JP7118684B2 - 呼吸気情報検出センサ、呼吸気情報検出装置 - Google Patents

呼吸気情報検出センサ、呼吸気情報検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、呼吸気情報検出センサ、呼吸気情報検出装置に関する。
手術や処置などの手技を行う際に、生体の呼吸状態を監視するために、口腔や鼻腔に酸素を含むガスを吸入させつつ呼気に含まれる二酸化炭素の濃度を測定する二酸化炭素濃度測定センサ(以下「呼吸ガス検出センサ」という。)が知られている。呼吸ガス検出センサは、呼吸気が通過可能とされた通路(以下「通気路部」という。)が形成されたエアウェイアダプタを用いて呼気に含まれる二酸化炭素の濃度を測定する。
なお、呼吸ガス検出センサに関連する技術として、エアウェイアダプタに対して取外し可能に装着され、かつ生体の呼吸気に含まれる所定の呼吸ガスを検出するセンサが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-159386号公報
ところで、人工呼吸器により生体にガスを吸入させる場合、人体が呼吸するガスが通過する管路及びエアウェイアダプタの内部は高湿度で換気される。従来の呼吸ガス検出センサでは、エアウェイアダプタの通気路部の内部に高湿度により水が溜まってしまうと、測定エラーとなっていた。このような場合に、従来では、呼吸ガス検出センサを一度取り外し、エアウェイアダプタの通気路部の内部の水をぬぐう作業が必要であったため、使用時の利便性が高いとは言えなかった。
本発明は、呼吸気情報検出センサにおいて、使用時の利便性を向上することを目的とする。
本発明は、生体の呼吸気が通過するエアウェイアダプタに対して着脱可能に装着されて呼吸気に関する情報を出力するセンサであり、エアウェイアダプタを振動させる振動部を備える。
本発明によれば、使用時の利便性を向上することができる。
本発明に係る呼吸気情報検出センサの実施形態である呼吸ガス検出センサを示す斜視図である。 図1に示した呼吸ガス検出センサのセンサ本体の正面図である。 図2に示したセンサ本体の底面図である。 図1に示したエアウェイアダプタを示す斜視図である。 図4に示したエアウェイアダプタの平面図である。 本発明に係る呼吸ガス検出センサ及び呼吸ガス検出装置の機能ブロック図である。 図1に示した呼吸ガス検出センサが出力した信号及び基準信号を示す模式図である。 エアウェイアダプタの通気路部内に曇りが発生した状況において図1に示した呼吸ガス検出センサが出力した信号及び基準信号を示す模式図である。 図1に示した呼吸ガス検出センサ及びエアウェイアダプタの使用状態を示す正面図であり、エアウェイアダプタの通気路部内に曇りが生じた状態を示す図である。 図1に示した呼吸ガス検出センサ及びエアウェイアダプタの別の使用状態を示す正面図であり、エアウェイアダプタの通気路部内の曇りが解消されている状態を示す図である。
以下、本発明に係る呼吸気情報検出センサ、及び、呼吸気情報検出装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態における呼吸ガス検出センサは、呼吸気から呼吸気に関する情報を取得する、本発明に係る呼吸気情報検出センサの一例である。呼吸ガス検出センサは、所定のガス成分の一例として、生体の一例である人体の口腔や鼻腔からの呼気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度を測定することにより、人体の呼吸状態を監視する二酸化炭素濃度測定センサである。また、呼吸ガス検出装置は、本発明に係る呼吸気情報検出装置の一例である。呼吸ガス検出装置は、例えばベッドサイドモニタのような生体情報表示装置などの電子機器により実現される、呼吸ガス検出センサが出力した電気信号に応じてガス成分を検出してガス成分の量などの情報を表示する装置である。
なお、以下の説明及び図面において、呼吸ガス検出センサの長手方向に向かい合う方向を正面方向とし、正面方向から見た呼吸ガス検出センサの面を正面とする。そして、以下の説明及び図面において、呼吸ガス検出センサの各方向を、正面から見て以下のように定める。以下の説明及び図面において、正面に向かって左方向を-X方向、向かって右方向を+X方向とする。また、以下の説明及び図面において、正面方向を+Y方向、正面方向とは反対方向を-Y方向とする。さらに、正面に向かって上方向を+Z方向、下方向を-Z方向とする。
