この出願は、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したアーキテクチャにおいて、サービス品質QoSフローベースのデータ伝送を実現するためのデータ伝送方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
無線アクセスネットワークRANの集約ユニットユーザプレーンCU-UPにより、サービス品質QoSフローのデータを受信するステップと、
CU-UPにより、第1の情報を無線アクセスネットワークRANの集約ユニット制御プレーンCU-CPに送信するステップであり、第1の情報はQoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDを含み、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む、ステップと
を含む。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、サービス品質QoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信してもよく、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。このように、CU-CPは、QoSフローのデータを無線ベアラにマッピングする方式を決定でき、それにより、QoSフローの伝送性能パラメータが満たされ、ユーザ体験が改善される。
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、QoSフローのデータは第1のデータ無線ベアラDRBに対応し、無線アクセスネットワークRANの集約ユニットユーザプレーンCU-UPにより、QoSフローのデータを受信するステップは、
CU-UPにより、第1のDRBを使用することにより端末デバイスからQoSフローのデータを受信するステップ、又は
CU-UPにより、コアネットワークから、第1のDRBを使用することにより伝送される必要があるQoSフローのデータを受信するステップ
を含む。
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、当該方法は、CU-UPにより、CU-CPから第2の情報を受信するステップであり、第2の情報は、QoSフローのデータが第1のDRBに対応するのではなく、第2のDRBに対応することを示すために使用される、ステップを更に含む。このように、続いて、第2のDRBを使用することにより端末デバイスからQoSフローのデータを受信するとき、或いは、コアネットワークからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、伝送のために、QoSフローのデータを第2のDRBにマッピングする。
任意選択で、第2の情報は、第2のDRBのDRB ID及びQoSフローIDを含んでもよく、任意選択で、QoSフローのQoSパラメータを更に含んでもよい。
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1のDRBはデフォルトDRBであり、第2のDRBは専用DRBである。
第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、CU-UPがデフォルトDRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、デフォルトDRBから専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は第1のDRBのDRB IDを更に含む。
任意選択で、この出願の他の実現方式では、第1の情報は第1のDRBのDRB IDを含まなくてもよい。言い換えると、CU-UPは、第1のDRBのDRB IDをCU-CPに通知する必要がなくてもよく、上記のPDUセッションにおけるQoSフローIDリストをCU-CPに通知しさえすればよい。この場合、更なるシグナリングオーバヘッドが低減できる。
第1の態様を参照して、第1の態様のいくつかの実現方式では、CU-UPが端末デバイスからQoSフローのデータを受信するとき、第1の情報はアップリンク指示を更に含み、或いは、CU-UPがコアネットワークからQoSフローのデータを受信するとき、第1の情報はダウンリンク指示を更に含む。
具体的には、アップリンク指示は、伝送方向がアップリンクであることを示すために使用されてもよく、或いは、QoSフローのデータがQoSフローのアップリンクデータであることを示すために使用されてもよい。ダウンリンク指示は、伝送方向がダウンリンクであることを示すために使用されてもよく、或いは、QoSフローのデータがQoSフローのダウンリンクデータであることを示すために使用されてもよい。この場合、CU-UPは、QoSフローのデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかをCU-CPに明確に通知してもよい。
代替として、任意選択で、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知するだけであり、QoSフローのデータがQoSフローのアップリンクデータであるかQoSフローのダウンリンクデータであるかをCU-CPに通知しない。言い換えると、この場合、CU-CP及びCU-UPは、QoSフローのデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを区別する必要はない。
第2の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
無線アクセスネットワークRANの集約ユニット制御プレーンCU-CPにより、無線アクセスネットワークの集約ユニットユーザプレーンCU-UPから第1の情報を受信するステップであり、第1の情報はQoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDを含み、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む、ステップと、
CU-CPにより、第1の情報を使用するステップと
を含む。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、サービス品質QoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信してもよく、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。このように、CU-CPは、QoSフローのデータを無線ベアラにマッピングする方式を決定でき、それにより、QoSフローの伝送性能パラメータが満たされ、ユーザ体験が改善される。
具体的には、CU-CPは、第1の情報に含まれる情報を取得し、第1の情報に含まれる情報に基づいて、QoSフローのデータが到着すると決定する。さらに、CU-CPは、第1の情報に含まれるQoSフローと第1のDRBとの間のマッピング関係を保持し続けると決定してもよく、或いは、CU-CPは、QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更する。
任意選択で、CU-CPが第1の情報に含まれるQoSフローと第1のDRBとの間のマッピング関係を変更せずに保持し続けると決定したとき、CU-CPは他の動作を実行しなくてもよい。
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、CU-CPがQoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定したとき、当該方法は、CU-CPにより、第2の情報をCU-UPに送信するステップであり、第2の情報は、QoSフローのデータが第1のDRBに対応するのではなく、第2のDRBに対応することを示すために使用される、ステップを更に含む。このように、DUは、QoSフローと第2のDRBとの間のマッピング関係を取得し、第2のDRBを使用することにより、ユーザ装置に対してアップリンク及びダウンリンクスケジューリングを実行してもよい。
任意選択で、第2の情報は、第2のDRBのDRB ID及びQoSフローIDを含んでもよく、任意選択で、QoSフローのQoSパラメータを更に含んでもよい。
実現方式では、CU-CPは、F1-CメッセージをDUに送信してもよく、端末デバイスに送信されるRRCメッセージは、F1-Cメッセージにカプセル化され、RRCメッセージは第2の情報を含んでもよい。
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1のDRBはデフォルトDRBであり、第2のDRBは専用DRBである。
第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、CU-UPがデフォルトDRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、デフォルトDRBから専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報は第1のDRBのDRB IDを更に含む。
第2の態様を参照して、第2の態様のいくつかの実現方式では、第1の情報はアップリンク指示を更に含み、アップリンク指示は、QoSフローのデータがアップリンクデータであることを示すために使用されるか、或いは
第1の情報はダウンリンク指示を更に含み、ダウンリンク指示は、QoSフローのデータがダウンリンクデータであることを示すために使用される。
第3の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
集約ユニットCUにより、サービス品質QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を決定するステップであり、マッピング関係は、以下のもの、すなわち、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、又は双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係のうち少なくとも1つを含む、ステップと、
CUにより、第3の情報を分散ユニットDUに送信するステップであり、第3の情報はQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含む、ステップと
を含む。
したがって、この出願のこの実施形態では、CUはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、非対称マッピング関係をDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実現方式では、CUは、互いに分離した集約ユニットユーザプレーンCU-UP及び集約ユニット制御プレーンCU-CPを含み、
集約ユニットCUにより、サービス品質QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を決定するステップは、CU-CPにより、QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を決定するステップを含み、
CUにより、第3の情報を分散ユニットDUに送信するステップは、CU-CPにより、第3の情報をDUに送信するステップを含む。
第3の情報を受信した後に、DUは、第3の情報により示されるマッピング関係を記録する。第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー及びダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御(media access control, MAC)レイヤ及び無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤの構成パラメータは別々に決定され、第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー又はダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御レイヤ及び無線リンク制御レイヤの構成パラメータは別々に決定される。可能な実現方式では、DUは、DRB内のQoSフローに基づいて、MACレイヤにおいてアップリンクスケジューリング及びダウンリンクスケジューリングを別々に実行する。
当該方法は、CU-CPにより、第3の情報をCU-UPに送信するステップを更に含む。
