JP7124500B2 - スイッチギヤ - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチギヤに関する。
例えば、ビルや工場などに設置される受変電設備には、引き込み線から配電線へ延びる母線に接続された遮断器等の電力機器を箱体(ハウジング)に収容したスイッチギヤがある。このような受変電設備において、電力機器等を収容した箱体の内部は、電力機器等の動作によって温度が上昇する。このため、受変電設備は、内部温度の上昇を抑えるために、内部の空気を循環させることで内部を冷却するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-153212号公報
ところで、上記のような設備において、内部温度の上昇抑制に改善の余地がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、内部温度の上昇を抑制可能としたスイッチギヤを提供することにある。
上記課題を解決するスイッチギヤは、正面と背面のいずれか一方の吸気口と、前記正面と前記背面の何れか他方の排気ファンとを有する盤筐体と、前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、を備え、前記ユニットは、前記母線を収容する母線室と、前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する冷却ダクトと、前記ユニットの内部の空気を循環させる循環ファンと、を有する。
この構成によれば、吸気口から吸引された空気が排気ファンによって排気されることで、吸気口と排気ファンとの間の空気の流れによって、ユニットの冷却ダクトの内部の空気が冷却される。そして、循環ファンによって循環される空気により、冷却ダクトと連通する第1の機器室及び第2の機器室と、第1の機器室及び第2の機器室と連通する母線室の内部が冷却される。このため、内部の温度上昇を抑制可能となる。
上記のスイッチギヤにおいて、前記冷却ダクトは、前記第1の機器室及び前記第2の機器室よりも幅狭く形成されていることが好ましい。
この構成によれば、幅の狭い冷却ダクトによってその冷却ダクトを通過する空気の流れが速くなるため、循環ファンによる風量が増加され、ユニットの内部温度の上昇が抑制される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第1の機器室と前記第2の機器室は、前記盤筐体よりも幅狭く形成されていることが好ましい。
この構成によれば、吸気口から排気ファンへの空気の流れが、盤筐体の幅より狭い第1の機器室及び第2の機器室の側面を流れるため、放熱面積が大きくなり、ユニット内部の空気の温度が外部へ放熱される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第1の循環ファンは前記母線室に配置され、前記第2の機器室から前記母線室に空気を送ることが好ましい。
この構成によれば、第2の機器室の空気を母線室に送り込むことで、冷却ダクトから第2の機器室に冷却された空気が流れ込み、第2の機器室の内部の温度上昇が抑制される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記母線室には、前記第1の循環ファンを収容する循環ボックスと、前記循環ボックスの開口部を覆う開閉扉が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、循環ボックスによって第1の循環ファンを収容する空間と、母線を収容する空間とが区画される。そして、循環ボックスの開口部を覆う開閉扉の開閉により、母線に通電された状態で、第1の循環ファンの交換が可能となる。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第2の機器室の後端には、前記第2の電力機器の接触子が接離される端子部が設けられ、前記第2の機器室には、前記端子部に向かって空気を供給する供給部とが配設されていることが好ましい。
この構成によれば、供給部から供給される空気によって第2の電力機器の接触子が接離される端子部が冷却される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記供給部は、前記第2の電力機器の下方に配設された循環ダクトと、前記循環ダクトの前端に設けられ前記循環ダクトに空気を送る第2の循環ファンと、前記循環ダクトの後端に設けられ、前記循環ダクトの空気を前記端子部に向かうように調整するガイド板と、を有することが好ましい。
この構成によれば、第2の循環ファンによって循環ダクトに送られる空気が、ガイド板によって、効率よく端子部に供給され、端子部の温度上昇が抑制される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第2の機器室は、前記第2の機器室の後方の空気を前記第1の循環ファンに供給するように配設されたガイド板を有することが好ましい。
この構成によれば、第1の循環ファンによって、第2の機器室の後方の空気を母線室に送ることで、第2の機器室の後端に設けられた端子部を冷却した空気を効率よく第2の機器室から排気することができる。
上記課題を解決するスイッチギヤは、盤筐体と、前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、を備え、前記ユニットは、前記母線を収容する母線室と、前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する循環ダクトと、前記第1の機器室に設けられた第1の循環ファンと、前記第2の機器室に設けられた第2の循環ファンと、を有する。
