JP7133897B2 - カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に用いられるカートリッジおよび画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、カートリッジが着脱可能である。カートリッジは、トナーなどの現像剤を収容する。カートリッジには、印刷可能枚数などのイールド情報が定められている。画像形成装置は、イールド情報に基づいて、カートリッジの寿命を管理する。従来の画像形成装置および従来のカートリッジについては、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2008-242085号公報
また、従来、検知ギアを有するカートリッジが知られている。画像形成装置にカートリッジが装着されると、検知ギアが回転し、画像形成装置のセンサが反応する。画像形成装置は、センサから得られる検出信号に基づいて、カートリッジが新品であるか否かを判別する。また、画像形成装置は、センサから得られる検出信号に基づいて、そのカートリッジのイールド情報を特定する。
検出信号の識別に用いられる閾値等の情報は、従来、画像形成装置の記憶部に記憶される。このため、識別可能なカートリッジの種類を増やす場合には、画像形成装置の記憶部の情報を更新する必要がある。一方、画像形成装置の記憶部の情報を更新することなく、カートリッジの種類を増やしたいという要望がある。
本発明は、画像形成装置に用いられるカートリッジおよび画像形成装置において、画像形成装置の記憶部の情報を更新することなく、識別すべきカートリッジの種類を増やすことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、現像剤を収容可能なカートリッジであって、所定の方向に延びる第1軸について回転可能な検知ギアと、前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、第1状態と、前記第1状態と異なる第2状態とを少なくとも含む信号を表す特徴情報が記憶されたメモリと、を備え、前記特徴情報に基づいて、前記突起の移動により検出される信号が、識別可能であることを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明のカートリッジであって、前記信号は、前記第1状態と前記第2状態との間で変化する信号であり、前記特徴情報は、前記第1状態または前記第2状態の継続時間を含むことを特徴とする。
本願の第3発明は、第1発明のカートリッジであって、前記信号は、前記第1状態と前記第2状態との間で変化する信号であり、前記特徴情報は、前記第1状態または前記第2状態の回数を含むことを特徴とする。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される信号とによって、前記カートリッジ内の前記現像剤の量、または、前記現像剤により印刷可能な印刷枚数が特定可能であることを特徴とする。
本願の第5発明は、第1発明から第3発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記所定の方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラをさらに備え、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される信号とによって、前記現像ローラの回転数の上限値が特定可能であることを特徴とする。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記突起は、前記所定の方向に延びることを特徴とする。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記検知ギアは、前記突起を備えることを特徴とする。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記突起は、前記検知ギアと共に回転可能な第1突起と、前記検知ギアと共に回転可能な第2突起であって、前記第1突起と前記検知ギアの回転方向において離れて位置する第2突起と、を含み、前記特徴情報に基づいて、前記第1突起および前記第2突起の移動により検出される信号が、識別可能であることを特徴とする。
本願の第9発明は、第8発明のカートリッジであって、前記第1突起は、前記所定の方向に延び、前記第2突起は、前記所定の方向に延びることを特徴とする。
本願の第10発明は、第8発明または第9発明のカートリッジであって、前記第1突起は、前記検知ギアの回転方向に沿って延び、前記第2突起は、前記検知ギアの回転方向に沿って延び、前記第1突起の前記回転方向の長さと、前記第2突起の前記回転方向の長さとが異なることを特徴とする。
本願の第11発明は、第1発明から第10発明のいずれか1発明のカートリッジであって、画像形成装置に前記カートリッジが装着されて、前記検知ギアが回転することによって、前記突起が、前記画像形成装置の一部分に接触可能であることを特徴とする。
本願の第12発明は、第8発明から第10発明のいずれか1発明のカートリッジであって、画像形成装置に前記カートリッジが装着されて、前記検知ギアが回転することによって、前記第1突起が、前記画像形成装置の一部分に接触可能であり、前記第1突起が前記画像形成装置の前記一部分に接触した後に、前記検知ギアが回転することによって、前記第2突起が、前記画像形成装置の前記一部分に接触可能であることを特徴とする。
本願の第13発明は、第1発明から第4発明のいずれか1発明のカートリッジであって、駆動力を受けるカップリングをさらに有し、前記検知ギアは、前記駆動力によって回転可能であることを特徴とする。
本願の第14発明は、第13発明のカートリッジであって、前記所定の方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラであって、前記所定の方向に延びる現像ローラシャフトを備える現像ローラと、前記現像ローラと共に回転可能な現像ローラギアであって、前記現像ローラシャフトに装着された現像ローラギアと、をさらに備え、前記カップリングは、前記所定の方向に延びる第3軸について回転可能であり、前記カップリングは、さらに、前記カップリングと共に回転可能なカップリングギアであって、前記現像ローラギアと噛み合うカップリングギアを備えることを特徴とする。
本願の第15発明は、第1発明から第14発明のいずれか1発明のカートリッジであって、前記メモリを有するICチップを備えることを特徴とする。
本願の第16発明は、現像剤を収容可能なカートリッジであって、所定の方向に延びる第1軸について回転可能な検知ギアと、前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、第1状態と、前記第1状態と異なる第2状態とを少なくとも含む信号を表す特徴情報が記憶されたメモリと、を備えるカートリッジと、前記突起の移動を検出するセンサと、前記センサにより検出される信号と、前記メモリから読み出される前記特徴情報とに基づいて、前記カートリッジを識別する処理を実行可能な制御部と、を備えることを特徴とする。
本願の第17発明は、第16発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される信号とによって、前記カートリッジ内の前記現像剤の量、または、前記現像剤により印刷可能な印刷枚数を特定する処理を実行可能であることを特徴とする。
本願の第18発明は、第16発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される信号とによって、前記現像ローラの回転数の上限値を特定する処理を実行可能であることを特徴とする。
本願の第19発明は、第16発明から第18発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記センサにより検出される信号と、前記メモリから読み出される前記特徴情報とに基づいて、前記信号の波形が異常であるかを識別する処理を実行可能であることを特徴とする。
本願の第20発明は、第16発明から第19発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記カートリッジは、前記メモリを有するICチップを備えることを特徴とする。
本願の第1発明~第15発明によれば、メモリに記憶された特徴情報に基づいて、検知ギアから得られる信号を識別できる。このため、画像形成装置の記憶部の情報を更新することなく、識別すべきカートリッジの種類を増やすことができる。
本願の第16発明~第20発明によれば、カートリッジのメモリに記憶された特徴情報に基づいて、検知ギアから得られる信号を識別できる。このため、制御部内の記憶部の報を更新することなく、識別すべきカートリッジの種類を増やすことができる。
画像形成装置の概念図である。 ドロアユニットおよび現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 検知ギアの斜視図である。 第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 光センサから得られる検出信号の例を示した図である。 カートリッジIC内のメモリに記憶される情報を、概念的に示した図である。 制御部と4つのカートリッジICとの接続を、概念的に示したブロック図である。 現像カートリッジの装着後に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 現像カートリッジの装着後に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 識別処理の例を示したフローチャートである。 識別処理の例を示したフローチャートである。 第1変形例の第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第2変形例の第1突起、第2突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第3変形例の第1突起、第2突起、第3突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第4変形例の第1突起、第2突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第5変形例の検知ギア、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第6変形例の現像カートリッジの斜視図である。 第6変形例のギア部を、カバーを取り外した状態で第1方向に見た平面図である。 第6変形例の検知ギアの平面図である。 第7変形例の検知ギアの平面図である。 第8変形例の検知ギアの平面図である。 第9変形例の検知ギアの平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像形成装置の構成>
