JP7170264B2 - グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法 - Google Patents

グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7170264B2
JP7170264B2 JP2018188531A JP2018188531A JP7170264B2 JP 7170264 B2 JP7170264 B2 JP 7170264B2 JP 2018188531 A JP2018188531 A JP 2018188531A JP 2018188531 A JP2018188531 A JP 2018188531A JP 7170264 B2 JP7170264 B2 JP 7170264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grout
pressure
cavity
injection
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018188531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020056256A (ja
Inventor
紳一郎 熊谷
昭二 野島
▲靖▼ 岩本
哲也 小陽
稔 西須
誠 西端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Shiraishi Corp
Original Assignee
Oriental Shiraishi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Shiraishi Corp filed Critical Oriental Shiraishi Corp
Priority to JP2018188531A priority Critical patent/JP7170264B2/ja
Publication of JP2020056256A publication Critical patent/JP2020056256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7170264B2 publication Critical patent/JP7170264B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

本発明は、既存PC構造物にグラウトを再注入するグラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法に関する。より詳しくは、本発明は、既存PC構造物のシース内等に存在するPCグラウト未充填部の空洞量を算出する空洞量推定方法を用いて当該空洞にグラウトを自動で再注入するグラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法に関するものである。
PC鋼材等の緊張材でコンクリートにプレストレスを付与したポストテンション方式のPC構造物は、PC鋼材を腐食から保護し、構造物と一体化させる目的で、シース管内にPCグラウトが充填されている。しかし、古い構造物の一部には施工当時の材料性能や施工技術の未熟さから、十分にPCグラウトが充填されていない箇所が存在することが知られている。こうしたPCグラウトの充填不足箇所では、PC鋼材の腐食・破断のおそれがあり、これらに起因するPC構造物の耐荷性能の低下が懸念されている。このようなPC構造物の機能回復には、充填不足箇所にPCグラウトを再注入することが有効と考えられている。
このように、既存のPC構造物にPCグラウトを再注入するには、構造物の表面からシース管までPC構造物のコンクリート部分を削孔するとともに、その削孔した孔にグラウトホースを接続してPCグラウトを注入する。
例えば、特許文献1には、本願出願人らが提案した真空グラウト注入工法が開示されている。特許文献1に記載の真空グラウト注入工法は、シース管S2と連通する真空ポンプ2でシース管S2内を所定の真空圧力まで減圧する真空工程と、真空工程の作業終了後に、シース管S2と連通するグラウトチャンバ3からシース管S2内へグラウトを真空による負圧とヘッド差により注入する注入工程と、注入工程においてグラウトの注入流量が所定の流量以下となった後に、シース管S2と連通する圧入ポンプ4でシース管内へグラウトを圧入する圧入工程を行うグラウト再注入施工方法であった。
しかし、このような従来のグラウト再注入施工方法では、施工管理PCを操作・管理する管理者が計測される各値をモニタリングしながら、計測時間の管理や計測値からさらに算出値を計算するとともに、ポンプやバルブ等の使用施設を操作している操作員に指示を出して施工を行っていた。このため、施工管理PCを操作・管理する人員に加え、各設備を操作する人員が複数人必要であり、作業員の確保が困難なことから機械化や省力化が求められていた。
また、管理者が、施工管理PCをモニタリングしながら数値を把握し、所定のタイミングを見計らって、操作員に指示を出し、操作員が各設備を操作する施工方法であったため、指示伝達が上手くいかず、ヒューマンエラーが発生するという問題があった。
それに加え、既設のPC構造物にグラウトを再注入する場合は、グラウトの注入量が微小になることも予想されるため、新設のPC構造物に新設グラウトを注入する場合と比べて高精度の注入量管理が必要とされる。このため、新設グラウトを注入する場合には、既存の電磁式流量センサによりグラウトの注入量を計測しているが、このような既存の電磁式流量センサでは、グラウトを再注入する場合の微小量のグラウト注入量では、0とカウントされてしまい注入量管理ができないという問題もあった。
