JP7125448B2 - 毛髪脱色用又は染毛用化粧品 - Google Patents
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(A) 下記一般式(1)で表される硫酸基含有アニオン界面活性剤 0.01~5質量%
R-O-(CH2CH2O)n-[CH2CH(CH3)O]m-SO3M (1)
〔式中、Rは炭素数8~25の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数0.5以上45以下を示し、mは平均付加モル数0~50を示し、Mはアルカリ金属又はNH4を示す。〕
(B)電荷密度が5.5meq/g以上8.0meq/g以下である、ジアリル4級アンモニウム塩とアクリル酸との重合体
(C) カチオン界面活性剤
第1剤中にはアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩(例えば炭酸水素アンモニウム);モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよい。混合液中におけるアルカリ剤の含有量は、十分な染毛効果の点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。
第2剤中には過酸化水素を含有する。第2剤中における過酸化水素の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは9質量%以下、より好ましくは6質量%以下である。混合液中における過酸化水素の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であり、また、好ましくは6質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。また、第2剤のpHは、過酸化水素の分解抑制の観点から、好ましくは2以上、より好ましくは2.5以上であり、また、好ましくは6以下、より好ましくは4以下である。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、混合液中に下記一般式(1)で表される硫酸基含有アニオン界面活性剤を含有する。
R-O-(CH2CH2O)n-[CH2CH(CH3)O]m-SO3M (1)
〔式中、Rは炭素数8~25の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数0~50を示し、mは平均付加モル数0~50を示し、Mはアルカリ金属又はNH4を示す。〕
一般式(1)中のmは、ダメージがある毛髪における起泡性の観点から、好ましくは30以下、より好ましくは10以下であり、更に好ましくは5以下、より更に好ましくは0である。
一般式(1)中のMは、塩を形成する陽イオン基であり、アルカリ金属又はNH4である。アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム、リチウムが挙げられるが、これらの中でナトリウム、カリウムがより好ましく、ナトリウムが更に好ましい。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、混合液中に、ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含み、電荷密度5.5meq/g以上8.0meq/g以下である重合体を含有する。ここで、本発明において電荷密度とは、ポリマー1g当たりのカチオン性基のモル数×1000(meq/g)をいう。
xとyの割合(x:y)は、ダメージがある毛髪における起泡性及び毛髪の感触の観点から、好ましくは85:15~99:1、より好ましくは90:10~99:1、更に好ましくは95:5~99:1である。
xとyの付加形態はブロックでもランダムでもよい。
移動層:50mM LiBr, 1質量%CH3COOH/エタノール:水=3:7
カラム:TSK gel α-M(2本直列)
標準物質:ポリエチレングリコール
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、ダメージがある毛髪における泡もちの観点から、第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方に、成分(C)としてカチオン界面活性剤を含有し得る。成分(C)のカチオン界面活性剤としては、次の一般式(4)で表されるものを用いることができる。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、泡の安定化の観点から、第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方に、成分(D)として高級アルコールを含有し得る。成分(D)としては、下記一般式(5)で表されるものを用いることができる。
〔式中、R9は炭素数12~24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示す。〕
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、泡立ちの観点から、第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方に、更にカルボキシ基含有アニオン界面活性剤を含有し得る。カルボキシ基含有アニオン界面活性剤としては、N-アシルアミノ酸塩、N-アシル-N-アルキルアミノ酸塩、アミド型N-アシルアミノ酸塩、エーテルカルボン酸塩、脂肪酸塩、コハク酸アルキル又はコハク酸アルケニルの塩などが挙げられる。
〔式中、R11は炭素数7~19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Zは-O-又は-CONH-を示し、M2は水素原子、アルカリ金属、トリエタノールアミン又はアンモニウムを示し、qは1~20の数を示す。〕
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方に、更に非イオン界面活性剤を含有させることができる。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルアルカノールアミド、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、アルキルポリグルコシド、アルキルグリセリルエーテル等が挙げられる。
R12-O-(AO)r-H (8)
〔式中、R12は炭素数8~22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、Aは炭素数2~4のアルキレン基を示し、rは平均値で1~100の数を示す。〕
Aとしては、エチレン基、プロピレン基が好ましく、エチレン基がより好ましい。
