JP7104473B2 - エネルギー管理システム、電力変換制御装置、および電力変換制御方法 - Google Patents

エネルギー管理システム、電力変換制御装置、および電力変換制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エネルギー管理システムに関する。
近年、バッテリーから供給される電力によりモータを駆動して走行する電気自動車が使用されるようになり、家庭用のコンセントからバッテリーに充電する事例や、逆にバッテリーに充電された電力を家庭用電気機器に供給する事例が知られている。
特許文献1には、充放電装置が、系統電力と太陽光発電装置から電気自動車に充電し、電気自動車から放電された電力を、分電装置を介して電気機器に供給することが記載されている。
また、HEMS(Home Energy Management System)は、各家庭の消費電力を監視、表示、および制御するシステムである。HEMSにおいては、HEMSコントローラ(HEMS Controller)が、PCS(Power Conditioning Subsystem)を介して、EV(電気自動車:Electric Vehicle)あるいはPV(太陽光発電:Photovoltaic Power Generation)などの電力機器、および電力系統などに接続される。PCSは各種の電力機器および電力系統の間で直流および交流の電力を調整する装置である。HEMSコントローラは、監視のために常時各種電力機器の状態情報を取得したり、制御のために電力機器に制御情報を送ったりする。
特開2014-054010号公報
しかしながら、EVを含む家庭内の電源からの電力を家庭内の負荷へ供給する場合を想定すると、系統電力と電源と負荷との間の電力需給バランスを考慮する必要がある。また、PCSの動作により、電源からの電力を効率的に利用できない場合がある。
そこで本発明は、電源からの電力を効率的に利用する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様であるエネルギー管理システムは、交流電力線を介して電力系統および負荷に接続され、直流電力線を介して電源に接続され、第一電力閾値を記憶し、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力が前記第一電力閾値以上である場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力する電力変換装置と、通信路を介して前記電力変換装置に接続され、前記直流電力線および前記交流電力線において計測された計測情報を前記電力変換装置から受信し、前記計測情報が変更条件を満たすか否かを判定し、前記計測情報が前記変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を変更することを指示する制御情報を生成し、前記制御情報を前記電力変換装置へ送信する電力変換制御装置と、を備える。前記電力変換装置は、前記制御情報に応じて、前記電力変換装置に記憶された第一電力閾値を変更する。
本発明の一態様によれば、電源からの電力を効率的に利用することができる。
本発明の実施形態の地域エネルギー管理システムの構成を示す。 HEMSコントローラ100の構成を示す。 PCS300の構成を示す。 PCS実績情報テーブル111を示す。 PCS電力閾値テーブル112を示す。 充放電計画テーブル113を示す。 UPR電力閾値によるEV放電電力の抑制を示す。 UPR電力閾値の減少によるEV放電電力の改善を示す。 UPR電力閾値によるPCS300の停止を示す。 UPR電力閾値の増加によるPCS300の停止の回避を示す。 電力閾値管理処理を示す。 電力閾値管理処理の変形例を示す。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の地域エネルギー管理システムの構成を示す。
本実施形態の地域エネルギー管理システムは、HEMSセンタ500、および複数のHEMS400とを含む。複数のHEMS400は、特定の地域内に位置する複数の家庭に夫々設けられる。HEMS400は、HEMSコントローラ100、PCS300、PV14、充放電スタンド15、およびEV16を含む。この図において、実線は電力線を、破線は通信線を表す。通信線は、有線通信路であってもよいし、無線通信路であってもよい。
HEMSコントローラ100は、通信線を介してPCS300に接続される。HEMSコントローラ100は、通信線を介してルータ520に接続される。PCS300は、電力線(交流電力線)を介して分電盤410に接続される。PCS300は、電力線(直流電力線)を介してPV14に接続される。PCS300は、電力線(直流電力線)を介して充放電スタンド15に接続される。充放電スタンド15は、電力線を介してEV16に接続される。分電盤410は、電力線を介して電力計420に接続されると共に、電力線を介して負荷150に接続される。電力計420は、電力線を介して電力系統600に接続され、通信線を介してPCS300に接続される。電力計420は、電力系統600から分電盤410へ流れる購入系統電力(買電電力)を購入系統電力計測値として計測し、分電盤410から電力系統600へ流れる売電電力(逆潮流電力)を売電電力計測値として計測し、購入系統電力計測値および売電電力計測値を、通信線を介してPCS300へ送信する。ルータ520は、通信ネットワーク510に接続される。HEMSセンタ500は、通信ネットワーク510に接続される。以後、PV14およびEV16のように、HEMS400内で、発電又は放電によりPCS300へ直流電力を供給できる装置を電源と呼ぶ。電源は、PV14およびEV16の両方であってもよいし、一方であってもよい。なお、電源は、風力発電装置等、他の再生可能エネルギー発電装置を含んでいてもよいし、蓄電池を含んでいてもよい。
