JP7110504B1 - コロイダルシリカ及びその製造方法 - Google Patents

コロイダルシリカ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7110504B1
JP7110504B1 JP2021577184A JP2021577184A JP7110504B1 JP 7110504 B1 JP7110504 B1 JP 7110504B1 JP 2021577184 A JP2021577184 A JP 2021577184A JP 2021577184 A JP2021577184 A JP 2021577184A JP 7110504 B1 JP7110504 B1 JP 7110504B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
mother liquor
colloidal silica
mol
silica
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021577184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023119549A1 (ja
Inventor
智陽 中野
年輝 千葉
悠真 小林
誉大 田島
秀太 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuso Chemical Co Ltd
Original Assignee
Fuso Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuso Chemical Co Ltd filed Critical Fuso Chemical Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP7110504B1 publication Critical patent/JP7110504B1/ja
Publication of JPWO2023119549A1 publication Critical patent/JPWO2023119549A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/113Silicon oxides; Hydrates thereof
    • C01B33/12Silica; Hydrates thereof, e.g. lepidoic silicic acid
    • C01B33/14Colloidal silica, e.g. dispersions, gels, sols
    • C01B33/141Preparation of hydrosols or aqueous dispersions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

水及びシリカ粒子を含み、シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度が0.60以上であり、前記シリカ粒子表面のpH2~5の範囲におけるゼータ電位が-10~10mvであることを特徴とする、コロイダルシリカ。

