JP7148859B2 - シアン酸エステル化合物の混合物及び硬化性組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕
下記式(1)~(6)で表される繰り返し単位のうち2つ以上、及び/又は、下記式(7)~(10)で表される基のうち2つ以上を有する、
シアン酸エステル化合物の混合物。
〔2〕
下記式(A)で表される繰り返し単位及び/又は下記式(B)で表される基を有するシアン酸エステル化合物Iと、
下記式(A)で表される繰り返し単位及び/又は下記式(B)で表される基を有するシアン酸エステル化合物IIと、を含み、
前記シアン酸エステル化合物Iと前記シアン酸エステル化合物IIは、下記式(A)で表される繰り返し単位として異なる位置異性体単位及び/又は下記式(B)で表される基として異なる位置異性体基を有するという点において異なるものである、
〔1〕に記載のシアン酸エステル化合物の混合物。
〔3〕
プロペニル基当量が、150~5,000g/eqである、
〔1〕又は〔2〕に記載のシアン酸エステル化合物の混合物。
〔4〕
前記シアン酸エステル化合物が、下記式(13)~(16)のいずれかで表される構造を有する化合物とその位置異性体である、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載のシアン酸エステル化合物の混合物。
〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載のシアン酸エステル化合物の混合物を含む、
硬化性組成物。
〔6〕
さらに、マレイミド化合物を含む、
〔5〕に記載の硬化性組成物。
〔7〕
さらに、〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の前記シアン酸エステル化合物の混合物に含まれるシアン酸エステル化合物以外のシアン酸エステル化合物、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ベンゾオキサジン化合物、及び重合可能な不飽和基を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、
〔5〕又は〔6〕に記載の硬化性組成物。
〔8〕
前記硬化性組成物中の、マレイミド基量とマレイミド基を除く重合可能な不飽和基量の比率が、0.1:1~10:1である、
〔5〕~〔7〕のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
〔9〕
さらに、充填材を含有する、
〔5〕~〔8〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
〔10〕
前記充填材の含有量が、樹脂固形分100質量部に対して、50~1600質量部である、
〔9〕に記載の硬化性組成物。
〔11〕
〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物からなる、
硬化物。
〔12〕
基材と、
前記基材に含浸又は塗布された、〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、を有する、
プリプレグ。
〔13〕
少なくとも1枚以上積層した、〔12〕に記載のプリプレグと、
前記プリプレグの片面又は両面に配置された金属箔と、を含む、
金属箔張積層板。
〔14〕
支持体と、
前記支持体上に配された、〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、を含む、
樹脂シート。
〔15〕
絶縁層と、
前記絶縁層の表面に形成された導体層と、を含み、
前記絶縁層が、〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
プリント配線板。
〔16〕
〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
封止用材料。
〔17〕
〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、強化繊維と、を含む、
繊維強化複合材料。
〔18〕
〔5〕~〔10〕のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
接着剤。
本実施形態のシアン酸エステル化合物の混合物は、下記式(1)~(6)で表される異なる位置異性体である繰り返し単位のうち2つ以上、及び/又は、下記式(7)~(10)で表される異なる位置異性体である基のうち2つ以上を有する。
本実施形態の硬化性組成物は、上記シアン酸エステル化合物の混合物を含み、必要に応じて、マレイミド化合物、充填剤、その他の成分を含む。
上記シアン酸エステル化合物の混合物の含有量は、樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは3~80質量部であり、より好ましくは5~60質量部であり、さらに好ましくは5~50質量部である。本実施形態のシアン酸エステル化合物の含有量が上記範囲内であることにより、得られる硬化物のガラス転移温度、熱伝導性、耐熱分解性のバランス、並びに得られる硬化性組成物のワニスゲルタイムが短化し硬化性が向上する傾向にある。
