JP7179180B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置、及び、表示制御方法に関する。
運転者が、ナビゲーション装置やオーディオ装置などの車載情報システムに対して操作を行う場合、運転者の視線はなるべく車両前方に維持されることが好ましい。そこで、操作入力装置に手及び指などの指示体が接触されなくても、運転者から車両前方の空間においてジェスチャー操作が行われた場合に、当該ジェスチャー操作を検出し、当該ジェスチャー操作に基づいて車載情報システムを制御する技術が提案されている。
このような技術では、運転者は、ジェスチャー操作が行われるべき予め定められた空間である検出範囲内においてジェスチャー操作を行う必要がある。そこで、ジェスチャー操作が、検出範囲、及び、検出範囲に対して上下左右側の範囲のうちのどの範囲で行われているかを表示する技術が提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
特開2010-081466号公報 特開2009-31981号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術では、ジェスチャー操作を行う運転者の指示体が、検出範囲、検出範囲に対して運転者側の範囲、及び、検出範囲に対して運転者と逆側の範囲のうちのどの範囲に位置していても、同様の表示が行われる。このため、運転者は、検出範囲に対して指示体をどの方向に移動したらよいか分からずに、検出範囲以外の範囲でジェスチャー操作を行ってしまう結果、車載情報システムをジェスチャー操作によって適切に操作することができない場合があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、指示体がどの範囲に位置するかをユーザに表示可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、検出範囲に対してユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、検出範囲に対して手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、指示体が位置する範囲を取得する取得部と、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、取得部で取得された範囲に基づいて、検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う制御部とを備える。取得部は、検出範囲の周辺、かつ、車両内の予め定められた装置の周辺の予め定められた空間である忌避範囲において指示体を取得し、制御部は、取得部で取得された範囲が忌避範囲であるか否かに基づいて、忌避範囲を示す忌避範囲表示オブジェクトの表示及び非表示を切り替える制御を行う。
本発明によれば、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う。このような構成によれば、指示体がどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例4に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例4に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例4に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例4に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例6に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例6に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例6に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例6に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例7に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例7に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例7に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例7に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例8に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例8に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例8に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例8に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例9に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例9に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例9に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例9に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例9に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例10に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例10に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例10に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2の変形例10に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態3の変形例1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3の変形例2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3の変形例3に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態4に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態4の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態5に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る忌避範囲を示す図である。 実施の形態5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態5に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態5の変形例1に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態5の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 実施の形態2に係る検出範囲を示す図である。 実施の形態2に係る検出範囲を示す図である。 その他の変形例1に係る検出範囲を示す図である。 その他の変形例2に係る検出範囲を示す図である。 その他の変形例2に係る検出範囲を示す図である。 その他の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 その他の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 その他の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 その他の変形例2に係る表示制御装置の表示制御を示す図である。 その他の変形例3に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例3に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例3に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例3に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。表示制御装置1は、車両とともに移動可能な第1表示装置51と無線または有線を介して接続されており、第1表示装置51の表示を制御する。
第1表示装置51は、例えば、車両のウインドシールドに画像を表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)などの表示装置であってもよいし、車両に持ち込まれた表示装置であってもよい。また詳細は後述するが、第1表示装置51は、平面表示を行う(2次元表示機能を有する)表示装置であってもよいし、運転者などのユーザが奥行きを知覚可能な立体表示を行う(3次元表示機能を有する)表示装置であってもよい。なお、図1の第1表示装置51は表示制御装置1の外部に設けられているが、これに限ったものではなく、表示制御装置1に備えられてもよい。
ユーザが、ユーザの手及び指などの指示体を車載情報システムの操作入力装置に接触させないで車載情報システムを操作するためのジェスチャー操作を行った場合、第1表示装置51は、表示制御装置1の制御によってジェスチャー操作に関する表示を行う。表示制御装置1の制御については、後で詳細に説明する。なお、第1表示装置51は、運転者よりも車両前方において当該表示を行うことが好ましい。
ここでいう車載情報システムは、例えば図示しない操作入力装置、表示装置、音声出力装置を含むシステムであり、操作入力装置における直接操作、または、ジェスチャー操作に基づいて、予め定められたアプリケーションの機能を実行することにより表示及び音声出力を行う。このような車載情報システムは、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、車両の車体を制御する制御装置、車両の走行を制御する制御装置、及び、通信装置の少なくともいずれかを含む。
