JP7112244B2 - 接合体 - Google Patents

接合体 Download PDF

Info

Publication number
JP7112244B2
JP7112244B2 JP2018091543A JP2018091543A JP7112244B2 JP 7112244 B2 JP7112244 B2 JP 7112244B2 JP 2018091543 A JP2018091543 A JP 2018091543A JP 2018091543 A JP2018091543 A JP 2018091543A JP 7112244 B2 JP7112244 B2 JP 7112244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
content
cross
section
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018091543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019195835A (ja
Inventor
貴道 小川
晃弘 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2018091543A priority Critical patent/JP7112244B2/ja
Publication of JP2019195835A publication Critical patent/JP2019195835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7112244B2 publication Critical patent/JP7112244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本明細書に開示される技術は、接合体に関する。
対象物(例えば、半導体ウェハ)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400~650℃程度)に加熱する加熱装置(「サセプタ」とも呼ばれる)が知られている。加熱装置は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。
一般に、加熱装置は、所定の方向(以下、「第1の方向」という)に略直交する保持面および裏面を有し、セラミックスにより形成された板状の保持体と、第1の方向に延びる柱状であり、保持体の裏面に接合された柱状支持体とを備える。保持体の内部には、抵抗発熱体が配置されており、保持体の裏面側には、抵抗発熱体に電気的に接続された複数の受電電極(電極パッド)が配置されている。また、柱状支持体内には、各受電電極に接合された電極端子が収容されている。電極端子および受電電極を介して抵抗発熱体に電圧が印加されると、抵抗発熱体が発熱し、保持体の保持面上に保持された対象物(例えば、半導体ウェハ)が例えば400~650℃程度に加熱される。保持体の受電電極と電極端子(金属部材)とは、金およびニッケルを含むロウ材により形成された接合部により接合される(特許文献1,2参照)。
特開2000-49217号公報 特開2017-183329号公報
上述したように、従来の加熱装置では、金およびニッケルを含むロウ材により形成された接合部と外部導電体(受電電極)や金属部材(電極端子)との熱膨張差に起因して接合部に発生したクラックが進展しやすい。クラックが進展すると、例えば、外部導電体と接合部との間の接合強度を十分に確保できなかったり、接合部に隣接している外部導電体や金属部材が損傷したりするおそれがある。
本明細書では、上述した課題の少なくとも一部を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される接合体は、セラミックス部材と、前記セラミックス部材の表面側に配置された外部導電体と、第1の方向において前記外部導電体に対向して配置された金属部材と、ロウ材を含み、前記外部導電体と前記金属部材とを接合する接合部と、を備える接合体において、前記接合部は、Ni(ニッケル)を主成分とし、かつ、P(リン)とCr(クロム)とを含んでおり、前記接合部における少なくとも1つの断面に、単位面積においてPとCrとの両方を含有し、かつPの含有率(wt%)とCrの含有率(wt%)との少なくとも一方がNiの含有率(wt%)より高い高濃度部が存在する。本接合体では、Niを主成分とする接合部における少なくとも1つの断面に、高濃度部が存在する。高濃度部は、単位面積においてPとCrとの両方を含有し、かつPの含有率(wt%)とCrの含有率との少なくとも一方がNiの含有率より高い部分である。例えば接合部とセラミックス部材との熱膨張差に起因して接合部に応力が生じた場合、高濃度部に、接合部における高濃度部以外の部分より優先的に微小のクラックが発生する。これは、高濃度部が、高濃度部以外の部分に比べて脆弱であることによって、接合部に生じる応力が高濃度部に吸収され、その結果、接合部全体におけるクラックの進展が抑制されたことを意味すると考えられる。これにより、本接合体によれば、接合部に高濃度部が存在しない構成に比べて、接合部全体におけるクラックの進展を抑制することができる。
(2)上記接合体において、前記接合部における少なくとも1つの断面は、前記接合部における前記第1の方向に略平行な第1の断面を含み、前記第1の断面において前記高濃度部は前記接合部における前記第1の方向の両端の少なくとも一方から離間している構成としてもよい。本接合体によれば、第1の断面において高濃度部が接合部における第1の方向の両端に接している構成に比べて、第1の方向に沿った方向にクラックが進展することを抑制することができる。
