JP7146068B2 - 回転位置決め装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、回転位置決め装置に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の部品実装装置は、基板に部品を搭載するノズルと、第1のギヤと、第1のモータユニットと、第2のギヤを含む第2のモータユニットと、第3のギヤと、を備えている。第1のギヤは、ノズルに形成されており、第1のモータユニットは、ノズルの位置を変更する。第2のモータユニットは、ノズルを自転させ、第3のギヤは、第2のモータユニットの回転を第1のギヤに伝播させる。これらにより、特許文献1に記載の部品実装装置は、実装精度および実装速度のうちの少なくとも一つを向上させようとしている。
特開2014-212180号公報
しかしながら、特許文献1には、第1のギヤと第3のギヤの歯数比について、詳細に記載されていない。第1のギヤの歯数が第3のギヤの歯数よりも少ない場合、第1のギヤの位置決めを行う際に、第1のギヤと第3のギヤにおいて複数の噛み合い歯が存在する。複数の噛み合い歯が存在すると、噛み合い歯によって噛み合い状態(例えば、噛み合い歯のつめ具合など)が異なる。そのため、噛み合い歯が異なることに起因して、第1のギヤの位置決め精度が低下する可能性がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、電動機によって駆動される駆動ギヤと噛み合う従属ギヤの位置決め精度を向上させることが可能な回転位置決め装置を開示する。
本明細書は、電動機と、駆動ギヤと、従属ギヤと、回転部と、制御部と、を具備する回転位置決め装置を開示する。前記駆動ギヤは、前記電動機によって駆動される。前記従属ギヤは、前記駆動ギヤの歯数よりも少ない歯数を備え前記駆動ギヤと噛み合う。前記回転部は、前記従属ギヤによって回転する。前記制御部は、前記駆動ギヤおよび前記従属ギヤの所定の噛み合い歯で、前記従属ギヤの位置決めを行う。
上記の回転位置決め装置によれば、駆動ギヤおよび従属ギヤの所定の噛み合い歯で、従属ギヤの位置決めを行う制御部を備える。よって、回転位置決め装置は、従属ギヤの位置決め精度を向上させることができる。
回転位置決め装置30の構成例を示す構成図である。 駆動ギヤ32に複数の従属ギヤ33が同時に噛み合う形態の一例を示す構成図である。 部品装着機10の構成例を示す平面図である。 装着ヘッド20の構成例を示す側面図である。 図4に示す装着ヘッド20の平面図である。 R軸駆動装置25、Q軸駆動装置26、第一昇降装置27および第二昇降装置28の構成例を示す構成図である。
1.実施形態
1-1.回転位置決め装置30の構成例
図1に示すように、本実施形態の回転位置決め装置30は、電動機31と、駆動ギヤ32と、従属ギヤ33と、回転部34と、制御部351と、を具備している。電動機31は、位置決め可能な電動機であれば良く、限定されない。電動機31は、例えば、サーボモータ、ステッピングモータなどを用いることができる。駆動ギヤ32は、電動機31によって駆動される。駆動ギヤ32は、電動機31の駆動軸と直接接続されていても良く、少なくとも一つの歯車を介して、電動機31の駆動軸と間接的に接続されていても良い。
従属ギヤ33は、駆動ギヤ32の歯数よりも少ない歯数を備え、駆動ギヤ32と噛み合う。回転部34は、従属ギヤ33によって回転する。図1は、電動機31によって駆動ギヤ32が駆動されて、駆動ギヤ32と噛み合う従属ギヤ33が回転することにより、回転部34が回転可能であることを模式的に示している。制御部351は、制御装置35に設けられる。制御装置35は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている(いずれも図示略)。制御装置35は、制御ブロックとして捉えると、制御部351を備えている。
従属ギヤ33の歯数が駆動ギヤ32の歯数よりも多い場合、従属ギヤ33を位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯は、一意に決まる。上述したことは、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数が同じ場合においても、同様に言える。しかしながら、従属ギヤ33の歯数が駆動ギヤ32の歯数よりも少ない場合、従属ギヤ33を位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯は、複数、存在する。例えば、図1に示すように、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:2の場合、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯は、二つ、存在する。同図では、二つの噛み合い歯が、噛み合い歯MT1および噛み合い歯MT2で示されている。
