JP7181953B2 - 無線電力システム - Google Patents

Description

本出願は、概して、電力システムに関し、より具体的には、電子デバイスを充電するための無線電力システムに関する。
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２０年１２月１８日に出願された米国特許出願第１７／１２７，７３３号、及び２０２０年２月２６日に出願された米国仮特許出願第６２／９８１，６９８号に対する優先権を主張するものであり、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。

無線充電システムでは、充電マットなどの無線送電デバイスは、ポータブル電子デバイスなどの無線受電デバイスに電力を無線で送信する。ポータブル電子デバイスは、コイルと整流回路とを有する。ポータブル電子デバイスのコイルは、無線送電デバイスから交流無線電力信号を受信する。整流回路は、受信した信号を直流電力に変換する。

無線電力システムは、無線送電デバイスと複数の無線受電デバイスとを有する。無線送電デバイスは、筐体、複数の無線受電デバイスと共にそれぞれ動作するように構成された複数の無線電力コイルを有する。

無線送電デバイスは、折り曲げ可能な筐体などの筐体を有する。電源内の有線電力ポートは、有線電力を提供するケーブルに連結するように構成されている。任意選択の無線受電コイル及び任意選択のバッテリを使用して、無線電力を受信し、電力を蓄積することができる。

無線電力コイルは、セルラー電話、腕時計、イヤーバッドバッテリケース、イヤーバッド、コンピュータスタイラス、及び他の電子デバイスなどの電子デバイスに無線電力を送信する際に使用される。整流器を、無線電力コイルに連結することができる。第１のモードでは、コイルは、セルラー電話又は他のデバイスに無線電力を送信する。第２のモードでは、コイルは、セルラー電話又は他のデバイスから無線電力を受信する際に使用される。このようにして、電力は、セルラー電話又は他のデバイスのバッテリから収集され、腕時計、コンピュータスタイラス、イヤーバッドバッテリケース、イヤーバッド、又は他の電子デバイスに再分配することができる。

一実施形態に係る例示的な無線電力システムの概略図である。 一実施形態に係る例示的な無線電力システム回路の回路図である。 一実施形態に係る無線送電デバイスの一部分における例示的なイヤーバッド及び関連付けられた無線送電回路の図である。 一実施形態に係る例示的な無線電力システムの回路図である。 一実施形態に係る例示的なデバイスの上面図である。 一実施形態に係る例示的なデバイス及び関連付けられた機器の一部分の上面図である。 一実施形態に係る例示的なデバイス及び関連付けられた機器の一部分の上面図である。 一実施形態に係る例示的なデバイス及び関連付けられた機器の一部分の上面図である。 一実施形態に係る例示的なデバイス及び関連付けられた機器の一部分の上面図である。 一実施形態に係る例示的なデバイスの側面図である。

無線電力システムは、無線送電デバイスを含む。無線送電デバイスは、１つ以上の複数の無線受電デバイスに電力を無線で送信する。無線送電のための電力は、外部機器から受信される、あるいは無線受電デバイスのうちの１つから収集される。所望であれば、無線送電のための電力は、任意選択の内部バッテリに蓄積されてもよい。

無線受電デバイスは、腕時計、セルラー電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、無線イヤーバッド（イヤーインヘッドホン）、イヤーバッド又は他の機器用のバッテリケース、コンピュータスタイラス、又は他の電子機器などのデバイスである。無線受電デバイスは、内部バッテリを充電するために、かつ内部回路に給電するために、無線送電デバイスからの電力を使用する。

無線送電デバイスは筐体を有する。無線電力を送信及び／又は受信するためのコイル並びに他の無線電力回路が、筐体内に収容される。磁石も筐体内に収容されてもよい。充電動作中、磁石は、コイルと整列した定位置に無線受電デバイスを保持するために使用されてもよい。

例示的な無線電力システム（無線充電システム）を、図１に示す。図１に示すように、無線電力システム８は、無線送電デバイス１２などの無線送電デバイスを含み、また、無線受電デバイス２４などの複数の無線受電デバイスを含む。無線送電デバイス１２は制御回路１６を含む。各無線受電デバイス２４は制御回路３０を含む。制御回路１６及び制御回路３０などのシステム８内の制御回路は、システム８の動作を制御する際に使用される。この制御回路は、マイクロプロセッサ、電力管理ユニット、ベースバンドプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ、及び／又は処理回路を有する特定用途向け集積回路に関連付けられた処理回路を含み得る。処理回路は、デバイス１２及びデバイス２４内に所望の制御機能及び通信機能を実装する。例えば、処理回路は、コイルの選択、送電レベルの判定、異物を検出し他のタスクを実行するためのセンサデータ及び他のデータの処理、ユーザ入力の処理、デバイス１２と２４との間の交渉への対処、帯域内データ及び帯域外データの送信並びに受信、測定の実行、並びに他の方法でシステム８の動作を制御する際に使用され得る。

システム８内の制御回路は、ハードウェア（例えば、専用のハードウェア又は回路）、ファームウェア及び／又はソフトウェアを使用して、システム８内で動作を実行するように構成されてもよい。システム８内で動作を実行するためのソフトウェアコードは、制御回路８内の非一時的コンピュータ可読記憶媒体（例えば、有形のコンピュータ可読記憶媒体）上に記憶される。ソフトウェアコードは、時に、ソフトウェア、データ、プログラム命令、命令、又はコードと呼ばれることがある。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）などの不揮発性メモリ、１つ以上のハードドライブ（例えば、磁気ドライブ若しくはソリッドステートドライブ）、１つ以上のリムーバブルフラッシュドライブ、又は他のリムーバブル媒体、などを含むことができる。非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアは、制御回路１６及び／又は３０の処理回路上で実行することができる。処理回路は、処理回路を有する特定用途向け集積回路、１つ以上のマイクロプロセッサ、中央処理装置（ＣＰＵ）、又は他の処理回路を含むことができる。

送電デバイス１２は、スタンドアロン型電源アダプタ（例えば、電源アダプタ回路を含む無線充電マット）であってもよく、ケーブルによって電源アダプタ若しくは他の機器に連結されてもよく、折り曲げ可能なデバイスなどのポータブルデバイスであってもよく、バッテリを含んでもよく、カバー又はケースとして機能してもよく、あるいは他の無線電力伝送機器であってもよい。無線送電デバイス１２が複数の無線受電デバイス２４に無線電力を送信する例示的な構成を、本明細書において例として説明する場合がある。

