JP7164357B2 - 照明制御装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、施設に設置された複数の照明機器の点消灯を制御する照明制御技術に関する。
ビルなどの規模の大きい建物では、人の在/不在にかかわらず、いつでもどこでも快適な空調環境に制御する、いわゆる全館空調が一般的であった、しかし、近年、省エネルギー志向が強まり、空間の中にいる在室者の位置を検知し、その在室者のいないエリアについては、空調や照明を停止させることにより、省エネルギーを実現する空調制御技術が導入されつつある。
空調制御技術の1つとして、照明制御技術がある。照明制御技術によれば、例えば壁や天井に取り付けた複数の赤外線センサで室内の熱画像(サーモグラフィ)を検出し、得られた熱画像のうちから人の表面温度を示す人領域を検索することにより在室者として検知し、在室者のいる空間やエリアに限定して快適な空調環境に制御し、在室者のいない空間やエリアについては、空調や照明を停止させることができる。
このような照明制御技術では、焦電型赤外線センサと呼ばれる、サーモパイル、サーミスタまたはポロメータタイプなどの赤外線検出素子を用いて、照明機器の照明エリアにおける人の存在有無を検知し、その人検知結果に基づいて照明機器を点消灯する技術が用いられている。これにより、照明エリアに存在する人が動いた場合、照度変化や熱移動が起こるという特性を利用し、照度変化や熱移動により検知された人検知結果に基づいて、照明機器が点消灯制御されることになる。
しかし、人検知結果に基づいて照明機器を単に点消灯した場合、例えば照明エリアの境界に人が存在しているようなケースでは、人の微妙な動きの影響で人検知結果が逐次変化するため、照明機器が明滅を繰り返すことがある。このような明滅が発生した場合、人に不快感を与えるだけでなく、照明機器の寿命を短縮してしまう原因にもなる。
従来、照明制御技術では、このような明滅の発生を抑制するため、ディレイ制御という技術が用いられている(例えば、特許文献1など参照)。ディレイ制御は、人の存在を検知した後に、その存在が検知できなくなった場合には、直ちに照明機器を消灯せず、人が検知できなくなった時点から所定のディレイ時間分だけ、照明機器の消灯を遅延させるものである。これにより、人の微妙な動きの影響で人検知結果が逐次変化するような場合でも、照明機器の点消灯の繰り返しが抑制されるため、室内を安定的に照明することができる。
特開平08-096967号公報
前述した照明制御技術では、赤外線検出素子を用いて人の存在有無を検知している場合、人が検知エリア内で動作せずに静止している場合や、その移動量が少ない場合には、人の動作に原因する温度変化を検知することが困難となる。このため、検知エリア内に人が存在するにも拘わらず、人がいないと判定される誤判定が発生し、照明機器が消灯されることになる。このような場合、利用者からのクレームに応じて、管理者がディレイ時間を延長するという対応をとることができる。例えば、例えば3分、5分、10分などの複数種のディレイ時間を用意しておき、クレームに応じて管理者がディレイ時間を延長することが可能となる。
しかしながら、このような対応では、結果として最も長いディレイ時間が選択されることになるため、照明制御技術の当初の目的である省エネルギー効果を十分得ることができなくなるという問題点があった。また、管理者がクレームに応じてこまめにディレイ時間を調整することも考えられるが、管理者に対する作業負担が増加するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、人検知の誤判定が発生するような場合でも、作業負担を増大させることなく、空間の照明機器を安定的かつ効率的に制御できる照明制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる照明制御装置は、制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置であって、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出部と、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御部とを備え、前記喪失位置検出部は、前記喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたか否かを確認し、前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記再検知が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記照明制御装置の一構成例は、前記喪失位置検出部が、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認し、前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の照明制御装置は、制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置であって、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出部と、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御部とを備え、前記喪失位置検出部は、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止するか否かを確認し、前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記照明制御装置の一構成例は、前記喪失位置検出部が、任意の喪失位置で一定期間内に一定数以上の人の存在が検知されなくなった場合、当該喪失位置における人検知結果に基づく前記ディレイ時間の延長は行わないようにしたものである。