図1の表示制御装置1は、取得部11と制御部12とを備える。
取得部11は、検出範囲と、手前検出範囲と、奥検出範囲とのうち、ユーザの指示体が位置する範囲を取得する。図2は、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲を示す図である。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、それぞれユーザに対する左右方向、上下方向、奥行き方向に対応している。
検出範囲は、ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である。言い換えれば、検出範囲内のジェスチャー操作は有効であり、検出範囲外のジェスチャー操作は無効である。検出範囲は、第1表示装置51の表示領域の手前側の領域に設定されてもよいし、その領域以外に設定されてもよい。
以下の説明では、検出範囲は図2のように直方体の形状を有するが、これに限ったものではなく、任意の閉空間の形状であればよい。図2の検出範囲は、頂点A(0,Yd,Zd1)、頂点B(Xd,Yd,Zd1)、頂点C(Xd,0,Zd1)、頂点D(0,0,Zd1)、頂点E(0,Yd,Zd2)、頂点F(Xd,Yd,Zd2)、頂点G(Xd,0,Zd2)、頂点H(0,0,Zd2)で規定される直方体の形状を有する。以下の説明では、図2の検出範囲内の任意の位置をP1(Xp1,Yp1,Zp1)と記すこともある。なお、P1については、
0≦Xp1≦Xd、0≦Yp1≦Yd、Zd1≦Zp1≦Zd2 ・・・(1)
という関係式が成り立つ。
手前検出範囲は、検出範囲に対してユーザ側の予め定められた空間である。以下の説明では、図2の手前検出範囲内の任意の位置をP2(Xp2,Yp2,Zp2)と記すこともある。なお、P2については、
0≦Xp2≦Xd、0≦Yp2≦Yd、Zp2>Zd2 ・・・(2)
という関係式が成り立つ。
奥検出範囲は、検出範囲に対して手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である。以下の説明では、図2の奥検出範囲内の任意の位置をP3(Xp3,Yp3,Zp3)と記すこともある。なお、P3については、
0≦Xp3≦Xd、0≦Yp3≦Yd、Zp3<Zd1 ・・・(3)
という関係式が成り立つ。
なお、取得部11で取得される範囲は、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲を識別可能なID情報であってもよいし、指示体の座標であってもよい。
上記のような機能を有する取得部11には、例えば、カメラで撮像された車両室内の画像から指示体の位置を検出する画像処理装置、静電容量式の位置センサ、光センサ、ミリ波センサ、及び、これらのインターフェースの少なくともいずれかが用いられる。また、指示体の位置を検出する方式は上記に限ったものではなく、今後出現する如何なる方式でもよい。
制御部12は、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、取得部11で取得された範囲に基づいて、検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る表示制御装置1によれば、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち取得部11で取得された範囲、つまり指示体が位置する範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う。このような構成によれば、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうちのどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。ユーザは、このような表示を確認しながらジェスチャー操作を行うことができるので、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図3の表示制御装置1は、投影表示装置51aと、空間操作検出装置52と、車載情報システム53と無線または有線を介して接続されている。
投影表示装置51aは、図1の第1表示装置51の概念に含まれる装置であり、平面表示(2次元表示)を行う。投影表示装置51aは、例えば、平面表示が可能なHUDである。なお、投影表示装置51aは、これに限ったものではなく、例えば、インストルメントパネルに設けられた液晶表示装置などであってもよい。
空間操作検出装置52は、例えば、カメラで撮像された車両室内の画像から指示体の位置を検出する画像処理装置、静電容量式の位置センサ、光センサ、及び、ミリ波センサの少なくともいずれかが用いられる。また、指示体の位置を検出する方式は上記に限ったものではなく、今後出現する如何なる方式でもよい。空間操作検出装置52は、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲、及び、周辺範囲のうち、指示体が位置する範囲を検出する。
ここで、横検出範囲は、手前検出範囲及び奥検出範囲以外の、検出範囲の横側の予め定められた空間であり、例えば検出範囲の上下左右側の空間である。以下の説明では、横検出範囲内の任意の位置をP4(Xp4,Yp4,Zp4)と記すこともある。なお、P4については、図2の座標系との間に
{(Xp4<0またはXp4>Xd)または(Yp4<0またはYp4>Yd)}、かつ、(Zd2≧Zp4≧Zd1) ・・・(4)
という関係式が成り立つ。
周辺範囲は、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲の周辺の範囲である。言い換えると、周辺範囲は、空間操作検出装置52が指示体の位置を検出する範囲から、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲を除いた範囲である。また、明示的に式(1)~式(4)には記載しなかったが、P1,P2,P3,P4は、空間操作検出装置52が指示体の位置を検出する範囲内に存在する点である。
車載情報システム53は、実施の形態1で説明した車載情報システムと同様のシステムである。例えば、車載情報システム53は、車載情報システム53の操作入力装置に入力された直接操作、または、空間操作検出装置52で検出されたジェスチャー操作に基づいて、ラジオのアプリケーションの機能を実行する。具体的には、車載情報システム53は、指を右から左に振るジェスチャー操作が行われた場合にはダウンサーチの選局を行い、指を左から右に振るジェスチャー操作が行われた場合にはアップサーチの選局を行い、ダイヤルを右に回すようなジェスチャー操作が行われた場合には音量を上げ、ダイヤルを左に回すようなジェスチャー操作が行われた場合には音量を下げる。なお、車載情報システム53は、これらのジェスチャー操作が行われる際に、ラジオアプリを制御するためのアイコンやボタンを表示してもよい。
次に図3の表示制御装置1の構成について説明する。図3の表示制御装置1は、空間操作取得部11aと、生成制御部12aと、生成部12bとを備える。なお、空間操作取得部11aは、図1の取得部11の概念に含まれ、生成制御部12a及び生成部12bは、図1の制御部12の概念に含まれる。
空間操作取得部11aは、空間操作検出装置52のインターフェースであり、空間操作検出装置52の検出結果を取得する。つまり、空間操作取得部11aは、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲、及び、周辺範囲のうち、指示体が位置する範囲を取得する。
生成制御部12aは、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示が異なるように、生成部12bで生成される表示オブジェクトを決定する。なお、本実施の形態2では、生成制御部12aは、空間操作取得部11aが横検出範囲で指示体を取得した場合には、空間操作取得部11aが手前検出範囲で指示体を取得した場合の表示オブジェクトと同様の表示オブジェクトを決定する。
生成部12bは、生成制御部12aで決定された表示オブジェクトを生成し、当該生成した表示オブジェクトを投影表示装置51aに表示させる制御を行う。
以上の構成によれば、実質的に、生成制御部12aは、投影表示装置51aの表示、ひいては、投影表示装置51aに表示される表示オブジェクトを制御する。そこで、以下の説明では、生成制御部12aが、生成部12bを介して、投影表示装置51aに表示オブジェクトを表示させる制御を行うことを簡略化して、生成制御部12aが表示オブジェクトを表示すると記載することもある。
図4~図7は、本実施の形態2に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを示す図である。図4は、指示体が取得された範囲が検出範囲である場合の表示、つまり指示体の位置がP1である場合の表示を示す。図5は、指示体が取得された範囲が手前検出範囲である場合の表示、つまり指示体の位置がP2である場合の表示を示す。
図6は、指示体が取得された範囲が奥検出範囲である場合の表示、つまり指示体の位置がP3である場合の表示を示す。図7は、指示体が取得された範囲が横検出範囲である場合の表示、つまり指示体の位置がP4である場合の表示を示す。
図4~図7に示すように、表示オブジェクトは、検出範囲を示す平面形状の検出範囲表示オブジェクト71と、ユーザの手及び指などの指示体を示す指示体表示オブジェクト72とを含む。なお、検出範囲表示オブジェクト71は、検出範囲に対応する形状を有するため、検出範囲が直方体の立体形状を有する場合には、検出範囲表示オブジェクト71の平面形状は矩形形状になる。
図4に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調を、検出範囲表示オブジェクト71の色調と同じにするかほぼ同じにする。この場合において、指示体表示オブジェクト72の全部の色調が変更されてもよいし、指示体表示オブジェクト72のうち検出範囲表示オブジェクト71内の部分のみの色調が変更されてもよい。図5に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調を、検出範囲表示オブジェクト71の色調と異なるデフォルトの色調に変更する。
図6に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調を、デフォルトの色調及び検出範囲表示オブジェクト71の色調とは異なる色調(例えば影のような色調)に変更する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図7に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトの色調に変更する。
