JP7116893B2 - 組電池 - Google Patents

組電池 Download PDF

Info

Publication number
JP7116893B2
JP7116893B2 JP2019030597A JP2019030597A JP7116893B2 JP 7116893 B2 JP7116893 B2 JP 7116893B2 JP 2019030597 A JP2019030597 A JP 2019030597A JP 2019030597 A JP2019030597 A JP 2019030597A JP 7116893 B2 JP7116893 B2 JP 7116893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
positive electrode
negative electrode
cell group
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019030597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020136170A (ja
Inventor
圭悟 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019030597A priority Critical patent/JP7116893B2/ja
Publication of JP2020136170A publication Critical patent/JP2020136170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7116893B2 publication Critical patent/JP7116893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

本発明は、複数の単セルを備えた組電池に関する。
リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池などの二次電池あるいはキャパシタなどの蓄電素子を単セルとし、当該単セルを複数備えた組電池は、車両搭載用電源あるいはパソコンや携帯端末等の電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池を単セルとした組電池は、車両搭載用の高出力電源等に好ましく用いられている。かかる組電池は、複数の単セルを所定の配列方向に沿って配列し、各々の単セルの電極端子(正極端子および負極端子)をセル間接続部材(バスバー等)によって電気的に接続することによって構築される。
かかる組電池の構造の一例として図5に示される構造が挙げられる。図5に示される組電池100では、高さ方向Zの上方に正極端子114が向けられた複数の単セル110a(第1セル群A)と、負極端子116が上方に向けられた複数の単セル110b(第2セル群B)とを備えており、配列方向Xに沿って第1セル群Aと第2セル群Bとが交互に配列される。そして、第1セル群Aを構成する各単セル110aの正極端子114が束ねられて正極端子束114aが形成されていると共に、第2セル群Bを構成する各単セル110bの負極端子116が束ねられて負極端子束116aが形成されている。一方、この組電池100では、配列方向Xに沿って延びるベース部132を有した板状のバスバー130が用いられる。このバスバー130の配列方向Xの両端部134、136は、高さ方向Zの上方に折り曲げられている。このバスバー130は、一方の端部134が第1セル群Aの正極端子束114aに隣接し、かつ、他方の端部136が第2セル群Bの負極端子束116aに隣接されるように配置されている。そして、一方の端部134と正極端子束114aとを挟み込んで超音波溶接などで接合することによって、第1セル群Aを構成する各単セル110aとバスバー130とが接続される。同様に、他方の端部136と負極端子束116aとを挟み込んで接合することによって、第2セル群Bを構成する各単セル110bとバスバー130とが接続される。これによって、組電池100を構成する各単セル110a、110bがバスバー130を介して電気的に接続される。
また、組電池の構造の他の例として特許文献1に開示された構造が挙げられる。かかる特許文献1には、複数枚積層したラミネートセル電池(単セル)の各々の電極(電極端子)同士を連結部材によって電気的に並列に接続し、かつ、連結部材同士をバスバーによって直列に接続する技術が開示されている。そして、この文献では、上記連結部材として、板状の電極端子を挟持するよう折り返して形成された折返し挟持部を有した波形状の導電部材が用いられている。
特開2011-181369号公報
ところで、近年の組電池の分野においては、高性能化や生産効率の向上への要請から、上述した単セル同士の接続を好適に行うことができる新規な構造が求められている。
