JP7151139B2 - ポリ乳酸製容器及びその製造方法 - Google Patents
ポリ乳酸製容器及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7151139B2 JP7151139B2 JP2018074407A JP2018074407A JP7151139B2 JP 7151139 B2 JP7151139 B2 JP 7151139B2 JP 2018074407 A JP2018074407 A JP 2018074407A JP 2018074407 A JP2018074407 A JP 2018074407A JP 7151139 B2 JP7151139 B2 JP 7151139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- polylactic acid
- mold
- preform
- blow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
また過延伸や熱結晶化(ラメラ化)による白化がなく、側壁部におけるヘイズが10%以下と透明性にも優れている。
更に本発明のポリ乳酸製容器の製造方法においては、上述したポリ乳酸製容器をワンモールド法で成形可能であり、成形性及び生産性にも優れている。
本発明のポリ乳酸製容器においては、光学活性異性体(d)含有率が4.0%以下であるポリ乳酸(PLLA)から成ることが第一の特徴である。
商業的に入手しうるポリ乳酸は、L-乳酸を主体とする重合体であるが、程度の差はあれ、D-乳酸単位を含有している。この光学活性異性体(d)の含有量は延伸成形体の熱固定効果、即ち配向結晶の形成に大きな影響を与える。
本発明においては、ポリ乳酸樹脂中の光学活性異性体(d)の含有量を4.0%以下、好適には3%以下とすることにより、熱固定による配向結晶化の程度を高めることができる。
つまり、ポリ乳酸(PLLA)のように延伸成形で形成する配向結晶が棒状のヘリックス構造の場合、縦・横ともに等倍率に延伸されているのであれば安定した機械的強度を発現することができるが、縦軸・横軸のどちらかに優先的に配列した場合(異なる倍率に延伸した場合)などは、延伸倍率の異方性に由来した機械的強度の異方性を生じ、落下時に割れる(耐衝撃性強度の低下)など、機械的強度の面で容器性能が低下する。
Y≧4000exp(-10X)+54 ・・・(1)
を満足する関係にあることも、容器の耐熱性に関して好ましい。
熱機械分析(TMA)における熱収縮開始温度(Y,℃)は、後に詳述するとおり、温度-歪み曲線の微分値から変極点に対応する温度として求められる。
図1は後述する実施例及び比較例により得られたポリ乳酸容器の側壁部について、熱収縮開始温度(Y)を縦軸とし、半価幅(X)を横軸としてプロットした結果が示されている。
Y=4000exp(-10X)+54 ・・・(1a)
に相当するものである。
この結果によると、上記曲線(1a)よりも下側の領域では、容器の耐熱性が不満足であるのに対して、上記曲線(1a)よりも上側の領域では、55℃×18日保存後の熱収縮率を4%未満に抑制でき、満足すべき耐熱性が得られる。
図2は、本発明のポリ乳酸製容器の一例を示す側面図であり、全体を1で示すポリ乳酸製容器は、口頚部2、肩部3、側壁部4及び底部5からなっている。この図2から明らかなように、底部5は、中央平坦部6、環状接地部7、環状接地部7から容器内方に立ち上がる内側立ち上がり部8、内側立ち上がり部8から中央平坦部につながる傾斜部9を備えている。
後述するように、本発明のポリ乳酸製容器においては、内側立ち上がり部8から傾斜部9、底部中央平坦部にかけ、延伸され、配向結晶が形成されることから、この部位の広角X線測定を行うと、胴部側壁部同様、配向結晶に由来した回折ピークが測定される。
本発明に用いるポリ乳酸は、下記式(I)
-[-O-C(CH3)H-CO-] ・・・(I)
で表される反復単位から成り、構成単位が実質上L-乳酸から成り、光学異性体であるD-乳酸の含有量が4.0%以下、好適には3%以下のものである。
本発明のポリ乳酸製容器は、前述したとおり、光学異性体(D)の含有率が4%以下のポリ乳酸(PLLA)から成る有底プリフォームを二軸延伸ブロー成形し、熱固定することにより製造される。
このような有底プリフォームは、射出成形、圧縮成形、押出成形等のそれ自体公知の方法で製造され、例えば射出成形による場合には、溶融されたポリ乳酸を射出し、最終容器に対応する口頚部を有する有底プリフォームを非晶質の状態で製造する。
図3は、本発明の二軸延伸ブロー成形に好適に用いることができる有底プリフォームの側断面図である。全体を10で表すプリフォームは、口頚部11、口頚部11の下に内径方向に絞り込んだ縮径部12が形成されて、縮径部12から胴部13及び底部14に連なった形状となっている。これにより、二軸延伸ブローにおいて、容器の肩部となる部分は、拡径延伸することで延伸倍率が確保でき、配向結晶の形成が可能となる。
延伸のためのプリフォームの加熱温度(延伸温度)は、一般に70~150℃、特に80~120℃の範囲にあることが好ましい。
本発明に用いるブロー成形型20は、左右2つの割型21a,21b(胴部側壁部形成)から成るキャビティ型21と、ボトル軸方向で上方位置と下方位置間を移動可能な底型22、及び、図示していないが、プリフォーム口頚部をクランプするクランプ型を備えている。尚、ブロー成形型20の閉じられた状態とは、キャビティ型21及び底型22によって、目的とする容器形状が成形される状態であり、具体的には図5に示す状態をいう。