第3の情報を受信した後に、CU-UPは、第3の情報により示されるマッピング関係を記録する。コアネットワークにより送信されたQoSフローのダウンリンクデータを受信するとき、CU-UPは、第3の情報により示されるダウンリンクQoSフローIDとDRBとの間のマッピング関係に基づいて、QoSフローのダウンリンクデータを対応するDRBにマッピングし、QoSフローのダウンリンクデータをDUに伝送してもよい。端末デバイスにより送信されたQoSフローのアップリンクデータを受信するとき、CU-UPは、第3の情報により示されるアップリンクQoSフローIDとDRBとの間のマッピング関係に基づいて、QoSフローのアップリンクデータが対応するDRB上で伝送されるか否かを検証してもよい。
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実現方式では、CU-CPにより、第3の情報をCU-UPに送信するステップは、
CU-CPにより、ベアラコンテキスト設定要求又はベアラコンテキスト変更要求をCU-UPに送信するステップであり、ベアラコンテキスト設定要求又はベアラコンテキスト変更要求は第3の情報を含む、ステップを含み、
CU-CPにより、第3の情報をDUに送信するステップは、
CU-CPにより、ユーザ装置UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求をDUに送信するステップであり、UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求は第3の情報を含む、ステップを含む。
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの実現方式では、第3の情報は、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを示すか(indication whether the UL data or DL data of one QoS flow map to this DRB)、或いは、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータ及びダウンリンクデータであることを示すために使用されるマッピング指示(mapping indication)を更に含んでもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第3の情報は、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを示す(indication whether the UL data or DL data of one QoS flow map to this DRB)ために使用される非対称マッピング指示(mapping indication)を更に含んでもよい。
このように、CU-CPは、マッピング関係におけるQoSフローがアップリンクQoSフローであるかダウンリンクQoSフローであるか双方向QoSフローであるかをCU-UPに明示的に示してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、CU-CPは、代替として、マッピング関係におけるQoSフローがアップリンクQoSフローであるかダウンリンクQoSフローであるか双方向QoSフローであるかをCU-UPに暗示的に示してもよい。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CPはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、非対称マッピング関係をCU-UP及びDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
第4の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
無線アクセスネットワークの分散ユニットDUにより、集約ユニットCUから第3の情報を受信するステップであり、第3の情報はQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含み、マッピング関係は、以下のもの、すなわち、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、又は双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係のうち少なくとも1つを含む、ステップと、
DUにより、第3の情報を使用するステップと
を含む。
したがって、この出願のこの実施形態では、CUはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、非対称マッピング関係をDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実現方式では、CUは、互いに分離した集約ユニットユーザプレーンCU-UP及び集約ユニット制御プレーンCU-CPを含み、無線アクセスネットワークの分散ユニットDUにより、CUから第3の情報を受信するステップは、
DUにより、CU-CPから第3の情報を受信するステップを含む。
第3の情報を受信した後に、DUは、第3の情報により示されるマッピング関係を記録する。第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー及びダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御(media access control, MAC)レイヤ及び無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤの構成パラメータは別々に決定され、第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー又はダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御レイヤ及び無線リンク制御レイヤの構成パラメータは別々に決定される。可能な実現方式では、DUは、DRB内のQoSフローに基づいて、MACレイヤにおいてアップリンクスケジューリング及びダウンリンクスケジューリングを別々に実行する。
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実現方式では、DUにより、CU-CPから第3の情報を受信するステップは、
DUにより、CU-CPからユーザ装置UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求を受信するステップであり、UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求は第3の情報を含む、ステップを含む。
第4の態様を参照して、第4の態様のいくつかの実現方式では、マッピング関係がアップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、第3の情報はアップリンク指示を更に含む。
マッピング関係がダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、第3の情報はダウンリンク指示を更に含む。
マッピング関係が双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、第3の情報は双方向指示を更に含む。
第5の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
コアネットワークCNにより、QoSフローの方向を決定するステップであり、QoSフローの方向は、アップリンクQoSフローのみ、ダウンリンクQoSフローのみ又は双方向QoSフローを含む、ステップと、
コアネットワークにより、第4の情報をRANに送信するステップであり、第4の情報はQoSフローの方向を示すために使用される、ステップと
を含む。
ここで、RANは、具体的には、CU-CP又はCUでもよい。
可能な実現方式では、第4の情報は、PDUセッション(session)IDと、QoSフローIDと、QoSフローIDに対応するQoSフローの方向特性とを含む。ここで、方向特性は、例えば、アップリンク、ダウンリンク又は双方向である。
さらに、QoSフローがアップリンクQoSフローであるとき、第4の情報はアップリンクQoSフローのアップリンクQoSパラメータを更に含んでもよく、アップリンクQoSパラメータは、アップリンク伝送中のQoSフローについて構成されたQoSパラメータである。QoSフローがダウンリンクQoSフローであるとき、第4の情報はダウンリンクQoSフローのダウンリンクQoSパラメータを更に含んでもよく、ダウンリンクQoSパラメータは、ダウンリンク伝送中のQoSフローについて構成されたQoSパラメータである。QoSフローが双方向QoSフローであるとき、第4の情報はQoSフローのUL QoSパラメータ及びDL QoSパラメータを更に含んでもよい。
したがって、この出願のこの実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローの決定された方向に基づいて、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を独立して構成してもよい。具体的には、QoSフローがアップリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのアップリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、ダウンリンク伝送を考慮する必要はない。QoSフローがダウンリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのダウンリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、アップリンク伝送を考慮する必要はない。したがって、この出願のこの実施形態では、QoSフローの特定の要件が満たされることができる。
第6の態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、
コアネットワークCNにより、QoSフローの方向を決定するステップと、
RANにより、コアネットワークから第4の情報を受信するステップであり、第4の情報はQoSフローの方向を示すために使用され、QoSフローの方向は、アップリンクQoSフローのみ、ダウンリンクQoSフローのみ又は双方向QoSフローを含む、ステップと、
RANにより、第4の情報を使用するステップであり、具体的には、RANは、第4の情報に含まれる情報を取得し、第4の情報に含まれる情報に基づいてQoSフローの方向特性を決定する、ステップと
を含む。
ここで、RANは、具体的には、CU-CP又はCUでもよい。
したがって、この出願のこの実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローの決定された方向に基づいて、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を独立して構成してもよい。具体的には、QoSフローがアップリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのアップリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、ダウンリンク伝送を考慮する必要はない。QoSフローがダウンリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのダウンリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、アップリンク伝送を考慮する必要はない。したがって、この出願のこの実施形態では、QoSフローの特定の要件が満たされることができる。