図1は、画像形成装置100の概念図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザプリンタやLEDプリンタが挙げられる。画像形成装置100は、4つの現像カートリッジ1と、ドロアユニット91とを備える。ドロアユニット91は、4つの現像カートリッジ1を保持可能なフレームである。画像形成装置100は、4つの現像カートリッジ1から供給される現像剤(例えば、トナー)により、印刷用紙の記録面に画像を形成する。
図2は、ドロアユニット91および現像カートリッジ1の斜視図である。図1および図2に示すように、4つの現像カートリッジ1は、ドロアユニット91に対して、個別に交換可能である。現像カートリッジ1の交換時には、画像形成装置100の前面からドロアユニット91が引き出される。そして、ドロアユニット91に設けられた任意のスロット910において、現像カートリッジ1の取り外しおよび取り付けが行われる。4つのスロット910の各々の底部付近には、感光ドラム911が設けられる。
本実施形態では、1つのドロアユニット91に、4つの現像カートリッジ1が装着される。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし、ドロアユニット91に装着される現像カートリッジ1の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
図1に示すように、4つの現像カートリッジ1は、それぞれ、カートリッジIC61を有する。カートリッジIC61は、情報の読み出しおよび書き込みのうち、少なくとも読み出しが可能なICチップである。また、画像形成装置100は、制御部92と、ディスプレイ93とを備える。制御部92は、CPU等のプロセッサ921および各種のメモリを有する。制御部92は、例えば、回路基板により構成される。制御部92は、プログラムに従ってプロセッサ921が動作することにより、画像形成装置100における諸処理を実行する。ドロアユニット91に4つの現像カートリッジ1が装着されると、各現像カートリッジ1のカートリッジIC61と、制御部92とが、それぞれ電気的に接続される。ディスプレイ93は、制御部92からの指令に従って、画像形成装置100の動作に関する種々の情報を画面上に表示する。
<2.現像カートリッジの構成>
図3~図6は、現像カートリッジ1の斜視図である。図3~図6に示すように、本実施形態の現像カートリッジ1は、ケーシング10、アジテータ20、現像ローラ30、第1ギア部40、第2ギア部50、およびICチップアセンブリ60を有する。
ケーシング10は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は、第1端面11と第2端面12との間で第1方向に延びる。第1ギア部40およびICチップアセンブリ60は、第1端面11に位置する。第2ギア部50は、第2端面12に位置する。ケーシング10の内部には、収容室13が設けられる。現像剤は、収容室13内に収容される。ケーシング10は、開口部14を有する。開口部14は、第1方向に対して直交する第2方向におけるケーシング10の端部に位置する。収容室13と外部とは、開口部14を介して連通する。
アジテータ20は、アジテータシャフト21と撹拌羽根22とを有する。アジテータシャフト21は、第1方向に沿って延びる。撹拌羽根22は、アジテータシャフト21から径方向外側へ向けて拡がる。アジテータシャフト21の少なくとも一部と、撹拌羽根22とは、収容室13の内部に配置される。アジテータシャフト21の第1方向の両端部には、後述する第1アジテータギア44および第2アジテータギア51が、それぞれ連結される。したがって、アジテータシャフト21および撹拌羽根22は、第1アジテータギア44および第2アジテータギア51と共に回転する。撹拌羽根22が回転すると、収容室13内の現像剤が撹拌される。
現像ローラ30は、第1方向に延びる回転軸(第2軸)について回転可能なローラである。現像ローラ30は、ケーシング10の開口部14に配置される。本実施形態の現像ローラ30は、現像ローラ本体31と現像ローラシャフト32とを有する。現像ローラ本体31は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体31の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト32の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体31は、現像ローラシャフト32に対して、相対回転不能に固定される。
現像ローラシャフト32の第1方向の一方の端部は、後述する現像ローラギア42に対して、相対回転不能に固定される。したがって、現像ローラギア42が回転すると、現像ローラシャフト32も回転し、現像ローラシャフト32と共に現像ローラ本体31も回転する。
なお、現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の現像ローラシャフト32が、現像ローラ本体31の第1方向の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した供給ローラを有する。供給ローラは、現像ローラ30と収容室13との間に位置する。また、供給ローラは、第1方向に延びる回転軸について回転可能である。現像カートリッジ1が駆動力を受けると、ケーシング10内の収容室13から、供給ローラを介して、現像ローラ30の外周面に、現像剤が供給される。その際、供給ローラと現像ローラ30との間において、現像剤は摩擦帯電される。一方、現像ローラ30の現像ローラシャフト32には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト32と現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ本体31の外周面に、現像剤が引き付けられる。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体31の外周面に供給された現像剤を、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ本体31の外周面の現像剤は、ドロアユニット91に設けられた感光ドラム911へ供給される。このとき、現像剤は、感光ドラム911の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体31から感光ドラム911へ移動する。これにより、感光ドラム911の外周面において、静電潜像が可視像化される。
第1ギア部40は、ケーシング10の第1端面11に位置する。図5は、第1ギア部40が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図5に示すように、第1ギア部40は、カップリング41、現像ローラギア42、アイドルギア43、第1アジテータギア44、および第1カバー45を有する。なお、図5では、各ギアの複数のギア歯の図示が省略されている。
カップリング41は、画像形成装置100から供給される駆動力を、最初に受けるギアである。カップリング41は、第1方向に延びる回転軸(第3軸)周りに回転することが可能である。カップリング41は、カップリング部411とカップリングギア412とを有する。カップリング部411およびカップリングギア412は、例えば、樹脂により一体に形成される。カップリング部411には、第1方向に凹む締結穴413が設けられている。また、カップリングギア412の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。
現像カートリッジ1が装着されたドロアユニット91が、画像形成装置100内に収納されると、画像形成装置100の駆動シャフトが、カップリング部411の締結穴413に挿入される。これにより、駆動シャフトとカップリング部411とが、相対回転不能に連結される。したがって、駆動シャフトが回転すると、カップリング部411が回転し、カップリング部411と共にカップリングギア412も回転する。
現像ローラギア42は、現像ローラ30を回転させるためのギアである。現像ローラギア42は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。現像ローラギア42の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、現像ローラギア42の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、現像ローラギア42は、現像ローラ30の現像ローラシャフト32の第1方向の端部に、相対回転不能に装着されている。このため、カップリングギア412が回転すると、現像ローラギア42が回転し、現像ローラギア42と共に現像ローラ30も回転する。
アイドルギア43は、カップリングギア412の回転を第1アジテータギア44に伝達するためギアである。アイドルギア43は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。アイドルギア43は、第1方向に配列された大径ギア部431および小径ギア部432を有する。小径ギア部432は、大径ギア部431とケーシング10の第1端面11との間に位置する。言い換えれば、大径ギア部431は、小径ギア部432よりも第1端面11から離れている。小径ギア部432の歯先円の径は、大径ギア部431の歯先円の径よりも小さい。大径ギア部431および小径ギア部432は、例えば、樹脂により一体に形成される。
