JP7180252B2 - インシデント管理プログラム、インシデント管理装置及びインシデント管理方法 - Google Patents

インシデント管理プログラム、インシデント管理装置及びインシデント管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、インシデント管理プログラム、インシデント管理装置及びインシデント管理方法に関する。
近年では、様々な分野において作業工程の管理等を行うシステムが導入されており、これらのシステムの保守作業の1つとして、システムにおいて日々発生するインシデントへの対応等がある。インシデントへの対応では、例えば、多数のインシデントに対して優先度を決めて、優先度の高いインシデントから対応している。
特開2007-128169号公報 国際公開2009/075128号公報
従来では、インシデントの優先度は、業務への影響度や納期等に応じて、保守作業を行う保守担当者の判断によって決定される。
このため、従来では、担当者によってインシデントの優先度が異なる場合があり、優先度の決定の仕方に対する説得力が乏しく、インシデント対応を行う他の担当者との調整が困難となる場合がある。また、従来では、インシデントへの対応を依頼する依頼者の権限等も、保守担当者のインシデントの優先度の決定に影響を与える可能性がある。さらに、インシデントの優先度を決定するためには、その時点で発生している全てのインシデントの詳細を把握する必要があり、限られた保守担当者でなければ、困難な作業である。
1つの側面では、本発明は、インシデントの優先度を客観的な指標で提示することを目的としている。
一つの態様では、インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付けて、特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出し、前記インシデント情報と前記指標と、前記インシデント情報に含まれる前記項目の内容の重みと、前記項目の重みとを、を対応付けて表示させる、処理をコンピュータに実行させる、インシデント管理プログラムである。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、各処理を実現する手順としても良く、各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
インシデントの優先度を客観的な指標で提示できる。
インシデント管理装置の概要を説明する図である。 インシデント管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 判定項目データベースの一例を示す図である。 判定項目内容データベースの一例を示す図である。 インシデント情報データベースの一例を示す図である。 スコアデータベースの一例を示す図である。 インシデント管理処理部の機能を説明する図である。 インシデント管理装置の動作を説明するフローチャートである。 端末装置の表示例を示す図である。
以下に図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、インシデント管理装置の概要を説明する図である。
本実施形態のインシデント管理装置100は、システム1及び端末装置2と、ネットワーク等を介して接続されている。インシデント管理装置100は、システム1において、インシデントが発生したことを示すインシデント情報を受信すると、現在発生しているインシデントにおける、このインシデントの優先順位を示す指標を算出し、端末装置2に表示させる。
尚、本実施形態のインシデントとは、システム1の保守業務において、システム1の管理者等(顧客)から受け付けた1回の事象(問い合わせ、障害、異常作業、業務依頼等)の発生の通知からこの事象の解決までを1件とする事例を示す。
本実施形態のシステム1は、例えば、各種の機器を製造する工場等に導入された作業工程管理システム等であっても良い。また、システム1は、例えば、金融業界で用いられるシステム等であっても良く、インシデント情報をインシデント管理装置100に送信するシステムであれば良い。
端末装置2は、例えば、システム1の保守作業を行う保守担当者等によって使用される端末であっても良く、システム1に含まれていても良い。
本実施形態のインシデント管理装置100は、判定項目データベース110、判定項目内容データベース120、インシデント情報データベース130、スコアデータベース140、インシデント管理処理部150を有する。
判定項目データベース110は、インシデントの優先順位を示す指標の算出に用いられる項目と項目の重みに関する情報を格納している。尚、以下の説明では、インシデントの優先順位を示す指標を、インシデントの優先度と呼ぶ場合がある。また、以下の説明では、インシデントの優先順位を示す指標の算出に用いられる項目を判定項目と呼ぶ。
判定項目内容データベース120は、判定項目毎の内容と、内容毎のスコアに関する情報を格納している。インシデント情報データベース130は、システム1から送信されるインシデント情報を格納している。スコアデータベース140は、保守担当者により、判定項目毎に入力されるスコアに関する情報を格納している。
本実施形態のインシデント管理処理部150は、システム1からインシデント情報を受信すると、判定項目データベース110と判定項目内容データベース120を参照して、判定項目毎の判定項目の内容に対応するスコアの入力画面を端末装置2に表示させる。また、インシデント管理処理部150は、スコアが入力されると、判定項目データベース110を参照し、判定項目の重みと、入力された判定項目の内容に対応するスコアとを用いて、インシデント情報と対応する優先度を算出し、端末装置2に表示させる。
このように、本実施形態では、インシデントについて、判定項目毎に予め設定された重みと、判定項目の内容に対応したスコアとを用いて優先度を算出するため、インシデントの優先度を客観的な指標として提示することができる。
以下に、本実施形態のインシデント管理装置100について説明する。図2は、インシデント管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態のインシデント管理装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11、出力装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16及びインターフェース装置17を含む。
入力装置11は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置12は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置17は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
インシデント管理処理部150を実現させるインシデント管理プログラムは、インシデント管理装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。インシデント管理プログラムは例えば記憶媒体18の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。インシデント管理プログラムを記録した記憶媒体18は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、インシデント管理プログラムは、インシデント管理プログラムを記録した記憶媒体18がドライブ装置13にセットされると、記憶媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされたインシデント管理プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14は、判定項目データベース110、判定項目内容データベース120、インシデント情報データベース130、スコアデータベース140等を実現するものであり、インシデント管理装置100にインストールされたインシデント管理プログラムを格納すると共に、インシデント管理装置100による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、インシデント管理装置100の起動時に補助記憶装置14からインシデント管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納されたインシデント管理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、本実施形態のインシデント管理装置100の有する各データベースについて説明する。尚、本実施形態では、インシデント管理装置100の有する各データベースは、インシデント管理装置100に設けられるものとしたが、これに限定されない。本実施形態の各データベースは、インシデント管理装置100以外の装置に設けられていても良いし、一部のみがインシデント管理装置100に設けられていても良い。
図3は、判定項目データベースの一例を示す図である。本実施形態の判定項目データベース110は、予めインシデント管理装置100に設けられたものであり、情報の項目として、判定項目ID、判定項目名、重みを有する。判定項目データベース110では、項目「判定項目ID」に、その他の項目が対応付けられている。以下の説明では、判定項目データベース110において、項目「判定項目ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を判定項目情報と呼ぶ。
項目「判定項目ID」の値は、判定項目を特定するための識別情報を示す。項目「判定項目名」の値は、判定項目の名称を示す。項目「重み」の値は、判定項目毎に予め付与された重みを示す。
図3の例では、例えば、判定項目名「インシデント種類」の判定項目IDは「001」であり、重みは「5」である。また、判定項目名「納期」の判定項目IDは「003」であり、重みは「10」である。したがって、図3に示す判定項目データベース110では、判定項目「インシデント種類」と比較すると、判定項目「納期」の方が、インシデントの優先度に対する影響が大きいといえる。
