JP7161006B2 - 外部運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は外部運転支援装置に関し、特に、アシスト運転機能が備えられていない車両に対しても、後付けで実装することにより車両運行のアシスト機能を選択的に得ることができる外部運転支援装置に関する。
一般に、ドライバーが車を運転中に発生させてしまう交通事故の理由は主として以下の2種類に大別できる。一つ目の理由は、ドライバーの不注意、疲労による注意力の散漫、前後の車両間で安全な距離を維持できずに衝突してしまう等といったドライバー自身の過失が主な原因によるものである。
一方、2つ目の理由は、車体の構造によって起こり得る所謂ドライバーからの死角が原因となるものである。たとえば、ドライバーが車両を運転している場合、とある車両Aにとっては、自己の車両の前を通過する歩行者、車両、又は交通標識を認識でき、仮に不測の事態が生じても比較的簡単に回避できるものの、同じ道路を走っていても、車両Aとは別の位置を運転している車両Bにとっては、これらの出来事が自己の車両の側面で発生することがあり、この場合、車両Aとは異なり、当該車両Bにとっては不測の事態が発生すると容易には交通事故を回避できない場合がある。
一方、近年は技術の進歩に伴い、各自動車メーカーが発売する多くの新型車種は、交通事故の発生を低減するために、車を運転する際の負荷を軽減し、更に、運転の安全性と安定性を向上させることができる所謂「アシスト運転システム」が搭載されたものが増えてきている。
しかし、全ての新型車種がアシスト運転システムを搭載している訳ではなく、特に一世代前、二世代前、又は三世代前の車を長年に渡り愛用しているドライバーの場合、ドライバー自身が近年増えてきたアシスト運転システムによる補助を受けたくても、一般にはこれら旧世代の車種にはアシスト運転システムを搭載している車種が極めて少ないので、通常は自己の愛車を買い換えなければならない。
本発明はこれらの問題に鑑みて、車全体を別の車種に買い替えなくても、旧車に対して外付けで取り付けることによって、新型車と同様の「アシスト運転システム」の機能を得られる外部運転支援装置を提供することを目的とする。
上述した問題に鑑みて本発明は以下の構成を備える。
本発明による外部運転支援装置は、運転支援機能を有しない車両が運転支援機能を有するように前記車両に外付けされ、外部ブレーキモジュールと、補助制御モジュールとを備え、
前記外部ブレーキモジュールは入力端子と、出力端子と、第1のパイプラインと、第2のパイプラインを含み、
前記第1のパイプラインと前記第2のパイプラインは互いに並列に接続され、且つ前記入力端子と前記出力端子の間を連通し、前記第1のパイプラインは第1の電磁弁と逆止弁を含み、
前記第1の電磁弁と前記逆止弁は互いに並列に接続され、前記第2のパイプラインは第2の電磁弁と油圧ポンプを含み、前記第2の電磁弁と前記油圧ポンプは互いに直列に接続され、且つ前記第2の電磁弁は前記油圧ポンプと前記出力端子の間に位置し、
前記補助制御モジュールは受信ユニットと、処理ユニットと、出力ユニットを備え、前記処理ユニットは前記受信ユニットと前記出力ユニットに電気的に接続され、前記出力ユニットは前記外部ブレーキモジュールに電気的に接続され、
前記受信ユニットは切換信号を受信し、前記処理ユニットは前記切換信号に基づいて、オリジナルカー制御モードとアシスト運転モードを選択可能に切換え、
前記オリジナルカー制御モードは、前記処理ユニットが前記受信ユニットを介して受信したアクセルペダル信号を受信して、前記出力ユニットが前記アクセルペダル信号を出力するように制御し、
前記アシスト運転モードは、前記処理ユニットが前記受信ユニットを介して車両周辺情報を受信し、処理を経て、アナログペダル信号とシミュレーションブレーキ信号を生成し、
前記処理ユニットは、前記出力ユニットを制御することにより前記アナログペダル信号と前記シミュレーションブレーキ信号を出力させ、
前記シミュレーションブレーキ信号は油圧ポンプを制御するように作動し、前記第1の電磁弁の開閉と前記第2の電磁弁の開閉を制御する。
また、本発明による外部運転支援装置の前記処理ユニットは、前記車両周辺情報に基づいて車外相対数値を取得し、
前記車外相対数値は周囲オブジェクトの相対距離値、相対速度値、相対加速度値、相対時間間隔であるか、或はこれらの中の少なくとも2種以上の組み合わせであり、
前記車外相対数値が安全閾値より小さく、且危険閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力された前記アナログペダル信号を減速信号として処理し、
前記処理ユニットは、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号を、前記油圧ポンプを制御することによって増圧し、前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を閉じるように処理する。
また、本発明による外部運転支援装置の前記処理ユニットは前記車外相対数値が前記危険閾値より小さいとき、
前記処理ユニットは、生成して出力された前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプが持続して増圧するように制御し、
前記第1の電磁弁を閉じ、前記第2の電磁弁を開くように処理する。
また、本発明による外部運転支援装置の前記処理ユニットは、前記車外相対数値が前記安全閾値より小さく、且つ前記危険閾値より大きいとき、前記出力ユニットを更に制御して警告信号を出力させる。
また、本発明による外部運転支援装置の前記第1のパイプラインは第1の油圧センサを更に含み、前記第1の油圧センサは前記逆止弁と前記出力端子の間に位置し、第1の油圧値を取得するようセンシングし、
前記第2のパイプラインは第2の油圧センサを更に含み、前記第2の油圧センサは前記第2の電磁弁と前記出力端子の間に位置し、第2の油圧値を取得するようセンシングし、
記第1の油圧値が前記第2の油圧値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力される前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を開くと共に前記第2の電磁弁を開くように処理する。
また、本発明による外部運転支援装置の前記第2のパイプラインは油圧センサを更に含み、前記油圧センサは前記第2の電磁弁と前記出力端子の間に位置して油圧値を取得するようセンシングし、
記油圧値が閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力する前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を閉じて前記第2の電磁弁を閉じるように処理する。
更に、本発明による外部運転支援装置の前記処理ユニットは、前記車外相対数値が前記危険閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力する前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を開くように処理する。
また、本発明による外部運転支援装置の前記第2のパイプラインは蓄圧器を更に含み、前記蓄圧器は前記油圧ポンプと前記第2の電磁弁の間に位置する。