(3)上記接合体において、前記接合部における少なくとも1つの断面は、前記接合部における前記第1の方向に略垂直な第2の断面を含み、前記第2の断面において前記高濃度部は前記接合部における前記第1の方向に略垂直な一の方向の両端の少なくとも一方から離間している構成としてもよい。本接合体によれば、第2の断面において高濃度部が接合部における第1の方向に略垂直な方向の両端に接している構成に比べて、第1の方向に略垂直な方向に沿った方向にクラックが進展することを抑制することができる。
(4)上記接合体において、前記接合部全体におけるPの含有率(wt%)は5wt%以上である構成としてもよい。本接合体によれば、接合部全体におけるPの含有率が5wt%未満である構成に比べて、広範囲に高濃度部が接合体内に存在するため、接合部全体におけるクラックの進展を、より効果的に抑制することができる。
(5)上記接合体において、前記接合部全体におけるPの含有率(wt%)は11wt%以下である構成としてもよい。接合部全体におけるPの含有率が11wt%を越える構成では、高濃度部とは異なる、PやCrの他の化合物が相対的に多く存在することになり、その結果、接合部の強度の低下が確認される。これに対して、本接合体によれば、接合部全体におけるPの含有率が11wt%以下であるため、他の化合物の存在に起因する接合部の強度の低下を抑制することができる。
(6)上記接合体において、前記接合部全体におけるCrの含有率(wt%)は7wt%以上、30wt%以下である構成としてもよい。本接合体によれば、接合部全体におけるCrの含有率が7wt%未満である構成に比べて、広範囲に高濃度部が接合部内に存在するため、接合部全体におけるクラックの進展を、より効果的に抑制することができる。また、接合部全体におけるCrの含有率が30wt%を越える構成では、高濃度部とは異なる、PやCrの他の化合物が相対的に多く存在することになり、その結果、接合部の強度の低下が確認される。これに対して、本接合体によれば、接合部全体におけるCrの含有率が30wt%以下であるため、他の化合物の存在に起因する接合部の強度の低下を抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、保持装置、静電チャック、CVDヒータ等のヒータ装置、真空チャック、シャワーヘッド、その他の導電部を備えるセラミックス部材、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 実施形態における加熱装置100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 加熱装置100における接合部56近傍の断面写真の一例である。 図3のX1部分を拡大した接合部56の断面写真である。 性能評価結果を示す説明図である。
A.本実施形態:
A-1.加熱装置100の構成:
図1は、本実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における加熱装置100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。なお、図2には、後述する受電電極54付近の一部分が拡大して示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、加熱装置100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
加熱装置100は、対象物(例えば、半導体ウェハW)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400~650℃程度)に加熱する装置であり、サセプタとも呼ばれる。加熱装置100は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。加熱装置100は、特許請求の範囲における接合体に相当する。
図1および図2に示すように、加熱装置100は、保持体10と柱状支持体20とを備える。
(保持体10)
保持体10は、所定の方向(本実施形態では上下方向)に略直交する保持面S1および裏面S2を有する略円板状の部材である。保持体10は、例えば、AlN(窒化アルミニウム)やAl(アルミナ)を主成分とするセラミックスにより形成されている。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。保持体10の直径は、例えば100mm以上、500mm以下程度であり、保持体10の厚さ(上下方向における長さ)は、例えば3mm以上、20mm以下程度である。保持体10は、特許請求の範囲におけるセラミックス部材に相当し、上記所定の方向(上下方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
図2に示すように、保持体10の内部には、保持体10を加熱するヒータとしての抵抗発熱体50が配置されている。抵抗発熱体50は、例えば、タングステンやモリブデン等の導電性材料により形成されている。本実施形態では、抵抗発熱体50は、Z軸方向視で略同心円状に延びる線状のパターンを構成している。抵抗発熱体50の線状パターンの両端部は、保持体10の中心部近傍に配置されており、各端部にはビア導体52の上端部が接続されている。また、保持体10の裏面S2側には、一対の凹部12が形成されており、各凹部12内には受電電極(電極パッド)54が設けられている。ビア導体52の下端部は、受電電極54に接続されている。その結果、抵抗発熱体50と受電電極54とがビア導体52を介して電気的に接続された状態となっている。受電電極54は、特許請求の範囲における外部導電体に相当する。
