JP7170627B2 - カテーテル装置、針アセンブリ及びキット - Google Patents

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Description

本出願は、2016年8月3日に出願された欧州特許出願EP16382384.2に基づく優先権の利益を主張する。
本開示は、中空器官へのアクセスを提供するように構成されたカテーテル装置に関する。本開示は、さらに、そのようなカテーテル装置を含むキット、及びカテーテル装置を使用するための(特に、中空器官にアクセスするための)方法に関する。本明細書で使用される場合、中空器官には、身体の内腔(例えば、体腔及び管状器官)が明示的に包含される。
背景
患者の皮膚を通した中空器官(例えば、血管など)へのアクセスを得るための医療処置は、広く使用されており、多くの異なる種類のインターベンション(例えば、血管内修復、血管形成術、胸腔ドレーンの挿入など)のためのものである。
そのような処置において使用される既知の手法の1つは、例えば血管アクセスのために、あるいは胸膜、腹膜、心臓及び腸のドレーンとチューブの留置のために、使用できるセルジンガーテクニックである。この処置は通常、図1に示される以下のステップを伴う:患者の皮膚を通して問題の中空器官21内に配置されるイントロデューサ針(又は「トロカール」)20を用いて穿刺を実施する(ステップA)。次いで、先端が柔らかいガイドワイヤ22を、イントロデューサ針20の内腔を通過させて中空器官21内の所望の位置に至らせる(ステップB)。次いで、ガイドワイヤ22を中空器官21内に残したまま、イントロデューサ針20を引き抜く(ステップC)。処置のこの時点において、ガイドカテーテル23(例えば、ブラントカニューレ、あるいは中空器官の調査又は治療を可能にする他の装置)をガイドワイヤに従って通すことができる(ステップD)。中空器官の調査又は治療のために正しい位置にガイドカテーテル23を配置したら、ワイヤを除去する(ステップE)。
ガイドカテーテルは必然的に、それに従ってガイドカテーテルを通すガイドワイヤよりも大きく、そのため、最初の針穿刺によってできた小さな穴を介して皮膚を通過することはできず、従って、穿刺部位の拡大が必要になることがある。このため、穿刺部位(すなわち、皮膚内へのガイドワイヤの侵入点)に隣接して小さな皮膚切開が行われる。この穿刺部位の拡大は、鋭利な器具(例えば、外科用メス)を用いて行われてよい。しかし、これは、優れた器用さを必要とし、正確な切開を行うことは困難である。外科医が十分に良好なコントロールを有さない場合に切開が深くなり過ぎるか長くなり過ぎれば、事故が起きる可能性がある。これは、中空器官(例えば、血管)の出血又は穿孔につながることがある。さらに、穿刺部位の形成及び拡大には時間がかかることがあり、これは、患者のストレスを増加させる。また、非常に細いワイヤであるガイドワイヤを切断するリスクも存在する。そしてまた、正確には穿刺部位でない切開が行われることもある。さらに、この処置は、施術者の偶発的な負傷のリスクを想定している。
WO2016015787は、中空器官へのアクセスを提供するように構成されたカテーテル装置を開示している。このカテーテル装置は、近位端から遠位端まで長手方向に延在する本体と近位端から遠位端まで長手方向に延在する可撓性挿入チューブとを含み、本体は、本体の近位端から本体の遠位端まで延在する本体の長手方向の長さに沿って細長いチャネルを備え、チャネルは、細長い針を受容するように構成されている。本体は、本体の遠位端から後方へ延在する1つ以上の切刃をさらに備える。さらに、このカテーテル装置の可撓性挿入チューブは、本体の遠位端に連結されており、内腔を形成する本体の管状の細長いチャネルと位置合わせされた管状の細長い通路を備える。
WO2007035889は、尖っていない遠位端を有するイントロデューサの遠位端の外面に沿って複数の切刃を有するイントロデューサ装置について説明している。このイントロデューサは、シースから伸びるように、及びシース内に引き込まれるように、適合されていてよい。切刃は、挿入部位の周囲に位置する組織を切除し得る。
本開示の目的は、前述の問題のいくつかを少なくとも部分的に解決する、改善されたカテーテル装置、針アセンブリ、(外科用)キット及び方法を提供することである。
概要
