JP7175701B2 - 流路継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、流路継手構造に関する。
半導体、液晶、有機EL等の各種技術分野の製造工程で取り扱われる薬液等の流体の配管経路において、ポンプ、バルブ、アキュムレータ、フィルタ、流量計、圧力センサ、及び配管ブロック等の2つの流体デバイスに形成された流路孔同士を最短で接続する流路継手構造として、図13に示すものが知られている。この流路継手構造は、必要最小限の長さに形成されたチューブ101の両端それぞれに、スリーブ102とユニオンナット103を用いて、流体デバイス110を接続するように構成されている(特許文献1参照)。
特開2014-219060号公報
半導体、液晶、有機EL等の製造工程において、薬液を送液及び循環する際に使用される流路継手構造は、その設置スペースが省スペースであることが好ましい。しかし、図13に示す流路継手構造は、チューブ101及び2個のユニオンナット103を設置するための設置スペースが必要となるため、流路継手構造を省スペースで設置することができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、流路継手構造を省スペースで設置できるようにすることを目的とする。
(1)本発明の流路継手構造は、2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、前記2つの流体デバイスのうちの一方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第1雄ねじ部と、前記2つの流体デバイスのうちの他方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第2雄ねじ部と、軸方向一方側に前記第1雄ねじ部に螺合される第1雌ねじ部を有し、軸方向他方側に前記第2雄ねじ部に螺合される第2雌ねじ部を有するユニオンナットと、前記ユニオンナットの径方向内方において、前記第1雄ねじ部に前記第1雌ねじ部が螺合されるとともに前記第2雄ねじ部に前記第2雌ねじ部が螺合されることで、前記2つの流体デバイスにおける流路孔同士の接続部分をシールするシール部材と、を備え、前記第1雄ねじ部及び前記第1雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか一方であり、前記第2雄ねじ部及び前記第2雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか他方である。
本発明によれば、ユニオンナットの軸方向一方側の第1雌ねじ部が右ねじ及び左ねじのいずれか一方であり、ユニオンナットの軸方向他方側の第2雌ねじ部が右ねじ及び左ねじのいずれか他方であるため、ユニオンナットを締め付けることで、第1雌ねじ部が一方の流体デバイスの第1雄ねじ部に螺合され、第2雌ねじ部が他方の流体デバイスの第2雄ねじ部に螺合される。これにより、1つのユニオンナットだけで2つの流体デバイスの流路孔同士を接続することができ、かつユニオンナットの径方向内方では、流路孔同士の接続部分をガスケットでシールすることができる。従って、本発明の流路継手構造は、従来構造のようにチューブ及び2つのユニオンナットを設置する必要がないため、流路継手構造を省スペースで設置することができる。
(2)前記第1雄ねじ部のねじ開始位置と前記第2雄ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定され、前記第1雌ねじ部のねじ開始位置と前記第2雌ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定されているのが好ましい。
この場合、ユニオンナットを締め付けるときに、第1雌ねじ部の第1雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部の第2雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングとを合わせることができる。これにより、第1雌ねじ部の第1雄ねじ部に対する締め付け管理、及び第2雌ねじ部の第2雄ねじ部に対する締め付け管理を容易に行うことができる。
(3)前記流路継手構造は、前記一方の流体デバイスに設けられ、前記第1雄ねじ部のねじ開始位置として示す第1目印部と、前記他方の流体デバイスに設けられ、前記第2雄ねじ部のねじ開始位置として示す第2目印部と、前記ユニオンナットに設けられ、前記第1雌ねじ部及び前記第2雌ねじ部の少なくとも一方のねじ開始位置として示す第3目印部と、をさらに備えるのが好ましい。
この場合、2つの流体デバイスの第1目印部及び第2目印部と、ユニオンナットの第3目印部とを位置合わせすることで、第1雄ねじ部のねじ開始位置と第1雌ねじ部のねじ開始位置との位置合わせ、及び第2雄ねじ部のねじ開始位置と第2雌ねじ部のねじ開始位置との位置合わせを容易に行うことができる。
(4)前記第1目印部と前記第2目印部が示す位置、及び前記第3目印部が示す位置のうちの一方は、実際のねじ開始位置であり、前記第1目印部と前記第2目印部が示す位置、及び前記第3目印部が示す位置のうちの他方は、実際のねじ開始位置に対して、周方向にずれた位置であるのが好ましい。
この場合、2つの流体デバイスの第1目印部及び第2目印部と、ユニオンナットの第3目印部とを位置合わせしたときに、第1雄ねじ部の実際のねじ開始位置と第1雌ねじ部の実際のねじ開始位置とが周方向にずれるとともに、第2雄ねじ部の実際のねじ開始位置と第2雌ねじ部の実際のねじ開始位置とが周方向にずれる。これにより、前記位置合わせをした状態からユニオンナットを締め付けたときに、第1雌ねじ部を第1雄ねじ部にスムーズに螺合させることができ、かつ第2雌ねじ部を第2雄ねじ部にスムーズに螺合させることができる。
