JP7179465B2 - 点眼液容器 - Google Patents

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Description

本発明は、点眼液容器に関し、特に、利便性の高い点眼液容器に関する。
点眼液を眼球表面に滴下する点眼は、眼疾患の治療方法として有効な方法であるが、点眼のし忘れ等、適切なタイミングで点眼が行われない場合、治療の有効性が損なわれる虞がある。点眼操作の煩雑さは、このような点眼のし忘れ等の原因の一つとなっているため、点眼操作がより簡便な利便性の高い点眼液容器が求められている。
そこで点眼液容器として、利便性を改善することが種々試みられている。例えば、特許文献1では、滴下口部の雌ねじ部とキャップ部の雄ねじとを螺合させてキャップ部を滴下口部に取り付ける点眼液容器において、目の周縁に当接可能な湾曲部が形成された支持アームからなる点眼補助具を点眼液容器の容器本体に取り付け、点眼の際に、滴下孔と眼球との間に所定の間隔を隔てて、滴下孔が下を向くように、容器本体を保持することが提案されている。特許文献2では、顔面部に4点を押しあてて固定させる接眼ガイド部からなる点眼補助具に、薄く成形された押圧部を上面に設けた目薬容器を嵌め込んで一体化するとともに、蓋回転部を軸にしてワンタッチで開閉可能な蓋を設けることが提案されている。また、特許文献3では、点眼薬用容器において、キャップと容器との間に支点を設けて開閉をより簡単にするとともに、キャップに弾力性のキャッチとパッキンとを設け開閉を単純化することが提案されている。
特開2004-329602号公報 特開2012-135596号公報 実開昭62-157553号公報
しかしながら、上記特許文献1の如き点眼容器によっては、キャップの取り外しを片手で行うことができないため、開栓と閉栓の操作が煩雑になる。また、目の周縁に当接可能な湾曲部が支持アームの先に形成されているため、眼瞼の動きを十分に抑制することが困難であり、点眼液を滴下する際に閉眼して、眼球表面に点眼液を滴下し得ない可能性がある。また、上記特許文献2の如き手段によっては、開栓と閉栓の操作は簡便になるものの、やはり、眼瞼の動きを十分に抑制することが困難であり、点眼液を滴下する際に閉眼して、眼球表面に点眼液を滴下し得ない可能性がある。また、上記特許文献3の如き点眼薬用容器では、開閉を単純化することが可能であるものの、眼瞼の動きを抑制することについては考慮されておらず、点眼液を滴下する際に閉眼して、眼球表面に点眼液を滴下し得ない可能性がある。
本発明の目的は、上記点眼液容器の問題点を解消し、より利便性の高い点眼液容器を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載の発明は、点眼液容器であって、点眼液容器であって、点眼液を収容可能な容器本体と、略90°以上に回転可能となるように、前記容器本体に枢着されているキャップ部と、を備え、前記キャップ部には、前記キャップ部を回転させることにより開く開放側において、面状部が形成されており、前記面状部は、前記キャップ部の枢着側に前記点眼液の滴下方向に沿って屈曲した凹面となっているとともに、前記容器本体および前記キャップ部が、いずれも、水平断面において外縁が三日月形となる三日月形柱体であり、かつ、前記キャップ部を前記容器本体に対して閉じると、全体としての外形が単一の三日月形柱体となることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記キャップ部の上面の開放側の端縁際につまみ部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または2に記載の発明において、前記キャップ部を前記容器本体に枢着している枢着部と、前記面状部と、の最近接距離が1~3cmであることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1~3のいずれかに記載の発明において、前記面状部の開放側端と、前記面状部の枢着側端との距離が、5~10mmであることを特徴とするものである。
請求項1に係る点眼液容器によれば、キャップ部を開いた開栓状態において、キャップ部の開放側に形成された凹面状の面状部を点眼液の滴下方向に対して略垂直にすることができる。そのため、面状部を眉付近あるいは目の下に押し当てることにより、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保ちつつ、キャップ部の面状部で眼瞼を押さえることができるので、より確実に点眼液を眼球表面に滴下するとともに、片手で点眼を行うことが可能となる。また、容器本体にキャップ部を枢着することにより、片手で可能なキャップ部の開閉で、点眼液容器の開閉状態を変更することができる。そのため、点眼液容器を開栓状態にし、点眼を行い、点眼液容器を閉栓状態にするという点眼の一連の操作を片手で行うことが可能となるので、点眼液容器の利便性をより高くすることができる。