噛み合い歯MT1は、回転位置P11の白色の三角印で示す駆動ギヤ32の歯部と、黒色の三角印で示す従属ギヤ33の歯部とが噛み合う。噛み合い歯MT2は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の他の噛み合い歯であり、回転位置P12の白色の三角印で示す駆動ギヤ32の歯部と、黒色の三角印で示す従属ギヤ33の歯部とが噛み合う。回転位置P12は、駆動ギヤ32が回転位置P11から180°回転した回転位置である。従属ギヤ33を位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯が複数、存在すると、噛み合い歯によって噛み合い状態(例えば、噛み合い歯のつめ具合など)が異なる。そのため、噛み合い歯が異なることに起因して、従属ギヤ33の位置決め精度が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態の制御部351は、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の所定の噛み合い歯MT1で、従属ギヤ33の位置決めを行う。具体的には、制御部351は、回転部34を所定角度に角度決めする際、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯が所定の噛み合い歯MT1になるように電動機31を駆動制御して、駆動ギヤ32を所定回転角度、回転させると好適である。また、制御部351は、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の歯数比に基づいて、所定回転角度を設定すると好適である。さらに、制御部351は、一定方向に駆動ギヤ32を回転させると好適である。
例えば、図1に示すように、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:2の場合を想定する。この場合、制御部351は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が噛み合い歯MT2のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を180°回転させる。例えば、電動機31がサーボモータの場合、制御部351は、駆動ギヤ32を180°回転させる位置指令をサーボドライバ(図示略)に送信する。電動機31がステッピングモータの場合、制御部351は、駆動ギヤ32を180°回転させる所定数のパルス信号を電動機31に送信する。これにより、回転位置決め装置30は、所定の噛み合い歯MT1で、従属ギヤ33の位置決めを行うことができる。なお、駆動ギヤ32の回転位置は、例えば、エンコーダなどの公知の検出器(図示略)によって検出することができる。
また、駆動ギヤ32が所定回転方向(例えば、時計回り方向)に回転している場合、制御部351は、所定回転方向と同じ回転方向(時計回り方向)に駆動ギヤ32を180°回転させる。これにより、回転位置決め装置30は、駆動ギヤ32を一定方向に回転させることができ、バックラッシに起因する従属ギヤ33の位置決め精度の低下を抑制することができる。
従属ギヤ33の歯数は、駆動ギヤ32の歯数よりも少なければ良く、限定されない。例えば、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:4の場合を想定する。この場合、従属ギヤ33を図1に示す回転位置に位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯は、四つ、存在する。四つの噛み合い歯のうちの二つの噛み合い歯は、既述した噛み合い歯MT1および噛み合い歯MT2である。四つの噛み合い歯のうちの残りの一つの噛み合い歯(以下、「第三噛み合い歯」という。)は、同図に示す回転位置P13の破線の三角印で示す駆動ギヤ32の歯部と、黒色の三角印で示す従属ギヤ33の歯部とが噛み合う。四つの噛み合い歯のうちの残りの一つの噛み合い歯(以下、「第四噛み合い歯」という。)は、同図に示す回転位置P14の破線の三角印で示す駆動ギヤ32の歯部と、黒色の三角印で示す従属ギヤ33の歯部とが噛み合う。回転位置P13は、駆動ギヤ32が回転位置P11から反時計回りに90°回転した回転位置である。回転位置P14は、駆動ギヤ32が回転位置P11から時計回りに90°回転した回転位置である。
制御部351は、例えば、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が噛み合い歯MT2のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を180°回転させる。制御部351は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が第三噛み合い歯のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を90°回転させる。制御部351は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が第四噛み合い歯のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を270°回転させる。但し、駆動ギヤ32が所定回転方向(例えば、時計回り方向)に回転しており、制御部351は、所定回転方向と同じ回転方向(時計回り方向)に駆動ギヤ32を回転させるものとする。
