JP7158208B2 - 電気流体ディスプレイ装置及び複合ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気流体ディスプレイ装置及びこれを用いた複合ディスプレイ装置に関する。
近年、特許文献1に開示されているような、電気流体ディスプレイ(エレクトロフルイディックディスプレイ:Electrofluidic Display)が注目されている。
電気流体ディスプレイは一般に、各画素が、少なくとも一方が透明の、互いに対向する2枚の基板と、2枚の基板の間に設けられた遮蔽板を備えている。遮蔽板と透明な基板の間には、透明な基板の外側から基板を通して視認可能な露出空間が形成されている。遮蔽板と他方の基板の間には、外部から視認できない隠蔽空間が形成されている。露出空間と隠蔽空間は、互いに連通して設けられている。これら空間には、透明で極性を有さないオイルと、これと混合することのない、例えば黒等で着色されて極性を有する液体とが、封止されている。
露出空間と隠蔽空間には電極が設けられ、この電極に電圧を印加することで生じる電場により、液体とオイルの界面の、各空間を形成する壁部に接触する部分の接触角が変化し、液体やオイルが各空間内を移動容易な状態となる。液体は極性を有するため、電極に印加された電圧に伴い露出空間と隠蔽空間を移動する。
露出空間は透明な基板の外側から視認されるため、黒等で着色された液体が露出空間を満たすように移動させることで、画素が黒く表示された状態を実現できる。逆に、液体が隠蔽空間を、オイルが露出空間を、それぞれ満たすように移動させることで、透明な基板の外側からはオイルを通して遮蔽板が視認されるため、画素が遮蔽板の色で、例えば白く表示された状態を実現できる。また、液体とオイルが露出空間を半分ずつ満たすように移動させることで、中間色を表現可能である。
電気流体ディスプレイにおいては、上記のように、露出空間内の液体の割合を変化させることで、階調を表現することができる。
従来では、例えば非自己照明の電子リーダにおいては、電気泳動技術を用いた電気泳動ディスプレイが用いられることが多い。電気泳動ディスプレイは、動画の表示や、階調のある画像の表示が困難である等の短所がある。これに対し、電気流体ディスプレイは、応答速度が速く動画を表示できる可能性があるし、上記のように階調を表現することもできる。したがって、電気流体ディスプレイは、例えば電気泳動ディスプレイに替わる新たなディスプレイとして、期待されている。
米国特許出願公開第2013/0033476号明細書
上記のような、従来の電気流体ディスプレイにおいては、ディスプレイを透過するような表現を行うことが難しい。
例えば、電気流体ディスプレイを構成する2枚の基板と遮蔽板を全て、透明な物質により形成したとする。この場合においては、隠蔽空間も基板や遮蔽板を通して外部から視認可能な状態となってしまうため、隠蔽空間に移動した着色された液体も、外部から視認されてしまう。したがって、上記のように隠蔽空間と露出空間が設けられた電気流体ディスプレイにおいて、最も透過率が高い状態を表現したとしても、それは、着色された液体が隠蔽空間と露出空間に同じ体積だけ移動し、隠蔽空間に位置する着色された液体と、露出空間に位置する着色された液体が重なって表示される場合である。すなわち、上記のような構造の電気流体ディスプレイでの最大透過率は、例えば50%程度となる。
電気流体ディスプレイの透過率を高めることができれば、例えばデジタルサイネージ等にも適用可能となる。すなわち、電気流体ディスプレイの適用範囲の拡大のためにも、透過率を向上させることが望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、高い透過率により透過表示が可能な、電気流体ディスプレイ装置及び複合ディスプレイ装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明は、画素要素が、互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板と、当該第1及び第2透明基板の少なくともいずれか一方の、前記画素要素の境界に設けられて、光を透過しない不透過領域を形成するブラックマトリクスと、前記第1及び第2透明基板の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間と、一方が着色され、他方が透明の、前記第1及び第2空間に封止された極性流体及び無極性流体と、前記第1及び第2空間の各々に設けられた第1及び第2電極と、を備えた電気流体ディスプレイ装置であって、前記第1空間は光を透過する透過領域に形成され、前記第2空間は前記不透過領域に形成されている、電気流体ディスプレイ装置を提供する。
上記のような構成によれば、第1及び第2の基板はいずれも透明な基板であり、第1空間はこれら第1及び第2透明基板を介して光を透過する透過領域に設けられているため、第1空間は外部から視認可能である。また、第2空間は、ブラックマトリクスにより形成された光を透過しない不透過領域に形成されている。このため、第1及び第2電極に電圧を印加することで、例えば着色された流体を第2空間に、及び透明な流体を透過領域に形成された第1空間に、それぞれ移動させることができる。この場合において、透過領域において外部から一方の基板を透過し、画素要素内部へ侵入した光は、第1空間を満たす透明な流体を透過した後に、他方の基板へ到達し、透過する。また、着色された流体はブラックマトリクスにより不透過領域に隠蔽されるため、透過領域に侵入した光を遮らない。これにより、透過性の高い電気流体ディスプレイ装置を実現可能である。
本発明の一態様においては、前記第1及び第2空間の間には、当該第1及び第2空間を仕切る仕切体が設けられ、当該仕切体は2つの連通孔を備え、前記第1及び第2空間は、2つの前記連通孔により連通され、前記第1及び第2電極は、2つの前記連通孔の一方の側に偏って設けられている。
上記のような構成によれば、第1及び第2空間は2つの連通孔により連通されており、各電極は2つの連通孔の一方の側に偏って設けられている。このため、例えば一方の空間に極性流体が満たされ、他方の空間に無極性流体が満たされている場合に、電極に適切に電圧を印加することで、電極が偏って設けられた側の連通孔を介して極性流体を他方の空間へと通過させることができる。他方の空間に満たされていた無極性流体は、他方の空間へ流入した極性流体に押しだされるように、他方の連通孔を介して無極性流体が通過し、一方の空間へと移動する。このように、各流体の移動を容易に制御することができるため、階調を適切に表現可能である。
本発明の別の態様においては、前記第1透明基板の前記透過領域には、表面が前記第2透明基板に接近するように、透明な壁体が設けられ、前記第1空間は、前記透明な壁体の前記表面と前記第2透明基板の間に形成されている。