また、請求項2に係る点眼液容器によれば、開閉状態(開栓状態および閉栓状態)の変更をより容易にすることができる。
請求項3に係る点眼液容器によれば、点眼液容器の操作性を向上させることができるので、点眼を行うことがより容易となる。
請求項4に係る点眼液容器によれば、面状部の形状が眼球付近の顔面の形状により近くなるので、顔面に面状部を押し当てた際に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
請求項4に係る点眼液容器によれば、顔面に面状部を押し当てた際の圧力が分散されるので、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
閉栓状態および開栓状態における点眼液容器の斜視図である。 閉栓状態および開栓状態における点眼液容器の断面図である。 開栓状態における点眼液容器の断面図である。 点眼液容器の使用態様を示す説明図である。 閉栓状態における第2実施形態の点眼液容器の断面図である。 開栓状態における第3実施形態の点眼液容器の斜視図である。 閉栓状態および開栓状態における第3実施形態の点眼液容器の断面図である。 開栓状態における第4実施形態の点眼液容器の斜視図である。
以下、本発明に係る点眼液容器の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
<点眼液容器の構成(第1実施形態)>
図1から図3は、本発明の第1実施形態としての点眼液容器1の構成を示す説明図である。図1(a)および図1(b)は、それぞれ、閉栓状態および開栓状態における点眼液容器1の斜視図である。ここで、閉栓状態とは、点眼液の漏出および変性の抑制が可能となるように、点眼液が収容された空間が点眼液容器1の外部から隔絶された状態を謂う。一方、開栓状態とは、点眼液の滴下が可能となるように、点眼液が収容された空間が点眼液容器1の外部と接続された状態を謂う。
図1に示すように、第1実施形態の点眼液容器1は、容器本体10と、キャップ部20とを備えている。容器本体10は、点眼液を収容する点眼液収容部11と、点眼液を滴下する滴下ノズル12と、滴下ノズル12を点眼液収容部11に固定するノズル固定部13とを有している。このことから明らかなように、点眼液収容部11を有する容器本体10は、点眼液を収容可能に構成されていると謂うことができる。なお、これら各部の具体的な構成については、後述する。
図1(a)に示す閉栓状態において、点眼液容器1は、全体としてその外形が三日月形柱体となるように、すなわち、X-Y平面に平行な横断面において外縁が三日月形となるように形成されている。この閉栓状態からキャップ部20の-Y方向の端部を持ち上げることにより、点眼液容器1は開栓状態となり、滴下ノズル12が露出する。
なお、本発明および本明細書において、点眼液容器1の各部の形状および位置関係は、図1(a)に例示する点眼液容器1の閉栓状態を基準として表記する。なお、図1から分かるように、点眼液は、+Z方向に滴下されるので、+Z方向を滴下方向とも呼び、-Z方向を反滴下方向とも呼ぶ。また、キャップ部20は、開栓状態において-Y方向側が開くように、+Y方向側において、キャップ部20が回転可能な状態で容器本体10に取り付けられている(枢着されている)。そのため、-Y方向側を開放側とも呼び、+Y方向側を枢着側とも呼ぶ。
図2(a)および図2(b)は、それぞれ、閉栓状態および開栓状態において、点眼液容器1を切断面A(図1)で切断した様子を示す断面図であり、図3は、開栓状態において、点眼液容器1を切断面B(図1)で切断した様子を示す断面図である。
図2および図3に示すように、点眼液収容部11は、有底有蓋の筒状部材であり、底板部111と、蓋板部112と、開放側側壁部113と、枢着側側壁部114とを有している。底板部111および蓋板部112は、外形が三日月形に形成された板状の部材である。開放側側壁部113は、底板部111および蓋板部112の開放側(-Y方向側)の外形と適合するように枢着側方向(+Y方向)に屈曲した板状の部材である。枢着側側壁部114は、底板部111および蓋板部112の枢着側の外形と適合するように枢着側方向に屈曲した板状の部材である。点眼液SOは、底板部111、蓋板部112、開放側側壁部113および枢着側側壁部114により囲まれた、点眼液収容部11の内部空間に収容される。
また、図2および図3に示すように、蓋板部112には、その略中央に開口部119が形成されている。ここで、中央とは、滴下方向(+Z方向)に直交する平面(X-Y平面)で切断した横断面の外縁がなす形状内において、対向する2つの外縁からの距離が等しい中間線上の位置を謂う。横断面が三日月形の形状の場合、対称軸上、および、2つの頂点と対称軸上における2つの外縁の中間点とを通る曲線上の位置が中央となる。
