JP7108713B2 - 発熱体組立体、アイロンヘッド及びアイロン機器 - Google Patents

発熱体組立体、アイロンヘッド及びアイロン機器 Download PDF

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Description

本願は中国専利局に2018年5月31日に提出された、出願番号201810554973.8および201820841468.7、発明名称「発熱体組立体、アイロンヘッド及びアイロン機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み入れる。
本発明は家電の分野に関し、特に発熱体組立体、当該発熱体組立体を用いたアイロンヘッド、及び当該アイロンヘッドを用いたアイロン機器に関する。
従来のアイロンヘッドでは、噴気孔から凝縮水が流れたり、蒸気温度が低すぎる等の問題を解決するために、アイロンヘッド内に発熱装置を加えたことにより、蒸気導管を介してアイロンヘッドに達した水蒸気が再び加熱される。しかしながら、従来の加熱装置を備えたアイロンヘッドから噴出される蒸気の温度は、低すぎてアイロンかけの効果を低下させることもあれば、高すぎて衣類を傷めてしまうこともある。
本願の主な目的は、アイロンパネルの温度を有効に制御でき、アイロンかけ効果のいい発熱体組立体を提案することである。
上記目的を実現するために、本願が提案する発熱体組立体はアイロンヘッドに設置され、前記発熱体組立体は、いくつかの蒸気噴出孔が開けられているアイロンパネルと、対向する第一表面と第二表面を含む発熱体とを含み、前記第一表面と前記アイロンパネルとが組み合わされて下気化チャンバーを形成しており、前記下気化チャンバーと前記蒸気噴出孔とが連通しており、前記発熱体には前記第一表面と第二表面を貫通する排気口が開けられており、前記排気口は前記下気化チャンバーと連通しており、前記第一表面または前記アイロンパネルには少なくとも一つの熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記下気化チャンバー内で前記熱伝導体を介して前記アイロンパネルと当接する。
好ましくは、前記アイロンパネルには第一蒸気溝が設けられ、前記発熱体は前記第一蒸気溝に被せられて前記下気化チャンバーを形成し、前記第一蒸気溝の開口端には前記熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記熱伝導体に当接している。
好ましくは、前記第一表面と前記第一蒸気溝の溝底壁との間の間隔は2mmより大きい。
好ましくは、さらに気化室蓋を含み、前記発熱体の第二表面には前記排気口と連通する第二蒸気溝が開けられており、前記気化室蓋は前記第二蒸気溝に被せられて上気化チャンバーを形成し、前記気化室蓋には上気化チャンバーと連通する吸気口が開けられている。
好ましくは、前記発熱体は発熱管を含み、前記発熱管は前記第二蒸気溝の溝底壁の中部に設けられて、且つ第一開口を有する一つの吸気溝を取り囲み、前記吸気溝は前記吸気口と連通している。
好ましくは、前記第二表面には、前記発熱管と前記第二蒸気溝の側壁との間に設けられた流れ制限通路を備え、前記流れ制限通路は、前記吸気溝の第一開口と前記排気口とを連通させる。
好ましくは、前記発熱体の厚さ方向において、前記吸気溝の溝底壁は、前記発熱管の表面よりも高い。
好ましくは、さらに、前記第一開口に設けられたサーモスタットを含む。
好ましくは、前記第二蒸気溝の溝底壁にはいくつかの気化凸点が凸設され、前記気化凸点は前記発熱管と前記第二蒸気溝の側壁との間に分布している。
好ましくは、さらに、第一シールリングを備えており、前記アイロンパネルには、前記第一蒸気溝の外周壁を囲むように第一係着溝が設けられ、前記第一シールリングは前記第一係着溝に取り付けられ、前記第一表面には第一囲い縁部が凸設され、前記第一囲い縁部は前記第一係着溝内にはめ込まれ、且つ前記第一シールリングを押圧する。
好ましくは、さらに第二シールリングを備え、前記第二表面には、前記第二蒸気溝の外周壁を囲むように第二係着溝が設けられ、前記第二シールリングは前記第二係着溝に取り付けられ、前記気化室蓋には第二囲い縁部が凸設され、前記第二囲い縁部は前記第二係着溝内にはめ込まれ、且つ前記第二シールリングを押圧する。
本願ではさらに、収容チャンバーが形成されたアイロンヘッドハンドルと、上述のような発熱体組立体及び断熱ジャケットとを含むアイロンヘッドを提案する。前記収容チャンバーは一つの第二開口を有し、前記アイロンパネルは前記第二開口に被せられ、前記発熱体と前記断熱ジャケットは前記収容チャンバーに収容され、前記断熱ジャケットは前記発熱体を覆う。
本願は更に、機体と、蒸気管と、上述したようなアイロンヘッドとを備えるアイロン機器を提案する。前記機体には蒸気発生装置が設けられ、前記蒸気管の両端は、前記蒸気発生装置と前記アイロンヘッドとにそれぞれ接続されている。
本願の技術案では、発熱体組立体は発熱体とアイロンパネルを含み、発熱体とアイロンパネルが下気化チャンバーを形成し、且つ、下気化チャンバーに連通するいくつかの蒸気噴出孔を有し、外部から導入された蒸気をさらに加熱して、蒸気噴出孔から噴出して、蒸気噴出孔の蒸気温度を高めることができる。同時に、アイロンパネル又は第一表面に少なくとも一つの熱伝導体が凸設され、発熱体とアイロンパネルとが下気化チャンバー内で熱伝導体を介して当接する。この構成により、発熱体の熱を、熱伝導体を介してアイロンパネルに伝えることができ、アイロンパネルと発熱体との間は点接触型となるため、両者の接触面積が比較的小さくなり、温度が高くなりすぎないようにすることができる。さらに、熱伝導体の大きさ及び数の設定によってこの接触面積の大きさを調節することで、アイロンパネルの温度を効果的に制御し、アイロンかけの効果を高めることができる。