Description

本発明は、コロイダルシリカ及びその製造方法に関する。
半導体線幅の微細化に伴い、化学機械研磨工程における高平坦性、低欠陥性及び低金属汚染性の重要度が高まっている。そこで、粒子径が小さく、分散安定性が良好で、金属不純物濃度が低いシリカ粒子が求められている。
特許文献1及び2には、シリカ粒子の粒子径が小さく、なお且つ粒子の分散安定性に優れたシリカゾル粒子が記載されている。
シリカ粒子は一般的に、塩基性条件下では良好な分散安定性を示すが、酸性条件下ではゼータ電位が0mVに近づくため分散安定性を維持するのが困難となり、粒子が凝集しやすくなる。
しかしながら、化学機械研磨工程で用いられる研磨用組成物は、用途によってはpHを酸性に調整して使用する必要があるところ、特許文献1及び2に開示されるシリカ粒子は、酸性条件下での分散安定性が十分ではない。このように、酸性条件下でも優れた分散安定性を有するシリカ粒子が求められている。
シリカ粒子の酸性条件下での優れた分散安定性を獲得する方法として、特許文献3及び4には変性剤によりシリカ粒子表面を変性させる方法が開示されている。
しかしながら、文献3及び4に記載の方法では、酸性領域において粒子が強い正電荷又は強い負電荷を有するため、同符号の電荷を有する研磨対象物との間では強い静電気的反発力が生じ、異符号の電荷を有する研磨対象物との間では強い静電気的引力が生じる。強い静電気的反発力が生じる条件下では、非特許文献1に記載の通り、粒子が研磨対象物に接近し難くなり、結果として研磨除去速度が低下する。強い静電気的引力が生じる条件下では、粒子の研磨対象物への付着が促進されるが、付着が過度に促進されると研磨対象物から粒子を除去し難くなるという問題が生じる。特に、非特許文献2に記載の通り、半導体線幅の微細化が進むほど粒子の研磨対象物への付着が問題となる傾向がある。そのため、付着力が高すぎる粒子を微細化が進む先端の半導体製造プロセスに適用するのは困難となる。このため、かかるシリカ粒子では、研磨対象が限られてしまう。
このように、酸性条件下でも優れた分散安定性を有し、且つ、幅広い研磨対象に対して使用可能なシリカ粒子が求められている。
日本国特許4011566号公報 日本国特開2004-315300号公報 日本国特開2010-269985号公報 日本国特開2005-162533号公報
先端加工学会誌 第29巻 第1号, 2011.1「CMPにおける材料除去能率向上に向けた研磨抵抗の要因解析」 Aerosol Science and Technology (1987) Vol. 7, pp161-176
上記のような事情に鑑み、本発明の目的とするところは、変性剤を使用することなく、酸性条件下でも優れた分散安定性を有するコロイダルシリカを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、コロイダルシリカにおける比緩和速度を所定以上とすることにより、酸性条件下での分散安定性を向上できることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づきさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下のコロイダルシリカ及びその製造方法を提供する。
項1.
水及びシリカ粒子を含み、
シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度が0.60以上であり、
前記シリカ粒子表面のpH2~5の範囲におけるゼータ電位が-10~10mvであることを特徴とする、コロイダルシリカ。
項2.
動的光散乱法により測定した前記シリカ粒子の平均粒子径が30nm以下である、項1に記載のコロイダルシリカ。
項3.
金属不純物含有量が1ppm以下である、項1又は2に記載のコロイダルシリカ。
項4.
塩酸を添加することによりpH4.6に調整し、25℃の条件下で48時間保存した際の平均粒子径の増大率が10%以下である、項1~3の何れかに記載のコロイダルシリカ。
項5.
項1~4の何れかに記載のコロイダルシリカを含む、研磨用組成物。
項6.
有機溶媒、アルカリ触媒及び水を含む母液に、下記(1)~(4)の反応条件にてアルコキシシランを注入する工程を含む、項1~4の何れかに記載のコロイダルシリカの製造方法。
(1)反応温度:21~50℃
(2)母液中のアルカリ触媒含有量:前記母液に前記アルコキシシランを注入して得られる反応液1Lあたり0.10~1.00mol
(3)母液中の水含有量:アルコキシシランの注入量1molあたり4mol以上
(4)アルコキシシランの注入速度:前記反応液1Lあたり3.00mL/min以下
以上にしてなる本発明に係るコロイダルシリカは、変性剤を使用していないにも関わらず、酸性条件下での優れた分散安定性を有する。
実施例及び比較例のゼータ電位測定結果である。
(1.コロイダルシリカ)
本発明のコロイダルシリカは、水及びシリカ粒子を含んで構成される。本発明のコロイダルシリカは、水及びシリカ粒子以外の物質を、その効果及び目的を損なわない範囲で含んでもよいが、水及びシリカ粒子のみからなる態様であることも好ましい。
また、本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度が0.60以上であり、0.65以上であることが好ましく、0.70以上であることがより好ましく、0.75以上であることがさらに好ましい。シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度が0.60に満たない場合、酸性条件下での分散安定性が悪くなってしまう。
本発明のコロイダルシリカにおける、シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度の上限値については特に限定はなく、例えば、10.00である。
本明細書において、シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度は、下記の通りに測定・算出するものと定義される。
まず、コロイダルシリカに超純水を添加し、シリカ粒子濃度を3質量%に調整し、測定サンプルとする。得られた測定サンプルを、パルスNMR粒子界面特性評価装置(例えば、Xigo nanotool 社製Acorn Area等)を使用し、スピンエコー法によりパルスの位相を変えて信号を収集するCPMG法を用い、90°パルス印加から180°パルス印加にかかるまでの時間間隔を0.5msとし、減衰の速さを示す横緩和時間T2(下記式では、「コロイダルシリカのT2」と表記。)を測定する。さらに、超純水を測定サンプルとして同様の操作を実施して横緩和時間T2(下記式では、「超純水のT2」と表記。)を得る。得られたT2の値から、下記の式を用いて比緩和速度を算出する。

比緩和速度={(1/コロイダルシリカのT2)/(1/超純水のT2)}-1
コロイダルシリカに含まれるシリカ粒子表面のpH2~5の範囲におけるゼータ電位は、-10mV以上であり、-9mV以上であることが好ましく、-8mV以上であることがより好ましい。同様に、シリカ粒子表面のゼータ電位は、10mV以下であり、9mV以下であることが好ましく、8mV以下であることがより好ましい。かかる構成を採用することにより、同符号の電荷を有する研磨対象物との間での静電気的反発が抑制され、研磨除去速度が向上する。また、異符号の電荷を有する研磨対象物との間に生じる静電気的引力が緩和され、粒子の研磨対象物への付着が抑制される。
本明細書において、シリカ粒子のゼータ電位は、下記の通りに測定するものと定義される。
コロイダルシリカを10mM塩化ナトリウム水溶液を用いてシリカ粒子濃度が1質量%となるように調整した希釈液を測定サンプルとする。得られた測定サンプルについて、0.1M水酸化ナトリウム水溶液と0.1M塩酸を用いてpHを調整し、pH9、8、7、6、5、4、3、2の各pHにおけるゼータ電位を大塚電子株式会社製ELS-Zを用いて測定する。
コロイダルシリカに含まれるシリカ粒子の平均粒子径は、より高い研磨レートを得るために、3nm以上とすることが好ましく、5nm以上とすることがより好ましく、7nm以上とすることがさらに好ましい。また、研磨対象表面のキズの発生リスクを低減するために、シリカ粒子の平均粒子径は、30nm以下とすることが好ましく、27nm以下とすることがより好ましく、25nm以下とすることがさらに好ましい。
シリカ粒子の平均粒子径は定法により測定・算出することが可能であり、特に限定はない。例えば、動的光散乱法により測定することができる。
コロイダルシリカに含まれるシリカ粒子のBET比表面積は、100m/g以上とすることが好ましく、115m/g以上とすることがより好ましく、130m/g以上とすることがさらに好ましい。また、シリカ粒子のBET比表面積は、1000m/g以下とすることが好ましく、600m/g以下とすることがより好ましく、400m/g以下とすることがさらに好ましい。
尚、本明細書において、シリカ粒子のBET比表面積は、コロイダルシリカをホットプレートの上で予備乾燥後、800℃で1時間熱処理したサンプルを用いて測定するものと定義される。
本発明のコロイダルシリカは、上記したとおり水及びシリカ粒子を含んで構成される。しかしながら、シリカ粒子の分散媒として、水以外に有機溶媒を含むことも好ましい。
有機溶媒は、通常、親水性の有機溶媒であり、その例としては、アルコール(例:メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール)、ケトン(例:アセトン、メチルエチルケトン)、エステル(例:酢酸エチル)が挙げられる。これらの有機溶媒は単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。
コロイダルシリカ中のシリカ粒子の含有量は、研磨用組成物の原料として用いる際に添加剤の配合量を調整しやすくなるという理由から3質量%以上であることが好ましく、4質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることがより好ましく、6質量%以上であることがさらに好ましい。
(2.研磨用組成物)
本発明は、上記したコロイダルシリカを含む研磨用組成物に係る発明を包含する。当該研磨用組成物は、化学機械研磨用として好適に使用することができる。
本発明の研磨用組成物は、上記した本発明のコロイダルシリカを含む限り、特に制限されず、さらに添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、例えば、希釈剤、酸化剤、pH調整剤、防食剤、安定化剤、界面活性剤などが挙げられる。これらは単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。
研磨用組成物中のシリカ粒子の含有量は、例えば0.01~20質量%とすることが好ましく、0.05~10質量%とすることがより好ましく、0.1~5質量%とすることがさらに好ましい。
(3.コロイダルシリカの製造方法)
本発明は、上記したコロイダルシリカの製造方法に係る発明を包含する。
本発明のコロイダルシリカの製造方法は、有機溶媒、アルカリ触媒及び水を含む母液に、アルコキシシランを注入する工程(以下、「工程1」とも言う。)を含む。
(3.1.工程1)
工程1は、下記(1)~(4)の反応条件にて実施する。
(1)反応温度:21~50℃
(2)母液中のアルカリ触媒含有量:母液にアルコキシシランを注入して得られる反応液1Lあたり0.10~1.00mol
(3)母液中の水含有量:アルコキシシランの注入量1molあたり4mol以上
(4)アルコキシシランの注入速度:前記反応液1Lあたり3.00mL/min以下
有機溶媒は、通常、親水性の有機溶媒であり、その例としては、アルコール(例:メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール)、ケトン(例:アセトン、メチルエチルケトン)、エステル(例:酢酸エチル)が挙げられる。これらの有機溶媒は単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。
アルカリ触媒の種類は、特に限定されない。アルカリ触媒としては、金属不純物の混入を回避する点で、金属成分を含まない有機塩基触媒が好ましく、中でも窒素を含有する有機塩基触媒が好ましい。このような有機系塩基触媒としては、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、アンモニア、尿素、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)、テトラメチルグアニジン、3-エトキシプロピルアミン、ジプロピルアミン、トリエチルアミンなどが挙げられる。これらは単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。触媒作用に優れるとともに、揮発性が高く後工程で容易に除去することができる点からは、アンモニアが好ましい。シリカ粒子の真比重を高くする観点からは、反応温度を高くしても揮発しにくいように、沸点が90℃以上の有機系塩基触媒を選択することが好ましく、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド及び3-エトキシプロピルアミンから選択される少なくとも一種がより好ましい。