また、PC構造物へのグラウト再注入の実施にあたっては、シース管内の空隙に対してどの程度再充填できたかを確認する必要がある。その上、端部や橋面からグラウトが漏出していないかなど施工の安全管理の側面からも、注入予定のPCグラウトの量を事前に把握しておくことが重要である。つまり、PC構造物に存在するPCグラウト未充填部の空洞量を事前に把握する必要がある。
このようなコンクリート構造物の空洞量推定方法として、例えば、特許文献2には、コンクリート構造物(PC構造物100)に穿孔し、この孔(調査孔130)から一定の圧力及び流量に調整した気体を前記孔に連通する空洞120に流入又は流出させ、圧力変動を時間情報と共に計測し、流入開始後に計測圧力が増大し始めて一定値に集束する前の時間範囲において所定の基準圧力に到達する時間により空洞120の容量を求めるコンクリート構造物の空洞検査方法が記載されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、4、明細書の段落[0020]~[0025]、図面の図5~図8等参照)。
しかし、特許文献2に記載のコンクリート構造物の空洞検査方法は、室内実験結果で得られた検量線にもとづくため、計測条件の様々な実際のコンクリート構造物に適用した場合は、誤差が大きくなることがあり、実用的ではないという問題があった。
このような問題を解決するべく、本願出願人らは、特許文献3に記載のコンクリート構造物内の空洞量推定方法を提案した。特許文献3に記載のコンクリート構造物内の空洞量推定方法は、空洞Xと、容積既知の減圧容器3と、を開放閉塞自在な開閉バルブ9を介して連通させ、減圧容器3内の圧力と、空洞X内と連通する空気の圧力を、開閉バルブ9の開放前後に亘り所定時間計測して複数の計測データを取得するとともに、開閉バルブ9の開放後に計測した混合気体の圧力の複数の計測データのなかから決定係数R2を用いて近似に使用する計測データを選択するステップを有し、選択した計測データから近似した関数を基に混合気体の圧力P3を決定し、混合気体の圧力P3を理想気体の状態方程式から導出した(8)式に代入して空洞Xの容積を算出するものである。
特許文献3に記載のコンクリート構造物内の空洞量推定方法を適用した実際のグラウト再注入施工方法では、空洞量推定定に必要なデータ数は、中間弁開放前に50データ以上、中間弁開放後に75データ以上必要であった。計測間隔は、制御時間である0.2秒毎に1回計測する設定であるから、計測時間は、中間弁開放前に10秒間以上、中間弁開放後に15秒間以上必要であることとなる。このため、これまでは、必要データ数を確保するため、計測間隔から計測時間を算出し、その算出した計測時間を管理値として計測していた。
しかし、従来のグラウト再注入施工方法では、空洞量推定においても、時間確認者(管理者)と弁作業者(操作員)が異なるため、伝達不良により必要データ数を所得できず、結果的に空洞量の推定ができないという前述のヒューマンエラーと同様の問題があった。このため、作業を一からやり直す必要が生じ、大幅な時間ロスを生じていた。
また、特許文献3に記載のコンクリート構造物内の空洞量推定方法は、漏気が多少ある場合でも空洞量の推定が可能であった。しかし、漏気の量があまりにも大きいと、空洞量の推定ができない場合もあった。即ち、漏気が少ない場合は、時間と圧力変化との関係が1次関数で表せる比例関係となり、空洞量が推定できるが、漏気が大きい場合は、その関係が、大気圧に向かって急激に変化する2次関数の放物線状となって空洞量の推定ができないこととなる。しかし、時間と圧力変化との関係が放物線状となっていても線形近似は可能であるため、所得したデータが空洞量推定に適しているデータであるか否かの判定が困難な場合もあった。従来のグラウト再注入施工方法では、この判定を作業員が行っていたが、知識と経験といった一定の熟練度が必要な判定であり、熟練度が低い作業員では、この判定ができないといった問題もあった。
特許5286427号公報 特許5824588号公報 特開2018-40671号公報
そこで、本発明は、上述した問題を鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、機械化及び省力化が可能でヒューマンエラーが無く、熟練度に関係なく誰でも自動で施工管理が可能なグラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法を提供することにある。
請求項1に記載のグラウト再注入自動施工方法は、既存PC構造物の空洞部にグラウトを自動で再注入するグラウト再注入自動施工方法であって、次式(1)を用いて前記空洞部の空洞量を推定する空洞量推定工程と、前記空洞部内を減圧する空洞部減圧工程と、前記空洞部減圧工程で減圧して負圧となった前記空洞部にグラウト注入する負圧によるグラウト注入工程と、前記負圧によるグラウト注入工程後に残存する空洞部に圧入ポンプによりグラウトを圧入するグラウト圧入工程と、を備え、前記グラウト圧入工程では、前記空洞量推定工程で推定した空洞量と前記負圧によるグラウト注入工程で負圧により注入したグラウトの注入量とに基づいて、前記圧入ポンプの圧力及び注入速度を自動で管理して圧入し、前記空洞量推定工程では、プログラムにより次式(2)に示す決定係数R が0.99以上となる連続する区間の計測データであり、且つ、計測データの個数が10以上となる最も強い相関性を示す範囲のデータを選択して、選択した計測データのみを用いて1次関数に線形近似し、近似した値から圧力P を決定し、前記空洞部の空洞量V を自動で算出することを特徴とする。
Figure 0007170264000001
ここで、P:減圧容器内の気体の圧力、P:空洞内の気体の圧力、P:混合気体の圧力、V:減圧容器内の気体の容積、V:空洞内の気体の容積である
Figure 0007170264000002
ここで、(x 、y )が計測した圧力の計測データであり、x が経過時間(秒)でy が圧力センサで計測した圧力[kPa]、μ がy の平均、f(x )が線形近似する回帰モデルである。