大径ギア部431および小径ギア部432の外周部には、それぞれ、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。小径ギア部432のギア歯の数は、大径ギア部431のギア歯の数よりも少ない。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、大径ギア部431の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。カップリングギア412が回転すると、大径ギア部431が回転し、大径ギア部431と共に小径ギア部432も回転する。そして、小径ギア部432の回転に伴い、第1アジテータギア44も回転する。
第1アジテータギア44は、収容室13内のアジテータ20を回転させるためのギアである。第1アジテータギア44は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第1アジテータギア44の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。上述の通り、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、第1アジテータギア44は、アジテータシャフト21の第1方向の一方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、カップリング41からアイドルギア43を介して第1アジテータギア44に動力が伝達されると、第1アジテータギア44が回転し、第1アジテータギア44と共にアジテータ20も回転する。
第1カバー45は、ケーシング10の第1端面11に、例えばねじ止めで、固定される。カップリングギア412、現像ローラギア42、アイドルギア43、および第1アジテータギア44は、第1端面11と第1カバー45との間に収容される。カップリング部411の締結穴413は、第1カバー45の外部に露出する。本実施形態の第1カバー45は、後述するICチップアセンブリ60のホルダ62を保持するホルダカバーを兼ねている。
第2ギア部50は、ケーシング10の第2端面12に位置する。図6は、第2ギア部50が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図6に示すように、第2ギア部50は、第2アジテータギア51、検知ギア52、導電部材53、および第2カバー54を有する。なお、図6では、第2アジテータギア51のギア歯の図示が省略されている。
第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の回転を検知ギア52に伝達するためのギアである。第2アジテータギア51は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第2アジテータギア51の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。現像カートリッジ1が新品(未使用)の状態では、第2アジテータギア51の複数のギア歯の一部は、検知ギア52の複数のギア歯の一部と、噛み合うことが可能である。また、第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の第1方向の他方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、アジテータシャフト21が回転すると、第2アジテータギア51も回転する。
検知ギア52は、画像形成装置100に対して現像カートリッジ1の情報を示すためのギアである。現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1が新品(未使用)の現像カートリッジであるか、または、使用済みの現像カートリッジであるかの情報が含まれる。また、現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1の仕様が含まれる。現像カートリッジ1の仕様には、例えば、現像カートリッジ1内の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が含まれる。なお、印刷可能枚数は、ドットカウントにより表されてもよい。この場合、イールド情報は、ドットカウントの上限値を示す。また、現像カートリッジ1の仕様には、例えば、現像ローラ30の回転数の上限値が含まれる。
検知ギア52は、第1方向に延びる回転軸(第1軸)周りに回転することが可能である。検知ギア52は、外周部の一部分に複数のギア歯を有する。新品の現像カートリッジ1をドロアユニット91に装着して、ドロアユニット91を画像形成装置100内に収納すると、カップリング41は、画像形成装置100から駆動力を受ける。そして、カップリング41から、アイドルギア43、第1アジテータギア44、およびアジテータ20を介して伝達される駆動力により、第2アジテータギア51が回転する。検知ギア52は、第2アジテータギア51と噛み合うことによって回転する。ただし、検知ギア52は、外周面の一部分のみにギア歯を有する。このため、検知ギア52が所定の角度回転すると、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れ、検知ギア52の回転が停止する。
このように、画像形成装置100において一旦使用された現像カートリッジ1では、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れている。このため、一旦使用された現像カートリッジ1を、画像形成装置100から取り外して、再度画像形成装置100に装着した場合には、第2アジテータギア51の回転が、検知ギア52へ伝達されない。したがって、検知ギア52は回転しない。
なお、第2アジテータギア51と検知ギア52との間に、他のギアが配置されていてもよい。例えば、第2ギア部50は、第2アジテータギア51および検知ギア52の双方と噛み合う第2アイドルギアを有していてもよい。そして、第2アジテータギア51の回転が、第2アイドルギアを介して、検知ギア52に伝達されてもよい。
図7は、検知ギア52の斜視図である。図6および図7に示すように、検知ギア52は、第1突起521を有する。第1突起521は、第1方向に突出する。また、第1突起521は、検知ギア52の回転軸を中心として円弧状に延びる。検知ギア52が回転すると、第1突起521も回転する。すなわち、第1突起521の位置は、検知ギア52の回転に伴って変化する。
導電部材53は、導電性の部材である。導電部材53の材料には、導体である金属または導電性の樹脂が用いられる。導電部材53は、ケーシング10の第2端面12に位置する。導電部材53は、第1方向に突出した円筒状のギアシャフト531を有する。検知ギア52は、ギアシャフト531に支持されつつ、ギアシャフト531の周りを回転する。図7に示すように、第1突起521は、ギアシャフト531の周囲を部分的に覆う。また、導電部材53は、軸受部532を有する。軸受部532は、現像ローラ30の現像ローラシャフト32に接触する。
第2カバー54は、ケーシング10の第2端面12に、例えばねじ止めで、固定される。第2アジテータギア51、検知ギア52、および導電部材53は、第2端面12と第2カバー54との間に収容される。また、第2カバー54は、開口541を有する。第1突起521の一部分およびギアシャフト531の一部分は、開口541を介して露出する。後述するレバー912は、開口541を介して、検知ギア52またはギアシャフト531に接触する。
<3.検知機構について>
ドロアユニット91は、レバー912と光センサ913とを有する。図8および図9は、第1突起521、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図8および図9に示すように、レバー912は、ギアシャフト531および第1突起521に接触可能である。
レバー912の表面には、導電性の金属板914が取り付けられている。金属板914には、制御部92から電力が供給される。図8のように、金属板914がギアシャフト531に接触すると、金属板914と、導電部材53および現像ローラシャフト32とが、電気的に導通する。画像形成装置100の駆動時には、金属板914から供給される電力により、現像ローラシャフト32が所定のバイアス電圧に維持される。
ただし、第1突起521は、ギアシャフト531の外周面を部分的に覆う。このため、ドロアユニット91に新品の現像カートリッジ1が挿入された後、検知ギア52が回転しているときには、金属板914とギアシャフト531との接触状態が、検知ギア52の形状に応じて変化する。すなわち、金属板914は、一時的にギアシャフト531から離れて、図9のように、第1突起521のみと接触する。このように、レバー912は、金属板914がギアシャフト531に接触する第1位置と、金属板914がギアシャフト531から離れる第2位置との間で移動する。
光センサ913は、レバー912の変位を検出し、検出信号70を制御部92へ送信する。光センサ913には、例えば、投光部と受光部とを有するセンサユニットが用いられる。図10は、光センサ913から得られる検出信号70の例を示した図である。レバー912が第1位置にあるときには、投光部からの光は、レバー912に遮られることなく、受光部に入射する。このとき、光センサ913の検出信号70はLowとなる。一方、レバー912が第2位置にあるときは、投光部からの光が、レバー912に遮られる。したがって、投光部からの光は、受光部に入射しない。このとき、光センサ913の検出信号70はHighとなる。
このように、光センサ913から出力される検出信号70は、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する波形となる。画像形成装置100の制御部92は、光センサ913から得られる検出信号70の波形に基づいて、装着された現像カートリッジ1が新品であるか否か、および現像カートリッジ1の仕様を識別する。
本実施形態の光センサ913は、レバー912を介して、第1突起521の移動を検出する。ただし、光センサ913は、第1突起521の移動を直接検出してもよい。また、光センサ913に代えて、磁気センサあるいは接触式センサを用いてもよい。あるいは、金属板914とギアシャフト531との間の電気的導通の有無に基づいて、第1突起521の移動を検出してもよい。
また、本実施形態では、ギアシャフト531が導電部材53の一部である。しかしながら、導電部材53への給電経路とは別に、ギアシャフトを設けてもよい。例えば、ケーシング10が、第2端面12を貫通する貫通孔と、貫通孔に取り付けられたキャップとをさらに有し、当該キャップから第1方向にギアシャフトが延びてもよい。