マレイミド化合物としては、1分子中に1個以上のマレイミド基を有する化合物であれば、特に限定されず、4,4-ジフェニルメタンビスマレイミド、フェニルメタンマレイミド、m-フェニレンビスマレイミド、2,2-ビス(4-(4-マレイミドフェノキシ)-フェニル)プロパン、3,3-ジメチル-5,5-ジエチル-4,4-ジフェニルメタンビスマレイミド、4-メチル-1,3-フェニレンビスマレイミド、1,6-ビスマレイミド-(2,2,4-トリメチル)ヘキサン、4,4-ジフェニルエーテルビスマレイミド、4,4-ジフェニルスルフォンビスマレイミド、1,3-ビス(3-マレイミドフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-マレイミドフェノキシ)ベンゼン、ノボラック型マレイミド化合物、ビフェニルアラルキル型マレイミド及びこれらマレイミド化合物のプレポリマー、もしくはマレイミド化合物とアミン化合物のプレポリマー等が挙げられる。これらのマレイミド化合物は1種又は2種以上混合して用いることができる。
本実施形態の硬化性組成物は、充填材をさらに含有してもよい。充填材としては、特に限定されないが、例えば、無機充填材及び有機充填材が挙げられる。充填材は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本実施形態の硬化性組成物は、シランカップリング剤や湿潤分散剤をさらに含んでもよい。
本実施形態の硬化性組成物は、上記成分の他、必要に応じて、他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、特に限定されないが、例えば、上述したシアン酸エステル化合物の混合物に含まれるシアン酸エステル化合物以外のシアン酸エステル化合物、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ベンゾオキサジン化合物、及び重合可能な不飽和基を有する化合物からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。
その他のシアン酸エステル化合物は、上記シアン酸エステル化合物の混合物に含まれるシアン酸エステル化合物以外のシアン酸エステル化合物、すなわち、少なくともプロペニル基を有しないシアン酸エステル化合物であれば特に制限されない。
フェノール樹脂としては、1分子中に2個以上のヒドロキシ基を有するフェノール樹脂であれば、一般に公知のものを使用でき、その種類は特に限定されない。その具体例としては、ビスフェノールA型フェノール樹脂、ビスフェノールE型フェノール樹脂、ビスフェノールF型フェノール樹脂、ビスフェノールS型フェノール樹脂、フェノールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック型フェノール樹脂、グリシジルエステル型フェノール樹脂、アラルキルノボラック型フェノール樹脂、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂、クレゾールノボラック型フェノール樹脂、多官能フェノール樹脂、ナフトール樹脂、ナフトールノボラック樹脂、多官能ナフトール樹脂、アントラセン型フェノール樹脂、ナフタレン骨格変性ノボラック型フェノール樹脂、フェノールアラルキル型フェノール樹脂、ナフトールアラルキル型フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂、ビフェニル型フェノール樹脂、脂環式フェノール樹脂、ポリオール型フェノール樹脂、リン含有フェノール樹脂、水酸基含有シリコーン樹脂類等が挙げられるが、特に制限されるものではない。これらのフェノール樹脂は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
エポキシ樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物であれば、一般に公知のものを用いることができ、その種類は特に限定されない。その具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、キシレンノボラック型エポキシ樹脂、多官能フェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格変性ノボラック型エポキシ樹脂、ナフチレンエーテル型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、3官能フェノール型エポキシ樹脂、4官能フェノール型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、フェノールアラルキルノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキルノボラック型エポキシ樹脂、アラルキルノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ポリオール型エポキシ樹脂、リン含有エポキシ樹脂、グリシジルアミン、ブタジエンなどの二重結合をエポキシ化した化合物、水酸基含有シリコーン樹脂類とエピクロルヒドリンとの反応により得られる化合物、或いはこれらのハロゲン化物等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