請求項に記載のグラウト再注入自動施工方法は、請求項1又は2に記載のグラウト再注入自動施工方法において、前記負圧によるグラウト注入工程及び前記グラウト圧入工程では、グラウトの液面レベルを計測するレベル計を用いて注入するグラウトの流量を計測することを特徴とする。
請求項に記載のグラウト再注入自動施工システムは、既存PC構造物の空洞部にグラウトを自動で再注入するグラウト再注入自動施工システムであって、所定の真空圧力まで減圧する真空ポンプと、この真空ポンプと連通する容積既知の減圧容器と、グラウトを前記空洞部にグラウトを圧入する圧入ポンプと、を備え、前記真空ポンプ、前記減圧容器、前記圧入ポンプ、及び前記空洞部は、電磁弁を介して耐圧ホースで連通され、前記真空ポンプ、前記減圧容器、前記圧入ポンプ、及び電磁弁を自動で制御する制御手段を有し、圧入ポンプで注入するグラウトの流量を計測するグラウト流量計測手段として前記圧入ポンプで注入するグラウトの液面レベルを計測するレベル計を備え、前記制御手段では、予め記憶させたアプリケーションプログラムにより、前記電磁弁の開放及び前記真空ポンプの作動及び停止を自動制御することにより請求項1に記載のグラウト再注入自動施工方法の各工程を実行し、前記空洞量推定工程では、プログラムにより次式(2)に示す決定係数R が0.99以上となる連続する区間の計測データであり、且つ、計測データの個数が10以上となる最も強い相関性を示す範囲のデータを選択して、選択した計測データのみを用いて1次関数に線形近似し、近似した値から圧力P を決定し、前記空洞部の空洞量V を自動で算出し、前記負圧によるグラウト注入工程及び前記グラウト圧入工程では、グラウトの液面レベルを計測するレベル計を用いて注入するグラウトの流量を自動で計測することを特徴とする。
Figure 0007170264000003
ここで、(x 、y )が計測した圧力の計測データであり、x が経過時間(秒)でy が圧力センサで計測した圧力[kPa]、μ がy の平均、f(x )が線形近似する回帰モデルである。
請求項1~3に記載の発明によれば、自動化及び機械化により、複数人が必要であった作業員を1人程度まで人員を削減して省力化することができる。また、時間確認者(管理者)と弁作業者(操作員)が異なることに起因する伝達不良や計測機器の確認ミス等のヒューマンエラーを無くすことができる。このため、作業を一からやり直すなどの大幅な時間ロスも無くすことができ、コストダウンを達成することができる。また、請求項1~3に記載の発明によれば、所得したデータが空洞量推定に適しているデータであるか否かの判定を自動で行うことができる。このため、従来、熟練度が必要な判定が不要となる。
特に、請求項及び請求項に記載の発明によれば、従来の電磁式流量センサでは、計測できないような極微量の流量であっても正確に計測して注入量を正確に積算することができる。
本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工システムの構成を模式的に示した構成説明図である。 本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法の各工程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法の空洞量推定工程における近似に使用する計測データを選択するステップの決定係数の値に基づきデータ使用範囲を少なくしていく工程を示すデータ処理手順の説明図である。 同上の計測データを選択するステップの決定係数の値に基づき近似線を引く工程を示すデータ処理手順の説明図である。
以下、本発明に係るグラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法を実施するための一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[グラウト再注入自動施工システム]
先ず、図1を用いて、本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工システムについて説明する。本実施形態に係るグラウト再注入自動施工システム1は、所定の真空圧力まで減圧する真空ポンプ2と、この真空ポンプ2と連通する容積既知の減圧容器3など、を備えている。
また、グラウト再注入自動施工システム1は、グラウト注入用の圧入ポンプ4と、この圧入ポンプ4を制御する制御盤5を備えている。この圧入ポンプ4は、三方分岐弁6を介して、PC構造物PC1のシースS1内等に存在する空洞部E1に、テトロンブレードホースやスプリングホースなどの耐圧ホースPで連通されている。
そして、圧入ポンプ4と三方分岐弁6との間には、圧入ポンプ4の圧力を確認するための(ポンプ圧確認用)圧力計7が設けられ、この圧力計7は、圧入ポンプ4を制御するために制御盤5に電気的に接続されている。
それに加え、圧入ポンプ4と三方分岐弁6との間には、圧入ポンプ4で圧送するグラウトの流量を確認するための流量計8が設けられ、この流量計8は、グラウト再注入自動施工システム1全体の制御手段を構成する計測ユニット9に電気的に接続されている。
また、圧入ポンプ4と三方分岐弁6との間には、耐圧ホースPの圧力を確認するための(ホース圧確認用)圧力計10も設けられ、この圧力計10は、計測ユニット9に電気的に接続されている。
そして、グラウト再注入自動施工システム1は、システム全体の制御手段としてパソコン11を有し、このパソコン11は、無線LANを通じて制御盤5及び計測ユニット9と相互通信可能となっている。勿論、パソコン11は、制御盤5及び計測ユニット9と有線LANを介して接続されていてもよいことは云うまでもない。
(真空ポンプ)
真空ポンプ2は、例えば、SEEE式真空ポンプなどの短時間で所定の真空圧力まで減圧できる能力(例えば、1気圧(105Pa)を103~104Pa程度に減圧する能力)を有する吸引ポンプである。