第1態様では、中空器官へのアクセスを提供するように構成されたカテーテル装置が提供される。このカテーテル装置は、近位端から遠位端まで長手方向に延在するカテーテル本体を備え、カテーテル本体は、カテーテル本体の近位端から遠位端まで延在するカテーテル本体の長手方向の長さに沿って細長いチャネルを備え、チャネルは、取り外し可能な針装置の細長い針を受容するように構成されている。カテーテル本体は、本体の遠位端から近位方向に延在する1つ以上の切刃と、針装置をカテーテル装置に連結するために針アセンブリの1つ以上のキャッチと嵌合するように適合された1つ以上の凹部と、をさらに備える。
本明細書における遠位は、器具の、それを使用する人(例えば、看護師又は医師)からより遠い側として理解されるべきである。本明細書における近位は、その反対側として理解されるべきである。
この第1態様によれば、中空器官へのアクセスを提供するとともにより大きな装置の導入を容易にするという二重の機能を提供するように構成されているカテーテル装置が提供される。この目的のために、カテーテル装置には1つ以上の切刃が設けられている。これらの切刃は、患者の皮膚に予め形成された穿刺孔又は切れ目を拡大させ得る。これにより、メスなどの補助的切開器具の使用が回避され得る。この構成により、切開器具を操作する際に起こり得る事故(例えば、ガイドワイヤの切断及び/又は深すぎるか長すぎる切れ目の形成)のリスクも回避される。さらに、単にカテーテルをガイドワイヤに沿って導くだけで切開部が大きくなるため、最初の穿刺孔を拡大する代わりに最初の穿刺孔の近くに誤って第2穿刺孔を形成するリスクも回避される。
一部の例では、針は、中空針であってよい。一部の例では、カテーテル本体は、カテーテル本体の遠位端に配置された挿入チューブを備えてよく、挿入チューブの内腔は、カテーテル本体内の細長いチャネルと位置合わせされている。
患者の皮膚を通して例えば血管にアクセスするための手順が本質的に改善される。本明細書で提案されるような切刃を有するカテーテルは、従来のトロカール又はAbbocath(「チューブ内の中空針」、典型的にはテフロン(登録商標)製)と同じ方法で保持及び使用されてよい。従来の方法と非常に類似した方法で、最初の穿刺孔が形成されてよい。
挿入チューブを含むカテーテル装置が使用される例では、その後に針を直ちに取り除くことができる。ガイドワイヤは、以前に針を取り囲んでいたカテーテル内のチャネルを通して器官(血管)内に導入されてよい。一旦配置したら、極めて制御された様式で切開部を大きくするためには、ガイドワイヤに沿ってカテーテル本体を少し前進させるだけでよい。その場に針が留まる時間が少ないため、皮膚又は別の器官を切る可能性がある看護師又は他の医療従事者による偶発的な動きのリスクが低減される。
カテーテル本体が挿入チューブを有さず、かつ針が中空針である例では、ガイドワイヤを挿入している間、その場に針を維持してよい。ガイドワイヤの導入後、針を取り除くことができる。そして前と同様に、カテーテル本体をガイドワイヤに従って前進させて皮膚の元の穿刺孔を大きくする。
カテーテルは、様々な形状を有してよい。一部の例では、カテーテルは、実質的に平らである。切刃は、カテーテル装置の遠位端から後方へ延在してよく、実質的に直線状の刃であってよい。他の例では、切刃は、外側に湾曲していてよい。直線状の刃は、(カテーテル装置の)軸方向の前進と切開部のサイズとの間に一定の比率をもたらす。外側に湾曲している刃は、切開の開始時に、より滑らかに導入され得る。
さらなる例では、円錐形の切刃が設けられてよい。円錐の直径は、カテーテル装置の遠位端からその後方に向かって(すなわち、近位端に向かって)増大してよい。
一部の例では、1つ以上の切刃は、患者の皮膚内へのアクセスの長さを示すように構成された、切刃に設けられている連続した対称なマークを備えてよい。
一部の例では、カテーテル装置の本体は、ポリマー(特に、滅菌できるポリマー)から作製されてよい。好ましい例では、切刃と本体は、一体的に形成され、好適なポリマーから作製される。より従来通りの金属刃からではなく、ポリマーから切刃を作製することで、カテーテルを使用する人員に対する危険性が低くなる。カテーテルを安全に保持することができ、意図しない負傷は通常、起こらないであろう。
一部の例では、カテーテル本体は、上面及び底面を備えてよく、上面と底面の両方が、本体の近位端に、又は本体の近位端の近くに、凹部を備えてよい。
別の態様では、ハンドルと針とを有する針装置が提供される。ハンドルは、下部ピボットと上部ピボットとが組み込まれた中央部分を備え、上部ピボットを中心にして軸回転するように構成された上部グリップと下部ピボットを中心にして軸回転するように構成された下部グリップとをさらに備える。上部グリップと下部グリップはそれぞれ、カテーテル装置の凹部と嵌合するのに適したキャッチを備え、針は、針の遠位端に切断部分を備える。ハンドルの中央部分は、ハンドルの内腔を備える。
