JP7120268B2 - 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP7120268B2
JP7120268B2 JP2020059781A JP2020059781A JP7120268B2 JP 7120268 B2 JP7120268 B2 JP 7120268B2 JP 2020059781 A JP2020059781 A JP 2020059781A JP 2020059781 A JP2020059781 A JP 2020059781A JP 7120268 B2 JP7120268 B2 JP 7120268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
attribute
data
unit
work data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020059781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021157704A (ja
Inventor
良平 降旗
昌久 斎藤
竜太 本岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2020059781A priority Critical patent/JP7120268B2/ja
Priority to US17/211,309 priority patent/US11880359B2/en
Priority to EP21165175.7A priority patent/EP3889852A1/en
Priority to CN202110323434.5A priority patent/CN113469484A/zh
Publication of JP2021157704A publication Critical patent/JP2021157704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7120268B2 publication Critical patent/JP7120268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/24Querying
    • G06F16/245Query processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/20Administration of product repair or maintenance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0637Strategic management or analysis, e.g. setting a goal or target of an organisation; Planning actions based on goals; Analysis or evaluation of effectiveness of goals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/23Updating
    • G06F16/2379Updates performed during online database operations; commit processing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/103Workflow collaboration or project management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体に関する。
一般的に、プラントや工場等(以下、これらを総称する場合には、単に「プラント」という)では、異常な動作の予防、性能維持等の観点から、メンテナンスが定期又は不定期に行われる。例えば、分散制御システム(DCS:Distributed Control System)が構築されたプラントでは、フィールド機器と呼ばれる現場機器(測定器、操作器)に対するメンテナンス(機器メンテナンス)が定期又は不定期に行われる。
機器メンテナンスで行われる作業は、現場作業と管理作業とに大別される。現場作業は、作業員が、フィールド機器が設置されている現場に赴き、現場作業用の端末装置(現場作業用ツール)を用いて行う作業である。この現場作業としては、例えば、フィールド機器の状態確認やフィールド機器に対する各種設定等の作業が挙げられる。これに対し、管理作業は、作業員が、現場作業用の端末装置に格納された作業データを取り出し、管理作業用の端末装置(管理作業用ツール)を用いて行う作業である。この管理作業としては、例えば、実施された現場作業の確認や報告書の作成等の作業が挙げられる。尚、現場作業と管理作業とが同一の作業員によって行われることもある。
以下の特許文献1には、フィールド機器のメンテナンスに用いられる従来の装置が開示されている。この装置では、フィールド機器が備えるパラメータのうち、管理者によって表示可とされたパラメータのみを表示するようにしている。これにより、現場作業を行う作業員は、変更すべきパラメータを全てのパラメータの中から探し出す必要がなくなるため、負荷が軽減されることになる。
特開2011-203775号公報
ところで、上述した現場作業で用いられる従来の現場作業用ツールは、過去に得られた作業データの全てをフィールド機器の単位で出力するものとなっている。このため、上述した管理作業において、複数のフィールド機器の作業データが必要になる場合には、それら複数のフィールド機器について、過去に得られた作業データの全てを管理作業用ツールに取り込む必要がある。そして、管理作業の作業員は、管理作業用ツールに取り込んだ膨大な作業データから必要な作業データを探し出す必要があるため、ミスが発生しやすく作業効率が悪いという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様による作業支援システム(1)は、機器(FD)を保全するために行われた作業を示す作業データ(WD1、WD2)を機器毎に保管する保管部(13、23)と、前記保管部に保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定する設定部(14b-1、24a-1)と、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出する抽出部(14b-2、24a-2)と、前記抽出部で抽出された前記作業データを提供する提供部(12、22)と、を備える。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記作業データが、機器を識別する識別情報に対し、機器を保全するために行われた作業の内容を示す作業情報が紐付けられたデータである。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、属性が、前記識別情報に対して設定される。
或いは、本発明の一態様による作業支援システムは、属性が、前記識別情報又は前記作業情報の少なくとも何れかに対して個別に設定可能である。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記抽出部が、前記作業データに設定された属性が前記第1属性である場合には、入力された管理単位と一致する前記第1属性が設定された前記作業データを抽出する。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記抽出部が、前記作業データに設定された属性が前記第2属性である場合には、取り扱いが可である旨を示す前記第2属性が設定された前記作業データを抽出する。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記保管部、前記設定部、及び前記抽出部が、機器メンテナンスの現場作業で用いられる第1端末装置(10)に設けられており、前記提供部が、機器メンテナンスの管理作業で用いられる第2端末装置(20、20A)に設けられている。
或いは、本発明の一態様による作業支援システムは、前記保管部及び前記設定部が、機器メンテナンスの現場作業で用いられる第1端末装置(10A)に設けられており、前記抽出部及び前記提供部が、機器メンテナンスの管理作業で用いられる第2端末装置(20、20B)に設けられている。
また、本発明の一態様による作業支援システムは、前記第1端末装置から出力される、属性が設定された前記作業データを格納する格納装置(30)を備え、前記第2端末装置が、前記格納装置に格納された前記作業データを読み込む。
本発明の一態様による作業支援装置(10B)は、機器(FD)を保全するために行われた作業を示す作業データ(WD1)を機器毎に保管する保管部(13)と、前記保管部に保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定する設定部(14b-1)と、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出する抽出部(14b-2)と、前記抽出部で抽出された前記作業データを提供する提供部(12)と、を備える。
