JP7151960B2 - 音響システム - Google Patents

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Description

本発明は、音響システムに関する。
従来、車載用オーディオ・ビデオ機器として、CDプレーヤ、DVDプレーヤ、半導体オーディオプレーヤ、テレビ・ラジオ受信機などが搭載されている。さらには、5.1チャンネルや6.1チャンネル等、多数のチャンネルの音を出力するために多数のスピーカが設置された車も知られている。
このように多数のチャンネルの音を出力するスピーカを配置する場合、オーディオプレーヤ(ヘッドユニットとも称す)と各スピーカとをスター状に接続するために多数の配線が必要となり、重量の増加や配索の手間の増加を招くことになる。これに対し、特許文献1のオーディオ装置は、複数の送信チャンネルでオーディオ信号を複数のヘッドホンへ無線により送信している。
特開2006-287730号公報 特開2008-197558号公報 特開2007-166584号公報 特開2006-67336号公報
特許文献1のように、オーディオ信号を無線で送信する場合、送信器と受信器との間に荷物等が存在し、オーディオ信号が遮られた場合、音の出力が途切れてしまうという問題があった。更に、オーディオ信号を無線で送信する場合、有線で送信する場合と比べ、同等の音質を確保することが難しいという問題があった。
そこで本発明は、スピーカユニットに対して音響信号を無線で送信する際のデメリットを抑制する技術の提供を課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明の音響システムは、複数のスピーカユニットから音を出力させる音響システムであって、出力用の音響信号を生成する信号生成部と、複数の前記スピーカユニットのうち、少なくとも一つに対して無線で前記音響信号を送信する信号送信部と、前記音響信号の送信状態に応じて、前記音響信号を変更する変更部と、を備える。
前記音響システムは、前記スピーカユニットに対する音響信号の送信状態に異常が生じた場合に、前記変更部が当該送信状態に異常の生じたスピーカユニットに対する音響信号を他のスピーカユニットへ送信する音響信号に付加してもよい。
前記音響システムは、前記スピーカユニットが、前記音響信号を受信する受信回路と、前記音響信号を他のスピーカユニットへ送信する送信回路とを有し、前記複数のスピーカユニットのうち、第一のスピーカユニットに対する音響信号の送信状態に異常が生じた場合に、前記第一のスピーカユニットに対する音響信号を前記信号送信部から第二のスピー
カユニットへ送信させ、前記第二のスピーカユニットが、前記第一のスピーカユニットに対する音響信号を受信し、前記第一のスピーカユニットへ送信してもよい。
前記音響システムは、少なくとも前記信号生成部を有する音響再生装置と、前記音響再生装置から離れた位置に設置され、少なくとも前記信号送信部を有する中継装置とを備え、前記中継装置が、前記音響再生装置から信号線を介して前記音響信号を受信し、前記中継装置の前記信号送信部が、前記音響信号を無線で前記スピーカユニットへ送信してもよい。
前記音響システムは、前記複数のスピーカユニットを所定の系統に分類しておき、前記信号送信部が、同一の前記系統に属する複数の前記スピーカユニットに対する音響信号を当該系統に属する一つの前記スピーカユニットに送信し、前記スピーカユニットが、前記信号送信部又は他のスピーカユニットから前記音響信号を受信した場合に、同一の前記系統に属する他のスピーカユニットへ無線で当該音響信号を送信してもよい。
前記音響システムは、前記信号送信部として、前記複数のスピーカユニットのうち、一部のスピーカユニットへ信号線を介して前記音響信号を送信する第一の信号送信部と、前記複数のスピーカユニットのうち、前記第一の信号送信部から前記音響信号を送信する前記スピーカユニット以外の前記スピーカユニットへ無線で前記音響信号を送信する第二の信号送信部とを備えてもよい。
前記音響システムは、前記複数のスピーカユニットを各スピーカユニットへ送信する前記音響信号の優先度に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記優先度の高い音響信号を送信するグループに属する前記スピーカユニットに対して、前記第一の信号送信部が、前記信号線を介して前記音響信号を送信し、前記優先度の低い音響信号を送信するグループに属する前記スピーカユニットに対して、前記第二の信号送信部が、無線で前記音響信号を送信してもよい。
前記音響システムは、前記複数のスピーカユニットを前記音響システムが搭載される車両の運転席からの距離に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記運転席に近いグループに属するスピーカユニットに対して、前記第一の信号送信部が、前記信号線を介して前記音響信号を送信し、前記運転席から遠いグループに属するスピーカユニットに対して、前記第二の信号送信部が、無線で前記音響信号を送信してもよい。
