JP7169955B2 - 歩行型管理機 - Google Patents

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Description

本発明は、給油の際に用いられる燃料容器を支持する支持部を具備する歩行型管理機の技術に関する。
従来、給油の際に用いられる燃料容器を支持する支持部を具備する歩行型管理機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の歩行型管理機は、ハンドル部(操縦ハンドル)及び給油タンク載置プレート(支持部)等を具備する。ハンドル部は、作業者が操縦可能な使用位置と、使用位置から前方へ揺動された折り畳み位置と、の間で揺動可能に設けられる。給油タンク載置プレートは、ハンドル部に取り付けられる。
特許文献1に記載の歩行型管理機においては、ハンドル部が使用位置に揺動された状態において、給油タンク載置プレートに給油タンク(燃料容器)を載置して、給油作業を行うことができる。しかしながら、給油タンク載置プレートは、ハンドル部の揺動に伴って回動するため、ハンドル部が折り畳み位置に揺動されると、給油タンクを載置できなくなってしまう。
このように、特許文献1に記載の歩行型管理機では、ハンドル部が折り畳み位置に揺動された場合に給油タンクを支持することができず、給油作業を行い難くなってしまう点で改善の余地があった。
特開2018-46776号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、給油作業を容易に行うことが可能な歩行型管理機を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ハンドルフレームと、前記ハンドルフレームに対して、使用位置と折り畳み位置の間で揺動可能な操縦ハンドルと、前記操縦ハンドルに設けられ、前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態で、燃料容器を吊り下げ可能な支持部と、を具備し、前記支持部は、前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、下方に凹むように形成された凹部を具備するものである。
請求項2においては、前記操縦ハンドルは、左右一対の揺動部を具備し、前記支持部は、左右一対の前記揺動部を互いに接続するように設けられるものである。
請求項3においては、前記支持部は、前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、左右一対の前記揺動部のそれぞれから上方に向かって延出される延出部と、左右一対の前記延出部を互いに連結すると共に、前記燃料容器を吊り下げ可能な連結部と、を具備するものである。
請求項4においては、前記連結部は、燃料タンクよりも後方に配置され、前記延出部は、前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、前記揺動部から後上方へ延出するように形成されているものである。
請求項5においては、前記連結部は、燃料タンクの給油口よりも高い位置に配置されるものである。
請求項6においては、前記支持部は、前記操縦ハンドルに対して伸縮可能に設けられるものである。
請求項7においては、前記支持部は、前記操縦ハンドルに対して着脱可能に設けられるものである。
請求項8においては、前記支持部は、前記操縦ハンドルに対して相対的に回動可能に設けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、給油作業を容易に行うことができる。
請求項2においては、部品点数を削減することができる。また、他の連結部材と合わせて左右一対の揺動部を接続する場合には、当該揺動部の連結の強度を上げることができる。
請求項3においては、連結部の下方に、燃料容器を配置するためのスペースを確保し易くなる。
請求項4においては、燃料容器の吊り下げや給油等の作業を行い易くすることができる。
請求項5においては、給油作業等を行い易くすることができる。
請求項6においては、歩行型管理機のコンパクト化を図ることができる。
請求項7においては、支持部が作業の邪魔になるのを防止することができる。
請求項8においては、燃料容器を吊り下げ易くすることができる。
