JP7139441B2

JP7139441B2 - 測定結果の指示方法、端末及び基地局

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Publication number: JP7139441B2
Application number: JP2020552336A
Authority: JP
Inventors: ▲曉▼▲東▼ ▲楊▼; ▲ウェイ▼ ▲鮑▼; 然岳
Original assignee: Vivo Mobile Communication Co Ltd
Current assignee: Vivo Mobile Communication Co Ltd
Priority date: 2018-03-28
Filing date: 2019-03-19
Publication date: 2022-09-20
Anticipated expiration: 2039-03-19
Also published as: CN110324834A; CN110324834B; US20210029571A1; EP3780709A4; US11445399B2; KR20200136025A; WO2019184761A1; JP2021520097A; KR102500042B1; EP3780709A1

Description

〔関連出願の相互参照〕
本願は、２０１８年３月２８日に提出された中国特許出願第２０１８１０２６４９４９．０号の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
本開示は、通信の技術分野に関し、特に測定結果の指示方法、端末及び基地局に関する。

キャリアアグリゲーション技術は、端末が複数のセルによりネットワークとの接続、通信を行うことをサポートし、例えば、１つのセルをプライマリセル（ＰｒｉｍａｒｙＣｅｌｌ、ＰＣｅｌｌ）、残りのセルをセカンダリセル（ＳｅｃｏｎｄａｒｙＣｅｌｌ、ＳＣｅｌｌ）とする。ＳＣｅｌｌはアクティブ状態と非アクティブ状態を備えるが、ＰＣｅｌｌは非アクティブ状態を備えず、常にアクティブ状態を維持する。ＳＣｅｌｌの状態は、ネットワークが端末によって報告された測定に基づいて配置するものであり、現在、端末は接続状態で測定し、その後に基地局の指示に従って報告し、つまり、端末は無線リソース制御（ＲａｄｉｏＲｅｓｏｕｒｃｅＣｏｎｔｒｏｌ、ＲＲＣ）接続確立を完了した後に測定し、その後に基地局の指示に基づいて報告する。端末の測定及び報告は、いずれもＲＲＣ接続確立の完了後に行われるため、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度が遅くて、端末のトラフィック性能に影響を与えることになる。

本開示の実施例は、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度が遅くて、端末のトラフィック性能に影響を与えるという課題を解決するために、測定結果の指示方法、端末及び基地局を提供する。
課題を解決するための手段

上記技術的課題を解決するために、本開示は以下のように実現される。端末に適用される測定結果の指示方法は、
非接続状態で測定して、測定結果を得ることと、
少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを前記基地局に送信することとを含み、前記アップリンクメッセージは、前記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

第１の態様では、本開示の実施例に係る端末に適用される測定結果の指示方法は、
非接続状態で測定して、測定結果を得ることと、
少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを前記基地局に送信することとを含み、前記アップリンクメッセージは、前記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

第２の態様では、本開示の実施例に係る基地局に適用される測定結果の指示方法は、
端末によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信することを含み、前記測定結果は、前記端末が非接続状態で測定して得る測定結果であり、前記アップリンクメッセージは、前記端末と前記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか、又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

第３の態様では、本開示の実施例に係る端末は、
非接続状態で測定して、測定結果を得る測定モジュールと、
少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを前記基地局に送信する送信モジュールとを含み、前記アップリンクメッセージは、端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

第４の態様では、本開示の実施例に係る基地局は、
端末によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信する第１の受信モジュールを含み、前記測定結果は、前記端末が非接続状態で測定して得る測定結果であり、前記アップリンクメッセージは、前記端末と前記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか、又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

第５の態様では、本開示の実施例に係る端末は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能で、前記プロセッサによって実行されると、本開示の実施例に係る端末側の測定結果の指示方法のステップを実現するコンピュータプログラムとを含む。

第６の態様では、本開示の実施例に係る基地局は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能で、前記プロセッサによって実行されると、本開示の実施例に係る基地局側の測定結果の指示方法のステップを実現するコンピュータプログラムとを含む。

第７の態様では、本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例に係る端末側の測定結果の指示方法のステップ又は本開示の実施例に係る基地局側の測定結果の指示方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されている。

このように、本開示の実施例では、非接続状態で測定して、測定結果を得て、少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを前記基地局に送信し、前記アップリンクメッセージは、前記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は前記端末と前記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。非接続状態で測定し、接続確立プロセス中又はその後に測定結果が有効であることを指示するため、ネットワークがＳＣｅｌｌを配置する必要があるときに、端末から測定結果を迅速に取得し、ＳＣｅｌｌを配置することができ、従来技術に比べて、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明される図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。

本開示の実施例が適用可能なネットワークシステムの構成図である。本開示の実施例に係る測定結果の指示方法のフローチャートである。本開示の実施例に係る別の測定結果の指示方法のフローチャートである。本開示の実施例に係る別の測定結果の指示方法のフローチャートである。本開示の実施例に係る端末の構成図である。本開示の実施例に係る別の端末の構成図である。本開示の実施例に係る基地局の構成図である。本開示の実施例に係る別の基地局の構成図である。本開示の実施例に係る別の端末の構成図である。本開示の実施例に係る別の基地局の構成図である。

以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術手段を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得る他の全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。