前記複数のスピーカユニットを前記音響システムが搭載される車両の運転席からの距離に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記運転席から遠いグループに属するスピーカユニットに対して、前記第一の信号送信部が、前記信号線を介して前記音響信号を送信し、前記運転席に近いグループに属するスピーカユニットに対して、前記第二の信号送信部が、無線で前記音響信号を送信してもよい。
前記音響システムは、前記第二の信号送信部が、前記音響信号を送信してから前記スピーカユニットに出力させるまでの時間に応じて、前記第一の信号送信部が前記音響信号を送信するタイミングを前記第二の信号送信部が前記音響信号を送信するタイミングに対して遅延させてもよい。
本発明によれば、スピーカユニットに対して音響信号を無線で送信する際のデメリットを抑制する技術を提供できる。
車載音響システムの機能ブロック図である。 車両内に備えたスピーカの配置を示す図である。 ヘッドユニットのハードウェア構成の一例を示す図である。 スピーカユニットの構成を示す図である。 車両内に配置されたスピーカユニットを各スピーカユニットの設置位置に応じて複数のグループに分類した例を示す図である。 ヘッドユニットから各スピーカユニットへ正常に音響信号を送信している状態を示す図である。 ヘッドユニットから音響信号を送信できない状態のスピーカユニットがある場合を示す図である。 第二実施形態に係る音響システムの動作を示す図である。 第三実施形態に係る音響システムの構成を示す図である。 第三実施形態の変形例である車載音響システムの構成を示す図である。 第四実施形態に係る音響システムの構成を示す図である。 第五実施形態に係る音響システムにおけるスピーカユニットのグループを示す図である。 音響信号の優先度を示す図である。 第六実施形態に係る音響システムにおけるスピーカユニットのグループを示す図である。 スピーカユニットの優先度を示す図である。 第七実施形態に係る音響システムにおけるスピーカユニットのグループを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈第一実施形態〉
〈システム構成〉
図1は、車載音響システムの機能ブロック図、図2は、車載音響システムにおけるスピーカの配置を示す図である。図1に例示の車載音響システム1は、車両に搭載され、音響再生装置(以下、ヘッドユニットとも称す)10やスピーカユニット70を備えている。
ヘッドユニット10は、CDやDVD、半導体メモリ等の記憶媒体に記憶されたデータを読出して、音響信号を再生し、複数のスピーカユニット70へ送信し、各スピーカユニット70から音として出力させる。なお、ヘッドユニット10は、ラジオやテレビの放送を受信し、この放送に基づく音響信号をスピーカユニット70へ送信するものでもよい。また、ヘッドユニット10は、ユーザのスマートフォンや音楽プレーヤ等から楽曲のデータを受信し、音響信号としてスピーカユニット70へ送信するものでもよい。本実施形態のヘッドユニット10は、オーディオ機能の他、動画の再生やテレビ放送の表示といったビジュアル機能や、乗員の操作に応じて目的地や経由地を設定し、目的地までの経路案内(ナビゲーション)を行うナビゲーション機能を備えたオーディオ・ビジュアル・ナビゲーション一体型の電子機器(AVN機とも称す)であっても良い。ヘッドユニット10は、信号生成部11や、信号送信部12、変更部13を備えている。
信号生成部11は、記憶媒体から読み出したデータや、ユーザの音楽プレーヤ等から取得したデータ、ラジオ放送やテレビ放送の信号をソースとして、出力用の音響信号を生成する。例えば、信号生成部11は、このソースから、各スピーカユニット70に応じたチャンネルや帯域の信号を取得し、必要に応じて音場の補正や反射音の抑制等の補正処理をおこなって各スピーカユニット70に対する音響信号をそれぞれ生成する。
信号送信部12は、信号生成部11で生成した音響信号を複数のスピーカユニット70に対して無線で送信する。信号送信部12は、例えばWiFiやBluetooth(登録商標)
、ZigBee(登録商標)といった近距離無線通信規格で音響信号をスピーカユニット70へ送信する。なお、信号送信部12は、電波に限らず赤外線等を用いた光通信で音響信号を送信してもよい。
変更部13は、信号送信部12から送信した音響信号の送信状態に応じて、音響信号を変更する。特に本実施形態の変更部13は、スピーカユニット70に対する音響信号の送信状態に異常が生じた場合に、当該送信状態に異常の生じたスピーカユニット70に対する音響信号を他のスピーカユニットへ送信する音響信号に付加する。換言すると、送信状態に異常が生じて音響信号をスピーカユニット70に送信できなくなった場合に、送信できない音響信号を他のスピーカユニット70へ送信して出力させる。なお、具体的な動作については後述する。
図2は、車両内に備えたスピーカの配置を示す図である。図2では、図の上側を車両の前、即ち車両が前進する方向とし、図の下側を車両の後とし、図の左側を車両の左、図の右側を車両の右として示している。
