JP7178543B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装装置に関する。
半導体チップを超音波による摩擦接合により基板に実装するボンディング装置では、摩擦接合時の昇温を補助する目的で、接合過程において基板を加熱することが行われる。この加熱は基板が載置される加熱ステージに組み込まれたヒータを作動させることにより行われる。この加熱においては加熱ステージに載置された基板のみならず、加熱ステージの上方に配置された基板認識用のカメラやレンズユニットおよびカメラを支持する支持機構を含むカメラユニットにも加熱の作用が及び熱変形が生じる。カメラユニットの熱変形は認識位置精度の低下を招くため、基板の加熱によるカメラの熱変形を抑制する対策を施した部品実装装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、カメラを覆うカバーを遮熱板として設けて加熱による熱変形を抑制するとともに、カバー内に送風してカメラの温度を調整することが開示されている。
特開2003-264358号公報
しかしながら上述の特許文献に示す先行技術を含め、従来技術には以下のような難点があった。すなわち、遮熱板は加熱ステージからの輻射熱を遮断する効果は有するものの、加熱ステージの加熱によってカメラユニット周囲の雰囲気温度が上昇することによる熱影響を有効に防止することは困難であった。またカバー内に送風する空冷機構を設けると設備コストの増大を招き、コスト低減の要請に反する。このような熱変形が認識精度に及ぼす影響を相殺するための補正処理を定期的に実行することも考えられるが、この場合には補正処理を高頻度で行う必要がある。このため、補正処理の都度、作業停止の必要があって生産性の低下を余儀なくされることとなる。このように、従来の部品実装装置には、接合ステージの加熱によるカメラユニットの熱変形を簡便な構成で防止することが困難であるという課題があった。
そこで本発明は、加熱ステージの加熱によるカメラユニットの熱変形を簡便な構成で防止することができる部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、半導体チップを基板に実装する部品実装装置であって、前記基板が載置されるとともに前記基板を加熱する加熱ステージと、前記基板の上方から前記基板を撮像する第1のカメラユニットと、前記第1のカメラユニットのレンズユニットを覆う断熱部を設け、前記第1のカメラユニットは、撮像素子を有するカメラと、ミラーを有するミラーユニットと、光学系を内蔵して前記カメラと前記ミラーユニットを連結する筒状の前記レンズユニットを備え、前記レンズユニットの前記カメラ側における外周を挟み込んだ状態で前記第1のカメラユニットを支持する第1の支持部と、前記レンズユニットの前記ミラーユニット側における外周を挟み込んだ状態で前記第1のカメラユニットを支持する第2の支持部をさらに有し、前記断熱部は、前記第1の支持部と前記第2の支持部に挟まれた前記レンズユニットの外周と、前記第2の支持部の外側と前記ミラーユニットとの間における前記レンズユニットの外周の夫々に装着される。
本発明によれば、加熱ステージの加熱によるカメラユニットの熱変形を簡便な構成で防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置に用いられる第1のカメラユニットの構成および機能説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置に用いられる第1のカメラユニットの断面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置に用いられる第2のカメラユニットの断面図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、本実施の形態の第1のカメラユニットおよび第2のカメラユニットが組み込まれた部品実装装置1の全体構成について説明する。部品実装装置1は、部品である半導体チップ10を基板15に実装する機能を有する。なお図1においては、紙面に垂直な方向をX方向(基板搬送方向)とし、X方向と直交する水平方向をY方向としている。
図1において基台1aの両端部に立設されたポスト2の上端部は、横フレーム3の両端に結合されている。横フレーム3の下方の基台1aの上面には、部品供給部4および基板保持部5が配置されている。横フレーム3には、部品供給部4から取り出した半導体チップ10を受け取って基板保持部5に実装する部品実装機構6が配置されている。