本実施形態に係る歩行型管理機を示す斜視図。 同じく、側面図。 (a)揺動部、係合部及び支持部を示す斜視図。(b)同じく、側面図。 (a)同じく、背面図。(b)同じく、平面図。 操縦ハンドルを折り畳み位置まで揺動させた状態における歩行型管理機を示す斜視図。 同じく、側面図。 同じく、平面図。 支持部に燃料容器を吊り下げた状態を示す拡大側面図。 (a)第一変形例に係る支持部を示す側面図。(b)同じく、正面図。 (a)第一変形例に係る支持部を具備する歩行型管理機を示す拡大側面図。(b)支持部を回動させた状態を示す拡大側面図。 (a)第二変形例に係る支持部を示す側面図。(b)同じく、正面図。 (a)第二変形例に係る支持部に燃料容器を吊り下げた状態を示す拡大側面図。(b)第二変形例に係る支持部を収縮させた状態を示す拡大側面図。 第三変形例に係る支持部を示す正面図。 第四変形例に係る支持部を具備する歩行型管理機を示す拡大側面図。 第五変形例に係る揺動部を具備する歩行型管理機を示す斜視図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
以下では、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る歩行型管理機1について説明する。
歩行型管理機1は、機体フレーム2、エンジン3、燃料タンク4、ボンネット5、カバー6、ミッションケース7、耕耘爪8、クラッチ機構9、フェンダ10、固定フレーム11、移動輪12、抵抗棒13、成形体14、ハンドル連結部15、操縦ハンドル20及び支持部40等を具備する。
機体フレーム2は、板材を適宜折り曲げて形成される部材である。機体フレーム2の前部には、開口部を下方に向けた正面視略U字状のバンパー2aが設けられる。エンジン3は、機体フレーム2に載置される。燃料タンク4は、エンジン3の後方に配置される。当該エンジン3及び燃料タンク4は、ボンネット5によって覆われる。また、燃料タンク4のキャップ4aは、ボンネット5の上面から露出するように設けられる。エンジン3の左側方には、エンジン3の動力をミッションケース7に伝達するクラッチ機構9を覆うカバー6が設けられる。
ミッションケース7は、機体フレーム2の後部に固定される。ミッションケース7は、エンジン3からの動力が伝達されることで回転する回転軸7aを有する。回転軸7aには、耕耘爪8が固定される。クラッチ機構9は、耕耘爪8の回転及び回転の停止を切り替えるためのものである。本実施形態のクラッチ機構9としては、プーリに巻回されたベルトに張力(テンション)を付与することで動力を伝達可能とする、いわゆるベルトテンションクラッチを想定している。
ミッションケース7の左方及び右方には、耕耘爪8を上方から覆うフェンダ10が配置される。また、ミッションケース7の後部には、固定フレーム11が固定される。
固定フレーム11は、ブラケット11a及びハンドルフレーム11b等を固定するためのフレームである。固定フレーム11には、ブラケット11aを介して移動輪12、抵抗棒13、成形体14が回動可能に設けられる。
ハンドルフレーム11bは、操縦ハンドル20を支持するためのフレームである。ハンドルフレーム11bは、後上方へ延びるように形成される。ハンドルフレーム11bの後上端部には、ハンドル連結部15が連結される。ハンドル連結部15は、ハンドルフレーム11bと操縦ハンドル20とを連結するものである。ハンドル連結部15は、ノブ付きボルト15aを締めることで、操縦ハンドル20をハンドルフレーム11bに対して固定することができる。
操縦ハンドル20は、作業者が操縦するためのものである。操縦ハンドル20は、操作可能なレバー24を具備する。レバー24は、ケーブル(不図示)を介してクラッチ機構9と接続される。支持部40は、予備の燃料が貯溜された持ち運び可能な燃料容器A(図8参照)を支持するためのものである。なお、操縦ハンドル20及び支持部40については後述する。
以上の如く構成された歩行型管理機1は、操縦ハンドル20のレバー24が操作されることで、前記ベルトに張力が付与されてクラッチ機構9が作動される。これにより、エンジン3からの動力が回転軸7aへと伝達される。これによって、歩行型管理機1は、耕耘爪8を回転させて圃場を耕耘することができる。このとき、図2等に示すような成形体14を下方に向けた状態とすることで、耕耘爪8で耕耘した土を押圧して畝を成形することができる。また、抵抗棒13を適宜回動させて下方に向けることで、圃場に抵抗棒13を挿して抵抗を生じさせ、歩行型管理機1の前進速度を調整することができる。
また、歩行型管理機1は、レバー24の操作が解除されることで、前記ベルトへの張力の付与が停止され、クラッチ機構9の作動が停止される。これにより、耕耘爪8の回転が停止される。
以下では、図1から図4を参照して、操縦ハンドル20及び支持部40について説明する。
