JP7131509B2 - 表面欠陥検出装置、表面欠陥検出方法、及び鋼材の製造方法 - Google Patents

表面欠陥検出装置、表面欠陥検出方法、及び鋼材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼材の表面欠陥を光学的に検出する表面欠陥検出装置、表面欠陥検出方法、及び鋼材の製造方法に関する。
近年、鉄鋼製品の製造工程では、大量不適合防止による歩留まり向上の観点から、熱間又は冷間で鋼材の表面欠陥を検出することが求められている。ここで述べる鋼材とは、継目無鋼管、溶接鋼管、熱延鋼板、冷延鋼板、厚板等の鋼板や形鋼をはじめとする鉄鋼製品及びこれらの鉄鋼製品が製造される過程で生成されるスラブ等の半製品のことを意味する。このため、鋼材の表面欠陥を検出する方法として、継目無鋼管の製造工程におけるビレットに光を照射して反射光を受光し、反射光の光量によって表面欠陥の有無を判別する方法が提案されている(特許文献1参照)。また、熱間鋼材から放射される自発光と相互に影響を及ぼさず、互いに影響を及ぼしあうことのない複数の波長域の可視光を、熱間鋼材表面の法線に対し互いに対称な斜め方向から照射し、合成反射光による像及び個々の反射光による像を熱間鋼材表面の法線方向で得て、これらの像の組み合わせから熱間鋼材の表面欠陥を検出する方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開平11-37949号公報 特開昭59-52735号公報 特許第6079948号公報
特許文献1記載の方法によれば、スケールや無害模様の反射率が地鉄部分の反射率とは異なることから、表面欠陥ではない健全なスケールや無害模様を表面欠陥と誤検出してしまう可能性がある。このため、特許文献1記載の方法では、ビレットの表面欠陥(表面疵)の形状が直線状であることを利用して、表面欠陥とスケールとを弁別している。しかしながら、鋼材の表面欠陥には、直線状のものに限らず、円形状等の様々な形状のものがある。このため、特許文献1記載の方法を鋼材の表面欠陥の検出処理に適用することは難しい。一方、特許文献2記載の方法では、表面欠陥、スケール、無害模様等の種類が膨大にあることから、単純に像を組み合わせるだけではスケールや無害模様と表面欠陥とを弁別することは困難である。また、膨大な像の組み合わせに対応した検出ロジックを構築することは現実的には困難である。
そこで、本発明の発明者らは、特許文献3に記載の発明により上記課題を解決した。しかしながら、本発明の発明者らは、特許文献3に記載の発明であっても、大きさが幅2~7mm程度、長さ5~20mm程度、深さ0.1~0.2mm程度であって、断面がハの字型の表面疵(タマゴブロともいう)(図5,6参照)を精度よく検出できないことを知見した。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、表面疵を精度よく検出可能な表面欠陥検出装置及び表面欠陥検出方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、鋼材を歩留まりよく製造可能な鋼材の製造方法を提供することにある。
本発明に係る表面欠陥検出装置は、鋼材の表面のうち検査対象部位に対して傾斜する方向から、照明光を前記検査対象部位に照射する第1の照射手段と、前記第1の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第1の画像を撮像する第1の撮像手段と、前記第1の照射手段と弁別可能であり、前記検査対象部位に対して前記第1の照射手段とは反対側に傾斜する方向から、前記第1の照射手段と略同一の入射角度で照明光を前記検査対象部位に照射する第2の照射手段と、前記第2の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第2の画像を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、前記差分画像の明部及び暗部の中から、前記第1又は第2の照射手段の照明光の照射方向に対応する前記差分画像の所定方向に沿った明部及び暗部の配列に基づいて前記検査対象部位における凸形状部の明部及び暗部の組み合わせを抽出し、抽出された明部及び暗部の位置に対応する前記第1の画像及び前記第2の画像の位置の信号強度に基づいて表面疵を検出する画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る表面欠陥検出方法は、鋼材の表面のうち検査対象部位に対して傾斜する方向から、第1の照射手段によって照明光を前記検査対象部位に照射し、前記第1の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第1の画像を撮像する第1の撮像ステップと、前記第1の照射手段と弁別可能な第2の照射手段により、前記検査対象部位に対して前記第1の照射手段とは反対側に傾斜する方向から、前記第1の照射手段と略同一の入射角度で照明光を前記検査対象部位に照射し、前記第2の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第2の画像を撮像する第2の撮像ステップと、前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成する差分画像生成ステップと、前記差分画像の明部及び暗部の中から、前記第1又は第2の照射手段の照明光の照射方向に対応する前記差分画像の所定方向に沿った明部及び暗部の配列に基づいて前記検査対象部位における凸形状部の明部及び暗部の組み合わせを抽出し、抽出された明部及び暗部の位置に対応する前記第1の画像及び前記第2の画像の位置の信号強度に基づいて表面疵を検出する表面欠陥検出ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る鋼材の製造方法は、本発明に係る表面欠陥検出方法を用いて表面疵を検出しながら鋼材を製造するステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る表面欠陥検出装置及び表面欠陥検出方法によれば、表面疵を精度よく検出することができる。本発明に係る鋼材の製造方法によれば、鋼材を歩留まりよく製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態である表面欠陥検出装置の構成を示す図である。 図2は、検査対象部位の差分画像の一例を示す図である。 図3は、凹形状部画像の明暗パターンを説明するための図である。 図4は、凸形状部画像の明暗パターンを説明するための図である。 図5は、楕円形の表面疵を説明するための図である。 図6は、楕円形の表面疵を説明するための図である。 図7は、楕円形の表面疵が形成されている領域における差分画像、左投光画像、及び右投光画像の一例を示す図である。 図8は、楕円形の表面疵が形成されている領域の信号強度範囲の一例を示す図である。 図9は、本発明の一実施形態である表面欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、残存率に基づく表面欠陥検出処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である表面欠陥検出装置及び表面欠陥検出方法について説明する。
〔構成〕
まず、本発明の一実施形態である表面欠陥検出装置の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態である表面欠陥検出装置の構成を示す図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である表面欠陥検出装置1は、円筒形状の鋼管10の表面に存在する表面欠陥を検出する装置であり、照射部2a,2b、撮像部3a,3b、ファンクションジェネレータ4、画像処理装置5、及びモニター6を主な構成要素として備えている。なお、鋼管10は、表面欠陥検出装置1によって表面欠陥の有無を検査される鋼材の一例であり、図1中の矢印によって示される搬送方向に搬送される。
照射部2aは、所定の波長帯域の照明光12aを発光する光源等を用いて構成され、鋼管10の表面(詳細には検査対象部位11)の法線ベクトルに対して照明光12aの照射方向ベクトルが傾斜するように配置されている。照射部2aは、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号によって指示されるタイミングにおいて、鋼管10の表面のうち検査対象部位11に対して傾斜する方向から、照明光12aを検査対象部位11に照射する。これにより、照射部2aは、このタイミングから所定の期間、上述の傾斜する方向から検査対象部位11を照明する。
照射部2bは、上述した照射部2aの照明光12aと弁別可能な波長帯域の照明光12bを発光する光源等を用いて構成され、照明光12bの照射方向ベクトルが鋼管10の検査対象部位11の法線ベクトルに対して照射部2aとは反対側に傾斜するように配置されている。照射部2bは、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号によって指示されるタイミングにおいて、鋼管10の検査対象部位11に対して照射部2aとは反対側に傾斜する方向から、照射部2aと略同一の入射角度で照明光12bを検査対象部位11に照射する。これにより、照射部2bは、このタイミングから所定の期間、上述の傾斜する方向から、照射部2aと同一の検査対象部位11を照明する。
なお、照射部2a,2bは、鋼管10の検査対象部位11に対して対称に配置されていることが望ましい。この際、照射部2a,2bは、検査対象部位11の法線ベクトルに対して同一の入射角だけずらし、照明光12a,12bの各照射方向ベクトルと検査対象部位11の法線ベクトルとが同一平面上となるように配置される。
ここで、検査対象部位11に対する照明光12a,12bの入射角を同一にする目的は、異なる入射方向の光源を弁別した時に光学条件をできるだけ等しくし、検査対象部位11のうち、無害模様等を含む健全部の信号を後述する差分処理によって大きく低減できるようにすることにある。しかしながら、健全部の信号は検査対象部位11の表面性状に大きく依存し、一概に健全部の信号の同一性を同一の入射角で保証することは困難である。従って、25~55°の範囲内であれば、多少入射角が異なっていても健全部の信号を後述する差分処理によって低減できている限り同一の入射角と表現する。
また、本実施形態において、照射部2aと照射部2bとは弁別可能である。すなわち、これら照射部2a,2bの各光源は、互いに弁別可能である。ここで述べる弁別可能な光源とは、検査対象部位11から得られる反射光について各々の光源別に反射光量を求めることが可能な光源を意味する。
撮像部3a,3bは、エリアセンサ及び光学系等を用いて構成され、鋼管10の検査対象部位11を含む撮像視野を確保した状態で可能な限り検査対象部位11の法線ベクトル上に配置されている。本実施形態において、撮像部3aは、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号によって指示されるタイミングにおいて、照明光12aの検査対象部位11からの反射光を受光する。この結果、撮像部3aは、照射部2aの照明光12aによって照明された検査対象部位11の2次元画像を撮像する。一方、撮像部3bは、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号によって指示されるタイミングにおいて、照明光12bの検査対象部位11からの反射光を受光する。この結果、撮像部3bは、照射部2bの照明光12bによって照明された検査対象部位11の2次元画像を撮像する。撮像部3a,3bは、上述した検査対象部位11の2次元画像を撮像する都度、撮像した2次元画像のデータを画像処理装置5に順次入力する。
ファンクションジェネレータ4は、照射部2a,2b及び撮像部3a,3bの各動作タイミングを制御するものである。具体的には、ファンクションジェネレータ4は、照射部2a,2bに対するトリガー信号の入力により、照射部2a,2bの照明光12a,12bの各照射タイミングをそれぞれ制御する。一方、ファンクションジェネレータ4は、撮像部3aに対するトリガー信号の入力により、照明光12aの検査対象部位11からの反射光を撮像部3aが受光するタイミングを制御する。これにより、ファンクションジェネレータ4は、照明光12aによって照明された検査対象部位11の2次元画像を撮像部3aが撮像するタイミングを制御する。また、ファンクションジェネレータ4は、撮像部3bに対するトリガー信号の入力により、照明光12bの検査対象部位11からの反射光を撮像部3bが受光するタイミングを制御する。これにより、ファンクションジェネレータ4は、照明光12bによって照明された検査対象部位11の2次元画像を撮像部3bが撮像するタイミングを制御する。
画像処理装置5は、撮像部3a,3bから入力された2つの2次元画像間で後述する差分処理等を行うことにより、鋼管10の検査対象部位11における表面欠陥を検出する装置である。
具体的には、画像処理装置5は、撮像部3a,3bから入力された2つの2次元画像に対し、予め導出しておいたカメラパラメータを用いてキャリブレーション、シェーディング補正、及びノイズ除去等の画像処理を施す。また、画像処理装置5は、図1に示すように、差分器5aを有する。画像処理装置5は、上述の画像処理を施した後の2つの2次元画像間で差分器5aにより差分処理を行う。これにより、画像処理装置5は、撮像部3aによる2次元画像と撮像部3bによる2次元画像との差分画像、すなわち、検査対象部位11の差分画像を生成する。画像処理装置5は、この差分処理により、検査対象部位11における健全部としての無害模様の画像を除去する。さらに、画像処理装置5は、生成した差分画像から、検査対象部位11における健全部としてのスケールの画像を除去する。画像処理装置5は、このように無害模様及びスケールの各画像を除去した後の差分画像から、検査対象部位11に存在する表面欠陥を検出する。
モニター6は、鋼管10に対する表面欠陥の検出結果を表示する表示手段として機能する。具体的には、モニター6は、検査対象部位11に対する表面欠陥の検出結果を画像処理装置5から入力され、その都度、入力された検出結果を表示する。このようなモニター6に表示される表面欠陥の検出結果として、例えば、検査対象部位11に対する表面欠陥の有無の判定結果を示す情報、検出された検査対象部位11の表面欠陥を表す差分画像、撮像部3a,3bによって撮像された検査対象部位11の各2次元画像等、鋼管10の表面欠陥の検出に関する情報が挙げられる。
なお、本実施形態において、スケールや無害模様は、地鉄部分とは光学特性の異なる表面皮膜や表面性状を有する厚さ数~数十μm程度の部分のことを意味する。このようなスケールや無害模様は、検査対象部位11に対する表面欠陥の検出処理においてノイズ要因となる部分である。
〔差分画像〕
次に、鋼管10の検査対象部位11の差分画像について説明する。図2は、検査対象部位の差分画像の一例を示す図である。図2において、2次元画像Iaは、照射部2aが鋼管10の表面に対して傾斜する方向から検査対象部位11を照明した際に撮像部3aが撮像した検査対象部位11の2次元画像である。2次元画像Ibは、照射部2bが鋼管10の表面に対して照射部2aとは反対側に傾斜する方向から検査対象部位11を照明した際に撮像部3bが撮像した検査対象部位11の2次元画像である。これら2つの2次元画像Ia,Ibには、検査対象部位11の同じ凹形状部15が、深さのある疵等の表面欠陥として描画され、且つ、表面欠陥ではない無害模様が、健全部の一部分として描画されている。
図2に示すように、差分器5aは、撮像部3a,3bによる2つの2次元画像Ia,Ib間で差分処理を行い、これにより、検査対象部位11の差分画像Idを生成する。具体的には、撮像部3aによる2次元画像Iaを構成する各画素の輝度値はIa(x,y)とし、撮像部3bによる2次元画像Ibを構成する各画素の輝度値はIb(x,y)とする。但し、2次元画像Ia,Ibは画素数X×Yの画像とする。また、2次元画像Ia,Ibのそれぞれに設定した直交2軸のxy座標系において、x座標は1≦x≦Xとし、y座標は1≦y≦Yとする。このような定義のもと、差分器5aは、撮像部3aによる2次元画像Iaを加算画像とし、撮像部3bによる2次元画像Ibを減算画像として、加算画像から減算画像を減じる差分処理を行い、これにより、検査対象部位11の差分画像Idを生成する。
このような差分処理によって得られる差分画像Idの各画素の輝度値Id(x,y)は、加算画像としての2次元画像Iaの各画素の輝度値Ia(x,y)と、減算画像としての2次元画像Ibの各画素の輝度値Ib(x,y)とを用い、以下に示す数式(1)によって表される。但し、2次元画像Iaを減算画像、2次元画像Ibを加算画像としてもよい。
Id(x,y)=Ia(x,y)-Ib(x,y) ・・・(1)
ここで、検査対象部位11のうちの健全部では、無害模様の有無に関わらず、鋼材表面の法線ベクトルと一方の照射部2aの照射方向ベクトルとのなす角度と、鋼材表面の法線ベクトルと他方の照射部2bの照射方向ベクトルとのなす角度とが等しい。このため、2次元画像Ia,Ibのうちの健全部の画像間では、無害模様の有無に関わらず、輝度値Ia(x,y)=輝度値Ib(x,y)となる。すなわち、差分画像Idのうちの健全部の画像において、輝度値Id(x,y)=0となる。この結果、差分画像Idは、図2に示すように、2次元画像Ia,Ibに描画されていた無害模様が除去された状態の画像となる。従って、差分器5aは、これら2つの2次元画像Ia,Ibの差分画像Idを生成することにより、表面欠陥ではない健全な無害模様の画像を除去することができる。
一方、検査対象部位11のうちの表面欠陥部分は、図2に示す凹形状部15に例示されるように、鋼管10の表面から深さをもって凹む形状や起伏を有する。それ故、このような表面欠陥部分では、鋼材表面の法線ベクトルと一方の照射部2aの照射方向ベクトルとのなす角度と、鋼材表面の法線ベクトルと他方の照射部2bの照射方向ベクトルとのなす角度とが等しくない箇所が必ず存在する。このため、2次元画像Ia,Ibのうちの表面欠陥部分の画像間では、輝度値Ia(x,y)≠輝度値Ib(x,y)となる。すなわち、差分画像Idのうちの表面欠陥部分の画像において、輝度値Id(x,y)≠0となる。この結果、表面欠陥部分の画像は、上述したように輝度値Id(x,y)=0となって除去される無害模様の画像とは異なり、図2に示すように、光学的に検出可能な状態で差分画像Idに残る。
〔凹形状部画像の明暗パターン〕
次に、鋼管10の検査対象部位11の差分画像Idに含まれる凹形状部画像の明暗パターンについて説明する。図3は、凹形状部画像の明暗パターンを説明するための図である。図3に示すように、鋼管10の検査対象部位11に凹形状部15が存在する場合、この検査対象部位11の差分画像Idには、この凹形状部15を表す差分画像である凹形状部画像16が含まれる。
詳細には、図3に示すように、鋼管10の検査対象部位11に存在する凹形状部15に対し、照射部2a(図1参照)からの照明光12aが照射された場合、凹形状部15のうち照射部2aの手前側は、単位面積当たりの照明光12aの光量低下によって暗くなる。また、この凹形状部15のうち照射部2aの奥側は、照明光12aの正反射方向に近づくため、明るくなる。
一方、照射部2aの反対側に傾斜する照射部2b(図1参照)からの照明光12bが凹形状部15に照射された場合、図3に示すように、凹形状部15のうち照射部2bの手前側は、単位面積当たりの照明光12bの光量低下によって暗くなる。また、この凹形状部15のうち照射部2bの奥側は、照明光12bの正反射方向に近づくため、明るくなる。
すなわち、検査対象部位11に対して斜め上方(図3の紙面右斜め上方)から凹形状部15に照明光12aが照射された場合と、照明光12aとは反対側の斜め上方(図3の紙面左斜め上方)から凹形状部15に照明光12bが照射された場合とでは、凹形状部15の明暗の部分が逆になる。このため、図3に示すように、照明光12aが照射された場合の凹形状部15からの反射光に基づく画像信号Saのピークと、照明光12bが照射された場合の凹形状部15からの反射光に基づく画像信号Sbのピークとは、明暗の部分が逆になる分、互いにずれる。このような画像信号Sa(撮像部3aによる凹形状部15の画像信号)から画像信号Sb(撮像部3bによる凹形状部15の画像信号)を減算することにより、図3に示すように、凹形状部画像16の画像信号S1が生成される。
凹形状部画像16は、差分画像Idのうち凹形状部15を表す画像であり、図3に示すように、明部16aと暗部16bとの組み合わせによって構成される。この凹形状部画像16における明部16a及び暗部16bの配列は、画像信号S1の正負のピークに対応する。具体的には、図3に示すように、凹形状部画像16を構成する明部16a及び暗部16bは、所定の検出方向Fに沿って明暗の順に配列される。
ここで、検出方向Fは、図1に示した照射部2a,2bのいずれかの照射方向に対応する差分画像Idの所定方向である。具体的には、本実施形態において、検出方向Fは、減算画像としての2次元画像Ibの撮像に用いる照射部2bの照射方向ベクトルを検査対象部位11に正射影したベクトルの方向と同じである。
なお、凹形状部15は、鋼管10の検査対象部位11において凹む形状をなす部分である。本実施形態において、凹形状部15は、表面疵等の検査対象部位11における表面欠陥とする。このような凹形状部15には、図3に示す鋭角断面や湾曲断面(図示せず)をなす凹形状の部分は勿論、図2に示すように凹み内に起伏(凹凸)を有する凹形状の部分が含まれる。また、凹形状部15には、直線状や円形状あるいは多角形状等の様々な外形のものがある。
〔凸形状部画像の明暗パターン〕
次に、鋼管10の検査対象部位11の差分画像Idに含まれる凸形状部画像の明暗パターンについて説明する。図4は、凸形状部画像の明暗パターンを説明するための図である。本実施形態では、図4に示すように、鋼管10の検査対象部位11に凸形状部17が存在する場合、この検査対象部位11の差分画像Idには、この凸形状部17を表す差分画像である凸形状部画像18が含まれる。
詳細には、図4に示すように、鋼管10の検査対象部位11に存在する凸形状部17に対し、照射部2a(図1参照)からの照明光12aが照射された場合、凸形状部17のうち照射部2aの手前側は、照明光12aの正反射方向に近づくため、明るくなる。また、この凸形状部17のうち照射部2aの奥側は、凸形状部17の影となるため、暗くなる。
一方、照射部2aの反対側に傾斜する照射部2b(図1参照)からの照明光12bが凸形状部17に照射された場合、図4に示すように、凸形状部17のうち照射部2bの手前側は、照明光12bの正反射方向に近づくため、明るくなる。また、この凸形状部17のうち照射部2bの奥側は、凸形状部17の影となるため、暗くなる。
すなわち、検査対象部位11に対して斜め上方(図4の紙面右斜め上方)から凸形状部17に照明光12aが照射された場合と、照明光12aとは反対側の斜め上方(図4の紙面左斜め上方)から凸形状部17に照明光12bが照射された場合とでは、凸形状部17の明暗の部分が逆になる。このため、図4に示すように、照明光12aが照射された場合の凸形状部17からの反射光に基づく画像信号Saのピークと、照明光12bが照射された場合の凸形状部17からの反射光に基づく画像信号Sbのピークとは、明暗の部分が逆になる分、互いにずれる。このような画像信号Sa(撮像部3aによる凸形状部17の画像信号)から画像信号Sb(撮像部3bによる凸形状部17の画像信号)を減算することにより、図4に示すように、凸形状部画像18の画像信号S2が生成される。
凸形状部画像18は、差分画像Idのうち凸形状部17を表す画像であり、図4に示すように、明部18aと暗部18bとの組み合わせによって構成される。この凸形状部画像18における明部18a及び暗部18bの配列は、画像信号S2の正負のピークに対応する。具体的には、図4に示すように、凸形状部画像18を構成する明部18a及び暗部18bは、所定の検出方向Fに沿って暗明の順に配列される。
なお、凸形状部17は、鋼管10の検査対象部位11において凸の形状をなす部分である。具体的には、本実施形態において、凸形状部17は、表面欠陥ではない健全なスケールである。このような凸形状部17の外形は、図4に示す態様のものに限定されない。すなわち、凸形状部17には、直線状や円形状あるいは多角形状等の様々な外形のものがある。
〔楕円形の表面疵〕
ところで、図5(a)~(c)に示すように、表層にトラップされた気泡によって形成された3~5mm程度の大きさのブローホール21を有する鋼材20を圧延することにより、鋼材20の表面に断面形状がハの字型の楕円形の表面疵(タマゴブロともいう)22が形成されることが知られている。この楕円形の表面疵は、図6に示すように、大きさが幅2~7mm程度、長さ5~20mm程度、深さ0.1~0.2mm程度である。本発明の発明者らは、このような楕円形の表面疵が形成されている場合、差分画像には、凸形状部が形成されている場合の明暗パターンと同様の明暗パターンが形成されることを知見した。また、凸形状部が形成されている場合、2次元画像Ia,Ibの凸形状部に対応する位置には明暗パターンが形成されるのに対して、楕円形の表面疵が形成されている場合には、図7に示すように、2次元画像Ia,Ibの表面疵がある位置に強い明部と弱い明部からなるパターンが形成されることを知見した。なお、図7において、左投光とは、図1に示す照射部2bから照明光12bを照射した場合を示し、右投光とは、図1に示す照射部2aから照明光12aを照射した場合を示している。また、図7に示す例では、左投光により得られた2次元画像Ibを加算画像、右投光により得られた2次元画像Iaを減算画像として差分画像を算出した。このため、図7に示す差分画像における明部及び暗部の配列順は図4に示す明部及び暗部の配列順の逆になっている。
そこで、本発明の発明者らは、凸形状部画像18の明暗パターンを検出し、検出された明暗パターンの位置に対応する2次元画像Ia,Ibの位置の信号強度に基づいて楕円形の表面疵を検出することを想到した。具体的には、図8に示すように、右投光によって得られた2次元画像Iaでは、明部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある弱い明部があり、暗部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある強い明部があり、且つ、左投光によって得られた2次元画像Ibでは、明部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある強い明部があり、暗部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある弱い明部がある場合、楕円形の表面疵が存在すると判定することとした。以下、このような考えに基づき想倒された本発明の一実施形態である表面欠陥検出処理について説明する。
〔表面欠陥検出処理〕
図9は、本発明の一実施形態である表面欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、表面欠陥検出装置1に対して表面欠陥検出処理の実行指令が入力されたタイミングで開始となり、表面欠陥検出処理はステップS101の処理に進む。
ステップS101の処理では、照射部2aが、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号に従い、鋼管10の表面のうち検査対象部位11に対して傾斜する方向から、照明光12aを検査対象部位11に照射する。照射部2aは、この照明光12aによって検査対象部位11を照明する。そして、撮像部3aが、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号に従い、上述の照射部2aの照明光12aによって照明された検査対象部位11の2次元画像Iaを撮像する。この2次元画像Iaは、後述するステップS103の差分処理における加算画像である。撮像部3aは、撮像した検査対象部位11の2次元画像Iaのデータ(検査対象部位11からの照明光12aの反射光に基づく画像信号)を画像処理装置5に送信する。これにより、ステップS101の処理は完了し、表面欠陥検出処理はステップS102の処理に進む。
ステップS102の処理では、照射部2bが、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号に従い、同じ検査対象部位11に照明光12bを照射する。この際、照射部2bは、検査対象部位11に対して照射部2aとは反対側に傾斜する方向から、照射部2aと略同一の入射角度で照明光12bを検査対象部位11に照射する。照射部2bは、この照明光12bによって検査対象部位11を照明する。そして、撮像部3a,3bのうち他方の撮像部3bは、ファンクションジェネレータ4からのトリガー信号に従い、照射部2bの照明光12bにより照明された検査対象部位11の2次元画像Ibを撮像する。この2次元画像Ibは、後述するステップS103の差分処理における減算画像である。撮像部3bは、撮像した検査対象部位11の2次元画像Ibのデータ(検査対象部位11からの照明光12bの反射光に基づく画像信号)を画像処理装置5に送信する。これにより、ステップS102の処理は完了し、表面欠陥検出処理はステップS103の処理に進む。
ステップS103の処理では、画像処理装置5が、ステップS101の処理において撮像した検査対象部位11の2次元画像IaとステップS102の処理において撮像した検査対象部位11の2次元画像Ibとの差分画像Idを生成する。具体的には、画像処理装置5は、撮像部3aから取得した検査対象部位11の2次元画像Iaと撮像部3bから取得した検査対象部位11の2次元画像Ibとの間での差分処理を行う。この差分処理において、差分器5aは、加算画像としての2次元画像Iaから減算画像としての2次元画像Ibを減じることにより、これら2つの2次元画像Ia,Ibの差分画像Idを生成する。この際、差分器5aは、上述した式(1)に基づいて、差分画像Idの各画素の輝度値Id(x,y)を算出する。これにより、ステップS103の処理は完了し、表面欠陥検出処理はステップS104の処理に進む。
ステップS104の処理では、画像処理装置5が、ステップS103によって生成した差分画像Idから検査対象部位11の凸形状部17の画像を抽出する。具体的には、画像処理装置5は、差分画像Idの明部及び暗部を抽出し、差分画像Idに設定される所定の検出方向Fに沿って、これらの抽出した明部及び暗部の配列を認識する。ここで、検出方向Fは、上述したように、照射部2a又は照射部2bの照明光の照射方向に対応する差分画像Idの所定方向である。本実施形態において、検出方向Fは、減算画像としての2次元画像Ibの撮像に用いる照射部2bの照射方向ベクトルを検査対象部位11に正射影したベクトルの方向と同じである。画像処理装置5は、差分画像Idの明部及び暗部の中から、検出方向Fに沿った明部及び暗部の配列に基づいて、検査対象部位11における凸形状部17の明部及び暗部の組み合わせを抽出する。これにより、画像処理装置5は、これら明部及び暗部の組み合わせによって構成される凸形状部17の画像を差分画像Idから抽出する。これにより、ステップS104の処理は完了し、表面欠陥検出処理はステップS105の処理に進む。
ステップS105の処理では、画像処理装置5が、ステップS104の処理において抽出された凸形状部17の明部及び暗部の位置に対応する2次元画像Ia,Ibの位置の信号強度に基づいて楕円形の表面疵を表面欠陥として検出する。具体的には、画像処理装置5は、右投光によって得られた2次元画像Iaについては、明部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある弱い明部があり、暗部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある強い明部があり、且つ、左投光によって得られた2次元画像Ibでは、明部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある強い明部があり、暗部に対応する位置に信号強度が所定範囲内にある弱い明部がある場合、楕円形の表面疵が存在すると判定する。これにより、ステップS105の処理は完了し、表面欠陥検出処理はステップS106の処理に進む。
ステップS106の処理では、表面欠陥検出装置1が、ステップS105の処理結果を表示する。具体的には、モニター6は、鋼管10における現在の検査対象部位11の表面欠陥の検出結果を画像処理装置5から取得し、取得した表面欠陥の検出結果を表示する。この際、モニター6は、表面欠陥の有無の判定結果、検出した表面欠陥を表す差分画像Id等、鋼管10に表面欠陥が存在するか否かを視認可能な情報を表示する。これにより、ステップS106の処理は完了し、一連の表面欠陥検出処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である表面欠陥検出処理では、画像処理装置5が、差分画像Idの明部及び暗部の中から凸形状部17の明部及び暗部の組み合わせを抽出し、抽出された明部及び暗部の組み合わせの位置に対応する2次元画像Ia,Ibの位置の信号強度に基づいて楕円形の表面疵を検出するので、楕円形の表面疵を精度よく検出することができる。また、このようにして表面疵を検出しながら鋼管10を製造することにより、鋼管10を歩留まりよく製造することができる。
99個の評価対象について、処理Aとして、差分処理後の明部及び暗部から凸形状部の画像(信号強度閾値=20)を抽出したところ、55個の凸形状部が検出された。さらに、検出された55個の凸形状部について、処理Bとして、差分処理前の信号強度情報から図7に示す条件を満たす対象を抽出したところ、37個が検出された。一方、無害部については、処理A後は平均359個/鋼板の割合、処理B後でも平均8個/鋼板の割合で検出されたため、表面欠陥部と無害部の比率に応じて鋼材単位でタマゴブロ発生有無を切り分ける手法を検討した。具体的には、鋼板単位で、処理A後の表面欠陥の検出個数(疵候補個数)をN、処理B後の表面欠陥の検出個数をMとして残存率N/Mを定義し、残存率N/Mが閾値(3.7+0.022N)/Nを超えた鋼板のみ、タマゴブロが検出されたと判定した。この結果、図10に示すように、タマゴブロ発生鋼板の検出率は100%であり、またタマゴブロがない鋼板が誤検出される率は1.1%であった。これにより、本発明によれば、タマゴブロを精度よく検出できることが確認された。
1 表面欠陥検出装置
2a,2b 照射部
3a,3b 撮像部
4 ファンクションジェネレータ
5 画像処理装置
5a 差分器
6 モニター
10 鋼管
11 検査対象部位
12a,12b 照明光
15 凹形状部
16 凹形状部画像
16a,18a 明部
16b,18b 暗部
17 凸形状部
18 凸形状部画像
20 鋼材
21 ブローホール
22 表面疵
F 検出方向
Ia,Ib 2次元画像
Id 差分画像
Sa,Sb,S1,S2 画像信号

Claims (3)

  1. 鋼材の表面のうち検査対象部位に対して傾斜する方向から、照明光を前記検査対象部位に照射する第1の照射手段と、
    前記第1の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第1の画像を撮像する第1の撮像手段と、
    前記第1の照射手段と弁別可能であり、前記検査対象部位に対して前記第1の照射手段とは反対側に傾斜する方向から、前記第1の照射手段と略同一の入射角度で照明光を前記検査対象部位に照射する第2の照射手段と、
    前記第2の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第2の画像を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、前記差分画像の明部及び暗部の中から、前記第1又は第2の照射手段の照明光の照射方向に対応する前記差分画像の所定方向に沿った明部及び暗部の配列に基づいて前記検査対象部位における凸形状部の明部及び暗部の組み合わせを抽出し、抽出された明部及び暗部の位置に対応する前記第1の画像及び前記第2の画像の位置の信号強度に基づいて表面疵を検出する画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする表面欠陥検出装置。
  2. 鋼材の表面のうち検査対象部位に対して傾斜する方向から、第1の照射手段によって照明光を前記検査対象部位に照射し、前記第1の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第1の画像を撮像する第1の撮像ステップと、
    前記第1の照射手段と弁別可能な第2の照射手段により、前記検査対象部位に対して前記第1の照射手段とは反対側に傾斜する方向から、前記第1の照射手段と略同一の入射角度で照明光を前記検査対象部位に照射し、前記第2の照射手段の照明光によって照明された前記検査対象部位の第2の画像を撮像する第2の撮像ステップと、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成する差分画像生成ステップと、
    前記差分画像の明部及び暗部の中から、前記第1又は第2の照射手段の照明光の照射方向に対応する前記差分画像の所定方向に沿った明部及び暗部の配列に基づいて前記検査対象部位における凸形状部の明部及び暗部の組み合わせを抽出し、抽出された明部及び暗部の位置に対応する前記第1の画像及び前記第2の画像の位置の信号強度に基づいて表面疵を検出する表面欠陥検出ステップと、
    を含むことを特徴とする表面欠陥検出方法。
  3. 請求項2に記載の表面欠陥検出方法を用いて表面疵を検出しながら鋼材を製造するステップを含むことを特徴とする鋼材の製造方法。
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