第7の態様によれば、装置が提供される。当該装置は、無線アクセスネットワークデバイス、無線アクセスネットワークデバイス内のネットワークエレメント若しくはモジュール、無線アクセスネットワークデバイス内のチップ、又はネットワーク内のチップ若しくは無線アクセスネットワークデバイス内のモジュールでもよい。当該装置は、第1の態様~第6の態様及びいずれかの態様の様々な可能な実現方式を実現する機能を有する。機能は、ハードウェアにより実現されてもよく、或いは、対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、当該装置はトランシーバモジュールを含む。任意選択で、当該装置は、処理モジュールを更に含む。トランシーバモジュールは、例えば、トランシーバ、受信機及び送信機のうち少なくとも1つでもよい。トランシーバモジュールは、無線周波数回路又はアンテナを含んでもよい。処理モジュールはプロセッサでもよい。任意選択で、当該装置は、記憶モジュールを更に含み、記憶モジュールは、例えば、メモリでもよい。当該装置が記憶モジュールを含むとき、記憶モジュールは命令を記憶するように構成される。処理モジュールは記憶モジュールに接続され、処理モジュールは記憶モジュールに記憶された命令又は他のモジュールからの命令を実行し、当該装置が第1の態様~第6の態様及びいずれかの態様の様々な可能な実現方式による通信方法を実行することを可能にしてもよい。この設計では、当該装置は、無線アクセスネットワークデバイス、又は無線アクセスネットワークデバイス内のモジュール、ネットワークエレメント若しくは機能でもよい。
他の可能な設計では、当該装置がチップであるとき、チップはトランシーバモジュールを含む。任意選択で、当該装置は処理モジュールを更に含む。トランシーバモジュールは、例えば、入力/出力インタフェース、ピン又はチップ上の回路でもよい。処理モジュールはプロセッサでもよい。処理モジュールは命令を実行し、端末内のチップが第1の態様~第6の態様及び可能な実現方式のうちいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にしてもよい。任意選択で、処理モジュールは、記憶モジュール内の命令を実行してもよく、記憶モジュールは、チップ内の記憶モジュール、例えばレジスタ又はキャッシュでもよい。代替として、記憶モジュールは通信装置の内部に位置してもよいが、チップの外部、例えば、静的情報及び命令を記憶できる読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)若しくは他のタイプの静的記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)に位置してもよい。
上記のプロセッサは、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)又は第1の態様~第6の態様の各態様による通信方法のプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路でもよい。
第8の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1の態様~第6の態様又は第1の態様~第6の態様の可能な実現方式による方法のための命令を実行するために使用される。
第9の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第1の態様~第6の態様又は第1の態様~第6の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
第10の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第1の態様~第6の態様のうちいずれか1つによる方法及び可能な設計を実現する機能を有する装置と、装置の組み合わせとを含む。
第11の態様によれば、プロセッサが提供される。プロセッサは、メモリに結合されるように構成され、第1の態様~第6の態様又は第1の態様~第6の態様のいずれかの可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第12の態様によれば、チップが提供される。チップは、プロセッサと、通信インタフェースとを含む。通信インタフェースは、外部コンポーネント又は内部コンポーネントと通信するように構成される。プロセッサは、第1の態様~第6の態様又は第1の態様~第6の態様のいずれかの可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実現するように構成される。
任意選択で、チップはメモリを更に含んでもよい。メモリは命令を記憶し、プロセッサは、メモリに記憶された命令又は他のデバイスから導出された命令を実行するように構成される。命令が実行されたとき、プロセッサは、第1の態様~第6の態様又は第1の態様~第6の態様のいずれかの可能な実現方式のうちいずれか1つによる方法を実現するように構成される。
任意選択で、チップはネットワークデバイスに統合されてもよい。
以下に、添付の図面を参照して、この出願の技術的解決策について説明する。
この出願の実施形態における技術的解決策は、第5世代(5th generation, 5G)移動通信システム又は将来の進化型移動通信システムに適用されてもよい。
図1は、この出願の実施形態が適用される無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)100の概略図である。この出願のこの実施形態では、無線アクセスネットワークは、様々な形式の基地局、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、アクセスポイント、新無線コントローラ(new radio controller, NR controller)、集約ネットワークエレメント(centralized unit)、遠隔無線モジュール、分散ネットワークエレメント(distributed unit)、送受信ポイント(transmission reception point, TRP)若しくは送信ポイント(transmission point, TP)又はいずれかの他の無線アクセスデバイスを含んでもよい。しかし、この出願のこの実施形態は、これらに限定されない。無線アクセス機能を有するデバイスの名称は、システムにおいて使用される異なる無線アクセス技術によって変化してもよい。例えば、無線アクセスネットワークデバイスは、5G移動通信システムにおける次世代NodeB(next generation NodeB, gNB)又は将来の移動通信システムにおける基地局でもよい。無線アクセスネットワークにより使用される具体的な技術及び具体的なデバイス形式は、この出願のこの実施形態では限定されない。
この出願のこの実施形態における無線アクセスネットワークは、端末デバイスのために無線通信機能を提供するために使用される。ここで、端末デバイスはまた、端末(terminal)、ユーザ装置(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、移動端末(mobile terminal, MT)等と呼ばれてもよい。端末デバイスは、V2X通信システムにおける車両に搭載されたセンサ、車載端末、自動運転(self driving)システムにおける無線端末、輸送安全(transportation safety)システムにおける無線端末等でもよい。端末デバイスにより使用される具体的な技術及び具体的なデバイス形式は、この出願のこの実施形態では限定されない。
集約ユニットCU及び分散ユニットが互いに分離した無線アクセスネットワークアーキテクチャでは、集約ユニットCUは、集約ユニット制御プレーンCU-CPと、1つ以上の分散ユニットユーザプレーンCU-UPとに更に分類されてもよい。図1に示すように、無線アクセスネットワーク100は、1つのCU-CPと、複数のCU-UPと、複数の分散ユニットDUとを含む。CU-UP、CU-CP及びDUは、異なる物理デバイス上に配置されてもよい。これはこの出願のこの実施形態では限定されない。
具体的には、1つのDUは1つのCU-CPのみに接続されてもよく、1つのCU-UPは1つのCU-CPのみに接続されてもよく、1つのDUは同じCU-CPの制御下で複数のCU-UPに接続されてもよく、1つのCU-UPは同じCU-CPの制御下で複数のDUに接続されてもよい。オープンインタフェース、すなわち、E1インタフェースは、CU-CPとCU-UPとの間に存在する。CU-CPはE1インタフェースを通じてCU-UPと通信してもよい。さらに、CU-CPとDUとの間にインタフェースが存在し、CU-UPとDUとの間にインタフェースが存在する。例えば、CU-CPとDUとの間のインタフェースはF1-Cインタフェースであり、CU-UとDUとの間のインタフェースはF1-Uインタフェースである。
この出願のこの実施形態では、CU-CPは、CUの制御プレーン部を含み、RRC機能及びPDCPの制御プレーン部、例えば、シグナリング無線ベアラ(signal radio bearer, SRB)を処理するために使用されるデータを含む。CU-UPは、CUのユーザプレーン部を含み、SDAPのプロトコルスタックのデータプレーン部と、PDCPのプロトコルスタックのデータプレーン部、例えば、データ無線ベアラ(data radio bearer, DRB)を処理するために使用されるデータを含む。DUは、RLCレイヤと、MACレイヤと、PHYレイヤとを含む。
図2は、この出願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。この出願のこの実施形態では、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、サービス品質QoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローの関連情報をCU-CPに送信し、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知してもよく、それにより、CU-CPは、QoSフローのデータを無線ベアラにマッピングする方式を決定できる。具体的には、図2におけるCU-CP及びCU-UPについては、図1における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。図2における方法は、ステップ210及び220を含む。
ステップ210.CU-UPは、サービス品質QoSフローのデータを受信する。
具体的には、CU-UPは、端末デバイスからQoSフローのデータを受信してもよく、或いは、コアネットワークからQoSフローのデータを受信してもよい。この出願の実施形態では、CU-UPが端末デバイスからQoSフローのデータを受信するとき、データ伝送方向はアップリンク方向である点に留意すべきである。この場合、QoSフローのデータは、QoSフローのアップリンクデータと呼ばれてもよい。CU-UPがコアネットワークからQoSフローのデータを受信するとき、データ伝送方向はダウンリンク方向である。この場合、QoSフローのデータは、QoSフローのダウンリンクデータと呼ばれてもよい。
この出願のこの実施形態では、QoSフローのデータは第1のDRBに対応する。言い換えると、QoSフローのデータは、第1のDRBを使用することにより伝送される。例えば、データ伝送方向がアップリンク方向であるとき、CU-UPがサービス品質QoSフローのデータを受信することは、具体的には、CU-UPが第1のDRBを使用することにより端末デバイスからQoSフローのデータを受信すること、又はCU-UPが第1のDRBを使用することにより伝送される端末デバイスからのQoSフローのデータを受信することでもよい。この場合、QoSフローのデータは、第1のDRBを使用することによりCU-UPに送信されたデータである。
データ伝送方向がダウンリンク方向であるとき、CU-UPがサービス品質QoSフローのデータを受信することは、CU-CPが第1のDRBを使用することにより伝送される必要があるコアネットワークからのQoSフローのデータを受信すること、又はCU-CPが第1のDRBを使用することにより端末デバイスに送信されるコアネットワークからのQoSフローのデータを受信することに置き換えられてもよい。この場合、QoSフローのデータは、コアネットワークによりCU-UPに送信され、CU-UPは、QoSフローのデータと第1のDRBとの間のマッピング関係に基づいて、伝送のためにQoSフローのデータを第1のDRBにマッピングする必要がある。
ここでのQoSフローの受信データは、1つのQoSフローのデータを含んでもよく、或いは、複数のQoSフローのデータを含んでもよい点に留意すべきである。これはこの出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第1のDRBはデフォルト(default)DRBである。具体的には、ネットワークデバイスは、各PDUセッションについてデフォルトDRBを構成する。QoSフローのデータパケットがQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を伝送するためにRRC構成により明示的に使用されず、反映するQoSがQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を示すために使用されない場合、データパケットはデフォルトDRBを使用することにより伝送される。