上記のような構成によれば、第1透明基板と第2透明基板の間の距離に依らず、各基板に直交する方向の第1空間の厚さを薄くしつつ、透過領域を形成することができる。このように第1空間を薄くすることで、第1空間の体積を低減し、各空間に封止される流体の量を低減可能である。すなわち、電極に電圧が印加された時に移動すべき流体の量が低減するため、反応が速くなり、画像表示速度を向上することが可能となる。
本発明の別の態様においては、前記画素要素は、前記画素要素の前記境界において前記画素要素の外部とを仕切る境界壁を備え、前記透明な壁体の側面は、前記透過領域と前記不透過領域の境界に設けられ、前記透明な壁体の前記側面と、前記境界壁により、前記第2空間が画定されている。
上記のような構成によれば、第2空間は、透過領域と不透過領域の境界に設けられた透明な壁体の側面により画定されているため、第2空間が確実に不透過領域に形成される。これにより、電気流体ディスプレイ装置の透過率が向上する。
本発明の別の態様においては、前記画素要素は直方体状に形成され、前記第1透明基板に直交する直交方向から平面視した際に長方形状をなし、前記ブラックマトリクスは、前記長方形状の少なくとも長辺に沿って設けられ、前記第1空間は板状に形成され、前記第2透明基板に沿って前記第2透明基板の延在する方向に延在するように、かつ前記第1空間の長辺が前記長方形状の長辺に沿って延在するように設けられ、前記第2空間も板状に形成され、前記第2空間の長辺と短辺の各々が、前記長方形状の長辺と前記直交方向にそれぞれ沿って延在するように設けられている。
上記のような構成によれば、第1空間が画素要素の透過領域と略同一形状、略同一大きさとなるように形成することができる。
また、板状の第2空間の、各基板に直交する直交方向に延在する辺が、短辺となっている。例えば直交方向に延在する辺が長辺である場合には、第1及び第2基板間の間隔を不当に大きくとらなければならないことがある。また、例えば直交方向に延在する辺が厚さ方向の辺である場合には、長辺と短辺の双方が、各基板と平行に位置するため、各基板上における第2空間の面積が不当に大きくなり、結果的に透過率が低下する。上記の構成のように、直交方向に延在する辺を短辺方向とすることにより、基板間の間隔を適切な距離に維持し製造を容易とするとともに、各基板と平行に位置する辺を長辺と厚さ方向の辺として基板上に占める第2空間の面積を小さくし、透過率を高くすることができる。
本発明の別の態様においては、前記第2空間の厚さ方向の辺の長さが、前記ブラックマトリクスの幅より小さい。
上記のような構成によれば、第2空間を確実にブラックマトリクスにより形成される不透過領域に隠蔽することが可能となる。これにより、電気流体ディスプレイ装置の透過率が向上する。
本発明の別の態様においては、電気流体ディスプレイ装置は、複数の画素を備え、各画素が、サブピクセルとして、前記極性流体及び前記無極性流体のいずれか一方が互いに異なる第1、第2、及び第3の色により着色された、第1、第2、及び第3の前記画素要素を備えている。
上記のような構成によれば、異なる色により着色された流体が封止された複数の画素要素により、電気流体ディスプレイの1つの画素を実現可能となるため、これらの異なる色を様々に組み合わせた、カラー表示が可能となる。
本発明の別の態様においては、上記のような電気流体ディスプレイ装置と、透明ディスプレイ装置と、を備え、前記電気流体ディスプレイ装置と前記透明ディスプレイ装置は、前記電気流体ディスプレイ装置の前記画素要素と、前記透明ディスプレイ装置の各画素を構成する各サブピクセルとが、互いに対応するように重ねて設けられている、複合ディスプレイ装置を提供する。
上記のような構成によれば、例えば電気流体ディスプレイ装置の全ての画素要素において、着色された流体を第2空間側に移動させて電気流体ディスプレイ装置を透過状態とすることで、複合ディスプレイ装置を透明ディスプレイ装置として使用可能である。この場合には、複合ディスプレイ装置を、例えばデジタルサイネージ用に好適に使用可能である。また、全ての画素要素において、着色された流体を第1空間側に移動させて電気流体ディスプレイ装置を不透過状態すなわち遮光状態とすることで、複合ディスプレイ装置を不透過型のディスプレイ装置として使用可能である。この場合には、複合ディスプレイ装置を、上記のようにデジタルサイネージ用に使用することが可能であるし、また、例えば通常のディスプレイとして映像を表示し視聴することも可能である。
このように、電気流体ディスプレイ装置に重ねて設けられた透明ディスプレイ装置の利用可能性が向上する。
本発明の別の態様においては、上記のような複合ディスプレイ装置において、前記電気流体ディスプレイ装置の、前記極性流体及び前記無極性流体のいずれか一方が、黒で着色されている。
上記のような構成によれば、複合ディスプレイ装置を不透過型のディスプレイ装置として使用する場合に好適である。
本発明の別の態様においては、上記のような複合ディスプレイ装置において、前記電気流体ディスプレイ装置が、前記透明ディスプレイ装置の、双方の表面に重ねて設けられている。
上記のような構成によれば、例えば双方の電気流体ディスプレイ装置を透過状態とすることで、複合ディスプレイ装置を透明ディスプレイ装置として使用可能である。また、透明ディスプレイ装置の双方の表面に電気流体ディスプレイ装置が設けられているため、任意の電気流体ディスプレイ装置を不透過状態とし、他方を透過状態とすることで、透明ディスプレイ装置に表示された画像を任意の方向へのみ表示、視認可能とすることができる。したがって、電気流体ディスプレイ装置に重ねて設けられた透明ディスプレイ装置の利用可能性が向上する。
本発明によれば、高い透過率により透過表示が可能な、電気流体ディスプレイ装置及び複合ディスプレイ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態における電気流体ディスプレイ装置の模式的な平面図である。 上記電気流体ディスプレイ装置の、画素要素の斜視図である。 上記画素要素の横断面図である。 上記画素要素の縦断面図である。 上記画素要素の縦断面図である。 上記画素要素の、第1及び第2空間の斜視図である。 上記電気流体ディスプレイ装置の作用の説明図である。 上記電気流体ディスプレイ装置の作用の説明図である。 上記電気流体ディスプレイ装置の作用の説明図である。 上記電気流体ディスプレイ装置の作用の説明図である。 本発明の第2実施形態における複合ディスプレイ装置の模式的な分解斜視図である。 上記第2実施形態の変形例における複合ディスプレイ装置の模式的な分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態における電気流体ディスプレイ装置は、画素要素が、互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板と、第1及び第2透明基板の少なくともいずれか一方の、前記画素要素の境界に設けられて、光を透過しない不透過領域を形成するブラックマトリクスと、前記第1及び第2透明基板の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間と、一方が着色され、他方が透明の、前記第1及び第2空間に封止された極性流体及び無極性流体と、前記第1及び第2空間の各々に設けられた第1及び第2電極と、を備えた電気流体ディスプレイ装置であって、前記第1空間は光を透過する透過領域に形成され、前記第2空間は前記不透過領域に形成されている。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における電気流体ディスプレイ装置の模式的な平面図である。電気流体ディスプレイ装置1は、画像処理部2、ゲート線駆動部3、データ線駆動部4、及び表示部5を備えている。
