JP7106218B2 - 荷役情報推定システム及び荷役情報推定方法 - Google Patents

荷役情報推定システム及び荷役情報推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷役情報推定システム及び荷役情報推定方法及びに関する。
車両による物流の効率化のために、荷役に関する情報の取得及び管理が行われている。例えば、車両に搭載された速度センサ及び自重計のそれぞれから取得された速度及び車両重量を車両から管理システムに送信し、管理システムに表示された各種データを車両管理者が参照して配車を行うシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10-109584号公報
車両による物流において、荷役に関する情報は、運送業者及び配送センター等において個々に管理されている。このため、荷役に関する情報をより効率的に取得及び集約して、物流の効率化に供することが求められている。
そこで本発明は、荷役に関する情報を効率的に取得して、物流の効率化に資することを目的とする。
本発明の一形態に係る荷役情報推定システムは、車両の荷役に関する荷役情報を推定する荷役情報推定システムであって、車両の積荷量を示す積荷量情報及び当該車両の位置情報を各車両から取得する取得部と、積荷量情報により示される積荷量の変化及び位置情報の変化により示される車両の移動及び停止状態を示す移動情報に基づいて、荷役情報を推定する推定部と、荷役情報を出力する出力部と、を備える。
本発明の一形態に係る荷役情報推定方法は、車両の荷役に関する荷役情報を推定する荷役情報推定システムにおける荷役推定方法であって、車両の積荷量を示す積荷量情報及び当該車両の位置情報を各車両から取得する取得ステップと、積荷量情報により示される積荷量の変化及び位置情報の変化により示される車両の移動及び停止に関する移動情報に基づいて、荷役情報を推定する推定ステップと、荷役情報を出力する出力ステップと、を有する。
上記の形態によれば、車両に搭載されたセンサ等により容易に取得可能な積荷量情報及び位置情報が取得され、これらの取得された情報に基づく積荷量の変化及び車両の移動状態に基づいて、荷役に関する荷役情報が推定される。従って、荷役に関する情報の効率的な取得が可能となる。
別の形態に係る荷役情報推定システムでは、推定部は、車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定量以上の変化があった位置に基づいて、荷役が行われる位置である荷役位置を推定すると共に、車両が荷役位置に至った時以前の所定時間以内の時、又は、車両が荷役位置に至る前の経路における荷役位置から所定距離以内の位置において、車両が停止状態にあった場合に、当該停止状態を荷役位置に関する荷役待機状態として推定し、出力部は、荷役待機状態に関する情報を荷役情報として出力することとしてもよい。
別の形態に係る荷役情報推定方法では、推定ステップにおいて、車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定の変化があった位置に基づいて、荷役が行われる位置である荷役位置を推定すると共に、車両が荷役位置に至った時以前の所定時間以内の時、又は、車両が荷役位置に至る前の経路における所定距離以内の位置における車両の停止状態を、荷役位置に関する荷役待機状態であったことを推定し、出力ステップにおいて、荷役待機状態に関する情報を荷役情報として出力することとしてもよい。
荷役の作業前に発生する荷役の待機時間は、物流の非効率、ドライバーの負担の増加を招いていた。上記の形態によれば、車両が停止状態にあり且つ積荷量に変化があった位置に基づいて荷役位置が推定されるので、荷役が行われた蓋然性が高い位置を荷役位置の情報として出力できる。また、荷役が行われる前に、荷役位置の近傍において車両が停止状態にあったことが抽出された場合に、その停止状態を荷役待機状態として推定するので、荷役の待機状態である蓋然性が高い事象を、荷役情報として出力できる。従って、取得容易な情報に基づいて、効率的に荷役の待機に関する荷役情報を得ることができるので、物流の効率化を図ることができる。
別の形態に係る荷役情報推定システムは、一の荷役位置に関する荷役待機状態の発生に関して、所定条件が充足されたか否かを判定する条件判定部と、条件判定部により所定条件が充足されたと判定された場合に、一の荷役位置の管理者の端末に荷役待機状態の発生に関する通知を送信する通知部と、をさらに備えることとしてもよい。
