JP7147407B2 - 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、シートに転写されたトナー像を該シートに定着させる定着装置を備えている。
この定着装置は、回転可能な円筒部の内部に加熱装置を内蔵した定着ローラーと、この定着ローラーに圧接されてニップ部を形成する加圧ローラーとを備えている。この定着ローラーと加圧ローラーとの間にトナー像を形成したシート(用紙又はOHP等)が通過すると、その際に、トナー像が加熱及び加圧されて該シートに定着される。
上記加熱装置として、定着ローラーの軸方向の中央部を主に加熱する中央部ヒーターと、定着ローラーの軸方向の端部を主に加熱する端部ヒーターとを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。定着ローラーの表面近傍には、軸方向の中央部と端部とにそれぞれ温度検知センサーが固定配置されている。そして、上記加熱装置では、各温度検知センサーによる検知温度を基に、定着ローラーの中間部よりも両端部の温度が高くなるように各ヒーターを制御している。これにより、シートに逆クラウン形状を付与して、しわの発生を防止できるとされている。
このように中部ヒーターと端部ヒーターとを備えた定着装置では、一般的に、シートの幅サイズに応じて中部ヒーターと端部ヒーターとの加熱比率を変更する加熱比率制御が実行される。定着ローラーにおけるシートの非通過領域(つまりシート通過領域の幅方向外側の領域)では、シートに熱が奪われないので過昇温が生じ易い。そこで、この過昇温を防止するべく加熱比率制御を実行することが提案されている。
図16は、加熱比率制御が実行される従来の定着装置において、中央部ヒーターの配熱分布及び端部ヒーターの配熱分布を示したグラフである。中央部ヒーターは定着ローラーの中央部の配熱(発熱量)が多く、端部ヒーターは定着ローラーの端部の配熱(発熱量)が多く設定されている。
そして、上記加熱比率制御では、例えばシートの幅サイズが小さいほど端部ヒーターの点灯比率を下げるようにしている。図17は、この加熱比率制御が実行された場合の定着ローラーの表面の温度分布を示したグラフである。A4~A6サイズのいずれのシートを使用した場合も、定着ローラーの表面におけるシートの非通過領域の温度が閾温度以下に抑制されている(過昇温が防止されている)ことがわかる。
特開2007-003797号公報
上述したようにシートの幅サイズに応じて二つのヒーターによる加熱比率を変更する加熱比率制御では、定着処理を行うシートのシートサイズを識別する必要がある。シートサイズの識別に際しては、例えば、ユーザーがシートをトレイにセットした際に操作する幅規制カーソルの位置を検出したり、ユーザーがタッチパネル等を操作して入力したシートサイズを検出したり、シートの幅サイズを光センサー等により自動検出したりすることが考えられる。
しかし、前者二つのように、ユーザーの手動操作を基にシートサイズを識別するようにした場合、ユーザーが設定したシートサイズと、実際の印刷シートのシートサイズとが一致しないことがある。具体的には、印刷しようとするシートのサイズがA6サイズであるにも拘わらず、A4サイズのシートに対応する手動操作(カーソル操作又はタッチパネル操作等)行う等が考えられる。
この場合、A4サイズ(誤ったサイズ)に対応した加熱比率制御が実行されるので、A6サイズ(正しいサイズ)に対応した加熱比率制御が実行される場合に比べて端部ヒーター(サブヒーター)の加熱比率が高くなってしまう。この結果、定着ローラー(定着回転体)におけるシートの非通過領域が過度に加熱されて過昇温を生じ、延いては、定着回転体の熱劣化による寿命低下等の問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱比率制御を実行する定着装置において、ユーザーが手動操作により設定したシートサイズと実際に使用するシートのシートサイズとが異なる場合に、定着回転体におけるシートの非通過領域の温度が過度に上昇するのを防止することにある。
本発明に係る定着装置は、定着回転体と、該定着回転体を加熱する加熱部と、上記定着回転体に圧接されてシートが通過するニップ部を形成する加圧回転体と、使用予定のシートのシートサイズに関連する手動操作を検知することで、予め定めた複数の定形サイズの中から該使用予定のシートのシートサイズを識別するサイズ識別部と、上記定着回転体の表面の温度を検知する温度センサーと、該温度センサーによる検知温度が目標温度になるように上記加熱部を制御するとともに、上記サイズ識別部にて識別されたシートサイズが小さいほど、上記加熱部による上記定着回転体の軸方向の端部側の加熱比率を中央部側に比べて低下させる加熱制御部と、を備えている。