<4.ICチップアセンブリについて>
ICチップアセンブリ60は、ケーシング10の第1端面11の外側に配置される。図3~図6に示すように、ICチップアセンブリ60は、ICチップであるカートリッジIC61と、ホルダ62とを有する。カートリッジIC61は、ホルダ62の外表面に固定される。ホルダ62は、第1カバー45に保持される。カートリッジIC61は、電気的接触面を有する。電気的接触面は、導体である金属からなる。また、カートリッジIC61は、記憶媒体であるメモリ610を有する。カートリッジIC61のメモリ610は、現像カートリッジ1に関する種々の情報を記憶可能である。
ドロアユニット91は、スロット910ごとに電気コネクタを有する。電気コネクタは、画像形成装置100内の制御部92と、電気的に接続されている。現像カートリッジ1がドロアユニット91に装着されると、ドロアユニット91の電気コネクタと、カートリッジIC61の電気的接触面とが、互いに接触する。これにより、画像形成装置100は、カートリッジIC61からの情報の読み出しを行うことが可能となる。
図11は、カートリッジIC61内のメモリ610に記憶される情報を、概念的に示した図である。図11に示すように、本実施形態では、カートリッジIC61内のメモリ610に、検出信号70の特徴を表す特徴情報71が記憶されている。特徴情報71は、後述する識別処理に用いられる。本実施形態では、特徴情報71として、High信号数710、第1閾値711、および第2閾値712が、メモリ610に記憶されている。High信号数710は、検出信号70中のHighの回数を示す。第1閾値711および第2閾値712は、Highの継続時間についての閾値を示す。第2閾値712は、第1閾値711よりも小さい。
ただし、メモリ610に記憶される特徴情報71は、High信号数710、第1閾値711、および第2閾値712には限定されない。例えば、メモリ610は、特徴情報71として、検出信号70中のLowの回数を記憶していてもよい。また、メモリ610は、特徴情報71として、Lowの継続時間についての閾値を記憶していてもよい。また、メモリ610は、特徴情報71として、検出信号70中のHighの回数とLowの回数との組み合わせを記憶していてもよい。また、メモリ610は、特徴情報71として、Highの継続時間についての閾値と、Lowの継続時間についての閾値との、組み合わせを記憶していてもよい。
<5.本体の制御部について>
図12は、制御部92と4つのカートリッジIC61との接続を、概念的に示したブロック図である。図12に示すように、制御部92は、プロセッサ921、記憶部922、RAM923、およびNVRAM924を有する。プロセッサ921は、CPUなどの演算処理装置である。プロセッサ921は、記憶部922、RAM923、およびNVRAM924のそれぞれに対して、情報の書き込みおよび情報の読み出しを行うことができる。また、プロセッサ921は、4つのカートリッジIC61から、情報の読み出しを行うことができる。記憶部922は、プロセッサ921により読み取り可能なプログラムPを記憶する。制御部92は、プロセッサ921がプログラムPを実行することによって、動作する。
RAM923は、情報の書き込みおよび読み出しが可能な揮発性のメモリである。プロセッサ921は、カートリッジIC61に記憶された情報を、RAM923に展開する。これにより、プロセッサ921は、カートリッジIC61に記憶されている情報を、RAM923から迅速に読み出すことができる。
制御部92は、後述する新品検知によって、検出信号70を取得すると、取得した検出信号70を、RAM923に記憶させる。また、本実施形態では、記憶部922に、予め予備イールド情報80が記憶されている。予備イールド情報80は、後述するステップS11において、第2波形異常と判断された場合に参照される。予備イールド情報80は、現像カートリッジ1において使用可能な現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を表す。ただし、予備イールド情報80が表す現像剤の量は、正常時の検出信号70が表す現像剤の量よりも、少ないことが好ましい。また、予備イールド情報80が表す印刷枚数は、正常時の検出信号70が表す印刷枚数よりも、少ないことが好ましい。
NVRAM924は、電源の供給が停止したときにも記憶を保持可能なメモリである。NVRAM924には、現像カートリッジ1に関連する情報が記憶される。画像形成装置100に新品の現像カートリッジ1が装着されると、プロセッサ921は、NVRAM924内の現像カートリッジ1に関連する情報を初期化する。
<6.現像カートリッジ装着後の処理>
続いて、現像カートリッジ1の装着後に実行される処理について、図13および図14のフローチャートを参照しつつ、説明する。図13および図14の処理は、例えば、画像形成装置100の電源がオンにされたときに実行される。また、以下の処理のうち、制御部92が行う処理は、プログラムPに従ってプロセッサ921が動作することによって、実行される。また、以下では、1つの現像カートリッジ1に対する処理を説明するが、同様の処理が、4つの現像カートリッジ1のそれぞれについて実行される。
ドロアユニット91に現像カートリッジ1が装着され、画像形成装置100にドロアユニット91が収納されると、制御部92は、まず、現像カートリッジ1が有るか否かを判断する(ステップS1)。画像形成装置100は、ドロアユニット91のスロット910ごとに、現像カートリッジ1の有無を検出するカートリッジセンサ(図示省略)を有する。制御部92は、カートリッジセンサから出力される信号に基づいて、スロット910ごとに現像カートリッジ1が有るか否かを判断する。なお、制御部92は、上述した光センサ913から出力される信号を利用して、現像カートリッジ1が有るか否かを判断してもよい。
制御部92は、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が無いと判断した場合には(ステップS1:No)、ディスプレイ93にエラーまたは警告の表示を行う(ステップS2)。これにより、制御部92は、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が装着されていない、または現像カートリッジ1の装着が不完全であることを、ユーザに通知する。
一方、制御部92は、ステップS1において、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が有ると判断した場合には(ステップS1:Yes)、次に、カートリッジIC61の認証を行う(ステップS3)。カートリッジIC61の認証は、例えば、カートリッジIC61内のメモリ610に記憶された情報と、制御部92内のICチップ(図示省略)に記憶された情報とが一致するかを、プロセッサ921が判断することによって行われる。
カートリッジIC61の認証が成功した(例えば、カートリッジIC61内のメモリ610に記憶された情報と、制御部92内のICチップに記憶された情報とが一致した)と制御部92が判断した場合、制御部92は、カートリッジIC61から特徴情報71を取得する(ステップS4)。具体的には、まず、制御部92は、カートリッジIC61内のメモリ610に記憶された特徴情報71を、RAM923に書き込む。本実施形態では、制御部92は、メモリ610に記憶されたHigh信号数710、第1閾値711、および第2閾値712を、RAM923にコピーする。
なお、ステップS3において、カートリッジIC61の認証が失敗した(例えば、カートリッジIC61内のメモリ610に記憶された情報と、制御部92内のICチップに記憶された情報とが一致しない)と制御部92が判断した場合、制御部92は、ディスプレイ93にエラーまたは警告の表示を行ってもよい。
次に、制御部92は、4つの現像カートリッジ1のそれぞれについて、新品検知を行う。具体的には、制御部92は、まず、モータの駆動を開始させて駆動シャフトを回転させる(ステップS5)。そうすると、駆動シャフトの回転が、カップリング41、アイドルギア43、第1アジテータギア44、アジテータ20、および第2アジテータギア51を介して、検知ギア52に伝達する。これにより、検知ギア52が回転を開始する。検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521も回転する。そして、第1突起521の移動に応じて、レバー912の傾きが変化する。光センサ913は、レバー912の変位に応じて変化する検出信号70を、制御部92へ送信する。これにより、制御部92は、検知ギア52の回転に応じて変化する入力波形を取得する(ステップS6)。
やがて、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れると、検知ギア52は回転を停止する。また、モータの駆動を開始した後、予め設定された時間が経過すると、制御部92は、モータの駆動を停止させる(ステップS7)。制御部92は、得られた検出信号70をRAM923に書き込む。
検出信号70が得られると、制御部92は、現像カートリッジ1の識別処理を行う(ステップS8)。識別処理は、プロセッサ921が、RAM923に記憶された検出信号70と、特徴情報71とを参照することによって、実行される。図15および図16は、ステップS8の識別処理の例を示したフローチャートである。
識別処理を行うときには、制御部92は、検出信号70の時間に伴う変化を確認する。まず、制御部92は、予め設定された時間以内に、検出信号70がLowからHighに変化するかを判断する(ステップS21)。具体的には、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化するかを、プロセッサ921が判断する。予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化したとプロセッサ921が判断しなかった場合(ステップS21:No)、プロセッサ921は、その現像カートリッジ1が使用済みであると判断する(ステップS22)。すなわち、制御部92は、一旦使用が開始された現像カートリッジ1が画像形成装置100から取り出され、再度画像形成装置100に装着されたと判断する。