本願実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
本願のアイロンヘッドの一実施例の分解図である。 図1に示すアイロンヘッドにおける断熱ジャケットの構造模式図である。 図1に示すアイロンヘッドにおけるアイロンヘッドハンドルの構造模式図である。 図1に示すアイロンヘッドにおける発熱体組立体の構造模式図である。 図1に示すアイロンヘッドにおける発熱体組立体の断面図である。 図5に示す発熱体組立体のAでの拡大図である。 図5に示す発熱体組立体のBでの拡大図である。 図5に示す発熱体組立体の分解図である。 図5に示す発熱体組立体におけるアイロンパネルの構造模式図である。 図5に示す発熱体組立体における発熱体の構造模式図である。
本願実施例の目的の実現、機能特徴及び長所について、図面を参照し実施例と結び付けてさらに説明する。
以下では、本願実施例における技術案を、本願実施例における図面と組み合わせ、明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本願の全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られた全ての他の実施例は、本願の保護する範囲に属す。
本願実施例において、全ての方向性を示す指示(例えば上、下、左、右、前、後...)は、ある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、移動状況等を説明するためだけに用いられ、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示もそれ相当に変わることは言うまでもない。
また、本願実施例において「第一」、「第二」等の記載は説明のために用いるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定すると理解すべきではない。従って、「第一」、「第二」に限定されている特徴は明示的或いは暗示的にそれぞれ少なくとも一つの当該特徴が含まれていればよい。また、各実施例の技術案はお互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることが前提となる。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在しない、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
本願ではアイロンヘッド100に用いられる発熱体組立体30を提案する。
図4から図7を参照すると、本願実施例において、当該発熱体組立体30は、いくつかの蒸気噴出孔337が開けられているアイロンパネル33と、対向する第一表面311と第二表面315を含む発熱体31とを含む。前記第一表面311と前記アイロンパネル33とが組み合わされて下気化チャンバーを形成しており、前記下気化チャンバーと前記蒸気噴出孔337とが連通しており、前記発熱体31には前記第一表面311と第二表面315を貫通する排気口317が開けられており、前記排気口317は前記下気化チャンバーと連通している。
前記第一表面311または前記アイロンパネル33には少なくとも一つの熱伝導体335が凸設されており、前記第一表面311は前記下気化チャンバー内で前記熱伝導体335を介して前記アイロンパネル33と当接する。
本実施例では、発熱体組立体30は主として、アイロンヘッド100に用いられ、発熱体31は、アイロンヘッド100に送られてきた蒸気を再び加熱するとともに、加熱された蒸気を噴出する蒸気噴出孔337を有し、これにより、アイロンかけが必要な衣類に対して処理を行う。
発熱体31としては、一般的には発熱管319が用いられ、発熱管319を用いて発熱するが、勿論他の方式、例えば電気抵抗ワイヤーとしてもよい。一方、発熱体31の排気口317は、発熱体31に送られてきた蒸気を受けて、且つ下気化チャンバーに送るように配置されている。アイロンパネル33と発熱体31との間は取り外し可能に接続されており、スナップフィット或いはねじ接続などとすることが可能である。具体的には、前記アイロンパネル33は、一つの囲い台(図示せず)を備え、囲い台により囲まれて第一蒸気溝333が形成される。前記発熱体31が前記第一蒸気溝333に被せられて前記下気化チャンバーを形成し、前記第一蒸気溝333の開口端には、少なくとも一つの熱伝導体335が凸設されており、即ち、前記囲い台の内縁に熱伝導体335が凸設され、前記第一表面311は、前記熱伝導体335に当接している。もちろん、他の実施例では、第一表面311に溝が設けられ、アイロンパネル33がそれと組み合わされて下気化チャンバーを形成する。熱伝導体335が第一表面311に凸設され、アイロンパネル33が熱伝導体355に当接するようにしてもよい。