この構成によれば、第1の循環ファン及び第2の循環ファンによって、ユニットの内部の空気を、第1の機器室、循環ダクト、第2の機器室、母線に循環させることで、ユニット内部の温度上昇が抑制可能となる。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第1の循環ファンは、前記第1の機器室を前後方向に区画する第1の区画壁に取着されるとともに、前記第1の機器室の後方から前方に向かって空気を送るように配設され、前記第2の循環ファンは、前記第2の機器室を前後方向に区画する第2の区画壁に取着されるとともに、前記第2の機器室の前方から後方に向かって空気を送るように配設されていることが好ましい。
この構成によれば、第1の循環ファンによって第1の機器室の後方から前方へと空気を送り、第2の循環ファンによって第2の機器室の前方から後方へと空気を送ることで、ユニットの内部の空気が効率よく循環され、ユニット内部の温度上昇が抑制される。
上記のスイッチギヤにおいて、前記第1の循環ファンの下方に配設され、前記第1の区画壁から前記第1の機器室の後方に延びる第1のガイド板と、前記第2の循環ファンの下方に配設され、前記第2の区画壁から前記第2の機器室の後方に延びる第2のガイド板と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、第1のガイド板により、空気を第1の機器室の後方の空気を前方に向かって送ることができ、第2のガイド板により空気を第2の機器室の後方へと送ることができ、空気をユニットの全体に循環させることができる。
本発明によれば、内部の温度上昇を抑制可能としたスイッチギヤを提供することができる。
スイッチギヤの概略正面図。 (a)は配電盤(変圧器2次盤)の概略正面図、(b)は配電盤(変圧器2次盤)の概略側面図。 (a)(b)は配電盤(変圧器2次盤)のファンユニットを示す概略斜視図。 (a)(b)は配電盤(変圧器2次盤)における作用を示す説明図。 (a)は配電盤(配電線盤)の概略正面図、(b)は配電盤(配電線盤)の概略側面図。 配電盤(配電線盤)における作用を示す説明図。
以下、一実施形態を説明する。
なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。また、断面図では、理解を容易にするために、一部の構成要素のハッチングを省略している場合がある。
図1に示すスイッチギヤ10は、例えばビルや工場などの屋外に設置される受変電設備である。なお、屋内に設置される受変電設備とされてもよい。
スイッチギヤ10は、複数(図1では7個)の配電盤11~17を有している。複数の配電盤11~17は水平方向に並設され、互いに連結されている。
配電盤11~17は、例えば、変圧器2次盤(TR2次盤)、母線連絡盤、受電盤、配電線盤、変圧器1次盤(TR1次盤)、所内変圧器盤(TR盤)、VCT盤、等である。各配電盤11~17は三相母線41(R,S,T)(図中破線参照)を水平方向に貫通させる構造を有している。本実施形態において、配電盤11,17は変圧器2次盤(TR2次盤)、配電盤12,13,15,16は配電線盤、配電盤14は母線連絡盤である。なお、各配電盤11~17の構成、配列、等は、適宜変更されてもよい。
先ず、配電盤11について説明する。
図2(a)及び図2(b)に示す配電盤11は、例えば変圧器2次盤(TR2次盤)である。なお、図2(a)に示す配電盤11の概略正面図では、正面扉22が省略され、ユニット30が示されている。
配電盤11は、盤筐体20を有している。盤筐体20は、電力機器が配設される本体部21と、本体部21の前側(図2(b)において左側)に配設された扉体としての正面扉22と、本体部21の後側(図2(b)において右側)に配設された扉体としての背面扉23とを備えている。正面扉22及び背面扉23は、盤筐体20に回動可能に支持されている。正面扉22及び背面扉23は、それぞれ開閉レバー22a,23aの操作により開閉される。正面扉22及び背面扉23の内面には、図示しない断熱材が取着されている場合もある。
背面扉23には、吸気口としての換気ユニット23bが取着されている。本実施形態において、換気ユニット23bは2つ設けられている。換気ユニット23bは、例えば、外部からの噴流水の浸入を抑制するルーバー部材を含む。なお、換気ユニット23bに、大気中に多数存在する塵埃に代表される粉塵を捕集する粉塵除去フィルタが含まれても良い。
盤筐体20は、本体部21の上面を覆う内天井板24と、内天井板24の上方に間隔を設けて配置された外天井板25とを有している。外天井板25の内面には、図示しない断熱材が取着されている。内天井板24には、正面扉22側に、換気ファン24aが設けられている。図2(a)に示すように、内天井板24には換気ファン24aが設けられている。換気ファン24aは、本体部21の内部の空気を排気するように設けられている。内天井板24と外天井板25との間には前壁26が設けられ、その前壁26には換気ユニット26aが設けられている。換気ユニット26aは、例えば、外部からの噴流水の浸入を抑制するルーバー部材を含む。また、内天井板24と外天井板25との間には、ガイド板27が設けられている。ガイド板27は、換気ファン24aにより本体部21の内部から内天井板24の上方に排気される空気を換気ユニット26aに導くように設けられている。背面扉23の換気ユニット23bは吸気口として働き、正面扉22側の換気ユニット26aは排気口として働く。