本発明の一態様による作業支援方法は、保管部(13)が、機器を保全するために行われた作業を示す作業データ(WD1)を機器毎に保管するステップ(S12)と、設定部(14b-1)が、保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップ(S13)と、抽出部(14b-2)が、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップ(S14)と、提供部(22)が、抽出された前記作業データを提供するステップ(S24)と、を有する。
本発明の一態様による作業支援プログラムは、コンピュータに、機器を保全するために行われた作業を示す作業データ(WD1)を機器毎に保管するステップ(S12)と、保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップ(S13)と、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップ(S14)と、抽出された前記作業データを提供するステップ(S24)と、を実行させる。
本発明の一態様による記録媒体は、コンピュータに、機器を保全するために行われた作業を示す作業データ(WD1)を機器毎に保管するステップ(S12)と、保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップ(S13)と、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップ(S14)と、抽出された前記作業データを提供するステップ(S24)と、を実行させる作業支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる、という効果がある。
本発明の第1実施形態による作業支援システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における現場作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における作業データのデータ構造を示す図である。 本発明の第1実施形態における属性テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態における管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における作業支援方法を示すフローチャートある。 本発明の第2実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態による現場作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体について詳細に説明する。以下では、まず本発明の実施形態の概要について説明し、続いて本発明の実施形態の詳細について説明する。
〔概要〕
本発明の実施形態は、機器メンテナンスの管理作業においてミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができるようにするものである。ここで、機器メンテナンスの現場作業で用いられる従来の現場作業用ツールは、過去に得られた作業データの全てを機器の単位で出力する仕様になっている。このため、機器メンテナンスの管理作業において、複数の機器の作業データが必要になる場合には、それら複数の機器について、過去に得られた作業データの全てを管理作業用ツールに取り込む必要がある。そして、管理作業の作業員は、管理作業用ツールに取り込んだ膨大な作業データから必要な作業データを探し出す必要がある。
また、上述の通り、複数の機器について、過去に得られた作業データの全てを管理作業用ツールに取り込む必要がある。このため、管理作業用ツールは、作業データを取り込むための処理の負荷が大きくなってしまう。加えて、管理作業用ツールは、取り込んだ作業データの保管場所(例えば、メモリ)の容量が不足してしまう。
また、プラントは、複数の機器が設置されたエリアやユニットといった単位で管理されることが多いが、これらエリアやユニット間では機器を識別する識別情報(タグ名)として同じものが使用されることがある。例えば、生産能力の向上等を目的として、同様の機器が並列的に設置された2つのエリアでは、各々のエリアの対応する機器に同じ識別情報が使用される場合がある。このような場合においては、同じ識別情報が使用されている機器からある機器を特定することが困難になっている。
このように、従来は、現場作業用ツールから管理作業用ツールに対し、機器の単位で作業データを出力する仕様になっており、特定の管理目的に対して不要な作業データが大量に管理作業用ツールに取り込まれていた。このため、管理作業においては、膨大な作業データから必要な作業データを探し出す必要があり、ミスが発生しやすく作業効率が悪かった。また、作業データを管理作業用ツールに取り込むための処理の負荷が大きくなり、取り込んだ作業データの保管場所の容量が不足してしまう。また、異なる機器に同じ識別情報が用いられている場合には、異なる機器間で区別が困難な作業データが管理作業用ツールに取り込まれる可能性があり、ミスが発生することもある。
本発明の実施形態では、まず、機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管し、保管された作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定する。次に、作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出し、抽出した作業データを提供するようにしている。これにより、特定の属性が設定された作業データ(例えば、特定の管理目的に対して必要な作業データ)のみが抽出されて表示されることから、機器メンテナンスの管理作業においてミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。また、作業データを管理作業用ツールに取り込むための処理の負荷が低減でき、取り込んだ作業データの保管場所の容量不足を抑えることができる。
〔第1実施形態〕
〈作業支援システム〉
図1は、本発明の第1実施形態による作業支援システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の作業支援システム1は、現場作業用端末装置10(第1端末装置)、管理作業用端末装置20(第2端末装置)、及び作業データ格納装置30(格納装置)を備える。このような作業支援システム1は、フィールド機器FD(機器)のメンテナンスで行われる作業(特に、管理作業)を支援するものである。
現場作業用端末装置10、管理作業用端末装置20、及び作業データ格納装置30は、ネットワークNを介して通信可能に接続されている。例えば、現場作業用端末装置10は、ネットワークNに無線接続され、管理作業用端末装置20及び作業データ格納装置30はネットワークNに有線接続される。尚、現場作業用端末装置10、管理作業用端末装置20、及び作業データ格納装置30の接続形態は任意である。
フィールド機器FDは、例えば、流量計や温度センサ等のセンサ機器、流量制御弁や開閉弁等のバルブ機器、ファンやモータ等のアクチュエータ機器、その他のプラントの現場に設置される機器である。このフィールド機器FDは、プラントに複数設置されており、各々がコントローラ(図示省略)によって一元的に管理(制御)される。また、フィールド機器FDは、ケーブルCを介して現場作業用端末装置10が接続された場合、又は近距離無線通信によって通信接続された場合には、現場作業用端末装置10との間で通信を行うことが可能である。
フィールド機器FDが設置されるプラントとしては、化学等の工業プラントの他、ガス田や油田等の井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント等がある。尚、上記のプラントは、あくまでも例示であり、上記のプラントに制限される訳ではない点に注意されたい。例えば、建物、橋、トンネル等のメンテナンスのために設置された機器に対する作業データを取得し管理する場合にも適用できる。
現場作業用端末装置10は、フィールド機器FDが設置されたプラントの現場において、現場作業を行う現場作業員FWによって使用される携帯性を有する端末装置である。現場作業用端末装置10は、ケーブルCを介してフィールド機器FDに接続可能である。現場作業用端末装置10は、ケーブルCを介してフィールド機器FDとの間で通信を行い、フィールド機器FDに設定されているパラメータの取得、フィールド機器FDに対するパラメータの設定、フィールド機器FDの校正等を行う。尚、現場作業用端末装置10の詳細については後述する。
管理作業用端末装置20は、例えば、管理作業を行う管理作業員MWのオフィスに設置され、管理作業員MWによって使用される端末装置である。この管理作業用端末装置20は、現場作業用端末装置10とは異なり、必ずしも携帯性を有する必要はない。管理作業用端末装置20は、現場作業用端末装置10で得られた作業データを取得し、実施された現場作業の確認や報告書の作成等を行うために用いられる。尚、管理作業用端末装置20の詳細については後述する。
作業データ格納装置30は、現場作業用端末装置10と管理作業用端末装置20との間でやり取りされる作業データを格納する装置である。尚、図1では図示を省略しているが、プラントにおける現場作業は、現場作業用端末装置10を用いる複数の現場作業員FWによって行われるのが殆どである。作業データ格納装置30は、複数の現場作業用端末装置10から個別に出力される作業データを格納する。作業データ格納装置30は、クラウドコンピューティングによって実現してもよい。尚、現場作業用端末装置10と管理作業用端末装置20との間で作業データが直接やり取りされる場合には、作業データ格納装置30は省略可能である。
