JP7146425B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体に関する。
振動を出力するアクチュエータを備えるユーザデバイスが広く普及している。その一例として、ゲーム機のコントローラがある。コントローラに備えられたアクチュエータにより、コントローラを把持して操作するユーザに対しゲームの状況に応じた振動をフィードバックすることで、ゲームへの没入感をより高めることができる。このようなユーザデバイスには、複数のアクチュエータが備えられ得る。ユーザに適切な振動をフィードバックするために、複数のアクチュエータの制御技術が開発されている。
例えば、下記非特許文献1では、ユーザデバイスの入力エリアに配置された複数のアクチュエータを制御して、入力エリアのどの点においても同様の振動をフィードバックする技術が開示されている。
特開2005-258666号公報
アクチュエータは、入力された振動情報に基づいて振動を出力する装置である。アクチュエータ又はユーザデバイス内のアクチュエータの配置等が異なれば、入力される振動情報が同一であっても、出力される振動は異なり得る。そのため、ユーザデバイスによっては、断続的な振動としてユーザに知覚されるべき振動が一続きの振動としてユーザに知覚されてしまうといった、ユーザ体験の劣化を引き起こすおそれがある。多様なユーザデバイスが使用され得ることを考慮すれば、このようなユーザ体験の劣化は抑制されることが望ましい。
そこで、本開示では、振動によるフィードバックを伴うユーザ体験の劣化を抑制することが可能な仕組みを提案する。
本開示によれば、断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、を備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得することと、同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに、プロセッサにより設定することと、を備える情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体が提供される。
以上説明したように本開示によれば、振動によるフィードバックを伴うユーザ体験の劣化を抑制することが可能な仕組みが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
提案技術の概要を説明するための図である。 本実施形態に係るユーザデバイスの外観構成の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るアクチュエータの周波数-加速度特性の一例を示すグラフである。 本実施形態に係るアクチュエータの時間応答性の一例を示すグラフである。 本実施形態に係る動的な情報に基づく動作モードの設定の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る動的な情報に基づく動作モードの設定の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る振動情報の書き換えの一例を説明するための図である。 本実施形態に係るアクチュエータの選択の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るアクチュエータの選択の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るアクチュエータの選択の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るオーバーロードへの対処の一例を説明するための図である。 本実施形態に係るオーバーロードへの対処の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る情報処理装置により実行される振動出力制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じてユーザデバイス100A、100B及び100Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、ユーザデバイス100A、100B及び100Cを特に区別する必要が無い場合には、単にユーザデバイス100Aと称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.構成例
2.1.ユーザデバイスの外観構成例
2.2.情報処理システムの内部構成例
2.2.1.ユーザデバイスの内部構成例
2.2.2.情報処理装置の内部構成例
3.技術的特徴
3.1.振動情報
3.2.動作モードの種類
3.3.動作モードの設定
3.4.リアルタイム制御
3.4.1.動作モードの設定
3.4.2.振動情報の編集
3.5.動作させるアクチュエータの選択
3.6.処理の流れ
4.ハードウェア構成例
5.まとめ
<<1.概要>>
図1は、提案技術の概要を説明するための図である。図1では、複数のアクチュエータを備えるユーザデバイスに振動情報10が入力されて、振動20又は振動30が出力される様子が図示されている。図1に示した各々の波形に関し、横軸は時間を示し、時間は左から右へ流れ、縦軸は振幅を示し、横軸から離れるほど振幅が大きいことを意味する。振動情報10における入力振動期間Tは、振動が出力されるべき期間を示す。振動情報10における入力振動間隔Tは、出力されるべき振動の間隔を示す。また、振動情報10は、各々の振動の振幅A及び周波数Hといった波形情報も含む。
ここで、以下では、振動情報10における一続きの波形に基づき出力される振動を、ひとつの振動として取り扱う。即ち、入力振動期間Tにおける振動情報に基づき出力される振動を、ひとつの振動として取り扱う。振動情報10は、複数の振動が、入力振動間隔Tを挟んで連続している。換言すると、振動情報10は、断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報である。
図1に示す振動20は、ひとつのアクチュエータが振動情報10に基づき出力した振動である。出力振動期間Tは、アクチュエータにより出力される振動の期間を示す。単一出力振動間隔Tは、単一のアクチュエータにより出力される振動の間隔(第1の波形終了から第1の波形と時間的に隣り合う第2の波形開始までの時間)を示す。T及びT並びに波形(振幅及び周波数)は、アクチュエータの特性によって変動する。図1に示すように、単一出力振動間隔Tは正の値であり、隣接する振動間は重複していないから、断続的な振動が出力されているようにも思える。しかし、単一出力振動間隔Tが過度に小さい等の事情により、ユーザは、振動20を、断続的な振動ではなく、一続きの振動として知覚してしまい、ユーザ体験が劣化してしまうおそれがある。このようなユーザ体験の劣化は、アクチュエータの特性以外にも、ユーザの特性等の様々な事情によって引き起こされ得る。
そこで、提案技術では、複数のアクチュエータが協働して振動を出力する。図1に示す振動30(30A及び30B)は、2つのアクチュエータが協働して振動情報10に基づき出力した振動である。図1に示す振動30によれば、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとが、交互に振動を出力している。出力振動期間Tは、アクチュエータにより出力される振動の期間を示す。複合出力振動間隔Tは、複数のアクチュエータにより出力される振動の間隔(第1の波形終了から第1の波形と時間的に隣り合う第2の波形開始までの時間)を示す。T及びT並びに波形(振幅及び周波数)は、アクチュエータの特性によって変動する。図1に示すように、複合出力振動間隔Tは正の値であり、隣接する振動間は重複していない。一方で、複合出力振動間隔Tは、単一出力振動間隔Tと同等の間隔である。ただし、複数のアクチュエータにより振動が出力される場合、ユーザは、振動を断続的な振動として知覚しやすくなる傾向がある。ユーザと各々のアクチュエータとの相対的位置が異なる及び/又は各々のアクチュエータの特性が異なる等の要因により、時間的に隣り合う振動の各々が異なるものとしてユーザに知覚されやすいためである。従って、提案技術によれば、断続的な振動をアクチュエータに出力させるよう設計された振動情報10に基づき出力される振動30を、ユーザに断続的な振動として知覚させることが可能である。このようにして、ユーザ体験の劣化が抑制される。
なお、図1では単一出力振動間隔Tと複合出力振動間隔Tとが同じ正の値として図示されているが、提案技術はかかる例に限定されない。単一出力振動間隔Tと複合出力振動間隔Tとは異なる値であってもよい。単一出力振動間隔Tは、0になる場合もある。また、複合出力振動間隔Tは、マイナスの値であってもよい。即ち、複数のアクチュエータが協働して振動を出力する場合、時間的に隣り合う振動が重複する場合であっても、断続的な振動としてユーザに知覚され得る。
<<2.構成例>>
以下では、図2及び図3を参照して、上記説明した提案技術が適用された情報処理システムの構成例を説明する。本実施形態に係る情報処理システムは、複数のアクチュエータを備えるユーザデバイス、及び上記提案技術を実現するための各種処理を実行する情報処理装置を備える。
<2.1.ユーザデバイスの外観構成例>
図2は、本実施形態に係るユーザデバイスの外観構成の一例を説明するための図である。図2に示すように、ユーザデバイス100は、多様に実現され得る。