上記の形態によれば、荷役待機状態の発生に関する所定条件が充足された場合に、その旨の情報が荷役位置の管理者に通知されるので、荷役待機状態の発生を管理者に認識させることができる。
別の形態に係る荷役情報推定システムでは、推定部は、移動情報及び積荷量情報に基づいて、車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定の変化があった位置を抽出し、抽出された位置に関連付けられた属性を取得し、当該属性が、荷役が発生する位置であることを示す場合に、抽出された位置が荷役位置であることを推定することとしてもよい。
ある位置に車両が停止しているときに積荷量が変化した場合に、その位置が荷役位置である可能性が高い位置として抽出される。そして、上記形態によれば、その位置に関連付けられた属性が、荷役が発生する位置であることを示す場合に、その位置が荷役位置として推定されるので、精度の高い荷役位置の推定が可能となる。
別の形態に係る荷役情報推定システムでは、推定部は、車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定の変化があった位置に基づいて、荷役が行われる位置である荷役位置を推定し、荷役位置において荷役の対象となる荷物の種類を示す荷物種情報を取得し、出力部は、荷物種情報を、車両を識別する情報と共に出力することとしてもよい。
上記の形態によれば、ある位置に車両が停止しているときに積荷量が変化した場合に、その位置が荷役位置として推定される。そして、その荷役位置に関連付けられた荷物種情報を取得及び出力できるので、取得容易な情報に基づいて、荷物の種類に関する情報を荷役情報として得ることが可能となる。
本発明の一側面によれば、荷役に関する情報を効率的に取得して、物流の効率化に資することが可能となる。
本実施形態に係る荷役情報推定装置を含むシステムの装置構成を示す図である。 荷役情報推定装置の機能的構成を示すブロック図である。 荷役情報推定装置のハードウェア構成を示す図である。 端末の機能的構成の例を示すブロック図である。 ある車両における、時刻に対する車両重量の変化及び単位時間当たりの移動量の変化を示す図である。 取得部により取得された、各時刻における車両の位置情報を示す図である。 位置属性テーブルの一部の構成及びデータの例を示す図であって、第1の位置属性テーブルを示す。 位置属性テーブル16の一部の構成及びデータの例を示す図であって、第2の位置属性テーブルを示す。 荷役情報推定システムにおいて実施される荷役情報推定方法の処理内容を示すフローチャートである。 図9に示されるフローチャートにおけるステップ2の処理を詳細に示すフローチャートである。 荷役情報推定プログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る荷役情報推定装置を含むシステムの装置構成を示す図である。図1に示されるシステムは、荷役情報推定装置10(荷役情報推定システム)及び車両Vに搭載される端末20を含んで構成される。荷役情報推定装置10は、車両の荷役に関する荷役情報を推定するシステムを構成する。荷役情報推定装置10及び端末20は、ネットワークNを介して互いに通信可能である。ネットワークNは、主として、無線ネットワークである。なお、図1には、3台の車両V及び端末20が示されているが、その数は限定されない。
図2は、荷役情報推定装置10の機能的構成を示すブロック図である。荷役情報推定装置10は、例えば、サーバ等のコンピュータにより構成される。本実施形態の荷役情報推定装置10は、図2に示すように、機能的には、
取得部11、推定部12、出力部13、条件判定部14及び通知部15
を備える。
また、荷役情報推定装置10の各機能部は、位置属性テーブル16及び通知先情報記憶部17といった記憶手段にアクセス可能である。これらの記憶部は、荷役情報推定装置10に備えられることとしてもよいし、荷役情報推定装置10からのアクセスが可能に設けられた外部の記憶手段として構成されてもよい。これらの機能部11~15及び記憶手段16~17については、後に詳述する。
