特許法第30条第2項適用 平成31年2月20日、平成31年2月20日、令和1年5月16日及び令和1年5月22日 個別営業を通じて公開 平成31年3月12日 http://www.irwebcasting.com/live/190312/01/index.htmlを通じて発表 平成31年3月13日 http://www.irwebcasting.com/live/190313/02/index.htmlを通じて発表 令和1年5月21日 http://www.irwebcasting.com/live/190521/03/index.htmlを通じて発表 平成31年3月22日、平成31年4月3日、及び令和1年5月30日 個人投資家向けオンライン会社説明会の結果報告を通じて公開
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の各端末装置で2以上の各ユーザが動画コンテンツを視聴中に、動画コンテンツと共に出力されているボタンが指示された場合に、情報処理装置は、端末装置からボタン識別子等を受信し、蓄積する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、端末装置で出力されている動画コンテンツに対するフィードバック情報を送信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、動画コンテンツと1以上のボタンとを表示すると共に、視聴者がボタンを指示したことに関するフィードバック情報を受信し、当該フィードバック情報に対応するボタンを他の視覚的に区別して出力することにより、視聴者のボタンへの指示を促進する端末装置とを具備する情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、例えば、端末装置では、他の視聴者により指示されたボタンを強調表示する場合について説明する。
また、本実施の形態において、例えば、ボタンを指示した人数により異なる表示態様となるボタンを出力する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、例えば、視聴者の感情の時間的な変化を考慮して、ボタンの表示が時間的に変化する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、例えば、複数の視聴者によるボタンの指示に対して、当該複数の視聴者の感情を重ね合わせた総合的な感情を視覚的に示すボタンを表示する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
なお、本実施の形態において、例えば、2以上の視聴者が動画コンテンツを視聴するタイミングは異なる。
また、ここでの視聴者の感情とは、視聴者の思い、視聴者の感想、視聴者の内面の情報等であり、広く解する。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、および2以上の端末装置2を備える。また、情報処理装置1と、2以上の各端末装置2とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置1は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置2は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報システムAを構成する端末装置2のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。
格納部11は、動画コンテンツ格納部111、ボタン情報格納部112、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。受信部12は、ボタン押下情報受信部121を備える。処理部13は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部132を備える。送信部14は、動画配信部141、ボタン情報送信部142、およびフィードバック情報送信部143を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
端末格納部21は、端末ボタン情報格納部211を備える。端末処理部23は、端末ボタン押下情報構成部231を備える。端末送信部24は、端末ボタン押下情報送信部241を備える。端末受信部25は、端末フィードバック情報受信部251を備える。端末出力部26は、端末動画コンテンツ出力部261、および端末ボタン出力部262を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する動画コンテンツ、後述するボタン情報、後述するボタン押下情報、後述する端末識別子である。
動画コンテンツ格納部111は、1または2以上の動画コンテンツが格納される。動画コンテンツとは、動画を有するコンテンツである。動画コンテンツは、通常、音声を有するが、音声を有さなくても良い。また、動画コンテンツの内容やデータ構造等は問わないことは言うまでもない。
ボタン情報格納部112には、1または2以上のボタン情報が格納される。ボタン情報格納部112の1以上のボタン情報は、通常、動画コンテンツに対応付けられている。但し、ボタン情報格納部112には、動画コンテンツの中の一部分である部分コンテンツに対応付けて1以上のボタン情報が格納されていても良い。
部分コンテンツは、例えば、1フィールド、予め決められた期間の複数フィールド(例えば、1秒間のフィールド群、10フィールド等)、論理的に区切られた複数フィールド(例えば、動画コンテンツの中の章単位、MPEGデータにおけるIフレームから次のIフレームの直前フレームまで等)である。部分コンテンツは、人手により動画コンテンツを区切った一部のコンテンツでも良いことは言うまでもない。
また、後述する処理部13が、動画コンテンツの連続する2以上のフィールドを検査し、予め決められた条件を満たすほど変化したフィールドの箇所を区切りのフィールドとして、動画コンテンツを区2以上の部分コンテンツに切っても良い。かかる場合、例えば、処理部13は、動画コンテンツの各フィールドからベクトルを構成し、連続する2つのフィールドの2つの各ベクトル間の距離を算出し、当該距離が閾値以上または閾値より大きい場合に、連続する2つのフィールドの前の一つのフィールドを前の部分コンテンツの最後のフィールドとし、連続する2つのフィールドの後の一つのフィールドを後の部分コンテンツの最初のフィールドとして、動画コンテンツを区切る処理を行う。また、例えば、処理部13は、動画コンテンツの各フィールドを画像認識(オブジェクト認識)し、各フィールド内の1以上のオブジェクト名を取得し、連続する2つの各フィールドの1以上のオブジェクト名が予め決められた条件を満たすほど変化した(単に異なることでも良いし、共通するオブジェクトが全く無いこと等でも良い)場合に、連続する2つのフィールドの前の一つのフィールドを前の部分コンテンツの最後のフィールドとし、連続する2つのフィールドの後の一つのフィールドを後の部分コンテンツの最初のフィールドとして、動画コンテンツを区切る処理を行う。なお、オブジェクト認識処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
なお、フィールドは、フレーム、画面と言っても良い。また、1以上のボタン情報が部分コンテンツに対応付けられている場合、出力されている動画コンテンツの部分やシーンにより、端末装置2で出力されるボタンが異なり、より精緻に視聴者の感情を把握できる。
また、ボタン情報とは、ボタンに関する情報である。ここでのボタンは、選択可能なユーザインターフェイス部品であれば良い。ここでのボタンは、画面上に表示されるボタンである。ここでのボタンは、例えば、通常の選択可能なボタンであるが、メニューを構成するメニュー項目、トグルスイッチのようなON/OFF切替可能なスイッチ等でも良い。ボタン情報は、端末装置2で出力されるボタンを構成するための情報である。ボタン情報は、例えば、端末装置2で出力されるボタンの画像であるボタン画像を有する。また、ボタン情報は、例えば、ボタン上に表示される文字列、ボタンのサイズを特定するサイズ情報、ボタンの背景色を特定する色情報、ボタンの形状を特定する形状情報等のボタンの1以上の属性値を有する。その他、ボタン情報の内容、データ構造等は問わない。動画コンテンツに対応付く1以上の各ボタン情報は、端末装置2で動画コンテンツが出力されている場合に、当該動画コンテンツと共に、端末装置2で出力されるボタンの情報である。
また、ボタン情報格納部112には、2以上のボタン情報が格納されていることは好適である。また、かかる2以上のボタン情報は、2つの関連するボタンに関する2つのボタン情報の1または2組以上の組であることは好適である。また、2つの関連するボタンは、例えば、視聴者のポジティブな見解または意見または感想等を示すためのポジティブボタンと、視聴者のネガティブな見解または意見または感想等を示すためのネガティブボタンであることは好適である。ポジティブボタンとネガティブボタンとの組は、例えば、後述するボタン「へぇ!」とボタン「既に知っている」の組、後述するボタン「わかりやすい」とボタン「わかりにくい」の組、後述するボタン「おもしろい」とボタン「つまらない」の組、ボタン「GOOD」とボタン「BAD」の組である。ポジティブボタンとネガティブボタンとの組は、反対の見解または意見または感想を示すための2つのボタンであることは好適である。
また、動画コンテンツと1以上のボタン情報との対応付けの方法は問わない。例えば、動画コンテンツを識別する1以上の各動画コンテンツ識別子と1以上のボタン情報を特定する1以上のボタン識別子とが対応付けて、格納されている。また、例えば、1以上の各動画コンテンツと1以上のボタン情報とがリンク付けられている。また、例えば、動画コンテンツ格納部111の動画コンテンツが一つであり、かつボタン情報格納部112に当該動画コンテンツの出力中に表示される1以上のボタンのボタン情報が格納されている。
なお、端末装置2において、1以上のボタンと動画コンテンツとは、通常、同じ画面に表示されるが、異なる画面に表示されても良い。
ボタン押下情報格納部113は、1以上のボタン押下情報が格納される。ボタン押下情報は、端末装置2において、ボタンが指示されたことを示す情報である。ボタン押下情報は、例えば、ボタン識別子とタイミングを特定するタイミング情報とを有する。タイミング情報は、例えば、フィールドを特定するフィールド識別子、動画コンテンツの開始からのオフセットを示す情報、動画コンテンツの開始時刻からの相対的な時刻を示す相対時刻情報、絶対的な時刻を示す絶対時刻情報等である。また、ボタン押下情報は、例えば、動画コンテンツ識別子、または端末識別子を有しても良い。なお、フィールド識別子は、画面を識別する画面識別子、フレームを識別するフレーム識別子と言っても良い。また、ボタンへの指示は、ボタンの押下、ボタンの選択等と言っても良い。
なお、端末識別子は、端末装置2を識別する情報である。端末識別子は、例えば、IPアドレス、MACアドレス等である。端末識別子は、ユーザを識別する情報であっても良い。端末識別子は、通常、情報処理装置1が端末装置2と通信するための情報である。また、格納部11の1以上の各端末識別子は、現在、動画コンテンツが出力されている端末装置2の識別子である。
端末識別子格納部114には、1または2以上の端末識別子が格納される。ここでの1以上の各端末識別子は、動画コンテンツを出力中の端末装置2の識別子である。また、ここでの1以上の各端末識別子は、動画コンテンツを配信すべき端末装置2の識別子である。
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、動作開始要求、フィードバック情報要求指示、後述するボタン押下情報である。
動作開始要求とは、動画コンテンツのダウンロードの要求である。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子、端末識別子を有する。
フィードバック情報要求指示とは、フィードバック情報の送信の指示である。フィードバック情報要求指示は、フィードバック情報を特定するための情報を有する。フィードバック情報を特定するための情報は、例えば、動画コンテンツ識別子とタイミング情報である。例えば、動画コンテンツ格納部111の動画コンテンツが一つだけの場合、フィードバック情報を特定するための情報は、例えば、タイミング情報である。タイミング情報は、例えば、フィールド識別子、部分コンテンツを識別する部分コンテンツ識別子である。受信部12は、フィードバック情報要求指示を、例えば、端末装置2または図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する。フィードバック情報要求指示を図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する場合、フィードバック情報要求指示は、フィードバック情報を送信する先の端末装置2を識別する端末識別子を有する。
ボタン押下情報受信部121は、ボタン押下情報を端末装置2から受信する。ボタン押下情報は、端末装置2において、ボタンが指示されたことを示す情報である。
ボタン押下情報は、視聴者が動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含む。ボタン押下情報は、例えば、タイミング情報を有する。タイミング情報は、通常、ボタンが指示された際に出力されていた動画コンテンツの中の画面を特定する情報である。ボタン押下情報は、例えば、出力されている動画コンテンツの動画コンテンツ識別子を有する。ボタン押下情報は、例えば、ボタン押下情報を送信してきた端末装置2の端末識別子を有しても良い。なお、視聴者がボタンを指示した際には、端末装置2では、通常、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている。
ボタン押下情報受信部121は、2以上の他端末装置から、異なるタイミングで、一の動画コンテンツと一のボタンとに対応する2以上のボタン押下情報を受信しても良い。なお、異なるタイミングでのボタン押下情報は、例えば、同一の動画コンテンツの中の異なるフィールドに対する同一のボタンへの指示を示す情報である。
ボタン押下情報受信部121は、一の動画コンテンツを構成する一の部分コンテンツの再生中に受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を、当該一の部分コンテンツとは異なる他の部分コンテンツの再生中に、受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を受信できることは好適である。かかる場合、端末装置2において、一の動画コンテンツの中の一の部分コンテンツの出力中と、他の部分コンテンツの再生中とで、異なるボタンが出力されている。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ボタン押下情報蓄積部131、構成部132等が行う処理である。各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に対応する動画コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得し、当該動画コンテンツの配信の準備を行うことである。また、各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に含まれる端末識別子を端末識別子格納部114に蓄積する処理である。
処理部13は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための画面情報を構成する。さらに詳細には、処理部13は、例えば、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。そして、処理部13は、取得した1以上のボタン情報を用いて、当該1以上のボタン情報に対応する1以上のボタンが表出した画面であり、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、例えば、HTML、XML等の記述言語により実現されているが、プログラム等の他の手段により実現されていても良い。つまり、画面情報の構造や実現手段等は問わない。また、処理部13が画面情報を構成する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、処理部13は、例えば、動作開始要求の受信をトリガーとして画面情報を構成しても良いし、予め画面情報を構成して、格納部11に蓄積しても良い。つまり、画面情報を構成するタイミングは問わないことは言うまでもない。
ボタン押下情報蓄積部131は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積する。
ボタン押下情報蓄積部131は、例えば、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、蓄積するボタン押下情報を構成し、当該構成したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積しても良い。つまり、受信されたボタン押下情報と蓄積されるボタン押下情報とは、データ構造、内容等が異なっていても良い。つまり、例えば、受信されたボタン押下情報が、ボタン識別子とタイミング情報(例えば、フィールド識別子、画面識別子)を有する場合、ボタン押下情報蓄積部131は、例えば、図示しない時計から日時情報を取得し、当該日時情報とボタン識別子とタイミング情報とを有するボタン押下情報を構成し、ボタン押下情報格納部113に蓄積しても良い。なお、受信されたボタン押下情報と蓄積されるボタン押下情報とは、例えば、動画コンテンツ識別子、端末識別子を有しても良い。
構成部132は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。
構成部132は、例えば、ボタン押下情報格納部113の1以上のボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。
フィードバック情報は、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報である
フィードバック情報は、例えば、1以上の各他端末装置2において、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが強調表示されるための情報である。なお、強調表示の態様は問わない。
フィードバック情報は、端末装置2で出力されるボタンの形状をそのまま示すボタン画像が含まれる情報でも良いし、端末装置2でボタン画像を構成するためのボタンの1以上の属性値(例えば、形状、色、文字列等)を有する情報でも良い。
フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子を有する。フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子と当該ボタンを指示した人数の情報とを有する。フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子で識別されるボタンの画像であるボタン画像を有する。フィードバック情報は、例えば、指示されたボタンの画面上での位置を特定する位置情報を有する。なお、かかるボタン画像は、通常時のボタン画像とは異なる画像であり、例えば、強調表示されたボタン画像である。なお、通常時とは、ボタン画像がフィードバック情報の影響を受けない時である、と言える。また、通常時とは、例えば、ボタン画像が強調表示されていない時と言える。
フィードバック情報は、例えば、タイミング情報を有する。フィードバック情報は、例えば、同一の動画コンテンツの出力の中の期間において、予め決められた条件を満たす期間(例えば、10フィールド、1秒などの期間)において、指示された一のボタンに対応するボタン押下情報の数を含む。
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、ボタンが指示された時からの当該ボタンを指示した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報である。なお、感情の変化は、例えば、ボタンを指示した後に、徐々に当該感情が弱まることである。
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、指示されたボタンのボタン識別子と2以上の視聴者の総合的な感情の程度を特定する程度情報とを有する。かかる場合、連続して構成される2以上のフィードバック情報は、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた2以上の視聴者の総合的な感情の変化を示す2以上のフィードバック情報である。
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、強調表示された2以上のボタン画像である。
構成部132は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、ボタン押下情報受信部121が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する。構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、強調の度合いが大きいボタン画像となるように、フィードバック情報を構成する。構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、濃い目立つ色の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きい輝度の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きいサイズの属性値を有するフィードバック情報を構成する。
構成部132は、例えば、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
構成部132は、例えば、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。なお、構成部132は、例えば、以下のように、感情の重ね合わせの処理を行う。つまり、構成部132は、例えば、同一時刻または同一フィールドまたは同一の部分コンテンツにおいて、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情のレベルの情報を用いて、総合的な感情のレベルを取得し、当該総合的な感情のレベルを有するフィードバック情報を構成したり、当該総合的な感情のレベルを表すボタン画像を有するフィードバック情報を構成したりする。また、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情のレベルの情報を用いて、総合的な感情のレベルを取得する処理は、例えば、2以上の感情のレベルの情報の加算、2以上の感情のレベルの情報の平均値の取得、2以上の感情のレベルの情報の中間値の取得、2以上の感情のレベルの情報の加重平均の取得等であり、演算は問わない。