図1及び図2に示す操縦ハンドル20は、揺動部21、係合部22、グリップ23及びレバー24を具備する。
揺動部21は、ハンドルフレーム11bに対して前後に揺動する部分である。揺動部21は、略筒状の部材を適宜折り曲げて形成される。揺動部21は、後上方に延びた端部を後方へ曲げたような側面視略L字状に形成される。揺動部21は、左右一対設けられる。図3及び図4に示す揺動部21は、前側取付部21a、第一延出部21b、第二延出部21c及び把持部21dを具備する。
前側取付部21aは、後述する係合部22が取り付けられる部分である。前側取付部21aは、板面を左右に向けた略板状に形成される。
第一延出部21bは、前側取付部21aから略後方へ延出する部分である。より詳細には、一対の第一延出部21bは、それぞれ前側取付部21aから左右外側に広がりながら後上方へと延出するように形成される。第二延出部21cは、第一延出部21bからさらに略後方へ延出する部分である。より詳細には、一対の第二延出部21cは、それぞれ第一延出部21bから左右外側に広がりながら後上方へと延出するように形成される。平面視において、第二延出部21cの傾斜角度(前後方向に対する傾斜角度)は、第一延出部21bの傾斜角度よりも小さく(緩く)なるように形成される(図4(b)参照)。また、側面視において、第二延出部21cの傾斜角度は、第一延出部21bの傾斜角度と同一となるように(側面視で一直線状に延びるように)形成される(図3(b)参照)。
把持部21dは、作業者が歩行型管理機1を操縦するときに握る部分である。把持部21dは、第二延出部21cから略後方へ延出するように形成される。把持部21dには、グリップ23が設けられる(図1及び図2参照)。
係合部22は、ハンドル連結部15と係合する部分である。係合部22は、略円板状に形成される。係合部22は、左右一対の前側取付部21aの左右内側面にそれぞれ固定される。係合部22の左右内側面には、複数の凹凸が形成されている(不図示)。
図1及び図2に示すレバー24は、作業者が耕耘爪8を回転させる(クラッチ機構9を作動させる)ときに握る部分である。レバー24は、左側の揺動部21の後上端部に揺動操作可能に設けられる。
このように構成される操縦ハンドル20は、ハンドルフレーム11bに対して揺動可能に設けられる。具体的には、前側取付部21a(係合部22)は、ハンドル連結部15を左右外側から挟むように配置される。この状態でノブ付きボルト15aを締めると係合部22がハンドル連結部15を左右から挟みこみ、係合部22の凹凸がハンドル連結部15と係合する。これによって、操縦ハンドル20をハンドルフレーム11bに対して固定することができる。また、ノブ付きボルト15aを緩めることで、係合部22とハンドル連結部15との係合が解除され、操縦ハンドル20をハンドルフレーム11bに対して任意の位置まで揺動させることができる。
歩行型管理機1は、操縦ハンドル20が図1及び図2に示す揺動位置(第一延出部21b及び第二延出部21cが側面視においてハンドルフレーム11bと一直線状に延びる揺動位置)で固定されて操縦される。具体的には、グリップ23が把持されると共に、レバー24が揺動操作されて耕耘爪8が回動され、耕耘作業が行われる。以下では、図1及び図2に示す操縦ハンドル20の揺動位置を「使用位置」と称する。また、図3及び図4は、使用位置に揺動された揺動部21及び支持部40のみを示したものである。以下では、このような図3及び図4を用いて(使用位置を基準として)、支持部40を説明する。
支持部40は、前述の如く、燃料容器Aを支持するためのものである。支持部40は、略筒状の部材を適宜折り曲げることによって構成される。支持部40は、揺動部21に固定される。支持部40は、延出部41及び連結部42を具備する。
延出部41は、揺動部21から延出する部分である。延出部41は、揺動部21の第一延出部21bの中途部(第一延出部21bの中央部よりもやや前方)に固定される。延出部41は、左右一対形成される。以下では、左右の延出部41を、それぞれ左側延出部41L、右側延出部41Rと称する。
左側延出部41Lは、左側の第一延出部21bから右後下方へ延出するように形成される。左側延出部41Lは、側面視において、左側の第一延出部21bに対して直交しないように形成される。より詳細には、左側延出部41Lは、側面視において、左側の第一延出部21bと直交する直線D1に対して前方へ傾斜するように形成される(図3(b)参照)。また、左側延出部41Lは、側面視において第一延出部21bから後下方に向かって傾斜するように形成される。また、左側延出部41Lは、下方に向かって左右内側に傾斜するように形成される。当該左側延出部41Lは、背面視において、上下方向に対する傾斜角度が第一延出部21bの上下方向に対する傾斜角度よりも緩くなるように形成される(図4(a)参照)。左側延出部41Lは、背面視において、前側取付部21a及び係合部22の左方(左右外側方)を通過するように形成される。