図１を参照すると、図１は、本開示の実施例が適用可能なネットワークシステムの構成図であり、図１に示すように、端末１１と基地局１２を含み、端末１１は、ユーザ機器（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）又は他の端末装置であってよく、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ（ＴａｂｌｅｔＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップパソコン（ＬａｐｔｏｐＣｏｍｐｕｔｅｒ）、パーソナルディジタルアシスタント（ｐｅｒｓｏｎａｌｄｉｇｉｔａｌａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、モバイルインターネット装置（ＭｏｂｉｌｅＩｎｔｅｒｎｅｔＤｅｖｉｃｅ、ＭＩＤ）又はウェアラブルデバイス（ＷｅａｒａｂｌｅＤｅｖｉｃｅ）などの端末側装置であってよい。なお、本開示の実施例では、端末１１の具体的なタイプを限定しない。端末１１は、基地局１２と通信を行うことができ、上記基地局１２は５Ｇ及びより新しいバージョンの基地局（例えば、ｇＮＢ、５ＧＮＲＮＢ）、又は他の通信システムにおける基地局（例えば、ＬＴＥシステムにおける基地局）であってよく、或いは、ノードＢ、進化型ノードＢ又は上記分野における他の用語で称され、同じ技術的効果を達成すればよく、上記基地局は特定の技術用語に限定されない。なお、本開示の実施例では、５Ｇ基地局のみを例とするが、基地局１２の具体的なタイプを限定しない。

図２を参照すると、図２は、本開示の実施例に係る測定結果の指示方法のフローチャートであり、図２に示すように、以下のステップ２０１～２０２を含む。

ステップ２０１では、非接続状態で測定して、測定結果を得る。

上記非接続状態は、端末が接続状態に入らないときにある状態、例えば、アイドル状態（ｉｄｌｅ状態）又は非アクティブ状態（ｉｎａｃｔｉｖｅ状態）であってよい。

上記測定は、１つ以上の周波数への測定、又は１つ以上のセルへの測定であってよく、１つの周波数で１つ以上のセルが存在することができる。測定して得られた測定結果は、参照信号受信電力（ＲｅｆｅｒｅｎｃｅＳｉｇｎａｌＲｅｃｅｉｖｉｎｇＰｏｗｅｒ、ＲＳＲＰ）、参照信号受信品質（ＲｅｆｅｒｅｎｃｅＳｉｇｎａｌＲｅｃｅｉｖｉｎｇＱｕａｌｉｔｙ、ＲＳＲＱ）、及び信号対干渉雑音比（ＳｉｇｎａｌｔｏＩｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅｐｌｕｓＮｏｉｓｅＲａｔｉｏ、ＳＩＮＲ）などのうちの少なくとも１つを含んでよい。

好ましくは、ネットワークは、端末に測定配置を配布してよく、端末が該測定配置に基づいて対応する測定を行うことにより、端末の測定性能を向上させることができる。なお、測定配置を配布する基地局と、端末によって報告された測定結果が有効である基地局とは、同じ基地局であってもよく、異なる基地局であってもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。当然のことながら、本開示の実施例では、ネットワークは、測定結果を配布しなくてもよく、このように、端末は、端末の予め設定された測定配置又はプロトコルにおいて定義された測定配置に基づいて測定してよい。

ステップ２０２では、少なくとも上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを上記基地局に送信し、上記アップリンクメッセージは、上記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

上記測定結果が有効であるという指示は、該測定結果が利用可能であると理解されてよく、該指示により基地局は端末に現在、利用可能な測定結果があることを知ることができ、このように、基地局は端末から測定結果を取得することができる。上記端末と上記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージは、ＲＲＣ接続確立プロセスにおけるＲＲＣ接続確立要求メッセージであってもよく、ＲＲＣ接続確立完了メッセージであってもよい。端末と上記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージにより指示するため、追加のメッセージ送信を増加させる必要がなく、伝送リソースを節約すると共に、基地局に測定結果が有効であることをリアルタイムに指示することができる。上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージは、端末と基地局の接続確立の完了後に、端末によって即刻送信される、上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージであってもよく、接続確立の完了後に、所定の時間内に送信される、上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージなどであってもよい。

上記ステップにより、非接続状態で測定し、接続確立プロセス中又はその後に測定結果が有効であることを指示することを実現できるため、ネットワークがＳＣｅｌｌを配置する必要があるときに、端末から測定結果を迅速に取得し、ＳＣｅｌｌを配置することができ、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。当然のことながら、本開示の実施例では、測定結果は、ＳＣｅｌｌへの配置に用いられることに限定されず、ネットワークも該測定結果を用いて他の配置を行ってよい。

なお、上記方法は５Ｇシステム又は４Ｇシステムに適用されてよいが、これに限定されず、基本的に同じ機能を実現できれば、他の通信システムに適用されてよく、例えば、６Ｇシステム又は測定結果を適用する他の通信システムなどに適用されてよい。

本施例では、非接続状態で測定して、測定結果を得て、少なくとも上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを上記基地局に送信し、上記アップリンクメッセージは、上記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。非接続状態で測定し、接続確立プロセス中又はその後に測定結果が有効であることを指示するため、ネットワークがＳＣｅｌｌを配置する必要があるときに、端末から測定結果を迅速に取得し、ＳＣｅｌｌを配置することができ、従来技術に比べて、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

