JP7112029B2 - チリングユニットおよび冷温水システム - Google Patents

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Description

この発明は、チリングユニットおよび冷温水システムに関するものである。特に、水などの熱媒体循環回路に熱媒体を循環させるポンプに係るものである。
オフィスビルなどの建物では、部屋などの対象空間において、暖房または冷房などの空気調和が行われる。ここで、ポンプを駆動させることで、冷温熱源機を有するチリングユニットから水循環回路を通過して供給される冷温水により、負荷側装置が対象空間の暖房または冷房を行う冷温水システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。冷温熱源機は、冷凍サイクルを利用し、冷媒と水とを熱交換する水熱交換器において、冷水または温水を生成する。
特開2012-112557号公報
上述した特許文献1には、負荷に基づいて、ポンプの駆動周波数を調整し、COP(成績係数:Coefficient Of Performance)を向上させる方法について提案されている。このため、水循環回路において、負荷による温度に基づいてポンプの駆動は行われているが、特に水循環回路を流れる水の流量など、水の状態に係る考慮は、特になされていない。このため、現地での水循環回路における配管の状態などにより、水熱交換器を通過する水に過不足が生じる可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するため、水循環回路における水を安定して循環させることができるチリングユニットおよび冷温水システムを得ることを目的とする。
この発明に係るチリングユニットは、熱を搬送する媒体となる熱媒体を加熱または冷却して熱媒体循環回路を循環させ、熱負荷に熱供給を行うチリングユニットであって、ポンプ用インバータ駆動装置を有し、熱媒体に圧力を加えるポンプと、熱媒体熱交換器を有し、熱媒体を加熱または冷却する熱源側装置と、熱媒体熱交換器を通過する熱媒体の上限設定流量および下限設定流量の少なくとも一方に基づいて、ポンプの上限駆動周波数および下限駆動周波数の少なくとも一方を設定する制御装置とを備え、制御装置は、熱媒体循環回路における試運転のときに、ポンプの駆動周波数を上げて熱媒体循環回路に熱媒体を循環させ、上限設定流量以上となったときのポンプの駆動周波数を、上限駆動周波数とし、ポンプの駆動周波数を下げて熱媒体循環回路に熱媒体を循環させ、下限設定流量以下となったときのポンプの駆動周波数を、下限駆動周波数として設定する処理を自動で行うものである。
また、この発明に係る冷温水システムは、複数台の前述したチリングユニットと、熱媒体との熱交換により、熱負荷に熱供給を行う負荷側装置と、複数台のチリングユニットが並列に接続され、チリングユニットからの加熱または冷却された熱媒体を合流させて負荷側装置に供給する往き水側ヘッダ管と、複数台のチリングユニットが並列に接続され、負荷側装置からの熱媒体を複数台のチリングユニットに分配する還り水側ヘッダ管とを接続して熱媒体循環回路を構成するものである。
この発明に係るチリングユニットおよび冷温水システムによれば、制御装置が、熱媒体熱交換器を通過する熱媒体の上限設定流量および下限設定流量の少なくとも一方に基づいて、ポンプの上限駆動周波数および下限駆動周波数の少なくとも一方を設定するようにした。このため、熱媒体不足による凍結などの発生を防止し、また、必要以上に熱媒体を多く通過させて効率を悪くすることなく、熱媒体循環回路における熱媒体を安定して循環させることができるチリングユニットおよび冷温水システムを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000のチリングユニット100の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000の試運転におけるポンプ70の駆動周波数決定に係る手順について説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る冷温水システム1000の通常運転時におけるポンプ70の駆動周波数の調整に係る手順について説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る冷温水システム1000の試運転におけるポンプ70の駆動周波数決定に係る手順について説明する図である。 この発明の実施の形態4に係る冷温水システム1000の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る冷温水システム1000のチリングユニット100の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態に係る冷温水システムなどについて図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表されている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、添字で区別などしている複数の同種の機器などについて、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。そして、温度、圧力などの高低については、特に絶対的な値との関係で高低などが定まっているものではなく、システムまたは各装置などにおける状態または動作などにおいて相対的に定まるものとする。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000の構成を示す図である。図1に基づいて、冷温水システム1000の構成などについて説明する。冷温水システム1000は、熱源側装置となるチリングユニット100において冷却または加熱された熱媒体により、対象となる熱負荷に熱供給を行うシステムである。熱を搬送する媒体となる熱媒体は、たとえば、ブライン(不凍液)、水、ブラインと水との混合液、防食効果が高い添加剤と水との混合液などである。ここでは、水を熱媒体として用いるものとする。冷温水システム1000は、チリングユニット100、往き水側ヘッダ管200、還り水側ヘッダ管300、バイパス管400、バイパス弁410、負荷側装置500、二方弁600およびタンク700を有し、熱媒体循環回路となる水循環回路900を構成する。
チリングユニット100は、水循環回路900を循環する水を加熱または冷却する。実施の形態1の冷温水システム1000は、複数台のチリングユニット100を有し、図1の冷温水システム1000では、3台のチリングユニット100A~チリングユニット100Cを有する。チリングユニット100の構成などについては、後述する。往き水側ヘッダ管200は、各チリングユニット100から送られた水を合流させ、各負荷側装置500に分配する。還り水側ヘッダ管300は、各負荷側装置500から送られた水を合流させ、各チリングユニット100に分配する。
バイパス管400は、往き水側ヘッダ管200と還り水側ヘッダ管300との間を接続する配管である。バイパス管400は、負荷側装置500側に送らない水を、往き水側ヘッダ管200から、バイパスさせて、還り水側ヘッダ管300に送る。バイパス弁410は、バイパス管400を通過する水の流量を調整する。
負荷側装置500は、負荷側熱交換器510を有し、対象となる負荷を加熱または冷却する装置である。負荷側装置500は、たとえば、ファンコイルユニットまたはエアハンドリングユニットなどの装置である。図1においては、3台の負荷側装置500A~負荷側装置500Cを有する。負荷側装置500の負荷側熱交換器510は、通過する水と対象となる負荷とを熱交換する。また、二方弁600は、負荷側装置500の負荷側熱交換器510への水の通過または非通過を制御する弁である。
タンク700は、水を貯め、水循環回路900に循環する水が足りないときには、供給する。タンク700は、たとえば、開放タンク、クッションタンクまたは密閉タンクなどである。
図2は、この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000のチリングユニット100の構成を示す図である。次に、図2に基づいて、チリングユニット100の構成および動作などについて説明する。実施の形態1におけるチリングユニット100は、冷媒を循環させる冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置60を有し、冷凍サイクルを利用して、熱を搬送する熱媒体となる水を冷却または加熱する運転を行う。ここで、実施の形態1の冷温水システム1000は、水が搬送する熱によって対象空間を空気調和するものとする。このため、チリングユニット100の加熱運転を暖房運転とし、冷却運転を冷房運転として説明する。冷房運転は、圧縮機10の吐出側と空気熱交換器30とが、四方弁20を介して接続される場合および冷媒と水とを熱交換する水熱交換器50を通過する水の温度が下降する場合の少なくとも一方を満たした運転である。また、暖房運転は、圧縮機10の吐出側と水熱交換器50とが、四方弁20を介して接続される場合および水熱交換器50を通過する水の温度が上昇する場合の少なくとも一方を満たした運転である。
図2に示すように、実施の形態1のチリングユニット100は、冷凍サイクル装置60を有する。冷凍サイクル装置60は、圧縮機10、四方弁20、空気熱交換器30、膨張弁40および水熱交換器50を配管接続し、冷媒回路を構成する。また、チリングユニット100は、水循環回路900側に設置されるポンプ70を有する。そして、チリングユニット100は、構成機器の制御などを行う制御装置110、記憶竿うち120および入力装置130を有する。
圧縮機10は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、圧縮機10は、たとえば、圧縮機インバータ駆動装置11を有する。この場合、圧縮機インバータ駆動装置11は、制御装置110からの指示に基づいて、圧縮機10の駆動周波数を任意に変化させることにより、単位時間あたりの冷媒を送り出す量となる圧縮機10の容量を変化させることができる。また、流路切替装置となる四方弁20は、制御装置110からの指示に基づいて、実行する運転によって冷媒の流れを切替える。たとえば、冷房運転のときには、四方弁20は、圧縮機10が吐出した高温高圧の冷媒が空気熱交換器30に流入するように冷媒が流れるようにする。また、暖房運転のときには、四方弁20は、圧縮機10の吐出した高温高圧の冷媒が水熱交換器50に流入するように冷媒が流れるようにする。
空気熱交換器30は、複数の伝熱管を有し、伝熱管を通過する冷媒と空気(たとえば、外気)との熱交換を行う。空気熱交換器30は、暖房運転においては、蒸発器として機能し、膨張弁40側から流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を蒸発させて気化させる。また、冷房運転においては、凝縮器として機能し、圧縮機10側から流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化させる。また、ファン31は、空気熱交換器30に空気を送り込み、冷媒と空気との熱交換を促す。
熱媒体熱交換器となる水熱交換器50は、熱媒体となる水と冷媒との熱交換を行う。水熱交換器50は、たとえば、暖房運転時においては凝縮器として機能し、圧縮機10側から流入した冷媒と水との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化または気液二相化させ、水を加熱する。一方、冷房運転時においては蒸発器として機能し、膨張弁40側から流入した冷媒と水との熱交換を行い、冷媒を蒸発させて気化させ、水を冷却する。絞り装置となる膨張弁40は、たとえば、開度を変化させることで、水熱交換器50における冷媒の圧力などを調整する。膨張弁40は、冷媒の温度に基づいて開度を変化する感温式膨張弁などであってもよいが、実施の形態1では、制御装置110からの指示に基づいて開度を変化させる電子式膨張弁で構成する。
ポンプ70は、水循環回路900の水を吸引し、圧力を加えて送り出して循環させる。また、ポンプ用インバータ駆動装置71は、制御装置110からの指示に基づいて、駆動周波数を任意に変化させることにより、ポンプ70の容量を変化させることができる。
実施の形態1のチリングユニット100は、水熱交換器50に流入出する水の温度を検出する、熱媒体温度検出装置となる流入側水温度検出装置150および流出側水温度検出装置160を有する。また、チリングユニット100は、水熱交換器50に流入出する水の圧力を検出する、熱媒体圧力検出装置となる流入側水圧力検出装置170および流出側水圧力検出装置180を有する。
制御装置110は、チリングユニット100の制御を行う。本実施の形態の制御装置110は、少なくとも運転制御装置111およびポンプ流量判定装置112を有する。運転制御装置111は、チリングユニット100全体の運転制御を行う。また、実施の形態1におけるポンプ流量判定装置112は、特に、冷房運転と暖房運転とを切り替えて運転を行う場合も含む試運転において、ポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を決定する処理を行う。記憶装置120は、制御装置110が処理を行うために必要となる各種データを、一時的または長期的に記憶する。また、制御装置110が処理を行って得られたデータについても、一時的または長期的に記憶する。入力装置130は、作業者からの指示に係る信号を制御装置110に送る。
ここで、たとえば本実施の形態における制御装置110の運転制御装置111およびポンプ流量判定装置112を、たとえばそれぞれ異なるハードウェアで装置構成することができる。また、CPU(Central Prosessing Unit)を有するコンピュータのような演算制御処理装置で構成する一方、その処理手順をあらかじめプログラム化し、ソフトウェアまたはファームウェアなどで構成することもできる。演算制御手段がそのプログラムを実行し、そのプログラムに基づく処理を行い、上記の各装置が行う処理を実現する。これらのプログラムのデータはたとえば記憶装置120に記憶するようにしてもよい。また、記憶装置120は、データを一時的に記憶できるランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性記憶装置(図示せず)およびハードディスク、データを長期的に記憶できるフラッシュメモリなどの不揮発性の補助記憶装置(図示せず)を有する。
実施の形態1の冷温水システム1000は、冷温水システム1000の設置場所において、チリングユニット100の制御装置110が、冷温水システム1000の自動試運転を行う。試運転において、制御装置110は、設定された水熱交換器50を通過する水の流量の上限および下限から、水の流量の上限および下限に対応するポンプ70の駆動周波数を決定し、設定する。通常運転において、ポンプ70が、設定された駆動周波数の範囲内で駆動することで、水熱交換器50において安定した水の通過をはかる。
図3は、この発明の実施の形態1に係る冷温水システム1000の試運転におけるポンプ70の駆動周波数決定に係る手順について説明する図である。制御装置110は、各チリングユニット100が有するポンプ70に、それぞれ駆動周波数の上限および下限を設定する。図3に基づいて、設置現場で行われる冷温水システム1000の試運転における制御装置110が行う処理手順について説明する。
作業者は、入力装置130を介して、ポンプ70を駆動させたときに、水熱交換器50を通過する水の上限流量および下限流量について、設定入力を行う。制御装置110は、入力装置130からの信号に基づき、上限設定流量および下限設定流量をデータとして設定する(ステップS1)。ここで、上限設定流量および下限設定流量は、特に、各チリングユニット100における水熱交換器50を通過する水の流量における上限および下限である。
また、制御装置110は、自動試運転モードが設定されているかどうかを判定する(ステップS2)。制御装置110は、自動試運転モードが設定されていないと判定すると、手動試運転モードが設定されているとして、作業者の指示に基づく試運転を行う(ステップS4)。
一方、制御装置110は、自動試運転モードが設定されていると判定すると、ポンプ70を駆動させ、水循環回路900における水の循環を開始する(ステップS3)。制御装置110は、ポンプ用インバータ駆動装置71を動作させて、あらかじめ定めた設定分、ポンプ70の駆動周波数を上げたときの流入側水圧力検出装置170および流出側水圧力検出装置180との差を算出し、水の流量を算出する(ステップS5)。そして、制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上であるかどうかを判定する(ステップS6)。制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上でないと判定すると、ステップS5に戻り、ポンプ用インバータ駆動装置71を動作させて、ポンプ70の駆動周波数を上げて駆動させ、上限設定流量以上になったと判定するまで続ける。ステップS6において、制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上であると判定すると、判定したときのポンプ70の駆動周波数を、上限駆動周波数として決定し、記憶装置120にデータとして記憶させる(ステップS7)。
次に、制御装置110は、ポンプ用インバータ駆動装置71を動作させて、あらかじめ定めた設定分、ポンプ70の駆動周波数を下げたときの流入側水圧力検出装置170および流出側水圧力検出装置180との差を算出し、水の流量を算出する(ステップS8)。そして、制御装置110は、算出した水の流量が下限設定流量以下であるかどうかを判定する(ステップS9)。制御装置110は、算出した水の流量が下限設定流量以下でないと判定すると、ステップS8に戻り、ポンプ用インバータ駆動装置71を動作させて、ポンプ70の駆動周波数を下げて駆動させ、下限設定流量以下になったと判定するまで続ける。ステップS9において、制御装置110は、算出した水の流量が下限設定流量以下であると判定すると、判定したときのポンプ70の駆動周波数を、下限駆動周波数として決定し、記憶装置120にデータとして記憶させる(ステップS10)。そして、自動試運転モードによる運転を終了する(ステップS11)。
以上のように、実施の形態1の冷温水システム1000によれば、試運転において、制御装置110が、ポンプ70の駆動を制御し、上限設定流量および下限設定流量に対応したポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を決定するようにした。ポンプ70の上限駆動周波数を決定することで、上限設定流量以上の水が水熱交換器50を通過せず、水の過大な流入を抑制することができ、ポンプ70の無駄な駆動を抑えることができる。このため、冷温水システム1000の運転を効率よく行うことができる。ここで、制御装置110は、上限設定流量および下限設定流量の少なくとも一方に基づき、ポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数の少なくとも一方を決定してもよい。
また、ポンプ70の下限駆動周波数を決定することで、水熱交換器50に下限設定流量以上の水を流すことができ、水熱交換器50の流量不足を抑制し、ポンプ70を省エネルギーで駆動することができる。また、ポンプ70の駆動周波数を下限駆動周波数以上とすることで、過渡的な変化による水の流量減少によって生じる水熱交換器50の部分凍結を防ぎ、水熱交換器50の破損を防止することができる。
さらに、実施の形態1の冷温水システム1000によれば、設置現場において、チリングユニット100の制御装置110が、冷温水システム1000の自動試運転を行うようにした。このため、作業者の設定などの作業負荷の軽減、ヒューマンエラーによるミス削減および施工費の削減をはかることができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、試運転において、制御装置110が行うポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を決定する処理について説明した。たとえば、チリングユニット100を連続運転すると、水循環回路900内の機器および配管などに、エロージョン、コロージョンおよび不純物などの汚れが発生する。発生した汚れが配管に付くと、水循環回路900において水に対する抵抗が大きくなる。このため、水循環回路900におけるポンプ70の駆動周波数と水の流量との関係が、試運転において得られた関係と異なる場合がある。たとえば、ポンプ70の駆動周波数に対して水の流量が少ないと、水熱交換器50内において水の凍結などが生じる可能性がある。
図4は、この発明の実施の形態2に係る冷温水システム1000の通常運転時におけるポンプ70の駆動周波数の調整に係る手順について説明する図である。図4に基づいて、制御装置110が行うポンプ70の駆動周波数に対する自動調整に係る処理手順について説明する。制御装置110は、自動調整モードが設定されているかどうかを判定する(ステップS21)。制御装置110は、自動調整モードが設定されていないと判定すると、作業者の指示に基づいて、上限駆動周波数および下限駆動周波数が調整される手動モードを行う(ステップS22)。
一方、制御装置110は、自動調整モードが設定されていると判定すると、流入側水圧力検出装置170および流出側水圧力検出装置180との差を算出し、水の流量を算出する(ステップS23)。そして、制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上であるかどうかを判定する(ステップS24)。制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上であると判定すると、ポンプ用インバータ駆動装置71を制御して、あらかじめ定めた設定分、ポンプ70の駆動周波数を下げて駆動させる(ステップS25)。そして、制御装置110は、上限設定流量以上にならないポンプ70の上限駆動周波数を再設定し、記憶装置120にデータとして記憶させる(ステップS26)。
一方、制御装置110は、算出した水の流量が上限設定流量以上でないと判定すると、算出した水の流量が下限設定流量以下であるかどうかを判定する(ステップS27)。制御装置110は、算出した水の流量が下限設定流量以下であると判定すると、ポンプ用インバータ駆動装置71を制御して、あらかじめ定めた設定分、ポンプ70の駆動周波数を上げて駆動させる(ステップS28)。そして、制御装置110は、下限設定流量以下にならないポンプ70の下限駆動周波数を再設定し、記憶装置120にデータとして記憶させる(ステップS29)。そして、制御装置110は、以上の処理を、一定時間間隔で定期的に繰り返す(ステップS30)。ここで、一定時間の長さについては、特に限定するものではないが、たとえば、一週間または一ヶ月などとする。
以上のように、実施の形態2の冷温水システム1000によれば、制御装置110が、自動調整モードにおいて、ポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を調整する自動調整処理を行う。このため、水循環回路900内の機器および配管などに発生した、エロージョン、コロージョンおよび不純物などの汚れによる水循環回路900におけるポンプ70の駆動周波数と水の流量との関係のズレを調整することができる。したがって、上限設定流量以下および下限設定流量以上の範囲内でポンプ70を制御することができ、水熱交換器50において、過不足なく水を通過させることができる。そして、水熱交換器50内における水の流量不足による凍結を防止し、破損などを防ぐことができる。また、水熱交換器50への水の過剰供給を抑えることで、ポンプ70電力供給を抑えることができるので、省エネルギーをはかることができる。このため、冷温水システム1000全体の効率を向上させることができる。
実施の形態3.
前述した実施の形態1のチリングユニット100において、制御装置110は、試運転のとき、入力装置130からの信号に基づき、水循環回路900における上限設定流量および下限設定流量をデータとして設定するものとして説明した。実施の形態3においては、冷温水システム1000の使用用途に基づく上限設定流量および下限設定流量の設定を行うことができる場合について説明する。
冷温水システム1000は、設置に係る用途によって、必要となる熱量など、運転の概要が決まっていることが多い。そこで、実施の形態3におけるチリングユニット100においては、あらかじめ定められた複数の使用用途における冷凍サイクル装置60、ポンプ70などの設定に係るデータを記憶装置120に記憶しておく。そして、データを利用した処理を行う最適現地システムモードが選択できるようにする。そして、制御装置110は、試運転時に、最適現地システムモードでの運転が選択されると、さらに、複数の使用用途のうち、選択された使用用途について、記憶装置120に記憶されたポンプ70の上限設定流量および下限設定流量のデータに基づく処理を行う。
図5は、この発明の実施の形態3に係る冷温水システム1000の試運転におけるポンプ70の駆動周波数決定に係る手順について説明する図である。図5において、図1と同じステップ番号を付している手順については、制御装置110は、実施の形態1において説明したことと同様の手順で処理を行う。
作業者は、入力装置130を介して、最適現地システムモードで設定を行うかどうかを選択入力する(ステップS0)。制御装置110は、最適現地システムモードが選択されたと判定すると、さらに、複数の使用用途のメニューなどから選択された使用用途に基づいて、水循環回路900における上限設定流量および下限設定流量のデータを設定する(ステップS0A)。一方、制御装置110は、最適現地システムモードが選択されないと判定すると、入力装置130からの信号に基づき、水循環回路900における上限設定流量および下限設定流量をデータとして設定する(ステップS1)。
以上のように、実施の形態3の冷温水システム1000によれば、使用用途別にあらかじめ設定された上限設定流量および下限設定流量のデータ設定することで、作業者の熟練度などに依存することなく、適切な流量の設定を容易に行うことができる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4に係る冷温水システム1000の構成を示す図である。前述した実施の形態1においては、単式ポンプシステムの冷温水システム1000について説明したが、これに限定するものではない。図6に示す複式ポンプシステムの冷温水システム1000についても適用することができる。図6において、図1などと同じ符号を付している機器などについては、実施の形態1の冷温水システム1000において説明したことと同様である。ここで、往き水側ヘッダ管200は、複数の往き水側ヘッダ管200A、往き水側ヘッダ管200Bおよび往き水側ヘッダ管200Cに分かれている。また、還り水側ヘッダ管300は、複数の還り水側ヘッダ管300Aおよび還り水側ヘッダ管300Bに分かれている。
図6において、二次ポンプ800Aおよび二次ポンプ800Bは、チリングユニット100側から送られた水を、加圧して負荷側装置500に送る。特に限定するものではないが、ここでは、二次ポンプ800Aおよび二次ポンプ800Bは、一定容量で駆動するポンプであるものとする。また、差圧弁810は、負荷側装置500に送る水の流量調整を行う弁である。
以上のように、複式ポンプシステムの構成である実施の形態4の冷温水システム1000においても、制御装置110は、試運転のポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数の決定処理およびその後の自動調整処理を行うことができる。
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5に係る冷温水システム1000のチリングユニット100の構成を示す図である。前述した実施の形態1においては、1つの冷媒回路を有する構成であった。実施の形態5のチリングユニット100は、複数の冷凍サイクル装置60を有し、水循環回路900に対して、複数の冷媒回路を並列に接続する構成である。図6では、水循環回路900に対して、2つの冷凍サイクル装置60Aおよび冷凍サイクル装置60Bを並列に接続している。
図7に示すように、実施の形態4のチリングユニット100は、冷凍サイクル装置60Aおよび冷凍サイクル装置60Bを有する。冷凍サイクル装置60Aは、圧縮機10Aおよび圧縮機インバータ駆動装置11A、四方弁20A、空気熱交換器30A、膨張弁40A並びに水熱交換器50Aを有し、冷媒回路を構成する。また、冷凍サイクル装置60Aは、ファン31Aを有する。冷凍サイクル装置60Bは、圧縮機10Bおよび圧縮機インバータ駆動装置11A、四方弁20B、空気熱交換器30B、膨張弁40B並びに水熱交換器50Bを有し、冷媒回路を構成する。また、冷凍サイクル装置60Bは、ファン31Bを有する。各機器の動作などについては、実施の形態1で説明した添字のない符号が同じ機器が行う動作などと同じである。
実施の形態5のチリングユニット100では、水熱交換器50Aに流入する水の温度および圧力を検出する位置に、流入側水温度検出装置150および流入側水圧力検出装置170を有する。また、水熱交換器50Bから流出する水の温度および圧力を検出する位置に、流出側水温度検出装置160および流出側水圧力検出装置180を有する。したがって、水熱交換器50Aおよび水熱交換器50Bの両方について、下限設定流量以上、上限設定流量以下の範囲で、水を通過させるように、ポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を設定することができる。
以上のように、実施の形態5の冷温水システム1000では、複数の冷凍サイクル装置60を並列に接続したチリングユニット100においても、ポンプ70の上限駆動周波数および下限駆動周波数を設定することができる。
実施の形態6.
前述した実施の形態1~実施の形態5においては、チリングユニット100がポンプ70を有するものとして説明したが、これに限定するものではない。冷温水システム1000において、チリングユニット100とは独立した装置としてもよい。
また、前述した実施の形態1~実施の形態5においては、チリングユニット100が有する冷凍サイクル装置60により、水循環回路900内の水を加熱または冷却するものとして説明したが、これに限定するものではない。他の加熱装置または冷却装置を熱源側装置として用いてもよい。
また、前述した実施の形態1~実施の形態5のチリングユニット100では、冷凍サイクル装置60が四方弁20を有し、水熱交換器50において水を加熱または冷却を切り替えて行えるものとして説明したが、これに限定するものではない。加熱専用または冷却専用のチリングユニット100としてもよい。
また、前述した実施の形態4および実施の形態5のチリングユニット100の構成においても、実施の形態2において説明した制御装置110が行うポンプ70の駆動周波数に対する自動調整に係る処理を適用することができる。
10,10A,10B 圧縮機、11,11A,11B 圧縮機インバータ駆動装置、20,20A,20B 四方弁、30,30A,30B 空気熱交換器、31,31A,31B ファン、40,40A,40B 膨張弁、50,50A,50B 水熱交換器、60,60A,60B 冷凍サイクル装置、70 ポンプ、71 ポンプ用インバータ駆動装置、100,100A,100B,100C チリングユニット、110 制御装置、111 運転制御装置、112 ポンプ流量判定装置、120 記憶装置、130 入力装置、150 流入側水温度検出装置、160 流出側水温度検出装置、170 流入側水圧力検出装置、180 流出側水圧力検出装置、200,200A,200B,200C 往き水側ヘッダ管、300,300A,300B 還り水側ヘッダ管、400 バイパス管、410 バイパス弁、500,500A,500B,500C 負荷側装置、510,510A,510B,510C 負荷側熱交換器、600,600A,600B,600C 二方弁、700 タンク、800A,800B 二次ポンプ、810 差圧弁、900 水循環回路、1000 冷温水システム。

Claims (6)

  1. 熱を搬送する媒体となる熱媒体を加熱または冷却して熱媒体循環回路を循環させ、熱負荷に熱供給を行うチリングユニットであって、
    ポンプ用インバータ駆動装置を有し、前記熱媒体に圧力を加えるポンプと、
    熱媒体熱交換器を有し、前記熱媒体を加熱または冷却する熱源側装置と、
    前記熱媒体熱交換器を通過する前記熱媒体の上限設定流量および下限設定流量の少なくとも一方に基づいて、前記ポンプの上限駆動周波数および下限駆動周波数の少なくとも一方を設定する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記熱媒体循環回路における試運転のときに、前記ポンプの駆動周波数を上げて前記熱媒体循環回路に前記熱媒体を循環させ、前記上限設定流量以上となったときの前記ポンプの前記駆動周波数を、前記上限駆動周波数とし、前記ポンプの前記駆動周波数を下げて前記熱媒体循環回路に前記熱媒体を循環させ、前記下限設定流量以下となったときの前記ポンプの前記駆動周波数を、前記下限駆動周波数として設定する処理を自動で行うチリングユニット。
  2. 前記熱源側装置は、圧縮機、空気熱交換器、膨張弁および前記熱媒体熱交換器が配管接続され、冷媒が循環する冷媒回路を有する冷凍サイクル装置である請求項1に記載のチリングユニット。
  3. 前記熱媒体熱交換器に流入出する圧力を検出する熱媒体圧力検出装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記熱媒体圧力検出装置の検出に係る圧力から算出した前記熱媒体熱交換器に流れる前記熱媒体の流量から、前記上限駆動周波数および前記下限駆動周波数を設定する請求項1または請求項2に記載のチリングユニット。
  4. 前記制御装置は、前記熱媒体循環回路における運転中、前記熱媒体熱交換器を通過する前記熱媒体の流量が前記上限設定流量より多いと判定すると、前記ポンプの前記駆動周波数を下げて、前記上限設定流量以上にならない前記ポンプの前記駆動周波数を、前記上限駆動周波数と再設定し、前記熱媒体熱交換器を通過する前記熱媒体の流量が前記下限設定流量より少ないと判定すると、前記ポンプの前記駆動周波数を上げて、前記下限設定流量以下にならない前記ポンプの前記駆動周波数を、前記下限駆動周波数と再設定する処理を、一定時間毎に定期的に行う請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のチリングユニット。
  5. ユニットの使用用途別の前記上限設定流量および前記下限設定流量のデータを記憶する記憶装置を備え、
    前記制御装置は、選択に係る前記使用用途の前記上限設定流量および前記下限設定流量に基づいて、前記ポンプの前記上限駆動周波数および前記下限駆動周波数を設定する請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のチリングユニット。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の複数台のチリングユニットと、
    熱媒体との熱交換により、熱負荷に熱供給を行う負荷側装置と、
    複数台の前記チリングユニットが並列に接続され、前記チリングユニットからの加熱または冷却された前記熱媒体を合流させて前記負荷側装置に供給する往き水側ヘッダ管と、
    複数台の前記チリングユニットが並列に接続され、前記負荷側装置からの前記熱媒体を複数台の前記チリングユニットに分配する還り水側ヘッダ管と
    を接続して熱媒体循環回路を構成する冷温水システム。
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