[呼吸ガス検出センサ]
本実施形態に係る呼吸ガス検出センサについて説明する。
図1は、本発明に係る呼吸気情報検出センサの実施形態である呼吸ガス検出センサ1を示す斜視図である。図1に示すように、呼吸ガス検出センサ1は、コネクタ30と、ケーブル36と、センサ本体40とを備える。
センサ本体40は、人体の呼吸気が通過する略円筒状のエアウェイアダプタ10の長手方向に形成される通気路部12に対して跨るような形で着脱可能に装着される。センサ本体40は、エアウェイアダプタ10の通気路部12を流れる人体の呼気に含まれる二酸化炭素の濃度を測定し、二酸化炭素の濃度に応じた信号を出力する。
コネクタ30は、センサ本体40を後述の呼吸ガス検出装置の機能を有するベッドサイドモニタなどの電子機器と接続する。ケーブル36は、センサ本体40とコネクタ30とを電気的に接続する。
図2は、センサ本体40の正面図である。また、図3は、センサ本体40の底面図である。図2及び図3に示すように、センサ本体40は、正面視においてX軸方向を長手方向とする略長円状の概略形状を有し、その底面から+Z軸方向に略U字状の凹形状を有する。また、センサ本体40は、Y軸方向に所定の厚みを有する。センサ本体40は、筐体部41と、嵌合部42と、発光部43と、受光部44と、係合凸部47と、係止部49と、振動部60と、を備える。
筐体部41は、センサ本体40の上述した外形形状を定める。筐体部41は、例えば硬質樹脂で形成される。筐体部41は、発光部43、受光部44、及び振動部60を収容する。
嵌合部42は、正面視において筐体部41の長手方向の中央付近に設けられる。図1に示したように、嵌合部42は、センサ本体40をエアウェイアダプタ10に嵌合するために設けられる。嵌合部42は、筐体部41の側面方向で対向する第1壁部42a、第2壁部42b、及び第1壁部42a及び第2壁部42bと連設される第3壁部42cにより画成される。嵌合部42は、第1壁部42a、第2壁部42b、及び第3壁部42cにより正面視において底面から+Z軸方向に略U字状の凹形状を有する。
発光部43は、第2壁部42bに設けられる。発光部43は、発光面が第1壁部42aの受光部44に対向するように設けられる。発光部43は、センサ本体40のコネクタ30を介して接続される呼吸ガス検出装置などの外部の装置から供給される電力により、所定の波長帯域の光を所定の発光量で発光する。発光部43は、検出対象であるガス成分などに応じて所望の色成分の光を発光する。発光部43が発光する色は、例えば赤外領域の光(赤外光)である。発光部43に用いられる発光素子は、例えば赤外線を発光可能なLED(Light Emitting Diode)やフィラメントランプ等から構成される。発光部43の詳細は後述する。
受光部44は、第1壁部42aに設けられる。受光部44は、受光面が第2壁部42bの発光部43に対向するように設けられる。受光部44は、発光部43からの光を受光して受光量に応じた電気信号を出力する。受光部44は、具体的にはフォトダイオードなどの受光素子である。受光部44の詳細は後述する。
係合凸部47は、嵌合部42の左右方向に隣接して設けられた凸部である。係合凸部47は、第1壁部42a及び第2壁部42bに平行な向き(筐体部41の上下方向;図2における上下方向)に延設されている。係合凸部47は、エアウェイアダプタ10のガスセンサ装着部21に係合する。センサ本体40は、係合凸部47によりエアウェイアダプタ10に固定される。
係止部49は、第3壁部42cに隣接して設けられた凸部である。係止部49は、後述するエアウェイアダプタ10のガスセンサ係止部25と嵌合して、エアウェイアダプタ10とセンサ本体40との位置を固定する。
振動部60は、筐体部41を振動させるために、筐体部41の内部に設けられる。振動部60は、筐体部41を振動させることができるように、筐体部41に取り付けられる。振動部60は、筐体部41を振動させることで、筐体部41と嵌合しているエアウェイアダプタ10を振動させる。振動部60は、例えば超音波振動子や小型の電動モータなど、センサ本体40の外部から供給される電力により振動する電子部品を用いて構成することができる。
[エアウェイアダプタ]
次に、センサ本体40と共に用いるエアウェイアダプタ10について説明する。
