JP7151015B1 - プログラム、コンピュータおよび情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔画像が盗難されて個人情報が漏洩してしまうことを防止することができるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法を提供する。【解決手段】エンコード変換手段14は、顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、分割手段15は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、送信手段12は、分割された各文字列部分をそれぞれ識別情報に紐付けて複数のデータストア42、44、46、48にそれぞれ送信する。また、受付手段11は、各データストア42、44、46、48から識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、統合手段16は、分割ルールに沿って同じ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、デコード変換手段17は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、コンピュータおよび情報処理方法に関する。
従来、顔データに基づいて認証を行う顔認証システムとして、入力された入力顔データと、予め登録された登録顔データとを照合して本人認証を行う顔認証システムが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載された顔認証システムでは、カメラにより撮像された撮像画像中の顔部分の画像を用いて対象人物を認証する。また、特許文献2に記載された顔認証システムでは、例えば登録される顔画像が4つの場合、2つを精度保証用の顔パターンとし、1つを外乱成分吸収用の顔パターンとし、1つを更新対象用の顔パターンとしている。そして、新たに顔パターンを登録するときには、事前に登録されている4つの顔パターンのうち、新たに登録される顔パターンとの類似度が2番目に低い更新対象用の顔パターンを削除する。すなわち、新たに登録される顔パターンとの類似度が一番低い外乱成分吸収用の顔パターンを残すことにより、環境のばらつきに順応して顔認証を行う。
特開2019-197426号公報 特開2006-72540号公報
顔認証を行うにあたり顔認証システムに各ユーザの顔画像を保存しておく必要があるが、第三者による顔認証システムへの不正アクセスが行われてこの顔認証システムに保存されている顔画像が盗難されると個人情報の漏洩といった大きな問題となる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、顔画像が盗難されて個人情報が漏洩してしまうことを防止することができるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、
コンピュータを、エンコード変換手段と、分割手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能させるプログラムであって、
前記エンコード変換手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、
前記分割手段は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、
前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
前記送信手段は、分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、
前記デコード変換手段は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元し、
前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明のプログラムにおいては、
前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像および前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像をそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定してもよい。
また、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記デコード変換手段により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、前記ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、前記ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報と特定してもよい。
また、前記認証手段により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得されてもよい。
また、前記認証手段において、前記認証エンジンから送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記デコード変換手段により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間の前記ユーグリッド距離が全ての前記ユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われないようになっていてもよい。
また、前記送信手段は、各文字列部分が送信された複数の前記データストアとは別のデータストアに前記分割ルールを前記ユーザ識別情報に紐付けて送信し、
前記統合手段が同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する際に、前記受付手段により前記ユーザ識別情報に紐付けられた前記分割ルールを受け付け、受け付けた前記分割ルールを使用してもよい。
本発明のプログラムは、
コンピュータを、分割手段と、エンコード変換手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能させるプログラムであって、
前記分割手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割し、
前記エンコード変換手段は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得し、
前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
前記送信手段は、取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
前記デコード変換手段は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得し、
前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元し、
前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明のプログラムにおいては、
前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像および前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像データをそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定してもよい。
また、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記統合手段により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、前記ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、前記ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報と特定してもよい。
また、前記認証手段により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得されてもよい。
また、前記認証手段において、前記認証エンジンから送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記統合手段により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間の前記ユーグリッド距離が全ての前記ユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われないようになっていてもよい。