ユーザデバイス100Aは、銃型のゲームコントローラである。ユーザデバイス100Aは、直線状の銃身部101と、銃身部101の下部に連結される略コの字型の把持部102とを備える。ユーザは、把持部102を両手で把持して、銃身部101の先端103をゲーム画面に向け、銃身部101の後端104及び把持部102の各所に設けられたボタン等を操作することで、ゲーム内の所望の標的を撃つことができる。ユーザデバイス100Aは、把持部102の内部にアクチュエータ110A及び110Bを備える。アクチュエータ110A及び110Bは、直線状に各々離隔しながら配置されている。
ユーザデバイス100Bは、ゲームコントローラである。ユーザデバイス100Bは、左手により把持される把持部105A及び右手により把持される把持部105Bを含む。ユーザは、把持部105Aを左手で把持し、105Bを右手で把持しながら、親指及び人差し指等でユーザデバイス100Bの表面に設けられたボタン等を操作することで、ゲームをプレイすることができる。ユーザデバイス100Bは、把持部105A及び105Bの各々の内部にアクチュエータ110C及び110Dを備える。
ユーザデバイス100Cは、棒状のゲームコントローラである。ユーザは、ユーザデバイス100Cを把持しながら動かすことで、ゲームをプレイすることができる。ユーザデバイス100Cは、内部にアクチュエータ110E、110F及び100Gを備える。アクチュエータ110E、110F及び100Gは、棒状のユーザデバイス100Cの一端から他端にかけて、各々離隔しながら配置されている。
ユーザデバイス100Dは、スマートフォンである。ユーザデバイス100Dは、内部にアクチュエータ110H、110I及び110Jを備える。アクチュエータ110H、110I及び100Jは、直線状に各々離隔しながら配置されている。
ユーザデバイス100Eは、ベスト型のウェアラブルデバイスである。ユーザは、ユーザデバイス100Eを装着しながら身体を動かすことで、ユーザデバイス100Eに各種操作入力を行うことができる。ユーザデバイス100Eは、内部にアクチュエータ110K、110L、110M及び110Nを備える。アクチュエータ110K及び110Lは、装着時にユーザの肩甲骨に対応する位置に配置され、アクチュエータ110M及び110Nは、装着時にユーザの腰に対応する位置に配置されている。
<2.2.情報処理システムの内部構成例>
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの内部構成を説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理システム1の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザデバイス100及び情報処理装置200を含む。
<2.2.1.ユーザデバイスの内部構成例>
図3に示すように、ユーザデバイス100は、アクチュエータ110、センサ部120、操作部130及び記憶部140を含む。
アクチュエータ110は、振動を出力する、振動出力装置である。図3に示すように、ユーザデバイス100は、アクチュエータ110A及び110B等の複数のアクチュエータ110を備える。これら複数のアクチュエータ110は、出力制御部260による制御に従い、同一のユーザに対して振動情報に基づく振動を出力可能である。ここでのユーザとは、ユーザデバイス100を把持又は装着等して、ユーザデバイス100と接触するユーザである。ユーザは、一人であってもよいし、複数人であってもよい。
アクチュエータ110は、例えば偏心モータ、LRA(Linear Resonant Actuator)又はVCM(Voice Coil Motor)により実現され得る。LRAは、出力する振動の周波数を変更可能な装置であり、立ち上がり時間及び立ち下がり時間が短い傾向がある。VCMは、大きな加速度で振動を出力可能な装置である。
センサ部120は、各種情報をセンシングする装置である。センサ部120は、ユーザデバイス100、アクチュエータ110又はユーザに関する情報をセンシングする。
例えば、センサ部120は、ユーザとユーザデバイス100との接触状態を検出する。接触状態とは、ユーザデバイス100とユーザとの接触強度(即ち、圧力)、接触面積、ユーザデバイス100における接触部位、及びユーザの身体における接触部位等である。センサ部120は、生体情報センサ、圧力センサ、赤外線センサ及び/又は撮像装置等を含み得る。
例えば、センサ部120は、アクチュエータ110の状態を検出する。アクチュエータ110の状態としては、アクチュエータ110の温度及び駆動時間等が挙げられる。センサ部120は、温度センサ及び/又はタイマ等を含み得る。
例えば、センサ部120は、アクチュエータ110により出力される振動の状態を検出する。振動の状態としては、例えば、アクチュエータ110により実際に出力される振動の強度(振幅又は駆動電力)、間隔、期間、及び周波数等が挙げられる。センサ部120は、変位、速度又は加速度により振動を検出する振動センサを含み得る。
例えば、センサ部120は、ユーザデバイス100の状態を検出する。ユーザデバイス100の状態としては、ユーザデバイス100の加速度、速度、位置/姿勢等が挙げられる。センサ部120は、加速度センサ、速度センサ、慣性センサ、GNSS(Global Navigation Satellite System)測位装置及び/又は撮像装置等を含み得る。
操作部130は、ユーザからの操作入力を受け付ける装置である。典型的には、操作部130は、振動情報と同期してユーザに提供されるコンテンツ(例えばゲーム)への操作入力を受け付ける。振動情報とコンテンツとが同期するとは、コンテンツの状況に応じた振動情報が提供されることを意味する。例えば、ゲームにおいてユーザが操作するキャラクターが銃を撃つ、又は攻撃を受ける等のタイミングで、射撃時の反動又は攻撃を示す振動をアクチュエータ110に出力させるための振動情報が提供される。操作部130は、ボタン、マウス、キーボード、タッチパネル、マイクロフォン、スイッチ又はレバー等により実現される。
記憶部140は、ユーザデバイス100に関する情報を一時的に又は恒久的に記憶する装置である。記憶部140は、ユーザデバイス100の特性及びアクチュエータ110の特性を記憶する。例えば、記憶部140は、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現される。
<2.2.2.情報処理装置の内部構成例>
図3に示すように、情報処理装置200は、第1の取得部210、第2の取得部220、計算部230、設定部240、編集部250及び出力制御部260を備える。
第1の取得部210は、振動情報を取得する機能を有する。第1の取得部210は、取得した振動情報を計算部230及び編集部250に出力する。
第2の取得部220は、設定部240がどの動作モードを設定するかを判断するために用いられる情報を取得する機能を有する。第2の取得部220は、取得した情報を計算部230及び設定部240に出力する。
計算部230は、第1の取得部210及び第2の取得部220により取得された情報に基づいて、後述する断続性の指標を計算する機能を有する。計算部230は、計算した断続性の指標を示す情報を設定部240に出力する。
設定部240は、振動情報に基づく振動をアクチュエータ110に出力させるための各種設定を行う機能を有する。例えば、設定部240は、動作モードを設定したり、振動を出力させるアクチュエータ110を選択したりする。設定部240は、設定結果を示す情報を編集部250及び出力制御部260に出力する。
編集部250は、設定部240による設定に基づいて、第1の取得部210により取得された振動情報を編集する機能を有する。編集部250は、振動情報を編集する場合もあれば、編集しない場合もある。編集部250は、編集した場合は編集後の振動情報を、編集しない場合は第1の取得部210により取得された振動情報をそのまま、出力制御部260に出力する。
出力制御部260は、設定部240による設定に基づき、ユーザデバイス100に備えられた複数のアクチュエータ110を制御して、編集部250から出力された振動情報に基づく振動を出力させる機能を有する。
以上、情報処理装置200の内部構成の一例を説明した。これらの構成要素の詳しい動作については、後に説明する。
<<3.技術的特徴>>
<3.1.振動情報>
第1の取得部210は、断続的な振動をアクチュエータ110に出力させるための振動情報を取得する。振動情報は、各々の振動の振幅及び周波数といった波形情報、各々の振動の入力振動期間T、並び時間的に隣り合う振動間の入力振動間隔Tを含む。振動毎に、これらの情報は異なっていてもよいし、同一であってもよい。
振動情報は、ユーザに提供されるコンテンツと同期していてもよい。例えば、第1の取得部210は、ゲームにおけるキャラクターが銃を撃ったタイミングで、銃の衝撃に対応する振動情報を取得する。コンテンツがゲームである場合、振動情報は、ゲームソフトから提供され得る。もちろん、コンテンツは、ゲームに限定されず、映画、音楽、テレビドラマ等であってもよい。
<3.2.動作モードの種類>
設定部240は、複数のアクチュエータ110の動作モードを設定する。例えば、設定部240は、以下に説明する第1の動作モード又は第2の動作モードに設定する。
・第1の動作モード
第1の動作モードは、振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータ110が連続して出力する動作モードである。換言すると、本動作モードは、振動情報に基づき振動を出力するアクチュエータ110が固定される動作モードである。動作するアクチュエータ110は1つであってもよいし、複数であってもよい。図1に示した振動20は、本動作モードにより出力される振動の一例である。