本願の技術案では、発熱体組立体30は、発熱体31とアイロンパネル33を含み、発熱体31とアイロンパネル33が下気化チャンバーを形成し、且つ、下気化チャンバーに連通するいくつかの蒸気噴出孔337を有し、外部から導入された蒸気をさらに加熱して、蒸気噴出孔337から噴出して、蒸気噴出孔337の蒸気温度を高めることができる。同時に、アイロンパネル33又は第一表面311に少なくとも一つの熱伝導体335が設けられ、発熱体31が第一蒸気溝333に被せられると、第一表面311とアイロンパネル33とが下気化チャンバー内で熱伝導体335を介して当接する。この構成により、発熱体31の熱を熱伝導体335を介してアイロンパネル33に伝えることができ、アイロンパネル33と発熱体31との間は点接触型となるため、両者の接触面積が比較的小さくなり、温度が高くなりすぎないようにすることができる。さらに、熱伝導体335の大きさ及び数の設定によってこの接触面積の大きさを調節することで、アイロンパネル33の温度を効果的に制御し、アイロンかけの効果を高めることができる。なお、囲い台が囲んで第一蒸気溝333を形成しており、この構成により、下気化チャンバーに入った蒸気を分散させた後、各所の温度を比較的均一に保ったまま蒸気噴出孔337を通して噴出することができ、従ってそれぞれの蒸気噴出孔337の温度の一致性の良好を保証することができる。熱伝導体335は囲い台の内縁に凸設され、下気化チャンバー内の蒸気流に対して流れを曲がらせて案内する作用を果たして,蒸気を蒸気噴出孔337内に迅速に進入させることができ、且つ、熱伝導体335はまた、発熱体1から伝導された熱で蒸気流に対してさらに補償をして、蒸気温度を効果的に制御することができる。
図8及び図9を参照して、均一に熱伝導を行うために、第一蒸気溝333の開口端には、複数の熱伝導体335が凸設されており、複数の熱伝導体335は、第一蒸気溝333の開口端に均一に分布している。この構成により、発熱体31の熱を熱伝導体335を介して均一にアイロンパネル33に伝えることができ、これによりアイロンパネル33の温度の均一性を保証して、局所的に温度が高くなりすぎて衣類が傷むことを避けることが可能で、アイロンかけの効果がよい。具体的には、熱伝導体335は、第一蒸気溝333の開口頂部に凸出するとともに、第一蒸気溝333の側壁に凸出しており、この熱伝導体335の構造強度を高めて、発熱体31とアイロンパネル33との当接をより安定させている。
好ましい実施例では、前記第一表面311と前記第一蒸気溝333の溝底壁との間の間隔Hは、2mmより大きい。
本実施例では、複数の熱伝導体335の存在により、発熱体31とアイロンパネル33との間の距離が大きくなっており、両者の間隔Hの範囲を2mmより大きくする。この範囲とすることにより、発熱体31の発熱部分がアイロンパネル33から少し離れるようにすることができ、アイロンパネル33が発熱体31の局所的な発熱の影響を受けて、発熱部分からの輻射だけを受けて表面温度が不均一になることを避けることで、このアイロンパネル33のアイロンかけ効果を高めることができる。
引き続き図8を参照すると、発熱体組立体30はさらに、気化室蓋37を含み、前記発熱体31の第二表面315には、前記排気口317と連通する第二蒸気溝318が開けられており、前記気化室蓋37が前記第二蒸気溝318に被せられて上気化チャンバーを形成し、前記気化室蓋37には上気化チャンバーと連通する吸気口371が開けられている。
本実施例では、気化室蓋37には、外部と連通して蒸気を導入するように配置されている吸気口371が開けられている。気化室蓋37が発熱体31と組み合わされて一つの上気化チャンバーを形成し、この上気化チャンバー内は導入された蒸気を再び加熱して、且つ排気口317を介して下気化チャンバー内に送り、下気化チャンバー内で均一に分布させて、最終的には蒸気噴出孔337から噴出するように構成されている。気化室蓋37と、発熱体31と、アイロンパネル33とはねじ接続されている。具体的には、アイロンパネル33にはいくつかの第一接続柱332が設けられ、第一接続柱332には第一貫通孔3321が開けられ、気化室蓋37には第一貫通孔3321に対応する第二貫通孔375が開けられ、発熱体31はアイロンパネル33に被せられ、気化室蓋37は発熱体31に被せられて設置され、ねじ棒を第一貫通孔3321と第二貫通孔375に通してロックすることで、三者を安定して固定することができる。
図10を参照すると、前記発熱体31は発熱管319を含み、前記発熱管319は前記第二蒸気溝318の溝底壁の中部に設けられて、且つ第一開口3152を有する一つの吸気溝3151を取り囲み、前記吸気溝3151は、前記吸気口371と連通している。
本実施例では、発熱管319は、第二蒸気溝318の溝底壁の中部に設けられており、蒸気が吸気口371を通って第二蒸気溝318内に入った場合、速やかに加熱されることが可能であり、この比較的高い蒸気熱は、発熱管319が囲んで構成した吸気溝3151内に集まり、発熱管319と第二蒸気溝318の溝側壁との間はやや低い蒸気熱となっている。このような冷で熱を包む構造により、熱エネルギーの縁部への放散を低減することができ、縁部下側からアイロンパネル33への熱伝達を低減することもできる。蒸気は加熱されてから、吸気溝3151から排気口317へ流れ、且つ排気口317を通って下気化チャンバー内に入る。同時に、発熱管319の表面が第二蒸気溝318の底壁よりも高いので、発熱管319と水蒸気との接触面積をより大きくすることができ、発熱管319で発生した熱が速やかに水蒸気に奪われ、気化がより十分になる。
蒸気の流通を容易にするために、前記第二表面315には、前記発熱管319と前記第二蒸気溝318の側壁との間に設けられた流れ制限通路を備え、前記流れ制限通路は、前記吸気溝3151の第一開口3152と前記排気口317とを連通させる。
本実施例では、流れ制限通路はいくつかの流れ制限板3153を含み、その中の一部の流れ制限板3153が吸気溝3151の溝側壁に囲むように設けられ、そして第一開口3152の両端には二つの流れ制限板3153が接続され、この二つの流れ制限板3153は、発熱管319に斜めに挿入され、且つ第二蒸気溝318の側壁との間に隙間を残して、蒸気がこの軌跡に沿って流れるのを容易にする。さらに二つの流れ制限板3153は、第二蒸気溝318の溝側壁から発熱管319の方向へ向かって延び、且つ発熱管319の表面に沿って凸設されている。この流れ制限板3153は、発熱管319の外面よりも高い高さを有しており、これにより、蒸気がこれらの流れ制限板3153により構成された流れ制限流路に沿って曲がって流れ、速く下気化チャンバー内へ流れることが保障され、蒸気の円滑な噴射を完成させる。
より良好な気化効果を達成するために、下気化チャンバー内には、いくつかの気化凸点3155が設けられ、複数の気化凸点3155は、前記第二蒸気溝318の溝底壁に凸設され、前記気化凸点3155は、前記発熱管319と前記第二蒸気溝318の側壁との間に分布している。
本実施例では、気化凸点3155の形状としては、円球状であってもよく、立方体であってもよい。複数の気化凸点3155の設置により、蒸気の水滴を散らし、蒸気の気化を保証することにより、アイロンパネル33からの水滴の噴射を防止して、アイロンかけ効果をさらに強化することができる。好ましくは、複数の気化凸点3155がアレイ状に均一に配置されることで、下気化チャンバー内の蒸気の均一性が保証され、気化の効果がより良好になる。
前記発熱体31の厚さ方向において、前記吸気溝3151の溝底壁は、前記発熱管319の表面よりも高い。本実施例では、吸気溝3151の溝底壁には平行に配列された複数の凸板が設けられており、この構造により、吸気溝3151の溝底壁が第二蒸気溝318の溝底壁に対して比較的高くなり、それ自体の厚さが厚くなっている。これにより、多量の熱エネルギーを蓄えることができ、アイロンパネル33の蒸気温度を高めて衣類のアイロンかけ効果を保証することができる。
さらに、温度の厳密な制御を容易にするために、当該発熱体組立体30はさらに、前記第一開口3152に設けられたサーモスタット(図示せず)を含む。
本実施例では、サーモスタットの設置により、下気化チャンバーと上気化チャンバー内の温度を厳格に測定・制御して、温度が高すぎる場合には電源をオフにし、温度が低い場合にはオンにすることで、蒸気噴出孔337から噴出される蒸気の温度を確保できる。同時に、サーモスタットを第一開口3152に、すなわち発熱管319が設置されていない一端に設置する。吸気溝3151内に大量の熱エネルギーを蓄えることができ、そして冷で熱を包む蒸気流通構造を組み合わせると、熱エネルギーのサーモスタットへの伝達を遅らせて、サーモスタットの温度が容易に上昇又は低下しないようにして、サーモスタットの電流遮断の間隔を延長させて、熱エネルギーの持続的な利用を保証して、かつ凝縮水の発生を避けることができる。
図5から図7を参照すると、好適な実施例では、下気化チャンバーと上気化チャンバー内の密封効果を確保するために、発熱体組立体30はさらに、第一シールリング313と第二シールリング316とを備えており、前記アイロンパネル33には、前記第一蒸気溝333の外周壁を囲むように第一係着溝339が設けられ、前記第一シールリング313は前記第一係着溝339に取り付けられる。前記第一表面311には第一囲い縁部3111が凸設され、前記第一囲い縁部3111は前記第一係着溝339内にはめ込まれ、且つ前記第一シールリング313を押圧する。前記第二表面315には、前記第二蒸気溝318の外周壁を囲むように第二係着溝3157が設けられ、前記第二シールリング316は、前記第二係着溝3157に取り付けられる。前記気化室蓋37には第二囲い縁部373が凸設され、前記第二囲い縁部373は前記第二係着溝3157内にはめ込まれ、且つ前記第二シールリング316を押圧する。
本実施例では、気化室蓋37と発熱体31との間に第二シールリング316を設け、発熱体31とアイロンパネル33との間に第一シールリング313を設けることで、両者間の密封効果を高めることができ、これにより、蒸気の漏れを防止して蒸気の温度を保証でき、さらにはアイロンかけの効果をより一層高めることができる。
図1から図4を参照すると、本願ではさらに、収容チャンバー10aが形成されたアイロンヘッドハンドル10と、上述のような発熱体組立体30と、断熱ジャケット50とを含むアイロンヘッド100を提案する。前記収容チャンバー10aは一つの第二開口を有し、前記アイロンパネル33は前記第二開口に被せられ、前記発熱体31と前記断熱ジャケット50は前記収容チャンバー10aに収容され、前記断熱ジャケット50は前記発熱体31を覆う。当該アイロンヘッド100の発熱体組立体30は上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは逐一贅言しない。
本実施例では、アイロンヘッド100は、アイロン機器、例えば、衣類スチーマーの中に配置され、軽くて便利なアイロンかけの手段とされている。もちろん、他の実施例では、当該アイロンヘッド100に貯水装置などの他の構成を追加して、独立したアイロン機器として直接使用するように構成することもできるが、これに対して限定はしない。
