JP7134387B1 - 前照灯モジュール及び前照灯装置 - Google Patents

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Abstract

前照灯モジュール(100)は、第1の光を発する光源(1)と、第1の光のうちの一部の光(R1a)を反射させることで、当該一部の光(R1a)以外の光からカットオフラインを有する第1の配光パターンの光(R1b、R1c)を形成する第1の反射面(21a)と、光源(1)の光軸(C1)に対して、光源(1)から光軸(C1)に沿って離れるほど光軸(C1)から遠くなるように、傾く第2の反射面(22a)とを有し、第2の反射面(22a)は、第1の反射面(21a)で反射した一部の光(R1a)からなる第2の光(R2)を反射させて第2の配光パターンの光(R3)を形成し、第2の配光パターンの光(R3)を第1の配光パターンの光(R1b、R1c)に加える。

Description

本開示は、前照灯モジュール及び前照灯モジュールを有する前照灯装置に関する。
車両の前照灯装置は、道路交通規則などによって定められる所定の配光パターンを満たさなければならない。「配光」とは、光源の空間に対する光度分布をいう。つまり、配光は、光源から出射される光の空間的分布である。また、「光度」とは、発光体の放つ光の強さの程度を示すものである。光度は、ある方向の微小な立体角内を通る光束を、その立体角で割ったものである。
道路交通規則において自動車用ロービームに関して規定された配光パターンは、上下方向が狭い横長の形状をしている。そして、対向車の運転者を眩惑させないために、配光パターンの上側の境界線であるカットオフラインは明瞭であることが要求される。つまり、カットオフラインより上側(すなわち、配光パターンの外側)が暗く、カットオフラインより下側(すなわち、配光パターンの内側)が明るいこと、すなわち、カットオフラインが明瞭であることが要求される。
ここで、「カットオフライン」とは、前照灯装置から出射された光を壁又はスクリーンに照射した場合にできる光の明暗の区切り線のことであり、配光パターンの上側の区切り線のことである。つまり、「カットオフライン」とは、配光パターンの上側の光の明暗の境界線のことである。言い換えれば、カットオフラインは、配光パターン内における上側の光の明るい領域と配光パターン外における光の暗い領域との間の境界線のことである。また、カットオフラインは、車両がすれ違う際に前照灯装置から出射される光の出射方向を調節する機能を説明するために用いられる用語である。「すれ違い用前照灯装置」による光は、上述した「ロービーム」とも呼ばれる。
そして、カットオフラインより下側の領域(すなわち、配光パターンの内側であってカットオフラインより少し下の領域)が最大照度の領域となることが要求される。この最大照度の領域は、「高照度領域」と呼ばれる。ここで、「カットオフラインより下側の領域」とは、配光パターン内における上部の領域を意味し、前照灯装置では遠方を照射する部分に相当する。このような明瞭なカットオフラインを実現するためには、カットオフラインに大きな色収差及びぼやけなどが生じてはならない。「カットオフラインにぼやけが生じる」とは、カットオフラインが不鮮明になることである。
このようなカットオフラインを実現するために、光源をシェード等の遮光部材で覆うことで当該光源から出射された光の一部を遮光する構成が知られている。例えば、特許文献1を参照。
特開2015-130293号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、光の利用効率(以下、「光利用効率」とも呼ぶ。)が低下するという課題がある。つまり、光源から出射された光の一部は、シェードで遮光されて照明光として利用されない。
本開示は、光利用効率の高い前照灯モジュール及び前照灯装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る前照灯モジュールは、を発する光源と、前記光を集光して第1の光を形成する入射面と、前記第1の光のうちの一部の光を反射させることで、前記一部の光以外の光からカットオフラインを有する第1の配光パターンの光を形成する第1の反射面と前記光源の光軸に対して、前記光源から前記光軸に沿って離れるほど前記光軸から遠くなるように、傾く第2の反射面とを有する導光投射光学素子とを備え、前記第2の反射面は、前記第1の反射面で反射した前記一部の光からなる第2の光を反射させて第2の配光パターンの光を形成し、前記第2の配光パターンの光を前記第1の配光パターンの光に加える。
本開示によれば、光利用効率の高い前照灯モジュール及び前照灯装置を提供することができる。