図3は、荷役情報推定装置10のハードウェア構成図である。荷役情報推定装置10は、物理的には、図3に示すように、CPU101、RAM及びROMといったメモリにより構成される主記憶装置102、ハードディスク等で構成される補助記憶装置103、通信制御装置104などを含むコンピュータシステムとして構成されている。荷役情報推定装置10は、入力デバイスであるキーボード、タッチパネル、マウス等の入力装置105及びディスプレイ等の出力装置106をさらに含むこととしてもよい。
図2に示した各機能は、図3に示すCPU101、主記憶装置102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信制御装置104等を動作させるとともに、主記憶装置102や補助記憶装置103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベースは主記憶装置102や補助記憶装置103内に格納される。なお、端末20も、図3に示すようなハードウェア構成を有するコンピュータシステムとして構成される。なお、本実施形態では、各機能部11~15が、荷役情報推定装置10に構成されることとしているが、複数のコンピュータに分散して構成されることとしてもよい。
車両Vに搭載される端末20は、コンピュータシステムとして構成されてもよい。端末20を構成する装置は限定されず、例えば、車両Vに備え付けられるコンピュータ端末であってもよいし、高機能携帯電話機(スマートフォン)、タブレット型のコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末であってもよい。
図4は、端末20の機能的構成の例を示すブロック図である。端末20は、積荷量情報取得部21、位置情報取得部22及び送信部23を含む。
積荷量情報取得部21は、車両Vの積荷量情報を取得する。積荷量情報は、車両の積荷の重量を表す情報である。積荷量情報は、例えば、車両の軸重情報であって、例えば、CAN(Controller Area Network)を介して取得可能である。また、積荷量情報は、荷室内に設けられた画像センサにより取得された画像データに基づく解析処理により取得可能である。積荷量の検出の手法は限定されず、その他のセンサを用いて周知の手法により取得されてもよい。
位置情報取得部22は、車両Vの所在位置を表す位置情報を取得する。位置情報取得部22は、例えば、車両に搭載されたGPS装置により、位置情報を取得できる。
送信部23は、積荷量情報取得部21により取得された積荷量情報及び位置情報取得部22により取得された位置情報を荷役情報推定装置10に送信する。送信部23は、積荷量情報及び位置情報を、連続的または所定時間間隔で送信する。また、送信部23は、積荷量情報及び位置情報を、所定の契機で送信することとしてもよい。所定の契機は、例えば、位置、積荷量、車速等において所定の変化があったときでもよい。
再び図2を参照して、荷役情報推定装置10の各機能部を説明する。取得部11は、車両Vの積荷量を示す積荷量情報及び当該車両Vの位置情報を各車両から取得する。具体的には、取得部11は、各車両Vの送信部23により送信された積荷量情報及び位置情報を取得する。取得部11は、積荷量情報及び位置情報を時刻に関連付けて取得できるので、荷役情報推定装置10は、時間経過に応じた各車両の積荷量及び位置の変化を認識できる。
推定部12は、積荷量の変化及び車両の移動情報に基づいて荷役情報を推定する。積荷量の変化は、積荷量情報により示される。車両の移動情報は、車両の移動及び停止状態を示す情報であって、位置情報の変化により示される。
推定部12は、荷役位置及び荷役位置に関する荷役待機状態を、荷役情報の一例として推定する。荷役位置は、荷役が行われる位置である。荷役は、荷積みまたは荷下ろしである。図5~図8を参照して、荷役位置及び荷役待機状態の推定について説明する。
推定部12は、車両Vが停止状態にあり且つ積荷量に所定量以上の変化があった位置に基づいて荷役位置を推定すると共に、当該車両Vが荷役位置に至る前の所定の停止状態を荷役待機状態として推定する。荷役待機状態は、荷役位置において荷役の作業を実施するために、車両Vにおいて荷役の実施の前に発生した待機状態である。荷役待機状態は、例えば、同時間帯に一の荷役位置に複数の車両が到達したような場合に発生する。
図5は、ある車両Vにおける、時刻に対する車両重量の変化及び単位時間当たりの移動量の変化を示す図である。これらの情報は、取得部11により取得された積荷量情報及び位置情報に基づく。