本動作モードによれば、振動20が断続的な振動としてユーザに知覚される限り、ユーザ体験の劣化を抑止することが可能である。さらに、本動作モードによれば、動作するアクチュエータ110を少数(例えば、1つ)に限定することができる。よって、例えば性能が比較的良い特定のアクチュエータ110を動作させることにより、ユーザ体験を向上させることが可能である。また、例えばユーザとユーザデバイス100との接触状態に基づき、ユーザにとって振動を知覚しやすい位置(例えば、手のひらに近い位置)に設けられた特定のアクチュエータ110を動作させることにより、ユーザ体験を向上させることが可能である。
・第2の動作モード
第2の動作モードは、振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータ110が非連続に出力しながら複数のアクチュエータ110で分担する動作モードである。ここで、非連続とは、アクチュエータ110が、振動を1度出力した後、当該振動と時間的に隣り合う振動を出力せずに休止することを意味する。換言すると、本動作モードは、振動情報に基づき振動を出力するアクチュエータ110が、アクチュエータ110が振動を1度出力する度に変動する、即ち複数のアクチュエータ110が交互に振動を出力する動作モードである。図1に示した振動30は、本動作モードにより出力される振動の一例である。第2の動作モードにおいて動作するアクチュエータ110は、図1に示すように2つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
一度に振動を出力するアクチュエータ110は、図1に示すように1つであってもよい。もちろん、一度に振動を出力するアクチュエータ110は、複数であってもよい。例えば、振動情報における断続的な振動に関し、アクチュエータ110A及び110Bと、アクチュエータ110C及び110Dとが、交互に振動を出力してもよい。
また、複数のアクチュエータ110の各々が振動を出力する周期は異なっていてもよい。例えば、振動情報における断続的な振動に関し、アクチュエータ110Aは2つおきに振動を出力し、アクチュエータ110B及び110Cは4つおきに振動を出力してもよい。
本動作モードによれば、第1の動作モードでは一続きの振動としてユーザに知覚されてしまうような振動情報であっても、断続的な振動としてユーザに知覚させることができ、ユーザ体験の劣化を抑止することが可能である。
・補足
動作モードとは、複数のアクチュエータ110の制御に関する設定であると捉えられ得る。その場合、動作モードは、振動情報に基づく断続的な振動の各々を、同一のアクチュエータ110が継続的に出力するのか、複数のアクチュエータ110で分担して出力するのか、を意味する。前者は第1の動作モードであり、後者は第2の動作モードである。
その他にも、動作モードは、アクチュエータ110自体の動作モードとして捉えられ得る。その場合、動作モードは、アクチュエータ110が連続的に動作するのか、非連続的に動作するのか、を意味する。前者は第1の動作モードであり、後者は第2の動作モードである。
<3.3.動作モードの設定>
設定部240は、多様な情報に基づいて動作モードを設定する。動作モードの設定に用いられる情報は、動的に変化しない又は変化が乏しい静的な情報と、動的に変化する又は変化が多い動的な情報とに分類される。これらの情報は、いずれも第2の取得部220により取得される
(1)静的な情報に基づく動作モードの設定
設定部240は、静的な情報に基づいて動作モードを設定し得る。設定部240は、振動情報に基づく振動を出力させる前又は任意のタイミングで、静的な情報に基づいて動作モードを設定する。設定部240は、静的な情報が変更された場合には、変更後の情報に基づいて動作モードを設定し直す。静的な情報の一例を、下記の表1に示す。
Figure 0007146425000001
上記表1に示すように、設定部240は、振動情報の特性に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、振動情報の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、振動情報の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。上記表1に示すように、振動情報の特性としては、振動情報が示す各々の振動の間隔、期間、強度(振幅及び/又は電圧値)及び周波数が挙げられる。なお、振動の間隔とは、図1に示した入力振動間隔Tであり、振動の期間とは、図1に示した入力振動期間Tである。
上記表1に示すように、設定部240は、複数のアクチュエータ110の各々の特性に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、複数のアクチュエータ110の各々の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、複数のアクチュエータ110の各々の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。上記表1に示すように、アクチュエータ110の特性としては、図4に示す周波数-加速度特性が挙げられる。図4は、本実施形態に係るアクチュエータ110の周波数-加速度特性の一例を示すグラフである。図4において、横軸は周波数であり縦軸は加速度である。図4に示した例では、アクチュエータ110は、所定の周波数においてピークを有する山なりの周波数-加速度特性を有している。他にも、アクチュエータ110の特性としては、図5に示す時間応答性が挙げられる。図5は、本実施形態に係るアクチュエータ110の時間応答性の一例を示すグラフである。図5において、横軸は時間であり縦軸は加速度である。図5に示した例では、時刻0から入力振動期間Tまでの振動情報に基づき出力される振動の様子が示されており、立ち上がり時間Tr1を経て振幅が最大に至り、入力振動期間T以降は立ち下り時間Tr2を経て振動が停止する。
上記表1に示すように、設定部240は、複数のアクチュエータ110が設けられるユーザデバイス100の特性に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、ユーザデバイス100の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、ユーザデバイス100の特性が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。上記表1に示すように、ユーザデバイス100の特性としては、ユーザデバイス100の重さ及び形状が挙げられる。
上記表1に示すように、設定部240は、ユーザの特性に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、ユーザの特性が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、ユーザの特性が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。上記表1に示すように、ユーザの特性としては、周波数感度が挙げられる。なお、ユーザの特性は、事前に測定されたり、ユーザ入力に基づいて取得され得る。
(2)動的な情報に基づく動作モードの設定
設定部240は、動的な情報に基づいて動作モードを設定し得る。設定部240は、振動情報に基づく振動を出力させながらリアルタイムに動的な情報をモニタリングして、動的な情報に基づく動作モードの設定を繰り返す。動的な情報の一例を、下記の表2に示す。
Figure 0007146425000002
上記表2に示すように、設定部240は、振動情報と同期してユーザに提供されるコンテンツに基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、コンテンツが、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、コンテンツが、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。例えば、コンテンツがゲームであり、ユーザデバイス100がゲームコントローラである場合、ユーザがプレイ中のゲームのシーン、ゲームキャラクターの動作、ストーリー等に基づいて、動作モードが設定される。コンテンツに基づく動作モードの設定の一例を、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る動的な情報に基づく動作モードの設定の一例を説明するための図である。図6に示した例においては、コンテンツはFPS(First Person shooter)ゲームであり、ユーザデバイス100は、図2においてユーザデバイス100Aとして示した銃型のゲームコントローラである。図6の上段に示すように、ゲーム画面41では、ユーザが操作するキャラクターが拳銃を持ったシーンが表示されている。拳銃は、連射が困難であり射撃間隔が長いので、拳銃を撃ったときに出力される振動は、断続的な振動として知覚され易い。そこで、設定部240は、第1の動作モードを設定し、アクチュエータ110Bが振動を出力する。一方で、図6の下段に示すように、ゲーム画面42では、ユーザが操作するキャラクターがアサルトライフルを持ったシーンが表示されている。アサルトライフルは連射可能であり射撃間隔が短いので、アサルトライフルを撃ったときに出力される振動は、一続きの振動として知覚され易い。そこで、設定部240は、第2の動作モードを設定し、アクチュエータ110A及び110Bが振動を交互に出力する。