(5)前記ユニオンナットは、前記第1雄ねじ部と前記第2雄ねじ部との間に形成された非ねじ部をさらに有するのが好ましい。
ユニオンナットの第1雄ねじ部及び第2雄ねじ部が軸方向に連続して形成されている場合、ユニオンナットを締め付けるときに、例えば、第1雌ねじ部の第1雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングよりも、第2雌ねじ部の第2雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングが遅れたときに、以下のような問題が生じる。すなわち、第1雌ねじ部の第1雄ねじ部に対する締め付けが完了した後も、第2雌ねじ部の第2雄ねじ部に対する締め付けが完了するまでユニオンナットが締め付けられる。これにより、第1雄ねじ部は、第2雌ねじ部の螺合位置まで移動するが、第1雄ねじ部と第2雌ねじ部は、右ねじと左ねじの関係にあるため、互いに螺合することができない。このため、ユニオンナットを無理に締め付けると、第1雄ねじ部及び第2雌ねじ部が破損するおそれがある。
これに対して、前記(5)の流路継手構造の場合、例えば上記のように、第1雄ねじ部が、第2雌ねじ部に向かって移動しても、第1雄ねじ部は非ねじ部に対応する位置に移動するため、第1雄ねじ部が第2雌ねじ部の螺合位置まで移動するのを抑制することができる。従って、ユニオンナットを締め付けるときに、第1雌ねじ部の第1雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部の第2雄ねじ部への螺合が開始されるタイミングとがずれても、第1雄ねじ部が第2雌ねじ部の螺合位置まで移動したり、第2雄ねじ部が第1雌ねじ部の螺合位置まで移動したりするのを抑制することができる。その結果、流体デバイス側の雄ねじ部及びユニオンナット側の雌ねじ部が破損するのを効果的に抑制することができる。
(6)前記2つの流体デバイスの少なくとも一方は、前記ユニオンナットの増し締めが限界となったときに、当該ユニオンナットが当接する当接部を有するのが好ましい。
この場合、ユニオンナットの増し締めが限界となったときに、ユニオンナットが流体デバイスの当接部に当接するので、作業者は、その当接によるトルク変動によって、ユニオンナットの増し締めが限界となったことを容易に把握することができる。
(7)前記流路継手構造は、前記ユニオンナットに設けられ、当該ユニオンナット内を流れる流体の流れ方向を示す流れ方向目印部をさらに備えるのが好ましい。
この場合、作業者は、流れ方向目印部により、2つの流体デバイスの間に配置するユニオンナットの向きを容易に把握することができる。
(8)前記流路継手構造は、前記ユニオンナットに設けられ、当該ユニオンナットの締付方向を示す締付方向目印部をさらに備えるのが好ましい。
この場合、作業者は、締付方向目印部により、ユニオンナットの締付方向を容易に把握することができる。
本発明によれば、流路継手構造を省スペースで設置することができる。
本発明の第1実施形態に係る流路継手構造を示す斜視図である。 流路継手構造の断面図である。 流路継手構造を分解した状態を示す断面図である。 流路継手構造を分解した状態を示す斜視図である。 図4の流路継手構造の平面図である。 第1配管ブロックにガスケットを取り付けた状態を示す断面図である。 ユニオンナットの締め付け途中の状態を示す断面図である。 ユニオンナットの締め付けが完了した状態を示す断面図である。 ユニオンナットの増し締めが限界となった状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る流路継手構造を分解した状態を示す斜視図である。 第2実施形態のユニオンナットの締め付けを開始した状態を示す断面図である。 第2実施形態のユニオンナットの締め付けが完了した状態を示す断面図である。 従来の流路継手構造を示す断面図である。
[流路継手構造]
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載する複数の実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流路継手構造を示す斜視図である。図1において、本実施形態の流路継手構造1は、例えば、半導体製造装置で使用される薬液が流れる配管経路において、第1配管ブロック(流体デバイス)51に形成された流路孔510(図4参照)と、第2配管ブロック(流体デバイス)52に形成された流路孔520とを接続する接続構造として使用される。
なお、本実施形態の流路継手構造1は、配管ブロック51,52の流路孔510,520同士を接続する接続構造として使用しているが、ポンプ、バルブ、アキュムレータ、フィルタ等の他の流体デバイスの流路孔同士を接続する接続構造にも適用することができる。
図2は、本実施形態の流路継手構造1の断面図である。図3は、流路継手構造1を分解した状態を示す断面図である。図2及び図3において、第1配管ブロック51は、例えば矩形体からなるブロック本体511と、ブロック本体511の一端面511a、及びその反対側の他端面511bに突出して形成された一対の第1突出部512を備えている。各第1突出部512のブロック本体511側の基端部には環状溝513が形成されている。