具体的には、アイロンヘッド100は、本体11と本体11から凸設されて形成された把持部13とを備えるアイロンヘッドハンドル10を含み、本体11の把持部13から離れた側には、収容チャンバー10aが形成されている。この収容チャンバー10aは、他の部品の収容を容易にするための一つの開口(図示せず)を有している。本体11と把持部13の材質としては、通常プラスチックであり、両者は一体成形されており、構造強度が高く、使用耐久性に優れている。把持部13は、本体11の両端を起点として上方に凸起して且つ一体に連なっており、全体的に接続線が滑らかで外観が美しく、かつ当該把持部13と本体11との間には大きな空間が予め確保されており、手で把持しやすい。本体11の周縁には一つの通管柱111が設けられており、当該通管柱111には蒸気管を通して収容チャンバー10a内に入れるのを容易にするための通管孔113が開けられている。この通管柱111の設置により蒸気管と本体11との間の接触面積を増やし、蒸気管を比較的スムーズに通せるようにして、蒸気管が折れ曲がって蒸気の導入に影響を与えるのを避ける。
蒸気管の材質としては通常、プラスチックホースであり、好ましくは繊維強化管とPVCプラスチックホースであり、優れた耐熱性を有する。この蒸気管は、アイロンヘッドハンドル10の通管孔113を介して収容チャンバー10aを通ってから、発熱体31の吸気口371に連通することで、蒸気を発熱体組立体30に通して再加熱する。断熱ジャケット50の材質としては、高温に耐える断熱性能の良好な材料であることが好ましく、例えば、シリコーン類等である。
アイロンパネル33は収容チャンバー10aの開口に被せられて、アイロンヘッドハンドル10と共に比較的密閉された構造を形成しており、内部からアイロンパネル33の蒸気噴出孔337のみを介して蒸気の噴出を行っている。断熱ジャケット50はアイロンパネル33に直接接続され、断熱ジャケット50の本体51と囲い板53とで一つの隔離チャンバー50aを形成することで、発熱体31を完全に覆うことができ、従って、発熱体31が発する熱を効果的に隔離できる。蒸気の温度を保てる一方で、使用者をやけどから守るために、アイロンヘッドハンドル10が過度に高温になることを回避することもできる。
アイロンヘッド100に発熱体組立体30を覆う断熱ジャケット50を設けることで、発熱体組立体30をアイロンヘッドハンドル10から効果的に隔離して、熱のアイロンヘッドハンドル10への伝達を遮断することができる。さらに、アイロンヘッドハンドル10の温度が高すぎて使用者をやけどさせることを回避でき、かつ、アイロンヘッドハンドル10に熔解が発生することもなく、このアイロンヘッド100の使用安全性を向上させることができる。なお、断熱ジャケット50にはさらに、蒸気管を固定する係止部57が設けられており、係止部57により蒸気管を安定して取り付けることができ、蒸気管の脱落や外部から引っ張られることによる移動がなく、蒸気のスムーズな流通を保証して、アイロンヘッド100の動作安定性を向上させる。
図1及び図2を参照すると、前記断熱ジャケット50は、本体51と、本体51の周縁に沿って一方へ延びる囲い板53と、囲い板53の周縁に沿って折り曲げられて延びる延長板55とを備える。前記係止部57は、互いに接続されている押え板571と支持板573とを含み、前記支持板573は、前記延長板55に凸設され、前記押え板571と支持板573とで一つの第一固定孔(図示せず)を形成し、前記蒸気管は、前記第一固定孔に係止されている。
本実施例では、本体51、囲い板53及び延長板55は一体構造であり、一体成形プロセスを採用することができ、量産に便利であり、かつ構造強度が高く、使用耐久性に優れている。囲い板53と本体51とは垂直に配置され、両者により一つの隔離チャンバー50aを形成し、延長板55と囲い板53とも垂直に配置され、且つ延長板55は囲い板53の周縁から隔離チャンバー50aから離れる方向へ延びている。つまり本体51と延長板55の表面とは平行に設けられており、この構造は全体として階段状に設けられており、断熱ジャケット50の構造強度を補強することができる。また、囲い板53と延長板55との接続位置には、囲い板53と延長板55の表面に対して同時に垂直な複数の強化リブ59が設けられており、囲い板53と延長板55の変形を防止して、断熱ジャケット50の構造安定性をさらに向上させることが可能である。
係止部57は、互いに接続された押え板571及び支持板573を含み、この接続方式は、蒸気管の第一固定孔内からの取り出し又は取り付けを容易にするために、取り外し可能な接続とすることができる。具体的には、延長板55には支持台555が凸設され、この支持板573は支持台555の頂端に立設され、且つその頂部には第一支え孔5731が凹設されて形成されている。押え板571は圧設部5711と圧設部5711の両端に接続された接続部5713とを備えており、蒸気管を第一支え孔5731内に穿設し、そして圧設部5711を支持板573に押付けて、第一支え孔5731とこの圧設部5711とで囲むことで第一固定孔を形成すると、蒸気管を安定して固定することができる。また、支持台555の両側には接続ロッド557が凸設され、接続ロッド557には第一ねじ孔5571、接続部5713には第一ねじ孔5571に対応する第二ねじ孔5715が開けられている。押え板571と接続ロッド557は、ロック部材と第一ねじ孔5571及び第二ねじ孔5715との締結結合によって接続され、当該接続構造の安定性はよく、それによって蒸気管の固定と取り付けを実現して、便利且つ迅速である。
