JP7104580B2 - 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板を洗浄処理する基板洗浄装置及び基板洗浄方法に関する。
半導体ウエーハやフォトマスク用ガラス基板の洗浄装置として、基板を1枚ずつ処理する枚葉方式が広く採用されている。枚葉方式の基板洗浄装置では、水平に保持した基板をその中心軸周りに回転(スピン)させて、洗浄液などの処理液を基板中央の表面に流し、遠心力で処理液を外周に向けて広がらせて基板全体の洗浄処理を進める。枚葉方式の基板洗浄装置としては、基板の上下表面だけでなく、基板の外周面(べベル面)を含めた基板全体の洗浄処理が要求されている。
基板の外周面に、直径が数ミリ程度の平面視半円弧状の底部(最深部)を有した切欠きのノッチが設けられているものが存在する。例えば半導体ウエーハにおけるノッチは、基板の結晶方位を示す目印として形成されている。枚葉方式の基板洗浄装置では、基板の外周面に端面ブラシを押し当てて、ノッチを含む基板の外周面全体を洗浄処理している(特許文献1参照)。
特開2003-92278号公報
上記の基板処理装置では、基板が回転しているため、端面ブラシがノッチに接触する機会がほんのわずかであり、ノッチに対する洗浄処理が十分に行われているとは言えない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ノッチの洗浄処理を十分に行なうことが可能な基板洗浄装置及び基板洗浄方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板洗浄装置は、
外周にノッチが形成された基板を回転させるとともに前記基板の被処理面に処理液を供給して前記基板を処理する基板洗浄装置において、
前記基板の回転を停止させた状態で、前記ノッチに入り込んで前記ノッチを洗浄するノッチブラシを有し、
前記ノッチブラシを待機位置と前記基板の前記ノッチに入り込むべき洗浄位置との間で往復動させる往復動機構と、
回転を停止させた状態の前記基板における前記ノッチの位置が前記ノッチブラシによる洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定するノッチ位置判定手段と、
前記ノッチ位置判定手段によって前記ノッチの位置が前記許容範囲内と判定されたことを条件に、前記ノッチブラシを前記洗浄位置に移動させるよう前記往復動機構を制御するノッチブラシ移動制御機構を有する構成である。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板洗浄装置は、
外周にノッチが形成された基板の被処理面を洗浄処理する基板洗浄装置において、
前記基板を保持する保持機構と、
前記保持機構に保持された前記基板を回転させる回転機構と、
前記保持機構に保持される前記基板の被処理面に洗浄液を供給する供給部と、
前記基板の回転を停止させた状態で、前記ノッチに入り込んで前記ノッチを洗浄するノッチブラシと、
前記保持機構に保持される前記基板のノッチ以外の外周端面を洗浄する端面ブラシと、
前記保持機構に保持される前記基板の上面又は下面を洗浄する洗浄ブラシと、
を有する構成である。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板洗浄方法は、
外周にノッチが形成された基板を回転させるとともに前記基板の被処理面に処理液を供給して前記基板を処理する基板洗浄方法であって、
前記基板の回転を停止させるステップと、
回転停止状態の前記基板の前記ノッチにノッチブラシを入り込ませ、前記ノッチを洗浄するステップと、
前記ノッチに入り込んだノッチブラシを前記ノッチから待機位置に移動させるステップと、
前記ノッチを洗浄するステップは、
回転を停止させた状態の前記基板における前記ノッチの位置を前記ノッチブラシによる洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定するノッチ位置判定するステップと、
前記ノッチ位置を判定するステップによって前記ノッチの位置が前記許容範囲内と判定されたことを条件に、前記ノッチブラシを前記洗浄位置に移動させるステップと、
を有する構成である。
本発明に係る基板洗浄装置及び基板洗浄方法によれば、ノッチの洗浄処理を十分に行なうことが可能となる。
本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置における第1処理機構の一部を拡大して概略に示す拡大正面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の第2処理機構を拡大して概略に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の第3処理機構を拡大して概略に示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置で処理される基板の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置が実行する基板の洗浄処理の際の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