JP7116717B2 - 車両制御装置、及び車両 - Google Patents

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本発明は、車両制御装置、及び車両に関する。
従来、ドアアウタハンドルの操作による暗号信号の入力と、音声による暗号の発声とによる車両のドアの開錠キーレスエントリーを可能にした自動車のキーレスエントリー装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、キーレスエントリー装置によれば、車両の周囲に他人がいない場合や緊急の場合等に、音声により簡単且つ即座にキーレスエントリーを行うことができると記載されている。
実開昭61-150968号公報
音声による車両の遠隔操作によって、上述したドアの開錠の他に、パワースライドドアやパワーウィンドウ等の各種機能を作動させることも可能である。そして、例えば、利用者が、音声によりパワースライドドアの開操作を行った場合に、他の利用者が開動作中のパワースライとドアに接触しそうになったときには、パワースライドドアを直ちに停止させることが望ましい。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、作動中の車両の機能を直ちに停止させることができる車両制御装置、及び車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1態様として、所定機能を有する車両の作動を制御する車両制御装置であって、前記車両の周囲の音を入力する音入力部と、前記音入力部に入力される音声を認識する音声認識部と、前記音声認識部により認識される作動指示音声によって前記所定機能の作動指示を受け付ける作動指示受付部と、前記作動指示受付部により前記所定機能の作動指示が受付けられたときに、前記所定機能を作動させ、前記所定機能の作動中に、前記作動指示音声の音量よりも大きい音量に設定される所定の閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されたときに、前記所定機能の作動を停止する車両機能制御部と、を備える車両制御装置が挙げられる。
上記車両制御装置において、前記作動指示受付部は、前記音声認識部により所定の起動指示音声が認識されたときに、音声による前記車両の操作が不能な音声操作不能モードから、音声による前記車両の操作が可能な音声操作可能モードに切り替え、前記車両機能制御部は、前記所定機能の作動中に前記音入力部に前記閾値音量よりも音量が大きい音声が入力されたときには、前記音声操作可能モードあるか前記音声操作不能モードであるか否かに拘わらず、前記所定機能の作動を停止する構成としてもよい。
上記車両制御装置において、前記所定機能は、前記車両に備えられた開閉部を開動作又は閉動作させる機能である構成としてもよい。
上記車両制御装置において、前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を閉動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の閉動作を停止した後に、前記開閉部を開動作させる構成としてもよい。
上記車両制御装置において、前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を開動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の開動作を停止した後に、前記開閉部を閉動作させる構成としてもよい。
上記目的を達成するための第2態様として、上記車両制御装置を備えた車両が挙げられる。
本発明の車両制御装置によれば、作動指示受付部により所定機能の作動指示が受付けられて、所定機能が作動しているときに、閾値音量以上の音が音入力部に入力された場合に、車両機能制御部により所定機能の作動が停止される。これにより、車両の周囲にいる者は、大声を出す、物を叩いて大きな音を立てる等の即座に実行可能な行為により、所定機能の作動を直ちに停止させることができる。
図1は、車両制御装置が搭載された車両の説明図である。 図2は、車両制御装置の構成図である。 図3は、音声操作モードの切替処理のフローチャートである。 図4は、右パワースライドドア対応処理のフローチャートである。 図5は、右パワースライドドアの緊急停止処理のフローチャートである。 図6は、利用者が、音声により右パワースライドドアの閉指示を行う状況の説明図である。 図7は、利用者が、音声により右パワースライドドアの閉動作を緊急停止させる状況の説明図である。
[1.車両の構成]