このように本実施の形態2では、生成制御部12aは、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を行う。また、本実施の形態2では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、検出範囲表示オブジェクト71の表示態様を異ならせずに、指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせる制御を含む。このような構成によれば、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうちのどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。
なお以上では、生成制御部12aで変更(制御)される表示オブジェクトの表示態様は、表示オブジェクトの色調であるものとして説明した。しかしながら、生成制御部12aで変更(制御)される表示オブジェクトの表示態様は、表示オブジェクトの色調に限ったものではなく、表示オブジェクトの形状であってもよいし、表示オブジェクトの色調及び形状の組み合わせであってもよい。
<動作>
図8は、本実施の形態2に係る表示制御装置1の動作を示すフローチャートである。なお、ここで説明する動作例の動作開始時には、指示体は、空間操作検出装置52で検出できない範囲(検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲、及び、周辺範囲の外側の範囲)に位置し、投影表示装置51aには検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72が表示されていないものとする。
まずステップS1にて、生成制御部12aは、空間操作取得部11aによって指示体が位置する範囲が取得されたか否かを判定する。指示体が位置する範囲が取得されたと判定された場合には処理がステップS2に進み、指示体が位置する範囲が取得されなかったと判定された場合には処理がステップS6に進む。
ステップS2にて、生成制御部12aは、指示体が位置する範囲が、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のいずれかであるか否かを判定する。指示体が位置する範囲が、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のいずれかであると判定された場合には、処理がステップS3に進む。そうでない場合、つまり指示体が位置する範囲が周辺範囲であると判定された場合には、処理がステップS6に進む。
ステップS3にて、生成制御部12aは、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、生成部12bで生成される表示オブジェクトを決定する。ここで決定される表示オブジェクトには、検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72が含まれる。
ステップS4にて、生成部12bは、生成制御部12aで決定された表示オブジェクトを生成する。
ステップS5にて、生成部12bは、生成した表示オブジェクトを投影表示装置51aに表示させる制御を行い、投影表示装置51aは、当該表示オブジェクトを表示する。その後、処理がステップS1に戻る。ユーザは、ステップS5の表示オブジェクトの表示を確認しながらジェスチャー操作を行うことができるので、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。この際、車載情報システム53は、検出範囲外で行われたジェスチャー操作に基づいてアプリケーションの機能を実行しないが、検出範囲内で行われたジェスチャー操作に基づいてアプリケーションの機能を実行する。
ステップS1またはステップS2からステップS6に処理が進み、かつ、投影表示装置51aが検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72を含む表示オブジェクトを表示していた場合には、生成制御部12aは、生成部12bを介して当該表示オブジェクトの表示を停止させる。これにより、投影表示装置51aで表示されていた表示オブジェクトの表示が停止する。その後、処理がステップS1に戻る。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る表示制御装置1によれば、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち指示体が位置する範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を行う。このような構成によれば、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうちのどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。
<実施の形態2の変形例1>
図9~図12は、本変形例1に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。本変形例1に係る表示オブジェクトは、検出範囲と指示体との間の距離を示す補助表示オブジェクト73をさらに含む。そして、本変形例1に係る補助表示オブジェクト73は、円形状表示オブジェクト73a及び線状表示オブジェクト73bを適宜組み合わせた表示オブジェクトである。
図9に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、線状表示オブジェクト73bを表示せずに、円形状表示オブジェクト73aを指示体表示オブジェクト72に付加して表示する。円形状表示オブジェクト73aは、指示体の図2のXY座標を示す表示オブジェクトであり、検出範囲表示オブジェクト71上に付加される。円形状表示オブジェクト73aと指示体表示オブジェクト72との間の距離は、検出範囲と指示体との間の距離に対応するように、これらの位置は適宜調整される。
図10に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、円形状表示オブジェクト73a及び線状表示オブジェクト73bを表示する。線状表示オブジェクト73bは、円形状表示オブジェクト73aと指示体表示オブジェクト72とを結ぶ表示オブジェクトである。
図11に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、円形状表示オブジェクト73a及び線状表示オブジェクト73bを半透過または破線で表示する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図12に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、円形状表示オブジェクト73a及び線状表示オブジェクト73bを表示しない。
以上のような、補助表示オブジェクト73を表示する本変形例1によれば、ユーザは、指示体が検出範囲からどれぐらい離れているかを知ることができるので、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。
また、以上のような本変形例1に係る表示制御では、円形状表示オブジェクト73a及び線状表示オブジェクト73bの表示、透過表示及び非表示の組み合わせが、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のそれぞれにおいて異なっている。つまり、本変形例1に係る生成制御部12aは、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う。このような構成によれば、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲のうちのどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。このため、ユーザは、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。
なお以上の説明では、生成制御部12aは、空間操作取得部11aが検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、補助表示オブジェクト73の表示及び非表示を切り替える制御を行った。しかしこれに限ったものではなく、例えば、生成制御部12aは、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72の少なくともいずれかの表示を異ならせるように構成されている場合には、補助表示オブジェクト73を常に表示してもよい。
<実施の形態2の変形例2>
図13~図16は、本変形例2に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例2に係る表示オブジェクトは、変形例1(図9~図12)と同様に、検出範囲と指示体との間の距離を示す補助表示オブジェクト73をさらに含む。ただし、本変形例2に係る補助表示オブジェクト73は、変形例1と異なり、指示体表示オブジェクト72と同様の形状を有する表示オブジェクトである。そして、指示体表示オブジェクト72と補助表示オブジェクト73との間のずれは、検出範囲と指示体との間の距離に対応するように、補助表示オブジェクト73及び指示体表示オブジェクト72の位置は適宜調整される。
図13に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示しない。図14に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を明るい色調で表示する。
図15に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を暗い色調で表示する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図16に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示しない。
以上のような、補助表示オブジェクト73を表示する本変形例2によれば、変形例1と同様に、ユーザは、指示体が検出範囲からどれぐらい離れているかを知ることができるので、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。