また、前記送信手段は、各文字列部分が送信された複数の前記データストアとは別のデータストアに前記分割ルールを前記ユーザ識別情報に紐付けて送信し、
前記統合手段が同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する際に、前記受付手段により前記ユーザ識別情報に紐付けられた前記分割ルールを受け付け、受け付けた前記分割ルールを使用してもよい。
本発明のコンピュータは、
プログラムを実行することにより、エンコード変換手段と、分割手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能し、
前記エンコード変換手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、
前記分割手段は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、
前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
前記送信手段は、分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、
前記デコード変換手段は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元し、
前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明のコンピュータは、
プログラムを実行することにより、分割手段と、エンコード変換手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能し、
前記分割手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割し、
前記エンコード変換手段は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得し、
前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
前記送信手段は、取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
前記デコード変換手段は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得し、
前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元し、
前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得する工程と、
取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割する工程と、
前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させる工程と、
分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信する工程と、
各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付ける工程と、
前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する工程と、
取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する工程と、
を備え、
認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割する工程と、
分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得する工程と、
前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させる工程と、
取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信する工程と、
各データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付ける工程と、
受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得する工程と、
前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する工程と、
を備え、
認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定することを特徴とする。
本発明のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法によれば、顔画像が盗難されて個人情報が漏洩してしまうことを防止することができる。
本発明の実施の形態による顔認証システムを概略的に示す図である。 図1に示す顔認証システムにおいて顔画像が4つの顔画像部分に分割された状態を示す説明図である。 図1に示す顔認証システムにおいて顔画像を文字列に変換して複数の文字列部分に分割した後に各データストアに保存させる動作を示すフローチャートである。 図1に示す顔認証システムにおいて各データストアから送信された複数の文字列部分を統合して得られた文字列を変換することにより顔画像を復元する動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は、本実施の形態に係る顔認証システムを示す図である。
本実施の形態による顔認証システム1は、顔認証サーバ2と、認証エンジン30と、第1データストア42と、第2データストア44と、第3データストア46と、第4データストア48と、第5データストア50とを備えている。顔認証サーバ2と、認証エンジン30、第1データストア42、第2データストア44、第3データストア46、第4データストア48および第5データストア50の各々とは、インターネット回線等のネットワークを介して互いに通信可能なように接続されている。また、顔認証サーバ2は、インターネット回線等のネットワークを介して、ユーザが所持するユーザ端末20と通信可能に接続されている。
顔認証サーバ2は、システム会社に設置されているコンピュータ等である。顔認証サーバ2は、制御部10と、記憶部18と、通信インターフェース19とを有している。記憶部18および通信インターフェース19はそれぞれバスにより制御部10に接続されている。制御部10は、CPU(中央演算処理装置)等であり、記憶部18に記憶されているプログラムを実行することにより受付手段11、送信手段12、認証手段13、エンコード変換手段14、分割手段15、統合手段16およびデコード変換手段17として機能する。記憶部18は、ユーザの登録情報をユーザの識別情報に紐付けて記憶するようになっている。ユーザの登録情報は、ユーザの氏名、生年月日、ユーザ名、メールアドレス、ユーザ端末20の電話番号、クレジットカードの情報、パスワード等を含む。通信インターフェース19は、インターネット回線等のネットワークを介して、無線または有線により他の装置に対して信号の送受信を行う。なお、制御部10により実行されるプログラムは記憶部18に記憶されているものに限定されない。顔認証サーバ2に取り付けられた記録媒体に記憶されているプログラムや、外部装置から顔認証サーバ2に送信されたプログラム等を制御部10が実行することによって当該制御部10が受付手段11、送信手段12、認証手段13、エンコード変換手段14、分割手段15、統合手段16およびデコード変換手段17として機能するようになっていてもよい。
受付手段11は、外部装置(例えば、ユーザ端末20や認証エンジン30、各データストア42、44、46、48、50)から顔認証サーバ2に送信された情報を受け付ける。送信手段12は、外部装置に対して通信インターフェース19により様々な情報を送信する。認証手段13は、認証エンジン30から送信された顔画像と、後述するデコード変換手段17により復元された顔画像とを比較することによりユーザの認証を行う。エンコード変換手段14は、顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得する。分割手段15は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割する。統合手段16は、分割ルールに沿って同じユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する。デコード変換手段17は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する。これらの各手段の機能の詳細については後述する。