〈現場作業用端末装置〉
図2は、本発明の第1実施形態における現場作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、現場作業用端末装置10は、操作部11、表示部12(提供部)、保管部13、処理部14、通信部15、通信部16、及び入出力部17を備える。このような現場作業用端末装置10は、例えばノート型又はタブレット型のコンピュータ等で実現される。
操作部11は、例えばキーボードやポインティングデバイス等の入力装置を備えており、現場作業用端末装置10を使用する現場作業員の操作に応じた指示(現場作業用端末装置10に対する指示)を処理部14に出力する。表示部12は、例えば液晶表示装置等の表示装置を備えており、処理部14から出力される各種情報を表示する。尚、操作部11及び表示部12は、物理的に分離されたものであっても良く、表示機能と操作機能とを兼ね備えるタッチパネル式の液晶表示装置のように物理的に一体化されたものであっても良い。
保管部13は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)等の補助記憶装置を備えており、各種情報を保管する。保管部13は、例えば、作業データWD1、及び属性テーブルTBを保管する。作業データWD1は、フィールド機器FDを保全するために行われた作業を示すデータである。属性テーブルTBは、作業データに設定され得る予め規定された属性が格納されたテーブルである。
図3は、本発明の第1実施形態における作業データのデータ構造を示す図である。図3に示す通り、作業データWD1は、フィールド機器FDの機器名(識別情報)に対し、機器基本情報(機器情報)、履歴情報、及び作業情報が紐付けられたデータである。尚、作業データWD1は、フィールド機器FDの機器名に対し、作業情報のみが紐付けられたデータであっても良い。作業データWD1には、図3に示す構造を有するデータが、フィールド機器FDの機器名毎に複数含まれている。
フィールド機器FDの機器名は、フィールド機器FDを識別するためにフィールド機器FDに付与される情報である。このフィールド機器FDの機器名は、例えば、フィールド機器FDに予め設定された機器タグ等が挙げられる。尚、現場作業用端末装置10において、作業データWD1は、基本的には、フィールド機器FDの機器名を基準として管理される。
機器基本情報は、フィールド機器FDを特定する情報である。この機器基本情報としては、例えば、フィールド機器FDの機器名(タグ名)、型式(モデル名)、製造会社、製造時に付加された一意に定まる固有番号等を示す情報が挙げられる。履歴情報は、フィールド機器FDを保全するために行われた作業の履歴を示す情報である。この履歴情報は、例えば、フィールド機器FDを保全するために行われた作業の要約(サマリ)を示す情報や、現場作業用端末装置10の操作内容を示す情報が、時系列に並べられたものである。
作業情報は、フィールド機器FDを保全するために行われた作業の内容を示す情報である。この作業情報には、フィールド機器FDを保全するために行われた作業の内容として、例えば、図3に示す通り、「パラメータ」、「校正」、「ループテスト」、「状態確認」、「設定」、「調整」、「点検」等が含まれ得る。
フィールド機器FDに対して複数種類の作業が行われた場合には、作業情報には、それら複数種類の作業の内容を示す情報が含まれる。例えば、あるフィールド機器FDに対して、「校正」と「ループテスト」とが行われた場合には、そのフィールド機器FDに対して紐付けられる「作業」には、「校正」の作業の内容を示す情報と、「ループテスト」の作業の内容を示す情報とが含まれる。
また、あるフィールド機器FDに対して、特定の作業が複数回に亘って行われた場合には、そのフィールド機器FDに紐付けられる作業情報には、その特定の作業が行われた日時毎の作業内容を示す情報が含まれる。例えば、図3に示す通り、あるフィールド機器FDに対する「校正」の作業が、2016年08月03日、2017年08月10日、及び2018年08月07日に行われた場合には、そのフィールド機器FDに対して紐付けられる作業情報には、各々の日時毎に、「校正」の作業内容を示す情報が含まれる。尚、作業内容を示す情報には、作業を行った結果を含めることができる。
図4は、本発明の第1実施形態における属性テーブルの一例を示す図である。図4に示す通り、属性テーブルTBに格納される属性には、フィールド機器FDの管理単位を示す管理単位属性(第1属性)と、作業データWD1の取り扱いを規定する取扱属性(第2属性)とが含まれる。
フィールド機器FDの管理単位を示す管理単位属性としては、「設置場所」、「機器の種類」、「機器番号」、「機器名称」、「製作者」、「型式」等がある。属性「設置場所」は、フィールド機器FDの設置場所(つまり、フィールド機器FDが、どのような場所に属しているのか)を示すものであり、プラントの物理的な位置のみならず、プラントの論理的な階層を示すものであっても良い。この属性「設置場所」は、例えば、「XXプラント内のYYエリアにおけるZZユニット」といった具合に、予め定められた特定の文字列で規定される。
属性「機器の種類」は、フィールド機器FDの種類(つまり、フィールド機器FDが、何の量を測定する機器なのか)を示すものである。この属性「機器の種類」としては、例えば、圧力計、流量計、温度計、レベル計等が規定される。属性「機器番号」は、フィールド機器FDを特定するための番号を示すものである、この属性「機器番号」としては、例えば、フィールド機器FDに固有の番号、一時的な通し番号、その他の番号が規定される。
属性「機器名称」は、フィールド機器FDに設定された名称を示すものである。この属性「機器名称」としては、例えば、フィールド機器FDの種類、役割、管理番号等を参考にしたタグ名が規定される。例えば、フィールド機器FDの種類が圧力計(Pressureの測定)であり、フィールド機器FDの種類が伝送(Transmit)であり、フィールド機器FDの管理番号が「001」である場合には、「PT-100」なるタグ名が規定される。
属性「製作者」は、フィールド機器FDの製作者(メーカー)を示すものである。この属性「製作者」としては、例えば、「○○株式会社」、「株式会社△△」等の固有名称が規定される。属性「型式」は、フィールド機器FDの型式を示すものである。この属性「型式」では、フィールド機器FDの型、設置部品のみならず、フィールド機器FDの構成部品の種類等も規定することができる。例えば、フィールド機器FDの形式を示す文字列「EJA110J」に、フィールド機器FDの構成部品の種類(接液部の材質)を示す文字列「-DMS1G-81」を付加した「EJA110J-DMS1G-81」なる文字列を、属性「型式」に規定することができる。
作業データWD1の取り扱いを規定する取扱属性としては、「アクセス権」、「可視」、「入出力」、「レポート出力」、「出力先」、「記録」、「依頼」等がある。属性「アクセス権」は、この属性が設定された作業データの参照や編集が可能であるか否かを示すものである。属性「可視」は、この属性が設定された作業データの存在を確認することが可能であるか否かを示すものである。属性「入出力」は、この属性が設定された作業データの外部への出力や、外部からの入力が可能であるか否かを示すものである。
「レポート出力」は、この属性が設定された作業データを、作業レポートに含めることが可能か否かを示すものである。尚、作業レポートに含まれる作業データとしては、作業の依頼者、作業レポートの提出日、ユニット名、機器の種類、機器名称、制作者、設置場所、試験日、機器番号、型式、温度、試験器、作業員、作業会社等が挙げられる。「出力先」は、例えば、属性「入出力」が設定された作業データの出力場所を示すものである。出力先としては、特定のアドレスや、USB(Universal Serial Bus)機器等のデバイスを特定することができる。
「記録」は、この属性が設定された作業データを、記録するか否かを示すものである。「依頼」は、この属性が設定された作業データのチェックや承認等の依頼を行うか否かを示すものである。この属性「依頼」は、任意の者(例えば、管理作業員MW)に作業データのチェックや承認等の依頼を行う際に、作業データのうちチェックや承認等が必要となるデータに設定される。
このような属性は、例えば、図3に示すフィールド機器FDの機器名に設定される。或いは、図3に示すフィールド機器FDの機器名、機器基本情報、履歴情報、又は作業情報の少なくとも何れかに対して個別に設定可能である。例えば、上述した属性「設置場所」は、フィールド機器FDに固有の情報であるから、図3に示すフィールド機器FDの機器名に設定される。また、上述した「アクセス権」や「入出力」は、作業データWD1に含まれるデータ毎に制御する必要があることもあるから、フィールド機器FDの機器名、機器基本情報、履歴情報、又は作業情報の少なくとも何れかに対して個別に設定可能である。
また、作業データの上位のデータに設定された属性は、下位のデータに対して有効となる。例えば、図3に示す例において、作業情報に含まれる「校正」は上位のデータであり、その実施日を示す「2016/08/03」、「2017/08/10」、「2018/08/07」の下位のデータである。このため、作業情報に含まれる「校正」に対する「アクセス権」として「参照可」を設定した場合には、その実施日を示す「2016/08/03」、「2017/08/10」、「2018/08/07」も参照可能になる。