rは、1~40が好ましく、更には2~30、更には4~23が好ましい。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方に、更に両性界面活性剤を含有することができる。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品が、染毛用化粧品である場合、第1剤中に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、オルトクロルパラフェニレンジアミン、N-フェニルパラフェニレンジアミン、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、3-メチル-4-アミノフェノール、2-ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、4-アミノ-メタクレゾール、オルトアミノフェノール、及びこれらの塩等が挙げられる。
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。より具体的には、酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、分散紫1、分散青1、分散黒9等が挙げられ、塩基性染料としては、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性黄76、塩基性橙31、塩基性赤51等が挙げられる。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品には、吐出させる混合液の泡を安定化させる観点から、更に油剤を含有させることができる。このような油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル等が挙げられる。これらのうち、高級アルコール類が好ましく、更にはミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、2-オクチルドデカノールが好ましい。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品には、吐出させた泡が長時間維持できる観点からは、第1剤と第2剤の混合液中にシリコーンを含有しないことが好ましいが、泡を頭髪に滑らかになじませるため、また頭髪に高いコンディショニング効果を付与するため、一定範囲内で、更にシリコーン類を含有させることもできる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーンエラストマー等、及びこれらを界面活性剤により水中に分散させたエマルションが挙げられる。これらのうち、増粘剤を用いることなく安定に水中に分散可能な点から、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン及びこれらのエマルションが好ましい。
更に、第1剤又は第2剤中に不揮発性親水性溶剤を含有することが好ましい。これにより、混合液の泡を毛髪に塗布した後、放置している間に、混合液から水分が蒸発して過酸化水素等の刺激性の成分が濃縮されることによる頭皮に対する刺激を軽減することができる。不揮発性親水性溶剤としては、ポリオール類やその低級(炭素数1~4)アルキルエーテル類等が好ましい。ポリオール類としては、炭素数2~6のものが好ましく、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。ポリオールの低級アルキルエーテル類としては、ポリオールのモノ低級アルキルエーテルやポリ低級アルキルエーテル(例えばジ低級アルキルエーテル)等が挙げられる。なかでもポリオールのモノメチルエーテル又はモノエチルエーテルが好ましく、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。これらは、二種以上を併用することもできる。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、動植物油脂、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、混合物のpH(25℃)が、染毛効果と皮膚刺激性の点から、好ましくは8以上、より好ましくは9以上であり、また、好ましくは12以下、より好ましくは11以下、更に好ましくは10.5以下である。pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸;クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸;リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。
第1剤と第2剤の混合液の好ましい粘度の範囲は、好ましくは1mPa・s以上、より好ましくは10mPa・s以上であり、また、好ましくは600mPa・s以下、より好ましくは300mPa・s以下、更に好ましくは200mPa・s以下、更に好ましくは100mPa・s以下である。なお、ここでの粘度は、25℃、B型回転粘度計(モデル;デジタル粘度計TV-10、東機産業株式会社)で、ローターNo.1を用い、測定対象が100mPa・s以下の場合の回転速度は60rpm、100~200mPa・sの場合は30rpm、200mPa・s以上の場合は12rpmで測定する。回転数の大きい測定から順番に行い、表示が振り切れることなく測定できた時点で測定を完了し、それ以降の回転数の小さい測定は行わない。なお、混合液の粘度は、各剤の混合開始後3分経過後に測定するものとする。
本発明において、フォーマー容器は、ノンエアゾールタイプの容器であって、第1剤と第2剤の混合液を、噴射剤を使用することなく空気と混合して泡状に吐出させるために使用する。フォーマー容器の使用により、吐出させた剤の飛び散りを防止できるという効果、第1剤と第2剤とが均一に混合された泡を吐出できるという効果も得られる。特に、ノンエアゾールタイプの容器は、エアゾールタイプの容器に比べて、製品を安価に製造可能であり、高圧ガスの噴射剤が不要であるため、製品を流通においてより安全に取り扱うことができる。
フォーマー容器の泡吐出手段による空気と混合液との気液混合比は、剤の髪への馴染み易さ及び塗り易さの点から、5~40mL/gが好ましく、8~30mL/gがより好ましい。なお、ここでの気液混合比は次のようにして測定した値である。
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品を使用して毛髪(特に頭髪)を脱色又は染色するには、予め毛髪を梳かしておくことが好ましい。これにより、後述する再度泡立てる処理中に毛髪がからみにくくなるので、混合液が飛び散るおそれがない。また、毛髪を梳かした後、脱色剤又は染毛剤組成物の適用で汎用されているブロッキング操作を行う必要はなく、更にはブロッキング操作を行わないことが好ましい。これにより、後述する脱色剤又は染毛剤組成物を毛髪に適用する操作や再度泡立てる操作がやりやすくなる。また、この再度泡立てる操作により、本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、整髪料が付いたままの髪に対して適用した場合であっても、より一層、色ムラのない仕上がりが得られる。次いで、本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品の第1剤と第2剤をフォーマー容器内で混合する。その容器から吐出される泡状の剤を、直接毛髪に塗布してもよく、手又はブラシなどの道具を使って毛髪に塗布してもよい。剤の飛び散りや液ダレを防止する観点から、(手袋をした)手にいったん取った後、毛髪に適用することがより好ましい。