表示部5は、マトリクス状に整列して設けられた複数の画素8を備えている。ゲート線駆動部3と、整列された画素8の各行とは、ゲート線6により接続されている。データ線駆動部4と、整列された画素8の各列とは、データ線7により接続されている。
画像処理部2は、表示部5において表示する画像を生成し、ゲート線駆動部3及びデータ線駆動部4へ送信する。
ゲート線駆動部3とデータ線駆動部4は、画像を受信すると、画像を構成する各画素に対して、当該画素8に対応するゲート線6とデータ線7を適切に選択し、当該画素8によって表示しようとする画素値として適切な電圧を印加する。各画素8は、印加された電圧レベルに基づいて、階調表示する。
本実施形態においては、各画素8は、アクティブマトリクスにより駆動されている。
各画素8は、例えば3つの画素要素10を備えている。より詳細には、本実施形態においては、サブピクセルとして、例えば赤を表示する第1画素要素10R、緑を表示する第2画素要素10G、及び青を表示する第3画素要素10Bを備えている。
各画素要素10R、10G、10Bは、構造的には同等に構成されている。本実施形態における電気流体ディスプレイ装置1は、後に説明するように一方が着色され、他方が透明の極性流体及び無極性流体の各々の位置を制御することにより階調を表現するものである。すなわち、これら画素要素10R、10G、10Bは、流体が互いに異なる第1、第2、及び第3の色(本実施形態においては例えば赤、緑、及び青)で着色されており、これにより各画素8は、これらの色を組み合わせたカラー表示が可能となっている。
したがって、以下では、画素要素10R、10G、10Bを特に区別せず、画素要素10として説明する。
図2は、光の透過方向を紙面における縦方向とした際の、画素要素10の斜視図である。図3は、図2のA-A部分の、より詳細には後述する第1空間S1を横断する位置においての横断面図である。図4(a)、(b)は、それぞれ、図3のB-B部分、C-C部分の縦断面図である。図5(a)、(b)は、それぞれ、図3のD-D部分、F-F部分の縦断面図である。図6は、後述する第1空間S1と第2空間S2の斜視図である。
画素要素10は、第1透明基板11、第2透明基板12、ブラックマトリクス13、境界壁14、透明壁体15、第1電極E1、及び第2電極E2を備えている。図2においては、境界壁14は二点鎖線で示されており、境界壁14を透視することにより内部の構造が主に描かれている。
第1透明基板11と第2透明基板12は、光の透過方向、すなわち画素要素10の厚さ方向Zにおいて、間隔を開けて互いに対向して設けられている。
第1及び第2透明基板11、12は、透明な材質、例えばガラスや透明ポリイミド樹脂等により形成されている。
本実施形態においては、画素要素10は直方体状に形成され、第1透明基板11に直交する直交方向、すなわち画素要素10の厚さ方向Zから平面視した際に、長辺10aと短辺10bにより長方形状をなしている。
ブラックマトリクス13は、第2透明基板12の、第1透明基板11側すなわち内側の表面12bに設けられている。
ブラックマトリクス13は、画素要素10の境界部分に、画素要素10の中心部分を囲んだ枠状となるように、略一定の幅で設けられている。このように、ブラックマトリクス13は、画素要素10の少なくとも長辺10aに、沿うように設けられている。
ブラックマトリクス13は、透過性の低い材質、例えば低反射クロムや樹脂ブラックレジスト等により形成されている。これにより、図4、図5に示されるように、厚さ方向Zに光を透過しない不透過領域R2が形成されている。ブラックマトリクス13が形成されていない領域においては、基本的に透過性の高い材質により画素要素10が形成されて、光を透過する透過領域R1となっている。
第2透明基板12に形成されたブラックマトリクス13と、第1透明基板11との間には、画素要素10の中心部分を囲うように筒状に形成された境界壁14が設けられている。より詳細には、境界壁14は、図3に示されるように、長辺10aの延在する方向Xに延在する2つの境界壁14A、14Bと、短辺10bの延在する方向Yに延在する2つの境界壁14C、14Dを備えている。
境界壁14の外側の側面14dは、画素要素10の外部、すなわち隣接する他の画素要素10とを仕切る、画素要素10の境界14dとなっている。境界壁14は、厚さがブラックマトリクス13の幅と同等またはブラックマトリクス13の幅以下となっている。したがって、境界壁14の内側の側面14cはブラックマトリクス13の下に位置し、境界壁14全体がブラックマトリクス13に隠れて、厚さ方向Zに透過する光を境界壁14が遮断しないようになっている。境界壁14は、例えば樹脂により形成されている。
図5に示されるように、長辺方向Xに延在する境界壁14の一方14Aは特に薄く形成されており、内側側面14cとブラックマトリクス13の内側端部との間に間隔が設けられている。本実施形態においては、図5に示されるように、各画素要素10がこの一方の境界壁14Aを備えているように説明されているが、これに限られない。例えば画素要素10は実質的に境界壁14Aを備えておらず、隣接する他の画素要素10の境界壁14Bの外側側面14dが、画素要素10の当該方向における内側側面14cとなっていても構わない。
透明壁体(透明な壁体)15は、第1透明基板11の第2透明基板12を向く内側の表面11aに設けられている。透明壁体15は、透明な樹脂などにより形成されている。
透明壁体15は、略直方体状に形成されている。透明壁体15は、第2透明基板12を向く表面15aが第2透明基板12に接近して、第2透明基板12と表面15aの間に間隔が空くように設けられている。透明壁体15の長辺方向X側の2つの長辺方向端面15cは、境界壁14C、14Dの各々の内側側面14cに接触している。
透明壁体15の短辺方向Y側の2つの短辺方向端面15d、15eのうち、境界壁14Bに対向する短辺方向第1端面15dは、境界壁14Bの内側側面14cに接触している。