部品供給部4は、X軸テーブル7X、Y軸テーブル7Yを積層した移動テーブル7の上面に、ウェハ保持テーブル8を結合した構成となっている。ウェハ保持テーブル8には、半導体ウェハ9が保持されている。半導体ウェハ9には、能動面を上向きにした姿勢の複数の半導体チップ10を規則配列で貼着されている。移動テーブル7を駆動することにより、ウェハ保持テーブル8はX方向、Y歩行へ水平移動し、半導体ウェハ9に保持された半導体チップ10を、以下に説明する取出ヘッド11による取出位置に位置決めすることができる。
取出ヘッド11は、取出ヘッド移動機構(図示省略)によって昇降および水平移動し(矢印a)、さらに上下反転動作(矢印b)が可能となっている。これにより、取出ヘッド11は半導体ウェハ9から取り出した半導体チップ10を、部品実装機構6へ受け渡す受渡位置まで移送する。
部品実装機構6は、横フレーム3に配置されたヘッド移動機構16によって実装ヘッド17をY方向に移動させる構成となっている。実装ヘッド17は、下端部に接合ツール17aを備えている。接合ツール17aは、半導体チップ10を吸着により保持して、実装対象の基板15に超音波接合する機能を有する。すなわち実装ヘッド17は、半導体チップ10を吸着して基板15に実装する。
部品受渡位置にて、半導体チップ10を上向き姿勢で保持した取出ヘッド11に対して接合ツール17aを下降させることにより、実装ヘッド17は接合ツール17aによって半導体チップ10を吸着して保持する。接合ツール17aによって半導体チップ10を保持した実装ヘッド17は、基板保持部5の上方へ移動する。
基板保持部5の構成を説明する。架台12の上面のベースプレート12aには、X軸テーブル13X、Y軸テーブル13Yを積層した構成の移動テーブル13が配置されている。移動テーブル13の上面には、実装対象の基板15が載置される加熱ステージ14が結合されている。加熱ステージ14は、図2(a)に示すように、ヒータを内蔵した加熱テーブル14bの上面に、保持ステージ14aを配置した構成となっている。
保持ステージ14aに載置された実装対象の基板15は、加熱テーブル14bによって加熱される。すなわち加熱ステージ14は、基板15が載置されるとともに、この基板15を加熱する。そして加熱されて昇温した状態の基板15に対して、実装ヘッド17によって半導体チップ10が超音波接合により実装される。
上述の部品実装に際しては、第1のカメラユニット20による基板認識、第2のカメラユニット40による部品認識が行われる。すなわち横フレーム3のトッププレート3aにおいて、加熱ステージ14に載置された基板15の直上に位置して、第1のカメラユニット20が撮像方向を下向きにした姿勢で配置されている。第1のカメラユニット20によって基板15を上方から撮像することにより、半導体チップ10の実装位置が認識される。
またベースプレート12aにおいて、取出ヘッド11から実装ヘッド17への半導体チップ10の部品受渡位置には、第2のカメラユニット40が撮像方向を上向きにした姿勢で配置されている。第2のカメラユニット40によって実装ヘッド17の接合ツール17aを下方から撮像することにより、接合ツール17aに保持された状態における半導体チップ10の位置ずれ状態が認識される。
半導体チップ10を基板15に超音波接合する部品接合動作においては、基板15における実装位置の検出結果、実装ヘッド17における半導体チップ10の位置ずれ状態の検出結果に基づいて、基板15の実装位置に対する半導体チップ10の位置合わせが行われる。
次に図2を参照して、第1のカメラユニット20の構成および機能を説明する。図2(a)に示すように、第1のカメラユニット20は、撮像素子21aを有するカメラ21、ミラー22aを有するミラーユニット22および光学系を内蔵してこれらを連結するレンズユニット23よりなるユニット本体部を備えている。レンズユニット23は、レンズと鏡筒を有し、レンズを用いて撮像素子21aと半導体チップ10との焦点距離を合わせている。鏡筒の材質としては、例えば、アルミ材が使用される。
このユニット本体部は、レンズユニット23に設けられた支持部である支持ブラケット25、26によって支持されており、支持ブラケット25、26の上端部に結合された固定ブラケット24を介してトッププレート3aの下面に固定されている。すなわち第1のカメラユニット20は、レンズユニット23を支持する支持部としての支持ブラケット25,26を有している。