ステップS21において、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70がLowからHighに変化したとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS21:Yes)、続いて、制御部92は、予め設定された時間以内に、検出信号70がHighからLowに変化するかを判断する(ステップS23)。具体的には、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、HighからLowに変化するかを、プロセッサ921が判断する。予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、HighからLowに変化したとプロセッサ921が判断しなかった場合(ステップS23:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常であると判断する(ステップS24)。プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS23において、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70がHighからLowに変化したとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS23:Yes)、プロセッサ921は、Highの状態が継続した時間を、第1High時間T1として、RAM923に記憶する(ステップS25)。
続いて、制御部92は、予め設定された時間以内に、検出信号70がLowからHighに変化するかを判断する(ステップS26)。具体的には、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化するかを、プロセッサ921が判断する。予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化したとプロセッサ921が判断しなかった場合(ステップS26:No)、検出信号70におけるHighの数は、1回と確定する。プロセッサ921は、RAM923からHigh信号数710を読み出し、High信号数710と、確定したHighの数である1とが、一致しているかを判断する(ステップS27)。
そして、RAM923から読み出されたHigh信号数710が1でないとプロセッサ921が判断した場合(ステップS27:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常であると判断する(ステップS28)。プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS27において、RAM923から読み出されたHigh信号数710が1であるとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS27:Yes)、プロセッサ921は、続いて、RAM923に記憶された第1High時間T1が、RAM923に記憶された第1閾値711よりも大きいかを確認する(ステップS29)。そして、第1High時間T1が第1閾値711よりも大きいとプロセッサ921が判断した場合(ステップS29:Yes)、プロセッサ921は、現像カートリッジ1が新品であると判断する。また、プロセッサ921は、現像カートリッジ1の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が、本実施形態において3番目に大きい「中」レベルであると判断する(ステップS30)。プロセッサ921は、イールド情報が「中」レベルである旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS29において、第1High時間T1が第1閾値711以下であるとプロセッサ921が判断した場合(ステップS29:No)、プロセッサ921は、RAM923に記憶された第1High時間T1が、RAM923に記憶された第2閾値712よりも大きいかを確認する(ステップS31)。そして、第1High時間T1が第2閾値712よりも大きいとプロセッサ921が判断した場合(ステップS31:Yes)、プロセッサ921は、現像カートリッジ1が新品であると判断する。また、プロセッサ921は、現像カートリッジ1の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が、本実施形態において最も小さい「小」レベルであると判断する(ステップS32)。プロセッサ921は、イールド情報が「小」レベルである旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS31において、第1High時間T1が第2閾値712以下であるとプロセッサ921が判断した場合(ステップS31:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第2波形異常であると判断する(ステップS33)。プロセッサ921は、検出信号70が第2波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS26において、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70がLowからHighに変化したとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS26:Yes)、続いて、制御部92は、予め設定された時間以内に、検出信号70がHighからLowに変化するかを判断する(ステップS34)。具体的には、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、HighからLowに変化するかを、プロセッサ921が判断する。予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、HighからLowに変化したとプロセッサ921が判断しなかった場合(ステップS34:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常であると判断する(ステップS35)。プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS34において、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70がHighからLowに変化したとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS34:Yes)、プロセッサ921は、Highの状態が継続した時間を、第2High時間T2として、RAM923に記憶する(ステップS36)。
続いて、制御部92は、予め設定された時間以内に、検出信号70がLowからHighに変化するかを判断する(ステップS37)。具体的には、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化するかを、プロセッサ921が判断する。予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70が、LowからHighに変化したとプロセッサ921が判断しなかった場合(ステップS37:No)、検出信号70におけるHighの数は、2回と確定する。プロセッサ921は、RAM923からHigh信号数710を読み出し、High信号数710と、確定したHighの数である2とが、一致しているかを判断する(ステップS38)。
そして、RAM923から読み出されたHigh信号数710が2でないとプロセッサ921が判断した場合(ステップS38:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常であると判断する(ステップS39)。プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS38において、RAM923から読み出されたHigh信号数710が2であるとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS38:Yes)、プロセッサ921は、続いて、RAM923に記憶された第2High時間T2が、RAM923に記憶された第1閾値711よりも大きいかを確認する(ステップS40)。そして、第2High時間T2が第1閾値711よりも大きいとプロセッサ921が判断した場合(ステップS40:Yes)、プロセッサ921は、現像カートリッジ1が新品であると判断する。また、プロセッサ921は、現像カートリッジ1の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が、本実施形態において最も大きい「特大」レベルであると判断する(ステップS41)。プロセッサ921は、イールド情報が「特大」レベルである旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS40において、第2High時間T2が第1閾値711以下であるとプロセッサ921が判断した場合(ステップS40:No)、プロセッサ921は、RAM923に記憶された第2High時間T2が、RAM923に記憶された第2閾値712よりも大きいかを確認する(ステップS42)。そして、第2High時間T2が第2閾値712よりも大きいとプロセッサ921が判断した場合(ステップS42:Yes)、プロセッサ921は、現像カートリッジ1が新品であると判断する。また、プロセッサ921は、現像カートリッジ1の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が、本実施形態において2番目に大きい「大」レベルであると判断する(ステップS43)。プロセッサ921は、イールド情報が「大」レベルである旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS42において、第2High時間T2が第2閾値712以下であるとプロセッサ921が判断した場合(ステップS42:No)、プロセッサ921は、検出信号70が第2波形異常であると判断する(ステップS44)。プロセッサ921は、検出信号70が第2波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