図１のデバイス２４などのシステム８内の受電デバイスのそれぞれは、腕時計、セルラー電話、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなどのポータブル電子デバイスであってもよく、コンピュータスタイラス、イヤーバッド、イヤーバッド用のバッテリケース、他の電子デバイス用のバッテリケースなどのアクセサリ、又は他の電子機器であってもよい。送電デバイス１２は、バッテリなどの電源を有してもよく、かつ／又はデバイス２４のうちの１つから無線で電力を受信することができる（例えば、デバイス１２は、他の場合にはデバイス１２から電力を無線で受信し得る、デバイス２４のうちの１つなどのポータブルデバイスからバッテリ電力を収集することができる）。デバイス１２はまた、充電マット又は他の外部無線送電デバイスから無線で電力を受信することができ、かつ／又は有線接続から電力を受信することができる。デバイス１２は、例えば、外部電源アダプタから直流（ＤＣ）電力を受信するか、又は壁コンセント若しくは他の交流（ＡＣ）電源からＡＣ電力を受信する有線電力ポートを有してもよい。電力がＡＣ電源からデバイス１２に供給されると、デバイス１２は、ＡＣ電力をＤＣ電力に変換するために、ＡＣ－ＤＣ電力コンバータ１４を使用する。

デバイス１２内の直流電力は、制御回路１６に給電するために使用される。動作中、制御回路１６内のコントローラは、送電回路５２を使用して、システム８内の各デバイス２４の受電回路５４に無線電力を送信する。送電回路５２は、制御回路１６によって提供される制御信号に基づいてオン及びオフに切り替えられて無線送電コイル（単数又は複数）３６などの１つ以上の無線送電コイルを介してＡＣ電流信号を生成する、スイッチング回路（例えば、トランジスタから形成されたインバータ回路６１）を有してもよい。これらのコイル駆動信号は、コイル（単数又は複数）３６に無線電力を送信させる。複数のコイル３６がデバイス１２内に含まれてもよい（例えば、少なくとも２つのコイル、少なくとも３つのコイル、少なくとも５つのコイル、３～１０個のコイル、１０個未満のコイル、８個未満のコイル、又は他の好適な数のコイル）。

インバータ６１からのＡＣ電流がコイル３６を通過すると、交流電磁場（例えば、磁場）（無線電力信号４４）が生成され、対応する受信コイル（単数又は複数）４８で受信される。各無線受電デバイス２４は、単一のコイル４８、少なくとも２個のコイル４８、少なくとも３個のコイル４８、少なくとも４個のコイル４８、又は他の好適な数のコイル４８を有してもよい。デバイス２４のそれぞれが単一の無線受電コイル４８を有する例示的な構成を、本明細書において例として説明する場合がある。

交流電磁場がデバイス２４内のコイル４８によって受信されると、対応する交流電流がコイル４８内に誘導される。無線電力を送電する際に使用されるＡＣ信号は、任意の好適な周波数（例えば、１００～２５０ｋＨｚ、１００ｋＨｚ未満、２５０ｋＨｚ超など）を有し得る。ブリッジネットワーク内に配置された同期整流金属酸化物半導体トランジスタなどの整流構成要素を含む、整流回路５０などの整流回路は、コイル４８から受信したＡＣ信号（電磁信号４４に関連付けられた受信した交流信号を）を、デバイス２４に給電するためのＤＣ電圧信号に変換する。

整流回路５０によって生成されたＤＣ電圧（整流器出力電圧Ｖｒｅｃｔと呼ばれることがある）は、バッテリ５８などのバッテリを充電する際に使用することができ、デバイス２４内の他の構成要素に電力を供給する際に使用することができる。これらの構成要素は、例えば、入出力デバイス５６を含み得る。入出力デバイス５６は、ユーザ入力を収集する及び／又は環境測定を行うための入力デバイスを含むことができ、ユーザに出力を提供するための出力デバイスを含んでもよい。例として、入出力デバイス５６は、視覚出力を生成するためのディスプレイ、オーディオ信号として出力を提示するためのスピーカ、状態情報及び／若しくは他の情報をユーザに提供する光を発するための発光ダイオード状態インジケータライト並びに他の発光構成要素、振動及び他の触覚出力を生成するための触覚デバイス、並びに／又は他の出力デバイスを含むことができる。入出力デバイス５６はまた、ユーザからの入力を収集するため及び／又はシステム８の周囲の測定を行うためのセンサを含んでもよい。入出力デバイス５６に含まれ得る例示的なセンサとしては、三次元センサ（例えば、光ビームを放射し、二次元デジタル画像センサを使用して、標的が光ビームによって照射されると生成される光スポットから三次元画像のための画像データを収集する、構造化光センサなどの三次元画像センサ、双眼撮像構成で２つ以上のカメラを使用して三次元画像を収集する双眼三次元画像センサ、三次元ライダー（光検出及び測距）センサ、三次元高周波センサ、又は三次元画像データを収集する他のセンサ）、カメラ（例えば、対応する赤外線及び／若しくは可視デジタル画像センサを有する赤外線及び／若しくは可視カメラ、並びに／又は紫外光カメラ）、視線追跡センサ（例えば、画像センサに基づく視線追跡システム、及び所望であれば、ユーザの眼から反射した後に画像センサを使用して追跡される１つ以上の光ビームを放射する光源）、タッチセンサ、ボタン、容量性近接センサ、赤外線近接センサなどの光ベースの（光学）近接センサ、他の近接センサ、力センサ、スイッチに基づく接触センサなどのセンサ、ガスセンサ、圧力センサ、湿度センサ、磁気センサ、オーディオセンサ（マイクロフォン）、周囲光センサ、スペクトル測定及び標的オブジェクトに関する他の測定を行う（例えば、光を放射し、反射光を測定することによって）ための光学センサ、音声コマンド及び他のオーディオ入力を収集するためのマイクロフォン、距離センサ、動き、位置、及び／若しくは向きに関する情報を収集するように構成された動き、位置、及び／若しくは向きセンサ（例えば、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、及び／又はこれらのセンサの全て若しくはこれらのセンサのうちの１つ若しくは２つのサブセットを含む慣性測定ユニット）、ボタン押圧入力を検出するボタンなどのセンサ、ジョイスティック移動を検出するセンサを有するジョイスティック、キーボード、並びに／又は他のセンサが挙げられる。デバイス１２は、１つ以上の入出力デバイス７０（例えば、入出力デバイス５６に関連して説明したタイプの入力デバイス及び／又は出力デバイス）を有することができる。デバイス１２内の入出力デバイス７０の一部又は全部を（例えば、スペースを節約し、デバイス１２の回路の複雑さを低減するために）省略することもできる。