この態様に従った針装置は、先に説明されたカテーテル装置との容易な連結と連結解除を可能にする。皮膚を穿刺して中空器官に到達した後、皮膚に向けてカテーテル本体を前進させる前に、アセンブリを容易に分解することができ、針を容易に取り除くことができる。
一部の例では、上部ピボットと下部ピボットは、バネで付勢されていてよい。特に、上部ピボットと下部ピボットは、グリップのキャッチがカテーテル本体の凹部内に達する位置に向けて付勢されていてよい。
さらなる態様では、本明細書で開示される例のいずれかに従ったカテーテル装置と本明細書で開示される例のいずれかに従った針装置とを含むキットが提供される。
さらに別の態様では、中空器官にアクセスするための方法が提供される。針装置の針がカテーテル本体の細長いチャネル内に配置されるように本明細書で説明される例のいずれかに従った針装置と連結された本明細書で説明される例のいずれかに従ったカテーテル装置が用意される。この方法は、カテーテル装置の細長いチャネル内にある間に針の切断部分を使用して患者の皮膚及び中空器官に穿刺孔を形成することを含む。針の少なくとも遠位部分が中空器官内に導入される。次いで、ガイドワイヤが中空器官内に少なくとも部分的に配置されるようにガイドワイヤがカテーテル本体の内腔の細長いチャネル内に挿入される。針アセンブリがカテーテル装置から分離され、針が中空器官から取り除かれる。カテーテル装置の本体の切刃を切れ目に挿入することによって穿刺孔の長さを増大させる。
一部の例では、針は中空であってよく、ガイドワイヤは、針が依然として中空器官内にある間に挿入される。他の例では、カテーテル装置は挿入チューブを備え、ガイドワイヤは、中空器官から針を取り除いた後に挿入される。
方法は、穿刺孔の長さを増大させた後にカテーテル装置をガイドワイヤに従って取り除くことと、治療用カテーテルをガイドワイヤに従って通すことと、をさらに含んでよい。任意選択で、方法は、ガイドワイヤを除去することを含んでもよい。
添付の図面を参照しながら本開示の非限定的な例を以下で説明する。
図1は、先行技術であるセルジンガーテクニックの実施中に起こり得る一連の状況を模示的に図示する。 図2a~2cは、一例に従ったカテーテル装置と連結された針装置を模示的に図示する。 図3a~3cは、図2a~2cに示される針装置を模示的に図示する。 図4a~4cは、図2a~2cに示されるカテーテル装置の例を模示的に図示する。 図5は、図4a~4cに示される装置と類似するが可撓性挿入チューブを備えているカテーテル装置の一例を模示的に図示する。 図6a~6fは、一例に従った中空器官にアクセスするための方法の実施中に起こり得る一連の状況を模示的に図示する。
例の詳細な説明
図1は、本明細書で既に説明されている中空器官にアクセスするための先行技術の手法を示す。
図2aは、カテーテル装置200と針装置300とを含むアセンブリ100の等角図を模示的に図示する。カテーテル装置200は、カテーテル本体215を備える。カテーテル本体215は、(図2cでより詳細に見て取れるように)上面201及び底面202を有する。この装置は、全く同じ機能を保持しながら逆さまに持つことができるため、上及び底という呼称は任意であるということは明らかであろう。
カテーテル本体215は、(カテーテルを取り扱う人により近い)近位端4aから遠位端4b(カテーテルを取り扱う人からより遠い端部)まで長手方向に延在してよい。
カテーテル本体215は、任意の健康製品に適している任意のプラスチック(例えば、PVCプラスチック、硬化エポキシ樹脂、又は一部の他の好適なポリマー)でできていてよい。一部の例では、そのようなポリマーは、繊維強化されている可能性がある。一部の例では、カテーテル本体215の遠位端4bは、比較的鋭利であってよく、従って、患者の皮膚及び患者の中空器官へのカテーテル本体215の挿入が容易になり得る。
図2bは、図2aに示されるカテーテル装置の上面図を模示的に図示する。カテーテル本体215は、この例では湾曲しているように示されている切刃210を備える。この例における切刃210は、カテーテル本体の前縁によって形成されている。(図示されていない)一部の例では、切刃210は、実質的に直線状であってよく、従って、予め形成された切れ目の拡大の速度と長さに関する均一な制御が達成され得る。
また、ここまでの例の両方において、カテーテル装置は、実質的に矢型の形状であってよいが、1つ以上の好適な切刃又は切断部分を設けながら別の形状が可能である。
