、また上記形態によれば、電源投入回数の増加の回数が小さい第1の場合、例えば、電力不足が深刻でない場合などは、電子機器から外部機器へのデータ送信を継続できる。
(9)上記形態であって、前記制御部は、前記外部機器に供給される電力が不足していると判定された場合において、前記電源情報が退避回数であり、前記退避回数の増加の程度が第1の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止することなく前記警告表示部によって第1警告を表示させ、前記退避回数の増加の程度が前記第1の場合よりも大きい第2の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止し、かつ、前記警告表示部によって前記第1警告とは異なる第2警告を表示させてもよい。この形態によれば、退避回数の増加の程度が第1の場合と第2の場合とに応じて、警告表示部に表示させる警告を異ならせることで、利用者に電力不足の程度を報知できる、また上記形態によれば、退避回数の増加の回数が小さい第1の場合、例えば、電力不足が深刻でない場合などは、電子機器から外部機器へのデータ送信を継続できる。
(10)本発明の他の一形態によれば、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器が実行する電力判定方法が提供される。この電力判定方法は、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得工程と、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定工程と、前記電源情報と、前記取付判定工程による判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定工程と、を備える。この形態によれば、電源情報と取付判定工程による判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(11)本発明の他の一形態によれば、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器が実行するコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得機能と、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定機能と、前記電源情報と、前記取付判定機能による判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定機能と、をコンピュータに実現させる。この形態によれば、電源情報と取付判定機能による判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(12)本発明の他の一形態によれば、電子機器と、前記電子機器とデータの送受信できるサーバ装置と、を備える電子機器システムが提供される。前記電子機器は、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子と、前記電子機器の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得部と、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定部と、を有し、前記サーバ装置は、前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定部の判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定部を有する。この形態によれば、電源情報と取付判定部の判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(13)本発明の他の一形態によれば、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器と、前記電子機器と前記データの送受信ができるサーバ装置と、を備える電子機器システムが実行する電力判定方法が提供される。この電力判定方法は、前記電子機器が、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得工程と、前記電子機器が、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定工程と前記サーバ装置が、前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定工程の判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記電子機器から前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定工程と、を備える。この形態によれば、電源情報と取付判定工程の判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