第1のカメラユニット20は、ミラーユニット22が加熱ステージ14に載置された基板15の上方に位置するように配置されており、第1のカメラユニット20の撮像光軸AXは、基板15における実装位置に一致している。実装位置からの撮像光はミラーユニット22のミラー22aによって反射され、レンズユニット23を介してカメラ21の撮像素子21aに入射する。これにより、基板15の実装位置の画像が取得される。そして取得された画像を認識処理部(図示省略)によって認識することにより、基板15における実装位置が認識される。
加熱ステージ14は、基板15を加熱するための加熱テーブル14bを備えている。加熱テーブル14bを作動させることにより、加熱ステージ14の上方に位置する第1のカメラユニット20の周辺雰囲気は加熱により昇温する。この昇温による認識位置精度への影響を防止するため、第1のカメラユニット20にはレンズユニット23および支持ブラケット25、26を閉囲して防熱する防熱機構部27が設けられている。
図2(b)は、このような目的の防熱機構部27を備えていない場合の第1のカメラユニット20に対する熱影響を模式的に示している。第1のカメラユニット20の周辺雰囲気が昇温することにより、第1のカメラユニット20の各部は昇温による熱膨張が生じる。このとき、レンズユニット23は支持ブラケット25、26によって拘束されていることから、レンズユニット23には中性軸23aが幾分湾曲するように変形する撓み変形が生じる。この撓み変形により、ミラーユニット22には傾斜が生じ、撮像光軸AXは鉛直線PLから傾斜に応じたずれ角度Δθだけ撮像方向が位置ずれする。この結果、基板15の実装位置の位置認識結果に誤差が生じ、実装位置精度の低下を招く。
なお、このような加熱による第1のカメラユニット20への影響は、部品実装装置1における実装ヘッド17の動作状態によって変動する。すなわち実装ヘッド17が稼働状態にあって加熱ステージ14と第1のカメラユニット20との間を往復移動している場合には、第1のカメラユニット20の周辺雰囲気は実装ヘッド17の移動で生じる対流によって拡散され、第1のカメラユニット20への熱影響は少ない。これに対し、実装ヘッド17が停止した状態では、実装ヘッド17の移動による対流が生じないことから、加熱ステージ14による加熱の熱影響は直接第1のカメラユニット20に及ぶ。
そして実装ヘッド17の停止時間が継続すると熱影響の度合いが増大し、この状態で実装ヘッド17を再稼働すると第1のカメラユニット20の温度が急激に低下する。この結果、レンズユニット23の熱伸縮の状態が経時的に変動し、これに伴って位置認識結果の経時変動が生じる。従来はこのような位置認識結果の変動による不具合を低減するため、位置ずれ状態を経時的に計測して補正する経時補正を所定のインターバルで実行するようにしていた。本実施の形態においては、第1のカメラユニット20に以下に説明する構成の防熱機構部27を設け、これにより加熱ステージ14による加熱が第1のカメラユニット20に及ぼす熱影響を極力低減するようにしている。
以下、図3を参照して、第1のカメラユニット20における防熱機構部27の構成例および機能を説明する。図3(a)は、第1のカメラユニット20の側断面を示しており、図3(b)、(c)は、図3(a)におけるA-A断面、B-B断面をそれぞれ示している。防熱機構部27は、以下に説明する複数の断熱材よりなる断熱部およびこれらの断熱材の外面を囲む遮熱部より構成されている。
図3(a)、(b)に示すように、支持ブラケット25、26に挟まれたレンズユニット23の外周には、レンズユニット23を外部から断熱する機能を有する断熱材31が装着されている。断熱材31はウレタン樹脂など断熱性に富む樹脂材料を成形して製作されている。ここでは2つ割りに設けられた円筒形状の素材でレンズユニット23を挟み込み、結束用のバンド28で固縛することにより、レンズユニット23に装着されている。
なお、以下に説明する各部の断熱材も、断熱材31と同様の樹脂材料で製作されている。そしてこれらの断熱材を支持ブラケット25、26などに装着するに際しては、接着剤や接着テープによる固定、ねじ部材による締結など各種の固定方法を適宜選択する。
支持ブラケット(第2の支持部)26の外側とミラーユニット22との間の、レンズユニット23の外周には、同様にレンズユニット23を外部から断熱する機能を有する断熱材32が装着されている。支持ブラケット(第1の支持部)25の外側とカメラ21との間には、断熱材が存在しない空間29aが設けられている。空間29aは、長時間の稼働により昇温したカメラ21からの発熱を放散させて、過熱を防止する機能を有するものである。支持ブラケット25の内側および支持ブラケット26の内側には、それぞれ断熱材33、34が面接触状態で設けられている。