図2の例では、車両中に12個のスピーカユニット70(CTR,FR,WFR,ROR,RR,SR,WF,FL,WFL,ROL,RL,SL)を設置している。スピーカユニットCTRは、車両内の前方中央に配置された所謂センタースピーカである。スピーカユニットFRは、車両内の前方右側に配置されたスピーカである。スピーカユニットWFRは、車両内の前方右側であって、右前方座席(運転席)21の下方に配置されたウーハーである。スピーカユニットRORは、車室の前後方向においてほぼ中央の天井部右側に設置され、反射音や環境音を抑制するためのスピーカである。スピーカユニットRRは、車両内の後方右側に配置されたスピーカである。スピーカユニットSRは、スピーカユニットRRの後方であって、右後部座席23の後方に設けられたスピーカである。スピーカユニットWFは、車両内の後方中央であって、中央後部座席24の後方下部に配置されたウーハーである。スピーカユニットFLは、車両内の前方左側に配置されたスピーカである。スピーカユニットWFLは、車両内の前方左側であって、左前方座席(助手席)22の下方に配置されたウーハーである。スピーカユニットROLは、車室の前後方向においてほぼ中央の天井部左側に設置され、反射音や環境音を抑制するためのスピーカである。スピーカユニットRLは、車両内の後方左側に配置されたスピーカである。スピーカユニットSLは、スピーカユニットRLの後方であって、左後部座席25の後方に設けられたスピーカである。
図3は、ヘッドユニット10のハードウェア構成の一例を示す図である。ヘッドユニット10は、図3に例示のように、接続バス210によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、入出力IF203を有するの情報処理装
置(コンピュータ)である。CPU201は、情報処理装置全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU201はプロセッサとも呼ばれる。ただし、CPU201は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU201がマルチコア構成であってもよい。
メモリ202は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、CPU201の作業領域,プログラムやデータの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。主記憶装置は、CPU201がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶装置
は、例えば、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部は、CPU201により実行されるプログラムや、動作の設定情報などを記憶する記憶媒体である。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フ
ラッシュメモリ、USBメモリ、メモリカード等である。
入出力IF203は、ヘッドユニット10に接続するセンサや操作部、マイク、ラジオやテレビの放送波を受信するチューナ、CDやDVD等の記憶媒体からデータを読み取るディスクドライブ、メモリカード等の記憶媒体に対してデータの読み書きを行うリーダ/ライタ、アンプ、ECU等の機器との間でデータの入出力を行うインターフェースである。通信IF204は、通信回線を介して他の装置との通信を行うインターフェース(通信モジュール)である。なお、上記の構成要素はそれぞれ複数に設けられてもよいし、一部の構成要素を設けないようにしてもよい。
ヘッドユニット10では、CPU201が、アプリケーションプログラムを実行することにより、図1に示す信号生成部11や、信号送信部12、変更部13といった各処理部として機能する。但し、上記各処理部の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal
Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって提供
されてもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable
Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部にアナログ回路を含む構成としてもよい。
図4は、スピーカユニット70の構成を示す図である。図4に示すように、スピーカユニット70は、通信回路71と駆動回路72と、スピーカ73を有している。
通信回路71は、ヘッドユニット10等と通信し、例えば音響信号を受信する。通信回路71は、例えばWiFiやBluetooth、ZigBee(登録商標)といった近距離無線通信規
格でヘッドユニット10と通信する。
駆動回路72は、通信回路71で受信した音響信号をアナログ信号に変換し、増幅してスピーカ73へ供給し、音として出力させる。
〈送信状態に応じた変更動作〉