本発明においては、ブローエアの吹き込み初期には、図4に示すように、底金型22は、閉じられたブロー成形型の所定位置よりも下方位置に配置されている。
二軸延伸ブロー成形に際して、縦延伸倍率を1.5~5.0倍、特に2~3倍、周方向横延伸倍率を1.5~5.0倍、特に2~3倍、面積延伸倍率を2.25~9.0倍、特に4乃至7倍として二軸延伸ブロー成形を行うのが好ましい。
本発明においては、プリフォームの底部延伸においては、プリフォーム外径とボトル外径比から算出される横延伸倍率(DH)と底型の移動距離(DL)を元に算出される横延伸倍率(DL’)と縦延伸倍率の積(DH×DL’)が、4.0~10.0の範囲内にあり、且つ前記横延伸倍率と縦延伸倍率の比(DH/DL’)が、0.5~2.0の範囲内となるように延伸されていることが望ましい。これにより横方向、及び、縦方向に機械的強度の異方性が発現しない範囲で、所定延伸倍率に延伸成形することができ、つまり、配向結晶の分布やそのバランスが制御され、十分な耐熱性と機械的強度を確保することができる。
尚、底部における横延伸倍率(DH)は、図3に示すプリフォーム底部の外径(H0)と図6に示すボトル底部外径(H1)における比であり、底部における縦延伸倍率算出の元となる(DL)を図6に示す。
熱固定後の容器は、ブロー成形型の温度を上記熱固定温度に維持し、最終成形品(容器)を急激に冷却しないようにしてもよいし、最終成形品に冷風等を流して直ちに冷却が行われるようにしてもよい。
表1に示す重量平均分子量及び光学活性異性体(d%)組成量のポリ乳酸を用い、射出成形機にてバレル温度180~210℃で図3に示す、ノズルネックリング下を内方に縮径させた形状のプリフォームを射出成形した。
プリフォームの寸法は、ノズル外径31.8mmφ、ノズル下を縮径したストレート形状、縮径移行の側部まで、胴外径(DH:23.0mmφ:肉厚2.0mm)で、ネックリング下から底部ゲート中心位置までの長さが61.0mmであり、ここで底部に該当するプリフォーム高さ(長さ)はプリフォーム底から10mmであることから(後述)、ボトル底部を形成する領域(底からの高さ10mm)を除く、50mm相当分がボトル側壁(胴部+肩部)に延伸成形されていた。
(ブロー成形性)
ボトルを延伸ブロー成形する過程で、ボトルがバースト(破胴・破底)したり、成形ボトルが、環状接地部が薄肉になり、自立できない場合は、ブロー成形性不良とし×とした。それ以外のボトルは成形性評価を○とした。
ボトルを55℃恒温槽に18日間保存した。55℃恒温槽に18日間保存前後のボトル満注内容量を20℃水道水の充填量で求め、保存経時後の満注内容量W1と初期満注内容量W0から、下記式(2)
熱収縮率(%)=(W0-W1)/W0×100 ・・・(2)
で熱収縮率を算出した。熱収縮率が4%未満のボトルを○とし、熱収縮率が4%以上のボトルを×とした。
ボトル側壁平坦部を15mm×5mm角に切り出し、チャック間距離10mmにて一定荷重条件下(10gf)、初期温度30℃、測定終了温度90℃、昇温速度5℃/分条件でTMA測定した。得られた温度-ひずみ曲線を微分し、変極点を求め、熱収縮開始点温度(℃)とした。
ボトル側壁平坦部を25mm×25mm角に切り出し、20mm×15mm角アパーチャーに固定後、X線回折装置を用い、広角度X線測定した。次に、得られたピークからピーク半価幅を求めた。
またボトル底部の内側立ち上がり部平坦部から、8mm×8mm角(最大)を切り出し、20mm×15mm角アパーチャーに固定後、X線回折装置を用い、広角X線測定した。 回折ピークの出現有無を確認した。
ボトルに20℃水400mlの充填後、キャップで密封し、38℃恒温度室に24時間放置後、1.5m高さから正立状態で落下させた。落下本数10本の内、破損しない場合を○とし、1本以上破損した場合を×とした。
光学活性異性体(d%)がd%=1.4%で平均重量分子量が200000であるポリ乳酸を用いてプリフォームを成形し、このプリフォームを用いて、ワンモールド延伸ブロー成形機にて、キャビティ型、及び、底型移動可能な底型を用い、金型温度70℃にて二軸延伸ブロー成形、及び、熱固定を行った。
尚、ボトル形状は、胴径52.0mmφでネックリング下から底部環状接地部までの垂線距離が122mm高さの円柱状ボトルを成形した。この場合、プリフォームの高さ方向に5mm刻みでけがを入れ、このプリフォームけがき位置とブロー成形後のボトルけがき位置の関係から、側壁部(胴部)に相当するプリフォーム部位を実測値で50.0mmと求めた。ネックリング下から底部環状接地部までの垂線距離の85%相当分であった。そのため、ボトル底部部位の18mm相当分を差し引いたボトル側壁部(胴部の領域)長さは104mm相当分を、前出プリフォーム長さ(50mm)で延伸しており、縦延伸倍率に2.1倍が求まった。横(周方向)延伸倍率は、プリフォーム外径と成形ボトル外径から2.3倍となり、側壁部(胴部)の面積延伸倍率は概ね4.8倍になった。
キャビティ型及び底型ともに温度を100℃にした以外は、実施例1と同様に行った。
側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.629°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は73.2℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