カテーテル本体215は、グリップ230をさらに備えてよく、これは、掴むために粗いかざらつきのある表面を有してよい。この例では、グリップ230は、本体4の近位端4aに、又は本体4の近位端4aの近くに、位置するように示されており、従って、カテーテル本体215(及び従ってカテーテル全体)の挿入、取り外し及び操作が改善され得る。グリップ230は一般に、それが使用者/外科医の指の間に容易に保持され得るように形作られてよい。グリップは、実質的に長方形又は正方形の断面を有する角柱として形作られてよい。
グリップ230は、任意の好適な粗い材料(例えば、プラスチックポリマー)でできていてよく、従って、使用者/外科医によるカテーテルの操作が改善され得る(特にカテーテルのグリップ230が濡れているかその上に生理食塩水又は体液が付いている場合)。グリップ230は、例えば親水性コーティングを含め、様々なコーティングをさらに有する可能性がある。この構成により、カテーテル装置は、容易に操作され、且つ非常に正確に使用され得る。
前述の通り、カテーテル本体215は、本体4の遠位端から後方へ延在する1つ以上の切刃210を備えてよい。この特定の例では、第1切刃210と第2切刃210が示されている。切刃210は、例えば針装置を使用して患者の皮膚上に予め形成された切れ目を拡大するように構成されていてよい。また、(図4a~4cにおいてより詳細に説明されるように)のこぎり形状部250が設けられてもよい。
針装置300は、針310とハンドル320とを備える。針装置300は、図3a~3cにおいてより詳細に示されている。
針装置300は、(カテーテルを取り扱う人により近い)近位端390から遠位端391(カテーテルを取り扱う人からより遠い端部)まで長手方向に延在してよい。従って、針装置300は、カテーテルの本体内に画定されたチャネルに沿って挿入されるか引き抜かれ得る。
ハンドル320は、図3b及び3cに示されるように下部ピボット330と上部ピボット335とを有する中央部分を備える。これらのピボットは、例えばヒンジであってよく、特に、それらは、一部の例ではバネで付勢されたヒンジであってよい。
さらに、下部グリップ326と上部グリップ325が設けられてよい。下部グリップ326は、下部ピボット330を中心にして回転するように構成され、上部グリップ325は、上部ピボット335を中心に回転するように構成される。下部グリップ324と上部グリップ322の遠位端は、(図4において図示される)カテーテル本体の凹部に挿入され得るキャッチ340を備える。キャッチ340は、上部グリップ322、下部グリップ324の遠位端から延びる指又は突起として形成されてよい。
針310は、ハンドル320の遠位端329で連結されてよい。この例では、針310は、針の内腔を含めて中空であるように示されている。
図3cで示されるように、ハンドル320の中央部分はまた、ハンドルの内腔と接続した開口部312を備える。この例では、ハンドルの内腔は、針の内腔と位置合わせされており、針の内腔内に続いている。従って、ハンドルの近位端305に挿入されたワイヤは、針の内腔内に進むことができる。
取り外し可能な細長い針310は、予想される用途に応じて、例えば16~27フレンチゲージ(好ましくは18~21フレンチゲージ)の範囲の直径を有してよい。
図4a~4cは、より詳細にカテーテル装置の一例を模示的に図示する。カテーテル本体215は、本体の近位端4aから本体4の遠位端4bまで延在する本体の長手方向の長さに沿って細長いチャネル30を備えてよい。従って、本体には貫通孔が形成されている。
一部の例では、チャネル30は、本体の近位端4aと本体の遠位端4bにおいて同じ直径を有してよい。一部の他の例では、チャネル30は、チャネルの直径が、近位端4aから遠位端4bまで延在する本体4の長手方向の長さに沿って(必要に応じて一定に)減少するように、本体4の近位端4aにおいて、又は近位端4a付近において、本体4の遠位端4bにおける直径又は遠位端4b付近の直径よりも大きな直径を有してよい。このように、チャネル30は、漏斗の形状を有してよく、従って、例えば一旦チャネルに挿入された針装置の固定(及び動作)が改善され得る。特に、チャネル30の内側は、特定の種類/サイズ/形状の、又は特定のブランドの、針(図示せず)のための座を提供するように特別に形作られてよい。
カテーテル本体の前縁は、切刃210を形成する。この特定の例では、切刃210は、実質的に湾曲しているように描写されている。この構成は、患者の皮膚上に予め形成された切れ目への切刃210の滑らかな最初の導入を可能にし得るため、切れ目の拡大の精度が改善され得る。