置が実行する基板の洗浄処理の際の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その1)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その2)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その3)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その4)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その5)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その6)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その7)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その8)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その9)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の端面ブラシとノッチブラシの動作例(その10)を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置が備えるノッチブラシの形状例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本発明の実施形態に係る基板洗浄装置の基本的な構造は図1~図5に示される。また、図6に、本発明の実施形態に係る基板洗浄装置で処理される基板の構成例を示している。以下、図1~図6を参照して本発明の実施形態に係る基板洗浄装置を説明する。なお、以下においては、本発明の実施形態に係る基板洗浄装置を基板洗浄装置100として表記するものとする。
図1は、基板洗浄装置100の構成を概略的に示す正面図である。図2は、基板洗浄装置100の構成を概略的に示す平面図である。図3は、基板洗浄装置100における第1処理機構の一部を拡大して概略に示す拡大正面図である。図4は、基板洗浄装置100の第2処理機構を拡大して概略に示す拡大断面図である。図5は、基板洗浄装置100の第3処理機構を拡大して概略に示す拡大断面図である。図6は、基板洗浄装置100で処理される基板の構成例を示す平面図である。
基板洗浄装置100は、基板90が処理される処理室10を備えている。本実施形態では、基板の一例として円形の半導体ウエーハを用いる。処理室10の内部には、一対の第1可動体20及び第2可動体30が設置されている。第1可動体20及び第2可動体30は、例えば、正面視門型状に構成され、処理室10の内部において所定の間隔で対向配置されている。
第1可動体20の下端部は、処理室10の底部から外方に突出され、処理室10の外部に設置されている第1ガイド体21に支持されている。第1可動体20の第1ガイド体21よりも上方には、第1シリンダ22が接続されている。第1可動体20は、下端部が第1ガイド体21に支持され、第1シリンダ22によって駆動されることによって、図1の矢印で示す方向に移動することが可能に構成されている。つまり、第1可動体20は、第2可動体30に近づいたり遠ざかったりする方向に移動可能になっている。第1シリンダ22は、後述する制御装置80によって動作が制御される。
第2可動体30の下端部は、処理室10の底部から外方に突出され、処理室10の外部に設置されている第2ガイド体31に支持されている。また、第2可動体30の第2ガイド体31よりも上方には、第2シリンダ32が接続されている。第2可動体30は、下端部が第2ガイド体31に支持され、第2シリンダ32によって駆動されることによって、図1の矢印で示す方向に移動することが可能に構成されている。つまり、第2可動体30は、第1可動体20に近づいたり遠ざかったりする方向に移動可能になっている。第2シリンダ32は、後述する制御装置80によって動作が制御される。
第1可動体20の上端面には、一対の第1ローラ23が回転可能に設けられている。つまり、2つの第1ローラ23が第1可動体20の上端面に設置されている。第1ローラ23は、図3に示すように傾斜面23aと、傾斜面23aの上端に位置する支持部23bと、を有している。
第2可動体30の上端面には、一対の第2ローラ33が回転可能に設けられている。つまり、2つの第2ローラ33が第2可動体30の上端面に設置されている。第2ローラ33は、図3に示すように傾斜面33aと、傾斜面33aの上端に位置する支持部33bと、を有している。
第1ローラ23及び第2ローラ33は、図示しないベルトなどの動力伝達機構を介して連結されており、パルスモータ11によって回転駆動されるようになっている。例えば、1つのローラ(図1では第2ローラ33のうちの1つ)を第2可動体30に設けられたパルスモータ11で回転駆動すれば、他の3つのローラが動力伝達機構を介して回転駆動することになる。