デバイス１２及び／又はデバイス２４は、帯域内通信又は帯域外通信を使用して無線で通信することができる。デバイス１２は、例えば、アンテナを使用して、デバイス２４に帯域外信号を無線で送信する無線送受信機回路４０を有してもよい。無線送受信機回路４０は、アンテナを使用して、デバイス２４から帯域外信号を無線で受信することができる。デバイス２４は、デバイス１２に帯域外信号を送信する無線送受信機回路４６を有してもよい。無線送受信機４６内の受信機回路は、アンテナを使用して、デバイス１２から帯域外信号を受信することができる。デバイス１２と２４との間の帯域内送信は、コイル３６及び４８を使用して実行することができる。１つの例示的な構成では、周波数偏移変調（ＦＳＫ）は、無線送電回路から無線受電回路に（例えば、デバイス１２からデバイス２４に）帯域内データを伝達するために使用され、振幅偏移変調（ＡＳＫ）は、無線受電回路から無線送電回路に（例えば、デバイス２４からデバイス１２に）帯域内データを伝達するために使用される。これらのＦＳＫ送信及びＡＳＫ送信中に、電力を無線で伝達することができる。

送電デバイス１２及び受電デバイス２４は、無線電力伝送を制御するために、受信電力、バッテリ充電状態などの情報を通信することができることが望ましい。しかしながら、上述した技術は、機能するために個人特定可能な情報の送信を伴うことを必要としない。慎重を期して、この充電技術の任意の実装形態が個人特定可能な情報の使用を伴う限り、実装者は、ユーザのプライバシーを維持するための業界若しくは政府の要件を満たしている、又は上回ると一般に認識されているプライバシーポリシー及び慣行に従うべきであることが留意される。特に、個人特定可能な情報データは、意図的でない又は許可されていないアクセス、又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。

制御回路１６は、外部物体測定回路４１を有することができる。回路４１は、外部物体がデバイス１２の筐体の充電面上に存在するかどうかを検出するために（例えば、充電マットの上面の物体を検出するため、又は所望であれば、充電パックの連結面に隣接する物体を検出するために）使用され得る。デバイス１２の筐体は、ポリマー壁、他の誘電体の壁、金属構造体、布地、並びに／又はコイル３６及びデバイス１２の他の回路を取り囲む他の筐体壁構造体を有してもよい。充電面は、デバイス１２の上部筐体壁の平坦な外面であってもよく、又は他の形状（例えば、凹状、凸状など）を有する外面であってもよい。回路４１は、コイル、ペーパークリップ、及び他の金属物体などの異物を検出することができ、無線受電デバイス２４の存在を検出することができる（例えば、回路４１は、１個以上のコイル４８の存在を検出することができる）。

物体検出動作及び特性評価動作中、外部物体測定回路４１を使用して、コイル３６に対して、及び／又はデバイス１２内の任意選択の異物検出コイルなどの他のコイルに対して測定を行い、任意のデバイス２４がデバイス１２上に存在するかどうかを判定することができる。例示的な構成では、制御回路１６の測定回路４１は、制御信号をインバータ６１に供給するパルス発生器などの信号発生回路を含む。これらの制御信号は、インバータ６１にインパルスを生成させ、その結果、インパルス応答が回路４１によって（例えば、電圧センサ、アナログ電圧測定値をデジタル電圧測定値に変換するように構成されたアナログデジタルコンバータ、及び／又は他の検知回路を使用することによって）測定され得る。測定回路４１はまた、交流電流源及びコイル３６に対して測定を行うための他の回路を有してもよい。いくつかの実施形態では、異物が存在するかどうかを判定するために、コイル３６に対して品質係数測定が行われる。

図２は、システム８内の例示的な無線電力回路を示す。図２の無線電力回路は、無線送電回路５２及び無線受電回路５４を含む。動作中、無線電力信号４４は無線送電回路５２によって送信され、無線受電回路５４によって受信される。図２に示すように、無線送電回路５２はインバータ回路６１を含む。インバータ回路（インバータ）６１は、コイル３６に信号を提供するために使用され得る。

無線送電中、デバイス１２の制御回路は、インバータ回路６１の制御入力８２に信号を供給し、インバータ６１に交流駆動信号をコイル３６に供給させる。コンデンサ７０などの回路構成要素は、図２に示すようにコイル３６と直列に連結されてもよい。交流電流信号がコイル３６に供給されると、対応する交流電磁信号（無線電力信号４４）が無線受電回路５４内の例示的なコイル４８などの近傍のコイルに送信される。これにより、コイル４８内の対応する交流（ＡＣ）電流信号が誘導される。コンデンサ７２などの１つ以上のコンデンサを、コイル４８と直列に連結することができる。整流器５０は、コイル４８からＡＣ電流を受信し、出力端子７６において、対応する直流電力（例えば、直流電圧Ｖｒｅｃｔ）を生成する。この電力は、負荷に給電するのに使用され得る。

例示的な実施形態では、無線送電回路５２は、デバイス１２内に配置され、図２の回路５４などの無線受電回路は、デバイス２４のそれぞれに配置される。これにより、デバイス１２は、バッテリを充電するためにデバイス２４に電力を無線で送信することができる。（例えば、デバイス１２が、無線充電マットから無線で電力を受信できるように、かつ／又はデバイス１２がデバイス２４のうちの１つ以上から無線電力を受信することができるように）デバイス１２は、回路５４などの無線受電回路を含む構成も使用することができる。デバイス１２が、デバイス２４のうちの１つ以上から無線電力を受信するための無線受電回路５４を含む構成では、それらの１つ以上のデバイス２４のそれぞれは、回路５４に無線電力を送信するために、対応する無線送電回路５２を有することができる。

図３は、システム８が嵌合する無線電力デバイスを有し得る様子を示す図である。図３の例では、システム８は無線受電デバイス２４Ａを含む。デバイス２４Ａは、デバイス２４Ａ内のバッテリを充電するために無線送電デバイス１２から無線電力を受信する無線イヤーバッドであってもよい。