本発明による外部運転支援装置によれば、補助制御モジュールの処理ユニットがアシスト運転モードに切り替えたとき、車両周辺情報に基づいてシミュレーションを行って得られたアナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを生成し、車両に対する出力とブレーキを自ら制御する。
このため、車両に対して後から機器を実装する市場(aftermarket installed products)に適しており、アシスト運転機能を備えない各車種に対しても容易に後付けでアシスト運転機能を持たせることができ、アシスト運転機能を最初から備えている車に態々買い替えなくとも、本発明の外部運転支援装置の機能を備えた外付けの機器を取り付ければアシスト運転機能を使うことができる。
例えば、本発明の外部運転支援装置の機能を備えた製品を後から実装することにより、自動緊急ブレーキ(Autonomous Emergency Braking, AEB)機能、アダプティングクルーズコントロール(Adaptive Cruise Control, ACC)機能、或はクロストラフィックアシスタンス(Cross Traffic Assistance, CTA)機能等の機能を発揮することができる。
更に、本発明の実施形態では互いに並列に接続された第1のパイプラインと第2のパイプラインがそれぞれ入力端子と出力端子の間を連通し、且つ第1のパイプラインが逆止弁を備え、第2のパイプラインが油圧ポンプを備えるので、処理ユニットにアナログペダル信号とシミュレーションブレーキ信号を出力させることができ、車両の出力とブレーキを本発明による外部運転支援装置が自ら制御することができ、ドライバーは、外部運転支援装置によるアシストを受けている際に、第1のパイプラインを介してブレーキを制御することができ、より柔軟で人間が適切な対応の下に車を運転した場合に比較的近い運転動作のアシスト機能が得られ、結果として交通事故を起こしにくく安全性を高めることができる。
従来の車両システムの実施形態を示ブロック図である。 本発明による外部運転支援装置の実施形態を示すブロック図である。 本発明による外部運転支援装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明による外部運転支援装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明による外部運転支援装置を搭載した車両と前方車両との関係を示した図である。 本発明による外部運転支援装置を搭載した車両と側面側車両との位置関係を示した図である。
図1を参照して説明する。ここで、図1は従来の車両システムの実施形態を示ブロック図である。図1の本実施例では、車両システム2は一般的なアシスト運転機能を備えない車両制御システムである。車両システム2はアクセル制御システムと油圧ブレーキシステムを備えている。
具体的には、アクセル制御システムはアクセルペダル10、オリジナルカー制御器11(「エンジンコントロールユニット」ともいう,Engine Control Unit, ECU)、及びドライブユニット12(例えばエンジンやモーター)を含む。一方、油圧ブレーキシステムはブレーキペダル13、ブレーキマスターシリンダ14、及び複数のブレーキサブシリンダ15を含む。ここで、ブレーキサブシリンダ15は2個の場合を例示しているが、数は2個に限られず3個でも4個でも差し支えない。なお、ブレーキマスターシリンダ14と複数のブレーキサブシリンダ15の間には、車種に併せてABS(Anti-Lock Brake System)モジュール、車両安定性制御モジュール(Vehicle Stability Control, VSC)、ブレーキ分配器、或はこれらの組み合わせを実装しても良いが、図1では図示を省略している。
図1に示すように、オリジナルカー制御器11はアクセルペダル10とドライブユニット12の間に連接されている。また、実施形態に示すように、アクセルペダル10は電子式のアクセルペダルでも差し支えない。ドライバーがアクセルペダル10を踏むと、アクセルペダル信号Aが生成され、オリジナルカー制御器11へ出力される。アクセルペダル信号Aは、アクセルペダル10の位置の変化に対応し、オリジナルカー制御器11は、アクセルペダル信号Aに対応した制御信号を生成し、この制御信号によってドライブユニット12の出力を制御する。
このように、ドライバーは、アクセルペダル10を踏んで車両を制御することにより、加速または減速をすることができる。例えば、ドライバーがアクセルペダル10をより深く踏むと、対応するドライブユニット12の出力が強くなり、車両の速度が上がる。
また、例えば、ドライブユニット12がエンジンの場合、エンジンのスロットル開度(バルブの開き具合)が大きくなり、ドライブユニット12がモータの場合、モータのトルク、速度、出力が共に上昇する。
また、本実施形態では、上記のアクセルペダル信号Aは、少なくとも1種の電圧信号であり得るが、これには限定されない。
例として、ドライブユニット12がエンジンの場合を例にとり説明すると、アクセルペダル10を踏むことでドライバーの行動で生成される電圧信号は0V~5Vの間であり得る。そして、電圧信号が5Vの場合、オリジナルカー制御器11は、電圧信号である制御信号を利用してドライブユニット12のスロットル開度を100%まで上げるように制御する。
また、電圧信号が2.5Vの場合、オリジナルカー制御器11は、電圧信号の制御信号を利用して、ドライブユニット12のスロットル開度を50%まで制御する。また、電圧信号が0Vの場合、オリジナルカー制御器11は、電圧信号の制御信号を利用してドライブユニット12のスロットル開度を0%に制御する。
換言すると、制御信号である電圧信号の電圧値を異ならせることによって、スロットル開度を調整でき、車両のスピードを制御できる。なお、上記の実施形態は、単なる例示に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を実施形態の範囲に限定する主旨ではない。また、他の実施形態として、ドライブユニット12がモータである場合、異なる電圧信号は、異なるトルク、回転速度、又は出力に対応する。
図1に示すように、ブレーキマスターシリンダ14(Master Cylinder)は、油圧ポンプであり得るが、これには限定されない。また、ブレーキマスターシリンダ14は、ブレーキペダル13と複数のブレーキサブシリンダ15(ホイールサブシリンダともいう,Wheel Cylinder)との間に接続される。
例えば、ブレーキペダル13、ブレーキマスターシリンダ14、及び複数のブレーキサブシリンダ15は、パイプラインを介して接続して導通させることができる。
これにより、ドライバーがブレーキペダル13を踏むと、ブレーキマスターシリンダ14のピストンが駆動して、内部の液体(例えばブレーキオイル等)に圧力をかけて、内部の液体を加圧して、パイプラインを介して各ブレーキサブシリンダ15に当該圧がかけられた液体を流すことができる。このようにして、ブレーキ効果はブレーキオイル等が加圧されることにより得られる。
たとえば、図示は省略するが、油圧はブレーキシューを作動させ、ブレーキドラムを押して、ブレーキ効果を実現する。また、ドライバーがブレーキペダル13をより深く踏み込むと、発生する油圧も大きくなり、より強いブレーキ効果が得られる。
次に、図2を参照して本発明による外部運転支援装置の実施形態を説明する。図2に示すように、本実施形態の外部運転支援装置1は、アシスト機能を持たない車両を購入した後から、当該車両に外付けするタイプのものであり、補助駆動機能(上述したアシスト運転システムのこと)を有さない様々な旧型車種の車両システム2と互換性のある車種のアフターマーケットインストール商品(aftermarket installed products)であり、これを取り付ければ運転をアシストする機能が得られる。