図2(b)に示すように、本体部21には、ユニット30が収容されている。ユニット30は、ユニット30の内部を区画した複数の部屋を有している。本実施形態において、配電盤11は、複数の部屋として、母線室31、機器室32,33、分岐母線室34を有している。
母線室31は、ユニット30の上下方向中央に配設されている。母線室31の前面には、メンテナンス用の開閉扉31aが設けられている。母線室31には三相母線(R,S,T)41が収容されている。
機器室32,33は、母線室31の上方と下方にそれぞれ配置されている。機器室32,33は、母線室31の正面よりも正面扉22に向かって大きく形成されている。機器室32,33の前面にはそれぞれメンテナンス用の開閉扉32a,33aが設けられている。機器室32,33は、母線室31の上方に配置された機器室32を上段機器室、母線室31の下方に配置された機器室33を下段機器室として区別する場合がある。
両機器室32,33は、冷却ダクト35を介して互いに連通されている。冷却ダクト35は、母線室31より前面側に配設されている。本実施形態では、図2(a)に示すように、左右一対の冷却ダクト35が設けられている。
母線室31と上段機器室32との間の区画壁36aには、区画壁36aを厚さ方向に貫通する複数の換気穴が形成され、複数の換気穴により、母線室31と上段機器室32とが互いに連通している。
上段機器室32には、電力機器42が収容されている。電力機器42は、例えば計器用変圧器(VT)と避雷器(LA)とを含む補機ユニットである。電力機器42は、接続端子42bを有している。上段機器室32には、電力機器42の接続端子42bが接離される接触子32cが設けられている。接触子32cは、ブッシングなどにより、後述する分岐母線室34の接続導体44cと接続されている。
上段機器室32には区画壁32bが設けられている。区画壁32bは、電力機器42の前面パネル42aと略同一位置に設けられ、前面パネル42aとともに上段機器室32の前後方向において、上段機器室32を2つの部屋に区画する。区画壁32bには、その区画壁32bを厚さ方向に貫通する換気穴が形成されている。換気穴は、区画壁32bにより上段機器室32を区画した2つの部屋を連通する。
下段機器室33には、電力機器43が収容されている。電力機器43は、例えば遮断器(VCB)である。以下の説明において、電力機器43を遮断器43ということがある。電力機器43は接続端子43bを有している。下段機器室33には、電力機器43の接続端子43bが接離される接触子33cが設けられている。接触子33cは、ブッシングなどにより、後述する分岐母線室34の分岐母線44a、接続導体44bと接続されている。
下段機器室33には、循環ダクト37が設けられている。供給部としての循環ダクト37は、下段機器室33の床面33bにおいて、正面側から背面側に向かって延びるように形成されている。電力機器としての遮断器43は、循環ダクト37の上に配設されている。循環ダクト37には、複数の換気穴37aが設けられている。換気穴37aは、遮断器43の接続端子43bが接離される接触子33cの下方に設けられている。
循環ダクト37には、循環ファン37bと、ガイド板37cとが設けられている。本実施形態において、図2(a)に示すように、循環ダクト37には循環ファン37bが設けられている。図2(b)に示すように、循環ファン37bは、循環ダクト37に空気を送り込むように、循環ダクト37の正面側の端部(前端)に配設されている。このように配設された循環ファン37bは、下段機器室33の開閉扉33aを開けて交換が可能である。ガイド板37cは、循環ダクト37の後端に、循環ファン37bによって循環ダクト37に供給される空気を上方の換気穴37aへと導くように設けられている。換気穴37aは、遮断器43の接続端子43bが接離される接触子33cの下方に形成されている。従って、循環ダクト37のガイド板37cにより上方へと導かれる空気は、換気穴37aから、循環ダクト37の上に配設された遮断器43の接続端子43bが接離される接触子33cにあたり、接触子33cを冷却する。また、循環ダクト37から供給される空気は、下段機器室33の背面33dにあたり、背面33dを冷却する。
母線室31内において、前方下部には、換気ボックス38が設けられている。換気ボックス38の上板及び下板には、換気穴が形成されている。換気ボックス38は、母線室31と連通するとともに、下段機器室33と連通している。
換気ボックス38には循環ファン38aが配設されている。図2(a)に示すように、換気ボックス38には循環ファン38aが配設されている。循環ファン38aは、1つのユニットとして交換可能に形成されている。循環ファン38aは、下段機器室33の空気を母線室31へと供給するように設けられている。
下段機器室33において、換気ボックス38の下方には、換気ガイド39が設けられている。換気ガイド39は、循環ファン38aによって、下段機器室33の後方から空気を換気ボックス38に導くように形成されている。また、換気ガイド39には、区画壁39aが設けられている。区画壁39aは、下段機器室33に配設された遮断器43の前面パネル43aと略同一位置に設けられ、前面パネル43aとともに下段機器室33の前後方向において、下段機器室33を2つの部屋に区画する。