そして、上記温度センサーを上記定着回転体の軸方向に移動可能に駆動するセンサー駆動部と、上記温度センサーの位置を上記センサー駆動部によって制御するセンサー位置制御部とを備え、上記センサー位置制御部は、上記サイズ識別部により識別されたシートサイズを基準シートサイズとして、当該基準シートサイズのシートの通過領域内で、且つ、該基準シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートの非通過領域内に、上記温度センサーを位置させるセンサー位置制御を実行するように構成されている。
本発明によれば、加熱比率制御を実行する定着装置において、ユーザーが手動操作により設定したシートサイズと実際に使用するシートのシートサイズとが異なる場合に、定着回転体におけるシートの非通過領域の温度が過度に上昇するのを防止することができる。
図1は実施形態における定着装置を備えた画像形成装置を示す概略図である。 図2は定着装置を示す軸方向から見た概略図である。 図3は図2のIII方向矢視図である。 図4は、定着ローラーの加熱制御に関連する制御系の構成を示すブロック図である。 図5は、メインヒーターの配熱分布及びサブヒーターの配熱分布を示すグラフである。 図6は、操作部により設定されたシートサイズがA4サイズ、A5サイズ又はA6サイズである場合の定着ローラーの表面の温度分布と、メイン温度センサーの軸方向位置とを説明するためのグラフである。 図7は、制御部における制御内容を示すフローチャートである。 図8は、従来例の定着装置において、操作部にて設定されたシートサイズがA4サイズであり、実際に印刷を行うシートのシートサイズがA6サイズである場合の定着ローラーの表面の温度分布を説明するためのグラフである。 図9は、従来例の定着装置において、操作部にて設定されたシートサイズがA4サイズであり、実際に印刷を行うシートのシートサイズがA5サイズである場合の定着ローラーの表面の温度分布を説明するためのグラフである 図10は、従来例の定着装置において、操作部にて設定されたシートサイズがA5サイズであり、実際に印刷を行うシートのシートサイズがA6サイズである場合の定着ローラーの表面の温度分布を説明するためのグラフである 図11は、本実施形態の定着装置における図8相当図である。 図12は、本実施形態の定着装置における図9相当図である。 図13は、本実施形態の定着装置における図10相当図である。 図14は、実施形態2を示す図7相当図である。 図15は、実施形態3を示す図7相当図である。 図16は、従来例を示す図5相当図である。 図17は、従来例を示す図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態における画像形成装置1を示している。画像形成装置1は、本実施形態ではモノクロレーザープリンターからなる。
この画像形成装置1は、給紙部10、作像部20、定着装置40、排紙部50、及び筐体60を有している。給紙部10から排紙部50に至るシート搬送経路Tには、シートSを挟持して搬送する複数の搬送ローラー対11~13が配置されている。
上記給紙部10は、筐体60内の下部に配置されている。給紙部10は、シート状のシートS(記録紙やOHPシート等)が収容される給紙カセット10aと、該給紙カセット10a内のシートSを取り出して該カセット外に送り出すためのピックアップローラー10bとを有している。給紙カセット10aよりカセット外に送り出されたシートSは、搬送ローラー対11を介して作像部20に供給される。
作像部20は、感光体ドラム21、帯電器23、露光装置25、現像装置27、転写器29、及びトナーコンテナ(図示省略)を有している。作像部20では、帯電器23によって感光体ドラム21の周面を帯電させた後、露光装置25によって感光体ドラム21の表面に原稿画像データ(例えば、外部端末より受信した原稿画像の画像データ)に基づくレーザー光を照射することで静電潜像を形成する。感光体ドラム21の表面に形成(担持)された静電潜像は、現像装置27より供給されるトナーによりトナー像として現像される。現像装置27にて現像されたトナー像は、転写器29によって、給紙部10から供給されるシートSに対して転写される。該転写後のシートSは、転写器29の転写ローラー29aと感光体ドラム21とよって定着装置40に供給される。
定着装置40は、上記作像部20より供給されるシートSを定着ローラー41(定着回転体)と加圧ローラー42(加圧回転体)との間で加圧及び加熱することにより、当該シートSにトナー像を定着させる。
そして、定着装置40にてトナー像が定着されたシートSは、定着ローラー41及び加圧ローラー42の回転に伴って下流側へと送り出される。この送り出されたシートSは、複数の搬送ローラー対12,13によって、筐体60の上面に形成された排紙部50に排出される。
[定着装置40の構成]
図2及び図3に示すように、定着装置40の定着ローラー41は、円筒状のローラー本体41aを有している。ローラー本体41aの外周面がシートSの印刷面(トナーが担持された面)に接触する。ローラー本体41aは例えばアルミ等の熱伝導率の高い材料で構成されている。ローラー本体41aの外周面には、表面離型層であるPFAコーティングが施されている。