認証エンジン30は、ユーザの顔画像を撮像し、撮像された顔画像を顔認証サーバ2に送信する。また、認証エンジン30は、顔認証サーバ2からユーザの認証情報が送られると、認証が行われたユーザに対して様々な処理を行うようになっている。具体的には、図1に示すように、認証エンジン30は、CPU(中央演算処理装置)等の制御部32と、カメラ等の撮像部34と、通信インターフェース39とを有している。ここで、認証エンジン30がオフィスビルや集合住宅施設等に配置されている場合には、制御部32は、ユーザの認証が行われた場合に、これらのオフィスビルや集合住宅施設の出入り口等に配置される扉の施錠を解除する。また、認証エンジン30が飲食店、ホテル、交通機関、コンビニエンスストア等に配置されている場合には、これらのサービス機関で料金の支払いを行う際にキャッシュレスによる決済を可能とする。この場合には、認証エンジン30から金融機関やクレジットカード会社のサーバに支払い情報が送信されることにより、ユーザの銀行口座から支払い金額が自動的に引き落とされたりクレジットカードの利用明細に追加されたりするようになる。また、制御部32は、通信インターフェース39によりインターネット回線等のネットワークを介して顔認証サーバ2と信号の送受信を行うようになっている。撮像部34は、ユーザの顔画像等を撮像するようになっている。
第1データストア42、第2データストア44、第3データストア46、第4データストア48および第5データストア50はそれぞれ顔認証サーバ2に対してインターネット回線等のネットワークを介して通信可能に接続されている。各データストア42、44、46、48、50は、顔認証サーバ2から送信された文字列部分をユーザの識別情報に紐付けて記憶するようになっている。
ユーザ端末20はユーザが所持するものである。ユーザ端末20は例えばパーソナルコンピュータ、PCタブレット端末、スマートフォン等を含む。ユーザ端末20は、制御部22と、タッチパネル24と、撮像部26と、記憶部28と、通信インターフェース29とを有している。制御部22は、CPU(中央演算処理装置)等である。タッチパネル24には様々な画面が表示されるとともに、ユーザはタッチパネル24により様々な情報を制御部22に入力することができるようになっている。撮像部26は例えばカメラ等であり、ユーザの顔画像等を撮像するようになっている。記憶部28は、様々な情報を記憶するようになっている。通信インターフェース29は、インターネット回線等のネットワークを介して、無線または有線により他の装置(具体的には、顔認証サーバ2等)に対して信号の送受信を行う。ユーザ端末20ではオンラインストアや顔認証サーバ2の管理会社のウエブサイト等から顔認証アプリをインストールすることができるようになっている。このような顔認証アプリをインストールすると、ユーザはユーザ端末20により顔画像の登録や様々な登録情報(例えば、氏名、生年月日、ユーザ名、メールアドレス、ユーザ端末20の電話番号、クレジットカードの情報、パスワード等)の入力等を行うことができるようになる。
次に、本実施の形態の顔認証システム1による処理の流れについて説明する。図3は、図1に示す顔認証システム1において顔画像を文字列に変換して複数の文字列部分に分割した後に各データストア42、44、46、48に保存させる動作を示すフローチャートである。また、図4は、図1に示す顔認証システム1において各データストア42、44、46、48から送信された複数の文字列部分を統合して得られた文字列を変換することにより顔画像を復元する動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザがユーザ端末20により顔画像を登録する。具体的には、ユーザは最初に顔認証アプリをユーザ端末20にインストールする。そして、ユーザがユーザ端末20において顔認証アプリを起動すると、ユーザ登録画面がタッチパネル24に表示される。このようなユーザ登録画面においてユーザが氏名(漢字)、氏名(カナ)、生年月日、ユーザ名、ユーザ端末20の電話番号、ユーザ端末20のメールアドレス、パスワード等の登録情報を入力し、利用規約に同意する欄にチェックを入れた後に登録ボタンを押下すると、タッチパネル24には顔画像の撮像画面が表示される。このような撮像画面でユーザが撮像部26により顔画像を撮像すると、ユーザ登録画面で入力された様々な登録情報およびユーザの顔画像の情報がユーザ端末20から顔認証サーバ2に送信される。このようにして、顔認証サーバ2の受付手段11はユーザ端末20から登録情報および顔画像の情報を受け付ける。また、ユーザ端末20の識別情報も、顔認証サーバ2の受付手段11が受け付ける。顔認証サーバ2の制御部10は、ユーザ端末20から登録情報および顔画像の情報を受付手段11が受け付けるとユーザ識別情報(具体的には、例えばユーザ識別番号)を発行する。
次に、顔認証サーバ2の受付手段11が受け付けた顔画像を顔認証システム1で管理する方法について図3に示すフローチャートを用いて説明する。まず、受付手段11が受け付けた顔画像に対してエンコード変換手段14によってエンコード変換を行うことにより文字列を取得する(STEP1)。エンコード方式としては様々な既知の方法が用いられる。例えば、エンコード方式としてbase64encodeが挙げられる。このようなbase64encodeによれば、日本語等のマルチバイト文字が扱えない環境でも、顔画像を64種の英文字に変換することによりデータとして扱えることができるようになる。
そして、エンコード変換手段14により取得された文字列を分割手段15によって分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割する(STEP2)。文字列を複数の文字列部分に分割する分割ルールとして様々なルールを用いることができる。分割ルールとしては、例えば文字列を先頭から数えて所定の文字数になる度に分割する、文字列を所定の数で割った文字数分の文字列部分を複数作成する、等が挙げられる。また、異なる分割ルールが分割手段15により毎回生成されるようになっていてもよい。具体的には、いくつかの分割ルールが記憶部18に記憶されており、分割手段15は、記憶部18に記憶されている複数の分割ルールのうち例えばランダムで選択された一つの分割ルールを用いる。
その後、送信手段12が、分割された各文字列部分をユーザ識別情報に紐付けて各データストア42、44、46、48に1対1の態様で送信する(STEP3)。ここで、1対1の態様とは、分割された各文字列部分と、複数のデータストア42、44、46、48の各々とが1対1の関係となるよう各文字列部分が各データストア42、44、46、48に送信される。例えば、分割手段15が文字列を4つの文字列部分に分割した場合は、分割された各文字列部分がそれぞれ第1データストア42、第2データストア44、第3データストア46、第4データストア48に送信される。なお、分割された各文字列部分が1対1の態様で各データストア42、44、46、48に送信される代わりに、分割された各文字列部分のうち複数の文字列部分が同じデータストアに送信されてもよい。各データストア42、44、46、48に送信された文字列部分はユーザ識別情報に紐付けられた状態で各データストア42、44、46、48に記憶される。また、送信手段12は、分割手段15が文字列を分割する際に用いた分割ルールをユーザ識別情報に紐付けて別のデータストア50(すなわち、例えば各文字列部分が送信されていない第5データストア50)に送信する(STEP4)。第5データストア50に送信された分割ルールはユーザ識別情報に紐付けられた状態でこの第5データストア50に記憶される。
このようにして、顔認証サーバ2の受付手段11が受け付けた顔画像が顔認証システム1で管理される。この場合、あるデータストア42、44、46、48に第三者が不正アクセスして文字列部分を盗んでも、他のデータストア42、44、46、48に記憶されている文字列部分の情報がなければ顔画像を復元することができないため、個人情報(具体的には、ユーザの顔画像)の漏洩が生じることを防止することができる。
次に、顔認証システム1において認証エンジン30の撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されたときの動作について説明する。図4は、各データストア42、44、46、48に記憶されている文字列部分から顔画像を復元する方法を示すフローチャートである。