(柱状支持体20)
柱状支持体20は、上記所定の方向(上下方向)に延びる略円柱状部材である。柱状支持体20は、保持体10と同様に、例えばAlNやAlを主成分とするセラミックスにより形成されている。柱状支持体20の外径は、例えば30mm以上、90mm以下程度であり、柱状支持体20の高さ(上下方向における長さ)は、例えば100mm以上、300mm以下程度である。
保持体10と柱状支持体20とは、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3とが上下方向に対向するように配置されている。柱状支持体20は、保持体10の裏面S2の中心部付近に、公知の接合材料により形成された接合層30を介して接合されている。
図2に示すように、柱状支持体20には、保持体10の裏面S2側に開口する貫通孔22が形成されている。貫通孔22は、上下方向と略同一方向に延び、延伸方向にわたって略一定の内径を有する断面略円形の孔である。貫通孔22には、複数(本実施形態では2つ)の電極端子70が収容されている。各電極端子70の上端部は、ロウ材を含む接合部56を介して受電電極54に接合されている。なお、接合部56は、ロウ材以外の物質を含んでいてもよい。図示しない電源から各電極端子70、各受電電極54、ビア導体52を介して抵抗発熱体50に電圧が印加されると、抵抗発熱体50が発熱し、保持体10の保持面S1上に保持された対象物(例えば、半導体ウェハW)が所定の温度(例えば、400~650℃程度)に加熱される。電極端子70は、特許請求の範囲における金属部材に相当する。接合部56の構成については、後に詳述する。
A-2.接合部56の詳細構成:
図3は、加熱装置100における接合部56近傍の断面写真の一例であり、図4は、図3のX1部分を拡大した接合部56の断面写真であり、図3に示す断面写真は、走査型電子顕微鏡(SEM)による300倍の倍率で撮像されたものである。
接合部56は、全体としてNi(ニッケル)を主成分とし、かつ、P(リン)とCr(クロム)とを含んでおり、少なくとも次の第1の要件を満たす。
<第1の要件>
接合部56における少なくとも1つの断面に、高濃度部80が存在する。高濃度部80は、単位面積においてPとCrとの両方を含有し、かつPの含有率(wt%)とCrの含有率(wt%)との少なくとも一方がNiの含有率(wt%)より高い部分である。
なお、高濃度部80は、単位面積においてPの含有率とCrの含有率とがいずれもNiの含有率より高いことが、より好ましい。
具体的には、図3および図4に示すように、接合部56における少なくとも1つの断面(XZ断面)には、高濃度部80以外の部分(以下、「非高濃度部82」という)と高濃度部80とが存在する。図3および図4における接合部56の断面のうち、淡色部分が非高濃度部82であり、濃色部分が高濃度部80である。高濃度部80について、WDS(波長分散型X線分光法)の結果によれば、Niの含有率は31.69wt%であり、Crの含有率は44.86wt%であり、Pの含有率は18.35wt%であり、他の元素の含有率が5.10wt%であり、Crの含有率がNiの含有率より高いことが分かる。なお、非高濃度部82について、WDSの結果によれば、Niの含有率は73.60wt%であり、Crの含有率は18.38wt%であり、Pの含有率は0.50wt%であり、他の元素の含有率が7.52wt%である。WDSの測定条件は、加速電圧が15kVであり、照射電流は0.025μAであり、照射ビーム径は1μmであり、取込時間はピークトップ10秒(ベース:5秒)であり、補正計算はスタンダードZAF法を用いた。非高濃度部82は、Niの含有率が、Pの含有率およびCrの含有率のいずれよりも高い部分であり、接合部56の断面における非高濃度部82の面積割合は、50%以上、95%以下であることが好ましい。高濃度部80は、接合部56の断面において部分的、かつ、ランダムな方向に広がるように存在しており、接合部56の断面における高濃度部80の面積割合は、10%以上、50%以下であることが好ましい。同面積割合が10%未満である場合、接合部と受電電極等との熱膨張率差で発生する応力によるエネルギーを抑制し切れない可能性が高くなり、同面積割合が50%より高い場合、高濃度部80に接合部全体を破壊する程度の大きい亀裂が発生する可能性が高くなるからである。
また、接合部56は、高濃度部80に関し、さらに、次の第2の要件を満たすことが好ましい。
<第2の要件>
接合部56における上下方向(Z方向)に略平行な第1の断面(例えばXZ断面)において、高濃度部80は、接合部56における上下方向の両端の少なくとも一方から離間している。例えば、図3および図4に示すように、接合部56のXZ断面において、高濃度部80は、接合部56における少なくとも上端(受電電極54)から離間している。なお、高濃度部80は、接合部56における上端(受電電極54)と下端(電極端子70)との両方から離間していることが、より好ましい。
また、接合部56は、高濃度部80に関し、さらに、次の第3の要件を満たすことが好ましい。
<第3の要件>