図4は、エアウェイアダプタ10を示す斜視図である。また、図5は、エアウェイアダプタ10の平面図である。エアウェイアダプタ10は、センサ本体40により呼気に含まれる二酸化炭素の濃度を測定して人体の呼吸状態を監視するために、呼気の通気路を形成する。エアウェイアダプタ10は、図1に示したように長手方向、つまり円筒の軸方向がセンサ本体40の正面方向と交差するようにセンサ本体40に取り付けられる。エアウェイアダプタ10は、エアウェイアダプタ本体11と、通気路部12と、ガスセンサ装着部21と、ベース部22と、ガスセンサ計測窓23と、ガスセンサ係止部25とを備える。
エアウェイアダプタ本体11は、エアウェイアダプタ10の概略形状を定める。エアウェイアダプタ本体11は、使い捨て可能な略円筒状の硬質な樹脂部材である。エアウェイアダプタ本体11は、第1接続部11aと、第2接続部11bと、通気路部12とを備える。
第1接続部11aは円筒形状であり、チューブ等の呼吸回路を介してエアバッグや人工呼吸器といった外部機器に接続される。第2接続部11bは、第1接続部11aよりも大径の円筒形状であり、気管チューブやマスクといった人体側の機器に接続される。
なお、第1接続部11a及び第2接続部11bの断面形状及び断面径は、上述の例に限定されない。
通気路部12は、エアウェイアダプタ本体11の内部に設けられる。通気路部12は、第1接続部11aと第2接続部11bとの間を貫通する孔である。通気路部12は、貫通孔であることにより、第1接続部11aと第2接続部11bとの間で呼吸気が流通する。
ガスセンサ装着部21は、第1接続部11aと第2接続部11bとの間に設けられる。ガスセンサ装着部21は、図1に示したセンサ本体40の嵌合部42に嵌合される部分である。
ガスセンサ装着部21は、ベース部22と、ガスセンサ計測窓23と、ガスセンサ係止部25と、を備える。ガスセンサ装着部21には、ガスセンサ装着部21の上部からセンサ本体40が取り付けられる。
ガスセンサ装着部21は、円筒形状の第1接続部11aとは異なり、上面及びエアウェイアダプタ10の長手方向の両側面が略直方体形状に形成される。また、ガスセンサ装着部21は、底部付近において、センサ本体40の筐体の一部を受容可能な形状を有する。このような形状により、ガスセンサ装着部21は、センサ本体40の略U字形状に形成される嵌合部42と嵌合可能である。また、ガスセンサ装着部21は、センサ本体40の筐体部41に設けられる係合凸部47を係止することができる。
ベース部22は、ガスセンサ装着部21の概略形状を形成する。具体的には、ベース部22は、少なくとも正面及び両側面に通気路部12の外部と内部とを隔離する隔壁を有する。ベース部22の隔壁により、ガスセンサ装着部21は、内部の空間に通気路部12が形成される。ベース部22は、センサ本体40がエアウェイアダプタ10に取り付けられるときに、第3壁部42cを支持する。
ガスセンサ計測窓23は、ガスセンサ装着部21に取り付けられるセンサ本体40により、通気路部12内のガスの二酸化炭素濃度を計測するために設けられる。このため、ガスセンサ計測窓23は、センサ本体40の発光部43からの光及び受光部44への光を通過可能に形成される。ガスセンサ計測窓23は、例えば所定の波長領域に対して所定の光透過率が確保された窓である。ガスセンサ計測窓23は、呼吸気に含まれる二酸化炭素の量を計測するために設けられる。ガスセンサ計測窓23は、呼吸気に含まれる水蒸気で曇りが発生しないように、例えば防曇加工が施されている。ガスセンサ計測窓23は、図1で示したようにセンサ本体40が取り付けられた際に発光部43及び受光部44の位置に対応する位置、例えばガスセンサ装着部21における略直方体形状の部分において長手方向の両側面の対向する2面の隔壁に設けられる。
ガスセンサ係止部25は、センサ本体40の嵌合部42を嵌合させるために設けられる。ガスセンサ係止部25は、エアウェイアダプタ本体11の上面から突出する突起部分である。ガスセンサ係止部25は、センサ本体40の係止部49と嵌合する。ガスセンサ係止部25と係止部49とが嵌合することで、センサ本体40は、エアウェイアダプタ10との位置関係が固定される。