駆動ギヤ32の所定回転方向が反時計回り方向の場合、制御部351は、所定回転方向と同じ回転方向(反時計回り方向)に駆動ギヤ32を回転させる。制御部351は、例えば、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が噛み合い歯MT2のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を180°回転させる。制御部351は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が第三噛み合い歯のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を270°回転させる。制御部351は、従属ギヤ33を同図に示す回転位置に位置決めする際の噛み合い歯が第四噛み合い歯のときに、電動機31を駆動制御して駆動ギヤ32を90°回転させる。このように、制御部351は、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の歯数比に基づいて、所定回転角度を設定することができ、一定方向に駆動ギヤ32を回転させることができる。
また、例えば、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:1.5の場合を想定する。この場合、制御部351が駆動ギヤ32を二回転させるときに、従属ギヤ33を所定の回転位置に位置決めする際の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯は、三つ、存在する。このように、駆動ギヤ32の歯数が従属ギヤ33の歯数の整数倍でない場合、駆動ギヤ32の回転数を考慮する必要があり、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御が複雑になる。そこで、駆動ギヤ32の歯数は、従属ギヤ33の歯数の整数倍であると好適である。これにより、回転位置決め装置30は、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御を簡素化することができる。
図2に示すように、駆動ギヤ32に複数(例えば、8つ)の従属ギヤ33が同時に噛み合う形態を想定することもできる。ここで、複数(8つ)の従属ギヤ33のうちの一の従属ギヤ33(説明の便宜上、以下、第一従属ギヤ331という。)が一回転するときに当該従属ギヤ33と順に噛み合う駆動ギヤ32の歯部の範囲を単位歯部範囲とする。また、第一従属ギヤ331に隣接する二つの従属ギヤ33のうちの一の従属ギヤ33を第二従属ギヤ332とする。
このとき、隣接する従属ギヤ33に対する単位歯部範囲UR1,UR2は、重複する範囲を含むと好適である。例えば、図2に示すように、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:2の場合、駆動ギヤ32の回転角の180°分が単位歯部範囲に相当する。また、第一従属ギヤ331と第二従属ギヤ332との角度差は、45°であり、第一従属ギヤ331に対する単位歯部範囲UR1と、第二従属ギヤ332に対する単位歯部範囲UR2の重複範囲は、駆動ギヤ32の回転角の135°分に相当する。このように、隣接する従属ギヤ33に対する単位歯部範囲UR1,UR2が重複する範囲を含む場合、重複する範囲を含まない場合と比べて、隣接する従属ギヤ33は、近接している。よって、回転位置決め装置30は、近接する従属ギヤ33において位置決めを行うことができる。なお、駆動ギヤ32に2つの従属ギヤ33が180°離間して噛み合い且つ従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比が1:2の場合は、単位歯部範囲が重複する範囲を含まない形態の一例である。
1-2.回転位置決め装置30の適用例
回転位置決め装置30は、従属ギヤ33によって回転する回転部34を備える種々の装置に適用することができる。例えば、部品装着機10の装着ヘッド20では、基板90に部品91を装着する際の位置決め精度を向上させる必要がある。そのため、回転位置決め装置30は、部品装着機10の装着ヘッド20に適用されると好適である。
1-2-1.部品装着機10の構成例
部品装着機10は、基板90に複数の部品91を装着する。部品装着機10は、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機10が複数設けられる場合は、複数の部品装着機10が分担して、複数の部品91を装着することができる。図3に示すように、部品装着機10は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。基板搬送装置11は、例えば、ベルトコンベアなどによって構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路および電気回路のうちの少なくとも一方が形成される。基板搬送装置11は、部品装着機10の機内に基板90を搬入し、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機10による複数の部品91の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機10の機外に搬出する。