右側延出部41Rは、左側延出部41Lに対して左右対称となるように形成される。このような左右一対の延出部41は、下方へ向かうにつれて左右方向幅が狭くなるような背面視先細り状に形成される(図4(a)参照)。また、左右一対の延出部41は、後方へ向かうにつれて左右方向幅が狭くなるような平面視先細り状に形成される(図4(b)参照)。
連結部42は、左右一対の延出部41の端部(揺動部21側の端部とは反対側の端部)を連結する部分である。連結部42は、左右方向に直線状に延びるように形成される。連結部42の長さ(左右方向幅)は、左右の係合部22の間隔と略同程度となるように形成される。連結部42は、前側取付部21a及び係合部22(操縦ハンドル20の揺動支点)よりも低い位置に配置される。
このように構成される支持部40は、例えば、溶接等によって延出部41が揺動部21に固定される。これにより、支持部40は、左右一対の揺動部21を接続する。左右一対の揺動部21は、支持部40によって接続されることにより、ハンドルフレーム11bに対して一体的に揺動可能となる。
このように組み付けられた支持部40は、図1及び図2に示す操縦ハンドル20が使用位置に揺動された状態(使用状態)において、ハンドルフレーム11bの後上方に配置される。また、支持部40は、燃料タンク4及びハンドル連結部15の後方に配置される。また、支持部40は、連結部42の高さ位置が、ハンドルフレーム11bの上端部及び燃料タンク4の下端部の高さ位置と略同程度となるように配置される。
支持部40は、図5及び図6に示す操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態(折り畳み状態)において、燃料容器Aを支持できるように構成されている。以下、具体的に説明する。
図5及び図6に示す折り畳み位置は、操縦ハンドル20が使用位置から前方(エンジン3側)へ揺動された位置である。操縦ハンドル20を前方へ揺動させると、当該操縦ハンドル20は、エンジン3及び燃料タンク4に近接する。当該操縦ハンドル20をさらに揺動させると、揺動部21は、エンジン3及び燃料タンク4の左右外側方を略下方へ移動する。そして、操縦ハンドル20は、図5及び図6に示す状態となる。
本実施形態では、図5及び図6に示す状態において、所定の揺動規制部(不図示)によって操縦ハンドル20の前方への揺動が規制されている。本実施形態では、このように揺動が規制される位置(最大限揺動させた位置)を「折り畳み位置」と称する。
折り畳み位置まで揺動された状態(折り畳み状態)の操縦ハンドル20は、ハンドルフレーム11bから前下方へ延びるように形成される。当該操縦ハンドル20の揺動部21は、エンジン3及び燃料タンク4の左右外側方、かつ、フェンダ10の上方に配置される。また、第一延出部21b及び第二延出部21cのハンドルフレーム11bに対する角度(側面視における角度)は、約35°となる。また、グリップ23は、ボンネット5の左右外側方に配置される。
操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態において、支持部40は、上に凸の(開口部を下方へ向けた)正面視略U字状に形成される。当該支持部40の延出部41は、揺動部21から後上方へ延出するように形成される。本実施形態において、このような延出部41の前後方向に対する傾斜角度は、約75°となっている。
作業者は、操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態において、図8に示すように、吊り下げ部B1(例えば、S字フック等)を介して連結部42に燃料容器Aを引っ掛けて、支持部40の下方に燃料容器Aを配置することができる。これによれば、操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態で給油する際に、作業者が燃料容器Aを持たなくても済むため、給油時における作業者の負担を低減することができる。また、給油作業を容易に行うこともできる。
