JP7174401B2 - 製袋充填包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、製袋充填包装機に係り、さらに詳しくは、レジマークセンサからエンドシール装置にわたって存在する複数の袋の長さにおけるレジマークの累積のズレを補正できる製袋充填包装機に関する。
従来、製筒器により筒状に成形されて送られるフィルム等の包装材中に、被包装品である製品を順次供給すると共に、その製品を封入した筒状包装材の長手方向両側縁部の重合面に縦シール(センターシール)を施し、更に筒状包装材の製品を挟んだ前後にそれぞれ横シール・切断(エンドシール)を施してなる横ピロー包装体形成用の製袋充填包装機が広く知られている。
この製袋充填包装機は、製品を供給するコンベヤ等からなる製品供給装置、包装材を繰出す原反ロールおよびセンターシール用ロール、その他包装材にエンドシールを施すエンドシール装置等の各種作動機構を備えて構成されている(例えば特許文献1参照)。
図11に示すように、上記製袋充填包装機において使用される帯状フィルムFwには、袋長さLに対応した間隔をおいて印刷模様Dが印刷されており、その側縁部分には、袋の長さLの基準点であるレジマークRMが印刷されている。
そして、包装材の製造上の印刷ズレ、フィルム送り装置での包装材の伸び等により、レジマークのピッチのズレが生じることがある。
このレジマークRMのピッチのズレは、累積する事でカット位置のズレとなり、オペレータが順次送られる袋を監視しながら、カット位置のズレをチェックし、つまり目視により検査し、カット位置のズレに気付いた時点で、制御盤の位相補正用押釦等を押して補正する、つまり、手動補正によってズレの補正が行われている。
ここで、袋の長さLを設定しただけで袋を製造した場合、印刷模様Dに対してのカット位置がズレてしまう。この場合、レジマークセンサからエンドシール装置との間の位相差を補正して、印刷模様Dの位置を補正するようになっている。
同様に、フィルム送り装置と被包装品Pの供給装置との間の位相差も補正される。
フィルム送り装置と供給装置との間の位相差が未補正な状態で被包装品Pが供給された場合、フィルム送り装置と供給装置間との間の位相差が適切でないため、袋長さLが正常でかつ印刷模様Dの位置が正常であっても、供給される被包装品Pと包装材の位置関係がズレることがある。
この場合、フィルム送り装置と供給装置との間の位相差を補正して、被包装品Pの位置を補正する。
以上に説明したように、基本設定値を製袋充填包装機に設定し、更に供給装置、フィルム送り装置及びエンドシール装置の相互間の位相差を補正することにより、製袋充填包装機は、被包装品を内部に正しく収容した正常なピロー包装体を製造することができる状態となる。
特開2013-112383号公報
ところで、製袋充填包装機において使用されるフィルム等の包装材では、製造用のロール等を用いて印刷模様やレジマークを施した状態に製造した包装材を、製造用のロールから製袋充填包装機用の原反ロールに巻き取る際等に、包装材の伸縮等の影響もあって、印刷ピッチ自体が変わってしまうことがあり、巻き始めと巻き終わりとでは、1袋でコンマ数ミリ単位の印刷ズレが発生してしまう。
そのため、横ピロー包装体のレジマークを検出するレジマークセンサからエンドシール装置までの距離が長いので、1袋あたりコンマ数ミリのズレが袋数倍の累積誤差となり、エンドシール装置の位置では数ミリ単位のズレとなる。
その結果、横ピロー包装体を製造するためのカット位置(カッターによる切断位置)のズレが発生するため、頻繁にそのカット位置のズレの補正を行う必要がある。
ここで、累積誤差があると、少しずつ模様がズレた状態で印刷されている横ピロー包装体が生産され、ズレの状態によっては不良品となってしまう、という問題がある。
しかし、上記特許文献1に開示された製袋充填包装機では、初期位相差補正部を有する制御装置が、上記位相差を補正して、印刷模様の位置を補正するようになっており、初期の段階での位相差の補正であり、上述のように、レジマークセンサからエンドシール装置まで長い距離の位置ズレの累積誤差を補正するものではなく、したがって、累積誤差を補正することはできない。
また、印刷模様の位置ズレによるカット位置のズレをオペレータが目視によりチェックし、かつ、カット位置のズレに気付いた時点で、制御盤の位相補正用押釦を押して補正する従来の手動補正では、目視によるため反応が遅いという課題の他、カット位置のズレの判断がまちまちで、統一されていないという課題もある。
この発明の目的は、上記各課題を解決するために提案されたものであり、レジマークセンサからエンドシール装置までの間に存在する複数の袋のそれぞれが有する印刷ズレ、言い換えれば、レジマークの位置ズレの累積誤差を補正することができる製袋充填包装機を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の製袋充填包装機は、位置合わせ用のレジマークが袋の単位に対応して付された包装材を原反ロールから引き出して予め設定された包装材送り速度で一袋当たりの包装材の送り量分ずつ下流に送る包装材送り装置と、送られてくる包装材で形成されると共に被包装品が収容された筒状包装材にエンドシールを施しかつ切断するエンドシール装置と、前記エンドシール装置の上流側に配置され前記レジマークの通過を所定の検出位置で検出するレジマーク検出装置と、
前記各装置の動作を制御する制御装置と、を備えた製袋充填包装機において、