図2に示すように、本実施形態の外部運転支援装置1は、外部ブレーキモジュール20と補助制御モジュール30とを含む。設置する過程において、外部運転支援装置1の補助制御モジュール30は、外付けしたい車両の車両システム2のアクセルペダル10と外付けしたい車両のエンジンコントローラ(オリジナルカー制御器)11との間に接続される。
換言すると、アクセルペダル10は、外付けしたい車両のオリジナルカー制御器11に直接接続されている訳ではなく、アクセルペダル10、外付けしたい車両のオリジナルカー制御器11、及び補助制御モジュール30は、コントローラーエリアネットワーク(Controller Area Network, CAN)を介して互いに接続されて信号を送受信することができる。
このようにして、アクセルペダル10を踏み込むドライバーによって生成されたアクセルペダル信号Aは、外付けしたい車両のオリジナルカー制御器11に直接送信されるのではなく、図2から明らかなように最初は補助制御モジュール30に入力される。
図2に示すように、外部運転支援装置1の外部ブレーキモジュール20は、車両システム2のブレーキマスターシリンダ14と複数のブレーキサブシリンダ15との間に接続されている。
換言すると、ブレーキマスターシリンダ14は、複数のブレーキサブシリンダ15に直接接続されておらず、外部ブレーキモジュール20、ブレーキマスターシリンダ14、及び複数のブレーキサブシリンダ15は、パイプラインを介して接続されて導通することができる。
例えば、本実施形態を示す図2では、外部ブレーキモジュール20は、少なくとも1つの入力端子21と、少なくとも1つの出力端子22と、第1のパイプライン23と、第2のパイプライン24を含む。また、第1のパイプライン23と第2のパイプライン24は、図2から明らかなように、互いに並列に接続され、且つ、入力端子21と出力端子22の間に接続されている。なお、本願における入力端子21、出力端子22は所謂電気的な接触を得るための「端子」という意味合いで使用しておらず、所謂、入力側又は出力側という意味で使用しており、入力部又は出力部という意味に解釈しても良い。
また、第1のパイプライン23は、第1の電磁弁231と逆止弁232を含み、第1の電磁弁231と逆止弁232は、図2から明らかなように互いに並列に接続されている。
第2のパイプライン24は、第2の電磁弁241と油圧ポンプ242を含み、第2の電磁弁241と油圧ポンプ242は図2から明らかなように直列に接続されている。また、第2の電磁弁241は、油圧ポンプ242と出力端子22の間に配置されている。
図2に示すように、ブレーキマスターシリンダ14は、パイプラインを介して外部ブレーキモジュール20の入力端子21に接続することができる。
一方、外部ブレーキモジュール20の出力端子22は、パイプラインを介して複数のブレーキサブシリンダ15に接続されており、入力端子21から油圧ポンプ242までのパイプラインの間に逆止弁245が更に設けられている。
逆止弁245は、液体が入力端子21から油圧ポンプ242の方向にのみ流れることを可能とする。つまり、逆止弁245を実装することにより、油圧ポンプ242が液体をブレーキマスターシリンダ14の方向へ加圧してしまうことを回避することにより、ブレーキペダル13を踏み込んだドライバーへのフィードバックの感触に違和感が無くなる。なお、逆止弁245を設けない場合、ドライバーがブレーキペダル13を踏み込んだ際に違和感が生ずる場合があり、実際の感覚とブレーキの利き具合が異なってしまい、強く踏み込んだ割には、ブレーキの利き具合が弱い等といった車を安全に運転する際に深刻な影響を与える可能性が考えられる。
次に、図4を参照して本発明の外部運転支援装置の他の実施例を説明する。図4に示すように、外部ブレーキモジュール20’は2個の入力端子21、21’と、2個の出力端子22,22’と、第1のパイプライン23と、第2のパイプライン24と、第3のパイプライン25と、第4のパイプライン26を含む。なお、図4では図2と重複する構成要素については、ボックス内の名詞の記載を省略している。
第1のパイプラインと第2のパイプラインは相互に並列に接続され、且つ入力端子21と出力端子22の間を連通する。第1のパイプラインは第1の電磁弁231と逆止弁232を含む。第1の電磁弁231は逆止弁232と相互に並列に接続される。
第2のパイプライン24は第2の電磁弁241と油圧ポンプ242を備える。第2の電磁弁241と油圧ポンプ242は直列に接続され、且つ第2の電磁弁241は油圧ポンプ242と出力端子の間に位置する。
第3のパイプライン25と第4のパイプライン26は、互いに並列に接続され、他の入力端子21’と他の出力端子22’との間に接続されている。第3のパイプライン25は、第3の電磁弁251と他の逆止弁252を含み、第3の電磁弁251と他の逆止弁252は互いに並列に接続されている。
第4のパイプライン26は、第4の電磁弁261と他の油圧ポンプ262を含み、第4の電磁弁261と他の油圧ポンプ262は、互いに直列に接続されている。そして、第4の電磁弁261は、他の油圧ポンプ262と他の出力端子22’との間に配置されている。
ブレーキマスターシリンダ14は、パイプラインを介して外部ブレーキモジュール20’の2つの入力端子21、21’に接続することができる。
外部ブレーキモジュール20’の2つの出力端子22、22’は、パイプを介して、それぞれ、左前と右後のブレーキサブシリンダ15並びに右前と左後のブレーキサブシリンダ16に接続されている。このようにして、2つのパイプラインシステムを形成して、これら2つのパイプラインシステムはそれぞれ2個の油圧ポンプによって推力が生成されて油圧を発生させる。
なお、使用要件に応じて、2つの油圧ポンプが同一のモータMを共有して電力を生成し、エネルギーを節約しながら製造コストを削減することもできるが、それぞれが異なるモータを使用してシステムの安全性と安定性を向上させることもできる。
さらに、第2のパイプライン24は、逆止弁245を更に含み、第4のパイプライン26は、他の逆止弁264を更に含む。そして、これらが各入力端子21,21’から各油圧ポンプ242、262までのパイプラインの間に配置される。
第1の実施形態で説明したように、これらの逆止弁245及び264は、第2のパイプライン24の油圧ポンプ242又は第4のパイプライン26の油圧ポンプ262が、液体をブレーキマスターシリンダ14の方向に加圧することを回避するために設けられる。そして、逆止弁245及び264を設けることにより、ブレーキペダル13を踏み込んだドライバーは違和感を覚えずに、つまり、逆止弁で液体の逆流を防ぐことによって、ブレーキペダル13を踏み込んだ量と実際のブレーキの利き具合がずれてしまう現象を回避できる。
そして、このような構成を採用したことにより、本実施形態では、仮に、パイプラインシステムの1つが故障した場合でも、つまり、例えば左前と右後を連通するブレーキサブシリンダ15の油圧ポンプ24がパイプライン内の液体を吸収できなくても、左前と右後のブレーキサブシリンダ15の方向へ液体を流して、自ら能動的に(つまり外部運転支援装置1の制御が介入した状態で)ブレーキ力を生成する。
一方、他のパイプラインシステムの他の油圧ポンプ262は、車両ブレーキに必要な油圧を蓄積して、右前と左後のブレーキサブシリンダ16で自らブレーキをかけることができる。よって、自ら能動的にブレーキをかけることにより、ブレーキが正常に作動できるようにし、それによって車両の安全性を向上させる。