ガスセンサ係止部25と係止部49とが嵌合することで、特にセンサ本体40の発光部43及び受光部44とエアウェイアダプタ10のガスセンサ計測窓23との位置関係が固定される。このため、センサ本体40では、センサ本体40またはエアウェイアダプタ10に何らかの力が加わったとしても、エアウェイアダプタ10の通気路部12を流れる呼吸気の二酸化炭素濃度の測定を正確に行うことができる。また、センサ本体40では、振動部60が発生させる振動を効率よくエアウェイアダプタ10に伝達することができる。
[呼吸ガス検出センサ及び呼吸ガス検出装置の機能ブロック]
次に、呼吸ガス検出センサ1及び呼吸ガス検出装置50の機能について説明する。
図6は、呼吸ガス検出センサ1及び呼吸ガス検出装置50の機能ブロック図である。図6に示すように、呼吸ガス検出センサ1は、センサ本体40の内部に、発光素子440、受光素子441、アンプ442、受光素子443、アンプ444、A/D(Analog/Digital)変換器446、及び振動部60を備える。また、呼吸ガス検出センサ1は、コネクタ30の内部に、大気圧センサ31、電源回路32、制御部33、信号処理部34、及び水分量測定部35を備える。
呼吸ガス検出装置50は、上述のように例えばベッドサイドモニタなどの生体情報表示装置により実現される。呼吸ガス検出装置50は、呼吸ガス検出センサが出力した電気信号に応じてガス成分を検出してガス成分の量などの情報を表示するガス検出部51を備える。
なお、コネクタ30は、不図示の各種の記憶装置や演算回路等を備えてもよい。
発光素子440は、発光部43に設けられる。発光素子440は、電源回路32からの電源供給により駆動する。発光素子440は、発光部43に搭載される光源である。発光素子440は、エアウェイアダプタ10のガスセンサ計測窓23に向けて2種類の異なる波長の赤外線(以下、「第1赤外線」、「第2赤外線」という。)を照射する。第1赤外線は人体の呼気に含まれる二酸化炭素ガス濃度の測定用の光線である。第2赤外線はガス測定の際に参照される参照用光線である。
受光素子441は、受光部44に設けられる。受光素子441は、第1赤外線がエアウェイアダプタ10のガスセンサ計測窓23を透過した透過光を受光する。呼吸ガス検出センサ1では、人体の呼気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度に応じて吸収される第1赤外光の量に変化が生じ、受光素子441で受光される赤外光の強度が変化する。受光素子441は、受光面により受光された光の強度に応じた電圧の信号である、透過光量を示す測定信号を、アンプ442を介してA/D変換器446に出力する。
受光素子443は、受光部44に設けられる。受光素子443は、第2赤外線がエアウェイアダプタ10のガスセンサ計測窓23を透過した透過光を受光する。第2赤外線は二酸化炭素が吸収しない波長の赤外線である。つまり、第2赤外線は、人体の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度に関わらず、受光素子443において受光される赤外光の強度がほぼ一定である。受光素子443は、受光面により受光された光の強度に応じた電圧の信号である、透過光量を示す基準信号を、アンプ444を介してA/D変換器446に出力する。
受光素子441や受光素子443は一般的に温度によって感度が変化するため、サーミスタ445を用いて受光素子441や受光素子443の感度を温度補正する。或いは更にヒーター等を備え、受光素子441や受光素子443の周辺温度を一定にコントロールしてもよい。
A/D変換器446は、受光素子441の検出した測定信号、及び受光素子443の検出した基準信号をデジタル形式の測定信号及び基準信号に変換する。A/D変換器446は、図1に示したケーブル36を介して変換後の測定信号及び基準信号をコネクタ30に出力する。
大気圧センサ31は、例えば感圧素子を内部に有することによって周囲の気圧を測定するセンサである。大気圧センサ31は、取得した大気圧値を信号処理部34に出力する。電源回路32は、センサ本体40内の発光素子440を始めとする各構成部に対して電源を供給する。
制御部33は、コネクタ30内の各処理部の制御を行う。制御部33は、各種の回路やプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される。信号処理部34は、制御部33の一部を構成し、人体の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度を算出する。
