JP7133447B2 - 決済処理システム及び決済処理方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成30年6月22日に、マルチサービス用ドライバー、変更仕様書にて公開した。
本発明は、決済処理システム及び決済処理方法に関する。
近年、電子マネーを用いて商品の購入を行うための決済処理システムが種々提案されている。例えば特許文献1に記載のシステムでは、店舗を来訪した顧客がデビッドカードをレジスターのカードリーダに挿入すると、デビッドカードのカード情報がレジスターから金融機関のホストコンピュータに送信される。そして、金融機関のホストコンピュータとの間で通信を確立しつつ、デビッドカードの有効性が判定される。また、デビッドカードが有効であると判定されたときには、デビッドカードを用いた決済処理が実行される。
特開2001-216569号公報
ところで、上記文献に記載のシステムでは、デビッドカードの有効性が判定されている間に、レジスターと金融機関のホストコンピュータとの間で通信エラーが発生すると、デビッドカードの決済処理が中止されていた。そして、通信環境が復旧した後に、デビッドカードの決済処理を取り消す旨の訂正処理がレジスターから金融機関のホストコンピュータに送信されていた。すなわち、デビッドカードの有効性の有無に関わらず、通信エラーの発生に伴って決済処理を一律に取り消すようにしていたため、ユーザーの利便性の観点においてなお改善の余地を残していた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子マネーを用いた決済処理の利便性を高めることのできる決済処理システム及び決済処理方法を提供することにある。
上記課題を解決する決済処理システムは、電子マネーを用いた商品の決済処理を行う決済処理部と、前記決済処理部と通信可能に構成されるとともに、情報媒体に保存された電子マネーに関する情報を読み取る読取部と、前記決済処理部による決済処理の成立の可否を判定する処理判定部とを備え、前記処理判定部は、前記読取部から受信した決済情報と、前記決済処理部に保存されている決済情報の履歴とを照合し、照合が成立した場合に決済処理が成立している旨を判定する。
上記課題を解決する決済処理方法は、読取部から決済情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した前記決済情報と、決済処理部に保存されている前記決済情報の履歴とを照合する照合ステップと、前記照合ステップにおいて照合が成立している場合に決済処理が成立している旨を判定する判定ステップとを含む。
上記構成によれば、決済処理部と読取部との間で通信エラーが発生したとしても、読取部から受信した決済情報と、決済処理部に保存されている決済情報の履歴とを照合することにより、通信エラーが発生する直前の時点で決済処理が成立していたか否かを判定する。そのため、通信エラーの発生の有無に関わらず決済処理の実行の機会が確保されやすくなり、決済処理の利便性を高めることができる。
上記決済処理システムにおいて、前記処理判定部は、前記決済処理部が前記読取部から発信された決済情報を受信できなかった場合、前記決済処理部が前記読取部から受信する前記決済情報と、前記決済処理部に保存されている前記決済情報とを照合することが好ましい。
上記構成によれば、読取部から発信された決済情報を受信できなかったことを条件に、決済情報の照合を行うため、決済情報の照合を行う頻度を適正に抑えることができる。
上記決済処理システムにおいて、前記読取部は、前記決済処理部からの指示に応じて、前記決済情報を前記処理判定部に送信することが好ましい。
上記構成によれば、読取部から決済情報を送信するための条件が事前に設定されているため、決済情報を送信する頻度を適正に抑えることができる。
上記決済処理システムにおいて、前記決済情報は、決済処理の処理日時を含む情報であることが好ましい。
上記構成によれば、読取部から過去に受信した決済処理の処理日時と、決済処理部に保存されている決済処理の処理日時とが一致するか否かに基づき、通信エラーが発生した時点で決済処理が成立していたか否かを判定することができる。
上記決済処理システムにおいて、前記決済処理部及び前記処理判定部は、同一の装置に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、決済処理システムのシステム構成の簡素化を図ることができる。
上記決済処理システムにおいて、前記決済処理部は、前記読取部から前記決済情報を受信できず、且つ、前記決済処理部からの決済処理の取消指示に対する応答を前記読取部から受信した場合、前記読取部に対して前記決済情報を要求することが好ましい。