点眼液収容部11は、たとえば、熱可塑性樹脂をブロー成形することにより形成することができる。なお、点眼液収容部11は、開放側側壁部113と枢着側側壁部114とを挟み、点眼液SOを滴下する操作がより容易となるように、軟質の樹脂を用いて形成するのが好ましい。このように点眼液収容部11の形成に適した軟質の樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE:Low Density Polyethylene)やポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)等が挙げられる。また、バリア性を考慮して、点眼液収容部11を多層のフィルムにより形成することも可能である。
滴下ノズル12は、滴下方向(+Z方向)に貫通する貫通孔129を有する略筒状の部材であり、滴下方向に向かって外径が縮小する先端部121と、先端部121の反滴下方向(-Z方向)側に設けられ、外径が拡大されたフランジ部122と、フランジ部122の反滴下方向側に設けられ、雄ねじが形成された軸部123とを有している。なお、図2および図3の例では、貫通孔129を円筒内面形状の直孔としているが、貫通孔の反滴下方向端部の内径を絞り、滴下量を調整するとともに、温度変化による点眼液の漏出を抑制するものとしても良い。また、貫通孔の滴下方向端部に、反滴下方向に向かって延びる中栓を形成し、当該中栓の開口径を調整して滴下量を調整することも可能である。
滴下ノズル12は、たとえば、熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成することができる。なお、滴下ノズル12は、成形性に優れた樹脂を用いて形成するのが好ましい。このように滴下ノズル12の形成に適した成形性に優れた樹脂としては、上述のLDPEのほか、高密度ポリエチレン(HDPE:High Density Polyethylene)やポリプロピレン(PP:Polypropylene)等が挙げられる。
ノズル固定部13は、有蓋筒状の部材であり、蓋板部132と、開放側側壁部133と、枢着側側壁部134とを有している。蓋板部132は、外形が三日月形に形成された板状の部材である。開放側側壁部133は、蓋板部132の開放側(-Y方向側)の外形と適合するように枢着側方向(+Y方向)に屈曲した板状の部材であり、枢着側側壁部134は、蓋板部132の枢着側の外形と適合するように枢着側方向に屈曲した板状の部材である。蓋板部132の略中央には、蓋板部132から反滴下方向(-Z方向)に向かって延び、内面に滴下方向(+Z方向)に貫通する雌ねじが形成された筒状部135が設けられている。また、ノズル固定部13の滴下方向端の中央部には、枢着側方向に突出するとともに、先端が滴下方向に折れ曲がった鉤状部136が設けられている。
ノズル固定部13は、たとえば、熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成することができる。なお、詳細については後述するが、ノズル固定部13は、硬質の樹脂を用いて形成するのが好ましい。このようにノズル固定部13の形成に適した硬質の樹脂としては、HDPEやPP等が挙げられる。
図2および図3に示すように、滴下ノズル12は、フランジ部122とノズル固定部13の蓋板部132とが接触するように、軸部123に形成された雄ねじを筒状部135に形成された雌ねじにねじ込むことにより、ノズル固定部13に固定される。滴下ノズル12の軸部123の長さは、このように滴下ノズル12がノズル固定部13に固定された状態において、軸部123および筒状部135の反滴下方向(-Z方向)側の端面が略同位置となるように調整される。なお、このように、滴下ノズル12の雄ねじをノズル固定部13の雌ねじに噛み込ませて滴下ノズル12をノズル固定部13に固定することにより、滴下ノズル12とノズル固定部13との間は、気密に封じられる。
点眼液容器1の容器本体10は、滴下ノズル12をノズル固定部13に固定した状態で、ノズル固定部13を点眼液収容部11に固定することにより組み立てられる。図2および図3に示すように、ノズル固定部13の筒状部135の長さは、このようにノズル固定部13が点眼液収容部11に固定された状態において、筒状部135および点眼液収容部11の蓋板部112の反滴下方向(-Z方向)側の端面が略同位置となるように調整される。これにより、滴下ノズル12の軸部123、ノズル固定部13の筒状部135、および、点眼液収容部11の蓋板部112の、それぞれの反滴下方向側の端面が略同位置となる。そのため、点眼液SOが点眼液収容部11内に残存することが抑制され、点眼液SOを使い切ることが可能となっている。
また、筒状部135の外径は、蓋板部112に形成された開口部119の内径よりもやや大きめに設定される。これにより、ノズル固定部13と点眼液収容部11との間は、気密に封じられる。なお、ノズル固定部13と点眼液収容部11との固定は、樹脂製部材同士を固定する周知の技術を適用して行うことができる。たとえば、ノズル固定部13と点眼液収容部11との双方に、互いに噛み合う凹凸部あるいはノッチを設け、当該凹凸部あるいはノッチを噛み合わせることにより、ノズル固定部13と点眼液収容部11とを固定することができる。