また、操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態において、図6及び図7に示す支持部40は、燃料タンク4の後方、かつ、ハンドル連結部15の前方に位置する。また、連結部42は、燃料タンク4の後上部に形成された給油口4b(図8参照)、及び当該給油口4bを塞ぐキャップ4aよりも高い位置に配置される。また、連結部42は、ハンドル連結部15及び左右一対の揺動部21よりも高い位置に配置される。これによって、支持部40の下方にスペースを確保して、燃料容器Aを吊り下げ易くすることができる。なお、図7では、説明の便宜上、ボンネット5を外した状態の歩行型管理機1を示している。
また、連結部42は、操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態において、歩行型管理機1の中で最も高い位置に配置されるようになっている。このような構成によれば、支持部40の下方において、上下のスペースを確保し易くすることができるため、比較的高さのある燃料容器Aを支持部40に吊り下げることが可能となる。
以上の如く、本実施形態に係る歩行型管理機1は、ハンドルフレーム11bと、前記ハンドルフレーム11bに対して、使用位置と折り畳み位置の間で揺動可能な操縦ハンドル20と、前記操縦ハンドル20に設けられ、前記操縦ハンドル20が前記折り畳み位置に揺動された状態で、燃料容器Aを吊り下げ可能な支持部40と、を具備するものである。
このように構成することにより、給油作業を容易に行うことができる。
また、前記操縦ハンドル20は、左右一対の揺動部21を具備し、前記支持部40は、左右一対の前記揺動部21を互いに接続するように設けられるものである。
このように構成することにより、燃料容器Aを支持するための支持部40を、揺動部21を連結する部材としても利用(兼用)することができる。これにより、部品点数を削減することができる。
また、前記支持部40は、前記操縦ハンドル20が前記折り畳み位置に揺動された状態において、左右一対の前記揺動部21のそれぞれから上方に向かって延出される延出部41と、左右一対の前記延出部41を互いに連結すると共に、前記燃料容器Aを吊り下げ可能な連結部42と、を具備するものである。
このように構成することにより、連結部42の下方に、燃料容器Aを配置する(吊り下げる)ためのスペースを確保し易くなる。これにより、燃料容器Aを吊り下げ易くなって、給油作業を行い易くすることができる。
また、本実施形態において、左右一対の延出部41は、揺動部21から左右内側に向かって延出するように形成されている(図7参照)。これによれば、支持部40を左右内側に寄せて、当該支持部40が外部と干渉するのを抑制することができる。
また、前記連結部42は、燃料タンク4よりも後方に配置され、前記延出部41は、前記操縦ハンドル20が前記折り畳み位置に揺動された状態において、前記揺動部21から後上方へ延出するように形成されているものである。
このように構成することにより、燃料タンク4と連結部42との間にスペースを確保し易くなる。これによって、燃料容器Aの吊り下げや給油等の作業を行い易くすることができる。
また、前記連結部42は、燃料タンク4の給油口4b(図8参照)よりも高い位置に配置されるものである。
このように構成することにより、比較的高い位置に燃料容器Aを吊り下げることができる。これにより、燃料容器Aを配置するためのスペースを確保し易くなって、給油作業等を行い易くすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、歩行型管理機1は、耕耘作業を行うものとしたが、歩行型管理機1の用途はこれに限定されるものではなく、他の作業を行うものであってもよい。
また、本実施形態では、図1及び図2に示す位置(第一延出部21b等が側面視においてハンドルフレーム11bと一直線状に延びる揺動位置)を使用位置としたが、使用位置は必ずしもこれに限るものではない。使用位置は、操縦ハンドル20が、耕耘作業等の作業を行う際に歩行型管理機1の操縦を行うことができる揺動位置であればよい。
また、本実施形態では、操縦ハンドル20を最大限揺動させた位置を折り畳み位置として説明したが、折り畳み位置は、必ずしも操縦ハンドル20を最大限揺動させた位置である必要はない。折り畳み位置は、使用位置(耕耘作業等の作業を行う際に歩行型管理機1の操縦を行うことができる揺動位置)から前方へ任意の角度だけ揺動させた位置とすることができる。具体的には、折り畳み位置は、例えば、操縦ハンドル20(揺動部21)が側面視で燃料タンク4と重複するような位置や、第一延出部21b及び第二延出部21cが前後方向に対して平行となる(又は下方へ傾斜する)位置等であってもよい。
また、支持部40は、必ずしも左右一対の揺動部21を接続しなくてもいい。この場合、支持部40は、例えば、左右一対の揺動部21のいずれか一方に固定されるものであってもよい。また、支持部40は、左右一対の揺動部21のそれぞれに固定される(合計2つ設けられる)ものであってもよい。