図5は、車両内に配置されたスピーカユニット70を各スピーカユニット70の設置位置に応じて複数のグループに分類した例を示している。図5に示す例では、スピーカユニットCTRと、スピーカユニットFRと、スピーカユニットFLが、グループ1に属し、スピーカユニットFRと、スピーカユニットWFRがグループ2に属し、スピーカユニットFLと、スピーカユニットWFLがグループ3に属している。また、スピーカユニットWFと、スピーカユニットSRと、スピーカユニットSLが、グループ6に属し、スピーカユニットSRと、スピーカユニットRRと、スピーカユニットRORがグループ5に属し、スピーカユニットSLと、スピーカユニットRLと、スピーカユニットROLがグループ4に属している。
このように図5の例では、隣接しているスピーカユニット70が同じグループに属するように分類され、各スピーカユニット70が、どのグループに属するのかを示す情報がメモリ202に記憶されている。
ヘッドユニット10の信号送信部12は、各スピーカユニット70へ送信すると共に、送信状態を検出する。例えば、信号送信部12は、音響信号をデータパケットとしてスピ
ーカユニット70へ送信し、スピーカユニット70からデータパケットの受信を示すパケット(信号)が取得できなかった場合、当該スピーカユニット70へ音響信号を送信できない状態であると検出する。また、信号送信部12は、スピーカユニット70との接続を定期的に確認し、接続が切れた場合、当該スピーカユニット70に対する音響信号を送信できない状態であると検出してもよい。
図6は、ヘッドユニット10から各スピーカユニット70へ正常に音響信号を送信している状態を示す図である。図6の例では、各スピーカユニット70が、ヘッドユニット10から直接音響信号を受信している。図6において、ヘッドユニット10から各スピーカユニット70へ向かう矢印は、各スピーカユニット70へ送信する音響信号31~42を示している。
図7は、ヘッドユニット10から音響信号を送信できない状態のスピーカユニット70がある場合を示す図である。図7の例では、車内の荷物90がヘッドユニット10からスピーカユニットSRへの送信を遮っている。ここでヘッドユニット10の信号送信部12が、スピーカユニットSRに対して音響信号36を送信できない状態であることを検出した場合、変更部13は、メモリ202を参照し、スピーカユニットSRと同じグループに属し、送信できる状態のスピーカユニット70を選択する。スピーカユニットSRに対して音響信号36を送信できない場合、スピーカユニットSRがグループ5,6に属するので、同じグループ5,6に属するものを代替のスピーカユニット70として選択する。なお、当該グループに他のスピーカユニット70が複数属している場合には、所定の優先度に従って、最も優先度の高いスピーカユニット70を選択する。当該優先度は、スピーカユニット70毎に予め設定しておく。例えば、送信できない状態のスピーカユニット70が、車両の中央でなく、側方(右側又は左側)に設置されたものである場合、車両の同じ側に設けられたスピーカユニット70の優先度を高く設定する。また、送信できない状態のスピーカユニット70と、設置位置が近いスピーカユニット70や、出力帯域が近いスピーカユニット70の優先度を高く設定する。例えば、図7の例では、スピーカユニットSRが送信できない状態なので、スピーカユニットSRと同じ側に設けられ、最も近いスピーカユニットRRが選択される。
そして、変更部13は、選択されたスピーカユニットRRに対する音響信号34に加えて、送信できない状態のスピーカユニットSRに対する音響信号36を加えてスピーカユニットRRへ送信するように、信号送信部12に音響信号を変更させる。
これにより、送信できない状態のスピーカユニットSRに対する音響信号36が、代替のスピーカユニットRRから出力される。この場合、スピーカユニットSRに対する音響信号36の出力される位置が変わり、音像が変位することになるため、信号送信部12は、送信できない状態のスピーカユニットSRの設置位置から出力された場合と同等になるように音像を補正する処理を音響信号36に行ってもよい。
上述のように本実施形態の車載音響システム1は、各スピーカユニット70に対して音響信号を無線で送信しているので、ヘッドユニット10と各スピーカユニット70とを接続する信号線を省略でき、信号線を配索する手間を無くすことができると共に、軽量化が図れる。そして、本実施形態の車載音響システム1によれば、スピーカユニット70に対して音響信号を無線で送信する際、荷物や乗員、他の信号との干渉等によってスピーカユニット70へ音響信号を送信できない状態となるといった無線送信のデメリットが生じた場合でも、他のスピーカから当該音響信号を出力させて、このデメリットを抑制することができる。
〈第二実施形態〉
図8は、第二実施形態に係る音響システム1Aの動作を示す図である。前述の第一実施形態では、音響信号を送信できない状態のスピーカユニット70に対する音響信号を他のスピーカユニット70から出力させる構成としたが、本実施形態では、音響信号をヘッドユニット10から直接送信できない状態のスピーカユニット70へ、他のスピーカユニット70から音響信号を転送する構成としている。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
本実施形態の変更部13は、信号送信部12が複数のスピーカユニット70のうち、何れかのスピーカユニット(第一のスピーカユニット)70に対して音響信号が送信できない状態を検出した場合に、前記第一のスピーカユニット70に対する音響信号を信号送信部12から他のスピーカユニット(第二のスピーカユニット)70へ送信させる。
そして、第一のスピーカユニット70に対する音響信号を受信した第二のスピーカユニット70は、当該音響信号を第一のスピーカユニット70へ転送する。
図8の例では、車内の荷物90がヘッドユニット10からスピーカユニットSRへの送信を遮っている。ここでヘッドユニット10の信号送信部12が、スピーカユニットSRに対して音響信号36を送信できない状態であることを検出した場合、変更部13は、メモリ202を参照し、スピーカユニットSRと同じグループに属し、スピーカユニットSRへ音響信号36を転送できる状態の第二のスピーカユニット70を選択する。この第二のスピーカユニット70を選択する手法は、例えば、前述の実施形態1において、所定の優先度に応じて代替のスピーカユニット70を選択する手法と同じであってもよい。
また、各スピーカユニット70は、定期的に他のスピーカユニット70と通信し、通信可能なスピーカユニット70を示す情報をヘッドユニット10へ通知してもよい。この通知に応じて、ヘッドユニット10は、第一のスピーカユニットSRと通信可能な第二のスピーカユニット70を選択してもよい。
そして、変更部13は、第一のスピーカユニットSRに対する音響信号36に、当該第一のスピーカユニットSRを転送先とする情報を加えて、第二のスピーカユニットRR宛に送信するように、信号送信部12に音響信号を変更させる。
これにより、第一のスピーカユニットSRに対する音響信号36が、第二のスピーカユニットRRに送信され、第二のスピーカユニットRRに送信から第一のスピーカユニットSRへ転送され、第一のスピーカユニットSRから音として出力される。なお、第一のスピーカユニットSRへ音響信号36を転送できるスピーカユニット70が無い場合には、前述の第一実施形態と同様に、代替のスピーカユニット70から音響信号36を出力させてもよい。
上述のようにヘッドユニット10から第一のスピーカユニット70へ直接音響信号を送信できない状態でも、周囲に存在する第二のスピーカユニット70からは第一のスピーカユニット70送信できることが多い。このため、本実施形態の車載音響システム1は、第一のスピーカユニット70へ音響信号を送信できない状態の場合、当該音声信号を第二のスピーカユニット70に転送させ、第一のスピーカユニット70から出力させることができる。これにより、本実施形態の車載音響システム1は、荷物や乗員、他の信号との干渉等によってスピーカユニット70へ音響信号を送信できない状態となることがあるといった無線送信のデメリットが生じた場合でも、第一のスピーカユニット70への音響信号を第二のスピーカユニット70に転送させて、このデメリットを抑制することができる。
〈第三実施形態〉
図9は、第三実施形態に係る音響システム1Bの構成を示す図である。前述の第一及び第二実施形態では、ヘッドユニット10から各スピーカユニット70へ音響信号を送信する構成としたが、本実施形態では、ヘッドユニット10から離れた位置に設けた位置に設置された中継装置50から各スピーカユニット70へ音響信号を送信する構成としている。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
図9では、図の左側を車両の前とし、図の右側を車両の後とし、図の上下を車両の上下として示している。中継装置50は、車両の前後方向において、ほぼ中央の天井部に設置されている。また、中継装置50は、信号送信部12を備え、ヘッドユニット10と信号線51を介して接続されている。なお、信号線51は、音響信号を電気信号で伝送するものでもよいし、音響信号を光信号として伝送する光ファイバであってもよい。信号送信部12は、信号線51を介してヘッドユニット10から音響信号を受信して各スピーカユニット70へ無線で送信する。
ヘッドユニット10は、運転者や助手席の乗員が操作できるように、車両前方のダッシュボード付近に設置されるため、前述の実施形態では、図6~図8に示すように、車両後部に設置されたスピーカユニットWF,SR,SL等との距離が長く、音響信号を無線で送信する場合に、荷物や乗員によって遮られる可能性があった。
これに対し、本実施形態では、中継装置50を車両中央部に設置し、この中継装置50から各スピーカユニット70へ音響信号を送信するので、中継装置50と各スピーカユニット70との距離が比較的近く、無線通信の際に、荷物や乗員によって音響信号が遮られく可能性が少ない。また、車両に荷物が積まれた場合でも天井部付近は空いていることが多く、天井部に設けられた中継装置50と各スピーカユニット70との通信が遮られる可能性が少ない。
なお、車載音響システム1Bにおいて、音響信号が送信できない状態となった場合に、当該音響信号を代替のスピーカユニット70から出力させる構成は、前述の第一実施形態と同様である。また、音響信号が送信できない状態となった場合に、前述の第二実施形態と同様に、当該音響信号を第二のスピーカユニット70から第一のスピーカユニット70へ転送させ、出力させる構成としてもよい。
このように本実施形態の車載音響システム1Bによれば、音響信号を送信する中継装置50と各スピーカユニット70との距離を短くすると共に、中継装置50を天井部に設けて、中継装置50から各スピーカユニット70へ送信する音響信号が遮られる可能性を少なくしたことにより、音響信号が送信できない状態となって音が途切れるといった無線送信のデメリットを抑制することができる。
〈変形例〉
図10は、第三実施形態の変形例である車載音響システム1Cの構成を示す図である。前述の第三実施形態では、中継装置50から各スピーカユニット70へ音響信号を送信する構成としたが、本変形例では、ヘッドユニット10及び中継装置50から各スピーカユニット70へ音響信号を送信する構成としている。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
図10では、図の上側を車両の前とし、図の下側を車両の後とし、図の左右を車両の左右として示している。中継装置50は、車両後方の天井部に設置されている。本変形例では、ヘッドユニット10と中継装置50の双方が、信号送信部12を備えている。図10の例では、ヘッドユニット10が、車両前方に配置されたスピーカユニットCTR,FR
,WFR,FL,WFLへ音響信号を送信し、中継装置50が、車両後方に設置されたスピーカユニットROR,RR,SR,WF,ROL,RL,SLへ音響信号を送信している。なお、ヘッドユニット10と中継装置50が、それぞれ、どのスピーカユニット70へ音響信号を送信するのかは、これに限定されるものではなく、各スピーカユニット70の設置位置に応じて任意に設定してよい。
本変形例では、ヘッドユニット10が、車両前方に設置されたスピーカユニット70へ音響信号を送信し、中継装置50が、車両後方に設置されたスピーカユニット70へ音響信号を送信するので、音響信号を無線で送信する距離が更に短くでき、音響信号が遮られる可能性を少なくできる。これにより、更に、無線送信のデメリットを抑制できる。
〈第四実施形態〉
図11は、第四実施形態に係る音響システム1Dの構成を示す図である。前述の第三実施形態では、中継装置50から各スピーカユニット70へ音響信号を送信する構成としたが、本変形例では、複数のスピーカユニット70を所定の系統に分類しておき、中継装置50から音響信号を受信したスピーカユニット70の通信回路71が同じ系統に属する他のスピーカユニット70へ順次転送する構成としている。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
図11では、図の上側を車両の前とし、図の下側を車両の後とし、図の左右を車両の左右として示している。中継装置50は、車両後方の天井部に設置されている。
本実施形態では、主に車両の右側に設置されたスピーカユニットCTR,FR,WFR,ROR,RR,SRが、系統Rに属し、車両の左側に設置されたスピーカユニットFL,WFL,ROL,RL,SLが系統Lに属している。なお、車両左右方向の中央に設置されているスピーカユニットCTRは、どちらの系統に属してもよい。また、各系統において、各スピーカユニット70の設置位置が運転席から遠い順に転送順序が定められている。
中継装置50は、系統Rに属するスピーカユニットCTR,FR,WFR,ROR,RR,SRに対する音響信号31~36を系統Rに属するスピーカユニット70のうち、転送順序が最初のスピーカユニットSRに送信する。また、中継装置50は、系統Lに属するスピーカユニットFL,WFL,ROL,RL,SLに対する音響信号38~42を系統Lに属するスピーカユニット70のうち、転送順序が最初のスピーカユニットSLに送信する。この音響信号31~36を受信したスピーカユニットSRは、次の転送順序のスピーカユニットRRへ音響信号31~35を転送する。この音響信号31~35を受信したスピーカユニットRRは、次の転送順序のスピーカユニットRORへ音響信号31~34を転送する。同様に、音響信号を受信したスピーカユニット70が、後続のスピーカユニット70に対する音響信号を次の転送順序のスピーカユニット70へ転送する。系統Lについても系統Rと同様に音響信号を順次転送する。
音響信号を無線で送信した場合、音響信号を受信し、アナログ信号に変換して出力するまでに僅かながら遅延が発生する。前述のように系統毎に転送を繰り返すと、転送順序が後のスピーカユニット70ほど、遅延が発生することになる。
一方、運転席で各スピーカユニット70から出力される音を聴取した場合、遠い位置に設置されたスピーカユニット70から出力された音ほど遅れて聞こえることになる。このため、信号送信部12から各スピーカユニット70へ同じタイミングで音響信号を送信すると、運転席から近いスピーカユニット70から出力されるタイミングを運転席から遠いスピーカユニット70から出力されるタイミングよりも遅延させる調整が必要になる。
本実施形態の車載音響システム1Dによれば、音響信号を系統毎にスピーカユニット70間を転送させて伝えるので、運転席から近いスピーカユニット70ほど、遅延して出力されることになるので、信号送信部12から音響信号を送信する際に運転席からの距離に応じた調整を不要にできるか、若しくは調整の幅を少なくすることができる。
なお、車載音響システム1Dにおいて、音響信号が送信できない状態となった場合に、当該音響信号を代替のスピーカユニット70から出力させる構成は、前述の第一実施形態と同様である。また、前述の第二実施形態と同様に、次の転送順序のスピーカユニット(第一のスピーカユニット)70へ音響信号が送信できない状態となった場合、転送順序に従い次に転送可能なスピーカユニット(第二のスピーカユニット)70から第一のスピーカユニット70へ転送させ、出力させる構成としてもよい。
〈第五実施形態〉
図12は、第五実施形態に係る音響システム1Eにおけるスピーカユニット70のグループを示す図、図13は、音響信号の優先度を示す図である。前述の第一~第四実施形態では、音響信号を各スピーカユニット70へ無線で送信する構成としたが、本実施形態では、一部のスピーカユニット70へ有線で音響信号を送信し、他のスピーカユニット70へ無線で音響信号を送信する構成としている。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
本実施形態では、音響信号に優先度を設定している。例えば、図13に示すように、人の声の情報を含む音響信号の優先度を高とし、この音響信号を送信するスピーカユニットFR,WFR,FL,WFLをグループ1と設定している。また、主に音楽を含む音響信号の優先度を中とし、この音響信号を送信するスピーカユニットRR,ROR,SR,RL,ROL,SLをグループ2と設定している。また、環境音・反響音を低とし、この音響信号を送信するスピーカユニットCTR,WFをグループ3と設定している。
音響信号を有線で送信する場合、無線と比べて音質を確保し易い。また、無線のように荷物や乗員によって送信が遮られることがない。このため、本実施形態では、グループ1に属するスピーカユニット70とヘッドユニット10を信号線18で接続し、信号線18を介して音響信号を送信している。グループ2,3に属するスピーカユニット70に対しては、ヘッドユニット10から無線で音響信号を送信している。
これにより、本実施形態の車載音響システム1Eは、優先すべき音響信号は信号線を介して送信し、無線送信によるデメリットを受けることを無くし、一部のスピーカユニット70に対して音響信号を無線で送信し、信号線を配索する手間を無くすことや、軽量化を図ることができる。
〈第六実施形態〉
図14は、第六実施形態に係る音響システム1Fにおけるスピーカユニット70のグループを示す図、図15は、スピーカユニット70の優先度を示す図である。前述の第五実施形態では、音響信号の優先度に応じて有線で音響信号を送信するグループと無線で音響信号を送信するグループを設定したが、本実施形態では、スピーカユニット70の運転席からの距離に応じて優先度を設定した。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
本実施形態では、スピーカユニット70に優先度を設定している。例えば、図15に示すように、運転席からの距離に応じて7つのグループに分類し、運転席から近いグループ1~3に属するスピーカユニットFR,WFR,FL,WFL,CTRとヘッドユニット
10を信号線18で接続し、信号線18を介して音響信号を送信している。他のグループ4~7に属するスピーカユニット70に対しては、ヘッドユニット10から無線で音響信号を送信している。
これにより、本実施形態の車載音響システム1Fは、優先すべき音響信号は信号線を介して送信し、無線送信によるデメリットを受けることを無くし、一部のスピーカユニット70に対して音響信号を無線で送信し、信号線を配索する手間を無くすことや、軽量化を図ることができる。
〈第七実施形態〉
図16は、第七実施形態に係る音響システム1Gにおけるスピーカユニット70のグループを示す図である。前述の第六実施形態では、運転席からの距離が近いグループに高い優先度を設定し、該優先度に応じて有線で音響信号を送信するグループと無線で音響信号を送信するグループを設定したが、本実施形態では、スピーカユニット70の運転席から遠いグループに対して高い優先度を設定した。なお、その他の構成は同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して、再度の説明を省略している。
本実施形態では、スピーカユニット70を運転席からの距離に応じて2つのグループに分類し、運転席から遠い、後グループに属するスピーカユニットRR,ROR,SR,WF,RL,ROL,SLとヘッドユニット10を信号線18で接続し、信号線18を介して音響信号を送信している。運転席から近い、前グループのスピーカユニット70に対しては、ヘッドユニット10から無線で音響信号を送信している。
運転席から近いスピーカユニット70へ無線で音響信号を送信することで、信号線18を介して送信したスピーカユニット70に対して遅延を有することになる。このため、信号送信部12から音響信号を送信する際に運転席からの距離に応じた調整を不要にできるか、若しくは調整の幅を少なくすることができる。なお、無線で音響信号を送信するスピーカユニット70から出力される音の遅延が、有線で音響信号を送信するスピーカユニット70から出力される音に対して十分でない場合には、信号送信部12が有線で送信する音響信号に遅延を持たせる処理を行い、タイミングを調整するようにしてもよい。これにより、無線送信による遅延の影響を更に抑えることができる。
1 :車載音響システム
11 :変更部
12 :信号送信部
13 :変更部
70 :スピーカユニット

Claims (10)

  1. 第1及び第2のスピーカユニットと、
    前記第1及び第2のスピーカユニットに無線で音響信号を送信するヘッドユニットと、を備える音響システムであって、
    前記第1及び第2のスピーカユニットは、通信可能なスピーカユニットを示す情報を前記ヘッドユニットに送信し、
    前記ヘッドユニットは、前記第1のスピーカユニットに対して送信した音響信号の送信状態に異常が生じた場合には、前記第1のスピーカユニットに対する音響信号を前記第2のスピーカユニットに送信し、前記第2のスピーカユニットから前記第1のスピーカユニットに音響信号を転送させる、音響システム。
  2. 前記第1及び第2のスピーカユニットは、他のスピーカユニットと通信することで、前記通信可能なスピーカユニットを選択する、
    請求項1に記載の音響システム。
  3. 前記第1及び第2のスピーカユニットは、定期的に通信可能なスピーカユニットを示す情報を前記ヘッドユニットに送信する、
    請求項1または2に記載の音響システム。
  4. 前記ヘッドユニットは、前記第1のスピーカユニットから送信された前記通信可能なスピーカユニットを示す情報から、前記第1のスピーカユニットへの音響信号の送信状態に異常が生じ、前記第1のスピーカユニットへ前記音響信号を転送できる前記第2のスピーカユニットがないと判断した場合、前記第1のスピーカユニットに対する音響信号を他のスピーカユニットに送信して、当該他のスピーカユニットから音声出力を行わせる、
    請求項1に記載の音響システム。
  5. 前記ヘッドユニットから離れた位置に設置され、音響信号を送信可能な中継装置を備え、
    前記中継装置が、前記ヘッドユニットから信号線を介して前記音響信号を受信し、前記中継装置が、前記音響信号を無線で前記第1又は第2のスピーカユニットへ送信する、
    請求項1~の何れか1項に記載の音響システム。
  6. 前記第1及び第2のスピーカユニットを含む複数のスピーカユニットを所定の系統に分類しておき、前記ヘッドユニットが、同一の前記系統に属する複数の前記スピーカユニットに対する音響信号を当該系統に属する一つの前記スピーカユニットに送信し、
    前記一つのスピーカユニットが、前記ヘッドユニット又は他のスピーカユニットから前記音響信号を受信した場合に、同一の前記系統に属する他のスピーカユニットへ無線で当該音響信号を送信する、
    請求項1~の何れか1項に記載の音響システム。
  7. 前記第1及び第2のスピーカユニットを含む複数のスピーカユニットを各スピーカユニットへ送信する前記音響信号の優先度に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記優先度の高い音響信号を送信するグループに属する前記スピーカユニットに対しては、信号線を介して前記音響信号を送信し、前記優先度の低い音響信号を送信するグループに属する前記スピーカユニットに対しては、無線で前記音響信号を送信する、
    請求項1~6の何れか1項に記載の音響システム。
  8. 前記第1及び第2のスピーカユニットを含む複数のスピーカユニットを前記音響システムが搭載される車両の運転席からの距離に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記運転席に近いグループに属するスピーカユニットに対して信号線を介して前記音響信号を送信し、前記運転席から遠いグループに属するスピーカユニットに対して無線で前記音響信号を送信する、
    請求項1~6の何れか1項に記載の音響システム。
  9. 前記第1及び第2のスピーカユニットを含む複数のスピーカユニットを前記音響システムが搭載される車両の運転席からの距離に応じて二つのグループに分類しておき、当該二つのグループのうち、前記運転席から遠いグループに属するスピーカユニットに対して信号線を介して前記音響信号を送信し、前記運転席に近いグループに属するスピーカユニットに対して無線で前記音響信号を送信する、
    請求項1~6の何れか1項に記載の音響システム。
  10. 無線通信可能なヘッドユニットと、
    無線で相互に音響信号を送受信可能で、送受信可能状態情報を前記ヘッドユニットにそれぞれ送信可能な第1及び第2のスピーカユニットと、を備える音響システムであって、
    前記ヘッドユニットは、前記第1のスピーカユニットへの音響信号の送信に異常が生じると、前記第2のスピーカユニットからの前記送受信可能状態情報に応じて、前記第1のスピーカユニットに対する音響信号を前記第2のスピーカユニットに送信し、
    前記第2のスピーカユニットは、前記第1のスピーカユニットに前記音響信号を転送する、音響システム。
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