また、作業データの上位のデータ及び下位のデータに対して同種の属性ではあるが内容が異なるものが設定された場合には、下位のデータに設定された属性の内容が有効になる。例えば、図3に示す例において、上位のデータである作業情報に対する「アクセス権」として「参照可」が設定され、下位のデータである「調整」に対する「アクセス権」として「参照不可」が設定された場合には、「調整」は参照不可となる。また、作業データの上位のデータに設定された属性を、下位のデータに対して有効にするかどうかは、選択することもできる。
また、全ての属性は、端末、利用者、場所、期間毎に設定することができる。端末とは、現場作業用端末装置10又は管理作業用端末装置20であり、端末に割り当てられた固有番号毎に全ての属性を設定することができる。利用者とは、現場作業用端末装置10を利用する現場作業員FW又は管理作業用端末装置20を利用する管理作業員MWであり、ログインアカウント毎に全ての属性を設定することができる。
場所は、現場作業用端末装置10又は管理作業用端末装置20が利用される場所であり、プラント内、オフィス、定点位置等毎に全ての属性を設定することができる。期間は、現場作業用端末装置10又は管理作業用端末装置20を利用することができる期間である。例えば、2020年11月08日~2020年11月15日の限られた期間で全ての属性を設定することができる。
処理部14は、操作部11から入力される操作指示に基づいて、現場作業用端末装置10の動作を統括して制御する。処理部14は、実行部14a及び属性管理部14bを備えており、フィールド機器FDに対する各種作業を実行させ、得られた作業データを作業データWD1として保管部13に保管させ、作業データWD1に属性を設定する。尚、属性の設定は、作業データを保管部13に保管する際に行っても良く、作業データが保管部13に保管された後に行っても良い。
実行部14aは、通信部15を制御して、フィールド機器FDに設定されているパラメータの取得、フィールド機器FDに対するパラメータの設定、フィールド機器FDの校正等を行う。例えば、実行部14aは、フィールド機器FDから、特定の情報(基本情報、測定値、設定値等)を取得する。また、実行部14aは、フィールド機器FDの校正(例えば、圧力校正、温度校正等)を実行し、制御し、その結果を作業データWD1として保管部13に保管させる。
属性管理部14bは、属性編集部14b-1(設定部)及び属性解釈部14b-2(抽出部)を備えており、保管部13に保管された属性テーブルTBを用いて、作業データWD1に設定される属性の管理を行う。属性編集部14b-1は、作業データWD1に対して任意の属性を設定し、或いは、作業データWD1に設定された属性を解除するものである。
属性編集部14b-1は、作業データを保管部13に保管する際に属性の設定を行っても良く、作業データが保管部13に保管された後に属性の設定を行っても良い。また、属性編集部14b-1は、操作部11からの指示に基づいて属性の設定や解除を行っても良く、予め規定された指針に基づいて属性の設定や解除を行っても良い。
属性解釈部14b-2は、作業データWD1に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出するものである。例えば、属性解釈部14b-2は、操作部11からの指示に基づいて、作業データWD1に設定された属性を解釈することによって、操作部11からの指示があった特定の属性が設定された作業データを抽出する。
具体的に、属性解釈部14b-2は、作業データWD1に設定された属性が、前述したフィールド機器FDの管理単位を示す管理単位属性である場合には、操作部11から入力された管理単位と一致する管理単位属性が設定された作業データを抽出する。また、属性解釈部14b-2は、作業データWD1に設定された属性が、前述した作業データWD1の取り扱いを規定する取扱属性である場合には、取り扱いが可である旨を示す取扱属性が設定された作業データを抽出する。
通信部15は、処理部14の制御の下で、ケーブルCを介して接続されたフィールド機器FDと通信を行う。通信部16は、処理部14の制御の下で、ネットワークNを介した通信を行う。例えば、図4に示す属性「出力先」で作業データ格納装置30のアドレスが設定されている場合には、通信部16は、処理部14の制御の下で、ネットワークNを介して作業データ格納装置30と通信を行う。
入出力部17は、処理部14の制御の下で、各種情報の入出力を行う。例えば、入出力部17は、着脱可能な記録媒体(例えば、USBメモリ等の不揮発性メモリ)に対する各種情報の読み出し又は書き込みを行って各種情報を入出力するものであっても良い。尚、図4に示す属性「出力先」で入出力部17に装着された記録媒体が設定されている場合には、入出力部17は装着された記録媒体との間で入出力を行う。
現場作業用端末装置10の機能(例えば、処理部14で実現される実行部14aや属性管理部14bの機能)は、例えば、それらの機能を実現するプログラム(例えば、保管部13に保管された不図示のプログラムを含む)をインストールすることによりソフトウェア的に実現される。つまり、現場作業用端末装置10の機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することによって実現される。
現場作業用端末装置10の機能を実現するプログラムは、例えばCD-ROM又はDVD(登録商標)-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で配布されても良く、インターネット等のネットワークを介して配布されても良い。尚、現場作業用端末装置10の機能は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
〈管理作業用端末装置〉
図5は、本発明の第1実施形態における管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。図5に示す通り、管理作業用端末装置20は、操作部21、表示部22(提供部)、保管部23、処理部24、通信部25、及び入出力部26を備える。このような現場作業用端末装置10は、例えばノート型又はデスクトップ型のコンピュータ等で実現される。
操作部21、表示部22、及び保管部23は、図2に示す現場作業用端末装置10が備える操作部11、表示部12、及び保管部13と同様のものである。但し、保管部23が保管する作業データWD2は、図2に示す現場作業用端末装置10が備える保管部13が保管する作業データWD1の一部である。つまり、作業データWD2は、作業データWD1の一部が抽出されたものである。
処理部24は、操作部21から入力される操作指示に基づいて、管理作業用端末装置20の動作を統括して制御する。処理部24は、属性管理部24a及び情報活用部24bを備えており、作業データWD2に属性を設定し、作業データWD2を活用するための各種処理を行う。ここで、作業データWD2を活用するための各種処理としては、例えば、実施された現場作業の確認処理、報告書(レポート)の作成処理等が挙げられる。
属性管理部24aは、図2に示す現場作業用端末装置10が備える属性管理部14bと同様のものであり、属性編集部24a-1(設定部)及び属性解釈部24a-2(抽出部)を備える。属性編集部24a-1は、作業データWD2に対して任意の属性を設定し、或いは、作業データWD2に設定された属性を解除する。例えば、属性編集部24a-1は、操作部21からの指示に基づいて属性の設定や解除を行う。
属性解釈部24a-2は、作業データWD2に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出するものである。例えば、属性解釈部24a-2は、操作部21からの指示に基づいて、作業データWD2に設定された属性を解釈することによって、操作部21からの指示があった特定の属性が設定された作業データを抽出する。
情報活用部24bは、レポート作成部24b-1を備える。レポート作成部24b-1は、操作部21からの指示に基づいて、保管部23に格納された作業データWD2を用いたレポートの作成処理を行う。レポート作成部24b-1は、例えば、保管部23に保管された作業データWD2のうち、属性「レポート出力」が設定されたデータを用いてレポートを作成する。尚、情報活用部24bは、操作部21からの指示に基づいて、実施された現場作業の確認処理も行う。
通信部25は、処理部24の制御の下で、ネットワークNを介した通信を行う。例えば、通信部25は、ネットワークNを介して作業データ格納装置30と通信を行い、作業データ格納装置30に格納された作業データ(現場作業用端末装置10から出力された作業データ)を取得する。入出力部26は、処理部24の制御の下で、各種情報の入出力を行う。例えば、入出力部26は、着脱可能な記録媒体(例えば、USBメモリ等の不揮発性メモリ)に対する各種情報の読み出し又は書き込みを行って各種情報を入出力するものであっても良い。
管理作業用端末装置20の機能(例えば、処理部24で実現される属性管理部24aや情報活用部24bの機能)は、例えば、それらの機能を実現するプログラム(例えば、保管部23に保管された不図示のプログラムを含む)をインストールすることによりソフトウェア的に実現される。つまり、管理作業用端末装置20の機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することによって実現される。
管理作業用端末装置20の機能を実現するプログラムは、例えばCD-ROM又はDVD(登録商標)-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で配布されても良く、インターネット等のネットワークを介して配布されても良い。尚、管理作業用端末装置20の機能は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