構成部132は、例えば、端末装置2における動画コンテンツの出力のタイミングを特定するタイミング情報に対応する1以上のボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得し、1以上のボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する。
なお、構成部132がフィードバック情報を構成するタイミングは問わない。構成部132は、予め決められた時刻(例えば、毎日12:00)にフィードバック情報を構成しても良いし、ボタン押下情報が受信される毎にフィードバック情報を構成しても良いし、フィードバック情報の構成に利用されていないボタン押下情報が予め決められた条件を満たすほど多く蓄積された場合にフィードバック情報を構成しても良い。なお、予め決められた条件は、ボタン押下情報の全体数が閾値以上または閾値より多いこと、一のボタン識別子に対応するボタン押下情報の数が閾値以上または閾値より多いこと、一の動画コンテンツに対応するボタン押下情報の数が閾値以上または閾値より多いこと等である。
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、フィードバック情報である。なお、情報処理装置1は、動画コンテンツ、ボタン情報を送信しなくても良い。つまり、動画コンテンツ、ボタン情報の送信は、情報処理装置1とは異なる装置が行っても良い。また、ボタン情報は、送信されず、端末装置2が予め保持していても良い。かかる場合、動画配信部141、ボタン情報送信部142は不要である。
動画配信部141は、1または2以上の各端末装置2に動画コンテンツを配信する。動画配信部141は、ストリームである動画コンテンツを配信する。動画配信部141は、通常、連続する部分コンテンツを、順次、配信する。
ボタン情報送信部142は、動画配信部141が配信する動画コンテンツに対応する1以上のボタン情報を1または2以上の各端末装置2に送信する。ボタン情報送信部142は、動画コンテンツの配信前、または動画コンテンツの最初の配信時に、1以上のボタン情報を端末装置2に送信する。なお、1以上のボタン情報の配信のタイミングは問わない。
1以上のボタン情報が部分コンテンツに対応付いている場合、ボタン情報送信部142は、各部分コンテンツの配信に同期して、当該部分コンテンツに対応付いている1以上のボタン情報を送信することは好適である。かかることにより、端末装置2において、出力されているシーンに応じた適切なボタンが出力されることとなる。
フィードバック情報送信部143は、1以上の端末装置2に、構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。
フィードバック情報送信部143は、少なくとも1以上の他端末装置2に、構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。他端末装置2とは、ボタン押下情報を送信した端末装置2以外の端末装置2である。また、他端末装置2では、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている。なお、フィードバック情報送信部143は、ボタン押下情報を送信した端末装置2にもフィードバック情報を送信しても良い。また、フィードバック情報を受信した端末装置2では、フィードバック情報を用いて、例えば、対応するボタンが強調表示等される。
フィードバック情報送信部143は、構成部132が構成した2以上の各フィードバック情報を、順次、1以上の他端末装置に送信しても良い。
フィードバック情報送信部143は、端末装置2に構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。また、端末識別子はユーザ識別子と同じであっても良い。端末格納部21に、予め画面情報が格納されていても良い。
端末ボタン情報格納部211は、視聴者の感情を特定するボタンに関する1以上のボタン情報が格納される。端末ボタン情報格納部211の1以上のボタン情報は、例えば、情報処理装置1等の装置から受信された情報であるが、予め格納されている情報でも良い。なお、ここでの1以上のボタン情報は、例えば、通常時のボタンを構成するための情報である。また、1以上のボタン情報は、動画コンテンツまたは動画コンテンツ識別子に対応付いていても良いし、動画コンテンツの一部文である部分コンテンツを識別する部分コンテンツ識別子に対応付いていても良い。
端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、ボタンに対する指示(以下、適宜、「ボタン指示」と言う。)、動作開始要求である。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネル、リモコンなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面やリモコンによるもの等、何でも良い。端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末ボタン押下情報構成部231が行う処理である。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
端末ボタン押下情報構成部231は、端末受付部22がボタン指示を受け付けた場合に、ボタン指示に対するボタンを識別するボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、出力中の動画コンテンツの画面(フィールド)を識別する画面識別子を動画コンテンツから取得し、当該画面識別子を含むボタン押下情報を構成しても良い。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、端末受付部22がボタン指示を受け付けた時を特定するタイミング情報を取得し、当該タイミング情報を含むボタン押下情報を構成しても良い。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、出力中の動画コンテンツを識別する動画コンテンツ識別子を取得し、当該動画コンテンツ識別子を含むボタン押下情報を構成しても良い。
端末送信部24は、各種の指示や情報等を情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部23が構成した指示、端末受付部22が受け付けた指示や情報、端末ボタン押下情報、動作開始要求等である。
端末ボタン押下情報送信部241は、端末ボタン押下情報構成部231が構成したボタン押下情報を送信する。端末ボタン押下情報送信部241は、通常、ボタン押下情報を情報処理装置1に送信する。ただし、ボタン押下情報の送信先は、他の装置でも良い。ただし、ボタン押下情報の送信先が他の装置でも、通常、情報処理装置1にボタン押下情報が最終的には格納されている状態となる。
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、画面情報、フィードバック情報である。
端末フィードバック情報受信部251は、情報処理装置1からフィードバック情報を受信する。
端末出力部26は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部25が受信した情報、端末処理部23が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、動画コンテンツ、1以上のボタン、画面、フィードバック情報を用いて、視覚的に変更された1以上のボタンである。
端末出力部26は、一の動画コンテンツの出力中に、当該一の動画コンテンツに含まれる2以上の各部分コンテンツに応じて、異なる1以上のボタンが出力しても良い。また、例えば、端末出力部26は、一の動画コンテンツの出力中に、当該一の動画コンテンツに含まれる2以上の各部分コンテンツに対応する異なる1以上のボタン情報のセットにより構成される異なる1以上のボタンのセットを出力する。かかることにより、同じ動画コンテンツの中でも、異なる局面、異なるシーンにより、視聴者の異なる感情、感想、思い等の情報を得ることができる。また、かかることにより、異なる各部分コンテンツに応じた、視聴者の異なる感情、感想、思い等の情報を得ることができる。
ここで出力とは、通常、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影である。ただし、出力は、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
端末動画コンテンツ出力部261は、受信された動画コンテンツまたは格納している動画コンテンツを出力する。端末動画コンテンツ出力部261が格納されている動画コンテンツを出力する場合、動画配信部141は不要である。
端末ボタン出力部262は、ボタン情報格納部112の1以上のボタン情報を用いて、通常時の1以上のボタンを出力する。
また、端末ボタン出力部262は、端末フィードバック情報受信部251が受信したフィードバック情報を用いて、通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンを出力する。なお、通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、強調されたボタンである。なお、強調の仕方は問わない。通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、通常時のボタンの属性値と異なる属性値を有するボタンである。通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、通常時のボタンの色より目立つ色のボタン、通常時のボタンの輝度より大きい輝度の値のボタン、通常時のボタンより大きいボタン、通常時のボタンの文字列より目立つフォントの文字列のボタン等である。
なお、フィードバック情報がボタン画像を含む場合、端末ボタン出力部262は、当該ボタン画像を出力する。また、フィードバック情報がボタン画像を含まない場合、端末ボタン出力部262は、例えば、フィードバック情報が有するボタンの1以上の属性値を用いてボタン画像を構成し、当該ボタン画像を出力する。
端末ボタン出力部262は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、一のボタンが指示された視聴者の数に応じて、視覚的に異なるボタンを出力する。視聴者の数が多いほど、端末ボタン出力部262は、より目立つ態様のボタンを出力することは好適である。端末ボタン出力部262は、例えば、視聴者の数の情報を用いて、ボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を決定し、当該1以上の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。
端末ボタン出力部262は、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力することは好適である。端末ボタン出力部262は、例えば、受信されたフィードバック情報に含まれる2以上のボタン画像であり、徐々に立たないボタンとなる2以上の各ボタン画像を順に出力する。また、端末ボタン出力部262は、例えば、徐々に立たないボタンとなるように、ボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を変更しながら、2以上のボタン画像を構成し、当該2以上の各ボタン画像を順に出力する。
端末ボタン出力部262は、例えば、2以上の各端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力する。端末ボタン出力部262は、例えば、受信されたフィードバック情報に含まれる2以上のボタン画像であり、視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のボタン画像であり、徐々に立たないボタンとなる2以上の各ボタン画像を順に出力する。また、端末ボタン出力部262は、例えば、徐々に立たないボタンとなるように、かつ視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を変更しながら、2以上のボタン画像を構成し、当該2以上の各ボタン画像を順に出力する。
格納部11、動画コンテンツ格納部111、ボタン情報格納部112、ボタン押下情報格納部113、端末識別子格納部114、端末格納部21、および端末ボタン情報格納部211は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、ボタン押下情報受信部121、端末受信部25、および端末フィードバック情報受信部251は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、ボタン押下情報蓄積部131、構成部132、端末処理部23、および端末ボタン押下情報構成部231は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部14、動画配信部141、ボタン情報送信部142、フィードバック情報送信部143、端末送信部24、および端末ボタン押下情報送信部241は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末出力部26、端末動画コンテンツ出力部261、および端末ボタン出力部262は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、図4のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第一の動作例について説明する。第一の動作例は、情報処理装置1が動画コンテンツとボタン情報を含む画面情報とフィードバック情報とを端末装置2に送信する場合の動作例である。
(ステップS401)受信部12は、動作開始要求を受信したか否かを判断する。動作開始要求を受信した場合はステップS402に行き、動作開始要求を受信しなかった場合はステップS416に行く。
(ステップS402)処理部13は、ステップS401で受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。
(ステップS403)処理部13は、ステップS402で取得した1以上のボタン情報を用いて、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
(ステップS404)ボタン情報送信部142は、動作開始要求を送信してきた端末装置2に、ステップS403で構成した画面情報を送信する。
(ステップS405)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS406)処理部13は、ステップS401で受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの一部分のコンテンツである部分コンテンツであり、動作開始要求を送信してきた端末装置2に配信すべきi番目の部分コンテンツが存在するか否かを判断する。なお、部分コンテンツは、例えば、1フィールド(動画の1画面)と当該フィールドに対応する音声情報である。また、部分コンテンツは、例えば、予め決められた期間の連続する複数フィールドと当該複数フィールドに対応する音声情報である。なお、部分コンテンツの量は問わない。
(ステップS407)処理部13は、i番目の部分コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得する。
(ステップS408)動画配信部141は、ステップS407で取得されたi番目の部分コンテンツを、動作開始要求を送信してきた端末装置2に送信する。
(ステップS409)処理部13は、i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報が格納部11に存在するか否かを判断する。i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報が存在すればステップS410に行き、存在しなければステップS412に行く。なお、かかるフィードバック情報は、ここでは、事前に構成部132が取得し、格納部11に蓄積した情報である。
(ステップS410)処理部13は、i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報を格納部11から取得する。
(ステップS411)フィードバック情報送信部143は、ステップS410で取得されたフィードバック情報を、動作開始要求を送信してきた端末装置2に送信する。
(ステップS412)ボタン押下情報受信部121は、端末装置2からボタン押下情報を受信したか否かを判断する。ボタン押下情報を受信した場合はステップS413に行き、ボタン押下情報を受信しなかった場合はステップS415に行く。
(ステップS413)ボタン押下情報蓄積部131は、ステップS412で受信されたボタン押下情報を用いて、蓄積するボタン押下情報を構成する。
(ステップS414)ボタン押下情報蓄積部131は、ステップS413で構成したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積する。
(ステップS415)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS406に戻る。
(ステップS416)処理部13は、フィードバック情報の構成のタイミングであるか否かを判断する。フィードバック情報の構成のタイミングであればステップS417に行き、フィードバック情報の構成のタイミングでなければステップS401に戻る。なお、フィードバック情報の構成のタイミングは、例えば、予め決められた時刻(例えば、毎日12:00)、ボタン押下情報を受信した場合、受信されたボタン押下情報であり、フィードバック情報の構成に使用されていないボタン押下情報が予め決められた条件を満たすほど多くボタン押下情報格納部113に蓄積された場合等である。また、フィードバック情報の構成のタイミングは、部分コンテンツの送信の都度でも良い。なお、フィードバック情報の構成のタイミングは問わない。
(ステップS417)構成部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS418)構成部132は、i番目の動画コンテンツが動画コンテンツ格納部111に存在するか否かを判断する。i番目の動画コンテンツが存在する場合はステップS419に行き、存在しない場合はステップS401に戻る。
(ステップS419)構成部132は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS420)構成部132は、i番目の動画コンテンツの中の、j番目の処理単位が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位が存在する場合はステップS421に行き、j番目の処理単位が存在しない場合はステップS427に行く。なお、処理単位とは、フィードバック情報を構成する単位である。処理単位は、例えば、1フィールド、予め決められた時間の複数のフィールド、論理的に区切られた複数フィールド等である。
(ステップS421)構成部132は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS422)構成部132は、j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報が存在する場合はステップS423に行き、存在しない場合はステップS426に行く。なお、j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報は、i番目の動画コンテンツに対応するk番目のボタン情報でも良い。
(ステップS423)構成部132は、i番目の動画コンテンツのj番目の処理単位のk番目のボタン情報に対応するフィードバック情報を構成する。かかるフィードバック情報構成処理の例について、図7、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS424)構成部132は、ステップS423で構成したフィードバック情報を、i番目の動画コンテンツ、j番目の処理単位、k番目のボタン情報に対応付けて、格納部11に蓄積する。例えば、構成部132は、ステップS423で構成したフィードバック情報を、i番目の動画コンテンツのi番目の動画コンテンツ識別子、j番目の処理単位であるj番目の画面識別子、k番目のボタン識別子に対応付けて、格納部11に蓄積する。
(ステップS425)構成部132は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS422に戻る。
(ステップS426)構成部132は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS420に戻る。
(ステップS427)構成部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS418に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、構成部132がフィードバック情報を構成し、蓄積するタイミングは問わない。
また、図4のフローチャートにおいて、画面情報の取得、送信の処理は、情報処理装置1が行うのではなく、他の装置が行っても良いし、端末装置2で画面情報が予め格納されていても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、動画コンテンツの配信処理は、他の装置が行っても良いし、端末装置2で動画コンテンツが予め格納されていても良い。なお、かかる場合の情報処理装置1の処理例について、図5、図6のフローチャートを用いて説明する。
さらに、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、図5のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第二の動作例について説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
図5のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、端末装置2への動画コンテンツの配信は行わない。図示しない動画コンテンツの配信装置が端末装置2への動画コンテンツの配信を行う。そして、端末装置2での動画コンテンツの出力と同期するように、情報処理装置1がフィードバック情報を端末装置2に送信する。また、図5のフローチャートにおいて、動画コンテンツとフィードバック情報との同期は、受信部12が継続してフィードバック情報要求指示を受信することにより実現する。