前記制御装置は、前記包装材の送り量を調整する累積誤差補正部を備え、
前記レジマークの間隔をピッチ、予め設定された前記ピッチを基準ピッチ、前記レジマーク検出装置で検出された前記ピッチを検出ピッチ、前記検出ピッチと前記基準ピッチとの差を位置ズレ量、としたとき、
前記包装材送り装置は、前記包装材を前記検出ピッチずつ下流に送るものであり、
前記累積誤差補正部は、直近に算出した複数個の前記位置ズレ量の平均値を求め、この平均値が許容量を超える場合に、前記レジマーク検出装置と前記エンドシール装置との間に存在する前記袋の個数に前記平均値を乗じて累積誤差を求め、当該累積誤差が無くなるように次の1ピッチ分を送る際の前記包装材送り速度を調整し、当該1ピッチ分を送った後の前記包装材送り速度を元に戻す速度調整機能を有することを特徴とした。
本発明による袋充填包装機は、上記のように構成されており、制御装置が送り速度調整機能を有する累積誤差補正部を備えており、この累積誤差補正部が、位置ズレの量にレジマーク検出装置とエンドシール装置との間の袋の個数を乗じた値だけ包装材送り速度を調整することができ、これにより、包装材送り量を補正できる。
その結果、位置ずれの累積誤差によるカットズレをなくすことができ、オペレータが頻繁にカット位置の補正を行う必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。
本発明に係る製袋充填包装機の実施形態を示す側面図である。 図1におけるII矢視図で製袋充填包装機の平面図である。 前記実施形態の原反ロールから繰り出された包装材とレジマーク間のピッチとの関係を表し、同図(A)はレジマーク間のピッチが基準ピッチであり20箇所にある場合の状態、同図(B)は検出されたレジマーク間のピッチが20箇所にある状態を示す図である。 前記実施形態の包装材を一定の速度で送った場合の、レジマーク間が基準ピッチの袋と、レジマーク間ピッチが短い袋との関係を説明する図であり、同図(A)は基準ピッチの袋、同図(B)はピッチが短い袋のそれぞれをレジマークセンサで検出した状態を説明する図である。 前記実施形態における隣り合う袋のレジマーク間のピッチを計測する一手段を示す図である。 前記実施形態の製袋充填包装機の制御装置を示すブロック図である。 前記実施形態のレジマーク検出位置からエンドシール装置までの袋の累積のピッチズレを補正するフローチャートである。 本発明に係る製袋充填包装機の第2実施形態を示す側面図である。 前記第2実施形態における隣り合う袋のレジマーク間のピッチを計測する一手段を示す図である。 前記第2実施形態の製袋充填包装機の制御装置を示すブロック図である。 従来の製袋充填包装機における原反ロールから繰り出された帯状包装材に記された絵柄とレジマークとを示す部分斜視図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る製袋充填包装機の実施形態を説明する。
本実施形態の製袋充填包装機(以下、単に包装機という)Mにおいて通常運転時は、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwが、予め設定されている一定のフィルム送り速度でエンドシール装置3側に送られるとき、帯状包装材Fwに付されているレジマーク間のピッチが基準ピッチを維持した状態であるときは、レジマーク間の位置ズレは生じず、従って、エンドシール装置3のカッターによるカット位置のズレは起こらない。
しかし、前述のように、何らかの理由により、原反ロールFrから繰り出される帯状包装材Fwにおいて袋の長さに相当するレジマーク間に、1袋あたりコンマ数ミリ単位の印刷ズレが生じているものがある。そのため、レジマークRMを検出するレジマーク検出手段であるレジマークセンサ20からエンドシール装置3までの間に複数の袋が存在するので、1袋あたりコンマ数ミリのズレが袋数倍の累積誤差となり、エンドシール装置の位置では数ミリ単位のズレとなる。
本実施形態の包装機Mは、上記のような場合に、レジマークセンサ20の位置から、エンドシール装置3までの間に存在する複数の袋間に生じる印字ズレの累積誤差を補正することができるように構成されたものである。
まず、図1、図2に基づいて、包装機Mの全体概略を説明する。
包装機Mは、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwを当該原反ロールFrの下流に配置された製筒器22で筒状に形成すると共に、その筒状包装材Ftを下流に搬送する包装材送り装置であるフィルム送り装置2と、筒状包装材Ftに被包装品である製品Pを一定間隔で送り込む製品供給装置1と、製品Pを内部に収容した筒状包装材Ftを、隣り合う製品P,Pの間の位置で横切る方向にエンドシールを施し、かつ、そのエンドシールの中間で筒状包装材Ftを切断するカッターを有するエンドシール装置3とを備えて構成されている。
なお、製筒器22においては、帯状包装材Fwが略閉じた湾曲状に成形されるので、製筒器22の出口側では、製品Pは略閉じた湾曲状の包装材の内部に置かれた状態で包装材と共に送り出される。
製品供給装置1、フィルム送り装置2およびエンドシール装置3は、次に述べるように、それぞれサーボモータによって別々に駆動されており、制御装置4がこれら各装置1,2,3を互いに所定の位相差を保ちつつ同期して動作させている。
こうした駆動制御により、製造すべき袋に対応して前記印刷模様Dと同様の印刷模様が送り方向に繰り返して施されている帯状包装材Fwに縦シールを施して、その印刷模様が袋上の正しい位置に表れるように袋を製作し、そうして製作された袋内に製品Pを収納したピロー包装体Bpが製造されている
フィルム送り装置2は、フィルム送り用サーボモータSM2Aによって駆動される一対のローラ21a,21bを備えた紙送りローラ21と、その紙送りローラ21の下流側に配置された紙引きローラ23とを備えて構成されている。一対のローラ21a,21bは、互いに逆回転することで帯状包装材Fwを下流側に送り込むようになっている。
そして、これらの各ローラ21,23により紙送り機構25が構成されており、この紙送り機構25により、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwが下流側に送られるようになっている。また、繰り出された帯状包装材Fwは、前述のように、製筒器22により略筒状に成形される。
フィルム送り装置2の紙送りローラ21の近傍には、後で詳述するレジマークRMを検出するレジマーク検出装置であるレジマークセンサ20(図1,2)を備えている。
紙引きローラ23は、フィルム送り用サーボモータSM2Bによって駆動される左右一対のローラ23a,23bを備えて構成されており、各ローラ23a,23bの周面間に筒状包装材Ftの幅方向両端部を挟み込んで、且つ互いに逆回転することで、その筒状包装材Ftが下流側に送られるようになっている。
上記紙引きローラ23の下流側には、センターシール装置24が配置されている。
このセンターシール装置24は、製筒器22から送り出され且つ略湾曲状の包装材の幅方向の両端部を重ね合わせてセンターシールを施すことにより、筒状包装材Ftを形成するようになっている。
また、センターシール装置24は、フィルム送り用サーボモータSM2Cによって駆動される左右一対のシールローラ24a,24bを備えて構成されている。
これらのシールローラ24a,24bは互いに逆回転しながら、各シールローラ24a,24bの周面間に上記筒状包装材Ftの両側縁部を挟み込んでセンターシールを施すと共に、センターシールが施された筒状包装材Ftを下流側に搬送するようになっている。
前記製品供給装置1は、無端チェーン12を備えた供給コンベヤで構成されており、この無端チェーン12には、前記製品Pの後部を押して搬送するプッシャアタッチメント11が所定の間隔で取り付けられている。
無端チェーン12は、搬送方向の前後の端部に配置されたスプロケット14,14に巻き掛けられており、供給コンベヤ駆動用サーボモータSM1の回転出力が動力伝達機構を介して下流側のスプロケット14に伝達され、これにより、当該スプロケット14が回転駆動されるようになっている。
製品供給装置1においては、プッシャアタッチメント11が製品Pを押しながら搬送して、製品Pを製筒器22の下部の製品受け渡し位置内に送り込むようになっている。また、製品供給装置1は、図1に示すように、プッシャアタッチメント11を探知する供給原点センサ10を備えて構成されている。
前記エンドシール装置3の近傍には、ヒータブロック31a,31bが停止するときに占めることになる最も離間しかつ水平移動の中心位置を探知するエンドシール装置原点センサ30(図1、図2)が配置されている。
また、前述のように、製品Pを内部に収容した筒状包装材Ftを、隣り合う製品P,Pの間の位置で横切る方向にエンドシールSeを施し、かつ、そのエンドシールSeの中間で筒状包装材Ftを、上記ヒータブロック31a,31bに内蔵されたカッター装置50(図6参照)のカッター(図略)で切断するようになっている。
そして、カッターで切断された各袋が前記ピロー袋体Bpとして製造されるようになっている。
次に、以上に説明したような構造の包装機Mの全体の作用を説明する。
包装機Mの制御装置4は、前述のように、供給原点センサ10、レジマークセンサ20およびエンドシール装置原点センサ30からの信号の入力を受けて、供給装置1の供給コンベヤ駆動用サーボモータSM1、フィルム送り装置2の紙送りローラ21、紙引きローラ23およびセンターシール装置24をそれぞれ駆動するためのフィルム送り用サーボモータSM2A,SM2B,SM2C、並びにヒータブロック31a,31bを上下移動させるための駆動モータSM3Aおよび前後進移動させるための駆動モータSM3Bのタイミングを伴った駆動制御を行い、各装置1~3を互いに所定の位相差を保ちながら同期して動作させる。
制御装置4は、包装機Mの運転に際して、記憶装置5、操作・表示装置6と個別的に或いは相互間で情報を遣り取りしている。
包装機Mを用いてピロー袋包装体Bpを製造しようとするときは、操作・表示装置6から入力して製造する袋の長さなどの基本設定値を機械に設定し、更にフィルム送り装置2、エンドシール装置3および製品供給装置1間の位相差を補正する。
初期状態においては、供給装置1、フィルム送り装置2およびエンドシール装置3はそれぞれの基準位置で停止した状態にある。
すなわち、フィルム送り装置2の停止位置は、レジマークセンサ20が帯状包装材Fwに印刷されたレジマークRMを探知した位置である。
エンドシール装置3の停止位置は、ヒータブロック31a,31bが最も離間し且つ水平移動の中心にある位置を占めるときの当該ヒータブロック31aを探知するエンドシール装置原点センサ30がONした位置である。また、製品供給装置1の停止位置は、プッシャアタッチメント11を探知する供給原点センサ10がONした位置である。
以上のような準備段階が終わった後、包装機Mによるピロー包装体Bp製造の通常の運転が開始されるようになっている。
ところで、包装機Mにおいて使用されるフィルム等の帯状包装材Fwでは、図3(A),(B)に示すように、1巻きの原反ロールFrの中で、印刷ピッチ自体、つまりレジマークRM間のピッチが常に一定間隔となっている訳ではない。
前述したように、包装材製造用のロールから包装機M用の原反ロールFrに巻き取る際等に、包装材の伸縮等の影響もあってレジマーク間ピッチが、基準のレジマーク間ピッチに対して異なる寸法となった状態で原反ロールFrに巻き取られることがある。
その場合、原反ロールFrから繰り出されるフィルム等の帯状包装材Fwのレジマーク間のピッチも基準ピッチに対して異なる寸法となることがある。
例えば、図3(A)に示すように、通常運転時に使用されるレジマーク間のピッチが、例えば、100mmに予め設定された基準ピッチPの場合と、レジマークセンサ20により実際に検出されたピッチである検出ピッチP1とがある。
そして、実施形態では、検出ピッチP1が99.9mmとなっており、基準ピッチPの100mmよりも、0.1mm短いレジマーク間のピッチとなっている。
そのため、横ピロー包装体BpのレジマークRMを検出するレジマークセンサ20からエンドシール装置3までの距離が長いので、1個1個の袋にコンマ数ミリのズレ、例えば、上記0.1mmのズレがあるとして袋が20個ある場合、袋番号<21>で表すレジマークセンサ20の位置から、袋番号<1>で表すエンドシール装置3の位置までのズレは、図3(B)に示すように、0.1mm×袋数倍の累積誤差となり、エンドシール装置3の位置では、2mmのズレとなる。
なお、図3(A)では、基準ピッチPでレジマークセンサ20の位置からエンドシール装置3の位置まで包装材が送られる通常運転の場合が示されている。
また、図3(A)中、レジマークセンサ20からエンドシール装置3の位置までに記されている<21>~<1>は、レジマークセンサ20により測定される測定回数を示している。
図4(A),(B)には、基準ピッチ100mmでレジマークセンサ20の位置からエンドシール装置3の位置までの袋をレジマークセンサ20で検出する場合と、前述のように、実際に検出された短い寸法の検出ピッチP1との検出速度の比較が示されている。
フィルム等の包装紙の送りは、袋の長さと包装能力(モータの回転数)で決まるが、例えば、包装能力が60袋/分であれば、1サイクルで1秒となり、100mm/secの速度で基準ピッチ100mmずつ包装紙を送っている。
そのため、レジマークRMも100mmピッチでマークがきているはずであり、1秒単位で信号がきている。そして、その状態が図4(A)に示されている。
これに対して、図4(B)に示すように、包装紙のピッチが基準ピッチ(100mm)と比べて、実際に検出されたマーク間の検出ピッチP1が短い(99.9mm)場合、一定の包装紙の送り速度(100mm/秒)で検出ピッチ(99.9mm)ずつフィルムを送っているとすると、0.999秒ごとのレジマークRM位置は、基準ピッチの位置よりも0.1mm移動不足になる。
そして、上述のように、レジマークセンサ20による、例えば20回分の測定で、レジマークRMの位置が、本来あるべき位置から移動不足の場合、制御装置4により、フィルム送り用サーボモータSM2A等を制御して、包装材送り速度であるフィルム送り速度を増速してレジマークRMの位置をエンドシール装置位置で合わせるようになっており、これにより、累積の位置ズレの誤差を補正することができる。
なお、基準ピッチは、原反ロールFrから繰り出された帯状フィルムFwの使い始めの時の一番長い状態のピッチを、オペレータが制御装置4における操作・表示装置6(図6参照)の画面上に設定されるようになっている。
図5(A)には、レジマークRM間の基準ピッチPの長さを算出するセンサ出力信号およびサーボモータのフィードバックパルスが示され、図5(B)には、レジマークRM間の検出ピッチP1の長さを算出するためのセンサ出力信号およびサーボモータのフィードバックパルスが示されている。
上記図5(A),(B)から読み取れるように、基準ピッチPにおけるフィードバックパルス数が、検出ピッチP1におけるフィードバックパルスの数より多く算出されるので、その数から両者P,P1とのズレ量を算出することができる。
図6には、前記位置ズレ量の補正を行う前記制御装置4の詳細がブロック図として示されている。
なお、図6において、制御装置4内での信号線は、本発明における主たる接続関係(制御信号の流れ)を説明するためのものであり、厳密な接続関係までを示すものではない。
図6に示すように、制御装置4は、位置ズレ量演算用の誤差演算部40を備えており、この誤差演算部40は、レジマーク間隔値算出機能と位置ズレ量算出機能を有している。
上記レジマーク間隔値算出機能は、前記レジマークRMが検出位置、つまり、レジマークセンサ20の位置を通過するごとに、前記フィルム送り装置2が送る帯状フィルムFw等の包装材送り量に基づいてレジマーク間隔値を算出する機能である。
また、位置ズレ量算出機能は、レジマーク間隔値と、次いで算出されるレジマーク間隔値との差を、位置ズレの量として算出する機能である。
誤差演算部40には、レジマークセンサ20から、当該レジマークセンサ20で検出したレジマーク間ピッチP1を位置ズレ算出用として信号が出力されている。
また、誤差演算部40には、フィルムの送り速度を制御するフィルム送り用サーボモータSM2A、SM2B,SM2Cから移動量がパルス信号としてフィードバックされている。
そして、上記レジマーク間隔値算出機能および位置ズレ量算出機能により算出された位置ズレ量は、誤差演算部40が有する記憶処理機能により、位置ズレの量を記憶部5に記憶させるようになっている。
制御装置4は、上記誤差演算部40により演算されたズレ量を、即時にそのズレ量に応じた補正をする即時誤差補正部41と、複数のレジマーク間の平均のズレ量を補正する累積誤差補正部45とを備えている。
即時誤差補正部41は、誤差演算部40により演算された位置ズレ量と、予め設定されている位置ズレ量とを比較するズレ判定機能42を備え、このズレ判定機能42により、演算された位置ズレ量が予め設定されている前記ズレ量である大許容量より大きい場合には、紙送りの異常として警報停止するか、あるいは、レジマークセンサ20の探知ミス警告を発生させる。
ここで、大許容量としては、実施形態では袋長さの10%に設定されている。つまり、例えば、袋長さが100mmのものであれば、その10%は10mmである。
そして、即時誤差補正機能43による補正が実行される場合としては、前記原反ロールFrから繰り出されるはずの前記帯状フィルムFwが、例えば、スリップして正常に送られなかった場合等に検出された場合で、ズレ量が10mmを超えない場合等である。
この場合は即時に補正され、補正後は、補正前のフィルム送り速度と同じ速度で帯状フィルムFwは送られるようになっている。
上記即時誤差補正機能43により位置ズレの即時補正は、即時誤差補正機能43から信号が、制御装置4のフィルム送り制御部49に出力され、そのフィルム送り制御部49の制御により、前記フィルム送り用サーボモータSM2A、SM2B,SM2Cを駆動させて、フィルム送り速度を調整して行うようになっている。
前記即時誤差補正部41による補正と並行して、当該前記累積誤差補正部45で補正されるようになっている。
すなわち、累積誤差補正部45は、直近に算出された複数個の前記位置ズレの量に基づいて位置ズレの平均値を算出するズレ平均値算出機能46と、このズレ平均値算出機能46で算出された位置ズレの平均値を判定するズレ判定機能47と、その位置ズレを補正する累積誤差補正機能48と、を備えている。
ズレ平均値算出機能46は、上述のように、直近に算出された複数個の前記位置ズレの量に基づいて位置ズレの平均値を算出するものであり、例えば、20個分の袋に相当するレジマーク間ピッチの全体ズレ量を算出した後、その合計のズレ量を20個で除したものが平均のズレ量となる。
すなわち、隣り合うレジマーク間ピッチのズレが、例えば、0.1mmであった場合、20個分の合計のズレ量は、0.1×20=2mmとなるが、その平均値は0.1mmとなる。
前記累積誤差補正部45におけるズレ平均値算出機能46によって得られた平均算出値を、ズレ判定機能47がズレ量を判定処理し、そのズレを累積誤差補正機能48で補正するようになっている。
上記累積誤差補正機能48による位置ズレの即時補正は、累積誤差補正機能48から信号が前記制御装置4のフィルム送り制御部49に出力され、そのフィルム送り制御部49の制御により、前記フィルム送り用サーボモータSM2A、SM2B,SM2Cを駆動させて、フィルム送り速度を調整して行うようになっている。
図6に示すように、前記制御装置4には、エンドシール装置用サーボモータSM3が接続されており、このサーボモータSM3を制御してエンドシール装置3を駆動させるようになっている。
さらに、制御装置4にはカッター装置50が接続されており、制御装置4が、エンドシール装置3の位置まで送られてきた袋の隣り合うシール部の長さ方向中央部を、カッター装置50のカッター(図略)で切断して完成したピロー袋体Bpが生産されるようになっている。
次に、図7に基づいて、制御装置4により、レジマークセンサ20の位置と、エンドシール装置3との間に存在する複数個の袋に生じる累積の位置ズレを補正する流れを説明する。
原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwに対するズレの補正がスタートすると、まず、ステップ(ST)1で、前記誤差演算部40により、上記レジマークセンサ20が出力するセンサ出力信号と、レジマークMが出現する位置と次のレジマークMが出現する位置との間をサーボモータSM2A等から出力されるパルスの個数をカウントして演算された検出ピッチP1と、予め設定されている基準ピッチPとを比較して、ズレを算出する。
ステップ(ST)1で隣り合うレジマーク間のズレが算出されたら、ステップ(ST)2に進む。
ステップ(ST)2では、前記即時誤差補正部41のズレ判定機能42により、実際に検出されたズレと、予め設定されている大許容量、つまり、袋長さの10%の長さとの比較が実行される。
そして、検出されたズレが大許容量を超えた場合、ステップ(ST)2-1に進み、紙送り異常警報により機械停止して補正制御は停止される。
ステップ(ST)2で検出されたズレが大許容量を超えない場合、つまり、袋長さの10%以内のズレであった場合、ステップ(ST)2-2に進み、前記即時誤差補正機能43により、そのズレを即時に補正し、ステップ(ST)3に進む。
この補正は、前記制御装置4のフィルム送り制御部49によりフィルム送りサーボモータSM2A等を制御して、フィルム送り速度を調整することで行われる。
また、ステップ(ST)3では、前記累積誤差補正部4のズレ平均値算出機能により、レジマークセンサ20の位置を順次通過する複数個の袋の合計のズレを求めた後、その複数個の袋のズレの平均値を算出する。
ステップ(ST)3でズレの平均値が算出されたら、ステップ(ST)4に進む。
ステップ(ST)4では、前記累積誤差補正部45のズレ判定機能47により、ズレの平均値が判定された場合、ステップ(ST)4-1に進み、前記累積誤差補正部45の累積誤差補正機能48により、そのズレを補正する。
この補正は、前記制御装置4のフィルム送り制御部49によりフィルム送りサーボモータSM2A等を制御して、フィルム送り速度を調整することで行われる。
ステップ(ST)4で検出されたズレの平均値が判定されなかった場合、つまり、ズレの平均値がない場合、ステップ(ST)5に進む。
このステップ(ST)5では、ズレの平均値を前記記憶装置5に記憶させた後、ステップ(ST)6に進む。
ステップ(ST)6では袋を1袋進めた後で、ステップ(ST)1に戻る。
そして、検出されたレジマーク間のズレがあった場合、このサイクルを包装機Mによる予定された製袋作業を終了するまで繰り返す。
以上のような構成の製袋充填包装機Mによれば、次のような効果が得られる。
(1)制御装置4が送り速度調整機能を有する累積誤差補正部45を備えており、この累積誤差補正部45が、位置ズレの量にレジマークセンサ20とエンドシール装置3との間の袋の個数を乗じた値だけ包装材送り速度を調整することができ、これにより、包装材送り量を補正できる。
その結果、自動的に、位置ずれの累積誤差によるカットズレをなくすことができ、オペレータが頻繁にカット位置の補正を行う必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。
(2)制御装置4が、即時誤差補正部41を備えており、この即時誤差補正部41が、送られてくる帯状フィルムFwの位置ズレが予め設定された袋長の10%を越えていない場合に即時に補正するので、スリップ等、突発的に位置ズレが発生した場合でも対応できる。
(3)制御装置4が、累積誤差補正部45を備えており、この累積誤差補正部45が、例えば、20袋のズレ量の平均値が予め設定された袋長の5%以内であれば補正しないままで送られるようにする事で、例えば、20袋のズレ量の平均値を算出する途中に、即時誤差補正部41で補正されないようなズレ量の帯状フィルムFw等が混在した場合でも、それを含んだ平均値として算出され、補正される。その結果、上記場合でも、大きなズレが緩和される。
次に、図8~図10に基づいて、本発明に係る製袋充填包装機の第2実施形態を説明する。
本第2実施形態の製袋充填包装機M2では、図8、図10に示すように、誤差演算部40に送り込まれるフィルム送り量の情報が、測長器120を構成するロータリーエンコーダ121から出力されるパルスの信号に基づく構成としたものである。
測長器120は、図8に示す第2実施形態の製袋充填包装機M2において、例えば、上記一対のローラ21a,21bと上記ガイドローラ26との間に配置されている。
測長器120は、上述のように、ロータリーエンコーダ121と、このロータリーエンコーダ121の回転軸を介して同軸上に取付けられると共に帯状包装材Fwの一方の面側と当接する測長ローラ122とを備えて構成されている。そして、この測長ローラ122の少なくとも外周面は、摩擦係数の大きな部材、例えば、ゴムで形成されている。なお、ゴムとしては、天然ゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム等の、何れを用いてもよい。また、摩擦係数の大きな部材であれば、例えば、フェルトを用いてもよい。
ロータリーエンコーダ121の測長ローラ122が帯状包装材Fwの一方の面側と当接しているので、前記紙送り機構25により帯状包装材Fwが下流に向けて送られると、測長ローラ122が帯状包装材Fwの移動に追従して回転する。この測長ローラ122が回転することで、ロータリーエンコーダ121がその回転軸、言い換えれば、測長ローラ122回転角変位としてパルス信号を出力するので、このパルス信号のパルスの個数を、前記誤差演算部40がカウントすることによって、帯状包装材Fwの移動量を計測することができるようになっている。
ここで、測長ローラ122の帯状包装材Fwを挟んだ対向位置にガイドローラ(図略)を設け、このガイドローラと、上記測長ローラ122との間で上記帯状包装材Fwを挟み込んだ状態で当該帯状包装材Fwを送り込めるような構成としてもよい。
また、上記測長ローラ122を、帯状包装材Fwの他方の面側に配置し、その他方の面と当接するようにしてもよい。
また、ロータリーエンコーダ121の配置位置は、上述のように、一対のローラ21a,21bと上記ガイドローラ26との間でなくてもよい。例えば、一対のローラ21a,21bと原反ローラFrとの間で、レジマークセンサ20に近接した位置に設けるのが好ましい。
以上に説明したように、図8に示す第2実施形態の製袋充填包装機M2では、前記実施形態の製袋充填包装機Mの構成に上記測長器120を追加したものであり、その他の構成は同じである。従って、それらの構成についての説明は省略する。
図9(A)には、第2実施形態の製袋充填包装機M2におけるレジマークRM間の基準ピッチPの長さを算出するためのセンサ出力信号およびロータリーエンコーダ121のパルス信号が示されており、図9(B)には、レジマークRM間の検出ピッチP1の長さを算出するためのセンサ出力信号およびロータリーエンコーダ121のパルス信号が示されている。
上記図9(A),(B)から読み取れるように、基準ピッチPにおけるロータリーエンコーダ121のパルス信号のパルスの個数が、検出ピッチP1におけるロータリーエンコーダ121のパルス信号のパルスの個数より多いので、それぞれのパルスの個数から基準ピッチPと検出ピッチP1とのズレ量がわかる。
第2実施形態の製袋充填包装機M2の作用は、前記実施形態の図7のフローチャートにおけるステップ(ST)1のズレ算出が異なるのみで、以下のステップ(ST)2~ステップ(ST)6の流れは同じである。従って、その部分の説明は省略する。
まず、原反ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwに対するズレの補正がスタートすると、まず、ステップ(ST)1で、前記誤差演算部40により、上記ロータリーエンコーダ121が出力するセンサ出力信号と、レジマークMが出現する位置と次のレジマークMが出現する位置との間のロータリーエンコーダ121から出力されるパルスの個数をカウントして演算された検出ピッチP1と、予め設定されている基準ピッチPとを比較して、ズレを算出する。
ステップ(ST)1で隣り合うレジマーク間のズレが算出されたら、ステップ(ST)2に進み、以下ステップ(ST)6まで進行する。
以上のような構成の第2実施形態によれば、前記(1)~(3)と略同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
(4)測長器120を構成する測長ローラ122の少なくとも外周部が摩擦係数の大きなゴムで形成されており、この測長ローラ122が、原反ローラFrから繰り出される帯状包装材Fwの一面に回転自在に当接しているので、帯状包装材Fwの送り速度をスリップすることなく直接計測することができ、これにより、帯状包装材Fwの送り速度、言い換えれば、送り量をより正確に誤差演算部40に出力することができる。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記各実施形態では、位置ズレを距離として特定したが、レジマークの通過時間として特定してもよい。
また、前記各実施形態では、位置ズレの算出について、フィードバックパルスのパルス数をカウントすることで算出する例を示したが、これに限定されない。例えば、予め設定された包装材送り速度に基づいて包装材1袋分の設定通過時間(すなわち、レジマーク通過時間間隔)を算出すると共に、連続する2つのレジマーク通過タイミングに基づいて実測による包装材1袋分の通過時間(すなわち、実測したレジマーク通過時間間隔)を算出し、これらの差を利用して位置ズレを時間で特定し、予め設定した袋長×(実測による包装材1袋分の時間通過/包装材1袋分の設定時間通過時間)によって位置ズレの距離を算出してもよい。
さらに、前記各実施形態では、制御装置4の即時誤差補正部41においてズレ判定機能42で判定される大許容量として、袋長の10%が予め設定された値であったが、この数値には限定されない。経験値に基づいて、それ以上、あるいはそれ以下に設定してもよく、例えば、袋長の8~12%に設定してもよい。
また、前記各実施形態では、制御装置4の累積誤差補正部45においてズレ判定機能47で判定される小許容量として、袋長の5%が予め設定された値であったが、この数値には限定されない。経験値に基づいて、それ以上、あるいはそれ以下に設定してもよく、例えば、袋長の3~10%に設定してもよい。
また、前記各実施形態では、基準ピッチPと検出ピッチとの差に基づいて位置ズレの量を検出していたが、これに限らない。例えば、前記制御装置4の誤差演算部40は、ある時点で算出されるレジマーク間隔値と次いで算出されるレジマーク間隔値との差を位置ズレの量として算出する構成としてもよい。
この場合、ある時点で算出されるレジマーク間隔値は、例えば、誤差演算部40が有するレジマーク間隔値記憶処理機能によって記憶部5に一時記憶されると共に、この記憶したレジマーク間隔値と次いで算出されるレジマーク間隔値との差を算出する際に、前記レジマーク間隔値記憶処理機能によって記憶部5に記憶したレジマーク間隔値がそこから読み出されるようにされているとよい。
さらに、各実施形態では、基準ピッチPは予め定められているものとしたが、これについては、具体的には以下のような構成とするとよい。例えば、特定の基準ピッチPの値が、記憶部5に予め記憶されており、製袋充填包装機の起動時に、制御装置4がこの記憶部5から基準ピッチPを読み出す構成となっているとよい。または、製袋充填包装機の運転時に、使用者が操作・表示装置6を介して基準ピッチPを入力設定する構成となっていてもよい。
また、前記各実施形態では、基準ピッチPと検出ピッチとで位置ズレを検出していたが、これに限らない。例えば、前記制御装置4は、位置ズレ量演算用の誤差演算部40を備え、この誤差演算部40は、前記レジマークMが検出位置を通過するごとに前記包装材送り装置2が送る前記包装材送り量に基づいて前記レジマーク間隔値を算出する構成としてもよい。
本発明は、レジマークセンサからエンドシール装置に至る複数の袋におけるレジマークの累積のズレを補正する際に利用できる。
M 製袋充填包装機(第1実施形態)
M2 製袋充填包装機(第2実施形態)
2 フィルム送り装置
3 エンドシール装置
