JP7161462B2 - 電気コネクタ - Google Patents
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Description
また、携帯性向上の要請等から、一般の電気機器部品と同様に、同軸コネクタにも小型化が求められているが、その一方で、車載分野等の高信頼性が要求される製品に使用される場合、該同軸コネクタにおける構成、即ち、嵌合筒状部とロック溝のロック機構のみでは、強い引っ張り力が加わった際に嵌合が解除されてしまうおそれがある。このため、強い引っ張り力が加わっても抜去されにくい完全なロック機構を有した同軸コネクタが要望されている。
この構成によれば、同軸ケーブルのシールド線から離れた嵌合筒状部によるのではなく、同軸ケーブルのシールド線の近傍、取り分け、ノイズの発生源となり易い同軸コネクタの囲繞部の底面(基板側)により近い位置でグランド接触を行って、シールドの短絡経路を形成することができるため、ノイズに対するシールド性能を効果的に向上させることができる。
この場合、前記グランド接触部は、前記嵌合筒状部と前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部の嵌合方向に沿って弾性を発揮するものであってもよいし、前記グランド接触部は、前記嵌合筒状部と前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部の嵌合方向と前記同軸ケーブルの延出方向の双方と交差する方向に沿って弾性を発揮するものであってもよい。後者の場合、前記グランド接触部は、前記相手側コネクタとの嵌合時に前記シールド線を挟み込むように対向配置された一対の部分から成るのが好ましい。
このようなロック機構を設けることにより、小型である一方でより完全なロック機構を提供することによって、シールド性能を確実に保持することができる同軸コネクタを提供することができる。
また、嵌合筒状部の外側に、前記嵌合筒状部と離間して一対のガイド部を備え、前記ロック部材は、一対の被ガイド部を備え、前記被ガイド部は、前記ガイド部と係合し、前記ガイド部に沿って移動可能であり、前記ロック部材は、前記相手側コネクタの挿抜が可能となる非ロック位置と、前記相手側コネクタの移動を規制するロック位置との間で移動可能であるものである。
(ロック機構の構成態様1)
図9は、構成態様1に係るレセプタクルコネクタ(電気コネクタ)及びプラグコネクタ(相手側コネクタ)の構成を示す斜視図である。図10は、構成態様1において、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合した状態を示す斜視図である(非ロック位置)。図11は、構成態様1において、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合した状態を示す平面図である(非ロック位置)。図12は、図11のA-A切断面における断面図である。図13は、図11のB-B切断面における断面図である。
図19は、構成態様2に係るレセプタクルコネクタ(電気コネクタ)及びプラグコネクタ(相手側コネクタ)の構成を示す斜視図である。図20は、構成態様2において、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合した状態を示す斜視図である(非ロック位置)。図21は、構成態様1において、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合した状態を示す正面図である(非ロック位置)。図22は、図21のA-A切断面における断面図である。
図26は、構成態様3に係るレセプタクルコネクタ(電気コネクタ)及びプラグコネクタ(相手側コネクタ)の構成を示す斜視図である。
図29は、構成態様4に係るレセプタクルコネクタ(電気コネクタ)及びプラグコネクタ(相手側コネクタ)の構成を示す斜視図である。図30は、構成態様4において、ロック部材を開いてレセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合した状態を示す斜視図である(ロック状態)。図31は、構成態様4において、レセプタクルコネクタからプラグコネクタを抜去するために、冶具を用いてロック部材を開いた状態を示す斜視図である(非ロック状態)
2 同軸ケーブル
3 芯線
4 端子
5 ハウジング
6 シールド線
7 外部導体シェル
8 絶縁被覆
9 絶縁体
10 嵌合筒状部
11 天面
12 囲繞部
100 レセプタクルコネクタ
101 嵌合筒状部
102 中心端子
103 ハウジング
104 ロック部材
105 係止溝
106 外壁
107 ガイド部
108 腕部
109 被ガイド部
110 押さえ部
111 接触部
112 接続部
113 接続部
114 係止凸部
115 係止凸部
116 補強金具
117 底面
118 段差
119 端面
120 ストッパ
130 導体
131A、131B グランド接触部200 レセプタクルコネクタ
201 外部導体
202 中心端子
203 ハウジング
204 ロック部材
205 係止溝
206 外壁
207 ガイド部
208 腕部
209 被ガイド部
210 第1の間隙
211 第2の間隙
212 押圧操作部
213 係止解除操作部
214 被係止部
215 係止部
216 補強金具
217 接続部
218 接続部
300 レセプタクルコネクタ
301 外部導体
302 中心端子
303 ハウジング
304 ロック部材
305 係止溝
306 外壁
307 軸支部
308 軸部
309 軸カム部
310 押さえ部
311 被係止部
312 係止部
313 斜面
314 接続部
315 補強金具
316 係止解除操作部
400 レセプタクルコネクタ
401 外部導体
402 中心端子
403 ハウジング
404 ロック部材
405 係止溝
406 係止部
407 外部導体の一部
408 冶具
Claims (14)
- 略円筒状の嵌合筒状部を有する導体と、
前記嵌合筒状部の中心に位置する中心端子と、前記導体及び前記中心端子を保持するハウジングと、
を備え、
前記導体は、相手側コネクタとの嵌合時に、前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部が一端に配置された同軸ケーブルのシールド線と、前記一端以外のいずれかの部分において電気的に接触するグランド接触部を有し、