ローラー本体41aの軸方向の両端部には、回転軸を構成する支持軸41bが取付けられている。この支持軸41bは筐体フレーム43の軸受部に回動可能に支持されている。定着ローラー41は、不図示のモーターによって支持軸41bを中心に図2の反時計回り方向に回転駆動される。
ローラー本体41aの内側空間には、軸方向に延びるメインヒーター44及びサブヒーター45が配置されている。メインヒーター44及びサブヒーター45は、例えばハロゲンヒーターにより構成されている。メインヒーター44及びサブヒーター45が加熱部に相当する。尚、各ヒーター44,45は、ハロゲンヒーターに限ったものではなく、例えばセラミックヒーター又はIHヒーター等で構成されていてもよい。
メインヒーター44及びサブヒーター45は、ローラー本体41aの軸方向の全体に亘って設けられている。メインヒーター44は主に、ローラー本体41aの軸方向の両端部よりも内側の中間部を加熱する。サブヒーター45は主に、ローラー本体41aの軸方向の両端部を加熱する。メインヒーター44及びサブヒーター45は後述する制御部100により制御される。
上記加圧ローラー42は、径方向において定着ローラー41に対向して配置されている。加圧ローラー42は、定着ローラー41と平行に延びている。加圧ローラー42は、定着ローラー41に対してバネ等の弾性部材により圧接されている。加圧ローラー42と定着ローラー41との接触部は、定着処理時にシートSが通過するニップ部Nを構成している。
加圧ローラー42は、円筒状のローラー本体42aを有している。ローラー本体42aは、例えば鉄製の芯金と、弾性層であるシリコーンゴム層と、表面離型層であるPFAチューブとで構成されている。ローラー本体42aの軸方向の両端部には、回転軸を構成する支持軸42bが取付けられている。この支持軸42bは筐体フレーム43の軸受部に回動可能に支持されている。加圧ローラー42は、定着ローラー41の回転に従動して支持軸42bを支点に回転する。
定着装置40の定着処理時には、定着ローラー41及び加圧ローラー42が図2の矢印の向きに回転する。これに伴って、シートSがニップ部Nを下側から上側に通過するように搬送される。この通過時には、シートSの印刷面上のトナー像が、定着ローラー41からの熱により溶融するとともに両ローラー41,42間からの圧力によりシートSに押し付けられる。これにより、シートSにトナー像が定着される。
[メイン温度センサー46及びサブ温度センサー47の配置構成]
図2及び図3に示すように、定着ローラー41の周囲には、メイン温度センサー46及びサブ温度センサー47が設けられている。各温度センサー46,47は、定着ローラー41の表面の温度を検知するためのものである。各温度センサー46,47は、例えば非接触式のサーミスタからなる。各温度センサー46,47は、温度検知部が定着ローラー41の外周面に対向するように配置されている。尚、各温度センサー46,47として、必ずしもサーミスタを採用する必要はなく、例えば、物体から発せられる赤外線を計測することで温度を測定するサーモパイル等を採用してもよい。また、各温度センサー46,47は、非接触方式に限ったものではなく、温度検知部が定着ローラー41の外周面に接触する接触方式であってもよい。
メイン温度センサー46は、主に定着ローラー41の軸方向の中間部(両端部よりも内側)の温度を測定する。メイン温度センサー46は、定着ローラー41の軸心を挟んでニップ部Nとは180°反対側に設けられている(図2参照)。メイン温度センサー46は、定着ローラー41の軸方向に移動可能に構成されている(図3参照)。メイン温度センサー46の該軸方向の位置は、後述するようにユーザーが操作部1aにて設定したシートサイズに応じて変更される。メイン温度センサー46は、検知した温度情報を後述する制御部100に送信する。
サブ温度センサー47は、定着ローラー41の軸方向の端部(例えば、最大サイズのシートA4よりも軸方向外側)の表面温度を検知する。サブ温度センサー47は、メイン温度センサー46とは異なり筐体フレーム43内のブラケット部(図示省略)に固定されている。サブ温度センサー47は、定着ローラー41の軸心方向から見て、メイン温度センサー46に対して回転上流側に90°離間した位置に設けられている(図2参照)。サブ温度センサー47は、温度検知部が定着ローラー41の端部の表面に対向するように配置されている(図3参照)。サブ温度センサー47は、検出した温度情報を後述する制御部100に送信する。
[制御系の構成]
次に図4を参照して、メインヒーター44及びサブヒーター45による加熱制御に関連する制御系の構成を説明する。この制御系は、定着装置40を含む各種機器を制御する制御部100を含んでいる。