分岐母線室34は、母線室31と両機器室32,33の後面に設けられている。分岐母線室34の後面にはメンテナンス用の点検蓋34aが設けられている。分岐母線室34には、分岐母線44aが収容されている。分岐母線44aは、ブッシングなどにより、母線室31の三相母線(R,S,T)41と接続されている。また、分岐母線44aは、ブッシングなどにより、下段機器室33に配設された遮断器43と接続されている。また、分岐母線室34には、下段機器室33の電力機器43、上段機器室32の電力機器42と、配電ケーブル48とを接続する接続導体44b,44cが収容されている。
ユニット30と正面扉22との間は制御室28aである。制御室28aには、例えばデジタル式の保護継電器、各種センサの計測器、各種ファンの制御部、等が配設されている。制御室28aに例えば電子式の除湿器が配置されてもよい。除湿器は、例えばペルチェ効果を利用したものを用いることができる。なお、除湿器は、ユニット30内(例えば、下段機器室33内)に配置されてもよい。
ユニット30と背面扉23との間はケーブル室28bであり、このケーブル室28bには配電のための配電ケーブル48が配設されている。配電ケーブル48は、分岐母線室34の接続導体44b,44cを介して、機器室33の電力機器43と機器室32の電力機器42とに接続される。
図2(a)において、左右の二点鎖線は、配電盤11が配置される領域を示す。この領域は、配電盤11をユニットとして配設する領域であり、二点鎖線の間の距離が配電盤11の幅(ユニット幅)である。このユニット幅に対して、機器室32,33及び図2(b)に示す分岐母線室34は幅狭く形成されている。従って、配電盤11は、機器室32,33及び分岐母線室34の両側方に隙間G1を有している。これらの隙間G1は、配電盤11の前後方向において、制御室28aとケーブル室28bとを連通する。つまり、配電盤11は、前後方向に、空気の流通が可能な通路を有している。
図3(a)に示すように、母線室31の前面において、開閉扉31aの下方には、開閉板31bがネジ等の締結部材により固定されている。開閉板31bは母線室31の換気ボックス38の前面を閉塞するように設けられている。この開閉板31bを外すことにより、図3(b)に示すように、換気ボックス38に収容された循環ファン38aのユニット38bが露出する。このため、図2(b)に示す三相母線41を露出する開閉扉31aを開閉することなく、母線室31の循環ファン38aの交換等を安全に行うことができる。
(作用)
次に、上述した配電盤11の作用を説明する。
図2(a)に示すように、ユニット30の幅、詳しくは、上段機器室32、下段機器室33、分岐母線室34、及び冷却ダクト35の幅は、配電盤11が配置される領域の幅(ユニット幅)よりも狭く、隙間G1を形成する。
図4(a)に示すように、換気ファン24aの駆動によって、本体部21の内部の空気が排気され、外部の空気が背面扉23の換気ユニット23bから本体部21の内部へと吸入される。従って、この盤筐体20では、背面扉23の換気ユニット23bから吸入された空気が、正面扉22の側の内天井板24に設けられた換気ファン24aによって盤筐体20の外部へと排気される。つまり、背面扉23の換気ユニット23bは吸気口として働き、正面扉22側の換気ユニット26aは排気口として働く。
図4(a)に示す空気流A1,A2は、図2(a)に示す隙間G1を通る。従って、空気流A1,A2は、ユニット30の側面、詳しくは、上段機器室32、下段機器室33、分岐母線室34、及び冷却ダクト35の側面と接する。従って、ユニット30の側面において、空気流A1,A2に放熱される。つまり、隙間G1により、ユニット30の放熱面積が増加する。これにより、ユニット30の内部の温度上昇が抑制される。
図4(a)に示す空気流A1は、一対の冷却ダクト35の側方を通過する。冷却ダクト35は、上段機器室32、下段機器室33より狭く形成されている。従って、各冷却ダクト35の4つの側面は、空気と接する。このため、冷却ダクト35の放熱面積が大きく、効率的に冷却ダクト35の内部を通過する空気を冷却できる。
図4(b)に示すように、ユニット30に設けられた循環ファン38aは、ユニット30の内部において循環する空気流A3を形成する。この空気流A3は、一対の冷却ダクト35を通過する。一対の冷却ダクト35は、上段機器室32、下段機器室33より狭く形成されている。従って、冷却ダクト35において、通過する空気流A3の流速は、上段機器室32、下段機器室33等における空気流A3の流速より高くなる。つまり冷却ダクト35において、空気流A3の流速が高くなる。このことは、空気流A3における運動エネルギーが上昇し、圧力エネルギーが低下する。この結果、空気流A3に対する圧力損失が低下するため、空気流A3の風量を多くすることができる。つまり、冷却ダクト35を設けることにより、循環する空気流A3の流量を多くすることができる。このため、ユニット30の内部の温度上昇を抑制できる。
図4(b)に示すように、循環ダクト37の循環ファン37bは、循環ダクト37から、下段機器室33に収容された電力機器43の接続端子43bが接離される接触子33cを通過する空気流A4を形成する。この空気流A4により、接触子33cを冷却できる。このため、ユニット30の内部温度の上昇を抑制できる。
なお、母線室31の開閉扉31a、機器室32,33の開閉扉32a,33aには、例えば放熱性のよい金属材料(例えばアルミニウム)からなる開閉扉を用いることが好ましい。放熱性のよい開閉扉を用いることで、その開閉扉において放熱でき、ユニット30の内部温度の上昇を抑制できる。
次に、配電盤12について説明する。