部品供給装置12は、基板90に装着される複数の部品91を供給する。部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ121を備えている。複数のフィーダ121の各々は、複数の部品91が収納されるキャリアテープ(図示略)をピッチ送りさせて、フィーダ121の先端側に位置する供給位置において部品91を採取可能に供給する。また、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイ上に配置した状態で供給することもできる。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置131および移動台132を備えている。ヘッド駆動装置131は、直動機構によって移動台132を、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成されている。移動台132には、クランプ部材(図示略)によって装着ヘッド20が着脱可能(交換可能)に設けられている。装着ヘッド20は、少なくとも一つの保持部材24を用いて、部品供給装置12によって供給される部品91を採取し保持して、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90に部品91を装着する。保持部材24は、例えば、吸着ノズル、チャックなどを用いることができる。
部品カメラ14および基板カメラ15は、公知の撮像装置を用いることができる。部品カメラ14は、光軸がZ軸方向の上向き(鉛直上方方向)になるように、部品装着機10の基台に固定されている。部品カメラ14は、保持部材24によって保持されている部品91を下方から撮像することができる。基板カメラ15は、光軸がZ軸方向の下向き(鉛直下方方向)になるように、部品移載装置13の移動台132に設けられている。基板カメラ15は、基板90を上方から撮像することができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15によって撮像された画像データは、制御装置16に送信される。
制御装置16は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている(いずれも図示略)。制御装置16には、部品装着機10に設けられる各種センサから出力される情報、画像データなどが入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、各装置に対して制御信号を送出する。例えば、制御装置16は、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90を基板カメラ15に撮像させる。制御装置16は、基板カメラ15によって撮像された画像を画像処理して、基板90の位置決め状態を認識する。また、制御装置16は、部品供給装置12によって供給された部品91を保持部材24に採取させ保持させて、保持部材24に保持されている部品91を部品カメラ14に撮像させる。制御装置16は、部品カメラ14によって撮像された画像を画像処理して、部品91の保持姿勢を認識する。
制御装置16は、制御プログラムなどによって予め設定される装着予定位置の上方に向かって、保持部材24を移動させる。また、制御装置16は、基板90の位置決め状態、部品91の保持姿勢などに基づいて、装着予定位置を補正して、実際に部品91を装着する装着位置を設定する。装着予定位置および装着位置は、位置(X軸座標およびY軸座標)の他に回転角度を含む。制御装置16は、装着位置に合わせて、保持部材24の目標位置(X軸座標およびY軸座標)および回転角度を補正する。制御装置16は、補正された目標位置において補正された回転角度で保持部材24を下降させて、基板90に部品91を装着する。制御装置16は、上記のピックアンドプレースサイクルを繰り返すことによって、基板90に複数の部品91を装着する装着処理を実行する。
1-2-2.装着ヘッド20の構成例
装着ヘッド20は、複数の作業位置の各々に移動して基板90に部品91を装着する。図4、図5および図6に示すように、装着ヘッド20は、ヘッド本体21と、ロータリヘッド22と、複数(例えば、8本)のシリンジ23と、R軸駆動装置25と、Q軸駆動装置26と、第一昇降装置27と、第二昇降装置28と、を備えている。Q軸駆動装置26は、電動機31であるQ軸モータ264と、駆動ギヤ32である小ギヤ261aと、複数(8個)の従属ギヤ33である複数(8個)のQ軸第二ギヤ262と、を備え、複数(8本)のシリンジ23は、複数(8個)の回転部34である。