(ステップS501)受信部12は、フィードバック情報要求指示を受信したか否かを判断する。フィードバック情報要求指示を受信した場合はステップS410に行き、フィードバック情報要求指示を受信しなかった場合は、ステップS416に行く。なお、フィードバック情報要求指示は、例えば、端末装置2または図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する。なお、例えば、フィードバック情報要求指示に含まれる動画コンテンツ識別子とタイミング情報に対応するフィードバック情報が取得され、端末装置2に送信される。
なお、図5のフローチャートにおいて、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示を送信してきた端末装置2に、フィードバック情報を送信する。また、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示を送信してきた動画コンテンツの配信装置経由で、端末装置2に、フィードバック情報を送信する。また、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示に含まれる端末識別子で識別される端末装置2に、フィードバック情報を送信する。
また、図5のフローチャートにおいて、画面情報の構成、および送信の処理(ステップS402からステップS404までの処理)を、情報処理装置1が行っても良い。
しても良い。
さらに、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、図6のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第三の動作例について説明する。なお、図6のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
図6のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、端末装置2への動画コンテンツの配信は行わない。また、ここでは、図示しない動画コンテンツの配信装置が端末装置2への動画コンテンツの配信を行う。そして、端末装置2での動画コンテンツの出力と同期するように、情報処理装置1がフィードバック情報を端末装置2に送信する。また、図6のフローチャートにおいて、動画コンテンツとフィードバック情報との同期は、情報処理装置1の中でタイミングを図ってフィードバック情報を端末装置2に送信することにより実現する。
(ステップS601)処理部13は、フィードバック情報を送信するi番目のタイミングであるか否かを判断する。i番目のタイミングであればステップS409に行き、i番目のタイミングでなければステップS401に戻る。なお、処理部13は、図示しない内部時計の時刻情報を取得し、当該時刻情報を用いて、フィードバック情報を送信するi番目のタイミングであるか否かを判断する。例えば、60フィールド/秒の動画コンテンツで有り、1フィールド毎に、フィードバック情報を送信する可能性がある場合、情報処理装置1は、1/60秒ごとに、ステップS601からステップS415のループが回るようにする。また、情報処理装置1は、1秒ごとにフィードバック情報を送信する可能性がある場合、情報処理装置1は、1秒ごとに、ステップS601からステップS415のループが回るようにする。
なお、図6のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、画面情報の構成、および送信処理を行わなくても良い。画面情報の構成、および送信処理は、他の装置が行っても良い。また、端末装置2が予め画面情報を保持していても良い。
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS423のフィードバック情報構成処理の第一の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)構成部132は、初期化処理を行う。初期化処理は、ここでは、カウンタiに0を代入し、変数「スコア」に0を代入することである。なお、変数「スコア」は上述した程度情報の例である。
(ステップS702)構成部132は、i番目前のタイミングに対する押下者(対象となるボタンに対する指示を入力した視聴者)の数をスコアに参入するか否かを判断する。参入する場合はステップS703に行き、参入しない場合はステップS708に行く。なお、どの程度前のタイミングのボタンへの指示を考慮するか否かは予め決められており、かかる情報(通常、自然数)は、格納部11に格納されている、とする。また、i番目前のタイミングとは、着目している処理単位(ステップS420のj番目の処理単位)のi番目前の処理単位である。
(ステップS703)構成部132は、i番目前のタイミングに対応するボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得する。なお、i番目前のタイミングは、例えば、i番目前のフィールド、i番目前の部分コンテンツである。
(ステップS704)構成部132は、ステップS703で取得したボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS705)構成部132は、ステップS704で取得したボタン押下情報の数を用いて、i番目前のタイミングに対応するスコアを取得する。なお、かかるスコアは、ボタン押下情報の数が多いほど、高いスコアである。また、スコアは、ボタン押下情報の数が、0と1以上とで異なるだけでも良い。
(ステップS706)構成部132は、変数「スコア」に、ステップS705で取得したスコアを加算する。
(ステップS707)構成部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
(ステップS708)構成部132は、変数「スコア」の値に応じた当該ボタンの1以上の属性値を取得する。なお、1以上の属性値は、通常、変数「スコア」の値が大きいほど、強調表示されるボタンとなるようなボタン情報に含まれる属性値である。例えば、構成部132は、変数「スコア」の値が大きいほど、目立つ色のボタンとなるような色の属性値を取得する。例えば、構成部132は、変数「スコア」の値が大きいほど、大きなサイズのボタンとなるような色の属性値を取得する。
なお、例えば、構成部132は、変数「スコア」の値に対応付いた1以上の属性値を管理する属性値管理表から1以上の属性値を取得する。また、例えば、構成部132は、変数「スコア」の値をパラメータとする演算式に、変数「スコア」の値を代入し、属性値を取得する。また、かかる属性値管理表、演算式は、格納部11に格納されている、とする。
(ステップS709)構成部132は、ステップS708で取得した1以上の属性値を用いて、フィードバック情報を構成する。上位処理にリターンする。構成部132は、例えば、ステップS708で取得した1以上の属性値を含むフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、ステップS708で取得した1以上の属性値を用いて、ボタン画像を生成し、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を構成する。
なお、図7のフローチャートにおいて、ボタン押下情報の数ではなく、ボタン押下情報が存在するか存在しないかに応じて、スコアを取得しても良い。また、構成部132は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、またはボタン押下情報が存在する場合ほど、大きなスコアを取得する。
次に、ステップS423のフィードバック情報構成処理の第二の例について、図8フローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)構成部132は、対応する1以上のボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得する。なお、対応する1以上のボタン押下情報とは、図4、図5、図6のフローチャートのi番目の動画コンテンツ、j番目の処理単位、k番目のボタン情報に対応付けられている1以上のボタン押下情報である。
(ステップS802)構成部132は、ステップS801で取得したボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS803)構成部132は、ステップS802で取得したボタン押下情報の数に対応するボタンの1以上の属性値を取得する。なお、1以上の属性値は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、強調表示されるボタンとなるようなボタン情報に含まれる属性値である。例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数が多いほど、目立つ色のボタンとなるような色の属性値を取得する。例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数が多いほど、大きなサイズのボタンとなるような色の属性値を取得する。
なお、例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数またはボタン押下情報の数の幅に対応付いた1以上の属性値を管理する属性値管理表から1以上の属性値を取得する。また、例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数をパラメータとする演算式に、ボタン押下情報の数を代入し、属性値を取得する。また、かかる属性値管理表、演算式は、格納部11に格納されている、とする。
(ステップS804)構成部132は、ステップS803で取得した1以上の属性値を用いて、フィードバック情報を構成する。上位処理にリターンする。構成部132は、例えば、ステップS803で取得した1以上の属性値を含むフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、ステップS803で取得した1以上の属性値を用いて、ボタン画像を生成し、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を構成する。
なお、図8のフローチャートにおいて、ボタン押下情報の数ではなく、ボタン押下情報が存在するか存在しないかに応じて、1以上の属性値を取得しても良い。また、構成部132は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、またはボタン押下情報が存在する場合ほど、ボタンの表示が目立つ表示となるような属性値を取得する。
次に、端末装置の動作例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)端末受付部22は、動作開始要求を受け付けたか否かを判断する。動作開始要求を受け付けた場合はステップS902に行き、動作開始要求を受け付けなかった場合はステップS901に戻る。
(ステップS902)端末処理部23は、ステップS901で受け付けられた動作開始要求を用いて、送信する動作開始要求を構成する。端末処理部23は、例えば、端末格納部21の端末識別子を読み出し、当該端末識別子とステップS901で受け付けられた動作開始要求が有する動画コンテンツ識別子とを有する動作開始指示を構成する。
(ステップS903)端末送信部24は、ステップS902で構成された動作開始要求を送信する。端末送信部24は、例えば、情報処理装置、または図示しない動画コンテンツの配信装置、または情報処理装置と図示しない動画コンテンツの配信装置とに動作開始要求を送信する。
(ステップS904)端末受信部25は、画面情報を受信したか否かを判断する。画面情報を受信した場合はステップS905に行き、画面情報を受信しなかった場合はステップS904に戻る。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
(ステップS905)端末処理部23は、ステップS904で受信された画面情報を用いて、画面を構成する。また、端末処理部23は、ステップS904で受信された画面情報を端末ボタン情報格納部211に蓄積する。
(ステップS906)端末出力部26は、ステップS905で構成された画面を出力する。
(ステップS907)端末受信部25は、部分コンテンツを受信したか否かを判断する。部分コンテンツを受信した場合はステップS908に行き、部分コンテンツを受信しなかった場合はステップS915に行く。
(ステップS908)端末動画コンテンツ出力部261は、ステップS906で出力された画面の中の予め決められた領域にステップS907で受信された部分コンテンツを出力する。
(ステップS909)端末フィードバック情報受信部251は、フィードバック情報を受信したか否かを判断する。フィードバック情報を受信した場合はステップS910に行き、フィードバック情報を受信しなかった場合はステップS912に行く。
(ステップS910)端末処理部23は、受信されたフィードバック情報からボタン情報を取得する。そして、端末処理部23は、ボタン情報を用いて、出力するボタンを構成する。なお、構成されたボタンは、通常、ボタン画像である。
(ステップS911)端末ボタン出力部262は、ステップS909で構成されたボタンを出力する。
(ステップS912)端末受付部22は、出力されている1以上のボタンの中の、いずれかのボタンに対する指示であるボタン指示を受け付けたか否かを判断する。ボタン指示を受け付けた場合はステップS913に行き、ボタン指示を受け付けなかった場合はステップS907に戻る。
(ステップS913)端末ボタン押下情報構成部231は、ステップS911で受け付けられたボタン指示に対応するボタンのボタン識別子を取得し、当該ボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する。
端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、ステップS911で受け付けられたボタン指示に対応するボタンのボタン識別子を取得し、かつ出力中の動画コンテンツの中のタイミングを特定するタイミング情報(例えば、フィールド識別子、画面識別子等)を取得し、当該ボタン識別子と当該タイミング情報とを有するボタン押下情報を構成する。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、端末格納部21の端末識別子を取得し、当該端末識別子をも有するボタン押下情報を構成しても良い。
(ステップS914)端末ボタン押下情報送信部241は、ステップS913で構成されたボタン押下情報を情報処理装置1に送信する。ステップS907に戻る。
(ステップS915)端末処理部23は、受信してきた動画コンテンツの受信が終了したか否かを判断する。動画コンテンツの受信が終了した場合はステップS901に戻り、動画コンテンツの受信が終了していない場合はステップS907に戻る。なお、端末処理部23は、例えば、受信された部分コンテンツの中に終了信号が含まれる場合に、動画コンテンツの受信が終了した、と判断する。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、動画コンテンツ格納部111には、図10に示す動画コンテンツ管理表が格納されている、とする。動画コンテンツ管理表は、配信対象の動画コンテンツを管理する表である。動画コンテンツ管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「コンテンツ名」「動画コンテンツ」を有する1または2以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「コンテンツ名」は動画コンテンツの再生中に、端末装置2で出力される動画のタイトルである。「動画コンテンツ」は動画コンテンツそのものである。動画コンテンツは、通常、ストリームデータである。動画コンテンツは、例えば、MPEG形式のデータであるが、データ構造等は問わないことは言うまでもない。
また、ボタン情報格納部112には、図11に示すボタン情報管理表が格納されている。ボタン情報管理表は、ボタン情報を管理する表である。ボタン情報管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「ボタン情報」を有する1または2以上のレコードを有する。「動画コンテンツ識別子」は、端末装置2で出力されるボタンのボタン情報に対応する動画コンテンツを識別する情報である。「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」は、端末装置2で出力されるボタンのボタン情報に対応する動画コンテンツと部分コンテンツとを識別する情報である。「ボタン情報」は、「ボタン識別子」「文字列」「形状」「色」等を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「文字列」はボタンの上に配置される文字列、「形状」はボタンの形状、「色」はボタンの通常時の色である。なお、「部分コンテンツ識別子」の値がNULL「-」である場合、ボタン情報は「動画コンテンツ識別子」にのみ対応付いていることを示す。
図11の「ID=1」のレコードにおいて、ボタン情報は、動画コンテンツ識別子のみに対応付いている。つまり、動画コンテンツ識別子「C1」の動画コンテンツの再生中に出力されるボタンは同じである。また、「ID=2」のレコードにおいて、ボタン情報は、動画コンテンツ識別子および部分コンテンツ識別子に対応付いている。つまり、動画コンテンツ識別子「C2」の動画コンテンツの再生中に出力されるボタンは動画コンテンツの部分に応じて変化する。なお、「ID=2」のレコードにおいて、部分コンテンツ識別子「P21」「P22」は、例えば、一フィールドを特定するフィールド識別子でも良いし、複数のフィールドを特定する識別子でも良い。また、部分コンテンツ識別子「P21」「P22」がフィールド識別子であり、連続していないフィールドのフィールド識別子である場合、フィールド識別子「P21」から「P22」の直前のフィールドの出力中は、ボタン識別子「B21」「B22」で識別される2つのボタンが端末装置2で出力され、フィールド識別子「P22」で識別されるフィールド以降の出力中は、ボタン識別子「B23」「B24」「B25」で識別される3つのボタンが端末装置2で出力されることを示す。
また、ボタン押下情報格納部113には、図12に示す構造を有するボタン押下情報管理表が格納されている。ボタン押下情報管理表は、ボタン押下情報を管理する表である。ボタン押下情報管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「タイミング情報」「ボタン識別子」「端末識別子」「日時情報」を有する1または2以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「動画コンテンツ識別子」は、ボタンが指示された際に端末装置2で出力されていた動画コンテンツを識別する情報である。「部分コンテンツ識別子」は、ボタンが指示された際に端末装置2で出力されていた部分コンテンツを識別する情報である。「タイミング情報」は、ボタンが指示された際に出力されていた動画コンテンツ中の時点を特定する情報であり、ここでは、画面識別子(ここでは、フィールド識別子と同意義)である、とする。「ボタン識別子」は視聴者により指示されたボタンの識別子である。「端末識別子」はボタン押下情報を送信した端末装置2の識別子である。「日時情報」は、情報処理装置1がボタン押下情報を受信した日時を特定する情報、または端末装置2からボタン押下情報が送信された日時を特定する情報である。
そして、図12において、端末識別子「T01」「T02」等で識別される端末装置2の視聴者が、動画コンテンツ識別子「C1」「C2」等で識別される動画コンテンツを閲覧中に、ボタンを指示して、端末装置2から送信されたボタン押下情報に基づいて、多数のボタン押下情報がボタン押下情報管理表に蓄積された、とする。かかる蓄積処理については、上述したので、ここでの詳細な説明は省略する。
さらに、格納部11には、図13に示す画面情報の雛形が格納されている、とする。画面情報の雛形とは、画面情報の元になる情報である。画面情報は、動画コンテンツを出力するための画面であり、1以上の選択可能なボタンが表示される画面を構成する情報である。図13において、1301は、動画コンテンツが出力される領域である。1302は、1以上のボタンが出力される領域である。
かかる状況において、視聴者Aは、端末装置2に対して、動画コンテンツ識別子「C1」により識別される動画コンテンツを指定して、動作開始要求を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、動画コンテンツ識別子「C1」を有する動作開始要求を受け付ける。そして、端末処理部23は、当該端末格納部21の端末識別子「T05」を読み出し、当該端末識別子「T05」と受け付けられた動作開始要求が有する動画コンテンツ識別子「C1」とを有する動作開始指示を構成する。次に、端末送信部24は、構成された動作開始要求を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、端末装置2から、動画コンテンツ識別子「C1」、端末識別子「T05」を有する動作開始要求を受信する。
次に、処理部13は、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子「C1」と対になる1以上のボタン情報をボタン情報管理表(図11)から取得する。なお、かかる1以上のボタン情報は、ボタン識別子「B11」「B12」「B13」「B14」「B15」「B16」で識別される6つのボタン情報である。次に、処理部13は、6つのボタン情報を用いて、ボタンの画像である6つのボタン画像を構成する。次に、処理部13は、6つのボタン画像を図13の画像情報の雛形の1302に貼り付け、送信する画面情報を構成する。次に、ボタン情報送信部142は、端末識別子「T05」で識別される端末装置2に、構成した画面情報を送信する。
次に、当該端末装置2の端末受信部25は、画面情報を受信する。次に、端末処理部23は、受信された画面情報を用いて、画面を構成する。また、端末処理部23は、受信された画面情報を端末ボタン情報格納部211に蓄積する。次に、端末出力部26は、構成された画面を出力する。かかる画面例は、図14である。図14において、図13における1302の領域に6つのボタン(1401)が表出している。
次に、処理部13は、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの最初の部分コンテンツとコンテンツ名「オンライン会社説明会」とを動画コンテンツ格納部111から取得する。そして、動画配信部141は、取得された部分コンテンツを、当該端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、最初の部分コンテンツを受信する。そして、端末動画コンテンツ出力部261は、画面の中の予め決められた1301の領域に受信された部分コンテンツを出力する。かかる出力例は、図15である。図15において、動画コンテンツ1501がコンテンツ名「オンライン会社説明会」(1502)と共に出力されている。