第1ローラ23及び第2ローラ33は、基板90の周方向にほぼ等間隔、つまり90度間隔となるように位置決めされており、基板90を保持するとともに、基板90を回転駆動する。パルスモータ11は、後述する制御装置80によって動作が制御される。
基板90は、第1可動体20と第2可動体30とが離間する方向に駆動された状態で、制御装置80によって制御される図示省略のロボットなどを介して処理室10に供給される。処理室10に供給された基板90は、周辺部の一部が、第1ローラ23の傾斜面23a及び第2ローラ33の傾斜面33aの上に載置される。
基板90が第1ローラ23の傾斜面23a及び第2ローラ33の傾斜面33aに載置されると、第1シリンダ22によって第1可動体20が前進方向、つまり、第2可動体30に向かって駆動される。第1可動体20が所定位置まで駆動されると、第2シリンダ32が作動する。第2シリンダ32が作動することによって、第2可動体30が前進方向、つまり、第1可動体20に向かって駆動される。これにより、基板90の周辺部は、第1ローラ23の傾斜面23a及び第2ローラ33の傾斜面33aを上方向にスライド移動し、第1ローラ23の支持部23b及び第2ローラ33の支持部33bに係合保持される。
基板90の周辺部は、2つの第1ローラ23及び2つの第2ローラ33のうち少なくとも3つによってほぼ均等な接触力で保持されている。そのため、1つのローラをパルスモータ11で回転駆動し、動力伝達機構を介して他の3つのローラを回転駆動すれば、合計4つのローラによって基板90は周方向に回転駆動されることになる。
なお、第1可動体20、第2可動体30、第1シリンダ22、第2シリンダ32、第1ローラ23、及び、第2ローラ33は、基板を保持する保持機構を構成するものである。
また、第1ローラ23、第2ローラ33、パルスモータ11、及び、図示しない動力伝達機構は、基板を回転させる回転機構を構成するものである。
図2及び図6に示すように、基板90の外周面には、直径が数ミリ程度の平面視半円弧状の底部(最深部)を有した切欠きのノッチ91が設けられている。ノッチ91の形状及び大きさを特に限定するものではない。
処理室10の内部には、基板90の被処理面を洗浄処理する第1処理機構40、第2処理機構50、及び、第3処理機構60が設置されている。第1処理機構40は、基板90の上面及び下面を洗浄処理する。第2処理機構50は、基板90の外周面(外周端面)を洗浄処理する。第3処理機構60は、基板90のノッチ91を洗浄処理する。
第1処理機構40は、回転支柱41と、駆動モータ41aと、上部アーム42と、回転軸42aと、下部アーム43と、回転軸43aと、上部洗浄ブラシ45と、下部洗浄ブラシ46と、を有している。駆動モータ41aは、後述する制御装置80によって動作が制御される。
回転支柱41は、処理室10内に立設され、駆動モータ41aで回転可能に構成されている。駆動モータ41aは、処理室10の下面側に設けられている。この駆動モータ41aによって、回転支柱41が所定の範囲で往復回転駆動する。回転支柱41の上部には上部アーム42の一端が連結され、回転支柱41の中間部には下部アーム43の一端が連結されている。
上部アーム42は、一端が回転支柱41の上部に連結され、他端が基板90の上面側に位置する。上部アーム42の他端側には、回転軸42aが基板90に向かって、つまり、下方に向かって突出している。回転軸42aの先端には、基板90の上面に接触する上部洗浄ブラシ45が設けられている。回転軸42aは、上部アーム42に内蔵されている図示省略のモータに連結している。図示省略のモータは、後述する制御装置80によって動作が制御される。上部洗浄ブラシ45は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂で構成されている。
上部アーム42は、回転支柱41に設けられた図示しない上下移動機構により、基板90の軸心方向(上下方向)に移動することができる。これにより、上部洗浄ブラシ45を基板90の上面に当接させたり、あるいは、基板90の上面から所定の高さまで離れさせたりすることができる。この上下移動機構は、制御装置80により動作が制御される。
下部アーム43は、一端が回転支柱41の中間部に連結され、他端が基板90の下面側に位置する。下部アーム43の他端側には、回転軸43aが基板90に向かって、つまり、上方に向かって突出している。回転軸43aの先端には、基板90の下面に接触する下部洗浄ブラシ46が設けられている。回転軸43aは、下部アーム43に内蔵されている図示省略のモータに連結している。図示省略のモータは、後述する制御装置80によって動作が制御される。下部洗浄ブラシ46は、上部洗浄ブラシ45と同じポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂で構成されている。
下部アーム43は、回転支柱41に設けられた図示しない上下移動機構により、基板90の軸心方向(上下方向)に移動することができる。これにより、下部洗浄ブラシ46を基板90の下面に当接させたり、あるいは、基板90の下面から所定の高さまで離れさせたりすることができる。この上下移動機構は、制御装置80により動作が制御される。