他方の、境界壁14Aに対向する短辺方向第2端面(側面)15eは、図5各図に示されるように、ブラックマトリクス13の内側の端部13cの位置に、すなわち透過領域R1と不透過領域R2の境界13cに設けられている。これにより、短辺方向第2端面15eと境界壁14A側の内側側面14cは、間隔を開けて対向している。
透明壁体15の短辺方向第2端面15eには、第2透明基板12側の表面15aが境界壁14Aに向けて突出するように、直方体状の突出部16が形成されている。突出部16の先端面である突出端面16cは、境界壁14Aの内側側面14cに接触している。
突出部16は、短辺方向第2端面15eの長辺方向Xにおける中央部のみに形成されている。これにより、突出部16の長辺方向Xにおける両端部16dと、境界壁14Aの両側に位置する境界壁14C、14Dの各々の内側側面14cとの間には、間隔が空けられている。
上記のような構成により、画素要素10の透過領域R1には、厚さ方向Zから平面視したときに、透過領域R1の全面にわたって、透明壁体15が設けられている。
また、突出部16は、境界壁14A側に位置するブラックマトリクス13に隠蔽されており、不透過領域R2に位置するように設けられている。
上記のような、第1透明基板11、第2透明基板12、境界壁14、透明壁体15及び仕切体16の構造により、第1透明基板11と第2透明基板12の間に、2つの空間S1、S2が形成されている。
第1空間S1は、第2透明基板12の内側表面12bと、これに対向する透明壁体15及び突出部16の表面15a(より正確には、後に説明する第1電極E1の表面)、及び各境界壁14の内側側面14cにより画定されている。
第2空間S2は、透明壁体15の短辺方向第2端面(側面)15eと、これに対向する境界壁14Aの内側側面14c、境界壁14C、14Dの内側側面14c、突出部16の第1透明基板11側の表面、及び第1透明基板11の内側表面11a(より正確には、後に説明する第2電極E2の表面)により画定されている。
図6は、画素要素10の、主に第1空間S1と第2空間S2の形状を斜視図として示したものである。本図に示されるように、第1空間S1と第2空間S2の各々は、板状に、すなわち一方向の厚さが薄い直方体状に形成されている。
第1空間S1は、第2透明基板12に沿って第2透明基板12の延在する方向すなわち長辺方向X及び短辺方向Yに延在するように設けられている。なおかつ、第1空間S1は、長辺S1aが図2に示される画素要素10の長方形状の長辺10aに、すなわち長辺方向Xに沿って延在するように設けられている。第1空間S1の短辺S1bと厚さ方向の辺S1cは、それぞれ、短辺方向Y、厚さ方向Zに延在するように設けられている。
第2空間S2は、長辺S2aと短辺S2bの各々が、画素要素10の長方形状の短辺10bすなわち長辺方向Xと、直交方向すなわち厚さ方向Zに、それぞれ沿って延在するように設けられている。第2空間S2の厚さ方向の辺S2cは、短辺方向Yに延在するように設けられている。厚さ方向の辺S2cの長さは、ブラックマトリクス13の幅よりも小さくなるように形成されている。
このように、第1空間S1と第2空間S2は、厚さ方向Zを縦方向としたときに、第1空間S1は横向きに、第2空間S2は縦向きにされて、各々の長辺S1a、S2aを挟んでL字形状になるように位置づけられている。
既に説明したように、境界壁14Aに対向する短辺方向第2端面(側面)15eは、透過領域R1と不透過領域R2の境界13cに設けられている。この結果として、第1空間S1は透過領域R1に形成されている。また、第2空間S2は、その厚さ方向の辺S2cの長さがブラックマトリクス13の幅よりも小さく形成されているため、不透過領域R2に位置している。
第1空間S1と第2空間S2は、体積が略同等となるように、各辺の長さが定められて形成されている。
ここで、突出部16は、第1空間S1と第2空間S2の間に設けられて、これらを仕切る仕切体16として作用する。
既に説明したように、仕切体16の長辺方向Xにおける両端部16dと、境界壁14Aの両側に位置する境界壁14C、14Dの各々の内側側面14cとの間には、間隔が空けられている。これらの間隔により、第1空間S1と第2空間S2は互いに連通する。
このように、仕切体16は、境界壁14C側に設けられた間隔すなわち第1連通孔H1と、反対側の境界壁14D側に設けられた間隔すなわち第2連通孔H2の、2つの連通孔H1、H2を備えている。これらの連通孔H1、H2により、第1空間S1と第2空間S2が互いに連通している。
第1電極E1と第2電極E2は、第1空間S1と第2空間S2の各々に設けられている。
第1電極E1は、透明壁体15と仕切体16の表面15a上に設けられている。第1電極E1は、境界壁14D側に設けられた第2連通孔H2よりも境界壁14C側の、透明壁体15と仕切体16の表面15aを覆うように設けられている。第1電極E1は、第1連通孔H1が形成された部分においては同様に切り欠かれている。
第2電極E2は、透明壁体15の短辺方向第2端面15eと境界壁14Aの内側側面14cの間の、第1透明基板11の内側表面11a上に設けられている。第2電極E2は、第2連通孔H2よりも境界壁14C側の、内側表面11aを覆うように設けられている。第2電極E2は、厚さ方向Zから平面視した際に第1連通孔H1と重なる部分については、第1電極E1と同様に切り欠かれている。
このように、第1電極E1と第2電極E2は、2つの連通孔H1、H2の一方の側H1に偏って設けられている。
第1電極E1は、例えば酸化インジウムスズ等により形成された、透明電極である。
第1電極E1と第2電極E2は、例えばデータ線7に印加された電圧の値などにより、オン、オフの制御がなされる。
第1空間S1と第2空間S2には、2種類の流体L1、L2が封止されている。
流体L1は、極性を備えた極性流体L1である。極性流体L1は、当該画素要素10により表示したい色により着色されている。
流体L2は、極性を備えていない、無極性流体L2である。無極性流体L2は、極性流体L1と混合することのない、例えばオイル等の、透明な液体である。
図3、図4、図5の各図においては、着色された極性流体L1は模様をつけて示されている。また、透明な無極性流体L2においては、これを透過してその先に有る構造が透けて見えるように図示されている。
極性流体L1と無極性流体L2は、略同等の体積が、互いに連通する第1空間S1と第2空間S2に封止されている。既に説明したように、第1空間S1と第2空間S2は、体積が略同等となるように形成されている。したがって、例えば極性流体L1が第1空間S1に充満されている場合には、無極性流体L2が第2空間S2に充満された状態となっている。逆に、無極性流体L2が第1空間S1に充満されている場合には、極性流体L1が第2空間S2に充満された状態となっている。
次に、図1~図6、及び、図7~図10を用いて、電気流体ディスプレイ装置1の作用を説明する。
