JP7160316B2 - アタッチメント着脱装置 - Google Patents

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Description

この発明は、作業機械のアーム先端にバケット等のアタッチメントを着脱するためのアタッチメント着脱装置に関する。
従来、作業機械のアーム先端に取り付けられ、バケット等のアタッチメントをアームに連結するためのアタッチメント着脱装置は知られている。例えば、特許文献1によれば、アタッチメント着脱装置は、第1アームと、第2アームと、これら第1アームおよび第2アーム間に配置された伸縮具とを備える。アタッチメントは、離間する一対の連結ピンを備え、この連結ピンが第1アームおよび第2アームにそれぞれ相対回転可能に支持される。
上記のようなアタッチメント着脱装置において、アタッチメントを装着する場合には、第1アームと第2アームとの離間寸法を伸縮具によって縮小させ、アタッチメント着脱装置をアタッチメントの連結ピン間に配置した後、伸縮具を伸長させ第1アームのU字部を連結ピンに嵌合させる。このようにしてアタッチメント着脱装置にアタッチメントを装着する。伸縮具としては油圧シリンダを用いるほか、スクリューロッド等を用いたねじ式のものも知られている。
特開2008-174920
従来のアタッチメント着脱装置においては、第1アームおよび第2アームの間にこれらの離間寸法を調整するための伸縮具を用いなければならなかった。油圧式にしてもねじ式にしても伸縮具を用いるために、機構が複雑になり部品点数も多くなる。また、アタッチメントの連結ピンの離間寸法はアタッチメントの種類等によって異なるから、アタッチメント毎に距離感が異なる作業が強いられ、オペレータにとって難易度の高い作業となってしまう。
この発明は、伸縮具を用いる必要がなく、容易にアタッチメントを装着可能なアタッチメント着脱装置を提供することを課題とする。
この発明は、作動機械のアーム先端に取り付けられるとともに、一対の連結ピンを有するアタッチメントを前記アーム先端に着脱するためのアタッチメント着脱装置であって、回動軸を介して互いに回動自在に保持される第1フック部材および第2フック部材を備え、前記第1フック部材は、前記アームに連結される第1アーム連結ピンと、前記アタッチメントの一方の連結ピンに係合可能な第1凹部と、前記第1フック部材および前記第2フック部材の回動範囲を規制する回動ストッパとを有し、前記第2フック部材は、前記アームに連結される第2アーム連結ピンと、前記アタッチメントの他方の連結ピンに係合可能な第2凹部と前記第2凹部の開口を閉鎖可能な閉鎖手段と、前記開口の前記第1フック部材側に位置する内端部と、前記内端部に対向して位置する外端部と、前記外端部から前記内端部とは反対側へと延びるストッパ部とを有し、前記閉鎖手段は、前記第2凹部の内側を摺動回転可能な摺動部と、前記摺動部に連結する回動規制部と、前記回動規制部に取り付けられたハンドルと、前記回動規制部に設けられロックピンが挿入可能である孔と、を備え、前記ハンドルを介して前記回動規制部を時計回りまたは反時計回りのいずれか一方に回動させることによって前記摺動部を回転させ、該摺動部によって前記開口を閉鎖可能であるとともに、いずれか他方に回動させることによって前記開口を開放可能であり、前記孔にロックピンを挿入することによって、前記第2凹部の閉鎖状態または開放状態を維持することを特徴とする。
上記の発明において、前記第2凹部の開口は、前記アーム連結ピンの中心と前記第2凹部の中心とを結ぶ線の延長線上に位置する。
この発明に係るアタッチメント着脱装置によれば、第1フック部材および第2フック部材の間にこれらの離間距離を調整するための機構が必要ないから、その分部品点数を少なくすることができる。また、第2フック部材に連結ピンを第2凹部に誘導するためのストッパ部を設けることにしたので、第2凹部に連結ピンを容易に嵌入することができる。
この発明は、伸縮具を用いる必要がなく、容易にアタッチメントを装着可能なアタッチメント着脱装置を提供することを課題とする。
この発明の実施形態に係るアタッチメント着脱装置の使用状態を説明する図。 アタッチメント着脱装置の斜視図。 図2の底面図。 (A)図3のIV-IV線断面の第1フック部を拡大した図であって、第1閉鎖手段が開放状態にある状態を示す図。(B)第1閉鎖手段が閉鎖状態にある状態を示す図。 (A)図3のIV-IV線断面の第2フック部を拡大した図であって、第2閉鎖手段が開放状態にある状態を示す図。(B)第2閉鎖手段が閉鎖状態にある状態を示す図。