デバイス２４Ａは、図１のデバイス２４に関連して説明される種類の回路（例えば、無線通信回路、無線受電回路、制御回路、入出力デバイスなど）を有する。デバイス２４Ａは、ユーザの耳内又はその上に装着されるように構成された筐体９８などの筐体を有する。これにより、デバイス２４Ａ内のスピーカは、ユーザの耳に音を提供することができる。無線電力を受信するために、デバイス２４Ａは、無線受電コイル４８Ａ（例えば、図１のコイル４８などのコイル）を有する。コイル４８Ａの巻きは、フェライト層９６などの磁性材料の層を取り囲むソレノイドを形成し、これはデバイス２４Ａ内の磁場の伝播を制御するのに役立つ。デバイス２４Ａの筐体は、コイル４８Ａが搭載された細長い茎部を有する。デバイス１２は、筐体９２内の凹部９０など、対応する嵌合する細長い凹部を有する（デバイス用筐体、電子デバイス用筐体、電子製品用筐体、又は製品用筐体と呼ばれることもある）。デバイス１２はフェライト層８４を有してもよい。フェライト層８４は、コイル３６Ａ（例えば、図１のコイル３６として機能するソレノイド）などの無線送電コイルを取り囲む。デバイス２４Ａのバッテリを充電したい場合、筐体９８の茎部を凹部９０内に配置する。デバイス１２は、磁石１３０’などのデバイス２４Ａ内の対向する磁石を引き付ける、磁石１３０などの磁石を有してもよく、それによってデバイス２４Ａを凹部９０内に保持するのに役立つ。筐体９８の細長い部分を凹部９０内に受容すると、無線送電デバイス１２は、無線送電コイル３６Ａを使用して、無線信号を送信することができ、無線信号は、デバイス２４Ａの対応する無線受電コイル４８Ａによって受信される。

図４は、デバイス１２が複数の関連付けられたデバイス２４により、電力を無線で伝送するための複数の無線電力コイルを有する例示的な構成におけるシステム８の回路図である。

デバイス２４は、無線電力の送信及び受信のいずれも行うことができるデバイス２４’（例えば、セルラー電話、タブレットコンピュータなど）などのデバイス、並びに無線電力の受信のみを行うデバイス２４’’（例えば、イヤーバッド、腕時計、コンピュータスタイラスなど）などのデバイスを含んでもよい。デバイス１２は、対応する無線電力回路を含む。無線電力回路１２４は、無線電力の送信のみを行うように構成され、電力の受信のみを行うデバイス２４’などのデバイスと共に使用することができる（又は、所望であれば、無線電力を送受信することができるデバイスと共に使用することができる）。無線電力回路１２２などの無線電力回路を使用して、無線電力の送信及び受信のいずれも行うことができる。回路１２２は、無線電力の受信のみを行う無線デバイス、無線電力の送信のみを行う無線デバイス、又は無線電力の送信及び受信のいずれも行うデバイスと共に使用することができる。回路１２２が、無線電力を送受信できるデバイス２４’などのデバイスと共に使用される例示的な構成を、本明細書において例として説明する場合がある。

デバイス１２は、外部電源から有線電力又は無線電力を受信するための回路を有してもよい。デバイス１２は、例として、有線電力を受信するためのポート１０８などの電力ポートを有してもよい。ケーブル１１２は、ＡＣ電力又はＤＣ電力のソースに連結されてもよい。ケーブル１１２のプラグ１１０は、ポート１０８に取り外し可能に連結され得る。ケーブル１１２をポート１０８に電気的に連結すると、ケーブル１１２は有線電力をデバイス１２に供給するのに使用され得る。

昇圧コンバータ１０４（例えば、切り替えモードコンバータ）は、電力レギュラーとして機能することができ、例として、ケーブル１１２から、又は電力コンバータ１４（図１）のＤＣ出力からＤＣ入力を受信することができる。昇圧コンバータ１０４又は他の電力レギュラーの調整可能な出力電圧は、（例として）５Ｖ～１８Ｖとすることができる。５Ｖ出力は、例えば、デバイス２４’のみが存在するシナリオ（例えば、腕時計、イヤーバッド、コンピュータスタイラスなどの小型デバイス）に適切であり得る。デバイス２４’が存在する場合（例えば、充電するための大型バッテリを有するセルラー電話又は他のデバイス）には、より大きい出力（例えば、１８Ｖ）が適切であり得る。

所望であれば、デバイス１２は、無線充電パッド、無線充電パック、又は無線電力の他の外部ソースから無線電力信号１０６を受信するための無線受電回路を有してもよい。例えば、デバイス１２は、無線電力信号１０６を受信するコイル１００などの無線受電コイルを含み得る。デバイス１２は、整流回路１０２を使用して、無線電力信号１０６によってコイル１００内に誘導されたＡＣ信号を、整流ＤＣ電圧に変換することができる。ＤＣ電圧は、昇圧コンバータ１０４によって調節されてもよい。無線で受信された電力及び／又はケーブル１１２からの有線電力は、任意選択の内部バッテリ１１４を充電する際、また、他の方法でデバイス１２の回路に給電する際に使用されてもよい。

図４に示すように、回路１２２は、無線送電コイル及び無線受電コイルのいずれとしても機能し得るコイル１１８などの無線電力コイルを有する。デバイス２４’（無線受電デバイスと呼ばれることもあるが、無線電力を送信することもできる）は、コイル１２６などの対応する無線電力コイルを有する。図４のデバイス２４’は、例えば、セルラー電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータなどとすることができる。デバイス２４’のコイル１２６は、無線送電コイルとして、また無線受電コイルとして機能することができる。

デバイス１２からデバイス２４’へ無線電力を送信したい場合、回路１２２のインバータ６１は、ＡＣ信号を回路１２２のコイル１１８上に駆動し、無線電力信号４４を生成する。これらの無線電力信号は、コイル１２６によって受信され、デバイス２４’内の整流器５０によってデバイス２４’内のバッテリ５８を充電するためのＤＣ電力に変換される。いくつかのシナリオでは、デバイス２４’からデバイス１２に無線電力を送信することが望まれる場合がある。例えば、デバイス１２はバッテリ１１４を含まない場合もあり、バッテリ１１４がなくなっている場合もある。デバイス１２はまた、デバイスが無線電力信号１０６を供給する範囲内にないこともあり、ケーブル１１２に連結されないこともある。このような状況では、デバイス２４’のバッテリ５８からの電力は、デバイス１２によって収集され、デバイス２４’’のうちの１つ以上に再分配され得る。例として、セルラー電話（デバイス２４’）からのバッテリ電力の一部を、コンピュータスタイラス及びイヤーバッド（デバイス２４’’）に再分配してもよい。これにより、ユーザがデバイス１２を有線電源に差し込むことができない場合、デバイス２４’内で利用可能な電力の比較的小さな部分を犠牲にすることで、ユーザはアクセサリに電力を再供給することが可能になる。