(減圧容器)
減圧容器3は、真空圧力まで減圧した際に大気圧に耐えうる容積既知の容器であればよく、本実施形態に係る減圧容器3は、内部空間に10Lの容積を有する耐圧容器である。また、この減圧容器3には、減圧容器3内の圧力を計測する負圧計12が設けられている。この負圧計12は、計測ユニット9に電気的に接続され、計測データが計測ユニット9及びパソコン11に送信され、パソコン11内又はそれに接続された記憶手段等に記録される仕組みとなっている。
また、真空ポンプ2と減圧容器3とは、耐圧ホースPで連通され、真空ポンプ2と減圧容器3との間には、これらを切り替える切替弁V1も設けられている。
なお、減圧容器3と三方分岐弁6との間には、中間弁V2が設けられ、三方分岐弁6から延びるPC構造物PC1の空洞部E1に連通する耐圧ホースPの途中には、ノズル弁V3が設けられている。このノズル弁V3から先の後述の削孔部h1及び空洞部E1と連通する部分が、接続パイプP2となっている。
また、切替弁V4は、後述の圧入と負圧注入とを切り替える際の切替弁である。これらの三方分岐弁6、切替弁V1、中間弁V2、ノズル弁V3、及び切替弁V4は、全て電磁弁となっており、パソコン11に予め記憶させたアプリケーションプログラムの指令に基づいて、弁の開閉が自動で行えるようになっている。
(圧入ポンプ)
本実施形態に係る圧入ポンプ4には、非常に小さな流量でもグラウト注入(圧入)が可能な超低速スネークポンプが採用されている。勿論、圧入ポンプ4は、圧入ポンプとして一般的なスクイーズポンプやダイヤフラム式ポンプなどの一般的な注入用のグラウトポンプとすることもできる。但し、前述のように、既存のPC構造物にグラウトを再注入する場合は、グラウトの単位時間あたりの注入量(流量)が微小になることも予想されるため、圧入ポンプ4は、微小の流量調整が可能な超低速スネークポンプであることが好ましい。
この圧入ポンプ4には、注入する調合したグラウトを貯留するグラウトチャンバー40が設けられ、このグラウトチャンバー40の液面の水位(液面レベル)を計測するレーザ変位計41も有している。レーザ変位計41は、レーザ変位計41でグラウトの液面レベルを計測することにより、従来の電磁式流量センサで計測できない極微量の流量でも注入量管理ができるように圧入ポンプ4のグラウト流量計測手段として設けられたものである。但し、レーザ変位計41は、レーザ式のものに限られず、グラウトの液面レベルを自動で計測可能なレベル計であればよい。
なお、(ポンプ圧確認用)圧力計7及び(ホース圧確認用)圧力計10は、一般的なデジタル圧力計(例えば、KEYENCE製GP-Mシリーズ)であり、流量計8は、従来の電磁式流量センサからなる流量計である。
(制御盤)
制御盤5は、筐体である制御ボックス内に、圧入ポンプ4を制御するインバータを備えた、いわゆる可変電圧可変周波数制御(VVVF制御)方式の制御盤である。この制御盤5は、無線LANを介して接続された、パソコン11のCPU(Central Processing Unit)による制御の下、予め記憶させたアプリケーションプログラムに基づいて、圧入ポンプ4のポンプ圧力及び流量を制御する。
(計測ユニット)
また、計測ユニット9は、流量計8、圧力計10、レーザ変位計41、負圧計12などの各種計測機器と電気的に接続され、所定のサンプリング間隔(例えば、0.2秒)で各種計測機器で計測された計測値を記録するデータレコーダとしての機能を有している。
[グラウト再注入自動施工方法]
次に、図2を用いて、前述のグラウト再注入自動施工システム1を用いたグラウト再注入自動施工方法について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法の各工程を示すフローチャートである。
<事前準備>
本工程ではないため、図2に記載していないが、本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法の事前準備として、下記の各工程を行う。但し、この事前準備は、従来のグラウト再注入施工方法と同様に、人手により行う。
(コンクリート構造物の削孔)
先ず、削孔機などを用いて、PC構造物PC1のコンクリート部分を削孔し、PC構造物PC1の外表面からシースS1まで到達する孔である削孔部h1を穿孔して設ける。
(シースの開削)
次に、シースS1内に挿通されている図示しないPC鋼材などの緊張材を傷つけないように注意しながらシースS1の削孔部h1と接する部分を切り開いて開削する。
(空洞の確認)
次に、削孔した削孔部h1に内視鏡等を挿入してシースS1内を目視により、空洞部E1の有無を確認する。空洞部E1が確認された場合は、後述の空洞量の推定を行う。
(接続パイプの設置)
次に、削孔部h1に減圧容器3と連通する耐圧ホースPと接続するための接続パイプP2を取り付けて固定し、削孔部h1、接続パイプP2を介して減圧容器3と空洞部E1を連通する。
<1.空洞量推定工程>
次に、本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、グラウト再注入自動施工システム1を用いて、空洞部E1の空洞量を推定する空洞量推定工程を行う。具体的には、パソコン11のCPUによる制御の下、予め記憶させたアプリケーションプログラムにより後述の各工程を行って算出する。
(減圧容器内の減圧)
先ず、切替弁V1を開いて真空ポンプ2で減圧容器3内を所定の真空度まで減圧する。具体的には、90%の真空度、即ち、大気圧から-90[kPa]まで減圧し、切替弁V1を閉じる。勿論、所定の真空度は、真空ポンプ2の排気能力やPC構造物PC1の規模や空洞の状況に応じて適宜定められるものであって、90%の真空度に限られないのは云うまでもない。
(圧力、温度変化の計測)