母液中のアルカリ触媒の含有量は、母液にアルコキシシランを注入して得られる反応液1Lあたり、0.10mol以上であり、0.12mol以上とすることが好ましく、0.14mol以上とすることがより好ましい。アルカリ触媒の含有量を上記反応液1Lあたり、0.10molに満たない場合、合成される粒子が凝集体となり、ナノ粒子の分散液を得ることができない。
また、母液中のアルカリ触媒の含有量は、上記反応液1Lあたり、1.00mol以下であり、0.80mol以下とすることが好ましく、0.60mol以下とすることがより好ましい。アルカリ触媒の含有量を上記反応液1Lあたり1.00molを超えると、核粒子の縮合が促進され、粒子径が増大し、結果としてナノ粒子の分散液を得ることができない。
母液中の水の含有量は、アルコキシシランの注入量1molあたり4mol以上であり、5mol以上とすることが好ましく、6mol以上とすることがより好ましい。母液中の水の含有量が、アルコキシシランの注入量1molあたり4molに満たない場合、アルコキシシランの加水分解が十分に進行せず、球状の粒子が得られない。
母液中の水の含有量の上限については特に制限されないが、アルコキシシランの注入量1molあたり30molとすることが好ましい。
アルコキシシランとしては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシランなどのテトラC1-8アルコキシシランが挙げられる。これらは単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。これらのうち、テトラC1-4アルコキシシランが好ましく、テトラメトキシシラン及び/又はテトラエトキシシランがさらに好ましい。
工程1におけるアルコキシシランの注入速度は、反応液1Lあたり3.00mL/min以下であり、2.97mL/min以下とすることが好ましく、2.95mL/min以下とすることがより好ましい。アルコキシシランの注入速度が、反応液1Lあたり3.00mL/minを超えると、合成される粒子が凝集体となり、ナノ粒子の分散液を得ることができない。
工程1におけるアルコキシシランの注入速度の下限については特に制限されないが、例えば、反応液1Lあたり0.01mL/min以上とすることが好ましい。
アルコキシシランは、適宜の溶媒に溶解させて注入することが好ましい。アルコキシシランの溶媒としては、上記した母液に使用する有機溶媒同様に、親水性の有機溶媒であり、その例としては、アルコール(例:メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール)、ケトン(例:アセトン、メチルエチルケトン)、エステル(例:酢酸エチル)が挙げられる。これらの有機溶媒は単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。但し、母液に使用する有機溶媒と同一の有機溶媒を使用してもよいし、異なる有機溶媒を使用してもよい。
アルコキシシラン溶液中のアルコキシシラン濃度については、1mol/L以上とすることが好ましく、2mol/L以上とすることがより好ましい。同様に、当該アルコキシシラン濃度については、6mol/L以下とすることが好ましく、5mol/L以下とすることがより好ましい。アルコキシシラン濃度を2mol/L以上とすることでシリカ粒子の生産性が向上する。アルコキシシラン濃度を5mol/L以下とすることで凝集粒子の発生が抑制される。
工程1における反応温度は、21℃以上であり、22℃以上とすることが好ましく、23以上とすることがより好ましい。反応温度が21℃に満たない場合、合成される粒子の形状が異形となり、粒子の分散安定性が低下する。
また、工程1における反応温度は50℃以下であり、45℃以下とすることが好ましく、40℃以下とすることがより好ましい。反応温度を50℃より高温に設定すると、合成される粒子の比緩和速度が低下し、粒子の分散安定性が低下する。
(3.2.工程2)
本発明のコロイダルシリカの製造方法は、さらに工程1で得られた反応液中の液体成分を水に置換する工程(単に「工程2」ともいう。)を含むことも好ましい。
当該工程2は、当該技術分野において採用される公知の置換方法を広く採用することが可能であり、特に限定はない。例えば、工程1で得られた反応液を留去した後に、水を添加する方法を挙げることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
以下、実施例に基づき、本発明の実施形態をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
メタノール100質量部、超純水41質量部、及び28質量%アンモニア水6質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール15質量部及びテトラメトキシシラン28質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を35℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に300分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.45molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり14molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり0.41mL/minであった。得られた反応液100質量部に対して、加熱して溶媒を留去させながら190質量部の超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を完全に水に置換し、コロイダルシリカを得た。
(実施例2)
メタノール100質量部、超純水16質量部、及び28質量%アンモニア水3質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール6質量部及びテトラメトキシシラン23質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を22℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に43分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.25molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり7molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり2.91mL/minであった。得られた反応液100質量部に対して、加熱して溶媒を留去させながら190質量部の超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を完全に水に置換し、コロイダルシリカを得た。
(比較例1)
メタノール100質量部、超純水5質量部、及び28質量%アンモニア水1質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール6質量部、テトラメトキシシラン12質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を60℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に127分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.11molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり4molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり0.62mL/minであった。得られた反応液100質量部に対して、加熱して溶媒を留去させながら190質量部の超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を完全に水に置換し、コロイダルシリカを得た。
(比較例2)
メタノール100質量部、超純水16質量部、及び28質量%アンモニア水3質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール3質量部、テトラメトキシシラン12質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を20℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に30分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.26molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり12molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり2.50mL/minであった。得られた反応液100質量部に対して、加熱して溶媒を留去させながら190質量部の超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を完全に水に置換し、コロイダルシリカを得た。
(比較例3)
メタノール100質量部、超純水6質量部、及び26質量%アンモニア水6質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール3質量部、テトラメトキシシラン12質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を35℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に55分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.67molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり8molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり1.34mL/minであった。得られた反応液全量を常圧下で加熱濃縮し、35質量部の濃縮液を得た。この濃縮液に3-メルカプトプロピルトリメトキシシランを0.046質量部添加し、沸点で1時間還流して熱熟成を行った。その後、加熱して溶媒を留去させながら超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を水に置換し、pHが8以下となった時点で水への置換を終了した。水置換後の液を室温まで冷却後、30%過酸化水素水を0.483質量部添加し、8時間加熱還流してスルホ基変性コロイダルシリカを得た。
(比較例4)
メタノール100質量部、超純水6質量部、及び26質量%アンモニア水6質量部を混合して母液を作製した。母液に使用したメタノール100質量部に対して、メタノール3質量部、テトラメトキシシラン12質量部を混合して原料溶液を作製した。母液の温度を35℃に維持しつつ、原料溶液を母液中に55分かけて定速注入し、反応液を得た。母液のアンモニア含有量は反応液1Lあたり0.67molであった。母液の水含有量は注入したテトラメトキシシラン1molあたり8molであった。テトラメトキシシラン純分としての母液への注入速度は反応液1Lあたり1.34mL/minであった。得られた反応液全量を常圧下で加熱濃縮し、22質量部の濃縮液を得た。その後、加熱して溶媒を留去させながら超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を水に置換し、pHが8以下となった時点で水への置換を終了した。3-アミノプロピルトリメトキシシラン0.012質量部とメタノール0.231質量部を混合した液を水置換後の液7質量部に10分かけて注入し、常圧下で2時間加熱還流した。その後、加熱して溶媒を留去させながら超純水をフィードすることで、体積を一定に維持しながら溶媒成分を水に置換し、留出してくる液体の温度が100℃に達した時点で水への置換を終了し、アミノ基変性コロイダルシリカを得た。
比緩和速度測定
パルスNMR粒子界面特性評価装置(Xigo nanotool社製Acorn Area)を用いてコロイダルシリカ、およびその分散媒の緩和時間を測定した。コロイダルシリカには超純水を加えて、シリカ濃度3質量%に調整し、測定用サンプルとした。スピンエコー法においてパルスの位相を変えて信号を収集するCPMG法を用い、90°パルス印加から180°印加にかかるまでの時間間隔を0.5msとし、減衰の速さを示す横緩和時間T2を測定した。得られたT2の値から、下記の式を用いて比緩和速度を算出した。

比緩和速度={(1/コロイダルシリカのT2)/(1/超純水のT2)}-1
平均粒子径測定
コロイダルシリカに0.3質量%クエン酸水溶液を加えて、シリカ濃度として0.3質量%となるように希釈した。希釈液を測定用サンプルとした。当該測定用サンプルを用いて、動的光散乱法(大塚電子株式会社製「ELSZ-2000S」)により平均粒子径を測定した。
金属不純物含有量測定
誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)を用いてコロイダルシリカの金属不純物含有量を測定した。
ゼータ電位測定
実施例1、実施例2、比較例3及び比較例4のコロイダルシリカを、10mM塩化ナトリウム水溶液を用いてシリカ粒子濃度が1質量%となるように調整した希釈液を準備し、これを測定サンプルとした。得られた測定サンプルについて、0.1M水酸化ナトリウム水溶液と0.1M塩酸を用いてpHを調整し、pH9、8、7、6、5、4、3、2の各pHにおけるゼータ電位を大塚電子株式会社製ELS-Zを用いて測定した。
酸性条件下での分散安定性評価試験
各実施例及び比較例のコロイダルシリカに、超純水及び1mol/Lの塩酸を加えることにより、シリカ濃度3質量%、pH4.6に調整した。得られた検体をフッ素樹脂製の容器に入れて密閉し、25℃で48時間保管した。保管前後での平均粒子径を測定し、下記の式により平均粒子径の増大率を算出した。尚、平均粒子径の増大率が高値を示す場合、シリカ粒子の凝集が進行し、分散安定性が悪いと判断される。逆に平均粒子径の増大率が低値を示す場合、当該シリカ粒子の分散安定性は良いと判断される。

平均粒子径の増大率 [%]=(保管後の平均粒子径-保管前の平均粒子径)×100/(保管前の平均粒子径)
下記表1に示すとおり、各比較例は48時間の前後の対比において、平均粒子径の相違が確認されたのに対し、各実施例は48時間の保管を経ても平均粒子径の変動が殆ど確認されなかった。
Figure 0007110504000001

Claims (5)

  1. 水及びシリカ粒子を含み、
    シリカ粒子濃度を3質量%とした時のパルスNMRで測定した比緩和速度が0.60以上であり、
    前記シリカ粒子表面のpH2~5の範囲におけるゼータ電位が-10~10mvであり、
    動的光散乱法により測定した前記シリカ粒子の平均粒子径が25nm以下であることを特徴とする、コロイダルシリカ。
  2. 金属不純物含有量が1ppm以下である、請求項に記載のコロイダルシリカ。
  3. 塩酸を添加することによりpH4.6に調整し、25℃の条件下で48時間保存した際の平均粒子径の増大率が10%以下である、請求項1又は2に記載のコロイダルシリカ。
  4. 請求項1~の何れか1項に記載のコロイダルシリカを含む、研磨用組成物。
  5. 有機溶媒、アルカリ触媒及び水を含む母液に、下記(1)~(4)の反応条件にてアルコキシシランを注入する工程を含む、請求項1~の何れか1項に記載のコロイダルシリカの製造方法。
    (1)反応温度:21~50℃
    (2)母液中のアルカリ触媒含有量:母液にアルコキシシランを注入して得られる反応液1Lあたり0.10~0.45mol
    (3)母液中の水含有量:アルコキシシランの注入量1molあたり4mol以上
    (4)アルコキシシランの注入速度:前記反応液1Lあたり3.00mL/min以下
JP2021577184A 2021-12-23 2021-12-23 コロイダルシリカ及びその製造方法 Active JP7110504B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/047846 WO2023119549A1 (ja) 2021-12-23 2021-12-23 コロイダルシリカ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7110504B1 true JP7110504B1 (ja) 2022-08-01
JPWO2023119549A1 JPWO2023119549A1 (ja) 2023-06-29

Family

ID=82656886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021577184A Active JP7110504B1 (ja) 2021-12-23 2021-12-23 コロイダルシリカ及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7110504B1 (ja)
TW (1) TW202334035A (ja)
WO (1) WO2023119549A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7505130B1 (ja) 2023-07-19 2024-06-24 扶桑化学工業株式会社 コロイダルシリカ及びその製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6374911A (ja) * 1986-09-19 1988-04-05 Shin Etsu Chem Co Ltd 微細球状シリカの製造法
JP2005162533A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Fuso Chemical Co Ltd 変性コロイダルシリカの製造方法
JP2015189637A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 電気化学工業株式会社 表面改質シリカ粉末、スラリー組成物及びそれを用いた樹脂組成物
JP2017117894A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 日立化成株式会社 研磨液、研磨方法、半導体基板及び電子機器
WO2018012174A1 (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物の製造方法および研磨方法
WO2019151145A1 (ja) * 2018-02-05 2019-08-08 Jsr株式会社 化学機械研磨用組成物及び研磨方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018116890A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 ニッタ・ハース株式会社 研磨用組成物
JP6960328B2 (ja) * 2016-12-26 2021-11-05 ニッタ・デュポン株式会社 研磨用組成物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6374911A (ja) * 1986-09-19 1988-04-05 Shin Etsu Chem Co Ltd 微細球状シリカの製造法
JP2005162533A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Fuso Chemical Co Ltd 変性コロイダルシリカの製造方法
JP2015189637A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 電気化学工業株式会社 表面改質シリカ粉末、スラリー組成物及びそれを用いた樹脂組成物
JP2017117894A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 日立化成株式会社 研磨液、研磨方法、半導体基板及び電子機器
WO2018012174A1 (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物の製造方法および研磨方法
WO2019151145A1 (ja) * 2018-02-05 2019-08-08 Jsr株式会社 化学機械研磨用組成物及び研磨方法