切刃210の1つ以上は、のこぎり形状部250を設けられてよい。特に、このセグメントは、カテーテルの切刃に対する、いわゆる「クリンクル」又はのこぎり歯形成によって設けられてよい。のこぎり形状部250は、切刃210に沿って延在する、切刃210に形成された5つののこぎり歯構造の連なりを備えてよい。変形例では、のこぎり歯構造の数は、切られる材料に応じて任意の好適な数であってよい。各構造は、側面を備える。隣接する構造同士は、それらの側面の間に隙間を伴って配置されてよい。そのようなのこぎり形状部250は、インターベンション中に縫合ワイヤを切断するのに有用であり得る。
一部の例では、切刃210は、切断を回避するのに適したカバー又は保護装置で保護されてよい。
カテーテル本体の最遠位端は、特に鋭利にされてよい。
図4a及び4bに示すように、カテーテル本体の上面に凹部240が示されている。この凹部は、針装置のハンドル上のキャッチと嵌合してよい。上面と底面の両方が、そのような凹部を備えてよい。
この例では、上面201及び/又は底面202は、患者の皮膚の切開の程度を示す1つ以上のマーク211をさらに備えてよい。これらのマーク211は、患者の皮膚(及び従って中空器官)内へのアクセスの長さを示してよい。各マークは、適切な長さの単位(例えば、ミリメートル又はフレンチ)での標示を含んでよい。例えば、連続した対称なマークが等間隔に離間されて、6Fr、9Fr、12Fr、15Fr等に対応する切開を示してよい。
これらのマークは、切れ目の拡大について外科医に正確な情報を提供し得、従って、精度及び切れ目の拡大の制御が改善され得る。
カテーテル本体215は、さらに、人間工学的な取り扱いのために形作られてよく、すなわち、グリップ230を設けられてよい。特に、近位部分は、切断部分に比べて増加した高さを有してよい。これにより、医療専門家がカテーテル本体を掴んで取り扱うことがより容易になる。近位部分は、ざらつきのある表面(例えば、複数のリブ)をさらに備えてよい。
示される例では、前述の通り、カテーテル本体215は、矢のようにみなすことができる形状を有してよい。図4bに示されているような矢の後縁235はまた、(例えば、元の穿刺孔を大きくするために)カテーテル本体を前方に押すために使用されてもよい。
この例では、2つの小さな鋭い先端219が、最初の皮膚の切れ目内への本体の侵入を容易にするために本体の遠位端に設けられている。これらの2つの小さな先端は任意選択であり、そのため、他の例では、それらがそこに存在しなくてもよい。
図5は、可撓性挿入チューブを備えた図4a~4cに示されるカテーテル装置を模示的に図示する。
この特定の例では、カテーテル本体215は、可撓性挿入チューブ8をさらに含む。この挿入チューブは、テトラフルオロエチレンの合成フルオロポリマーであるテフロン(登録商標)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのポリマーでできていてよい。可撓性挿入チューブは、カテーテル本体の遠位端4bに連結されてよい(あるいは、それと一体的に形成され得る)。
可撓性挿入チューブ8の可撓性は、中空器官内へのチューブのより良好な導入に役立ち得る。さらに、それは、中空器官に穴を開ける、又はそうでなければ(例えば、突然の、又は偶発的な、動きによる)損傷の、可能性を低減し得る。最初の穿刺のために使用された針は直ちに取り除くことができる一方で、ガイドワイヤは依然として、本体の近位側及びチューブを通して器官の内腔内に導入することができる。
可撓性挿入チューブ8は、可撓性挿入チューブ8とカテーテル本体に沿って内腔を画定するようにカテーテル本体215の細長いチャネル30と位置合わせされている管状の細長い通路32を備えてよい。
カテーテル装置の他の態様(材料、サイズ、寸法、変形等)は、以前に説明された様々な実施形態と同じであってよい。
図6a~6fは、この場合は血管400であるように描写されている中空器官へのアクセスを提供する方法の一例を模示的に図示する。針装置とカテーテル装置とを含むアセンブリ100が用意される。図6aは、最初の状況を図示する。細長い針310の切断端が、患者の皮膚450に穿刺孔410を形成する。
取り外し可能な針が血管に到達したら、カテーテルの近位端において血液が滴り出て、従って、針が血管内に適切に配置されているということを使用者/外科医に示し得る。
この例では、針は中空針であり、図6bに図示される次のステップでは、通路を通してスライド可能に挿入及び除去されるように構成されたガイドワイヤ500が用意されてよい。