図３を参照すると、図３は、本開示の実施例に係る別の測定結果の指示方法のフローチャートであり、図３に示すように、以下のステップ３０１～３０３を含む。

ステップ３０１では、非接続状態で測定して、測定結果を得る。

ステップ３０２では、少なくとも上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを上記基地局に送信し、上記アップリンクメッセージは、上記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

ステップ３０３では、上記基地局によって送信された測定結果報告指示を受信した場合に、上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を上記基地局に報告する。

ステップ３０３は、基地局によって送信された上記測定結果報告指示を受信してこそ、該報告指示に対応する測定結果を基地局に報告するステップであってよい。上記報告指示に対応する測定結果は、該報告指示によって指示された測定結果、又は上記報告指示と一定の対応関係がある測定結果などであってよい。そして、報告された測定結果は、ステップ３０１で得られた測定結果の一部又は全部であってよい。

当然のことながら、端末が上記報告指示を受信しなければ、端末は基地局に測定結果を報告しなくてもよい。

ステップ３０３により、測定して得られた測定結果のうちの、基地局の所望の測定結果のみを基地局に報告することを実現できるため、端末が測定が有効であることを指示するが、基地局が端末によって報告された結果が基地局の意図しない結果であることを指示する場合を回避して、伝送リソースを節約するという効果を達成する。

好ましい実施形態として、上記報告指示は、報告対象を指示し、
上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を上記基地局に報告することは、
上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することを含む。

上記報告対象は、端末によって報告されるべき対象、例えば、いくつかの周波数、いくつかのセル、又は特定の条件を満たすいくつかの測定結果などであってよい。

また、該実施形態では、上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することは、端末の測定して得る測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することであってよい。端末の測定して得る測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれなければ、報告しないか、又は基地局に対して、端末が上記報告対象の測定結果を測定して得ないことを指示する。

なお、基地局が複数の報告対象を指示すると、端末に一部の報告対象の測定結果のみが存在すれば、端末はこの部分の測定結果のみを報告してよい。

該実施形態では、上記報告対象の測定結果のみを基地局に報告することを実現できるため、さらに伝送リソースを節約することができる。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することは、
上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することを含む。

該実施形態では、端末が特定の周波数と特定のセルのうちの少なくとも１項の測定結果を報告するという基地局による指示を実現できるため、さらに伝送リソースを節約する。例えば、端末によって報告された測定結果が有効になると、基地局の要求を待ち、基地局は端末が周波数１と周波数２、又はセル１とセル２を報告するように指示することにより、端末は指示に従って、測定結果に指示された周波数又はセルが存在すれば、周波数１と周波数２の測定結果、又はセル１とセル２の測定結果を報告する。当然のことながら、指示された周波数又はセルが存在しなければ、端末は報告しない。

また、該実施形態では、特定のアクセス技術（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、ＲＡＴ）の測定結果のみを報告することを実現できるため、さらに伝送リソースを節約することができる。例えば、上記報告対象が新たな無線（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）アクセス技術であれば、端末はＮＲアクセス技術の測定結果のみを報告すればよく、或いは、上記報告対象がロングタームエボリューション（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）アクセス技術であれば、端末はＬＴＥアクセス技術の測定結果のみを報告すればよい。当然のことながら、本開示の実施例では、アクセス技術がＮＲアクセス技術とＬＴＥアクセス技術であることが限定されず、将来の他のアクセス技術であってよい。

さらに、上記報告指示は、
上記少なくとも１つの周波数のアクセス技術、上記少なくとも１つのセルのアクセス技術、上記少なくとも１種のアクセス技術の周波数、及び上記少なくとも１種のアクセス技術のセルのうちの少なくとも１項をさらに指示してよい。

該指示内容により、端末によって報告された測定結果をさらに細分化することにより、端末は、より正確な測定結果を報告することができる。例えば、基地局は、周波数１と周波数２を指示すると共に、周波数１のアクセス技術がＮＲアクセス技術で、周波数２のアクセス技術がＬＴＥアクセス技術であることを指示することにより、端末は、周波数１で測定したＮＲアクセス技術の測定結果と、周波数２で測定したＬＴＥアクセス技術の測定結果とを報告する。また、例えば、基地局は、周波数が周波数１のＬＴＥアクセス技術と、周波数が周波数２のＮＲアクセス技術とを指示すれば、端末は、周波数１で測定したＬＴＥアクセス技術の測定結果と、周波数２で測定したＮＲアクセス技術の測定結果とを報告する。

好ましくは、上記報告対象は、
測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数、測定結果のうちの上位Ｎ位のセル、測定結果のうちの特定の閾値よりも高い周波数、及び測定結果のうちの上記特定の閾値よりも高いセルのうちの少なくとも１項を含み、Ｎが１以上の整数である。

該実施形態では、測定結果の順序が高い順であり、例えば、測定信号の高い順に順序付けする。

該実施形態では、上記指示により端末が基地局に対して測定結果のうちの、最適なＮ個の周波数又はＮ個のセルの測定結果のみを報告することを実現できるため、伝送リソースを節約すると共に、最も有効な測定結果を報告することができる。例えば、端末によって報告された測定結果が有効になると、基地局の要求を待ち、基地局は端末が測定信号が最も高い２つの周波数又は２つのセルを報告するように指示することにより、端末は指示に従って、周波数１と周波数３での測定信号が最も高い順の２つの周波数であると判断するか、又はセル１とセル２が、測定信号が最適な２つのセルであると判断し、その後に、端末は基地局に対して周波数１と周波数３の測定結果、又はセル１とセル２の測定結果を報告する。