様々なサービス機関に設置される認証エンジン30の撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されると、撮像されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報が認証エンジン30から顔認証サーバ2に送信される。そして、顔認証サーバ2の受付手段11が、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報を受け付けると、送信手段12は、各データストア42、44、46、48に対して文字列部分の要求信号を送信する。各データストア42、44、46、48は、顔認証サーバ2から文字列部分の要求信号を受け付けると、各データストア42、44、46、48に記憶されている各ユーザ識別情報および各ユーザ識別情報に紐付けられている文字列部分が各データストア42、44、46、48から顔認証サーバ2に送信され、顔認証サーバ2の受付手段11により受け付けられる。このようにして、顔認証サーバ2は、各データストア42、44、46、48からユーザ識別情報およびこのユーザ識別情報に紐付けられている文字列部分を取得する(STEP11)。また、顔認証サーバ2の受付手段11が、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報を受け付けると、送信手段12は、データストア50に対して分割ルールの要求信号を送信する。データストア50は、顔認証サーバ2から分割ルールの要求信号を受け付けると、データストア50に記憶されている各ユーザ識別情報および各ユーザ識別情報に紐付けられている分割ルールが第5データストア50から顔認証サーバ2に送信され、顔認証サーバ2の受付手段11により受け付けられる。このようにして、顔認証サーバ2は、第5データストア50からユーザ識別情報に紐付けられた分割ルールを取得する(STEP12)。
その後、統合手段16が、第5データストア50から送信された分割ルールに沿って、各々のユーザ識別情報について、同じユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する(STEP13)。そして、デコード変換手段17が、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する(STEP14)。このようにして、認証手段13は、認証エンジン30から送信された顔画像と、デコード変換手段17により復元された顔画像とを比較することによりユーザの認証を行うことができるようになる。なお、復元されたユーザの顔画像は顔認証サーバ2の記憶部18には記憶されない。このことにより、第三者が顔認証サーバ2に不正アクセスして記憶部18からユーザの顔画像を盗むことにより個人情報の漏洩が生じることを防止することができる。
次に、認証手段13によるユーザの認証方法の詳細について説明する。認証手段13は、認証エンジン30から送信され、受付手段11により受け付けられたユーザの顔画像を512次元ベクトルデータに展開する。また、認証手段13は、展開された512次元ベクトルデータを準同型暗号に変換する。ここで、準同型暗号とは、復号化することなく暗号化されたデータに対する演算を許容する暗号のことをいい、二つの暗号文が与えられたときに、平文や秘密鍵がなくても加法や減法、乗法のような二項演算を行うことができるものである。また、認証手段13は、デコード変換手段17により復元された、各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像を512次元ベクトルデータに展開し、展開された512次元ベクトルデータを更に準同型暗号に変換する。そして、認証手段13は、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号と、デコード変換手段17により復元された各ユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号との間のユーグリッド距離をユーザの識別情報毎にそれぞれ算出する。ここで、ユーグリッド距離とは、512次元ユーグリッド空間における2つの点の差の二乗和の平方根のことをいう。認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号を(a、a、a、・・・、a512)、デコード変換手段17により復元された各ユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号を(b、b、b、・・・、b512)としたときに、ユーグリッド距離Lは下記式で表される。
Figure 0007151015000002
そして、認証手段13は、算出されたユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さい準同型暗号に対応するユーザ識別情報を、撮像部34により撮像されたユーザの識別情報と判断する。このようにして認証エンジン30の撮像部34により撮像されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報が認証手段13により確定されると、このユーザの識別情報が送信手段12により認証エンジン30に送信される。認証エンジン30は、顔認証サーバ2からユーザの認証情報が送られると、認証が行われたユーザに対して様々な処理を行う。具体的には、認証エンジン30がオフィスビルや集合住宅施設等の出入り口に配置されている場合には、撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されて顔認証サーバ2の認証手段13によりユーザの認証が行われたときに、認証エンジン30によってこれらのオフィスビルや集合住宅施設の出入り口等に配置される扉の施錠が解除されるようになる。また、認証エンジン30がタクシーの車内、飲食店、ホテル、交通機関、コンビニエンスストア等に配置されている場合には、これらのサービス機関で料金の支払いを行う際に、撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されて顔認証サーバ2の認証手段13によりユーザの認証が行われたときに、認証エンジン30によりキャッシュレスによる決済が可能となる。
なお、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号と、デコード変換手段17により復元されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号との間のユーグリッド距離が全てのユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、認証エンジン30の撮像部34により撮像されたユーザの顔画像が各データストア42、44、46、48に分割して登録されていないと判断され、ユーザの認証は行われない。この場合には、顔認証サーバ2から認証エンジン30にユーザの識別情報が送信されず、認証エンジン30によるユーザに対する処理も行われない。
以上のような構成からなる本実施の形態のプログラム、コンピュータ(顔認証サーバ2)および情報処理方法によれば、エンコード変換手段14は、顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、分割手段15は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、送信手段12は、分割された各文字列部分をそれぞれユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストア42、44、46、48にそれぞれ送信する。また、受付手段11は、各データストア42、44、46、48からユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、統合手段16は、分割ルールに沿って同じユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、デコード変換手段17は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する。また、受付手段11が認証エンジン30から顔画像の情報を受け付けると各データストア42、44、46、48に文字列部分の送信を要求することにより各データストア42、44、46、48から各ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像と、デコード変換手段17により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報を特定する。このようなプログラム、コンピュータおよび情報処理方法によれば、ユーザの顔画像は顔認証サーバ2の記憶部18には記憶されず、各文字列部分が複数のデータストア42、44、46、48で分担して管理される。このため、あるデータストア42、44、46、48に第三者が不正アクセスして文字列部分を盗んでも、他のデータストア42、44、46、48に記憶されている文字列部分の情報がなければ顔画像を復元することができないため、個人情報(具体的には、ユーザの顔画像)の漏洩が生じることを防止することができる。また、受付手段11が認証エンジン30から顔画像の情報を受け付けると各データストア42、44、46、48に文字列部分の送信を要求することにより各データストア42、44、46、48から各ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、各ユーザ識別情報についてデコード変換手段17により顔画像を復元させた後、認証エンジン30から受け付けた顔画像と、デコード変換手段17により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている複数の顔画像とを比較しているため、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報をより確実に特定することができる。