上記表2に示すように、設定部240は、振動情報と同期してユーザに提供されるコンテンツに対する、操作部130により受け付けられるユーザの操作情報に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、操作情報が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、操作情報が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。例えば、コンテンツがゲームであり、ユーザデバイス100がゲームコントローラである場合、ゲームのプレイ中におけるボタンの押下時間、押下頻度、入力された一連のコマンド等に基づいて、動作モードが設定される。ユーザの操作情報に基づく動作モードの設定の一例を、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る動的な情報に基づく動作モードの設定の一例を説明するための図である。図7に示した例においては、コンテンツはFPSゲームであり、ユーザデバイス100は、図2においてユーザデバイス100Aで示した銃型のゲームコントローラである。図7の上段に示すように、ゲーム画面43では、ユーザが操作するキャラクターがアサルトライフルを持ったシーンが表示されている。ユーザデバイス100に設けられた射撃用のボタンの押下時間が短い場合、連射される弾数は少なくなるので、射撃に応じて出力される振動は断続的な振動として知覚され易い。そこで、設定部240は、第1の動作モードを設定し、アクチュエータ110Bが振動を出力する。図7の下段に示すように、ゲーム画面44でも、ユーザが操作するキャラクターがアサルトライフルを持ったシーンが表示されている。ただし、ユーザデバイス100に設けられた射撃用のボタンの押下時間が長い場合、連射される弾数は多くなるので、射撃に応じて出力される振動は一続きの振動として知覚され易い。そこで、設定部240は、第2の動作モードを設定し、アクチュエータ110A及び110Bが振動を交互に出力する。
上記表2に示すように、設定部240は、ユーザデバイス100とユーザとの接触状態に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、ユーザデバイス100とユーザとの接触状態が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、ユーザデバイス100とユーザとの接触状態が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。
上記表2に示すように、設定部240は、複数のアクチュエータ110の状態に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、複数のアクチュエータ110の状態が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、複数のアクチュエータ110の状態が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。アクチュエータ110の状態としては、例えば、オーバーロードが発生しているか否かが挙げられる。オーバーロードが発生すると、アクチュエータ110は、熱を持つ等して、振動を発生し辛くなる。従って、オーバーロードが発生している場合には、一続きの振動として知覚され易くなる。一方で、オーバーロードが発生していない場合には、断続的な振動として知覚され易くなる。
なお、オーバーロードが発生する要因は、多様に考えられる。例えば、オーバーロードは、アクチュエータ110の駆動時間が長時間に及ぶことにより発生し得る。オーバーロードは、近くに磁気が強い物が存在することでアクチュエータ110内の磁性流体の位置に偏りが生じることにより発生し得る。オーバーロードは、外部からの圧力(例えば、ユーザデバイス100を把持するユーザの握力)が強い場合に周波数特性が変化することにより発生し得る。オーバーロードは、机の上でのユーザデバイス100の置き方に起因して、複数のアクチュエータ110が振動する際に、一部のアクチュエータ110に負荷がかかるような場合に発生し得る。従って、設定部240は、これらのオーバーロードが発生する要因の有無に基づいて、動作モードを設定してもよい。
上記表2に示すように、設定部240は、複数のアクチュエータ110により出力される振動のセンシング結果に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、振動のセンシング結果が、アクチュエータ110により出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、第1の動作モードを設定する。一方で、設定部240は、振動のセンシング結果が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、第2の動作モードを設定する。このような設定基準により、第1の動作モードと第2の動作モードとを適切に切り替えることが可能となる。この点については、後に詳しく説明する。
(3)断続性の指標に基づく動作モードの設定
計算部230は、振動情報に基づき出力される振動の断続性の指標を計算してもよい。振動の断続性の指標とは、振動情報に基づき出力される振動の断続性が識別容易であるか否かを示す指標である。より詳しくは、断続性の指標とは、振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータ110が連続して出力する場合(即ち、第1の動作モードが設定される場合)、断続的な振動としてユーザに知覚され易いか否かを示す指標である。振動の断続性が識別容易であるとは、一続きの振動としてユーザに知覚されてしまう可能性が低く、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性が高いことを意味する。振動の断続性が識別困難であるとは、一続きの振動としてユーザに知覚されてしまう可能性が高く、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性が低いことを意味する。かかる指標を、以下では断続性の指標とも称する。
設定部240は、断続性の指標に基づいて動作モードを設定してもよい。詳しくは、設定部240は、振動情報に基づき出力される振動の断続性が識別容易であることを断続性の指標が示す場合に、第1の動作モードを設定する。換言すると、設定部240は、第1の動作モードを設定しても、振動情報に基づき出力される振動が、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性が高い場合に、第1の動作モードを設定する。これにより、例えば性能の良い1つのアクチュエータ110を動作せることで、ユーザ体験を向上させることが可能である。一方で、設定部240は、振動情報に基づき出力される振動の断続性が識別困難であることを指標が示す場合に、第2の動作モードを設定する。換言すると、設定部240は、第1の動作モードを設定すると、振動情報に基づき出力される振動が、一続きの振動としてユーザに知覚される可能性が高い場合に、第2の動作モードを設定する。これにより、第1の動作モードでは一続きの振動としてユーザに知覚されてしまうような振動情報であっても、断続的な振動としてユーザに知覚させることができ、ユーザ体験の劣化を抑止することが可能である。
断続性の指標に用いられる情報は、上記表1に示した静的な情報であってもよいし、上記表2に示した動的な情報であってもよいし、静的な情報及び動的な情報の両方を含んでいてもよい。以下では、一例として、静的な情報に基づいて断続性の指標が計算される例を説明する。例えば、断続性の指標は、次式により計算される。
Figure 0007146425000003
Figure 0007146425000004
Figure 0007146425000005
Figure 0007146425000006
上記数式(1)~(4)に用いられる又は関する情報は、下記の表3に示す通りである。
Figure 0007146425000007
上記数式(1)~(4)により計算される断続性の指標Kは、値が大きいほど断続的な振動として知覚され易いことを意味し、値が小さいほど一続きの振動として知覚され易いことを意味する。そのため、設定部240は、断続性の指標Kの値が所定の閾値を超える場合に第1の動作モードを設定し、断続性の指標Kの値が所定の閾値以下である場合に第2の動作モードを設定する。これにより、第1の動作モードを設定してユーザ体験を向上させたり、第2の動作モードを設定してユーザ体験の劣化を抑制したりすることが可能となる。
<3.4.リアルタイム制御>
情報処理装置200は、リアルタイムに取得される情報に基づいてアクチュエータ110を制御する。リアルタイムに取得される情報とは、上記表2に一例を挙げて説明した動的な情報である。以下では、一例として、センサ部120による振動のセンシング結果に基づくリアルタイム制御について、詳しく説明する。
<3.4.1.動作モードの設定>
設定部240は、複数のアクチュエータ110により出力される振動のセンシング結果に基づいて動作モードを設定してもよい。例えば、設定部240は、第1の動作モードの設定期間中にセンシングされる振動の間隔(即ち、図1を参照して説明した単一出力振動間隔T)が所定の閾値よりも小さい場合に第2の動作モードを設定する。振動の間隔が狭いほど、一続きの振動として知覚され易いためである。