また、該実施形態では、測定結果のうちの特定の閾値よりも高い周波数又はセルの測定結果のみを報告することを実現できるため、伝送リソースを節約すると共に、最も有効な測定結果を報告することができる。例えば、端末によって報告された測定結果が有効になると、基地局の要求を待ち、基地局は端末が測定信号の結果がＸよりも高い周波数又はセルを報告するように指示し、その後に、端末は指示に従って、測定結果にＸよりも高い周波数又はセルが存在すれば、端末は対応する周波数とセルの測定結果を報告する。なお、上記特定の閾値は予め設定されたものであってよく、例えば、基地局と端末によって予め協議されたものか、又はプロトコルにおいて予め定義されたものなどであり、当然のことながら、上記特定の閾値は、基地局が上記報告指示により配置するものであってもよく、例えば、該報告指示に該特定の閾値が含まれる。

また、ある周波数で複数のセルが存在することを考慮するため、上記測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数は、
各周波数の平均値に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含み、各周波数の平均値が該周波数でのＭ個のセルの測定結果の平均値であり、上記Ｍ個のセルが該周波数での測定結果のうちの上位Ｍ位のセルであり、Ｍが１以上の整数であり、或いは、
各周波数での測定結果のうちの最適なセルの測定結果に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含む。

上記Ｍは予め配置されたものか、又は上記報告指示に含まれるものであってよく、これに限定されない。このように、周波数での最適なＮ個のセルの平均値の比較、又は周波数での最適なセルの比較により上記Ｎ個の周波数を決定することを実現できる。そして、Ｍ個のセルは該周波数での測定結果のうちの上位Ｍ位のセルであり、或いは、各周波数での測定結果のうちの最適なセルの測定結果に基づいて順序付けした後のものであり、このように決定されたＮ個の周波数はネットワークによるＳＣｅｌｌの配置に有利であるため、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置性能を向上させる。

好ましい実施形態として、上記アップリンクメッセージは、さらに、
上記測定結果に対応する周波数、上記測定結果に対応するセル、上記測定結果中の測定値、及び上記測定結果に対応するアクセス技術のうちの少なくとも１項を指示し、
上記測定値は、上記測定結果中の最高値と最低値のうちの少なくとも１項を含む。

該実施形態では、上記アップリンクメッセージにおける上記内容の指示を実現することができ、このように、基地局は、該アップリンクメッセージを受信した後、端末の有効な測定結果に含まれる内容を知ることにより、これらの内容に基づいて端末の有効な測定結果に基地局に必要な測定結果が存在するか否かを決定し、存在すれば、端末に測定結果報告指示を送信することにより、端末は有効な測定結果を基地局に報告する。当然のことながら、報告指示は、報告対象を指示しなくてもよく、端末は、ステップ３０１で得られた全ての測定結果を直接報告してよく、端末の測定結果に基地局に必要な測定結果が存在するため、伝送リソースを浪費しないこととなる。当然のことながら、該実施形態では、上記報告対象の実施形態をさらに組み合わせてよく、このように伝送リソースの更なる節約を実現することができる。

また、該実施形態では、基地局が上記内容に基づいて端末の測定結果に基地局に必要な測定結果が含まれないと決定すれば、基地局は端末に測定結果報告指示を送信しなくてもよく、つまり、該実施形態では、基地局は上記アップリンクメッセージの指示内容に基づいて上記端末に測定結果報告指示を送信するか否かを決定することができる。

本実施例には、図２に示す実施例を基に様々な好ましい実施形態が追加され、いずれもネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることを実現でき、さらに伝送リソースの節約などの有益な効果を達成することができる。

図４を参照すると、図４は、本開示の実施例に係る測定結果の指示方法のフローチャートであり、該方法は基地局に適用され、図４に示すように、以下のステップを含む。

ステップ４０１では、端末によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信し、上記測定結果は、上記端末が非接続状態で測定して得る測定結果であり、上記アップリンクメッセージは、上記端末と上記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか、又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

好ましくは、端末によって送信されたアップリンクメッセージを受信した後、上記方法は、
測定結果報告指示を上記端末に送信することと、
上記端末によって報告された上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を受信することとをさらに含む。

好ましくは、上記報告指示は、報告対象を指示し、
上記端末によって報告された上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を受信することは、
上記端末によって報告された上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を受信することを含む。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
上記端末によって報告された上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を受信することは、
上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記端末によって報告された上記報告対象の測定結果を受信することを含む。

好ましくは、上記報告指示は、さらに、
上記少なくとも１つの周波数のアクセス技術、上記少なくとも１つのセルのアクセス技術、上記少なくとも１種のアクセス技術の周波数、及び上記少なくとも１種のアクセス技術のセルのうちの少なくとも１項を指示する。

好ましくは、上記報告対象は、
測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数、測定結果のうちの上位Ｎ位のセル、測定結果のうちの特定の閾値よりも高い周波数、及び測定結果のうちの上記特定の閾値よりも高いセルのうちの少なくとも１項を含み、上記Ｎが１以上の整数である。

好ましくは、上記測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数は、
各周波数の平均値に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含み、各周波数の平均値が該周波数でのＭ個のセルの測定結果の平均値であり、上記Ｍ個のセルが該周波数での測定結果のうちの上位Ｍ位のセルであり、Ｍが１以上の整数であり、或いは、
各周波数での測定結果のうちの最適なセルの測定結果に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含む。