図5(a)及び図5(b)に示す配電盤12は、例えば配電線盤である。なお、図5(a)に示す配電盤12の概略正面図では、正面扉122が省略され、ユニット130が示されている。
配電盤12は、盤筐体120を有している。盤筐体120は、電力機器が配設される本体部121と、本体部121の前側(図5(b)において左側)に配設された扉体としての正面扉122と、本体部121の後側(図5(b)において右側)に配設された扉体としての背面扉123とを備えている。正面扉122及び背面扉123は、盤筐体120に回動可能に支持されている。正面扉122及び背面扉123は、それぞれ開閉レバー122a,123aの操作により開閉される。正面扉122及び背面扉123の内面には、図示しない断熱材が取着されている。
盤筐体120は、本体部121の上面を覆う内天井板124と、内天井板124の上方に間隔を設けて配置された外天井板125とを有している。外天井板125の内面には、図示しない断熱材が取着されている。なお、内天井板124は、図2(b)に示す内天井板24と一体に形成されてもよい。また、外天井板125は、図2(b)に示す外天井板25と一体に形成されてもよい。
図5(b)に示すように、本体部121には、ユニット130が収容されている。ユニット130は、ユニット130の内部を区画した複数の部屋を有している。本実施形態において、配電盤12は、複数の部屋として、循環ダクト135、母線室131、機器室132,133、分岐母線室134を有している。
循環ダクト135と母線室131は本体部121の上下方向中央において、配電盤12の前後方向に隣接して配設されている。本実施形態において、上下方向中央に循環ダクト135が配設され、循環ダクト135の後方(背面側)に母線室131が配設されている。機器室132,133は、循環ダクト135及び母線室131の上方と下方にそれぞれ配置されている。機器室132,133を互いに区別する場合に循環ダクト135及び母線室131の上方に配置された機器室132を上段機器室、下方に配置された機器室133を下段機器室とする。
循環ダクト135の前面には、メンテナンス用の開閉扉135aが設けられている。
母線室131の前面には、メンテナンス用の開閉扉(または仕切板)131aが設けられている。母線室131には三相母線(R,S,T)41が収容されている。
機器室132,133の前面には、それぞれメンテナンス用の開閉扉132a,133aが設けられている。機器室132,133にはそれぞれ電力機器142,143が収容されている。電力機器142,143は、例えば遮断器(VCB)である。なお、以下の説明において、遮断器142,143として説明する場合がある。機器室132,133には、電力機器142,143の接続端子142b,143bが接離される接触子132e,133eが設けられている。
上段機器室132には、区画壁132bが設けられている。区画壁132bは、電力機器142の前面パネル142aと略同一位置に設けられ、上段機器室132の前後方向において、前面パネル142aとともに上段機器室132を2つの部屋に区画する。区画壁132bには、循環ファン132cが取着されている。
また、区画壁132bには、循環ファン132cの下方に、ガイド板132dが取着されている。ガイド板132dは、区画壁132bから後方に向かって延びるように形成されている。循環ファン132cは、その駆動によって、上段機器室132の後方から前方に向かって空気を送るように配設されている。
下段機器室133には、区画壁133bが設けられている。区画壁133bは、電力機器143の前面パネル143aと略同一位置に設けられ、下段機器室133の前後方向において、前面パネル143aとともに上段機器室132を2つの部屋に区画する。区画壁133bには、循環ファン133cが取着されている。
また、区画壁133bには、循環ファン133cの下方に、ガイド板133dが取着されている。ガイド板133dは、区画壁133bから後方に向かって延びるように形成されている。循環ファン133cは、その駆動によって、下段機器室133の前方から後方に向かって空気を送るように配設されている。
分岐母線室134は、母線室131と両機器室132,133の後面に設けられている。分岐母線室134の後面にはメンテナンス用の点検蓋134aが設けられている。分岐母線室134には、分岐母線144a,144bが収容されている。分岐母線144a,144bは、ブッシングなどにより母線室131の三相母線(R,S,T)41と接続されている。また、分岐母線144a,144bは、ブッシングなどにより機器室132,133にそれぞれ配設された遮断器142,143と接続されている。また、分岐母線室134には、遮断器142,143と配電ケーブル148a,148bとを接続する接続導体144c,144dが収容されている。
ユニット130と正面扉122との間は制御室128aである。制御室128aには、例えばデジタル式の保護継電器、各種センサの計測器、各種ファンの制御部、等が配設されている。制御室128aに例えば電子式の除湿器が配置されてもよい。除湿器は、例えばペルチェ効果を利用したものを用いることができる。なお、除湿器は、ユニット130内(例えば、下段機器室133内)に配置されてもよい。
ユニット130と背面扉123との間はケーブル室128bであり、このケーブル室128bには配電のための配電ケーブル148a,148bが配設されている。配電ケーブル148a,148bは分岐母線室134の接続導体144c,144dを介して、機器室132,133の遮断器142,143に接続される。