ここで、かかる所定の閾値は、0以上の値である。同一のアクチュエータ110により連続して振動が出力される場合、時間的に隣り合う振動が重複する場合には、一続きの振動としてユーザに知覚されるので、単一出力振動間隔Tが0以下であれば第2の動作モードが設定あれることが望ましいためである。
このような設定基準により、実際に出力される振動に基づくフィードバック制御が実現される。よって、静的な情報等の他の設定基準に従い第1の動作モードが設定された場合であっても、実際に出力される振動が一続きの振動として知覚され易い場合には、第2の動作モードに設定し直すことが可能となる。
逆に、設定部240は、第2の動作モードが設定された場合にセンシングされる振動の間隔(即ち、図1を参照して説明した複合出力振動間隔Td)が所定の閾値よりも大きい場合に第1の動作モードを設定してもよい。ここでの所定の閾値は、上述した単一出力振動間隔Tに関する所定の閾値と同一であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、静的な情報等の他の設定基準に従い第2の動作モードが設定された場合であっても、実際に出力される振動が断続的な振動として知覚され易い場合には、第1の動作モードに設定し直すことが可能となる。
<3.4.2.振動情報の編集>
編集部250は、第2の動作モードが設定され、且つ複数のアクチュエータ110により出力される振動のセンシング結果が所定の条件を満たす場合、第1の取得部210により取得された振動情報を書き換えてもよい。所定の条件が満たされる場合とは、第2の動作モードが設定されても、振動情報に基づき実際に出力される振動が、一続きの振動としてユーザに知覚される可能性が高い場合である。例えば、所定の条件とは、第2の動作モードが設定された場合にセンシングされる振動の間隔(即ち、図1を参照して説明した複合出力振動間隔Td)が所定の閾値よりも小さいことである。このような場合、編集部250は、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性が高まるように、振動情報を書き換える。
ここで、かかる所定の閾値は、マイナスの値であってもよい。即ち、複数のアクチュエータ110で分担して振動が出力される場合、時間的に隣り合う振動が重複する場合であっても、断続的な振動としてユーザに知覚され得る。この点は、第1の動作モードが設定されて同一のアクチュエータ110が連続して振動を出力する場合に、時間的に隣り合う振動が重複すると一続きの振動としてユーザに知覚されることと対照的である。
振動情報の書き換えとして、振動の間隔、期間、強度(振幅及び/又は電圧値)又は周波数の少なくともいずれかが変更される。具体的には、振動の間隔が延長され、振動の期間が短縮され、振動の強度が強められ、又は振動の周波数がユーザの感度特性に応じて変更され得る。このような書き換えにより、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性を向上させることが可能となる。
他にも、図8に示すように、振動情報の書き換えとして、振動が間引かれてもよい。図8は、本実施形態に係る振動情報の書き換えの一例を説明するための図である。図8に示した振動情報10A及び10Bの波形に関し、横軸は時間を示し、時間は左から右へ流れ、縦軸は振幅を示し、横軸から離れるほど振幅が大きいことを意味する。振動情報10Aは、第1の取得部210により取得された振動情報であり、振動情報10Bは、編集部250による書き換え後の振動情報である。図8に示すように、振動情報10Aに含まれる振動11A~11Dのうち、振動11B及び11Dが間引かれ、振動情報10Bには振動11A及び11Cが含まれている。これにより、少なくとも振動の間隔が長くなるので、断続的な振動としてユーザに知覚される可能性を向上させることが可能となる。
<3.5.動作させるアクチュエータの選択>
(1)選択基準
設定部240は、複数のアクチュエータ110から、振動情報に基づく振動を出力させるひとつ以上のアクチュエータ110を選択する。選択基準は多様に考えられる。以下、その一例を説明する。
・アクチュエータ110の特性
設定部240は、アクチュエータ110の特性に基づいて、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。例えば、設定部240は、性能が比較的良い特定のアクチュエータ110を優先的に選択する。これにより、ユーザ体験を向上させることが可能である。
・コンテンツ
設定部240は、振動情報と同期してユーザに提供されるコンテンツに基づいて、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。例えば、設定部240は、コンテンツにおける振動発生源に対応する位置に設けられたアクチュエータ110を選択する。その一例を、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係るアクチュエータ110の選択の一例を説明するための図である。図9に示した例においては、コンテンツはゲームであり、ユーザデバイス100は、図2においてユーザデバイス100Cとして示した棒状のゲームコントローラである。ゲーム画面45では、ユーザが操作するキャラクターがハンマー型の武器を所持しているシーンが表示されている。ハンマーは、人が把持する柄と、柄より重く打撃対象に叩きつけられる頭部とから成り、打撃の際には頭部が振動発生源となる。そこで、設定部240は、ハンマーの頭部に対応するアクチュエータ110として、ユーザデバイス100の上部に設けられたアクチュエータ110A及び110Bを選択する。これにより、ユーザデバイス100の下部を把持するユーザには、あたかもハンマーで実際に打撃したかのような、ユーザデバイス100の上部を振動発生源とする振動が提供されることとなる。従って、コンテンツへの没入感が向上し、ユーザ体験を向上させることが可能となる。
・接触状態
設定部240は、ユーザデバイス100とユーザとの接触状態に基づいて、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。例えば、設定部240は、ユーザデバイス100を操作するユーザにとって振動を知覚しやすい位置(例えば、手のひらに近い位置)に設けられたアクチュエータ110を選択する。その一例を、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係るアクチュエータ110の選択の一例を説明するための図である。図10に示した例においては、ユーザデバイス100は、図2においてユーザデバイス100Dとして示したスマートフォンである。図10の左図に示すように、ユーザがユーザデバイス100の長手方向を縦にして下部を把持している場合、設定部240は、ユーザが把持している部分に設けられたアクチュエータ110B及び110Cを選択する。一方で、図10の右図に示すように、ユーザがユーザデバイス100の長手方向を横にして長手方向両側を把持している場合、設定部240は、ユーザが把持している部分に設けられたアクチュエータ110A及び110Cを選択する。これにより、ユーザは振動を知覚しやすくなるので、ユーザ体験を向上させることが可能となる。
・ユーザデバイス100の状態
設定部240は、ユーザデバイス100の状態に基づいて、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。例えば、ユーザデバイス100の形状が変化する場合に、設定部240は、変化後のユーザデバイス100を操作するユーザにとって振動を知覚しやすい位置(例えば、手のひらに近い位置)に設けられたアクチュエータ110を選択する。その一例を、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係るアクチュエータ110の選択の一例を説明するための図である。図11に示した例においては、ユーザデバイス100は、ディスプレイを備える本体107と、ボタン等の操作部130A及び130Bを備え、本体107と着脱自在に設けられる操作体108A及び108Bを含む。図11の左図に示す例では、本体107に操作体108A及び108Bが装着されており、操作体108A及び108Bの双方をユーザが把持する。よって、設定部240は、ユーザが把持する部分に設けられたアクチュエータ110B及び110Dを選択する。一方で、図11の右図に示す例では、本体107から操作体108A及び108Bが外されて、ユーザは、操作体108Aのみを把持して操作部130Aを操作している。よって、設定部240は、ユーザが把持する部分に設けられたアクチュエータ110A及び110Bを選択する。このように、ユーザデバイス100の状態が変化しても、安定的に振動をユーザに出力することが可能となる。
(2)オーバーロードへの対処
振動情報に基づく振動を出力しているアクチュエータ110がオーバーロードした又はする可能性がある場合、かかるアクチュエータ110の代わりに他のアクチュエータ110が振動を出力することが望ましい。ユーザ体験の劣化を抑止するため、及びオーバーロードした又はする可能性があるアクチュエータ110を使用し続けることは危険なためである。また、同じアクチュエータ110を使用し続けると、アクチュエータ110が熱を持ち抵抗が上がって消費電力が増加し得るところ、代わりのアクチュエータ110が振動を出力することで、全体の消費電力を削減する効果も副次的に得られる。ただし、ユーザデバイス100が備える複数のアクチュエータ110は、それぞれ特性が異なる場合があるので、適切な対処がなされることが望ましい。