蒸気管が第一固定孔内に係止された後、蒸気管の経路を容易に整理するために、本体51にはさらに第一位置制限溝513が設けられ、前記蒸気管の位置は前記第一位置制限溝513内に制限される。具体的には、本体51には対向する二つの係着板518が凸設されており、一方の係着板518の頂端は他方の係着板518側へ延びてトップ板5181を形成し、このトップ板5181及び二つの係着板518は第一位置制限溝513を形成しており、蒸気管の位置がこの第一位置制限溝513内に規制される。隙間を通して蒸気管を第一位置制限溝513内に押し込むのを容易にするために、トップ板5181と対向する係着板518との間には隙間が予め確保されている。この構成の設置によれば、蒸気管の上下左右方向を全て規制することができるとともに、他の構成に影響されることなくスムーズな蒸気を保証することができる。
引き続き図1及び図2を参照すると、前記本体51には前記蒸気管を通す通し穴511が開けられており、前記蒸気管を第一固定孔に係止してから、前記通し穴511において前記発熱体組立体30の吸気口371と接続する。
本実施例では、第一位置制限溝513は係止部57と通し穴511との間に設けられており、蒸気管の一部分を係止部57に係止してから、次の部分の位置を第一位置制限溝513内に制限し、最後の部分を通し穴511において発熱体組立体30の吸気口371に連通させることで、発熱体組立体30内に蒸気を通す。具体的には、発熱体組立体30の気化室蓋37は一つのジョイント35を含み、蒸気管の端部がこのジョイント35に接続されて、且つサークリップで固定接続されて、抜け止めされている。
勿論、アイロンヘッド100はさらに導電線(図示せず)を備え、前記押え板571及び支持板573にはさらに第二固定孔が形成されて、前記導電線は前記第二固定孔内に係止され、前記通し穴511を通って前記発熱体組立体30と電気的に接続される。
本実施例では、支持板573の頂端にはさらに第二支え孔5733が凹設されており、この第二支え孔5733は押え板571と第二固定孔を形成している。導電線をこの第二固定孔内に係止して、導電線の安定した取り付けを実現できる。導電線は、固定された後、その末端がさらに通し穴511を介して発熱体組立体30と電気的に接続される。具体的には、発熱体組立体30における発熱装置の活線端、中性線端及びグラウンド線端と接続することで、発熱体組立体30への電気エネルギーの供給を実現する。
導電線をさらに規制するために、前記本体51にはさらに第二位置制限溝515が設けられ、第二位置制限溝515も係止部57と通し穴511との間に設けられて、導電線の位置は前記第二位置制限溝515内に制限されている。
第二位置制限溝515は、係止部57と通し穴511との間の導電線の長さや距離に応じて、一つ或いは複数設けることができる。本実施例では、第二位置制限溝515を二つ設けているが、二つの位置制限溝の構成は同一であってもよいし、異なって設けてもよく、導電線の位置制限を実現すればよい。一方の第二位置制限溝515の構造は第一位置制限溝513の構造と似ており、他方の第二位置制限溝515は、二つの位置制限板519が対向配置されて形成されている。
蒸気管をさらに外力による引っ張りから保護するために、前記蒸気管と前記第一固定孔とを隙間嵌めとして、前記導電線と前記第二固定孔とを締まり嵌めとする。
本実施例では、第一支え孔5731の径を第二支え孔5733の径よりも大きくすることで、第一固定孔を第二固定孔よりも大きくしている。押え板571が支持板573に押し付けられるように設置すると、押え板571が蒸気管を押し潰すことなく導電線を押さえて、これにより蒸気管と第一固定孔との隙間嵌め、導電線と第二固定孔との締まり嵌めを実現する。この構造は、蒸気のスムーズな通過を保証し、管を押し潰す現象が発生しないようにするために設けられている。また、導電線を押さえることで、アイロンヘッド100が受ける引張力を導電線に分配することで、蒸気管を保護することもできる。
蒸気管と導電線とが互いに干渉しないように、前記係止部57と通し穴511は前記本体51の両端にそれぞれ位置し、前記第一位置制限溝513と第二位置制限溝515は前記本体51の両側にそれぞれ位置している。
本実施例では、蒸気管と導電線が通管孔113を通ってから第一固定孔と第二固定孔内にそれぞれ固定されるのを容易にするために、係止部57は本体51の通管孔113寄りの一端に位置し、蒸気管と導電線との配置を容易にするために、通し穴511は本体51の係止部57から離れた一端に開けられている。第一位置制限溝513と第二位置制限溝515はそれぞれ本体51の両側に位置することで、蒸気管と導電線をそれぞれ通し穴511内に案内しやすくするとともに、他の構造の取付に影響しないよう、蒸気管と導電線を隠すように取り付けることができる。
具体的には、断熱ジャケット50とアイロンヘッドハンドル10との接続を容易にするために、前記アイロンヘッドハンドル10の内壁には少なくとも一つの留め具(図示せず)が設けられ、前記延長板55又は前記囲い板53には前記留め具に対応する留め穴551が設けられ、一つの留め具は一つの留め穴551内に係合されることで、前記アイロンヘッドハンドル10と断熱ジャケット50とが接続される。
本実施例では、留め穴551を延長板55に設けているが、具体的には、留め穴551が複数設けられており、複数の留め穴551が延長板55の周縁に沿って均一に分布しており、これにより、断熱ジャケット50とアイロンヘッドハンドル10との接続構造が比較的安定し、接続力が比較的均一になり、断熱ジャケット50を変形させにくく、効果的な断熱を行うことが保証される。留め具を留め穴551に係合することにより、断熱ジャケット50とアイロンヘッドハンドル10との接続を実現でき、便利且つ迅速であり、組立効率を向上させる。もちろん、アイロンヘッドハンドル10に留め穴551を開けて、断熱ジャケット50に留め具を設けて、両者の接続を実現するようにしてもよい。