また、本発明にかかる照明制御方法は、制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置で用いられる照明制御方法であって、喪失位置検出部が、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出ステップと、照明制御部が、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御ステップとを備え、前記喪失位置検出ステップは、前記喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたか否かを確認するステップを含み、前記照明制御ステップは、前記喪失位置検出ステップにより前記再検知が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するステップを含むものである。
また、本発明にかかる照明制御方法は、制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置で用いられる照明制御方法であって、喪失位置検出部が、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出ステップと、照明制御部が、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御ステップとを備え、前記喪失位置検出ステップは、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認するステップを含み、前記照明制御ステップは、前記喪失位置検出ステップにより前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するステップを含むものである。
本発明によれば、喪失位置における人の再検知あるいは移動停止に応じて、自動的にディレイ時間が延長されることになる。したがって、人検知の誤判定が発生するような場合でも、作業負担を増大させることなく、空間の照明機器を安定的かつ効率的に制御することが可能となる。
照明制御装置の構成を示すブロック図である。 喪失リストの構成例である。 ディレイ時間延長処理を示すフローチャートである。 ディレイ時間延長動作例(再検知)を示すタイミングチャートである。 ディレイ時間延長動作例(移動停止)を示すタイミングチャートである。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[照明制御装置]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる照明制御装置10について説明する。図1は、照明制御装置の構成を示すブロック図である。
この照明制御装置10は、全体として産業用のコントローラやサーバ装置などの情報処理装置からなり、制御対象となる空間Rに設置されている赤外線センサSPで検出した熱画像に基づいてR内に存在する人Uを検知し、得られた人検知結果に基づいてRに設置されている照明機器Qを点消灯制御する装置である。
赤外線センサSPは、空間Rの天井や壁に配置された焦電型などの赤外線センサであり、一定時間ごとにRの床面の熱画像を検出し、通信回線L1を介して照明制御装置10へ送信する機能を有している。
照明機器Qは、空間Rの天井に設置された蛍光灯などの照明機器であり、通信回線L1を介した照明制御装置10からの点灯制御に応じて、点灯/消灯する機能を有している。
なお、SPは、照明機器Qごとに設けられる照明エリアの熱画像を検出できる位置に配置しておけばよく、SPとQの位置関係について特に制限はない。
照明制御装置10は、主な機能部として、通信I/F部11、熱画像取得部12、記憶部13、人検知部14、喪失位置検出部15、および照明制御部16を備えている。これら機能部のうち、熱画像取得部12、人検知部14、喪失位置検出部15、および照明制御部16は、中央処理装置(CPU)とプログラムとが協働することにより実現されている。
通信I/F部11は、通信回線L1を介して赤外線センサSPおよび照明機器Qとデータ通信を行う機能を有している。
熱画像取得部12は、通信I/F部11で受信した赤外線センサSPからの熱画像を取得し、記憶部13に保存する機能を有している。
記憶部13は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、照明制御装置10における照明制御処理に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。記憶部13で記憶する主な処理情報として、熱画像のほか喪失リストがある。
図2は、喪失リストの構成例である。ここでは、エントリを識別するIDごとに、喪失位置と喪失時刻が組として登録されている。喪失位置については、照明機器Qの照明エリアを識別するエリアIDを用いてもよく、空間R内に予め設定されている二次元座標系に基づく座標位置を用いてもよい。