デバイス２４’からデバイス１２に無線電力を送信したい場合、インバータ１２０（例えば、図２のインバータ６１の回路などのインバータ回路）は、コイル１２６を介してＡＣ信号を駆動して、無線信号４４を生成し、無線信号４４は、デバイス１２のコイル１１８及び整流器１１６によって受信される。整流器１１６（例えば、図２の整流器５０などの整流回路）は、デバイス２４’からの信号４４によってコイル１１８内に誘導されたＡＣ信号を整流し、デバイス１２のためのＤＣ電圧を生成する。昇圧コンバータ１０４は、所望であれば、このＤＣ電圧を調節してもよい。

整流器及びインバータの両方を含むデバイス（例えば、デバイス１２２などのデバイス、又は図４の例のデバイス２４’などのデバイス）では、整流器及びインバータは、別個の回路（例えば、ダイオード、トランジスタ、及び／又は制御回路の別個のセットなど）を使用して実装されてもよい。いくつかの構成では、ハードウェアリソースを節約することが望ましい場合がある。これらの種類の構成では、共用回路は、インバータ及び整流器の両方として機能することができる。例えば、デバイスの制御回路は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタなどのトランジスタから形成されるフルブリッジ回路などのデバイス内の共通インバータ／整流回路を制御するように構成することができる。第１の動作モード（「インバータモード」と呼ばれることもある）において、制御回路は、制御信号をフルブリッジ回路に印加し、フルブリッジをインバータとして機能させ、それによってＡＣ駆動信号を生成させる。第２の動作モード（「整流器モード」と呼ばれることもある）において、制御回路は、制御信号をフルブリッジ回路に印加し、フルブリッジ回路を整流器として機能させ、それによって受信されたＡＣ信号を整流して対応するＤＣ信号を形成させる。デバイス１２２及びデバイス２４のインバータ回路及び整流回路は、一般に、動作中に制御回路１６によってインバータ又は整流器のいずれかとして動作させるように動的に構成された、共用インバータ／整流ブリッジ回路（又は他の共有回路）を使用して実装されてもよく、かつ／又は別個のインバータ回路及び整流回路を使用して実装されてもよい。図４の概略図はこれらの例示的な可能性の両方を表す。

デバイス２４’’は、１つ以上のコンピュータスタイラス（スマートペンシル又は無線充電付きスマートペンシルと呼ばれることもある）、１つ以上の腕時計、１つ以上のイヤーバッド、並びに／又は他の小型デバイス及び／若しくはアクセサリを含んでもよい。所望であれば、デバイス２４’’は、１つ以上のバッテリケースを含み得る。例として、デバイス２４’’は、ａ）バッテリと、ｂ）イヤーバッドを受容するための凹部と、ｃ）有線及び／又は無線電力技法を使用してバッテリからイヤーバッドを充電するための回路と、ｄ）バッテリを充電するための無線受電回路及び／又は有線受電回路と、を含む、イヤーバッドバッテリケースを含んでもよい。デバイス２４’’のそれぞれは、無線受電コイル４８と、受信した無線電力信号４４によってコイル内に誘導されたＡＣ信号を整流するための整流器５０と、整流器の出力により充電され得るバッテリ５８と、を含むことができる。

無線受電デバイス２４’’は、デバイス１２の対応する無線送電回路１２４と嵌合することができる。回路１２４のそれぞれは、対応する無線送電コイル３６にＡＣ駆動信号を供給するためのインバータ６１を含み得る。無線電力伝送動作中、コイル３６は、無線電力信号をデバイス２４’’のコイル４８に供給する。１つ以上の種類のデバイス２４’’は、各コイル３６から電力を受信することができる。例えば、所与のコイル３６は、第１のモードで動作中に無線電力を第１のデバイスに送信する際に使用されてもよく、第２のモードで動作中に無線電力を第２のデバイス（例えば、第１のデバイスとは異なる種類のデバイス）に送信する際に使用されてもよい。所望であれば、コイル３６のうちの１つ以上は、特定の種類の受信デバイスに電力を送信する際にのみ使用されてもよい。

デバイス１２内に任意の好適な数の無線電力回路が存在することがある。デバイス１２が折り曲げ可能な筐体を有する例示的な構成におけるデバイス１２の上面図を図５に示す。図５に示すように、筐体９２は、第１の部分９２－１及び第２の部分９２－２を含んでもよい。部分９２－１及び部分９２－２は、互いに連結されてもよい（例えば、部分９２－１及び部分９２－２は、第３の部分９２－Ｍによって接合されてもよく、折り曲げ軸１３１に沿って互いに対して折り曲がることができる）。１つ以上の無線電力回路がデバイス１２内に形成されてもよい。例として、デバイス１２は、６つの対応する無線電力コイルを有する６つの無線電力回路を有してもよい。無線電力コイルは筐体９２内に搭載される。布地層、ポリマー層、及び／又は他の材料層は、デバイス１２のコイル及び他の内部回路を覆うことができる。

図６、図７、図８及び図９は、デバイス１２内の対応する無線電力コイルと整列して配置された例示的な無線受電デバイス２４’及び２４’’の上面図である。一般に、デバイス１２の無線電力コイルは、筐体９２の任意の好適な部分内（例えば、部分９２－１内、部分９２－Ｍ内、及び／又は部分９２－２内）に配置されてもよい。図６、図７、図８及び９に示すように、デバイス１２内の各無線電力コイルは、対応するデバイス２４をそのコイルに引き付けて整列させて、無線電力動作をサポートするための１つ以上の対応する磁石１３０と関連付けられている。

図６は、筐体９２の一部分（例えば、図５の部分９２－１又は筐体９２の他の部分）上に配置されている例示的なデバイス２４’の上面図である。図６の実施例では、回路１２２（図４）のコイル１１８は、対応する磁石１３０に関連付けられ、デバイス１２の磁石１３０がデバイス２４’内の対応する磁石を引き付けるとき、デバイス２４’（例えば、セルラー電話又は他のデバイス）内のコイル１２６と整列するように構成されている。

図７に示すように、１つ以上の磁石１３０をデバイス１２内のコイル３６のうちの１つに隣接して配置して、デバイス２４’’のうちの１つ（例えば、コンピュータスタイラス）をデバイス１２上の位置１３２に引き付けることができる。位置１３２は、図５の筐体９２の区域を覆う部分９２－Ｍなどの筐体９２の領域、又は筐体９２の他の領域であってもよい。