ヘッド本体21は、移動台132に着脱可能に取り付けられている。ロータリヘッド22は、ヘッド本体21に対して鉛直軸(Z軸)に平行なR軸周りに回転可能に設けられ且つ回転部34であるシリンジ23をヘッド本体21に対して昇降可能に支持する。複数(8本)のシリンジ23は、ロータリヘッド22のR軸と同心の円周上において周方向に等間隔に設けられている。また、複数(8本)のシリンジ23の各々は、ロータリヘッド22において、Z軸方向に摺動可能に且つ回転可能に保持されている。
複数(8本)のシリンジ23の各々は、スプリング(図示略)の弾性力により、ロータリヘッド22に対して上方に付勢されている。これにより、複数(8本)のシリンジ23は、外力が付与されていない通常状態では、上昇端に位置している。複数(8本)のシリンジ23の上端部には、径方向外方に延出するアーム231がそれぞれ形成されている。複数(8本)のシリンジ23の下端部には、保持部材24がそれぞれ着脱可能に取り付けられる。保持部材24には、少なくとも正圧エアまたは負圧エアが供給され、複数(8個)の保持部材24の各々は、部品91を採取し保持することができる。
図6に示すように、R軸駆動装置25は、ロータリヘッド22をR軸周りに回転させることにより、複数(8本)のシリンジ23および複数(8個)の保持部材24をR軸周りに公転させる。なお、図6では、図示の便宜上、複数(8本)のシリンジ23のうち、2本のシリンジ23が実線で示され、他のシリンジ23は、各シリンジ23の一部が一点鎖線で示されている。また、図6では、複数(8個)の保持部材24のうち、2個の保持部材24が実線で示され、他の保持部材24が一点鎖線で示されている。
R軸駆動装置25は、R軸部材251と、R軸第一ギヤ252と、R軸第二ギヤ253と、R軸モータ254と、を備えている。R軸部材251は、R軸と同軸に配置されている軸部材である。R軸部材251の下端には、ロータリヘッド22が固定され、ロータリヘッド22は、R軸部材251の回転に伴ってR軸周りに回転する。R軸第一ギヤ252は、R軸部材251の上端に固定されており、R軸第二ギヤ253は、R軸第一ギヤ252と噛み合っている。
R軸モータ254の駆動軸254aは、R軸第二ギヤ253と連結されており、R軸モータ254の駆動によってR軸第二ギヤ253が回転する。これにより、R軸モータ254の駆動力は、R軸第二ギヤ253およびR軸第一ギヤ252を介してロータリヘッド22に伝達される。このように、R軸駆動装置25は、R軸モータ254の駆動力をロータリヘッド22に伝達させることにより、ロータリヘッド22をR軸周りに回転させ、R軸周りの規定角度(後述する第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2)に角度決めする。
Q軸駆動装置26は、複数(8本)のシリンジ23を、R軸と平行且つ各シリンジ23の中心を通るQ軸周りに同期回転させる。これにより、各シリンジ23の下端部に取り付けられている保持部材24は、シリンジ23の回転に伴って回転(自転)し、回転角度および回転速度が制御される。Q軸駆動装置26は、Q軸第一ギヤ261と、複数(8個)のQ軸第二ギヤ262と、Q軸第三ギヤ263と、Q軸モータ264と、を備えている。
Q軸第一ギヤ261は、小ギヤ261aと、小ギヤ261aと比べて大径の大ギヤ261bと、が一体に回転可能に連結されている段付ギヤである。Q軸第一ギヤ261には、R軸部材251が挿通される挿通孔251aが形成されており、Q軸第一ギヤ261は、R軸部材251と同軸に且つR軸部材251に対して相対回転可能に配置されている。複数(8個)のQ軸第二ギヤ262は、Q軸第一ギヤ261の小ギヤ261aと噛み合っている。
なお、小ギヤ261aは、Q軸第二ギヤ262と比べて、軸線方向における長さ寸法が大きく、Q軸第二ギヤ262は、小ギヤ261aと噛み合った状態を維持しつつ、Z軸方向へスライド可能になっている。また、複数(8個)のQ軸第二ギヤ262は、シリンジ23にそれぞれ設けられており、複数(8個)のQ軸第二ギヤ262の各々は、シリンジ23と一体に回転可能に形成されている。
Q軸第三ギヤ263は、Q軸第一ギヤ261の大ギヤ261bと噛み合っている。Q軸モータ264の駆動軸264aは、Q軸第三ギヤ263と連結されており、Q軸モータ264の駆動によってQ軸第三ギヤ263が回転する。これにより、Q軸モータ264の駆動力は、Q軸第三ギヤ263、Q軸第一ギヤ261およびQ軸第二ギヤ262を介してシリンジ23に伝達される。このように、Q軸駆動装置26は、Q軸モータ264の駆動力をシリンジ23に伝達させることにより、保持部材24をQ軸周りに回転させる。
装着ヘッド20は、ロータリヘッド22の回転によってR軸周りの規定角度に角度決めされたシリンジ23を昇降させる少なくとも一つの昇降装置を備えている。図5に示すように、本実施形態の装着ヘッド20は、R軸周りの第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2に角度決めされた二つのシリンジ23をそれぞれ独立して昇降させる二つの昇降装置(第一昇降装置27および第二昇降装置28)を備えている。