前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部を押さえて嵌合状態を保持するロック部材を更に備えることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記グランド接触部は、前記シールド線と直接接触する、請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記グランド接触部は、前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部を含む外部導体シェルを介して、前記シールド線と間接的に接触する、請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記グランド接触部は、前記嵌合筒状部と前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部の嵌合方向に沿って弾性突出している、請求項1乃至3のいずれかに記載の電気コネクタ。
- 前記グランド接触部は、前記嵌合筒状部と前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部の嵌合方向に沿って弾性を発揮する、請求項4に記載の電気コネクタ。
- 前記グランド接触部は、前記嵌合筒状部と前記相手側コネクタの相手嵌合筒状部の嵌合方向と前記同軸ケーブルの延出方向の双方と交差する方向に沿って弾性を発揮する、請求項4に記載の電気コネクタ。
- 前記グランド接触部は、前記相手側コネクタとの嵌合時に前記シールド線を挟み込むように対向配置された一対の部分から成る、請求項6に記載の電気コネクタ。
- 前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記相手側コネクタを押さえて嵌合状態を保持するロック部材を更に備え、
前記嵌合筒状部は、外周面に設けられた環状の係止溝を有し、
前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記相手側コネクタの外部導体が、前記係止溝に係合して嵌合される構造となっている、請求項1乃至7のいずれかに記載の電気コネクタ。 - 前記嵌合筒状部の外側に、前記嵌合筒状部と離間して一対のガイド部を備え、
前記ロック部材は、一対の被ガイド部を備え、
前記被ガイド部は、前記ガイド部と係合し、前記ガイド部に沿って移動可能であり、
前記ロック部材は、前記相手側コネクタの挿抜が可能となる非ロック位置と、前記相手側コネクタの移動を規制するロック位置との間で移動可能である、請求項8に記載の電気コネタク。 - 前記ロック部材は、天板状の押さえ部を備え、
前記ロック部材が前記ロック位置にあるとき、前記相手側コネクタの天面を押さえてロックする構成となっている、請求項9に記載の電気コネタク。 - 前記ロック部材は、外壁の内側に第1の幅の第1の間隙を有し、
前記ロック部材が前記ロック位置にあるとき、前記第1の間隙により、前記相手側コネクタの外部導体の外周を押さえてロックする構成となっている、請求項9に記載の電気コネタク。 - 前記ハウジングは、外壁の端部に一対の軸支部を備え、
前記ロック部材は、端部に一対の軸部を備え、
前記ロック部材は、前記軸支部と前記軸部とが係合し、前記軸部を中心に軸回転移動が可能であり、
前記ロック部材は、前記相手側コネクタの挿抜が可能となる非ロック位置と、前記相手側コネクタの移動を規制するロック位置との間で開閉移動するように構成されている、請求項8に記載の電気コネタク。 - 前記ロック部材は、前記ハウジングの外壁から起立した弾性の一対の部材から構成され、
前記ロック部材は、内側に突出した係止部を有し、
前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記係止部が前記相手側コネクタの天面に係合し、前記相手側コネクタの移動を規制する構造となっている、請求項8に記載の電気コネクタ。 - 同軸ケーブルに接続される第1の電気コネクタと、基板に実装される第2の電気コネクタとを備える電気コネクタ組立体であって、
前記第1の電気コネクタは、前記同軸ケーブルの芯線に接続される端子と、外部導体シェルとを含み、
前記第2の電気コネクタは、
略円筒状の嵌合筒状部を有する導体と、
前記嵌合筒状部の中心に位置する中心端子と、
前記導体及び前記中心端子を保持するハウジングと、
前記第1の電気コネクタとの嵌合時に、前記第1の電気コネクタを押さえて嵌合状態を保持するロック部材とを備え、
前記嵌合筒状部は、外周面に設けられた環状の係止溝を有し、
前記第1の電気コネクタとの嵌合時に、前記第2の電気コネクタの嵌合筒状部が、前記係止溝に係合して嵌合される構造となっている、電気コネクタ組立体。
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JP2019184241A JP7161462B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | 電気コネクタ |
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JP2019184241A JP7161462B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | 電気コネクタ |
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JP7161462B2 true JP7161462B2 (ja) | 2022-10-26 |
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Family Applications (1)
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JP2019184241A Active JP7161462B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | 電気コネクタ |
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Citations (4)
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JPH0673881U (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | 第一電子工業株式会社 | 小形同軸コネクタ |
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2019
- 2019-10-07 JP JP2019184241A patent/JP7161462B2/ja active Active
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