図5に示されるグラフg1は、時刻に対する車両重量(積荷量)の変化を示す。グラフg1によれば、時刻t3において車両重量が増加している。また、時刻t4,t5,t6のそれぞれにおいて、車両重量が減少している。
図5に示されるグラフg2は、時刻に対する単位時間当たりの移動量、即ち速度の変化を示す。グラフg2によれば、時刻t0,t1,t2,t3,t4,t5,t6のそれぞれにおいて、車両Vは、速度がゼロである停止状態になっている。
推定部12は、一の車両Vについて、1つの停止状態を第1の停止状態として抽出し、第1の停止状態の後に走行が開始されてから所定時間以内(または所定距離以内)に停止状態(第2の停止状態)が発生し、第2の停止状態において積荷量が所定量以上変化したか否かを判定する。第2の停止状態において積荷量に所定量以上の変化があった場合に、推定部12は、第1の停止状態を、荷役待機状態と推定すると共に、第2の停止状態に対応する位置を荷役位置と推定する。
図5を参照して、荷役待機状態及び荷役位置の推定を具体的に説明する。推定部12は、例えば、時刻t0における停止状態を、第1の停止状態として抽出する。続いて、推定部12は、時刻t0における停止状態の後に走行が開始されてから荷役に関する推定のための閾値である所定時間以内(または所定の走行距離以内)に停止状態が発生したか否かを判定する。時刻t0~t1に至る時間(または、その時間における移動距離)が、所定時間以内(または、所定距離以内)でない場合には、推定部12は、時刻t1における停止状態を第2の停止状態としては抽出しない。
また、推定部12は、例えば、時刻t1における停止状態を、第1の停止状態として抽出する。続いて、時刻t1~t2に至る時間(または、その時間における移動距離)が、所定時間以内(または、所定距離以内)である場合には、推定部12は、時刻t2における停止状態を第2の停止状態として抽出する。さらに、時刻t2における停止状態において、積荷量に荷役の推定に関する閾値である所定量以上の変化がないので、推定部12は、第1の停止状態を荷役待機状態とは推定せず、第2の停止状態に対応する位置を荷役位置としては推定しない。
また、推定部12は、例えば、時刻t2における停止状態を、第1の停止状態として抽出する。続いて、時刻t2~t3に至る時間(または、その時間における移動距離)が、所定時間以内(または、所定距離以内)である場合には、推定部12は、時刻t3における停止状態を第2の停止状態として抽出する。さらに、時刻t3における停止状態において、積荷量に荷役の推定に関する閾値である所定量以上の変化がある場合には、推定部12は、時刻t2に対応する第1の停止状態を荷役待機状態として推定し、時刻t3に対応する第2の停止状態における位置を荷役位置として推定する。
図6は、取得部11により取得された、各時刻における車両Vの位置情報を示す図である。推定部12は、図6に示される時刻と位置情報との対応付けを参照して、時刻t2に対応する位置P2を、荷役待機状態が発生した場所として推定する。また、推定部12は、時刻t3に対応する位置P3を荷役位置として推定する。
図5を参照して説明した例では、第1の停止状態を仮の荷役待機状態として、その後に発生した第2の停止状態が所定の条件に該当するか否かを判定することにより、荷役待機状態及び荷役位置の推定が実施されているが、荷役待機状態及び荷役位置の推定は、このような手法に限定されない。例えば、推定部12は、荷役位置の推定を先に実施し、車両Vがその荷役位置に至った時以前の所定時間以内の時、又は、車両Vが荷役位置に至る前の経路における荷役位置から所定距離以内の位置において、車両Vが停止状態にあった場合に、当該停止状態を当該荷役位置に関する荷役待機状態として推定してもよい。
推定部12による荷役位置の推定は、以下のように実施されてもよい。即ち、推定部12は、取得部11により取得された位置情報の変化に基づいて、車両Vの停止状態を抽出する。具体的には、推定部12は、例えばグラフg2に示される情報を参照して、時刻t0,t1,t2,t3,t4,t5,t6のそれぞれにおいて、車両Vが停止状態にあることを抽出する。
続いて、推定部12は、取得部11により取得された積荷量情報に基づいて、積荷量に所定量以上の変化があった位置または時を抽出する。具体的には、推定部12は、例えばグラフg1に示される情報を参照して、時刻t3において積荷量(車両重量)が増加していること、及び、時刻t4,t5,t6のそれぞれにおいて、積荷量が減少していることを抽出する。