信号処理部34には、上述のように受光素子441及び受光素子443の検出した測定信号がデジタル値として入力される。信号処理部34は、この2つの測定信号の比に基づいて二酸化炭素ガスの濃度または分圧を算出する。信号処理部34は、例えば不図示の記憶装置から予め定義されたテーブルを読み出す。当該テーブルは、受光素子441が検出した測定信号及び受光素子443が検出した基準信号の比と、人体の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度との関係を定義するものである。信号処理部34は、実際の測定信号の値とテーブルを比較することによって人体の呼吸気に含まれる二酸化炭素ガスの濃度の測定値を算出する。
なお、信号処理部34は、上記のテーブルを用いた処理に限られず、受光素子441の受光量(透過光量)と、受光素子443の受光量(透過光量)との関係から得られる光の減衰率を用いて二酸化炭素ガスの濃度を算出するものであればよい。また、呼吸ガス検出センサ1では、受光素子443、アンプ444が存在しない構成であってもよく、受光素子441及びアンプ442が取得した1つの波長光のみを用いて測定を行うこともできる。この場合には、信号処理部34が発光素子440の発光量及び受光素子441の受光量(透過光量)のみを用いて二酸化炭素ガスの濃度を算出する。また、信号処理部34は、二酸化炭素ガスの濃度に限らず、二酸化炭素ガスの分圧を算出するものであってもよい。
以上のように、信号処理部34による二酸化炭素濃度または分圧の算出処理は、メインストリーム方式のカプノメトリにおいて用いられる一般的なものであればよい。また、信号処理部34による二酸化炭素濃度または分圧の算出処理は、検出する対象であるガスが異なる場合には、その対象となるガスの透過光量を用いた処理であれば上記の方法以外の方法を用いてもよい。
また、信号処理部34には、上述のように大気圧センサ31が計測した大気圧値が入力される。信号処理部34は、算出した二酸化炭素ガスの濃度(または分圧)の測定値を、大気圧値を用いて補正する。濃度又は分圧の測定値を気圧によって補正する方法は対象ガス及び測定方法(原理や構造)により適宜なものを用いることができる。
制御部33は、信号処理部34が処理した二酸化炭素ガスの濃度の測定値を、呼吸ガス検出装置50に出力する。
制御部33は、振動部60の動作、つまり振動部60への電源供給のON/OFFの制御、振動部60の動作時間、あるいはモータの回転数や超音波振動子振動数などの振動部60の運動量を制御する。
制御部33は、受光部44が出力する電気信号に基づいてエアウェイアダプタ10の内部の水分量を測定する水分量測定部35を備える。制御部33は、水分量測定部35が測定した水分量に応じて振動部60の動作を制御する。
図7は、呼吸ガス検出センサ1が出力した測定信号及び基準信号を示す模式図である。図7において、受光素子441が検出した測定信号の出力をVsで示す。また、図7において、受光素子443が検出した基準信号の出力をVrで示す。
呼吸ガス検出センサ1は、上述した信号処理部34による二酸化炭素ガスの濃度または分圧の測定値算出処理のために、受光素子441が検出した測定信号と受光素子443が検出した測定信号を取得している。
呼吸ガス検出センサ1が出力した信号のうち、受光素子441が検出した信号は、二酸化炭素ガスの濃度に応じて受光量に変化が生じる信号である。また、呼吸ガス検出センサ1が出力した信号のうち、受光素子443が検出した信号は、二酸化炭素ガスの濃度に関わらず受光量に変化が生じない。受光素子441が検出した測定信号及び受光素子443が検出した基準信号の双方の出力に同様の変化が生じる場合、その要因には、通気路部12の内部の水分によりガスセンサ計測窓23に曇りが生じていることが挙げられる。
図8は、エアウェイアダプタ10の通気路部12内に曇りが発生した状況において、呼吸ガス検出センサが出力した信号及び基準信号を示す模式図である。図8において、受光素子441が検出した測定信号の出力をVsで示す。また、図8において、受光素子443が検出した基準信号を出力Vrで示す。
図9は、呼吸ガス検出センサ及びエアウェイアダプタの使用状態を示す正面図であり、エアウェイアダプタ10の通気路部12内に曇りが生じた状態を示す図である。