制御部100は、CPU,ROM及びRAMを有するマイクロコンピューターにより構成されていて、画像形成装置1の筐体60内に設けられている。制御部100は、サイズ識別部、センサー位置制御部、加熱制御部として機能する。
制御部100には、操作部1a、上記メイン温度センサー46及び上記サブ温度センサー47が信号線を介して接続されている。制御部100は、こられの機器から受信した信号を基に、上記メインヒーター44、上記サブヒーター45及びセンサー駆動部49を制御する。
操作部1aは、画像形成装置1の前側面に設けられた操作パネルに設けられている。操作部1aは、例えばユーザーが指で操作可能な液晶式のタッチパネルや、押圧式のプッシュボタン装置により構成されている。ユーザーは、操作部1aを操作することにより、使用予定のシートSのシートサイズを設定可能になっている。操作部1aは、ユーザーによる操作情報を制御部100に送信する。制御部100は、操作部1aから受信した操作情報を基に、ユーザーが設定したシートサイズを識別する。
センサー駆動部49は、メイン温度センサー46を定着ローラー41の軸方向に駆動するためのアクチュエーターを有している。このアクチュエーターは例えばモーター等により構成されていて、メイン温度センサー46を直線駆動する直動機構(例えばボール螺子機構等)に連結されている。アクチュエーターは、モーターに限ったものではなく、例えば直動式の電磁ソレノイドにより構成されていてもよい。
そして、制御部100は、操作部1aからの信号を基に識別した使用予定のシートサイズに応じて、メイン温度センサー46の軸方向位置をセンサー駆動部39によって制御する。制御部100におけるメイン温度センサー46の位置制御の詳細は後述する。
[メインヒーター44及びサブヒーター45の作動制御]
制御部100は、上記メイン温度センサー46による検出温度が目標温度(本実施形態では例えば180℃)になるように、メインヒーター44及びサブヒーター45の作動制御を実行する。
ここで、メインヒーター44及びサブヒーター45の作動制御の説明に先立って、図5を参照しながら、各ヒーター44,45の軸方向の配熱分布(発熱量の分布)を説明する。グラフの縦軸は発熱量を百分率で表しており、横軸は定着ローラー41の軸方向位置を表している。
このグラフに示すように、メインヒーター44の発熱量は、定着ローラー41の軸方向の中間部(最小サイズであるA6サイズの通過領域)において最大発熱量(=100%)となる一方、軸方向の両端部においては最大発熱量の20%程度に低下する。
一方、サブヒーター45の発熱量は、定着ローラー41の軸方向の両端部(図5では、A4サイズの外側端縁とA6サイズの外側端縁との間)において最大発熱量(=100%)となる一方、軸方向の中間部(最小サイズであるA6サイズの通過領域)においては最大発熱量の20%程度に低下する。
このように、メインヒーター44は、定着ローラー41の軸方向の中央部おける配熱が高くなるように構成され、サブヒーター45は、定着ローラー41の軸方向の両端部における配熱が高くなるように構成されている。
制御部100は、操作部1aにてユーザーが設定したシートサイズ(シートの幅サイズ)が小さいほど、端部側の配熱(発熱量)が高いサブヒーター45の点灯比率(メインヒーター44対するサブヒーター45の点灯比率)を低下させるように構成されている。これにより、定着ローラー41におけるシートSの非通過領域(端部側の領域)の過昇温を防止している。
具体的には、制御部100は、操作部1aからの信号を基に識別したシートサイズがA4サイズである場合には、メインヒーター44とサブヒーター45との点灯比率を50:50とし、識別したシートサイズがA5サイズである場合には、メインヒーター44とサブヒーター45との点灯比率を80:20とし、識別したシートサイズがA6サイズである場合には、メインヒーター44とサブヒーター45との点灯比率を100:0にする。尚、点灯比率とは、メインヒーター44とサブヒーター45との作動時間の比率であり、点灯比率はここで開示した値には限定されない。
また、制御部100は、サブ温度センサー47により定着ローラー41の軸方向の一端部の温度を検知して、この検知温度が閾温度(本実施形態では例えば210℃)を越えないように所定制御を実行する。この所定制御として、例えばサブヒーター45による加熱を停止しつつ単位時間当たりの印刷枚数(生産性)を減らす等の制御が考えられる。
図6は、上述したメインヒーター44及びサブヒーター45の加熱比率制御を実行した場合における定着ローラー41の表面の軸方向の温度分布を示すグラフである。縦軸は温度(℃)を表し、横軸は定着ローラー41の軸方向位置を表している。図中の上下に延びる一点鎖線はA4,A5,A6サイズの幅方向の両側端縁の通過位置を示している。尚、縦軸、横軸及び上下に延びる一点鎖線の説明は、以下で説明する図8~図13においても同様である。
