JP7182040B2 - 真空断熱筐体および冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫などに用いる真空断熱筐体に関するものである。
近年、地球環境問題である温暖化の対策として省エネルギー化を推進する動きが活発化し、断熱技術の性能進化が期待されている。従来、この種の断熱技術は、図16と図17に示されているように、扉枠体30の内部の空間に設けられた真空断熱パネル34と、扉枠体30側面に接して設けられた補強部材35を有した構造とすることで断熱性能を向上させた技術が提案されている。なお、真空断熱パネル34とは、板形状の容器内を真空にすることで断熱性能を向上させた構造のことをいう(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-119966号公報
しかしながら、上記従来の構成では、扉枠体30は、内部の空間に真空断熱パネル34と扉枠体30の側面に接して設けられた補強部材35を有した構造であり、補強部材35の近傍の断熱性は、真空断熱パネル34と独立した構成にしているため、断熱性能の悪化と冷蔵庫内外温度差による扉枠体30にそりが発生するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、断熱性能と、扉内外温度差により生じるそり変形などの剛性の向上も両立できる真空断熱筐体(扉体)を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の真空断熱筐体は、外板と、内板と、前記外板および前記内板の間に配置された真空断熱体とを備え、前記真空断熱体は、内部に芯材と補強部材とを有し、前記芯材は連続気泡発泡ウレタンの発泡成形品であって、前記真空断熱体は、シール部材とベース部材とで内部が真空密閉された構造としたものである。
これによって、断熱性能を高めながら、芯材と補強部材とを内部に備えた真空断熱体により、真空断熱筐体(扉体)の内外面に温度差が生じても、真空断熱筐体(扉体)のそり変形を抑制することができる。
本発明の真空断熱筐体(扉体)は、断熱性能を高めながら、真空断熱筐体(扉体)の内外面に温度差が生じても、真空断熱筐体(扉体)のそり変形を抑制することができるので、簡単な構成で、そり変形を長期間保証し、断熱性能も高めた真空断熱筐体を提供することができる。
本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵庫の斜視図 本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵室扉の斜視図 本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵室扉の断面図 本発明の実施の形態1における図3のA部拡大断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵室扉の部品展開図 本発明の実施の形態1における図5のB部拡大断面図 本発明の実施の形態1における真空断熱体の断面図 本発明の実施の形態1における図7のC部拡大断面図 本発明の実施の形態1における真空断熱体の部品展開図 本発明の実施の形態1における図9のD部拡大断面図 本発明の実施の形態1における真空断熱筐体の芯材と補強部材の斜視図 本発明の実施の形態2における真空断熱筐体の芯材と吸着部材の斜視図 本発明の実施の形態2における真空断熱筐体の芯材に配置された吸着部材の環境温度と吸着速度の関係図 本発明の実施の形態3における真空断熱筐体の芯材の発泡成形型図 本発明の実施の形態3における真空断熱筐体の芯材の発泡成形型分解図 従来の真空断熱筐体の部品展開図 従来の真空断熱筐体の断面図