点眼液容器1のキャップ部20は、有蓋の筒状部材であり、蓋板部202と、開放側側壁部203と、枢着側側壁部204とを有している。蓋板部202は、外形が三日月形に形成された板状の部材である。開放側側壁部203は、蓋板部202の開放側(-Y方向側)の外形と適合するように枢着側方向(+Y方向)に屈曲した板状の部材であり、枢着側側壁部204は、蓋板部202の枢着側の外形と適合するように枢着側方向に屈曲した板状の部材である。
キャップ部20には、また、枢着側側壁部204の反滴下方向(-Z方向)端の中央部から枢着側方向に延びる突出部206と、蓋板部202の開放側端(-Y方向端)の中央部から滴下方向(+Z方向)に延びるつまみ部207と、蓋板部202の中央部から反滴下方向に延びる棒栓部208とが設けられている。つまみ部207は、つまみ部207が使用者の指に掛かることにより、使用者が点眼液容器1の開閉状態(開栓状態および閉栓状態)を変更することをより容易にする。なお、つまみ部207は省略することも可能である。
棒栓部208は、その先端が反滴下方向(-Z方向)に向かって外径が縮小するように形成されている。閉栓状態の点眼液容器1では、図2(a)に示すように、このテーパー形状の棒栓部208の先端が、滴下ノズル12の貫通孔129の内側に挿入されることにより、キャップ部20と滴下ノズル12との間が気密に封じられ、点眼液収容部11の内部空間が外部から隔絶される。
また、図示しないが、キャップ部20に設けられた突出部206の中心と、ノズル固定部13の鉤状部136との対応する位置には、互いに噛み合う凹凸が設けられている。この凹凸を噛み合わせることにより、キャップ部20とノズル固定部13とは、当該凹凸を中心として枢着される。
キャップ部20に設けられた突出部206は、キャップ部20を略90°回転させた際に、その角が鉤状部136に接触するように形成されている。そのため、キャップ部20の回転は、略90°において停止される。そして、キャップ部20の回転が停止された後、さらにキャップ部を回転させることにより、キャップ部20は略180°まで回転させることができる。このようにキャップ部20を略180°まで回転させれば、一般的な点眼液容器と同様に取り扱うことが可能となる。なお、第1実施形態においては、キャップ部20を略180°まで回転可能にしているが、キャップ部が略90°以上に開くことを抑制するように、キャップ部の回転を規制するものとしても良い。
以上の説明から分かるように、キャップ部20の突出部206と、ノズル固定部13の鉤状部136とは、キャップ部20とノズル固定部13とを接続するヒンジを構成する。通常、ヒンジには、ヒンジ自体を変形させるような力が加わるため、キャップ部20およびノズル固定部13は、変形に耐えるように、硬質の樹脂(たとえば、HDPEやPP)を用いて形成するのが好ましい。なお、キャップ部20は、ノズル固定部13と同様に、射出成形等により形成することが可能である。
<点眼液容器の使用態様>
図4は、第1実施形態の点眼液容器1を使用して点眼を行う様子を示す説明図である。図4(a)および図4(b)は、それぞれ、点眼液容器1の異なる使用態様を示している。
上述のように、点眼液容器1を用いた点眼は、点眼液容器1を開栓状態にしたうえで行われる。点眼液容器1を開栓状態にするため、キャップ部20を略90°回転させてキャップ部20を開くと、キャップ部20の開放側側壁部203(図2および図3参照)は、点眼液容器1の滴下方向(-Z方向)に対して略垂直となる。上述の通り、開放側側壁部203は、枢着側方向(+Y方向)に屈曲した板状の部材であるので、開放側側壁部203の外面(開放側側面)291は、枢着側方向、すなわち、反滴下方向(-Z方向)に屈曲した凹面となる。なお、この開放側側面291は、キャップ部20の開放側(-Y方向側)に設けられた面状の部分であるので、本発明における面状部に相当する。
このとき、図4(a)に示すように、キャップ部20の開放側側面291を眉付近に押し当てると、開放側側面291において最も枢着側に近い中央部と、キャップ部20をノズル固定部13に枢着している枢着部との距離(枢着部最近接距離)と略同距離だけ、容器本体10(ノズル固定部13)の滴下方向側端が眼球よりも上方に位置する。そのため、滴下ノズル12の先端側の開口部(貫通孔129の滴下方向端)である滴下口は、開放側側面291の枢着部最近接距離から、滴下ノズル12の先端部121およびフランジ部122を併せた長さ(突出長)を差し引いた距離だけ眼球から離れた状態となる。従って、開放側側面291の枢着部最近接距離と、滴下ノズル12の突出長とを適宜設定すれば、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離にすることができる。