図1及び図2を参照して、本実施形態の車両1の構成について説明する。図1に示したように、車両1は、車両1の利用者Uが、車室に乗り降りするための右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、右パワースライドドア4、及び左パワースライドドア5を備えている。また、車両1は、利用者Uが車室への荷物の積み下ろしを行うためのパワーテールゲート6を備えている。
右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、右パワースライドドア4、左パワースライドドア5、及びパワーテールゲート6は、本発明の開閉部に相当し、車両1に備えられた車両制御装置10によって開閉動作が制御される。以下では、右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、右パワースライドドア4、左パワースライドドア5、及びパワーテールゲート6をまとめて、電動ドアとも称する。
右パワーヒンジドア2は、電動アクチュエータ(図示しない)により右パワーヒンジドア2を開閉駆動する右PHD(Power Hing Door)駆動部44を備え、左パワーヒンジドア3は、電動アクチュエータにより左パワーヒンジドア3を開閉駆動する左PHD駆動部54を備えている。右パワースライドドア4は、電動アクチュエータにより右パワースライドドア4を開閉駆動する右PSD(Power Slide Door)駆動部45を備え、左パワースライドドア5は、電動アクチュエータにより左パワースライドドア5を開閉駆動する左PSD駆動部55を備えている。パワーテールゲート6は、電動アクチュエータによりパワーテールゲート6を開閉駆動するPTG(Power Tail Gate)駆動部64を備えている。
右PHD駆動部44、右PSD駆動部45、左PHD駆動部54、左PSD駆動部55、及びPTG駆動部64により、右パワーヒンジドア2、右パワースライドドア4、左パワーヒンジドア3、左パワースライドドア5、及びパワーテールゲート6をそれぞれ開動作及び閉動作させる機能は、本発明の車両が有する所定機能に相当する。
車両1の右側面には、利用者Uによる車両1の右側からの音声操作に対応するための装備として、右サイドインジケータ41、右サイドマイク42、及び右サイドスピーカー43が設けられている。同様に、車両1の左側面には、利用者Uによる車両1の左側からの音声操作に対応するための装備として、左サイドインジケータ51、左サイドマイク52、及び左サイドスピーカー53が設けられている。
また、車両1の背面には、利用者Uによる車両1の後方からの音声操作に対応するための装備として、リアインジケータ61、リアカメラ60、及びリアスピーカー63が設けられている。右サイドマイク42、左サイドマイク52、及びリアマイク62は、本発明の車両の周囲の音を入力する音入力部に相当する。
車両1の前部には車両1の前方を撮影するフロントカメラ30が設けられ、右ドアミラーには車両1の右側方を撮影する右サイドカメラ40が設けられている。また、左ドアミラーには車両1の左側方を撮影する左サイドカメラ50が設けられ、車両1の後部には車両1の後方を撮影するリアカメラ60が設けられている。
図2を参照して、車両1は、図2に示した装備の他に、車外との通信を行う通信部70を備えている。車両制御装置10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、メモリ20等により構成された電子回路ユニットである。メモリ20には、車両制御装置10の制御用プログラム21、音声操作を認識するための文言データ22、及び携帯鍵90による認証を行う際に使用される認証用IDコード23が保存されている。CPUは、メモリ20に保存された制御用プログラムを読み込んで実行することにより、鍵認証部11、作動指示受付部12、音声認識部13、及び車両機能制御部14として機能する。
鍵認証部11は、図1に示したように、携帯鍵90を所持した利用者Uが車両1に近づいたときに、通信部70を介して携帯鍵90との間の通信を行ってIDコードを受信し、受信したIDコードとメモリ20に保存された認証用IDコード23とが一致したときに、利用者Uによる車両1の使用を許可する。これにより、利用者Uは、携帯鍵90のスイッチ操作又は音声により、車両1を操作することができるようになる。
図1に示したように、携帯鍵90には、車両1の施錠と開錠を指示するための施開錠ボタン91、右パワーヒンジドア2の開閉を指示するための右パワーヒンジドアボタン92、左パワーヒンジドア3の開閉を指示するための左パワーヒンジドアボタン93、右パワースライドドア4の開閉を指示するための右パワースライドドアボタン94、左パワースライドドア5の開閉を指示するための左パワースライドドアボタン95、及びパワーテールゲート6の開閉を指示するためのパワーテールゲートボタン96が備えられている。