駆動モータ41aが駆動することによって、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46は、第1ローラ23及び第2ローラ33に保持された基板90の上面及び下面に接触した状態で、基板90の径方向に沿って往復駆動される。なお、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46は、基板洗浄を実施しないときは、基板90から離れた位置(待機位置)に位置づけられている。
基板90と、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46との接触部分、つまり、基板90の上下面(表裏面)には、上ノズル49a及び下ノズル49b(図1参照)によって処理液(例えば、オゾン水などの洗浄液)が供給される。上ノズル49a及び下ノズル49bは、制御装置80によって動作が制御される。
基板90の洗浄処理後に、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46は、待機位置において、図示しないブラシ洗浄機構によって洗浄される。具体的には、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46に向けて洗浄液(例えば、純水など)を供給するノズルが設けられ、ノズルからブラシ45、46に向けて洗浄液を供給することで、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46に付着したパーティクルが除去される。
第2処理機構50は、端面ブラシ51と、旋回アーム52と、回転軸53(図4参照)と、旋回機構54と、駆動軸55と、を有している。
端面ブラシ51は、ベベル面ブラシとも呼ばれ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂を円柱状に形成して構成されている。端面ブラシ51が、基板90の外周面(外周端面)に押し当てられることで、基板90の外周面(ノッチ91以外の外周面)が洗浄処理されることになる。端面ブラシ51は、図2に示すように旋回アーム52の一端に取り付けられている。また、端面ブラシ51は、図4に示すように回転軸53の先端部に取り付けられている。回転軸53は、旋回アーム52に回転可能に支持されている。
旋回アーム52の他端は、旋回機構54の駆動軸55に取り付けられている。旋回機構54は、旋回アーム52を旋回させる。旋回機構54によって、端面ブラシ51を基板90の外周面から離れた位置と、基板90の外周面に接触する位置とに変位させることが可能になっている。旋回機構54は、制御装置80によって動作が制御される。以下の説明において、端面ブラシ51が基板90の外周面から離れた位置を端面ブラシ51の待機位置と称するものとする。なお、基板90の外周面の洗浄処理後に、端面ブラシ51は、待機位置において、図示しないブラシ洗浄機構によって洗浄される。具体的には、端面ブラシ51に向けて洗浄液(例えば、純水など)を供給するノズルが設けられ、ノズルから端面ブラシ51に向けて洗浄液を供給することで、端面ブラシ51に付着したパーティクルが除去される。
回転軸53の他端側は、図4に示すようなケース56に収納されている。ケース56の内部には、回転軸53を回転可能に支持する軸受57、及び、回転軸53を回転駆動するモータ58が設けられている。モータ58は、制御装置80に接続され、回転が制御される。
第3処理機構60は、ノッチブラシ61と、アーム62と、回転軸63(図5参照)と、移動機構64(往復動機構)と、駆動軸65と、ノッチ洗浄ノズル70と、支柱71と、アーム72と、旋回機構73と、を有している。
ノッチブラシ61は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂を所定の形状に形成して構成されている。ノッチブラシ61は、例えば、円柱状の形状で構成されている。ノッチブラシ61は、弾性変形が可能に構成されている。ノッチブラシ61の大きさ、つまり直径は、好ましくはノッチ91の円弧の直径と同じであるとよい。ただし、ノッチブラシ61の直径を、ノッチ91の円弧の直径よりも小さくしてもよく、反対に大きくしてもよい。ノッチブラシ61の直径を、ノッチ91の円弧の直径よりも小さくする場合は、ノッチブラシ61をノッチ91の内部の左右前後に移動する機構を設けるとよい。また、ノッチブラシ61の直径を、ノッチ91の円弧の直径よりも大きくする場合は、ノッチブラシ61が洗浄位置に位置づけられたとき(ノッチ91に入り込んだとき)、弾性変形してノッチ91に倣うような形状となる構成とすればよい。ノッチブラシ61が、基板90の外周面に形成されているノッチ91に入り込むことで、基板90の外周面に形成されているノッチ91が洗浄処理されることになる。ノッチブラシ61は、図2に示すようにアーム62の一端に取り付けられている。また、ノッチブラシ61は、図5に示すように回転軸63の先端部に取り付けられている。回転軸63は、アーム62に回転可能に支持されている。