オキセタン樹脂としては、一般に公知のものを使用でき、その種類は特に限定されない。その具体例としては、オキセタン、2-メチルオキセタン、2,2-ジメチルオキセタン、3-メチルオキセタン、3,3-ジメチルオキセタン等のアルキルオキセタン、3-メチル-3-メトキシメチルオキセタン、3,3’-ジ(トリフルオロメチル)パーフルオキセタン、2-クロロメチルオキセタン、3,3-ビス(クロロメチル)オキセタン、ビフェニル型オキセタン、OXT-101(東亞合成製商品名)、OXT-121(東亞合成製商品名)等が挙げられる。これらのオキセタン樹脂は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ベンゾオキサジン化合物としては、1分子中に2個以上のジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合物であれば、一般に公知のものを用いることができ、その種類は特に限定されない。その具体例としては、ビスフェノールA型ベンゾオキサジンBA-BXZ(小西化学製商品名)ビスフェノールF型ベンゾオキサジンBF-BXZ(小西化学製商品名)、ビスフェノールS型ベンゾオキサジンBS-BXZ(小西化学製商品名)等が挙げられる。これらのベンゾオキサジン化合物は、1種又は2種以上混合して用いることができる。
化合物A以外の重合可能な不飽和基を有する化合物としては、一般に公知のものを使用でき、その種類は特に限定されない。その具体例としては、エチレン、プロピレン、スチレン、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル等のビニル化合物;メチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の1価又は多価アルコールの(メタ)アクリレート類;ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート等のエポキシ(メタ)アクリレート類;アリルクロライド、酢酸アリル、アリルエーテル、プロピレン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル等のアリル化合物;ベンゾシクロブテン樹脂が挙げられる。これらの重合可能な不飽和基を有する化合物は、1種又は2種以上混合して用いることができる。
本実施形態の硬化性組成物は、硬化促進剤をさらに含んでもよい。硬化促進剤としては、特に限定されないが、例えば、トリフェニルイミダゾール等のイミダゾール類;過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、ジ-tert-ブチル-ジ-パーフタレートなどの有機過酸化物;アゾビスニトリルなどのアゾ化合物;N,N-ジメチルベンジルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジメチルトルイジン、2-N-エチルアニリノエタノール、トリ-n-ブチルアミン、ピリジン、キノリン、N-メチルモルホリン、トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチルブタンジアミン、N-メチルピペリジンなどの第3級アミン類;フェノール、キシレノール、クレゾール、レゾルシン、カテコールなどのフェノール類;ナフテン酸鉛、ステアリン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、オレイン酸錫、ジブチル錫マレート、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄などの有機金属塩;これら有機金属塩をフェノール、ビスフェノールなどの水酸基含有化合物に溶解してなるもの;塩化錫、塩化亜鉛、塩化アルミニウムなどの無機金属塩;ジオクチル錫オキサイド、その他のアルキル錫、アルキル錫オキサイドなどの有機錫化合物などが挙げられる。これらのなかでも、トリフェニルイミダゾールが硬化反応を促進し、ガラス転移温度がより向上する傾向にあるため、特に好ましい。
本実施形態の硬化性組成物は、溶剤をさらに含んでもよい。溶剤を含むことにより、硬化性組成物の調製時における粘度が下がり、ハンドリング性がより向上するとともに後述する基材への含浸性がより向上する傾向にある。
本実施形態の硬化性組成物の製造方法は、特に限定されないが、例えば、上述した各成分を順次溶剤に配合し、十分に攪拌する方法が挙げられる。この際、各成分を均一に溶解或いは分散させるため、攪拌、混合、混練処理などの公知の処理を行うことができる。具体的には、適切な攪拌能力を有する攪拌機を付設した攪拌槽を用いて攪拌分散処理を行うことで、硬化性組成物に対する充填材の分散性を向上させることができる。上記の攪拌、混合、混練処理は、例えば、ボールミル、ビーズミルなどの混合を目的とした装置、又は、公転又は自転型の混合装置などの公知の装置を用いて適宜行うことができる。