接合部56における上下方向(Z方向)に略垂直な第2の断面(XY断面)において、高濃度部80は、接合部56における上下方向に垂直な面方向(例えばX方向)の両端の少なくとも一方から離間している。例えば、高濃度部80は、接合部56における左端と右端との少なくとも一方から離間していることが好ましく、高濃度部80は、接合部56における左端と右端との両方から離間していることが、より好ましい。
また、接合部56は、Pの含有率に関し、さらに、次の第4の要件を満たすことが好ましい。
<第4の要件>
接合部56全体におけるPの含有率は、5wt%以上である。
また、接合部56は、Pの含有率に関し、さらに、次の第5の要件を満たすことが好ましい。
<第5の要件>
接合部56全体におけるPの含有率は、11wt%以下である。
また、接合部56は、Crの含有率に関し、さらに、次の第6の要件を満たすことが好ましい。
<第6の要件>
接合部56全体におけるCrの含有率は、7wt%以上、30wt%以下である。
A-3.加熱装置100の製造方法:
加熱装置100の製造方法は、例えば以下の通りである。初めに、保持体10と柱状支持体20とを作製する。
保持体10の作製方法は、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末100重量部に、酸化イットリウム(Y)粉末1重量部と、アクリル系バインダ20重量部と、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、トルエン等の有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、グリーンシート用スラリーを作製する。このグリーンシート用スラリーをキャスティング装置でシート状に成形した後に乾燥させ、グリーンシートを複数枚作製する。
また、窒化アルミニウム粉末、アクリル系バインダ、テルピネオール等の有機溶剤の混合物に、タングステンやモリブデン等の導電性粉末を添加して混練することにより、メタライズペーストを作製する。このメタライズペーストを例えばスクリーン印刷装置を用いて印刷することにより、特定のグリーンシートに、後に抵抗発熱体50や受電電極54等となる未焼結導体層を形成する。また、グリーンシートにあらかじめビア孔を設けた状態で印刷することにより、後にビア導体52となる未焼結導体部を形成する。
次に、これらのグリーンシートを複数枚(例えば20枚)熱圧着し、必要に応じて外周を切断して、グリーンシート積層体を作製する。このグリーンシート積層体をマシニングによって切削加工して円板状の成形体を作製し、この成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成して焼成体を作製する。この焼成体の表面を研磨加工する。以上の工程により、保持体10が作製される。
また、柱状支持体20の作製方法は、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末100重量部に、酸化イットリウム粉末1重量部と、PVAバインダ3重量部と、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、メタノール等の有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、スラリーを得る。このスラリーをスプレードライヤーにて顆粒化し、原料粉末を作製する。次に、貫通孔22に対応する中子が配置されたゴム型に原料粉末を充填し、冷間静水圧プレスして成形体を得る。得られた成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成する。以上の工程により、柱状支持体20が作製される。
次に、保持体10と柱状支持体20とを接合する。保持体10の裏面S2および柱状支持体20の上面S3に対して必要によりラッピング加工を行った後、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3との少なくとも一方に、例えば希土類や有機溶剤等を混合してペースト状にした公知の接合剤を均一に塗布した後、脱脂処理する。次いで、保持体10の裏面S2と柱状支持体20の上面S3とを重ね合わせ、ホットプレス焼成を行うことにより、保持体10と柱状支持体20とを接合する。
保持体10と柱状支持体20との接合の後、各電極端子70を各貫通孔22内に挿入し、各電極端子70の上端部を各受電電極54に、例えば950℃~1200℃程度の真空中で箔状のロウ材によりろう付けすることにより接合部56を形成した。ここで、ロウ材は、例えば、主成分としてのNiと、少なくともPおよびCrとを含む材料を混合し、液体急冷法により非晶質化して得られた箔である。以上の製造方法により、上述した構成の加熱装置100が製造される。
A-4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の加熱装置100では、Niを主成分とする接合部56における少なくとも1つの断面に、高濃度部80が存在する(第1の要件)。高濃度部80は、単位面積においてPとCrとの両方を含有し、かつPの含有率とCrの含有率との少なくとも一方がNiの含有率より高い部分である。例えば接合部56と保持体10との熱膨張差に起因して接合部56に応力が生じた場合、高濃度部80に、接合部における非高濃度部82より優先的に微小のクラックが発生する(図4のクラック84参照)。これは、高濃度部80が、非高濃度部82に比べて脆弱であることによって、接合部56に生じる応力が高濃度部80に吸収され、その結果、接合部56全体におけるクラックの進展が抑制されたことを意味すると考えられる。これにより、本実施形態の加熱装置100によれば、接合部56に高濃度部80が存在しない構成に比べて、接合部56全体におけるクラックの進展を抑制することができる。また、接合部56に生じた応力に起因して、接合部56に接合された部材(受電電極54や電極端子70等)にクラックが発生することを抑制することができる。