一方(図2では右側)の第1突出部512の前記環状溝513を除く外周には第1雄ねじ部11が形成されている。他方(図2では左側)の第1突出部512の前記環状溝513を除く外周には第2雄ねじ部12が形成されている。第1配管ブロック51の流路孔510は、ブロック本体511および一対の第1突出部512を貫通して形成されている。従って、第1雄ねじ部11及び第2雄ねじ部12は、流路孔510の両端部の径方向外方に形成されている。
前記一方の第1突出部512の先端面には、環状の第1シール溝15が形成され、前記他方の第1突出部512の先端面には、環状の第2シール溝16が形成されている。
第2配管ブロック52は、例えば矩形体からなるブロック本体521と、ブロック本体521の一端面521a、及びその反対側の他端面521bに突出して形成された一対の第2突出部522とを備えている。各第2突出部522のブロック本体521側の基端部には環状溝523が形成されている。
一方(図2では右側)の第2突出部522の前記環状溝523を除く外周には第1雄ねじ部11が形成されている。他方(図2では左側)の第2突出部522の前記環状溝523を除く外周には第2雄ねじ部12が形成されている。第2配管ブロック52の流路孔520は、ブロック本体521および一対の第2突出部522を貫通して形成されている。従って、第1雄ねじ部11及び第2雄ねじ部12は、流路孔520の両端部の径方向外方に形成されている。本実施形態の流路孔520は、流路孔510と同一径に形成されている。
前記一方の第2突出部522の先端面には、環状の第1シール溝15が形成され、前記他方の第2突出部522の先端面には、環状の第2シール溝16が形成されている。
流路継手構造1は、主な構成要素として、第1配管ブロック51の前記第1雄ねじ部11、第2配管ブロック52の前記第2雄ねじ部12、ユニオンナット13、及びガスケット(シール部材)14を備えている。
本実施形態では、第1雄ねじ部11は右ねじとされ、第2雄ねじ部12は左ねじとされている。なお、本実施形態とは逆に、第1雄ねじ部11を左ねじとし、第2雄ねじ部12を右ねじとしてもよい。
ユニオンナット13は、軸方向一方側の内周に形成された第1雌ねじ部13aと、軸方向他方側の内周に形成された第2雌ねじ部13bとを有している。本実施形態では、第1雌ねじ部13a及び第2雌ねじ部13bは、軸方向に連続して形成されている。
第1雌ねじ部13aは、第1配管ブロック51の第1雄ねじ部11に螺合される。第2雌ねじ部13bは、第2配管ブロック52の第2雄ねじ部12に螺合される。
従って、本実施形態では、第1雌ねじ部13aは右ねじとされ、第2雌ねじ部13bは左ねじとされている。なお、第1雄ねじ部11が左ねじとされ、第2雄ねじ部12が右ねじとされている場合には、第1雌ねじ部13aは左ねじとされ、第2雌ねじ部13bは右ねじとされる。
ガスケット14は、ユニオンナット13の径方向内方において、第1雄ねじ部11に第1雌ねじ部13aが螺合されるとともに第2雄ねじ部12に第2雌ねじ部13bが螺合されることで、流路孔510,520同士の接続部分をシールするものである。本実施形態のガスケット14は、軸方向一方側に形成された環状の第1圧入部14aと、軸方向他方側に形成された環状の第2圧入部14bとを有している。第1圧入部14aは第1突出部512の第1シール溝15に圧入され、第2圧入部14bは第2突出部522の第2シール溝16に圧入される。
なお、本実施形態では、流路孔510,520同士の接続部分をシールするシール部材として、ガスケット14を用いているが、ガスケット14以外の他のシール部材を用いてもよい。
[ねじ開始位置と目印部]
図4は、流路継手構造1を分解した状態を示す斜視図である。なお、図4では、ガスケット14の図示を省略している(図5も同様)。図4において、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aと、第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aとは、周方向において同じ位置(図例では12時の位置)に設定されている。第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1と、第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1とは、周方向において同じ位置(図4の例ではユニオンナット13を第2雌ねじ部13b側から見て略10時の位置)に設定されている。
これにより、ユニオンナット13を締め付けるときに、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12への螺合が開始されるタイミングとを合わせることができる。その結果、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11に対する締め付け管理、及び第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12に対する締め付け管理を容易に行うことができる。
図5は、図4の流路継手構造1の平面図である。図4及び図5において、ブロック本体511の一端面511aの上側には、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aとして示す第1目印部61が側方(図5の右側方)に突出して設けられている。第1目印部61は、例えば先細り状に突出して形成されている。前記一端面511aに対する第1目印部61の突出量は、環状溝513の軸方向の長さよりも短く形成されている。