(14)本発明の他の一形態によれば、外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器と、前記電子機器と前記データの送受信ができるサーバ装置と、を備える電子機器システムが実行するコンピュータプログラムて提供される。このコンピュータプログラムは、前記電子機器が、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得機能と、前記電子機器が、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定機能と前記サーバ装置が、前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定機能による判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記電子機器から前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定機能と、をコンピュータに実現させる。この形態によれば、電源情報と取付判定機能による判定結果とを用いて、外部機器に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、本発明は、電子機器、電力判定方法、コンピュータプログラム、電子機器システムの他に、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としての電子機器と、外部機器と、を備える電子機器システムを説明するための図。 電子機器と外部機器とのデータ通信のフローチャート。 外部機器から電子機器への要求電力と、電子機器から外部機器へ供給される供給電力との関係を示す図。 電子機器が実行する電力判定方法のフローチャート。 第2実施形態の判定後処理を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態としての電子機器システムを説明するための図である。 電力判定方法のフローチャート。 警告表示の他の実施形態を説明するための図。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての電子機器10と、外部機器60と、を備える電子機器システム100を説明するための図である。電子機器10と外部機器60とは、USBケーブル90を用いて、着脱自在に取り付けられている。外部機器60は、USBケーブル90を通じて、ホスト機器である電子機器10より電力が供給されることで駆動する。外部機器60は、外付けハードディスク装置として用いられる磁気ディスク装置であり、例えば、SMR(Shingled Magnetic Recording)方式が採用されている。電子機器システム100では、例えば、電子機器10のHDD(hard disk drive)36に記録されたデータを、外部機器60に送信して外部機器60のHDD81に書き込む。
外部機器60は、制御部62と、USBコネクタ70と、記憶部80とを備える。制御部62は、フラッシュROM87に格納されているコンピュータプログラムをRAM89に展開して実行することにより外部機器60の動作を制御する。具体的には、外部機器60は、動作制御部64と、USB-SATAブリッジ部66として機能する。
動作制御部64は、HDD81の動作を制御する。例えば、動作制御部64は、アクセス部85を制御して磁気ヘッド86を駆動したり、図示しないスピンドルモータを駆動させてプラッタ82を回転させたりする。
USB-SATAブリッジ部66は、USBとSATA(Serial Advanced Technology Attachment)のインタフェースの変換を行なう。具体的には、USBコネクタ70を介して入力されたUSBデータを、SATAデータに変換してHDD81に出力する。また、HDD81から入力されたSATAデータを、USBデータに変換してUSBコネクタ70に出力する。
USBコネクタ70は、USBケーブル90によって電子機器10と電気的に接続するための端子である。
記憶部80は、HDD81と、フラッシュROM87と、RAM89とを備える。フラッシュROM87は、外部機器60の動作を制御するための各種プログラムを格納する。HDD81は、プラッタ(磁気ディスク)82と、アクセス部85とを有する。HDD81は、プラッタ82にSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)情報を記憶している。
アクセス部85は、プラッタ82へのデータの書き込みおよびプラッタ82からのデータの読み出し(以下、「データアクセス処理」と呼ぶ)を実行する。具体的には、アクセス部85は、プラッタ82を回転させるためのスピンドルモータ(図示せず)、磁気ヘッド86が取り付けられたアーム(図示せず)、かかるアームを移動させるアクチュエータ(図示せず)などで構成されている。データアクセス処理が実行される際、アームがプラッタ82を移動する。
電子機器10は、制御部12と、電源コネクタ21と、電源モジュール22と、警告表示部24と、記憶部30と、端子としてのUSBコネクタ40とを備える。
制御部12は、フラッシュROM32に格納されているコンピュータプログラムをRAM34に展開して実行することにより電子機器10の動作を制御する。具体的には、制御部12は、情報取得部14と、取付判定部16と、電力判定部18と、表示制御部20として機能する。
情報取得部14は、外部機器60からSMART情報83を取得する。SMART情報83は、HDD81の電源を投入した電源投入回数(Device Power Cycle Count)や、HDD81が強制的に停止することで、磁気ヘッド86が退避した退避回数(Power-Off Retract Count)を有する。つまり、SMART情報83は、HDD81の電源のON/OFFに関する電源情報を有する。以上のように、情報取得部14は、外部機器60から電源情報を含むSMART情報83を取得する。情報取得部14は、SMART情報83を取得する度に、SMART情報83が有する電源情報を記憶部30に記憶させる。