また、操縦ハンドル20が折り畳み位置まで揺動された状態における支持部40の燃料タンク4に対する位置関係は、本実施形態に限定されるものではない。支持部40は、例えば、燃料タンク4の左右外側方や上方等に位置していてもよい。
また、支持部40の連結部42は、操縦ハンドル20が折り畳み位置に揺動された状態において、必ずしも燃料タンク4の給油口4bよりも高い位置に配置される必要はなく、任意の位置に配置されるものであってよい。例えば、連結部42は、給油口4bよりも低い位置に配置されていてもよい。
また、支持部40の構成は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の構成を採用することができる。例えば、支持部40は、図9に示す第一変形例に係る支持部40Aから図14に示す第四変形例に係る支持部40Dのような構成であってもよい。
図9及び図10に示す第一変形例に係る支持部40Aは、操縦ハンドル20に対して相対的に回動可能に設けられる点で、本実施形態に係る支持部40と相違する。支持部40Aの延出部41Aは、上下に分割して形成されている。具体的には、延出部41Aは、下部を形成する回動支持部41ADと、上部を形成する回動部41AUと、回動支持部41AD及び回動部41AUを回動可能に連結する回動連結部41APと、を具備する。
回動支持部41ADは、揺動部21に固定される。回動連結部41APは、軸線を左右方向に向けて回動支持部41ADの上端部及び回動部41AUの下端部に挿通される。これによって、回動部41AUは、回動支持部41ADに対して前後に回動可能に連結される。また、回動部41AUは、適宜の方法によって、回動支持部41ADに対する回動を任意の位置で規制(固定)することができる。
例えば図10(a)には、側面視において、回動部41AUを、回動支持部41ADから上方に向かって延びる位置(より具体的には、回動支持部41ADと一直線状になる位置)で固定した様子を示している。図10(a)に示すように、支持部40Aには、燃料容器Aを吊り下げることができる。また、図10(a)の位置に限らず、回動部41AUを任意の回動位置(吊り下げ易い位置)に固定して、燃料容器Aを吊り下げることも可能である。
また、給油作業を行わない場合等には、回動部41AUをある程度(例えば、側面視において回動支持部41ADとの成す角度が90°未満となるまで)回動させることにより、支持部40Aを折り畳み、歩行型管理機1のコンパクト化を図ることができる(図10(b)参照)。
以上の如く、第一変形例に係る支持部40Aは、前記操縦ハンドル20に対して相対的に回動可能に設けられるものである。
なお、第一変形例においては、支持部40Aの一部(回動部41AU及び連結部42)のみが操縦ハンドル20に対して回動する例を示したが、例えば支持部40A全体を操縦ハンドル20に対して回動するように構成してもよい。
図11及び図12に示す第二変形例に係る支持部40Bは、操縦ハンドル20に対して伸縮可能に構成される点で、本実施形態に係る支持部40と相違する。支持部40Bの延出部41Bは、上下に分割して形成されている。具体的には、延出部41Bは、下部を形成する下部支持部41BDと、上部を形成する摺動部41BUと、を具備する。
下部支持部41BDは、略円筒状に形成され、揺動部21に固定される。摺動部41BUの下部は、下部支持部41BDに摺動可能となるように挿入される。また、摺動部41BUは、適宜の方法によって、下部支持部41BDに対する摺動を任意の位置で規制(固定)することができる。
例えば図12(a)には、摺動部41BUを所定の位置で固定した様子を示している。図12(a)に示すように、支持部40Bには、燃料容器Aを吊り下げることができる。また、図12(a)の位置に限らず、摺動部41BUを任意の摺動位置に固定して、燃料容器Aを吊り下げることも可能である。
また、給油作業を行わない場合等には、摺動部41BUを下部支持部41BD側に摺動させることにより、支持部40Bを収縮させ、歩行型管理機1のコンパクト化を図ることができる(図12(b)参照)。
以上の如く、第二変形例に係る支持部40Bは、操縦ハンドル20に対して伸縮可能に設けられるものである。
なお、第二変形例においては、延出部41Bを上下に分割して、支持部40Bの一部(摺動部41BU)のみが操縦ハンドル20に対して相対的に伸縮する例を示したが、例えば支持部40B全体を操縦ハンドル20に対して伸縮するように構成してもよい。