好ましくは、上記アップリンクメッセージは、さらに、
上記測定結果に対応する周波数、上記測定結果に対応するセル、上記測定結果中の測定値、及び上記測定結果に対応するアクセス技術のうちの少なくとも１項を指示し、上記測定値は、上記測定結果中の最高値と最低値のうちの少なくとも１項を含み、
上記基地局は、上記アップリンクメッセージによって指示される内容に基づいて上記端末に測定結果報告指示を送信するか否かを決定する。

なお、本実施例は、図２及び図３に示す実施例に対応する基地局の実施形態として、その具体的な実施形態について、図３に示す実施例に関連する説明を参照すればよく、かつ同じ有益な効果を達成し、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。

図５を参照すると、図５は、本開示の実施例に係る端末の構成図であり、図５に示すように、端末５００は、
非接続状態で測定して、測定結果を得る測定モジュール５０１と、
少なくとも上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを上記基地局に送信する送信モジュール５０２とを含み、上記アップリンクメッセージは、端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

好ましくは、図５に示すように、上記端末５００は、
上記基地局によって送信された測定結果報告指示を受信した場合に、上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を上記基地局に報告する報告モジュール５０３をさらに含む。

好ましくは、上記報告指示は、報告対象を指示し、
上記報告モジュール５０３は、上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告する。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
上記報告モジュール５０３は、上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告する。

好ましくは、上記測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数は、
各周波数の平均値に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含み、各周波数の平均値が該周波数でのＭ個のセルの測定結果の平均値であり、上記Ｍ個のセルが該周波数での測定結果のうちの上位Ｎ位のセルであり、Ｍが１以上の整数であり、或いは、
各周波数での測定結果のうちの最適なセルの測定結果に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含む。

好ましくは、上記アップリンクメッセージは、さらに、
上記測定結果に対応する周波数、上記測定結果に対応するセル、上記測定結果中の測定値、及び上記測定結果に対応するアクセス技術のうちの少なくとも１項を指示し、
上記測定値は、上記測定結果中の最高値と最低値のうちの少なくとも１項を含む。

本開示の実施例に係る端末は、図２及び図３の方法の実施例における端末が実現する各プロセスを実現でき、重複を避けるために、ここでは説明を省略し、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

図７を参照すると、図７は、本開示の実施例に係る基地局の構成図であり、図８に示すように、基地局７００は、
端末によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信する第１の受信モジュール７０１を含み、上記測定結果は上記端末が非接続状態で測定して得る測定結果であり、上記アップリンクメッセージは、上記端末と上記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか、又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

好ましくは、図８に示すように、上記基地局７００は、
測定結果報告指示を上記端末に送信する送信モジュール７０２と、
上記端末によって報告された上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を受信する第２の受信モジュール７０３とをさらに含む。

好ましくは、上記報告指示は、報告対象を指示し、
上記第２の受信モジュール７０３は、上記端末によって報告された上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を受信する。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
上記第２の受信モジュールは、上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記端末によって報告された上記報告対象の測定結果を受信する。

本開示の実施例に係る基地局は、図４の方法の実施例における基地局が実現する各プロセスを実現でき、重複を避けるために、ここでは説明を省略し、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

図９は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア概略構成図である。

該端末９００は、無線周波数ユニット９０１、ネットワークモジュール９０２、オーディオ出力ユニット９０３、入力ユニット９０４、センサ９０５、表示ユニット９０６、ユーザ入力ユニット９０７、インタフェースユニット９０８、メモリ９０９、プロセッサ９１０及び電源９１１などの部品を含むが、これらに限定されない。当業者が理解できるように、図９に示す端末構成は、端末を限定するものではなく、端末は、図示より多いか又は少ない部品を含んでよく、ある部品を組み合わせたり、異なる部品を配置したりしてもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、ハンドトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、これらに限定されない。

無線周波数ユニット９０１は、非接続状態で測定して、測定結果を得て、
少なくとも上記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを上記基地局に送信し、上記アップリンクメッセージは、上記端末と基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

好ましくは、アップリンクメッセージを基地局に送信した後、無線周波数ユニット９０１は、さらに、
上記基地局によって送信された測定結果報告指示を受信した場合に、上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を上記基地局に報告する。

好ましくは、上記報告指示は、報告対象を指示し、
無線周波数ユニット９０１によって実行される、上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を上記基地局に報告することは、
上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することを含む。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
無線周波数ユニット９０１によって実行される、上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することは、
上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記報告対象の測定結果を上記基地局に報告することを含む。

上記端末は、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

本開示の実施例では、無線周波数ユニット９０１は、情報の送受信中又は通話中の信号の送受信に用いられてよく、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ９１０に処理させ、また、アップリンクデータを基地局に送信することを理解されたい。一般的に、無線周波数ユニット９０１は、アンテナ、少なくとも１つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット９０１は、さらに無線通信システムによりネットワーク及び他の装置と通信することができる。

端末は、ネットワークモジュール９０２によりユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供して、ユーザの電子メールの送受信、ウェブの閲覧及びストリーミングメディアのアクセスなどを助ける。

オーディオ出力ユニット９０３は、無線周波数ユニット９０１又はネットワークモジュール９０２によって受信されるか又はメモリ９０９に記憶されるオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット９０３は、端末９００によって実行される特定の機能に関連するオーディオ出力（例えば、呼出音、メッセージ着信音など）をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット９０３は、スピーカー、ブザー及びレシーバーなどを含む。