取付判定部16は、USBコネクタ40を介して取り付けられている外部機器60が、電子機器10から取り外されたか否かを判定する。取付判定部16は、例えば、外部機器60の制御部62との間の通信状態を用いて外部機器60が電子機器10から取り外されたか否かを判定してもよい。具体的には、取付判定部16は、USBケーブル90を介して一定間隔で外部機器60の制御部62にポーリング信号を送信する。ポーリング信号に対する外部機器60から送信されたレスポンス信号を電子機器10が受信した場合には、外部機器60が電子機器10にUSBコネクタ40、USBケーブル90、および、USBコネクタ70を介して取り付けられている、すなわち外部機器60が電子機器10から取り外されていないと判定できる。一方で、情報取得部14は、ポーリング信号に対する外部機器60から送信されたレスポンス信号を電子機器10が受信しなかった場合には、外部機器60が電子機器10から取り外されたと判定できる。なお、取付判定部16は、上記に代えて、外部機器60の取り外しに関する情報(例えば、アンマウントログ)を用いて外部機器60が電子機器10から取り外されたか否かを判定してもよい。外部機器60の取り外しに関する情報は、USBケーブル90がUSBコネクタ40から取り外されたことを制御部12が検出した場合に、記憶部30に記憶される。つまり、外部機器60の取り外しに関する情報が記憶部30に記憶されている場合には、取付判定部16は、外部機器60が電子機器10から取り外されたと判定できる。このように、取付判定部16は、取り外しに関する情報を用いて、外部機器60が電子機器10から取り外されたか否かを容易に判定できる。
電力判定部18は、情報取得部14が取得した電源情報と、取付判定部16の判定結果とを用いて、USBケーブル90を介して電子機器10から外部機器60に供給される電力が不足しているか否かを判定する。具体的には、電力判定部18は、取付判定部16によって外部機器60が電子機器10から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、電源情報の一例である電源投入回数が予め定めた閾値以上増加した場合に、外部機器60に供給される電力が不足していると判定する。
表示制御部20は、警告表示部24の動作を制御する。例えば、表示制御部20は、電力判定部18が判定した判定結果に基づいて、警告表示部24の動作を制御して利用者に判定結果を報知する。警告表示部24は、電力判定部18が外部機器60に供給される電力が不足していると判定した場合(電力不足判定の場合)に、警告を表示する。警告表示部24は、青色に発光するランプと、赤色に発光するランプと、黄色に発光するランプとを含むランプ26を有する。表示制御部20は、例えば、電力不足判定の場合に赤色に発光するランプを点灯させることで、利用者に電力が不足していることを報知する。
電源コネクタ21は、AC電源から電力の供給を受けるためにACアダプターが着脱自在に取り付けられる部分である。
電源モジュール22は、AC電源から電力の供給を受けて、電子機器10の各部12,24,30や、USBケーブル90を介して外部機器60に電力を供給する。電子機器10の外部機器60への最大給電能力は、例えば900mA~1Aの範囲である。
記憶部30は、フラッシュROM32と、RAM34と、HDD36とを備える。フラッシュROM32は、電子機器10の動作を制御するための各種プログラムを格納する。HDD36は、外部機器60と同様に、プラッタやアクセス部を有する。
図2は、電子機器10と外部機器60とのデータ通信のフローチャートである。このフローチャートは、電子機器10および外部機器60の電源がON状態となり、電子機器10と外部機器60とがUSBケーブル90を介して論理的に接続されてデータ通信可能な状態になった後に実行される。まず電子機器10の制御部12は、予め定めた時間間隔(例えば、1分間隔)でポーリング信号を外部機器60に送信する(ステップS10)。このポーリング信号には、SMART情報83を返信する要求も含む。ポーリング信号を受信した外部機器60の制御部62は、電子機器10にSMART情報83を含むレスポンス信号を送信する(ステップS20)。電子機器10がレスポンス信号を受信した後に、情報取得部14はレスポンス信号に含まれるSMART情報83を取得する(ステップS30)。
電子機器10が実行する電力判定方法を説明する前に、外部機器60に供給される電力に不足が生じた場合に生じる現象について説明する。図3は、外部機器60から電子機器10への要求電力と、電子機器10から外部機器60へ供給される供給電力との関係を示す図である。外部機器60の動作状態によって、外部機器60が電子機器10の最大給電能力を上回る電力要求を行う場合が生じ得る。例えば、時刻t1において、外部機器60の要求電力が、電子機器10が供給できる最大の供給電力よりも高くなった場合、電子機器10の制御部12は、供給電力の制限を実行することで供給電力を低下させる。供給電力が制限されている時刻t2において、外部機器60の制御部62は、HDD81が動作不能となる前に、HDD81のドライブ機能を停止する。つまり、制御部62は、HDD81の電源をONからOFFに切り替える。この時、SMART情報83には、HDD81をOFFした回数が1加算されたり、退避回数が1加算されたりする。一方で、制御部62は起動した状態を維持するためUSBケーブル90を介して電子機器10と外部機器60との論理的な接続は維持される。つまり、取付判定部16は、時刻t2においても、外部機器60が電子機器10から取り外されていないという判定を行う。