利用者Uは、携帯鍵のボタン92~96の操作、及び音声により、車両1に対して電動ドアの開及び閉指示を行うことができる。音声認識部13は、右サイドマイク42、左サイドマイク52、及びリアマイク62のいずれかに入力される利用者Uの音声を解析して、利用者Uによる指示内容を認識する。
作動指示受付部12は、携帯鍵90から送信される作動指示信号、及び音声認識部13により認識される作動指示音声に応じて、電動ドアの開指示及び閉指示を受け付ける。車両機能制御部14は、作動指示受付部12により受付けられた操作指示に応じて、電動ドアの開又は閉動作を制御する。
[2.音声操作モード切替処理]
図3に示したフローチャートに従って、作動指示受付部12により実行される音声操作モード切替処理について説明する。図3のステップS1で、鍵認証部11による携帯鍵90の認証が成功したときに、作動指示受付部12は、ステップS2に処理を進める。
ステップS2で、作動指示受付部12は、初期設定として、音声による車両1の操作が不能な音声操作不能モードに設定する。続くステップS3で、作動指示受付部12は、音声認識部13により、所定の起動指示音声が認識されたか否かを判断する。起動指示音声は、利用者Uが車両1に対して音声による操作の受付を要求するための文言の音声であり、例えば、図6に示した「OK、マイカー」等の起動指示音声の文言が文言データ22に保存されている。
そして、作動指示受付部12は、音声認識部13により起動指示音声が認識されたときはステップS4に処理を進め、「音声操作不能モード」から「音声操作可能モード」に切り替える。これにより、利用者Uは、電動ドアの開閉、電動ドアの施錠或いは開錠等の車両1に備えられた所定機能の作動を、音声により指示することが可能となる。
続くステップS5で、作動指示受付部12は、音声操作受付終了条件が成立したときにステップS2に処理を進め、これにより、「音声操作可能モード」から「音声操作不能モード」に切り替えられる。ここで、音声操作受付終了条件としては、例えば、電動ドアの開或いは閉の作動指示音声に応じた電動ドアの動作が終了した場合、或いはステップS4で「音声操作可能モード」に切り替えられた時点から、作動指示音声が認識されることなく所定時間が経過した場合等が設定される。
[3.右パワースライドドア対応処理]
図4に示したフローチャートに従って、作動指示受付部12及び車両機能制御部14により実行される右パワースライドドア対応処理について説明する。作動指示受付部12及び車両機能制御部14は、車両1が停車しているときに、右パワースライドドア対応処理を繰り返し実行する。
図4のステップS20で、作動指示受付部12は、携帯鍵90から右パワースライドドア4の開指示信号を受信したか否かを判断し、開指示信号を受信したときはステップS30に処理を進め、開指示信号を受信していないときにはステップS21に処理を進める。ステップS30で、車両機能制御部14は、閾値音量を既定値に設定して、ステップS42に処理を進める。既定値は、一般的な指示音声の音量よりも大きな音量に設定される。閾値音量は、後述する緊急停止処理で使用される。
ステップS21で、作動指示受付部12は、音声操作可能モードに設定されているか否かを判断し、音声操作可能モードに設定されているときはステップS40に処理を進め、音声操作不能モードに設定されているときにはステップS22に処理を進める。ステップS40で、作動指示受付部12は、右パワースライドドア4の開指示音声が音声認識部13により認識されたかを判断する。
そして、作動指示受付部12は、右パワースライドドア4の開指示音声が認識されたときはステップS41に処理を進め、右パワースライドドア4の開指示音声が認識されなかったときにはステップS22に処理を進める。ステップS41で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4の開指示音声の音量+α(αは、試験或いはコンピュータシミュレーション等により決定される)に設定する。続くステップS42で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4の開制御を実行し、これにより右パワースライドドア4が開動作する。
ステップS22で、作動指示受付部12は、携帯鍵90から右パワースライドドア4の閉指示信号を受信したか否かを判断し、閉指示信号を受信したときはステップS50に処理を進め、閉指示信号を受信しなかったときにはステップS23に処理を進める。ステップS50で、車両機能制御部14は、閾値音量を既定値に設定してステップS62に処理を進める。
ステップS23で、作動指示受付部12は、音声操作可能モードに設定されているか否かを判断し、音声操作可能モードに設定されているときはステップS60に処理を進め、音声操作不能モードに設定されているときにはステップS24に処理を進める。ステップS60で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4の閉指示音声が音声認識部13により認識されたか否かを判断する。