なお以上の説明では、生成制御部12aは、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、補助表示オブジェクト73の色調などの表示態様を変更する制御を行った。しかしこれに限ったものではなく、例えば、生成制御部12aは、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72の少なくともいずれかの表示を異ならせるように構成されている場合には、補助表示オブジェクト73の色調などの表示態様を常に同じにしてもよい。
<実施の形態2の変形例3>
図17~図20は、本変形例3に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例3に係る表示オブジェクトは、検出範囲補助表示オブジェクト74をさらに含む。検出範囲補助表示オブジェクト74は、検出範囲の奥側に車両の内装などの物体がある場合に、指示体が当該物体に衝突しないようにするための表示オブジェクトである。検出範囲表示オブジェクト71に対する検出範囲補助表示オブジェクト74の位置は、検出範囲に対する車両の内装などの物体の位置に対応している。このような本変形例3によれば、奥行き方向において指示体が移動可能な限界を、ユーザに表示することができる。
なお、図17~図20の検出範囲補助表示オブジェクト74は、検出範囲を投影させた形状を有しているが、他の形状であってもよい。また、図17~図20の検出範囲補助表示オブジェクト74は、破線枠の表示オブジェクトであるが、これに限ったものではなく、例えば破線枠の代わりに実線枠を有し、その内部を塗りつぶした表示オブジェクトであってもよい。また、検出範囲補助表示オブジェクト74は、他の変形例などにおいて適宜表示されてもよい。
<実施の形態2の変形例4>
図21~図24は、本変形例4に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例4では、生成部12bは、3次元グラフィックス機能を有しており、3次元グラフィックス機能によって生成された立体形状の表示オブジェクトを2次元平面に投影する。これにより、本変形例4に係る検出範囲表示オブジェクト71は、直方体などの立体形状を有している。なお、立体形状の表示オブジェクトの生成には、3次元グラフィックス機能の代わりに、疑似3次元グラフィックス機能が用いられてもよい。この疑似3次元グラフィックス機能では、2次元グラフィックス機能で生成された複数の平面形状の表示オブジェクトを組み合わせることによって、立体形状の表示オブジェクトが生成される。すなわち、実施の形態2では2次元表示機能を有する表示装置が2次元表示を行う構成について説明したが、本変形例4では2次元表示機能を有する表示装置が、見かけ上の3次元表示(3D表示ともいう)を行うように構成されている。
図21に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の一部である隠れ線71aを破線で表示する。図22に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の隠れ線71aの表示を停止する。
図23に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の隠れ線71aを実線で表示する。図24に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の隠れ線71aの表示を停止する。
以上のような本変形例4では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、表示オブジェクトの形状を異ならせる制御を含む。また、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせずに、検出範囲表示オブジェクト71の表示態様を異ならせる制御を含む。このような構成であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態2の変形例5>
図25~図28は、本変形例5に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例5に係る検出範囲表示オブジェクト71は、変形例4(図21~図24)と同様に立体形状を有している。また、本変形例5では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせる制御を含む。
図25に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、検出範囲表示オブジェクト71の奥側の面の色調をデフォルトから変更する。図26に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、検出範囲表示オブジェクト71の全ての面の色調をデフォルトから変更する。
図27に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の奥側の面の色調、及び、指示体表示オブジェクト72の少なくとも一部の色調をデフォルトから変更する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図28に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、検出範囲表示オブジェクト71の全ての面の色調をデフォルトから変更する。
以上のような本変形例5では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせる制御を含む。このような構成であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態2の変形例6>
図29~図32は、本変形例6に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例6に係る検出範囲表示オブジェクト71は、変形例4(図21~図24)と同様に立体形状を有しており、本変形例6に係る表示オブジェクトは、変形例3で説明した検出範囲補助表示オブジェクト74を含む。また、本変形例6では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、指示体表示オブジェクト72及び検出範囲補助表示オブジェクト74の表示態様を異ならせる制御を含む。
図29に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲補助表示オブジェクト74の形状及び色調をデフォルトから変更せずに、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更する。図30に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調、並びに、検出範囲補助表示オブジェクト74の形状及び色調をデフォルトから変更しない。
図31に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の少なくとも一部の色調、並びに、検出範囲補助表示オブジェクト74の形状及び色調をデフォルトから変更する。変更後の検出範囲補助表示オブジェクト74の色調は例えば白塗りである。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図32に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調、並びに、検出範囲補助表示オブジェクト74の形状及び色調をデフォルトから変更しない。
以上のような本変形例6では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、指示体表示オブジェクト72及び検出範囲補助表示オブジェクト74の表示態様を異ならせる制御を含む。このような構成であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態2の変形例7>
図33~図36は、本変形例7に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例7に係る検出範囲表示オブジェクト71は、変形例4(図21~図24)と同様に立体形状を有している。本変形例7では、表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、検出範囲表示オブジェクト71の表示態様を異ならせずに、指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせる制御を含む。つまり、実施の形態2において図4~図7を用いて説明した制御と同様の制御が行われる。
なお、指示体表示オブジェクト72の表示態様を異ならせる制御は、指示体表示オブジェクト72の色調を異ならせる制御に限ったものではなく、例えば、指示体表示オブジェクト72の大きさを異ならせる制御であってもよい。具体的には、生成制御部12aは、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、指示体表示オブジェクト72をデフォルトから大きくし、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、指示体表示オブジェクト72をデフォルトから小さくしてもよい。このような構成によれば、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうちのどの範囲に位置するかを、遠近法によってユーザに表示することができる。
<実施の形態2の変形例8>
図37~図40は、本変形例8に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例8では、表示オブジェクトの形状を異ならせる制御は、表示オブジェクトの形状を、平面形状及び立体形状のいずれかに変更する制御と、表示オブジェクトの色調を変更する制御とを含む。
図37に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲表示オブジェクト71の形状を平面形状に変更し、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更する。図38に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、検出範囲表示オブジェクト71の形状を立体形状に変更する。