図5に示すように、本実施形態において、第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2は、R軸と支持部Stを最短で結ぶ基準線Lbを含む鉛直面(本実施形態において、YZ平面)に対称な角度である。具体的には、第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2は、R軸を中心として基準線Lbから90°をなす角度である。つまり、第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2の角度差は、180°である。また、第一昇降装置27および第二昇降装置28は、基準線Lbに直交する水平方向(本実施形態において、X軸方向)に並んで配置されている。
図4および図6に示すように、第一昇降装置27は、第一ボールねじ271と、第一ナット部材272と、第一Z軸モータ273と、第一Z軸ガイド274と、第一Z軸スライダ275と、第一プッシャー276と、を備えている。第一ボールねじ271は、ヘッド本体21に設けられている。第一ナット部材272は、ボール(図示略)を介して第一ボールねじ271の外周に係合している。第一Z軸モータ273の駆動に伴って第一ボールねじ271が回転することにより、第一ナット部材272がZ軸方向に移動する。
第一Z軸ガイド274は、第一ボールねじ271と平行にヘッド本体21に設けられ、第一Z軸スライダ275をスライド可能に支持している。第一Z軸スライダ275は、第一ナット部材272と固定され、第一ナット部材272と一体にZ軸方向に移動することができる。第一プッシャー276は、第一Z軸スライダ275に設けられる。第一プッシャー276は、ロータリヘッド22の回転によって第一規定角度Ap1に角度決めされたシリンジ23のアーム231に接触している。
第一プッシャー276は、接触するシリンジ23のスプリングの弾性力に抗してシリンジ23をZ軸方向下方へ押圧し、シリンジ23を下降させる。これにより、シリンジ23に取り付けられている保持部材24は、シリンジ23と一体に昇降する。シリンジ23および保持部材24は、第一Z軸モータ273の駆動によってZ軸方向に一体に昇降し、Z軸方向位置および移動速度が制御される。
第二昇降装置28は、第二ボールねじ281と、第二ナット部材282と、第二Z軸モータ283と、第二Z軸ガイド284と、第二Z軸スライダ285と、第二プッシャー286と、を備えている。第二昇降装置28は、第一昇降装置27と同様に構成されており、第一昇降装置27および第二昇降装置28は、YZ平面において対称に配置されている。つまり、第二ボールねじ281は、第一ボールねじ271に対応し、第二ナット部材282は、第一ナット部材272に対応する。第二Z軸モータ283は、第一Z軸モータ273に対応し、第二Z軸ガイド284は、第一Z軸ガイド274に対応する。第二Z軸スライダ285は、第一Z軸スライダ275に対応し、第二プッシャー286は、第一プッシャー276に対応する。なお、第二昇降装置28の第二プッシャー286は、第二規定角度Ap2に角度決めされたシリンジ23のアーム231に接触している。
本実施形態の回転位置決め装置30は、ヘッド本体21と、ロータリヘッド22と、少なくとも一つの昇降装置(第一昇降装置27および第二昇降装置28)と、を備える装着ヘッド20に適用される。また、回転位置決め装置30の回転部34は、ロータリヘッド22のR軸と同心の円周上において周方向に等間隔に複数(8本)設けられており、複数(8本)の回転部34の各々は、R軸と平行且つ回転部34の中心を通るQ軸周りに回転可能なシリンジ23である。これにより、装着ヘッド20は、基板90に部品91を装着する際の位置決め精度を向上させることができる。
既述したように、部品装着機10の制御装置16は、部品供給装置12によって供給された部品91を保持部材24に採取させ保持させて、保持部材24に保持されている部品91を部品カメラ14に撮像させる。制御装置16は、部品カメラ14によって撮像された画像を画像処理して、部品91の保持姿勢を認識する。制御装置16は、部品91の保持姿勢などに基づいて、保持部材24の回転角度を補正する。このとき、回転位置決め装置30の制御部351は、図6に示す回転体RP1~回転体RP8の第一規定角度Ap1または第二規定角度Ap2に角度決めされる際の回転角度を考慮して、回転部34を所定角度に角度決めする。
図6に示すように、回転体RP1~回転体RP8の各々は、一の従属ギヤ33であるQ軸第二ギヤ262と、一の回転部34であるシリンジ23と、一のシリンジ23に取り付けられている保持部材24と、を備えている。回転体RP1~回転体RP8は、説明の便宜上、Q軸第二ギヤ262が設けられる側から視て、第一規定角度Ap1に角度決めされた回転体RP1から反時計回りに順に符号が付されている。回転体RP1は、第一規定角度Ap1に角度決めされているので、回転体RP1の第一規定角度Ap1に角度決めされる際の回転角度は、0°とする。