そして、作動指示受付部12は、右パワースライドドア4の閉指示音声が認識されたときはステップS61に処理を進め、右パワースライドドア4の閉指示音声が認識されなかったときにはステップS24に処理を進める。ステップS61で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4の閉指示音声の音量+β(βは、試験或いはコンピュータシミュレーション等により決定される)に設定する。βは上記αと同じであってもよい。続くステップS62で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4の閉制御を実行し、これにより右パワースライドドア4が閉動作する。
作動指示受付部12は、左パワースライドドア5、右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、及びパワーテールゲート6についても、右パワースライドドア4の場合と同様の処理により、携帯鍵90及び音声による車外からの開動作及び閉動作の指示を受け付ける。そして、車両機能制御部14は、作動指示受付部12により受付けられた開動作又は閉動作の指示に応じて、右パワースライドドアの場合と同様の処理により、左パワースライドドア5、右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、及びパワーテールゲート6の開制御及び閉制御を実行する。
[4.緊急停止対応処理]
図5に示したフローチャートに従って、車両機能制御部14により実行される右パワースライドドア4の緊急停止対応処理について説明する。車両機能制御部14は、ステップS70で、右パワースライドドア4が作動中(開動作中或いは閉動作中)であるか否かを判断する。そして、右パワースライドドア4が作動中であるときに、ステップS71に処理を進める。
ステップS71で、車両機能制御部14は、右サイドマイク42により閾値音量以上の音が入力されたか否かを判断する。そして、車両機能制御部14は、閾値音量以上の音が入力されたときはステップS72に処理を進め、閾値音量以上の音が入力されなかったときにはステップS70に処理を進める。
ステップS72で、車両機能制御部14は、右パワースライドドア4が開動作中であるときはステップS73に処理を進め、右パワースライドドア4が開動作中でないとき(閉動作中であるとき)にはステップS80に処理を進める。車両機能制御部14は、ステップS73で右パワースライドドア4の開動作を停止し、ステップS74で右パワースライドドア4を閉制御する。また、車両機能制御部14は、ステップS80で右パワースライドドア4の閉動作を停止し、ステップS81で右パワースライドドア4を閉制御する。
車両機能制御部14は、左パワースライドドア5、右パワーヒンジドア2、左パワーヒンジドア3、及びパワーテールゲート6についても、右パワースライドドア4の場合と同様の処理により、閾値音量以上の音の入力に応じて、開制御又は閉制御を停止して、逆方向の開制御又は閉制御を行う緊急停止対応処理を実行する。
緊急停止対応処理は、音声操作可能モードであるか音声操作不能モードであるかに拘わらず実行されるため、利用者は、いずれかの電動ドアが動作中であるときに、大声を出す、或いは大きな音を立てることにより、電動ドアの開又は閉動作を直ちに停止して、電動ドアを逆方向に作動させることができる。また、電動ドアが何かに接触して大きな音が出たときにも、緊急停止対応処理により、電動ドアの開又は閉動作が直ちに停止して、電動ドアを逆方向に作動させることができる。
[5.右パワースライドドア対応処理及び緊急停止対応処理の実施例]
図5及び図6を参照して、右パワースライドドア4が閉動作中であるときに、車両1に乗り込もうとした子供Kが右パワースライドドア4と接触することを、利用者Uが大声を出して回避する状況での処理の実施例について説明する。
図6は、利用者Uが、右パワースライドドア4の開指示を音声により行った場合の車両1の作動を示している。図6のC11で、利用者Uは、先ず「OK、マイカー」という起動指示音声V1を発声して、「音声操作不能モード」から「音声操作可能モード」に切替え、続いて、「スライドドアを閉めて」という右パワースライドドア4の閉指示音声V2を発声した状況を示している。
作動指示受付部12は、起動指示音声V1を認識したとき、及び閉指示音声V2を認識したときに、右サイドインジケータ41を点滅させる。車両機能制御部14は、図4のステップS62で、右パワースライドドア4の閉制御を実行し、これにより、C12に示したように、右パワースライドドア4の閉動作が開始される。