さらに、支持ブラケット25、26の外面(下面および側面)を周回して囲む形態で、それぞれ断熱材35、36が配置されている。すなわち図3(c)に示すように、支持ブラケット26の下面および側面は、いずれも断熱材36によって囲まれている。なお、支持ブラケット25についても同様であり、断熱材35によって囲まれている。
上述の断熱材の配置において、断熱材31および断熱材32は、レンズユニット23の外周に合ってレンズユニット23を外部から断熱する。そして断熱材33および断熱材35は、支持ブラケット25を外部から断熱する。また断熱材34、断熱材36および断熱材32は、支持ブラケット26を外部から断熱する。
上記構成に示すように、本実施の形態に示す第1のカメラユニット20は、レンズユニット23、支持ブラケット25、26を覆う断熱部としての断熱材31、32、断熱材33、34、35、36を備えている。ここで、断熱材31、32は、レンズユニット23を覆う断熱部であり、また断熱材32、33、34、35、36は、支持ブラケット25、26を覆う断熱部である。なお、断熱材32は、レンズユニット23を覆うとともに支持ブラケット26を覆う機能を有している。断熱材31~36は、レンズユニット23および支持ブラケット25、26の温度変化を緩やかにするので、レンズユニット23および支持ブラケット25、26の熱変形を抑制する。これにより、熱変形による認識補正処理の回数を低く抑えることができる。
図3(a)において、第1のカメラユニット20の下面側、すなわち部品実装装置1において加熱ステージ14と対向する側には、断熱材33、34、35、36の外面に位置して、ステンレスなどの金属板より成る遮熱板37aが設けられている。遮熱板37aは第1の遮熱部であり、加熱ステージ14からの直接の輻射熱が第1のカメラユニット20に伝達されるのを防止するとともに、加熱された雰囲気と断熱部との熱的接触を断つ機能を有する。遮熱板37aの内側には断熱材が存在しない空間29bが形成されている。また断熱材31と固定ブラケット24との間にも断熱材が存在しない空間29cが形成されている。
図3(b)において、レンズユニット23の配置方向に沿った方向における第1のカメラユニット20の両側面には、断熱材33、34、35、36の外面に位置して、それぞれ遮熱板37dおよび遮熱板37eが設けられている。さらにカメラ21、ミラーユニット22が設けられた側面には、それぞれ遮熱板37b、37cが設けられている。
遮熱板37b、37c、37d、37eは、第1のカメラユニット20の外側を覆う第2の遮熱部であり、加熱ステージ14からの輻射熱の反射熱が第1のカメラユニット20に伝達されるのを防止するとともに、加熱された雰囲気と断熱部との熱的接触を断つ機能を有する。遮熱板37d、37eのそれぞれの内側には、断熱材が存在しない空間29d、29eが形成されている。
なお、第1の遮熱部、第2の遮熱部は、上述の遮熱板37a~37eを第1のカメラユニット20の各面に個別に取り付けてもよく、また複数の遮熱板を適宜組み合わせるようにしてもよい。さらに、遮熱板37a~37eを一体として設けたものを第1のカメラユニット20に取り付けるようにしてもよい。第1のカメラユニット20における第1の遮熱部、第2の遮熱部についても同様である。
上述構成において、空間29b、29c、29d、29eは、断熱効果を有する空気層として機能しており、上述の第1の遮熱部、第2の遮熱部の遮熱効果と相俟って、外部から第1のカメラユニット20への熱伝達を遮断する効果を向上させる。図3に示す第1のカメラユニット20においては、第1の遮熱部である遮熱板37aと断熱部の間、および第2の遮熱部である遮熱板37b、37c、37d、37eと断熱部との間の双方に、上述の空気層が設けられた形態となっている。
次に、実装ヘッド17に保持された状態の半導体チップ10を認識するために用いられる第2のカメラユニット40において、第1のカメラユニット20における防熱機構部27と同様の目的で設けられた防熱機構部47の構成例および機能を説明する。図4(a)は、第2のカメラユニット40の側断面を示しており、図4(b)は、図4(a)におけるC-C断面を示している。防熱機構部47は、以下に説明する複数の断熱材よりなる断熱部およびこれらの断熱材の外面を囲む遮熱部より構成されている。
なお、第2のカメラユニット40は撮像方向を上向きにした姿勢で固定されることから、図3に示す第1のカメラユニット20とは上下姿勢が異なっており、固定ブラケット44を下向きにした姿勢でベースプレート12a上の固定台に取り付けられる。ここでは第2のカメラユニット40は、ミラーユニット42を加熱ステージ側に向けて、実装ヘッド17の直下に位置させた姿勢で固定配置される。