本実施形態では、第1雄ねじ部11の周方向に対する第1目印部61の最先端位置は、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aと同じ位置(図例では12時の位置)とされている。つまり、第1目印部61の最先端位置は、第1雄ねじ部11の実際のねじ開始位置11aを示している。
ブロック本体521の他端面521bの上側には、第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aとして示す第2目印部62が側方(図5の左側方)に突出して設けられている。第2目印部62の突出端面の中央部は、例えばV字状に窪んでいる。前記他端面521bに対する第2目印部62の突出量は、環状溝523の軸方向の長さよりも短く形成されている。
本実施形態では、第2雄ねじ部12の周方向に対する第2目印部62の最窪み位置は、第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aと同じ位置(図例では12時の位置)とされている。つまり、第2目印部62の最窪み位置は、第2雄ねじ部12の実際のねじ開始位置12aを示している。
ユニオンナット13の外周の第1雌ねじ部13a側には、第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1として示す第3目印部63Aが設けられている。第3目印部63Aは、例えば、後述する凸部13fの長手方向の一端部においてV字状に窪んで形成されている。
ユニオンナット13の外周の第2雌ねじ部13b側には、第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1として示す第3目印部63Bが設けられている。第3目印部63Bは、例えば、前記凸部13fの長手方向の他端部において先細り状に突出して形成されている。
第3目印部63Bの最先端位置は、第2雌ねじ部13bの実際のねじ開始位置13b1に対して、周方向に少しずれた位置とされている。本実施形態では、ユニオンナット13における第3目印部63Bの最先端位置は、ユニオンナット13の締付方向(図4の矢印A方向)に所定角度αだけずれた位置(図4に示す状態では12時の位置)とされている。つまり、第3目印部63Bの最先端位置は、第2雌ねじ部13bの実際のねじ開始位置13b1よりも所定角度αだけ前記締付方向にずれた位置を示している。
同様に、第3目印部63Aの最窪み位置は、第1雌ねじ部13aの実際のねじ開始位置13a1に対して、周方向に少しずれた位置とされている。本実施形態では、ユニオンナット13における第3目印部63Aの最窪み位置は、ユニオンナット13の締付方向に前記所定角度αだけずれた位置とされている。つまり、第3目印部63Aの最窪み位置は、第1雌ねじ部13aの実際のねじ開始位置13a1よりも所定角度αだけ前記締付方向にずれた位置を示している。
なお、図1~図3では、第1目印部61、第2目印部62及び第3目印部63A,63Bの図示を省略している(図6~図9も同様)。
以上の構成により、第1目印部61の最先端位置と第3目印部63Aの最窪み位置とを位置合わせすることで、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aと第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1との位置合わせを容易に行うことができる。また、第2目印部62の最窪み位置と第3目印部63Bの最先端位置とを位置合わせすることで、第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aと第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1との位置合わせを容易に行うことができる。
また、第1目印部61及び第2目印部62は、実際のねじ開始位置11a,12aを示し、第3目印部63A及び第3目印部63Bは、実際のねじ開始位置13a1,13b1よりも所定角度αだけユニオンナット13の締付方向にずれた位置を示している。これにより、ユニオンナット13を締め付けるときに、第1目印部61と第3目印部63Aとを位置合わせするとともに、第2目印部62と第3目印部63Bとを位置合わせしたときに、第1雄ねじ部11の実際のねじ開始位置11aと第1雌ねじ部13aの実際のねじ開始位置13a1とが周方向に所定角度αだけずれるとともに、第2雄ねじ部12の実際のねじ開始位置12aと第2雌ねじ部13bの実際のねじ開始位置13b1とが周方向に所定角度αだけずれる。
従って、この状態から、ユニオンナット13を締付方向に回転させることで、実際のねじ開始位置13a1が実際のねじ開始位置11aと一致して第1雌ねじ部13aが第1雄ねじ部11に螺合し、かつ実際のねじ開始位置13b1が実際のねじ開始位置12aと一致して第2雌ねじ部13bが第2雄ねじ部12に螺合する。このため、ユニオンナット13の締め付けを開始するときに、実際のねじ開始位置13a1と実際のねじ開始位置11aとが一致し、かつ実際のねじ開始位置13b1と実際のねじ開始位置12aとが一致している場合に比べて、第1雌ねじ部13aを第1雄ねじ部11にスムーズに螺合させることができ、かつ第2雌ねじ部13bを第2雄ねじ部12にスムーズに螺合させることができる。
なお、本実施形態では、第1目印部61及び第2目印部62が実際のねじ開始位置11a,12aを示し、第3目印部63A,63Bが実際のねじ開始位置13a1,13b1に対して周方向にずれた位置を示しているが、第1目印部61及び第2目印部62が実際のねじ開始位置11a,12aに対して周方向にずれた位置を示し、第3目印部63A,63Bが実際のねじ開始位置13a1,13b1を示してもよい。この場合、第1目印部61及び第2目印部62は、実際のねじ開始位置11a,12aに対してユニオンナット13の締付方向と反対方向にずれた位置を示せばよい。