次に、図7は、閉動作中の右パワースライドドア4と子供Kとの接触を回避する状況を示している。図7のC13は、子供Kが、閉動作中の右パワースライドドア4から車室に乗り込もうとし、これを見た利用者Uが、「あぶない」という音声V3を発声している。閾値音量以上の音量の音声V3が右サイドマイク42に入力されることによって、車両機能制御部14は、図5のステップS80、S81の処理を実行する。
これにより、C14に示したように、右パワースライドドア4の閉動作が停止して開動作に切り替わり、子供Kと右パワースライドドア4との接触が回避される。車両制御部14は、音声V3の入力を認識したときに、右サイドインジケータ41を点滅させる。
[6.他の実施形態]
上記実施形態では、車両1の所定機能として、電動ドアの開閉機能を対象として電動ドアの開動作及び閉動作を緊急停止する例を示した。他の実施形態として、車両1の窓の開閉機能についても、電動ドアと同様の緊急停止対応処理により、開動作及び閉動作を直ちに停止させるようにしてもよい。
上記実施形態では、作動指示受付部12は、携帯鍵90又は音声により車外からの操作を受け付けたが、携帯鍵90と音声のうちのいずれかのみによって、車外からの操作を受け付けるようにしてもよい。
また、車外からの操作が可能な車両1の機能のうち、電動ドアあるいは窓等の開閉動作機能についてのみ緊急停止対応処理の対象とし、電動ドアの開錠及び施錠、ヘッドライト(図示しない)の点灯及び消灯、車室等の点灯及び消灯等については、緊急停止対応処理の対象外としてもよい。
上記実施形態において、車両機能制御部14は、図5に示した緊急停止対応処理により、ステップS73で右パワースライドドア4の開動作を停止した後に、ステップS74で右パワースライドドア4を閉制御したが、ステップS74の処理については省略してもよい。同様に、車両機能制御部14は、ステップS80で右パワースライドドア4の閉動作を停止した後、ステップS81で右パワースライドドア4を開制御したが、ステップS81の処理については省略してもよい。
なお、図2は、本願発明の理解を容易にするために、車両1及び車両制御装置10の構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、車両1及び車両制御装置10の構成を、他の区分によって構成してもよい。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアユニットにより実行されてもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行されてもよい。また、図3~図5に示した各構成要素による処理は、1つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。
[7.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。
(第1項)所定機能を有する車両の作動を制御する車両制御装置であって、前記所定機能の作動指示を受け付ける作動指示受付部と、前記車両の周囲の音を入力する音入力部と、前記作動指示受付部により前記所定機能の作動指示が受付けられたときに、前記所定機能を作動させ、前記所定機能の作動中に所定の閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されたときに、前記所定機能の作動を停止する車両機能制御部と、を備える車両制御装置。
第1項の車両制御装置によれば、本発明の車両制御装置によれば、作動指示受付部により所定機能の作動指示が受付けられて、所定機能が作動しているときに、閾値音量以上の音が音入力部に入力された場合に、車両機能制御部により所定機能の作動が停止される。これにより、車両の周囲にいる者は、大声を出す、物を叩いて大きな音を立てる等の即座に実行可能な行為により、所定機能の作動を直ちに停止させることができる。
(第2項)前記所定機能は、前記車両に備えられた開閉部を開動作又は閉動作させる機能である第2項1に記載の車両制御装置。
第2項の車両制御装置によれば、開閉部の開動作又は閉動作を直ちに停止させることができる。
(第3項)前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を閉動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の閉動作を停止した後に、前記開閉部を開動作させる第2項記載の車両制御装置。
第3項の車両制御装置によれば、閉動作中の開閉部を開状態に戻すことによって、開閉部が閉められる際に、開閉部が対象物と接触した状況が継続することを防止することができる。
(第4項)前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を開動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の開動作を停止した後に、前記開閉部を閉動作させる第2項又は第3項に記載の車両制御装置。