図6において、ラインk1は、操作部1aにて設定されたシートサイズがA4である場合を示し、ラインk2は操作部1aにて設定されたシートサイズがA5である場合を示し、ラインk3は操作部1aにて設定されたシートサイズがA6である場合を示している。いずれの場合も、定着ローラー41の表面温度は、シートSの通過領域内では180℃(=目標温度)に制御され、シートSの通過領域の外側(非通過領域)では180℃以上210℃以下に制御されている。
[メイン温度センサー46の位置制御]
次に、制御部100によるメイン温度センサー46の位置制御について説明する。制御部100は、この位置制御に際して先ず、操作部1aからの信号を基に、ユーザーが設定したシートサイズを識別する。
そして、制御部100は、識別したシートサイズが最小サイズでない場合(本実施形態ではA4サイズ又はA5サイズである場合)には、識別したシートサイズ(基準シートサイズ)のシートSの通過領域の内側で、且つ識別したシートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートSの非通過領域にメイン温度センサー46を位置させる。
一方、制御部100は、識別したシートサイズが最小サイズ(本実施形態ではA6サイズ)である場合には、最小サイズのシートSの通過領域内で且つ該シートSの幅方向の端部近傍にメイン温度センサー46を位置させる。
図6中の符号P1~P3は、シートサイズに応じて変更されるメイン温度センサー46の位置を示している。最も右側の位置P1は、操作部1aにてA4サイズが設定された場合のメイン温度センサー46の位置であり、中央の位置P2は、操作部1aにてA5サイズが設定された場合のメイン温度センサー46の位置であり、最も左側の位置P3は、操作部1aにてA6サイズが設定された場合のメイン温度センサー46の位置である。
この図の例では、位置P1は、A4サイズのシートSの外側端縁とA5サイズのシートSの外側端縁との間の中央に位置している。位置P2は、A6サイズのシートSの外側端縁とA5サイズのシートSの外側端縁との間の中央に位置している。位置P3は、A6サイズのシートSの外側端縁の内側近傍に位置している。
[フローチャートの説明]
図7は、上述した制御部100における各ヒーター44,45の作動制御及びメイン温度センサー46の位置制御の内容を示すフローチャートで示している。
ステップSA1では、操作部1aからの信号を基に、予め定めた複数のサイズ(本実施形態ではA4、A5及びA6サイズの三つ)の中から、ユーザーが設定したシートサイズ(使用予定のシートのシートサイズ)を識別する。
ステップSA2では、メイン温度センサー46の制御位置として予め定めた三つの位置P1,P2,P3のうち、識別したシートサイズのシートSの通過領域内にあって且つ該識別したシートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートSの非通過領域にある位置を特定する。そして、メイン温度センサー46を、センサー駆動部49によって該特定した位置に移動させる。本ステップSA2の処理がセンサー位置制御に相当する。
ステップSA3では、メインヒーター44及びサブヒーター45を、ステップS1で識別したシートサイズに対応する点灯比率で作動させる。この点灯比率は、上述のように、A4サイズでは50:50、A5サイズでは80:20、A6サイズでは100:0に設定される。
ステップSA4では、メイン温度センサー46による検知温度が予め定めた目標温度になるように、メインヒーター44及びサブヒーター45への供給電力量を制御する。供給電力量の制御は、電源に接続された電力供給回路を制御することで行われる。目標温度は、トナー像を溶融してシートSに定着させるために最適な温度であって、例えば180℃に設定されている。本ステップSA4の処理が終了した後はリターンする。
[作用効果]
本実施形態の作用効果を従来の問題点に言及した後に説明する。
従来の定着装置では、上記実施形態とは異なり、メイン温度センサーが定着ローラーの軸方向の中央位置に固定されていた。このため、ユーザーが操作部1aにより設定したシートサイズと、実際に印刷が実行されるシートSのシートサイズとが異なっていた場合に(例えば、ユーザーがシートサイズを誤入力した場合に)、定着ローラー41におけるシートSの非通過領域の温度が閾温度(例えば210℃)を越えてしまうという問題がある。
図8~図10はこの問題の具体例を説明するためのグラフである。
図8のグラフ中の実線は、ユーザーが操作部1aにて設定したシートサイズがA4サイズであるのに対し、実際に定着処理を行うシートSがA6サイズである場合の温度分布を示している。尚、図8では、参考までに、ユーザー設定のシートサイズと実際に定着処理を行うシートサイズとがA6サイズで一致している場合を破線で示し、A4サイズで一致している場合を二点鎖線で示している。