第1の発明は、外板と、内板と、前記外板および前記内板の間に配置された真空断熱体とを備え、前記真空断熱体は、内部に芯材と補強部材とを有し、前記芯材は連続気泡発泡ウレタンの発泡成形品であって、前記真空断熱体は、シール部材とベース部材とで内部が真空密閉された構造としたことにより、断熱性能が高まるとともに、補強部材が真空密閉内に配置することで曲げ剛性が向上し、真空断熱筐体の内外面の環境温度の違いによる熱収縮で発生するそり変形を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記芯材と前記補強部材とが一体構成されたことにより、補強部材は、芯材の連続気泡ウレタンフォームとを一体で成形されることで曲げ剛性が向上するので、真空断熱筐体の内外面の環境温度の違いによる熱収縮で発生するそり変形をさらに抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記補強部材は、前記芯材よりも熱収縮による変化の少ない材料を用いたことにより、補強部材は、芯材の連続気泡ウレタンフォームよりも熱収縮による変化の少ない材料なので、真空断熱筐体の内外面の環境温度の違いによる熱収縮で発生するそり変形を確実に抑制することができる。
第4の発明は、第1から第4のいずれかの発明において、前記ベース部材は、熱可塑性樹脂を異材質で積層して形成されたことにより、真空成形などで自由な形状に形成することができ、真空封止後の外部からの水や空気などのガスの浸入を防止でき真空度を保てるので、断熱性能も長期に保つことができる。
第5の発明は、第1から第5のいずれかの発明において、前記シール部材は、アルミ箔の両面を樹脂フィルムでラミネートして積層されたことにより、真空封止後の外部からの水や空気などのガスの浸入を防止でき真空度を保てるので、断熱性能も長期に保つことができる。
第6の発明は、第1から第6のいずれかの発明において、前記真空断熱体の内部に吸着部材を備えたことにより、真空封止後に内部からの発生や、或いは外部から浸入した水や空気などのガスを吸着し、真空度を悪化させないので、断熱性能も長期に保つことができる。
第7の発明は、第1から第7のいずれかに記載の真空断熱筐体を備えた冷蔵庫であり、断熱性能と外観変形を抑制した信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符合を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面おいて、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵庫の斜視図、図2は本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵室扉の斜視図、図3は本発明の実施の形態1における真空断熱筐体を備えた冷蔵室扉の断面図、図4は図3のA部拡大断面図、図5は本発明の実施の形態1における冷蔵室扉の部品展開図、図6は図5のB部拡大断面図、図7は本発明の実施の形態1における真空断熱体の断面図、図8は図7のC部拡大断面図、図9は本発明の実施の形態1における真空断熱筐体の部品展開図、図10は図9のD部拡大断面図、図11は本発明の実施の形態1における真空断熱筐体の芯材と補強部材の斜視図である。
図1において、冷蔵庫1は、外観を形成する冷蔵庫本体2と、冷蔵室扉3と、製氷室扉4と、野菜室扉5と、冷凍室扉6から配置した構成としている。図2において冷蔵室扉3は、外板3aと、内板3cを配置した構成としている。
次に、冷蔵室扉3の構成について説明する。図3から図5において、冷蔵室扉3は、外板3aと、内板3cと、外板3aと内板3cの内部に配置された真空断熱体3bとを備えている。そして、冷蔵室扉3の周縁には、冷蔵庫1の庫内と庫外とをシールするガスケット3dを備えている。
また、図6に示すように、冷蔵室扉3の内板3cは、内板庫内部15と、冷蔵室扉3の側部を構成する内板外周部14とをインジェクション成形で一体に構成されている。
内板3cは、冷蔵室内側となる庫内部の肉厚T1より冷蔵室外側となる外周部の肉厚T2を大きくした偏肉構成としている。具体的には、ガスケット3dのアンカー部12を固定するための凹部13を境に、内板3cの庫内側の内板庫内部15の肉厚T1より冷蔵室外側となる内板外周部14の肉厚T2を大きくしている。
図7、8に示すように、真空断熱筐体である冷蔵室扉3の真空断熱体3bは、内部に芯材3bcと補強部材3bcaとを備え、シール部材3baとベース部材3bdとで内部を真空密閉した構造としている。
そして、芯材3bcと補強部材3bcaとは一体に構成されている。具体的には、真空断熱体3b内に配置されている補強部材3bcaは、芯材3bcである連続気泡ウレタンを発泡金型内で発泡成形する時に予め発泡金型内に補強部材3bcaをセットし、連続気泡ウレタンと一体で構成されたものである。