図5(a)において、左右の二点鎖線は、配電盤12の配置される領域を示す。この領域は、配電盤12をユニットとして配設する領域であり、二点鎖線の間の距離が配電盤12の幅(ユニット幅)である。このユニット幅に対して、機器室132,133及び図5(b)に示す分岐母線室134は幅狭く形成されている。従って、配電盤12は、機器室132,133及び分岐母線室134の両側方に隙間G2を有している。これらの隙間G2は、配電盤12の前後方向において、制御室128aとケーブル室128bとを連通する。つまり、配電盤12は、前後方向に、空気の流通が可能な通路を有している。
(作用)
次に、上述した配電盤12の作用を説明する。
図5(a)に示すように、ユニット130の幅、詳しくは、上段機器室132、下段機器室133、分岐母線室134、及び循環ダクト135の幅は、配電盤12が配置される領域の幅(ユニット幅)よりも狭く、隙間G2を形成する。この隙間G2により、配電盤12のユニット130の側面が放熱面として働く。従って、この配電盤12では、隙間G2を設けていない配電盤と比べ、放熱面積が増加する。これにより、ユニット130の内部の温度上昇が抑制される。
図6に示すように、下段機器室133の循環ファン133cと、上段機器室132の循環ファン132cとにより、ユニット130の内部において循環する空気流A11を形成する。この空気流A11により、ユニット130の内部の温度上昇を抑制できる。
また、下段機器室133の循環ファン133cは、下段機器室133の前方から後方に向かって空気を送るように配設されている。従って、下段機器室133に収容された電力機器143の接続端子143bが接離される接触子133eに対して空気が当りやすく、その接触子133eを冷却できる。
なお、母線室131の開閉扉(または仕切板)131a、機器室132,133の開閉扉132a,133aには、例えば放熱性のよい金属材料(例えばアルミニウム)からなる開閉扉を用いることが好ましい。放熱性のよい開閉扉を用いることで、その開閉扉において放熱でき、ユニット130の内部温度の上昇を抑制できる。
(温度測定)
発明者等により、例えば、比較例として、上述の特許文献1のスイッチギヤにおける温度を測定し、本実施形態の測定結果と比較した。測定点は、制御室28a,128a、上段機器室32、132の接触子32c、132e、下段機器室33、133の接触子33c、133eとした。温度の測定は、飽和あるいは温度上昇限度を超えるまで行った。制御室28a.128aの温度は、比較例では24.3℃であり、本実施形態では13.4℃であった。また、上段機器室32,132の接触子32c,132eの温度は、比較例では76.9℃であり、本実施形態では63.8℃であった。また、下段機器室33,133の接触子33c,133eの温度は、比較例では81.9℃であり、本実施形態では58.2℃であった。いずれの箇所においても、本実施形態では、比較例に対して温度上昇が抑制されている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)配電盤11は、背面扉23に換気ユニット23bが設けられ、正面扉22の側に換気ファン24aが設けられた盤筐体20と、盤筐体20に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニット30と、を備える。ユニット30は、三相母線41を収容する母線室31と、母線室31の上方に配設された機器室32と、母線室31の下方に配設された機器室33と、機器室32,33を連通する冷却ダクト35とを備える。また、ユニット30は、内部の空気を循環させる循環ファン38aを有している。機器室32,33にはそれぞれ電力機器42,43が収容されている。
換気ファン24aの駆動による空気流A1,A2は、ユニット30の側面、詳しくは、上段機器室32、下段機器室33、分岐母線室34、及び冷却ダクト35の4つの側面と接する。従って、ユニット30の側面において、空気流A1,A2に放熱される。つまり、隙間G1により、ユニット30の放熱面積が増加する。これにより、ユニット30の内部の温度上昇を抑制できる。
(2)ユニット30に設けられた循環ファン38aは、ユニット30の内部において循環する空気流A3を形成する。この空気流A3は、一対の冷却ダクト35を通過する。この空気流A3により、ユニット30の内部の温度上昇を抑制できる。
(3)一対の冷却ダクト35は、上段機器室32、下段機器室33より狭く形成されている。従って、冷却ダクト35において、通過する空気流A3の流速は、上段機器室32、下段機器室33等における空気流A3の流速より高くなる。つまり冷却ダクト35において、空気流A3の流速が高くなる。このことは、空気流A3における運動エネルギーが上昇し、圧力エネルギーが低下する。この結果、空気流A3に対する圧力損失が低下するため、空気流A3の風量を多くすることができる。つまり、冷却ダクト35を設けることにより、循環する空気流A3の流量を多くすることができる。このため、ユニット30の内部の温度上昇を抑制できる。
(4)循環ダクト37の循環ファン37bは、循環ダクト37から、下段機器室33に収容された電力機器43の接続端子43bが接離される接触子33cを通過する空気流A4を形成する。この空気流A4により、接触子33cを冷却できる。このため、ユニット30の内部温度の上昇を抑制できる。