例えば、図5に示される組電池100では、正極端子束114aおよび負極端子束116a(電極端子束)の高さh1が不足すると、バスバー130との接続面積が狭くなって接続部分において強度低下や通電時の発熱などが生じる可能性があるため、電極端子を長くして電極端子束の高さh1を十分に確保することが求められる。しかし、一般的に、組電池を使用する際の設置スペースには制限があるため、電極端子を長くした分、セル本体112のサイズが小さくなる。すなわち、図5に示す組電池では、単セル間の適切な接続を実現するために、電池性能(エネルギー密度)が制限されるという問題を有していた。
一方、特許文献1に記載の組電池では、一つの電極端子と折返し挟持部とを挟み込んで接合していると考えられる。かかる接続構造によると、電極端子束を形成する必要がないため、電極端子を長くしなくても十分な接続面積を確保できる。しかし、かかる構造の組電池では、隣接する電極端子の間隔について単セル1個分程度の幅しか確保することができないため、電極端子と折返し挟持部とを挟み込んで接続することが困難になる。このため、精密作業に伴う生産効率低下や接合不良による強度低下などが生じるおそれがある。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その主な目的は、電極端子とセル間接続部材との好適な接続を実現した上で、組電池の高性能化および生産効率の向上に貢献できる技術を提供することを目的とする。
上記目的を実現するべく、本発明によって以下の構成の組電池が提供される。
ここで開示される組電池では、複数の単セルが所定の配列方向に沿って配列され、単セルの各々がセル間接続部材によって電気的に接続されている。かかる組電池を構成する複数の単セルの各々は、電極体が外装体に収容されたセル本体と、一端が外装体内の電極体と接続されると共に、他端が高さ方向の一方に向かって延びる板状の正極端子と、一端が外装体内の電極体と接続されると共に、他端が高さ方向の他方に向かって延びる板状の負極端子とを備え、正極端子に、外装体の外部において当該正極端子の他端の他の領域よりも高さ方向の一方に向かって延びている板状の正極接合部が形成され、かつ、負極端子に、外装体の外部において当該負極端子の他端の他の領域よりも高さ方向の他方に向かって延びている板状の負極接合部が形成されている。そして、上記複数の単セルの配列において、正極接合部を高さ方向の上方に向けた複数の単セルが配列された第1セル群と、負極接合部を高さ方向の上方に向けた複数の単セルが配列された第2セル群とが隣接して配置された配列単位が少なくとも1つ存在している。また、上記第1セル群において、各々の正極接合部が平面視において階段状に配置されるように複数の単セルが配列され、第2セル群において、各々の負極接合部が平面視において階段状に配置されるように複数の単セルが配列されている。ここで、配列方向において、第1セル群の最上流側に配置された単セルをA-1番目の単セル、最下流側に配置された単セルをA-n番目の単セルとし、かつ、第2セル群の最上流側に配置された単セルをB-1番目の単セル、最下流側に配置された単セルをB-n番目の単セルとしたとき、セル間接続部材は、配列方向に沿って延びた板状部材であって、A-1番目の単セルの正極接合部とB-1番目の単セルの負極接合部とを接続する第1ベース部から、A-n番目の単セルの正極接合部とB-n番目の単セルの負極接合部とを接続する第nベース部までのn個のベース部と、n個のベース部の各々を連結するn-1個の連結部とを備えている。
ここに開示される組電池では、階段状に配置された正極接合部および負極接合部の各々をセル間接続部材のベース部によって一対一の関係で接続することができるため、図5に示される組電池のような電極端子束を形成する必要がない。これによって、電極端子を必要以上に長くすることなく、十分な接続面積を確保できるため、接続部分の強度とエネルギー密度とを高いレベルで両立できる。
さらに、電極接合部が階段状に配置されているため、配列方向において対向した正極接合部と負極接合部(例えば、A-n番目の単セルの正極接合部とB-n番目の単セルの負極接合部)との間に、単セルn個分の間隔を設けることができる。これによって、ベース部と電極接合部とを挟み込んで接続することが容易になるため、生産効率の向上や接続不良の防止にも貢献できる。
本発明の一実施形態に係る組電池を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る組電池を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る組電池に用いられる単セルを模式的に示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る組電池を模式的に示す平面図である。 従来の組電池を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る組電池として、リチウムイオン二次電池を単セルとし、該リチウムイオン二次電池を複数備えた組電池を例に挙げて説明する。なお、ここで開示される組電池において用いられる単セルは、リチウムイオン二次電池に限定されず、例えば、ニッケル水素電池などの二次電池やキャパシタなどの蓄電素子などを用いることもできる。