ステップ220.CU-UPは、第1の情報をCU-CPに送信し、第1の情報はQoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDを含み、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。ここでは、1つ以上のQoSフローアイデンティティIDが存在してもよい。
この出願のこの実施形態では、第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、CU-UPがサービス品質QoSフローのデータを受信し、QoSフローのデータのQoSフローID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信することは、CU-UPがデフォルトデータ無線ベアラDRBを使用することにより伝送されたサービス品質QoSフローのデータが到着すると決定したとき、CU-UPが、QoSフローのデータのQoSフローID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信し、サービス品質QoSフローのデータがデフォルトDRBを通じて到着することをCU-CPに通知することとして理解されてもよい。
この出願のこの実施形態では、第1のDRBが専用DRBであるとき、CU-UPがサービス品質QoSフローのデータを受信し、QoSフローのデータのQoSフローID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信することは、CU-UPが専用データ無線ベアラDRBを使用することにより伝送されたサービス品質QoSフローのデータが到着すると決定したとき、CU-UPが、QoSフローのデータのQoSフローID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信し、サービス品質QoSフローのデータが専用DRBを通じて到着することをCU-CPに通知することとして理解されてもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態の実現方式では、第1の情報は第1のDRBのDRB識別子IDを更に含んでもよい。言い換えると、CU-UPは、第1のDRBのDRB IDをCU-CPに通知してもよい。この出願の他の実現方式では、第1の情報は第1のDRBのDRB IDを含まなくてもよい。言い換えると、CU-UPは、第1のDRBのDRB IDをCU-CPに通知する必要がなくてもよく、上記のPDUセッションにおけるQoSフローIDリストをCU-CPに通知しさえすればよい。この場合、更なるシグナリングオーバヘッドが低減できる。
具体的には、ベアラコンテキスト設定要求(bearer context setup request)を送信するとき、CU-CPは、第1のDRBに対応するQoSフローIDを明確に示す。したがって、CU-UPがPDUセッションにおいてPDU ID及びQoSフローIDのみをCU-CPに通知するとき、CU-CPはQoSフローに対応するDRB、すなわち、第1のDRBを決定できる。任意選択の実施形態では、QoSフローのデータがデフォルトDRBを使用することにより伝送されると決定したとき、CU-CPは、第1のDRBがデフォルトDRBであると決定してもよい。
任意選択で、第1の情報は支援情報を含んでもよい。支援情報は、QoSフロー又は第1のDRB上のパケット伝送性能に関する統計を含む。パケット伝送性能に関する統計は、例えば、パケット損失率、リオーダリング待ち時間及びパケット到着率のうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、CU-UPが端末デバイスからQoSフローのデータを受信するとき、第1の情報はアップリンク指示を更に含み、或いは、CU-UPがコアネットワークからQoSフローのデータを受信するとき、第1の情報はダウンリンク指示を更に含む。具体的には、アップリンク指示は、伝送方向がアップリンクであることを示すために使用されてもよく、或いは、QoSフローのデータがQoSフローのアップリンクデータであることを示すために使用されてもよい。ダウンリンク指示は、伝送方向がダウンリンクであることを示すために使用されてもよく、或いは、QoSフローのデータがQoSフローのダウンリンクデータであることを示すために使用されてもよい。この場合、CU-UPは、QoSフローのデータがアップリンクデータ又はダウンリンクデータであることをCU-CPに明確に別々に通知してもよい。
代替として、任意選択で、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知するだけであり、QoSフローのデータがQoSフローのアップリンクデータであるかQoSフローのダウンリンクデータであるかをCU-CPに通知しない。言い換えると、この場合、CU-CP及びCU-UPは、QoSフローのデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを区別する必要はない。
対応して、CU-CPは第1の情報を受信する。
ステップ230.CU-CPは、第1の情報を使用する。
具体的には、CU-CPは、第1の情報に含まれる情報を取得し、第1の情報に含まれる情報に基づいて、QoSフローのデータが到着すると決定する。さらに、CU-CPは、第1の情報に含まれるQoSフローと第1のDRBとの間のマッピング関係を保持し続けると決定してもよく、或いは、CU-CPは、QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更する。
具体的には、CU-CPは、現在のデータ伝送負荷状態及びQoSフローのデータの性能パラメータに基づいて、QoSフローに対応するDRBを変更するか否かを決定してもよい。一例では、第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、デフォルトDRBの優先度は最低である。QoSフローのデータがユーザデータを含む場合、QoSフローのデータに対応するDRBは、より高い優先度を有するべきである。この場合、CU-CPは、デフォルトDRBがQoSフローの性能パラメータの要件を満たすことができないと考える。この場合、CU-CPは、QoSフローのデータに対応するデフォルトDRBを第2のDRBに変更すると決定してもよい。第2のDRBは専用のDRBであり、第2のDRBの優先度はデフォルトのDRBの優先度よりも高い。
QoSフローの性能パラメータは、5QI、優先度レベル(priority level)、パケット遅延予算(packet delay budget)、パケット損失率(packet error rate)、QoSフローが遅延クリティカル(delay critical)であるか否か等を含む点に留意すべきである。
任意選択で、CU-CPが第1の情報に含まれるQoSフローと第1のDRBとの間のマッピング関係を変更せずに保持し続けると決定したとき、CU-CPは他の動作を実行しなくてもよい。
任意選択で、ステップ240.この出願のこの実施形態では、CU-CPがQoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定した後に、CU-CPは、第2の情報をCU-UPに送信してもよく、第2の情報は、QoSフローが第1のDRBに対応するのではなく、第2のDRBに対応することを示すために使用される。
対応して、CU-UPは、第2の情報を受信し、第2の情報に基づいて、QoSフローが第2のDRBに対応すると決定する。具体的には、続いて、第2のDRBを使用することにより端末デバイスからQoSフローのデータを受信するとき、或いは、コアネットワークからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、伝送のためにQoSフローのデータを第2のDRBにマッピングする。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定した後に、CU-CPは、第2の情報をDUに送信してもよく、それにより、DUは、QoSフローと第2のDRBとの間のマッピング関係を取得し、第2のDRBを使用することにより、ユーザ装置に対してアップリンク及びダウンリンクスケジューリングを実行してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定した後に、CU-CPは、第2の情報を端末デバイスに送信してもよく、それにより、端末デバイスは、QoSフローと第2のDRBとの間のマッピング関係を取得してもよく、端末デバイスは、伝送のためにQoSフローのデータを第2のDRBに更に送信してもよく、或いは、第2のDRBからQoSフローのデータを受信してもよい。実現方式では、CU-CPはF1-CメッセージをDUに送信してもよい。端末デバイスに送信されるRRCメッセージは、F1-Cメッセージにカプセル化され、RRCメッセージは第2の情報を含んでもよい。
可能な実現方式では、第2のDRBからダウンリンクQoSデータを受信するとき、端末は、反映するQoSの方式で、伝送のためにQoSフローのアップリンクデータを第2のDRBに送信してもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第2の情報は、第2のDRBのDRB ID及びQoSフローIDを含んでもよく、任意選択で、QoSフローのQoSパラメータを更に含んでもよい。ここで、QoSパラメータは、例えば、5QI、優先度レベル(priority level)、パケット遅延予算(packet delay budget)、パケット損失率(packet error rate)又はQoSフローが遅延クリティカル(delay critical)であるかである。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第1のDRBはデフォルトDRBであり、第2のDRBは専用(dedicated)DRBである。具体的には、第2のDRBは、既存の専用DRB又は新たに設定された専用DRBである。
具体的には、CU-CPは、UEコンテキスト変更メッセージのシグナリング手順をCU-UP、DU及びUEに送信することにより、専用DRBを設定してもよい。具体的には、専用DRBを設定するプロセスについては、従来技術を参照する。詳細はここでは説明しない。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第1のDRBは専用DRBであり、第2のDRBは他の専用(dedicated)DRBである。具体的には、第2のDRBは、既存の専用DRB又は新たに設定された専用DRBである。
任意選択で、第2の情報は、アップリンク指示又はダウンリンク指示を含んでもよい。具体的には、アップリンク指示及びダウンリンク指示については、上記の説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、サービス品質QoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信してもよく、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。このように、CU-CPは、QoSフローのデータを無線ベアラにマッピングする方式を決定でき、それにより、QoSフローの伝送性能パラメータが満たされ、ユーザ体験が改善される。
さらに、第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、CU-UPがデフォルトDRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、デフォルトDRBから専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
さらに、第1のDRBが専用DRBであるとき、CU-UPが専用DRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、専用DRBから他の専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