図9に示すように、通気路部12内部には、呼吸ガスに含まれる湿度によりガスセンサ計測窓23の位置に水滴Wが付着する。この場合、図8に示すように、受光素子441が検出した測定信号の出力Vsと受光素子443が検出した基準信号の出力Vrの双方の出力には、同様の変化が生じる。ここで、同様の変化とは、例えば測定信号の出力Vsと受光素子443が検出した基準信号の出力Vrの双方の波形に共通の特徴点を持つ変化が生じることである。
水分量測定部35は、例えば不図示の記憶装置から予め定義されたテーブルを読み出す。当該テーブルは、受光素子441が検出した測定信号及び受光素子443が検出した基準信号と、通気路部12内部の水分量(湿度、ガスセンサ計測窓23の曇り度合などを含む)との関係を定義するものである。水分量測定部35は、図7及び図8に示した実際の測定信号及び基準信号の値とテーブルの値を比較する。水分量測定部35は、この比較によって通気路部12内部の水分量、つまりガスセンサ計測窓23に呼吸ガス検出センサ1による二酸化炭素ガスの濃度測定に影響を与えるような曇りが生じているか否かを判断する。水分量測定部35は、測定信号及び基準信号に基づいて通気路部12の内部に所定の水分があると判断した場合、振動部60を動作させるための信号を制御部33に出力する。
制御部33は、水分量測定部35が出力した振動部60を動作させるための信号を受信することで、水分量に応じて振動部60の動作を制御することができる。
図10は、センサ本体40及びエアウェイアダプタ10の使用状態を示す正面図であり、エアウェイアダプタ10の通気路部12内の曇りが解消されている状態を示す図である。図10に示すように、呼吸ガス検出センサ1のセンサ本体40は、制御部33及び水分量測定部35の処理により、振動部60が動作することで、センサ本体40の筐体部41が振動する。筐体部41が振動することで、上述のようにガスセンサ係止部25と係止部49とが嵌合することから、センサ本体40との位置関係が固定されるエアウェイアダプタ10も共に振動する。このように、振動部60を備える呼吸ガス検出センサ1によれば、通気路部12の内部のガスセンサ計測窓23の水滴Wを除去することができる。
以上説明したように、呼吸ガス検出センサ1によれば、振動部60を備えることで、エアウェイアダプタ10の内部の水をぬぐう作業などが不要になるため、使用時の利便性を向上させることができる。
また、呼吸ガス検出センサ1では、水分量測定部35が測定した通気路部12の内部の水分量に応じて、制御部33が振動部60の動作を制御する。このため、呼吸ガス検出センサ1によれば、作業者の操作によらず通気路部12の内部のガスセンサ計測窓23に付着した水分を除去でき、使用時の利便性をさらに向上することができる。
なお、呼吸ガス検出センサ1の振動部60は、制御部33により所定の周期または水分量測定部35が測定した通気路部12内部の水分量に応じて動作するものに限定されない。振動部60は、例えばスイッチ37からの操作に応じて電源供給のON/OFF、あるいはモータの回転数や超音波振動子振動数などの運動量を制御されてもよい。また、信号処理部34が測定信号及び基準信号に基づいて呼吸ガス検出センサ1による測定がエラーであるか否かのエラー判定を行っている場合に、制御部33は、このエラー判定に基づいて振動部60の動作を制御してもよい。
制御部33は、例えば呼吸ガス検出センサ1や呼吸ガス検出装置50の電源投入後の経過時間などの所定の周期に応じて、振動部60を動作させてもよい。制御部33は、所定の周期に応じて振動部60を動作させる場合に、呼吸ガス検出センサ1などの電源投入時からタイマの起算を開始し、上記所定の周期(例えば電源投入後30分後)に振動部60を動作させればよい。この場合において、呼吸ガス検出センサ1によれば、作業者の操作によらず通気路部12の内部のガスセンサ計測窓23に付着した水分を除去でき、使用時の利便性をさらに向上することができる。
以上説明した実施の形態では、呼吸ガス検出センサ1が、発光部43と、受光部44と、エアウェイアダプタ10を振動させる振動部60と、振動部60を制御する制御部33とを備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、呼吸ガス検出センサ1には、制御部を備えず、呼吸ガス検出センサ1が出力した電気信号に応じてガス成分を検出するガス検出部51を備える呼吸ガス検出装置50が、振動部60の動作を制御する制御部として機能してもよい。