図4(a)、(b)に示すように、支持ブラケット45、46に挟まれたレンズユニット43の外周には、レンズユニット43を外部から断熱する機能を有する断熱材51が装着されている。断熱材51は、図3に示す断熱材31と同様に、ウレタン樹脂など断熱性に富む樹脂材料を成形して製作されている。ここでは2つ割りに設けられた円筒形状の素材でレンズユニット43を挟み込み、結束用のバンド48で固縛することにより、レンズユニット43に装着されている。なお、以下に説明する断熱材も断熱材51と同様の樹脂材料で製作されている。
支持ブラケット45の外側とミラーユニット42との間のレンズユニット43の外周には、同様にレンズユニット43を外部から断熱する機能を有する断熱材52が装着されている。なお、支持ブラケット45の外側とカメラ41との間には、断熱材が存在しない空間49aが設けられている。空間49aは、長時間の稼働により昇温したカメラ41からの発熱を放散させて、過熱を防止する機能を有するものである。支持ブラケット45の内側および支持ブラケット46の内側には、それぞれ断熱材53、断熱材54が面接触状態で設けられている。
さらに、支持ブラケット45、46の外面(上面および側面)を周回して囲む形態で、それぞれ断熱材55、56が配置されている。すなわち支持ブラケット45の上面および側面は、いずれも断熱材55によって囲まれており、支持ブラケット46の上面および側面についても同様に、断熱材56によって囲まれている。
上述の断熱材の配置において、断熱材51、52は、レンズユニット43の外周にあってレンズユニット43を外部から断熱する。そして断熱材53、55は、支持ブラケット45を外部から断熱する。また断熱材54、56、52は、支持ブラケット46を外部から断熱する。
上記構成に示すように、本実施の形態に示す第2のカメラユニット40は、レンズユニット43、支持ブラケット45、46を覆う断熱部としての断熱材51、52、断熱材53、54、55、56を備えている。ここで、断熱材51、52は、レンズユニット43を覆う断熱部であり、また断熱材52、53、54、55、56は、支持ブラケット45、46を覆う断熱部である。なお、断熱材52は、レンズユニット43を覆うとともに支持ブラケット46を覆う機能を有している。
図4(a)において、第2のカメラユニット40の左側面、すなわち部品実装装置1において加熱ステージ14と対向する側には、断熱材52、56の外面に位置して、遮熱板57cが設けられている。遮熱板57cは第2のカメラユニット40における第1の遮熱部であり、加熱ステージ14からの直接の輻射熱が第2のカメラユニット40に伝達されるのを防止する機能を有する。
また図4(b)において、レンズユニット43の配置方向に沿った方向における第2のカメラユニット40の両側面には、断熱材53、54、55、56の外面に位置して、それぞれ遮熱板57dおよび遮熱板57eが設けられている。またカメラ41が設けられた側面には、遮熱板57bが設けられており、さらに第2のカメラユニット40の上面には遮熱板57aが設けられている。
遮熱板57a、57b、57d、57eは第2のカメラユニット40の外側を覆う第2の遮熱部であり、加熱ステージ14からの輻射熱の反射熱が第2のカメラユニット40に伝達されるのを防止する。遮熱板57a、57b、57d、57eのそれぞれの内側には、断熱材が存在しない空間49b、49a、49d、49eが形成されている。また断熱材51と固定ブラケット44との間にも断熱材が存在しない空間49cが形成されている。
上述構成において、空間49b、49a、49d、49eは、断熱効果を有する空気層として機能しており、上述の第2の遮熱部の遮熱効果と相俟って、外部から第1のカメラユニット20への熱伝達を遮断する効果を向上させる。図4に示す第2のカメラユニット40においては、第2の遮熱部である遮熱板57a、57b、57d、57eと断熱部との間に、上述の空気層が設けられた形態となっている。
ここで図4に示す第2のカメラユニット40における第1の遮熱部、第2の遮熱部の定義は、第2のカメラユニット40の加熱ステージ14に対する相対配置姿勢によって異なる。ここでは、第2のカメラユニット40の長手方向をY方向に向けて配置した例を示したが、第2のカメラユニット40の長手方向をX方向に向けて配置した場合には、遮熱板57dまたは遮熱板57eが第1の遮熱部となる。