〈作業支援方法〉
図6は、本発明の第1実施形態における作業支援方法を示すフローチャートある。尚、図6(a)は、現場作業用端末装置10の動作例を示すフローチャートであり、図6(b)は、管理作業用端末装置20の動作例を示すフローチャートである。図6(a)に示すフローチャートは、現場作業員FWが、現場作業用端末装置10の操作部11に対してメンテナンス作業の開始指示を行うことで開始される。
図6(a)に示すフローチャートの処理が開始されると、まず、現場作業用端末装置10を用いたフィールド機器FDのメンテナンス作業が実行される(ステップS11)。具体的には、現場作業用端末装置10がケーブルCによってフィールド機器FDに接続された状態で、現場作業用端末装置10の実行部14aが、通信部15を制御して、フィールド機器FDに設定されているパラメータの確認、フィールド機器FDに対するパラメータの設定、所定の試験、所定の調整等を行う。
次に、ステップS11で行われたメンテナンス作業の作業内容を示す作業データを保管部13に作業データWD1として保管する処理が処理部14によって行われる(ステップS12)。ここで、作業データWD1は、図3に示す通り、フィールド機器FDの機器名に対し、機器基本情報、履歴情報、及び作業情報が紐付けられたデータである。このため、処理部14は、ステップS11で行われたメンテナンス作業の作業内容を示す作業データを、フィールド機器FDの機器名に紐付けて保管する。
また、保管部13に保管された作業データWD1に対して属性を設定する処理が、属性編集部14b-1によって行われる(ステップS13)。尚、ここでは理解を容易にするために、保管部13に保管された作業データWD1に対して属性が設定される場合を例に挙げて説明するが、作業データを保管部13に保管する際に属性が設定されるようにしても良い。属性編集部14b-1による属性の設定は、例えば、操作部11からの指示に基づいて行われる。或いは、予め規定された指針に基づいて行われても良い。
例えば、操作部11からの指示に基づいて、図3に示すフィールド機器FDの機器名に対し、属性「設置場所」が設定される。属性「設置場所」の具体例としては、例えば、「XXプラント内のYYエリアにおけるZZユニット」が挙げられる。この属性は、現場作業用端末装置10を利用する現場作業員FWが操作部11を操作して1文字ずつ入力しても良く、予め用意された「設置場所」の候補の中から選択することで入力しても良い。
以上の処理が終了すると、特定の属性が設定された作業データを抽出する処理が行われる(ステップS14)。この処理は、例えば、現場作業員FWが、現場作業用端末装置10の操作部11に対して特定の属性を入力した上で、抽出開始指示を行うことで行われる。操作部11から特定の属性が入力されて抽出開始指示がなされると、作業データWD1に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出する処理が、属性解釈部14b-2によって行われる。
例えば、現場作業員FWによって、上述した「XXプラント内のYYエリアにおけるZZユニット」の入力が行われた上で、抽出開始指示がなされたとする。すると、保管部13に保管された作業データWD1から、属性「設置場所」として「XXプラント内のYYエリアにおけるZZユニット」が設定された作業データを抽出する処理が、属性解釈部14b-2によって行われる。
そして、抽出した作業データを出力する処理が、処理部14によって行われる(ステップS15)。例えば、抽出した作業データの出力先として、作業データ格納装置30のアドレスが設定されている場合には、処理部14は通信部16を制御して、抽出された作業データを、ネットワークNを介して作業データ格納装置30に送信させる処理を行う。ネットワークNを介して送信されてきた作業データは、作業データ格納装置30に格納される。以上の処理にて、図6(a)に示すフローチャートの一連の処理が終了する。
図6(b)に示すフローチャートは、管理作業員MWが、管理作業用端末装置20の操作部21に対して作業データの読み込み指示を行うことで開始される。図6(b)に示すフローチャートの処理が開始されると、まず、現場作業用端末装置10から出力された作業データを読み込む処理が、管理作業用端末装置20の処理部24で行われる(ステップS21)。例えば、処理部24が通信部25を制御して、作業データ格納装置30に格納された作業データを読み込む処理が行われる。
ここで、作業データ格納装置30に格納された作業データのうち、必要な作業データのみを読み込むことも可能である。例えば、管理作業員MWが、管理作業用端末装置20の操作部21に対して作業データの読み込み指示を行う際に、特定の属性を入力しておく。すると、属性解釈部24a-2が、作業データ格納装置30に格納された作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出し、抽出した作業データのみを読み込む処理を行う。
次に、ステップS21で読み込まれた作業データを保管部23に作業データWD2として保管する処理が処理部24によって行われる(ステップS22)。尚、属性解釈部24a-2によって、作業データ格納装置30に格納された作業データから特定の属性が設定された作業データを抽出する処理が行われた場合には、抽出された作業データを保管部23に作業データWD2として保管する処理が処理部24によって行われる。
以上の処理が終了すると、特定の属性が設定された作業データを抽出する処理が行われる(ステップS23)。この処理は、例えば、管理作業員MWが、管理作業用端末装置20の操作部21に対して特定の属性を入力した上で、抽出開始指示を行うことで行われる。操作部21から特定の属性が入力されて抽出開始指示がなされると、作業データWD2に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出する処理が、属性解釈部24a-2によって行われる。
抽出された作業データは、処理部24によって表示部22に出力される。これにより、ステップS23で抽出された作業データが表示部22に表示される(ステップS24)。例えば、上記ステップS23で、管理作業員MWが、管理作業用端末装置20の操作部21に対して属性「レポート出力」を入力した上で、抽出開始指示を行うと、レポート作成に必要な作業データが表示部22に表示される。これにより、管理作業員MWは、レポート作成部24b-1の機能を利用してレポートを作成する場合に、レポート作成に記載すべき情報を正確に選択することができる。以上の処理にて、図6(b)に示すフローチャートの一連の処理が終了する。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10において、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データを保管し、保管された作業データWD1に対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定し、作業データWD1に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出している。そして、管理作業用端末装置20において、抽出された作業データを表示するようにしている。また、必要であれば、管理作業用端末装置20においても、現場作業用端末装置10で抽出された作業データから必要なデータを属性に基づいて抽出することができる。
このように、本実施形態では、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データに属性を設定し、属性に基づいて必要な作業データを抽出するようにしている。これにより、管理作業を行う管理作業員MWは、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データから必要な情報を容易に抽出することができるため、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
また、本実施形態では、作業データに設定する属性を、端末、利用者、場所、期間毎に設定することができる。このため、例えば、現場作業員FWが、フィールド機器FDに対して行った作業の作業データを、作業を行った日毎に抽出するといったことも可能である。これにより、管理作業員MWは、膨大な作業データから必要な作業データを探し出すことなく、その日毎に実施された現場作業の確認をミスなく容易に確認することができる。
また、本実施形態では、例えば、作業データに対して属性「設置場所」を設定することができる。この設置場所を指定することで、プラントに設置された複数のフィールド機器FDから、特定の位置に設置されたフィールド機器FDを抽出することができる。これにより、同じ識別情報(タグ名)が複数のフィールド機器FDで使用されていたとしても、各々のフィールド機器FDの作業データを個別に抽出することができる。
尚、本実施形態では、管理作業用端末装置20Bが、属性解釈部24a-2において作業データWD1から抽出した作業データのみを、作業データWD2として取り込んでもよい。このようにすることで、作業データWD2の保管場所の容量(保管部23の容量)を抑えることができる。
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態における作業支援システムの全体構成は、図1に示すものと同様である。また、図7においては、図2,図5に示した構成と同様の構成については同じ符号を付してある。