以上の処理を繰り返し、動画コンテンツ識別子「C1」の部分コンテンツが、順次、情報処理装置1から端末装置2に送信され、端末装置2は、順次、部分コンテンツを受信し、出力する。
以後の処理について、以下の3つの具体例について説明する。3つの各具体例の違いは、フィードバック情報が違うことによる、端末装置2でのボタンの表示態様が異なる点である。
具体例1は、一のボタン押下情報が一のフィードバック情報に対応し、いずれか1以上の視聴者が指示したボタンが概ね指示したタイミングで、他の視聴者の端末装置2において当該ボタンが強調表示される場合である。そして、具体例1は、一人以上の視聴者が指示したボタンが強調表示される。
具体例2は、端末装置2におけるボタンの強調表示が時間的に変化する場合である。つまり、例えば、フィードバック情報が時間的に変化する2以上のボタン画像を含み、当該2以上のボタン画像が端末装置2において、順次、出力される場合である。
具体例3は、2以上の視聴者の感情が重ね合わせられ、かつ時間的にボタンの表示が変化する場合である。つまり、例えば、フィードバック情報が、複数の視聴者からのボタンへの指示に基づいて構成された時間的に変化する2以上のボタン画像を含み、当該2以上のボタン画像が端末装置2において、順次、出力される場合である。
(具体例1)
上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「0128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、128番目の部分コンテンツ(ここでは、フィールド)に対応するフィードバック情報(ここでは、ボタン識別子「B11」)を、図12のボタン押下情報管理表から取得する。なお、ここでは、フィードバック情報は、ボタン押下情報の一部であり、「ボタン識別子」を有する、とする。また、ここでは、処理部13は、タイミング情報「0128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した。
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報「B11」を、当該端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、フィードバック情報「B11」を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報「B11」から強調表示されるボタン情報を構成する。つまり、端末処理部23は、図16の1601を構成する。そして、端末ボタン出力部262は、ボタン識別子「B11」が配置されている領域に、構成されたボタン1601を出力する。以上より、図15の画面の1503の「へえ!」のボタンの色がグレーから赤に変わる。つまり、図15の画面の1503の「へえ!」のボタンが図16の1602から1601の強調表示されたボタンに変わる。
なお、具体例1において、ボタン押下情報の一部であるフィードバック情報「B11」に基づいて、端末装置2が強調表示されるボタン画像を構成したが、ボタン画像の構成は、情報処理装置1が行い、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を端末装置2に送信し、端末装置2では、当該ボタン画像を受信し、出力しても良い。
また、端末装置2は、一度、変更したボタン画像は、継続して、予め決められた時間(例えば、3秒、60フレーム等)、出力することは好適である。
以上、具体例1において、視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、感情が発生した旨を、他の視聴者の端末装置2の画面上に表現できる。これにより、他の視聴者にボタンへの指示を促すことができる。
(具体例2)
具体例1と同様に、上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「0128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「0128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。
次に、構成部132は、ボタン押下情報「B11」と対になるボタンの属性値(文字列「へえ!」、矩形の形状、色「グレー」等)を図11の表から取得し、当該ボタンの属性値を用いて、図17の通常時のボタン画像1701を構成する。次に、構成部132は、通常時のボタン画像1701を最も強調した色の色情報(Co1)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co1)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、最も強調したボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図17の1702である。次に、構成部132は、1702のボタン画像より、少し強調の度合を少なくした色の色情報(Co2)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co2)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタンは図17の1703である。次に、1703のボタン画像より、少し強調の度合を少なくした色の色情報(Co3)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co3)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタンは図17の1704である。さらに、構成部132は、通常時のボタン画像1705を取得する。そして、構成部132は、ボタン画像1702、1703、1704、1705が順に出力されるように、フィードバック情報を構成する。フィードバック情報は、例えば、ボタン画像1702、1703、1704、1705と、各画像を表示しておく時間情報(例えば、5秒等)と、ボタン識別子「B11」とを有する。
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報を、当該端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、ボタン画像1702、1703、1704、1705を含むフィードバック情報を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報に含まれるボタン識別子「B11」から強調表示されるボタンの位置を特定する。
次に、端末ボタン出力部262は、かかるボタンの位置に、ボタン画像1702、1703、1704、1705を、受信された時間情報が示す時間(例えば、5秒等)ごとに切り替えて、出力する。そして、最後には、ボタン画像1705のグレーのボタンが表示されることとなる。
なお、具体例2において、ボタン押下情報に基づいて、ボタン画像を含むフィードバック情報が情報処理装置1で構成された。しかし、フィードバック情報がボタン識別子「B11」を含み、ボタン画像を含まない場合、端末装置2が、ボタン識別子「B11」に基づいて、ボタン画像1702、1703、1704、1705を生成し、順次、出力しても良い。
また、具体例2において、受信された時間情報を用いて、ボタン画像1702、1703、1704、1705の各々が出力されている時間が決定された。しかし、時間情報が受信されなくとも、端末装置2が予め決められた時間、ボタン画像1702、1703、1704、1705の各々を出力しても良い。つまり、端末ボタン出力部262は、段階的に変化するボタン画像1702、1703、1704、1705を、順に出力すれば良く、出力の時間、出力の方法等は問わない。また、段階的な変化は、例えば、強調の度合いが弱まる変化である。
以上、具体例2において、視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、感情が発生、および感情の変化を、他の視聴者の端末装置2の画面上に表現できる。これにより、他の視聴者にボタンへの指示を適切に促すことができる。
(具体例3)
具体例1と同様に、上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。なお、かかる情報の取得は、図12の表の「ID=100」に対応する。
そして、構成部132は、「ID=100」のレコードを用いて、タイミング情報「128」で特定されるタイミングで、1つのボタン押下情報に対応する最大のスコア「3」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「129」で特定されるタイミングでスコア「2」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「130」で特定されるタイミングでスコア「1」を得る。さらに、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「131」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。なお、ボタン押下情報が存在するタイミングに与えるスコア「3」、および1つタイミングが進む毎にスコアが1、減ることを示す情報は格納部11に格納されている、とする。
また、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「129」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「129」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。なお、かかる情報の取得は、図12の表の「ID=101」に対応する。
そして、構成部132は、「ID=101」のレコードを用いて、タイミング情報「129」で特定されるタイミングで、1つのボタン押下情報に対応する最大のスコア「3」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「130」で特定されるタイミングでスコア「2」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「131」で特定されるタイミングでスコア「1」を得る。さらに、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「132」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。
次に、構成部132は、「ID=100」「ID=101」の2つのコードに基づくスコアを合算し、タイミング情報「128」で特定されるタイミングでスコア「3」、タイミング情報「129」で特定されるタイミングでスコア「5」、タイミング情報「130」で特定されるタイミングでスコア「3」、タイミング情報「131」で特定されるタイミングでスコア「1」、タイミング情報「132」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。
次に、構成部132は、スコア「3」に対応する色情報(CoA)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoA)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「128」と破線で繋がっているボタン画像である。また、スコア「5」に対応する色情報(CoB)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoB)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「129」と破線で繋がっているボタン画像である。また、スコア「3」に対応する色情報(CoA)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoA)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「130」と破線で繋がっているボタン画像である。また、構成部132は、スコア「1」に対応する色情報(CoC)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoC)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「131」と破線で繋がっているボタン画像である。さらに、構成部132は、スコア「0」に対応する色情報(グレー)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(グレー)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「132」と破線で繋がっているボタン画像である。
次に、構成部132は、図18の右列の5つのボタン画像が順に出力されるように、フィードバック情報を構成する。フィードバック情報は、例えば、5つのボタン画像と、ボタン識別子「B11」とを有する。
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報を、当該端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、5つのボタン画像を含むフィードバック情報を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報に含まれるボタン識別子「B11」から強調表示されるボタンの位置を特定する。
次に、端末ボタン出力部262は、かかるボタンの位置に、5つのボタン画像を、順に、切り替えながら出力する。そして、最後には、グレーのボタン画像が表示されることとなる。
なお、具体例3において、ボタン押下情報に基づいて、5つのボタン画像を含むフィードバック情報が情報処理装置1で構成された。しかし、フィードバック情報がタイミングごとのスコアとボタン識別子「B11」を含み、ボタン画像を含まない場合、端末装置2が、タイミングごとのスコアとボタン識別子「B11」とに基づいて、5つのボタン画像を生成し、順次、出力しても良い。
また、具体例2と同様、端末ボタン出力部262は、段階的に変化する複数のボタン画像を、順に出力すれば良く、出力の時間、出力の方法等は問わない。また、段階的な変化は、例えば、強調の度合いが弱まる変化である。
以上、具体例3において、複数の視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、それぞれの感情の状況を重ね合わせ、その結果を他の視聴者の端末装置2の画面上に表現する。これにより、たくさんの感情が同時に発生していることを、他の視聴者に伝達することが可能となり、ボタンへの指示を促進できる。
以上、本実施の形態によれば、視聴者のボタンの指示を促進することにより、視聴者の感情を把握し易くできる。
また、本実施の形態によれば、視聴者が指示したボタンを強調表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示を促進できる。
また、本実施の形態によれば、指示した視聴者の人数に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
また、本実施の形態によれば、指示した視聴者の感情の時間的変化に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
また、本実施の形態によれば、複数の視聴者の感情を重ね合わせたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
また、本実施の形態によれば、2以上の端末装置で非同期に同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
また、本実施の形態によれば、ボタンを指示した人数を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
また、本実施の形態によれば、視聴者の感情の時間的な変化を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
また、本実施の形態によれば、複数の視聴者の感情を直感的に把握でき、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
なお、本実施の形態において、上述したように、情報処理装置1は、動画コンテンツの配信、ボタン情報や画面情報の送信を行わなくても良い。かかる場合の情報処理装置1ブロック図は、図19である。かかる情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。また、格納部11は、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。受信部12は、ボタン押下情報受信部121を備える。処理部13は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部132を備える。送信部14は、フィードバック情報送信部143を備える。
そして、かかる情報処理装置1は、動画コンテンツと当該動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する1以上のボタンとが出力される2以上の端末装置と通信可能な情報処理装置であって、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を前記端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部とを具備する装置である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、
少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部として機能させるためのプログラムである。
また、本実施の形態における端末装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、視聴者の感情を特定するボタンに関する1以上のボタン情報が格納される端末ボタン情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、情報処理装置からフィードバック情報を受信する端末フィードバック情報受信部と、前記ボタン情報格納部の1以上のボタン情報を用いて、通常時の1以上のボタンを出力し、かつ前記フィードバック情報受信部が受信したフィードバック情報を用いて、前記通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンを出力する端末ボタン出力部と、受信された動画コンテンツまたは格納している動画コンテンツを出力する端末動画コンテンツ出力部と、前記ボタン出力部が出力しているボタンに対する指示を受け付ける端末指示受付部と、前記指示に対するボタンを識別するボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する端末ボタン押下情報構成部と、前記ボタン押下情報構成部が構成したボタン押下情報を送信する端末ボタン押下情報送信部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1との相違点は、2以上の視聴者が同一の動画コンテンツを同時視聴していることを前提にしている点である。つまり、本実施の形態において、一の視聴者が端末装置2に対してボタン指示を入力した場合に、当該入力が、他の視聴者の端末装置2に反映される。
本実施の形態における情報システムBの概念図は、符号を除いて、図1と同様である。情報システムBは、情報処理装置3、および2以上の端末装置2を備える。また、情報処理装置3と、2以上の各端末装置2とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置3は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。
図20は、本実施の形態における情報システムBを構成する情報処理装置3のブロック図である。情報処理装置3は、格納部11、受信部12、処理部33、および送信部34を備える。
処理部33は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部332を備える。送信部34は、動画配信部141、ボタン情報送信部142、およびフィードバック情報送信部343を備える。
情報処理装置3を構成する処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ボタン押下情報蓄積部131、構成部332等が行う処理である。各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に対応する動画コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得し、当該動画コンテンツの配信の準備を行うことである。また、各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に含まれる端末識別子を端末識別子格納部114に蓄積する処理である。
処理部33は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための画面情報を構成する。さらに詳細には、処理部33は、例えば、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。そして、処理部33は、取得した1以上のボタン情報を用いて、当該1以上のボタン情報に対応する1以上のボタンが表出した画面であり、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。つまり、画面情報の構造や実現手段等は問わない。また、処理部33が画面情報を構成する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
構成部332は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、ボタン押下情報受信部121がボタン押下情報を受信したことに応じて、フィードバック情報を構成する。
構成部332は、フィードバック情報を構成するタイミングの違いを除いて、上述した構成部132と同様の処理を行っても良い。
構成部332は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する。