また、ステップS37において、予め設定された時間以内に、RAM923に記憶された検出信号70がLowからHighに変化したとプロセッサ921が判断した場合(ステップS37:Yes)、プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常であると判断する(ステップS45)。プロセッサ921は、検出信号70が第1波形異常である旨の判断結果を、RAM923に記憶させる。
ステップS8の識別処理が終了すると、プロセッサ921は、RAM923に記憶された判断結果が、波形異常であったかを判断する(ステップS9)。RAM923に記憶された判断結果が波形異常であったとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS9:Yes)、続いて、プロセッサ921は、RAM923に記憶された判断結果が、第2波形異常であったかを判断する(ステップS10)。検出信号70が、第2波形異常ではなく、第1波形異常であったとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS10:No)、プロセッサ921は、ディスプレイ93にエラーの表示を行う(ステップS11)。具体的には、予め準備されたエラーメッセージが、ディスプレイ93に表示される。この場合、画像形成装置100における印刷処理の実行は許可されない。
ステップS10において、検出信号70が第2波形異常であったとプロセッサ921が判断した場合には(ステップS10:Yes)、プロセッサ921は、ディスプレイ93に警告表示を行う(ステップS12)。具体的には、予め準備された警告メッセージが、ディスプレイ93に表示される。この場合、プロセッサ921は、記憶部922から、予備イールド情報80を読み出す。そして、予備イールド情報80に基づいて、印刷処理を実行することが許可される。すなわち、画像形成装置100はアイドル状態となり、印刷指示の入力を待つ(ステップS13)。
また、ステップS9において、検出信号70が波形異常でない場合には(ステップS9:No)、プロセッサ921は、上述したステップS30,S32,S41,またはS43において決定されたイールド情報を、RAM923から読み出す。そして、読み出されたイールド情報に基づいて、印刷処理を実行することが許可される。すなわち、画像形成装置100はアイドル状態となり、印刷指示の入力を待つ(ステップS13)。
以上のように、制御部92は、第1突起521の移動により光センサ913が発する検出信号70を取得する。そして、制御部92は、得られた検出信号70を、カートリッジIC内のメモリ610に記憶された特徴情報71に基づいて識別する。これにより、制御部92は、現像カートリッジ1のイールド情報等の仕様を識別する。このため、画像形成装置100の記憶部922に予め記憶された情報に依存することなく、現像カートリッジ1の仕様を識別できる。したがって、画像形成装置100の記憶部922に予め記憶された情報を更新することなく、識別すべきカートリッジ1の種類を増やすことができる。
特に、本実施形態の制御部92は、検出信号70のうち、Highの数およびHighの継続時間のみに基づいて、現像カートリッジ1の仕様を識別する。すなわち、制御部92は、検出信号70の一部分の特徴に基づいて、現像カートリッジ1の仕様を識別する。このように、検出信号70の一部分に着目して現像カートリッジ1の仕様を識別すれば、識別処理におけるプロセッサの処理量を減らすことができる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下では、種々の変形例について、上記の実施形態との相違点を中心に説明する。
<7-1.第1変形例>
図17は、第1変形例の第1突起521、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図17の例では、検知ギア52の回転軸を中心とする第1突起521の周方向の長さが、上記の実施形態よりも短い。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912がギアシャフト531から離れる時間が、上記の実施形態よりも短い。このように、第1突起521は、円弧状に延びていなくてもよい。
図17の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は1となる。また、図17の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1よりも短くなる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図8および図9の検知ギア52と、図17の検知ギア52とを、識別することができる。
<7-2.第2変形例>
図18は、第2変形例の第1突起521、第2突起522、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図18の例では、検知ギア52が、第1突起521と第2突起522とを有する。第1突起521および第2突起522は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置において、それぞれ第1方向に延びる。検知ギア52の回転軸に対する第1突起521の外端部(第1外端部)と、検知ギア52の回転軸に対する第2突起522の外端部(第2外端部)とは、検知ギア52の回転方向において離れている。
画像形成装置100に現像カートリッジ1が装着されて、検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521および第2突起522の位置が移動する。これにより、第1突起521がレバー912に接触する。そして、第1突起521のレバー912への接触よりも後に、第2突起522がレバー912に接触する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ2回動く。光センサ913は、レバー912が2回動くことを検出する。
このように、検知ギア52に2つの突起を設ければ、2つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサの検出信号70が変化する。したがって、2つの突起の位置や形状によって、多数の異なるイールド情報を表すことができる。制御部92は、このような第1突起521および第2突起522の移動により得られる検出信号70を、特徴情報71に基づいて識別してもよい。
図18の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図18の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1よりも短くなる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図8、図9、および図17の検知ギア52と、図18の検知ギア52とを、識別することができる。
<7-3.第3変形例>
図19は、第3変形例の第1突起521、第2突起522、第3突起523、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図19の例では、検知ギア52が、第1突起521、第2突起522、および第3突起523を有する。第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置に配置される。検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521、第2突起522、および第3突起523の位置が移動する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ3回動く。光センサ913は、レバー912が3回動くことを検出する。
このように、検知ギア52に3つの突起を設ければ、3つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサの検出信号70が変化する。したがって、3つの突起の位置や形状によって、多数の異なるイールド情報を表すことができる。制御部92は、このような第1突起521、第2突起522、および第3突起523の移動により得られる検出信号70を、特徴情報71に基づいて識別してもよい。
図19の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は3となる。また、図19の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1よりも短くなる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図8、図9、図17、および図18の検知ギア52と、図19の検知ギア52とを、識別することができる。
なお、検知ギア52が有する突起の数は、4つ以上であってもよい。
<7-4.第4変形例>
図20は、第4変形例の第1突起521、第2突起522、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図20の例では、検知ギア52が、第1突起521と第2突起522とを有する。第1突起521および第2突起522は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置において、それぞれ第1方向に延びる。検知ギア52の回転軸に対する第1突起521の外端部(第1外端部)と、検知ギア52の回転軸に対する第2突起522の外端部(第2外端部)とは、周方向に離れている。
画像形成装置100に現像カートリッジ1が装着されて、検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521および第2突起522の位置が移動する。これにより、第1突起521がレバー912に接触する。そして、第1突起521のレバー912への接触よりも後に、第2突起522がレバー912に接触する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ2回動く。光センサ913は、レバー912が2回動くことを検出する。