なお、Niは比較的に導電性が高い物質であるため、従来より、Niを主成分とするロウ材を含む接合部はある。しかし、Niを含む従来の接合部では、接合部に応力が生じた際にクラックが発生して進展しやすく、そのクラックによって、接合部に接触している部材にもダメージが及ぶおそれがある。例えば、接合部に接合されている外部導電体や金属部材が剥がれたり、もげたりするおそれがある。これに対して、上述したように、本実施形態の加熱装置100では、接合部56は、Niを主成分とすることにより高い導電性を維持しつつ、高濃度部80が存在することによって接合部56全体におけるクラックの進展、および、接合部56に接合される部材へのダメージを抑制することができる。
また、本実施形態では、接合部56は、接合部56における上下方向(Z方向)に略平行な第1の断面(例えばXZ断面)において、高濃度部80は、接合部56における上下方向の両端の少なくとも一方から離間していること(第2の要件)が好ましい。これにより、第1の断面において高濃度部80が接合部56における上下方向の両端に接している構成に比べて、上下方向に沿った方向にクラックが進展することを抑制することができる。
また、接合部56は、接合部56における上下方向(Z方向)に略垂直な第2の断面(XY断面)において、高濃度部80は、接合部56における面方向(例えばX方向)の両端の少なくとも一方から離間していること(第3の要件)が好ましい。これにより、第2の断面において高濃度部80が接合部56における面方向の両端に接している構成に比べて、面方向に沿った方向にクラックが進展することを抑制することができる。
また、本実施形態では、接合部56全体におけるPの含有率は、5wt%以上であること(第4の要件)が好ましい。これにより、接合部56全体におけるPの含有率が5wt%未満である構成に比べて、接合部56においてPによる低温での液相が十分な量得られることによって、高濃度部80が接合部56内に広範囲に略均一に存在することになるため、接合部56全体におけるクラックの進展を、より効果的に抑制することができる。
また、仮に、接合部56全体におけるPの含有率が11wt%を越える構成では、Pの共晶点である11wt%を超えることにより、高濃度部80とは異なる、金属間化合物が出現し、接合部56の強度が低下するおそれがある。これに対して、本実施形態では、接合部56全体におけるPの含有率は、11wt%以下であること(第5の要件)が好ましい。これにより、接合部56全体におけるPの含有率が11wt%を越える構成に比べて、接合部56の強度が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態では、接合部56全体におけるCrの含有率は、7wt%以上、30wt%以下であること(第6の要件)が好ましい。これにより、接合部56全体におけるCrの含有率が7wt%未満である構成に比べて、広範囲に高濃度部80が接合部56内に存在するため、接合部56全体におけるクラックの進展を、より効果的に抑制することができる。また、接合部56全体におけるCrの含有率が30wt%を越える構成に比べて、高濃度部80とは異なる、PやCrの他の化合物(例えばNiP等)の存在に起因する接合部56の強度の低下を抑制することができる。
A-5.性能評価:
複数の加熱装置(加熱装置100)のサンプルを作製し、作製された複数の加熱装置のサンプルを用いて性能評価を行った。図5は、性能評価結果を示す説明図である。
A-5-1.各サンプルについて:
図5に示すように、性能評価は、加熱装置のサンプル1~14を対象として行った。サンプル1~14は、いずれも、接合部(ロウ材 接合部56)がNiを含む点で共通するが、接合部の組成と、受電電極(受電電極54)の厚み(μm)と、受電電極の添加材量(体積%)との少なくとも1つが互いに異なる。なお、各サンプルにおける接合部の成分元素の含有率(wt%)は、EPMA(Electron Probe Micro Analyzer)の定量分析により特定することができる。
サンプル1~4では、接合部が、PとCrとの少なくとも一方を含まないため、接合部56に高濃度部80が存在しない。すなわち、サンプル1~4では、接合部は、第1の要件を満たさない。具体的には、サンプル1~3は、接合部が、主成分としてNiを含む点で共通する。ただし、サンプル1,3では、接合部がCrを含むが、Pを含まないのに対して、サンプル2では、接合部がPを含むが、Crを含まない点で異なる。一方、サンプル4は、接合部が、主成分として銅を含む点と、PおよびCrのいずれも含まない点とで、サンプル1~3とは異なる。
一方、サンプル5~14では、接合部が、PとCrとの両方を含むため、接合部56に高濃度部80が存在する。すなわち、サンプル5~14では、接合部は、第1の要件を満たす。なお、サンプル5~14では、接合部には、PおよびCr以外に、B(ホウ素)、Si(シリコン)、Fe(鉄)、C(炭素)、Mo(モリブデン)が含まれている。
A-5-2.評価方法について:
図5中の「受電電極の厚み(μm)」は、受電電極の上下方向(Z方向)の厚みを意味する。受電電極の厚みは、例えば、受電電極のうち、接合部と保持体(保持体10)のセラミックス部分との間に位置する複数箇所の厚みの平均値とした。「高濃度部の有無」は、接合部の一の断面における高濃度部80の有無を意味する。上述したように、高濃度部80の有無は、接合部の一の断面に対するWDSの結果から判断した。「受電電極の添加材量(体積%)」は、受電電極における添加材の含有率を意味する。添加材は、セラミックスやガラスなど、保持体と同質の材料である。