図9から図11に示すように、真空断熱体3bの芯材3bcは、一体発泡成形された補強部材3bcaと、吸着部材3bbを配置し、芯材3bcの一部分に吸着部材凹部3bcbと、補強部材位置きめピン跡を設けた構成としている。具体的には、補強部材3bcaは、芯材3bcの長手方向に、内板3c側である庫内側の左右に一対で配置されている。そして、補強部材3bcaは、芯材3bcの庫内側の平面部から凸部10に沿った曲面状に形成されている。また、補強部材3bcaの短手方向の端部には、フランジ部11を折り曲げて形成されていて、フランジ部11が芯材3bcの内部に食い込むように延出して配置されている。
また、真空断熱体3b内の芯材3bcには、吸着部材3bbを収納するための吸着部材凹部3bcbが複数箇所、外板3a側に形成されている。吸着部材凹部3bcbは吸着部材3bbを真空断熱体3bの真空封止組立作業時に位置決め、数量管理するために設けられている。
また、芯材3bcの発泡成形時に、補強部材3bcaをウレタン発泡金型にセットする時の位置決めを分かり易くするために、補強部材位置決めピン跡3bccを有している。
また、補強部材3bcaは、芯材3bcよりも熱収縮による変化の少ない材料、例えば金属性の板金などを用いている。
また、ベース部材3bdは、熱可塑性樹脂を異材質で積層して形成されている。
また、シール部材3baは、アルミ箔の両面を樹脂フィルムでラミネートして積層されて形成されている。
以上のように構成された真空断熱筐体について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷蔵室扉3の「そり現象」について説明する。冷蔵室扉3の断熱構造とガスケット3dにより、冷蔵庫本体2の冷蔵室内側と外側の熱は遮断され、冷凍システムの温度制御により冷蔵室内の温度は所定温度に冷却される。
ここで、「そり現象」を簡単に説明するために、特に夏場の気温が高い時に、冷蔵室外側環境の外気温度30~40℃により熱膨張し、冷蔵室内側の室温は、約0~10℃の範囲で温度制御され熱収縮が生じることで、冷蔵室扉3は庫外側が膨らむように「そり」が発生する力が働く。
しかしながら、本実施の形態では、内板3cは、冷蔵室内側となる庫内部の肉厚T1より冷蔵室外側となる外周部の肉厚T2を大きくした偏肉構成としている。具体的には、ガスケット3dのアンカー部12を固定するための凹部13を境に、内板3cの庫内側の内板庫内部15の肉厚T1より冷蔵室外側となる内板外周部14の肉厚T2を大きくしているので、内板3cの庫内側の熱収縮も少なくでき、冷蔵室内外に生じた熱収縮を緩和することができるので、冷蔵室扉3全体のそり発生を防止できる。
また、本実施の形態では、真空断熱筐体である冷蔵室扉3の真空断熱体3bは、内部に芯材3bcと補強部材3bcaとを備え、シール部材3baとベース部材3bdとで内部を真空密閉した構造としているので、真空断熱体3bの曲げ剛性が向上し、更に内部が真空封止され、剛性が増すことで、冷蔵庫内外の温度差で生じる熱収縮を低減することができ、冷蔵室扉3全体のそり発生を抑制することができる。
また、芯材3bcを形成する際、連続気泡ウレタン発泡と同時に補強部材3bcaは一体成形されるので、芯材3bcと補強部材3bcaとは一体に構成され、さらに真空断熱体3bの曲げ剛性が向上し、冷蔵室扉3全体のそり発生を抑制することができる。
また、補強部材3bcaは、芯材3bcよりも熱収縮による変化の少ない材料、例えば金属性の板金などを用いているので、より確実に真空断熱体3bの曲げ剛性が向上し、冷蔵室扉3全体のそり発生を抑制することができる。
また、真空断熱体3bを構成するベース部材3bdは、熱可塑性樹脂を異材質で積層して形成され、水や空気などのガスバリア性を有するので、真空成形などで自由な形状に形成することができるとともに、真空封止後の外部からの水や空気などのガスの浸入を防止でき真空度を保てるので、断熱性能も長期に保つことができる。
また、真空断熱体3bを構成するシール部材3baは、極薄アルミ箔の両面を樹脂フィルムでラミネートして積層され、水や空気などのガスバリア性を有するので、真空封止後の外部からの水や空気などのガスの浸入を防止でき真空度を保てるので、断熱性能も長期に保つことができる。