図7に示す通り、本実施形態の作業支援システムは、図1に示す現場作業用端末装置10と、管理作業用端末装置20A(第2端末装置)とを備える。管理作業用端末装置20Aは、図5に示す管理作業用端末装置20から、属性管理部24aと属性テーブルTBとを省略した構成である。つまり、本実施形態の管理作業用端末装置20Aは、図5に示す管理作業用端末装置20から、保管部23に保管された作業データWD2に対する属性の設定、及び保管部23に保管された作業データWD2から特定の属性が設定された作業データを抽出する機能が省略されたものである。
このような管理作業用端末装置20Aでは、現場作業用端末装置10で抽出された作業データの内容が表示部22に表示される。尚、第1実施形態と同様に、管理作業員MWは、表示部22に表示された内容を参照しつつ、レポート作成部24b-1の機能を利用してレポートを作成することが可能である。また、管理作業員MWは、表示部22に表示された内容を参照して、実施された現場作業の確認を行うこともできる。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10において、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データの保管、保管された作業データWD1に対する属性の設定、及び特定の属性が設定された作業データの抽出が行われる。そして、管理作業用端末装置20Aにおいて、抽出された作業データが表示される。これにより、管理作業を行う管理作業員MWは、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
〔第3実施形態〕
図8は、本発明の第3実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態における作業支援システムの全体構成は、図1に示すものと同様である。また、図8においては、図7と同様に、図2,図5に示した構成と同様の構成については同じ符号を付してある。
図8に示す通り、本実施形態の作業支援システムは、現場作業用端末装置10A(第1端末装置)と、管理作業用端末装置20B(第2端末装置)とを備える。現場作業用端末装置10Aは、図2に示す現場作業用端末装置10から、属性解釈部14b-2を省略した構成である。管理作業用端末装置20Bは、図5に示す管理作業用端末装置20から属性編集部24a-1を省略した構成である。
つまり、本実施形態の現場作業用端末装置10Aは、図2に示す現場作業用端末装置10から、保管部13に保管された作業データWD1から特定の属性が設定された作業データを抽出する機能が省略されたものである。また、本実施形態の管理作業用端末装置20Bは、図5に示す管理作業用端末装置20から、保管部23に保管された作業データWD2に対して属性を設定する機能が省略されたものである。
このような現場作業用端末装置10Aでは、作業データWD1に対する属性の設定が行われ、属性が設定された作業データWD1が、フィールド機器FDの単位で出力される。また、管理作業用端末装置20Bでは、現場作業用端末装置10Aから出力された作業データWD1を作業データWD2として取り込み、取り込んだ作業データWD2から特定の属性が設定された作業データが抽出されて表示部22に表示される。また、管理作業用端末装置20Bは、属性解釈部24a-2において作業データWD1から抽出した作業データのみを、作業データWD2として取り込んでもよい。このようにすることで、作業データWD2の保管場所の容量を抑えることができる。
尚、本実施形態においても、第1,第2実施形態と同様に、管理作業員MWは、表示部22に表示された内容を参照しつつ、レポート作成部24b-1の機能を利用してレポートを作成することが可能である。また、管理作業員MWは、表示部22に表示された内容を参照して、実施された現場作業の確認を行うこともできる。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10Aにおいて、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データの保管、及び保管された作業データWD1に対する属性の設定が行われる。そして、管理作業用端末装置20Bにおいて、特定の属性が設定された作業データの抽出、及び抽出された作業データの表示が行われる。これにより、管理作業を行う管理作業員MWは、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
〔第4実施形態〕
図9は、本発明の第4実施形態による現場作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態における作業支援システムの全体構成は、図1に示すものと同様である。また、図9においては、図2,図5に示した構成と同様の構成については同じ符号を付してある。
図9に示す通り、本実施形態の現場作業用端末装置10B(作業支援装置)は、図1に示す現場作業用端末装置10の処理部14に、情報活用部24bを設けた構成である。つまり、本実施形態の現場作業用端末装置10Bは、いわば図5に示す管理作業用端末装置20の機能を、図2に示す現場作業用端末装置10に設けたものである。このような現場作業用端末装置10Bでは、フィールド機器FDから得られた作業データの保管、作業データに対する属性の設定及び解除、特定の属性が設定された作業データの抽出、抽出された作業データの表示、及びレポート作成等を1台で行うことができる。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10Bにおいて、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データの保管、保管された作業データWD1に対する属性の設定、特定の属性が設定された作業データの抽出、及び抽出された作業データの表示が行われる。このため、現場作業員FWが、現場作業のみならず管理作業を行うことができる。管理作業では、特定の属性が設定された作業データが表示されるため、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
〔第5実施形態〕
図10は、本発明の第5実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態における作業支援システムの全体構成は、図1に示すものと同様である。また、図10においては、図5,図8に示した構成と同様の構成については同じ符号を付してある。
図10に示す通り、本実施形態の作業支援システムは、図8に示す第3実施形態の作業支援システムが備える管理作業用端末装置20Bを、図5に示す管理作業用端末装置20に代えた構成である。つまり、本実施形態の作業支援システムは、図8に示す管理作業用端末装置20Bに、保管部23に保管された作業データWD2に対して属性を設定する機能(属性編集部24a-1)を設けたものである。
図8に示す第3実施形態の作業支援システムでは、管理作業用端末装置20Bにおいて保管部23に保管された作業データWD2に対して属性を設定することはできなかった。これに対し、本実施形態では、管理作業用端末装置20Bに代えて図5に示す管理作業用端末装置20が設けられているため、管理作業用端末装置20において保管部23に保管された作業データWD2に対して属性を設定することが可能である。
尚、管理作業用端末装置20は、第1実施形態で説明した通り、属性解釈部24a-2において作業データWD1から抽出した作業データのみを、作業データWD2として取り込むことができる。このようにすることで、作業データWD2の保管場所の容量を抑えることができる。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10Aにおいて、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データの保管、及び保管された作業データWD1に対する属性の設定が行われる。そして、管理作業用端末装置20において、特定の属性が設定された作業データの抽出及び抽出された作業データの表示が行われ、保管された作業データWD2に対する属性の設定を行うことも可能である。これにより、管理作業を行う管理作業員MWは、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
〔第6実施形態〕
図11は、本発明の第6実施形態による作業支援システムが備える現場作業用端末装置及び管理作業用端末装置の要部構成を示すブロック図である。尚、本実施形態における作業支援システムの全体構成は、図1に示すものと同様である。また、図11においては、図2,図8に示した構成と同様の構成については同じ符号を付してある。
図11に示す通り、本実施形態の作業支援システムは、図8に示す第3実施形態の作業支援システムが備える現場作業用端末装置10Aを、図2に示す現場作業用端末装置10に代えた構成である。つまり、本実施形態の作業支援システムは、図8に示す現場作業用端末装置10Aに、作業データWD1に設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された作業データを抽出する機能(属性解釈部14b-2)を設けたものである。
図8に示す第3実施形態の作業支援システムでは、属性が設定された作業データWD1が、現場作業用端末装置10Aからフィールド機器FDの単位で出力されていた。これに対し、本実施形態では、現場作業用端末装置10Aに代えて現場作業用端末装置10が設けられているため、保管部13に保管された作業データWD1から、特定の属性が設定された作業データを抽出して出力することができる。