そこで、設定部240は、複数のアクチュエータ110の状態及び特性に基づいて、振動情報に基づく振動を出力させるひとつ以上のアクチュエータ110を選択する。設定部240は、オーバーロードの予防のためにアクチュエータ110を選択してもよい。その場合、設定部240は、オーバーロードする可能性がある第1のアクチュエータ110の特性に基づいて、所定の条件を満たす特性を有するひとつ以上の第2のアクチュエータ110を、第1のアクチュエータ110の代わりに選択する。これにより、オーバーロードを予防することが可能となる。一方で、設定部240は、オーバーロードが発生後にアクチュエータ110を選択してもよい。その場合、設定部240は、オーバーロードした第1のアクチュエータ110の特性に基づいて、所定の条件を満たす特性を有するひとつ以上の第2のアクチュエータ110を、第1のアクチュエータ110の代わりに選択する。これにより、オーバーロードしたアクチュエータ110の使用を停止して危険を避けると共に、他のアクチュエータ110を代わりに使用することでユーザ体験の劣化を抑止することが可能となる。
上記の所定の条件とは、例えば、第1のアクチュエータ110と同等の特性を、第2のアクチュエータ110が有していることであってもよい。他にも、所定の条件とは、第1のアクチュエータ110が出力可能な振動強度を、ひとつの第2のアクチュエータ110が又は複数の第2のアクチュエータ110の合計で、出力可能であることであってもよい。また、所定の条件とは、第2のアクチュエータ110に余力があること(例えば、出力可能な最大振動強度まで余裕があること)であってもよい。
以下、図12及び図13を参照して、上記説明した点について具体的に説明する。
図12は、本実施形態に係るオーバーロードへの対処の一例を説明するための図である。図12の左図に示すように、ユーザデバイス100は、アクチュエータ110A及び110Bを含む。アクチュエータ110Aは、60Hzの振動を、最大4Gpp出力することができる。図12の右図に示す通り、アクチュエータ110Aの周波数-加速度特性60Aは、60Hzに高い特性を示し、他では低い特性を示している。アクチュエータ110Bは、60Hzの振動を、最大2Gpp出力することができる。図12の右図に示す通り、アクチュエータ110Bの周波数-加速度特性60Bは、低い周波ほど低い特性を示し、周波数が高くなるにつれてなだからに高くなる特性を示している。例えば、アクチュエータ110Aは、主に60Hz程度の低い周波数を担当し、FPSゲームにおいては銃の振動を出力する。また、アクチュエータ110Bは、主に200Hz程度の高い周波数を担当し、FPSゲームにおいてはUIの振動等を出力する。
アクチュエータ110Aにオーバーロードが発生したものとする。この場合、設定部240は、アクチュエータ110Aの代わりに、アクチュエータ110Aが担当していた60Hzの振動を出力するアクチュエータ110として、アクチュエータ110Bを選択する。従って、アクチュエータ110Bは、60Hz程度の低い周波数も担当するようになり、例えばFPSゲームにおいて銃の振動を出力するようになる。
図13は、本実施形態に係るオーバーロードへの対処の一例を説明するための図である。図13の左図に示すように、ユーザデバイス100は、アクチュエータ110A、110B及び110Cを含む。アクチュエータ110Aは、60Hzの振動を、最大4Gpp出力することができる。図12の右図に示す通り、アクチュエータ110Aの周波数-加速度特性60Aは、60Hzに高い特性を示し、他では低い特性を示している。アクチュエータ110B及び110Cは、60Hzの振動を、最大2Gpp出力することができる。図12の右図に示す通り、アクチュエータ110B及び110Cの周波数-加速度特性60B及び60Cは、低い周波ほど低い特性を示し、周波数が高くなるにつれてなだからに高くなる特性を示している。例えば、アクチュエータ110Aは、主に60Hz程度の低い周波数を担当し、FPSゲームにおいては銃の振動を出力する。また、アクチュエータ110Bは、主に200Hz程度の高い周波数を担当し、FPSゲームにおいてはUIの振動等を出力する。
アクチュエータ110Aにオーバーロードが発生したものとする。この場合、設定部240は、アクチュエータ110Aの代わりに、アクチュエータ110Aが担当していた60Hzの振動を出力するアクチュエータ110として、アクチュエータ110B及び110Cを選択する。従って、アクチュエータ110B及び110Cは、60Hz程度の低い周波数も担当するようになり、例えばFPSゲームにおいて銃の振動を出力するようになる。アクチュエータ110B及び110Cは、それぞれ60Hzにおいて最大2Gpp出力することができるから、合計で最大4Gppが出力され、振動の強度の観点でもアクチュエータ110Aをカバーすることが可能となる。
<3.6.処理の流れ>
以下、図14を参照しながら、上述した各種処理に関する流れの一例を説明する。図14は、本実施形態に係る情報処理装置200により実行される振動出力制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローでは、ユーザに提供されるコンテンツはゲームであり、ゲームと同期して振動情報が提供されるものとする。本フローは、ゲームの開始前からプレイ中にかけて実行される。
図14に示すように、まず、第1の取得部210は、振動情報を取得する(ステップS102)。本ステップは、ゲーム開始時及びゲームタイトルが変更された場合に、実行され得る。
次いで、第2の取得部220は、アクチュエータ110の特性、ユーザデバイス100の特性、及びユーザの特性といった、上記表1に一例を示した各種特性を取得する(ステップS104)。本ステップは、ゲーム開始時又はユーザデバイス100が繋ぎかえられた場合に、実行され得る。
次に、計算部230は、振動情報及びこれらの各種特性に基づいて、断続性の指標Kを計算する(ステップS106)。
次いで、設定部240は、計算された断続性の指標Kが所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS108)。閾値以下であると判定された場合(ステップS108/YES)、処理はステップS116に進む。閾値以下でないと判定された場合(ステップS108/NO)、処理はステップS110に進む。
ステップS110では、設定部240は、センサ部120による振動のセンシング結果に基づき、アクチュエータ110から振動が出力されているか否かを判定する。振動が出力されていると判定された場合(ステップS110/YES)、処理はステップS112に進む。振動が出力されていないと判定された場合(ステップS110/NO)、処理はステップS118に進む。
ステップS112では、設定部240は、アクチュエータ110が第2の動作モードで動作中か否かを判定する。第2の動作モードであると判定された場合(ステップS112/YES)、処理はステップS122に進む。第2の動作モードでないと判定された場合(ステップS112/NO)、処理はステップS114に進む。
ステップS114では、設定部240は、単一出力振動間隔Tが閾値以下であるか否かを判定する(ステップS114)。閾値以下であると判定された場合(ステップS114/YES)、処理はステップS116に進む。閾値以下でないと判定された場合(ステップS114/NO)、処理はステップS118に進む。
ステップS116では、設定部240は、動的な情報が、アクチュエータ110により出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示しているか否かを判定する。一続きの振動として知覚され易いことを示していると判定された場合(ステップS116/YES)、処理はステップS120に進む。断続的な振動として知覚され易いことを示していると判定された場合(ステップS116/NO)、処理はステップS118に進む。
ステップS118では、設定部240は、第1の動作モードを設定する。さらに、設定部240は、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。次いで、処理はステップS126に進む。
ステップS120では、設定部240は、第2の動作モードを設定する。さらに、設定部240は、動作させるアクチュエータ110を選択してもよい。次いで、処理はステップS122に進む。
ステップS122では、編集部250は、複合出力振動間隔Tが閾値以下であるか否かを判定する。閾値以下であると判定された場合(ステップS122/YES)、処理はステップS124に進む。閾値以下でないと判定された場合(ステップS122/NO)、処理はステップS126に進む。
ステップS124では、編集部250は、振動情報を書き換える。例えば、編集部250は、振動情報を編集して、振動の間隔を延長する、振動の期間を短縮する、振動の強度を強める、又は振動の周波数をユーザの感度特性に応じて変更する。
ステップS126では、出力制御部260は、設定された動作モードに従って、振動情報に基づく振動をアクチュエータ110に出力させる(ステップS126)。ここでの振動情報は、ステップS124が実行された場合には書き換え後の振動情報である。
ステップS128では、設定部240は、リアルタイム制御がトリガされたか否かを判定する。例えば、静的な情報又は動的な情報に変化があった場合に、リアルタイム制御がトリガされたと判定される。リアルタイム制御がトリガされたと判定された場合(ステップS128/YES)、処理はステップS110に戻る。リアルタイム制御がトリガされていないと判定された場合(ステップS128/NO)、処理はステップS126に戻る。