HDD81のドライブ機能が停止されたことにより、要求電力が低下して最大給電能力を下回ったことで、電子機器10の制御部12は供給電力の制限を解除する。これにより、時刻t2以降において再びHDD81が駆動することで要求電力が上昇し、再び時刻t3において要求電力が最大給電能力を上回る。HDD81が再び駆動した場合には、SMART情報83には、HDD81をONした回数が1加算される。また再び時刻t3において要求電力が最大給電能力を上回ることにより、再び供給電力の制限が実行される。このように、供給電力の制限、HDD81のドライブ機能の停止、供給電力の制限解除、HDD81のドライブ機能を再開という動作が繰り返し実行される。これにより、外部機器60の制御部62は動作しているにも拘わらず、電子機器10からHDD81へのデータの書き込みが極端に遅くなったり、書き込みが完了しなくなったりする現象が生じ得る。ここで、外部機器60に供給される電力の不足が生じた場合には、外部機器60が電子機器10から取り外されていないにも拘わらず、電源ONの回数や電源OFFの回数が増加する。よって、電源情報と、取付判定部16の判定結果とを用いて外部機器60に供給される電力が不足しているか否かを判定できる。
図4は、電子機器10が実行する電力判定方法のフローチャートである。本フローチャートは、2回目のポーリング信号の送信後において、取付判定部16が一つのポーリング信号を外部機器60に向けて送信する毎に実行される。
まず電子機器10の取付判定部16は、USBケーブル90が2つのUSBコネクタ40,70の少なくとも一方から取り外されることで、外部機器60が電子機器10から取り外されたか否かを判定する(ステップS40)。本実施形態では、取付判定部16は、外部機器60に送信したポーリング信号に対して、ポーリング信号を送信してから一定時間以内に外部機器60からのレスポンス信号を受信しなかった場合に、外部機器60が電子機器10から取り外されたと判定する。ステップS40において、外部機器60が電子機器10から取り外されたと判定された場合には、電力判定方法の処理を終了する。一方で、ステップS40において、外部機器60が電子機器10から取り外されていないと判定された場合には、ステップS42以降の処理が実行される。
ステップS42において、取付判定部16は、電源投入回数が予め定めた閾値以上増加したか否かを判定する。具体的には、取付判定部16は、電子機器10と外部機器60との間のデータ通信が可能になった後に、最初に電子機器10から外部機器60に送信したポーリング信号に対する外部機器60からのレスポンス信号(最初のレスポンス信号)に含まれる電源投入回数を初期値(本実施形態では、初期値は1)として取り扱う。そして、取付判定部16は、最新のレスポンス信号に含まれる電源投入回数(最新電源投入回数)から初期値を引いた値が、予め定めた閾値以上であるかを判定する。例えば、予め定めた閾値は、外部機器60の電力不足が生じて、外部機器60のHDD81へのデータ書き込みなどの動作が阻害されると想定される値に設定されてもよく、例えば1であってもよいし、2以上であってもよい。また予め定めた閾値は、単位時間当たりの値として設定されていてもよい。例えば、予め定めた閾値は、1時間当たり1回であってもよいし、2回や3回以上という値であってもよい。
ステップS42において、「No」の判定が成された場合には、電力判定部18は外部機器60に供給される電力が不足してないと判定し(ステップS50)、電力判定方法のフローチャートは終了する。
一方で、ステップS42において、「Yes」の判定が成された場合には、電力判定部18は、外部機器60に供給される電力が不足していると判定する(ステップS44)。そして、制御部12は判定後処理を実行する(ステップS46、ステップS48)。
判定後処理では、制御部12は、HDD36のデータを外部機器60に送信する送信動作を停止する(ステップS46)。また、制御部12の表示制御部20は、警告表示部24のランプ26の動作を制御して、警告を表示する(ステップS48)。ステップS48では、例えば、ランプ26が赤色に点灯する。ステップS46とステップS48の順番は上記に限定されるものではない。なお、判定後処理を実行した後は、電力判定方法のフローチャートは終了する。
上記第1実施形態によれば、電子機器10は、ポーリング信号を送信するという、電源投入回数を取得する取得動作を2回以上実行し、取得した電源投入回数と、取付判定部16の判定結果とを用いて、外部機器60に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。また上記第1実施形態によれば、取付判定部16は、外部機器60の制御部62と電子機器10の制御部12との間の通信状態、具体的には、レスポンス信号を受信したか否かを用いて、外部機器60が電子機器10から取り外されたか否かの判定を容易に行うことができる。また上記第1実施形態によれば、外部機器60に供給される電力が不足していると判定された場合には、警告表示部24を用いて警告を表示している。これにより、外部機器60に供給される電力が不足していることを利用者に報知できる。また上記第1実施形態によれば、SMART情報の取得トリガーとして、ポーリング信号を用いている。これにより、外部機器60がHDD81にデータの書き込み処理を実行していないアイドル状態や、HDD81にデータの書き込み処理を行っている状態でもSMART情報を取得できる。
B.第2実施形態:
図5は、第2実施形態の判定後処理を示すフローチャートである。上記第1実施形態において、図4に示すように、制御部12は電力不足判定を行った後に、データ送信の停止と、警告表示とを行っていたが(図4のステップS46,S48)、これに限定されるものではなく、電力不足が生じた頻度に応じて、判定後処理の内容を異ならせてもよい。
具体的には図5に示すように、電力判定部18は、最新電源投入回数から初期値を引いた値である電源投入回数の増加回数が、第1閾値以上であるか否かを判定する(ステップS45)。第1閾値は、図4のステップS42の閾値よりも大きく、外部機器60の電力不足がある程度の頻度で生じて、外部機器60のHDD81へのデータ書き込みなどの動作が著しく阻害されると想定される値に設定されてもよく、例えば4以上であってもよい。また第1閾値は、単位時間当たりの値として設定されていてもよい。例えば、第1閾値は、1時間当たり4回以上という値であってもよい。
ステップS45で「No」の判定が成された場合、すなわち、電源投入回数の増加の程度が第1の場合には、制御部12は、外部機器60のデータ送信を停止することなく、ランプ26のうちで黄色に発光するランプを点灯させる第1警告を警告表示部24に表示させる(ステップS62)。
ステップS45で「Yes」の判定が成された場合、すなわち、電源投入回数の増加の程度が第1の場合よりも大きい第2の場合には、制御部12は、HDD36のデータを外部機器60に送信する送信動作を停止する(ステップS46)。また、制御部12は、警告表示部24によって第1警告とは異なる第2警告を表示させる(ステップS60)。第2警告としては、例えば、ランプ26のうちで赤色に発光するランプ26を点灯させることで実行される。なお、ステップS46とステップS60の順番はこれに限定されるものではない。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において同様の効果を奏する。例えば、電子機器10は、電源情報の一例である電源投入回数と、取付判定部16の判定結果とを用いて、外部機器60に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。更に上記第2実施形態によれば、電源投入回数の増加の程度に応じて、警告表示部24に表示させる警告を異ならせることで、利用者に電力不足の程度を報知できる、また上記第2実施形態によれば、電源投入回数の増加の回数が小さい第1の場合、例えば、電力不足が深刻でない場合などは、電子機器10から外部機器60へのデータ送信を継続できる。
C.第3実施形態:
図6は、本発明の第3実施形態としての電子機器システム100aを説明するための図である。上記第1実施形態の電子機器システム100(図1)との主な違いは、電子機器10が実行していた電力が不足しているか否かの判定をサーバ装置200が実行する点である。つまり、電子機器10aの制御部12aは、電力判定部18を有さない。第3実施形態の電子機器システム100aにおいて、第1実施形態の電子機器システム100と同様の構成については同様の符号を付すと共に説明を適宜省略する。なお、第3実施形態において、外部機器60の記憶部80の詳細は図示していないが、第1実施形態の記憶部80と同様の構成である。
電子機器10aは、通信インタフェース(通信I/F)47を有する。通信I/F47は、他の装置と有線や無線によってデータ通信を行うためのインタフェースである。なお、通信I/F47は、第1実施形態の電子機器10に設けられていてもよい。
サーバ装置200は、電子機器10aとデータの送受信ができる装置である。サーバ装置200は、例えば、インターネットINTを介して電子機器10aとデータの送受信を行う。サーバ装置200は、制御部202と、通信インタフェース(通信I/F)207と、記憶部209とを備える。通信インタフェース(通信I/F)207は、他の装置と有線や無線によってデータ通信を行うためのインタフェースである。記憶部209は、フラッシュROMやRAMなどによって構成されている。記憶部209には、電子機器10aから受信した情報が記憶される。
制御部202は、記憶部209に格納されているコンピュータプログラムを実行することで電力判定部205として機能する。電力判定部205は、第1実施形態の電力判定部18(図1)と同様の機能を有する。つまり、電力判定部205は、電源情報と、取付判定部16の判定結果とを用いて、外部機器60に供給される電力が不足しているか否かを判定する。電力判定部205は、電力が不足しているか否かの判定結果を電子機器10aに送信する。また電力判定部205は、電力が不足しているか否かの判定に必要な情報である、電源情報および取付判定部16の判定結果を電子機器10aから取得する。なお、電力判定部205は、電源情報を含むSMART情報83を電子機器10aから取得して、取得したSMART情報83の中から電源情報を抽出してもよい。
図7は、電力判定方法のフローチャートである。このフローチャートは、電子機器10、外部機器60の電源がON状態となり、電子機器10と外部機器60とがUSBケーブル90を介して論理的に接続されてデータ通信可能な状態になった後に実行される。第1実施形態と同様のステップについては同一符号を付すと共に適宜説明を省略する。