人検知部14は、記憶部13に保存されている時系列の熱画像から得られた温度分布について、人の表面温度を示す人領域を検索する機能と、得られた検索結果に基づいて、空間R内における人の存在位置を検知し、人検知結果として出力する機能を有している。
喪失位置検出部15は、人検知部14で得られた人検知結果に基づいて空間R内における人の移動、すなわち位置座標の変化を追跡する機能と、追跡中の人の存在が検知されなくなった喪失位置と喪失時刻を検出して記憶部13の喪失リストに記録する機能と、喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されるか否かを確認する機能と、任意の喪失位置で一定期間内に一定数以上の人の存在が検出されなくなった場合、当該喪失位置における人検知結果に基づく前記ディレイ時間の延長は行わず無効とする機能とを有している。
照明制御部16は、人検知部14で得られた人検知結果に基づいて空間R内に設置されている照明機器Qを点消灯制御する機能と、照明機器Qを消灯制御する際、記憶部13に設定されているディレイ時間だけ、照明機器Qの消灯を遅延させる機能と、喪失位置検出部15により再検知が確認された場合、ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長する機能とを有している。
[本実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる照明制御装置10の動作について説明する。図3は、ディレイ時間延長処理を示すフローチャートである。
照明制御装置10は、熱画像取得部12により新たな熱画像が取得されるごとに、図3のディレイ時間延長処理を実行する。
まず、人検知部14は、熱画像取得部12により記憶部13に保存された新たな熱画像を取得して、空間R内における人の存在位置を検知し、人検知結果として出力する(ステップ100)。
次に、喪失位置検出部15は、得られた熱画像から空間R内に存在する人の移動を追跡し(ステップ101)、追跡中の人の存在が検知されなくなった喪失が発生したか確認する(ステップ102)。
ここで、損失発生が確認された場合(ステップ102:YES)、喪失位置検出部15は、その喪失位置と喪失時刻とを記憶部13の喪失リストに記録し(ステップ103)、後述するステップ104に移行する。また、損失発生が確認されなかった場合(ステップ102:NO)、喪失リストへの記録をスキップして、後述するステップ104に移行する。
この後、ステップ104において、喪失位置検出部15は、喪失リストに記録されている任意の喪失位置で人が再検知されたか否か確認する(ステップ104)。
ここで、再検知が確認された場合(ステップ104:YES)、喪失位置検出部15は、その再検知を確認した再検知時刻と当該喪失位置と対応する喪失時刻とを比較することにより、再検知時刻が喪失時刻から一定時間長を有する再検知判定期間内であるか確認する(ステップ105)。
ここで、再検知時刻が再検知判定期間内であることが確認された場合(ステップ105:YES)、任意の喪失位置で人の存在が検知されなくなってから再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたことになるため、照明制御部16は、ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長し(ステップ106)、一連のディレイ時間延長処理を終了する。
また、ステップ104において、いずれの喪失位置においても人が再検知されなかった場合や(ステップ104:NO)、ステップ105において、再検知時刻が再検知判定期間を超過していた場合(ステップ105:NO)、喪失位置検出部15は、人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認し(ステップ107)。
ここで、任意の喪失位置で人の移動停止が確認された場合(ステップ107:YES)、照明制御部16は、ステップ106に移行して、ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長し(ステップ106)、一連のディレイ時間延長処理を終了する。
また、任意の喪失位置で人の移動停止が確認されなかった場合(ステップ107:NO)、ディレイ時間を延長することなく、一連のディレイ時間延長処理を終了する。
なお、図3では、再検知判定期間内における人の存在の再検知に応じてディレイ時間を延長する機能と、喪失位置における人の移動停止に応じてディレイ時間を延長する機能との両方を並行して実施する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、いずれか一方のみを実施してもよい。
[動作例]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるディレイ時間延長動作例について説明する。図4は、ディレイ時間延長動作例(再検知)を示すタイミングチャートである。ここでは、再検知判定期間内における人の存在の再検知に応じて、ディレイ時間をtd1からtd2に延長する場合を例として説明する。
図4に示すように、まず、時刻T1において、任意の照明エリアで人の存在が検知された場合、その照明エリアと対応する照明機器Qが点灯されるとともに、人の追跡が開始される。
この後の時刻T2において、同一照明エリアで人の存在が検出されなくなって、喪失が発生した場合、時刻T2におけるディレイ時間td1だけ、照明機器Qの消灯タイミングが延長され、時刻T2+ディレイ時間td1に相当する時刻T3に、照明機器Qが消灯される。また、喪失が発生した喪失位置と喪失時刻T2とが喪失リストに記録される。