また、図18の例では、第1突起521の周方向の長さよりも、第2突起522の周方向の長さの方が長い。このため、第1突起521によりレバー912が第2位置に位置する時間よりも、第2突起522によりレバー912が第2位置に位置する時間の方が長くなる。このように、第1突起521と第2突起522との周方向の長さを、互いに相違させれば、光センサ913は、第1突起521によりレバー912が第2位置に位置する時間と、第2突起522によりレバー912が第2位置に位置する時間とを、それぞれ異なる時間として検出できる。このため、第1突起521と第2突起522とで、より多くのイールド情報を表すことができる。
図20の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図20の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合の第1High時間T1よりも短くなる。また、図20の検知ギア52を用いた場合の第2High時間T2は、図18および図19の検知ギア52を用いた場合の第2High時間T2よりも長くなる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図8、図9、図17、図18、および図19の検知ギア52と、図20の検知ギア52とを、識別することができる。
<7-5.第5変形例>
図21は、第5変形例の検知ギア52、光センサ913、および制御部92の関係を示した図である。図21の例では、検知ギア52と、第1突起521とが、互いに別部材となっている。検知ギア52は、複数のギア歯を有し、回転軸を中心として回転する。検知ギア52が回転すると、検知ギア52の表面形状に沿って、第1突起521が軸方向に移動する。光センサ913は、第1突起521の軸方向の変位に応じて変化する検出信号70を、制御部92へ送信する。
このように、検知ギア52と第1突起521とは、別部材であってもよい。また、第1突起521は、軸方向に変位するものであってもよい。このような検知ギア52を用いた場合でも、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する検出信号70を得ることができる。したがって、制御部92は、上述したステップS8の識別処理によって、検出信号70の波形に基づいて、現像カートリッジ1の仕様を識別できる。
<7-6.第6変形例>
図22は、第6変形例の現像カートリッジ1の斜視図である。この現像カートリッジ1は、ケーシング10の第1方向の一方の端面である第1端面11のみに、ギア部40を有する。ギア部40は、カバー45に覆われている。図23は、カバー45を取り外した状態で、ギア部40を第1方向に見た平面図である。図23のように、この例では、カップリング41から検知ギア52までの複数のギアが、ケーシング10の第1端面11に配置されている。このように、ケーシング10の第1端面11に、複数のギアを集約して配置してもよい。なお、カートリッジICは、例えば、ケーシング10の第1方向の他方の端面である第2端面に配置すればよい。
図24は、第6変形例の検知ギア52の平面図である。図23の検知ギア52は、円筒部520、第1突起521、および第2突起522を有する。円筒部520は、検知ギア52の第1方向の一方の端面から、第1方向に延びる。第1突起521および第2突起522は、それぞれ、円筒部520から径方向外側へ向けて延びる。第1突起521と第2突起522とは、周方向の異なる位置に配置される。また、図22の例では、第2突起522の周方向の長さが、第1突起521の周方向の長さよりも長い。このように、第1突起521および第2突起522は、径方向に延びる突起であってもよい。
このような検知ギア52を用いた場合でも、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する検出信号70を得ることができる。したがって、制御部92は、上述したステップS8の識別処理によって、検出信号70の波形に基づいて、現像カートリッジ1の仕様を識別できる。図24の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。
<7-7.第7変形例>
図25は、第7変形例の検知ギア52の平面図である。図25の例では、第1突起521の周方向の長さと、第2突起522の周方向の長さとが、同一である。すなわち、図25の例では、図24の例よりも、第2突起522の周方向の長さが短い。図24および図25のように、第2突起522の周方向の長さを変えることによって、異なるイールド情報を表すことができる。
図25の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図25の検知ギア52を用いた場合の第2High時間T2は、図24の検知ギア52を用いた場合の第2High時間T2よりも短くなる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図24の検知ギア52と、図25の検知ギア52とを、識別することができる。
<7-8.第8変形例>
図26は、第8変形例の検知ギア52の平面図である。図26の例では、第1突起521の周方向の長さと、第2突起522の周方向の長さとが、同一である。すなわち、図26の例では、図24の例よりも、第2突起522の周方向の長さが短い。図24および図26のように、第2突起522の周方向の長さを変えることによって、異なるイールド情報を表すことができる。
また、図26の例では、図25の例よりも、第1突起521と第2突起522との間の周方向の間隔が大きい。図25および図26のように、第1突起521と第2突起522との間の周方向の間隔を変えることによって、異なるイールド情報を表すことができる。
上記の実施形態では、ステップS8の識別処理において、Highの状態が継続した時間(第1High時間T1,第2High時間T2)を、閾値と比較していた。しかしながら、ステップS8の識別処理において、Lowの状態が継続した時間(Low時間)を、閾値と比較してもよい。図26の検知ギア52を用いた場合のLow時間は、図24および図25の検知ギアを用いた場合のLow時間よりも、長くなる。したがって、図24および図25の検知ギア52と、図26の検知ギアとを、Low時間に基づいて識別することができる。
<7-9.第9変形例>
図27は、第9変形例の検知ギア52の平面図である。図27の例では、検知ギア52が、第1突起521、第2突起522、および第3突起523を有する。第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、それぞれ、円筒部520から径方向外側へ向けて延びる。また、第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、周方向の異なる位置に配置される。このように、検知ギア52に3つの突起を設ければ、3つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサの検出信号70が変化する。したがって、3つの突起の位置や形状によって、より多くの異なるイールド情報を表すことができる。
図27の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は3となる。したがって、上述したステップS8の識別処理によって、図24、図25、および図26の検知ギア52と、図27の検知ギア52とを、識別することができる。
なお、検知ギア52が有する突起の数は、4つ以上であってもよい。
<7-10.他の変形例>
上記の実施形態では、制御部92は、光センサ913から得られる検出信号70と、カートリッジIC61内のメモリ610から読み出される特徴情報71とによって、現像カートリッジ1のイールド情報を特定していた。しかしながら、制御部92は、光センサ913から得られる検出信号70と、カートリッジIC61内のメモリ610から読み出される特徴情報71とによって、現像ローラ30の回転数の上限値を特定してもよい。
また、上記の実施形態では、現像カートリッジ1のイールド情報が、「小」「中」「大」「特大」の4種類のいずれであるかを識別していた。しかしながら、識別すべき現像カートリッジ1の種類は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、レバー912が第1位置にあるときに検出信号70がLowとなり、レバー912が第2位置にあるときに検出信号70がHighとなっていた。しかしながら、レバー912が第1位置にあるときに検出信号70がHighとなり、レバー912が第2位置にあるときに検出信号70がLowとなってもよい。
図15および図16に示した識別処理は、あくまで一例である。識別すべき現像カートリッジ1の種類と、識別のための条件とに応じて、識別処理のフローは適宜に変更してもよい。
また、上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するカートリッジICが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気的接触面のみを固定し、カートリッジICのメモリは、現像カートリッジ1の他の箇所に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアが、互いに、ギア歯の噛み合いによって係合していた。しかしながら、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアは、摩擦力により互いに係合していてもよい。例えば、互いに係合する2つのギアの外周部に、複数のギア歯の代わりに、摩擦部材(例えばゴム)が設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、画像形成装置のディスプレイに情報を表示することによって、エラーメッセージ等の通知を出力していた。しかしながら、ディスプレイへの情報の表示に代えて、または、ディスプレイへの情報の表示と共に、ブザー、音声、警告灯、印字出力等の他の方法で、通知を出力してもよい。
また、上記の実施形態は、ドロアユニット91に装着可能な現像カートリッジ1を用いて説明されていた。しかしながら、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着可能であってもよい。ドラムカートリッジは、1つの感光ドラムを有するカートリッジである。また、現像カートリッジ1は、感光ドラムを有するプロセスカートリッジであってもよい。プロセスカートリッジは、現像ローラと感光ドラムとを備える1つのカートリッジである。また、現像カートリッジ1の代わりに、トナーカートリッジが用いられてもよい。トナーカートリッジは、トナーを収容可能であり、かつ、現像ローラを有さないカートリッジである。