「接合部内欠陥」は、接合部内における亀裂や隙間の有無を意味する。「保持体亀裂」は、保持体における亀裂の有無を意味する。接合部内欠陥とセラミックス部材亀裂とは、接合部を切断して形成された断面に樹脂を塗布して鏡面研磨し、鏡面研磨後の断面について電子顕微鏡を用いて観察することにより判断した。「引張破断荷重(kN)」は、接合部に引っ張り荷重を加えることにより接合部が破断したときの荷重を意味する。引張破断荷重は、公知の精密万能試験機を用いて、加熱装置に対して、保持体と電極端子(電極端子70)とを離間させる方向に引っ張り荷重を加える引っ張り試験を行うことにより測定した。
A-5-3.評価結果について:
図5に示すように、サンプル1~4では、引張破断荷重が0.30kN未満であったのに対し、サンプル5~14では、引張破断荷重が0.30kN以上であった。この評価結果から、第1の要件(接合部56における少なくとも1つの断面に、高濃度部80が存在する)を満たすことによって、保持体と柱状支持体(柱状支持体20)との間の接合部による接合強度が向上することが分かる。
また、サンプル1,3では、接合部内に亀裂が発生するとともに、保持体に亀裂が発生した。具体的には、接合部に発生した亀裂が進展して接合部の外周面や受電電極に達するとともに、例えば受電電極が保持体からもげる際に保持体に亀裂が発生した。その結果、サンプル1,3では、引張破断荷重が比較的に低くなったと考えられる。サンプル2では、保持体に亀裂は発生していないが、接合部内に亀裂が発生し、その結果、引張破断荷重が比較的に低くなったと考えられる。サンプル4では、接合部と受電電極との間に隙間が発生することにより受電電極と電極端子との間の接合不良が発生し、その結果、引張破断荷重が比較的に低くなったと考えられる。
これに対して、サンプル5~11では、接合部内にも保持体にも亀裂は発生しておらず、その結果、引張破断荷重が比較的に高くなったと考えられる。特に、サンプル9,10では、受電電極の厚みが比較的に厚いため、受電電極と保持体との熱膨張差の違い等により受電電極が保持体から剥離し易い。しかし、サンプル9,10では、第1の要件を満たすことにより、高い引張破断荷重が確保されている。
また、サンプル5~11では、接合部全体におけるPの含有率が5wt%以上である。これに対して、サンプル13では、接合部全体におけるPの含有率が5wt%未満であり、接合部における高濃度部の面積割合が比較的に少なく、保持体に亀裂が発生し、その結果、引張破断荷重が若干低い。この評価結果から、第4の要件(接合部56全体におけるPの含有率は、5wt%以上である)を満たすことにより、保持体と柱状支持体との間の接合部による接合強度が、さらに向上することが分かる。
また、サンプル5~11では、接合部全体におけるPの含有率が11wt%以下である。これに対して、サンプル2では、接合部全体におけるPの含有率が11wt%より高く、接合部に高濃度部が存在せず、接合部および保持体に亀裂が発生し、その結果、引張破断荷重が低い。この評価結果から、第5の要件(接合部56全体におけるPの含有率は、11wt%以下である)を満たすことにより、保持体と柱状支持体との間の接合部による接合強度が低下することを抑制できることが分かる。
また、サンプル5~11では、接合部全体におけるCrの含有率が7wt%以上、30wt%以下である。これに対して、サンプル12では、接合部全体におけるCrの含有率は、7wt%未満であり、接合部および保持体に若干の亀裂が発生し、その結果、引張破断荷重が若干低い。この評価結果から、第6の要件(接合部56全体におけるCrの含有率は、7wt%以上、30wt%以下である)を満たすことにより、保持体と柱状支持体との間の接合部による接合強度が低下することを抑制できることが分かる。
また、サンプル5~11では、受電電極の添加材量は、5体積%以上である。これに対して、サンプル14では、受電電極の添加材量は、5体積%未満であり、保持体に若干の亀裂が発生し、その結果、引張破断荷重が若干低い。この評価結果から、受電電極の添加材量が5体積%以上であれば、保持体と柱状支持体との間の接合部による接合強度が低下することを抑制できることが分かる。なお、受電電極の添加材量は、80体積%以下であることが好ましい。受電電極の添加材量が80体積%より高くなると、受電電極自体の強度が低下するからである。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における加熱装置100の構成は、あくまで例示であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、保持体10および柱状支持体20のZ軸方向視の外形が略円形であるとしているが、他の形状であってもよい。また、柱状支持体20に形成された貫通孔22に収容される電極端子は、抵抗発熱体50に電気的に接続された端子に限らず、例えば、プラズマを発生させる高周波(RF)電極に電気的に接続された端子や、静電吸着のための吸着電極に電気的に接続された端子でもよい。また、上記実施形態では、受電電極54は、保持体10の裏面S2に形成された凹部12内に配置されているが、保持体10の裏面S2上に配置されているとしてもよい。要するに、受電電極は、保持体の第2の表面側に配置されていればよい。また、外部導電体は、受電電極54に限られず、要するに、セラミックス部材の表面側に配置された導電体であればよい。また、金属部材は、電極端子70に限られず、要するに、第1の方向において外部導電体に対向して配置された金属製の部材であればよい。