光学活性異性体(d%)がd%=1.9%で平均重量分子量が200000であるポリ乳酸を用い、キャビティ型及び底型ともに温度を100℃とした以外は、実施例1と同様に行った。
側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.652°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は67.5℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
光学活性異性体(d%)がd%=2.5%で平均重量分子量が200000であるポリ乳酸を用い、キャビティ型及び底型ともに温度を80℃とした以外は、実施例1と同様に行った。
側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.767°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は57.3℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
底金型移動距離を5mmとした以外は、実施例1と同様に行った。側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.968°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は57.4℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
底金型移動距離を10mmとした以外は、実施例1と同様に行った。側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.969°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は57.2℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
底金型移動距離を22mmとした以外は、実施例1と同様に行った。側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.962°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は57.5℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであった。得られたボトルのブロー成形性、1.5m落下試験結果と熱収縮性結果を表1に示した。
底金型を移動させずに延伸ブロー成形をした以外は、実施例1と同様に行った。側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は0.963°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は57.5℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであったが、1.5m落下試験結果で10本中2本が割れ、熱収縮性は、底接地部の変形と底バックリングにて満足内容量が増加した。前記評価法には記載されていないが、底バックリングによる底形状の変形は、容器性能が確保されていないため、評価は×であった。
光学活性異性体(d%)がd%=4.2%で平均重量分子量が200000であるポリ乳酸を用いた以外は、実施例1と同様に行った。側壁部の広角X線測定から求まる回折ピークの半価幅(X)は1.271°であり、熱機械分析から求めた熱収縮開始点温度(Y)は51.5℃であった。半価幅(X)と熱収縮開始点温度(Y)の関係を図1に示した。これらの関係は、半価幅(X)が1.220°以下であり且つ前記式(1)を満足するものであったが、胴部の熱収縮が大きく、熱収縮率は×であった。
底金型移動距離を34mmとした以外は、実施例1同と様に行った。底型移動距離の増加に伴い、底部がバーストし、ボトル形状に成形することができなかった。このことは、底型移動の増加に伴い、ポリ乳酸の適切な延伸倍率を超過したためと推察した。得られた結果を表1にまとめた。
Claims (2)
- 光学活性異性体(d)含有率が2.5%以下であるポリ乳酸製プリフォームを二軸延伸ブロー成形及び熱固定して成るポリ乳酸製容器において、
前記容器の底部が、中央平坦部と、環状接地部と、該環状接地部から容器内側に立ち上がる内側立ち上がり部と、内側立ち上がりから中央平坦部につながる傾斜部とを備え、
前記容器の側壁部が、広角X線測定で求めた2θ=10~25°の回折ピークの半価幅(X)が0.624°~0.970°の範囲にあり、
前記内側立ち上がり部が、広角X線測定で求めた2θ=10~25°に回折ピークを有することを特徴とするポリ乳酸製容器。 - 光学活性異性体(d)含有率が2.5%以下であるポリ乳酸から成るプリフォームを二軸延伸ブロー成形及び熱固定して成るポリ乳酸製容器の製造方法において、
前記容器の底部が、中央平坦部と、環状接地部と、該環状接地部から容器内側に立ち上がる内側立ち上がり部と、内側立ち上がりから中央平坦部につながる傾斜部とを備え、