本実施形態の判定項目データベース110における判定項目毎の重みは、例えば、システム1の管理者等によって予め設定されていても良い。判定項目データベース110における判定項目毎の重みは、システム1の構成等によって異なっても良い。
言い換えれば、本実施形態の判定項目データベース110に格納される判定項目は、システム1の優先順位を示す指標を算出するために予め決められた特定の項目である。
図4は、判定項目内容データベースの一例を示す図である。本実施形態の判定項目内容データベース120は、予めインシデント管理装置100に設けられたものであり、情報の項目として、判定項目ID、判定項目内容ID、判定項目内容名、スコアを有する。判定項目内容データベース120では、項目「判定項目内容ID」に、その他の項目が対応付けられている。以下の説明では、判定項目内容データベース120において、項目「判定項目内容ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を判定項目内容情報と呼ぶ。
項目「判定項目内容ID」の値は、判定項目の内容を特定するための識別情報で有る。判定項目の内容とは、判定項目に対応付けられた、判定項目の配下の項目である。
項目「判定項目内容名」の値は、判定項目の内容の名称を示す。項目「スコア」の値は、判定項目の内容毎の重みを示す値である。言い換えれば、項目「スコア」の値は、判定項目の内容の中で、インシデントの優先度に及ぼす影響の大きさの度合いを示す値である。
図4の例では、判定項目ID「001」には、判定項目内容ID「01」の「IT提案」、判定項目内容ID「02」の「業務依頼」、判定項目内容ID「03」の「異常作業依頼」、判定項目内容ID「04」の「問い合わせ」、判定項目内容ID「05」の「障害」が対応付けられている。
また、図4の例では、判定項目ID「01」~「05」にむかって、スコアの値が「1」~「5」となっており、判定項目ID「001」が示すインシデント種類において、判定項目内容ID「05」の判定項目の内容「障害」が、インシデントの優先度に最も影響を及ぼすことがわかる。
尚、判定項目と対応付けられる判定項目の内容や、判定項目の内容毎のスコアは、予めシステム1の管理者等によって設定されていても良い。判定項目に対応付けられる判定項目の内容とスコアは、システム1の構成や種類によって決められても良い。
図5は、インシデント情報データベースの一例を示す図である。本実施形態のインシデント情報データベース130は、情報の項目として、インシデントNo、発生日、納期、種類、件名、優先度を有する。インシデント情報データベース130において、項目「インシデントNo」と、その他の項目とが対応付けられている。
以下の説明では、項目「インシデントNo」の値と、項目「発生日」、「納期」、「種類」、「件名」の値とを含む情報をインシデント情報と呼ぶ。インシデント情報は、システム1からインシデント管理装置100に送信される情報である。本実施形態では、インシデント管理装置100がシステム1からインシデント情報を受信すると、受信したインシデント情報がインシデント情報データベース130に格納される。
また、本実施形態では、インシデント管理装置100によって、インシデントNoと対応するインシデントに対する優先度が算出されると、インシデント情報データベース130において、インシデントNoと対応付いた項目「優先度」の値として、格納される。
項目「インシデントNo」の値は、インシデントを特定するための識別情報である。項目「発生日」の値は、インシデントが発生した日付を示す。項目「納期」の値は、インシデントを解決させる期日を示す。項目「種類」は、インシデントの種類を示す。項目「件名」の値は、インシデントの件名を示す。
図5の例では、例えば、インシデントNo「00001」の件名が「AAA」であり、種類が「障害」であるインシデントが2017年3月22日に発生し、このインシデントの解決の期日が2018年2月25日とされていることがわかる。
図6は、スコアデータベースの一例を示す図である。本実施形態のスコアデータベース140は、情報の項目として、インシデントNo、判定項目内容ID、スコアを有し、項目「インシデントNo」に、その他の項目が対応付けられている。
本実施形態では、後述する処理によって、インシデンに対して判定項目毎の判定項目の内容が決定されると、判定項目の内容と対応するスコアがインシデント情報データベース130の項目「スコア」の値として格納される。
このように、本実施形態では、判定項目データベース110と、判定項目内容データベース120及び判定項目データベース110とスコアデータベース140とは、項目「判定項目ID」によって対応付けられている。また、本実施形態のインシデント情報データベース130とスコアデータベース140とは、項目「インシデントNo」によって対応付けられている。
次に、図7を参照して、本実施形態のインシデント管理処理部150の機能について説明する。図7は、インシデント管理処理部の機能を説明する図である。
本実施形態のインシデント管理処理部150は、インシデント情報取得部151、スコア対応付け部152、入力受付部153、優先度算出部154、ソート部155、表示制御部156を有する。