図39に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の少なくとも一部の色調をデフォルトから変更し、検出範囲表示オブジェクト71の形状を立体形状に変更する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図40に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、検出範囲表示オブジェクト71の形状を平面形状に変更する。
以上のような本変形例8では、表示オブジェクトの形状を異ならせる制御は、表示オブジェクトの形状を、平面形状及び立体形状のいずれかに変更する制御を含む。このような構成であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。なお、以上の説明では、表示オブジェクトの形状を異ならせる制御は、表示オブジェクトの形状を、平面形状及び立体形状のいずれかに変更する制御と、表示オブジェクトの色調を変更する制御とを含んでいたが、前者の制御だけを含んでもよい。
また、表示オブジェクトの形状を、平面形状及び立体形状のいずれかに変更する制御は、上記に限ったものではない。例えば上記の説明において、平面形状と立体形状とを入れ替えた制御であってもよい。また、以上の説明では、平面形状及び立体形状のいずれかに変更される表示オブジェクトは、検出範囲表示オブジェクト71であったが、指示体表示オブジェクト72であってもよい。
<実施の形態2の変形例9>
図41~図44は、本変形例9に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを、図4~図7と同様に示す図である。
本変形例9に係る検出範囲表示オブジェクト71は、変形例4(図21~図24)と同様に立体形状を有しており、本変形例9に係る表示オブジェクトは、変形例1(図9~図12)と同様に、検出範囲と指示体との間の距離を示す補助表示オブジェクト73をさらに含む。
本変形例9に係る補助表示オブジェクト73は、二つの円形状表示オブジェクト73c,73dと線状表示オブジェクト73eとを適宜組み合わせた表示オブジェクトである。円形状表示オブジェクト73cは、検出範囲表示オブジェクト71の手前側の面上に付加され、円形状表示オブジェクト73dは、検出範囲表示オブジェクト71の奥側の面上に付加される。円形状表示オブジェクト73c,73dと指示体表示オブジェクト72との間の距離は、検出範囲と指示体との間の距離に対応するように、これらの位置は適宜調整される。
線状表示オブジェクト73bは、二つの円形状表示オブジェクト73c,73dと指示体表示オブジェクト72とを結び、図2のZ軸に平行に延在する表示オブジェクトである。なお、二つの円形状表示オブジェクト73c,73dの間の線状の部分は、線状表示オブジェクト73bの他の部分と異なる色調で表示されてもよい。
図41に示すように、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示し、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更し、指示体表示オブジェクト72を円形状表示オブジェクト73c,73dの間に表示する。図42に示すように、指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示し、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、指示体表示オブジェクト72を円形状表示オブジェクト73cよりも手前に表示する。
図43に示すように、指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示し、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更せずに、指示体表示オブジェクト72を円形状表示オブジェクト73dよりも奥前に表示する。図44に示すように、指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、補助表示オブジェクト73を表示することも、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更することも行わない。
以上のような、補助表示オブジェクト73を表示する本変形例9によれば、ユーザは、指示体が検出範囲からどれぐらい離れているかを知ることができるので、検出範囲内でジェスチャー操作を容易に行うことができる。
なお、図41~図44では、本変形例9に係る検出範囲表示オブジェクト71は、直方体などの立体形状を有していたが、図45に示すように矩形状などの平面形状であってもよい。また、図45の検出範囲表示オブジェクト71は、図41~図44の検出範囲表示オブジェクト71内の位置、例えばZ軸方向において中央の位置に表示されてもよい。
<実施の形態2の変形例10>
図46及び図47は、本変形例10に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを示す図である。
本変形例10では、検出範囲は第1検出範囲及び第2検出範囲を含み、空間操作取得部11aは、第1検出範囲及び第2検出範囲のうち指示体が位置する範囲を取得する。検出範囲表示オブジェクト71は、第1検出範囲を示す第1検出範囲表示オブジェクト71bと、第2検出範囲を示す第2検出範囲表示オブジェクト71cとを含む。そして、生成制御部12aは、第1検出範囲及び第2検出範囲のうち、空間操作取得部11aで取得された範囲に基づいて、表示オブジェクトの表示を異ならせる。
例えば、図46に示すように、指示体が第1検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72及び第1検出範囲表示オブジェクト71bの色調をデフォルトから第1色調に変更する。図47に示すように、指示体が第2検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72及び第2検出範囲表示オブジェクト71cの色調をデフォルトから第2色調に変更する。このような構成によれば、ユーザは、検出範囲内の複数の範囲のそれぞれにおいて異なるジェスチャー操作を行うことができるので、操作性を高めることができる。
なお、図46及び図47では、第1検出範囲及び第2検出範囲は、検出範囲をZ軸方向に区分した範囲であったが、これに限ったものではない。例えば、図48及び図49に示すように、第1検出範囲及び第2検出範囲は入れ子状の範囲であってもよい。このとき、ジェスチャー操作が多少大きくなっても指示体が第1検出範囲からはみ出さないようにするために、第2検出範囲にマージンが取られた範囲を第1検出範囲としてもよい。例えば、第2検出範囲は第1検出範囲を縦、横及び高さの方向に5cmずつ狭めた範囲としてもよい。また、検出範囲を区分してなる範囲の数は、2つに限ったものではなく、3つ以上であってもよい。さらに、第1検出範囲表示オブジェクト71b及び第2検出範囲表示オブジェクト71cの形状は立体形状に限ったものではなく、平面形状であってもよい。
<実施の形態3>
図50は、本発明の実施の形態3に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態3では、投影表示装置51aに表示させるべき情報が、車載情報システム53から生成制御部12aに出力される。生成制御部12aは、車載情報システム53からの情報も考慮して、生成部12bで生成される表示オブジェクトを決定する。
図51は、本実施の形態3に係る表示制御装置1の表示制御による投影表示装置51aの表示例を示す図である。図51では、モード表示オブジェクト75と、操作表示オブジェクト76とが表示されている。モード表示オブジェクト75は、車載情報システム53が行っている動作モード(図51ではラジオ動作)を示し、操作表示オブジェクト76は、車載情報システム53が受け付け可能なジェスチャー操作を示す。なお、車載情報システム53が受け付け可能なジェスチャー操作は、動作モードによって異なってもよい。モード表示オブジェクト75及び操作表示オブジェクト76の決定及び生成は、検出範囲表示オブジェクト71などと同様に生成制御部12a及び生成部12bによって行われる。
以上のような本実施の形態3に係る表示制御装置1によれば、例えば、車載情報システム53の現在のステータスや、車載情報システム53が受け付け可能なジェスチャー操作などを投影表示装置51aに表示することができる。
<実施の形態3の変形例1>
図52は、本変形例1に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。本変形例1では、車載情報システム53が受け付け可能なジェスチャー操作が、車載情報システム53から空間操作検出装置52に出力される。空間操作検出装置52は、車載情報システム53から出力されたジェスチャー操作と異なるジェスチャー操作の検出を無効にする。
このような構成によれば、空間操作検出装置52が必要以上にジェスチャー操作を検出することが抑制されるので、空間操作検出装置52の処理負荷を低減することができる。なお、空間操作検出装置52は、車載情報システム53から出力されたジェスチャー操作に基づいて、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、及び、横検出範囲の少なくともいずれかの形状を変更してもよい。そして、この変更に合わせて、生成制御部12aは表示オブジェクトの形状を変更してもよい。
<実施の形態3の変形例2>
図53は、本変形例2に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。図53に示すように、表示制御装置1は車載情報システム53を含み、車載情報システム53は、車両とともに移動可能な第2表示装置である表示装置54を制御可能となっている。このような構成において、車載情報システム53を含む表示制御装置1は、例えば、選局や音量など、ジェスチャー操作によって実行される内容を表示装置54に表示させてもよい。
<実施の形態3の変形例3>
図54は、本変形例3に係る表示制御装置1の表示制御による投影表示装置51aの表示例を示す図である。以上の説明では、検出範囲及び検出範囲表示オブジェクト71のそれぞれの数は1つであったが、本変形例3では、検出範囲及び検出範囲表示オブジェクト71m,71nのそれぞれの数は複数となっている。以下、ラジオが配設されたパネル面の近傍にラジオ用の検出範囲が設けられ、エアコンが配設されたパネル面の近傍にエアコン用の検出範囲が設けられている構成を例にして説明する。