(5)配電盤12において、ユニット130の幅、詳しくは、上段機器室132、下段機器室133、分岐母線室134、及び循環ダクト135の幅は、配電盤12が配置される領域の幅(ユニット幅)よりも狭く、隙間G2を形成する。この隙間G2により、配電盤12のユニット130の側面が放熱面として働く。従って、この配電盤12では、隙間G2を設けていない配電盤と比べ、放熱面積が増加する。これにより、ユニット130の内部の温度上昇を抑制できる。
(6)下段機器室133の循環ファン133cと、上段機器室132の循環ファン132cとにより、ユニット130の内部において循環する空気流A11を形成する。この空気流A11により、ユニット130の内部の温度上昇を抑制できる。
(7)下段機器室133の循環ファン133cは、下段機器室133の前方から後方に向かって空気を送るように配設されている。従って、下段機器室133に収容された電力機器143の接続端子143bが接離される接触子133eに対して空気が当りやすく、その接触子133eを冷却できる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・配電盤11~17の構成を適宜変更してもよい。例えば、配電盤11(変圧器2次盤)の冷却ダクト35を、配電盤12~17に設けてもよい。また、配電盤11の循環ダクト37、循環ファン37b、及びガイド板37cを、配電盤12~17に設けても良い。なお、配電盤11~17は、上述した変圧器2次盤,配電線盤,母線連絡盤に限定されず、受電盤,変圧器1次盤,所内変圧器盤,VCT盤,等を用いることもできる。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
複数の配電盤を並設したスイッチギヤであって、
前記複数の配電盤はそれぞれ、少なくとも母線及びその母線に接続さえる電力機器を収容したユニットを備え、
前記複数の配電盤のうちの第1の配電盤は、正面と背面のいずれか一方の吸気口と、前記正面と前記背面の何れか他方の排気ファンとを有し、前記ユニットを収容する第1の盤筐体を備え、
前記第1の盤筐体に収容された前記ユニットは、前記母線を収容する母線室と、前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する冷却ダクトと、を有し、
前記複数の配電盤のうちの第2の配電盤は、前記ユニットを収容する盤筐体を備え、
前記第2の配電盤の前記ユニットは、前記母線を収容する母線室と、前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する循環ダクトと、前記第1の機器室に設けられた第1の循環ファンと、前記第2の機器室に設けられた第2の循環ファンと、を有すること、
を特徴とするスイッチギヤ。
10…スイッチギヤ、11~17…配電盤、20…盤筐体、23b…換気ユニット(吸入口)、24a…換気ファン(排気ファン)、30…ユニット、31…母線室、32…機器室(上段機器室、第1の機器室)、33…機器室(下段機器室、第2の機器室)、35…冷却ダクト、41…三相母線、42,43…電力機器。

Claims (12)

  1. 正面と背面のいずれか一方の吸気口と、前記正面と前記背面の何れか他方の排気ファンとを有する盤筐体と、
    前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記母線を収容する母線室と、
    前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、
    前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、
    前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する冷却ダクトと、
    前記ユニットの内部の空気を循環させる第1の循環ファンと、
    を有しており、
    前記第1の循環ファンにより前記ユニットの内部の空気が前記ユニットの内部においてのみ循環される内部空気の空気流が形成されるとともに、
    前記盤筐体と前記盤筐体内の前記ユニットの側面との隙間により、前記盤筐体の正面と背面との間で空気の流通が可能な通路が形成され、前記吸気口から前記盤筐体の内部へと吸入された盤筐体外部の空気が前記排気ファンによって前記盤筐体の外部へと排気される外部空気の空気流が形成されること、を特徴とするスイッチギヤ。
  2. 前記冷却ダクトは、前記第1の機器室及び前記第2の機器室の幅方向両側に設けられており、
    前記内部空気の空気流は前記冷却ダクト内を通過するとともに、前記外部空気の空気流は、前記冷却ダクトの側方を含む前記ユニットの側方を通過することを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 正面と背面のいずれか一方の吸気口と、前記正面と前記背面の何れか他方の排気ファンとを有する盤筐体と、
    前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記母線を収容する母線室と、
    前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、
    前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、
    前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する冷却ダクトと、
    前記ユニットの内部の空気を循環させる第1の循環ファンと、