構成部332は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、ボタン押下情報受信部121が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、強調の度合いが大きいボタン画像となるように、フィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、濃い目立つ色の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きい輝度の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きいサイズの属性値を有するフィードバック情報を構成する。
構成部332は、例えば、ボタンを押下した時からのボタンを押下した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
構成部332は、例えば、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
送信部34は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、フィードバック情報である。なお、情報処理装置3は、動画コンテンツ、ボタン情報を送信しなくても良い。つまり、動画コンテンツ、ボタン情報の送信は、情報処理装置3とは異なる装置が行っても良い。また、ボタン情報は、送信されず、端末装置2が予め保持していても良い。かかる場合、動画配信部141、ボタン情報送信部142は不要である。
フィードバック情報送信部343は、少なくともボタン押下情報を送信した端末装置以外の端末装置2である1以上の他端末装置に、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、フィードバック情報を送信する。
フィードバック情報送信部343は、構成部332が構成した2以上の各フィードバック情報を、順次、1以上の他端末装置に送信する。
処理部33、および構成部332は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部33等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部34、およびフィードバック情報送信部343は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、情報システムBを構成する情報処理装置3の動作例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2101)処理部33は、動作を開始するか否かを判断する。動作を開始する場合はステップS2102に行き、動作を開始しない場合はステップS2101に戻る。
(ステップS2102)処理部33は、端末装置2で出力される動画コンテンツの動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。
(ステップS2103)処理部13は、ステップS2102で取得した1以上のボタン情報を用いて、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
(ステップS2104)ボタン情報送信部142は、コンテンツを同時視聴する2以上の端末装置2に、ステップS2103で構成した画面情報を送信する。
(ステップS2105)処理部33は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS2106)処理部33は、動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの一部分のコンテンツである部分コンテンツであり、2以上の各端末装置2に配信すべきi番目の部分コンテンツが存在するか否かを判断する。i番目の部分コンテンツが存在する場合はステップS2107に行き、i番目の部分コンテンツが存在しない場合はステップS2101に戻る。なお、部分コンテンツは、例えば、1フィールドと当該フィールドに対応する音声情報である。また、部分コンテンツは、例えば、予め決められた期間の連続する複数フィールドと当該複数フィールドに対応する音声情報である。なお、部分コンテンツの量は問わない。
(ステップS2107)処理部33は、i番目の部分コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得する。
(ステップS2108)動画配信部141は、ステップS2107で取得されたi番目の部分コンテンツを、2以上の各端末装置2に送信する。なお、かかる2以上の各端末装置2の端末識別子は、端末識別子格納部114に格納されていても良い。そして、動画配信部141は、端末識別子格納部114の2以上の各端末識別子を用いて、i番目の部分コンテンツを2以上の各端末装置2に送信しても良い。
(ステップS2109)処理部13は、1または2以上の端末装置2からボタン押下情報を受信したか否かを判断する。ボタン押下情報を受信した場合にはステップS2110に行き、ボタン押下情報を受信しなかった場合にはステップS2106に戻る。
(ステップS2110)構成部332は、1以上の端末装置2から受信されたボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。なお、フィードバック情報を構成する処理について、図7、図8のフローチャートと同様の処理により実現可能である。
(ステップS2111)処理部33は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2106に戻る。
なお、図21のフローチャートにおいて、画面情報の取得、送信の処理は、情報処理装置3が行うのではなく、他の装置が行っても良いし、端末装置2で画面情報が予め格納されていても良い。
また、図21のフローチャートにおいて、動画コンテンツの配信処理は、他の装置が行っても良いし、端末装置2で動画コンテンツが予め格納されていても良い。
かかる場合の情報処理装置3のブロック図は、図22である。かかる場合、情報処理装置3は、格納部11、受信部12、処理部33、および送信部34を備える。そして、格納部11は、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。また、受信部12は、およびボタン押下情報受信部121を備える。また、処理部33は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部332を備える。さらに、送信部34は、フィードバック情報送信部343を備える。
さらに、図21のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
本実施の形態における情報システムBの具体的な動作については説明を省略する。上述した通り、情報処理装置3において、フィードバック情報を構成し、送信するタイミングが、情報処理装置1と異なるだけである。
以上、本実施の形態によれば、2以上の端末装置2で同じタイミングで同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、端末装置2において出力されている動画コンテンツに対して遅れが少なく、フィードバック情報を他の端末装置2に送信できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが押下された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが押下されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムは、前記構成部は、前記ボタン押下情報受信部が前記ボタン押下情報を受信したことに応じて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが押下されたことを他の視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する、ものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、ポジティブボタンの指示に対するボタン押下情報、ネガティブボタンの指示に対するボタン押下情報の両方を用いて統計処理し、統計処理結果を出力する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、統計処理結果は、例えば、後述する共感スコア、後述する共感グラフ、平滑化した共感グラフ、共感の未来の時間的下降を考慮した値またはグラフ、共感の過去分を考慮した値またはグラフ、後述する関心スコア、共感スコアと関心スコアとを用いた二次元マップである。
さらに、本実施の形態において、マップ上の組情報に、部分コンテンツに関する部分情報が対応付いており、組情報の指示等により、当該部分情報を出力する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
図23は、本実施の形態における情報システムCの概念図である。情報システムCは、情報処理装置4、および1または2以上の端末装置5を備える。また、情報処理装置4と、1以上の各端末装置5とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置4は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置4は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置5は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
図24は、本実施の形態における情報システムCのブロック図である。情報システムCを構成する情報処理装置4は、格納部41、受付部42、処理部43、および出力部44を備える。格納部41は、ボタン押下情報格納部411を備える。処理部43は、統計処理部431を備える。統計処理部431は、共感スコア取得手段4311、関心スコア取得手段4312、グラフ構成手段4313、およびマップ構成手段4314を備える。出力部44は、統計処理結果出力部441、および部分情報出力部442を備える。
端末装置5は、端末格納部51、端末受付部52、端末処理部53、端末送信部54、端末受信部55、および端末出力部56を備える。
情報処理装置4を構成する格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、1以上のボタン押下情報、マップの枠情報、1以上の動画管理情報、1以上のボタン管理情報である。マップの枠情報とは、後述するマップの枠を構成するための情報であり、例えば、マップの枠の画像、マップの枠の画像を構成するHTMLファイル、XMLファイル等である。動画管理情報は、動画コンテンツに関する情報である。動画管理情報は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。動画管理情報は、例えば、部分コンテンツ識別子を有する。動画管理情報は、例えば、コンテンツ名、部分コンテンツ名を有する。ボタン管理情報は、ボタンに関する情報を管理する情報である。ボタン管理情報は、例えば、動画コンテンツ識別子、部分コンテンツ識別子に対応付いている。ボタン管理情報は、例えば、ボタン識別子、ポジティブボタンであるかネガティブボタンであるかを示す情報を有する。
ボタン押下情報格納部411には、2以上のボタン押下情報が格納される。ボタン押下情報は、視聴者が動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含む情報である。視聴者が指示するボタンは、動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定するボタンである。また、視聴者が指示する対象の2以上のボタンは、ここでは、ポジティブな感情を特定する1または2以上のポジティブボタンとネガティブな感情を特定する1または2以上のネガティブボタンとを含む。また、ボタン押下情報は、ボタンを押下した視聴者を識別するユーザ識別子、または動画コンテンツが出力されている端末装置2を識別する端末識別子に対応付いていることは好適である。
ここで、視聴者が指示し得るボタンは、2以上のポジティブボタンでも良く、2以上のネガティブボタンでも良い。
2以上のポジティブボタンは、例えば、ポジティブな程度が異なる2以上のボタンである。2以上のポジティブボタンは、例えば、感情の種類が異なる2以上のボタンである。2以上のポジティブボタンは、例えば、文字列「良い」が表出したボタンと文字列「すばらしい」が表出したボタンである。2以上のポジティブボタンは、例えば、文字列「good」が表出したボタンと文字列「very good」が表出したボタンである。感情の種類が異なる2以上のポジティブボタンは、例えば、文字列「へえ!」が表出したボタン、文字列「わかりやすい!」が表出したボタン、文字列「おもしろい!」が表出したボタンである。
2以上のネガティブボタンは、例えば、ネガティブな程度が異なる2以上のボタンである。2以上のネガティブボタンは、例えば、感情の種類が異なる2以上のボタンである。2以上のネガティブボタンは、例えば、文字列「良くない」が表出したボタンと文字列「悪い」が表出したボタンである。また、2以上のネガティブボタンは、例えば、文字列「bad」が表出したボタンと文字列「very bad」が表出したボタンである。感情の種類が異なる2以上のネガティブボタンは、例えば、例えば、文字列「既に知っている」が表出したボタン、文字列「わかりにくい」が表出したボタン、文字列「つまらない」が表出したボタンである。
また、ボタン押下情報格納部411の2以上のボタン押下情報は、上述した情報処理装置1または上述した情報処理装置3が蓄積したボタン押下情報であることは好適である。ただし、ボタン押下情報格納部411の2以上のボタン押下情報の入手方法は問わない。
ボタン押下情報格納部411の各ボタン押下情報は、例えば、動画コンテンツ識別子に対応付いている。
ボタン押下情報格納部411の各ボタン押下情報は、例えば、タイミングを特定するタイミング情報に対応付けられている。タイミング情報が特定するタイミングは、一時(ある瞬間)でも良いし、幅のある時間帯でも良い。
タイミング情報は、例えば、フィールド識別子、動画コンテンツの開始からのオフセットを示す情報、動画コンテンツの開始時刻からの相対的な時刻を示す相対時刻情報、絶対的な時刻を示す絶対時刻情報、部分コンテンツ識別子等である。タイミング情報がフィールド識別子である場合、タイミング情報が特定するタイミングは、例えば、当該フィールド識別子で識別されるフィールドが出力されている一時である。タイミング情報が部分コンテンツ識別子である場合、タイミング情報が特定するタイミングは、例えば、当該部分コンテンツ識別子で識別される部分コンテンツが出力されている時間帯である。
受付部42は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、共感スコア出力指示、関心スコア出力指示、共感グラフ出力指示、関心グラフ出力指示、マップ出力指示、組情報指示である。ここで、受け付けとは、通常、端末装置5からの受信であるが、ユーザ入力の受け付け等でも良い。
共感スコア出力指示とは、共感スコアの出力の指示である。共感スコア出力指示は、共感スコアを取得する元になるボタン押下情報を特定する情報を有する。共感スコア出力指示は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。共感スコア出力指示は、例えば、タイミング情報を有する。共感スコア出力指示は、例えば、ボタン識別子を有する。また、共感スコアとは、1または2以上の視聴者の動画コンテンツに対するポジティブな感情に関するスコアである。
なお、共感スコアとは、1または2以上の視聴者の動画コンテンツに対するポジティブな感情の度合いに関するスコアであるとも言える。共感スコアは、動画コンテンツの一部である部分コンテンツ(例えば、1フィールド、1章、特定の区間の動画等)に対するポジティブな感情に関するスコアであっても良いことは言うまでもない。また、通常、ポジティブボタンの押下により共感スコアは上昇し、ネガティブボタンの押下により共感スコアは下降する。なお、共感スコアは、いわゆる「共感」の逆の「反感」に関するスコアである反感スコアであっても良い。反感スコアは、1または2以上の視聴者の動画コンテンツに対するネガティブな感情の度合いに関するスコアである。つまり、ポジティブな感情の度合いに関するスコアは、ネガティブな感情の度合いに関するスコアに対応する(例えば、逆数、符号を逆にした値等)と考えた場合、共感スコアはいわゆる反感スコアと同意義である。
関心スコア出力指示とは、関心スコアの出力の指示である。関心スコア出力指示は、関心スコアを取得する元になるボタン押下情報を特定する情報を有する。関心スコア出力指示は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。関心スコア出力指示は、例えば、タイミング情報を有する。関心スコア出力指示は、例えば、ボタン識別子を有する。
なお、関心スコアとは、1または2以上の視聴者の動画コンテンツに関心に関するスコアである。関心スコアとは、1または2以上の視聴者の動画コンテンツに関心がある度合いに関するスコアであるとも言える。関心スコアは、動画コンテンツの一部である部分コンテンツ(例えば、1フィールド、1章、特定の区間の動画等)に対する関心に関するスコアであっても良いことは言うまでもない。また、通常、ポジティブボタンの押下により関心スコアは上昇し、ネガティブボタンの押下によっても関心スコアは上昇する。
共感グラフ出力指示とは、後述する共感グラフの出力の指示である。共感グラフ出力指示は、共感グラフを取得する元になるボタン押下情報を特定する情報を有する。共感グラフ出力指示は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。共感グラフ出力指示は、例えば、部分コンテンツを特定するタイミング情報を有する。共感グラフ出力指示は、例えば、ボタン識別子を有する。共感グラフとは、共感スコアの時間的な推移を示すグラフである、と言える。
関心グラフ出力指示とは、後述する関心グラフの出力の指示である。関心グラフ出力指示は、関心グラフを取得する元になるボタン押下情報を特定する情報を有する。関心グラフ出力指示は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。関心グラフ出力指示は、例えば、部分コンテンツを特定するタイミング情報を有する。関心グラフ出力指示は、例えば、ボタン識別子を有する。関心グラフとは、関心スコアの時間的な推移を示すグラフである、と言える。
マップ出力指示とは、後述するマップの出力の指示である。マップ出力指示は、マップを取得する元になるボタン押下情報を特定する情報を有する。マップ出力指示は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。マップ出力指示は、例えば、部分コンテンツを特定するタイミング情報を有する。マップ出力指示は、例えば、ボタン識別子を有する。マップとは、共感スコアと関心スコアとの関係を示す情報の集合である。
指示等の受け付けが受信である場合、受付部42は、無線または有線の通信手段により実現され得る。
指示等の受け付けがユーザ入力の受け付けの場合、かかる指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。かかる場合、受付部42は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、統計処理部431が行う処理である。
統計処理部431は、ボタン押下情報格納部411の2以上のボタン押下情報を用いて、統計処理し、統計処理結果を取得する。2以上のボタン押下情報を用いて統計処理を行うことは、2以上のボタン押下情報に対して統計処理を行うことでも良いし、2以上のボタン押下情報から取得された情報に対して統計処理を行うことでも良い。
また、統計処理とは、2以上の情報に対する統計的な処理であり、ここでは、例えば、共感スコア取得手段4311、関心スコア取得手段4312、グラフ構成手段4313、マップ構成手段4314が行う処理である。また、統計処理結果は、ここでは、例えば、共感スコア、関心スコア、共感グラフ、関心グラフ、マップである。
共感スコア取得手段4311は、同一のタイミング情報に対応する1または2以上のポジティブボタン押下情報と1または2以上のネガティブボタン押下情報を用いて、当該タイミング情報が特定するタイミングにおける共感スコアを取得する。ポジティブボタン押下情報は、ポジティブボタンの指示に対応するボタン押下情報である。ネガティブボタン押下情報は、ネガティブボタンの指示に対応するボタン押下情報である。共感スコアは、視聴者のポジティブな感情に関するスコアである。
つまり、ポジティブボタンと当該ポジティブボタンに対応するネガティブボタンの両方の指示であり、1または2以上の視聴者の指示に対するボタン押下情報を用いて、タイミングごとに、共感スコア取得手段4311が取得したスコアが共感スコアである。
かかる共感スコアは、例えば、ポジティブボタン押下情報の数が多いほど、高いスコアとなる。また、かかる共感スコアは、例えば、ネガティブボタン押下情報の数が多いほど、低いスコアとなる。
共感スコア取得手段4311は、例えば、ポジティブボタン押下情報の数をパラメータとする増加関数であり、ネガティブボタン押下情報の数をパラメータとする減少関数「共感スコア=f(ポジティブボタン押下情報の数, ネガティブボタン押下情報の数)」に対して、ポジティブボタン押下情報の数とネガティブボタン押下情報の数とを代入し、実行することにより、共感スコアを取得する。共感スコアを取得するための演算式は、例えば、「共感スコア=ポジティブボタン押下情報の数-ネガティブボタン押下情報の数」、「共感スコア=ポジティブボタン押下情報の数-α×ガティブボタン押下情報の数(αは正数)」、「共感スコア=α×ポジティブボタン押下情報の数-β×ガティブボタン押下情報の数(α、βは正数)」等である。
また、共感スコア取得手段4311は、例えば、タイミング情報が特定するタイミングの時間間隔の情報(例えば、秒、フィールド数等)をパラメータとする関数により、共感スコアを取得しても良い。かかる関数は、通常、時間間隔の情報をパラメータとする減少関数であるが、時間間隔の情報をパラメータとする増加関数でも良い。また、かかる関数は、例えば、「共感スコア=ボタン押下情報の数/タイミング情報が特定するタイミングの時間長×α(αは正数)」、「共感スコア=(ポジティブボタン押下情報の数-ネガティブボタン押下情報の数)/タイミング情報が特定するタイミングのフィールド数×α(αは正数)」である。