以上説明した実施の形態では、呼吸ガス検出センサ1として、ガス成分を検出する呼吸ガス検出センサ1を例示したものの、上述のように本発明に係る呼吸気情報検出センサはこれに限られるものではない。呼吸気情報検出センサは、エアウェイアダプタに対して着脱可能に装着されて呼吸気に関する情報を出力するセンサであればよい。呼吸気情報検出センサは、例えば、エアウェイアダプタを通過するガス圧(呼吸圧)やガス流量(呼吸流量)等の呼吸気に関する情報を出力するセンサでも適用可能である。特に熱線式センサは振動部を備える呼吸気情報検出センサとして好適である。
1 呼吸ガス検出センサ
10 エアウェイアダプタ
11 エアウェイアダプタ本体
11a 第1接続部
11b 第2接続部
12 通気路部
21 ガスセンサ装着部
22 ベース部
23 ガスセンサ計測窓
25 ガスセンサ係止部
30 コネクタ
31 大気圧センサ
32 電源回路
33 制御部
34 信号処理部
35 水分量測定部
36 ケーブル
37 スイッチ
40 センサ本体
41 筐体部
42 嵌合部
42a 第1壁部
42b 第2壁部
42c 第3壁部
43 発光部
44 受光部
47 係合凸部
49 係止部
50 呼吸ガス検出装置
51 ガス検出部
60 振動部
440 発光素子
441 受光素子
442 アンプ
443 受光素子
444 アンプ
445 サーミスタ
446 A/D変換器
446 変換器

Claims (8)

  1. 生体の呼吸気が通過する通気路及び前記呼吸気を計測するための計測窓を有するエアウェイアダプタに対して着脱可能に装着されて前記呼吸気に関する情報を出力するセンサであり、
    前記エアウェイアダプタに嵌合可能な嵌合部を含む筐体部と、
    前記筐体部に設けられた振動部と、を備え、
    前記振動部は、前記嵌合部が前記エアウェイアダプタに嵌合した状態において、前記筐体部を振動させることで前記計測窓に振動を伝達させる、
    呼吸気情報検出センサ。
  2. 前記呼吸気に関する情報は、所定のガス成分に応じた信号である、
    請求項1に記載の呼吸気情報検出センサ。
  3. 前記嵌合部は、対向する第1壁部及び第2壁部により画成され
    記第1壁部に設けられ所定の発光量で発光する発光部と、
    前記第2壁部に設けられ前記発光部からの光を受光して受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、を備え、
    前記筐体部は、前記発光部、前記受光部、及び前記振動部を収容する、
    請求項1に記載の呼吸気情報検出センサ。
  4. 前記振動部の動作を制御する制御部と、
    前記受光部が出力する前記電気信号に基づいて前記エアウェイアダプタの内部の水分量を測定する水分量測定部と、
    を備え、
    前記制御部が、前記水分量測定部が測定した水分量に応じて前記振動部の動作を制御する、
    請求項3に記載の呼吸気情報検出センサ。
  5. 前記振動部の動作を制御する制御部、
    を備え、
    前記制御部は、所定の周期で前記振動部を動作させる、
    請求項1に記載の呼吸気情報検出センサ。
  6. 前記振動部は、超音波振動子である、
    請求項1に記載の呼吸気情報検出センサ。
  7. 前記振動部は、電動モータである、
    請求項1に記載の呼吸気情報検出センサ。
  8. 生体の呼吸気が通過する通気路及び前記呼吸気を計測するための計測窓を有するエアウェイアダプタに対して着脱可能に装着されて生体の呼吸気に含まれる所定のガス成分の量に応じた電気信号を出力する呼吸気情報検出センサと、
    前記呼吸気情報検出センサが出力した前記電気信号に応じて前記ガス成分を検出するガス検出部と、
    を備える呼吸気情報検出装置であり、
    前記呼吸気情報検出センサが、
    前記エアウェイアダプタに嵌合可能な嵌合部を含む筐体部と、
    前記筐体部に設けられた振動部と、
    備え、
    前記ガス検出部が、
    前記振動部の動作を制御する制御部、
    を備え
    前記制御部は、前記嵌合部が前記エアウェイアダプタに嵌合した状態において、前記振動部を動作させて前記筐体部を振動させることで前記計測窓に振動を伝達させる、
    呼吸気情報検出装置。


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