時刻t3における車両重量の増加の量が、荷役位置の推定に関する閾値である所定量以上であるとすると、推定部12は、時刻t3において、車両Vが荷積みのための荷役位置に所在していたと推定する。そして、推定部12は、時刻t3に対応付けられた位置P3を荷役位置として推定する。
また、時刻t4,t5,t6における車両重量の減少の量が、荷役位置の推定に関する閾値である所定量以上であるとすると、推定部12は、時刻t4,t5,t6において、車両Vが荷下ろしのための荷役位置に所在していたと推定する。そして、推定部12は、時刻t4,t5,t6に対応付けられた位置P4,P5,P6を荷役位置として推定する。
推定部12は、位置属性テーブル16をさらに参照して、荷役位置の推定を実施してもよい。図7は、位置属性テーブル16の一部の構成及びデータの例を示す図であって、第1の位置属性テーブルを示す。図7に示すように、第1の位置属性テーブルは、位置情報と位置の属性を識別する位置属性IDとを関連付けて記憶している。図8は、位置属性テーブル16の一部の構成及びデータの例を示す図であって、第2の位置属性テーブルを示す。図8に示すように、第2の位置属性テーブルは、位置属性IDに関連付けて、位置の属性及び積荷種を記憶している。
具体的には、図5に示される例において、推定部12は、車両Vが停止状態にあり且つ積荷量に所定量以上の変化があった時として、例えば時刻t3を抽出し、時刻t3における位置として位置P3を抽出する(図6を参照)。推定部12は、第1の位置属性テーブル(図7)を参照して、位置P3に対応する位置属性ID(C4)を抽出し、さらに、第2の位置属性テーブル(図8)を参照して、位置属性ID(C4)に対応する属性及び積荷種として、「木材加工場」及び「木材」を抽出する。位置の属性「木材加工場」及び積荷種「木材」は、その位置が、荷役が発生する位置であることを示すので、推定部12は、位置P3が荷役位置であることを推定する。
なお、図7に示される第1の位置属性テーブルまたは図8に示される第2の位置属性テーブルが、荷役が発生する位置であるか否かを直接的に示す情報を位置属性IDに関連付けて有していてもよい。その場合には、推定部12は、荷役が発生する位置であるか否かを直接的に示す情報を参照して、荷役位置の推定を実施できる。
また、推定部12は、荷役位置及び当該荷役位置に関する荷物種情報を、荷役情報の一例として推定してもよい。具体的には、推定部12は、第1の位置属性テーブル及び第2の位置属性テーブルを参照して、荷物種情報を推定できる。
荷物種情報の一例として、推定部12は、図5に示される例において、車両Vが停止状態にあり且つ積荷量に所定量以上の変化(減少)があった時として、例えば時刻t4を抽出し、時刻t4における位置として位置P4を抽出する(図6を参照)。推定部12は、第1の位置属性テーブル(図7)を参照して、位置P4に対応する位置属性ID(B3)を抽出し、さらに、第2の位置属性テーブル(図8)を参照して、位置属性ID(B3)に対応する積荷種として、「建築資材」を抽出する。このように、推定部12は、車両Vが時刻t4において所在した位置P4が荷役位置であり、位置P4において荷役の対象となる荷物の種類が建築資材であることを推定する。
出力部13は、荷役情報を出力する。出力部13は、種々の態様により荷役情報を出力できる。例えば、出力部13は、所定のコンピュータのディスプレイに荷役情報を表示させることにより出力してもよい。また、出力部13は、後に実施される所定の処理のために、所定の記憶手段に記憶させることにより荷役情報を出力してもよい。
推定部12による荷役位置及び荷役待機状態の推定が実施される場合には、出力部13は、荷役位置及び当該荷役位置に関する荷役待機状態に関する情報を荷役情報として出力する。また、推定部12により荷物種情報が取得される場合には、出力部13は、車両Vを識別する情報と共に当該車両に関する荷物種情報を荷役情報として出力する。
条件判定部14は、一の荷役位置に関する荷役待機状態の発生に関して、所定条件が充足されたか否かを判定する。条件判定部14は、例えば、出力部13により出力された荷役待機状態に関する情報を荷役位置ごとに集計し、集計された荷役情報が所定条件を充足するか否かを判定する。所定条件は、一の荷役位置に関して、例えば、荷役待機状態の平均時間が所定時間を超えたこと、荷役待機状態の時間の積算が所定時間を超えたこと、及び、荷役待機状態の発生頻度が所定頻度を超えたこと等であることができる。