また、上記実施形態では、光センサ913が、レバー912の変位を検出した。しかしながら、光センサ913の代わりに、電気的な接続を検出する検出機構が用いられてもよい。この場合、第1突起521と第2突起522と第3突起523のいずれかの突起が、レバー912と接触し、レバー912が第2位置に配置されると、画像形成装置内のある電気回路の電気的な接続がONとなる。そして、電気回路の電気的な接続がONとなったことを、検出機構が検出する。一方、第1突起521と第2突起522と第3突起523のいずれの突起も、レバー912と接触しない場合、レバー912は第1位置に配置され、電気回路の電気的な接続がOFFとなる。そして、電気回路の電気的な接続がOFFとなったことを、検出機構が検出する。
また、現像カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
10 ケーシング
20 アジテータ
30 現像ローラ
40 第1ギア部
41 カップリング
42 現像ローラギア
43 アイドルギア
44 第1アジテータギア
45 第1カバー
50 第2ギア部
51 第2アジテータギア
52 検知ギア
53 導電部材
54 第2カバー
60 ICチップアセンブリ
61 カートリッジIC
62 ホルダ
70 検出信号
71 特徴情報
80 予備イールド情報
91 ドロアユニット
92 制御部
93 ディスプレイ
100 画像形成装置
520 円筒部
521 第1突起
522 第2突起
523 第3突起
610 メモリ
710 High信号数
711 第1閾値
712 第2閾値
910 スロット
911 感光ドラム
912 レバー
913 光センサ
921 プロセッサ
922 記憶部
923 RAM
924 NVRAM
P プログラム
T1 第1High時間
T2 第2High時間

Claims (20)

  1. 現像剤を収容可能であり、画像形成装置に装着可能なカートリッジであって、
    所定の方向に延びる第1軸について回転可能な検知ギアと、
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起であって、前記検知ギアの回転方向に沿って部分的に設けられた突起であり、前記カートリッジの種類に応じて、前記突起の数、前記検知ギアの回転方向における前記突起の長さ、または前記検知ギアの回転方向における前記突起の間隔が異なる突起と、
    第1状態と、前記第1状態と異なる第2状態とを少なくとも含む信号を表す特徴情報が記憶されたメモリと、
    を備え、
    前記特徴情報は、前記画像形成装置が、前記突起の移動により検出される前記信号を識別することにより、前記カートリッジの種類を識別するための情報であることを特徴とするカートリッジ。
  2. 請求項1に記載のカートリッジであって、
    前記信号は、前記第1状態と前記第2状態との間で変化
    前記特徴情報は、前記第1状態または前記第2状態の継続時間を含むことを特徴とするカートリッジ。
  3. 請求項1に記載のカートリッジであって、
    前記信号は、前記第1状態と前記第2状態との間で変化
    前記特徴情報は、前記第1状態または前記第2状態の回数を含むことを特徴とするカートリッジ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記画像形成装置が、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される前記信号とによって、前記カートリッジ内の前記現像剤の量、または、前記現像剤により印刷可能な印刷枚数特定可能であることを特徴とするカートリッジ。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記所定の方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラ
    をさらに備え、
    前記画像形成装置が、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される前記信号とによって、前記現像ローラの回転数の上限値特定可能であることを特徴とするカートリッジ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記突起は、前記所定の方向に延びることを特徴とするカートリッジ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記検知ギアは、前記突起を備えることを特徴とするカートリッジ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記突起は、
    前記検知ギアと共に回転可能な第1突起と、
    前記検知ギアと共に回転可能な第2突起であって、前記第1突起と前記検知ギアの回転方向において離れて位置する第2突起と、
    を含み、
    前記特徴情報は、前記画像形成装置が、前記第1突起および前記第2突起の移動により検出される前記信号を識別することにより、前記カートリッジの種類を識別するための情報であることを特徴とするカートリッジ。
  9. 請求項8に記載のカートリッジであって、
    前記第1突起は、前記所定の方向に延び、
    前記第2突起は、前記所定の方向に延びることを特徴とするカートリッジ。
  10. 請求項8または請求項9に記載のカートリッジであって、
    前記第1突起は、前記検知ギアの回転方向に沿って延び、
    前記第2突起は、前記検知ギアの回転方向に沿って延び、
    前記第1突起の前記回転方向の長さと、前記第2突起の前記回転方向の長さとが異なることを特徴とするカートリッジ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記画像形成装置に前記カートリッジが装着されて、前記検知ギアが回転することによって、前記突起が、前記画像形成装置の一部分に接触可能であることを特徴とするカートリッジ。
  12. 請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記画像形成装置に前記カートリッジが装着されて、前記検知ギアが回転することによって、前記第1突起が、前記画像形成装置の一部分に接触可能であり、
    前記第1突起が前記画像形成装置の前記一部分に接触した後に、前記検知ギアが回転することによって、前記第2突起が、前記画像形成装置の前記一部分に接触可能であることを特徴とするカートリッジ。
  13. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    駆動力を受けるカップリングをさらに有し、
    前記検知ギアは、前記駆動力によって回転可能であることを特徴とするカートリッジ。
  14. 請求項13に記載のカートリッジであって、
    前記所定の方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラであって、前記所定の方向に延びる現像ローラシャフトを備える現像ローラと、
    前記現像ローラと共に回転可能な現像ローラギアであって、前記現像ローラシャフトに装着された現像ローラギアと、
    をさらに備え、
    前記カップリングは、前記所定の方向に延びる第3軸について回転可能であり、
    前記カップリングは、さらに、前記カップリングと共に回転可能なカップリングギアであって、前記現像ローラギアと噛み合うカップリングギアを備えることを特徴とするカートリッジ。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のカートリッジであって、
    前記メモリを有するICチップを備えることを特徴とするカートリッジ。
  16. 現像剤を収容可能なカートリッジであって、
    所定の方向に延びる第1軸について回転可能な検知ギアと、
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起であって、前記検知ギアの回転方向に沿って部分的に設けられた突起であり、前記カートリッジの種類に応じて、前記突起の数、前記検知ギアの回転方向における前記突起の長さ、または前記検知ギアの回転方向における前記突起の間隔が異なる突起と、
    第1状態と、前記第1状態と異なる第2状態とを少なくとも含む信号を表す特徴情報が記憶されたメモリと、
    を備えるカートリッジと、
    前記突起の移動を検出するセンサと、
    前記センサにより検出される前記信号と、前記メモリから読み出される前記特徴情報とに基づいて、前記カートリッジの種類を識別する処理を実行可能な制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項16に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される前記信号とによって、前記カートリッジ内の前記現像剤の量、または、前記現像剤により印刷可能な印刷枚数を特定する処理を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項16に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、
    前記所定の方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラ
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記特徴情報と、前記突起の移動により検出される前記信号とによって、前記現像ローラの回転数の上限値を特定する処理を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記センサにより検出される前記信号と、前記メモリから読み出される前記特徴情報とに基づいて、前記信号の波形が異常であるかを識別する処理を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、前記メモリを有するICチップを備えることを特徴とする画像形成装置。
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