尚、管理作業用端末装置20は、第1実施形態で説明した通り、属性解釈部24a-2において作業データWD1から抽出した作業データのみを、作業データWD2として取り込むことができる。このようにすることで、作業データWD2の保管場所の容量を抑えることができる。
以上の通り、本実施形態では、現場作業用端末装置10において、フィールド機器FDに対して行われたメンテナンス作業を示す作業データの保管、保管された作業データWD1に対する属性の設定、及び特定の属性が設定された作業データの抽出が行われる。そして、管理作業用端末装置20Bにおいて、特定の属性が設定された作業データの抽出、及び抽出された作業データの表示が行われる。これにより、管理作業を行う管理作業員MWは、機器メンテナンスで行われる作業におけるミスの発生を防止しつつ作業効率を高めることができる。
以上、本発明の実施形態による作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、現場作業用端末装置10,10Aから出力された作業データを、管理作業用端末装置20,20A,20Bの保管部23に作業データWD2として保管していた。しかしながら、管理作業用端末装置20,20A,20Bにおいて、現場作業用端末装置10,10Aから出力された作業データを保管することなく、表示部22に表示しても良く、情報活用部24bで活用できるようにしても良い。
1 作業支援システム
10,10A,10B 現場作業用端末装置
12 表示部
13 保管部
14b-1 属性編集部
14b-2 属性解釈部
20,20A,20B 管理作業用端末装置
22 表示部
23 保管部
24a-1 属性編集部
24a-2 属性解釈部
30 作業データ格納装置
FD フィールド機器
WD1,WD2 作業データ

Claims (13)

  1. 機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管する保管部と、
    前記保管部に保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定する設定部と、
    前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出された前記作業データを提供する提供部と、
    を備え
    前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる、
    作業支援システム。
  2. 前記作業データは、機器を識別する識別情報に対し、機器を保全するために行われた作業の内容を示す作業情報が紐付けられたデータである、請求項1記載の作業支援システム。
  3. 属性は、前記識別情報に対して設定される、請求項2記載の作業支援システム。
  4. 属性は、前記識別情報又は前記作業情報の少なくとも何れかに対して個別に設定可能である、請求項2記載の作業支援システム。
  5. 前記抽出部は、前記作業データに設定された属性が前記第1属性である場合には、入力された管理単位と一致する前記第1属性が設定された前記作業データを抽出する、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の作業支援システム。
  6. 前記抽出部は、前記作業データに設定された属性が前記第2属性である場合には、取り扱いが可である旨を示す前記第2属性が設定された前記作業データを抽出する、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の作業支援システム。
  7. 前記保管部、前記設定部、及び前記抽出部は、機器メンテナンスの現場作業で用いられる第1端末装置に設けられており、
    前記提供部は、機器メンテナンスの管理作業で用いられる第2端末装置に設けられている、
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の作業支援システム。
  8. 前記保管部及び前記設定部は、機器メンテナンスの現場作業で用いられる第1端末装置に設けられており、
    前記抽出部及び前記提供部は、機器メンテナンスの管理作業で用いられる第2端末装置に設けられている、
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の作業支援システム。
  9. 前記第1端末装置から出力される、属性が設定された前記作業データを格納する格納装置を備え、
    前記第2端末装置は、前記格納装置に格納された前記作業データを読み込む、
    請求項7又は請求項8記載の作業支援システム。
  10. 機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管する保管部と、
    前記保管部に保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定する設定部と、
    前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出された前記作業データを提供する提供部と、
    を備え
    前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる、
    作業支援装置。
  11. 保管部が、機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管するステップと、
    設定部が、保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップと、
    抽出部が、前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップと、
    提供部が、抽出された前記作業データを提供するステップと、
    を有し、
    前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる、
    作業支援方法。
  12. コンピュータに、
    機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管するステップと、
    保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップと、
    前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップと、
    抽出された前記作業データを提供するステップと、
    を実行させ
    前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる、
    作業支援プログラム。
  13. コンピュータに、
    機器を保全するために行われた作業を示す作業データを機器毎に保管するステップと、
    保管された前記作業データに対し、予め規定された複数の属性のうちの少なくとも1つの属性を設定するステップと、
    前記作業データに設定された属性を解釈することによって、特定の属性が設定された前記作業データを抽出するステップと、
    抽出された前記作業データを提供するステップと、
    を実行させ
    前記予め規定された複数の属性には、機器の管理単位を示す第1属性と、前記作業データの取り扱いを規定する第2属性とが含まれる、
    作業支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2020059781A 2020-03-30 2020-03-30 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体 Active JP7120268B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059781A JP7120268B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体
US17/211,309 US11880359B2 (en) 2020-03-30 2021-03-24 Work assistance system, work assistance apparatus, work assistance method, and storage medium
EP21165175.7A EP3889852A1 (en) 2020-03-30 2021-03-26 Work assistance system, work assistance apparatus, work assistance method, work assistance program, and storage medium
CN202110323434.5A CN113469484A (zh) 2020-03-30 2021-03-26 作业辅助***、作业辅助装置、作业辅助方法及记录介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059781A JP7120268B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021157704A JP2021157704A (ja) 2021-10-07