この後、時刻T4に、同一照明エリアで人の存在が再検知された場合、その再検知位置が喪失位置と一致し、かつ、再検知時刻T4が喪失時刻T2から時刻T5までの再検知判定期間Th内に含まれる場合、ディレイ時間がtd1からtd2に延長される。
この後、時刻T6において、人の存在が検出されなくなった場合、時刻T6におけるディレイ時間td2だけ、照明機器Qの消灯タイミングが延長され、時刻T6+ディレイ時間td2に相当する時刻T7に、照明機器Qが消灯される。
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる他のディレイ時間延長動作例について説明する。図5は、ディレイ時間延長動作例(移動停止)を示すタイミングチャートである。ここでは、喪失位置における人の移動停止に応じて、ディレイ時間をtd1からtd2に延長する場合を例として説明する。
図5に示すように、まず、時刻T11において、任意の照明エリアで人の存在が検知された場合、その照明エリアと対応する照明機器Qが点灯されるとともに、人の追跡が開始される。
この後の時刻T12において、同一照明エリアで人の存在が検出されなくなって、喪失が発生した場合、時刻T12におけるディレイ時間td1だけ、照明機器Qの消灯タイミングが延長され、時刻T12+ディレイ時間td1に相当する時刻T13に、照明機器Qが消灯される。また、喪失が発生した喪失位置と喪失時刻T12とが喪失リストに記録される。
この後、時刻T15に、同一照明エリアで人の存在が再検知された場合、その再検知位置が喪失位置と一致しても、再検知時刻T15が喪失時刻T12から時刻T15までの再検知判定期間Th外であるため、ディレイ時間はtd1のままとなる。一方、その後、時刻T16に追跡中の人の移動が停止し、その移動停止位置が喪失リストに記録されている任意の喪失位置と一致した場合、ディレイ時間がtd1からtd2に延長される。
この後、時刻T17において、人の存在が検出されなくなった場合、時刻T17におけるディレイ時間td2だけ、照明機器Qの消灯タイミングが延長され、時刻T17+ディレイ時間td2に相当する時刻T18に、照明機器Qが消灯される。
なお、照明制御を照明機器Qの照明エリアごとに個別に実行する場合、照明エリアごとに個別のディレイ時間を適用することになる。したがって、喪失位置での人の存在の再検知に応じてディレイ時間を延長する場合、喪失位置が含まれる照明エリアと対応するディレイ時間を延長すればよい。この際、再検知判定時間についても、照明エリアにおける人の出入り状況に応じて、照明エリアごとに個別の再検知判定時間を用いてもよい。同じく、喪失位置での人の移動停止に応じてディレイ時間を延長する場合、移動停止位置が含まれる照明エリアと対応するディレイ時間を延長すればよい。
また、照明制御を空間R全体と実行する場合、空間R全体で同一のディレイ時間を適用することになる。したがって、喪失位置での人の存在の再検知に応じてディレイ時間を延長する場合も、喪失位置での人の移動停止に応じてディレイ時間を延長する場合も、空間R全体で同一のディレイ時間を延長することになる。
なお、延長したディレイ時間については、例えば夜中などの照明機器Qが消灯されている時刻の到来に応じて初期化してもよく、消灯後から一定期間経過した時点で初期化してもよい。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、喪失位置検出部15が、喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたか否かを確認し、照明制御部16が、喪失位置検出部15により再検知が確認された場合、ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するようにしたものである。
これにより、喪失から再検知判定期間内に喪失位置で人が再検知された場合には、自動的にディレイ時間が延長されることになる。したがって、人検知の誤判定が発生するような場合でも、作業負担を増大させることなく、空間Rの照明機器Qを安定的かつ効率的に制御することが可能となる。
実際には、赤外線検出素子を用いて人の存在有無を検知している場合、人が動作せずに静止していることやその移動量が少ないことなどの要因により、人の存在が検知されなくなって照明機器Qが消灯制御される場合がある。このような場合には、その人が照明機器Qの消灯に応じて、立ち上がって動作したり、大きなジェスチャーを行うなどにより自己の存在をアピールするだけで、ディレイ時間を自動延長することが可能となる。
また、本実施の形態において、喪失位置検出部15が、人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認し、照明制御部16が、喪失位置検出部15により移動停止が確認された場合、ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するようにしてもよい。
一般に、人検知の誤判定は何らかの要因で発生する。例えば、特定の人の在席位置で誤判定が発生する場合、その人の在席状態が人検知しにくい場合もある。また、任意の位置に太陽光や熱源などの外乱要因が存在する場合も考えられる。このように、誤判定の発生要因が位置的なものである、同一位置で誤判定が発生することになる。したがって、過去の喪失位置で人が移動停止した場合には、ディレイ時間を自動延長することにより、誤判定による消灯発生を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態において、喪失位置検出部15が、任意の喪失位置で一定期間内に一定数以上の人の存在が検出されなくなった場合、当該喪失位置における人検知結果に基づくディレイ時間の延長は行わないようにしてもよい。