図８に示すように、コイル３６のうちの１つは、デバイス２４’’のうち別のもの（例えば、腕時計）を筐体９２上の位置１３４（例えば、筐体部分９２－２上の位置）に引き付ける関連付けられた磁石１３０を有してもよい。腕時計は、本体部分とバンド（ストラップ）を有してもよい。コイル３６のうち別のものは、デバイス２４’’のうち別のもの（例えば、イヤーバッドバッテリケース）を筐体９２上の位置１３６（例えば、筐体部分９２－２上の位置）に引き付ける関連付けられた磁石１３０を有してもよい。

図９に示すように、コイル３６のうち別のものは、デバイス２４’’のうちの別のもの（例えば、第１のイヤーバッド）を位置１３８に引き付ける関連磁石１３０を有してもよく、コイル３６の別のものは、デバイス２４’’のうち別のものを位置１４０に引き付ける関連付けられた磁石１３０を有してもよい。位置１３８及び位置１４０は、例として、筐体９２の縁部のうちの１つに沿って配置されてもよい（例えば、位置１３８及び位置１４０におけるコイル３６は、筐体部分９２－２の上縁部及び／又は下縁部、例えば筐体部分９２－２の右縁部などの筐体９２の左縁部及び／又は右縁部にあってもよい）。図９のデバイス２４’’は、図３の凹部９０に関連して説明されるように、デバイス１２内の対応する細長い凹部内に受容される、細長いイヤーバッドの茎部を有することができる（例えば、その結果、イヤーバッドの茎部が、筐体９２の右縁部、下縁部、上縁部、及び／又は左縁部から突出する）。

筐体９２は、閉じられたときにデバイス２４’及びデバイス２４’’の全部を格納するのに不十分な大きさであってもよく、又は閉じられたときにデバイス２４’及びデバイス２４’’のうちの１つ、一部、又は全部を格納するほど十分な大きさであってもよい（例えば、筐体９２は、任意選択的に、筐体部分９２－１及び筐体部分９２－２を一体に折り曲げたときにデバイス２４’及びデバイス２４’’の１つ、一部、又は全部を受容するエンクロージャとして機能することができる）。デバイス１２がデバイス２４’及び／又はデバイス２４’’のいずれかを格納するのに不十分な大きである（又は、デバイス１２が、閉じられたとき、位置１３２内にコンピュータスタイラスを、また、位置１３８及び位置１４０内のイヤーバッドを格納するしかできない）構成は、比較的コンパクトであり得る。いくつかの実施形態では、デバイス１２の内部は、所望であれば、ケーブル１１２及び／又は他の製品（例えば、クレジットカード、識別カードなど）を格納するのに十分な空間を有してもよい。

筐体部分９２－１及び筐体部分９２－２が、折り曲げ軸１３１で互いに対して折り曲げられていない構成では、図６のデバイス２４’（例えば、セルラー電話）は、部分９２－１に置かれてもよく、図７のデバイス２４’’（例えば、コンピュータスタイラス）は、軸１３１に沿ってデバイス１２の第１のコイル３６上に配置されてもよく、図８及び図９の追加のデバイス２４’’は、部分９２－２内の追加のコイル３６と整列して配置されてもよい。これらの追加のデバイス２４’’は、腕時計、イヤーバッドケース、一対のイヤーバッド、及び／又は他のデバイスを含んでもよい。所望であれば、デバイス１２は、折り曲げられた構成（例えば、筐体９２が軸１３１に沿って折り曲げられた構成）で動作されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイス１２は、コンピュータスタイラスの対向する側面上の一対の近傍の平行な筐体屈曲部によって画定される折り曲げ軸に沿って折り曲げられてもよい。

図１０の例示的な構成では、デバイス１２は、電子デバイス（例えば、デバイス２４’）のカバーとして機能する。例えば、デバイス１２は、タブレットコンピュータ用の取り外し可能なタブレットコンピュータケースであってもよい。図１０のデバイス１２の筐体９２は、複数の屈曲可能な領域を有し、３つの折り曲げ軸、すなわち、折り曲げ軸１３１－１、折り曲げ軸１３１－２及び折り曲げ軸１３１－３に沿って折り曲がる。キーボード１４０及び他の入出力デバイス（例えば、トラックパッドなど）などの任意選択のキーボードを、筐体９２内に形成することができる。デバイス１２は、（例えば、デバイス２４’が、位置１６０のユーザに対して直立した閲覧位置で支持されている間に）コイル１１８を使用して、デバイス２４’から無線電力を送信及び／又は受信することができる。デバイス１２は、コイル３６などの１つ以上の追加のコイルを使用して、他のデバイス２４’’（例えば、コンピュータスタイラス、腕時計、イヤーバッド、イヤーバッドケース、又は位置１６２にある他のデバイス）に無線電力を供給することができる。

一般に、デバイス１２（無線送電製品、電子デバイス、電子製品、ポータブル製品などと呼ばれることもある）は、ポリマー、ガラス、金属、布地、他の材料、及び／又はこれらの材料の組み合わせから形成される筐体９２などの筐体を有してもよい。１つ以上の電子デバイスは、デバイス１２から無線電力を受信することができる。いくつかの構成では、電子デバイス（例えば、セルラー電話など）は、有線接続によってデバイス１２に連結されてもよく、また、有線接続を介してデバイス１２に電力を供給することができ、かつ／又はデバイス１２に電力を無線で送信することができる。筐体９２は折り曲げ可能であってもよく、折り目を有さなくてもよく、摺動部分を有してもよく、取り外し可能なケースを形成してもよく、（例えば、デバイス１２が別のデバイスの外部にスナップ嵌めされ得るように）剛性構造を有してもよく、軟質部分及び剛性部分を有してもよく、ストラップを形成する部分を有してもよく、スタンド又は他の支持構造体を形成してもよく、デバイス１２を腕若しくは頭部又は他のユーザの身体部分に装着することができるウェアラブル支持構造体を有してもよく、かつ／又は他の好適な構成を有してもよい。図５及び図６に関連して説明されるデバイス１２の実施形態は例示である。