次に、負圧計12や計測ユニット9を用いて、所定の制御時間毎にインターバル計測(本実施形態では、0.2秒のインターバル計測)を開始する。この計測では、中間弁V2及びノズル弁V3を開栓し、減圧容器3内の空気と空洞部E1内の空気とを混合させ、時間情報とともに減圧容器3内の空気の圧力と空洞部E1内の空気の圧力を計測する。各圧力の計測は、計測ユニット9を介してパソコン11に計測データが取り込まれて空洞量計算に用いられる。
空洞量推定に必要なデータ数を確保するため、中間弁V2及びノズル弁V3開放前に10秒間以上、開放後に15秒間以上計測する。後述のように、漏気の影響を受けずに直線的に変化する区間を選別して計測データを使用するためである。
(空洞量の計算)
次に、取り込んだ計測データを用いてパソコン11により空洞部E1の容積である空洞量を算出する。算出式は、次式(1)式を用い、空洞部E1の容積(空洞量)V2を算出する(詳細に関しては、特許文献3参照のこと)。
Figure 0007170264000004
ここで、P1:減圧容器内の気体の圧力、P2:空洞内の気体の圧力、P3:混合気体の圧力、V1:減圧容器内の気体の容積、V2:空洞内の気体の容積である。
なお、空洞量の計算に際して、計測ユニット9で計測した圧力の計測データをそのまま、(1)式に代入するのではなく、一旦、計測データを直線となる1次関数に線形近似し、近似した値を用いて混合気体の圧力P3を決定する。そして、(1)式に代入して空洞部E1の容積(空洞量)V2を算出する。空洞部E1からの漏気や空洞部E1に溜まった水などの影響による気体の物質量変化の影響と、中間弁V2の弁開放直後の圧力振動による計測誤差の影響を排除することができるからである。
具体的には、グラウト再注入自動施工システム1を用いて、空洞部E1の空洞量を推定する際には、相関の強い区間のデータのみで回帰分析を用いて近似線の関数を決定する。
つまり、中間弁V2の開放後に計測した混合気体の圧力の複数の計測データのなかから決定係数R2を用いて近似に使用する計測データを選択し、選択した計測データから近似した一次関数を基に混合気体の圧力P3を決定する。
決定係数Rの定義は、複数存在するが、一般的な定義としては、変動のうち回帰式によって説明できる割合を表わし、次式(2)による。寄与率とも呼ばれ、決定係数Rが1に近いと、残差変動が小さくよい回帰モデルであると評価できる。
Figure 0007170264000005
ここで、(x、y)が計測した圧力の計測データであり、xが経過時間(秒)でyが圧力センサで計測した圧力[kPa]、μがyの平均、f(x)が線形近似する回帰モデルである。
本空洞量推定における計測データの選択手法は、中間弁V2開放後のデータについて直線区間のデータのみを用いるため、経過時間が長いデータから削除するように使用する計測データを選定する。これは、真空度が高い区間は大気圧付近の漏気速度変化の影響を受けず、直線的に変化するためである。具体的には、例えば、図3に示すように、大気圧の影響を受ける区間のデータを使用しないように、決定係数の値を基にデータ使用範囲を絞り込む。
このため、本空洞量推定では、図4に示すように、使用するデータは原則として-20kPa付近の所定圧力以下の区間、且つ、データ使用範囲は10データ(2秒)以上とする。具体的には、決定係数R2が0.99以上となる連続する区間の計測データであり、且つ、計測データの個数が10以上となる最も強い相関性を示す範囲のデータを選択する。そして、選択した計測データのみを用いて1次関数に線形近似し、近似した値から混合気体の圧力P3を決定し、(1)式に代入して空洞部E1の容積(空洞量)V2を算出する。
従来は、このデータ選択の判定を管理者の判断で行っていた。しかし、前述のように、所得したデータが空洞量推定に適しているデータであるか否かの判定は、知識と経験といった一定の熟練度が必要な判定であり、熟練度が低い管理者では、この判定ができないといった問題もあった。そこで、グラウト再注入自動施工システム1では、これらの判定もアプリケーションプログラムによりパソコン11の自動制御により実行する。
<2.空洞部減圧工程>
次に、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、PC構造物PC1の空洞部E1内を減圧する空洞部減圧工程を行う。
具体的には、ノズル弁V3を開放するとともに、切替弁V1及び中間弁V2を開放し、三方分岐弁6を真空ポンプ2から空洞部E1まで連通するように設定する。
そして、真空ポンプ2を作動させて、空洞部E1と連通する減圧容器3内の圧力が所定圧力まで減圧したこと(例えば、大気圧から-90kPa程度減圧したこと)を負圧計12により確認し、切替弁V1及び中間弁V2を閉じて真空ポンプ2を停止する。
従来のグラウト再注入施工方法では、負圧計12を目視により確認し、作業員が管理者に報告した上、管理者から真空ポンプ2の操作員に連絡して停止していた。しかし、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、前述のグラウト再注入自動施工システム1により、アプリケーションプログラムにより弁の開放及び真空ポンプ2作動及び停止を自動制御により実行する。
<3.負圧によるグラウト注入工程>
次に、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、前工程で減圧して負圧となった空洞部E1にグラウト注入する負圧によるグラウト注入工程を行う。
具体的には、切替弁V4を開放するとともに、三方分岐弁6を圧入ポンプ4から空洞部E1まで連通するように切り替える。これにより、グラウトチャンバー40からグラウトが大気圧に押されて注入される。
また、グラウト再注入自動施工システム1では、流量計8で計測した値を基に積算してグラウトチャンバー40から注入したグラウト注入量を算出する。