これにより、空間Rの出入口で人の存在が検知されなくなって喪失が発生するような場合でも、誤ってディレイ時間が延長されることを回避することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…照明制御装置、11…通信I/F部、12…熱画像取得部、13…記憶部、14…人検知部、15…喪失位置検出部、16…照明制御部、SP…赤外線センサ、Q…照明機器、R…空間、U…人、L1…通信回線、td1,td2…ディレイ時間、th…再検知判定期間。

Claims (6)

  1. 制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置であって、
    前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出部と、
    前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御部とを備え、
    前記喪失位置検出部は、前記喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたか否かを確認し、
    前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記再検知が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長する
    ことを特徴とする照明制御装置。
  2. 請求項1に記載の照明制御装置において、
    前記喪失位置検出部は、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認し、
    前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長する
    ことを特徴とする照明制御装置。
  3. 制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置であって、
    前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出部と、
    前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御部とを備え、
    前記喪失位置検出部は、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止するか否かを確認し、
    前記照明制御部は、前記喪失位置検出部により前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長する
    ことを特徴とする照明制御装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかに記載の照明制御装置において、
    前記喪失位置検出部は、任意の喪失位置で一定期間内に一定数以上の人の存在が検知されなくなった場合、当該喪失位置における人検知結果に基づく前記ディレイ時間の延長は行わないことを特徴とする照明制御装置。
  5. 制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置で用いられる照明制御方法であって、
    喪失位置検出部が、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出ステップと、
    照明制御部が、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御ステップとを備え、
    前記喪失位置検出ステップは、前記喪失位置で人の存在が検知されなくなってから一定の再検知判定期間内に、当該喪失位置で人の存在が再検知されたか否かを確認するステップを含み、
    前記照明制御ステップは、前記喪失位置検出ステップにより前記再検知が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するステップを含む
    ことを特徴とする照明制御方法。
  6. 制御対象となる空間から検出した熱画像に基づいて前記空間内に存在する人を検知し、得られた人検知結果に基づいて前記空間内に設置されている照明機器を点消灯制御する照明制御装置で用いられる照明制御方法であって、
    喪失位置検出部が、前記人検知結果に基づいて前記空間内における人の移動を追跡し、人の存在が検知されなくなった喪失位置を検出する喪失位置検出ステップと、
    照明制御部が、前記人検知結果に基づき当該空間の照明機器を点消灯制御する際、予め設定されているディレイ時間だけ前記点消灯制御を遅延させる照明制御ステップとを備え、
    前記喪失位置検出ステップは、前記人検知結果に基づいて追跡中の人が、過去に検出された任意の喪失位置で移動停止したか否かを確認するステップを含み、
    前記照明制御ステップは、前記喪失位置検出ステップにより前記移動停止が確認された場合、前記ディレイ時間を予め設定されている時間だけ延長するステップを含む
    ことを特徴とする照明制御方法。
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