上記説明したように、本実施の形態では、半導体チップ10を基板15に実装する部品実装装置1にて、基板15が載置されるとともに基板15を加熱する加熱ステージ14と、基板15の上方から基板15を撮像する機能を有する第1のカメラユニット20および実装ヘッド17に保持された半導体チップ10を撮像する機能を有する第2のカメラユニット40とを備えた構成において、第1のカメラユニット20、第2のカメラユニット40のそれぞれに設けられた防熱機構部27、47を構成する断熱部によって、レンズユニット23、43を覆うようにしている。これにより、加熱ステージ14の加熱による基板認識用の第1のカメラユニット20、部品認識用の第2のカメラユニット40の熱変形を簡便な構成で防止して、熱変形に起因する認識位置精度の低下を防止することができる。
なお、上述の第1のカメラユニット20、第2のカメラユニット40における断熱部を構成する断熱材の形状および組み合わせは単なる例示であり、図3、図4に図示した構成以外にも各種の形態を適用することができる。要は、レンズユニット23、43および支持ブラケット25、26、45、46を有効に断熱することができる構成であれば、断熱材の素材種類、形状は限定されない。
本発明の部品実装装置は、加熱ステージの加熱による基板認識用のカメラの熱変形を簡便な構成で防止することができるという効果を有し、半導体チップなどの部品を加熱して基板に実装する分野において有用である。
1 部品実装装置
4 部品供給部
5 基板保持部
10 半導体チップ
14 加熱ステージ
15 基板
20 第1のカメラユニット
21、41 カメラ
22、42 ミラーユニット
23、43 レンズユニット
25、26、45、46 支持ブラケット
40 第2のカメラユニット

Claims (11)

  1. 半導体チップを基板に実装する部品実装装置であって、
    前記基板が載置されるとともに前記基板を加熱する加熱ステージと、
    前記基板の上方から前記基板を撮像する第1のカメラユニットと、
    前記第1のカメラユニットのレンズユニットを覆う断熱部を設け、
    前記第1のカメラユニットは、撮像素子を有するカメラと、ミラーを有するミラーユニットと、光学系を内蔵して前記カメラと前記ミラーユニットを連結する筒状の前記レンズユニットを備え、
    前記レンズユニットの前記カメラ側における外周を挟み込んだ状態で前記第1のカメラユニットを支持する第1の支持部と、前記レンズユニットの前記ミラーユニット側における外周を挟み込んだ状態で前記第1のカメラユニットを支持する第2の支持部をさらに有し、
    前記断熱部は、前記第1の支持部と前記第2の支持部に挟まれた前記レンズユニットの外周と、前記第2の支持部の外側と前記ミラーユニットとの間における前記レンズユニットの外周の夫々に装着される、部品実装装置。
  2. 前記第1の支持部の外側と前記カメラとの間には、前記断熱部が存在しない空間が設けられている、請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記第1のカメラユニットは、前記断熱部の外側に前記加熱ステージと対向する第1の遮熱部を有する、請求項1または2に記載の部品実装装置。
  4. 前記第1のカメラユニットは、前記断熱部の外側に前記第1のカメラユニットの外側を覆う第2の遮熱部を有する、請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 前記第1の遮熱部と前記断熱部の間および前記第2の遮熱部と前記断熱部との間の少なくとも一方には空間が設けられている、請求項3または4のいずれかに記載の部品実装装置。
  6. 前記半導体チップを吸着して前記基板に実装する実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドによって吸着された半導体チップを撮像する第2のカメラユニットを有し、
    前記第2のカメラユニットのレンズユニットを覆う断熱部を設けた、請求項1から5のいずれかに記載の部品実装装置。
  7. 前記第2のカメラユニットは前記レンズユニットを支持する支持部を有し、
    前記断熱部は前記支持部を覆う、請求項6に記載の部品実装装置。
  8. 前記断熱部の外側に前記加熱ステージと対向する第1の遮熱部を有する、請求項6または7に記載の部品実装装置。
  9. 前記断熱部の外側に前記第2のカメラユニットの外側を覆う第2の遮熱部を有する、請求項8に記載の部品実装装置。
  10. 前記第1の遮熱部と前記断熱部の間および前記第2の遮熱部と前記断熱部との間の少なくとも一方には空間が設けられている、請求項8または9のいずれかに記載の部品実装装置。
  11. 前記断熱部は断熱性に富む樹脂材料から成り、
    前記第1の遮熱部は金属から成る、請求項3に記載の部品実装装置。
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