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法においては、上述したように、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像およびデコード変換手段17により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像データをそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報を特定する。この場合には、準同型暗号を用いることにより、セキュリティ性をより向上させることができる。なお、本実施の形態のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法は、認証エンジン30から受け付けた顔画像およびデコード変換手段17により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像がそれぞれ準同型暗号に変換され、変換された準同型暗号が比較されるものに限定されることはない。認証エンジン30から受け付けた顔画像およびデコード変換手段17により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像が直接比較されるようになっていてもよい。
また、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、デコード変換手段17により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報と特定する。
また、認証手段13により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得されてもよい。
また、認証手段13において、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、デコード変換手段17により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間のユーグリッド距離が全てのユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われないようになっていてもよい。
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法においては、上述したように、送信手段12は、各文字列部分が送信された複数のデータストア42、44、46、48とは別のデータストア(第5データストア50)に分割ルールをユーザ識別情報に紐付けて送信し、統合手段16が同じユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する際に、受付手段11によりユーザ識別情報に紐付けられた分割ルールを受け付け、受け付けた分割ルールを使用する。この場合には、全ての文字列部分の情報が第三者によって不正アクセスにより盗まれても、分割ルールがないとこれらの文字列部分を統合することができないため、顔画像を復元することができなくなり、よって個人情報の漏洩が生じることを防止することができる。
なお、本実施の形態によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、顔画像を分割して複数の文字列部分を複数のデータストア42、44、46、48に記憶させるにあたり、上述した方法ではなく、以下に示すようにまず顔画像を複数の顔画像部分に分割し、分割された各顔画像部分をエンコード変換することにより複数の文字列部分を生成し、生成された複数の文字列部分を複数のデータストア42、44、46、48に記憶させてもよい。このような方法について以下に説明する。
変形例に係る顔認証システム1でも、顔認証サーバ2の制御部10は、記憶部18に記憶されているプログラムを実行することにより受付手段11、送信手段12、認証手段13、エンコード変換手段14、分割手段15、統合手段16およびデコード変換手段17として機能する。分割手段15は、顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割する。エンコード変換手段14は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得する。送信手段12は、取得された各文字列部分をそれぞれ識別情報に紐付けて複数のデータストア42、44、46、48に送信する。受付手段11は、各データストア42、44、46、48から識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付ける。デコード変換手段17は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得する。統合手段16は、分割ルールに沿って同じ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する。
次に、上述した変形例に係る顔認証システム1による処理の流れについて説明する。
最初に、顔認証サーバ2の受付手段11が受け付けた顔画像を顔認証システム1で管理する方法について図2を用いて説明する。まず、受付手段11が受け付けた顔画像を分割手段15が分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割する。具体的には、図2に示すように、顔画像を縦2列、横2列の4つの領域A、B、C、Dに分割する。分割ルールは、例えば「顔画像を縦2列、横2列の4つの領域A、B、C、Dに分割する」ことである。なお、分割ルールはこのような分割方法に限定されることはなく、顔画像を縦4列または横4列に分割してもよい。また、異なる分割ルールが分割手段15により毎回生成されるようになっていてもよい。具体的には、いくつかの分割ルールが記憶部18に記憶されており、分割手段15は、記憶部18に記憶されている複数の分割ルールのうち例えばランダムで選択された一つの分割ルールを用いる。
次に、分割手段15により分割された複数の顔画像部分(具体的には、図2における領域A、B、C、Dでそれぞれ示される画像)に対してそれぞれエンコード変換手段14によってエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得する。エンコード方式としては様々な既知の方法が用いられる。例えば、エンコード方式としてbase64encodeが挙げられる。
その後、送信手段12が、エンコード変換された各文字列部分をユーザ識別情報に紐付けて各データストア42、44、46、48に送信する。例えば、分割手段15がユーザの顔画像を4つの顔画像部分に分割した場合は、分割された顔画像部分がエンコード変換された各文字列部分がそれぞれ第1データストア42、第2データストア44、第3データストア46、第4データストア48に送信される。各データストア42、44、46、48に送信された文字列部分はユーザ識別情報に紐付けられた状態で各データストア42、44、46、48に記憶される。また、送信手段12は、分割手段15が顔画像を分割する際に用いた分割ルールをユーザ識別情報に紐付けて別のデータストア50(すなわち、例えば各文字列部分が送信されていない第5データストア50)に送信する。第5データストア50に送信された分割ルールはユーザ識別情報に紐付けられた状態でこの第5データストア50に記憶される。
このようにして、顔認証サーバ2の受付手段11が受け付けた顔画像が顔認証システム1で管理される。変形例に係る顔認証システム1でも、あるデータストア42、44、46、48に第三者が不正アクセスして文字列部分を盗んでも、他のデータストア42、44、46、48に記憶されている文字列部分の情報がなければ顔画像を復元することができないため、個人情報(具体的には、ユーザの顔画像)の漏洩が生じることを防止することができる。
次に、顔認証システム1において認証エンジン30の撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されたときの動作について説明する。