共感スコア取得手段4311は、例えば、演算式を使用せずに、共感スコアを取得しても良い。共感スコア取得手段4311は、例えば、ポジティブボタン押下情報の数、ネガティブボタン押下情報の数に対応するレコードを対応表から検索し、当該レコードに含まれる共感スコアを取得しても良い。かかる場合、対応表は、ポジティブボタン押下情報の数の幅を特定する情報、ネガティブボタン押下情報の数の幅を特定する情報、および共感スコアを有するレコードを複数有する。そして、かかる対応表は、格納部41に格納されている。
共感スコア取得手段4311は、押下後感情情報を用いて、共感スコアを取得することは好適である。 押下後感情情報とは、ボタン押下情報に対応する時の後の時間にもボタン押下情報に対応する感情が継続することに関する情報である。押下後感情情報を用いる場合、共感スコア取得手段4311は、視聴者がボタンを指示した後にも、当該ボタンに対応する感情が継続していることを考慮した共感スコアを取得できる。
また、押下後感情情報は、例えば、以下の(1)から(3)である。
(1)押下後感情情報が演算式である例
例えば、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングを始点(t=0)とし、かつ共感スコアを取得する元になるスコアある元スコアを始点(t=0)の時を最大値(x)とした場合に、押下後感情情報は、例えば、tが1以上の場合(ボタンの指示から1以上(例えば、1秒、1フィールド)の時間が経過している場合)の元スコアを算出する演算式である。また、この演算式は、t=0の時に採る値がxであり、tをパラメータとする減少関数の演算式であり、例えば、「元スコア=g(t)[gは関数]」と表現できる。例えば、押下後感情情報は、「元スコア=x-α×t(tは正数,αは正数,元スコアの最小値は0)」、「元スコア=x-t(tは正数,元スコアの最小値は0)」、「元スコア=x/(β×t)(tは1以上の正数,βは1より大きい正数)」等である。
(2)押下後感情情報が、感情が継続する時間を特定する継続時間情報である例
押下後感情情報は、ボタン押下情報に含まれるボタン識別子で識別されるボタンに対応する感情が継続する時間を示す継続時間情報でも良い。継続時間情報は、例えば、2秒、10フィールド等である。継続時間情報が2秒である場合、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングから2秒の間は、元スコアが最大値(x)である。最大値(x)は、ボタン押下情報に含まれるボタン識別子で識別されるボタンに対応する感情についての元スコアである。かかる最大値(x)、継続時間情報は、例えば、格納部41に格納されている。また、最大値(x)、継続時間情報は、ボタン識別子に対応付けて、格納部41に格納されていても良い。ボタン識別子に対応付く場合、最大値(x)、継続時間情報は、ボタンごとに変更できる。
(3)押下後感情情報が時間と元スコアとの対応を示す対応表である例
押下後感情情報は、例えば、時間と元スコアとの対応を示す2以上の対応情報を有する対応表である。対応情報は、例えば、(時間,元スコア)である。例えば、元スコアの最大値(x)が10である場合、対応情報は、例えば、(1秒,8)(2秒,5)(3秒,2)である。対応情報(1秒,8)は、ボタンが指示された1秒後の元スコアが8であることを示す。
共感スコア取得手段4311は、押下前感情情報を用いて、共感スコアを取得することは好適である。押下前感情情報とは、ボタン押下情報に対応する時の前の時間にもボタン押下情報に対応する感情が発生していたことに関する情報である。押下前感情情報を用いる場合、共感スコア取得手段4311は、視聴者がボタンを指示する前にも、当該ボタンに対応する感情が発生していることを考慮した共感スコアを取得できる。
また、押下前感情情報は、例えば、以下の(1)から(3)である。
(1)押下前感情情報が演算式である例
例えば、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングを始点(t=0)とし、かつ共感スコアを取得する元になるスコアある元スコアを始点(t=0)の時を最大値(x)とした場合に、押下前感情情報は、例えば、tが-1以下の場合(ボタンの指示の1以上(例えば、1秒、1フィールド)前の時の元スコアを算出する演算式である。また、この演算式は、t=0の時に採る値がxであり、tをパラメータとする減少関数の演算式であり、例えば、「元スコア=g(t)[gは関数]」と表現できる。例えば、押下前感情情報は、「元スコア=x+α×t(tは負数,αは正数,元スコアの最小値は0)」、「元スコア=x+t(元スコアの最小値は0)」、「元スコア=x/(β×(-t))(tは1以上の負数,βは1より大きい正数)」等である。
(2)押下前感情情報が、感情が継続する時間を特定する継続時間情報である例
押下前感情情報は、ボタン押下情報に含まれるボタン識別子で識別されるボタンに対応する感情が以前にも継続していたと推定する時間を示す継続時間情報でも良い。継続時間情報は、例えば、1秒、10フィールド等である。継続時間情報が1秒である場合、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングの1秒前から当該タイミングまでの間は、元スコアが最大値(x)である。最大値(x)は、ボタン押下情報に含まれるボタン識別子で識別されるボタンに対応する感情についての元スコアである。かかる最大値(x)、継続時間情報は、例えば、格納部41に格納されている。また、最大値(x)、継続時間情報は、ボタン識別子に対応付けて、格納部41に格納されていても良い。ボタン識別子に対応付く場合、最大値(x)、継続時間情報は、ボタンごとに変更できる。
(3)押下前感情情報が時間と元スコアとの対応を示す対応表である例
押下前感情情報は、例えば、時間と元スコアとの対応を示す2以上の対応情報を有する対応表である。対応情報は、例えば、(時間,元スコア)である。例えば、元スコアの最大値(x)が10である場合、対応情報は、例えば、(1秒,8)(2秒,5)(3秒,2)である。対応情報(1秒,8)は、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングから1秒前の元スコアは8であることを示す。また、対応情報(2秒,5)は、ボタン押下情報に対応するタイミング情報が特定するタイミングから2秒前の元スコアは5であることを示す。
共感スコア取得手段4311は、上述した押下後感情情報、押下前感情情報のうちの1以上の情報を用いて取得した、タイミングごと、ボタン押下情報ごとの元スコアを、タイミングごとに合算し、各タイミングの共感スコアを取得する。なお、合算することは、通常、和演算することであるが、他の演算でも良い。共感スコア取得手段4311は、タイミングごと、ボタン押下情報ごとの複数の元スコアを用いて、各タイミングの共感スコアを取得すれば良い。ただし、通常、元スコアが大きい値ほど、共感スコアは大きな値となる。
共感スコア取得手段4311は、例えば、押下前感情情報と押下後感情情報との両方を用いて、一のボタン押下情報に対応する時間の推移に応じた元スコアは、例えば、図25に示すような曲線になる。図25において、横軸「t=0」の時(ボタンが指示された時)に、元スコアは最大値「1.0」を採る。また、「t=-5」以前の元スコアは0であり、「t=-5」の時より先から「t=0」までは元スコアが急激に1まで増加し、「t=0」より先は徐々に元スコアが減少し、「t=15」で元スコアが0となる。
共感スコア取得手段4311は、ポジティブ感情時間的推移合算値(ΣIp)とネガティブ感情時間的推移合算値(ΣIn)とを用いて、各タイミングの共感スコアを取得しても良い。例えば、共感スコア取得手段4311は、各タイミング(t)の共感スコア(I(t))を、「I(t)=α×ΣIp-β×ΣIn(α, βは正数)」、「I(t)=ΣIp-β×ΣIn(βは正数)」等により、算出しても良い。
ここで、ポジティブ感情時間的推移合算値(ΣIp)は、一のポジティブボタン(例えば「へえ!」ボタン)に対応する2以上の各ポジティブボタン押下情報に対する図25に示す時間的推移の値をタイミングごとに取得し、タイミングごとに、2以上の各ポジティブボタン押下情報に対応する値を加算して取得された共感スコアの合算値である。
また、ネガティブ感情時間的推移合算値(ΣIp)は、一のポジティブボタン(例えば「へえ!」ボタン)に対するネガティブボタン(例えば「既に知っている」ボタン)に対応する2以上の各ネガティブボタン押下情報に対する図25に示す時間的推移の値をタイミングごとに取得し、タイミングごとに、2以上の各ネガティブボタン押下情報に対応する値を減算して取得された共感スコアの合算値である。
関心スコア取得手段4312は、タイミングごとに、当該タイミングを特定するタイミング情報と対になる1または2以上のボタン押下情報を用いて、関心スコアを取得する。関心スコアとは、当該タイミングにおける1以上の視聴者の関心の度合いを特定するスコアである、と言える。また、ここでの1以上のボタン押下情報は、通常、ポジティブボタン押下情報とネガティブボタン押下情報の両方を含むが、ポジティブボタン押下情報のみでも良い。
関心スコア取得手段4312は、例えば、1以上のポジティブボタンの指示に対応するボタン押下情報と、ボタン押下情報に対応するタイミング情報と同一のタイミング情報に対応する1以上のネガティブボタンの指示に対応するボタン押下情報との両方を用いて、タイミングにおける視聴者の関心に関するスコアである関心スコアを取得する。
かかる関心スコアは、例えば、ボタン押下情報の数が多いほど、高いスコアとなる。つまり、関心スコア取得手段4312は、例えば、ボタン押下情報の数をパラメータとする増加関数「関心スコア=f(ボタン押下情報の数)」に対して、ボタン押下情報の数を代入し、実行することにより、関心スコアを取得する。また、関心スコア取得手段4312は、例えば、ポジティブボタン押下情報の数、ガティブボタン押下情報の数をパラメータとする増加関数「関心スコア=f(ポジティブボタン押下情報の数,ネガティブボタン押下情報の数)」に対して、ポジティブボタン押下情報の数とネガティブボタン押下情報の数とを代入し、実行することにより、関心スコアを取得する。なお、かかる関数は、例えば、「関心スコア=α×ポジティブボタン押下情報の数+β×ネガティブボタン押下情報の数(α,βは正数)」、「関心スコア=ポジティブボタン押下情報の数+β×ネガティブボタン押下情報の数(βは正数)」、「関心スコア=ポジティブボタン押下情報の数+ネガティブボタン押下情報の数」である。
また、関心スコア取得手段4312は、例えば、タイミング情報が特定するタイミングの時間間隔の情報(例えば、秒、フィールド数)をパラメータとする関数により、関心スコアを取得しても良い。かかる関数は、通常、時間間隔の情報をパラメータとする減少関数であるが、時間間隔の情報をパラメータとする増加関数でも良い。また、かかる関数は、例えば、「関心スコア=ボタン押下情報の数/タイミング情報が特定するタイミングの時間長×α(αは正数)」、「関心スコア=(ポジティブボタン押下情報の数+ネガティブボタン押下情報の数)/タイミング情報が特定するタイミングのフィールド数×α(αは正数)」である。
関心スコア取得手段4312は、例えば、演算式を使用せずに、関心スコアを取得しても良い。関心スコア取得手段4312は、例えば、ポジティブボタン押下情報の数、ネガティブボタン押下情報の数に対応するレコードを対応表から検索し、当該レコードに含まれる関心スコアを取得しても良い。かかる場合、対応表は、ポジティブボタン押下情報の数の幅を特定する情報、ネガティブボタン押下情報の数の幅を特定する情報、および関心スコアを有するレコードを複数有する。そして、かかる対応表は、格納部41に格納されている。また、関心スコア取得手段4312は、例えば、ボタン押下情報の数に対応するレコードを対応表から検索し、当該レコードに含まれる関心スコアを取得しても良い。かかる場合、対応表は、ボタン押下情報の数の幅を特定する情報、および関心スコアを有するレコードを複数有する。そして、かかる対応表は、格納部41に格納されている。
関心スコア取得手段4312も、共感スコア取得手段4311と同様、押下後感情情報と押下前感情情報のいずれか1以上の情報を用いて、関心スコアを取得することは好適である。また、関心スコア取得手段4312が押下後感情情報、押下前感情情報を用いる場合の用い方は、共感スコア取得手段4311と同様(上記の(1)から(3))であるので、再度の詳細な説明は省略する。
関心スコア取得手段4312は、上述した押下後感情情報、押下前感情情報の両方の情報を用いて取得した、タイミングごと、ボタン押下情報ごとの元スコアを、タイミングごとに合算し、各タイミングの関心スコアを取得する。ここで、関心スコア取得手段4312は、通常、ポジティブボタンの指示の数が多いほど、かつネガティブボタンの指示の数が多いほど、高い関心スコアを取得する。
グラフ構成手段4313は、2以上の各タイミング情報が特定するタイミングにおいて共感スコア取得手段4311が取得した共感スコアを用いて、共感スコアの時間的な推移を明示するグラフである共感グラフを構成する。なお、タイミングごとに共感スコアが算出されている場合に、タイミングを特定する情報(例えば、時間、フィールド識別子、部分コンテンツ識別子)を一軸(例えば、横軸)として、スコアを他軸(例えば、縦軸)とするグラフを構成する技術は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
グラフ構成手段4313は、2以上の各タイミング情報が特定するタイミングにおいて共感スコア取得手段4311が取得した共感スコアを用いて、共感スコアの時間的な推移を明示するグラフであり、平滑化したグラフである共感グラフを構成することは好適である。なお、グラフ構成手段4313は、は、グラフの平滑化を、例えば、スプライン関数により行う。また、グラフの平滑化の処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
グラフ構成手段4313は、2以上の各タイミング情報が特定するタイミングにおいて関心スコア取得手段4312が取得した関心スコアを用いて、関心スコアの時間的な推移を明示するグラフである関心グラフを構成しても良い。
グラフ構成手段4313は、2以上の各タイミング情報が特定するタイミングにおいて関心スコア取得手段4312が取得した関心スコアを用いて、関心スコアの時間的な推移を明示するグラフであり、平滑化したグラフである関心グラフを構成しても良い。
マップ構成手段4314は、1または2以上の組情報を用いて、マップを構成する。組情報とは、1または2以上の各タイミングにおける関心スコアと共感スコアとの組の情報である。組情報は、例えば、(関心スコア,共感スコア)である。マップとは、関心スコアの軸と共感スコアの軸とを有する二次元の座標系の上に、1以上の組情報をマッピングした情報である。
ここで、タイミングごとは、論理的なまとまりのある部分コンテンツごとであることは好適である。また、組情報をマッピングすることは、例えば、組情報をプロットすることである。
マップ構成手段4314は、1以上の各組情報に、各組情報に対応するタイミングに対する部分コンテンツに関する部分情報を対応付けられたマップを構成することは好適である。ここで、部分情報とは、例えば、部分コンテンツそのもの、部分コンテンツのタイトル、タイミング情報等である。
マップ構成手段4314は、例えば、組情報に対応するタイミング情報により特定される部分コンテンツ識別子である部分情報を取得する。また、マップ構成手段4314は、例えば、組情報に対応するタイミング情報により特定される部分コンテンツ名である部分情報を格納部41から取得する。そして、マップ構成手段4314は、例えば、取得した部分情報を組情報に対応付けて格納部41に蓄積する。
出力部44は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、統計処理結果、部分情報である。統計処理結果は、例えば、共感スコア、関心スコア、共感グラフ、関心グラフ、マップである。
また、ここで、出力とは、例えば、端末装置5への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、端末装置5以外の外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念を含んでも良い。
統計処理結果出力部441は、統計処理部431が取得した統計処理結果を出力する。また、統計処理結果出力部441は、例えば、共感スコア取得手段4311が取得した共感スコアを出力する。統計処理結果出力部441は、例えば、関心スコア取得手段4312が取得した関心スコアを出力する。統計処理結果出力部441は、例えば、グラフ構成手段4313が取得した共感グラフを出力する。統計処理結果出力部441は、例えば、グラフ構成手段4313が取得した関心グラフを出力する。統計処理結果出力部441は、例えば、マップ構成手段4314が取得したマップを出力する。
統計処理結果出力部441は、共感スコア、関心スコア、共感グラフ、関心グラフ、マップのうち、1または2以上の種類の情報を出力する。統計処理結果出力部441は、2以上の種類の情報を同時に出力しても良い。
部分情報出力部442は、マップ構成手段4314が組情報に対応付けられた部分情報を出力する。ここで、組情報に対する指示である組情報指示の受け付けに応じて、部分情報出力部442は、当該組情報に対応付けられた部分情報を出力することは好適である。
組情報指示の受け付けとは、例えば、端末装置5からの組情報指示の受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された組情報指示の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された組情報指示の受け付けなどを含む概念であっても良い。
端末装置5を構成する端末格納部51には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、端末識別子である。
端末受付部52は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、共感スコア出力指示、関心スコア出力指示、共感グラフ出力指示、関心グラフ出力指示、マップ出力指示、組情報指示である。
ここでの受け付けは、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された指示等の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された指示等の受け付けなどを含む概念であっても良い。
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
端末処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受信部55が受信した情報を表示される情報に構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部52が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
端末送信部54は、各種の指示や情報等を情報処理装置4に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、共感スコア出力指示、関心スコア出力指示、共感グラフ出力指示、関心グラフ出力指示、マップ出力指示である。
端末受信部55は、各種の情報を情報処理装置4から受信する。各種の情報とは、例えば、共感スコア、関心スコア、共感グラフ、関心グラフ、マップ、部分情報である。
端末出力部56は、各種の情報を出力する。端末出力部56は、例えば、端末受信部55が受信し、端末処理部53が表示するデータ構造に構成した情報を出力する。出力する情報は、例えば、共感スコア、関心スコア、共感グラフ、関心グラフ、マップ、部分情報である。
格納部41、ボタン押下情報格納部411、端末格納部51は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部41等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよい。
処理部43、統計処理部431、共感スコア取得手段4311、関心スコア取得手段4312、グラフ構成手段4313、マップ構成手段4314、端末処理部53は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部44、統計処理結果出力部441、部分情報出力部442、端末送信部54、端末受信部55は、例えば、無線または有線の通信手段により実現される。ただし、出力部44等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
端末受付部52は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末出力部56は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部56は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムCの動作例について説明する。まず、図26のフローチャートを用いて、情報処理装置4の動作例について説明する。
(ステップS2601)受付部42は、共感スコア出力指示を受け付けたか否かを判断する。共感スコア出力指示を受け付けた場合はステップS2602に行き、共感スコア出力指示を受け付けなかった場合はステップS2604に行く。
(ステップS2602)共感スコア取得手段4311は、ステップS2601で受け付けられた共感スコア出力指示に対応する共感スコアを取得する。かかる共感スコア取得処理の例について、図27のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2603)統計処理結果出力部441は、ステップS2602で取得された共感スコアを出力する。ステップS2601に戻る。
(ステップS2604)受付部42は、関心スコア出力指示を受け付けたか否かを判断する。関心スコア出力指示を受け付けた場合はステップS2605に行き、関心スコア出力指示を受け付けなかった場合はステップS2607に行く。
(ステップS2605)関心スコア取得手段4312は、ステップS2604で受け付けられた関心スコア出力指示に対応する関心スコアを取得する。かかる関心スコア取得処理の例について、図28のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2606)統計処理結果出力部441は、ステップS2605で取得された関心スコアを出力する。ステップS2601に戻る。
(ステップS2607)受付部42は、共感グラフ出力指示を受け付けたか否かを判断する。共感グラフ出力指示を受け付けた場合はステップS2608に行き、共感グラフ出力指示を受け付けなかった場合はステップS2610に行く。