また、本実施形態における第2のパイプライン24は蓄圧器243を含む。この蓄圧器243は油圧ポンプ242と第2の電磁弁241の間に位置する。また、第4のパイプライン26も蓄圧器263を更に含み、この蓄圧器263は他の油圧ポンプ262と第4の電磁弁261の間に位置する。
このため、蓄圧器243,263を介してエネルギーを貯蔵することにより、ブレーキをかけるために必要となる応答時間を短縮でき、ブレーキが必要な時は直ぐにこの貯蓄した(蓄圧した)エネルギーを放出できる、なお、蓄圧器243、263はブラダータイプ、スプリングタイプ、又はピストンタイプ等の何れでも差し支えない。
図2に戻り説明する。図2に示すように、補助制御モジュール30は、受信ユニット31、処理ユニット32、及び出力ユニット33を含む。処理ユニット32は、受信ユニット31と出力ユニット33に電気的に接続されている。
処理ユニット32は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、又は他のプログラマブルマイクロプロセッサ(Microprocessor)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、プログラマブルコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)又は他の同様の効果を得られる装置によって、データ計算と論理演算が行われる。
受信ユニット31と出力ユニット33は、例えば、チップ、チップ内の回路ブロック、ファームウェア回路でも実現できるが、複数の電子部品とパターンを含む回路基板を使用することによって実現しても良い。
図2に示すように、補助制御モジュール30の受信ユニット31が切換信号Sを受信すると、処理ユニット32は、切換信号Sに基づいて、アシスト機能を付与したい車両を、オリジナルカー制御モードで動作させるか、又はアシスト運転モードで動作させるか選択的に切り換えることができる。
例えば、切換信号Sは、手動によるスイッチング信号であっても差し支えない。例えば、受信ユニット31は、スタートスイッチ(図示せず)に接続されている。
ドライバーがスタートスイッチをオンにすると、切換信号Sが受信ユニット31に出力され、処理ユニット32は、切換信号Sに基づいて、車両をオリジナルカー制御モードで動作させるか、又はアシスト運転モードで動作させるか、選択的に切り換えることができる。
また、ドライバーがスタートスイッチをオフにすると、処理ユニット32は、車両はオリジナルカー制御モードのままである。つまり、アシスト機能は得られないという意味である。以下、オリジナルカー制御モードとアシスト運転モードについて詳細に説明する。
図2に示すように、処理ユニット32は、オリジナルカー制御モードの場合、受信ユニット31を介してアクセルペダル10からのアクセルペダル信号Aを受信し、出力ユニット33を制御してオリジナルカー制御器11に対してアクセルペダル信号Aを直接出力する。
換言すると、ドライバーがアクセルペダル10を踏むことによって生成されたアクセルペダル信号Aについて、処理ユニット32は、出力ユニット33を介してアクセルペダル信号Aをオリジナルカー制御器11に直接送信する。オリジナルカー制御器11は、ドライバーがアクセルペダル10を踏踏み込んだ量、つまりアクセルペダル10の位置の変化量に応じて制御信号を生成し、ドライブユニット12の出力を制御することができる。つまり、処理ユニット32は、ドライブユニット12の制御に介入せず、掻い摘んで言うと、入力された信号をそのまま出力するだけである。
アクセルペダル信号Aを電圧信号として例にとると、ドライバーがアクセルペダル10を踏んだとき、生成される電圧信号のレベルは2.5Vである。
処理ユニット32は、2.5Vの電圧信号を、出力ユニット33を介してオリジナルカー制御器11に直接送信して、ドライブユニット12の動作を制御して、対応する動力を生成する。例えば、ドライブユニット12がエンジンである場合、エンジンのスロットルは、所定の開放度まで開放される。また、ドライブユニット12がモータである場合、モータは、所定の速度、トルク、又は出力で動作する。
図2に示すように、処理ユニット32は、アシスト運転モード時に受信ユニット31を介して車両周囲情報Vを受信し、この車両周囲情報Vに基づいて内部でシミュレート処理し、このシミュレートの結果に基づいたアナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを生成する。そして、処理ユニット32は、出力ユニット33を制御して、アナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを出力する。
換言すると、処理ユニット32は、アシスト運転モードでは、アクセルペダル信号Aをオリジナルカー制御器11に直接送信せず、代わりに、当該車両の周囲の情報である車両周辺情報に基づいてアナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを生成する。アナログペダル信号Iは、出力ユニット33を介してオリジナルカー制御器11に送信され、ドライブユニット12の出力を能動的に制御する。ここで、能動的とは、つまり、ドライバーがスタートスイッチをオフにした場合と異なり、単に入力された信号を車体にそのまま出力するのではなく、本発明による外部運転支援装置1がアシストしようとする車体に対して、シミュレートの結果得られた最適なアクセルの踏み具合、ブレーキのかけ具合を調整するという趣旨である。
図2の実施形態では、シミュレーションブレーキ信号Bが外部ブレーキモジュール20に出力されて、油圧ポンプ242の動作を制御し、第1の電磁弁231の開閉と第2の電磁弁241の開閉によって、油圧ブレーキ制御を本発明による外部運転支援装置が能動的に実行することができる。
このように、本発明による外部運転支援装置を装着した車は、新車に乗り換えたり、アシスト機能を受けようとする車の全ての制御システムを交換したりしなくても、運転をアシストする機能が得られる。ここで、運転をアシストする機能とは、例えば自動緊急ブレーキ(Autonomous Emergency Braking、AEB)機能、アダプティブクルーズコントロール(Adaptive Cruise Control、ACC)機能、又は緊急ブレーキ支援であるクロストラフィック(Cross Traffic Assistance、CTA)機能等である。
また、本発明の実施形態では、並列に接続された第1のパイプライン23と第2のパイプライン24は、それぞれ、入力端子21と出力端子22の間に接続されている。
また、第1のパイプライン23は逆止弁232を含み、第2のパイプライン24は油圧ポンプ242を含み、その結果、処理ユニット32は、アナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを出力して、車両の出力(要するにアクセル)とブレーキを能動的に制御する。
このプロセスでは、ドライバーは第1のパイプライン23を使用してブレーキの制御を実行し、より柔軟でユーザーフレンドリーな運転支援機能を提供し、運転の安全性・安定性を向上させることができる。以下、この内容を詳細に説明する。
本実施形態では、車両周辺情報Vは、後述する図5に示す通り、例えば車両のフロント側に取り付けられたセンサーモジュール40からの情報である。また、図3に示すように、センサーモジュール40は、画像キャプチャユニット41、LiDARユニット42、レーダーユニット43、又は上記のユニットのうちの少なくとも2以上の組み合わせを含む。なお、図3では、図2と同じ構成要素については説明の都合上、例えば油圧ポンプ242や第2の電磁弁241と言ったボックス内の名詞の記載を省略している。