図54に示すように、本変形例3に係る表示オブジェクトは、ラジオ用の検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト71mと、エアコン用の検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト71nとを含む。このような構成によれば、ラジオ用の検出範囲とエアコン用の検出範囲とが異なること、及び、これらの位置関係を、検出範囲表示オブジェクト71m,71nによって表示する。このため、ユーザは、ラジオ用の検出範囲とエアコン用の検出範囲のそれぞれにおいて適切なジェスチャー操作を行うことができる。
<実施の形態4>
図55は、本発明の実施の形態4に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図55の表示制御装置1は、投影表示装置51aの代わりに、立体表示装置51bが接続されている。立体表示装置51bには、例えば、虚像の表示オブジェクトを表示することによって、表示オブジェクトの立体表示が可能なHUDが用いられる。このようなHUDによれば、表示オブジェクトがあたかも現実世界の3次元空間に実在するようにユーザに視認され、図2のZ軸方向(奥行き方向)の表示オブジェクトの位置、つまり表示オブジェクトの遠近がユーザに知覚される。
図56は、本実施の形態4に係る表示制御装置1の表示制御によって立体表示装置51bが表示する表示オブジェクトを示す図である。本実施の形態4では、一つの表示オブジェクト上の複数の点とユーザ31との間の距離が全て同じであるHUDが、立体表示装置51bに用いられている。なお、表示オブジェクトとユーザ31との間の距離とは、現実の表示オブジェクトの位置(車両のウインドシールド上の位置)とユーザ31との間の距離ではなく、表示オブジェクトの立体空間上の位置とユーザ31との間の距離、つまり虚像距離を意味する。上記のようなHUDでは、立体表示装置51bの立体表示で実現される3次元空間において平面形状の表示オブジェクトが立体表示される。このため、図56の検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72は、当該3次元空間において平面形状を有することになる。
以下、立体表示装置51bで立体表示される検出範囲表示オブジェクト71とユーザ31との間の距離を「検出範囲距離」と記すこともあり、立体表示装置51bで立体表示される指示体表示オブジェクト72とユーザ31との間の距離を「指示体距離」と記すこともある。本実施の形態4では、表示オブジェクトの表示を異ならせる制御は、検出範囲距離を基準にして、指示体距離を変更する制御を含む。
例えば、指示体が検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲距離と指示体距離とを同一にする(指示体距離=中)。指示体が手前検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲距離よりも指示体距離を小さくする(指示体距離=近)。指示体が奥検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲距離よりも指示体距離を大きくする(指示体距離=遠)。指示体が横検出範囲内に位置する場合には、生成制御部12aは、検出範囲距離と指示体距離とを同一にする(指示体距離=中)。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る表示制御装置1によれば、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち指示体が位置する範囲に基づいて、立体表示装置51bで立体表示される指示体表示オブジェクト72とユーザとの間の距離を変更する。このような構成によれば、実施の形態2のように表示オブジェクトの色調や形状などの表示態様を変更しなくても、指示体が、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうちのどの範囲に位置するかをユーザに表示することができる。
<実施の形態4の変形例1>
図57は、本変形例1に係る表示制御装置1の表示制御によって立体表示装置51bが表示する表示オブジェクトを示す図である。実施の形態4では、立体表示装置51bに、一つの表示オブジェクト上の複数の点とユーザ31との間の距離が全て同じであるHUDが用いられた。これに対して本変形例1では、立体表示装置51bに、一つの表示オブジェクト上の複数の点とユーザ31との間の距離が異なるHUDが用いられる。
このようなHUDでは、立体表示装置51bの立体表示で実現される3次元空間において立体形状の表示オブジェクトが立体表示される。このため、図57の検出範囲表示オブジェクト71及び指示体表示オブジェクト72は、当該3次元空間において立体形状を有することになる。このような構成によれば、現実世界の3次元空間にさらに近づけた表示を行うことができる。
<実施の形態4の変形例2>
以上の説明では、生成制御部12aは指示体距離を3段階(遠、中、近)で制御した。しかしながらこれに限ったものではなく、指示体距離を4段階以上で変更してもよい。また、指示体距離が概ね連続する構成において、検出範囲表示オブジェクト71と指示体表示オブジェクト72との間の距離を、検出範囲と指示体との間の距離に対応させてもよい。
<実施の形態4の変形例3>
以上の説明では、立体表示装置51bには、表示オブジェクトの立体表示が可能なHUDが用いられたが、これに限ったものではない。例えば、立体表示装置51bには、立体表示が可能な裸眼立体視表示機能を有する表示装置が用いられてもよい。この表示装置は、例えば、立体表示が可能な液晶表示装置、光源や元となる映像をミラー素子を通して空間に浮かび上がらせることが可能な空中ディスプレイ装置、及び、ホログラフィを用いた表示装置などである。このような構成であっても、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態4の変形例4>
実施の形態4においても、各実施の形態及びその各変形例が適宜組み合わされてもよい。例えば、実施の形態4に係る表示オブジェクトは、実施の形態2の変形例1などで説明した図9などの補助表示オブジェクト73を含んでもよい。
<実施の形態5>
図58は、本発明の実施の形態5に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態5に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図58の表示制御装置1は記憶部13をさらに備える。この記憶部13は、車両内の予め定められた装置の配置(3次元位置)を記憶している。予め定められた装置には、例えば、車両内の内装及び機器などが含まれる。
生成制御部12aは、記憶部13に記憶された3次元位置に基づいて忌避範囲を設定する。忌避範囲は、検出範囲の周辺、かつ、予め定められた装置の周辺の予め定められた空間であり、例えば、指示体が存在することが適切でない範囲が設定される。
図59は、忌避範囲64を示す上面図である。忌避範囲64には、例えば、予め定められた装置66からX軸方向に長さXth(例えば5cm)、Z軸方向に長さZth(例えば5cm)だけ離れた位置までの範囲が用いられる。なお図示しないが、忌避範囲64には、装置66からY軸方向に長さYth(例えば5cm)だけ離れた位置と、装置66との間の範囲が用いられてもよい。
空間操作検出装置52は、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲、及び、忌避範囲64のうち、指示体が位置する範囲を検出する。これにより、空間操作取得部11aも同様に、検出範囲、手前検出範囲、奥検出範囲、横検出範囲、及び、忌避範囲64のうち、指示体が位置する範囲を取得する。
図60及び図61は、本実施の形態5に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを示す図である。
図60に示すように、指示体が忌避範囲64でない範囲、例えば奥検出範囲に位置する場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72の少なくとも一部の色調を、デフォルトから変更する。またこの場合には、生成制御部12aは、指示体表示オブジェクト72を半透過または破線で表示する。図61に示すように、指示体が忌避範囲64内に位置する場合には、生成制御部12aは、忌避範囲64を示す暗い色調の忌避範囲表示オブジェクト77を表示する。なお、忌避範囲表示オブジェクト77の決定及び生成は、検出範囲表示オブジェクト71などと同様に生成制御部12a及び生成部12bによって行われる。
このように本実施の形態5では、生成制御部12aは、空間操作取得部11aで取得された範囲が忌避範囲64であるか否かに基づいて、忌避範囲表示オブジェクト77の表示及び非表示を切り替える制御を行う。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態5に係る表示制御装置1によれば、ユーザが忌避範囲表示オブジェクト77を確認することにより、指示体が、予め定められた装置66の周辺に侵入してしまうことを抑制することができる。なお、忌避範囲表示オブジェクト77は、例えば、図15の補助表示オブジェクト73のように、指示体表示オブジェクト72と同様の形状を有し、かつ、暗い色調を有してもよい。
<実施の形態5の変形例1>
図60及び図61の忌避範囲表示オブジェクト77は、平面形状を有していたが、これに限ったものではない。例えば、図62に示すように、忌避範囲表示オブジェクト77は、立体形状を有していてもよい。
また、実施の形態5においても、各実施の形態及びその各変形例が適宜組み合わされてもよい。例えば、実施の形態5に係る検出範囲表示オブジェクト71は、実施の形態2の変形例4(図21~図24)のような立体形状を有してもよい。また、実施の形態4と同様に虚像の忌避範囲表示オブジェクト77が立体表示されてもよい。
<実施の形態5の変形例2>
本変形例2では、予め定められた装置66(図59)は、指示体が接触した場合に不都合が生じるような、車両とともに移動可能な接触型の操作入力装置を含む。この操作入力装置には、例えば、ボタン及びスイッチ類が存在するパネル装置、タッチパネル、タッチパッドなどが含まれる。
図63は、本変形例2に係る表示制御装置1の表示制御によって投影表示装置51aの表示画面60に表示される表示オブジェクトを示す図である。図63に示すように、指示体が忌避範囲64内に位置する場合に、生成制御部12aは、操作入力装置周辺の範囲の表示態様とそれ以外の範囲の表示態様とが異なる忌避範囲表示オブジェクト77を表示する。なお、図63にてドットハッチングが付されていない範囲は、操作入力装置周辺の範囲である。