入力ユニット９０４は、オーディオ又はビデオ信号を受信する。入力ユニット９０４は、グラフィック処理ユニット（ＧｒａｐｈｉｃｓＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ、ＧＰＵ）９０４１及びマイクロフォン９０４２を含んでよく、グラフィック処理ユニット９０４１は、動画撮影モード又は撮影モードで撮影装置（例えば、カメラ）によって取得された静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは、表示ユニット９０６に表示されてよい。グラフィック処理ユニット９０４１によって処理された画像フレームは、メモリ９０９（又は他の記憶媒体）に記憶されてもよく、無線周波数ユニット９０１又はネットワークモジュール９０２によって送信されてもよい。マイクロフォン９０４２は、音声を受信し、かつこのような音声をオーディオデータに処理することができる。処理後のオーディオデータは、電話通話モードで無線周波数ユニット９０１によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力することができる。

端末９００は、光センサ、動きセンサ及び他のセンサなどの少なくとも１種のセンサ９０５をさらに含んでよい。具体的には、光センサは、環境光線の明るさに応じて表示パネル９０６１の輝度を調節することができる環境光センサと、端末９００が耳元に移動するときに、表示パネル９０６１及び／又はバックライトをオフにすることができる近接センサとを含む。動きセンサの１種として、加速センサは、各方向（一般に３軸）の加速度の大きさを検出でき、静止時に重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の識別（例えば、縦向きと横向きの切替、ゲーム関連、磁力計の姿勢較正）、振動識別に関連する機能（例えば、歩数計、タッピング）などに用いられてよく、センサ９０５は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでよく、ここでは説明を省略する。

表示ユニット９０６は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供された情報を表示する。表示ユニット９０６は、表示パネル９０６１を含んでよく、液晶ディスプレイ（ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（ＯｒｇａｎｉｃＬｉｇｈｔ－ＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｏｄｅ、ＯＬＥＤ）などの形態で表示パネル９０６１を配置することができる。

ユーザ入力ユニット９０７は、入力された数字又は文字情報を受信すると共に、端末のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。具体的には、ユーザ入力ユニット９０７は、タッチパネル９０７１及び他の入力装置９０７２を含む。タッチパネル９０７１は、タッチスクリーンとも称され、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作（例えば、指、スタイラスペンなどの任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル９０７１上又はタッチパネル９０７１の近くでのユーザの操作）を収集することができる。タッチパネル９０７１は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの２つの部品を含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチポイント座標に変換して、プロセッサ９１０に送信し、プロセッサ９１０から送信されたコマンドを受信し、実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの複数のタイプでタッチパネル９０７１を実現することができる。タッチパネル９０７１に加えて、ユーザ入力ユニット９０７は、他の入力装置９０７２をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力装置９０７２は、物理キーボード、機能キー（例えば、ボリューム調節キー、スイッチキーなど）、トラックボール、マウス及び操作レバーを含むが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。

さらに、タッチパネル９０７１は、表示パネル９０６１をカバーすることができ、タッチパネル９０７１がその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ９１０に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後に、プロセッサ９１０は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル９０６１に対応する視覚的出力を提供する。図９において、タッチパネル９０７１と表示パネル９０６１は、２つの独立した部品として端末の入出力機能を実現するが、いくつかの実施例では、タッチパネル９０７１と表示パネル９０６１を一体化して端末の入出力機能を実現することができ、ここでは具体的に限定しない。

インタフェースユニット９０８は、外部装置と端末９００を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源（又は電池充電器）ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを備えた装置との接続用ポート、オーディオ入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポート、ビデオＩ／Ｏポート、ヘッドフォンポートなどを含んでよい。インタフェースユニット９０８は、外部装置からの入力（例えば、データ情報、電力など）を受信すると共に、受信した入力を端末９００内の１つ以上の素子に伝送するか又は端末９００と外部装置の間にデータを伝送する。

メモリ９０９は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶することができる。メモリ９０９は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能（例えば、音声再生機能、画像再生機能など）に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ（例えば、オーディオデータ、電話帳など）などを記憶することができるデータ記憶領域とを含んでよい。また、メモリ９０９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも１つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子などの不揮発性メモリ又は他の揮発性固体メモリ素子を含んでもよい。

プロセッサ９１０は、端末の制御センターであり、様々なインタフェースと回線により端末全体の各部分に接続され、メモリ９０９に記憶されているソフトウェアプログラム及び／又はモジュールを動作させるか又は実行し、メモリ９０９に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末の様々な機能とデータ処理を実行して、端末全体を監視する。プロセッサ９１０は、１つ以上の処理ユニットを含んでよく、好ましくは、プロセッサ９１０は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを集積することができる。上記モデムプロセッサは、プロセッサ９１０に集積されなくてもよいことを理解されたい。

端末９００は、各部品に給電する電源９１１（例えば、電池）をさらに含んでよく、好ましくは、電源９１１は、電源管理システムによりプロセッサ９１０と論理的に接続されて、電源管理システムにより充電、放電の管理及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。

また、端末９００は、いくつかの未図示の機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。

好ましくは、本開示の実施例に係る端末は、プロセッサ９１０と、メモリ９０９と、メモリ９０９に記憶されて上記プロセッサ９１０上で実行可能で、プロセッサ９１０によって実行されると、上記測定結果の指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成できるコンピュータプログラムとを含み、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。

図１０を参照すると、図１０は、本開示の実施例に係る別の基地局の構成図であり、図１０に示すように、該基地局１０００は、プロセッサ１００１、トランシーバ１００２、メモリ１００３及びバスインタフェースを含み、トランシーバ１００２は、端末によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信し、上記測定結果は上記端末が非接続状態で測定して得る測定結果であり、上記アップリンクメッセージは、上記端末と上記基地局の接続確立プロセスにおけるアップリンクメッセージであるか、又は上記端末と上記基地局の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージである。

好ましくは、端末によって送信されたアップリンクメッセージを受信した後、トランシーバ１００２は、さらに、
測定結果報告指示を上記端末に送信し、
上記端末によって報告された上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を受信する。

好ましくは、上記報告指示は、報告対象を指示し、
トランシーバ１００２によって実行される、上記端末によって報告された上記測定結果のうちの、上記報告指示に対応する測定結果を受信することは、
上記端末によって報告された上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を受信することを含む。

好ましくは、上記報告対象は、少なくとも１つの周波数、少なくとも１つのセル及び少なくとも１種のアクセス技術のうちの少なくとも１項を含み、
トランシーバ１００２によって実行される、上記端末によって報告された上記測定結果に含まれる上記報告対象の測定結果を受信することは、
上記測定結果に上記報告対象の測定結果が含まれる場合に、上記端末によって報告された上記報告対象の測定結果を受信することを含む。

上記基地局は、ネットワークによるＳＣｅｌｌの配置速度を向上させて、端末のトラフィック性能を向上させることができる。

トランシーバ１００２は、プロセッサ１００１による制御下で、データを受信し送信し、上記トランシーバ１００２は少なくとも２つのアンテナポートを含む。

図１０において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでよく、具体的には、プロセッサ１００１に代表される１つ以上のプロセッサ及びメモリ１００３に代表されるメモリの様々な回路によって一体に接続されている。バスアーキテクチャは、さらに、周辺装置、電圧レギュレータ及びパワー管理回路などの様々なその他の回路を一体に接続してもよく、これらは、いずれも本分野において既知のものであるため、本明細書においてさらに説明しない。バスインタフェースは、インタフェースを提供する。トランシーバ１００２は、複数の部品であってよく、即ち、送信機及び受信機を含み、伝送媒体上で様々なその他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ機器に応じて、ユーザインタフェース１００４は、必要な機器を外付けと内付けすることができるインタフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限定されない。

プロセッサ１００１は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ１００３は、プロセッサ１００１が操作実行時に使用するデータを記憶してよい。

好ましくは、本開示の実施例に係る基地局は、プロセッサ１００１と、メモリ１００３と、メモリ１００３に記憶されて上記プロセッサ１００１で実行可能で、プロセッサ１００１によって実行されると、上記測定結果の指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムとを含み、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。

本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例に係る端末側の測定結果の指示方法の実施例の各プロセスを実現するか、又は本開示の実施例に係る基地局側の測定結果の指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムが記憶されており、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。上記コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ（Ｒｅａｄ－ＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、ディスク又は光ディスクなどであってよい。

なお、本明細書において、用語「含む」、「備える」及びそれらの任意の変形は、非排他的に含むことをカバーするものであることにより、一連の要素を含むプロセス、方法、製品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に例示されていない他の要素をさらに含むか、又はこれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の要素をさらに含む。より多くの限定がない場合に、語句「１つ…を含む」により限定された要素は、該要素を含むプロセス、方法、製品又は装置に別の同一の要素がさらに存在することを排除するものではない。

以上の実施形態の説明により、当業者が明確に理解できるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを併用した方法で実現でき、当然のことながら、ハードウェアでも実現できるが、多くの場合に前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術手段は、本質的又は従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で具現化されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体（例えば、ＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）内に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク装置などであってもよい）に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。

以上で図面を参照しながら本開示の実施例を説明したが、本開示は、上記具体的な実施形態に限定されるものではなく、上記具体的な実施形態は、制限的なものではなく、例示的なものに過ぎず、当業者であれば、本開示の示唆に基づき、本開示の趣旨及び特許請求の範囲の保護範囲から逸脱せずに多くの形式を行うことができ、これらは、いずれも本開示の保護範囲内に属する。

１１端末
１２基地局
５００端末
５０１測定モジュール
５０２送信モジュール
５０３報告モジュール
７００基地局
７０１第１の受信モジュール
７０２送信モジュール
７０３第２の受信モジュール
９００端末
９０１無線周波数ユニット
９０２ネットワークモジュール
９０３オーディオ出力ユニット
９０４入力ユニット
９０５センサ
９０６表示ユニット
９０７ユーザ入力ユニット
９０８インタフェースユニット
９０９メモリ
９１０プロセッサ
９１１電源
１０００基地局
１００１プロセッサ
１００２トランシーバ
１００３メモリ
１００４ユーザインタフェース
９０４１グラフィック処理ユニット
９０４２マイクロフォン
９０６１表示パネル
９０７１タッチパネル
９０７２入力装置

Claims

端末（５００）によって実行される測定結果の指示方法であって、
非接続状態で測定して、測定結果（３０１）を得ることと、
少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージ（３０２）を基地局（７００）に送信することとを含み、前記アップリンクメッセージは、前記端末（５００）と前記基地局（７００）の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージであることを特徴とし、
アップリンクメッセージを前記基地局（７００）に送信した後に、
前記基地局（７００）によって送信された測定結果報告指示を受信した場合に、前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果（３０３）を前記基地局に報告することをさらに含み、
前記報告指示は報告対象を指示し、
前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果を前記基地局（７００）に報告することは、
前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を前記基地局（７００）に報告することを含み、
前記報告対象は、少なくとも１種のアクセス技術を含む、測定結果の指示方法。
前記報告対象は、少なくとも１つの周波数、及び少なくとも１つのセルのうちの少なくとも１項をさらに含み、
前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を前記基地局（７００）に報告することは、
前記測定結果に前記報告対象の測定結果が含まれる場合に、前記報告対象の測定結果を前記基地局（７００）に報告することを含む、請求項１に記載の方法。
前記報告指示は、さらに、
前記少なくとも１つの周波数のアクセス技術、前記少なくとも１つのセルのアクセス技術、前記少なくとも１種のアクセス技術の周波数、及び前記少なくとも１種のアクセス技術のセルのうちの少なくとも１項を指示する、請求項２に記載の方法。
前記報告対象は、
測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数、測定結果のうちの上位Ｎ位のセル、測定結果のうちの特定の閾値よりも高い周波数、及び測定結果のうちの前記特定の閾値よりも高いセルのうちの少なくとも１項を含み、Ｎが１以上の整数である、請求項１に記載の方法。
前記測定結果のうちの上位Ｎ位の周波数は、
各周波数の平均値に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含み、各周波数の平均値が該周波数でのＭ個のセルの測定結果の平均値であり、前記Ｍ個のセルが該周波数での測定結果のうちの上位Ｍ位のセルであり、Ｍが１以上の整数であり、或いは、
各周波数での測定結果のうちの最適なセルの測定結果に基づいて順序付けした後の上位Ｎ位の周波数を含む、請求項４に記載の方法。
前記アップリンクメッセージは、さらに、
前記測定結果に対応する周波数、前記測定結果に対応するセル、前記測定結果中の測定値、及び前記測定結果に対応するアクセス技術のうちの少なくとも１項を指示し、
前記測定値は、前記測定結果中の最高値と最低値のうちの少なくとも１項を含む、請求項１～５のいずれか１項に記載の方法。
基地局（７００）によって実行される測定結果の指示方法であって、
端末に（５００）よって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージ（４０１）を受信することを含み、前記測定結果は、前記端末（５００）が非接続状態で測定して得る測定結果であり、前記アップリンクメッセージは、
前記端末（５００）と前記基地局（７００）の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージであることを特徴とし、
端末（５００）によって送信されたアップリンクメッセージを受信した後、
測定結果報告指示を前記端末（５００）に送信することと、
前記端末（５００）によって報告された前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果を受信することとをさらに含み、
前記報告指示は報告対象を指示し、
前記端末（５００）によって報告された前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果を受信することは、
前記端末（５００）によって報告された前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を受信することを含み、
前記報告対象は、少なくとも１種のアクセス技術を含む、測定結果の指示方法。
前記報告対象は、少なくとも１つの周波数、及び少なくとも１つのセルのうちの少なくとも１項をさらに含み、
前記端末（５００）によって報告された前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を受信することは、
前記測定結果に前記報告対象の測定結果が含まれる場合に、前記端末（５００）によって報告された前記報告対象の測定結果を受信することを含む、請求項７に記載の方法。
前記報告指示は、さらに、
前記少なくとも１つの周波数のアクセス技術、前記少なくとも１つのセルのアクセス技術、前記少なくとも１種のアクセス技術の周波数、及び前記少なくとも１種のアクセス技術のセルのうちの少なくとも１項を指示する、請求項８に記載の方法。
非接続状態で測定して、測定結果を得る測定モジュール（５０１）と、
少なくとも前記測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを基地局（７００）に送信する送信モジュール（５０２）と、
前記基地局（７００）によって送信された測定結果報告指示を受信した場合に、前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果（３０３）を前記基地局に報告する報告モジュール（５０３）とを含み、前記アップリンクメッセージは、端末（５００）と前記基地局（７００）の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージであり、
前記報告指示は報告対象を指示し、
前記報告モジュール（５０３）は、前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を前記基地局（７００）に報告することに用いられ、
前記報告対象は、少なくとも１種のアクセス技術を含む、ことを特徴とする、端末（５００）。
端末（５００）によって送信された、少なくとも測定結果が有効であることを指示するアップリンクメッセージを受信する第１の受信モジュール（７０１）と、
測定結果報告指示を前記端末（５００）に送信する送信モジュール（７０２）と、
前記端末（５００）によって報告された前記測定結果のうちの、前記報告指示に対応する測定結果を受信する第２の受信モジュール（７０３）とを含み、前記測定結果は、前記端末（５００）が非接続状態で測定して得る測定結果であり、前記アップリンクメッセージは、前記端末（５００）と基地局（７００）の接続確立プロセスの完了後に送信されるアップリンクメッセージであり、
前記報告指示は報告対象を指示し、
前記第２の受信モジュール（７０３）は、前記端末（５００）によって報告された前記測定結果に含まれる前記報告対象の測定結果を受信することに用いられ、
前記報告対象は、少なくとも１種のアクセス技術を含む、ことを特徴とする、基地局（７００）。