なお、開放側側面291の枢着部最近接距離、すなわち、枢着部と開放側側面291との最近接距離は、滴下ノズル12の突出長等によって適宜変更されるが、点眼時における点眼液容器1の操作性等を考慮して設定するのが好ましい。一般的に、開放側側面291の枢着部最近接距離は、1~3cmとするのがより好ましく、1.2~2.5cmとするのがより好ましい。このように枢着部最近接距離を設定すれば、点眼液容器1の操作性が向上するので、点眼をより容易に行うことが可能となる。
このようにして、使用者は、キャップ部20の開放側側面291を眉付近に押し当てることにより、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保った状態で、点眼液容器1を保持することができる。また、この状態において、使用者の上瞼は、キャップ部20の開放側側面291により押さえられる。そのため、点眼液滴下時の閉眼を抑制し、より確実に点眼液を眼球表面に滴下することが可能となる。
さらに、第1実施形態の点眼液容器1では、開栓状態において、キャップ部20の開放側側面291が、反滴下方向(-Z方向)に屈曲した凹面となっている。そのため、開放側側面291を眉付近に押し当てても、圧力が分散されるので、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
なお、このように、使用者に違和感を与えることを抑制するためには、開放側側面291の形状を、眼球付近の顔面の形状に合わせるのが好ましい。従って、開放側側面291の開放側(-Y方向側)端と、開放側側面291の枢着側(+Y方向側)端との距離は、5~10mmとするのが好ましく、6~8mmとするのがより好ましい。
図4(b)に示すように、キャップ部20の開放側側面291を目の下に押し当てた状態においても、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保った状態で、点眼液容器1を保持することができる。また、キャップ部20の開放側側面291を目の下に押し当てた場合においても、キャップ部20の開放側側面により下瞼が押さえられ、下瞼の動きが抑制されるので、より確実に点眼液を眼球表面に滴下することが可能となる。
この場合においても、キャップ部20の開放側側面291が曲面となっているため、キャップ部20の開放側側面291を眉付近に押し当てた場合と同様に、キャップ部20の開放側側面を押し当てた際に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。さらに、キャップ部20の開放側側面291を目の下に押し当てた場合、キャップ部20の開放側側面291を曲面とすることにより、下瞼を押さえるとともに、内眼角(目頭)を押さえるようにすることができる。そのため、鼻涙管を通して、点眼液が鼻腔に流出することを抑制し、点眼液をより有効に眼球に作用させることが可能となる。
このように第1実施形態の点眼液容器1によれば、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保ちつつ、キャップ部20の開放側側面291で眼瞼を押さえることができるので、より確実に点眼液を眼球表面に滴下するとともに、片手で点眼を行うことが可能となる。また、キャップ部20の開放側側面291を枢着側に屈曲した曲面とすることにより、キャップ部20の開放側側面291を押し当てた際に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、第1実施形態の点眼液容器1では、容器本体10(ノズル固定部13)に枢着されたキャップ部20を開閉することで、点眼液容器1の開閉状態を変更することができる。このキャップ部20の開閉は、片手で行うことが可能であるので、使用者は、点眼液容器1を開栓状態にし、点眼を行い、点眼液容器1を閉栓状態にするという点眼の一連の操作を片手で行うことができる。
さらに、第1実施形態の点眼液容器1では、点眼時に保持される点眼液収容部11が、その外形が三日月形柱体となるように形成されている。そのため、点眼液容器1自体の保持をより容易にすることが可能となる。
加えて、第1実施形態の点眼液容器1では、滴下ノズル12をノズル固定部13にねじ止めしているので、異なる形状の滴下ノズルを用意すれば、点眼液収容部11、ノズル固定部13およびキャップ部20を変更することなく、様々な種類の点眼液に対して、適した滴下量で点眼が可能な点眼液容器を提供することができる。
<第2実施形態>
図5は、閉栓状態における第2実施形態の点眼液容器1aを、図1で示す切断面Bと同様の切断面で切断した断面図である。この点眼液容器1aは、その外形が全体として第1実施形態の点眼液容器1(図1)と同様に三日月形柱体となるように形成されている。
図5に示すように、第2実施形態の点眼液容器1aは、容器本体10aの構成が異なっている点で、第1実施形態の点眼液容器1と異なっている。具体的には、第2実施形態の点眼液容器1aでは、滴下ノズル12およびノズル固定部13が省略され、容器本体10aが点眼液収容部11aのみで構成されている。他の点は、第1実施形態と同様である。