ここで、定着処理を行うシートSがA6サイズである場合には、上述のようにメインヒーター44とサブヒーター45との点灯比率は100:0に制御されるべきである。しかし、制御部100は、操作部1aを通じてユーザーが誤って設定したA4サイズに対応する点灯比率50:50で各ヒーター44,45の作動制御を実行してしまう。この結果、A6サイズに対応した加熱比率制御が実行される場合に比べて、サブヒーター45の点灯比率が高くなる。このため、定着ローラー41におけるシートSの非通過領域の温度が過度に上昇(この例では目標温度よりも20℃上昇)して、定着ローラー41の熱劣化を招いてしまう。
同様に図9について説明する。図9の実線は、ユーザーが操作部1aにて設定したシートサイズがA4サイズであるのに対し、実際に定着処理を行うシートSがA5サイズである場合の温度分布を示している。この場合も、上述した図8の場合と同様に、定着ローラー41におけるシートSの非通過領域の温度が過度に上昇(この例では10℃上昇)して、定着ローラー41の熱劣化を招いてしまう。尚、図9では、参考までに、ユーザー設定のシートサイズと実際に定着処理を行うシートサイズとがA5サイズで一致している場合を破線で示し、A4サイズで一致している場合を二点鎖線で示している。
同様に図10について説明する。図10の実線は、ユーザーが操作部1aにて設定したシートサイズがA5サイズであるのに対し、実際に定着処理を行うシートSがA6サイズである場合の温度分布を示している。この場合も、上述した図8の場合と同様に、定着ローラー41における非通過領域の温度が過度に上昇(この例では10℃上昇)して、定着ローラー41の熱劣化を招いてしまう。尚、図10では、参考までに、ユーザー設定のシートサイズと実際に定着処理を行うシートサイズとがA6サイズで一致している場合を破線で示し、A5サイズで一致している場合を二点鎖線で示している。
図8~図10で説明した従来の問題点に対して、本実施形態では、メイン温度センサー46を、操作部1aからの情報を基に識別したシートサイズのシートSの通過領域内で、且つ該シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートの非通過領域内に位置させるようにした。
これによれば、ユーザーが操作部1aにて設定したシートサイズよりも、実際に定着処理を行うシートのシートサイズが小さい場合に、メイン温度センサー46は実際に定着処理を行うシートSの非通過領域に位置される。シートSの非通過領域では、通過領域に比べて温度が高くなるので、この非通過領域に設けられたメイン温度センサー46の検知温度が目標温度になるように各ヒーターの作動制御を実行することで、上述した過昇温の問題は原理的に生じ得ない。
図11~図13を参照してこの作用効果をより具体的に説明する。
図11の実線は、本実施形態の定着装置40において、ユーザーが操作部1aによりシートサイズをA4サイズに設定したにも拘わらず、実際にはA6サイズのシートSが使用された場合を示している。この場合、定着処理を行うシートサイズがA6サイズあるから、メインメインヒーター44とサブヒーター45との点灯比率は100:0とするべきところ、制御部100では、A4サイズに対応する点灯比率50:50で各ヒーター44,45の作動制御を実行する。このため、実際に定着処理を行うシートSのシートサイズ(=A6)に比して、サブ温度センサー47の点灯比率が高くなって過昇温が発生し易い状態となる。しかし、メイン温度センサー46は、制御部100による位置制御の結果、実際のシートSの非通過領域内にある位置P1に位置している。そして、制御部100によって、このメイン温度センサー46の検知温度が目標温度(=180℃)になるように各ヒーター44,45の作動制御が実行される。この結果、定着ローラー41の温度分布は、図11の実線で示すように、シートSの非通過領域(A6サイズのシートSの外側の領域)の過昇温が十分に抑制されたラインとなる。尚、図11中の二点鎖線は、メインヒーター44の位置が中央に固定された従来の定着装置を使用した場合を示しており、本実施形態(実線)では、従来例(二点鎖線)に比べて、定着ローラー41の表面温度がシートSの非通過領域において30℃近く低減されていることがわかる。
同様に、図12の実線は、本実施形態の定着装置40において、ユーザーが操作部1aによりシートサイズをA4サイズに設定したにも拘わらず、実際にはA5サイズのシートSが使用された場合を示している。図13の実線は、ユーザーが操作部1aによりシートサイズをA5サイズに設定したにも拘わらず、実際にはA6サイズのシートSが使用された場合を示している。いずれの場合も、メイン温度センサー46が実際のシートSの非通過領域に位置されるので、各図の二点鎖線で示した従来例のように非通過領域における過昇温が生じることもない。
このように、本実施形態では、ユーザーが手動操作により設定したシートサイズと実際に使用するシートSのシートサイズとが異なる場合に、定着ローラー41におけるシートの非通過領域の温度が過度に上昇するのを防止することができる。延いては、定着ローラー41の熱劣化による寿命低下等の問題を回避することができる。