アイロンヘッドハンドル10と断熱ジャケット50との接続安定性をさらに強化するために、図1および図2を参照すると、前記本体51には少なくとも一つの第二接続柱517が凸設されており、前記第二接続柱517には第一接続孔5171が開けられ、前記アイロンヘッドハンドル10には前記第一接続孔5171に対応する第一取付孔(図示せず)が設けられており、前記断熱ジャケット50と前記アイロンヘッドハンドル10とは、ロック部材による第一取付孔と第一接続孔5171との締結により固定されている。
本実施例では、アイロンヘッドハンドル10が比較的深い収容チャンバー10aを有しているため、本体51に第二接続柱517を凸設して、第二接続柱517に第一接続孔5171を開けて、ロック部材を用いて第一接続孔5171及び第一取付孔により固定を行うことで、ロック部材と断熱ジャケット50及びアイロンヘッドハンドル10との接触面積を増大させ、接続構造の強度を増大させ、それにより両者の安定した接続を実現して、意外な落下による係止接続構造の緩みを避けることができる。
また、前記断熱ジャケット50には少なくとも一つの第二接続孔553が設けられ、前記アイロンパネル33には前記第二接続孔553に対応する第二取付孔331が設けられ、前記断熱ジャケット50と前記アイロンパネル33とはロック部材と第二接続孔553および第二取付孔331との接続によって固定されている。
本実施例では、断熱ジャケット50のアイロンパネル33への安定した接続を実現するために、断熱ジャケット50の本体51には一つの第二接続孔553が開けられているとともに、延長板55には二つの第二接続孔553が開けられている。三つの第二接続孔553とも本体51の周縁に均等に分布しており、それに対応するように、アイロンパネル33には三つの第二取付孔331が開けられている。ロック部材を用いて第二接続孔553と第二取付孔331を通して固定接続して、断熱ジャケット50とアイロンパネル33との構造安定性を確保することで、放熱をより低減することができるとともに、蒸気管と導電線の構造安定性を保証できる。
本願は更に、機体(図示せず)と上述したようなアイロンヘッド100とを備えるアイロン機器(図示せず)を提案する。前記機体には蒸気発生装置(図示せず)が設けられ、前記蒸気管の両端は、前記蒸気発生装置と前記アイロンヘッド100とにそれぞれ接続されている。当該アイロンヘッド100の具体的な構造については、上記実施例を参照されたい。本アイロン機器は上記全ての実施の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは逐一贅言しない。
このアイロン装置では、機体はさらに、蒸気発生装置に電気的に接続された制御装置(図示せず)を備えることで、蒸気量の発生および温度の高さを制御している。アイロンヘッド100のアイロンヘッドハンドル10には、制御装置に接続された制御ボタンを設けることができ、これにより使用者が蒸気温度の高さや蒸気量の大きさを選択や制御できるようにして、衣類にアイロンをかけやすくする。
以上に述べたことは本願の好ましい実施例に過ぎず、それによって本願の特許の範囲を制限するわけではない。本願の発明構想の下で、本願の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本願の特許請求の保護範囲に含まれる。
100 アイロンヘッド
10 アイロンヘッドハンドル
10a 取付チャンバー
11 本体
111 通管柱
113 通管孔
13 把持部
30 発熱体組立体
31 発熱体
311 第一表面
3111 第一囲い縁部
313 第一シールリング
315 第二表面
3151 吸気溝
3152 第一開口
3153 流れ制限板
3155 気化凸点
3157 第二係着溝
316 第二シールリング
317 排気口
318 第二蒸気溝
319 発熱管
33 アイロンパネル
331 第二取付孔
332 第一接続柱
3321 第一貫通孔
333 第一蒸気溝
335 熱伝導体
337 蒸気噴出孔
339 第一係着溝
35 ジョイント
37 気化室蓋
371 吸気口
373 第二囲い縁部
375 第二貫通孔
50 断熱ジャケット
50a 隔離チャンバー
51 本体
511 通し穴
513 第一位置制限溝
515 第二位置制限溝
517 第二接続柱
5171 第一接続孔
518 係着板
5181 トップ板
519 位置制限板
53 囲い板
55 延長板
551 留め穴
553 第二接続孔
555 支持台
557 接続ロッド
5571 第一ねじ孔
57 係止部
571 押え板
5711 圧設部
5713 接続部
5715 第二ねじ孔
573 支持板
5731 第一支え孔
5733 第二支え孔
59 強化リブ

Claims (13)

  1. アイロンヘッドに用いられる発熱体組立体であって、
    いくつかの蒸気噴出孔が開けられているアイロンパネルと、
    対向する第一表面と第二表面を含む発熱体とを含み、
    前記第一表面と前記アイロンパネルとが組み合わされて下気化チャンバーを形成しており、前記下気化チャンバーと前記蒸気噴出孔とが連通しており、前記発熱体には前記第一表面と第二表面を貫通する排気口が開けられており、前記排気口は前記下気化チャンバーと連通しており、
    前記発熱体は発熱管を含み、前記発熱管は第一開口を有する一つの吸気溝を取り囲み、
    前記排気口は前記発熱体の外側に位置し、