また、上記実施形態における加熱装置100を構成する各部材の形成材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。例えば、上記実施形態における加熱装置100では、保持体10および柱状支持体20は、窒化アルミニウムまたはアルミナを主成分とするセラミックス製であるとしているが、保持体10と柱状支持体20との少なくとも一方が、他のセラミックス製であるとしてもよいし、セラミックス以外の材料製(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属製)であるとしてもよい。同様に、電極端子70等の形成材料も、他の材料であってよい。
また、上記実施形態において、高濃度部80のうち、連続的に繋がった部分を、1つの高濃度部80とした場合、接合部56のXZ断面に、互いに離間した複数の高濃度部80が存在することがある。この場合、1つずつの高濃度部80について、第2の要件を満たすことが好ましい。具体的には、1つの高濃度部80について、接合部56における上端と下端との少なくとも一方から離間していることが好ましい。また、仮に、1つの高濃度部80が接合部56における上端と下端との両方に接している場合であっても、該高濃度部80と接合部56の上端との接触箇所と、該高濃度部80と接合部56の下端との接触箇所と、高濃度部80の上下方向の中央部と、少なくとも2つが、上下方向に垂直な面方向において互いに異なる位置に配置されていることが好ましい。要するに、高濃度部80は、接合部56の上端から下端まで一直線状に連続的につながっていないことが好ましい。
また、上記実施形態において、互いに離間した複数の高濃度部80が存在する場合、1つずつの高濃度部80について、第3の要件を満たすことが好ましい。具体的には、1つの高濃度部80について、接合部56における面方向の両端の少なくとも一方から離間していることが好ましい。また、仮に、1つの高濃度部80が接合部56における面方向の両端の両方に接している場合であっても、該高濃度部80と接合部56の左端との接触箇所と、該高濃度部80と接合部56の右端との接触箇所と、高濃度部80の面方向の中央部と、少なくとも2つが、上下方向において互いに異なる位置に配置されていることが好ましい。要するに、高濃度部80は、接合部56の面方向の左端から右端まで一直線状に連続的につながっていないことが好ましい。
本発明は、加熱装置に限らず、静電チャック、真空チャック等の保持装置、サセプタ等の加熱装置、シャワーヘッド等の半導体製造装置用部品にも適用可能である。要するに、本発明は、セラミックスにより形成されたセラミックス部材と外部導電体と金属部材と接合部とを備える接合体に適用可能である。
また、上記実施形態における加熱装置100の製造方法はあくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、保持体10は、プレス成形法により形成してもよい。
10:保持体 12:凹部 20:柱状支持体 22:貫通孔 30:接合層 50:抵抗発熱体 52:ビア導体 54:受電電極 56:接合部 70:電極端子 80:高濃度部 82:非高濃度部 84:クラック 100:加熱装置 S1:保持面 S2:裏面 S3:上面 W:半導体ウェハ

Claims (6)

  1. 内部に抵抗発熱体が配置されたセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の表面側に配置された外部導電体と、
    第1の方向において前記外部導電体に対向して配置された金属部材と、
    ロウ材を含み、前記外部導電体と前記金属部材とを接合する接合部と、を備える接合体において、
    前記外部導電体は、セラミックスを含有し、
    前記接合部は、Ni(ニッケル)を主成分とし、かつ、P(リン)とCr(クロム)とを含んでおり、
    前記接合部における少なくとも1つの断面に、単位面積においてPとCrとの両方を含有し、かつPの含有率(wt%)とCrの含有率(wt%)との少なくとも一方がNiの含有率(wt%)より高い高濃度部が存在する、
    ことを特徴とする接合体。
  2. 請求項1に記載の接合体において、
    前記接合部における少なくとも1つの断面は、前記接合部における前記第1の方向に略平行な第1の断面を含み、
    前記第1の断面において前記高濃度部は前記接合部における前記第1の方向の両端の少なくとも一方から離間している、
    ことを特徴とする接合体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の接合体において、
    前記接合部における少なくとも1つの断面は、前記接合部における前記第1の方向に略垂直な第2の断面を含み、
    前記第2の断面において前記高濃度部は前記接合部における前記第1の方向に略垂直な一の方向の両端の少なくとも一方から離間している、
    ことを特徴とする接合体。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の接合体において、
    前記接合部全体におけるPの含有率(wt%)は5wt%以上である、
    ことを特徴とする接合体。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の接合体において、
    前記接合部全体におけるPの含有率(wt%)は11wt%以下である、