ブロー成形型が、キャビティ型と容器軸方向に移動可能な底型とを備え、
ブローエアの吹き込み初期に、底型をブロー成形型が閉じられた状態の所定位置よりも下方位置に配置し、前記内側立ち上がり部と前記傾斜となるべき部分を前記キャビティ型の下端よりも下方に膨出延伸させた後、加圧流体を印加しながら前記底型をブロー成形型が閉じられた状態の所定位置に移動させ、前記容器の底部が、プリフォームと容器の外径比率から算出される横延伸倍率(DH)と底型の移動距離(DL)を元に算出される縦延伸倍率(DL’)の積(DH×DL’)が、4.0~10.0の範囲内且つ前記横延伸倍率(DH)と前記縦延伸倍率(DL’)の比(DH/DL’)が、0.5~2.0の範囲内となるように延伸すると共に、前記ブロー成形型を70~150℃の温度として熱固定することにより、側壁部における広角X線測定で求めた2θ=10~25°の回折ピークの半価幅(X)が0.624°~0.970°の範囲にあり、前記内側立ち上がり部が、広角X線測定で求めた2θ=10~25°に回折ピークを有することを特徴とするポリ乳酸製容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018074407A JP7151139B2 (ja) | 2018-04-09 | 2018-04-09 | ポリ乳酸製容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018074407A JP7151139B2 (ja) | 2018-04-09 | 2018-04-09 | ポリ乳酸製容器及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019182472A JP2019182472A (ja) | 2019-10-24 |
JP7151139B2 true JP7151139B2 (ja) | 2022-10-12 |
Family
ID=68339249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018074407A Active JP7151139B2 (ja) | 2018-04-09 | 2018-04-09 | ポリ乳酸製容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7151139B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003103607A (ja) | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 耐熱性ボトルの底部構造 |
JP4294475B2 (ja) | 2001-07-19 | 2009-07-15 | 東洋製罐株式会社 | 二軸延伸ブロー熱固定成形容器及びその製造方法 |
WO2015117922A1 (en) | 2014-02-07 | 2015-08-13 | Appe Benelux | System and process for double-blow molding a heat resistant and biaxially stretched plastic container |
JP2018016344A (ja) | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 東洋製罐株式会社 | 合成樹脂製容器、及びその製造方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4294366A (en) * | 1980-03-17 | 1981-10-13 | Owens-Illinois, Inc. | Free-standing plastic bottle |
JP3325074B2 (ja) * | 1993-03-19 | 2002-09-17 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 容器の成形方法 |
JP3423452B2 (ja) * | 1994-11-02 | 2003-07-07 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 二軸延伸ブロー成形容器及びその成形型 |
JP3612775B2 (ja) * | 1995-03-28 | 2005-01-19 | 東洋製罐株式会社 | 耐熱耐圧自立容器及びその製造方法 |
JP3680526B2 (ja) * | 1997-12-04 | 2005-08-10 | 東洋製罐株式会社 | 延伸樹脂容器及びその製法 |
JP2004217265A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器 |
US6942116B2 (en) * | 2003-05-23 | 2005-09-13 | Amcor Limited | Container base structure responsive to vacuum related forces |
JP4825535B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-11-30 | 北海製罐株式会社 | 内容物充填ボトルの製造方法 |