実施の形態1に係る前照灯モジュールの構成を示す模式図である。 (A)~(C)は、実施の形態1に係る前照灯モジュールの構成の一部を示す側面図、正面図、及び上面図である。 実施の形態1に係る前照灯モジュールの光源から出射される光の光路を示す図である。 実施の形態1に係る前照灯モジュールの基本配光パターンの照度分布をコンター表示で示す図である。 実施の形態1に係る前照灯モジュールの付加配光パターンの照度分布をコンター表示で示す図である。 実施の形態1に係る前照灯モジュールの基本配光パターンの光と付加配光パターンの光とを重ね合わせることで得られた合成配光パターンの照度分布をコンター表示で示す図である。 実施の形態2に係る前照灯モジュールの構成を示す模式図である。 (A)~(C)は、実施の形態2に係る前照灯モジュールの導光投射光学素子の構成を示す側面図、正面図、及び上面図である。 実施の形態2に係る前照灯モジュールの光源から出射される光の光路を示す図である。 実施の形態3に係る前照灯装置の構成例を概略的に示す上面図である。
以下に、本開示の実施の形態に係る前照灯モジュール及び前照灯装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。図面には、必要に応じて説明の理解を容易にするためにXYZ直交座標系の座標軸が示されている。X軸は、車両の左右方向に平行な座標軸である。車両の前方を向いたときに、右方向が+X軸方向、左方向が-X軸方向である。ここで、「前方」とは、車両の進行方向である。言い換えれば、「前方」とは、前照灯装置が光を照射する方向である。Y軸は、車両の上下方向に平行な座標軸である。車両の上方向が+Y軸方向であり、車両の下方向が-Y軸方向である。すなわち、車両の+Y軸側は空側であり、-Y軸側は地面(すなわち、路面)側である。+Z軸方向は、車両の進行方向であり、-Z軸方向は進行方向と反対の方向である。以下の説明では、「+Z軸方向」を「前方」と呼び、-Z軸方向を「後方」と呼ぶ。+Z軸方向は、前照灯モジュールが光を照射する方向である。
以下の説明では、Z-X平面は、路面に平行な面である。これは、通常考える場合には、路面は「水平面」であるからである。このため、Z-X平面は、「水平面」として考えている。「水平面」とは、重力方向に直交する平面である。しかしながら、路面は、車両の進行方向に対して傾くことがある。すなわち、路面が登り坂又は下り坂などの場合である。これらの場合には、「水平面」は、路面に平行な面として考える。すなわち、「水平面」は、重力方向に対して垂直な平面ではない。
一方、一般的な路面が車両の進行方向に対して左右方向に傾いていることは稀である。「左右方向」とは、走路(すなわち、路面)の幅方向である。これらの場合には、「水平面」は、重力方向に対して垂直な面として考える。例えば、路面が左右方向に傾くことによって、車両が路面の左右方向に垂直であったとしても、車両が「水平面」に対して左右方向に傾いた状態と同等として考える。
なお、以下の説明を簡単にするために、「水平面」は、重力方向に垂直な平面として説明する。つまり、Z-X平面は、重力方向に垂直な平面として説明する。
本開示の光源として、例えば、白熱電球、ハロゲンランプ又は蛍光ランプ等の管球光源が用いられてもよい。また、本開示の光源として、例えば、発光ダイオード(以下、LED(Light Emitting Diode)とも呼ぶ。)又はレーザーダイオード等の半導体光源が用いられてもよい。つまり、本開示の光源は、特に限定されることなく、いかなる光源を用いてもよい。
ただし、二酸化炭素(CO)の排出と燃料の燃費を抑えるといった環境への負荷を軽減する観点から、前照灯装置の光源としては、半導体光源の採用が望ましい。半導体光源は、従来のハロゲンランプ(ランプ光源)に比べて発光効率が高い。
また、小型化、軽量化の観点からも、半導体光源の採用が望ましい。半導体光源は、従来のハロゲンバルブ(ランプ光源)に比べて指向性があり、光学系を小型化、軽量化できる。
したがって、本開示の以下の説明では、光源は半導体光源(具体的には、LED)であるとして説明する。
また、「配光パターン」とは、光源から放射される光の方向に起因する光束の形状及び光の強度分布を示している。また、「配光パターン」は、以下に示す照射面(例えば、図4~6に示される照射面9)上での照度パターンの意味としても使用される。また、「配光分布」とは、光源から放射される光の方向に対する光の強度の分布である。以下では、「配光分布」は、後述する図4~6に示される照射面9上での照度分布の意味としても使用する。
本開示の前照灯モジュールは、車両の前照灯装置のロービーム又はハイビームなどに適用される。また、本開示の前照灯モジュールは、自動二輪車用の前照灯装置のロービーム又はハイビームなどにも適用される。また、本開示の前照灯モジュールは、三輪又は四輪などのその他の車両の前照灯装置のロービーム又はハイビームなどにも適用される。
以下では、自動二輪車用の前照灯のロービームの配光パターンを形成する場合を例として説明する。自動二輪車用の前照灯のロービームの配光パターンは、カットオフラインが車両の左右方向(すなわち、X軸方向)に伸びる水平な直線である。また、カットオフラインの下側(すなわち、配光パターンの内側)の領域が最も明るい。
三輪の車両としては、例えば、ジャイロと呼ばれる自動三輪車が挙げられる。「ジャイロと呼ばれる自動三輪車」とは、前輪が一輪で、後輪が一軸二輪の三輪でできたスクーターである。日本では、自動三輪車は原動機付自転車に該当する。自動三輪車は、車体中央付近に回転軸を持ち、前輪及び運転席を含む車体のほとんどを左右方向に傾けることができる。この機構によって、自動三輪車は、自動二輪車と同様に旋回の際に内側へ重心を移動することができる。
《実施の形態1》
図1は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の構成を示す模式図である。図1は、前照灯モジュール100を右方向(+X軸方向)から見た図である。
図1に示されるように、前照灯モジュール100は、光源1と、第1のリフレクタ21と、第2のリフレクタ22と、第3のリフレクタ23と、第4のリフレクタ24とを有する。
光源1は、発光面11を備える。光源1は、発光面11から車両の前方を照明するための光を出射する。
図1に示す例では、光源1は、-Y軸方向に光を発する。以下では、光源1は、例えば、発光源としてLEDを用いている。なお、光源1は、LEDに限らず、他の種類の発光源を用いてもよい。
第1のリフレクタ21、第2のリフレクタ22、第3のリフレクタ23及び第4のリフレクタ24は、前照灯モジュール100に備えられた図示しない支持部材によって支持されている。
図2(A)~(C)は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の構成の一部を示す側面図、正面図、及び上面図である。図1及び図2(A)~(C)に示されるように、第1のリフレクタ21は、光源1より-Y軸側に設けられている。第1の反射面21aは、光源1から出射された光のうちの一部の光を反射させて、第2のリフレクタ22に向ける。第1のリフレクタ21は、第1の反射面21aを有する。第1の反射面21aは、例えば、ミラー面である。第1の反射面21aは、入射した光を反射する曲面形状である。第1の反射面21aは、Y軸方向に対応する面(具体的には、Y-Z平面)が凹面形状である。言い換えれば、第1の反射面21aは、光源1に凹面を向ける曲面で形成されている。
第1の反射面21aは、カットオフライン形成部211を有する。カットオフライン形成部211は、光源1から出射された光のうち、一部の光を反射させない。これにより、カットオフライン形成部211は、カットオフラインを有する第1の配光パターン(例えば、後述する図4に示される基本配光パターンPD1)の光(例えば、後述する図3に示される光R1b、R1c)を形成する。カットオフライン形成部211は、第1の反射面21aの-Y軸方向の端部に設けられている。基本配光パターンPD1は、カットオフライン形成部211の形状に対応するカットオフライン91(図4参照)を有する。
実施の形態1では、カットオフライン形成部211は、段違い形状の稜線を有する。具体的には、図2(B)に示されるように、カットオフライン形成部211は、第1の稜線部211aと、第2の稜線部211bと、第3の稜線部211cからなる段違い形状を有する。第2の稜線部211bは、光軸C1の方向において位置が異なる。第3の稜線部211cは、第1の稜線部211aの端部と第2の稜線部211bの端部とを接続し、第1の稜線部211a及び第2の稜線部211bに対して傾斜している。段違い形状を有するカットオフライン形成部211によって、段違い形状のカットオフライン91を有する基本配光パターンPD1の光が形成される。なお、カットオフライン形成部211は、段違い形状の稜線を有していなくても実現することができる。具体的には、カットオフライン形成部211は、X軸方向に平行な直線形状の稜線を有していてもよい。
第3のリフレクタ23は、第3の反射面23aを有する。第3の反射面23aは、例えば、ミラー面である。第3の反射面23aは、入射した光を反射する曲面形状である。第3の反射面23aは、Y軸方向に対応する面(具体的には、Y-Z平面)が凹面形状である。言い換えれば、第3の反射面23aは、第1の反射面21a及び第2の反射面22aに凹面を向ける曲面で形成されている。第3の反射面23aは、第1の反射面21aの-Y軸方向の端部であるカットオフライン形成部211の近傍に焦点位置を有する。第3の反射面23aは、第1の反射面21aと光源1との間の距離よりも、光源1から離れた位置に配置されている。第3の反射面23aは、光源1から出射された光のうち第1の反射面21aで反射しなかった光を前方(すなわち、+Z軸方向)に向ける。なお、前照灯モジュール100は、第3のリフレクタ23を有していなくても実現することができる。
第2のリフレクタ22は、第2の反射面22aを有する。第2のリフレクタ22は、第1のリフレクタ21とZ軸方向に対向している。そのため、第2の反射面22aは、第1の反射面21aに対向して配置されている。第2の反射面22aは、例えば、ミラー面である。第2の反射面22aは、入射した光を反射する曲面形状である。第2の反射面22aは、Y軸方向に対応する面(具体的には、Y-Z平面)が凹面形状である。言い換えれば、第2の反射面22aは、第1の反射面21aに凹面を向ける曲面で形成されている。
図1に示す例では、第2の反射面22aは、X軸方向から-Z軸方向に角度αだけ傾けて配置されている。言い換えれば、第2の反射面22aは、光源1の光軸C1に対して、光源1から光軸C1に沿って離れるほど光軸C1から遠くなるように、傾いている。ここで、光軸C1は、光源1の発光面11の中心を通って発光面11に垂直である。第2の反射面22aは、第1の反射面21aで反射した光(例えば、後述する図3に示される光R1a)からなる第2の光(例えば、後述する図3に示される第2の光R2)を反射させる。これにより、第2の反射面22aは、第2の配光パターン(例えば、後述する図5に示される付加配光パターンPD2)の光(例えば、後述する図3に示される光R3)を形成する。
図1及び図2(A)~(C)に示されるように、第4のリフレクタ24は、第3のリフレクタ23とZ軸方向に隣接して配置されている。第4のリフレクタ24は、第4の反射面24aを有する。第4の反射面24aは、例えば、ミラー面である。第4の反射面24aは、入射した光を反射する曲面形状である。第4の反射面24aは、Y軸方向に対応する面(具体的には、Y-Z平面)が凹面形状である。言い換えれば、第4の反射面24aは、第1の反射面21a及び第2の反射面22aに凹面を向ける曲面で形成されている。第4の反射面24aは、第2の反射面22aと光源1との間の距離よりも、光源1から離れた位置に配置されている。第4の反射面24aは、第2の反射面22aで反射された光を前方(すなわち、+Z軸方向)に向ける。なお、前照灯モジュール100は、第4のリフレクタ24を有していなくても実現することができる。
図3は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の光源1から出射される光の光路を示す図である。光源1から出射された光のうち、光R1a以外の光は、カットオフライン形成部211付近をかすめるように進み、第1の反射面21aで反射されない。これにより、基本配光パターンPD1の光R1b、R1cが形成される。基本配光パターンPD1の光R1b、R1cは、光源1の発光面11に平行で(すなわち、光軸C1に直交し)、カットオフライン形成部211を含む平面S1を透過して、第3の反射面23aで反射される。図3に示す例では、基本配光パターンPD1の光R1b、R1cはそれぞれ、第3の反射面23aで反射されて光R4a、R4bとして照射面9に照射される。
ここで、照射面9は、Y軸方向については平面S1と共役の関係にある。すなわち、カットオフライン形成部211の段違い形状が、照射面9上の基本配光パターンPD1のカットオフライン91の段違い形状に対応する。そのため、カットオフライン形成部211をかすめるように平面S1を透過した光線R1は、照射面9のカットオフライン91の位置に照射される。
また、図3に示される光R1aは、第1の反射面21aで反射されて第2の光R2として、第2の反射面22aに向かって進む。第2の光R2は、第2の反射面22aで反射されて付加配光パターンPD2の光R3として、第4の反射面24aに向かって進む。付加配光パターンPD2の光R3は、基本配光パターンPD1の光R1b、R1cと重なっている。このように、第2の反射面22aは、付加配光パターンPD2の光R3を基本配光パターンの光R1b、R1cに加える。図3に示す例では、付加配光パターンPD2の光R3は、第4の反射面24aで反射されて光R5として照射面9に照射される。
付加配光パターンPD2の光R3は、基本配光パターンPD1の光R1b、R1cに比べて平面S1上ではカットオフライン形成部211から-Z軸方向に離れた方向に集光される。そのため、光R5は、照射面9上で、光R4a、R4bに比べてカットオフライン91から-Y軸方向にやや離れた位置92に照射される。