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
COOPER, C. L. ET AL., LANGMUIR, vol. 28, JPN6022007634, 8 November 2012 (2012-11-08), pages 16588 - 16595, ISSN: 0004769331 *
COOPER, C. L. et al.,Langmuir,2012年11月08日,Vol.28,pp.16588-16595,<DOI:10.1021/la303864h>
MACKAY, R. ET AL., COLLOIDS AND SURFACES A: PHYSICOCHEMICAL AND ENGINEERING ASPECTS, vol. 250, JPN6022007637, 10 December 2004 (2004-12-10), pages 343 - 348, ISSN: 0004769330 *
MACKAY, R. et al.,Colloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering Aspects,2004年12月10日,Vol.250,pp.343-348,<DOI:10.1016/j.colsurfa.2004.06.043>
井上雅博,パルスNMR法を用いたコロイド中の粒子分散性評価,第26回エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術シンポジウム論文集,2020年01月28日,pp.125-128
井上雅博: "パルスNMR法を用いたコロイド中の粒子分散性評価", 第26回エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術シンポジウム論文集, JPN6022007640, 28 January 2020 (2020-01-28), pages 125 - 128, ISSN: 0004769329 *

Also Published As

Publication number Publication date
TW202334035A (zh) 2023-09-01
WO2023119549A1 (ja) 2023-06-29
JPWO2023119549A1 (ja) 2023-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3161097B1 (en) Colloidal silica chemical-mechanical polishing composition
JP5499556B2 (ja) スラリ及び研磨液セット並びにこれらから得られるcmp研磨液を用いた基板の研磨方法及び基板
TWI434919B (zh) 漿料、研磨液組、研磨液、基板的研磨方法及基板
JP6284443B2 (ja) コアシェル型シリカ粒子を含有するコロイダルシリカの製造方法
US20060150860A1 (en) Alkali-resistant cocoon-shaped colloidal silica particle and process for producing the same
CN117025100A (zh) 具有阳离子型表面活性剂的加工钨的浆料
JP6966458B2 (ja) カチオン変性シリカの製造方法およびカチオン変性シリカ分散体、ならびにカチオン変性シリカを用いた研磨用組成物の製造方法およびカチオン変性シリカを用いた研磨用組成物
ES2712802T3 (es) Método de preparación de un sol de sílice
JP7110504B1 (ja) コロイダルシリカ及びその製造方法
US10301183B2 (en) Silica particle dispersion and production method of the same
JP2021147266A (ja) シリカ粒子の製造方法、シリカゾルの製造方法、研磨方法、半導体ウェハの製造方法及び半導体デバイスの製造方法
TW201434899A (zh) 促進基板濕潤性組成物、以及含此之研磨用組成物及使用此之基板的製造方法
JP2022107328A (ja) 研磨用組成物、研磨用組成物の製造方法、研磨方法
US20080263965A1 (en) Semiconductor Polishing Composition
JP7129576B1 (ja) コロイダルシリカ及びその製造方法
JP2013220976A (ja) 中性コロイダルシリカ分散液の分散安定化方法及び分散安定性に優れた中性コロイダルシリカ分散液
JP7054628B2 (ja) シリカ粒子分散液及びその製造方法
JP2017132944A (ja) 濃縮研磨用組成物の製造方法および安定化方法
JP2020132479A (ja) シリカ粒子、シリカゾル、研磨組成物、研磨方法、半導体ウェハの製造方法及び半導体デバイスの製造方法
JP7505130B1 (ja) コロイダルシリカ及びその製造方法
TWI234199B (en) A slurry for chemical mechanical polishing process
JP6916192B2 (ja) 研磨用組成物、ならびにこれを用いた研磨方法および半導体基板の製造方法
CN117813258A (zh) 生产二氧化硅粒子的方法、通过所述方法生产的二氧化硅粒子、所述二氧化硅粒子的组合物和用途
JP2022152370A (ja) コロイダルシリカの製造方法及びコロイダルシリカ
JP2022036696A (ja) シリカゾル、シリカゾルの製造方法、研磨組成物、研磨方法及び半導体デバイスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220328

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7110504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150