JP7159566B2 - タイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、低転がり抵抗性および高荷重下での耐摩耗性を両立するようにしたタイヤ用ゴム組成物に関する。
環境保全意識の高まりから、空気入りタイヤの転がり抵抗を小さくし車両の燃費性能を向上させること、および耐摩耗性を改良しタイヤ寿命長くすることが求められている。特に、軽トラック、軽バンを含む商用車用の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤに比べ、タイヤに負荷される荷重が大きく、そのような高荷重域において耐摩耗性と低転がり抵抗性を両立する必要がある。一般に、低転がり抵抗性を改良するためタイヤ用ゴム組成物にシリカを配合することが行われるが、シリカはカーボンブラックに比べ、ベースゴムに対する補強効果が小さく、耐摩耗性、特に高荷重下の耐摩耗性を十分に改良することができなかった。
特許文献1は、特定の油展ブタジエンゴムと、特定のスチレンブタジエンゴムと、シリカと、カーボンブラックとを所定量含有するゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤが、低燃費性、耐摩耗性に優れることを記載する。しかし、特許文献1に記載された発明では、乗用車用タイヤの低燃費性、耐摩耗性を改良したとしても、商用車用の空気入りタイヤに要求される高荷重下での耐摩耗性を改良するのは困難であった。
国際公開第2015/040991号
本発明の目的は、低転がり抵抗性および高荷重下での耐摩耗性を両立するようにしたタイヤ用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ガラス転移温度が-30℃~-20℃であり末端変性基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴムを30~70質量%、ブタジエンゴムを10~30質量%、天然ゴムを10~40質量%、からなるジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を50~90質量部配合したゴム組成物であって、前記末端変性基が、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、アミノシリル基、エポキシ基、アミノ基から選ばれると共に、前記ゴム組成物の-40℃における動的貯蔵弾性率E′(単位MPa)およびJIS K6255に準拠し測定された40℃における反発弾性率Rb(単位%)の比(E′/Rb)が20以下であることを特徴とする。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、上述した組成を満たすとともに、-40℃における動的貯蔵弾性率E′と40℃における反発弾性率Rbの比(E′/Rb)を20以下にしたので、低転がり抵抗性および高荷重下での耐摩耗性のバランスを従来よりも高いレベルで両立することができる。
前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記充填剤を50~80質量部配合し、前記充填剤中、シリカの比率が80質量%以上であるとよい。前記ジエン系ゴムが、前記溶液重合スチレンブタジエンゴムを30~50質量%、前記ブタジエンゴムを10~30質量%、前記天然ゴムを23~40質量%からなるとよい
上述したタイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッド部に有する空気入りタイヤは、低転がり抵抗性および高荷重下での耐摩耗性のバランスを従来よりも高いレベルで両立することができ、軽トラック、軽バンを含む商用車用の空気入りタイヤに好適である。
タイヤ用ゴム組成物は、ガラス転移温度が-30℃~-20℃であり末端変性基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴムを30~70質量%、ブタジエンゴムを10~30質量%、天然ゴムを10~40質量%、からなるジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を配合してなる。
末端変性基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴムは、高分子鎖の片末端または両末端に、シリカと反応性がある末端変性基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴム(以下、「変性S-SBR」と略記することがある。)である。末端変性基として、例えばヒドロキシ基、ヒドロキシシリル基、アルコシキ基、カルボキシ基、アミノ基等を挙げることができる。変性S-SBRは、通常の方法で製造してもよいし、市販品の中から適宜選択して使用してもよい。
変性S-SBRは、ガラス転移温度(以下、「Tg」と略記することがある。)が-30℃~-20℃、好ましくは-27℃~-23℃である。Tgが-30℃より低いとウェット性能が著しく低下する。またTgが-20℃より高いと、転がり抵抗が大きくなる。なおTgは、示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度とする。また、変性S-SBRが油展品であるときは、油展成分(オイル)を含まない状態における変性S-SBRのガラス転移温度とする。
変性S-SBRは、油展成分を含まないことが好ましく、充填剤が80質量部以下に限定されても、常温以上の温度でゴム硬度を大きくすることができる。またタイヤ用ゴム組成物が含むオイル成分の合計も少ない方がよく、オイル成分の配合量の合計は、ジエン系ゴム100質量部に対し、好ましくは0~25質量部、より好ましくは5~20質量部であるとよい。
変性S-SBRの含有量は、ジエン系ゴム100質量%中、30~70質量%、好ましくは40~50質量%である。変性S-SBRが30質量%未満であると、ゴム組成物の引張り破断強度・破断伸びが低下するため、耐摩耗性が低下する。また変性S-SBRが70質量%を超えると、ゴム組成物の-40℃における動的貯蔵弾性率E′が大きくなるとともに、耐摩耗性が劣る。
ブタジエンゴムは、タイヤ用ゴム組成物に通常使用されるものを用いることができ、変性されたブタジエンゴムでもよい。変性基としては、上述した変性S-SBRの末端変性基を例示することができ、変性基の種類は同じでも相違してもよい。ブタジエンゴムの含有量は、ジエン系ゴム100質量%中、10~30質量%、好ましくは15~20質量%である。ブタジエンゴムが10質量%未満であると、-40℃における動的貯蔵弾性率E′が大きく耐摩耗性が劣る。またブタジエンゴムが30質量%を超えると、ゴム組成物の40℃における反発弾性率Rbが小さくなるとともに、転がり抵抗が大きくなる。
天然ゴムは、タイヤ用ゴム組成物に通常使用されるものを用いることができ、変性された天然ゴムでもよい。変性基としては、エポキシ基を例示することができる。天然ゴムの含有量は、ジエン系ゴム100質量%中、10~40質量%、好ましくは23~38質量%である。天然ゴムが10質量%未満であると、ゴム組成物の-40℃における動的貯蔵弾性率E′が大きくなるとともに、耐摩耗性が劣る。また天然ゴムが40質量%を超えると、ゴム組成物の40℃における反発弾性率Rbが小さくなり転がり抵抗を改良することができない。
タイヤ用ゴム組成物は、-40℃における動的貯蔵弾性率E′(単位MPa)および40℃における反発弾性率Rb(単位)の比(E′/Rb)が20以下である。比(E′/Rb)が20以下であると、低転がり抵抗性および高荷重下での耐摩耗性のバランスを従来よりも高いレベルで両立することができる。-40℃における動的貯蔵弾性率E′は、ゴム組成物の弾性の指標であり、この値が小さいほどゴム組成物の耐摩耗性が優れる。動的貯蔵弾性率E′は、JIS-K6394に準拠して、粘弾性スペクトロメーターを用い、周波数20Hz、初期歪み10%、動歪±2%、温度-40℃の条件により動的貯蔵弾性率E′(単位MPa)を測定する。40℃における反発弾性率Rbは、その値が大きいほどゴム組成物の発熱性が小さく、タイヤにしたとき低転がり抵抗性が優れる。反発弾性率Rbは、JIS-K6255に準拠して、温度40℃のときの反発弾性Rb(単位)を測定する。
タイヤ用ゴム組成物は、シリカを含む充填剤を配合する。充填剤の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、好ましくは90質量部以下、より好ましくは80質量部以下、さらに好ましくは40~80質量部、特に好ましくは50~70質量部である。充填剤の配合量が80質量部を超えると、転がり抵抗を十分に小さくすることができない。
充填剤は、シリカを必ず含み、シリカ以外の他の充填剤を含んでもよい。シリカの含有量は、充填剤100質量%中、好ましくは80質量%以上、より好ましくは80~95質量%、さらに好ましくは80~92質量%である。シリカの比率を80質量%以上にすることにより、転がり抵抗をより小さくすることができる。
シリカのCTAB吸着比表面積は、特に限定されるものではないが、好ましくは120~200m/g、より好ましくは170~195m/gであるとよい。シリカのCTAB吸着比表面積が120m/g未満であると、タイヤ用ゴム組成物の耐摩耗性能を十分に改良することができない虞がある。またシリカのCTAB吸着比表面積が200m/gを超えると、タイヤ用ゴム組成物の低転がり抵抗性を十分に改良することができない虞がある。本明細書においてシリカのCTAB吸着比表面積は、JIS K6217-3により測定された値とする。
他の充填剤として、カーボンブラック、クレー、炭酸カルシウム、タルク、マイカ等を例示することができる。好ましくはカーボンブラックがよい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、特に限定されるものではないが、好ましくは60~160m/g、より好ましくは70~120m/gであるとよい。本明細書においてカーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K6217-2により測定された値とする。
タイヤ用ゴム組成物は、シリカと共に、硫黄を含むシランカップリング剤を配合するとよい。硫黄を含むシランカップリング剤を配合することにより、ジエン系ゴムに対するシリカの分散性を向上し、耐摩耗性および低転がり抵抗性を改良する作用をより高くすることができる。
硫黄を含むシランカップリング剤の種類は、例えばビス-(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3-トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、等を例示することができる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカの質量に対し好ましくは3~15質量%、より好ましくは4~13質量%であるとよい。シランカップリング剤の配合量がシリカ配合量の3質量%未満であるとシリカの分散を十分に改良することができない虞がある。シランカップリング剤の配合量がシリカ配合量の15質量%を超えるとシランカップリング剤同士が縮合し、ゴム組成物における所望の硬度や強度を得ることができない虞がある。
タイヤ用ゴム組成物は、上記以外の他の配合剤を添加することができる。他の配合剤としては、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、老化防止剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、粘着性付与剤など、一般的にタイヤ用ゴム組成物に使用される各種配合剤を例示することができる。これら配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量にすることができる。また混練機としは、通常のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表2に示す配合剤を共通配合とし、表1に示す配合からなる11種類のタイヤ用ゴム組成物(実施例1~3、標準例、比較例1~7)を、硫黄及び加硫促進剤を除く成分を、1.7Lの密閉式バンバリーミキサーで混練りし、所定の時間経過後、ミキサーから放出して室温冷却させた。その後、1.7Lの密閉式バンバリーミキサーに戻し、硫黄及び加硫促進剤を加えてで混合することにより、タイヤ用ゴム組成物を調製した。なお表1のE-SBRの欄に、製品の配合量に加え、括弧内に油展成分を除く正味のE-SBRの配合量を記載した。また表2に記載した配合剤の配合量は、表1に記載したジエン系ゴム100質量部に対する質量部で示した。
得られた11種類のゴム組成物を所定の金型中で、160℃で30分間プレス加硫してタイヤ用ゴム組成物からなる試験片を作製した。得られた試験片を用いて、-40℃における動的貯蔵弾性率E′、60℃における損失正接tanδ(転がり抵抗性)、40℃における反発弾性率Rb並びに低荷重下および高荷重下の耐摩耗性を下記に示す方法により評価した。
動的貯蔵弾性率E′および損失正接tanδ
得られた試験片の動的粘弾性を、東洋精機製作所社製粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hzで測定し、-40℃における動的貯蔵弾性率E′および温度60℃における損失正接tanδを求めた。得られたtanδの値の逆数を算出し、標準の値を100とする指数にし表1に示した。温度60℃におけるtanδ(60℃)の指数が大きいほど発熱性が小さく、空気入りタイヤにしたとき転がり抵抗性が小さく優れることを意味する。
反発弾性率
得られた試験片を使用し、JIS K6255に準じて、温度40℃のときの反発弾性Rb(単位)を測定した。
比(E′/Rb)
上記で得られた-40℃における動的貯蔵弾性率E′および40℃における反発弾性率Rbから、比(E′/Rb)を算出し、表1の「比(E′/Rb)」の欄に記載した。
耐摩耗性
得られたゴム試験片を使用し、JIS K6264に準拠し、ランボーン摩耗試験機(岩本製作所株式会社製)を使用して、低荷重下1.53kg(15N)および高荷重下3.06kg(30N)で、スリップ率25%の条件にて、低荷重下および高荷重下での摩耗量を測定した。得られた結果それぞれの逆数を算出し、標準例の摩耗量の逆数を100にする指数として表1の「低荷重下の耐摩耗性」および「高荷重下の耐摩耗性」の欄に記載した。それぞれの耐摩耗性の指数が大きいほど、耐摩耗性が優れていることを意味する。
Figure 0007159566000001
なお、表1において使用した原材料の種類を下記に示す。
・S-SBR-1:アミン基・アルコキシシラン基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴム、JSR社製HPR850、Tg=-25℃、非油展品
・S-SBR-2:N-メチルピロリドン(NMP)変性の溶液重合スチレンブタジエンゴム、日本ゼオン社製NS116R、Tg=-24℃、非油展品
・BR:ブタジエンゴム、日本ゼオン社製Nipol 1220
・NR:天然ゴム、PT.KIRANA SAPTA社製SIR20
・E-SBR:乳化重合スチレンブタジエンゴム、日本ゼオン社製Nipol 9548、Tg=-37℃、スチレンブタジエンゴム100質量部に油展成分37.5質量部を配合した油展品
・カーボンブラック:キャボットジャパン社製ショウブラック339、窒素吸着比表面積が88m/g
・シリカ:Evonik社製9100GR、CTAB比表面積が190m/g
・カップリング剤:硫黄含有シランカップリング剤、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、Evonik Degussa社製Si69
・プロセスオイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
Figure 0007159566000002
表2において使用した原材料の種類を下記に示す。
・ステアリン酸:日油社製ビーズステアリン酸YR
・亜鉛華:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
・老化防止剤:フレキシス社製サントフレックス 6PPD
・加硫促進剤1:大内新興化学工業社製ノクセラーCZ-G
・加硫促進剤2:大内新興化学工業社製ノクセラーD-G
・硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
表1から明らかなように実施例1~3のタイヤ用ゴム組成物は、低転がり抵抗性並びに低荷重下および高荷重下の耐摩耗性が優れることが確認された。
比較例1のゴム組成物は、変性S-SBRを含有せず、NMP変性のS-SBR-2を配合し、比(E′/Rb)が20を超えるので、低転がり抵抗性、低荷重下および高荷重下の耐摩耗性が劣る。
比較例2のゴム組成物は、変性S-SBRが70質量%を超え、比(E′/Rb)が20を超えるので、低荷重下および高荷重下の耐摩耗性が劣る。
比較例3のゴム組成物は、変性S-SBRが30質量%未満、ブタジエンゴムが30質量%を超えるので、転がり抵抗が大きくなる。
比較例4のゴム組成物は、ブタジエンゴムを含有せず、比(E′/Rb)が20を超えるので、低荷重下および高荷重下の耐摩耗性が劣る。
比較例5のゴム組成物は、天然ゴムが40質量%を超え、反発弾性率Rbが小さくなるので、転がり抵抗が大きくなる。
比較例6のゴム組成物は、天然ゴムを含有せず、比(E′/Rb)が20を超えるので、低荷重下および高荷重下の耐摩耗性が劣る。
比較例7のゴム組成物は、変性S-SBRを含有せず、未変性のE-SBRを配合したので、転がり抵抗が大きくなり、高荷重下の耐摩耗性が劣る。

Claims (4)

  1. ガラス転移温度が-30℃~-20℃であり末端変性基を有する溶液重合スチレンブタジエンゴムを30~70質量%、ブタジエンゴムを10~30質量%、天然ゴムを10~40質量%、からなるジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を50~90質量部配合したゴム組成物であって、前記末端変性基が、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、アミノシリル基、エポキシ基、アミノ基から選ばれると共に、前記ゴム組成物の-40℃における動的貯蔵弾性率E′(単位MPa)およびJIS K6255に準拠し測定された40℃における反発弾性率Rb(単位%)の比(E′/Rb)が20以下であることを特徴とするタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記充填剤を50~80質量部配合し、前記充填剤中、シリカの比率が80質量%以上であることを特徴する請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記ジエン系ゴムが、前記溶液重合スチレンブタジエンゴムを30~50質量%、前記ブタジエンゴムを10~30質量%、前記天然ゴムを23~40質量%からなることを特徴する請求項1または2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッド部に有する空気入りタイヤ。
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