図3は、この出願の実施形態に従ってQoSフローのデータを伝送するための具体的な方法の概略フローチャートである。図3は、QoSフローのデータを伝送するための方法のステップ又は動作を示すことが理解されるべきである。しかし、これらのステップ又は動作は単なる例であり、他の動作又は図3における動作の変形が、この出願のこの実施形態において更に実行されてもよい。さらに、図3におけるステップは、図3に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、場合によっては、図3における全ての動作が実行される必要はない。
ステップ300.CU-UPは、ベアラコンテキスト設定プロセスをトリガする(Bearer context setup is triggered)。
ベアラコンテキストを設定した後に、CU-UPは、第1のDRBからUEのアップリンクユーザデータを受信するか、或いは、5Gコアネットワーク(5GC)から第1のDRBにマッピングされる必要があるダウンリンクユーザデータを受信する。任意選択で、第1のDRBはデフォルトDRBである。
ステップ301.CU-UPは、第1の情報をCU-CPに送信し、第1の情報は、ステップ300において受信されるQoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDを含み、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。
任意選択で、第1の情報は第1のDRBのDRB IDを更に含んでもよい。
実現方式では、CU-UPはアップリンクUL方向又はダウンリンクDL方向を区別しなくてもよい。言い換えると、CU-UPは、QoSフローの受信データのPDUセッションID及びQoSフローIDをCU-CPに通知する。
他の実現方式では、CU-UPは、アップリンクUL方向及びダウンリンクDL方向を区別してもよい。言い換えると、CU-UPは、QoSフローの受信データのPDUセッションID及びQoSフローIDをCU-CPに通知し、QoSフローのデータがQoSフローのアップリンクデータであるかQoSフローのダウンリンクデータであるかをCU-CPに更に通知してもよい。
一例では、第1の情報は、データ通知(data notification)メッセージ、ベアラコンテキスト非アクティビティ変更(bearer context inactivity notification)メッセージ、ベアラコンテキスト変更要求(bearer context modification required)メッセージ又は他のE1APメッセージで搬送されてもよい。これはこの出願のこの実施形態では限定されない。
具体的には、第1の情報については、図2における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、ステップ302.CU-CPは、第2の情報をCU-UPに送信し、第2の情報は、QoSフローのデータが第1のDRBに対応するのではなく、第2のDRBに対応することを示すために使用される。具体的には、第2の情報については、上記の説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
具体的には、第1の情報を受信した後に、CU-CPは、第1の情報を使用することによりQoSフローのデータの伝送を制御する。具体的には、CU-CPは、第1のメッセージに含まれるQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を変更せずに保持すると決定してもよく、或いは、CU-CPは、QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定する。ここで、第2のDRBは、新たに設定された専用DRB又は設定された既存の専用DRBでもよい。QoSフローに対応する第1のDRBを第2のDRBに変更すると決定したとき、CU-CPは第2の情報をCU-UPに送信する。
一例では、CU-CPは、ベアラコンテキスト変更要求をCU-UPに送信してもよく、ベアラコンテキスト変更要求は第2の情報を含む。
実現方式では、第2の情報は、QoSフローと第2のDRBとの間のマッピング関係を含んでもよい。具体的には、第2の情報は、第2のDRBのDRB ID、QoSフローID及びQoSフローのQoSパラメータを含んでもよい。
任意選択で、ステップ303.CU-UPは、ベアラコンテキスト変更要求(bearer context modification request)/ベアラコンテキスト変更応答(bearer context modification response)を送信するためにCU-CPと相互作用する。
可能な実施形態では、CU-UPは、データ通知メッセージをCU-CPに送信してもよい。任意選択で、データ通知メッセージは第1の情報を含む。CU-CPは、ベアラコンテキスト変更要求(bearer context modification request)をCU-UPに送信するか否かを決定してもよい。任意選択で、ベアラコンテキスト変更要求は第2の情報を含んでもよい。
可能な実施形態では、CU-UPは、ベアラコンテキスト変更要求(bearer context modification required)をCU-CPに送信する。任意選択で、ベアラコンテキスト変更要求は第1の情報を含んでもよい。対応して、CU-CPは、ベラコンテキスト変更確認(bearer context modification confirm)をCU-UPに送信する。任意選択で、CU-CPは、ベアラコンテキスト変更要求をCU-UPに送信してもよく、ベアラコンテキスト変更要求は第2の情報を含んでもよい。次いで、CU-UPは、ベアラコンテキスト変更応答をCU-CPに返信してもよい。
ステップ304.CU-CPは、UEコンテキスト変更要求(UE context modification request)をDUに送信し、UEコンテキスト変更要求は第2の情報を含んでもよい。具体的には、第2の情報は、第2のDRBのDRB ID、QoSフローID又はQoSフローのQoSパラメータを含んでもよい。対応して、DUはUEコンテキスト変更応答(UE context modification response)をCU-CPに送信する。UEコンテキスト変更応答は、DUのトランスポートネットワークレイヤ(transport network layer, TNL)アドレス及び/又はパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)状態を更に含んでもよい。
ステップ305.CU-CPは、ベアラコンテキスト変更要求をCU-UPに送信する。CU-UPは、ベアラコンテキスト変更要求に応じてベアラコンテキスト変更応答をCU-CPに送信する。ベアラコンテキスト変更要求は、DUのTNLトランスポートレイヤアドレス及び/又はPDCP状態を含んでもよい。
ステップ306.CU-CPはRRC接続再構成メッセージをUEに送信し、接続再構成メッセージは第2の情報を含んでもよく、QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を更新するためにUEにより使用される。
デフォルトDRBにマッピングされたQoSフローについて、CU-UPは、QoSフローに属するデータパケットが初めて到着したときにのみ、CU-CPに通知する点に留意すべきである。第1の情報が送信されているQoSフローについて、CU-UPは、QoSフローのデータがその後に到着することをCU-CPに通知しない。その後にQoSフローが到着するとき、CU-UPは、第2のDRBとCU-CPにより送信されるQoSフローのQoSフローIDとの間のマッピング関係に基づいて、QoSフローを第2のDRBにマッピングする。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、サービス品質QoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータのQoSフローアイデンティティID及びPDUセッションIDをCU-CPに送信してもよく、PDUセッションIDに対応するPDUセッションはQoSフローのデータを含む。このように、CU-CPは、QoSフローのデータの伝送を制御でき、それにより、QoSフローの伝送性能パラメータが満たされ、ユーザ体験が改善される。
さらに、第1のDRBがデフォルトDRBであるとき、CU-UPがデフォルトDRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、デフォルトDRBから専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
さらに、第1のDRBが専用DRBであるとき、CU-UPが専用DRBからQoSフローのデータを受信するとき、CU-UPは、QoSフローのデータが到着することをCU-CPに通知し、それにより、CU-CPは、QoSフローのための新たな専用DRBを設定するか、或いは、QoSフローのデータを他の既存の専用DRBにマッピングし、それにより、専用DRBから他の専用DRBへのQoSフローの再マッピング手順を実現する。
図4及び図5は、この出願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。図4において、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、CU-CPは、QoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、次いで、非対称マッピング関係をCU-UP及びDUに通知してもよい。図5において、CU及びDUが互いに分離したシナリオにおいて、CUは、QoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、次いで、非対称マッピング関係をDUに通知する。具体的には、図4におけるCU、CU-CP、CU-UP及びDU、並びに図5におけるCU及びDUについては、図1における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
具体的には、図4におけるデータ伝送方法は、ステップ410~440を含む。図4は、データ伝送方法のステップ又は動作を示すことが理解されるべきである。しかし、これらのステップ又は動作は単なる例であり、他の動作又は図4における動作の変形が、この出願のこの実施形態において更に実行されてもよい。さらに、図4におけるステップは、図4に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、場合によっては、図4における全ての動作が実行される必要はない。
ステップ410.CU-CPは、サービス品質QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を決定し、マッピング関係は、以下のもの、すなわち、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、又は双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係のうち少なくとも1つを含む。
具体的には、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、QoSフローのアップリンク伝送データとQoSフローのアップリンクデータが伝送されるDRBとの間のマッピング関係であり、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、QoSフローのダウンリンク伝送データとQoSフローのダウンリンクデータが伝送されるDRBとの間のマッピング関係であり、双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、QoSフローのデータとQoSフローのデータが伝送されるDRBとの間のマッピング関係である。QoSフローのデータはアップリンクデータを含み、また、ダウンリンクデータも含む。
マッピング関係がアップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、及び/又はダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、QoSフローとDRBとの間のマッピング関係は非対称であることが習得できる。言い換えると、この出願のこの実施形態では、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離され、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係と同じでもよく或いは異なってもよい。これはこの出願のこの実施形態では限定されない。例えば、アップリンクQoSフローID#1はDRB#1にマッピングされてもよく、ダウンリンクQoSフローID#1はDRB#2にマッピングされてもよい。