JP7120268B2 true JP7120268B2 (ja) 2022-08-17

Family

ID=75252384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020059781A Active JP7120268B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11880359B2 (ja)
EP (1) EP3889852A1 (ja)
JP (1) JP7120268B2 (ja)
CN (1) CN113469484A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112565842A (zh) * 2020-12-04 2021-03-26 广州视源电子科技股份有限公司 信息处理方法、装置及存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323395A (ja) 2006-06-01 2007-12-13 Yokogawa Electric Corp プラント情報処理装置およびプラント情報処理方法
JP2016058022A (ja) 2014-09-12 2016-04-21 アズビル株式会社 フィールド機器特性情報管理装置
JP6519901B1 (ja) 2018-10-03 2019-05-29 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 プラント機器情報管理システム

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3228881B2 (ja) 1996-12-26 2001-11-12 株式会社日立ビルシステム ビルの保全作業管理システム
JP2005352848A (ja) 2004-06-11 2005-12-22 Fujitsu Ltd 作業報告作成方法
JP5381831B2 (ja) * 2010-03-16 2014-01-08 東京エレクトロン株式会社 半導体製造システム
JP5056880B2 (ja) 2010-03-24 2012-10-24 横河電機株式会社 フィールド機器メンテナンスシステム
JP5850033B2 (ja) * 2013-12-05 2016-02-03 横河電機株式会社 フィールド機器管理装置、機器情報表示方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP5954342B2 (ja) * 2014-02-06 2016-07-20 横河電機株式会社 機器設定装置、機器設定プログラム、記憶媒体及び複数の機器設定装置間の情報共有化方法
KR102249147B1 (ko) * 2014-03-29 2021-05-07 삼성전자주식회사 복합 네트워크에서 멀티미디어 데이터 관련 정보를 송수신하기 위한 장치 및 방법과 그 구조
CN104636868A (zh) 2015-02-03 2015-05-20 成都海光核电技术服务有限公司 核电站设备维修信息的应用管理***及其应用方法
JP6241449B2 (ja) * 2015-05-21 2017-12-06 横河電機株式会社 データ管理システム及びデータ管理方法
DE102016202445A1 (de) * 2016-02-17 2017-08-17 Mahle International Gmbh Klimaanlage eines Kraftfahrzeugs
JP6447534B2 (ja) 2016-02-19 2019-01-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 保守作業管理システム
JP6432551B2 (ja) 2016-03-09 2018-12-05 横河電機株式会社 機器保全装置、機器保全システム、機器保全方法、機器保全プログラム及び記録媒体
JP2019175068A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 横河電機株式会社 機器管理装置、機器管理方法、機器管理プログラム、記録媒体、及び機器管理システム
JP7280029B2 (ja) 2018-10-05 2023-05-23 東邦化学工業株式会社 ポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤及びそれを含有するポリオレフィン系樹脂組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323395A (ja) 2006-06-01 2007-12-13 Yokogawa Electric Corp プラント情報処理装置およびプラント情報処理方法
JP2016058022A (ja) 2014-09-12 2016-04-21 アズビル株式会社 フィールド機器特性情報管理装置
JP6519901B1 (ja) 2018-10-03 2019-05-29 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 プラント機器情報管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021157704A (ja) 2021-10-07
US20210303556A1 (en) 2021-09-30
US11880359B2 (en) 2024-01-23
CN113469484A (zh) 2021-10-01
EP3889852A1 (en) 2021-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850033B2 (ja) フィールド機器管理装置、機器情報表示方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体
US10620615B2 (en) Engineering tool coordination device, engineering tool coordination method, and non-transitory computer readable storage medium
CN107289982B (zh) 仪器保养装置、仪器保养方法及记录介质
EP3336639B1 (en) Asset management of field devices
EP1732020A2 (en) Cad data generating device and generating method
JP6984301B2 (ja) 設定システム、設定装置、設定方法、及び設定プログラム
CN107291001B (zh) 仪器保养装置、仪器保养方法及记录介质
JP2017162197A (ja) 機器保全装置、機器保全システム、機器保全方法、機器保全プログラム及び記録媒体。
JP7120268B2 (ja) 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体
US9523970B2 (en) Field device information display apparatus and method that display information based on proximity
EP3343470A1 (en) Maintenance management device, maintenance management method, maintenance management program, and non-transitory computer readable storage medium
JP6503750B2 (ja) エンジニアリング支援装置、方法、及びプログラム
JP2020102115A (ja) エンジニアリング支援システム及びエンジニアリング支援方法
US20220277268A1 (en) Project management apparatus, project management method, and recording medium
EP3547050A1 (en) Device management apparatus, device management method, device management program, storage medium, and device management system
US11580473B2 (en) Engineering support system, engineering support method, client device, and storage medium
CN108803556A (zh) 校准作业辅助装置、校准作业辅助方法和记录介质
JP2020035497A (ja) 保全作業支援装置、保全作業支援方法、保全作業支援プログラム及び記録媒体
JP6943322B2 (ja) 保全管理装置、保全管理方法、保全管理プログラム及び記録媒体
US20220398355A1 (en) Design support device and storage medium
JP2020086862A (ja) データ生成装置、データ生成方法、データ生成プログラム、及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7120268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150