電子機器10aは、最初のポーリング信号に対する外部機器60からのレスポンス信号を受信した場合、初期情報をサーバ装置200に送信する(ステップS100)。初期情報は、レスポンス信号に含まれるSMART情報83の電源投入回数を含む。初期情報に含まれる電源投入回数は、初期値として取り扱われる。電子機器10aは、2回目以降のポーリング信号に対するレスポンス信号を受信する度に、レスポンス信号に含まれるSMART情報83の電源投入回数と、取付判定部16の判定結果と、を含む判定元情報をサーバ装置200に送信する(ステップS102)。判定元情報を受信したサーバ装置200の電力判定部205は、電源投入回数と取付判定部16の判定結果とを用いて外部機器60に供給される電力が不足しているか否かの電力判定処理を実行する(ステップS104)。電力判定処理の内容は、第1実施形態の電力判定部18が実行する内容と同様であり、図4に示すステップS40~ステップS44、または、ステップ40,S42,S50の処理が実行される。電力判定処理が実行された後、電力判定部205は、電力判定処理の判定結果を表す電力結果情報を電子機器10aに送信する(ステップS106)。電力結果情報は、電力が不足しているか否かの判定情報に加え、初期値に対する電源投入回数の増加回数情報を含んでもよい。電力結果情報を受信した電子機器10aの制御部12aは、電力結果情報を用いて判定後処理を実行する(ステップS108)。判定後処理としては、例えば、第1実施形態の判定後処理(図4)を含んでもよい。例えば、制御部12aは、電力結果情報が電力不足であるとの判定を含む場合には、図4に示すステップS46およびステップS48を実行し、電力不足でないとの判定を含む場合にはステップS46およびステップS48を実行しない。また判定後処理としては、例えば、第2実施形態の判定後処理(図5)と同様の処理であってもよい。
上記第3実施形態によれば、上記各実施形態と同様の構成を有する点において同様の効果を奏する。例えば、電子機器10は、電源情報の一例である電源投入回数と、取付判定部16の判定結果とを用いて、外部機器60に供給される電力が不足しているか否かの判定を容易に行うことができる。また、電力判定処理をサーバ装置200が実行することで、電子機器10aの処理負荷を軽減できる。
D.警告表示の他の実施形態:
上記各実施形態では、電力が不足している場合の警告は電子機器10,10aの警告表示部24が行っていたが、これに限定されるものではない。例えば、上記各実施形態の警告に代えて、または、上記各実施形態の警告に加えて、他の端末機器に警告を表示させてもよい。図8は、警告表示の他の実施形態を説明するための図である。図8では、第1実施形態の電子機器10を例に説明する。電子機器10の電力判定部18が電力不足であると判定した場合、無線や有線によって電子機器10に取り付けられた他の端末機器301,303,309に電力が不足していることを示す警告を表示させてもよい。他の端末機器としては、例えば、パーソナルコンピューター(PC)303や、スマートフォンなどの携帯端末301や、テレビモニター309などが挙げられる。他の端末機器301,303,309に表示させる警告としては、例えば、PC303の表示部204に、電力不足が生じていることを示す表示マーク310や、電力不足を表す第1メッセージ312や、電力不足の為の対応を表す第2メッセージ314を表示させる。具体的には、まずPC303に表示マーク310を表示させ、表示マーク310が選択された場合には、第1メッセージ312や第2メッセージ314を表示部304に表示させる。第1メッセージ312には、電力不足を表す内容「電力不足検出」に加えて、電子機器10が行った具体的な処理内容「データ送信停止」などが含まれてもよい。第2メッセージ314としては、例えば、サポート受付画面であり、第2メッセージ314が選択された場合には、電力不足が生じていることの情報が、電子機器10をサポートするための外部機関に送信される。また、サーバ装置305を介して、予め登録された携帯電話などの端末機器にメールなどで電力不足が生じていることを表すメッセージを送信してもよい。
上記他の実施形態によれば、利用者に対して電力不足が生じていることや、電力不足によって電子機器10が行った処理内容を、他の端末機器301,303,309を用いて報知できる。
E.その他の実施形態:
E-1.第1の他の実施形態:
上記各実施形態では、電力判定部18,85は、外部機器60に供給される電力が不足しているか否かの判定を、SMART情報に含まれる電源投入回数と、取付判定部16の判定結果とを用いて行っていたが、これに限定されるものではない。例えば、電力判定部18,85は、SMART情報に含まれる電源投入回数に代えて、SMART情報に含まれる電源情報の他の一例である退避回数(Power-Off Retract Count)を用いてもよい。この場合、電力判定部18,85が実行する電力判定処理は、電源投入回数を退避回数に代用することで実行できる。このようにしても上記各実施形態と同様の効果を奏する。
E-2.第2の他の実施形態:
上記各実施形態では、電子機器10,10aがSMART情報を取得するトリガーは、SMART情報の送信要求を含むポーリング信号を外部機器60に送信することであったが、SMART情報を取得するトリガーはこれに限定されるものではない。初期値の電源情報を含むSMART情報をポーリング信号に対するレスポンス信号によって取得した後においては、他のトリガーによって2回目以降のSMART情報を取得してよい。具体的には、電子機器10,10aは、電子機器10,10aから外部機器60へのデータの伝送速度を検出し、伝送速度が予め定めた閾値を下回った場合に、SMART情報を取得するための要求を外部機器60に送信してもよい。また、電子機器10,10aは、外部機器60のIOPS(Input/output operations per second)を検出し、IOPSが予め定めた閾値を下回った場合に、SMART情報を取得するための命令を外部機器60に送信してもよい。第2の他の実施形態によれば、外部機器60は、SMART情報83を生成して電子機器10に送信するための処理をポーリング信号の受信毎に行う必要がないので、外部機器60の処理負荷を軽減できる。