この出願のこの実施形態では、マッピング関係が双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、QoSフローとDRBとの間のマッピング関係は対称的である。言い換えると、この場合、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係は、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係と同じである。例えば、QoSフローID#1はDRB#1にマッピングされてもよい。この場合、これは、アップリンクQoSフローID#1及びダウンリンクQoSフローID#1の双方がDRB#1にマッピングされることを意味する。
ステップ420.CU-CPは、第3の情報をCU-UPに送信し、第3の情報は、ステップ410におけるQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含む。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第3の情報は、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを示すか(indication whether the UL data or DL data of one QoS flow map to this DRB)、或いは、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータ及びダウンリンクデータであることを示すために使用されるマッピング指示(mapping indication)を更に含んでもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、第3の情報は、DRBにマッピングされるQoSフロー内のデータがアップリンクデータであるかダウンリンクデータであるかを示す(indication whether the UL data or DL data of one QoS flow map to this DRB)ために使用される非対称マッピング指示(mapping indication)を更に含んでもよい。
具体的には、マッピング関係がアップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、非対称マッピング指示は、マッピング関係がアップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係であることを示すために使用される。この場合、非対称マッピング指示はまた、アップリンク指示と呼ばれてもよい。マッピング関係がダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、非対称マッピング指示は、マッピング関係がダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係であることを示すために使用される。この場合、非対称マッピング指示はまた、ダウンリンク指示と呼ばれてもよい。マッピング関係が双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含むとき、非対称マッピング指示は、マッピング関係が双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係であることを示すために使用される。この場合、非対称マッピング指示はまた、双方向指示と呼ばれてもよい。このように、CU-CPは、マッピング関係におけるQoSフローがアップリンクQoSフローであるかダウンリンクQoSフローであるか双方向QoSフローであるかをCU-UPに明示的に示してもよい。
一例では、第3の情報は、以下の表1に示すフォーマットでもよい。
QFIはQoSフローIDを示す。具体的には、DRB ID、QFI、QFI方向及びQoSパラメータは、具体的なシナリオに基づいて表1に埋められてもよい。ここでのQFI方向は、具体的には、上記の非対称マッピング指示でもよい。
任意選択で、この出願のこの実施形態では、CU-CPは、代替として、マッピング関係におけるQoSフローがアップリンクQoSフローであるかダウンリンクQoSフローであるか双方向QoSフローであるかをCU-UPに暗示的に示してもよい。一例では、第3の情報は、QoSフロー#1の保証フロービットレートGFBR又は最大フロービットレートMFBRを含んでもよい。具体的には、QoSフロー#1のアップリンク保証ビットレートGFBR又はアップリンク最大フローレートMFBRがゼロよりも大きく、ダウンリンクGFBR又はダウンリンクMFBRがゼロである場合、QoSフロー#1はアップリンクQoSフローであり、QoSフロー#1のダウンリンクGFBR又はダウンリンクMFBRがゼロよりも大きく、アップリンクGFBR又はアップリンクMFBRがゼロである場合、QoSフロー#1はダウンリンクQoSフローであり、QoSフロー#1のダウンリンクGFBR又はダウンリンクMFBRがゼロよりも大きく、アップリンクGFBR又はアップリンクMFBRがゼロよりも大きい場合、QoSフロー#1は双方向QoSフローである。
具体的な実現方式では、CU-CPは、ベアラコンテキスト設定要求又はベアラコンテキスト変更要求をCU-UPに送信してもよく、ベアラコンテキスト設定要求又はベアラコンテキスト変更要求は第3の情報を含んでもよい。
対応して、CU-UPは、CU-CPから第3の情報を受信し、第3の情報を使用してもよい。
具体的には、第3の情報を受信した後に、CU-UPは、第3の情報により示されるマッピング関係を記録する。コアネットワークにより送信されたQoSフローのダウンリンクデータを受信するとき、CU-UPは、第3の情報により示されるダウンリンクQoSフローIDとDRBとの間のマッピング関係に基づいて、QoSフローのダウンリンクデータを対応するDRBにマッピングし、QoSフローのダウンリンクデータをDUに伝送してもよい。
端末デバイスにより送信されたQoSフローのアップリンクデータを受信するとき、CU-UPは、第3の情報により示されるアップリンクQoSフローIDとDRBとの間のマッピング関係に基づいて、QoSフローのアップリンクデータが対応するDRB上で伝送されるか否かを検証してもよい。
さらに、CU-CPが、その後に第3の情報により示されるQoSフローのアップリンクデータに対して再マッピング動作を実行する場合、例えば、アップリンクQoSフローがDRB#1からDRB#3に再マッピングされるとき、CU-UPは、DRB#1からQoSフローのアップリンクデータのエンドマーカデータパケットを受信するのを待機し、QoSフローのアップリンクデータの最後のデータパケットがDRB#1から受信されると決定する。さらに、CU-UPは、DRB#3からQoSフローのアップリンクデータを受信する。次いで、CU-UPは、QoSフローの全てのアップリンクデータをコアネットワークに送信する。
ステップ430.CU-CPは、第3の情報をDUに送信し、第3の情報は、ステップ410におけるQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含む。
可能な実現方式では、CU-CPは、ユーザ装置UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求をDUに送信し、UEコンテキスト設定要求又はUEコンテキスト変更要求は第3の情報を含む。
具体的には、第3の情報については、ステップ420における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
対応して、DUは第3の情報を受信する。
ステップ440.DUは、第3の情報を使用する。
具体的には、第3の情報を受信した後に、DUは、第3の情報により示されるマッピング関係を記録する。第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー及びダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御(media access control, MAC)レイヤ及び無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤの構成パラメータは別々に決定され、第3の情報により示される、アップリンクQoSフロー又はダウンリンクQoSフローに対応するDRBの媒体アクセス制御レイヤ及び無線リンク制御レイヤの構成パラメータは別々に決定される。可能な実現方式では、DUは、DRB内のQoSフローに基づいて、MACレイヤにおいてアップリンクスケジューリング及びダウンリンクスケジューリングを別々に実行する。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CPはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、非対称マッピング関係をCU-UP及びDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
具体的には、図5におけるデータ伝送方法は、ステップ510~530を含む。図5は、データ伝送方法のステップ又は動作を示すことが理解されるべきである。しかし、これらのステップ又は動作は単なる例であり、他の動作又は図5における動作の変形が、この出願のこの実施形態において更に実行されてもよい。さらに、図5におけるステップは、図5に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、場合によっては、図5における全ての動作が実行される必要はない。
ステップ510.CUは、サービス品質QoSフローとDRBとの間のマッピング関係を決定し、マッピング関係は、以下のもの、すなわち、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係、又は双方向QoSフローとDRBとの間のマッピング関係のうち少なくとも1つを含む。
具体的には、QoSフローとDRBとの間のマッピング関係については、図4におけるステップ410の説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
ステップ520.CUは、第3の情報をDUに送信し、第3の情報は、ステップ410におけるQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を含む。対応して、DUはCUから第3の情報を受信する。具体的には、第3の情報については、図4におけるステップ420及び430の説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
ステップ530.DUは、第3の情報を使用する。
具体的には、ステップ530については、図4におけるステップ440の説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
したがって、この出願のこの実施形態では、CUはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、非対称マッピング関係をDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
図6は、この出願の実施形態に従ってQoSフローのデータを伝送するための具体的な方法の概略フローチャートである。図6は、QoSフローのデータを伝送するための方法のステップ又は動作を示すことが理解されるべきである。しかし、これらのステップ又は動作は単なる例であり、他の動作又は図6における動作の変形が、この出願のこの実施形態において更に実行されてもよい。さらに、図6におけるステップは、図6に示す順序とは異なる順序で実行されてもよく、場合によっては、図6における全ての動作が実行される必要はない。ここで、CU-CP、CU-UP及びDUについては、図1における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
ステップ600.CU-UPは、ベアラコンテキスト設定プロセスをトリガする(Bearer context setup is triggered)。
ステップ601.CU-CPは、ベアラコンテキスト設定要求(bearer context setup request)をCU-CPに送信し、ベアラコンテキスト設定要求は第3の情報を含む。
ステップ602.CU-UPは、ベアラコンテキスト設定要求に応じて、ベアラコンテキスト設定応答(bearer context setup request response)をCU-CPに送信する。
ステップ603.CU-CPは、DUと共にUEコンテキスト設定(UE context setup)プロセスを実行する。具体的には、CU-CPはUEコンテキスト設定要求をDUに送信し、UEコンテキスト設定要求は第3の情報を含む。DUは、UEコンテキスト設定要求に応じてコンテキスト設定応答をCU-UPに送信してもよい。具体的には、CU-CPはF1-Cインタフェースを通じてDUと通信する。
ステップ604.CU-CPは、ベアラコンテキスト変更要求(bearer context modification request)をCU-UPに送信する。
ステップ605.CU-UPは、CU-CPにより送信されたベアラコンテキスト変更要求に応じてベアラコンテキスト変更応答(bearer context modification response)をCU-CPに送信する。
したがって、この出願のこの実施形態では、CU-CPはQoSフローとDRBとの間の非対称マッピング関係を決定し、次いで、非対称マッピング関係をCU-UP及びDUに通知し、それにより、柔軟なアップリンクQoSフローマッピング及びダウンリンクQoSフローマッピングを実現し、アップリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係を、ダウンリンクQoSフローとDRBとの間のマッピング関係から切り離す。このように、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送の要件が別々に確保できる(QoSフローのアップリンク伝送の保証ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の保証ビットレートとは異なり、QoSフローのアップリンク伝送の最大ビットレートは、QoSフローのダウンリンク伝送の最大ビットレートとは異なる)。さらに、ネットワークは、アップリンク/ダウンリンクネットワーク負荷、アップリンク/ダウンリンク干渉状態、アップリンク/ダウンリンクQoSフローパラメータ特徴等に基づいて、QoSフローのアップリンクマッピング及びダウンリンクマッピングを柔軟に構成してもよく、それにより、ユーザ体験を更に改善する。
図7は、この出願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。図7において、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローの方向に基づいてQoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を独立して構成してもよい。具体的には、図7におけるCU及びCU-CPについては、図1における説明を参照する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
ステップ710.コアネットワークCNは、QoSフローの方向を決定する。
具体的には、この出願のこの実施形態では、一方向特性のみを有するいくつかのQoSフローが存在してもよく、すなわち、QoSフローは、アップリンクQoSフローのみであるか、或いは、ダウンリンクQoSフローのみである。代替として、双方向特性を有するいくつかのQoSフローが存在してもよく、すなわち、QoSフローは、アップリンクQoSフローでもよく、また、アップリンクQoSフローでもよい。この出願のこの実施形態では、コアネットワークCN、例えば、コアネットワーク内のアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワークエレメントは、QoSフローの方向特性を決定してもよい。
ステップ720.コアネットワークは、第4の情報をRANに送信する。
具体的には、コアネットワークは、第4の情報を使用することにより、QoSフローの方向特性を無線アクセスネットワークRAN(例えば、CU-CP又はCU)に通知してもよい。例えば、QoSフローは、アップリンクQoSフロー、ダウンリンクQoSフロー又は双方向QoSフローである。
可能な実現方式では、第4の情報は、PDUセッション(session)IDと、QoSフローIDと、QoSフローIDに対応するQoSフローの方向特性とを含む。ここで、方向特性は、例えば、アップリンク、ダウンリンク又は双方向である。
さらに、QoSフローがアップリンクQoSフローであるとき、第4の情報はアップリンクQoSフローのアップリンクQoSパラメータを更に含んでもよく、アップリンクQoSパラメータは、アップリンク伝送中のQoSフローについて構成されたQoSパラメータである。QoSフローがダウンリンクQoSフローであるとき、第4の情報はダウンリンクQoSフローのダウンリンクQoSパラメータを更に含んでもよく、ダウンリンクQoSパラメータは、ダウンリンク伝送中のQoSフローについて構成されたQoSパラメータである。QoSフローが双方向QoSフローであるとき、第4の情報はQoSフローのUL QoSパラメータ及びDL QoSパラメータを更に含んでもよい。
一例では、第4の情報は、以下の表2に示すフォーマットでもよい。
QFIはQoSフローIDを示し、セッションIDはPDUセッションIDを示す。具体的には、セッションID、QFI、QFI方向及びQoSパラメータは、具体的なシナリオに基づいて表1に埋められてもよい。
可能な実現方式では、AMFは、PDUセッションリソース設定要求(PDU session resource setup request)をRANに送信してもよく、PDUセッションリソース設定要求は第4の情報を含んでもよい。RANは、PDUセッションリソース設定要求に応じてPDUセッションリソース設定応答(PDU session resource setup response)をAFMに送信してもよい。
対応して、RANは第4の情報を受信する。
ステップ730.RANは、第4の情報を使用する。
具体的には、RANは、第4の情報に含まれる情報を取得し、第4の情報に含まれる情報に基づいてQoSフローの方向特性を決定する。さらに、CU-CP及びCU-UPが互いに分離したシナリオにおいて、CU-CPがQoSフローの方向特性を決定した後に、CU-CPは、QoSフローの方向特性をCU-UP及びDUに別々に通知してもよい。
したがって、この出願のこの実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローの決定された方向に基づいて、QoSフローのアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を独立して構成してもよい。具体的には、QoSフローがアップリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのアップリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、ダウンリンク伝送を考慮する必要はない。QoSフローがダウンリンクQoSフローのみである場合、アクセスネットワークデバイスは、QoSフローのダウンリンクデータパケットのスケジューリングポリシーを決定し、アップリンク伝送を考慮する必要はない。したがって、この出願のこの実施形態では、QoSフローの特定の要件が満たされることができる。
上記では、図2~図7を参照して、主に異なるデバイスの間の相互作用の観点から、この出願の実施形態において提供される解決策を説明している。この出願の実施形態において提供される解決策を実行するためのデバイスについて、図8及び図9を参照して以下に説明する。上記の機能を実現するために、CU、CU-CP、CU-UP、DU及びCNは、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。この出願に開示の実施形態に記載されるユニット及びアルゴリズムのステップを参照して、この出願の実施形態は、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形式で実現できる。機能がハードウェアにより実行されるかコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の実施形態における技術的解決策の範囲を超えると考えられるべきでない。
この出願の実施形態では、CU、CU-CP、CU-UP、DU、CN等は、上記の方法の例に基づいて機能ユニットに分割されてもよい。例えば、機能ユニットは、対応する機能に基づく分割を通じて取得されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理ユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。この出願のこの実施形態では、ユニット分割は一例であり、単に論理的な機能分割である点に留意すべきである。実際の実現方式では、他の分割方式が使用されてもよい。
統合されたユニットが使用されるとき、図8は、この出願の実施形態による通信装置の可能な例示的なブロック図である。装置800は、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせの形式で存在してもよい。図8は、この出願の実施形態による装置の可能な概略ブロック図である。装置800は、処理ユニット802と、通信ユニット803とを含む。処理ユニット802は、装置のアクションを制御及び管理するように構成される。通信ユニット803は、装置と他のデバイスとの間の通信をサポートするように構成される。装置は、装置のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶ユニット801を更に含んでもよい。
図8に示す装置800は、この出願の実施形態におけるCU、CU-CP、CU-UP、DU又はCNでもよい。
図8に示す装置800がCUであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてCUにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図5におけるステップ510及び図7におけるステップ730を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とDU、CN等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図5におけるステップ520、図7におけるステップ720及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
図8に示す装置800がCU-CPであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてCU-CPにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図2におけるステップ230、図3におけるステップ300、図4におけるステップ410、図6におけるステップ500及び図7におけるステップ730を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とCU-UP、DU、CN等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図2におけるステップ220及び240、図3におけるステップ301~306、図4におけるステップ420及び430、図6におけるステップ601~605、図7におけるステップ720及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
図8に示す装置800がCU-UPであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてCU-UPにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図2におけるステップ210を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とCU-UP、DU、CN等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図2におけるステップ220及び240、図3におけるステップ301~303及びステップ305、図4におけるステップ420、図6におけるステップ601、602、604及び605及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