図13に示す第三変形例に係る支持部40Cは、連結部42に凹部42aが形成される点で、本実施形態に係る支持部40と相違する。凹部42aは、連結部42の左右中途部(中央部)を凹むように(より詳細には、折り畳み位置において下方に凹むように)屈曲させることで形成される。当該凹部42aに吊り下げ部B1を引っ掛けることにより、吊り下げ部B1の連結部42に対する左右方向の移動を規制することができるため、給油作業をより行い易くすることができる。
図14に示す第四変形例に係る支持部40Dは、操縦ハンドル20に対して着脱可能である点で、本実施形態に係る支持部40と相違する。支持部40Dは、適宜の固定具40DP(例えば、ボルト等)を介して操縦ハンドル20に着脱可能に設けられる。このような構成によれば、支持部40Dを適宜取り外すことで、支持部40Dが作業や格納する際に邪魔になるのを防止することができる。
また、支持部40は、上述した第一変形例に係る支持部40Aから第四変形例に係る支持部40Dの構成を適宜組み合わせたものであってもよい。具体的には、例えば、支持部40は、操縦ハンドル20に対して相対的に回動可能(図10参照)、かつ伸縮可能(図12参照)であってもよい。また、支持部40は、凹部42aを有し(図13参照)、かつ操縦ハンドル20に対して着脱可能(図14参照)であってもよい。
また、左右一対の揺動部21は、支持部40によって互いに連結されるものとしたが、これに限定されるものではなく、他の部材によって連結されるものであってもよい。また、左右一対の揺動部21は、必ずしも1つの部材によって連結される必要はなく、複数の部材によって連結されるものであってもよい。具体的には、例えば、図15に示す第五変形例に係る揺動部21Aのように、軸線方向を左右方向に向けて配置される直線状の接続部29と、本実施形態に係る支持部40と、により互いに連結されるものであってもよい。このように、支持部40は、接続部29(他の連結部材)と合わせて左右一対の揺動部21Aを連結する場合に、揺動部21Aの連結の強度を上げることができる。
1 歩行型管理機
11b ハンドルフレーム
20 操縦ハンドル
40 支持部
A 燃料容器

Claims (8)

  1. ハンドルフレームと、
    前記ハンドルフレームに対して、使用位置と折り畳み位置の間で揺動可能な操縦ハンドルと、
    前記操縦ハンドルに設けられ、前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態で、燃料容器を吊り下げ可能な支持部と、
    を具備し、
    前記支持部は、
    前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、下方に凹むように形成された凹部を具備する、
    歩行型管理機。
  2. 前記操縦ハンドルは、
    左右一対の揺動部を具備し、
    前記支持部は、
    左右一対の前記揺動部を互いに接続するように設けられる、
    請求項1に記載の歩行型管理機。
  3. 前記支持部は、
    前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、左右一対の前記揺動部のそれぞれから上方に向かって延出される延出部と、
    左右一対の前記延出部を互いに連結すると共に、前記燃料容器を吊り下げ可能な連結部と、
    を具備する、
    請求項2に記載の歩行型管理機。
  4. 前記連結部は、
    燃料タンクよりも後方に配置され、
    前記延出部は、
    前記操縦ハンドルが前記折り畳み位置に揺動された状態において、前記揺動部から後上方へ延出するように形成されている、
    請求項3に記載の歩行型管理機。
  5. 前記連結部は、
    燃料タンクの給油口よりも高い位置に配置される、
    請求項3又は請求項4に記載の歩行型管理機。
  6. 前記支持部は、
    前記操縦ハンドルに対して伸縮可能に設けられる、
    請求項3から請求項5までのいずれか一項に記載の歩行型管理機。
  7. 前記支持部は、
    前記操縦ハンドルに対して着脱可能に設けられる、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の歩行型管理機。
  8. 前記支持部は、
    前記操縦ハンドルに対して相対的に回動可能に設けられる、
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の歩行型管理機。
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