E-3.第3の他の実施形態:
上記各実施形態では、外部機器60として、磁気ディスク装置であったがこれに限定されるものではない。例えば外部機器60としてパーソナルコンピューターや、タブレット型の端末などUSBケーブル90を介して電子機器10から電力が供給される他の機器であってもよい。また、外部機器60は、HDD81に代えてSSD(Solid State Drive)を有する機器であってもよい。
上記各実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。ハードウェアとしては、例えば、集積回路、ディスクリート回路、または、それらの回路を組み合わせたモジュールを利用可能である。
本発明は、上述の各実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する各実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10a…電子機器、12,12a…制御部、14…情報取得部、16…取付判定部、18…電力判定部、20…表示制御部、21…電源コネクタ、22…電源モジュール、24…警告表示部、26…ランプ、30…記憶部、32…フラッシュROM、34…RAM、36…HDD、40…USBコネクタ、60…外部機器、62…制御部、64…動作制御部、66…USB-SATAブリッジ部、70…USBコネクタ、80…記憶部、81…HDD、82…プラッタ、83…SMART情報、85…アクセス部、86…磁気ヘッド、87…フラッシュROM、89…RAM、90…USBケーブル、100,100a…電子機器システム、200…サーバ装置、201…携帯端末、202…制御部、204…表示部、205…電力判定部、209…記憶部、301…携帯端末、304…表示部、305…サーバ装置、309…テレビモニター、310…表示マーク、312…第1メッセージ、314…第2メッセージ

Claims (14)

  1. 電子機器であって、
    外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子と、
    前記電子機器の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得部と、
    前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定部と、
    前記電源情報と、前記取付判定部の判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定部と、を有する、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記電源情報は、電源投入回数であり、
    前記情報取得部は、前記電源投入回数を取得する取得動作を2回以上実行し、
    前記電力判定部は、前記取付判定部によって前記外部機器が前記電子機器から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、前記電源投入回数が予め定めた閾値以上増加した場合に、前記外部機器に供給される前記電力が不足していると判定する、電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記電源情報は、退避回数であり、
    前記情報取得部は、前記退避回数を取得する取得動作を2回以上実行し、
    前記電力判定部は、前記取付判定部によって前記外部機器が前記電子機器から取り外されていないという判定が成されているにも拘わらず、前記退避回数が予め定めた閾値以上増加した場合に、前記外部機器に供給される前記電力が不足していると判定する、電子機器。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電子機器であって、
    前記予め定めた閾値は、1である、電子機器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電子機器であって、さらに、
    前記外部機器の取り外しに関する情報を記憶する記憶部を有し、
    前記取付判定部は、前記取り外しに関する情報を用いて前記外部機器が前記電子機器から取り外されたか否かを判定する、電子機器。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電子機器であって、
    前記取付判定部は、前記外部機器との間の通信状態を用いて前記外部機器が前記電子機器から取り外されたか否かを判定する、電子機器。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の電子機器であって、さらに、
    前記電力判定部が前記外部機器に供給される電力が不足していると判定した場合に、警告を表示する警告表示部を有する、電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記外部機器に供給される電力が不足していると判定された場合において、
    前記電源情報が電源投入回数であり、前記電源投入回数の増加の程度が第1の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止することなく前記警告表示部によって第1警告を表示させ、