以上、振動出力制御処理の流れの一例を説明した。なお、ステップS128において、リアルタイム制御がトリガされたと判定された場合(ステップS128/YES)、処理はステップS106に戻ってもよい。
<<4.ハードウェア構成例>
最後に、図15を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図15は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図15に示す情報処理装置900は、例えば、図3に示したユーザデバイス100又は情報処理装置200を実現し得る。本実施形態に係るユーザデバイス100又は情報処理装置200による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
図15に示すように、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903及びホストバス904aを備える。また、情報処理装置900は、ブリッジ904、外部バス904b、インタフェース905、入力装置906、出力装置907、ストレージ装置908、ドライブ909、接続ポート911及び通信装置913を備える。情報処理装置900は、CPU901に代えて、又はこれとともに、電気回路、DSP若しくはASIC等の処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901は、例えば、図3に示す第1の取得部210、第2の取得部220、計算部230、設定部240、編集部250及び出力制御部260を形成し得る。
CPU901、ROM902及びRAM903は、CPUバスなどを含むホストバス904aにより相互に接続されている。ホストバス904aは、ブリッジ904を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス904bに接続されている。なお、必ずしもホストバス904a、ブリッジ904および外部バス904bを分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置906は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバー等、ユーザによって情報が入力される装置によって実現される。また、入力装置906は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置906は、例えば、上記の入力手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などを含んでいてもよい。情報処理装置900のユーザは、この入力装置906を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。上記説明したユーザによって情報が入力される装置は、例えば、図3に示す操作部130を形成し得る。
他にも、入力装置906は、ユーザに関する情報を検知する装置により形成され得る。例えば、入力装置906は、画像センサ(例えば、カメラ)、深度センサ(例えば、ステレオカメラ)、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサ、測距センサ、力センサ等の各種のセンサを含み得る。また、入力装置906は、情報処理装置900の姿勢、移動速度等、情報処理装置900自身の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音等、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得してもよい。また、入力装置906は、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号)を受信して装置の緯度、経度及び高度を含む位置情報を測定するGNSSモジュールを含んでもよい。また、位置情報に関しては、入力装置906は、Wi-Fi(登録商標)、携帯電話・PHS・スマートフォン等との送受信、または近距離通信等により位置を検知するものであってもよい。上記説明したユーザに関する情報を検知する装置は、例えば、図3に示すセンサ部120を形成し得る。
出力装置907は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で形成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置、レーザープロジェクタ、LEDプロジェクタ及びランプ等の表示装置や、スピーカ及びヘッドホン等の音声出力装置や、プリンタ装置等がある。出力装置907は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。
また、出力装置907は、取得した情報をユーザに対して触覚的に通知することが可能な装置で形成されてもよい。このような装置として、偏心モータ、LRA、及びVCM等がある。出力装置907は、例えば、図3に示すアクチュエータ110を形成し得る。
ストレージ装置908は、情報処理装置900の記憶部の一例として形成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置908は、例えば、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現される。ストレージ装置908は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置908は、CPU901が実行するプログラムや各種データ及び外部から取得した各種のデータ等を格納する。ストレージ装置908は、例えば、図3に示す記憶部140を形成し得る。
ドライブ909は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ909は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ909は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
接続ポート911は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えばUSB(Universal Serial Bus)などによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。
通信装置913は、例えば、ネットワーク920に接続するための通信デバイス等で形成された通信インタフェースである。通信装置913は、例えば、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置913は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ又は各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置913は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。本実施形態では、例えば、ユーザデバイス100及び情報処理装置200の各々が通信装置913を有し、通信装置913を介して互いに情報を送受信してもよい。
なお、ネットワーク920は、ネットワーク920に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク920は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク920は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理装置900の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて実現されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより実現されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置900の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
<<5.まとめ>>
以上、図1~図15を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係る情報処理装置200は、断続的な振動をアクチュエータ110に出力させるための振動情報を取得し、同一のユーザに対して振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータ110の動作モードを設定する。詳しくは、情報処理装置200は、振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータ110が連続して出力する第1の動作モード、又は振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータ110が非連続に出力しながら複数のアクチュエータ110で分担する第2の動作モードに設定する。第1の動作モードによれば、振動20が断続的な振動としてユーザに知覚される限り、ユーザ体験の劣化を抑止することが可能である。第2の動作モードによれば、第1の動作モードでは一続きの振動としてユーザに知覚されてしまうような振動情報であっても、断続的な振動としてユーザに知覚させることができ、ユーザ体験の劣化を抑止することが可能である。このようにして、振動によるフィードバックを伴うユーザ体験の劣化が抑制される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