このような構成によれば、指示体が、操作入力装置の周辺に侵入してしまうことを抑制することができる。なお、空間操作取得部11aで取得された範囲が、忌避範囲64のうちの操作入力装置周辺の範囲である場合に、生成制御部12aは、忌避範囲表示オブジェクト77のうち当該範囲に対応する部分の表示態様を変更してもよい。同様に、空間操作取得部11aで取得された範囲が、忌避範囲64のうちの操作入力装置周辺の範囲以外の範囲である場合に、生成制御部12aは、忌避範囲表示オブジェクト77のうち当該範囲に対応する部分の表示態様を変更してもよい。また、忌避範囲64のうちの操作入力装置周辺の範囲は、忌避範囲64のうちのそれ以外の範囲よりも広くなるように設定されてもよい。
<その他の変形例1>
図64は、実施の形態2に係る検出範囲21を手前から奥に向かう方向(図2の-Z方向)に沿って見た図であり、図65は、実施の形態2に係る検出範囲21を上方から下方に向かう方向(図2の-Y方向)に沿って見た図である。図64及び図65に示される検出範囲21、手前検出範囲22、奥検出範囲23、及び、横検出範囲24は、上式(1)~(4)で規定される範囲である。なお、図64及び図65には、実施の形態2で説明した周辺範囲25も図示されている。
ここで、検出範囲21、手前検出範囲22、奥検出範囲23、及び、横検出範囲24は、図64に示される範囲、ひいては上式(1)~(4)で規定される範囲に限ったものではない。例えば図66に示すように、例えば横検出範囲24は、空間操作検出装置52が指示体の位置を検出可能な円筒形や楕円筒形などの範囲から、検出範囲21をくり抜いた範囲であってもよい。なお、上方から下方に向かう方向(図2の-Y方向)に沿って見た場合の図66の検出範囲21及び横検出範囲24などの各範囲は、図65の各範囲と同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、横検出範囲24は、上式(4)を満たすのであれば、円筒形や楕円筒形以外の任意の範囲でもよい。また、横検出範囲24は、Zd2≧Zp4≧Zd1の条件を満たせば、球体や楕円体の範囲から検出範囲21をくり抜いた範囲であってもよい。また、検出範囲21は、球体や楕円体の範囲であってもよい。
<その他の変形例2>
実施の形態2では、図64のように、手前検出範囲22または奥検出範囲23を、手前から奥に向かう方向(図2の-Z方向)に沿って見た場合に検出範囲21からはみ出さない範囲である例について説明した。詳しくは、当該方向に沿って見た場合に、検出範囲21、手前検出範囲22及び奥検出範囲23の外郭形状が同一である例について説明した。しかしながら、検出範囲21、手前検出範囲22及び奥検出範囲23の外郭形状は異なっていてもよい。
図67及び図68は、本変形例2に係る検出範囲21を図64及び図65と同様の方向からそれぞれ見た図である。図67において、手前検出範囲22または奥検出範囲23のうち、検出範囲21と重複するエリアを第1エリアとし、重複しないエリアを第2エリアと定義する。
まず、本変形例2を、実施の形態2の変形例1に適用した例について説明する。この場合、本変形例2では、指示体が第2エリアに位置する場合に、図9~12に示される実施の形態2の変形例1の表示と異なる表示を行う。例えば、指示体が手前検出範囲22の第1エリアに位置する場合には、図10と同様の表示が行われ、指示体が手前検出範囲22の第2エリアに位置する場合には、図69のような表示が行われる。また例えば、指示体が奥前検出範囲23の第1エリアに位置する場合には、図11と同様の表示が行われ、指示体が奥前検出範囲23の第2エリアに位置する場合には、図70のような表示が行われる。
次に、本変形例2を、実施の形態2の変形例5に適用した例について説明する。この場合、本変形例2では、指示体が第2エリアに位置する場合に、図25~28に示される実施の形態2の変形例1の表示と異なる表示を行う。
例えば図71に示すように、指示体が手前検出範囲22の第2エリアに位置する場合には、直方体である検出範囲表示オブジェクト71の手前の面(図71の密度が高いドットハッチングが付された面)を拡張してなる、第2エリアを示す表示オブジェクト78を追加する。この際、指示体表示オブジェクト72の色調をデフォルトから変更しない。一方、例えば図72に示すように、指示体が奥検出範囲23の第2エリアに位置する場合には、直方体である検出範囲表示オブジェクト71の奥の面(図72の密度が高いドットハッチングが付された面)を拡張してなる、第2エリアを示す表示オブジェクト78を追加する。この際、指示体表示オブジェクト72の少なくとも一部の色調をデフォルトから変更する。
なお、図67では、横検出範囲24の外郭形状と、手前検出範囲22または奥検出範囲23の外郭形状を同一としたが、異なっていてもよい。また、手前検出範囲22の外郭形状と奥検出範囲23の外郭形状とが異なっていてもよい。また、手前検出範囲22及び奥検出範囲23は直方体の範囲に限るものではなく、楕円体の範囲から検出範囲21及び横検出範囲24をくり抜いた範囲でもよい。
<その他の変形例3>
上述した図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図73に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、検出範囲と手前検出範囲と奥検出範囲とのうち、指示体が位置する範囲を取得する取得部11と、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、取得部11で取得された範囲に基づいて、検出範囲表示オブジェクト及び指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図74に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置1は、処理回路81により実行されるときに、検出範囲と手前検出範囲と奥検出範囲とのうち、指示体が位置する範囲を取得するステップと、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、検出範囲表示オブジェクト及び指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81、インターフェース及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した表示制御装置1は、PND(Portable Navigation Device)、ナビゲーション装置及びオーディオ装置などの車両装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、車両装置及び通信端末の少なくとも1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した表示制御装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
図75は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図75のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、車両92のナビゲーション装置及びオーディオ装置などの車両装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、車両装置93と無線通信を行うことにより、検出範囲と手前検出範囲と奥検出範囲とのうち、車両装置93で取得された範囲を受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1の制御部12と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、検出範囲、手前検出範囲、及び、奥検出範囲のうち、通信部91aで受信された範囲に基づいて、検出範囲表示オブジェクト及び指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行うための制御信号を生成する。そして、通信部91aは、制御部91bで生成された制御信号を車両装置93に送信する。このように構成されたサーバ91によれば、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
図76は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図76の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、車両97の車両装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 表示制御装置、11 取得部、12 制御部、51 第1表示装置、64 忌避範囲、71 検出範囲表示オブジェクト、72 指示体表示オブジェクト、73 補助表示オブジェクト、77 忌避範囲表示オブジェクト。

Claims (22)

  1. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得する取得部と、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う制御部と
    を備え、
    前記取得部は、
    前記検出範囲の周辺、かつ、前記車両内の予め定められた装置の周辺の予め定められた空間である忌避範囲において前記指示体を取得し、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された範囲が前記忌避範囲であるか否かに基づいて、前記忌避範囲を示す忌避範囲表示オブジェクトの表示及び非表示を切り替える制御を行う、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトは、疑似3次元グラフィックス機能または3次元グラフィックス機能によって生成された立体形状を有し、前記第1表示装置は2次元表示を実行する、表示制御装置。
  3. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの表示を異ならせる制御は、前記表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を含む、表示制御装置。
  4. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、前記表示オブジェクトの形状を異ならせる制御を含む、表示制御装置。