また、本実施形態のユニオンナット13には、第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1として示す第3目印部63Aと、第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1として示す第3目印部63Bとを設けているが、第3目印部63Aのみを設けてもよいし、第3目印部63Bのみを設けてもよい。
図4及び図5において、本実施形態では、矢印Bで示すように、第1配管ブロック51の流路孔510から、ユニオンナット13を介して、第2配管ブロック52の流路孔520に向かって、流体(薬液など)が流れる。ユニオンナット13における第3目印部63Aの窪み形状、及び第3目印部63Bの突出形状は、ユニオンナット13内を流れる流体の流れ方向を示している。
従って、本実施形態では、第1雌ねじ部13a及び第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13a1,13b1として示す第3目印部63A及び第3目印部63Bは、ユニオンナット13内を流れる流体の流れ方向を示す流れ方向目印部64としても機能する。これにより、作業者は、ユニオンナット13の流れ方向目印部64を視認することによって、第1配管ブロック51と第2配管ブロック52との間に配置するユニオンナット13の軸方向の向きを容易に把握することができる。その結果、互いに右ねじからなる第1雄ねじ部11と第1雌ねじ部13aとを確実に螺合させることができ、かつ互いに左ねじからなる第2雄ねじ部12と第2雌ねじ部13bとを確実に螺合させることができる。
ユニオンナット13の外周面には、ユニオンナット13を締め付ける工具を引っ掛けるために、例えばローレット加工により軸方向に延びる凸部13fが周方向に所定間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、例えば図示のように、所定数の凸部13f毎に、これらの軸方向の長さを徐々に短くすることによって、全体として矢印の形状が周方向に複数形成されている。これらの矢印の形状は、ユニオンナット13の締付方向を示している。
従って、本実施形態では、所定数の凸部13f毎に形成された複数の矢印の形状が、ユニオンナット13の締付方向を示す締付方向目印部65として機能する。これにより、作業者は、ユニオンナット13の締付方向目印部65を視認することによって、ユニオンナット13の締付方向を容易に把握することができる。
なお、本実施形態の流れ方向目印部64は、第3目印部63A及び第3目印部63Bによって構成されているが、第3目印部63A及び第3目印部63Bとは別体に設けてもよい。また、本実施形態の流れ方向目印部64は、その形状によって、流体の流れ方向を示しているが、ユニオンナット13に前記流れ方向を示す矢印等を表記したものであってもよい。
また、本実施形態の締付方向目印部65は、ユニオンナット13の外周に形成された凸部13fにより構成されているが、凸部13fとは別体に設けてもよい。また、本実施形態の締付方向目印部65は、凸部13fの形状によって、ユニオンナット13の締付方向を示しているが、ユニオンナット13に前記締付方向を示す矢印等を表記したものであってもよい。
図5において、第1配管ブロック51におけるブロック本体511の一端面511aには、ユニオンナット13の他側面13dが当接する当接部66Aが側方(図5の右側方)に突出して設けられている。当接部66Aは、第1目印部61よりも軸方向に突出しており、かつ環状溝513の軸方向の長さよりも短く形成されている。また、当接部66Aの軸方向の突出量は、ユニオンナット13の増し締めが限界となったときに、当接部66Aの先端面にユニオンナット13の他側面13dが当接するように設定されている。
第2配管ブロック52におけるブロック本体521の他端面521bには、ユニオンナット13の一側面13eが当接する当接部66Bが側方(図5の左側方)に突出して設けられている。当接部66Bは、第2目印部62よりも軸方向に突出しており、かつ環状溝523の軸方向の長さよりも短く形成されている。また、当接部66Bの軸方向の突出量は、ユニオンナット13の増し締めが限界となったときに、当接部66Bの先端面にユニオンナット13の一側面13eが当接するように設定されている。
本実施形態の第1配管ブロック51及び第2配管ブロック52には、ユニオンナット13が当接する当接部66A,66Bを設けているが、第1配管ブロック51のみに当接部66Aを設けてもよいし、第2配管ブロック52のみに当接部66Bを設けてもよい。
なお、図1~図3では、当接部66A及び当接部66Bの図示を省略している。
[流路継手構造による接続手順]
次に、本実施形態の流路継手構造1により、第1配管ブロック51及び第2配管ブロック52の流路孔510,520同士を接続する手順について説明する。まず、図6に示すように、作業者は、第1配管ブロック51の第1シール溝15にガスケット14の第1圧入部14aを圧入し、第1配管ブロック51にガスケット14を一体に取り付ける。
なお、ガスケット14は、第2配管ブロック52に一体に取り付けられてもよい。この場合、作業者は、第2配管ブロック52の第2シール溝16にガスケット14の第2圧入部14bを圧入すればよい。