例えば、画像キャプチャユニット41は、少なくとも1つのレンズを含み、車両に設置され得る。また、画像キャプチャユニット41は、複数のレンズを含み、車両の前方、側面、及び後方に設置されて、車両の前部、側面、および後部における車外の画像をキャプチャする。
LiDARユニット(light detection and ranging, Lidar)42は、車両の上部に設置して、レーザービームを放射して車両の周囲環境をスキャンし、点群データ情報、すなわちポイントクラウド情報(point cloud)を取得し、ポイントクラウド情報を介して車両外の周囲の物体の位置を取得することができる。
レーダーユニット43は、赤外線レーダー、超音波レーダー、ミリ波レーダー又はレーザーレーダーであっても差し支えなく、車両の前方、側面、後方に設置され、車両周辺の物体で反射した電波を受信し、車両周辺の物体の位置を取得できる。
車両周辺情報Vは、外部画像、点群データ情報、周囲の物体で反射された電波、又は上記のセンサーモジュール40によって感知されたこれらのうちの少なくとも2つの組み合わせを含み得る。
また、他の実施形態では、センサーモジュール40は、本発明による外部運転支援装置を取り付ける前から元々当該車両に設置されたセンサを流用しても良く、又は、外部運転支援装置1を装着する際に、車両3に対して新たに追加するように設置するものでも良い。
図2に示すように、本実施形態では、補助制御モジュール30の処理ユニット32が、上述した車両周囲情報Vから得られる情報に基づいて、車外との相対値(車外相対数値ともいう。以下同じ。)を取得することができる。ここで言う車外との相対値とは、自己の車両と周囲の物体との間の相対的な距離の値、相対的な速度の値、相対的な加速度の値、相対的な時間間隔、又はこれらの少なくとも2つ以上の組み合わせである。
詳細には、処理ユニット32は、車両周囲情報Vに基づいて、車両と周囲の物体との相対値を取得することができる。したがって、車両と周囲の物体との間の相対的な距離の値、相対的な速度の値、相対的な加速度の値、または相対的な時間間隔を計算することができる。
そして、処理ユニット32は、車外相対値に応じて、アナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを計算処理することによって生成し、アクセルとブレーキの制御に主体的に介入する。次に、各種のアシスト運転モードについて説明する。
本実施形態では、上記のアシスト運転モードは、自動緊急ブレーキモード(Autonomous Emergency Braking, AEB)であり得る。また、車外の上述した相対値は、自己のフロント側の車体との間の相対値であり得る。
例えば、処理ユニット32は、車両周囲情報Vに基づいて、車両の前側(フロント側)の相対値を取得する。
車両の前側の相対値は、車両の前側の相対的な距離の値(要は前の車との車間距離)、車両の前側の相対的な速度の値、車両の前側の相対的な加速度の値、車両の前側の相対的な時間間隔、又はこれらのうちの少なくとも2種以上の組み合わせである。
図2と図5を参照して説明する。なお、図5は本発明による外部運転支援装置を搭載した車両3と前方車両4との関係を示した図である。
上記のセンサーモジュール40は、上述したように車両3のフロント側に設置することができる。前方に他の車両(図5の前方車両4)が存在する場合、センサーモジュール40は、車両3と前方車両4の相対位置(すなわち、車両周辺情報V)を感知して取得することができる。処理ユニット32は、車両周辺情報Vに基づいて、上記の車両の前側の相対値を取得することができる。
例えば、処理ユニット32は、車両3と前方車両4との相対位置を車両3と前方車両4との相対速度で除算して、車両3と前方車両4との間の相対時間間隔(time to collision, TTC)を求める。
車両前方の相対値が安全閾値より大きい場合(たとえば、自己の車両と前方の車両の相対的な時間間隔が3秒間より長い場合)、処理ユニット32は、オリジナルカー制御モードのままであるため、オリジナルカー制御器11は、ドライバーが踏んだアクセルペダル10の位置変化に基づいて制御信号を生成し、ドライブユニット12の出力を制御する。
一方、自己の車両と前方車両との相対値が安全閾値未満かつ危険閾値以上の場合(たとえば、自己の車両と前方の車両の相対的な時間間隔が2.5秒未満であり、且つ2秒より長い場合)、処理ユニット32は、自動緊急ブレーキモードに切り換えられ、車両周辺情報Vに従って、処理ユニット32の計算処理により得られたアナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを生成する。
アナログペダル信号Iは、ドライブユニット12をエンジンとすると、車両速度を減速するよう制御するための減速信号である。代わりに、オリジナルカー制御器11は、アナログペダル信号Iに基づいて制御信号を生成して、ドライブユニット12のアクセルの開口を制御して、車の速度を低下させる(例えば、アクセル開口を0%に減少させる)。
図2の実施形態では、上記のシミュレーションブレーキ信号Bは、油圧ポンプ242の圧力を制御し、第1の電磁弁231が開かれ、第2の電磁弁241が閉じられる。外部ブレーキモジュール20の油圧ポンプ242を操作して、車両がブレーキをかけるときにブレーキサブシリンダ15が必要とする油圧を、本発明による外部運転支援装置が機能することにより事前に圧力を確立することができる(以下、「事前圧力確立」と言う。)。
詳細には、第2の電磁弁241が閉じているので、第2のパイプライン24と出力端子22は互いに接続されていない。したがって、油圧ポンプ242が作動してブレーキマスターシリンダ14内の液体の流れを吸収すると、液体は第2の電磁弁241によって遮断され、加圧されて予圧の効果(事前圧力確立)を達成する。
また、事前圧力確立の際、増圧する液体は入力端子22に流れないのでこの時点ではアクティブな、つまり外部運転支援装置1が介入したブレーキは実行されない。
また、第1の電磁弁231が開かれることによって、第1のパイプライン23と出力端子22が互いに導通する。
したがって、ドライバーがブレーキペダル13を踏むと、ブレーキペダル13のアーム長とパワーマルチプライヤの空気圧のブーストによって増幅された推力が発生し、ブレーキマスターシリンダ14の流体を押し出して、第1のパイプライン23と出力端子22を介して、流体がブレーキサブシリンダ15に流れ、ブレーキをかける力を生成することができる。
さらに、ブレーキペダル13を解放すると、液体が第1の電磁弁231を介してブレーキマスターシリンダ14に逆流してブレーキをかける力を解放することができる。なお、このとき、ブレーキをかける動作とブレーキを緩める動作はドライバーが行うものである。
上記の事前圧力確立の工程では、第1のパイプライン23と第2のパイプライン24が並列に接続されているため、ドライバーに対して第1のパイプライン23を用いてブレーキ制御を行い、より使い易い運転支援機能を提供することができる。
同時に、外部運転支援装置1は、第2のパイプライン24に予圧を確立し始め(事前圧力確立)、能動的にブレーキをかけられる準備をする。この結果、柔軟なアシスト運転機能を提供し、運転の安全性を向上させることができる。