インシデント情報取得部151は、システム1からインシデント情報が送信されると、このインシデント情報を取得して、インシデント情報データベース130に格納する。つまり、インシデント情報取得部151は、インシデント情報の入力を受け付ける取得部の一例である。
スコア対応付け部152は、インシデント情報を取得すると、判定項目内容データベース120を参照し、インシデント情報に含まれる項目「種類」、「納期」等に基づき、判定項目内容IDを特定する。そして、スコア対応付け部152は、特定された判定項目内容IDと対応するスコアを、この判定項目内容IDと対応付けられた判定項目IDが示す判定項目のスコアとして、対応付ける。
入力受付部153は、表示制御部156により端末装置2に表示された入力画面に対する入力を受け付ける。この入力画面では、判定項目毎の判定項目の内容が入力される。つまり、入力画面では、判定項目毎のスコアが入力される。入力画面の詳細は後述する。
優先度算出部154は、判定項目データベース110を参照し、判定項目の重みを取得し、判定項目の重みと、入力されたスコアとから、インシデントNoによって特定されるインシデントの優先度を算出する。算出された優先度は、インシデント情報データベース130に、インシデントNoと対応付けられて格納される。
つまり、本実施形態の優先度算出部154は、インシデント管理装置100の有する各データベースを参照し、インシデントの優先順位を示す指標(優先度)を算出する算出部の一例である。
ソート部155は、インシデント情報データベース130において、優先度が付与されたインシデント情報を、優先度の値が大きい順にソートする。
表示制御部156は、判定項目毎のスコアの入力画面を端末装置2に表示させる。また、表示制御部156は、端末装置2に、ソート部155がソートした順に、優先度とインシデント情報とを表示させる。したがって、表示制御部156は、優先度とインシデント情報とを出力する出力部の一例である。
尚、本実施形態では、表示制御部156が表示する先を端末装置2としているが、これに限定されない。表示制御部156による情報の表示先(出力先)は、インシデント管理装置100の有する出力装置12であっても良い、システム1が有する表示部であっても良い。
次に、図8を参照して、本実施形態のインシデント管理装置100の動作について説明する。図8は、インシデント管理装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態のインシデント管理装置100のインシデント管理処理部150は、インシデント情報取得部151により、システム1からインシデント情報を取得したか否かを判定する(ステップS801)。言い換えれば、インシデント情報取得部151は、システム1からインシデント情報を取得したか否かを判定する。
ステップS801において、インシデント情報を取得すると、インシデント管理処理部150は、スコア対応付け部152により、インシデント情報と、判定項目毎のスコアとを対応付ける(ステップS802)。
具体的には、スコア対応付け部152は、例えば、判定項目内容データベース120の判定項目内容情報に含まれる項目「判定項目内容名」の値が、インシデント情報に含まれる項目の値と一致する判定項目内容IDを特定する。そして、スコア対応付け部152は、この判定項目内容IDと対応するスコアを、この判定項目内容IDと対応する判定項目IDが示す判定項目のスコアとする。
つまり、スコア対応付け部152は、インシデント情報の項目から特定された判定項目内容を含む判定項目に、特定された判定項目内容と対応するスコアを対応付ける。尚、このとき、スコア対応付け部152は、判定項目内容データベース120の項目判定内容名が、インシデント情報に含まれる項目と一致しない場合には、インシデント情報の項目とスコアとの対応付けは、行わない。
続いて、インシデント管理処理部150は、表示制御部156により、スコアの入力画面を端末装置2に表示させる(ステップS803)。尚、ここで表示される入力画面では、スコア対応付け部152によってスコアが対応付けられた判定項目については、このスコアが表示され、スコアが対応付けられていない判定項目については、スコアの入力が可能な画面である。
続いて、インシデント管理処理部150は、入力受付部153により、入力画面において、判定項目毎のスコアの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS804)。ステップS804において、入力を受け付けない場合、インシデント管理処理部150は、判定項目毎のスコアが入力されるまで待機する。
ステップS804において、判定項目毎のスコアが入力されると、インシデント管理処理部150は、優先度算出部154により、インシデント情報によって特定されるインシデントの優先度を算出する(ステップS805)。
以下に、優先度の算出について説明する。本実施形態の優先度算出部154は、全ての判定項目について、判定項目毎の重みとスコアとの積を算出し、算出した積を合計した値を、インシデントの優先度として算出する。