上記構成によれば、決済処理部と読取部との間の通信エラーの発生の有無を的確に判断した上で、決済情報を読取部に対して要求することができる。
決済処理システムの一実施の形態の概略構成を示す模式図。 同実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れを示すシーケンスチャート。 同実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れを示すシーケンスチャート。 同実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れを示すシーケンスチャート。 同実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れを示すシーケンスチャート。 同実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れを示すシーケンスチャート。
以下、決済処理システムの一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の決済処理システムは、POSシステム(販売時点情報管理システム:Point of sale system)などの決済処理装置と、リーダライタ端末とを含んで構成されている。このシステムでは、決済情報が決済処理装置に入力されると、決済情報が決済処理装置からリーダライタ端末に転送され、リーダライタ端末から商品の購入者に対してICカードの読取動作が促される。そして、商品の購入者がICカードをリーダライタ端末にかざすと、ICカードとリーダライタ端末との間で非接触通信が行われることにより、電子マネーを用いた商品の決済処理が実行される。そして、商品の決済処理が実行されると、ICカードに記録されている電子マネーの残高金額が商品の購入金額を差し引いた金額となるように更新される。
図1に示すように、決済処理装置100は、例えば、店舗に設置されるレジスターにより構成されている。決済処理装置100の制御部110は、電子マネーを用いた商品の決済処理を制御しており、操作部130、表示部140、及びインタフェース部150が接続されている。操作部130は、例えばキーボードであって、決済処理装置100を設置した店舗の店員が決済金額を入力する際に操作される。表示部140は、例えば液晶ディスプレイであって、操作部130を通じて入力された決済金額を表示する。インタフェース部150は、決済金額を含めた決済情報をリーダライタ端末200との間で送受信する。
決済処理装置100の記憶部120は、制御部110が決済処理プログラムの実行の際に読み書きする各種の情報を保存する。各種の情報は、制御部110が商品の決済処理を実行する毎に生成される決済情報D1の履歴情報を含んでいる。この場合、決済情報D1は、決済金額及び決済処理の処理日時を含んでいる。
リーダライタ端末200の制御部210は、決済処理装置100との通信処理、並びに、商品の決済処理時に実行される情報媒体の一例としてのICカード300の読取処理を制御しており、インタフェース部230、及び通信部240に接続されている。インタフェース部230は、決済情報を決済処理装置100との間で送受信する。通信部240は、ICカード300との間で通信を行うものであり、ICカード300のカード情報D3を制御部210とICカード300との間で送受信する。ICカード300のカード情報D3は、ICカード300の識別情報や残高金額を含んでいる。
リーダライタ端末200の記憶部220は、制御部210が決済処理装置100との間で商品の決済処理を実行する際に、決済処理装置100との間で送受信する決済情報D2を保存する。この場合、決済情報D2は、決済金額や決済処理の処理日時に関する直近の情報を含んでいる。すなわち、リーダライタ端末の制御部210は、商品の決済処理を実行する毎に決済情報D2を記憶部220に保存し、記憶部220に決済情報D2が保存済みである場合には、記憶部220に保存されている決済情報D2を更新する。
ICカード300の制御部310は、電子マネーの残高金額を含めたカード情報D3を管理している。ICカード300の制御部310は、リーダライタ端末200との間での通信を通じてICカード300の読取処理を制御しており、通信部330に接続されている。通信部330は、リーダライタ端末200との間で通信を行うものであり、ICカード300のカード情報D3をICカード300の制御部310とリーダライタ端末200との間で送受信する。また、通信部240は、商品の決済処理が実行されると、当該の決済処理に関する情報をデータセンター400に送信する。この際、通信部240は、更新後のカード情報D3をICカード300から読み出してデータセンター400に送信してもよい。なお、データセンター400は、商品の決済処理に関する情報や、複数のユーザが所持するICカード300のカード情報D3を統括的に管理している。
決済処理装置100の制御部110は、リーダライタ端末200と、ICカード300との間で決済処理が実行されると、リーダライタ端末200から決済処理が実行された旨の電文を受信する。この電文が受信されると、制御部110は、当該の決済処理が成立したと判定する。また、リーダライタ端末200の制御部210は、リーダライタ端末200と、ICカード300との間で決済処理が実行されると、決済処理に関する情報を記憶部220に記憶するとともに、当該の情報を通信部240を通じてデータセンター400に送信する。この場合、決済処理に関する情報には、決済処理後のICカード300のカード情報D3を含んでいてもよい。
また、リーダライタ端末200の制御部210は、ICカード300の残高金額から決済金額を差し引いた金額を新たな残高金額としてカード情報D3を更新するとともに、更新後のカード情報D3を通信部240を通じてICカード300に送信する。
そして、決済処理装置100は、決済処理が実行された旨の電文をリーダライタ端末200の制御部210から受信すると、決済処理が成立した旨を表示部140を通じて店舗の店員に提示する。
次に、本実施の形態の決済処理システムが実行する商品の決済処理の流れについて説明する。
図2に示すように、商品の決済処理の際には、まず、店舗の店員が決済処理装置100の操作部130を通じて決済金額を入力する。すると、決済処理装置100は、リーダライタ端末200に決済コマンドを発行し、決済処理の開始をリーダライタ端末200に促す。なお、決済処理装置100は、決済コマンドを発行する毎に、決済コマンドに含まれる決済情報D1を履歴情報として記憶部120に保存する。
リーダライタ端末200は、決済処理装置100が発行した決済コマンドを受信すると、商品の購入者がICカード300をかざすまで待機する。そして、リーダライタ端末200は、ICカード300がかざされると、ICカード300との間で決済処理を開始する。
この場合、リーダライタ端末200は、ICカード300からカード情報D3を読み出し、ICカード300の残高金額と決済金額とを比較する。そして、リーダライタ端末200は、ICカード300の残高金額が決済金額以上であること、もしくはICカード300が有効カードであることを条件に、決済処理が成立したと判定する。
リーダライタ端末200は、決済処理が成立したと判定すると、決済処理装置100から受信した決済コマンドに含まれる決済情報D2を直近の決済情報として記憶部220に上書き保存する。また、リーダライタ端末200は、決済処理が成立したと判定すると、決済処理装置100に対して決済レスポンスを発行する。そして、決済処理装置100は、リーダライタ端末200が発行した決済レスポンスを受信すると、決済処理の成立を表示部140を通じて店舗の店員に提示する。
また、リーダライタ端末200は、決済処理が成立したと判定すると、ICカード300の残高金額から決済金額を差し引いた金額を新たな残高金額としてカード情報D3を更新するとともに、更新後のカード情報D3をICカード300に送信する。そして、ICカード300は、リーダライタ端末200から受信した更新後のカード情報D3を記憶部320に上書き保存する。
また、リーダライタ端末200は、決済処理が成立したと判定すると、決済処理が成立した旨を示す決済成立データをデータセンター400に送信する。
ここで、図3に示すように、ノイズや無線通信環境の変化、通信用ケーブルの接触不良などにより、決済処理装置100とリーダライタ端末200との間の通信環境が一時的に悪化することがある。この場合、リーダライタ端末200は、決済処理が成立したと判定して決済レスポンスを決済処理装置100に発行したとしても、発行した決済レスポンスが決済処理装置100に到達するまでに消失することもある。その結果、リーダライタ端末200とICカード300との間で決済処理が成立しており、ICカード300のカード情報D3の更新、並びに、リーダライタ端末200からデータセンター400への決済成立データの送信が行われているにも関わらず、決済成立の通知が決済処理装置100を通じて店舗の店員に提示されなくなる。そのため、店舗の店員は、商品の購入者に対してリーダライタ端末200へのICカード300の読取動作を再び要求することとなり、二重決済を生じる虞があった。一方、商品の購入者は、ICカード300を用いた商品の購入に不便さを感じたり、ICカード300の残高金額のみが減額されてしまったりすることにより、商品の購入の機会を失う虞もあった。
この点、図4に示すように、本実施の形態では、決済処理装置100は、リーダライタ端末200に対して決済コマンドを発行した時点から計時を開始している。そして、決済処理装置100は、決済コマンドを発行した時点から一定時間が経過してもリーダライタ端末200から決済レスポンスが発行されなかったときには、決済レスポンスを未受信であると判定する。
そして、決済処理装置100は、決済レスポンスを未受信であると判定したときには、決済情報確認コマンドをリーダライタ端末200に発行する。リーダライタ端末200は、決済処理装置100が発行した決済情報確認コマンドを受信すると、記憶部220に保存されている直近の決済情報D2を読み出す。そして、リーダライタ端末200は、直近の決済情報D2を含む決済情報確認レスポンスを決済処理装置100に発行する。
より具体的には、リーダライタ端末200は、決済処理装置100から受信した決済コマンドに含まれる決済処理の処理日時に関する情報を、直近の決済情報D2とした決済情報確認レスポンスを決済処理装置100に発行する。
決済処理装置100は、リーダライタ端末200が発行した決済情報確認レスポンスを受信すると、当該受信した決済情報確認レスポンスに含まれる直近の決済情報D2と、記憶部120に保存されている決済情報D1の履歴情報とを比較する。より詳細には、決済処理装置100は、直近の決済情報D2に含まれる決済処理の処理日時と、決済情報D1の履歴情報のうち最新の決済情報に含まれる決済処理の処理日時とを照合する。そして、決済処理装置100は、これらの決済処理の処理日時が一致する、もしくは所定の許容時間内であることを条件に、決済情報D1,D2の照合が成立したと判定する。すなわち、決済処理装置100は、決済処理装置100がリーダライタ端末200に対して最後に決済コマンドを発行したときの決済処理の処理日時と、リーダライタ端末200が決済処理が成立したと判定したときの決済処理の処理日時とが一致する、もしくは所定の許容時間内であることを条件に、リーダライタ端末200からの決済レスポンスの受信の有無に関わらず、決済処理が成立したものと判定する。そして、決済処理装置100は、決済情報D1,D2の照合が成立したと判定したときには、決済情報D1,D2の成立を表示部140を通じて店舗の店員に提示する。なお、所定の許容時間内とは、例えば10秒である。
なお、決済処理の処理日時は、決済処理装置100から受信した決済コマンドに含まれる決済処理の処理日時に限らず、例えばICカード300をリーダライタ端末200にかざして、ICカード300からカード情報D3を読み出す時間でもよいし、リーダライタ端末200によって、決済処理が成立したと判定する時間、さらにはリーダライタ端末200から更新後のカード情報D3をICカード300に送信する時間等であってもよい。
ところで、図5に示すように、例えばリーダライタ端末200に対するICカード300のかざし方が不十分である場合、リーダライタ端末200とICカード300との間の決済処理に処理未了が発生することがある。そして、リーダライタ端末200は、処理未了の発生を検知すると、処理未了の発生を決済処理装置100に通知する。また、決済処理装置100は、リーダライタ端末200から処理未了の発生が通知されると、再決済コマンドをリーダライタ端末200に発行して決済処理を再開する。そして、リーダライタ端末200は、処理未了が発生した決済処理が正常に終了すると、処理未了の終了を判定する。
この場合、決済処理の処理未了が発生するタイミングによっては、ICカード300のカード情報D3が更新される一方で、決済処理が完了しない状況が生じる。その結果、商品の購入者は、商品を購入していないにも関わらず、ICカード300の残高金額から決済金額が差し引かれる状況が発生し、電子マネーを用いた商品の決済処理の信頼性を損なうとともに、残高不足により次の商品の購入をしようとする際に、購入が出来なくなってしまう虞があった。
この点、図6に示すように、本実施の形態では、決済処理装置100は、再決済コマンドを発行した時点で計時を開始し、再決済コマンドを発行してから所定の時間が経過した時点で、リーダライタ端末200に対して決済履歴確認コマンドを発行する。この再決済コマンドは、リーダライタ端末200に対して、ICカード300の再読取を受け付けるコマンドである。リーダライタ端末200は、決済処理装置100が発行した決済履歴確認コマンドを受信すると、処理未了の終了を判定していることを条件に、決済履歴確認レスポンスを決済処理装置100に対して発行する。
決済処理装置100は、リーダライタ端末200が発行した決済履歴確認レスポンスを受信すると、表示部140を通じて処理未了の発生を通知する。そして、決済処理装置100は、表示部140による処理未了の発生の通知に基づき、店舗の店員が操作部130を通じて入力した返金操作を受け付ける。また、決済処理装置100は、返金操作を受け付けると、リーダライタ端末200に対して返金コマンドを発行する。
リーダライタ端末200は、決済処理装置100が発行した返金コマンドを受信すると、商品の購入者がICカード300をかざすまで待機する。そして、リーダライタ端末200は、ICカード300がかざされると、ICカード300との間で返金処理を開始する。
この場合、リーダライタ端末200は、ICカード300からカード情報D3を読み出す。そして、リーダライタ端末200は、処理未了が発生した決済金額をICカード300の残高金額に上乗せした金額を新たな残高金額としてカード情報D3を回復するとともに、回復後のカード情報D3をICカード300に送信する。そして、ICカード300は、リーダライタ端末200から受信した回復後のカード情報D3を記憶部320に上書き保存する。また、リーダライタ端末200は、ICカード300との間での返金処理が完了すると、決済処理装置100に対して返金レスポンスを発行し、返金処理の完了を決済処理装置100に通知する。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)決済処理装置100は、リーダライタ端末200から受信した決済情報D2と、決済処理装置100に保存されている決済情報D1の履歴とを照合し、照合が成立した場合に決済処理が成立している旨を判定する。これにより、決済処理装置100とリーダライタ端末200との間で通信エラーが発生したとしても、通信エラーが発生する直前の時点で決済処理が成立していたか否かを判定できる。そのため、通信エラーの発生の有無に関わらず決済処理の実行の機会が確保されやすくなり、決済処理の利便性を高めることができる。
(2)決済処理装置100は、決済処理装置100がリーダライタ端末200から発信された決済情報D2を受信できなかった場合、決済処理装置100がリーダライタ端末200から受信する決済情報D2と、決済処理装置100に保存されている決済情報D1とを照合する。すなわち、リーダライタ端末200から発信された決済情報D2を受信できなかったことを条件に、決済情報D1,D2の照合を行うため、決済情報D1,D2の照合を行う頻度を適正に抑えることができる。
(3)リーダライタ端末200は、決済処理装置100からの指示に応じて、決済情報D2を決済処理装置100に送信する。これにより、リーダライタ端末200から決済情報D2を送信するための条件が事前に設定されているため、決済情報D2を送信する頻度を適正に抑えることができる。
(4)決済情報D1,D2は、決済処理の処理日時を含む情報である。これにより、リーダライタ端末200から過去に受信した決済処理の処理日時と、決済処理装置100に保存されている決済処理の処理日時とが一致する、もしくは所定の許容時間内であるか否かに基づき、通信エラーが発生した時点で決済処理が成立していたか否かを判定することができる。これにより、決済処理装置100とリーダライタ端末200との通信環境が不安定になり、通信が不確実な状態になった場合においても、確実に決済処理を行うことができる。
(5)決済処理装置100は、決済情報D1,D2を照合する機能と、決済情報D1,D2の照合結果に基づいて決済処理の成立の可否を判定する機能とを有している。これにより、決済処理システムのシステム構成の簡素化を図ることができる。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態にて実施することもできる。
・上記実施の形態において、決済処理装置100は、決済コマンドをリーダライタ端末200に送信した時点から一定時間が経過したとしても、リーダライタ端末200から決済リクエストを受信できなかった場合に、決済取消コマンドをリーダライタ端末200に送信してもよい。そして、決済処理装置100は、決済取消コマンドに対する応答として決済取消リクエストをリーダライタ端末200から受信したことを条件に、決済情報確認コマンドを送信してもよい。
・上記実施の形態において、リーダライタ端末200が、決済情報D1,D2を照合する機能、及び、決済情報D1,D2の照合結果に基づいて決済処理の成立の可否を判定する機能のうち、少なくとも一方の機能を有してもよい。すなわち、これらの機能は、同一の装置に設けられてもよいし、別々の装置に設けられてもよい。また、決済情報D1,D2を照合する機能、及び、決済情報D1,D2の照合結果に基づいて決済処理の成立の可否を判定する機能のうち、少なくとも一方の機能が、決済処理装置100及びリーダライタ端末200とは異なる装置に設けられてもよい。
・上記実施の形態において、決済情報は、例えば、決済処理毎に付与される識別番号や、決済処理における店舗、商品の種類や個数、決済金額等の組み合わせからなる決済条件を含んでもよい。
・上記実施の形態において、リーダライタ端末200が決済情報を入力するための操作部を有するのであれば、必ずしも、決済処理装置100からリーダライタ端末200に決済コマンドを発行しなくてもよい。
・上記実施の形態においては、リーダライタ端末200は、決済処理を実行する毎に、記憶部220に保存されている決済情報D2を直近の情報に上書き保存していた。これに代えて、リーダライタ端末200は、決済処理を実行する毎に、決済情報D2の履歴を記憶部220に保存してもよい。この場合、決済処理装置100は、決済処理毎に付与される識別番号や、決済処理日時等を照合することにより、決済情報D1,D2の照合を行ってもよい。
・上記実施の形態においては、決済処理装置100が店舗に設置されたレジスターである場合を例に挙げて説明した。ただし、決済処理装置100は、必ずしもレジスターに限らず、例えばタブレット端末等、リーダライタ端末200と有線又は無線により接続される情報媒体であってもよい。
・上記実施の形態においては、電子マネーを用いた商品の決済処理として、ICカード300を用いた商品の決済処理を例に挙げて説明した。ただし、電子マネーを用いた商品の決済処理としては、デビッドカードやクレジットカードを用いた商品の決済処理等、他の決済処理に適用することも可能である。
100…決済処理部の一例としての決済処理装置、110…制御部、120…記憶部、130…操作部、140…表示部、150…インタフェース部、200…読取部の一例としてのリーダライタ端末、210…制御部、220…記憶部、230…インタフェース部、240…通信部、300…情報媒体の一例としてのICカード、310…制御部、320…記憶部、330…通信部、D1…決済情報、D2…決済情報、D3…カード情報。

Claims (5)

  1. 電子マネーを用いた商品の決済処理を行う決済処理部と、
    前記決済処理部と通信可能に構成されるとともに、情報媒体に保存された電子マネーに関する情報を読み取る読取部と、
    前記決済処理部による前記決済処理の成立の可否を判定する処理判定部と
    を備え、
    決済情報は、前記決済処理部が前記決済処理ごとに生成する当該決済処理の処理日時を含み、
    前記決済情報の履歴は、前記決済処理部が前記決済処理ごとに保存する当該決済処理の前記決済情報であり、
    前記処理判定部は、前記決済処理部が前記読取部から発信された前記決済情報を受信できなかった場合、前記読取部から受信した前記読取部における直近の前記決済情報に含まれる前記処理日時と、前記決済処理部に保存されている前記決済情報の履歴のなかの最新の前記決済情報に含まれる前記処理日時とを照合し、2つの前記処理日時が一致する、もしくは2つの前記処理日時が所定の許容時間内である場合に前記決済処理が成立している旨を判定する
    ことを特徴とする決済処理システム。
  2. 前記読取部は、前記決済処理部からの指示に応じて、前記読取部における直近の前記決済情報を前記処理判定部に送信する
    請求項1に記載の決済処理システム。
  3. 前記決済処理部及び前記処理判定部は、同一の装置に設けられている
    請求項1または2に記載の決済処理システム。
  4. 前記決済処理部は、前記読取部から前記決済情報を受信できず、且つ、前記決済処理部からの前記決済処理の取消指示に対する応答を前記読取部から受信した場合、前記読取部に対して前記読取部における直近の前記決済情報を要求する
    請求項1~のいずれか一項に記載の決済処理システム。
  5. 決済情報は、決済処理部が決済処理ごとに生成する当該決済処理の処理日時を含み、
    前記決済情報の履歴は、前記決済処理部が前記決済処理ごとに保存する当該決済処理の前記決済情報であり、
    前記決済処理部が読取部から発信された前記決済情報を受信できなかった場合、処理判定部が前記読取部から当該読取部における直近の前記決済情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて前記処理判定部が受信した前記決済情報に含まれる前記処理日時と、前記決済処理部に保存されている前記決済情報の履歴のなかの最新の前記決済情報に含まれる前記処理日時とを前記処理判定部が照合する照合ステップと、
    前記照合ステップにおいて2つの前記処理日時が一致する、もしくは2つの前記処理日時が所定の許容時間内である場合に前記決済処理が成立している旨を前記処理判定部が判定する判定ステップと
    を含む
    ことを特徴とする決済処理方法。
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