    を有しており、
    前記第1の循環ファンは前記母線室に配設され、前記第2の機器室から前記母線室に空気を送ることを特徴とするスイッチギヤ。
  4. 前記母線室には、前記第1の循環ファンを収容する循環ボックスと、前記循環ボックスの開口部を覆う開閉扉が設けられていることを特徴とする請求項に記載のスイッチギヤ。
  5. 前記冷却ダクトは、前記第1の機器室及び前記第2の機器室よりも幅狭く形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
  6. 前記第1の機器室と前記第2の機器室は、前記盤筐体よりも幅狭く形成されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
  7. 前記第2の機器室には、
    前記第2の電力機器の接触子が接離される端子部と、
    前記端子部に向かって前記第2の機器室の内部の空気を供給する供給部とが配設されていること、
    を特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
  8. 正面と背面のいずれか一方の吸気口と、前記正面と前記背面の何れか他方の排気ファンとを有する盤筐体と、
    前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記母線を収容する母線室と、
    前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、
    前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、
    前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する冷却ダクトと、
    前記ユニットの内部の空気を循環させる第1の循環ファンと、
    を有しており、
    前記第2の機器室には、
    前記第2の電力機器の接触子が接離される端子部と、
    前記端子部に向かって空気を供給する供給部とが配設されており、
    前記第2の機器室は、前記第2の機器室の後方の空気を前記第1の循環ファンに供給するように配設されたガイド板を有することを特徴とするスイッチギヤ。
  9. 前記供給部は、
    前記第2の電力機器の下方に配設された循環ダクトと、
    前記循環ダクトの前端に設けられ前記循環ダクトの後端に向けて空気を送る第2の循環ファンと、
    前記循環ダクトの後端に設けられ、前記第2の循環ファンにより送られる空気を前記端子部に向かうように調整するガイド板と、
    を有することを特徴とする請求項7又は8に記載のスイッチギヤ。
  10. 盤筐体と、
    前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記母線を収容する母線室と、
    前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、
    前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、
    前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する循環ダクトと、
    前記第1の機器室に設けられた第1の循環ファンと、
    前記第2の機器室に設けられた第2の循環ファンと、
    を有しており、
    前記第1の循環ファンと前記第2の循環ファンとにより、前記ユニットの内部の空気が前記ユニットの内部においてのみ循環される内部空気の空気流が形成されること、を特徴とするスイッチギヤ。
  11. 盤筐体と、
    前記盤筐体に内設され、少なくとも母線およびその母線に接続される電力機器を収容するユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記母線を収容する母線室と、
    前記母線室の上方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第1の電力機器を収容する第1の機器室と、
    前記母線室の下方に配設されるとともに前記母線室と連通し、第2の電力機器を収容する第2の機器室と、
    前記第1の機器室と前記第2の機器室とを連通する循環ダクトと、
    前記第1の機器室に設けられた第1の循環ファンと、
    前記第2の機器室に設けられた第2の循環ファンと、
    を有しており、
    前記第1の循環ファンは、前記第1の機器室を前後方向に区画する第1の区画壁に取着されるとともに、前記第1の機器室の後方から前方に向かって空気を送るように配設され、
    前記第2の循環ファンは、前記第2の機器室を前後方向に区画する第2の区画壁に取着されるとともに、前記第2の機器室の前方から後方に向かって空気を送るように配設されていること、
    を特徴とするスイッチギヤ。
  12. 前記第1の循環ファンの下方に配設され、前記第1の区画壁から前記第1の機器室の後方に延びる第1のガイド板と、
    前記第2の循環ファンの下方に配設され、前記第2の区画壁から前記第2の機器室の後方に延びる第2のガイド板と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
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