さらに、油圧ポンプ242が予圧を確立し始める(以下、事前圧力確立又は単に予圧ともいう。)段階で、処理ユニット32は、車両周囲情報Vに基づいて警告信号(図示せず)を処理し生成することができる。警告信号を生成することにより、車両システム2を制御する際に、聴覚、視覚、又は触覚を介してドライバーに安全喚起を行える。
例えば、車両システム2は、警告信号を受信した後、ブザーで警告音を発したり、ダッシュボード上に警告灯を点灯させたり、ハンドルに振動を発生させたりする。
また、前方の車両との相対値が危険閾値よりも低い場合(例えば、自分の車両と前方の車両との間で相対的に開いている間隔が時間に換算して2秒間に満たない場合)、処理ユニット32は、生成され出力されたシミュレーションブレーキ信号Bを処理し、油圧ポンプ242を制御して連続的に加圧し、第1の電磁弁231を閉じ、第2の電磁弁241を開き、外部ブレーキモジュール20の油圧ポンプ242を操作して、ブレーキをかけるときに必要な油圧を自ら主体的に(能動的に)調整することができる(以下、「油圧上昇」と呼ぶ)。
詳細には、第1のパイプライン23において、ドライバーがブレーキペダル13を踏むと、第1の電磁弁231が閉じているので、ブレーキマスターシリンダ14の推力によって押し出された液体が第1の電磁弁231の前で遮断される。ただし、液体は逆止弁232を介してブレーキサブシリンダ15に流れることができる。
したがって、圧力は、逆止弁232から入力端子21のブレーキサブシリンダ15までのパイプラインに組み込まれ、ブレーキ力を生成する。
ドライバーがブレーキペダル13を解放すると、液体は逆止弁232と第1の電磁弁231によって遮断され、ブレーキマスターシリンダ14に逆流できず、ブレーキ力を解放することもできない。
第2のパイプライン24では、油圧ポンプ242が作動し続け、第2の電磁弁241が開かれるため、第2のパイプライン24で元々予圧されていた液体が流れ出る出口が形成されることとなるため、第2の電磁弁241を介してブレーキサブシリンダ15に迅速に液体が流れ、圧力を発生させてブレーキ力を生成する。
さらに、第1のパイプライン23内の液体は、ブレーキマスターシリンダ14に流れるので、逆止弁232と第1の電磁弁231によって遮断される。したがって、第2のパイプライン24において、油圧ポンプ242によって駆動された液体は、第1のパイプライン23によって迂回されないので、ブレーキサブシリンダ15への油圧が低下する。
第1のパイプライン23と第2のパイプライン24は並列に接続され、第1のパイプライン23は、互いに並列に接続された第1の電磁弁231と逆止弁232を含む。上記の油圧上昇のプロセスにおいて、第1の電磁弁231は閉じられているが、ドライバーは第1のパイプライン23上の逆止弁232を介してブレーキ力を生成するので、より人間が操作した感覚に近い運転支援機能を提供するように、圧力の上昇を補助することができる。
さらに、液体は逆止弁232と第1の電磁弁231によって遮断されるので、ブレーキサブシリンダ15内の油圧は上昇するものの下降はせず、同時に、外部運転支援装置1が圧力を発生させて、十分なブレーキ力を確実に発生することができる。
また、予圧とその後の圧力上昇の制御プロセスにより、ブレーキの反応時間を短縮できるため、柔軟な運転支援機能を提供し、運転の安全性を向上させることができる。
或は、他の実施形態では、処理ユニット32が、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号Bを処理して、油圧ポンプ242の圧力を制御することにより、第1の電磁弁231を開き、第2の電磁弁241を閉じる。そして、油圧ポンプ242が作動し、予圧が最初に外部ブレーキモジュール20の内部に貯められる。
次に、処理ユニット32は、油圧ポンプ242を所定の時間(例えば、3秒)、又は油圧が所定の圧力に達した後に作動させることができる。
この時点で生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号Bは、油圧ポンプ242を制御して連続的に加圧し、第1の電磁弁231を閉じ、第2の電磁弁241を開く。油圧ポンプ242によって生成された予圧は、液体を押し出して第2の電磁弁241を通過させ、パイプラインを介して各ブレーキサブシリンダ15に流れ、圧力が蓄積されることによりブレーキ力が生成される。
本実施形態では、図2に示されるように、外部運転支援装置1の第1のパイプライン23は、第1の油圧センサ233を更に含む。第1の油圧センサ233は、逆止弁232と出力端子22の間に配置され、第1の油圧値を感知する。
第2のパイプライン24は第2の油圧センサ244を更に含む。第2の油圧センサ244は第2の電磁弁241と出力端子22との間に配置され、第2の油圧値を感知する。
第1の油圧値が第2の油圧値よりも大きい場合、処理ユニット32は、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号Bを処理して、ブレーキを制御するための動力をドライバーに戻してアクティブブレーキ油圧を解放する(以下、圧力解放と呼ぶ。要するに、外部運転支援装置1が介入したブレーキを掛けられる状態からドライバーがブレーキペダルを踏んでブレーキを掛けられる状態に戻る。)ために、油圧ポンプ242を減圧し、第1の電磁弁231を解放し、第2の電磁弁241を解放する。
詳細には、ブレーキペダル13を踏むことによってドライバーによって生成されるブレーキ力は、油圧ポンプ242によって生成される有効ブレーキ力よりも大きいので、車両が外部運転支援装置1の機能を使ってブレーキをかけるときには、ドライバーがブレーキを強く踏み込む程に強い力は必要とされない。
また、例えば、急激にブレーキをかけて制動力が働くと、車両が制御不能なるほどスピンしたり、車両3がそのままスライドしたりしてしまう可能性があるため、処理ユニット32は、油圧ポンプ242を制御して、アクティブブレーキ油圧を一部取り除いて全体的なブレーキ力を下げるべく、第1の電磁弁231と第2の電磁弁241を減圧するよう解放する。
そして、ブレーキを制御する権限をドライバーに戻すと、ドライバーによって生成されたブレーキ力でブレーキ動作を行う。ここで、ドライバーがブレーキペダル13を踏み込み過ぎてブレーキ力が大きすぎる場合には、液体は、第1の電磁弁231と第2の電磁弁241を介してアンチロックシステムを介してブレーキマスターシリンダ14に戻され、圧力を解放することができる。
このように制御することにより、互いに並列に接続された第1のパイプライン23と第2のパイプライン24の配置と、上記の油圧判定のロジックによって、ドライバーは、逆止弁232を介してブレーキ力を生成して、より一層ユーザーフレンドリーなアシスト運転機能を提供することができる。そして、ドライバーのブレーキペダル13を踏む力が強すぎてブレーキ力が大きすぎる場合でも、アンチロックシステムで柔軟に小刻みに時間を開けながら圧力が解放されるので、運転の安全性を向上させることができる。
他の実施形態では、図2に示されるように、第2のパイプライン24の油圧センサ(すなわち、第2の油圧センサ244)によって感知された油圧が閾値よりも大きい場合、処理ユニット32は、シミュレーションブレーキ信号Bによって、パイプライン内の油圧を一定値(以下、保持圧力)に近づけるべく、油圧ポンプ242で減圧するよう制御し、第1の電磁弁231を閉じ、第2の電磁弁241も閉じる。
この閾値は、アンチロックシステムが作動しようとしている油圧値である可能性があるが、これに限定されない。たとえば、理論的な分析をすることにより緊急時ブレーキによって後輪がロックしてしまう油圧値を取得できる。または、コントローラーエリアネットワークとアンチロックシステムの信号送信を介して、微調整に必要な瞬間的な油圧の閾値を正確に把握する。