一方、従来のグラウト再注入施工方法では、パソコン11のモニターを介して目視により流量計8で計測された値を確認していたが、短時間であり、確認するにとどまり、操作等を行う工程ではなかった。また、グラウト注入量を算出することもリアルタイムでは不可能であった。このため、本工程終了後に一定時間算出するための時間が必要であった。
しかし、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、アプリケーションプログラムにより計測した流量からリアルタイムで積算して注入した全グラウト注入量を算出していく。
<4.圧入ポンプによるグラウト圧入工程>
次に、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、前工程で負圧によるグラウト注入によっても残る空洞部分に圧入ポンプ4によりグラウトを圧入するグラウト圧入工程を行う。
具体的には、切替弁V4を閉じて圧入ポンプ4を作動させて圧入を開始する。そして、圧入ポンプ4で圧入するグラウトの流量が、0.2L(リットル)/分を目安に、前空洞量推定工程で推定した空洞量と前工程及び本工程で積算したグラウトの全注入量から圧入ポンプ4の圧力及び注入速度(単位時間あたりの注入量)を管理する。
つまり、流量計8又はレーザ変位計41で計測されるグラウトの流量を基に、前空洞量推定工程で推定した空洞量に積算したグラウトの全注入量が近くなると圧入ポンプ4の圧力が徐々に上がるため、注入速度を徐々に遅くし、設定した注入圧力(例えば、0.3MPa)程度となるように、注入速度を調整する。
そして、圧力計7で計測される値が、設定した再加圧圧力(例えば、0.5MPa)となるまで、圧入ポンプ4で圧入するグラウトの圧力を上げていき、圧入ポンプ4を停止する。
従来のグラウト再注入施工方法では、流量計8のみの目視により注入速度(流量)を管理していた。このため、前述のように、従来の電磁式流量センサでは、流量が極微量である場合、計測できず、注入量管理もできないという問題があった。
しかし、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、レーザ変位計41によりサンプリング間隔毎にグラウトチャンバー40内のグラウトの液面レベルを計測して、グラウトチャンバー40の面積等から積算注入量を算出している。このため、従来の電磁式流量センサでは、計測できないような極微量の流量であっても正確に計測して注入量を正確に積算することができる。
<5.帳票作成工程>
最後に、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、推定した空洞量、時間あたりの流量、及び積算した注入量などを出力した帳票を作成する帳票作成工程を行って、PC構造物PC1へのグラウト再注入作業が終了する。
従来のグラウト再注入施工方法では、パソコンで計測値のシーケンシャルデータをエクセル等の表計算ソフトに出力して帳票を作成していた。このため、適切な工事管理の証明等のためグラウト再注入作業後に帳票作成の作業が別途必要であった。しかし、本実施形態に係るグラウト再注入自動施工方法では、グラウト再注入自動施工システム1により自動でこの帳票の作成が可能である。このため、この点においても省力化を達成することができる。
以上説明した本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工システム1及びそれを用いたグラウト再注入自動施工方法によれば、グラウト再注入自動施工システム1による自動化及び機械化により、複数人が必要であった作業員を1人程度まで人員を削減して省力化することができる。
また、時間確認者(管理者)と弁作業者(操作員)が異なることに起因する伝達不良や計測機器の確認ミス等のヒューマンエラーを無くすことができる。このため、作業を一からやり直すなどの大幅な時間ロスも無くすことができ、コストダウンを達成することができる。
その上、熟練度が必要な判定を行う必要がなくなり、熟練度に関係なく誰でも自動で施工管理が可能となる。また、従来の電磁式流量センサでは、計測できない極微量の流量でも正確に把握して注入量管理を行うことができる。
以上、本発明の実施形態に係るグラウト再注入自動施工システム1及びグラウト再注入自動施工方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1:グラウト再注入自動施工システム
2:真空ポンプ
3:減圧容器
4:圧力ポンプ
40:グラウトチャンバー
41:レーザ変位計(レベル計)
5:制御盤(制御手段)
6:三方分岐弁
7:圧力計
8:流量計
9:計測ユニット(制御手段)
10:圧力計
11:パソコン(制御手段)
12:負圧計
V1:切替弁
V2:中間弁
V3:ノズル弁
V4:切替弁
P:耐圧ホース
P2:接続パイプ
PC1:PC構造物
E1:空洞部
S1:シース
h1:削孔部

Claims (3)

  1. 既存PC構造物の空洞部にグラウトを自動で再注入するグラウト再注入自動施工方法であって、
    次式(1)を用いて前記空洞部の空洞量を推定する空洞量推定工程と、前記空洞部内を減圧する空洞部減圧工程と、前記空洞部減圧工程で減圧して負圧となった前記空洞部にグラウト注入する負圧によるグラウト注入工程と、前記負圧によるグラウト注入工程後に残存する空洞部に圧入ポンプによりグラウトを圧入するグラウト圧入工程と、を備え、
    前記グラウト圧入工程では、前記空洞量推定工程で推定した空洞量と前記負圧によるグラウト注入工程で負圧により注入したグラウトの注入量とに基づいて、前記圧入ポンプの圧力及び注入速度を自動で管理して圧入し、
    前記空洞量推定工程では、プログラムにより次式(2)に示す決定係数Rが0.99以上となる連続する区間の計測データであり、且つ、計測データの個数が10以上となる最も強い相関性を示す範囲のデータを選択して、選択した計測データのみを用いて1次関数に線形近似し、近似した値から圧力Pを決定し、前記空洞部の空洞量Vを自動で算出すること
    を特徴とするグラウト再注入自動施工方法。