Q軸第二ギヤ262が設けられる側から視て、ロータリヘッド22が時計回りに回転して、回転体RP2がR軸周りの第一規定角度Ap1に角度決めされると、回転体RP2は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、90°回転する。同様にして、回転体RP3がR軸周りの第一規定角度Ap1に角度決めされると、回転体RP3は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、180°回転する。回転体RP4がR軸周りの第一規定角度Ap1に角度決めされると、回転体RP4は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、270°回転する。
また、回転体RP5は、第二規定角度Ap2に角度決めされているので、回転体RP5の第二規定角度Ap2に角度決めされる際の回転角度は、0°とする。Q軸第二ギヤ262が設けられる側から視て、ロータリヘッド22が時計回りに回転して、回転体RP6がR軸周りの第二規定角度Ap2に角度決めされると、回転体RP6は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、90°回転する。同様にして、回転体RP7がR軸周りの第二規定角度Ap2に角度決めされると、回転体RP7は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、180°回転する。回転体RP8がR軸周りの第二規定角度Ap2に角度決めされると、回転体RP8は、ロータリヘッド22が回転する前と比べて、270°回転する。
例えば、回転体RP1の保持部材24によって保持されている部品91の保持姿勢が、制御プログラムなどによって予め設定されている装着予定角度に対して、30°の角度差があったとする。この場合、制御装置16は、30°の角度差を解消するように、保持部材24を回転させて位置決めする。このとき、駆動ギヤ32である小ギヤ261aと従属ギヤ33であるQ軸第二ギヤ262の噛み合い歯が所定の噛み合い歯MT1と異ならないように(図1に示す噛み合い歯MT2にならないように)、回転位置決め装置30の制御部351は、電動機31を駆動制御する。
これにより、所定の噛み合い歯MT1で、従属ギヤ33であるQ軸第二ギヤ262の位置決めが行われ、回転部34であるシリンジ23が位置決めされ、保持部材24が位置決めされる。よって、駆動ギヤ32である小ギヤ261aと従属ギヤ33であるQ軸第二ギヤ262の噛み合い歯が異なることに起因する位置決め精度の低下が抑制される。なお、従属ギヤ33の歯数と駆動ギヤ32の歯数の比は、1:2とする。駆動ギヤ32および従属ギヤ33の歯数比が上記の歯数比と異なる場合、既述したように、制御部351は、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の歯数比に基づいて、所定回転角度を設定する。また、駆動ギヤ32の回転方向について既述したことは、これらの場合も同様に言える。
これにより、回転体RP2~回転体RP8は、回転体RP1の回転に同期して、それぞれ210°(=30°+180°)回転している。そして、回転体RP1の保持部材24によって保持されている部品91が基板90に装着されると、回転体RP2がR軸周りの第一規定角度Ap1に角度決めされる。これにより、回転体RP2は、回転体RP1の回転に同期して回転する回転角度(210°=30°+180°)と、回転体RP2がR軸周りの第一規定角度Ap1に角度決めされる際の回転角度(90°)とを加算した回転角度(300°)、回転することになる。
回転体RP2の保持部材24によって保持されている部品91の保持姿勢が、制御プログラムなどによって予め設定されている装着予定角度に対して、角度差がある場合、制御装置16は、回転体RP1と同様にして、保持部材24の回転角度を補正する。このとき、位置決め時の駆動ギヤ32および従属ギヤ33の噛み合い歯が所定の噛み合い歯MT1と異ならないように(図1に示す噛み合い歯MT2にならないように)、回転位置決め装置30の制御部351は、電動機31を駆動制御する。回転体RP3~回転体RP8についても同様であり、制御装置16は、保持部材24の回転角度を補正することができ、回転位置決め装置30の制御部351は、従属ギヤ33の位置決め制御を行うことができる。
また、例えば、チップ抵抗器、チップコンデンサ(積層セラミックコンデンサ)などの部品91は、極性がなく、部品91が180°回転した状態で基板90に装着されても、支障がない。このような部品91の吸着および装着において、装着ヘッド20は、R軸周りの第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2に角度決めされた二つの回転部34をそれぞれ独立して昇降させる二つの昇降装置(第一昇降装置27および第二昇降装置28)を備えると好適である。また、第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2の角度差は、180°であると好適である。これにより、回転位置決め装置30は、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御を簡素化することができる。
1-2-3.その他