また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明する。なお、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、電極体や電解質の材料など)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
1.本実施形態に係る組電池
図1は本実施形態に係る組電池を模式的に示す平面図である。また、図2は本実施形態に係る組電池を模式的に示す側面図である。なお、本明細書の各図における符号Xは「配列方向」を指し、符号Yは「幅方向」を指し、符号Zは「高さ方向」を指す。そして、本明細書では、図1中の配列方向Xの左側を「上流側」と称し、右側を「下流側」と称する。なお、これらの方向は説明の便宜上定めた方向であり、組電池および単セルの設置態様を限定することを意図したものではない。
(1)全体構造
図1に示すように、本実施形態に係る組電池1は、配列方向Xに沿って配列された複数(図1では16個)の単セル10を備えており、各々の単セル10がセル間接続部材30によって電気的に接続されている。また、本実施形態では、配列された複数の単セル10を拘束して組電池1の外形を維持する拘束部材が設けられている。かかる拘束部材は、配列された複数の単セル10を配列方向Xの両外側から挟み込む一対の拘束板52と、当該一対の拘束板52を架橋する架橋部材54とを備えている。
(2)単セルの構造
図3は本実施形態に係る組電池に用いられる単セルを模式的に示す側面図である。図3に示すように、本実施形態における単セル10は、電極体(図示省略)が外装体11に収容されたセル本体12と、正極端子14と、負極端子16とを備えている。本実施形態では、外装体11としてラミネートフィルムが用いられており、当該ラミネートフィルムの内部に電極体と電解質が密封されている。なお、外装体11内の電極体や電解質については、従来の一般的なリチウムイオン二次電池と同様のものを特に制限なく使用でき、本発明を限定するものではないため詳細な説明を省略する。
正極端子14は、一部が外装体11の外部に露出した板状の導電部材である。具体的には、正極端子14の一端(図示省略)は、外装体11内の電極体の正極に接続されており、他端14aは高さ方向Zの一方(図3中の左側)に向かって延びている。本実施形態における正極端子14には、外装体11の外部において、正極端子14の他端14aの他の領域よりも高さ方向Zの一方に向かって延びる板状の正極接合部15が形成されている。詳しくは後述するが、この正極接合部15にセル間接続部材30が接続される(図1参照)。なお、図1に示されるように、幅方向Yにおける正極接合部15の形成位置は、配列された複数の単セル10の各々で異なっており、図3に示される位置に限定されない。また、正極端子14の材料は、一般的なリチウムイオン二次電池と同様のもの(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等)を特に制限なく使用できる。
本実施形態における負極端子16は、上述した正極端子14と略同等の構造を有している。具体的には、負極端子16の一端(図示省略)は、外装体11内の電極体の負極に接続されており、他端16aは高さ方向Zの他方(図3中の右側)に向かって延びている。そして、本実施形態における負極端子16には、外装体11の外部において、負極端子16の他端16aの他の領域よりも高さ方向Zの他方に向かって延びた板状の負極接合部17が形成されている。上記正極接合部15と同様に、幅方向Yにおける負極接合部17の形成位置についても、配列された複数の単セル10の各々で異なっており、図3に示される位置に限定されない(図1参照)。なお、負極端子16の材料は、一般的なリチウムイオン二次電池と同様のもの(例えば、銅、銅合金等)を特に制限なく使用できる。
(3)単セルの配列
本実施形態に係る組電池1では、上述した構造の単セル10が配列方向Xに沿って複数配列されている。本実施形態における単セル10の配列について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る組電池1は、第1セル群Aと第2セル群Bとが隣接して配置された配列単位を2つ備えている。具体的には、図2に示すように、上記第1セル群Aにおいては、正極端子14の正極接合部15を上方に向けた状態の単セル10a1~10a4が複数(図1および図2では4個)配列されている。一方、第2セル群Bにおいては、負極端子16の負極接合部17を上方に向けた状態の単セル10b1~10b4が複数(4個)配列されている。そして、図1に示すように、本実施形態に係る組電池1は、配列方向Xにおいて第1セル群Aと第2セル群Bとを交互に配置することによって構築される。