  5. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得する取得部と、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせ、かつ、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係に基づいて、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係を表示する制御を行う制御部と
    を備え、
    前記検出範囲表示オブジェクトは立体形状を有し、前記第1表示装置は3次元表示を実行する、表示制御装置。
  6. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、前記指示体表示オブジェクトの表示態様を異ならせずに、前記検出範囲表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を含む、表示制御装置。
  7. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、前記検出範囲表示オブジェクトの表示態様を異ならせずに、前記指示体表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を含む、表示制御装置。
  8. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御は、前記検出範囲表示オブジェクト及び前記指示体表示オブジェクトの表示態様を異ならせる制御を含む、表示制御装置。
  9. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、
    前記検出範囲と、前記手前検出範囲と、前記奥検出範囲と、前記手前検出範囲及び前記奥検出範囲以外の、前記検出範囲の横側の予め定められた空間である横検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記制御部は、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、前記奥検出範囲、及び、前記横検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う、表示制御装置。
  10. 請求項4に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトの形状を異ならせる制御は、前記表示オブジェクトの形状を、平面形状及び立体形状のいずれかに変更する制御を含む、表示制御装置。
  11. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示オブジェクトは、
    前記検出範囲と前記指示体との間の距離を示す補助表示オブジェクトをさらに含む、表示制御装置。
  12. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、
    前記検出範囲に含まれる第1検出範囲及び第2検出範囲のうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記制御部は、
    前記第1検出範囲及び前記第2検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記表示オブジェクトの表示を異ならせる、表示制御装置。
  13. 請求項に記載の表示制御装置であって、
    前記予め定められた装置は、前記車両とともに移動可能な接触型の操作入力装置を含む、表示制御装置。
  14. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記第1表示装置は、平面表示が可能なヘッドアップディスプレイ、空中ディスプレイ、立体表示が可能なヘッドアップディスプレイ、空中ディスプレイ、または、立体表示が可能な裸眼立体視表示機能を有する表示装置を含む、表示制御装置。
  15. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得する取得部と、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行う制御部と
    を備え、
    前記第1表示装置は、立体表示が可能なヘッドアップディスプレイ、空中ディスプレイ、または、立体表示が可能な裸眼立体視表示機能を有する表示装置を含み、
    前記表示オブジェクトの表示を異ならせる制御は、前記第1表示装置で立体表示される前記検出範囲表示オブジェクトと前記ユーザとの間の距離を基準にして、前記第1表示装置で立体表示される前記指示体表示オブジェクトと前記ユーザとの間の距離を変更する制御を含む、表示制御装置。
  16. 請求項15に記載の表示制御装置であって、
    前記ヘッドアップディスプレイは、
    一つの前記表示オブジェクト上の複数の点と前記ユーザとの間の距離が全て同じであるヘッドアップディスプレイ、または、一つの前記表示オブジェクト上の複数の点と前記ユーザとの間の距離が異なるヘッドアップディスプレイを含む、表示制御装置。
  17. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御装置は、
    車両とともに移動可能な第2表示装置に、前記ジェスチャー操作によって実行される内容を表示させる、表示制御装置。
  18. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御方法であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行い、
    前記検出範囲の周辺、かつ、前記車両内の予め定められた装置の周辺の予め定められた空間である忌避範囲において前記指示体を取得し、
    取得された範囲が前記忌避範囲であるか否かに基づいて、前記忌避範囲を示す忌避範囲表示オブジェクトの表示及び非表示を切り替える制御を行う、表示制御方法。
  19. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御方法であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせ、かつ、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係に基づいて、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係を表示する制御を行い、
    前記検出範囲表示オブジェクトは立体形状を有し、前記第1表示装置は3次元表示を実行する、表示制御方法。
  20. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御方法であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせる制御を行い、
    前記第1表示装置は、立体表示が可能なヘッドアップディスプレイ、空中ディスプレイ、または、立体表示が可能な裸眼立体視表示機能を有する表示装置を含み、
    前記表示オブジェクトの表示を異ならせる制御は、前記第1表示装置で立体表示される前記検出範囲表示オブジェクトと前記ユーザとの間の距離を基準にして、前記第1表示装置で立体表示される前記指示体表示オブジェクトと前記ユーザとの間の距離を変更する制御を含む、表示制御方法。
  21. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得する取得部と、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、前記取得部で取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせ、かつ、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係に基づいて、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係を表示する制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記指示体が前記検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクトの色調に対応する色調に制御し、
    前記指示体が前記手前検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクトと異なるデフォルトの色調に制御し、
    前記指示体が前記奥検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクト及び前記デフォルトの色調と異なる色調に制御する、表示制御装置。
  22. 車両とともに移動可能な第1表示装置の表示を制御する表示制御方法であって、
    ユーザが指示体によりジェスチャー操作を行うべき予め定められた空間である検出範囲と、前記検出範囲に対して前記ユーザ側の予め定められた空間である手前検出範囲と、前記検出範囲に対して前記手前検出範囲と逆側の予め定められた空間である奥検出範囲とのうち、前記指示体が位置する範囲を取得し、
    前記検出範囲、前記手前検出範囲、及び、前記奥検出範囲のうち、取得された範囲に基づいて、前記検出範囲を示す検出範囲表示オブジェクト、及び、前記指示体を示す指示体表示オブジェクトを含む表示オブジェクトの表示を異ならせ、かつ、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係に基づいて、前記指示体の3次元位置と前記検出範囲の3次元位置との位置関係を表示する制御を行い、
    前記指示体が前記検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクトの色調に対応する色調に制御し、
    前記指示体が前記手前検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクトと異なるデフォルトの色調に制御し、
    前記指示体が前記奥検出範囲内に位置する場合には、前記指示体表示オブジェクトの色調を、前記検出範囲表示オブジェクト及び前記デフォルトの色調と異なる色調に制御する、表示制御方法。
JP2021529572A 2019-07-01 2019-07-01 表示制御装置及び表示制御方法 Active JP7179180B2 (ja)

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