図7は、極性流体L1が第1空間S1に、及び無極性流体L2が第2空間S2に、それぞれ充満された状態を示す説明図である。図8は、図7に示された状態から、極性流体L1が第2空間S2へ移動を開始した状態を示す説明図である。図9は、極性流体L1が第2空間S2に、及び無極性流体L2が第1空間S1に、それぞれ充満された状態を示す説明図である。図10は、図9に示された状態から、極性流体L1が第1空間S1へ移動を開始した状態を示す説明図である。図7~図10のいずれにおいても、(a)は図6におけるG-G部分の横断面図であり、(b)は図6におけるI-I部分の横断面図である。
本説明においては初期状態として、図7(a)に示されるような、極性流体L1が第1空間S1に充満された状態を考える。この場合においては、図7(b)に示されるように、第2空間S2には無極性流体L2が充満されている。極性流体L1と無極性流体L2の界面は、例えば第1連通孔H1及び第2連通孔H2の内部またはその近傍に位置している。この状態においては、透過領域R1に設けられた第1空間S1には着色された極性流体L1が充満されているため、例えば第2透明基板12の外側から画素要素10を視たときには、極性流体L1の色が画素要素10全体を覆うように表示されている。
この状態で、第1空間S1に設けられた第1電極E1をオンとし、第2空間S2に設けられた第2電極E2をオフとする。すると、エレクトロウェッティング現象により、上記電極E1、E2の操作により生じた電場によって、極性流体L1と無極性流体L2の界面の、各空間S1、S2の内壁に接触する部分の接触角が変化し、各流体L1、L2が移動しやすい状態となる。ここで、流体L1は極性を有しているため、極性流体L1は電圧が弱い方、すなわち第2電極E2の位置する第2空間S2へと移動しようとする。既に説明したように、電極E1、E2は、第1連通孔H1側に偏って設けられているため、極性流体L1は第1連通孔H1を通過して、図8に矢印R1、R2として示されるように、第2空間S2へと移動する。
極性流体L1の第2空間S2への移動により、第2空間S2を充満していた無極性流体L2は第2空間S2から押しだされ、極性流体L1が通過する第1連通孔H1とは反対側の第2連通孔H2を通過して、矢印R3、R4として示されるように、極性流体L1と入れ替わるように第1空間S1へと移動する。
極性流体L1が第2空間S2へと完全に移動した図9の状態となると、極性流体L1と無極性流体L2の移動は停止する。
図9に示された状態においては、透過領域R1に設けられた第1空間S1には透明の無極性流体L2が充満されている。また、透過領域R1を構成する、第1透明基板11、第2透明基板12、透明壁体15、第1電極E1は、それぞれが透明な材質により形成されている。したがって、例えば第2透明基板12の外側から画素要素10を視たときには、第1透明基板11の反対側まで透過するように表示されている。
図9に示された状態で、第1空間S1に設けられた第1電極E1をオフとし、第2空間S2に設けられた第2電極E2をオンとする。すると、エレクトロウェッティング現象により、各流体L1、L2が移動しやすい状態となり、極性流体L1は第1電極E1の位置する第1空間S1へと移動しようとする。電極E1、E2は、第1連通孔H1側に偏って設けられているため、極性流体L1は第1連通孔H1を通過して、図10に矢印R5、R6として示されるように、第1空間S1へと移動する。
極性流体L1の第1空間S1への移動により、第1空間S1を充満していた無極性流体L2は第1空間S1から押しだされ、第2連通孔H2を通過して、矢印R7、R8として示されるように、極性流体L1と入れ替わるように第2空間S2へと移動する。
極性流体L1が第1空間S1へと完全に移動した図7の状態となると、極性流体L1と無極性流体L2の移動は停止する。
上記においては、説明を容易にするために、図7に示される状態から図9に示される状態に、あるいは逆方向に、流体L1、L2が移動するに際し、流体L1、L2は完全に一方の空間S1、S2に充満されるまで移動を停止しないように説明した。しかし、実際には、各電極E1、E2に印加する電圧を適切に調整することにより、例えば第1空間S1内の任意の割合が極性流体L1で満たされ、他を無極性流体L2が満たすように、均衡させることもできる。このようにして、電気流体ディスプレイ装置1は、任意の階調を表示することが可能である。
次に、第1空間S1と第2空間S2の大きさの設定について説明する。
第1空間S1と第2空間S2は、既に説明したように、体積が略同等となるように形成されている。したがって、例えば図6に示される、第1空間S1の長辺S1a、短辺S1b、厚さ方向の辺S1cの各々の長さが、第2空間S2の長辺S2a、短辺S2b、厚さ方向の辺S2cの各々の長さと略同等となるように形成することで、本実施形態における電気流体ディスプレイ装置1を実現可能である。
しかし、実際には、第2空間S2の厚さ方向の辺S2cの長さは、ブラックマトリクス13の幅により制限されて、第1空間S1の厚さ方向の辺S1cの長さよりも短くせざるを得ない場合もある。本実施形態においては、図6等に示されるように、第1空間S1の長辺S1aと第2空間S2の長辺S2aの長さは略等しい構成となっている。このため、第2空間S2の厚さ方向の辺S2cの長さを第1空間S1の厚さ方向の辺S1cの長さよりも短くすると、第1空間S1と第2空間S2の体積を略同等にするためには、第2空間S2の短辺S2bの長さを第1空間S1の短辺S1bの長さよりも、長くしなければならない。
このような場合においては、第2空間S2の短辺S2bの長さは、第1空間S1の短辺S1bと厚さ方向の辺S1cの長さを乗算し、これを、例えばブラックマトリクス13の幅等の、第2空間S2の望ましい厚さ方向の辺S2cの長さで除算することにより、導出することが可能である。
また、本実施形態においては、電気流体ディスプレイ装置1は図1を用いて説明したように、カラー表示が可能なものである。しかし、例えば第2実施形態として後に説明するように、電気流体ディスプレイ装置を既存の透過ディスプレイ装置と組み合わせて、複合ディスプレイ装置として使用することも考えられる。この場合においては、電気流体ディスプレイ装置を透過状態として表示させることで、複合ディスプレイ装置を透過ディスプレイ装置として使用することができる。更に、場合によっては電気流体ディスプレイ装置を不透過状態とさせて、複合ディスプレイ装置を片側からのみ視聴可能なディスプレイ装置として使用することもできる。
このように、透過ディスプレイ装置と組み合わせて使用される場合には、電気流体ディスプレイ装置は不透過状態として使用される際に、透過ディスプレイ装置の全面を、例えば黒などの単色、単階調で覆うように表示すればよい。すなわち、この場合に電気流体ディスプレイ装置に求められる機能は、透過状態と、単色が全面に表示された不透過状態の切り替えのみである。
したがって、理論的には、透過ディスプレイ装置と同等の面積の画素要素10を1つ備えた電気流体ディスプレイ装置を用意し、これを透過ディスプレイ装置に重ねて設けることによって、複合ディスプレイ装置を実現することは可能である。