ここで、説明の便宜上、本明細書では、第1セル群Aの最上流側に配置された単セルを「A-1番目の単セル10a1」と称する。そして、A-1番目の単セル10a1以降の単セルについては、「A-2番目の単セル10a2、A-3番目の単セル10a3・・・・、A-n番目の単セル10an」というように、配列方向Xの下流側に向かって配列番号が順次増加するように称する。一方、第2セル群Bを構成する単セルについては、最上流側に配置された単セルを「B-1番目の単セル10b1」と称し、「B-1番目の単セル」以降の単セルを「B-2番目の単セル10b2、B-3番目の単セル10b3・・・・、B-n番目の単セル10bn」というように配列方向Xの下流側に向かって配列番号が順次増加するように称する。なお、上記したように、本実施形態に係る組電池1においては、各々のセル群を構成する単セルの数が4個(n=4)である。
また、上記したように、本実施形態において使用される単セル10は、幅方向Yにおける正極接合部15の形成位置がそれぞれ異なっている。具体的には、正極接合部15は、正極端子14を幅方向Yにおいて4等分した4つの領域の何れかに形成される。そして、第1セル群Aを構成する各々の単セル10a1~10a4は、上記4種類の正極接合部15が平面視において階段状に配置されるように配列されている。具体的には、第1セル群Aにおける正極接合部15は、配列方向Xの上流側から下流側に向かうにつれて、幅方向Yの一方(図1中の上側)から他方(図1中の下側)へ順次ずれるように階段状に配置されている。
そして、本実施形態では、負極接合部17についても、上記正極接合部15と同様に平面視において階段状に配置されている。具体的には、負極接合部17は、負極端子16を幅方向Yにおいて4等分した4つの領域の何れかに形成されている。そして、第2セル群Bにおいて、上記4種類の負極接合部17が配列方向Xの上流側から下流側に向かうにつれて、幅方向Yの一方(図1中の上側)から他方(図1中の下側)へ順次ずれるように階段状に配置されている。
このように、正極接合部15と負極接合部17の両方を階段状に配置することによって、第1セル群Aと第2セル群Bとの間で配列番号が同じ単セルの正極接合部15と負極接合部17とが対向する。例えば、図1に示される組電池1では、A-1番目の単セル10a1の正極接合部15と、B-1番目の単セル10b1の負極接合部17とが対向し、A-2番目の単セル10a2の正極接合部15と、B-2番目の単セル10b2の負極接合部17とが対向する。そして、配列番号が3番目の単セルと4番目の単セルにおいても同様に、正極接合部15と負極接合部17とが対向するように配置される。このとき対向した正極接合部15と負極接合部17との間には、セル群を構成する単セル10と同程度(図2では、単セル4個分程度)の間隔s1が設けられる。
(3)セル間接続部材
上記したように、本実施形態に係る組電池1を構成する単セル10の各々は、セル間接続部材30によって電気的に接続されている。本実施形態におけるセル間接続部材30は、セル群を構成する単セル10と同じ個数(n=4)のベース部32と、当該ベース部32よりも1個少ない個数(n-1=3)の連結部38を備えている。
ベース部32は、アルミニウムやアルミニウム合金などによって構成された導電性の板状部材である。かかるベース部32は、配列方向Xに沿って延びており、上記対向して配置された正極接合部15と負極接合部17の各々を接続する。例えば、図1の組電池1では、A-1番目の単セル10a1の正極接合部15と、B-1番目の単セル10b1の負極接合部17とが第1ベース部32aによって接続されており、A-2番目の単セル10a2の正極接合部15と、B-2番目の単セル10b2の負極接合部17とが第2ベース部32bによって接続されている。そして、配列番号が3番目の単セルと4番目の単セルにおいても同様に、対向した正極接合部15と負極接合部17とがベース部32(第3ベース部32c、第4ベース部32d)によって接続されている。
なお、図2に示すように、各々のベース部32の配列方向Xの各々の端部34、36は、高さ方向Zの上方に向けて折り曲げられている。そして、かかるベース部32の端部34、36を正極接合部15(又は負極接合部17)に沿うように配置した状態で、ベース部32の端部34と正極接合部15(又は端部36と負極接合部17)を挟み込んで接合することによって、正極接合部15(負極接合部17)とベース部32とが接続される。なお、上記正極接合部および負極接合部(電極接合部)とベース部との接続には、超音波溶接、レーザ溶接、抵抗溶接等の従来公知の接合手段が用いられる。