一実施形態によれば、第１の無線電力コイルを有する第１の無線電力回路を含む電子製品が提供され、第１の無線電力回路は、第１の無線電力回路が第１の無線電力コイルを使用して無線受電回路を有する外部電子デバイスに無線電力信号を送信する、第１のモードで動作し、第１の無線電力回路が第１の無線電力コイルを使用して外部電子デバイスから無線電力信号を受信し、対応する直流電力を生成する、第２のモードで動作するように構成されており、第２の無線電力コイルを有する第２の無線電力回路、第２の無線電力回路は、第２の無線電力コイルで無線電力信号を送信する際に直流電力を使用するように構成されている。

別の実施形態によれば、電子製品は、電子機器を第２の無線電力コイルに整列させるように構成された磁石を含む。

別の実施形態によれば、電子製品は、第３の無線電力コイルを有する第３の無線電力回路を含み、第３の無線電力回路は、第３の無線電力コイルにより無線電力信号を送信する際に直流電力を使用するように構成されている。

別の実施形態によれば、電子製品は、外部ソースから有線電力を受信するように構成されたコンバータを含み、第１の無線電力回路は、第１のモードで第１の無線電力コイルを使用して、外部ソースから外部電子デバイスに有線電力を送信するように構成されている。

別の実施形態によれば、電子製品はバッテリを含む。

別の実施形態によれば、電子製品は、バッテリを有しない電子製品用筐体を含み、第１及び第２の無線電力回路は、バッテリを有しない電子製品用筐体内に収容されている。

別の実施形態によれば、電子製品は、外部電子デバイス内のコイルを第１の無線電力コイルと整列させるように構成された第１の磁石と、別の外部電子デバイス内のコイルを第２の無線電力コイルと整列させるように構成された第２の磁石と、を含む。

一実施形態によれば、筐体と、筐体内に第１、第２、及び第３のコイルを有する無線送電回路と、第１の電子デバイス内の第１の無線受電コイルを第１のコイルと整列させるように構成された第１の磁石と、第２の電子デバイス内の第２の無線受電コイルを第２のコイルと整列させるように構成された第２の磁石と、第３の電子デバイス内の第３の無線受電コイルを第３のコイルと整列させるように構成された第３の磁石と、を含む、電子デバイスが提供される。

別の実施形態によれば、筐体は、折り曲げ軸に沿って折り曲がるように構成された折り曲げ可能な筐体を含み、第２の電子デバイスは、コンピュータスタイラスを含み、第２の磁石は、コンピュータスタイラスを折り曲げ軸と整列させるように構成されている。

別の実施形態によれば、無線送電回路は、第２のコイルを使用して無線電力を第２の電子デバイスに送信し、第３のコイルを使用して無線電力を第３の電子デバイスに送信するように構成されている。

別の実施形態によれば、デバイスは整流器を含み、無線送電回路は、第１の動作モードで第１のコイルを使用して、無線電力を第１の電子デバイスに送信するように構成されており、整流器は、第１のコイルを使用して、第２の動作モードで第１の電子デバイスから無線電力を受信するように構成されている。

別の実施形態によれば、第１の電子デバイスはセルラー電話を含み、整流器は、第２のモードでセルラー電話から無線電力を受信するように構成されている。

別の実施形態によれば、筐体は、第２の電子デバイスの細長い部分を受容するように構成された第１の凹部を有し、筐体は、第３の電子デバイスの細長い部分を受容するように構成された第２の凹部を有する。

別の実施形態によれば、第２のコイルはソレノイドを含み、第３のコイルはソレノイドを含む。

別の実施形態によれば、筐体は、折り曲げ軸に沿って折り曲がるように構成された折り曲げ可能な筐体を含み、第２のコイルは、折り曲げ軸と重なり合っており、無線電力を第２の無線受電コイルに送信するように構成されている。

一実施形態によれば、折り曲げ軸に沿って互いに対して折り曲がる第１の部分及び第２の部分を含む筐体と、有線電力を伝える取り外し可能なケーブルに連結するように構成された筐体内のポートと、筐体内の第１の無線電力コイルと、第１の無線電力コイルに連結され、第１の無線電力コイルを使用して無線電力を第１の電子デバイスに送信するように構成された第１のインバータと、筐体内の第２の無線電力コイルと、第２の無線電力コイルに連結され、第２の無線電力コイルを使用して無線電力を第２の電子デバイスに送信するように構成された第２のインバータと、を備える、デバイスが提供される。

別の実施形態によれば、第２の無線電力コイルは、折り曲げ軸と整列している。

別の実施形態によれば、デバイスは、筐体の縁部にある第３の無線電力コイルと、第３の無線電力コイルに連結され、第３の無線電力コイルを使用して無線電力を第３の電子デバイスに送信するように構成された第３のインバータと、を含む。

別の実施形態によれば、第３の電子デバイスはイヤーバッドを含み、デバイスは、イヤーバッドを第３の無線電力コイルと整列させるように構成された筐体内の磁石を含み、第３のインバータは、第３の無線電力コイルを使用して無線電力をイヤーバッドに送信するように構成されている。

別の実施形態によれば、デバイスは、第１の電子デバイスはセルラー電話であり、第１のインバータは、第１の無線電力コイルを使用して無線電力をセルラー電話に送信するように構成されており、第２の電子デバイスは腕時計であり、第２のインバータは、第２の無線電力コイルを使用して無線電力を腕時計に送信するように構成されている、ことを含む。

別の実施形態によれば、デバイスは、第１の無線電力コイルに連結され、無線電力信号が第１の電子デバイスによって送信されている間に、第１の無線電力コイルから無線電力を受信するように構成された、整流器を含む。

別の実施形態によれば、デバイスは、第２の電子デバイスは腕時計であり、第２のインバータは、第１の動作モードで第２の無線電力コイルを使用して、無線電力を腕時計に送信するように構成されており、第２のインバータは、第２の無線電力コイルを使用して、第２の動作モードで無線電力をイヤーバッドバッテリケースに送信するように更に構成されている、ことを含む。

前述は、単なる例示に過ぎず、説明された実施形態に対して多様な変更を行うことができる。前述の実施形態は、個別に又は任意の組み合わせで実装することができる。

Claims (19)