図6cに示すように、針装置のハンドルの近位端305内にガイドワイヤ500が導入される。ガイドワイヤ500は、中空針を通して血管400内に前進させることができる。ガイドワイヤ500は、矢印の示す向きで内腔に挿入されるために好適な直径を有してよい。ガイドワイヤはさらに、非常に低い摩擦係数を有してよく、従って、挿入及び除去が改善され得る。ガイドワイヤは、例えばステンレス鋼又はニチノールでできていてよいが、もちろん他の材料も可能である。一部の例では、ガイドワイヤは、ガイドワイヤに対する制御を容易にするために近位端に、又は近位端の近くに、配置されたハンドルを有してよい。
図6dに示すように、カテーテル装置200から針装置300が分離されてよい。これは、医療専門家が上部グリップと下部グリップを互いに向けて押すことによって行われてよい。従って、各グリップのキャッチが、カテーテル本体の凹部から解放されてよい。次いで、針装置を取り除くことができる。従って、針は、カテーテル本体の中央通路に沿って後方にスライドする。ガイドワイヤ500は、その場に留まる。
図6eに示すように、カテーテル本体215は、ガイドワイヤ500に従って前進してよく、使用者/外科医によって患者の皮膚に向けて押されてよい。同時に、患者の皮膚が締め付けられてよい。従って、カテーテル本体の切刃が導入されて、皮膚上に形成された元の切れ目又は穿刺孔410の切開が大きくなり得る。
図6fに示すように、カテーテル装置が中空器官(及び従って患者の皮膚)内に既に導入されており、針の元の穿刺孔410が拡大されている。従って、カテーテル装置200が引き抜かれてよい。ガイドワイヤ500は依然として血管内に位置したままである。このようにして、ガイドワイヤは、治療用カテーテル(図示せず)の挿入のために使用されてよい。
治療用カテーテルは、カテーテルの近位部分に比べて狭い円錐形の先細の遠位部分を備えてよい。従って、治療用カテーテルは、拡張器としての役割を果たし、中空器官内を通る治療用カテーテルの前進を容易にし得る。さらに、治療用カテーテルは、中空器官の壁に追加的な剛性又は補強をもたらし得る。カテーテルの位置を確認するために、及びそれを所望の位置に動かすために、蛍光透視法が使用されてよい。
インターベンションに応じて、治療用カテーテルがその所望の位置に到達したら、ガイドワイヤ500は除去されてよい。
インターベンションの完了後、治療用カテーテルは引き抜かれてよい。一部の例では、この手順によって形成された切開部を閉じるためにシーリング装置が使用されてよい。
挿入チューブを有するカテーテル装置が使用される代替的方法において、主な違いは、ガイドワイヤを挿入する前に針装置を後退させてよいということである。挿入チューブは、ガイドワイヤを血管内に導くために使用することができる。ガイドワイヤの挿入後、この方法は、前述のものと実質的に同じであってよい。
完全を期するために、以下の番号を付けられた条項に本開示の様々な態様を提示する。
条項1.
近位端から遠位端まで長手方向に延在するカテーテル本体を備える、中空器官へのアクセスを提供するように構成されたカテーテル装置であって、
前記本体が、
カテーテル本体の近位端から遠位端までカテーテル本体の長手方向に実質的に沿って延在する細長いチャネルであって、取り外し可能な針装置の細長い針を受容するように構成されているチャネルと、
カテーテル本体の遠位端から近位方向に延在する1つ以上の切刃と、
針アセンブリをカテーテル装置に連結するために針アセンブリの1つ以上のキャッチと嵌合するように適合された1つ以上の凹部と、
を備える、
カテーテル装置。
条項2.
カテーテル本体が上面及び底面を備え、上面と底面の両方が本体の近位端に、又は本体の近位端の近くに、凹部を備える、条項1に記載のカテーテル装置。
条項3.
切刃が実質的に直線状である、条項1~2のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項4.
切刃が実質的に湾曲している、条項1~2のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項5.
患者の皮膚内へのアクセスの長さを示すように構成された、切刃の1つ以上に設けられているマークをさらに備える、条項1~4のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項6.
マークが0.5から1.5cmの間で互いに等間隔に離間されている、条項5に記載のカテーテル装置。
条項7.
切刃の少なくとも1つがのこぎり形状部を備える、条項1~6のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項8.