図1を参照すると、アタッチメント着脱装置1は、その一方が作業機械5に固定され、その他方によってアタッチメント6を着脱可能に保持することができる。この実施形態において、アタッチメント6としてバケットを用いて説明するが、アタッチメント6は、バケットの他、大割機やブレーカー等複数の種類があり、用途に応じて使い分けられる。このアタッチメント着脱装置1を作業機械5に固定しておけば、簡単な操作で他のアタッチメント6に付け替えることができる。
アタッチメント着脱装置1は、回動軸11を介して互いに回動自在に保持される第1フック部材2および第2フック部材3を備える。第1フック部材2は、第1連結ピン21を介して作業機械5のアーム51に回動自在に連結される。第2フック部材3は、第2連結ピン31を介して作業機械5のアタッチメント用シリンダのリンク52に回動自在に連結される。このようなアタッチメント着脱装置1は、アーム51によって第1フック部材2が固定され、第2フック部材3はアタッチメント用シリンダの伸縮に伴い回動軸11を中心に回動する。このアタッチメント着脱装置1の第1フック部材2にアタッチメント6の一方のアタッチメント連結ピン61を回転可能に嵌合し、第2フック部材3に他方のアタッチメント連結ピン62を回転可能に嵌合する。このようにアタッチメント6を装着することによって、アタッチメント着脱装置1を介して作業機械5によってアタッチメント6を揺動することができ、各種作業を可能とする。
図2および図3を合わせて参照すれば、第1フック部材2は、第1連結ピン21を支持するベース部22と、ベース部22に取り付けられ第1連結ピン21の軸方向に離間して設けられる一対の第1プレート23と、第1プレート23に形成された第1凹部24と、第1凹部24の開口24Aを開閉する第1閉鎖手段25とを備える。第1凹部24は、一方のアタッチメント連結ピン61が挿入可能であり、略U字形を呈している。第1凹部24の開口24Aは、第2フック部材3とは反対側、すなわち図面右側に向かって開口する。
第2フック部材3は、第2連結ピン31を支持するベース部32と、ベース部32に取り付けられ第2連結ピン31の軸方向に離間して設けられる一対の第2プレート33と、第2プレート33に形成された第2凹部34と、第2凹部34の開口34Aを開閉する第2閉鎖手段36とを備える。第2凹部34は、他方のアタッチメント連結ピン62を保持可能であり、略U字形を呈している。第2凹部34の開口34Aは、第2連結ピン31の中心と第2凹部34の中心とを結ぶ線の延長線上に位置する。すなわち、開口34Aは図面下方に位置し、第2凹部34は下方に開口する。
上記のような第1フック部材2および第2フック部材3は回動軸11を介して互いに回動自在であるが、その回動範囲を規制する回動ストッパ12を第1フック部材2のベース部22に設けている。回動ストッパ12は、第2フック部材3のベース部32の後端面32Aに当接可能な第1支持面12Aと、後端面32Aに対して傾斜する傾斜面32Bに当接可能な第2支持面12Bとを備える。このような構成において、第2フック部材3が第1フック部材2から離れる方向に回動すると、後端面32Aが回動ストッパ12の第1支持面12Aに当接し、それ以上離れる方向に回動するのを規制する。第2フック部材3が第1フック部材2に近づく方向に回動すると、傾斜面32Bが回動ストッパ12の第2支持面12Bに当接し、それ以上近付く方向に回動するのを規制する。
図4は第1フック部材2を示す。第1フック部材2の第1閉鎖手段25は、一対の第1プレート23の間に位置するとともに、開口24Aを開閉するクランプアーム26と、クランプアーム26の両側に位置しその移動を規制する一対のサイドクランプ27とを備える。サイドクランプ27は、第1プレート23に対してサイドクランプ軸27Aを中心に回動可能に取付られる。サイドクランプ軸27Aは第1凹部24の開口24Aとは反対側に位置し、第1凹部24の第1連結ピン21側、すなわち図面上方において回動する。
サイドクランプ27は、第1凹部24に対向可能であるとともに、第1凹部24に沿って湾曲する内側部27Bと、内側部27Bに対向する外側部27Cとを備え、外側部27Cには第1プレート23から突出するロックピン28に嵌合可能な嵌合凹部27Dが設けられる。