    前記電源投入回数の増加の程度が前記第1の場合よりも大きい第2の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止し、かつ、前記警告表示部によって前記第1警告とは異なる第2警告を表示させる、電子機器。
  9. 請求項7に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記外部機器に供給される電力が不足していると判定された場合において、
    前記電源情報が退避回数であり、前記退避回数の増加の程度が第1の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止することなく前記警告表示部によって第1警告を表示させ、
    前記退避回数の増加の程度が前記第1の場合よりも大きい第2の場合には、前記外部機器へのデータ送信を停止し、かつ、前記警告表示部によって前記第1警告とは異なる第2警告を表示させる、電子機器。
  10. 外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器が実行する電力判定方法であって、
    SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得工程と、
    前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定工程と、
    前記電源情報と、前記取付判定工程による判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定工程と、を備える、電力判定方法。
  11. 外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器が実行するコンピュータプログラムであって、
    SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得機能と、
    前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定機能と、
    前記電源情報と、前記取付判定機能による判定結果とを用いて、前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定機能と、をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
  12. 電子機器と、前記電子機器とデータの送受信できるサーバ装置と、を備える電子機器システムであって、
    前記電子機器は、
    外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子と、
    前記電子機器の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得部と、
    前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定部と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定部の判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記電子機器から前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定部を有する、電子機器システム。
  13. 外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器と、前記電子機器と前記データの送受信ができるサーバ装置と、を備える電子機器システムが実行する電力判定方法であって、
    前記電子機器が、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得工程と、
    前記電子機器が、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定工程と
    前記サーバ装置が、前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定工程の判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記電子機器から前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定工程と、を備える、電力判定方法。
  14. 外部機器との間でデータを送受信すると共に、電力を前記外部機器に供給するための端子を有する電子機器と、前記電子機器と前記データの送受信ができるサーバ装置と、を備える電子機器システムが実行するコンピュータプログラムであって、
    前記電子機器が、SMART情報が有する電源のON/OFFに関する電源情報を前記外部機器より取得する情報取得機能と、
    前記電子機器が、前記端子を介して取り付けられる前記外部機器が、前記電子機器から取り外されたか否かを判定する取付判定機能と
    前記サーバ装置が、前記電子機器から、前記電源情報と、前記取付判定機能による判定結果とを取得し、前記電源情報と前記判定結果とを用いて前記電子機器から前記外部機器に供給される電力が不足しているか否かを判定する電力判定機能と、をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
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