本実施形態の硬化性組成物は、硬化物、プリプレグ、金属箔張積層板、積層樹脂シート、樹脂シート、プリント配線板、封止用材料、繊維強化複合材料、又は接着剤として好適に用いることができる。以下、これらについて説明する。
本実施形態の硬化物は、上記硬化性組成物を硬化させてなるものである。硬化物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、硬化性組成物を溶融又は溶媒に溶解させた後、型内に流し込み、熱や光などを用いて通常の条件で硬化させることにより得ることができる。熱硬化の場合、硬化温度は、特に限定されないが、硬化が効率的に進み、かつ得られる硬化物の劣化を防止する観点から、120℃から300℃の範囲内が好ましい。光硬化の場合、光の波長領域は、特に限定されないが、光重合開始剤等により効率的に硬化が進む100nmから500nmの範囲で硬化させることが好ましい。
本実施形態のプリプレグは、基材と、該基材に含浸又は塗布された、上記硬化性組成物と、を有する。プリプレグの製造方法は、常法にしたがって行うことができ、特に限定されない。例えば、本実施形態における樹脂成分を基材に含浸又は塗布させた後、100~200℃の乾燥機中で1~30分加熱するなどして半硬化(Bステ-ジ化)させることで、本実施形態のプリプレグを作製することができる。
本実施形態の積層樹脂シートは、支持体と、該支持体上に配された、上記硬化性組成物と、を有する。積層樹脂シートとは、薄葉化の1つの手段として用いられるもので、例えば、金属箔やフィルムなどの支持体に、直接、硬化性組成物を塗布及び乾燥して製造することができる。
本実施形態の単層樹脂シートは、硬化性組成物を含む。単層樹脂シートは、硬化性組成物をシート状に成形してなるものである。樹脂シートの製造方法は、常法にしたがって行うことができ、特に限定されない。例えば、上記積層樹脂シートから、支持体を剥離又はエッチングすることにより得ることができる。なお、本実施形態の硬化性組成物を溶剤に溶解させた溶液を、シート状のキャビティを有する金型内に供給し乾燥する等してシート状に成形することで、シート基材を用いることなく単層樹脂シートを得ることもできる。
本実施形態の金属箔張積層板は、少なくとも1枚以上積層された上記プリプレグと、該プリプレグの片面または両面に配された金属箔とを有する。すなわち、本実施形態の金属箔張積層板は、上記プリプレグと、金属箔とを積層して硬化して得られるものである。
本実施形態のプリント配線板は、絶縁層と、該絶縁層の表面に形成された導体層とを含み、前記絶縁層が、上記硬化性組成物を含む。上記の金属箔張積層板は、所定の配線パターンを形成することにより、プリント配線板として好適に用いることができる。そして、上記の金属箔張積層板は、良好な成形性及び耐薬品性を有し、そのような性能が要求される半導体パッケージ用プリント配線板として、殊に有効に用いることができる。
本実施形態の封止用材料は、本実施形態の硬化性組成物を含む。封止用材料の製造方法としては、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。例えば、上記した硬化性組成物と、封止材料用途で一般的に用いられる各種公知の添加剤或いは溶媒等を、公知のミキサーを用いて混合することで封止用材料を製造することができる。なお、混合の際の、各成分の添加方法は、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。
本実施形態の繊維強化複合材料は、本実施形態の硬化性組成物と、強化繊維とを含む。強化繊維としては、一般的に公知のものを用いることができ、特に限定されない。その具体例としては、Eガラス、Dガラス、Lガラス、Sガラス、Tガラス、Qガラス、UNガラス、NEガラス、球状ガラス等のガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、PBO繊維、高強力ポリエチレン繊維、アルミナ繊維、及び炭化ケイ素繊維などが挙げられる。強化繊維の形態や配列については、特に限定されず、織物、不織布、マット、ニット、組み紐、一方向ストランド、ロービング、チョップド等から適宜選択できる。また、強化繊維の形態としてプリフォーム(強化繊維からなる織物基布を積層したもの、又はこれをステッチ糸により縫合一体化したもの、あるいは立体織物や編組物などの繊維構造物)を適用することもできる。
本実施形態の接着剤は、本実施形態の硬化性組成物を含む。接着剤の製造方法としては、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。例えば、上記した硬化性組成物と、接着剤用途で一般的に用いられる各種公知の添加剤或いは溶媒等を、公知のミキサーを用いて混合することで接着剤を製造することができる。なお、混合の際の、各成分の添加方法は、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。
1-ナフトールアラルキル樹脂(新日鉄住金化学株式会社製)300g(OH基換算1.28mol)及びトリエチルアミン194.6g(1.92mol)(ヒドロキシ基1molに対して1.5mol)をジクロロメタン1800gに溶解させ、これを溶液1とした。