4 制御装置
5 記憶装置
20 レジマークセンサ(レジマーク検出装置)
21 紙送りローラ
40 誤差演算部
41 即時誤差補正部
42 ズレ判定機能
43 即時誤差補正機能
45 累積誤差補正部
46 ズレ平均値算出機能
47 ズレ判定機能
48 累積誤差補正機能
49 フィルム送り制御部
50 カッター装置
120 測長器
121 測長器を構成するロータリーエンコーダ
122 測長器を構成する測長ロー
SM1 供給コンベヤ駆動用サーボモータ
SM2A,SM2B,SM2C フィルム送り用サーボモータ
SM3A エンドシール装置用サーボモータ(上下移動用駆動モータ)
SM3B エンドシール装置用サーボモータ(前後進移動用駆動モータ)
Fr 原反ロール
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材
P 製品(被包装品)
Bp ピロー包装体

Claims (9)

  1. 位置合わせ用のレジマークが袋の単位に対応して付された包装材を原反ロールから引き出して予め設定された包装材送り速度で一袋当たりの包装材の送り量分ずつ下流に送る包装材送り装置と、
    送られてくる包装材で形成されると共に被包装品が収容された筒状包装材にエンドシールを施しかつ切断するエンドシール装置と、
    前記エンドシール装置の上流側に配置され前記レジマークの通過を所定の検出位置で検出するレジマーク検出装置と、
    前記各装置の動作を制御する制御装置と、を備えた製袋充填包装機において、
    前記制御装置は、前記包装材の送り量を調整する累積誤差補正部を備え、
    前記レジマークの間隔をピッチ、予め設定された前記ピッチを基準ピッチ、前記レジマーク検出装置で検出された前記ピッチを検出ピッチ、前記検出ピッチと前記基準ピッチとの差を位置ズレ量、としたとき、
    前記包装材送り装置は、前記包装材を前記検出ピッチずつ下流に送るものであり、
    前記累積誤差補正部は、直近に算出した複数個の前記位置ズレ量の平均値を求め、この平均値が許容量を超える場合に、前記レジマーク検出装置と前記エンドシール装置との間に存在する前記袋の個数に前記平均値を乗じて累積誤差を求め、当該累積誤差が無くなるように次の1ピッチ分を送る際の前記包装材送り速度を調整し、当該1ピッチ分を送った後の前記包装材送り速度を元に戻す速度調整機能を有することを特徴とした製袋充填包装機。
  2. 請求項1に記載の製袋充填包装機において、
    前記直近に算出した複数個は、前記レジマーク検出装置と前記エンドシール装置との間に存在する前記袋の個数に相当する、ことを特徴とした製袋充填包装機。
  3. 請求項1又は2に記載の製袋充填包装機において、
    前記速度調整機能は、前記包装材送り速度を調整するときに、前記検出ピッチが前記基準ピッチよりも小さければ前記包装材送り速度を増やし、前記検出ピッチが前記基準ピッチよりも大きければ前記包装材送り速度を減らす、ことを特徴とした製袋充填包装機。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の製袋充填包装機において、
    前記制御装置は、位置ズレ量演算用の誤差演算部を備え、
    前記誤差演算部は、
    前記レジマークが前記検出位置を通過するごとに前記包装材送り装置が送る前記包装材の送り量に基づいて前記検出ピッチを算出するレジマーク間隔値算出機能備えていることを特徴とした製袋充填包装機。
  5. 請求項1ないしの何れか一項に記載の製袋充填包装機において、
    前記制御装置は、前記位置ズレ量に相当する量だけ前記包装材送り量を即時に補正する即時誤差補正機能を有する即時誤差補正部を備えていることを特徴とした製袋充填包装機。
  6. 請求項に記載の製袋充填包装機において、
    前記包装材送り装置は、前記包装材を下流に送る紙送り用ローラと当該紙送り用ローラを駆動するフィルム送り用サーボモータとを備え、
    前記フィルム送り用サーボモータは、前記誤差演算部に向けて前記サーボモータの回転軸の回転角度に応じたパルス信号を出力することを特徴とした製袋充填包装機。
  7. 請求項に記載の製袋充填包装機において、
    前記包装材の一方の面に回転自在に当接する測長ローラと当該測長ローラを同軸上に装備するロータリーエンコーダとからなる測長器を備え、
    前記ロータリーエンコーダは、前記誤差演算部に向けて前記ロータリーエンコーダの回転軸の回転角度に応じたパルス信号を出力することを特徴とした製袋充填包装機。
  8. 請求項に記載の製袋充填包装機において、
    前記測長ローラの少なくとも外周面をゴムで構成したことを特徴とした製袋充填包装機。
  9. 請求項ないしの何れか一項に記載の製袋充填包装機において、
    前記レジマーク検出装置は、前記誤差演算部に向けてレジマーク出現タイミングを示すセンサ出力信号を出力し、
    前記誤差演算部は、前記パルス信号と前記センサ出力信号とに基づいて、前記レジマークが出現する位置と次のレジマークが出現する位置との間の前記パルス信号のパルスの個数をカウントして前記検出ピッチを得ると共にこの検出ピッチを前記レジマークが前記検出位置を通過するごとに前記包装材送り装置が送る前記包装材の送り量として決定することを特徴とした袋充填包装機。
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