容器本体10aを構成する点眼液収容部11aは、有底有蓋の筒状部材であり、底板部111aと、蓋板部112aと、図示しない開放側側壁部と、枢着側側壁部114aとを有している。底板部111aおよび蓋板部112aは、外形が三日月形に形成された板状の部材である。開放側側壁部は、底板部111aおよび蓋板部112aの開放側の外形と適合するように枢着側方向に屈曲した板状の部材である。枢着側側壁部114aは、底板部111aおよび蓋板部112aの枢着側の外形と適合するように枢着側方向に屈曲した板状の部材である。
図5に示すように、第2実施形態における点眼液収容部11aでは、蓋板部112aの中央には、滴下方向(+Z方向)に延び、滴下方向に貫通する貫通孔119aが形成された筒状のノズル部115aが設けられている。閉栓状態においては、この貫通孔119aにキャップ部20の棒栓部208の先端が挿入される。これにより、キャップ部20と点眼液収容部11aとが気密に封止され、点眼液SOが収容された点眼液収容部11の内部空間は、外部から隔絶される。
また、図示しないが、点眼液収容部11aの枢着側端中央部には、第1実施形態の点眼液容器1のノズル固定部13に設けられた鉤状部136と同形状の鉤状部が設けられている。キャップ部20は、この鉤状部と、キャップ部20に設けられた突出部206とにより構成されるヒンジにより、点眼液収容部11a(容器本体10a)に対して枢着される。
このように、第2実施形態では、点眼液収容部11aにヒンジを構成する鉤状部を設けるため、点眼液収容部11aは、キャップ部20と同様に、硬質の樹脂(たとえば、HDPEやPP)を用いて形成するのが好ましい。なお、点眼液収容部11aは、有底有蓋の筒状部材であるため、ブロー成形で形成するのが好ましく、ノズル部115aおよび鉤状部を形成するために高い形状精度で成形可能なインジェクションブロー成形で形成するのがより好ましい。
第2実施形態においても、開栓状態において、キャップ部20の開放側側面を使用者の眉付近あるいは目の下に押し当てることにより、点眼液の滴下口(貫通孔119aの滴下方向端)と眼球との距離を適切な距離に保ちつつ、眼瞼を押さえることができる。そのため、第2実施形態においても、より確実に点眼液を眼球表面に滴下するとともに、片手で点眼を行うことが可能となる。また、キャップ部20の開放側側面を曲面とすることにより、キャップ部20の開放側側面を押し当てた際に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、キャップ部20の開閉を片手でも行うことが可能であるので、使用者は、点眼の一連の操作を片手で行うことができ、点眼液収容部11aがその外形が三日月形柱体となるように形成されているので、点眼液容器1a自体の保持をより容易にすることが可能となる。
さらに、第2実施形態では、点眼液容器1aの容器本体10aが単一の部材(点眼液収容部11a)により構成されているので、点眼液容器1aの製造がより容易となる。この点において、第2実施形態は、第1実施形態よりも好ましい。一方、第1実施形態は、様々な種類の点眼液に対して、より適した滴下量で点眼が可能な点眼液容器を提供することができ、また、点眼液収容部11を軟質な樹脂で形成することにより、点眼液の滴下操作がより容易となる。これらの点において、第1実施形態は、第2実施形態よりも好ましい。
<第3実施形態>
図6および図7は、第3実施形態の点眼液容器1bの構成を示す説明図である。図6は、開栓状態における点眼液容器1bの斜視図であり、図7(a)および図7(b)は、それぞれ、閉栓状態および開栓状態において、点眼液容器1bを切断面A(図6)で切断した様子を示す断面図である。
図6に示すように、第3実施形態の点眼液容器1bは、主として、キャップ部20bが有蓋筒状から平板状に変更されている点と、容器本体10bとなる点眼液収容部11bの滴下方向(+Z方向)端が略平面状に形成されている点とで、第2実施形態と異なっている。他の点は、第2実施形態と同様である。
図7に示すように、第3実施形態において点眼液容器1bの容器本体10bを構成する点眼液収容部11bは、第2実施形態における点眼液収容部11a(図5)と同様に、有底有蓋の筒状部材であり、底板部111bと、蓋板部112bと、図示しない開放側側壁部113bと、枢着側側壁部114bとを有している。一方、第3実施形態における点眼液収容部11bでは、その中央部に、第2実施形態における点眼液収容部11aに設けられたノズル部115aに替えて、開口部119bが形成されている。
第3実施形態の点眼液容器1bを構成するキャップ部20bは、平板状の板状部202bと、板状部202bの略中央から反滴下方向(-Z方向)に延びる円柱状の棒栓部208bとを有している。閉栓状態の点眼液容器1bでは、この棒栓部208が点眼液収容部11bの開口部119bに挿入されることにより、キャップ部20bと点眼液収容部11bとの間が気密に封止され、点眼液SOが収容された点眼液収容部11bの内部空間が外部から隔絶される。