第2の油圧センサ244によって測定された油圧が閾値よりも大きい場合、処理ユニット32は、生成して出力したシミュレーションブレーキ信号Bによって、油圧ポンプ242の動作を停止し、第1の電磁弁231と第2の電磁弁241を閉じるように制御する。そして、ブレーキサブシリンダ15は加圧状態に保たれ、制御可能な範囲内で提供できる最大のブレーキ力がタイヤ用のホイールエンドで生成され、制動距離を短くすることができ、更に運転の安全性を向上させることができる。
また、自己の車両と前方車両との間の相対値が危険閾値より大きい場合(例えば、自己の車両と前方車両との間隔が時間換算で2秒間以上あり、十分な車間距離が取れている場合)、処理ユニット32は、生成してれ出力されたシミュレーションブレーキ信号Bで、油圧ポンプ242を減圧し、第1の電磁弁231を開き、第2の電磁弁241を開いて、圧力を解放する。
詳細には、自己の車両と前方車両との間隔は安全な走行を確保するのに十分な距離なので、ホイールエンドのブレーキ力を解放すべく、油圧ポンプ242は作動を停止し、ブレーキサブシリンダ15内の液体は、解放された第1の電磁弁231と第2の電磁弁241を介してブレーキマスターシリンダ14に逆流して油圧を解放し、システムとしては、ブレーキをかける権限をドライバー側に移す。
なお、自己の車両と前方車両との相対値が安全閾値よりも大きい場合(たとえば、自己の車両と前方車両との間隔が時間換算にして3.5秒間よりも長い距離が開いていて、より一層安全に運転できる場合)に設計・設定することもできる。処理ユニット32は、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号Bで、油圧ポンプ242を減圧し、第1の電磁弁231を開き、第2の電磁弁241を開くように制御する。要するに、2秒間以上でも3.5秒間以上でも差し支えなく、設計者は安全マージンを常識の範囲で又は使用者の年齢等を考慮して幅を持たせて設定できる。
他の実施形態では、上記のアシスト運転モードは、アダプティブクルーズコントロールモード(Adaptive Cruise Control, ACC)であり得る。また、アナログペダル信号Iはクルーズ機能に適応すべく、所定の車速(例えば時速80km、90km、100km)に対応する。
なお、上述の所定の車速は、ドライバーが自分で決めたクルーズ速度であっても良く、エンジニア、設計者が予めシステムに設定した安全性の高い速度としても良い。
続けて、クルーズプロセス中の動作を、図2、図3、及び図5を参照して説明する。自己の車両の目の前に他の車両がある場合は、自己の車両3のフロント側に設置されたセンサーモジュール40が、車両3に先行して移動する前方車両4の相対位置(すなわち、車両周辺情報Vのうちの一つ)を感知して取得する。
処理ユニット32は、車両周辺情報Vに基づいて、上記の前方車両4との間の相対値を取得することができる。前方車両4との間の相対値が安全閾値より大きい場合(たとえば、前方車両4と自己の車両3との間の距離が時間換算にして5秒間以上離れた距離である場合)、処理ユニット32は、アナログペダル信号Iで所定の車速にするようドライブユニット12を制御し続ける。
一方、自己の車両3と前方車両4との相対値が安全閾値未満で危険閾値以上の場合(例えば、前方車両4と自己の車両3との距離が時間換算にして5秒間未満であるが3秒間を超えるとき)、処理ユニット32は、出力を低減するためにアナログペダル信号Iを生成することにより、車両3と前方車両4との間に安全な距離を維持する。また、同時に、処理ユニット32は、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号Bを、上記の制御方法と同様に処理して、予圧を作る準備を始める。
一方、自己の車両3と前方車両4との相対値が危険閾値を超えており危険な状態の場合(例えば、自己の車両3と前方車両4との間の距離が近く、当該相対値が時間換算にして3秒間未満しか離れていない短い距離)であり危険な状態の場合には、本発明による外部運転支援装置1が介入して、当該相対値が時間換算にして3秒間以上となり両者の車間距離が安全な状態になるよう制御する。なお、処理ユニット32がシミュレーションブレーキ信号Bを生成して出力するための制御方法は、外部ブレーキモジュール20を介して圧力を発生させて能動的にブレーキかける上述した方法と同様である。
また、本発明による外部運転支援装置1が介入して、アシストとしてブレーキをかけた後、自己の車両3と前方車両4の相対値が危険閾値から外れて安全な距離となった場合(例えば、例えば両者の車間距離が時間換算にして3秒間以上開いて適切な車間距離が取れた場合)、処理ユニット32がシミュレーションブレーキ信号Bを生成して出力するが、制御方法は、上記と同じである。つまり、ブレーキサブシリンダ15への圧力を解放して、外部運転支援装置1が介入したアクティブなブレーキ動作を停止する。そして、車両3と前方車両4との間の距離が離れて安全な車間距離を維持する。
なお、他の実施形態としては、上記のアシスト運転モードは、クロストラフィックアシスタンスモード(Cross Traffic Assistance, CTA)であっても良く、上記の車外との相対値は、前方車両との間の相対値であり得る。
具体的には、処理ユニット32は車両周辺情報Vに基づいて前方車両4との相対値を取得する。前方車両4との相対値は前方車両4との間の距離が、時間換算で何秒間相当の距離が離れているか等といった情報が考えられる。
図2、図3、及び図6を参照して説明する。ここで、図6は本発明による外部運転支援装置を搭載した車両と側面側車両との位置関係を示した図である。センサーモジュール40は、車両3が交差点を通過するとき、または駐車場から出るときに、車両3の両側に設置すると便利である。
車両3の左右両側の側面に他の車両(図6の側面側車両5など)が接近している場合、センサーモジュール40は、車両3と側面側車両5との間の相対的な時間間隔(時間に換算して何秒間相当の距離が離れているか)を感知することができる。
側面側車両5との間の相対値が安全閾値より大きい場合(例えば、側面側車両5との間の相対的な時間間隔が3秒間より大きく十分な車間距離が取れている場合)、処理ユニット32は本発明による外部運転支援装置1によるアシストが介入しないオリジナル制御モードのままである。
一方、自己の車両3と側面側車両5との間の相対値が安全閾値未満であるが危険閾値の域には達していない場合(たとえば、側面側車両5との間の相対的な時間間隔が2.5秒未満ではあるものの、2秒間以上の余裕があるもの)、処理ユニット32は、側面側車両5による危険性を回避するためのアシストモードに切り換わり、車両周囲情報Vに基づいて、上記のアナログペダル信号Iとシミュレーションブレーキ信号Bを処理する。
そして、側面側車両5と自己の車両3との間の相対値の変化と運転者の制御状況に応じて、上記の予圧、圧力上昇、圧力保持、又は圧力解放動作が実行される。
なお、上記の自動緊急ブレーキモード(Autonomous Emergency Braking, AEB)、アダプティブクルーズコントロールモード(Adaptive Cruise Control, ACC)、又は側面側車両のアシストモードは単なる例であり、アシスト運転モードは、衝突防止モードまたは衝突軽減モード等の他のモードであっても差し支えない。