アーム62の他端は、移動機構64に取り付けられている。移動機構64は、アーム62を直線方向に移動させる。移動機構64によって、ノッチブラシ61をノッチ91から離れた位置と、ノッチ91に接触する位置(洗浄位置)とに変位させることが可能になっている。移動機構64は、制御装置80によって動作が制御される。以下の説明において、ノッチブラシ61がノッチ91に接触する位置、つまり、ノッチ91に入り込んだ位置が洗浄位置となる。ノッチブラシ61がノッチ91から離れた位置をノッチブラシ61の待機位置と称するものとする。ノッチ91の洗浄処理後に、ノッチブラシ61が待機位置に位置づけられると、ノッチブラシ61の洗浄が行われる。この洗浄は、待機位置においてノッチブラシ61に向けて洗浄液(例えば、純水など)を供給するノズル69が設けられている。ノズル69から洗浄液をノッチブラシ61に供給することで、ノッチブラシ61に付着するパーティクルが除去される。
回転軸63の他端側は、図5に示すようなケース66に収納されている。ケース66の内部には、回転軸63を回転可能に支持する軸受67、及び、回転軸63の回転駆動するモータ68が設けられている。モータ68は、制御装置80に接続され、回転が制御される。
ノッチ洗浄ノズル70は、ノッチ91に向かって処理液を供給するノズルである。ノッチ洗浄ノズル70は、ノッチ91に向けて処理液を供給することで、ノッチブラシ61によって洗浄処理を行っている際に排出されるパーティクルを洗い流すことができる。このノッチ洗浄ノズル70は、支柱71及びアーム72によって支持されており、支柱71が旋回できるようになっている。なお、支柱71には、旋回機構73が接続されており、この旋回機構73により、ノッチ洗浄ノズル70を待機位置から洗浄位置、つまり、ノッチ91に向かって処理液を供給できる所定の位置に移動する。また、処理液は、基板90の上下面に供給される処理液と同じ処理液である。
制御装置80は、基板洗浄装置100の全体を統括制御する。具体的には、制御装置80は、あらかじめ設定されている処理プログラムに従って基板洗浄装置100が備えているアクチュエータ(駆動部品)の動作を制御する。アクチュエータとしては、例えば、第1シリンダ22、第2シリンダ32、パルスモータ11、図示省略の搬送ロボット、駆動モータ41a、図示省略の各モータ、各ノズル、旋回機構54、モータ58、移動機構64、モータ68、及び、旋回機構73などが挙げられる。
制御装置80は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成してもよく、マイコン又はCPUのような演算装置と、それにより実行されるソフトウェアで構成してもよい。また、あらかじめ設定されている処理プログラムは、書き換え可能になっている。
図1に示すように、処理室10の上部には、基板90に形成されているノッチ91の形成位置を検出するノッチ検出器81を備えている。ノッチ検出器81は、例えばCCDカメラ、レーザ光センサなどで構成されている。ノッチ検出器81は、ノッチ91がノッチブラシ61により洗浄される位置に対応するように配置されている。ノッチ検出器81は、エンコーダを採用することも可能である。この場合は、第1ローラ23及び第2ローラ33で保持された基板90のノッチ91の位置とノッチ91の洗浄処理が行われる位置の関係、つまり、回転角度が予め判れば、この回転角度に応じた値(パルスカウント)に基づいてパルスモータ11の回転を制御する。これにより、ノッチ91を洗浄処理する位置に位置づけることができる。
具体的には、制御装置80は、回転する基板90のノッチ91がノッチ検出器81によって検出されると、基板90の回転を停止させる。ノッチ検出器81がノッチ91を検出する位置は、ノッチブラシ61によるノッチ91の洗浄処理が行われる位置に対応しているため、基板90の回転が停止したときのノッチ91の位置は、ノッチブラシ61がノッチ91を洗浄処理する位置ということになる。本実施形態では、待機位置にあるノッチブラシ61と対向するように位置づけられる。また、制御装置80は、ノッチ位置判定手段を有している。ノッチ位置判定手段は、回転を停止させた状態の基板90におけるノッチ91の位置が、ノッチブラシ61による洗浄位置に正しく位置付けられるかを判定する。そのため、制御装置80は、基板90の回転が停止した後に、ノッチ検出器81からの検出信号を再度取り込む。ノッチ位置判定手段は、その取り込んだ信号に基づいて、ノッチ91の位置(停止位置)が、ノッチブラシ61による洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定する。制御装置80は、ノッチ位置判定手段によってノッチ91の停止位置が、ノッチブラシ61による洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内であること、本実施形態では待機位置にあるノッチブラシ61に対向している、と判定されたことを条件に、ノッチブラシ61を洗浄位置に移動させるよう移動機構64を制御するノッチブラシ移動制御機構を有している。
なお、制御装置80は、基板90のノッチ91に入り込んだノッチブラシ61を待機位置に移動させるよう移動機構64を制御する。