情報処理装置200は、多様に実現され得る。例えば、ユーザデバイス100がゲームコントローラである場合、情報処理装置200は、ゲーム機のプロセッサ若しくは回路等のハードウェア又はOS(Operating System)等のソフトウェアとして実現されてもよい。また、情報処理装置200は、ゲームソフトの一部として実現されてもよい。また、情報処理装置200は、ユーザデバイス100に含まれて一体的に構成されてもよい。
上記では、情報処理装置200が、静的な情報及び動的な情報に基づいて動作モードを設定するものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。静的な情報に基づいて動作モードを設定するエンティティと、動的な情報に基づいて動作モードを設定するエンティティとは、異なっていてもよい。例えば、ゲーム等のコンテンツ製作の際に使用される第1の情報処理装置が、静的な情報に基づいて動作モードを設定し、コンテンツ又はコンテンツを再生する際に使用される第2の情報処理装置が、動的な情報に基づいて動作モードを設定してもよい。その場合、第1の情報処理装置は、コンテンツ制作の際に、使用することが想定されるユーザデバイス100及びアクチュエータ110、並びにコンテンツに同期して提供される振動情報の各々の特性に基づいて、動作モードを予め設定する。そして、第2の情報処理装置は、コンテンツを再生しながら予め設定された動作モードでアクチュエータ110を制御しつつ、動的な情報に応じて動作モードを変更する。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、
同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、
を備える情報処理装置。
(2)
前記設定部は、前記振動情報の特性に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータの各々の特性に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)又は(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータが設けられるデバイスの特性に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(5)
前記設定部は、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツに基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記設定部は、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツに対する前記ユーザの操作情報に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータが設けられるデバイスと前記ユーザとの接触状態に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータの状態に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータにより出力される振動のセンシング結果に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記情報処理装置は、前記振動情報に基づき出力される振動の断続性の指標を計算する計算部をさらに備え、
前記設定部は、前記指標に基づいて前記動作モードを設定する、前記(1)~(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記設定部は、前記振動情報に基づき出力される振動の断続性が識別容易であることを前記指標が示す場合に前記第1の動作モードを設定し、前記振動情報に基づき出力される振動の断続性が識別困難であることを前記指標が示す場合に前記第2の動作モードを設定する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記情報処理装置は、前記第2の動作モードが設定され、且つ前記複数のアクチュエータにより出力される振動のセンシング結果が所定の条件を満たす場合に、前記振動情報を書き換える編集部をさらに備える、前記(1)~(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータから、前記振動情報に基づく振動を出力させるひとつ以上のアクチュエータを選択する、前記(1)~(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記設定部は、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツ、前記複数のアクチュエータが設けられるデバイスと前記ユーザとの接触状態、又は前記デバイスの状態の少なくともいずれかに基づいて、前記振動情報に基づく振動を出力させるひとつ以上のアクチュエータを選択する、前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記設定部は、前記複数のアクチュエータの状態及び特性に基づいて、前記振動情報に基づく振動を出力させるひとつ以上のアクチュエータを選択する、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記設定部は、オーバーロードした第1のアクチュエータの特性に基づいて、所定の条件を満たす特性を有するひとつ以上の第2のアクチュエータを、前記第1のアクチュエータの代わりに選択する、前記(15)に記載の情報処理装置。
(17)
断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得することと、
同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに、プロセッサにより設定することと、
を備える情報処理方法。
(18)
コンピュータを、
断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、
同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
1 情報処理システム
100 ユーザデバイス
110 アクチュエータ
120 センサ部
130 操作部
140 記憶部
200 情報処理装置
210 第1の取得部
220 第2の取得部
230 計算部
240 設定部
250 編集部
260 出力制御部

Claims (3)

  1. 断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、
    同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、
    を備え、
    前記設定部は、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第1の動作モードに設定し、前記コンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第2の動作モードに設定する、
    情報処理装置。
  2. 断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得することと、
    同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに、プロセッサにより設定することと、
    を備える情報処理方法であって、
    前記設定することでは、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第1の動作モードに設定し、前記コンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第2の動作モードに設定する、
    情報処理方法。
  3. コンピュータを、
    断続的な振動をアクチュエータに出力させるための振動情報を取得する取得部と、
    同一のユーザに対して前記振動情報に基づく振動を出力可能な複数のアクチュエータの動作モードを、前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが連続して出力する第1の動作モード、又は前記振動情報に基づく断続的な振動の各々を同一のアクチュエータが非連続に出力しながら前記複数のアクチュエータで分担する第2の動作モードに設定する設定部と、
    として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記設定部は、前記振動情報と同期して前記ユーザに提供されるコンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が断続的な振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第1の動作モードに設定し、前記コンテンツが、前記アクチュエータにより出力される振動が一続きの振動として知覚され易いことを示している場合、前記動作モードを前記第2の動作モードに設定する、
    記録媒体。
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