《実施形態2》
図14は、実施形態2の制御部100により実行される制御内容を示すフローチャートである。
ステップSB1~ステップSB4の処理は、実施形態1のステップSA1~ステップSA4の処理と同じであるため説明を省略する。
ステップSB5では、所定時間内の各ヒーター44,45への供給電力量の和が所定閾量未満であるか否かを判定する。所定閾量とは、定着不良を生じることなくトナー像をシートSに定着可能な電力量の下限値である。所定時間は、例えば10~15秒程度の時間に設定すればよい。本ステップSB5の判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSB6に進む。
ステップSB6では、画像形成装置1全体の印刷動作を停止する。これに伴い、定着装置40の定着処理も停止する。
ステップSB7では、ユーザーが操作部1aにより設定したシートサイズと、実際に使用されているシートSのシートサイズが異なるものと判断して、シートサイズを確認するよう促す報知を行う。この報知は、例えば操作パネルに設けられた表示画面にメッセージを表示することで行ってもよいし、スピーカー等を用いて音声で行うようにしてもよい。この場合、操作パネル又はスピーカーが制御部100と協働して報知部として機能する。ステップSB7の処理を後はリターンする。
[作用効果]
本実施形態2の作用効果を実施形態1と比較しながら説明する。
実施形態1では、ユーザーが設定したシートサイズと実際に使用するシートSのシートサイズが異なっている場合には、メイン温度センサー46がシートSの非通過領域内(通過領域の外側)に位置することとなる。このため、定着ローラー41のシート通過領域における温度が目標温度である180℃よりも低下して(図11~図13の実線参照)、定着不良が発生する可能性がある。
発明者等は、かかる状況化では、各ヒーター44,45に供給される電力量が低下することに着目して、各ヒーター44,45への供給電力量の和が所定閾値以下である場合には、ユーザーが操作部1aにより設定したシートサイズと、実際に使用されているシートSのシートサイズが異なるものと判断して、一旦印刷動作を停止する。そして、ユーザーが手動操作により設定したシートサイズを確認するよう促す報知を行う。したがって、定着不良が生じた状態で印刷動作が継続されるのを防止することができる。
《実施形態3》
図15は、実施形態3の制御部100により実行される制御内容を示すフローチャートである。
ステップSC1~SC5の処理は、実施形態2のステップSB1~SB5の処理と同様である。但し、ステップSC1~SC5では、ステップSC6の位置更新制御を行うために、便宜的に、操作部1aからの信号を基に識別したシートサイズを基準シートサイズとして一時記憶するようにしている。
ステップSC5の判定がYESである場合に進むステップSC6では、位置更新制御を実行し、しかる後にステップSC5に戻る。ステップSC5で供給電力量が所定閾量以上になった後に(ステップSC5の判定がNOになった後に)エンドに進む。
ここで、位置更新制御では、基準シートサイズを一段階小さいシートサイズに更新して、更新した基準シートサイズのシートSの通過領域内で且つ該基準シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートSの非通過領域内にメイン温度センサー46を移動させる。
[作用効果]
この位置更新制御によれば、メイン温度センサー46が位置P1にある場合に、供給電力量が所定閾量未満であるときには、基準シートサイズはA4サイズからA5サイズに更新され、メイン温度センサー46の位置がセンサー駆動部49によって位置P1(例えば図6参照)から位置P2に移動(更新)される。それでもなお供給電力量が所定閾量未満のままであれば、基準シートサイズはA5サイズからA6サイズに更新され、メイン温度センサー46の位置がセンサー駆動部49によって位置P2から位置P3に移動(更新)される。
これによれば、ユーザーにシートサイズの設定間違いを意識させることなく、上述した定着ローラー41の過昇温や定着不良の問題を回避することができる。
《他の実施形態》
本発明は、上記各実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態では、操作部1aは、操作パネルに設けられたタッチパネル又は操作ボタン装置とされているが、これに限ったものではない。操作部1aは、例えば手差しトレイや給紙カセット10a内に設けられたシート幅規制用のカーソルであってもよい。シート幅規制カーソルは手動操作によりスライド可能であり、このカーソル位置はセンサーを介して制御部100に送信される。
上記実施形態では、予め定めた複数の定形サイズは、A4サイズ、A5サイズ及びA6サイズの三つとされているが、これに限ったものではなく二つ又は四つ以上であってもよい。