次に、基板90を洗浄処理する際の全体的な作用について説明する。図7及び図8は、基板洗浄装置100が実行する基板90の洗浄処理の際の流れを示すフローチャートである。図9~図18は、基板洗浄装置100の端面ブラシ51とノッチブラシ61の動作例(その1~その10)を示す図である。なお、図9~図18において、曲線で示す矢印は、基板90及び各ブラシが回転していることを示し、直線で示す矢印は、端面ブラシ51、ノッチブラシ61の移動状態を示している。
基板90は、図示省略の搬送ロボットを介して処理室10に搬送される(ステップS101)。基板90が処理室10に搬送されると、第1ローラ23及び第2ローラ33が基板90に接近する。第1ローラ23及び第2ローラ33は、基板90の外周面に当接するまで移動する(ステップS102)。第1ローラ23及び第2ローラ33が基板90の外周面に当接すると、基板90の外周面が第1ローラ23及び第2ローラ33に回転可能に係合保持されることになる。
パルスモータ11が作動されて、基板90が周方向に低速(例えば10rpm)で回転する(ステップS103)。基板90が回転した状態で、基板90の上下面に処理液(例えばオゾン水などの洗浄水)が供給される(ステップS104)。制御装置80は、基板90を回転させた状態でノッチ検出器81によってノッチ91の形成位置を検出する(ステップS105)。このとき、図9に示すように、ノッチブラシ61及び端面ブラシ51は、それぞれの待機位置で待機している。
そして、制御装置80は、ノッチ検出器81がノッチ91を検出すると(ステップS105;Yes)、パルスモータ11の作動を停止させ、図10に示すように基板90の回転を停止させる(ステップS106)。基板の回転が停止すると、制御装置80のノッチ位置判定手段は、ノッチ91が待機位置にあるノッチブラシ61と対向しているか否かを判定する。
基板90の回転が停止され、ノッチ91がノッチブラシ61と対向していることをノッチ位置判定手段が判定すると、図11に示すようにノッチブラシ61が待機位置から洗浄位置に向けてノッチ91に入り込むように移動する(ステップS107)。これにより、ノッチブラシ61がノッチ91に入り込むことになる。そして、図12に示すようにノッチブラシ61は例えば、100~600rpmの回転速度で回転動する(ステップS108)。ノッチ洗浄ノズル70が待機位置から洗浄位置に移動され、ノッチ91に向けて洗浄液が供給される(ステップS109)。所定のノッチ洗浄時間、例えば、30秒経過するまで、ノッチブラシ61が回転する。こうすることによって、ノッチ91がノッチブラシ61によって洗浄処理される。このとき、端面ブラシ51は、図12に示すように待機位置で待機している。
なお、ノッチブラシ61は、第3処理機構60が有する回転軸63及びモータ68によって回転駆動される。つまり、回転軸63及びモータ68が、ノッチブラシ61の回転機構として機能する。また、ノッチブラシ61を振動させる振動機構を設けてもよい。ノッチブラシ61が振動することで、ノッチ91に付着しているパーティクルに振動を与えることができ、パーティクルをノッチ91から効果的に除去することができるので、洗浄処理をより効果的に実行できることになる。
また、ノッチブラシ61を基板90の上下方向に移動させてノッチ91を洗浄処理させてもよい。これにより、ノッチブラシ61の回転に加え、上下方向の移動により、ノッチ91に付着するパーティクルを除去する力が増すので、洗浄処理をより効果的に実行できることになる。ノッチブラシ61を基板90の上下方向に移動させる場合、ノッチブラシ61を上下駆動可能な機構が要求される。
なお、ノッチブラシ61を回転させながらノッチ91に向けて移動させてもよいし、ステップ109による洗浄液の供給を、ステップ106とステップ107の間で開始させるようにしてもよい。
ノッチ洗浄時間経過後、図13に示すように回転したままの状態でノッチブラシ61が待機位置に移動する(ステップS110)。その後、ノッチ洗浄ノズル70が洗浄液の供給を停止するとともに待機位置に移動する。ノッチブラシ61が待機位置まで移動すると、ノッチブラシ61の洗浄を行う(ステップS111)。つまり、ノズル69からノッチブラシ61に洗浄液が供給される。所定の時間が経過すると、図14に示すようにノッチブラシ61は回転を停止され、ノッチブラシ61の洗浄を終了する。
次に、図15に示すようにパルスモータ11が作動されて、基板90が周方向に低速(例えば20~40rpm)で回転する(ステップS112)。基板90が回転した状態で、基板90の上下面に処理液(例えば、オゾン水などの洗浄水)が供給される(ステップS113)。駆動モータ41aが作動されて回転支柱41に設けられた上部アーム42及び下部アーム43が待機位置から基板90の上面及び下面に移動する。そして、基板90の径方向に沿って往復動する(ステップS114)。さらに、旋回アーム52が旋回されて、端面ブラシ51は待機位置から基板90に向けて移動する(ステップS115)。
このとき、図示省略のモータが作動されて上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46が回転する(ステップS116)。同時に、図16に示すようにモータ58が作動されて端面ブラシ51が回転する(ステップS117)。したがって、上部洗浄ブラシ45、下部洗浄ブラシ46、及び、端面ブラシ51が、それぞれの待機位置から基板90に向かって、回転しながら移動することになる。