アリル基含有フェノールノボラック樹脂700g(群栄化学工業株式会社製「APG1」;OH基当量146g/eq.;OH基換算4.79mol;重量平均分子量Mw295)及びトリエチルアミン485.2g(4.79mol;ヒドロキシ基1モルに対して1.0モル)をジクロロメタン2100gに溶解させ、これを溶液1とした。
プロペニル基含有フェノールノボラック樹脂45g(群栄化学工業株式会社製「APG2」;OH基当量152g/eq.;OH基換算0.296mol)及びトリエチルアミン30.0g(0.296mol;ヒドロキシ基1モルに対して1.0モル)をジクロロメタン180gに溶解させ、これを溶液3とした。
プロペニル基を有するビフェニルアラルキル型フェノール樹脂(BPN01、群栄化学工業(株)製)40.0g(OH基当量255g/eq.)(OH基換算0.157mol)及びトリエチルアミン16.0g(0.157mol)(ヒドロキシ基1モルに対して1.00モル)をジクロロメタン200.0gに溶解させ、これを溶液5とした。
ビス(プロペニル-4-ヒドロキシフェニル)スルホン(DABS-H、日本化薬(株)製)30.1g(OH基当量165.2g/eq.)(OH基換算0.182mol)及びトリエチルアミン23.2g(0.227mol)(ヒドロキシ基1モルに対して1.25モル)をジクロロメタン180.3gに溶解させ、これを溶液7とした。
上記合成例3~4で得られた位置異性体の混合物又は合成例5で得られた化合物10gを、メチルエチルケトン10gに添加し、室温で30分撹拌した後の溶剤溶解性を目視にて確認した。化合物又は位置異性体の混合物の溶け残りがないものを良好と評価し、溶け残りが生じたものを不良と評価した。その結果を表1に示す。
APG-2CN 50質量部、ビフェニルアラルキル型マレイミド化合物(マレイミド基当量:275g/eq.、MIR-3000、日本化薬株式会社製)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.05質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。混合樹脂粉末を1辺100mm、厚さ0.8mmの型に充填し、圧力40kg/cm2、温度230℃で120分間真空プレスを行い、1辺100mm、厚さ0.8mmの硬化物を得た。
SNCN 40質量部、APG-2CN 10質量部、マレイミド化合物(MIR-3000)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.05質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。その後、実施例3と同様にして硬化物を得た。
SNCN 30質量部、APG-2CN 20質量部、マレイミド化合物(MIR-3000)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.05質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。その後、実施例3と同様にして硬化物を得た。
SNCN 30質量部、BPN-CN 20質量部、マレイミド化合物(MIR-3000)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.05質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。その後、実施例3と同様にして硬化物を得た。
SNCN 50質量部、マレイミド化合物(MIR-3000)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.10質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。その後、実施例3と同様にして硬化物を得た。
APG-1CN 50質量部、マレイミド化合物(MIR-3000)50質量部をメチルエチルケトンに混合してワニスを得た。得られたワニスに2,4,5-Triphenylimidazole(東京化成工業株式会社製)0.5質量部、オクチル酸亜鉛(日本化学産業株式会社製)0.10質量部を混合し、メチルエチルケトンを蒸発留去することで混合樹脂粉末を得た。その後、実施例3と同様にして硬化物を得た。
上述したワニスに、2,4,5-Triphenylimidazole0.5質量部、オクチル酸亜鉛0.10質量部、混合したものを試料として、170℃でのゲルタイム(秒)を測定した。その結果を表2に示す。
JIS-K7244-3(JIS C6481)に準拠し、動的粘弾性測定装置(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社製 型番「AR2000」)を用い、開始温度30℃、終了温度400℃、昇温速度3℃/分、測定周波数1Hzの条件にて、硬化物の動的粘弾性を測定した。その際得られた損失弾性率(E”)の最大値をガラス転移温度とした。その結果を表2に示す。
A:ガラス転移温度が335℃以上