次に、作業者は、第1配管ブロック51と第2配管ブロック52との間にユニオンナット13を配置する。その際、作業者は、ユニオンナット13の流れ方向目印部64(図5参照)を視認することにより、ユニオンナット13の軸方向の向きを容易に把握することができる。
次に、作業者は、図6に示す状態でユニオンナット13を締付方向又はその反対方向に回転させ、図5に示すように、第1目印部61と第3目印部63Aとを位置合わせするとともに、第2目印部62と第3目印部63Bとを位置合わせする。これにより、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aと第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1との位置合わせが行われるとともに、第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aと第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1との位置合わせが行われる。
なお、本実施形態では、第3目印部63A及び第3目印部63Bは、実際のねじ開始位置13a1,13b1よりも所定角度αだけユニオンナット13の締付方向にずれた位置を示している(図4参照)。このため、第1目印部61と第3目印部63Aとを位置合わせするとともに、第2目印部62と第3目印部63Bとを位置合わせしたときに、第1雄ねじ部11の実際のねじ開始位置11aと第1雌ねじ部13aの実際のねじ開始位置13a1とが周方向に所定角度αだけずれた状態で位置合わせされるとともに、第2雄ねじ部12の実際のねじ開始位置12aと第2雌ねじ部13bの実際のねじ開始位置13b1とが周方向に所定角度αだけずれた状態で位置合わせされる。
次に、作業者は、図6に示す状態から、ユニオンナット13の軸方向両端に、第1配管ブロック51の第1突出部512の先端、及び第2配管ブロック52の第2突出部522の先端をそれぞれ当接させた後、工具(図示省略)等を用いてユニオンナット13の締め付けを開始する。その際、作業者は、ユニオンナット13の締付方向目印部65(図4参照)を視認することにより、ユニオンナット13の締付方向を容易に把握することができる。
作業者がユニオンナット13の締め付けを開始してから、ユニオンナット13が所定角度αだけ回転すると、実際のねじ開始位置13a1が実際のねじ開始位置11aと一致するとともに、実際のねじ開始位置13b1が実際のねじ開始位置12aと一致する。この状態から、さらにユニオンナット13が締付方向に回転すると、右ねじ側となる第1雌ねじ部13aが第1雄ねじ部11に螺合し始め、それと同時に左ねじ側となる第2雌ねじ部13bが第2雄ねじ部12に螺合し始める。これにより、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12への螺合が開始されるタイミングとを合わせることができる。
作業者がさらにユニオンナット13を締め付けると、図7に示すように、第1雌ねじ部13aに対する第1雄ねじ部11の螺合が進むことで、第1配管ブロック51の第1突出部512は、ユニオンナット13の軸方向一方側(図7の左側)から軸方向中央に向かって移動する。同様に、第2雌ねじ部13bに対する第2雄ねじ部12の螺合が進むことで、第2配管ブロック52の第2突出部522は、ユニオンナット13の軸方向他方側(図7の右側)から軸方向中央に向かって移動する。
このように、第1突出部512及び第2突出部522がユニオンナット13の軸方向両側から軸方向中央に向かって移動すると、図8に示すように、第1雄ねじ部11の全体及び第2雄ねじ部12の全体が、ユニオンナット13内に入り込んだ状態となる。これにより、ガスケット14の第2圧入部14bは、第2配管ブロック52の第2シール溝16に圧入され、流路孔510,520同士が接続されるとともに、その接続部分がガスケット14によりシールされる。
本実施形態では、図8に示す状態、つまり第1雄ねじ部11の全体及び第2雄ねじ部12の全体がユニオンナット13内に入り込んだ状態が、ユニオンナット13の締め付けが完了した状態となる。従って、作業者は、ユニオンナット13の外側から、第1雄ねじ部11及び第2雄ねじ部12が見えなくなることで、ユニオンナット13の締め付けが完了したことを容易に把握することができる。なお、作業者が締め付け完了を把握する方法としては、上記のようにユニオンナット13の外側から第1雄ねじ部11及び第2雄ねじ部12が見えなくなることに限定されるものではない。
以上、本実施形態の流路継手構造1によれば、ユニオンナット13には、第1雌ねじ部13a及び第2雌ねじ部13bにより、右ねじ及び左ねじが形成されるため、ユニオンナット13を締め付けることで、第1雌ねじ部13aが第1配管ブロック51の第1雄ねじ部11に螺合され、第2雌ねじ部13bが第2配管ブロック52の第2雄ねじ部12に螺合される。これにより、1つのユニオンナット13だけで第1配管ブロック51及び第2配管ブロック52の流路孔510,520同士を接続することができ、かつユニオンナット13の径方向内方では、流路孔510,520同士の接続部分をガスケット14でシールすることができる。従って、本実施形態の流路継手構造1は、図13に示す従来構造のようにチューブ101及び2つのユニオンナット103を設置する必要がないため、流路継手構造1を省スペースで設置することができる。
また、本実施形態の流路継手構造1では、第1雄ねじ部11のねじ開始位置11aと第2雄ねじ部12のねじ開始位置12aとが周方向において同じ位置に設定され、かつ第1雌ねじ部13aのねじ開始位置13a1と第2雌ねじ部13bのねじ開始位置13b1とが周方向において同じ位置に設定されている。