様々なサービス機関に設置される認証エンジン30の撮像部34によりユーザの顔画像が撮像されると、撮像されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報が認証エンジン30から顔認証サーバ2に送信される。そして、顔認証サーバ2の受付手段11が、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報を受け付けると、送信手段12は、各データストア42、44、46、48に対して文字列部分の要求信号を送信する。各データストア42、44、46、48は、顔認証サーバ2から文字列部分の要求信号を受け付けると、各データストア42、44、46、48に記憶されている各ユーザ識別情報および各ユーザ識別情報に紐付けられている文字列部分が各データストア42、44、46、48から顔認証サーバ2に送信され、顔認証サーバ2の受付手段11により受け付けられる。このようにして、顔認証サーバ2は、各データストア42、44、46、48からユーザ識別情報およびこのユーザ識別情報に紐付けられている文字列部分を取得する。また、顔認証サーバ2の受付手段11が、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像データおよび認証エンジン30の識別情報を受け付けると、送信手段12は、データストア50に対して分割ルールの要求信号を送信する。データストア50は、顔認証サーバ2から分割ルールの要求信号を受け付けると、データストア50に記憶されている各ユーザ識別情報および各ユーザ識別情報に紐付けられているユーザ識別情報に紐付けられた分割ルールが第5データストア50から顔認証サーバ2に送信され、顔認証サーバ2の受付手段11により受け付けられる。このようにして、顔認証サーバ2は、第5データストア50からユーザ識別情報に紐付けられた分割ルールを取得する。
その後、デコード変換手段17が、受付手段11により受け付けられた各ユーザ識別情報に紐付けられている各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を復元する。そして、統合手段16が、第5データストア50から送信された分割ルールに沿って、各々のユーザ識別情報について、複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する。このようにして、顔認証サーバ2においてユーザの顔画像を用いて認証を行うことができるようになる。なお、復元されたユーザの顔画像は顔認証サーバ2の記憶部18には記憶されない。このことにより、第三者が顔認証サーバ2に不正アクセスして記憶部18からユーザの顔画像を盗むことにより個人情報の漏洩が生じることを防止することができる。
次に、認証手段13によるユーザの認証方法の詳細について説明する。認証手段13は、認証エンジン30から送信され、受付手段11により受け付けられたユーザの顔画像を512次元ベクトルデータに展開する。また、認証手段13は、展開された512次元ベクトルデータを準同型暗号に変換する。また、認証手段13は、統合手段16により復元された、各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像を512次元ベクトルデータに展開し、展開された512次元ベクトルデータを更に準同型暗号に変換する。そして、認証手段13は、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号と、統合手段16により復元された各ユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号との間のユーグリッド距離をユーザの識別情報毎にそれぞれ算出する。ユーグリッド距離の算出方法は、上述したような認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号と、デコード変換手段17により復元された各ユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号との間のユーグリッド距離の算出方法と略同一であるため説明を省略する。
そして、認証手段13は、統合手段16により復元された各ユーザの顔画像について、算出されたユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さい準同型暗号に対応するユーザの識別情報を、撮像部34により撮像されたユーザの識別情報と判断する。このようにして認証エンジン30の撮像部34により撮像されたユーザの顔画像に対応するユーザの識別情報が認証手段13により確定されると、このユーザの識別情報が送信手段12により認証エンジン30に送信される。認証エンジン30は、顔認証サーバ2からユーザの認証情報が送られると、認証が行われたユーザに対して様々な処理を行う。
なお、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号と、統合手段16により復元されたユーザの顔画像に関する512次元ベクトルデータが変換された準同型暗号との間のユーグリッド距離が全てのユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、認証エンジン30の撮像部34により撮像されたユーザの顔画像データが各データストア42、44、46、48に分割して登録されていないと判断され、ユーザの認証は行われない。この場合には、顔認証サーバ2から認証エンジン30にユーザの識別情報が送信されず、認証エンジン30によるユーザに対する処理も行われない。
このような変形例に係るプログラム、コンピュータ(顔認証サーバ2)および情報処理方法によれば、分割手段15は、顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割し、エンコード変換手段14は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得し、送信手段12は、分割された各文字列部分をそれぞれ識別情報(具体的には、ユーザ識別情報)に紐付けて複数のデータストア42、44、46、48に送信する。また、受付手段11は、各データストア42、44、46、48から識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、デコード変換手段17は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得し、統合手段16は、分割ルールに沿って同じ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する。また、受付手段11が認証エンジン30から顔画像の情報を受け付けると各データストア42、44、46、48に文字列部分の送信を要求することにより各データストア42、44、46、48から各ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像と、統合手段16により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報を特定する。このようなプログラム、コンピュータおよび情報処理方法でも、ユーザの顔画像は顔認証サーバ2の記憶部18には記憶されず、各文字列部分が複数のデータストア42、44、46、48で分担して管理される。このため、あるデータストア42、44、46、48に第三者が不正アクセスして文字列部分を盗んでも、他のデータストア42、44、46、48に記憶されている文字列部分の情報がなければ顔画像を復元することができないため、個人情報の漏洩が生じることを防止することができる。また、受付手段11が認証エンジン30から顔画像の情報を受け付けると各データストア42、44、46、48に文字列部分の送信を要求することにより各データストア42、44、46、48から各ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、各ユーザ識別情報について統合手段16により顔画像を復元させた後、認証エンジン30から受け付けた顔画像と、統合手段16により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている複数の顔画像とを比較しているため、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報をより確実に特定することができる。
また、変形例に係るプログラム、コンピュータおよび情報処理方法でも、上述したように、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像および統合手段16により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像データをそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報を特定する。この場合には、準同型暗号を用いることにより、セキュリティ性をより向上させることができる。なお、本実施の形態のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法は、認証エンジン30から受け付けた顔画像および統合手段16により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像がそれぞれ準同型暗号に変換され、変換された準同型暗号が比較されるものに限定されることはない。認証エンジン30から受け付けた顔画像および統合手段16により復元された各ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像が直接比較されるようになっていてもよい。