図8に示す装置800がCU-UPであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてCU-UPにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図2におけるステップ210を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とCU-UP、DU、CN等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図2におけるステップ220及び240、図3におけるステップ301~303及びステップ305、図4におけるステップ420、図6におけるステップ601、602、604及び605及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
図8に示す装置800がDUであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてDUにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図4におけるステップ440及び図5におけるステップ530を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とCU-CP、CU-UP、CN、端末デバイス等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図3におけるステップ304、図4におけるステップ430、図5におけるステップ520、図6におけるステップ603及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
図8に示す装置800がCNであるとき、処理ユニット802は、上記の方法の例においてCNにより完了されるアクションを実行する際に装置800をサポートできる。例えば、処理ユニット802は、例えば、図7におけるステップ710を実行する際に装置800をサポートし、及び/又は、この明細書に記載の技術において他のプロセスを実行するように構成される。通信ユニット803は、装置800とCU-CP、CU等との間の通信をサポートできる。例えば、通信ユニット803は、図7におけるステップ720及び/又は他の関連する通信プロセスを実行する際に装置800をサポートする。
例えば、処理ユニット802は、例えば、中央処理装置(central processing unit, CPU)、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)又は他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェアコンポーネント又はこれらのいずれかの組み合わせのようなプロセッサ又はコントローラでもよい。プロセッサ/コントローラは、この出願に開示の内容を参照して記載される様々な例示的な論理ブロック、ユニット及び回路を実現又は実行してもよい。プロセッサは、計算機能を実現するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせでもよい。通信ユニット803は、通信インタフェースでもよく、通信インタフェースは一般的な用語である。具体的な実現方式では、通信インタフェースは1つ以上のインタフェースを含んでもよい。記憶ユニット801はメモリでもよい。
処理ユニット802がプロセッサであり、通信ユニット803が通信インタフェースであり、記憶ユニット801がメモリであるとき、この出願のこの実施形態における装置800は、図9に示す通信装置900でもよい。
図9を参照すると、装置900は、プロセッサ902と、通信インタフェース903とを含む。さらに、装置900は、メモリ901を更に含んでもよい。任意選択で、装置900はバス904を更に含んでもよい。通信インタフェース903、プロセッサ902及びメモリ901は、バス904を使用することにより互いに接続されてもよい。バス904は、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(peripheral component interconnect, PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バス等でもよい。バス904は、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。表現を容易にするために、図9のバスを表すために1本の太線のみが使用されるが、これは1つのみのバス又は1つのタイプのバスのみが存在することを意味するものではない。
プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、装置900の様々な機能を実行してもよい。
例えば、図9に示す通信装置900は、この出願の実施形態におけるCU、CU-CP、CU-UP、DU又はCNでもよい。
装置900がCUであるとき、プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、上記の方法の例においてCUにより完了されるアクションを実行してもよい。装置900がCU-CPであるとき、プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、上記の方法の例においてCU-CPにより完了されるアクションを実行してもよい。装置900がCU-UPであるとき、プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、上記の方法の例においてCU-UPにより完了されるアクションを実行してもよい。装置900がDUであるとき、プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、上記の方法の例においてDUにより完了されるアクションを実行してもよい。装置900がCNであるとき、プロセッサ902は、メモリ901に記憶されたプログラムを動作又は実行することにより、上記の方法の例においてCNにより完了されるアクションを実行してもよい。
この実施形態の他の形態では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行されたとき、上記の方法の実施形態における方法が実行される。
この実施形態の他の形式では、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令が実行されたとき、上記の方法の実施形態における方法が実行される。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能は、全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk, SSD))等でもよい。
この出願において、「少なくとも1つ」は1つ以上を示し、「複数」は、2つ以上を示す。「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の場合、すなわち、Aのみが存在すること、AとBとの双方が存在すること、及びBのみが存在することを表してもよく、A及びBは単数又は複数の形式でもよい。「/」という文字は、一般的に関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を示す。「以下の(もの)のうち少なくとも1つ」又はその同様の表現は、これらの項目のいずれかの組み合わせを示し、単一の項目(もの)又は複数の項目(もの)のいずれかの組み合わせを含む。例えば、a、b又はcのうち少なくとも1つ(1つのもの)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c又はa-b-cを表してもよい。単一のa、b又はcが存在してもよく、或いは、複数のa、b又はcが存在してもよい。
全体の明細書で言及される「一実施形態」又は「実施形態」は、実施形態に関連する特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することが理解されるべきである。したがって、明細書を通じて現れる「一実施形態では」又は「実施形態では」は、同じ実施形態を示さない。さらに、これらの特定の特徴、構造又は特性は、いずれかの適切な方式で1つ以上の実施形態において組み合わされてもよい。上記のプロセスの順序番号は、本発明の実施形態における実行順序を意味しないことが理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実現プロセスに対する限定として解釈されるべきではない。
この明細書において使用される「コンポーネント」、「モジュール」及び「システム」のような用語は、コンピュータに関連するエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア又は実行中のソフトウェアを示すために使用する。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム及び/又はコンピュータでもよいが、これらに限定されない。図面に示すように、コンピューティングデバイス及びコンピューティングデバイス上で動作するアプリケーションの双方が、コンポーネントでもよい。1つ以上のコンポーネントは、プロセス及び/又は実行スレッド内に存在してもよく、コンポーネントは、1つのコンピュータに位置してもよく、及び/又は、2つ以上のコンピュータの間に分散されてもよい。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ読み取り可能媒体から実行されてもよい。例えば、コンポーネントは、ローカル及び/又はリモートプロセスを使用することにより、例えば、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システム内で、及び/又は、信号を使用することにより他のシステムと相互作用するインターネットのようなネットワークの間で、他のコンポーネントと相互作用する2つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従って通信してもよい。
第1、第2及び様々な数値の記号は、説明を容易にするためにのみ区別するためのものであり、この出願の実施形態の範囲を限定するために使用されないことが理解されるべきである。
当業者は、この明細書に開示の実施形態に記載される例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
便宜上且つ簡潔な説明の目的で、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し、詳細はここでは再び説明しないことが当業者により明確に理解され得る。
この出願において提供されるいくつかの実現方式では、開示のシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は単なる例である。例えば、機能分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく或いは他のシステムに統合されてもよく、或いは、いくつかの特徴は無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的或いは他の形式で実現されてもよい。
別々の部分として記載されるユニットは物理的に分離してもよく或いは分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部分は物理的なユニットでもよく或いは物理的なユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、各ユニットが物理的に単独で存在してもよく或いは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるとき、機能はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは、先行技術に寄与する部分又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でもよい)に、この出願の実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実現方式であるが、この出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。この出願に開示される技術的範囲内で当業者により容易に理解される如何なる変更又は置換も、この出願の保護範囲に入るものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。