このため、ユニオンナット13を締め付けるときに、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12への螺合が開始されるタイミングとを合わせることができる。これにより、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11に対する締め付け管理、及び第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12に対する締め付け管理を容易に行うことができる。
また、後述する第2実施形態(図10参照)のように、ユニオンナット13の第1雌ねじ部13aと第2雌ねじ部13bとの間に非ねじ部13cを形成する必要がないので、ユニオンナット13を軸方向にコンパクトにすることができる。これにより、流路継手構造1をさらに省スペースで設置することができる。
図8に示す状態において、第1雄ねじ部11の先端面と第2雄ねじ部12の先端面との間には隙間Sが形成される。この隙間Sは、図8に示す状態からユニオンナット13の増し締めを可能にするための隙間(空間)である。従って、作業者は、ユニオンナット13の締め付けが完了した状態(図8に示す状態)から、さらにユニオンナット13を締付方向に回転させることによって、ユニオンナット13の増し締めを行うことができる。
ユニオンナット13の増し締めが行われた場合、図9に示すように、ユニオンナット13の増し締めが限界となったときに、ユニオンナット13の他側面13dが第1配管ブロック51の当接部66Aに当接するとともに、ユニオンナット13の一側面13eが第2配管ブロック52の当接部66Bに当接する。従って、作業者は、ユニオンナット13の両当接部66A,66Bへの当接によるトルク変動によって、ユニオンナット13の増し締めが限界となったことを容易に把握することができる。
図10は、本発明の第2実施形態に係る流路継手構造を分解した状態を示す断面図である。本実施形態の流路継手構造1におけるユニオンナット13は、第1雌ねじ部13aと第2雌ねじ部13bとの間に形成された非ねじ部13cを有している。
また、本実施形態の流路継手構造1は、図示を省略するが、第1雌ねじ部13aのねじ開始位置と第2雌ねじ部13bのねじ開始位置とが周方向において同じ位置に設定され、第1雄ねじ部11のねじ開始位置と第2雄ねじ部12のねじ開始位置とが周方向において異なる位置に設定されている。このため、本実施形態では、例えば図11に示すように、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11への螺合が開始されるタイミングよりも、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12への螺合が開始されるタイミングが遅れる場合がある。
この場合、作業者は、第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11に対する締め付けが完了した後も、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12に対する締め付けが完了するまでユニオンナット13を締め付ける。そうすると、右ねじの第1雄ねじ部11が、自身と螺合できない左ねじの第2雌ねじ部13bに向かって移動することになる。
しかし、本実施形態のユニオンナット13には、上記のように第1雌ねじ部13aと第2雌ねじ部13bとの間に非ねじ部13cが形成されている。このため、図12に示すように、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12に対する締め付けが完了するまで、第1雄ねじ部11が第2雌ねじ部13bに向かって移動しても、第1雄ねじ部11は非ねじ部13cに対応する位置に移動する。これにより、第1雄ねじ部11が第2雌ねじ部13bの螺合位置まで移動するのを抑制することができる。従って、第1雄ねじ部11が第2雌ねじ部13bの螺合位置へ移動することに起因して、第1雄ねじ部11及び第2雌ねじ部13bが破損するのを効果的に抑制することができる。
[その他]
上記実施形態の流路継手構造は、半導体製造装置に使用される場合について説明したが、液晶・有機EL分野、医療・医薬分野、または自動車関連分野などにおいて使用されてもよい。
また、第1実施形態のユニオンナット13として、第2実施形態の非ねじ部13cを有するユニオンナット13を採用してもよい。この場合、ユニオンナット13を締め付ける際に、作業ミス等により、仮に第1雌ねじ部13aの第1雄ねじ部11への螺合が開始されるタイミングと、第2雌ねじ部13bの第2雄ねじ部12への螺合が開始されるタイミングとがずれたとしても、ユニオンナット13の締め付けを完了させることができ、かつ、雄ねじ部や雌ねじ部が破損するのを抑制することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 流路継手構造
11 第1雄ねじ部
11a ねじ開始位置
12 第2雄ねじ部
12a ねじ開始位置
13 ユニオンナット
13a 第1雌ねじ部
13a1 ねじ開始位置
13b 第2雌ねじ部
13b1 ねじ開始位置
13c 非ねじ部
14 ガスケット(シール部材)
51 第1配管ブロック(流体デバイス)
52 第2配管ブロック(流体デバイス)
61 第1目印部
62 第2目印部
63A 第3目印部
63B 第3目印部
64 流れ方向目印部
65 締付方向目印部
66A 当接部
66B 当接部
510 流路孔
520 流路孔

Claims (6)

  1. 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
    前記2つの流体デバイスのうちの一方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第1雄ねじ部と、
    前記2つの流体デバイスのうちの他方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第2雄ねじ部と、
    軸方向一方側に前記第1雄ねじ部に螺合される第1雌ねじ部を有し、軸方向他方側に前記第2雄ねじ部に螺合される第2雌ねじ部を有するユニオンナットと、
    前記ユニオンナットの径方向内方において、前記第1雄ねじ部に前記第1雌ねじ部が螺合されるとともに前記第2雄ねじ部に前記第2雌ねじ部が螺合されることで、前記2つの流体デバイスにおける流路孔同士の接続部分をシールするシール部材と、を備え、
    前記第1雄ねじ部及び前記第1雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか一方であり、
    前記第2雄ねじ部及び前記第2雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか他方であ
    前記第1雄ねじ部のねじ開始位置と前記第2雄ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定され、
    前記第1雌ねじ部のねじ開始位置と前記第2雌ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定され、
    前記一方の流体デバイスに設けられ、前記第1雄ねじ部のねじ開始位置として示す第1目印部と、
    前記他方の流体デバイスに設けられ、前記第2雄ねじ部のねじ開始位置として示す第2目印部と、
    前記ユニオンナットに設けられ、前記第1雌ねじ部及び前記第2雌ねじ部の少なくとも一方のねじ開始位置として示す第3目印部と、をさらに備え、
    前記第1目印部と前記第2目印部が示す位置は、実際のねじ開始位置であり、
    前記第3目印部が示す位置は、実際のねじ開始位置に対して、前記ユニオンナットの締付方向に所定角度だけずれた位置である、流路継手構造。
  2. 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
    前記2つの流体デバイスのうちの一方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第1雄ねじ部と、
    前記2つの流体デバイスのうちの他方の流体デバイスの端部において、当該流体デバイスの流路孔の径方向外方に形成された第2雄ねじ部と、
    軸方向一方側に前記第1雄ねじ部に螺合される第1雌ねじ部を有し、軸方向他方側に前記第2雄ねじ部に螺合される第2雌ねじ部を有するユニオンナットと、
    前記ユニオンナットの径方向内方において、前記第1雄ねじ部に前記第1雌ねじ部が螺合されるとともに前記第2雄ねじ部に前記第2雌ねじ部が螺合されることで、前記2つの流体デバイスにおける流路孔同士の接続部分をシールするシール部材と、を備え、
    前記第1雄ねじ部及び前記第1雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか一方であり、
    前記第2雄ねじ部及び前記第2雌ねじ部は、右ねじ及び左ねじのいずれか他方であり、
    前記第1雄ねじ部のねじ開始位置と前記第2雄ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定され、
    前記第1雌ねじ部のねじ開始位置と前記第2雌ねじ部のねじ開始位置とが、周方向において同じ位置に設定され、
    前記一方の流体デバイスに設けられ、前記第1雄ねじ部のねじ開始位置として示す第1目印部と、
    前記他方の流体デバイスに設けられ、前記第2雄ねじ部のねじ開始位置として示す第2目印部と、
    前記ユニオンナットに設けられ、前記第1雌ねじ部及び前記第2雌ねじ部の少なくとも一方のねじ開始位置として示す第3目印部と、をさらに備え、
    前記第3目印部が示す位置は、実際のねじ開始位置であり、
    前記第1目印部と前記第2目印部が示す位置は、実際のねじ開始位置に対して、前記ユニオンナットの締付方向と反対方向に所定角度だけずれた位置である、流路継手構造。
  3. 前記ユニオンナットは、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部との間に形成された非ねじ部をさらに有する、請求項1又は請求項2に記載の流路継手構造。
  4. 前記2つの流体デバイスの少なくとも一方は、前記ユニオンナットの増し締めが限界となったときに、当該ユニオンナットが当接する当接部を有する、請求項1~のいずれか1項に記載の流路継手構造。
  5. 前記ユニオンナットに設けられ、当該ユニオンナット内を流れる流体の流れ方向を示す流れ方向目印部をさらに備える請求項1~のいずれか1項に記載の流路継手構造。
  6. 前記ユニオンナットに設けられ、当該ユニオンナットの締付方向を示す締付方向目印部をさらに備える請求項1~のいずれか1項に記載の流路継手構造。
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