第3実施形態の点眼液容器1bにおいても、点眼液収容部11bの滴下方向(+Z方向)端の中央部には、枢着側方向(+Y方向)に突出するとともに、先端が滴下方向に折れ曲がった鉤状部116bが設けられ、キャップ部20bの反滴下方向(-Z方向)端の中央部には、突出部206bが設けられている。そして、鉤状部116bと突出部206bとがヒンジを構成することにより、キャップ部20bは、容器本体10b(点眼液収容部11b)に対して枢着される。
図7(b)に示すように、第3実施形態の点眼液容器1bにおいても、キャップ部20bを略90°回転させ、点眼液容器1bを開栓状態とした際に、キャップ部20bの開放側側面、すなわち、板状部202bの開放側(-Y方向側)の端面を滴下方向(-Z方向)に対して略垂直にすることができる。そのため、この開放側側面を眉付近あるいは目の下に押し当てることで、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保ちつつ、眼瞼を押さえることができるので、より確実に点眼液を眼球表面に滴下するとともに、片手で点眼を行うことが可能となる。そして、キャップ部20bの開閉が片手で行うことができるため、使用者は、点眼の一連の操作を片手で行うことができる。また、キャップ部20bの開放側側面が枢着側に屈曲した曲面となっているので、キャップ部20bの開放側側面を押し当てた際に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
なお、第3実施形態は、点眼液収容部11bおよびキャップ部20bの構成がより単純となるため、点眼液容器1bの製造がさらに容易となる。この点において、第3実施形態は、第2実施形態よりも好ましい。一方、第2実施形態では、点眼液収容部11aにノズル部115aを設けているので、点眼液の滴下量等をより適切に制御できる。また、顔面に押し当てられるキャップ部20の開放側側面の面積をより広くすることができるので、使用者に違和感を与えることをより確実に抑制することができる。これらの点において、第2実施形態は、第3実施形態よりも好ましい。
<第4実施形態>
図8は、開栓状態における、第4実施形態の点眼液容器1cの斜視図である。第4実施形態の点眼液容器1cは、点眼液収容部11c、ノズル固定部13cおよびキャップ部20cが、いずれも、その外形が長方形柱体となるように形成されており、点眼液容器1cの外形が全体として長方形柱体となっている点で、第1実施形態の点眼液容器1と異なっている。他の点は、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、第4実施形態においても、開栓状態において、キャップ部20cの開放側側面291cを滴下方向(+Z方向)に対して略垂直にすることが可能となっている。そのため、この開放側側面291cを眉付近あるいは目の下に押し当てることで、点眼液の滴下口と眼球との距離を適切な距離に保ちつつ、眼瞼を押さえることができるので、より確実に点眼液を眼球表面に滴下するとともに、片手で点眼を行うことが可能となる。そして、キャップ部20cの開閉が片手で行うことができるため、使用者は、点眼の一連の操作を片手で行うことができる。
図8に示すように、第4実施形態の点眼液容器1cでは、点眼液収容部11c、ノズル固定部13cおよびキャップ部20cが、いずれも、その外形が長方形柱体をなすように形成されている。そのため、これら各部の形成がより簡単になる。この点において、第4実施形態は、第1実施形態よりも好ましい。一方、第1実施形態は、点眼液収容部11、ノズル固定部13およびキャップ部20が、いずれも、その外形が三日月形柱体となるように形成されており、これによる種々の効果が得られる点で、第1実施形態は、第4実施形態よりも好ましい。
なお、第1実施形態および第4実施形態においては、点眼液容器1,1cが、その外形が全体として三日月形柱体あるいは長方形柱体をとなるように形成されているが、点眼液容器を構成する各部の形状を異なる形状にすることも可能である。たとえば、キャップ部のみ外形が三日月形柱体となるように形成し、容器本体(点眼液収容部とノズル固定部)の外形が長方形柱体となるように形成するものとしても良い。このようにすれば、キャップ部の外形を三日月形柱体とした際に得られる効果と同様の効果を得ることができる。
また、一般的には、点眼液容器のキャップ部は、キャップ部を回転させることにより開く開放側において、平面、あるいは、枢着側(+Y方向側)に滴下方向(+Z方向)に沿って屈曲した凹面である面状部が形成されていればよい。面状部としては、上記第1ないし第3実施形態のように、滴下方向(+Z方向)に沿って延びる線状の曲率中心を持つ円筒内面形状のような全体として凹な凹面、あるいは、上記第4実施形態のような平面のほか、たとえば、滴下方向に沿って延びる線状の曲率中心を持つ円筒内面形状の凹面と当該凹面の端部に滑らかに接続される平面とからなる面とすることも可能である。なお、特定の方向に沿って屈曲しているとは、当該特定の方向に沿った線状の曲率中心を有することを謂う。
<変形例>