クランプアーム26はサイドクランプ27に対してクランプアーム軸26Aを中心に回動可能に取り付けられる。クランプアーム26は第1凹部24に対向する内側部26Bと、内側部26Bに対向する外側部26Cとを備え、外側部26Cには第1プレート23のピン孔23Aに挿入されるロックピン28に嵌合可能な嵌合凹部26Dが設けられる。さらに外側部26Cの端部にはハンドル26Eを設ける。内側部26Bは第1凹部24の開口24Aを閉鎖可能であるとともに、閉鎖した時に第1凹部24と内側部26Bとでアタッチメント連結ピン61を回動可能に支持できるように、第1凹部24と内側部26Bとで略円形を形成するような形状としている(図4(B)参照)。すなわち、第1凹部24および内側部26Bは、それぞれ円弧を描く形状としている。
図4(A)は、第1閉鎖手段25が第1凹部24の開口24Aを開放する開放状態を示す。クランプアーム26がロックピン28よりも第2フック部材3側、すなわち図面左側に位置し、ハンドル26Eがロックピン28に当接することによって、クランプアーム26全体が開口24A側へと移動するのを規制している。サイドクランプ27も同様に、クランプアーム軸26Aを介して開口24A側に移動するのを規制される。したがって開口24Aは開放状態を保持することができ、開口24Aから第1凹部24に一方のアタッチメント連結ピン61を嵌入することができる。
図4(B)は、第1閉鎖手段25が開口24Aを閉鎖する閉鎖状態を示す図である。図4(A)の開放状態から、開口24Aを閉鎖状態にするためには、ロックピン28を引き抜きロックを解除した状態でハンドル26Eをつまみ、クランプアーム26を開口24Aに向かって引き下ろす。この時サイドクランプ27もクランプアーム軸26Aを介して移動する。クランプアーム26を引き下ろすことによって開口24Aを閉鎖することができるとともに、円弧を描く内側部26Bがアタッチメント連結ピン61に対向する。このときクランプアーム26の嵌合凹部26Dが、ロックピン28が挿入されるピン孔23Aに位置するとともに、サイドクランプ27の嵌合凹部27Dもまたピン孔23Aに位置する。このピン孔23Aにロックピン28を挿入することによって、クランプアーム26およびサイドクランプ27をロックすることができ、第1凹部24に保持されたアタッチメント連結ピン61が脱落するのを防ぐことができる。
図5は第2フック部材3を示す。第2フック部材3の一対の第2プレート33の間には、第2凹部34の開口34Aを閉鎖する第2閉鎖手段36を備える。第2閉鎖手段36は、第2凹部34の内側を摺動回転可能な摺動部37と、摺動部37に連結する回動規制部材38と、回動規制部材38に取り付けられたハンドル39とを備える。摺動部37は、その内側がアタッチメント連結ピン62を支持するために略U字形であり、外側が第2凹部34の内側を摺動回転するために円弧を描く。
回動規制部材38は、摺動部37の端部に連結される連結部38Aと、摺動部37の外側と同一曲率の円弧を描く円弧部38Bとを備える。円弧部38Bは摺動部37の外側において回動する。第2プレート33には、回動規制部材38の回動を規制するガイド38Dが設けられる。より詳細には回動規制部材38は第2プレート33に向かって突出する規制ピン38Cを備え、規制ピン38Cがガイド38Dの両端部にそれぞれ当接することによって、それ以上の回動が規制される。
回動規制部材38は、円弧部38Bの一方の端部に位置する開位置ピン孔38Eと、他方の端部に位置する閉位置ピン孔38Fとを備える。開位置ピン孔38Eおよび閉位置ピン孔38Fにはロックピン40が挿入可能とされている。
開口34Aは、第1フック部材2側に位置する内端部34Bと、内端部34Bに対向して位置する外端部34Cとを有する。第2プレート33には、外端部34Cから内端部34Bとは反対側へと延びるストッパ部35を備える。ストッパ部35は、第2凹部34に嵌入しようとしたアタッチメント連結ピン62が外端部34Cを超えてしまうのを防止するためのものである。
図5(A)は、第2閉鎖手段36によって、第2凹部34の開口34Aが開放される開放状態を示す。この状態において、回動規制部材38が反時計周りに回動し、規制ピン38Cがガイド38Dの第1フック部材2とは反対側に位置する端部、すなわち図面左側の端部に当接する。これにより、摺動部37は開口34Aを塞ぐことなく開放状態となる。このとき、回動規制部材38の開位置ピン孔38Eが第2プレート33のピン孔33Aと一致する。したがって、これら孔にロックピン40を挿入することによって、開位置にロックすることができ、開口34Aから第2凹部34にアタッチメント連結ピン62を嵌入可能とすることができる。
図5(B)は、第2閉鎖手段36によって、開口34Aが閉鎖される閉鎖状態を示す。図5(A)の開放状態から、ハンドル39を時計周りに移動させ、回動規制部材38を時計周りに回動させる。回動規制部材38が回動すると、規制ピン38Cがガイド38Dの第2フック部材3側に位置する端部、すなわち図面右側の端部に当接する。これにより、摺動部37が開口34Aを閉鎖し、第2凹部34に嵌入された連結ピンを脱落しないように保持することができる。回動規制部材38がこのような閉鎖状態にあるとき、回動規制部材38の閉位置ピン孔38Fと、第2プレート33に形成されたピン孔33Aとが一致し、これらピン孔にロックピン40を挿入することによって、該閉鎖状態を固定することができる。したがって、アタッチメント作動中に、アタッチメント連結ピン62が第2凹部34から脱落するのを防ぐことができる。
上記のような構成において、アタッチメント着脱装置1にアタッチメントを取り付ける方法を説明する。アタッチメント取付時において、アタッチメント着脱装置1における第1フック部材2の開口24Aおよび第2フック部材3の開口34Aは、いずれも開放状態に保持される。作業機械のオペレータは、アーム用シリンダおよびアタッチメント用シリンダ等を操作してアタッチメント着脱装置1の第1フック部材2を一方のアタッチメント連結ピン61に係合させる。すなわち、第1フック部材2の第1凹部24にアタッチメント連結ピン61を嵌入する。第1凹部24の開口24Aは、第2フック部材3とは反対側すなわちオペレータ側に向かって開口するから、オペレータは第1フック部材2を手前に引くように移動させるだけでアタッチメント連結ピン61を第1凹部24に嵌入することができる。
第1凹部24に一方のアタッチメント連結ピン61を嵌入した後、第1フック部材2をさらに手前に引きながらかつ上方に引き上げるように移動させる。このように移動させることによって、第1凹部24の開口24Aが上方に向き、アタッチメント連結ピン61を第1凹部24から脱落しにくくすることができる。また、このように第1フック部材2を手前に引きながら上方に引き上げることによって、第1凹部24とアタッチメント連結ピン61との軸合わせが可能であり、より安定した嵌入状態とすることができる。
第1凹部24にアタッチメント連結ピン61が嵌入されたら、オペレータは第2フック部材3の第2凹部34に他方のアタッチメント連結ピン62を嵌入すべく操作をおこなう。第2凹部34は下向きに開口しているからオペレータは上方から第2フック部材3を下すだけでよく、容易にアタッチメント連結ピン62を第2凹部34に嵌入することができる。また、第2凹部34とアタッチメント連結ピン62との位置が多少ずれていても、アタッチメント連結ピン62はストッパ部35によって第2凹部34へと誘導される。このときオペレータは、第2フック部材3をアタッチメント連結ピン62に押し付けるように操作することによってアタッチメント連結ピン62をストッパ部35へと当接させることができ、より確実に第2凹部34に嵌入することができる。また、第1フック部材2と第2フック部材3との回動角度は回動ストッパ12によって規制されているから、これらが開きすぎてストッパ部35がアタッチメント連結ピン62から外れてしまうこともない。
上記のように第1凹部24にアタッチメント連結ピン61を嵌入し、第2凹部34にアタッチメント連結ピン62を嵌入したら、それぞれロックピン28およびロックピン40をそれぞれ手動で挿入し、アタッチメント6の嵌合状態を維持する。アタッチメント6をアタッチメント着脱装置1から取り外す場合には、第1フック部材2および第2フック部材3のロックピン28,40をそれぞれ手動で外したのち、アタッチメント着脱装置1を引き上げるように作業機械5を操作することによって容易に行うことができる。したがって、オペレータの高度な技術を要することなくアタッチメント6を作業機械5に着脱することができ、その付け替えが容易である。また、第1フック部材2および第2フック部材3の間に回動ストッパ12を設けることによって、第1閉鎖手段25を保持する第1プレート23と第2閉鎖手段36を保持する第2プレート33とに隙間ができるように、すなわちこれらが接触しないように設計することができる。これにより作業員がロックピン28,40の着脱作業を手動でおこなっている最中に過ってこれらの間に手が挟まれてしまうという事故を予防することができる。
アタッチメント6は、その種類等に応じてアタッチメント連結ピン61,62の離間寸法が異なる。回動ストッパ12はこのような多様な種類のアタッチメント6の適用範囲を決定することができる。すなわち、適用アタッチメント6の中でアタッチメント連結ピン61,62の離間寸法が最も小さいものに合わせて第1フック部材2と第2フック部材3の最小回動角度を設定し、離間寸法が最も大きいものに合わせて最大回動角度を設定することができる。このように回動ストッパ12を用いることによって、安全性を確保しつつ、アタッチメント6に対する汎用性を向上させることができる。
第2フック部材3のストッパ部35において、第2凹部34の外端部34Cからストッパ部35の端部35Aまでの寸法は、アタッチメント連結ピン61,62の離間寸法に応じて設定される。アタッチメント6は、その種類等に応じてアタッチメント連結ピン61,62の離間寸法が異なるから、第1凹部24からストッパ35の端部35Aまでの寸法は、最も大きい離間寸法のアタッチメントに対応可能なようにしている。すなわち、第1フック部材2の第1凹部24から端部35Aまでの寸法が、最も大きいアタッチメント連結ピンの離間寸法よりも長くなるようにしている。このような寸法にすることによって、離間寸法の大きいアタッチメント連結ピンを有するアタッチメントを装着した場合でも、他方のアタッチメント連結ピンを確実にストッパ部35に当接させることができる。仮にストッパ35の寸法が小さい場合には、アタッチメント連結ピンが端部35Aを超えてしまい、第2凹部34に嵌入することができない。
この実施形態のアタッチメント着脱装置1によれば、回動ストッパ12および第2フック部材3のストッパ部35等を備えることによって、第1フック部材2および第2フック部材3の間にそれら離間寸法を調整するための特別な装置が不要であり、その分、部品点数を減らしコストの低減を図ることができる。また、ストッパ部を設けることによって、種々のアタッチメント連結ピン間寸法を有するアタッチメントを装着可能であり、高い汎用性を実現することができる。
この実施形態において、第2フック部材3に本発明の閉鎖手段を用いているが、第1フック部材2も同様の構成とすることができる。また、作業機械のアーム側に第1フック部材2を取り付け、アタッチメント用シリンダ側に第2フック部材3を取り付けているが、これが逆であってもよい。さらに、第1フック部材2の構成は、この実施例に記載されたものに限定されるものではなく、この分野における他の一般的な構成とすることもできる。
1 アタッチメント着脱装置
2 第1フック部材
3 第2フック部材
11 回動軸
21 第1アーム連結ピン
24 第1凹部
24A 開口
31 第2アーム連結ピン
34 第2凹部
34A 開口
34B 内端部
34C 外端部
35 ストッパ
36 第2閉鎖手段(閉鎖手段)
37 摺動部
38 回動規制部材

Claims (2)

  1. 作動機械のアーム先端に取り付けられるとともに、一対の連結ピンを有するアタッチメントを前記アーム先端に着脱するためのアタッチメント着脱装置であって、
    回動軸を介して互いに回動自在に保持される第1フック部材および第2フック部材を備え、
    前記第1フック部材は、前記アームに連結される第1アーム連結ピンと、前記アタッチメントの一方の連結ピンに係合可能な第1凹部と、前記第1フック部材および前記第2フック部材の回動範囲を規制する回動ストッパとを有し、
    前記第2フック部材は、前記アームに連結される第2アーム連結ピンと、前記アタッチメントの他方の連結ピンに係合可能な第2凹部と前記第2凹部の開口を閉鎖可能な閉鎖手段と、前記開口の前記第1フック部材側に位置する内端部と、前記内端部に対向して位置する外端部と、前記外端部から前記内端部とは反対側へと延びるストッパ部とを有し、
    前記閉鎖手段は、前記第2凹部の内側を摺動回転可能な摺動部と、前記摺動部に連結する回動規制部と、前記回動規制部に取り付けられたハンドルと、前記回動規制部に設けられロックピンが挿入可能である孔と、を備え、
    前記ハンドルを介して前記回動規制部を時計回りまたは反時計回りのいずれか一方に回動させることによって前記摺動部を回転させ、該摺動部によって前記開口を閉鎖可能であるとともに、いずれか他方に回動させることによって前記開口を開放可能であり、
    前記孔にロックピンを挿入することによって、前記第2凹部の閉鎖状態または開放状態を維持することを特徴とするアタッチメント着脱装置。
  2. 前記第2凹部の開口は、前記第2アーム連結ピンの中心と前記第2凹部の中心とを結ぶ線の延長線上に位置することを特徴とする請求項1に記載のアタッチメント着脱装置。
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