続いて、インシデント管理処理部150は、ソート部155により、インシデント情報データベース130に格納されたインシデント情報を優先度が高い順に並べ替え、表示制御部156により、端末装置2に表示させ(ステップS806)、処理を終了する。
図9は、インシデント管理処理部による表示例について説明する図である。図9に示す画面91は、端末装置2に表示された入力画面の一例を示す。
画面91では、各インシデント情報について、優先度と、各判定項目について、特定された判定項目内容と、スコアとの一覧が表示されている。
画面91において、表示欄92には、インシデント情報の一覧が表示され、表示欄93には各判定項目名が表示され、表示欄94には各判定項目と対応付けられた重みが表示されている。また、表示欄95には、判定項目毎に対応付けられた判定項目内容名と、判定項目内容毎のスコアとが対応付けられて表示されている。
また、表示欄96には、各インシデント情報について、判定項目毎のスコアが表示される。尚、表示欄96において、スコアが空欄の場合には、システム1の保守作業を行う保守担当者等によって、この空欄にスコアが入力される。したがって、表示欄96は、スコア対応付け部152により判定項目毎に対応付けられたスコアを表示する表示欄と、スコアが対応付けられていない判定項目について、スコアを入力させる入力欄とを兼ねる。
表示欄97には、インシデント情報毎の優先度が表示される。
尚、図9の例では、表示欄93に表示された判定項目は、「インシデント種類」、「障害再発性」、「納期」とされているが、これに限定されない。本実施形態では、画面91に表示されたスクロールバーS1のノブB1を動かすことで、表示欄93に、図9に示す判定項目以外の判定項目を表示させることができる。図9に示す判定項目以外の判定項目とは、例えば、作業工数、影響部門数、障害ランク等である。
図9の例では、例えば、インシデントNo「00001」について、判定項目「インシデント種類」では、スコア「5」の判定項目内容「障害」が対応付けられており、判定項目「障害再発性」では、スコア「2」の判定項目内容「暫定対応により再発防止」が対応付けられていることがわかる。また、インシデントNo「00001」について、判定項目「納期」では、スコア「5」の判定項目内容「2週間以内」が対応付けられていることがわかる。
また、インシデントNo「00001」を含むインシデント情報の項目「種類」の値は、判定項目「インシデント種類」では、判定項目内容「障害」と一致している。したがって、この場合、スコア対応付け部152は、インシデントNo「00001」について、判定項目「インシデント種類」の判定項目内容を「障害」に特定し、判定項目「インシデント種類」にスコア「5」を対応付ける。
言い換えれば、本実施形態では、システム1毎に決められた特定の項目(判定項目)毎の重みと、判定項目毎に選択された判定項目内容のスコアとを、インシデント情報及び優先度と対応付けて表示させる。したがって、本実施形態では、優先度の算出において、各判定項目と、判定項目毎に選択された判定項目内容のスコアとが、優先度に与える影響の大きさを、保守担当者等に提示することができる。
このように、本実施形態では、インシデント毎に、予め決められた判定項目毎の重みと、判定項目に含まれる判定項目内容と対応付けられたスコアと、を用いて、優先度を算出する。そして、本実施形態では、インシデント情報の一覧を、優先度が高い(大きい)順に表示させる。
このため、本実施形態では、インシデントの優先度を客観的な指標で、保守作業担当者等に提示できる。また、本実施形態によれば、優先度が高いインシデントから順に対応すれば良く、発生しているインシデント同士を比較する必要がないため、容易にインシデント対応を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、優先度を客観的な指標として算出するため、保守担当者の主観や、インシデントへの対応を依頼する依頼者の権限等によってインシデントの優先度が異なることがない。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付けて、
特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出し、
前記インシデント情報と前記指標とを対応付けて出力する、処理をコンピュータに実行させる、インシデント管理プログラム。
(付記2)
入力された複数のインシデント情報を、前記指標に応じた順に並びかえた、前記複数のインシデント情報の一覧を出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記1記載のインシデント管理プログラム。
(付記3)
前記指標を算出する際に、前記特定の項目毎の重みと、前記項目毎の項目内容から選択された項目内容の重みと、を前記インシデント情報と対応付けて表示させる、処理を前記コンピュータに実行させる、付記1又は2記載のインシデント管理プログラム。
(付記4)
前記特定の項目毎に、前記項目の重みと、前記項目毎に特定された項目内容の重みと、を乗算し、乗算した結果の合算を、前記指標とする、処理を前記コンピュータに実行させる、付記1乃至3の何れか一項に記載のインシデント管理プログラム。