しかし、この場合においては、画素要素10の厚さ方向Zの長さとして、透過ディスプレイ装置の幅と同等の長さが必要であり、電気流体ディスプレイ装置が巨大化し、製造自体が容易ではなくなる。
また、電気流体ディスプレイ装置は、流体L1、L2を移動させることにより表示を切り替えるため、画素要素10が大きくなると流体L1、L2の移動に時間を要し、表示を切り替えた際の応答速度が望ましくないものとなる。
すなわち、上記のような大きすぎる画素要素10は現実的なものではなく、電気流体ディスプレイ装置1が適切な性能を発揮するためには画素要素10が適切な大きさに形成されていなければならない。
例えば、一実施例としては、例えば第1空間S1の長辺S1aの長さを115μm、短辺S1bの長さを35μm、第2空間S2の厚さ方向の辺S2cの長さを10μmとすることで、十分な応答速度を備え、かつ解像度の高い電気流体ディスプレイ装置1が実現可能である。
また、例えば第1空間S1の厚さ方向の辺S1cの長さは、着色した極性流体L1の濃度によって決定され得る。すなわち、流体L1に溶解する染料の濃度には上限があるため、電気流体ディスプレイ装置1において実現したい、不透過表示時における遮蔽性を高めようとすると、厚さ方向の辺S1cを長くする必要がある。
次に、上記の電気流体ディスプレイ装置1の効果について説明する。
本実施形態の電気流体ディスプレイ装置1は、画素要素10が、互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板11、12と、第1及び第2透明基板11、12の少なくともいずれか一方12の、画素要素10の境界14dに設けられて、光を透過しない不透過領域R2を形成するブラックマトリクス13と、第1及び第2透明基板11、12の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間S1、S2と、一方が着色され、他方が透明の、第1及び第2空間S1、S2に封止された極性流体L1及び無極性流体L2と、第1及び第2空間S1、S2の各々に設けられた第1及び第2電極E1、E2と、を備えた電気流体ディスプレイ装置1であって、第1空間S1は光を透過する透過領域R1に形成され、第2空間S2は不透過領域R2に形成されている。
上記のような構成によれば、第1及び第2の基板11、12はいずれも透明な基板であり、第1空間S1はこれら第1及び第2透明基板11、12を介して光を透過する透過領域R1に設けられているため、第1空間S1は外部から視認可能である。また、第2空間S2は、ブラックマトリクス13により形成された光を透過しない不透過領域R2に形成されている。このため、第1及び第2電極E1、E2に電圧を印加することで、例えば着色された流体L1を第2空間S2に、及び透明な流体L2を透過領域R1に形成された第1空間S1に、それぞれ移動させることができる。この場合において、透過領域R1において外部から一方の基板12を透過し、画素要素10内部へ侵入した光は、第1空間S1を満たす透明な流体L1を透過した後に、他方の基板11へ到達し、透過する。また、着色された流体L1はブラックマトリクス13により不透過領域R2に隠蔽されるため、透過領域R1に侵入した光を遮らない。これにより、透過性の高い電気流体ディスプレイ装置1を実現可能である。
また、第1及び第2空間S1、S2の間には、第1及び第2空間S1、S2を仕切る仕切体16が設けられ、仕切体16は2つの連通孔H1、H2を備え、第1及び第2空間S1、S2は、2つの連通孔H1、H2により連通され、第1及び第2電極E1、E2は、2つの連通孔H1、H2の一方H1の側に偏って設けられている。
上記のような構成によれば、第1及び第2空間S1、S2は2つの連通孔H1、H2により連通されており、各電極E1、E2は2つの連通孔H1、H2の一方H1の側に偏って設けられている。このため、例えば一方の空間に極性流体L1が満たされ、他方の空間に無極性流体L2が満たされている場合に、電極E1、E2に適切に電圧を印加することで、電極E1、E2が偏って設けられた側の連通孔H1を介して極性流体L1を他方の空間へと通過させることができる。他方の空間に満たされていた無極性流体L2は、他方の空間へ流入した極性流体L1に押しだされるように、他方の連通孔H2を介して無極性流体L2が通過し、一方の空間へと移動する。このように、各流体L1、L2の移動を容易に制御することができるため、階調を適切に表現可能である。
また、第1透明基板11の透過領域R1には、表面15aが第2透明基板12に接近するように、透明壁体15が設けられ、第1空間S1は、透明壁体15の表面15aと第2透明基板12の間に形成されている。
上記のような構成によれば、第1透明基板11と第2透明基板12の間の距離に依らず、各基板11、12に直交する方向Zの第1空間S1の厚さを薄くしつつ、透過領域R1を形成することができる。このように第1空間S1を薄くすることで、第1空間S1の体積を低減し、各空間S1、S2に封止される流体L1、L2の量を低減可能である。すなわち、電極E1、E2に電圧が印加された時に移動すべき流体L1、L2の量が低減するため、反応が速くなり、画像表示速度を向上することが可能となる。
また、画素要素10は、画素要素10の境界において画素要素10の外部とを仕切る境界壁14を備え、透明壁体15の側面15eは、透過領域R1と不透過領域R2の境界に設けられ、透明壁体15の側面15eと、境界壁14により、第2空間S2が画定されている。
上記のような構成によれば、第2空間S2は、透過領域R1と不透過領域R2の境界に設けられた透明壁体15の側面15eにより画定されているため、第2空間S2が確実に不透過領域R2に形成される。これにより、電気流体ディスプレイ装置1の透過率が向上する。
また、画素要素10は直方体状に形成され、第1透明基板11に直交する直交方向Zから平面視した際に長方形状をなし、ブラックマトリクス13は、長方形状の少なくとも長辺10aに沿って設けられ、第1空間S1は板状に形成され、第2透明基板12に沿って第2透明基板12の延在する方向X、Yに延在するように、かつ第1空間S1の長辺S1aが長方形状の長辺10aに沿って延在するように設けられ、第2空間S2も板状に形成され、第2空間S2の長辺S2aと短辺S2bの各々が、長方形状の長辺10aと直交方向Zにそれぞれ沿って延在するように設けられている。
上記のような構成によれば、第1空間S1が画素要素10の透過領域R1と略同一形状、略同一大きさとなるように形成することができる。