また、真空断熱体3b内に収納されている吸着部材3bbは、真空断熱筐体の内部に発生する水や空気など、或いは外部から侵入する水や空気などを吸着することにより、真空封止後に内部からの発生や、或いは外部から浸入した水や空気などのガスを吸着し、真空度を悪化させないので、断熱性能も長期に保つことができる。
また、真空断熱体3b内に備えた芯材3bcの吸着部材凹部3bcbは、真空断熱体3bの真空封止組立作業時に位置決め、数量管理するために設けられている。
補強部材位置決めピン跡3bccは、芯材3bcの発泡成形時に、補強部材3bcaをウレタン発泡金型にセットする時の位置決めを容易にするためのものである。
真空断熱体3b内に備えた芯材3bcの吸着部材凹部3bcb、および、補強部材3bcaをウレタン発泡金型にセットする時の位置決めを容易にするための補強部材位置決めピン跡3bccは、何れも組立時の作業効率と欠品のない物作りを確実に行うことができる。
また、吸着部材3bbは、真空断熱体3bの内部に発生する水や空気など、或いは外部から侵入する水や空気などを吸着することするので、真空断熱体3bの真空度を長期に保つことで断熱性能も長期に保つことができる。
なお。本実施の形態では、冷蔵室扉3を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、製氷室扉4、野菜室扉5、冷凍室扉6等にも適用することができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2における真空断熱筐体の真空断熱体を構成する芯材と吸着部材の斜視図、図13は、本発明の実施の形態2における真空断熱筐体の真空断熱体内に配置された吸着部材の環境温度と吸着速度の関係を示すグラフである。なお、実施の形態1と同一構成部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図12において、真空断熱体3b内の外板3a側(高温側)には吸着部材3bbが配置されている。具体的には、真空断熱体3b内の芯材3bcの外板3a側(高温側)に複数箇所、吸着部材3bbを収納するための吸着部材凹部3bcbが設けられている。吸着部材凹部3bcbは吸着部材3bbを真空断熱体3bの真空封止組立作業時に位置決め、数量管理するために設けられたものである。
また、芯材3bcは、多孔性構造体である連続気泡ウレタンフォームで形成され、芯材3bcを形成する際、連続気泡ウレタン発泡と同時に吸着部材3bbを収納するための吸着部材凹部3bcbが成形される。
また、吸着部材3bbは、真空断熱体3bの内部に発生する水や空気など、或いは外部から侵入する水や空気などを吸着する。
図13は、吸着部材の環境温度と吸着速度の関係を示すグラフであり、温度が高いほど吸着速度が速くなることを示している。
以上のように構成された真空断熱筐体について、以下その動作、作用を説明する。
真空断熱体3b内の芯材3bcに配置された吸着部材3bbは、芯材3bcの外板3a側(高温側)に配置されているので、吸着部材3bbの吸着速度と環境温度特性から、吸着速度を速くでき、冷蔵庫が組み立てられて、冷蔵庫を運転した状態で真空断熱体3b内の真空度を長期に亘って維持することができ、冷蔵庫の信頼性を高めることができる。
また、芯材3bcは、多孔性構造体である連続気泡ウレタンフォームで形成され、芯材3bcを形成する際、連続気泡ウレタン発泡と同時に吸着部材3bbを収納するための吸着部材凹部3bcbが成形されるので、吸着部材3bbを容易に配置できるとともに、組立工程時の欠品を防止できる。
また、吸着部材凹部3bcbに吸着部材3bbを収納することで、芯材3bcと外板3aとの間に凹凸が生じることなく、冷蔵室扉3の組立性を高めることができる。
また、吸着部材3bbは、真空断熱体3bの内部に発生する水や空気など、或いは外部から侵入する水や空気などを吸着するので、真空断熱体3b内の真空度を長期に保つことで断熱性能も長期に保つことができる。
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3における真空断熱筐体の芯材の発泡成形型構成図、図15は、本発明の実施の形態3における真空断熱筐体の芯材と発泡成形型の分割構成図である。なお、実施の形態1、2と同一構成部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