    前記第一表面または前記アイロンパネルには少なくとも一つの熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記下気化チャンバー内で前記熱伝導体を介して前記アイロンパネルと当接する発熱体組立体。
  2. 前記アイロンパネルには第一蒸気溝が設けられ、前記発熱体が前記第一蒸気溝に被せられて前記下気化チャンバーを形成し、前記第一蒸気溝の開口端には前記熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記熱伝導体に当接している請求項1に記載の発熱体組立体。
  3. 前記第一表面と前記第一蒸気溝の溝底壁との間の間隔Hは2mmより大きい請求項2に記載の発熱体組立体。
  4. 前記発熱体組立体はさらに気化室蓋を含み、前記発熱体の第二表面には前記排気口と連通する第二蒸気溝が開けられており、前記気化室蓋が前記第二蒸気溝に被せられて上気化チャンバーを形成し、前記気化室蓋には上気化チャンバーと連通する吸気口が開けられている請求項2に記載の発熱体組立体。
  5. 記発熱管は前記第二蒸気溝の溝底壁の中部に設けら、前記吸気溝は前記吸気口と連通している請求項4に記載の発熱体組立体。
  6. 前記第二表面には、前記発熱管と前記第二蒸気溝の側壁との間に設けられた流れ制限通路を備え、前記流れ制限通路は、前記吸気溝の第一開口と前記排気口とを連通させる請求項5に記載の発熱体組立体。
  7. 前記発熱体の厚さ方向において、前記吸気溝の溝底壁は、前記発熱管の表面よりも高い請求項5に記載の発熱体組立体。
  8. さらに、前記第一開口に設けられたサーモスタットを含む請求項5に記載の発熱体組立体。
  9. 前記第二蒸気溝の溝底壁にはいくつかの気化凸点が凸設され、前記気化凸点は前記発熱管と前記第二蒸気溝の側壁との間に分布している請求項5に記載の発熱体組立体。
  10. さらに第一シールリングを備えており、前記アイロンパネルには、前記第一蒸気溝の外周壁を囲むように第一係着溝が設けられ、前記第一シールリングは前記第一係着溝に取り付けられ、前記第一表面には第一囲い縁部が凸設され、前記第一囲い縁部は前記第一係着溝内にはめ込まれ、且つ前記第一シールリングを押圧する請求項2から9の何れか一項に記載の発熱体組立体。
  11. さらに第二シールリングを備え、前記第二表面には、前記第二蒸気溝の外周壁を囲むように第二係着溝が設けられ、前記第二シールリングは前記第二係着溝に取り付けられ、前記気化室蓋には第二囲い縁部が凸設され、前記第二囲い縁部は前記第二係着溝内にはめ込まれ、且つ前記第二シールリングを押圧する請求項4から9の何れか一項に記載の発熱体組立体。
  12. アイロンヘッドハンドル、発熱体組立体及び断熱ジャケットを含むアイロンヘッドであって、
    前記発熱体組立体は、
    いくつかの蒸気噴出孔が開けられているアイロンパネルと、
    対向する第一表面と第二表面を含む発熱体とを含み、
    前記第一表面と前記アイロンパネルとが組み合わされて下気化チャンバーを形成しており、前記下気化チャンバーと前記蒸気噴出孔とが連通しており、前記発熱体には前記第一表面と第二表面を貫通する排気口が開けられており、前記排気口は前記下気化チャンバーと連通しており、
    前記発熱体は発熱管を含み、前記発熱管は第一開口を有する一つの吸気溝を取り囲み、
    前記排気口は前記発熱体の外側に位置し、
    前記第一表面または前記アイロンパネルには少なくとも一つの熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記下気化チャンバー内で前記熱伝導体を介して前記アイロンパネルと当接し、
    前記アイロンヘッドハンドルには収容チャンバーが形成され、前記収容チャンバーは一つの第二開口を有し、前記アイロンパネルは前記第二開口に被せられ、前記発熱体と前記断熱ジャケットは前記収容チャンバーに収容され、前記断熱ジャケットは前記発熱体を覆うアイロンヘッド。
  13. 機体と、蒸気管と、アイロンヘッドとを備え、前記機体には蒸気発生装置が設けられ、前記蒸気管の両端は前記蒸気発生装置と前記アイロンヘッドとにそれぞれ接続されるアイロン機器であって、
    前記アイロンヘッドはアイロンヘッドハンドル、発熱体組立体及び断熱ジャケットを含み、
    前記発熱体組立体は、
    いくつかの蒸気噴出孔が開けられているアイロンパネルと、
    対向する第一表面と第二表面を含む発熱体とを含み、
    前記第一表面と前記アイロンパネルとが組み合わされて下気化チャンバーを形成しており、前記下気化チャンバーと前記蒸気噴出孔とが連通しており、前記発熱体には前記第一表面と第二表面を貫通する排気口が開けられており、前記排気口は前記下気化チャンバーと連通しており、
    前記発熱体は発熱管を含み、前記発熱管は第一開口を有する一つの吸気溝を取り囲み、
    前記排気口は前記発熱体の外側に位置し、
    前記第一表面または前記アイロンパネルには少なくとも一つの熱伝導体が凸設されており、前記第一表面は前記下気化チャンバー内で前記熱伝導体を介して前記アイロンパネルと当接し、
    前記アイロンヘッドハンドルには収容チャンバーが形成され、前記収容チャンバーは一つの第二開口を有し、前記アイロンパネルは前記第二開口に被せられ、前記発熱体と前記断熱ジャケットは前記収容チャンバーに収容され、前記断熱ジャケットは前記発熱体を覆うアイロン機器。
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