回転位置決め装置30の制御部351は、例えば、装着ヘッド20の内部の制御装置(図示略)に設けることができる。また、制御部351は、部品装着機10の制御装置16に設けることもできる。さらに、部品装着機10の制御装置16は、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御が必要か否かに応じて、例えば、装着ヘッド20の駆動制御を切り替えることもできる。制御装置16は、位置決め精度が要求されるとき(例えば、保持部材24によって保持されている部品91を基板90に装着するとき)に、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御が必要であると判断することができる。制御装置16は、位置決め精度が要求されないとき(例えば、保持部材24によって保持されている部品91を廃棄箱(図示略)に廃棄するとき)に、制御部351による従属ギヤ33の位置決め制御が不要であると判断することができる。
また、回転部34であるシリンジ23が角度決めされるR軸周りの規定角度は、任意に設定することができる。つまり、第一規定角度Ap1および第二規定角度Ap2の角度差は、180°に限定されない。また、規定角度は、一つの角度を設定することもでき、三つ以上の角度を設定することもできる。いずれの場合も、装着ヘッド20は、規定角度の数に応じた数の昇降装置を備えることができる。
2.実施形態の効果の一例
回転位置決め装置30によれば、駆動ギヤ32および従属ギヤ33の所定の噛み合い歯MT1で、従属ギヤ33の位置決めを行う制御部351を備える。よって、回転位置決め装置30は、従属ギヤ33の位置決め精度を向上させることができる。
20:装着ヘッド、21:ヘッド本体、22:ロータリヘッド、
23:シリンジ、27:第一昇降装置、28:第二昇降装置、
30:回転位置決め装置、31:電動機、32:駆動ギヤ、
33:従属ギヤ、34:回転部、351:制御部、
90:基板、91:部品、
MT1:所定の噛み合い歯、UR1,UR2:単位歯部範囲、
Ap1:第一規定角度、Ap2:第二規定角度。

Claims (7)

  1. 電動機と、
    前記電動機によって駆動される駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤの歯数よりも少ない歯数を備え前記駆動ギヤと噛み合う従属ギヤと、
    前記従属ギヤによって回転する回転部と、
    前記駆動ギヤおよび前記従属ギヤの所定の噛み合い歯で、前記従属ギヤの位置決めを行う制御部と、
    を具備し、
    前記駆動ギヤには、複数の前記従属ギヤが同時に噛み合っており、
    複数の前記従属ギヤのうちの一の前記従属ギヤが一回転するときに当該従属ギヤと順に噛み合う前記駆動ギヤの歯部の範囲を単位歯部範囲とするとき、
    隣接する前記従属ギヤに対する前記単位歯部範囲は、重複する範囲を含む回転位置決め装置。
  2. 電動機と、
    前記電動機によって駆動される駆動ギヤと、
    前記駆動ギヤの歯数よりも少ない歯数を備え前記駆動ギヤと噛み合う従属ギヤと、
    前記従属ギヤによって回転する回転部と、
    前記駆動ギヤおよび前記従属ギヤの所定の噛み合い歯で、前記従属ギヤの位置決めを行う制御部と、
    を具備し、
    ヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に対して鉛直軸に平行なR軸周りに回転可能に設けられ且つ前記回転部を前記ヘッド本体に対して昇降可能に支持するロータリヘッドと、
    前記ロータリヘッドの回転によって前記R軸周りの規定角度に角度決めされた前記回転部を昇降させる少なくとも一つの昇降装置と、
    を備え複数の作業位置の各々に移動して基板に部品を装着する装着ヘッドに適用され、
    前記回転部は、前記ロータリヘッドの前記R軸と同心の円周上において周方向に等間隔に複数設けられ、
    前記複数の回転部の各々は、前記R軸と平行且つ前記回転部の中心を通るQ軸周りに回転可能なシリンジである回転位置決め装置。
  3. 前記装着ヘッドは、前記R軸周りの第一規定角度および第二規定角度に角度決めされた二つの前記回転部をそれぞれ独立して昇降させる二つの前記昇降装置を備え、
    前記第一規定角度および前記第二規定角度の角度差は、180°である請求項に記載の回転位置決め装置。
  4. 前記制御部は、前記回転部を所定角度に角度決めする際、前記駆動ギヤおよび前記従属ギヤの噛み合い歯が所定の噛み合い歯になるように前記電動機を駆動制御して前記駆動ギヤを所定回転角度、回転させる請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の回転位置決め装置。
  5. 前記制御部は、前記駆動ギヤおよび前記従属ギヤの歯数比に基づいて、前記所定回転角度を設定する請求項に記載の回転位置決め装置。
  6. 前記制御部は、一定方向に前記駆動ギヤを回転させる請求項1~請求項のいずれか一項に記載の回転位置決め装置。
  7. 前記駆動ギヤの歯数は、前記従属ギヤの歯数の整数倍である請求項1~請求項のいずれか一項に記載の回転位置決め装置。
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