図3に示す例では、第4の反射面24aの曲率は、第3の反射面23aの曲率と異なる。具体的には、第4の反射面24aの曲率は、第3の反射面23aの曲率より小さい。これにより、付加配光パターンPD2の光R3が第3の反射面23aで反射されて前方に照射される構成と比較して、実施の形態1では、付加配光パターンPD2の光R3が、照射面9上で、カットオフライン91から-Y軸方向に大きく離れた位置に照射されることを防止できる。
図4は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の基本配光パターンPD1の照度分布をコンター表示で示す図である。この照度分布は、シミュレーションにより求めたものである。「コンター表示」とは、等高線図で表示することである。「等高線図」とは、同じ値の点を線で結んで表した図である。図4から分かるように、基本配光パターンPD1の段違い形状のカットオフライン91は明瞭に投射されている。
図5は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の付加配光パターンPD2の照度分布をコンター表示で示す図である。図4及び図5より、付加配光パターンPD2は、基本配光パターンPD1に比べて範囲の大きい配光パターンを形成できていることがわかる。これにより、カットオフラインを有する配光パターンの光を形成するためにシェードが用いられる構成と比べて、実施の形態1では、第1の反射面21aで反射した光は、損失光とならずに、付加配光パターンPD2の光R3として利用される。よって、利用できなかった光も有効利用することができ、光利用効率の高い前照灯モジュール100を提供することができる。なお、図5から分かるように、付加配光パターンPD2は、カットオフラインを有していない。つまり、付加配光パターンPD2の+Y軸方向の端部の境界線が不鮮明になっている。
図6は、実施の形態1に係る前照灯モジュール100の基本配光パターンPD1の光と付加配光パターンPD2の光とを重ねることで得られた合成配光パターンの照度分布をコンター表示で示す図である。図6に示される合成配光パターンは、カットオフライン91が明瞭に投射されている。また、付加配光パターンPD2の光R3が、基本配光パターンPD1の光R1b、R1cに加えられることにより(図3参照)、照射範囲の広い合成配光パターンの光が照射される。図6からも分かるように、実施の形態1では、図3に示される第1の反射面21aで反射した光R1aからなる第2の光R2が、第2の反射面22aで反射することによって、光R1aは、付加配光パターンPD2の光R3として用いられる。つまり、第1の反射面21aで反射した光R1aを、車両用の前照灯モジュール100の配光パターンの一部である付加配光パターンPD2の光R3として有効な範囲に照射することができる。
〈実施の形態1の効果〉
以上に説明した実施の形態1によれば、第2の反射面22aは、付加配光パターンPD2の光R3を形成し、当該付加配光パターンPD2の光R3を基本配光パターンPD1の光R1b、R1cに加える。これにより、カットオフラインを有する配光パターンの光を形成するためにシェードが用いられる構成と比べて、第1の反射面21aで反射した光の一部は、損失光とならずに、付加配光パターンPD2の光R3として利用される。よって、光利用効率の高い前照灯モジュール100を提供することができる。
また、実施の形態1によれば、第1の反射面21aは、カットオフライン形成部211を有し、当該カットオフライン形成部211は段違い形状の稜線を有する。これにより、自動車用のロービームに求められる段違い形状のカットオフライン91を形成することができる。
また、実施の形態1によれば、第4の反射面24aの曲率は、第3の反射面23aの曲率と異なる。これにより、付加配光パターンPD2の光R3が、照射面9上で、カットオフライン91から-Y軸方向に大きく離れた位置に照射されることを防止できる。
《実施の形態2》 図7は、実施の形態2に係る前照灯モジュール200の構成を示す模式図である。図7は、前照灯モジュール200を右方向(+X軸方向)から見た図である。
図7に示されるように、前照灯モジュール200は、光源1と、導光投射光学素子4とを有する。
導光投射光学素子4は、光源1より+Y軸側に配置されている。また、導光投射光学素子4は、例えば、内部が屈折材で満たされている。
図8(A)~(C)は、導光投射光学素子4の構成を示す側面図、正面図及び上面図である。図8(A)~(C)に示されるように、導光投射光学素子4は、入射面40と、第1の反射面41と、第2の反射面42と、第3の反射面43と、第4の反射面44と、出射面45とを有する。