通知部15は、条件判定部14により荷役待機状態に関する所定条件が充足されたと判定された場合に、荷役位置の管理者の端末に荷役待機状態の発生に関する通知を送信する。通知部15は、通知先情報記憶部17を参照して、荷役位置の管理者の端末に関する情報を取得する。通知先情報記憶部17は、荷役位置と、当該荷役位置に関する通知先である荷役位置の管理者の端末を識別する情報(アドレス等)とを関連付けて記憶している記憶手段である。
通知部15は、条件判定部14により一の荷役位置に関して荷役待機状態の平均時間、積算時間及び頻度等のいずれかまたは複数が所定の程度を越えた場合に、当該一の荷役位置の管理者に、その旨の情報を通知する。これにより、荷役位置の管理者は、自らが管理する荷役位置における、荷役待機状態の発生を認識できる。荷役待機状態は、車両V及びその運転者等にとって冗長な時間であるので、荷役位置の管理者は、自らが管理する荷役位置において、改善すべき冗長な事態が発生していることを認識できる。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態の荷役情報推定装置10の動作について説明する。図9は、荷役情報推定装置10において実施される荷役情報推定方法の処理内容を示すフローチャートである。図10は、図9に示されるフローチャートにおけるステップ2の処理を詳細に示すフローチャートである。
ステップS1において、取得部11は、車両Vの積荷量を示す積荷量情報及び当該車両Vの位置情報を各車両から取得する。ステップS2において、推定部12は、積荷量の変化及び車両の移動情報に基づいて荷役情報を推定する。ステップ2において、推定部12は、例えば、荷役位置及び荷役位置に関する荷役待機状態を推定する。この荷役情報推定処理について、図10を参照して詳細に説明する。
ステップS11において、推定部12は、車両Vの位置情報の変化により示される車両Vの移動情報から、全ての停止状態を抽出したか否かを判定する。全ての停止状態を抽出したと判定された場合には、処理はステップS12に進む。一方、全ての停止状態を抽出したと判定されなかった場合には、荷役情報推定処理は終了する。
ステップS12において、推定部12は、一の車両Vについての停止状態を移動情報に基づいて抽出し、抽出した停止状態を第1の停止状態とする。
ステップS13において、推定部12は、第1の停止状態の後に走行が開始されてから所定時間以内(または所定距離以内)に停止状態(第2の停止状態)が発生し、第2の停止状態において積荷量が所定量以上変化したか否かを判定する。第2の停止状態が発生し第2の停止状態において積荷量が所定量以上変化したと判定された場合には、処理はステップS14に進む。一方、当該第1の停止状態に関して第2の停止状態が発生しなかった、または、第2の停止状態が発生し第2の停止状態において積荷量が所定量以上変化しなかった、と判定された場合には、処理はステップS11に戻る。
ステップS14において、推定部12は、第1の停止状態を荷役待機状態と推定し、第2の停止状態に対応する位置を荷役位置と推定する。
ステップS15において、条件判定部14は、荷役位置ごとに、荷役待機状態の時間を集計(平均時間、積算時間及び頻度等の算出)する。
ステップS16において、条件判定部14は、荷役待機状態の時間を集計した情報が、荷役位置の管理者への通知に関する所定条件を充足したか否かを判定する。所定条件を充足したと判定された場合には、処理はステップS17に進む。一方、所定条件を充足したと判定されなかった場合には、処理はステップS11に戻る。
ステップS17において、通知部15は、荷役位置の管理者の端末に荷役待機状態の発生に関する所定の通知を実施する。なお、ステップS17の処理が実行された後、図10のフローチャートに示されるように、荷役情報推定処理が終了することとしてもよいが、処理がステップS11に戻り全ての停止状態の抽出が完了するまで、処理が繰り返されることとしてもよい。
図9を再び参照して、ステップS9において、出力部13は、所定の態様で荷役情報を出力する。なお、図10に示されるフローチャートのステップS15~S17の処理は、ステップS3における出力の処理の後に、出力(蓄積)された荷役情報に基づいて実施されることとしてもよい。