    Figure 0007170264000006
    ここで、P:減圧容器内の気体の圧力、P:空洞内の気体の圧力、P:混合気体の圧力、V:減圧容器内の気体の容積、V:空洞内の気体の容積である。
    Figure 0007170264000007
    ここで、(x 、y )が計測した圧力の計測データであり、x が経過時間(秒)でy が圧力センサで計測した圧力[kPa]、μ がy の平均、f(x )が線形近似する回帰モデルである。
  2. 前記負圧によるグラウト注入工程及び前記グラウト圧入工程では、グラウトの液面レベルを計測するレベル計を用いて注入するグラウトの流量を計測すること
    を特徴とする請求項1に記載のグラウト再注入自動施工方法。
  3. 既存PC構造物の空洞部にグラウトを自動で再注入するグラウト再注入自動施工システムであって、
    所定の真空圧力まで減圧する真空ポンプと、この真空ポンプと連通する容積既知の減圧容器と、グラウトを前記空洞部にグラウトを圧入する圧入ポンプと、を備え、
    前記真空ポンプ、前記減圧容器、前記圧入ポンプ、及び前記空洞部は、電磁弁を介して耐圧ホースで連通され、
    前記真空ポンプ、前記減圧容器、前記圧入ポンプ、及び電磁弁を自動で制御する制御手段を有し、
    圧入ポンプで注入するグラウトの流量を計測するグラウト流量計測手段として前記圧入ポンプで注入するグラウトの液面レベルを計測するレベル計を備え
    前記制御手段では、予め記憶させたアプリケーションプログラムにより、前記電磁弁の開放及び前記真空ポンプの作動及び停止を自動制御することにより請求項1に記載のグラウト再注入自動施工方法の各工程を実行し、
    前記空洞量推定工程では、プログラムにより次式(2)に示す決定係数Rが0.99以上となる連続する区間の計測データであり、且つ、計測データの個数が10以上となる最も強い相関性を示す範囲のデータを選択して、選択した計測データのみを用いて1次関数に線形近似し、近似した値から圧力Pを決定し、前記空洞部の空洞量Vを自動で算出し、
    前記負圧によるグラウト注入工程及び前記グラウト圧入工程では、グラウトの液面レベルを計測するレベル計を用いて注入するグラウトの流量を自動で計測する こと
    を特徴とするグラウト再注入自動施工システム。
    Figure 0007170264000008
    ここで、(xi、yi)が計測した圧力の計測データであり、xiが経過時間(秒)でyiが圧力センサで計測した圧力[kPa]、μYがyiの平均、f(xi)が線形近似する回帰モデルである。
JP2018188531A 2018-10-03 2018-10-03 グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法 Active JP7170264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188531A JP7170264B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018188531A JP7170264B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020056256A JP2020056256A (ja) 2020-04-09
JP7170264B2 true JP7170264B2 (ja) 2022-11-14

Family

ID=70106869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018188531A Active JP7170264B2 (ja) 2018-10-03 2018-10-03 グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7170264B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002309777A (ja) 2001-02-07 2002-10-23 Tetsuo Suzuki Pc構造物のダクト内へのグラウトの注入充填方法と、グラウトの注入充填装置、及びグラウト充填確認用ダクト
JP2006028938A (ja) 2004-07-16 2006-02-02 Anderson Technology Kk Pc構造物のケーブルシース又はダクト内へのグラウト注入制御・管理装置、及び注入制御・管理システム
JP2006144492A (ja) 2004-11-24 2006-06-08 Anderson Technology Kk Pc構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法
JP2006177099A (ja) 2004-12-24 2006-07-06 Kyokuto Kogen Concrete Shinko Kk 真空グラウト注入方法
JP2008144449A (ja) 2006-12-08 2008-06-26 Scr Corporation:Kk 縦向きpc緊張材挿通用シース内のグラウト充填方法
JP2013249636A (ja) 2012-05-31 2013-12-12 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd Pc緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法
CN103758043A (zh) 2014-01-22 2014-04-30 湖南联智桥隧技术有限公司 一种智能真空循环压浆***
JP2016196779A (ja) 2015-04-06 2016-11-24 中日本高速技術マーケティング株式会社 真空グラウト注入工法
JP2018040671A (ja) 2016-09-07 2018-03-15 中日本高速技術マーケティング株式会社 コンクリート構造物内の空洞量推定方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002309777A (ja) 2001-02-07 2002-10-23 Tetsuo Suzuki Pc構造物のダクト内へのグラウトの注入充填方法と、グラウトの注入充填装置、及びグラウト充填確認用ダクト
JP2006028938A (ja) 2004-07-16 2006-02-02 Anderson Technology Kk Pc構造物のケーブルシース又はダクト内へのグラウト注入制御・管理装置、及び注入制御・管理システム
JP2006144492A (ja) 2004-11-24 2006-06-08 Anderson Technology Kk Pc構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法
JP2006177099A (ja) 2004-12-24 2006-07-06 Kyokuto Kogen Concrete Shinko Kk 真空グラウト注入方法
JP2008144449A (ja) 2006-12-08 2008-06-26 Scr Corporation:Kk 縦向きpc緊張材挿通用シース内のグラウト充填方法
JP2013249636A (ja) 2012-05-31 2013-12-12 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd Pc緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法
CN103758043A (zh) 2014-01-22 2014-04-30 湖南联智桥隧技术有限公司 一种智能真空循环压浆***
JP2016196779A (ja) 2015-04-06 2016-11-24 中日本高速技術マーケティング株式会社 真空グラウト注入工法
JP2018040671A (ja) 2016-09-07 2018-03-15 中日本高速技術マーケティング株式会社 コンクリート構造物内の空洞量推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020056256A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2056966C (en) Downhole measurements using very short fractures
KR100913017B1 (ko) 압력 계측 방법
KR100941973B1 (ko) 증기양생 자동관리시스템 및 이를 이용한 관리방법
JP6762814B2 (ja) コンクリート構造物内の空洞量推定方法
US11371905B2 (en) Methods for detecting leakage in permeability measurement system
CA2778000A1 (en) System, method, and computer readable medium for calculating well flow rates produced with electrical submersible pumps
CN107449705B (zh) 混凝土抗渗性现场测试仪
US20170363525A1 (en) Pressure testing method and apparatus
JP7170264B2 (ja) グラウト再注入自動施工システム及びグラウト再注入自動施工方法
KR101876420B1 (ko) Psc 교량의 보수용 그라우트 충진 시스템 및 그 방법
CN103513011A (zh) 一种用于变压器油中气体的自动标定装置
CN109282783A (zh) 一种混凝土碳化深度原位无损测量装置及方法
KR102105840B1 (ko) 균열 공시체의 균열폭과 자기치유 성능 시험평가를 위한 기체 확산 시험장치 및 시험방법
US10287878B2 (en) Automatic pumping control for leak-off tests
KR102500465B1 (ko) 스마트 그라우팅 공법
RU2457455C2 (ru) Способ определения герметичности запорных арматур нефтепровода
JP5997864B1 (ja) コンクリート構造物内の空洞量推定方法
EP3785002A1 (en) Method of testing an integrity of a structure separating a chamber from an adjacent environment, and related apparatus
JPH09145447A (ja) 液面レベル測定装置および液面レベル測定方法
JP2006028938A (ja) Pc構造物のケーブルシース又はダクト内へのグラウト注入制御・管理装置、及び注入制御・管理システム
JP6990006B2 (ja) 評価方法および評価システム
CN211042966U (zh) 一种混凝土裂缝处理后质量检测工具
JP3134021B2 (ja) 孔内水平載荷試験機用の加圧装置
CN216696316U (zh) 水泥浆防气窜能力测试装置
Singh Storage coefficient and transmissivity from residual drawdowns

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7170264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150