そして、図1に示すように、本実施形態におけるセル間接続部材30では、上記4個のベース部32の各々が連結部38によって連結されている。かかる連結部38は、幅方向Yにおいて隣接した2つのベース部32の間に設けられた導電部分である。かかる連結部38によって、各々のベース部32を連結することによって、第1セル群Aを構成する各単セル10a1~10a4が電気的に並列に接続され、第2セル群Bを構成する各単セル10b1~10b4が電気的に並列に接続される。そして、かかるベース部32と連結部38を備えたセル間接続部材30によって、第1セル群Aと第2セル群Bとが電気的に直列に接続される。
なお、図1において図示されていない組電池1の底面側においては、配列方向Xの最上流側に配置された第1セル群Aにおける複数(4個)の負極端子16が総マイナス端子となり、最下流側に配置された第2セル群Bにおける複数(4個)の正極端子14が総プラス端子となる。これらの総プラス端子と総マイナス端子は、車両のモーター等の外部機器と接続される。そして、組電池1の底面側では、配列方向Xの上流側から2番目に配置された第2セル群Bと、3番目に配置された第1セル群Aとが、図1に示される上面側と同様の構造を有したセル間接続部材30によって接続されている。
2.本実施形態の効果
上述したように、本実施形態に係る組電池1では、第1セル群Aと第2セル群Bとの間で配列番号が同じ単セルの正極接合部15と負極接合部17とが対向しており、当該対向した正極接合部15と負極接合部17とがセル間接続部材30のベース部32によって接続されている。これによって、電極接合部15、17の各々をベース部32によって一対一の関係で接続できるため、図5に示される組電池100のような電極端子束114a、116aを形成する必要がない。これによって、電極端子14、16を必要以上に長くすることなく、ベース部と電極接合部との接続部分の面積(高さh2)を十分に確保することができる。このため、本実施形態に係る組電池1によると、電極接合部15、17とベース部32との接続部分の強度と、セル本体12のサイズに依存する組電池1のエネルギー密度とを高いレベルで両立することができる。
また、本実施形態では、正極接合部15と負極接合部17の各々を平面視において階段状に配置しているため、対向した正極接合部15と負極接合部17との間に、単セルn個分程度の間隔s1を設けることができる。このため、超音波溶接、レーザ溶接、抵抗溶接等によって電極接合部とベース部とを接続する際に、接合用の装置で電極接合部とベース部を挟み込むことが容易になる。このため、セル間接続部材30による単セル10の接続を簡素化して生産効率を向上させることができると共に、接合不良による接続部分の強度低下を防止できる。
3.他の実施形態に係る組電池
以上、本発明の一実施形態に係る組電池1について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。
(1)単セルの数
上述した実施形態に係る組電池1は、4個の単セル10からなる第1セル群Aと第2セル群Bを2つずつ形成し、当該第1セル群Aと第2セル群Bを交互に配置することによって構築されている。しかし、ここに開示される組電池は、第1セル群と第2セル群とが隣接して配置された配列単位を少なくとも1つ備えていればよく、上述した実施形態に限定されない。例えば、第1セル群と第2セル群をそれぞれ3つ以上形成し、これらのセル群を交互に配置することによって構築された組電池においても、ここに開示される技術を好適に適用できる。
また、各々のセル群を構成する単セルの個数についても、複数(2個以上)であれば特に限定されず、上述した実施形態における4個から適宜増減することができる。なお、セル群を構成する単セルの個数(n)は、セル間接続部材のベース部の個数(n)と連結部の個数(n-1)に対応しているため、当該単セルの個数の増減に応じてセル間接続部材の構造(ベース部と連結部の個数)も適宜変更され得る。
また、ここに開示される組電池は、上記第1セル群と第2セル群の何れにも属していない単セルを備えていてもよい。例えば、配列方向の最上流側および/または最下流側に1個の単セルを配置したような形態も、ここに開示される組電池に包含され得る。すなわち、組電池を構成する全ての単セルの個数は、必ずしも、セル群を構成する単セルの個数nの倍数でなくてよい。
(2)連結部
セル間接続部材の連結部は、隣接した2つのベース部を連結できればよく、具体的な構造や寸法等は特に制限されない。しかし、図4に示すように、配列方向Xにおける連結部38の長さL2を短くすると、内部短絡時の安全性を向上させることができる。具体的には、連結部38の長さL2が短いセル間接続部材30を用いると、一部の単セル(例えば、A-2番目の単セル10a2)に内部短絡等の異常が生じた際に、連結部38を介して他の単セル10a1、10a3、10a4から電流が流れ込むことを抑制できる。但し、セル間接続部材30の強度を考慮すると、連結部38の長さL2をある程度確保した方が好ましい。かかる観点から、連結部38の長さL2は、2mm~20mm(好ましくは5mm~10mm)に調節することが好ましい。