また、認証手段13は、認証エンジン30から受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、統合手段16により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、認証エンジン30から受け付けた顔画像に対応するユーザ識別情報と特定する。
また、認証手段13により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得されてもよい。
また、認証手段13において、認証エンジン30から送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、統合手段16により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間のユーグリッド距離が全てのユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われないようになっていてもよい。
また、変形例に係るプログラム、コンピュータおよび情報処理方法でも、上述したように、送信手段12は、各文字列部分が送信された複数のデータストア42、44、46、48とは別のデータストア(第5データストア50)に分割ルールをユーザ識別情報に紐付けて送信し、統合手段16が同じユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する際に、受付手段11によりユーザ識別情報に紐付けられた分割ルールを受け付け、受け付けた分割ルールを使用する。この場合には、全ての文字列部分の情報が第三者によって不正アクセスにより盗まれても、これらの文字列部分を統合することができないため、顔画像を復元することができなくなり、よって個人情報の漏洩が生じることを防止することができる。
また、上記の説明では、各文字列部分がユーザ識別情報に紐付けられて送信手段12により各データストア42、44、46、48に送信され、また、分割ルールがユーザ識別情報に紐付けられて送信手段12により第5データストア50に送信される態様について説明した。しかしながら、本発明に係るプログラム、コンピュータおよび情報処理方法はこのような態様に限定されることはない。別の態様として、各文字列部分がユーザ識別情報以外の識別情報(例えば、ユーザ端末20の識別情報等)に紐付けられて送信手段12により各データストア42、44、46、48に送信されたり、分割ルールがユーザ識別情報以外の識別情報(例えば、ユーザ端末20の識別情報等)に紐付けられて送信手段12により第5データストア50に送信されたりしてもよい。この場合でも顔認証サーバ2において顔画像の復元を行う際に、同じ識別情報に紐付けられた複数の文字列部分や顔画像部分を当該識別情報に紐付けられた分割ルールを用いて統合することができる。
また、上記の説明では、文字列や顔画像を分割する分割ルールを、文字列部分が記憶されるデータストア42、44、46、48とは別のデータストア(第5データストア50)に送信する態様について述べた。しかしながら、本発明に係るプログラム、コンピュータおよび情報処理方法はこのような態様に限定されることはない。別の態様として、文字列や顔画像を分割する分割ルールを、文字列部分が記憶されるデータストア42、44、46、48のうち何れかのデータストアに送信してこのデータストアに記憶させてもよい。更に別の態様では、文字列や顔画像を分割する分割ルールを顔認証サーバ2の記憶部18に記憶させてもよい。
また、本発明に係るプログラム、コンピュータおよび情報処理方法では、エンコード変換手段による顔画像や顔画像部分のエンコード変換の方法や、デコード変換手段による文字列や文字列部分のデコード変換の方法は上述した方法に限定されることはない。顔画像や顔画像部分を文字列や文字列部分に変換したり、文字列や文字列部分から顔画像や顔画像部分を復元したりすることができるものであれば、他の様々なエンコード変換方法やデコード変換方法が用いられてもよい。
1 顔認証システム
2 顔認証サーバ
10 制御部
11 受付手段
12 送信手段
13 認証手段
14 エンコード変換手段
15 分割手段
16 統合手段
17 デコード変換手段
18 記憶部
19 通信インターフェース
20 ユーザ端末
22 制御部
24 タッチパネル
26 撮像部
28 記憶部
29 通信インターフェース
30 認証エンジン
32 制御部
34 撮像部
39 通信インターフェース
42 第1データストア
44 第2データストア
46 第3データストア
48 第4データストア
50 第5データストア

Claims (16)

  1. コンピュータを、エンコード変換手段と、分割手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能させるプログラムであって、
    前記エンコード変換手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、
    前記分割手段は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、
    前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
    前記送信手段は、分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
    前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
    前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、
    前記デコード変換手段は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元し、
    前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、プログラム。
  2. 前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像および前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像をそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、請求項1記載のプログラム。
  3. 前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記デコード変換手段により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、前記ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、前記ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報と特定する、請求項2記載のプログラム。
  4. 前記認証手段により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得される、請求項3記載のプログラム。
  5. 前記認証手段において、前記認証エンジンから送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記デコード変換手段により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間の前記ユーグリッド距離が全ての前記ユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われない、請求項3記載のプログラム。
  6. 前記送信手段は、各文字列部分が送信された複数の前記データストアとは別のデータストアに前記分割ルールを前記ユーザ識別情報に紐付けて送信し、
    前記統合手段が同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する際に、前記受付手段により前記ユーザ識別情報に紐付けられた前記分割ルールを受け付け、受け付けた前記分割ルールを使用する、請求項1記載のプログラム。
  7. コンピュータを、分割手段と、エンコード変換手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能させるプログラムであって、
    前記分割手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割し、
    前記エンコード変換手段は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得し、
    前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
    前記送信手段は、取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
    前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
    前記デコード変換手段は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得し、
    前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元し、
    前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、プログラム。
  8. 前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像および前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像データをそれぞれ準同型暗号に変換し、変換された準同型暗号を比較することにより前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、請求項7記載のプログラム。
  9. 前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記統合手段により復元された複数のユーザの顔画像がそれぞれ暗号化された準同型暗号とを比較する際に、前記ユーザ識別情報毎にユーグリッド距離を算出し、前記ユーグリッド距離が最も小さくかつ所定の閾値よりも小さいユーザの識別情報を、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報と特定する、請求項8記載のプログラム。
  10. 前記認証手段により暗号化される前にユーザの顔画像が512次元ベクトルデータに変換され、変換された512次元ベクトルデータの暗号化処理が行われることにより準同型暗号が取得される、請求項9記載のプログラム。
  11. 前記認証手段において、前記認証エンジンから送信されたユーザの顔画像が暗号化された準同型暗号と、前記統合手段により復元されたユーザの顔画像に対応するユーザ識別情報毎の準同型暗号との間の前記ユーグリッド距離が全ての前記ユーザ識別情報について所定の閾値よりも大きい場合には、ユーザの認証は行われない、請求項9記載のプログラム。
  12. 前記送信手段は、各文字列部分が送信された複数の前記データストアとは別のデータストアに前記分割ルールを前記ユーザ識別情報に紐付けて送信し、
    前記統合手段が同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する際に、前記受付手段により前記ユーザ識別情報に紐付けられた前記分割ルールを受け付け、受け付けた前記分割ルールを使用する、請求項7記載のプログラム。
  13. プログラムを実行することにより、エンコード変換手段と、分割手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能し、
    前記エンコード変換手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得し、
    前記分割手段は、取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割し、
    前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
    前記送信手段は、分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
    前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
    前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得し、
    前記デコード変換手段は、取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元し、
    前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記デコード変換手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、コンピュータ。
  14. プログラムを実行することにより、分割手段と、エンコード変換手段と、送信手段と、受付手段と、統合手段と、デコード変換手段と、認証手段として機能し、
    前記分割手段は、前記受付手段がユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割し、
    前記エンコード変換手段は、分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得し、
    前記受付手段が前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させ、
    前記送信手段は、取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信し、
    前記受付手段は、各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付け、
    前記デコード変換手段は、受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得し、
    前記統合手段は、前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元し、
    前記受付手段が認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証手段は、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、前記統合手段により復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、コンピュータ。
  15. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    ユーザ端末から受け付けた顔画像に対してエンコード変換を行うことにより文字列を取得する工程と、
    取得された文字列を分割ルールに沿って複数の文字列部分に分割する工程と、
    前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させる工程と、
    分割された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信する工程と、
    各前記データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付ける工程と、
    前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の各文字列部分を統合して文字列を取得する工程と、
    取得された文字列に対してデコード変換を行うことにより顔画像を復元する工程と、
    を備え、
    認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、情報処理方法。
  16. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    ユーザ端末から受け付けた顔画像を分割ルールに沿って複数の顔画像部分に分割する工程と、
    分割された各顔画像部分に対してエンコード変換を行うことにより複数の文字列部分を取得する工程と、
    前記ユーザ端末から顔画像の情報を受け付けるとユーザ識別情報を発行させる工程と、
    取得された各文字列部分をそれぞれ発行された前記ユーザ識別情報に紐付けて複数のデータストアに送信する工程と、
    各データストアから前記ユーザ識別情報に紐付いた各文字列部分を受け付ける工程と、
    受け付けた各文字列部分に対してそれぞれデコード変換を行うことにより複数の顔画像部分を取得する工程と、
    前記分割ルールに沿って同じ前記ユーザ識別情報の複数の顔画像部分を統合して顔画像を復元する工程と、
    を備え、
    認証エンジンから顔画像の情報を受け付けると各前記データストアに文字列部分の送信を要求することにより各前記データストアから各前記ユーザ識別情報に紐づけられた文字列部分を取得させ、前記認証エンジンから受け付けた顔画像と、復元された各前記ユーザ識別情報に紐付けられている顔画像とを比較することにより、前記認証エンジンから受け付けた顔画像に対応する前記ユーザ識別情報を特定する、情報処理方法。
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