光源1から出射された光は、導光投射光学素子4の入射面40から入射され、+Y軸方向の任意の位置に集光される。
第1の反射面41は、入射面40を介して導光投射光学素子4に入射した光の一部を反射させる。また、第1の反射面41は、入射面40を介して入射した反射した光の一部を反射させないことで、カットオフラインを有する基本配光パターンの光R1b、R1c(後述する図9参照)を形成する。
第1の反射面41は、カットオフライン形成部411を有する。カットオフライン形成部411は、直線形状の稜線(具体的には、X軸方向の直線)を有している。これにより、X軸方向に延在する直線形状のカットオフラインを有する基本配光パターンの光R1b、R1cが形成される。なお、カットオフライン形成部411は、上述した図2(B)及び(C)に示されるカットオフライン形成部211と同様に、段違い形状の稜線を有していてもよい。つまり、実施の形態2における基本配光パターンは、上述した図4に示される基本配光パターンPD1と同じであってもよい。
第3の反射面43は、第1の反射面41及び第2の反射面42に凹面を向ける曲面で形成されている。第3の反射面43は、第1の反射面41と光源1との間の距離よりも、光源1から離れた位置に配置されている。第3の反射面43は、光源1から出射された光のうち、第1の反射面41で反射されなかった光を出射面45に向ける。言い換えれば、第3の反射面43は、基本配光パターンの光R1b、R1cを出射面45に導光する。なお、導光投射光学素子4は、第3の反射面43を有していなくても実現することができる。
第2の反射面42は、第1の反射面41に対向して配置されている。第2の反射面42は、第1の反射面41に凹面を向ける曲面で形成されている。図7に示す例では、第2の反射面42は、光源1の光軸C1に対して、光源1から光軸C1に沿って離れるほど光軸C1から遠くなるように、傾いている。第2の反射面42は、第1の反射面41で反射した光R1a(後述する図9参照)からなる第2の光R2(後述する図9参照)を反射させる。これにより、第2の反射面42は、付加配光パターンの光R3(後述する図9参照)を形成する。実施の形態2における付加配光パターンは、例えば、上述した図5に示される付加配光パターンPD2と同じである。
第4の反射面44は、第3の反射面43に隣接して配置されている。第4の反射面44は、第1の反射面41及び第2の反射面42に凹面を向ける曲面で形成されている。第4の反射面44は、第2の反射面42と光源1との間の距離よりも、光源1から離れた位置に配置されている。第4の反射面44は、第2の反射面42で反射された光を出射面45に向ける。言い換えれば、第4の反射面44は、付加配光パターンの光R3を出射面45に導光する。なお、導光投射光学素子4は、第4の反射面44を有していなくても実現することができる。
図9は、実施の形態2に係る前照灯モジュール200の光源1から出射される光の光路を示す図である。光源1から出射された光は、入射面40によって、カットオフライン形成部411の近傍に集光される。また、カットオフライン形成部411の近傍に集光される光の一部の光R1aは、第1の反射面41で反射される。
入射面40によって集光された光のうち、光R1a以外の光は、カットオフライン形成部411付近を進み、第1の反射面41で反射されない。これにより、基本配光パターンの光R1b、R1cが形成される。基本配光パターンの光R1b、R1cは、光源1の発光面11に平行で(すなわち、光軸C1に直交し)、カットオフライン形成部411を含む平面S21を透過して、第3の反射面43で反射される。図9に示す例では、基本配光パターンの光R1b、R1cはそれぞれ、第3の反射面43で反射されて光R4a、R4bとして照射面9に照射される。
ここで、照射面9は、Y軸方向については平面S21と共役の関係にある。すなわち、カットオフライン形成部411の形状が、照射面9上の基本配光パターンPD1のカットオフライン91の形状に対応する。そのため、カットオフライン形成部411をかすめるように平面S21を透過した基本配光パターンの光R1bは、照射面9のカットオフライン91の位置に照射される。
また、図9に示される基本配光パターンの光R1cは、基本配光パターンの光R1bに比べて平面S21上ではカットオフライン形成部411から+Z軸方向に離れた方向に集光される。そのため、基本配光パターンの光R1cは、照射面9上でも基本配光パターンの光R1bに比べてカットオフライン91から-Y軸方向に離れた位置に照射される。そのため、光R4bは、照射面9上で、光R4aに比べてカットオフライン91から-Y軸方向にやや離れた位置に照射される。
また、図9に示される光R1aは、第1の反射面21aで反射されて第2の光R2として、第2の反射面42に向かって進む。第2の光R2は、第2の反射面42で反射されて付加配光パターンの光R3として、第4の反射面44に向かって進む。付加配光パターンの光R3は、基本配光パターンの光R1b、R1cと重なっている。このように、第2の反射面42は、付加配光パターンの光R3を基本配光パターンの光R1b、R1cに加える。これにより、カットオフラインを有する配光パターンの光を形成するためにシェードが用いられる構成と比べて、実施の形態2では、第1の反射面41で反射した光の一部は、損失光とならずに、付加配光パターンPD2の光R3として利用される。よって、利用できなかった光も有効利用することができ、光利用効率の高い前照灯モジュール200を提供することができる。
図9に示す例では、付加配光パターンPD2の光R3は、第4の反射面44で反射されて光R5として照射面9に照射される。付加配光パターンPD2の光R3は、基本配光パターンの光R1bに比べて平面S21上ではカットオフライン形成部411から+Z軸方向に離れた方向に集光される。そのため、光R5は、照射面9上で、光R4aに比べてカットオフライン91から-Y軸方向にやや離れた位置92に照射される。
図9に示す例では、第4の反射面44の曲率は、第3の反射面43の曲率と異なる。具体的には、第4の反射面44の曲率は、第3の反射面43の曲率より小さい。これにより、付加配光パターンPD2の光R3が第3の反射面43で反射されて前方に照射される構成と比較して、実施の形態2では、付加配光パターンPD2の光R3が、照射面9上で、カットオフライン91から+Y軸方向に大きく離れた位置に照射されることを防止できる。
〈実施の形態2の効果〉
以上に説明した実施の形態2によれば、第2の反射面42は、付加配光パターンの光R3を形成し、当該付加配光パターンの光R3を基本配光パターンの光R1b、R1cに加える。これにより、カットオフラインを有する配光パターンの光を形成するためにシェードが用いられる構成と比べて、第1の反射面41で反射した光は、損失光とならずに、付加配光パターンの光R3として利用される。よって、光利用効率の高い前照灯モジュール200を提供することができる。
また、実施の形態2によれば、第4の反射面44の曲率は、第3の反射面43の曲率と異なる。これにより、付加配光パターンの光R3が、照射面9上で、カットオフライン91から-Y軸方向に大きく離れた位置に照射されることを防止できる。
上述した実施の形態1に係る前照灯モジュール100及び実施の形態2に係る前照灯モジュール200は、自動車用の前照灯装置のロービームに適用される例を説明した。しかし、本開示の前照灯モジュールは、自動車用の前照灯装置のロービーム以外の用途に適用されてもよい。例えば、前照灯モジュール100、200は、自動二輪車用又は自動三輪車用の前照灯装置のロービーム用及びハイビームなどの他の用途にも適用が可能である。
また、車両の中には、複数の前照灯モジュールを並べて、各モジュールの配光パターンを足し合わせて配光パターンを形成する場合がある。つまり、複数の前照灯モジュールを並べて、各モジュールの配光パターンを足し合わせて配光パターンを形成する場合がある。このような形態の具体例を、以下の実施の形態3において説明する。
《実施の形態3》
実施の形態3では、実施の形態1に係る前照灯モジュール100を用いた前照灯装置300について説明する。図10は、実施の形態3に係る前照灯装置300の構成例を概略的に示す上面図である。
前照灯装置300は、筐体301とカバー302とを有している。カバー302は、透明な材料で作製されている。筐体301は、車両の車体の内部に取り付けられている。カバー302は、車体の表面部分に配置されて、車体の外部に表れている。カバー302は、筐体301の+Z軸方向(すなわち、前方)に配置されている。カバー302は、例えば、アウターレンズである。
筐体301の内部には、1つ以上の前照灯モジュール100が収められている。図10では、筐体301の内部に3個の前照灯モジュール100が収められている。上述した通り、前照灯モジュール100では、光利用効率が高い。そのため、筐体301の内部に1つ以上の前照灯モジュール100が収められていることにより、光利用効率の高い前照灯装置300を提供することができる。ただし、前照灯モジュール100の個数は、3個に限定されない。前照灯モジュール100の個数は、1個、2個、4個以上のいずれであってもよい。複数の前照灯モジュール100は、筐体301の内部に、X軸方向に並べて配置されている。なお、複数の前照灯モジュール100の並べ方は、X軸方向に並べる方法に限らない。デザイン又は機能などを考慮して、複数の前照灯モジュール100がY軸方向又はZ軸方向などの他の方向に配列されてもよい。
複数の前照灯モジュール100から出射された光は、カバー302を透過して、車両の前方に出射される。図10に示す例では、カバー302から出射された照明光は、隣り合う前照灯モジュール100から出射された光と重なり合って、1つの配光パターンを形成している。
カバー302は、前照灯モジュール100を風雨又は塵埃などから守るために設けられている。しかし、導光投射光学素子4が前照灯モジュール100の内部の部品を風雨又は塵埃などから守る構造である場合には、カバー302を設けなくてもよい。また、図10では、筐体301の内部に前照灯モジュール100が収められている。しかし、筐体301は、箱形状である必要はない。筐体301は、フレームなどで構成されており、そのフレームに前照灯モジュール100が固定される構成を採用してもよい。
以上に説明したように、複数の前照灯モジュール100を備えた前照灯装置300は、前照灯モジュール100の集合体である。また、1個の前照灯モジュール100を備える場合には、前照灯装置300は、前照灯モジュール100と同じである。また、実施の形態3に係る前照灯装置300は、実施の形態2の前照灯モジュール200を備えてもよい。
なお、上述の各実施の形態においては、「平行」及び「垂直」などの部品間の位置関係又は部品の形状を示す用語を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に部品間の位置関係又は部品の形状を示す記載した場合には、製造上の公差又は組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを示している。
また、上述した実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
1 光源、 4 導光投射光学素子、 21a、41 第1の反射面、 22a、42 第2の反射面、 23a、43 第3の反射面、 24a、44 第4の反射面、 91 カットオフライン、 100、200 前照灯モジュール、 211、411 カットオフライン形成部、 300 前照灯装置、 C1 光軸、 PD1 基本配光パターン、 PD2 付加配光パターン、 R1a 光、 R1b、R1c 基本配光パターンの光、 R2 第2の光、 R3 付加配光パターンの光。

Claims (10)

  1. を発する光源と、
    前記光を集光して第1の光を形成する入射面と、 前記第1の光のうちの一部の光を反射させることで、前記一部の光以外の光からカットオフラインを有する第1の配光パターンの光を形成する第1の反射面と前記光源の光軸に対して、前記光源から前記光軸に沿って離れるほど前記光軸から遠くなるように、傾く第2の反射面とを有する導光投射光学素子と
    を備え、
    前記第2の反射面は、前記第1の反射面で反射した前記一部の光からなる第2の光を反射させて第2の配光パターンの光を形成し、前記第2の配光パターンの光を前記第1の配光パターンの光に加える
    前照灯モジュール。
  2. 前記第2の反射面は、前記第1の反射面に対向して配置されている
    請求項1に記載の前照灯モジュール。
  3. 前記第1の反射面は、前記一部の光以外の光を反射させないことで前記カットオフラインを形成するカットオフライン形成部を有する
    請求項1又は2に記載の前照灯モジュール。
  4. 前記一部の光は、前記第1の反射面上の前記カットオフライン形成部とは異なる位置で反射し、
    前記第2の配光パターンは、前記カットオフラインを有しない
    請求項3に記載の前照灯モジュール。
  5. 前記導光投射光学素子は、 前記カットオフライン形成部の近傍に焦点位置を有し、前記第1の配光パターンの光を反射させる第3の反射面を更に有する
    請求項3又は4に記載の前照灯モジュール。
  6. 前記導光投射光学素子は、 前記第2の配光パターンの光を反射させる第4の反射面を更に有する
    請求項5に記載の前照灯モジュール。
  7. 前記第3の反射面及び前記第4の反射面は、前記第1の反射面及び前記第2の反射面に凹面を向ける曲面で形成されている
    請求項6に記載の前照灯モジュール。
  8. 前記第4の反射面の曲率は、前記第3の反射面の曲率と異なる
    請求項7に記載の前照灯モジュール。
  9. 前記第4の反射面の曲率は、前記第3の反射面の曲率より小さい
    請求項8に記載の前照灯モジュール。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の前照灯モジュールを1つ以上有する前照灯装置。
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