JP5524688B2 (ja) * | 2010-04-13 | 2014-06-18 | 北海製罐株式会社 | 合成樹脂製ボトルのブロー成形方法 |
JP5794184B2 (ja) * | 2012-03-21 | 2015-10-14 | 東洋製罐株式会社 | 蒸着膜を備えたポリ乳酸成形体及びその製造方法 |
KR101924475B1 (ko) * | 2014-08-13 | 2018-12-03 | 토요 세이칸 가부시키가이샤 | 폴리 유산 조성물 및 해당 조성물을 이용하여 성형되는 연신 성형 보틀 |
-
2018
- 2018-04-09 JP JP2018074407A patent/JP7151139B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4294475B2 (ja) | 2001-07-19 | 2009-07-15 | 東洋製罐株式会社 | 二軸延伸ブロー熱固定成形容器及びその製造方法 |
JP2003103607A (ja) | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 耐熱性ボトルの底部構造 |
WO2015117922A1 (en) | 2014-02-07 | 2015-08-13 | Appe Benelux | System and process for double-blow molding a heat resistant and biaxially stretched plastic container |
JP2018016344A (ja) | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 東洋製罐株式会社 | 合成樹脂製容器、及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019182472A (ja) | 2019-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2018282378B2 (en) | Furanoic polymer preforms, containers and processing | |
JP4294475B2 (ja) | 二軸延伸ブロー熱固定成形容器及びその製造方法 | |
US7572493B2 (en) | Low IV pet based copolymer preform with enhanced mechanical properties and cycle time, container made therewith and methods | |
JP4190498B2 (ja) | 増強された機械的特性および延伸比を有する「petコポリマー」組成物、それで製造された製品および製法 | |
JP5592379B2 (ja) | 延伸吹込み成形プロセス及び容器 | |
CN102105526A (zh) | 用于在两阶段拉伸吹塑过程中制备塑料瓶的塑料制剂和方法 | |
NZ209211A (en) | Blow moulding a container in two moulds with intermould transfer under pressure | |
JPH036061B2 (ja) | ||
JP5439692B2 (ja) | バイオマス由来積層プラスチック成形体及びその製造方法 | |
EP2025703B1 (en) | Biodegradable stretch-molded container having excellent heat resistance | |
JPH10337772A (ja) | 延伸ブロー容器及びその製造方法 | |
JP7151139B2 (ja) | ポリ乳酸製容器及びその製造方法 | |
US20110290758A1 (en) | Method of making a container such as a bottle from a preform made of thermoplastic polymer | |
JPH01157828A (ja) | 熱固定ポリエステル延伸成形容器 | |
CN109415134B (zh) | 聚酯制拉伸吹塑成形容器及其生产方法 | |
JPS63185620A (ja) | 熱固定されたポリエステル延伸成形容器の製法 | |
JP4285016B2 (ja) | 偏平状ポリエステル延伸成形体 | |
JP3742644B2 (ja) | ポリエステル | |
JP2010036357A (ja) | 合成樹脂製ブローボトル及びその成形方法 | |
WO2018003790A1 (ja) | ポリエステル製延伸ブロー成形容器及びその製造方法 | |
JP2021160722A (ja) | ポリエステル製容器 | |
JP4550700B2 (ja) | 耐熱性ポリエステル容器の製造方法 | |
JPH0329736A (ja) | 飲料用ポリエステル製容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220912 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7151139 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |