JP7132577B1 - 車両用荷室 - Google Patents

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Abstract

【課題】車内構造物の配置を工夫することで、荷室内の空間を有効活用することができる車両用荷室を提供する。【解決手段】車両の荷室2の外郭を構成するとともに開口部11を備える主荷室10と、前記開口部11から前記主荷室10の内側に収納される副荷室30と、前記副荷室30を前記開口部11から外側へ引き出して前記荷室2を拡張可能にするスライド機構31と、前記副荷室30が収納されたときは前記主荷室10と必要に応じて前記副荷室30に収納され、前記副荷室30が引き出されたときは前記主荷室10の側に残される第1車内構造物40と、を備える【選択図】図5

Description

本発明は、キャンピングカーやキッチンカー等に用いることができる、室内空間を拡張可能とする車両用荷室に関する。
従来、例えば実開昭62-4480号公報に、本体に補助箱を挿入して伸縮自在にしたカーハウスが開示されている。
実開昭62-4480号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、室内空間に配置される車内構造物をどう配置するかの記載はされていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、車内構造物の配置を工夫することで、荷室内の空間を有効活用することができる車両用荷室を提供することを目的とする。
本発明の車両用荷室は、
車両の荷室の外郭を構成するとともに開口部を備える主荷室と、
前記開口部から前記主荷室の内側に収納される副荷室と、
前記副荷室を前記開口部から外側へ引き出して前記荷室を拡張可能にするスライド機構と、
前記副荷室が収納されたときは前記主荷室と必要に応じて前記副荷室に収納され、前記副荷室が引き出されたときは前記主荷室の側に残される第1車内構造物と、
を備えることを特徴とする。
本発明の車両用荷室によれば、副荷室が収納されたときは主荷室内と必要に応じて副荷室内に収納され、副荷室が引き出されたときは主荷室の側に残される第1車内構造物を備えるため、荷室内の空間を有効的に活用することができる。
本発明の車両用荷室の好ましい例は、
前記第1車内構造物が、
前記第1車内構造物を支える第1支持部を備え、
前記第1支持部が前記主荷室の天井面、床面、又は側面に固定され、
前記副荷室の天井面、床面、又は側面には前記副荷室の出し入れに伴って前記第1支持部が通過可能なスリットが設けられている。
本発明の車両用荷室の好ましい例は、
前記第1車内構造物が、
前記第1車内構造物を支える第1支持部を備え、
前記第1支持部が、前記主荷室の天井面、床面、又は側面に水平に設けられるレールにスライド可能に設置され、
前記副荷室の天井面、床面、又は側面には前記副荷室の出し入れに伴って前記第1支持部が通過可能なスリットが設けられ、
前記副荷室の引き出し後に前記第1車内構造物が前記主荷室の中で水平方向に移動可能となる。
これらの本発明の車両用荷室の好ましい例によれば、副荷室を引き出した後で第1車内構造物を移動させることができるため、荷室の使用方法のバリエーションを増やすことができる。なお、水平に設けられるレールとは、実質的に水平であって副荷室を引き出した後で第1車内構造物を移動させることができればよく、多少の傾斜があっても構わない(後述する第2車内構造物を備える発明においても同様。)。
本発明の車両用荷室の好ましい例は、
前記第1車内構造物が、
前記主荷室の前側に配置される第1前側支持部と、
前記主荷室の後側に配置される第1後側支持部と、を備え、
前記第1前側支持部が前記主荷室の天井面、床面、又は側面に固定され、
前記第1後側支持部が前記副荷室の天井面、床面、又は側面に、前記副荷室の引き出し方向に沿って設けられるレールに、スライド可能に設置される。
本発明の車両用荷室の好ましい例によれば、副荷室の天井面、床面、又は側面にスリットの代わりにレールが設置されており、スリットが不要になることで副荷室の加工が容易となる。
本発明の車両用荷室の好ましい例は、
前記副荷室に設置されて前記副荷室とともに引き出される第2車内構造物を備える。
本発明の車両用荷室の好ましい例は、
前記第2車内構造物が、
前記第2車内構造物を支える第2支持部を備え、
前記第2支持部が、前記副荷室の天井面、床面、又は側面に水平に設けられるレールにスライド可能に設置され、
前記第2車内構造物が前記副荷室の中で水平方向に移動可能となる。
本発明の車両用荷室の好ましい例によれば、副荷室に固定されて副荷室とともに引き出される第2車内構造物を備えるため、荷室の使い方のバリエーションをさらに増やすことができる。
上述したように、本発明の車両用荷室によれば、車内構造物の配置を工夫することで、荷室内の空間を有効活用することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用荷室の側面図である。 図1に示す車両用荷室の反対側の側面図である。 図1に示す車両用荷室の背面図である。 図1に示す車両用荷室の平面図である。 主荷室及び副荷室の天板を取外した状態の平面図である。 図5のA-A線断面図である。 車両用荷室の後扉及び副荷室の後方の壁面を取外した状態の背面図である。 図5に示す状態から後扉を開けて副荷室を引き出した状態を示す図である。 図8のB-B線断面図である。 図8において第1車内構造物を主荷室の側面に移動した状態を示す図である。 図8において第2車内構造物を移動させた状態を示す図である。 図8において第1車内構造物と第2車内構造物を移動させた状態を示す図である。 第2車内構造物が固定されている実施形態を説明する図である。 図13に示す状態から副荷室を引き出して第1車内構造物を移動させた状態を示す図である。 第1車内構造物の一部が主荷室に固定されている実施形態を説明する図である。 副荷室にスリット又はレールを備えない実施形態を説明する図である。 レールとその周辺構成の一例を示す図である。
以下、本発明の車両用荷室1の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図1から図4においては、トラック5(車両)を一点破線で表わしている。また、図5、図8、及び図10から図15においては、第1車内構造物40と第2車内構造物50とを破線で表わしている。また、図8から図12、及び図14においては、後扉15の上開き扉16とその周辺を一点破線で表わしている。なお、本実施形態の車両用荷室1はトラック5の荷台6に積載されるものであるが、これに限られず、バンタイプ又はワゴンタイプの車両の荷室を同様に改造することも可能である。また、本実施形態の車両用荷室1は、図示しない固定機構によって、トラック5の荷台6に固定されている。
[第1実施形態]
図1から図9に示すように、本実施形態の車両用荷室1は、主荷室10と、副荷室30と、スライド機構31と、第1車内構造物40と、第2車内構造物50と、を備える。主荷室10は、車両用荷室1の外郭を構成するとともにその後端に開口部11を備えるものであり、その前上部には前方に張り出す張出し部12が設けられる。また、主荷室10の側面には人の出入りのための横扉14が設けられ、背面には副荷室30の出し入れのための後扉15が設けられる。
後扉15は、少なくともその一部が上開き扉16となっており、上開き扉16の左右方向の両端には雨よけ板17が設けられる。この雨よけ板17は、後扉15を閉めたときには、主荷室10の外側面に設けられるカバー13、又は主荷室10の外側面を構成する外板23と内側面を構成する内板24との間に収納される(後者は図示せず、外板23と内板24については図7参照。)。また、上開き扉16を開いた状態で、上開き扉16の端部からカーテン18等を垂らすことも可能である(図8、図9等参照)。
本実施形態では、後扉15の上部が上開き扉16で、下部が下開き扉19となっており、それぞれがヒンジ20,21によって主荷室10の後端に連結されている。これらの上開き扉16と下開き扉19には、略水平に開いた状態で固定するためのストッパー(図示せず)が設けられる。また、後扉15の下半分は下開き扉19となっているが、これに限られず左右開きの扉であってもよいし、後扉15の全てが上開き扉16であってもよい。
副荷室30は、主荷室10の開口部11から主荷室10の内側に収納されるものであり、主荷室10に対して入れ子構造のようになっている。この副荷室30は、その後方が壁面34となっており、前方が開放されて主荷室10と連通している。また、スライド機構31によって、副荷室30が主荷室10の開口部11から外側へ引き出し可能に構成され、主荷室10及び副荷室30からなる荷室2が拡張可能となる。このスライド機構31としては、公知のスライドレール、ころ、滑り支承等が用いられ、本実施形態ではスライドレールを採用している。また、副荷室30と主荷室10との隙間s(図7参照)には、図示しないゴムパッキン等が設けられて、外気や虫の侵入を防止する。なお、副荷室30を主荷室10から引き出すときには、後扉15は開かれた状態となることは勿論である。
第1車内構造物40は、荷室2の中に配置される椅子、テーブル、ベッド、又は調理台等の構造物であって、副荷室30が収納されたときは主荷室10と必要に応じてその一部が副荷室30に収納される。一方、副荷室30が引き出されたときは、第1車内構造物40は副荷室30についていかず主荷室10の側に留まって残される。もっとも、第1車内構造物40の大きさによっては、副荷室30を引き出した後もその一部が副荷室30にも残ることがある。また、第1車内構造物40は、第1車内構造物40を支える第1支持部41,42を備える。本実施形態では、第1支持部41,42に4本のパイプを用いるとともに第1支持部41,42を前後に分けており、前側の2本を第1前側支持部41、後側の2本を第1後側支持部42としている。もっとも第1支持部41,42は本実施形態の4本のパイプに限られず、例えば1本の脚部等であってもよい。
また、主荷室10の床面の左右方向には、水平に一対のレール22が設けられ、第1前側支持部41と第1後側支持部42がそれぞれレール22にスライド可能に設置される。このレール22として本実施形態では、図17に示すような断面凹字状のものを用いて、その窪みに第1前側支持部41と第1後側支持部42を嵌めているが、これに限られず、リップ溝形鋼(C形鋼)や各種の直動軸受等を用いることもできる。また、第1前側支持部41と第1後側支持部42の固定手段60には、同じく図17に示すように、第1前側支持部41と第1後側支持部42に設けられるブラケット61の孔62と床面65の孔63とを重ねて、そこにボールロックピン64を差し込むようにしているが、固定手段60もこれに限られず、例えば第1車内構造物40を主荷室10又は副荷室30の側面にバンドで固定する等、様々な公知の方法又は構成を用いることができる。
さらに、副荷室30の床面には、第1後側支持部42に対応する位置に、スリット32が設けられる。副荷室30を出し入れするときは、このスリット32を第1後側支持部42が通過するのである。なお、レール22は床面以外にも、主荷室10の天井や内側の側面に取付けることができ、係る場合は第1前側支持部41、第1後側支持部42、及びスリット32もレール22の取付位置に応じて主荷室10又は副荷室30の天井又は側面に設置される(後述する他の実施形態においても同様)。また、レール22の取付方向も本実施形態の左右方向に限られず、実質的に水平であれば前後方向や斜め方向であってもよい。
第2車内構造物50は、副荷室30に設置されて副荷室30とともに引き出されるもので、第1車内構造物40同様に椅子、テーブル、ベッド、又は調理台等の構造物である。この第2車内構造物50も第2支持部51によって副荷室30の天井面、床面、又は側面に取付けられる。本実施形態では、第2支持部51として4本のパイプを用いているが、これに限られず例えば1本の脚部等であってもよい。また、副荷室30においても床面の左右方向に一対のレール33が設けられ、第2支持部51がレール33にスライド可能に設置される。第2支持部51の固定は上記同様に、例えば図17に示す方法によってなされる。また、第2支持部51及びレール33の取付位置についても、上記同様に副荷室30の天井又は側面であってもよく(後述する他の実施形態においても同様)、レール33の取付方向も実質的に水平であれば前後方向や斜め方向であってもよい(後述する他の実施形態においても同様)。
次に、上記の図1から図9に加え、図10から図12も参照して、本実施形態の車両用荷室1の使用方法を説明する。
トラック5の走行時等においては、図1から図7に示すように、副荷室30は主荷室10の中に収納され、後扉15は閉じられている。このとき、第1車内構造物40の第1後側支持部42が、副荷室30のスリット32に入りこんで副荷室30の主荷室10への収納を妨げないようになっている。また、第1車内構造物40及び第2車内構造物50ともに、車両の移動中にレール22,33の上で動くことがないように、図17に示すような固定手段60によって固定されている。
次に、トラック5を駐車して、図8及び図9に示すように、副荷室30を主荷室10の開口部11から引き出す。先ずは、後扉15を開けて開口部11を開放する。次に、副荷室30をスライド機構31によってスライドさせ、主荷室10の開口部11から引き出す。このとき、第1車内構造物40は第1前側支持部41がレール22に設置されていること、及び第1後側支持部42が副荷室30のスリット32を通過することでそのまま主荷室10の側に残される。一方、第2車内構造物50は副荷室30とともに引き出される。この副荷室30は、引き出された後に必要に応じてその後端部近傍から地面に当接されて、副荷室30の重量を支える支持機構等を設置することができる。そして、副荷室30の上面及び側面の一部は、上開き扉16と上開き扉16に設けられた雨よけ板17によって覆われ、必要に応じて後壁34の一部もカーテン18によって覆われる。
ここで、図9に示すように本発明の車両用荷室は、主荷室10のうち張出し部12を除いた実質的な長さ(奥行き)L1に対して、副荷室30の長さL2が約2/3となっている。また、副荷室30の引き出し長さL3は、主荷室10の長さL1の約2/5であり、副荷室30の長さL2の約2/3である。そして、図6に示すように、副荷室30を主荷室10に収納した状態では、主荷室の床面(室内空間)のうち張出し部12を除いた実質的な長さL4に対して、使用可能な長さL5は約1/3である。
一般的に、上記のように副荷室30を大きくして、副荷室30がここまで主荷室10の中まで深く入ってしまうと、副荷室30を収納した状態では主荷室10の床面の使用可能な長さL5が短くなるため、第1車内構造物40を含めた車内構造物は、副荷室30の床面等に設置することになる。そして、このように車内構造物を副荷室30の床面等に設置した状態で、副荷室30を大きく引き出すと、車内構造物の位置が大きく変わってしまい、使い勝手が悪くなるばかりか、車両用荷室1の重心が大きく後方に移動して、場合によっては車両用荷室1が後側に転倒する恐れもある。また、転倒まではいかないまでも、トラック5を含めて車両用荷室1が大きく後方に傾くことになり使い勝手が悪くなる。さらに、スライド機構31にも大きな力が加わることになり、スライド機構31も耐荷重性能に優れたものを使用しなければならなくなる。
一方、本発明の車両用荷室1では、少なくとも第1車内構造物40は主荷室10の側に残るため、重心が大きく後方に移動することがなく、使い勝手に優れる。なお、副荷室30の引き出し長さL3は、スライド機構31が副荷室30の重さに耐えられる範囲であれば特に制限はなく、例えば副荷室30の長さL2全てを引き出してもよい。係る場合、スリット32から外気や虫などが侵入してくることを防止するために、ゴム片などで構成されて第1後側支持部42がスリット32を通過することを妨げない覆い等を設けることが好ましい。
次に、図10から図12に示すように、第1車内構造物40及び第2車内構造物50をレール22,33の上で移動させて所望の配置にする。例えば、図10に示す態様では、第1車内構造物40を主荷室10の一方の側面に当接させて、主荷室10の中央の空間を広げている。また、図11に示す態様では、第2車内構造物50を副荷室30の一方の側面に当接させて、第1車内構造物40と連続させている。また、図12に示す態様では、第2車内構造物50を副荷室30の他方の側面に当接させるとともに、第1車内構造物40も主荷室10の他方の側面に近接させて第2車内構造物50と連続させている。これら図11及び図12のように、第1車内構造物40と第2車内構造物50とを連続して配置することで、本実施形態の車両用荷室1は、例えばキッチンカー等にも好適である。
[第2実施形態]
次に図13及び図14を参照して第2実施形態に係る車両用荷室101を説明する。ここでは、上記の実施形態と同様の箇所には同じ符号を付して、その説明を省略する(後述する他の実施形態も同様。)。本実施形態の車両用荷室101は、副荷室30に設置する第2車内構造物150を、その長手方向を左右方向にして、かつ副荷室30の後部に第2支持部151で固定して配置している。本実施形態では、副荷室30を主荷室10に収納した状態では、第1車内構造物40と第2車内構造物150とで略L字状の車内構造物とすることができる。一方、副荷室30を主荷室10から引き出した状態では、副荷室30に第2車内構造物150を配置しながら、第1車内構造物40を主荷室10の左右方向の自由な位置に配置させることができる。
[第3実施形態]
次に、図15を参照して第3実施形態に係る車両用荷室201を説明する。これは、第1車内構造物240の第1前側支持部241は主荷室10の床面に固定されて、第1後側支持部242が副荷室230の床面に副荷室230の引き出し方向に沿って設けられるレール233にスライド可能に設置されるものである。また、第2車内構造物250は、副荷室230の床面に第2支持部251によって固定される。本実施形態では、副荷室230を引き出したとき、第1車内構造物240はその殆どが主荷室10の側に残るが、第1後側支持部242は副荷室230のレール233上に残される。また、第2車内構造物250は副荷室230とともに引き出される。
[第4実施形態]
次に、図16を参照して第4実施形態に係る車両用荷室301を説明する。本実施形態では、第1車内構造物340を1つの第1支持部343で支持している。そして、この第1支持部343を主荷室10の床面のうち、副荷室330を主荷室10に収納した状態であっても副荷室330と干渉しない位置に固定している。これにより、上記の実施形態のような第1後側支持部が通過又はスライドする副荷室のスリットやレールを省くことが可能である。なお、第1支持部343は本実施形態の1つに限られず、副荷室330の出し入れの際に干渉しない範囲であれば複数設けても構わない。また、本実施形態では、第2車内構造物350を支持する第2支持部351も1つにしている。
以上、説明したように、これらの実施形態に係る車両用荷室によれば、副荷室を主荷室から引き出すことができるため、荷室を拡張することができる。また、第1車内構造物と第2車内構造物とを組み合わせて、さらにこれらを移動させるレールを備えることで、様々な車内構造物のバリエーションを作ることができる。また、第1車内構造物と第2車内構造物との組み合わせによっては、副荷室を主荷室に収納した状態であっても荷室内を普通に使用することができ、例えばキャンピングカー等において駐車場所、現地への到着時間、天候等の条件で副荷室を主荷室から引き出せないときも快適に過ごすことができる。
また、副荷室を主荷室から引き出したとき、上開き扉と雨よけ板、及びカーテンで雨を避けることができ、特にそのままでは雨や露等が溜まりやすい副荷室の上面を濡らさずにすむ。このため、雨降りの後や夜露が降りた後に副荷室を主荷室に収納するときに、荷室内に水が入り込むことを抑制できる。
また、副荷室を主荷室に収納するときに第1車内構造物と干渉することがなく、また副荷室を引き出しても第1車内構造物が主荷室の側に残るため、車両用荷室の重心の大幅な移動を抑制することができる。これらにより、副荷室の大きさを主荷室に対して比較的大きく設計することができ、副荷室を収納すれば車両用荷室を小さく、副荷室を引き出せば荷室を大きくとることができる。このため、例えば車両用荷室を積載する車両に軽トラック等の小さな車を用いても、問題なく運用することができる。
また、第1車内構造物と第2車内構造物との組み合わせによっては、商業的な使用も可能であり、既に述べたキャンピングカー及びキッチンカーだけでなく、理容室、ペットサロン、各種の移動販売車等の様々な業種に用いることが可能である、
なお、上述した車両用荷室は本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてその構成を適宜変更することができる。例えば、第1車内構造物と第2車内構造物とをそれぞれ複数配置することも可能であり、さらに第2車内構造物を備えずに第1車内構造物のみを備える構成とすることもできる。
1,101,201,301・・車両用荷室、2・・荷室、5・・トラック、6・・荷台、
10・・主荷室、11・・開口部、12・・張出し部、13・・カバー、14・・横扉、15・・後扉、16・・上開き扉、17・・雨よけ板、18・・カーテン、19・・下開き扉、20,21・・ヒンジ、22・・レール(主荷室)、23・・外板、24・・内板、
30,230,330・・副荷室、31・・スライド機構、32・・スリット、33,233・・レール(副荷室)、34・・後方の壁面
40,240,340・・第1車内構造物、41,241・・第1前側支持部、42,242・・第1後側支持部、343・・第1支持部、
50,150,250,350・・第2車内構造物、51,151,251,351・・第2支持部、
60・・固定手段、61・・ブラケット、62,63・・孔、64・・ボールロックピン、65・・床面、

Claims (5)

  1. 車両の荷室の外郭を構成するとともに開口部を備える主荷室と、
    前記開口部から前記主荷室の内側に収納される副荷室と、
    前記副荷室を前記開口部から外側へ引き出して前記荷室を拡張可能にするスライド機構と、
    前記副荷室が収納されたときは前記主荷室と前記副荷室に跨がって収納され、前記副荷室が引き出されたときは前記主荷室の側に残される第1車内構造物と、を備え、
    前記第1車内構造物が、前記第1車内構造物を支える第1支持部を備え、
    前記第1支持部が、前記主荷室の天井面、床面、又は側面に固定され、
    前記副荷室の天井面、床面、又は側面には前記副荷室の出し入れに伴って前記第1支持部が通過可能なスリットが設けられていることを特徴とする車両用荷室。
  2. 車両の荷室の外郭を構成するとともに開口部を備える主荷室と、
    前記開口部から前記主荷室の内側に収納される副荷室と、
    前記副荷室を前記開口部から外側へ引き出して前記荷室を拡張可能にするスライド機構と、
    前記副荷室が収納されたときは前記主荷室と前記副荷室に跨がって収納され、前記副荷室が引き出されたときは前記主荷室の側に残される第1車内構造物と、を備え、
    前記第1車内構造物が、前記第1車内構造物を支える第1支持部を備え、
    前記第1支持部が、前記主荷室の天井面、床面、又は側面の面に沿って設けられるレールにスライド可能に設置され、
    前記副荷室の天井面、床面、又は側面には前記副荷室の出し入れに伴って前記第1支持部が通過可能なスリットが設けられ、
    前記副荷室の引き出し後に前記第1車内構造物が前記主荷室の天井面、床面、又は側面の面に沿って移動可能となることを特徴とする車両用荷室。
  3. 車両の荷室の外郭を構成するとともに開口部を備える主荷室と、
    前記開口部から前記主荷室の内側に収納される副荷室と、
    前記副荷室を前記開口部から外側へ引き出して前記荷室を拡張可能にするスライド機構と、
    前記副荷室が収納されたときは前記主荷室と前記副荷室に跨がって収納され、前記副荷室が引き出されたときは前記主荷室の側に残される第1車内構造物と、を備え、
    前記第1車内構造物が、
    前記主荷室の前側に配置される第1前側支持部と、
    前記主荷室の後側に配置される第1後側支持部と、を備え、
    前記第1前側支持部が、前記主荷室の天井面、床面、又は側面に固定され、
    前記第1後側支持部が、前記副荷室の天井面、床面、又は側面に、前記副荷室の引き出し方向に沿って設けられるレールに、スライド可能に設置されることを特徴とする車両用荷室。
  4. 前記副荷室に設置されて前記副荷室とともに引き出される第2車内構造物を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用荷室。
  5. 前記第2車内構造物が、前記第2車内構造物を支える第2支持部を備え、
    前記第2支持部が、前記副荷室の天井面、床面、又は側面の面に沿って設けられるレールにスライド可能に設置され、
    前記第2車内構造物が前記副荷室の天井面、床面、又は側面の面に沿って移動可能となる請求項4に記載の車両用荷室。
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