また、板状の第2空間S2の、各基板11、12に直交する直交方向Zに延在する辺が、短辺S2bとなっている。例えば直交方向Zに延在する辺が長辺S2aである場合には、第1及び第2基板間11、12の間隔を不当に大きくとらなければならないことがある。また、例えば直交方向Zに延在する辺が厚さ方向の辺S2cである場合には、長辺S2aと短辺S2bの双方が、各基板11、12と平行に位置するため、各基板11、12上における第2空間S2の面積が不当に大きくなり、結果的に透過率が低下する。上記の構成のように、直交方向Zに延在する辺を短辺方向S2bとすることにより、基板11、12間の間隔を適切な距離に維持し製造を容易とするとともに、各基板11、12と平行に位置する辺を長辺S2aと厚さ方向の辺S2cとして基板11、12上に占める第2空間S2の面積を小さくし、透過率を高くすることができる。
また、第2空間S2の厚さ方向S2cの辺の長さが、ブラックマトリクス13の幅より小さい。
上記のような構成によれば、第2空間S2を確実にブラックマトリクス13により形成される不透過領域R2に隠蔽することが可能となる。これにより、電気流体ディスプレイ装置1の透過率が向上する。
また、電気流体ディスプレイ装置1は、複数の画素8を備え、各画素8が、サブピクセルとして、極性流体L1及び無極性流体L2のいずれか一方が互いに異なる第1、第2、及び第3の色により着色された、第1、第2、及び第3の画素要素10R、10G、10Bを備えている。
上記のような構成によれば、異なる色により着色された流体L1が封止された複数の画素要素10R、10G、10Bにより、電気流体ディスプレイ1の1つの画素8を実現可能となるため、これらの異なる色を様々に組み合わせた、カラー表示が可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。図11は、第2実施形態における複合ディスプレイ装置の模式的な分解斜視図である。
本第2実施形態における複合ディスプレイ装置30は、第1実施形態として説明したような電気流体ディスプレイ装置31と、透明ディスプレイ装置40とを備えている。本実施形態においては、電気流体ディスプレイ装置31は調光パネルとして使用される。
透明ディスプレイ装置40は、例えば透明有機ELディスプレイ等の、映像を表示しない部分においては透過表示されるディスプレイである。
透明ディスプレイ装置40は、複数の画素41を備えている。複数の画素41の各々は、例えば赤を表示する第1サブピクセル42R、緑を表示する第2サブピクセル42G、及び青を表示する第3サブピクセル42Bを備えている。
電気流体ディスプレイ装置31は、第1実施形態と同様に、複数の画素要素32を備えている。本実施形態における画素要素32は、第1実施形態における画素要素10とは、全ての画素要素32の極性流体L1が、遮光に適する単一の色、例えば黒により着色されている点が異なっている。
また、本実施形態における画素要素32は、パッシブマトリクスにより駆動されている。
上記以外に置いては、画素要素32は、構造的に画素要素10と同様に構成されている。
電気流体ディスプレイ装置31は、透明ディスプレイ装置40のサブピクセル42R、42G、42Bと同じ数の画素要素32を備えている。
電気流体ディスプレイ装置31と透明ディスプレイ装置40は、互いに密着するように重ねられている。電気流体ディスプレイ装置31の各画素要素32は、このように電気流体ディスプレイ装置31と透明ディスプレイ装置40を重ねた複合ディスプレイ装置30を平面視した際に、透明ディスプレイ装置40の対応するサブピクセル42R、42G、42Bが同じ平面位置に位置するように設けられている。
このように、本実施形態における複合ディスプレイ装置30は、電気流体ディスプレイ装置31と透明ディスプレイ装置40を備え、電気流体ディスプレイ装置31と透明ディスプレイ装置40は、電気流体ディスプレイ装置31の画素要素32と、透明ディスプレイ装置40の各画素41を構成する各サブピクセル42R、42G、42Bとが、互いに対応するように重ねて設けられている。
上記のような構成によれば、例えば電気流体ディスプレイ装置31の全ての画素要素32において、着色された流体L1を第1実施形態において説明したような第2空間S2側に移動させて電気流体ディスプレイ装置31を透過状態とすることで、複合ディスプレイ装置30を透明ディスプレイ装置として使用可能である。この場合には、複合ディスプレイ装置30を、例えばデジタルサイネージ用に好適に使用可能である。また、全ての画素要素32において、着色された流体L1を第1空間S1側に移動させて電気流体ディスプレイ装置31を不透過状態すなわち遮光状態とすることで、複合ディスプレイ装置30を不透過型のディスプレイ装置として使用可能である。この場合には、複合ディスプレイ装置30を、上記のようにデジタルサイネージ用に使用することが可能であるし、また、例えば通常のディスプレイとして映像を表示し視聴することも可能である。
このように、電気流体ディスプレイ装置31に重ねて設けられた透明ディスプレイ装置40の利用可能性が向上する。
また、電気流体ディスプレイ装置31の極性流体L1が、黒で着色されている。
上記のような構成によれば、複合ディスプレイ装置30を不透過型のディスプレイ装置として使用する場合に好適である。
また、電気流体ディスプレイ装置31の画素要素32が、パッシブマトリクスにより駆動されている。
上記のような構成によれば、電気流体ディスプレイ装置31の製造が容易となり、製造コストを低減できる。
[第2実施形態の変形例]
次に、図12を用いて、上記第2実施形態として示した複合ディスプレイ装置30の変形例を説明する。図12は、本変形例における複合ディスプレイ装置の模式的な分解斜視図である。本変形例における透明ディスプレイ装置50は、第2実施形態として示した複合ディスプレイ装置30とは、電気流体ディスプレイ装置31が、透明ディスプレイ装置40の、双方の表面に重ねて設けられている点が異なっている。
上記のような構成によれば、例えば双方の電気流体ディスプレイ装置31を透過状態とすることで、複合ディスプレイ装置50を透明ディスプレイ装置として使用可能である。また、透明ディスプレイ装置50の双方の表面に電気流体ディスプレイ装置31が設けられているため、任意の電気流体ディスプレイ装置31を不透過状態とし、他方を透過状態とすることで、透明ディスプレイ装置50に表示された画像を任意の方向へのみ表示、視認可能とすることができる。したがって、電気流体ディスプレイ装置31に重ねて設けられた透明ディスプレイ装置40の利用可能性が向上する。
本変形例が、既に説明した第2実施形態と同様な他の効果を奏することは言うまでもない。
なお、本発明の電気流体ディスプレイ装置及び複合ディスプレイ装置は、図面を参照して説明した上述の各実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において他の様々な変形例が考えられる。
例えば、上記各実施形態及び変形例においては、ブラックマトリクス13は第2透明基板12側に設けられていたが、第1透明基板11側に設けられていても構わない。