(ステップS2608)グラフ構成手段4313は、ステップS2607で受け付けられた共感グラフ出力指示に対応する共感グラフを取得する。かかる共感グラフ構成処理の例について、図29のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2609)統計処理結果出力部441は、ステップS2608で取得された共感グラフを出力する。ステップS2601に戻る。
(ステップS2610)受付部42は、関心グラフ出力指示を受け付けたか否かを判断する。関心グラフ出力指示を受け付けた場合はステップS2611に行き、関心グラフ出力指示を受け付けなかった場合はステップS2613に行く。
(ステップS2611)グラフ構成手段4313は、ステップS2610で受け付けられた関心グラフ出力指示に対応する関心グラフを取得する。かかる関心グラフ構成処理の例について、図30のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2612)統計処理結果出力部441は、ステップS2611で取得された関心グラフを出力する。ステップS2601に戻る。
(ステップS2613)受付部42は、マップ出力指示を受け付けたか否かを判断する。マップ出力指示を受け付けた場合はステップS2614に行き、マップ出力指示を受け付けなかった場合はステップS2616に行く。
(ステップS2614)マップ構成手段4314は、ステップS2613受け付けられたマップ出力指示に対応するマップを構成する。かかるマップ構成処理の例について、図31のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2615)統計処理結果出力部441は、ステップS2614で取得されたマップを出力する。ステップS2601に戻る。
(ステップS2616)受付部42は、組情報指示を受け付けたか否かを判断する。組情報指示を受け付けた場合はステップS2617に行き、組情報指示を受け付けなかった場合はステップS2601に戻る。
(ステップS2617)処理部43は、組情報指示に含まれる組情報識別子に対応する部分情報を格納部41から取得する。
(ステップS2618)部分情報出力部442は、ステップS2617で取得された部分情報を出力するステップS2601に戻る。
なお、図26のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS2602の共感スコア取得処理の例について、図27のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2701)共感スコア取得手段4311は、指示に対応する動画コンテンツ識別子を取得する。
(ステップS2702)共感スコア取得手段4311は、指示に対応するタイミング情報を取得する。
(ステップS2703)共感スコア取得手段4311は、ステップS2701で取得した動画コンテンツ識別子およびテップS2702で取得したタイミング情報と対になるポジティブボタン押下情報をボタン押下情報格納部411から検索し、当該検索したポジティブボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS2704)共感スコア取得手段4311は、ステップS2701で取得した動画コンテンツ識別子およびステップS2702で取得したタイミング情報と対になるネガティブボタン押下情報をボタン押下情報格納部411から検索し、当該検索したネガティブボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS2705)共感スコア取得手段4311は、ステップS2703で取得したポジティブボタン押下情報の数と、ステップS2704で取得したネガティブボタン押下情報の数とを用いて、上述した方法により、共感スコアを取得する。
なお、図27のフローチャートにおいて、動画コンテンツ識別子が既に取得されている場合は、ステップS2701の処理は不要である。また、図27のフローチャートにおいて、タイミング情報が既に取得されている場合は、ステップS2702の処理は不要である。
次に、ステップS2605の関心スコア取得処理の例について、図28のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2801)関心スコア取得手段4312は、指示に対応する動画コンテンツ識別子を取得する。
(ステップS2802)関心スコア取得手段4312は、指示に対応するタイミング情報を取得する。
(ステップS2803)関心スコア取得手段4312は、ステップS2801で取得した動画コンテンツ識別子およびステップS2802で取得したタイミング情報と対になるポジティブボタン押下情報をボタン押下情報格納部411から検索し、当該検索したポジティブボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS2804)関心スコア取得手段4312は、ステップS2801で取得した動画コンテンツ識別子およびステップS2802で取得したタイミング情報と対になるネガティブボタン押下情報をボタン押下情報格納部411から検索し、当該検索したネガティブボタン押下情報の数を取得する。
(ステップS2805)関心スコア取得手段4312は、上述した方法により、ステップS2803で取得したポジティブボタン押下情報の数と、ステップS2804で取得したネガティブボタン押下情報の数とを用いて、関心スコアを取得する。
なお、図28のフローチャートにおいて、動画コンテンツ識別子が既に取得されている場合は、ステップS2801の処理は不要である。また、図28のフローチャートにおいて、タイミング情報が既に取得されている場合は、ステップS2802の処理は不要である。
次に、ステップS2608の共感グラフ構成処理の例について、図29のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2901)グラフ構成手段4313は、指示に対応する動画コンテンツ識別子を取得する。なお、ここで、グラフ構成手段4313は、指示に対応する部分コンテンツ識別子を取得しても良い。
(ステップS2902)グラフ構成手段4313は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS2903)グラフ構成手段4313は、ステップS2901で取得した動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応するi番目のタイミング情報が存在するか否かを判断する。i番目のタイミング情報が存在する場合はステップS2904に行き、i番目のタイミング情報が存在しない場合はステップS2913に行く。なお、格納部41に、例えば、動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応する1または2以上のタイミング情報が管理されている、とする。
(ステップS2904)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報を格納部41から取得する。
(ステップS2905)グラフ構成手段4313は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS2906)グラフ構成手段4313は、j番目の処理単位が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位が存在する場合はステップS2907に行き、j番目の処理単位が存在しない場合はステップS2912に行く。j番目の処理単位とは、グラフを構成する共感スコアを取得する単位であり、例えば、一定間隔の時間である。ただし、jの最大値が1でも良い。かかる場合、タイミング情報ごとに共感スコアが取得されることとなる。
(ステップS2907)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応するポジティブボタン押下情報の数を、ボタン押下情報格納部411の中のボタン押下情報を用いて取得する。
(ステップS2908)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応するネガティブボタン押下情報の数を、ボタン押下情報格納部411の中のボタン押下情報を用いて取得する。
(ステップS2909)グラフ構成手段4313は、上述した方法により、ステップS2907で取得したポジティブボタン押下情報の数と、ステップS2908で取得したネガティブボタン押下情報の数とを用いて、共感スコアを取得する。
(ステップS2910)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応付けて、共感スコアを少なくとも一時蓄積する。
(ステップS2911)グラフ構成手段4313は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS2906に戻る。
(ステップS2912)グラフ構成手段4313は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2903に戻る。
(ステップS2913)グラフ構成手段4313は、ステップS2910で蓄積した共感スコアを用いて、共感スコアの時系列の推移を示すグラフである共感グラフを構成する。
(ステップS2914)グラフ構成手段4313は、ステップS2913で構成した共感グラフに対して平滑化処理を行い、平滑化された共感グラフを構成する。
(ステップS2915)グラフ構成手段4313は、平滑化された共感グラフに対して、その他の処理(例えば、装飾する処理)を行い、出力される共感グラフを構成する。上位処理にリターンする。
なお、図29のフローチャートにおいて、グラフ構成手段4313は、平滑化処理、その他の処理は行わなくても良いことは言うまでもない。
また、図29のフローチャートにおいて、構成された共感グラフは、対応する動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応付けられて、格納部41に蓄積されることは好適である。
次に、ステップS2611の関心グラフ構成処理の例について、図30のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3001)グラフ構成手段4313は、指示に対応する動画コンテンツ識別子を取得する。なお、ここで、グラフ構成手段4313は、指示に対応する部分コンテンツ識別子を取得しても良い。
(ステップS3002)グラフ構成手段4313は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS3003)グラフ構成手段4313は、ステップS3001で取得した動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応するi番目のタイミング情報が存在するか否かを判断する。i番目のタイミング情報が存在する場合はステップS3004に行き、i番目のタイミング情報が存在しない場合はステップS3013に行く。
(ステップS3004)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報を格納部41から取得する。
(ステップS3005)グラフ構成手段4313は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS3006)グラフ構成手段4313は、j番目の処理単位が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位が存在する場合はステップS3007に行き、j番目の処理単位が存在しない場合はステップS3012に行く。j番目の処理単位とは、グラフを構成する関心スコアを取得する単位であり、例えば、一定間隔の時間である。ただし、jの最大値が1でも良い。かかる場合、タイミング情報ごとに関心スコアが取得されることとなる。
j番目の処理単位とは、グラフを構成する関心スコアを取得する単位であり、例えば、一定間隔の時間である。ただし、jの最大値が1でも良い。かかる場合、タイミング情報ごとに関心スコアが取得されることとなる。
(ステップS3007)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応するポジティブボタン押下情報の数を、ボタン押下情報格納部411の中のボタン押下情報を用いて取得する。
(ステップS3008)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応するネガティブボタン押下情報の数を、ボタン押下情報格納部411の中のボタン押下情報を用いて取得する。
(ステップS3009)グラフ構成手段4313は、上述した方法により、ステップS3007で取得したポジティブボタン押下情報の数と、ステップS3008で取得したネガティブボタン押下情報の数とを用いて、関心スコアを取得する。
(ステップS3010)グラフ構成手段4313は、i番目のタイミング情報の中のj番目の処理単位に対応付けて、関心スコアを少なくとも一時蓄積する。
(ステップS3011)グラフ構成手段4313は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS3006に戻る。
(ステップS3012)グラフ構成手段4313は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS3003に戻る。
(ステップS3013)グラフ構成手段4313は、ステップS3010で蓄積した関心スコアを用いて、関心スコアの時系列の推移を示すグラフである関心グラフを構成する。
(ステップS3014)グラフ構成手段4313は、ステップS3013で構成した共感グラフに対して平滑化処理を行い、平滑化された関心グラフを構成する。
(ステップS3015)グラフ構成手段4313は、平滑化された関心グラフに対して、その他の処理(例えば、装飾する処理)を行い、出力される関心グラフを構成する。上位処理にリターンする。
なお、図30のフローチャートにおいて、グラフ構成手段4313は、平滑化処理、その他の処理は行わなくても良いことは言うまでもない。
また、図30のフローチャートにおいて、構成された関心グラフは、対応する動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応付けられて、格納部41に蓄積されることは好適である。
次に、ステップS2614のマップ構成処理の例について、図31のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3101)マップ構成手段4314は、指示に対応する動画コンテンツ識別子を取得する。なお、ここで、マップ構成手段4314は、指示に対応する部分コンテンツ識別子を取得しても良い。
(ステップS3102)マップ構成手段4314は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS3103)マップ構成手段4314は、ステップS3101で取得した動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応するi番目のタイミング情報が存在するか否かを判断する。i番目のタイミング情報が存在する場合はステップS3104に行き、i番目のタイミング情報が存在しない場合はステップS3110に行く。なお、格納部41に、例えば、動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応する1または2以上のタイミング情報が管理されている、とする。
(ステップS3104)共感スコア取得手段4311は、ステップS3101で取得された動画コンテンツ識別子、i番目のタイミング情報に対応する共感スコアを取得する。かかる処理は、図27のフローチャートを用いて説明した処理である。
(ステップS3105)関心スコア取得手段4312は、ステップS3101で取得された動画コンテンツ識別子、i番目のタイミング情報に対応する関心スコアを取得する。かかる処理は、図28のフローチャートを用いて説明した処理である。
(ステップS3106)マップ構成手段4314は、ステップS3104で取得された共感スコアとステップS3105で取得された関心スコアとを有する組情報(例えば(共感スコア,関心スコア))を取得する。
(ステップS3107)マップ構成手段4314は、ステップS3101で取得された動画コンテンツ識別子、i番目のタイミング情報に対応する部分情報(例えば、部分コンテンツ、フィールド、部分コンテンツのタイトル等)を取得する。
(ステップS3108)マップ構成手段4314は、ステップS3105で取得した組情報とステップS3107で取得した部分情報とを対応付けて格納部41に蓄積する。
(ステップS3109)マップ構成手段4314は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS3103に戻る。
(ステップS3110)マップ構成手段4314は、格納部41からマップの枠情報を取得する。
(ステップS3111)マップ構成手段4314は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS3112)マップ構成手段4314は、j番目の組情報が存在するか否かを判断する。j番目の組情報が存在する場合はステップS3113に行き、j番目の組情報が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS3113)マップ構成手段4314は、j番目の組情報をマップの枠情報にプロットする。
(ステップS3114)マップ構成手段4314は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS3112に戻る。 なお、図31のフローチャートにおいて、マップ構成手段4314は、平滑化処理、その他の処理は行わなくても良いことは言うまでもない。
また、図31のフローチャートにおいて、マップ構成手段4314組情報と部分情報とを対応付けて格納部41に蓄積する処理は行わなくても良いことは言うまでもない。
また、図31のフローチャートにおいて、構成されたマップは、対応する動画コンテンツ識別子または部分コンテンツ識別子に対応付けられて、格納部41に蓄積されることは好適である。
次に、端末装置5の動作について説明する。端末装置5の端末受付部52は、各種の指示を受け付ける。次に、端末処理部53は、端末受付部52が受け付けた指示から送信する指示に構成する。そして、端末送信部54は、構成された指示を情報処理装置4に送信する。また、端末受信部55は、送信された指示に対応する情報を情報処理装置4から受信する。次に、端末処理部53は、端末受信部55が受信した情報を用いて、表示される情報を構成する。そして、端末出力部56は、端末処理部53が表示するデータ構造に構成した情報を出力する。
以下、本実施の形態における情報システムCの具体的な動作について説明する。情報システムCの概念図は図23である。
今、格納部41には、図32に示す動画管理情報管理表が格納されている、とする。動画管理情報管理表は、1以上の動画管理情報を管理する表である。動画管理情報は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「コンテンツ名」「部分コンテンツ名」を有するレコードである。「ID」はレコードを識別する情報である。「コンテンツ名」は動画コンテンツの名称、「部分コンテンツ名」は部分コンテンツの名称である。
また、ボタン押下情報格納部411には、図12に示す構造のボタン押下情報管理表が格納されている、とする。また、ボタン押下情報管理表には、多数のボタン押下情報が格納されている、とする。
また、格納部41には、図33に示すボタン管理情報管理表が格納されている、とする。ボタン管理情報管理表は、1以上のボタン管理情報を管理する表である。ボタン管理情報は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「ボタン情報」を有する。「ボタン情報」は、「ボタン識別子」「文字列」「ボタングループ識別子」「ポジネガフラグ」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「ボタングループ識別子」はボタンが属するグループを識別する情報である。グループは、ポジティブボタンとネガティブボタンとを含む2以上のボタンのグループである。「ポジネガフラグ」は、ポジティブボタン「1」か、ネガティブボタン「-1」が、いずれでもないか「0」を特定する情報である。
かかる状況において、以下、5つの具体例について述べる。具体例1は、共感スコアの算出の例である。具体例2は、共感グラフの作成の例である。具体例3は、平滑化された共感グラフの作成の例である。また、具体例3において、処理単位の複数の幅が設定可能であり、設定された処理単位の幅に応じて構成された複数の共感グラフの作成の例を説明する。また、具体例4において、図25に示した押下前感情情報と押下後感情情報との両方を用いて取得された共感スコアの共感グラフの作成の例を説明する。さらに、具体例5は、マップを構成する例である。
(具体例1)
情報処理装置4の受付部42は、動画コンテンツ識別子「C1」、ボタン識別子「B15」「B16」を含む動作開始の指示を受け付けた、とする。つまり、受付部42は、「C1」の動画コンテンツで、「おもしろい!」ボタン、「つまらない」ボタンの指示の状況を分析する動作開始の指示を受け付けた、とする。
すると、共感スコア取得手段4311は、ボタン識別子「B15」と対になるポジネガフラグ「1」をボタン管理情報管理表から取得する。また、共感スコア取得手段4311は、ボタン識別子「B16」と対になるポジネガフラグ「-1」をボタン管理情報管理表から取得する。
次に、共感スコア取得手段4311は、ポジネガフラグ「1」と対になるボタン識別子「B15」に対応するボタン押下情報をボタン押下情報管理表から検索し、当該ボタン押下情報の数を、各タイミング情報ごとに取得し、共感スコア表に各タイミング情報に対応付けて蓄積する。かかるボタン押下情報の数は、「ポジティブボタン押下数」である。
また、共感スコア取得手段4311は、ポジネガフラグ「-1」と対になるボタン識別子「B16」に対応するボタン押下情報をボタン押下情報管理表から検索し、当該ボタン押下情報の数を、各タイミング情報ごとに取得し、共感スコア表に各タイミング情報に対応付けて蓄積する。かかるボタン押下情報の数は、「ネガティブボタン押下数」である。
次に、共感スコア取得手段4311は、格納部41に格納されている演算式「共感スコア=ポジティブボタン押下数-ネガティブボタン押下数」を用いて、各タイミング情報ごとに共感スコアを算出する。そして、共感スコア取得手段4311は、当該共感スコアを共感スコア表に各タイミング情報に対応付けて蓄積する。
以上の処理により、図34に示す共感スコア表が構成された。なお、共感スコア表は、「タイミング情報」「ポジティブボタン押下数」「ネガティブボタン押下数」「共感スコア」を有するレコードを1以上有する表である。
次に、統計処理結果出力部441は、図34の共感スコア表を出力する。
(具体例2)