以下、連続気泡発泡ウレタンの連続気泡発泡成形金型7について説明する。
図14に示すように、連続気泡発泡ウレタンの連続気泡発泡成形金型7は、発泡成形上型7aと、発泡成形下型7bの上下分割型構造としている。
また、図15に示すように、発泡成形上型7a、および発泡成形下型7bを、さらに複数の分割構造としている。具体的には、発泡成形上型7aの吸着部材凹部3bcbを形成する部分を上面分割型7abとして、合わせ面を分割型ラインとしている。また、発泡成形下型7bは、それぞれの側部を分割した下面分割型7ba(4面)として、芯材3bcの角部に対応する部分で、対角線状(斜辺状)に合わせ面として分割型ラインとしている。
上記構成により、連続気泡ウレタンの発泡成形時に発生するガスを抜け易くし、発泡成形上型7aと、発泡成形下型7bの型の合わせに目にガス抜け効果があるので、成形品の表面形状にガス抜けの悪さによる欠肉もない発泡成形品を成形することができる。
また、発泡成形上型7aは、複数の分割構造とし、連続気泡ウレタンの発泡成形時に発生するガスを抜け易くしているので、成形品の表面形状にガス抜けの悪さによる欠肉もない発泡成形品を成形することができる。
また、発泡成形下型7bは、複数の分割構造とし、連続気泡ウレタンの発泡成形時に発生するガスを抜け易くしているので、成形品の表面形状にガス抜けの悪さによる欠肉もない発泡成形品を成形することができる。
また、連続気泡ウレタンの成形後の成形品の表面は、金型分割構造により、連続気泡ウレタンの発泡成形時に発生するガスを抜け易くしているので、ガス抜き跡の分割部にバリを発生することができるので、成形品の表面形状にガス抜けの悪さによる欠肉もない発泡成形品を成形することができる。
以上のように、本発明に真空断熱筐体は、冷蔵庫に限らず、自動車、ヒートポンプ式給湯機、電気式湯沸かし器、炊飯器、浴槽、住宅の外壁や屋根などの断熱構造にも適用できる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵庫本体
3 冷蔵室扉(真空断熱筐体)
3a 外板
3b 真空断熱体
3ba シール部材
3bb 吸着部材
3bc 芯材
3bca 補強部材
3bcb 吸着部材凹部
3bcc 補強板位置き決めピン跡
3bd ベース部材
3c 内板
3d ガスケット
4 製氷室扉
5 野菜室扉
6 冷凍室扉
7 連続気泡発泡成形金型
7a 発泡成形上型
7ab 上面分割型
7b 発泡成形下型
7ba 下面分割型
10 凸部
11 フランジ部
12 アンカー部
13 凹部
14 内板外周部
15 内板庫内部

Claims (7)

  1. 外板と、内板と、前記外板および前記内板の間に配置された真空断熱体とを備え、
    前記真空断熱体は、内部に芯材と補強部材とを有し、前記芯材は連続気泡発泡ウレタンの発泡成形品であって、
    前記真空断熱体は、シール部材とベース部材とで内部が真空密閉された構造を有し、前記補強部材は、前記芯材の平面部から曲面状に形成され、前記真空断熱体の長手方向に形成されている真空断熱筐体。
  2. 前記芯材と前記補強部材とが一体構成された請求項1に記載の真空断熱筐体。
  3. 前記補強部材は、前記芯材よりも熱収縮による変化の少ない材料で構成されている請求項1または2に記載の真空断熱筐体。
  4. 前記ベース部材は、熱可塑性樹脂を異材質で積層して形成された請求項1から3のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  5. 前記シール部材は、アルミ箔の両面を樹脂フィルムでラミネートして積層された請求項1から4のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  6. 前記真空断熱体の内部に吸着部材を備えた請求項1から5のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱筐体を備えた冷蔵庫。
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