(A) 下記一般式(1)で表される硫酸基含有アニオン界面活性剤 0.01~5質量%
R-O-(CH2CH2O)n-[CH2CH(CH3)O]m-SO3M (1)
〔式中、Rは炭素数8~25の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数0~50を示し、mは平均付加モル数0~50を示し、Mはアルカリ金属又はNH4を示す。〕
(B) ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含み、電荷密度が5.5meq/g以上8.0meq/g以下である重合体
R9-OH (5)
〔式中、R9は炭素数12~24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示す。〕
<ダメージ処理>
ビューラックス社から購入した黒髪(中国人毛)を用いて長さ27cm、重さ8gのトレスを作製し、ダメージ処理として、ブリーチ処理を4回及びその後パーマ処理を行った。
ブリーチ剤としては、10質量%モノエタノールアミン水溶液と6質量%過酸化水素水の混合液(質量比1:1)を用いた。この混合液10gを8gのトレスに塗布し、30℃で30分間放置した後、シャンプーを用いて2回洗浄し、ドライヤーで乾燥するブリーチ処理を行った。このブリーチ処理を4回繰り返した。
パーマ剤としては、表1に示す第1剤及び第2剤を用いた。第1剤20gを上記ブリーチ処理を行った8gトレスに塗布して25℃で20分間放置し、水道水にて1分間濯ぎ、タオルで余分な水分を除去した。次いで、第2剤10gをこのトレスに塗布し、25℃で10分間放置した。その後、シャンプーを用いて2回洗浄した後ドライヤーで乾燥した。
上記ブリーチ処理及びパーマ処理によりダメージしたトレスを、以下の評価に用いた。
吐出した泡状物を前記のダメージ処理を行った27cm、8gのトレスに対し7g塗布し、トレスを手を用いて揉む際の泡立ちの評価を下記の基準で行った。これらの評価結果を表2~5に併せて示す。
4:弾力があり、極めてきめの細かい泡が形成される
3:やや弾力があり、きめの細かい泡が形成される
2:やや水っぽく、少しきめの粗い泡が形成される
1:水っぽく、きめの粗い泡が形成される
吐出した泡状物を前記のダメージ処理を行った27cm、8gのトレスに対し7g塗布し、トレスを10回手を用いて揉んだ後、2分間毛髪に馴染ませた(放置した)。その後、毛髪から泡をこそぎとり、泡量をメスシリンダーにて計測した。これらの評価結果を表2~5に併せて示す。
上記評価により泡立ち及び泡もちが良好なトレスは、色ムラを生ずることなく染色することができた。
*1:Lubrizol Advanced Materials, Inc.製,マーコート295,電荷密度6.0meq/g (アクティブ量)
*2:Lubrizol Advanced Materials, Inc.製,マーコート100,電荷密度6.2meq/g (アクティブ量)
*3:Lubrizol Advanced Materials, Inc.製,マーコート280,電荷密度5.0meq/g (アクティブ量)
*4:pH調整量(pH=3.5±0.05)
Claims (10)
- アルカリ剤を含有する第1剤、過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤の混合液を泡状に吐出するノンエアゾールフォーマー容器を備え、当該混合液中に次の成分(A)、(B)及び(C)を含有し、成分(A)及び(B)を合計で1質量%以上含有し、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が0.25以上2以下である、毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
(A) 下記一般式(1)で表される硫酸基含有アニオン界面活性剤 0.01~5質量%
R-O-(CH2CH2O)n-[CH2CH(CH3)O]m-SO3M (1)
〔式中、Rは炭素数8~25の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数0.5以上45以下を示し、mは平均付加モル数0~50を示し、Mはアルカリ金属又はNH4を示す。〕
(B) ジアリル4級アンモニウム塩の単独重合体、及びジアリル4級アンモニウム塩とアクリル酸との共重合体から選ばれ、電荷密度が5.5meq/g以上8.0meq/g以下である重合体
(C) カチオン界面活性剤 - 更に、成分(D)として高級アルコールを含有する、請求項1又は2に記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 成分(B)の電荷密度が、5.9meq/g以上6.5meq/g以下である、請求項1~3のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 混合液中における成分(A)の含有量が、0.1質量%以上2質量%以下である、請求項1~4のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 混合液中における成分(B)の含有量が、0.1質量%以上2質量%以下である、請求項1~5のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 混合液中における成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が、0.30以上2以下である、請求項1~6のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 混合液中における成分(C)の含有量が、0.05質量%以上5質量%以下である、請求項1~7のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 混合液中における成分(D)の含有量が、0.05質量%以上5質量%以下である、請求項3~8のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
- 請求項1~9のいずれかに記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品を用い、第1剤と第2剤との混合液をノンエアゾールフォーマー容器から泡状に吐出させ、その泡を手を用いて毛髪に適用する毛髪脱色又は染毛方法。
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