上記各実施形態では、定着装置40が搭載される画像形成装置1の一例としてレーザープリンターを挙げて説明したが、これに限ったものではなく、複写機、ファクシミリ又はMFP(複合機)等であってもよい。
上記実施形態2及び3では、各ヒーター44,45への供給電力量の和が所定閾量未満であるか否かを判定するようにしているが、これに限ったものではなく、例えばメインヒーター44(又はサブヒーター45)への供給電力量のみに着目するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置について有用である。
N :ニップ部
S :シート
1 :画像形成装置
39 :センサー駆動部
40 :定着装置
41 :定着ローラー(定着回転体)
42 :加圧ローラー(加圧回転体)
44 :メインメインヒーター
45 :サブヒーター
46 :メイン温度センサー
47 :サブ温度センサー
49 :センサー駆動部
100 :制御部(センサー位置制御部、加熱制御部)

Claims (3)

  1. 定着回転体と、該定着回転体を加熱する加熱部と、上記定着回転体に圧接されてシートが通過するニップ部を形成する加圧回転体と、使用予定のシートのシートサイズに関連する手動操作を検知することで、予め定めた複数の定形サイズの中から該使用予定のシートのシートサイズを識別するサイズ識別部と、上記定着回転体の表面の温度を検知する温度センサーと、該温度センサーによる検知温度が目標温度になるように上記加熱部を制御するとともに、上記サイズ識別部にて識別されたシートサイズが小さいほど、上記加熱部による上記定着回転体の軸方向の端部側の加熱比率を中央部側に比べて低下させる加熱制御部と、を備えた定着装置であって、
    上記温度センサーを上記定着回転体の軸方向に移動可能に駆動するセンサー駆動部と、
    上記温度センサーの位置を上記センサー駆動部によって制御するセンサー位置制御部とを備え、
    上記センサー位置制御部は、上記サイズ識別部により識別されたシートサイズを基準シートサイズとして、当該基準シートサイズのシートの通過領域内で、且つ、該基準シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートの非通過領域内に、上記温度センサーを位置させるセンサー位置制御を実行するように構成され
    上記センサー位置制御部によって上記センサー位置制御が実行された後、所定時間内における上記加熱部への供給電力量が所定閾量未満であるか否かを判定して、該所定閾量未満であると判定した場合に、定着処理を停止させるとともに、ユーザーが手動操作により設定したシートサイズを確認するよう促す報知を行う報知部をさらに備えている、定着装置。
  2. 定着回転体と、該定着回転体を加熱する加熱部と、上記定着回転体に圧接されてシートが通過するニップ部を形成する加圧回転体と、使用予定のシートのシートサイズに関連する手動操作を検知することで、予め定めた複数の定形サイズの中から該使用予定のシートのシートサイズを識別するサイズ識別部と、上記定着回転体の表面の温度を検知する温度センサーと、該温度センサーによる検知温度が目標温度になるように上記加熱部を制御するとともに、上記サイズ識別部にて識別されたシートサイズが小さいほど、上記加熱部による上記定着回転体の軸方向の端部側の加熱比率を中央部側に比べて低下させる加熱制御部と、を備えた定着装置であって、
    上記温度センサーを上記定着回転体の軸方向に移動可能に駆動するセンサー駆動部と、
    上記温度センサーの位置を上記センサー駆動部によって制御するセンサー位置制御部とを備え、
    上記センサー位置制御部は、上記サイズ識別部により識別されたシートサイズを基準シートサイズとして、当該基準シートサイズのシートの通過領域内で、且つ、該基準シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートの非通過領域内に、上記温度センサーを位置させるセンサー位置制御を実行するように構成され、
    上記加熱部は、供給される供給電力量に応じた温度で上記定着回転体を加熱するように構成され、
    上記センサー位置制御部は、上記センサー位置制御を実行した後は、所定時間内における上記加熱部への供給電力量が所定閾量未満であるか否を判定して、該所定閾量未満であると判定した場合には、上記基準シートサイズを一段階小さいシートサイズに更新して、更新した基準シートサイズのシートの通過領域内で且つ該基準シートサイズよりも一段階小さいシートサイズのシートの非通過領域内に上記温度センサーを移動させる位置更新制御を実行するように構成されている、定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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