第4項の車両制御装置によれば、開動作中の開閉部を閉状態に戻すことによって、開閉部が開けられる際に、開閉部が対象物と接触した状態が継続することを防止することができる。
(第5項)前記音入力部に入力される音声を認識する音声認識部を備え、前記作動指示受付部は、前記音声認識部により認識される作動指示音声によって前記所定機能の作動指示を受け付け、前記閾値音量は、前記作動指示音声の音量よりも大きい音量に設定される第1項から第4項のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
第5項の車両制御装置によれば、車両の利用者による作動指示音声の音量に応じて閾値音量として設定することにより、各利用者の発する音声に応じた適切な閾値を設定することができる。
(第6項)前記作動指示受付部は、前記音声認識部により所定の起動指示音声が認識されたときに、音声による前記車両の操作が不能な音声操作不能モードから、音声による前記車両の操作が可能な音声操作可能モードに切り替え、前記車両機能制御部は、前記所定機能の作動中に前記音入力部に前記閾値音量よりも音量が大きい音声が入力されたときには、前記音声操作可能モードあるか前記音声操作不能モードであるか否かに拘わらず、前記所定機能の作動を停止する第5項に記載の車両制御装置。
第6項の車両制御装置によれば、音声操作不応モードであるときにおいても、閾値音量よりも音量が大きい音声が入力されたときに所定機能の作動を停止することにより、起動指示音声を発声することなく、速やかに所定機能の作動を停止させることができる。
(第7項)第1項から第6項のうちいずれか1項に記載の車両制御装置を備えた車両。
第7項の車両によれば、第1項から第6項のうちいずれかの車両制御装置を備えた車両を構成することができる。
1…車両、2…右パワーヒンジドア、3…左パワーヒンジドア、4…右パワースライドドア、5…左パワースライドドア、6…パワーテールゲート、10…車両、11…鍵認証部、12…作動指示受付部、13…音声認識部、14…車両機能制御部、20…メモリ、21…制御用プログラム、22…文言データ、23…認証用IDコード、41…右サイドインジケータ、42…右サイドマイク、43…右サイドスピーカー、90…携帯鍵、U…利用者、K…子供。

Claims (6)

  1. 所定機能を有する車両の作動を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の周囲の音を入力する音入力部と、
    前記音入力部に入力される音声を認識する音声認識部と、
    前記音声認識部により認識される作動指示音声によって前記所定機能の作動指示を受け付ける作動指示受付部と、
    前記作動指示受付部により前記所定機能の作動指示が受付けられたときに、前記所定機能を作動させ、前記所定機能の作動中に、前記作動指示音声の音量よりも大きい音量に設定される所定の閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されたときに、前記所定機能の作動を停止する車両機能制御部と、
    を備える車両制御装置。
  2. 前記作動指示受付部は、前記音声認識部により所定の起動指示音声が認識されたときに、音声による前記車両の操作が不能な音声操作不能モードから、音声による前記車両の操作が可能な音声操作可能モードに切り替え、
    前記車両機能制御部は、前記所定機能の作動中に前記音入力部に前記閾値音量よりも音量が大きい音声が入力されたときには、前記音声操作可能モードあるか前記音声操作不能モードであるか否かに拘わらず、前記所定機能の作動を停止する
    請求項に記載の車両制御装置。
  3. 前記所定機能は、前記車両に備えられた開閉部を開動作又は閉動作させる機能である
    請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を閉動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の閉動作を停止した後に、前記開閉部を開動作させる
    請求項に記載の車両制御装置。
  5. 前記車両機能制御部は、前記所定機能により前記開閉部を開動作させているときに、前記閾値音量以上の音が前記音入力部に入力されて、前記開閉部の開動作を停止した後に、前記開閉部を閉動作させる
    請求項又は請求項に記載の車両制御装置。
  6. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の車両制御装置を備えた車両。
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