(3)単セルの構造
なお、単セルの詳細な構造についても、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態における単セル10は、正極端子14の他端14aと、負極端子16の他端16aが外装体11の外側に露出している。しかし、ここに開示される組電池では、少なくとも正極接合部と負極接合部とが外装体の外側に存在していればよい。すなわち、ここに開示される組電池は、正極接合部と負極接合部のみが外装体の外側に存在している形態を包含し得る。但し、電極端子の強度を考慮すると、上述した実施形態のように、正極端子14の他端14aと、負極端子16の他端16aが外装体11の外側に露出している方が好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1 組電池
10 単セル
11 外装体
12 セル本体
14 正極端子(電極端子)
15 正極接合部(電極接合部)
16 負極端子(電極端子)
17 負極接合部(電極接合部)
30 セル間接続部材
32 ベース部
38 連結部
52 拘束板
54 架橋部材

Claims (1)

  1. 複数の単セルが所定の配列方向に沿って配列され、前記単セルの各々がセル間接続部材によって電気的に接続されている組電池であって、
    前記複数の単セルの各々は、
    電極体が外装体に収容されたセル本体と、
    一端が前記外装体内の前記電極体と接続されると共に、他端が高さ方向の一方に向かって延びる板状の正極端子と、
    一端が前記外装体内の前記電極体と接続されると共に、他端が高さ方向の他方に向かって延びる板状の負極端子と
    を備え、
    前記正極端子に、前記外装体の外部において当該正極端子の他端の一部から高さ方向の一方に向かって延びている板状の正極接合部が形成され、かつ、
    前記負極端子に、前記外装体の外部において当該負極端子の他端の一部から高さ方向の他方に向かって延びている板状の負極接合部が形成されており、
    前記複数の単セルの配列において、
    前記正極接合部を高さ方向の上方に向けた複数の単セルが配列された第1セル群と、前記負極接合部を高さ方向の上方に向けた複数の単セルが配列された第2セル群とが隣接して配置された配列単位が少なくとも1つ存在し、
    前記第1セル群において、各々の前記正極接合部が平面視において階段状に配置されるように前記複数の単セルが配列され、
    前記第2セル群において、各々の前記負極接合部が平面視において階段状に配置されるように複数の単セルが配列されており、
    前記配列方向において、前記第1セル群の最上流側に配置された単セルをA-1番目の単セル、最下流側に配置された単セルをA-n番目の単セルとし、かつ、前記第2セル群の最上流側に配置された単セルをB-1番目の単セル、最下流側に配置された単セルをB-n番目の単セルとしたとき、
    前記セル間接続部材は、
    前記配列方向に沿って延びた板状部材であって、前記A-1番目の単セルの正極接合部と前記B-1番目の単セルの負極接合部とを接続する第1ベース部から、前記A-n番目の単セルの正極接合部と前記B-n番目の単セルの負極接合部とを接続する第nベース部までのn個のベース部と、
    前記n個のベース部の各々を連結するn-1個の連結部と
    を備えている、組電池。
JP2019030597A 2019-02-22 2019-02-22 組電池 Active JP7116893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030597A JP7116893B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 組電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030597A JP7116893B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 組電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020136170A JP2020136170A (ja) 2020-08-31
JP7116893B2 true JP7116893B2 (ja) 2022-08-12

Family

ID=72278943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019030597A Active JP7116893B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 組電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7116893B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003297334A (ja) 2002-04-08 2003-10-17 Nissan Motor Co Ltd 薄型電池の接続構造及び組電池