    ことを特徴とする接合体。
  6. 請求項4または請求項5に記載の接合体において、
    前記接合部全体におけるCrの含有率(wt%)は7wt%以上、30wt%以下である、
    ことを特徴とする接合体。
JP2018091543A 2018-05-10 2018-05-10 接合体 Active JP7112244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091543A JP7112244B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 接合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091543A JP7112244B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 接合体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019195835A JP2019195835A (ja) 2019-11-14
JP7112244B2 true JP7112244B2 (ja) 2022-08-03

Family

ID=68537854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018091543A Active JP7112244B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 接合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7112244B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088062A (ja) 2003-09-18 2005-04-07 Calsonic Kansei Corp ステンレス部品のろう付け方法
JP2005186079A (ja) 2003-12-24 2005-07-14 Calsonic Kansei Corp ステンレス部品のろう付け方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3275509B2 (ja) * 1994-02-03 2002-04-15 石川島播磨重工業株式会社 薄膜状金属体に対するリード線の接続方法
JP4080588B2 (ja) * 1998-03-26 2008-04-23 三菱電機株式会社 絶縁操作ロッドおよびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005088062A (ja) 2003-09-18 2005-04-07 Calsonic Kansei Corp ステンレス部品のろう付け方法
JP2005186079A (ja) 2003-12-24 2005-07-14 Calsonic Kansei Corp ステンレス部品のろう付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019195835A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101432320B1 (ko) 접합 구조체 및 그 제조 방법
KR100553444B1 (ko) 서셉터 및 그 제조방법
CN109476555B (zh) 半导体制造装置用部件和半导体制造装置用部件的制造方法
CN109476554B (zh) 半导体制造装置用部件的制造方法和半导体制造装置用部件
CN107889289B (zh) 加热装置
JP7050455B2 (ja) 静電チャックの製造方法
JP7112244B2 (ja) 接合体
JP3746935B2 (ja) サセプタ及びその製造方法
JP7064987B2 (ja) セラミックス接合体
KR101492551B1 (ko) 정전 척
WO2023176886A1 (ja) 静電チャック部材、静電チャック装置、および静電チャック部材の製造方法
JP2020033236A (ja) 接合体
JP7265941B2 (ja) 接合体
JP7317506B2 (ja) 保持装置
JP7184652B2 (ja) 保持装置
JP7178807B2 (ja) 半導体製造装置用部品
JP2023138085A (ja) 静電チャック部材、および静電チャック装置
JP7208801B2 (ja) 保持装置
JP2020045253A (ja) セラミックス接合体
JP7240232B2 (ja) 保持装置
US11869796B2 (en) Electrode-embedded member and method for manufacturing same, electrostatic chuck, and ceramic heater
WO2023120258A1 (ja) 静電チャック部材、静電チャック装置、および静電チャック部材の製造方法
JP2000233978A (ja) 静電チャックの製造方法
JP7008571B2 (ja) セラミックス体
JP2020061445A (ja) 試料保持具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7112244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150