B:ガラス転移温度が325℃以上335℃未満
C:ガラス転移温度が315℃以上325℃未満
D:ガラス転移温度が315℃未満
熱重量測定装置(製品名「TGA5200」、エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製)を用いて、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で硬化物の熱重量分析を行った。質量減少率が5%となった時の温度を5%熱分解温度として求めた。その結果を表2に示す。
A:5%熱分解温度が410℃以上
B:5%熱分解温度が400℃以上410℃未満
C:5%熱分解温度が390℃以上400℃未満
D:5%熱分解温度が390℃未満
得られた硬化物の密度を測定し、また、比熱をDSC(TA Instrumen社製、Q100型)により測定し、さらに、キセノンフラッシュアナライザ(Bruker社製、製品名「LFA447Nanoflash」)により熱拡散率を測定した。そして、厚さ方向の熱伝導率を以下の式から算出した。その結果を表2に示す。
熱伝導率(W/m・K)=密度(kg/m3)×比熱(kJ/kg・K)×熱拡散率(m2/S)×1000
A:熱伝導率が0.194W/m・K以上
B:熱伝導率が0.185W/m・K以上0.194W/m・K未満
C:熱伝導率が0.176W/m・K以上0.185W/m・K未満
D:熱伝導率が0.176W/m・K未満
Claims (18)
- 下記式(1)~(6)で表される繰り返し単位のうち2つ以上、及び/又は、下記式(7)~(10)で表される基のうち2つ以上を有するシアン酸エステル化合物を2種以上有する、
シアン酸エステル化合物の混合物。
- 下記式(A)で表される繰り返し単位及び/又は下記式(B)で表される基を有するシアン酸エステル化合物Iと、
下記式(A)で表される繰り返し単位及び/又は下記式(B)で表される基を有するシアン酸エステル化合物IIと、を含み、
前記シアン酸エステル化合物Iと前記シアン酸エステル化合物IIは、下記式(A)で表される繰り返し単位として異なる位置異性体単位及び/又は下記式(B)で表される基として異なる位置異性体基を有するという点において異なるものである、
請求項1に記載のシアン酸エステル化合物の混合物。
- プロペニル基当量が、150~5,000g/eqである、
請求項1又は2に記載のシアン酸エステル化合物の混合物。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載のシアン酸エステル化合物の混合物を含む、
硬化性組成物。 - さらに、マレイミド化合物を含む、
請求項5に記載の硬化性組成物。 - さらに、請求項1~4のいずれか一項に記載の前記シアン酸エステル化合物の混合物に含まれるシアン酸エステル化合物以外のシアン酸エステル化合物、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ベンゾオキサジン化合物、及び重合可能な不飽和基を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、
請求項5又は6に記載の硬化性組成物。 - 前記硬化性組成物中の、マレイミド基量とマレイミド基を除く重合可能な不飽和基量の比率が、0.1:1~10:1である、
請求項5~7のいずれか1項に記載の硬化性組成物。 - さらに、充填材を含有する、
請求項5~8のいずれか一項に記載の硬化性組成物。 - 前記充填材の含有量が、樹脂固形分100質量部に対して、50~1600質量部である、
請求項9に記載の硬化性組成物。 - 請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物からなる、
硬化物。 - 基材と、
前記基材に含浸又は塗布された、請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、を有する、
プリプレグ。 - 少なくとも1枚以上積層した、請求項12に記載のプリプレグと、
前記プリプレグの片面又は両面に配置された金属箔と、を含む、
金属箔張積層板。 - 支持体と、
前記支持体上に配された、請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、を含む、
樹脂シート。 - 絶縁層と、
前記絶縁層の表面に形成された導体層と、を含み、
前記絶縁層が、請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
プリント配線板。 - 請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
封止用材料。 - 請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物と、強化繊維と、を含む、
繊維強化複合材料。 - 請求項5~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物を含む、
接着剤。
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