また、上記各実施形態及び変形例においては、極性流体L1が着色されていたが、無極性流体L2が着色されていても構わない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記各実施形態及び各変形例で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1、31 電気流体ディスプレイ装置
8 画素
10、32 画素要素
10R 第1画素要素
10G 第2画素要素
10B 第3画素要素
10a 長辺
10b 短辺
11 第1透明基板
12 第2透明基板
13 ブラックマトリクス
13c 内側の端部(透過領域と不透過領域の境界)
14 境界壁
14d 外側側面(画素要素の境界)
15 透明壁体(透明な壁体)
15a 表面
15e 短辺方向第2端面(側面)
16 突出部(仕切体)
30、50 複合ディスプレイ装置
40 透明ディスプレイ装置
42R 第1サブピクセル(サブピクセル)
42G 第2サブピクセル(サブピクセル)
42B 第3サブピクセル(サブピクセル)
X 画素要素の長辺方向(第2透明基板の延在する方向)
Y 画素要素の短辺方向(第2透明基板の延在する方向)
Z 画素要素の厚さ方向(直交方向)
R1 透過領域
R2 不透過領域
S1 第1空間
S1a 長辺
S1b 短辺
S1c 厚さ方向の辺
S2 第2空間
S2a 長辺
S2b 短辺
S2c 厚さ方向の辺
L1 極性流体
L2 無極性流体
E1 第1電極
E2 第2電極
H1 第1連通孔(連通孔、一方の側)
H2 第2連通孔(連通孔)

Claims (9)

  1. 画素要素が、
    互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板と、
    当該第1及び第2透明基板の少なくともいずれか一方の、前記画素要素の境界に設けられて、光を透過しない不透過領域を形成するブラックマトリクスと、
    前記第1及び第2透明基板の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間と、
    一方が着色され、他方が透明の、前記第1及び第2空間に封止された極性流体及び無極性流体と、
    前記第1及び第2空間の各々に設けられた第1及び第2電極と、
    を備えた電気流体ディスプレイ装置であって、
    前記第1空間は光を透過する透過領域に形成され、前記第2空間は前記不透過領域に形成され
    前記第1及び第2空間の間には、当該第1及び第2空間を仕切る仕切体が設けられ、
    当該仕切体は2つの連通孔を備え、前記第1及び第2空間は、2つの前記連通孔により連通され、
    前記第1及び第2電極は、2つの前記連通孔の一方の側に偏って設けられている、電気流体ディスプレイ装置。
  2. 画素要素が、
    互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板と、
    当該第1及び第2透明基板の少なくともいずれか一方の、前記画素要素の境界に設けられて、光を透過しない不透過領域を形成するブラックマトリクスと、
    前記第1及び第2透明基板の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間と、
    一方が着色され、他方が透明の、前記第1及び第2空間に封止された極性流体及び無極性流体と、
    前記第1及び第2空間の各々に設けられた第1及び第2電極と、
    を備えた電気流体ディスプレイ装置であって、
    前記第1空間は光を透過する透過領域に形成され、前記第2空間は前記不透過領域に形成され、
    前記第1透明基板の前記透過領域には、表面が前記第2透明基板に接近するように、透明な壁体が設けられ、
    前記第1空間は、前記透明な壁体の前記表面と前記第2透明基板の間に形成されている、電気流体ディスプレイ装置。
  3. 前記画素要素は、前記画素要素の前記境界において前記画素要素外部から仕切る境界壁を備え、
    前記透明な壁体の側面は、前記透過領域と前記不透過領域の境界に設けられ、
    前記透明な壁体の前記側面と、前記境界壁により、前記第2空間が画定されている、請求項に記載の電気流体ディスプレイ装置。
  4. 画素要素が、
    互いに対向して設けられた第1及び第2透明基板と、
    当該第1及び第2透明基板の少なくともいずれか一方の、前記画素要素の境界に設けられて、光を透過しない不透過領域を形成するブラックマトリクスと、
    前記第1及び第2透明基板の間に形成された、互いに連通する第1及び第2空間と、
    一方が着色され、他方が透明の、前記第1及び第2空間に封止された極性流体及び無極性流体と、
    前記第1及び第2空間の各々に設けられた第1及び第2電極と、
    を備えた電気流体ディスプレイ装置であって、
    前記第1空間は光を透過する透過領域に形成され、前記第2空間は前記不透過領域に形成され、
    前記画素要素は直方体状に形成され、前記第1透明基板に直交する直交方向から平面視した際に長方形状をなし、
    前記ブラックマトリクスは、前記長方形状の少なくとも長辺に沿って設けられ、
    前記第1空間は板状に形成され、前記第2透明基板に沿って前記第2透明基板の延在する方向に延在するように、かつ前記第1空間の長辺が前記長方形状の長辺に沿って延在するように設けられ、
    前記第2空間も板状に形成され、前記第2空間の長辺と短辺の各々が、前記長方形状の長辺と前記直交方向にそれぞれ沿って延在するように設けられている、電気流体ディスプレイ装置。
  5. 前記第2空間の厚さ方向の辺の長さが、前記ブラックマトリクスの幅より小さい、請求項に記載の電気流体ディスプレイ装置。
  6. 複数の画素を備え、
    各画素が、サブピクセルとして、前記極性流体及び前記無極性流体のいずれか一方が互いに異なる第1、第2、及び第3の色により着色された、第1、第2、及び第3の前記画素要素を備えている、請求項1からのいずれか一項に記載の電気流体ディスプレイ装置。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の電気流体ディスプレイ装置と、
    透明ディスプレイ装置と、
    を備え、
    前記電気流体ディスプレイ装置と前記透明ディスプレイ装置は、前記電気流体ディスプレイ装置の前記画素要素と、前記透明ディスプレイ装置の各画素を構成する各サブピクセルとが、互いに対応するように重ねて設けられている、複合ディスプレイ装置。
  8. 前記電気流体ディスプレイ装置の、前記極性流体及び前記無極性流体のいずれか一方が、黒で着色されている、請求項に記載の複合ディスプレイ装置。
  9. 前記電気流体ディスプレイ装置が、前記透明ディスプレイ装置の、双方の表面に重ねて設けられている、請求項7または8に記載の複合ディスプレイ装置。
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