また、本発明の発明を実施するための形態で示したものは単なる例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を明細書における実施形態で示したものに限定する主旨ではない。また、本発明の範囲は本発明の精神から逸脱しない限り、簡単な付加や変更を行ったものとしても、本発明の技術的範囲に入るものとする。また、あくまでも本発明の技術的範囲は本発明の特許請求の範囲に基づいて定められるものとする。
1 外部運転支援装置
2 車両システム
3 車両
4 前方車両
5 側面側車両
10 アクセルペダル
11 オリジナルカー制御器
12 ドライブユニット
13 ブレーキペダル
14 ブレーキマスターシリンダ
15 ブレーキサブシリンダ
16 ブレーキサブシリンダ
20、20’ 外部ブレーキモジュール
21、21’ 入力端子
22、22’ 出力端子
23 第1のパイプライン
231 第1の電磁弁
232 逆止弁
233 第1の油圧センサ
24 第2のパイプライン
241 第2の電磁弁
242 油圧ポンプ
243 蓄圧器
244 第2の油圧センサ
245 逆止弁
25 第3のパイプライン
251 第3の電磁弁
252 逆止弁
26 第4のパイプライン
261 第4の電磁弁
262 油圧ポンプ
263 蓄圧器
264 逆止弁
30 補助制御モジュール
31 受信ユニット
32 処理ユニット
33 出力ユニット
40 センサーモジュール
41 画像キャプチャユニット
42 LiDARユニット
43 レーダーユニット
A アクセルペダル信号
S 切換信号
I アナログペダル信号
B シミュレーションブレーキ信号
V 車両周辺情報
M モータ

Claims (8)

  1. 運転支援機能を有しない車両が運転支援機能を有するように前記車両に外付けされる外部運転支援装置であって、
    外部ブレーキモジュールと、補助制御モジュールとを備え、
    前記外部ブレーキモジュールは入力端子と、出力端子と、第1のパイプラインと、第2のパイプラインを含み、
    前記第1のパイプラインと前記第2のパイプラインは互いに並列に接続され、且つ前記入力端子と前記出力端子の間を連通し、前記第1のパイプラインは第1の電磁弁と逆止弁を含み、
    前記第1の電磁弁と前記逆止弁は互いに並列に接続され、前記第2のパイプラインは第2の電磁弁と油圧ポンプを含み、前記第2の電磁弁と前記油圧ポンプは互いに直列に接続され、且つ前記第2の電磁弁は前記油圧ポンプと前記出力端子の間に位置し、
    前記補助制御モジュールは受信ユニットと、処理ユニットと、出力ユニットを備え、前記処理ユニットは前記受信ユニットと前記出力ユニットに電気的に接続され、前記出力ユニットは前記外部ブレーキモジュールに電気的に接続され、
    前記受信ユニットは切換信号を受信し、前記処理ユニットは前記切換信号に基づいて、オリジナルカー制御モードとアシスト運転モードを選択可能に切換え、
    前記オリジナルカー制御モードは、前記処理ユニットが前記受信ユニットを介して受信したアクセルペダル信号を受信して、前記出力ユニットが前記アクセルペダル信号を出力するように制御し、
    前記アシスト運転モードは、前記処理ユニットが前記受信ユニットを介して車両周辺情報を受信し、処理を経て、アナログペダル信号とシミュレーションブレーキ信号を生成し、
    前記処理ユニットは、前記出力ユニットを制御することにより前記アナログペダル信号と前記シミュレーションブレーキ信号を出力させ、
    前記シミュレーションブレーキ信号は油圧ポンプを制御するように作動し、前記第1の電磁弁の開閉と前記第2の電磁弁の開閉を制御する
    ことを特徴とする外部運転支援装置。
  2. 前記処理ユニットは、前記車両周辺情報に基づいて車外相対数値を取得し、
    前記車外相対数値は周囲オブジェクトの相対距離値、相対速度値、相対加速度値、相対時間間隔であるか、或はこれらの中の少なくとも2種以上の組み合わせであり、
    前記車外相対数値が安全閾値より小さく、且危険閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力された前記アナログペダル信号を減速信号として処理し、
    前記処理ユニットは、生成して出力されたシミュレーションブレーキ信号を、前記油圧ポンプを制御することによって増圧し、前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を閉じるように処理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の外部運転支援装置。
  3. 前記処理ユニットは、前記車外相対数値が前記危険閾値より小さいとき、
    前記処理ユニットは、生成して出力された前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプが持続して増圧するように制御し、
    前記第1の電磁弁を閉じ、前記第2の電磁弁を開くように処理する
    ことを特徴とする請求項2に記載の外部運転支援装置。
  4. 前記処理ユニットは、前記車外相対数値が前記安全閾値より小さく、且つ前記危険閾値より大きいとき、前記出力ユニットを更に制御して警告信号を出力させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の外部運転支援装置。
  5. 前記第1のパイプラインは第1の油圧センサを更に含み、前記第1の油圧センサは前記逆止弁と前記出力端子の間に位置し、第1の油圧値を取得するようセンシングし、
    前記第2のパイプラインは第2の油圧センサを更に含み、前記第2の油圧センサは前記第2の電磁弁と前記出力端子の間に位置し、第2の油圧値を取得するようセンシングし、
    記第1の油圧値が前記第2の油圧値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力される前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を開くと共に前記第2の電磁弁を開くように処理する
    ことを特徴とする請求項3に記載の外部運転支援装置。
  6. 前記第2のパイプラインは油圧センサを更に含み、前記油圧センサは前記第2の電磁弁と前記出力端子の間に位置して油圧値を取得するようセンシングし、
    記油圧値が閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力する前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を閉じて前記第2の電磁弁を閉じるように処理する
    ことを特徴とする請求項3に記載の外部運転支援装置。
  7. 前記処理ユニットは、前記車外相対数値が前記危険閾値より大きいとき、前記処理ユニットは生成して出力する前記シミュレーションブレーキ信号で前記油圧ポンプを制御して減圧し、前記第1の電磁弁を開き、前記第2の電磁弁を開くように処理する
    ことを特徴とする請求項6に記載の外部運転支援装置。
  8. 前記第2のパイプラインは蓄圧器を更に含み、前記蓄圧器は前記油圧ポンプと前記第2の電磁弁の間に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の外部運転支援装置。
JP2021131072A 2020-08-13 2021-08-11 外部運転支援装置 Active JP7161006B6 (ja)

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