本体を操作するように構成された、カテーテル本体の近位端に、又はカテーテル本体の近位端の近くに、位置するグリップをさらに備える、条項1~7のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項9.
カテーテル本体がポリマー又はポリマーの混合物でできている、条項1~8のいずれかに記載のカテーテル装置。
条項10.
中空の挿入チューブをさらに備える、条項1~9のいずれかに記載のカテーテル装置であって、
挿入チューブが、本体の遠位端においてカテーテル本体に取り付けられており、
挿入チューブの内腔が、カテーテル本体の細長いチャネルと位置合わせされている、
カテーテル装置。
条項11.
ハンドルと針とを有する針装置であって、
ハンドルが、下部ピボットと上部ピボットとが組み込まれた中央部分を備え、上部ピボットを中心にして回転するように構成された上部グリップと下部ピボットを中心にして回転するように構成された下部グリップとをさらに備え、
上部グリップと下部グリップが、カテーテル装置の凹部と嵌合するキャッチを備え、
針が、針の遠位端に切断部分を備え、
ハンドルの中央部分が、ハンドルの内腔を備える、
針装置。
条項12.
針が、針の内腔を有する中空針であり、
針の内腔とハンドルの内腔が、連続した通路を形成する、
条項11に記載の針装置。
条項13.
上部グリップのキャッチが上部グリップの遠位端に、又は上部グリップの遠位端の近くに、配置されており、下部グリップのキャッチが下部グリップの遠位端に、又は下部グリップの遠位端の近くに、配置されている、条項11又は12に記載の針装置。
条項14.
上部ピボットと下部ピボットがバネで付勢されている、条項11~13のいずれかに記載の針装置。
条項15.
上部グリップと下部グリップが、グリップの近位端の近くに粗いかざらつきのある部分を備える、条項11~14のいずれかに記載の針装置。
条項16.
条項1~10のいずれかに記載のカテーテル装置と、
条項11~15のいずれかに記載の針装置と、
を含むキット。
条項17.
ガイドワイヤに従って通すように構成された治療用カテーテルをさらに含む、条項16に記載のキット。
条項18.
カテーテルのチャネルを通して前進させる、及び除去する、ように構成されたガイドワイヤをさらに含む、条項16又は17に記載のキット。
条項19.
中空器官にアクセスするための方法であって、
カテーテル本体の細長いチャネル内に針装置の鉢が配置されるように条項11~15のいずれかに記載の針装置と連結された条項1~10のいずれかに記載のカテーテル装置を用意することと、
カテーテル装置の細長いチャネル内にある間に針の切断部分を使用して患者の皮膚及び中空器官に穿刺孔を形成することと、
針の少なくとも遠位部分を中空器官内に挿入することと、
ガイドワイヤが中空器官内に少なくとも部分的に配置されるようにガイドワイヤをカテーテル本体の内腔の細長いチャネル内に挿入することと、
カテーテル装置から針装置を分離することと、
中空器官から針を取り除くことと、
カテーテル装置の本体の切刃を切れ目に挿入することによって穿刺孔の長さを増大させることと、
を含む方法。
条項20.
針が中空であり、
針が依然として中空器官内にある間にガイドワイヤが挿入される、
条項19に記載の方法。
条項21.
カテーテル装置が挿入チューブを備え、
中空器官から針を取り除いた後にガイドワイヤが挿入される、
条項19に記載の方法。
条項22.
カテーテル装置から針アセンブリを分離することが、上部グリップと下部グリップの近位端を、又は上部グリップと下部グリップの近位端の近くを、押すことと、上部グリップと下部グリップを軸回転させることと、を含む、条項19~21のいずれかに記載の方法。
条項23.
穿刺孔の長さを増大させた後にカテーテル装置をガイドワイヤに従って取り除くことをさらに含む、条項19~22のいずれかに記載の方法。
条項24.
治療用カテーテルをガイドワイヤに従って通すことをさらに含む、条項23に記載の方法。
条項25.
ガイドワイヤを除去することをさらに含む、条項24に記載の方法。
条項26.