グラフ構成手段4313は、図34の共感スコア表の中の、例えば、「ポジティブボタン押下数」のみを用いて、図35に示すような共感グラフ(折れ線グラフ)を構成する。そして、統計処理結果出力部441は、図35の共感グラフを出力する。なお、この共感グラフは、「ポジティブボタン押下数」のみを用いたグラフであり、数値が大きいところは「面白い」という共感が得られたと考えることができるが、0のところはつまらないのかというと、そうとも限らない。このような単一のポジティブボタンのボタン押下情報を用いて取得された共感スコアは、定量化において原点を採ることができないという問題がある。つまり、この定量化は無次元の量となっている。
また、グラフ構成手段4313は、図34の共感スコア表の中の、例えば、「共感スコア」を用いて、図36に示すような共感グラフを構成し、出力する。図36によれば、ある共感軸に対して、ポジティブボタン押下情報数からネガティブボタン押下情報数を減算することにより、明確な原点が発生し、動画コンテンツに対して精度の高い共感データを取得することが可能となる。
また、共感スコア取得手段4311は、演算式「共感スコア=ポジティブボタン押下数-ネガティブボタン押下数×係数(係数>1)」により、共感スコアを算出しても良い。かかる演算式は、一般的に共感(ポジティブボタンの指示)に対して反感(ネガティブボタンの指示)の表明は小さいことを考慮した演算式である。つまり、一般的に共感に対して反感の表明は小さいことが多いため、上記のように係数を乗ずることにより、ポジティブボタンの押下とネガティブボタンの押下とを相対化することが可能となる。そして、グラフ構成手段4313は、演算式「共感スコア=ポジティブボタン押下数-ネガティブボタン押下数×係数(係数>1)」により、算出した共感スコアを用いて、例えば、図37に示す共感グラフを構成する。
次に、統計処理結果出力部441は、図35~図37の共感グラフを出力する。
(具体例3)
グラフ構成手段4313が、仮に、ポジティブボタン押下情報、ネガティブボタン押下情報を、単にプロットして視覚化した場合の図が図38である。かかる図では、視認性が低く、コンテンツの評価に利用可能なデータとはなり得ない。
一方、共感スコア取得手段4311は、動画コンテンツに含まれる各部分コンテンツを予め決められた時間で区切り、各時間内のポジティブボタン押下情報、ネガティブボタン押下情報に対して統計処理し、共感スコアを取得しても良い。そして、グラフ構成手段4313は、かかる時系列の共感スコアを用いて、グラフを構成し、かつ、例えば、スプライン関数によって平滑化したグラフを構成しても良い。かかる平準化したグラフの例は、図39である。
図39によれば、あるテーマ(部分コンテンツ)における視聴者全体の共感状況を視覚化することができる。しかし、図39では、得られる粒度が低く、大きな共感状態の変化は得られても、何を話しているときにどの程度の共感があったかというところまでは把握ができない。
そこで、共感スコア取得手段4311が集計の区切りの処理単位の時間を変更することにより、グラフの粒度を強制的に上げることは可能である。しかし、その手法では、粒度を上げるほど単純プロット(図38)に近づいていくことになり、粒度と視認性の両立ができない。
種々の処理単位の時間間隔(30秒、5秒、1秒)で、グラフ構成手段4313が作成した共感グラフは、図40である。図40(a)は処理単位が30秒の共感グラフ、図40(b)は処理単位が5秒の共感グラフ、図40(c)は処理単位が1秒の共感グラフである。
そして、統計処理結果出力部441は、図38~図40の共感グラフを出力する。
(具体例4)
共感スコア取得手段4311は、押下前感情情報と押下後感情情報との両方を用いて、一のボタン押下情報に対応する時間の推移に応じた元スコア(図25に示すような時間的推移のスコア)を取得する。そして、共感スコア取得手段4311は、かかる元スコアを用いて、タイミングごとに、ポジティブ感情時間的推移合算値(ΣIp)とネガティブ感情時間的推移合算値(ΣIn)とを算出し、かかるΣIp、ΣInと用いて、例えば、演算式「I(t)=ΣIp-β×ΣIn(βは正数)」により、各タイミングの共感スコアを取得する。
そして、グラフ構成手段4313は、かかる各タイミングの共感スコアを用いて、図41に示す共感グラフを構成する。
次に、統計処理結果出力部441は、図41の共感グラフを出力する。
(具体例5)
共感スコア取得手段4311は、例えば、演算式「(タイミング情報ごとのポジティブボタン押下数-タイミング情報ごとのネガティブボタン押下数)/タイミング情報に対応する時間長×係数(係数は正数)」により、タイミング情報ごとの共感スコアを算出する、とする。
また、関心スコア取得手段4312は、例えば、演算式「(タイミング情報ごとのポジティブボタン押下数+タイミング情報ごとのネガティブボタン押下数)/タイミング情報に対応する時間長×係数(係数は正数)」により、タイミング情報ごとの関心スコアを算出する、とする。なお、タイミング情報は、ここでは、例えば、部分コンテンツ識別子である、とする。
そして、タイミング情報ごとの組情報(共感スコア,関心スコア)が得られる。次に、マップ構成手段4314は、組情報の取得の元になった部分コンテンツに関する部分情報を組情報に対応付けて、格納部41に蓄積する。なお、部分情報は、ここでは、部分コンテンツそのもの、部分コンテンツ名のうち1以上の情報である、とする。
次に、マップ構成手段4314は、格納部41からマップの枠情報を取得する。そして、マップ構成手段4314は、タイミング情報ごとの組情報(共感スコア,関心スコア)をマップの枠情報の上にプロットし、図42に示すマップを構成する。
そして、統計処理結果出力部441は、図42に示すマップを出力する。
なお、図43に示すように、マップ上の4象限のうちの第一象限にプロットされた組情報に対応する部分コンテンツは、関心スコアが高く、かつ共感スコアが高い部分コンテンツである。つまり、かかる部分コンテンツは、関心も高く共感も高いので、当該部分コンテンツの拡充を検討すべき等の考察が得られる。また、第二象限にプロットされた組情報に対応する部分コンテンツは、関心スコアが高く、共感スコアが低い部分コンテンツである。つまり、かかる部分コンテンツは、関心は高いのに共感を得られていないので、当該部分コンテンツの解説の見直しが必要である等の考察が得られる。また、第三象限にプロットされた組情報に対応する部分コンテンツは、関心スコアが低く、共感スコアも低い部分コンテンツである。つまり、かかる部分コンテンツは、関心も共感も低いので、当該部分コンテンツを省くことも検討する等の考察が得られる。さらに、第四象限プロットされた組情報に対応する部分コンテンツは、関心スコアが低く、共感スコアが高い部分コンテンツである。つまり、かかる部分コンテンツは、関心は低いのに共感が高いので、より広い関心を模索する等の考察が得られる。
また、例えば、図42の4201の組情報に対する指示である組情報指示が受け付けられた場合、部分情報出力部442は、例えば、当該組情報と対になる部分コンテンツ名を出力し、かつ当該組情報と対になる部分コンテンツを再生する。
以上の具体例によれば、ボタン押下情報のログから、部分コンテンツ毎の関心スコアと共感スコアとを得ることが可能となる。そして、十分なログが得られている場合、情報を細分化する粒度も自在に設定が可能であり、また、視聴者に対して満足度や関心度等を直接聞いてはいないが、より本当の感想に近いデータが取得可能となる。
以上、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理し、動画コンテンツの適切な評価のための情報提供がでる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、共感スコアを取得し、当該共感スコアを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、共感スコアの時間的推移を示す共感グラフを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、共感スコアの時間的推移を示す、見やすい共感グラフを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、関心スコアを取得し、当該関心スコアを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、関心スコアの時間的推移を示す関心グラフを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理し、関心スコアの時間的推移を示す、見やすい関心グラフを提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を統計処理して、取得した共感スコアと関心スコアとを取得し、当該2つのスコアを用いたマップを提示できる。
さらに、本実施の形態によれば、マップ上の組情報に対応するタイミングに対する部分コンテンツに関する部分情報を得ることができる。
なお、本実施の形態における情報処理装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する2以上のボタンであり、ポジティブな感情を特定する1以上のポジティブボタンとネガティブな感情を特定する1以上のネガティブボタンとを含む2以上のボタンと、前記動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含む2以上の各ボタン押下情報が格納されるボタン押下情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記ボタン押下情報格納部の2以上のボタン押下情報を用いて、統計処理し、統計処理結果を取得する統計処理部と、前記統計処理結果を出力する統計処理結果出力部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態4)
本実施の形態において、ボタン押下情報と視聴率の情報とを用いて、傾聴率、第二視聴率を取得する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
本実施の形態における情報システムDの概念図は、符号を除いて、図23と同じである。情報システムDは、情報処理装置6、および1または2以上の端末装置5を備える。また、情報処理装置6と、1以上の各端末装置5とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置6は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置4は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。
また、図44は、本実施の形態における情報システムDを構成する情報処理装置6のブロック図である。
情報処理装置6は、格納部61、受付部42、処理部63、および出力部64を備える。格納部61は、ボタン押下情報格納部411、および視聴率情報格納部611を備える。処理部63は、統計処理部631を備える。統計処理部631は、傾聴率取得手段6311を備える。出力部64は、統計処理結果出力部641を備える。
情報処理装置6を構成する格納部61には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ボタン押下情報、視聴率情報、視聴率の調査対象の世帯数または端末数である調査対象数、傾聴率または第二視聴率を算出するための演算式である。調査対象数は、動画コンテンツの配信先の端末数でも良い。
また、ここでのボタン押下情報格納部411のボタン押下情報は、ポジティブボタンとネガティブボタン等のボタンの種類を識別する情報に対応付いていなくても良い。つまり、傾聴率、第二視聴率を算出する場合に、指示されたボタンの種類の情報を用いる必要はない。
視聴率情報格納部611は、1または2以上の各タイミング情報が特定するタイミングごとに、部分コンテンツの視聴率情報が格納される。視聴率情報とは、視聴率に関する情報である。視聴率情報は、例えば、視聴率(調査対象の世帯と視聴している世帯の比)でも良いし、視聴者の数でも良い。視聴率情報は、例えば、部分コンテンツ識別子に対応付いている。また、視聴率情報は、例えば、動画コンテンツ識別子に対応付いている。なお、視聴率情報格納部611の視聴率情報は、図示しない外部のサーバから受信された情報でも良いことは言うまでもない。また、部分コンテンツは、動画コンテンツを人手により区切られた部分でも良いし、動画コンテンツを所定時間単位で区切った部分でも良いし、動画コンテンツを所定フィールド数ごとに区切った部分等でも良い。
処理部63は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、統計処理部631、傾聴率取得手段6311が行う処理である。
統計処理部631は、ボタン押下情報格納部411の2以上のボタン押下情報を用いて、統計処理し、統計処理結果を取得する。ここでの統計処理は、例えば、後述する傾聴率の取得処理、後述する第二視聴率の取得処理である。つまり、統計処理結果は、例えば、傾聴率、第二視聴率である。傾聴率とは、動画コンテンツを出力している装置における、ボタンを指示した視聴者の装置の割合である。傾聴率は、例えば、演算式「傾聴率=ボタンを指示した視聴者の装置の数(端末識別子の数)/動画コンテンツを出力している装置の数(動画コンテンツの配信数)」、「傾聴率=ボタンを指示した視聴者の装置の数(端末識別子の数)/(調査対象の世帯の数×視聴率)」により算出される。また、第二視聴率は、確実に視聴している人に限定した視聴率である。第二視聴率は、調査対象の世帯の数に対する、ボタンを指示した視聴者の装置の数の比である。第二視聴率は、例えば、演算式「第二視聴率=ボタンを指示した視聴者の装置の数(端末識別子の数)/調査対象の世帯の数」により算出される。なお、調査対象の世帯の数は、調査対象の端末の数と同意義である。
統計処理部631は、ボタン押下情報格納部411の2以上のボタン押下情報と、視聴率情報格納部611の視聴率情報とを用いて、統計処理し、統計処理結果を取得する。
傾聴率取得手段6311は、2以上の各タイミング情報に対応するボタン押下情報と視聴率情報とを用いて、傾聴率を取得する。
出力部64は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、統計処理結果、傾聴率、第二視聴率である。
また、ここで、出力とは、例えば、端末装置5への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、端末装置5以外の外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念を含んでも良い。
統計処理結果出力部641は、統計処理部631が取得した統計処理結果を出力する。 統計処理結果出力部641は、例えば、傾聴率取得手段6311が取得した傾聴率を出力する。また、統計処理結果出力部641は、例えば、統計処理部631が取得した第二視聴率を出力する。
格納部61、および視聴率情報格納部611は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部61等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部61等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部61等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部61等で記憶されるようになってもよい。
処理部63、統計処理部631、および傾聴率取得手段6311は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部63等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部64、および統計処理結果出力部641は、例えば、無線または有線の通信手段により実現される。ただし、出力部64等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
次に、情報システムDを構成する情報処理装置6の動作について、図45のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS4501)統計処理部631は、調査対象数を格納部61から取得する。
(ステップS4502)統計処理部631は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS4503)統計処理部631は、i番目の処理単位が存在するか否かを判断する。i番目の処理単位が存在する場合はステップS4504に行き、i番目の処理単位が存在しない場合はステップS4511に行く。なお、処理単位とは、傾聴率、第二視聴率を取得する期間である。処理単位は、例えば、1秒、1分、5分等の時間単位、部分コンテンツの単位、動画コンテンツの単位等である。処理単位は、タイミング情報に対応付いていても良い。
(ステップS4504)統計処理部631は、i番目の処理単位に対応する1以上のタイミング情報と対になる視聴率情報を視聴率情報格納部611から取得する。なお、ここで、i番目の処理単位に対応するタイミング情報と対になる視聴率情報が2以上、存在する場合、統計処理部631は、当該2以上の視聴率情報の代表値の視聴率情報を取得する。なお、代表値は、例えば、平均値、最大値、最小値等である。
(ステップS4505)統計処理部631は、i番目の処理単位に対応する1以上のタイミング情報と対になるボタン押下情報をボタン押下情報格納部411から取得する。
(ステップS4506)統計処理部631は、ステップS4505で取得したボタン押下情報から、i番目の処理単位の間に、ボタンを指示した端末の数を取得する。統計処理部631は、例えば、ステップS4505で取得したボタン押下情報から端末識別子を取得し、取得した端末識別子に対してユニーク処理を行った後に、端末識別子の数を算出する。なお、ユニーク処理を行うのは、i番目の処理単位の間に、一の端末装置から2度以上、ボタンが指示された場合でも、端末数を重複カウントしないためである。
(ステップS4507)傾聴率取得手段6311は、ステップS4501で取得された調査対象数、ステップS4504で取得された視聴率情報、およびステップS4506で取得された端末数を用いて、傾聴率を算出する。傾聴率取得手段6311は、例えば、演算式「傾聴率=端末数/(調査対象数×視聴率情報)」に、ステップS4501で取得された調査対象数、ステップS4504で取得された視聴率情報、およびステップS4506で取得された端末数を代入し、当該演算式を実行し、傾聴率を算出する。
(ステップS4508)統計処理部631は、ステップS4501で取得された調査対象数、およびステップS4506で取得された端末数を用いて、第二視聴率を算出する。統計処理部631は、例えば、演算式「第二視聴率=端末数/調査対象数」に、ステップS4501で取得された調査対象数、およびステップS4506で取得された端末数を代入し、当該演算式を実行し、第二視聴率を算出する。
(ステップS4509)統計処理部631は、ステップS4507で取得した傾聴率、およびステップS4508で取得した第二視聴率を、i番目の処理単位に対応付けて、格納部61に蓄積する。
(ステップS4510)統計処理部631は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS4503に戻る。
(ステップS4511)統計処理部631は、ステップS4509で蓄積された1以上の傾聴率、または/および1以上の第二視聴率を用いて、出力する情報である出力情報を構成する。なお、出力情報は、例えば、時系列の傾聴率の推移を示すグラフである。また、出力情報は、例えば、時系列の第二視聴率の推移を示すグラフである。また、出力情報は、例えば、i番目の処理単位に対応付けられた傾聴率の表である。また、出力情報は、例えば、i番目の処理単位に対応付けられた第二視聴率の表である。なお、出力情報の内容等は問わない。また、時系列の情報の集合からグラフを構成する処理は、グラフ構成手段4313の処理と同様でも良い。
(ステップS4512)統計処理結果出力部641は、ステップS4511で構成された出力情報を出力する。処理を終了する。なお、出力情報は、統計処理結果である。
以上、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報と視聴率データとを用いて、傾聴率を取得し、提示できる。
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツの視聴者の反応に関する情報を用いて、第二視聴率を取得し、提示できる。
なお、本実施の形態における情報処理装置6を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する2以上のボタンであり、ポジティブな感情を特定する1以上のポジティブボタンとネガティブな感情を特定する1以上のネガティブボタンとを含む2以上のボタンと、前記動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含む2以上の各ボタン押下情報が格納されるボタン押下情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記ボタン押下情報格納部の2以上のボタン押下情報を用いて、統計処理し、統計処理結果を取得する統計処理部と、前記統計処理結果を出力する統計処理結果出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、2以上の各タイミング情報が特定するタイミングごとに、部分コンテンツの視聴率に関する視聴率情報が格納される視聴率情報格納部にさらにアクセス可能なコンピュータを、前記統計処理部は、前記2以上の各タイミング情報に対応するボタン押下情報と視聴率情報とを用いて、端末装置で前記動画コンテンツを出力している視聴者と、前記動画コンテンツの視聴中にボタンを指示した視聴者との割合いに関する傾聴率を取得する傾聴率取得手段を具備し、前記統計処理結果出力部は、前記傾聴率を出力するものとして、前記コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図46は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1、3、4、6、端末装置2、5を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図46は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図47は、システム300のブロック図である。なお、端末装置2は、通常、図示しないスピーカーを具備する。
図46において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図47において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。