上部洗浄ブラシ45は基板90の洗浄開始位置、例えば、基板90の上面(表面)の中心位置に所定の圧力で当接する。下部洗浄ブラシ46は基板90の洗浄開始位置、例えば、基板90の下面(裏面)の中心位置に所定の圧力で当接する。端面ブラシ51は基板90の外周面の洗浄開始位置に所定の圧力で当接する。なお、各ブラシは同時に基板90に当接する。
上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46は、例えば、100~600rpmの回転速度で回転し、上部アーム42及び下部アーム43を基板90の径方向に沿って揺動させながら基板90の上下面が洗浄処理される。これにより、基板90の上下面が上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46によって洗浄処理される。同時に、端面ブラシ51は例えば、100~800rpmの回転速度で回転動されて基板90の外周面が洗浄処理される。これにより、基板90の外周面が端面ブラシ51によって洗浄処理される。基板90の上下面の洗浄処理及び外周面の洗浄処理を同時進行することで、効率よく基板90の全体をむらなく洗浄処理できることになる。
それから、所定の洗浄時間、例えば、30秒経過するまで、基板90の洗浄処理が継続する。所定の洗浄時間が経過すると、上部洗浄ブラシ45、下部洗浄ブラシ46、及び、図17に示すように端面ブラシ51は回転したままの状態で待機位置に移動する(ステップS118)。なお、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46の移動途中で、上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46の高さ位置が所定の高さに戻る。
各ブラシは待機位置まで移動し、待機位置で各ブラシの洗浄を行う(ステップS119)。所定の時間が経過すると、各ブラシの回転が停止し、各ブラシの洗浄が終了する。次に、図18に示すように基板90の回転が停止し、基板90への処理液の供給が停止される(ステップS120)。基板90は、図示省略の搬送ロボットを介して処理室10から搬送される(ステップS121)。
このように、基板洗浄装置100によれば、回転する基板90を、ノッチ91がノッチブラシ61と対向する位置に止めて、ノッチブラシ61がノッチ91に入り込んで洗浄処理することができる。これにより、ノッチブラシ61がノッチ91に接触する。そのため、ノッチ91に付着しているパーティクルがノッチブラシ61に接触するので、パーティクルを除去することが可能となり、ノッチ91に対して洗浄処理を十分に行うことができる。また、端面ブラシ51による基板90の外周面の洗浄処理と共に行うことで、ノッチ91を含めた基板90の面全体が効果的に洗浄処理できる。したがって、基板洗浄装置100では、基板90の外周面が汚染されたままの状態で、基板90の洗浄処理が完了してしまうことが防止される。また、基板洗浄装置100では、ノッチブラシ61がノッチ91に入り込む形状になっているので、ノッチ91の最深部まで洗浄処理ができる。また、基板90を洗浄処理する際、ノッチ91を最初に洗浄処理を行うようにした。これは、ノッチブラシ61で掻き出されたパーティクルが、ノッチ91において、基板90の上面側もしくは下面側に押し出されて堆積することがある。この堆積したパーティクルを、ノッチ91の洗浄の後に行われる、基板90の上下面の洗浄処理で、揺動する上部洗浄ブラシ45及び下部洗浄ブラシ46によって除去することができる。つまり、ノッチ91にパーティクルを残したまま処理を完了すること抑制することができる。
なお、ノッチ91以外の外周面の洗浄処理に端面ブラシ51を用いたが、これに限らず、ノッチブラシ61を端面ブラシとして兼用させてもよい。
次に、基板洗浄装置100が備えるノッチブラシ61の形状例について、図19を参照して説明する。上述したように、ノッチブラシ61は、ノッチ91に入り込むことができる形状であればよく、特に形状を限定するものではないが、図19に示すような形状が考えられる。図19は、基板洗浄装置100が備えるノッチブラシ61の形状例を模式的に示す平面図である。
図19(a)には、比較例として、端面ブラシ51の平面形状の一例を図示している。図19(b)~図19(f)には、ノッチブラシ61の平面形状の一例を示している。図19(b)では、平面視円形状とした場合のノッチブラシ61を図示しており、図19(c)では、平面視三角形状とした場合のノッチブラシ61を図示しており、図19(d)では、平面視四角形状とした場合のノッチブラシ61を図示しており、図19(e)では、平面視五角形状とした場合のノッチブラシ61を図示しており、図19(f)では、平面視多角形状とした場合のノッチブラシ61を図示している。
基板洗浄装置100によれば、図19に示すような形状のノッチブラシ61を選定することができる。そのため、基板洗浄装置100では、ノッチ91を効果的に洗浄処理できる。また、基板洗浄装置100が実行する基板洗浄方法についても、基板洗浄装置100と同様の効果を奏することになる。