本発明は上記各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、たとえば次のような変形も可能である。
<変形例1>
上記各実施形態では、容器本体10,10a,10b,10c(ノズル固定部13,13cあるいは点眼液収容部11a,11b)に設けられた鉤状部と、キャップ部20,20b,20cに設けられた突出部とによりヒンジを構成し、このヒンジにより、キャップ部20,20b,20cを容器本体10,10a,10b,10cに枢着しているが、一般的には、キャップ部が枢着側において容器本体に枢着されていれば良い。
容器本体とキャップ部とを枢着するヒンジとしては、たとえば、枢着側(+Y方向側)の端部が薄厚に形成された帯状の部材を使用することも可能である。なお、この場合、ヒンジに加えてストッパを設け、キャップ部の回転が略90°で止まるようにしても良い。
また、帯状の部材をヒンジとして使用する場合、キャップ部が取り付けられるノズル固定部あるいは点眼液収容部は、キャップと一体に形成することも可能である。なお、キャップ部とノズル固定部とを一体に形成する場合、キャップ部およびノズル固定部は、形状精度の高い射出成形等により形成するのが好ましい。一方、キャップ部と点眼液収容部とを一体に形成する場合、上記第2および第3実施形態と同様に、キャップ部およびノズル固定部は、形状精度の高いインジェクションブロー成形により形成するのが好ましい。
<変形例2>
上記各実施形態では、点眼液収容部11,11a,11b,11cを、有底有蓋の一体の筒状部材としているが、底板部および蓋板部の少なくとも一方と、残部とを別個の個別部材として形成し、別個に形成された個別部材を互いに固定するものとしても良い。この場合、各個別部材は、形状精度の高い射出成形で形成することが可能となるので、これら各部をより適切な形状とすることが可能となる。なお、個別部材の固定は、接着や溶着等の種々の方法により行うことができるが、不純物の混入を抑制するとともに、形状精度を維持するため、超音波溶着で行うのが好ましい。
一方、上記各実施形態のように、点眼液収容部11,11a,11b,11cを、有底有蓋の一体の筒状部材とした場合、ブロー成形等により点眼液収容部11,11a,11b,11cを形成することができるので、点眼液収容部11,11a,11b,11c(点眼液容器1,1a,1b,1c)の製造工程を短縮することができる。
本発明の点眼液容器は、上述の通り優れた効果を奏するものであるから、医療用医薬品や一般用医薬品としての点眼液の容器として、好適に用いることができる。
1,1a,1b,1c・・点眼液容器
10,10a,10b,10c・・容器本体
11,11a,10b,11c・・点眼液収容部
12・・滴下ノズル
13,13c・・ノズル固定部
20,20b,20c・・キャップ部
111,111a,111b・・底板部
112,112a,112b・・蓋板部
113,113b・・開放側側壁部
114,114a,114b・・枢着側側壁部
115a・・ノズル部
116b・・鉤状部
119,119b・・開口部
119a・・貫通孔
121・・先端部
122・・フランジ部
123・・軸部
129・・貫通孔
132・・蓋板部
133・・開放側側壁部
134・・枢着側側壁部
135・・筒状部
136・・鉤状部
202・・蓋板部
202b・・板状部
203・・開放側側壁部
204・・枢着側側壁部
206,206b・・突出部
207・・つまみ部
208,208b・・棒栓部
291,291c・・開放側側面
SO・・点眼液

Claims (4)

  1. 点眼液容器であって、
    点眼液を収容可能な容器本体と、
    略90°以上に回転可能となるように、前記容器本体に枢着されているキャップ部と、
    を備え、
    前記キャップ部には、前記キャップ部を回転させることにより開く開放側において、面状部が形成されており、
    前記面状部は、前記キャップ部の枢着側に前記点眼液の滴下方向に沿って屈曲した凹面となっているとともに、
    前記容器本体および前記キャップ部が、いずれも、水平断面において外縁が三日月形となる三日月形柱体であり、かつ、前記キャップ部を前記容器本体に対して閉じると、全体としての外形が単一の三日月形柱体となることを特徴とする点眼液容器。
  2. 前記キャップ部の上面の開放側の端縁際につまみ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の点眼液容器。
  3. 前記キャップ部を前記容器本体に枢着している枢着部と、前記面状部と、の最近接距離が1~3cmであることを特徴とする請求項1、または2に記載の点眼液容器。
  4. 前記面状部の開放側端と、前記面状部の枢着側端との距離が、5~10mmであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の点眼液容器。
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