(付記5)
前記インシデント情報に含まれる項目の値と、前記項目内容とが一致する場合に、前記項目内容の重みを、前記項目の重みと乗算する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記4記載のインシデント管理プログラム。
(付記6)
インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付ける取得部と、
特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出する算出部と、
前記インシデント情報と前記指標とを対応付けて出力する出力部と、を有する、インシデント管理装置。
(付記7)
コンピュータによるインシデント管理方法であって、前記コンピュータが、
インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付けて、
特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出し、
前記インシデント情報と前記指標とを対応付けて出力する、インシデント管理方法。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 システム
2 端末装置
100 インシデント管理装置
110 判定項目データベース
120 判定項目内容データベース
130 インシデント情報データベース
140 スコアデータベース
150 インシデント管理処理部
151 インシデント情報取得部
152 スコア対応付け部
153 入力受付部
154 優先度算出部
155 ソート部
156 表示制御部

Claims (7)

  1. インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付けて、
    特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出し、
    前記インシデント情報と前記指標と、前記インシデント情報に含まれる前記項目の内容の重みと、前記項目の重みとを、を対応付けて表示させる、処理をコンピュータに実行させる、インシデント管理プログラム。
  2. 入力された複数のインシデント情報を、前記指標に応じた順に並びかえた、前記複数のインシデント情報の一覧を出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1記載のインシデント管理プログラム。
  3. 前記指標を算出する際に、前記特定の項目毎の重みと、前記項目毎の項目内容から選択された項目内容の重みと、を前記インシデント情報と対応付けて表示させる、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1記載のインシデント管理プログラム。
  4. 前記特定の項目毎に、前記項目の重みと、前記項目毎に特定された項目内容の重みと、を乗算し、乗算した結果の合算を、前記指標とする、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1乃至3の何れか一項に記載のインシデント管理プログラム。
  5. 前記インシデント情報と、前記指標と、前記インシデント情報に含まれる前記項目の内容の重みと、前記項目の重みとを、を対応付けて表示させた画面において、
    前記項目毎に対応付けられた前記項目の内容の重みを表示する表示欄と、前記項目の内容の重みが対応付けられていない項目について、前記項目の内容の重みを入力させる入力欄とを表示させる、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1乃至4の何れか一項に記載のインシデント管理プログラム。
  6. インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付ける取得部と、
    特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出する算出部と、
    前記インシデント情報と前記指標と、前記インシデント情報に含まれる前記項目の内容の重みと、前記項目の重みとを、を対応付けて表示させる出力部と、を有する、インシデント管理装置。
  7. コンピュータによるインシデント管理方法であって、前記コンピュータが、
    インシデントの発生を示すインシデント情報の入力を受け付けて、
    特定の項目と、前記項目の重みと、前記項目の内容と、前記項目の内容毎の重みと、を対応付けた情報が格納された記憶部を参照し、前記項目の重みと、前記項目の内容毎の重みと、を用いて、前記インシデントの優先順位を示す指標を算出し、
    前記インシデント情報と前記指標と、前記インシデント情報に含まれる前記項目の内容の重みと、前記項目の重みとを、を対応付けて表示させる、インシデント管理方法。
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