JP2005268138A (ja) 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Heavy Ind Ltd 蓄電体の平面整列構造
JP2015053205A (ja) 2013-09-09 2015-03-19 豊田合成株式会社 バスバー保持部材および電池パック
JP2018116893A (ja) 2017-01-20 2018-07-26 株式会社東芝 電池セルおよび組電池
WO2018179794A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 三洋電機株式会社 電池パック

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003297334A (ja) 2002-04-08 2003-10-17 Nissan Motor Co Ltd 薄型電池の接続構造及び組電池
JP2005268138A (ja) 2004-03-19 2005-09-29 Fuji Heavy Ind Ltd 蓄電体の平面整列構造
JP2015053205A (ja) 2013-09-09 2015-03-19 豊田合成株式会社 バスバー保持部材および電池パック
JP2018116893A (ja) 2017-01-20 2018-07-26 株式会社東芝 電池セルおよび組電池
WO2018179794A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 三洋電機株式会社 電池パック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020136170A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2535962B1 (en) Battery module having enhanced welding reliability and medium or large battery pack including same
JP5456254B2 (ja) 交互配向の構成を有する二次電池パック
EP2416431B1 (en) Battery module having flexibility in design structure of module and medium to large sized battery pack including the same
KR101361113B1 (ko) 연결 신뢰성이 향상된 전지모듈 및 이를 포함하는 중대형 전지팩
CN108140771B (zh) 用于储能装置的端子布置
JP7186366B2 (ja) 電池積層体
JP5867582B2 (ja) 蓄電装置
KR20180085781A (ko) 교차-위빙된 전극 어셈블리
KR102214538B1 (ko) 단위전지모듈 및 이를 포함하는 전지모듈
JPWO2016181608A1 (ja) 組電池
EP2874204B1 (en) Battery assembly
JP2013187046A (ja) 組電池
JP2018531491A6 (ja) エネルギ蓄積装置用の端子装置
JP2012204305A (ja) 電池セル
JP7033735B2 (ja) バスバー及び電池積層体
KR20210109494A (ko) 복수의 전극을 갖는 배터리전지 및 이를 포함한 배터리모듈
JP7189227B2 (ja) 電池モジュール及び電池パック
JP5942765B2 (ja) 蓄電モジュール及び熱伝達部材
JP7116893B2 (ja) 組電池
JP4593056B2 (ja) 板状電池の接続構造
JP7213478B2 (ja) バスバー及び電池積層体
JP6573644B2 (ja) 蓄電デバイス
US10170812B2 (en) Assembly module comprising electrochemical cells received by lugs and connecting clips
US20240213632A1 (en) Cell laminate
JP7172576B2 (ja) 組電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220713

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7116893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151