次に、図11を参照して、コンピュータを荷役情報推定装置10として機能させるための荷役情報推定プログラムを説明する。荷役情報推定プログラムP1は、メインモジュールm10、取得モジュールm11、推定モジュールm12、出力モジュールm13、条件判定モジュールm14及び通知モジュールm15を含む。
メインモジュールm10は、荷役情報推定処理を統括的に制御する部分である。取得モジュールm11、推定モジュールm12、出力モジュールm13、条件判定モジュールm14及び通知モジュールm15を実行することにより実現される機能はそれぞれ、図2に示される荷役情報推定装置10の取得部11、推定部12、出力部13、条件判定部14及び通知部15の機能と同様である。
荷役情報推定プログラムP1は、例えば、磁気ディスクや光ディスクまたは半導体メモリ等の記憶媒体M1によって提供される。また、荷役情報推定プログラムP1は、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
以上説明した本実施形態の荷役情報推定装置10、荷役情報推定方法及び荷役情報推定プログラムP1によれば、車両Vに搭載されたセンサ等により容易に取得可能な積荷量情報及び位置情報が取得され、これらの取得された情報に基づく積荷量の変化及び車両の移動状態に基づいて、荷役に関する荷役情報が推定される。従って、荷役に関する情報の効率的な取得が可能となる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
10…荷役情報推定装置、11…取得部、12…推定部、13…出力部、14…条件判定部、15…通知部、16…位置属性テーブル、17…通知先情報記憶部、20…端末、21…積荷量情報取得部、22…位置情報取得部、23…送信部、M1…記憶媒体、m10…メインモジュール、m11…取得モジュール、m12…推定モジュール、m13…出力モジュール、m14…条件判定モジュール、m15…通知モジュール、N…ネットワーク、P1…荷役情報推定プログラム、V…車両。

Claims (2)

  1. 車両の荷役に関する荷役情報を推定する荷役情報推定システムであって、
    車両の積荷量を示す積荷量情報及び当該車両の位置情報を各車両から取得する取得部と、
    前記積荷量情報により示される積荷量の変化及び前記位置情報の変化により示される前記車両の移動及び停止状態を示す移動情報に基づいて、前記荷役情報を推定する推定部と、
    前記荷役情報を出力する出力部と、を備え、
    前記推定部は、
    前記車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定量以上の変化があった位置に基づいて、荷役が行われる位置である荷役位置を推定すると共に、
    前記車両が前記荷役位置に至った時以前の所定時間以内の時、又は、前記車両が前記荷役位置に至る前の経路における前記荷役位置から所定距離以内の位置において、前記車両が停止状態にあった場合に、当該停止状態を前記荷役位置に関する荷役待機状態として推定し、
    前記出力部は、前記荷役待機状態に関する情報を荷役情報として出力する、
    荷役情報推定システム。
  2. 車両の荷役に関する荷役情報を推定する荷役情報推定システムにおける荷役情報推定方法であって、
    車両の積荷量を示す積荷量情報及び当該車両の位置情報を各車両から取得する取得ステップと、
    前記積荷量情報により示される積荷量の変化及び前記位置情報の変化により示される前記車両の移動及び停止に関する移動情報に基づいて、前記荷役情報を推定する推定ステップと、
    前記荷役情報を出力する出力ステップと、を有し、
    前記推定ステップにおいて、
    前記車両が停止状態にあり且つ積荷量に所定の変化があった位置に基づいて、荷役が行われる位置である荷役位置を推定すると共に、
    前記車両が前記荷役位置に至った時以前の所定時間以内の時、又は、前記車両が前記荷役位置に至る前の経路における所定距離以内の位置における前記車両の停止状態を、前記荷役位置に関する荷役待機状態であったことを推定し、
    前記出力ステップにおいて、前記荷役待機状態に関する情報を荷役情報として出力する、
    荷役情報推定方法。
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