1. 第１の無線電力コイルを有する第１の無線電力回路であって、
   前記第１の無線電力回路が前記第１の無線電力コイルを使用して無線受電回路を有する外部電子デバイスに無線電力信号を送信する、第１のモードで動作し、
   前記第１の無線電力回路が前記第１の無線電力コイルを使用して前記外部電子デバイスから無線電力信号を受信し、対応する直流電力を生成する、第２のモードで動作する
   ように構成された、第１の無線電力回路と、
   第２の無線電力コイル及びインバータを有する第２の無線電力回路であって、前記第２の無線電力コイルを駆動して、追加の外部電子デバイスに無線電力信号を送信する際に、前記直流電力を使用して前記インバータに電力を供給するように構成された、第２の無線電力回路と、
   を備える、電子製品。
2. 前記追加の外部電子デバイスを前記第２の無線電力コイルに整列させるように構成された磁石を更に備える、請求項１に記載の電子製品。
3. 第３の無線電力コイル及び追加のインバータを有する第３の無線電力回路を更に備え、前記第３の無線電力回路は、前記第３の無線電力コイルを駆動して、前記外部電子デバイス及び前記追加の外部電子デバイスと異なる別の外部電子デバイスに無線電力信号を送信する際に、前記直流電力を使用して前記追加のインバータに電力を供給するように構成されている、請求項１に記載の電子製品。
4. 外部ソースから有線電力を受信するように構成されたコンバータを更に備え、前記第１の無線電力回路は、前記第１のモードで前記第１の無線電力コイルを使用して、前記外部ソースから前記外部電子デバイスに前記有線電力を送信するように構成されている、請求項１に記載の電子製品。
5. バッテリを更に含む、請求項１に記載の電子製品。
6. バッテリを有しない電子製品用筐体を更に備え、前記第１及び第２の無線電力回路は、前記バッテリを有しない前記電子製品用筐体内に収容されている、請求項１に記載の電子製品。
7. 前記外部電子デバイス内のコイルを前記第１の無線電力コイルと整列させるように構成された第１の磁石と、前記追加の外部電子デバイス内のコイルを前記第２の無線電力コイルと整列させるように構成された第２の磁石と、を更に備える、請求項１に記載の電子製品。
8. 筐体と、
   前記筐体内に第１、第２、及び第３のコイルを有する無線送電回路と、
   第１の種類の電子デバイス内の第１の無線受電コイルを前記第１のコイルと整列させるように構成された第１の磁石と、
   前記第１の種類の電子デバイスと異なる第２の種類の電子デバイス内の第２の無線受電コイルを前記第２のコイルと整列させるように構成された第２の磁石と、
   前記第１及び第２の種類と異なる第３の種類の電子デバイス内の第３の無線受電コイルを前記第３のコイルと整列させるように構成された第３の磁石と、
   を備える、デバイス。
9. 前記筐体は、折り曲げ軸に沿って折り曲がるように構成された折り曲げ可能な筐体を備え、前記第２の種類の電子デバイスは、コンピュータスタイラスを含み、前記第２の磁石は、前記コンピュータスタイラスを前記折り曲げ軸と整列させるように構成されている、請求項８に記載のデバイス。
10. 前記無線送電回路は、
    前記第２のコイルを使用して無線電力を前記第２の種類の電子デバイスに送信し、
    前記第３のコイルを使用して無線電力を前記第３の種類の電子デバイスに送信するように構成されている、請求項８に記載のデバイス。
11. 整流器を更に備え、
    前記無線送電回路は、第１の動作モードで前記第１のコイルを使用して、無線電力を前記第１の種類の電子デバイスに送信するように構成されており、
    前記整流器は、前記第１のコイルを使用して、第２の動作モードで前記第１の種類の電子デバイスから無線電力を受信するように構成されており、
    前記第１の種類の電子デバイスは、セルラー電話を含み、
    前記整流器は、前記第２のモードで前記セルラー電話から前記無線電力を受信するように構成されている、
    請求項１０に記載のデバイス。
12. 前記筐体は、
    前記第２の種類の電子デバイスの細長い部分を受容するように構成された第１の凹部を有し、
    前記筐体は、前記第３の種類の電子デバイスの細長い部分を受容するように構成された第２の凹部を有し、
    前記第２のコイルはソレノイドを備え、
    前記第３のコイルはソレノイドを備える、
    請求項８に記載のデバイス。
13. 前記筐体は、折り曲げ軸に沿って折り曲がるように構成された折り曲げ可能な筐体を備え、前記第２のコイルは、前記折り曲げ軸に重なり合っており、無線電力を前記第２の無線受電コイルに送信するように構成されている、請求項８に記載のデバイス。
14. 折り曲げ軸に沿って互いに対して折り曲がる第１の部分及び第２の部分を含む筐体と、
    有線電力を伝える取り外し可能なケーブルに連結するように構成された前記筐体内のポートと、
    前記筐体内の第１の無線電力コイルと、
    前記第１の無線電力コイルに連結され、前記第１の無線電力コイルを使用して無線電力を第１の電子デバイスに送信するように構成された第１のインバータと、
    前記折り曲げ軸に整列した前記筐体内の第２の無線電力コイルと、
    前記第２の無線電力コイルに連結され、前記第２の無線電力コイルを使用して無線電力を第２の電子デバイスに送信するように構成された第２のインバータと、
    を備える、デバイス。
15. 前記筐体の縁部にある第３の無線電力コイルと、
    前記第３の無線電力コイルに連結され、前記第３の無線電力コイルを使用して無線電力を第３の電子デバイスに送信するように構成された第３のインバータと、
    を更に備える、請求項１４に記載のデバイス。
16. 前記第３の電子デバイスはイヤーバッドを備え、前記デバイスは、前記イヤーバッドを前記第３の無線電力コイルと整列させるように構成された前記筐体内の磁石を更に備え、前記第３のインバータは、前記第３の無線電力コイルを使用して無線電力を前記イヤーバッドに送信するように構成されている、請求項１４に記載のデバイス。
17. 前記第１の電子デバイスはセルラー電話であり、
    前記第１のインバータは、前記第１の無線電力コイルを使用して無線電力を前記セルラー電話に送信するように構成されており、
    前記第２の電子デバイスは腕時計であり、
    前記第２のインバータは、前記第２の無線電力コイルを使用して無線電力を前記腕時計に送信するように構成されている、
    請求項１４に記載のデバイス。
18. 前記第１の無線電力コイルに連結され、無線電力信号が前記第１の電子デバイスによって送信されている間に、前記第１の無線電力コイルから無線電力を受信するように構成された、整流器を更に備える、請求項１４に記載のデバイス。
19. 前記第２の電子デバイスは腕時計であり、前記第２のインバータは、第１の動作モードで前記第２の無線電力コイルを使用して、無線電力を前記腕時計に送信するように構成されており、前記第２のインバータは、前記第２の無線電力コイルを使用して、第２の動作モードで無線電力をイヤーバッドバッテリケースに送信するように更に構成されている、請求項１４に記載のデバイス。

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