切刃に設けられたマークに到達するまで穿刺孔の長さを増大させる、条項19~25のいずれかに記載の方法。
本明細書ではいくつかの例しか開示されていないが、それらの他の代替形態、改変形態、使用及び/又は均等物が可能である。さらに、説明された例の全ての可能な組み合わせも包含される。従って、本開示の範囲は、特定の例によって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲の公正な解釈によってのみ決定されるべきである。

Claims (13)

  1. 中空器官への接続を提供するように構成されたカテーテル装置(200)を含むキット(100)であって、
    前記カテーテル装置(200)は、近位端(4a)から遠位端(4b)まで長手方向に延在するカテーテル本体(215)を備え、
    前記カテーテル本体(215)は、
    前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)から前記遠位端(4b)まで前記カテーテル本体(215)の長手方向に沿って延在する細長いチャネル(30)であって、取り外し可能な針装置(300)の細長い針(310)を受容するように構成されているチャネル(30)と、
    前記カテーテル本体(215)の前記遠位端(4b)から近位方向に延在する1つ以上の切刃(210)と、
    第1の表面及び前記第1の表面の反対側にある第2の表面であって、前記第1の表面は、第1の凹部(240)を有し、前記第2の表面は、前記第1の凹部(240)と異なる凹部である第2の凹部(240)を有し、前記第1の凹部(240)及び前記第2の凹部(240)は、前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)又は前記近位端(4a)の近くに設けられている、第1の表面及び第2の表面と、
    を備え、
    前記針装置(300)は、ハンドル(320)と、針(310)とを有し、
    前記ハンドル(320)は、下部ピボット(330)及び上部ピボット(335)が組み込まれた中央部分と、前記上部ピボット(335)を中心にして回転するように構成された上部グリップ(325)と、前記下部ピボット(330)を中心にして回転するように構成された下部グリップ(326)とを有し、
    前記上部グリップ(325)及び前記下部グリップ(326)のそれぞれは、前記針装置(300)を前記カテーテル装置(200)に連結するために、前記カテーテル装置(200)の前記第1の凹部(240)及び前記第2の凹部(240)との嵌に適したキャッチ(340)を有し、
    前記針(310)は、前記針(310)の遠位端(391)にある切断部分を有し、
    前記ハンドル(320)の前記中央部分は、ハンドル内腔を有する、
    (キット(100)。
  2. 前記第1の方面は、上面(201)であり、
    前記第2の方面は、底面(202)であり、
    前記上面(201)と前記底面(202)の両方は、前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)に、又は前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)の近くに設けられている前記第1の凹部(240)及び前記第2の凹部(240)を備える、請求項1に記載のキット(100)。
  3. 前記切刃(210)は、線状である、請求項1又は2に記載のキット(100)。
  4. 前記切刃(210)は、曲している、請求項1又は2に記載のキット(100)。
  5. 少なくとも1つの前記切刃(210)は、のこぎり形状部(250)を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のキット(100)。
  6. 前記カテーテル装置(200)は、前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)に、又は前記カテーテル本体(215)の前記近位端(4a)の近くに設けられ、使用者による前記カテーテル本体(215)への操作を可能にするように構成されたグリップ(230)をさらに備える、請求項1~5のいずれか一項に記載のキット(100)。
  7. 前記カテーテル本体(215)は、ポリマー又はポリマーの混合物によって構成された、請求項1~6のいずれか一項に記載のキット(100)。
  8. 中空の挿入チューブ(8)をさらに備え、
    前記挿入チューブ(8)は、前記カテーテル本体(215)の前記遠位端(4b)において前記カテーテル本体(215)に取り付けられており、
    前記挿入チューブ(8)の内腔(32)は、前記カテーテル本体(215)の前記チャネル(30)と位置合わせされている、請求項1~7のいずれか一項に記載のキット(100)。
  9. 前記針(310)は、針内腔を有する中空針であり、
    前記針内腔と前記ハンドル内腔とは、連続した通路を形成する、
    請求項18のいずれか一項に記載のキット(100)。
  10. 前記上部グリップ(325)の前記キャッチ(340)は、前記上部グリップ(325)の遠位端(322)に、又は前記上部グリップ(325)の前記遠位端(322)の近くに配置されており、
    前記下部グリップ(326)の前記キャッチ(340)は、前記下部グリップ(326)の遠位端(324)に、又は前記下部グリップ(326)の前記遠位端(324)の近くに配置されている、請求項19のいずれか一項に記載のキット(100)。
  11. 前記上部ピボット(335)と前記下部ピボット(330)とは、バネで付勢されている、請求項110のいずれか一項に記載のキット(100)。
  12. ガイドワイヤ(500)を通過させるように構成された治療用カテーテルをさらに含む、請求項111のいずれか一項に記載のキット(100)。
  13. 前記カテーテルのチャネル(30)を通して、前進させて除去するように構成されたガイドワイヤ(500)をさらに含む、請求項112のいずれか一項に記載のキット(100)。
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