なお上記実施形態では、基板90における、上面、下面、外周端面、ノッチを、基板の被処理面としたが、本発明の実施に際しては、少なくともノッチの洗浄を行なうものであればよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態及び各部の変形例を説明したが、この実施形態や各部の変形例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
10 処理室
11 パルスモータ
20 第1可動体
21 第1ガイド体
22 第1シリンダ
23 第1ローラ
23a 傾斜面
23b 支持部
30 第2可動体
31 第2ガイド体
32 第2シリンダ
33 第2ローラ
33a 傾斜面
33b 支持部
40 第1処理機構
41 回転支柱
41a 駆動モータ
42 上部アーム
42a 回転軸
43 下部アーム
43a 回転軸
45 上部洗浄ブラシ
46 下部洗浄ブラシ
49a 上ノズル
49b したノズル
50 第2処理機構
51 端面ブラシ
52 旋回アーム
53 回転軸
54 旋回機構
55 駆動軸
56 ケース
57 軸受
58 モータ
60 第3処理機構
61 ノッチブラシ
62 アーム
63 回転軸
64 移動機構
65 駆動軸
66 ケース
67 軸受
68 モータ
70 ノッチ洗浄ノズル
71 支柱
72 アーム
73 旋回機構
80 制御装置
81 ノッチ検出器
90 基板
91 ノッチ
100 基板洗浄装置

Claims (6)

  1. 外周にノッチが形成された基板を回転させるとともに前記基板の被処理面に処理液を供給して前記基板を処理する基板洗浄装置において、
    前記基板の回転を停止させた状態で、前記ノッチに入り込んで前記ノッチを洗浄するノッチブラシを有し、
    前記ノッチブラシを待機位置と前記基板の前記ノッチに入り込むべき洗浄位置との間で往復動させる往復動機構と、
    回転を停止させた状態の前記基板における前記ノッチの位置が前記ノッチブラシによる洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定するノッチ位置判定手段と、
    前記ノッチ位置判定手段によって前記ノッチの位置が前記許容範囲内と判定されたことを条件に、前記ノッチブラシを前記洗浄位置に移動させるよう前記往復動機構を制御するノッチブラシ移動制御機構を有することを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 外周にノッチが形成された基板の被処理面を洗浄処理する基板洗浄装置において、
    前記基板を保持する保持機構と、
    前記保持機構に保持された前記基板を回転させる回転機構と、
    前記保持機構に保持される前記基板の被処理面に洗浄液を供給する供給部と、
    前記基板の回転を停止させた状態で、前記ノッチに入り込んで前記ノッチを洗浄するノッチブラシと、
    前記保持機構に保持される前記基板のノッチ以外の外周端面を洗浄する端面ブラシと、
    前記保持機構に保持される前記基板の上面又は下面を洗浄する洗浄ブラシと、
    を有することを特徴とする基板洗浄装置。
  3. 前記ノッチブラシを待機位置と前記基板の前記ノッチに入り込むべき洗浄位置との間で往復動させる往復動機構と、
    回転を停止させた状態の前記基板における前記ノッチの位置が前記ノッチブラシによる洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定するノッチ位置判定手段と、
    前記ノッチ位置判定手段によって前記ノッチの位置が前記許容範囲内と判定されたことを条件に、前記ノッチブラシを前記洗浄位置に移動させるよう前記往復動機構を制御するノッチブラシ移動制御機構を有することを特徴とする請求項記載の基板洗浄装置。
  4. 前記基板のノッチの洗浄処理は、前記基板の外周端面及び前記基板の上下面の洗浄処理が行われる前に実行されることを特徴とする請求項2記載の基板洗浄装置。
  5. 前記基板のノッチに洗浄液を供給するノッチ洗浄ノズルを有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  6. 外周にノッチが形成された基板を回転させるとともに前記基板の被処理面に処理液を供給して前記基板を処理する基板洗浄方法であって、
    前記基板の回転を停止させるステップと、
    回転停止状態の前記基板の前記ノッチにノッチブラシを入り込ませ、前記ノッチを洗浄するステップと、
    前記ノッチに入り込んだノッチブラシを前記ノッチから待機位置に移動させるステップと、
    を有し、
    前記ノッチを洗浄するステップは、
    回転を停止させた状態の前記基板における前記ノッチの位置を前記ノッチブラシによる洗浄位置に対して予め設定された許容範囲内か否かを判定するノッチ位置判定するステップと、
    前記ノッチ位置を判定するステップによって前記ノッチの位置が前記許容範囲内と判定されたことを条件に、前記ノッチブラシを前記洗浄位置に移動させるステップと、
    を有することを特徴とする基板洗浄方法。
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