HEMS400は、各家庭の電力需給を監視、表示、および制御するシステムである。家庭に電源があれば、電源の監視、表示、および制御は、HEMS400によって行われる。PCS300、PV14、充放電スタンド15、EV16、電力計420は、HEMSによる監視、表示、制御の対象となる。
PV14は、太陽光により発電を行う電力機器である。PV14で発電された電力はPCS300を介して家庭内のEV16、負荷150、あるいは電力系統600へ供給される。
充放電スタンド15は、EV16に接続するためのコネクタを有する。充放電スタンド15の代わりに、PCS300にコネクタが設けられていてもよい。
EV16は内蔵する蓄電池に蓄えた電力で走行する電気自動車である。EV16は、充放電スタンド15を介して、PCS300に接続される。PCS300は、電力系統600およびPV14からの電力を用いて、EV16の蓄電池を充電することができる。また、EV16の蓄電池に蓄えた電力をPCS300を介して負荷150および電力系統600へ供給することもできる。EV16への充電の開始および停止は充放電スタンド15およびHEMSコントローラ100の両方から制御することができる。なお、EV15の代わりに、プラグインハイブリッド車、電動二輪車等、蓄電池を含み電力線に接続されて蓄電池を充電することができる、他の輸送機械が用いられてもよい。これにより、PV14の発電電力の余剰分を用いてEV15を充電することや、EV15から放電することにより電力系統600からの電力を削減することなどにより、PV14とEV16を有効に利用することができる。
PCS300は、PV14、充放電スタンド15、EV16などの電力機器に接続され、それらの電力機器が入出力する電力を調整するとともに、各電力機器が入出力する電力の状態を計測している。電力機器とPCS300とが入出力する電力には直流電力と交流電力があるので、PCS300は直流と交流の変換も行っている。また、本実施形態のHEMS400は、放電を行うEV16を含むので、PCS300は、電力系統600から電源への方向と、電源から電力系統600への方向の両方向の電力の流れを扱うことができる双方向PCSである。PCS300は、PCS300および電力計420により計測された状態を示すPCS実績情報を生成して記憶し、HEMSコントローラ100へ送信する。例えば、PCS300は、PV14の発電によりPV14から分電盤410へ出力されるPV発電電力を計測することによりPV発電電力計測値を生成し、EV16の充電のためにPCS300からEV16へ出力されるEV充電電力を計測することにより、EV充電電力計測値を生成し、EV16の放電によりEV16から分電盤410へ出力されるEV放電電力を計測することにより、EV放電電力計測値を生成する。
HEMSセンタ500は、地域の天気情報等、地域の電力需給に影響を与える電力関連情報を外部から取得し、複数のHEMS400からPCS実績情報を取得する。HEMSセンタ500は更に、電力需給情報およびPCS実績情報に基づいて、複数のHEMS400内のEV16の充放電計画情報を作成し、通信ネットワーク510を介して複数のHEMS400へ充放電計画情報を送信する。即ち、HEMSセンタ500は、地域内の充放電を計画することにより、地域内の電力需給を調整する。
HEMSコントローラ100は、HEMS400を制御するコントローラであり、予め設定されたタイミングでPCS300から、状態情報を取得して記憶すると共に、予め設定されたタイミングでPCS300を用いて電源を制御する。
図2は、HEMSコントローラ100の構成を示す。
HEMSコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)101、入力部103、出力部104、記憶部110、通信部109を含む。入力部103は例えば、キーボードやボタン類などの入力装置である。出力部104は例えば、ディスプレイなどの表示装置である。通信部109は、CPU101からの指示に従って、PCS300、ルータ520等と通信を行う。
記憶部110は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部110は、制御指示部106、画面表示部107、制御指示算定部108のためのプログラムを格納する。記憶部110は更に、PCS実績情報テーブル111、PCS電力閾値テーブル112、充放電計画テーブル113等を格納する。
CPU101は、記憶部110に格納されたプログラムに従って、制御指示部106、画面表示部107、制御指示算定部108を実行する。
制御指示算定部108は、通信部109を用いて、予め設定された時間間隔で定期的に、PCS300からPCS実績情報を受信し、受信されたPCS実績情報をPCS実績情報テーブル111として記憶部110へ保存する。制御指示算定部108は更に、PCS実績情報テーブル111およびPCS電力閾値テーブル112に基づいてPCS300の整定値であるPCS電力閾値を算出し、算出されたPCS電力閾値をPCS電力閾値テーブル112に保存する。PCS電力閾値は、HEMS400から電力系統600への逆潮流電力を検出するための電力閾値であるRPR(reverse power relay:逆電力継電器)電力閾値や、電力系統600の停電等、電力系統600からHEMS400への電力の不足を検出するための電力閾値であるUPR(underpower relay:不足電力継電器)電力閾値等である。制御指示算定部108は更に、通信部109を用いて、HEMSセンタ500から充放電計画を受信し、充放電計画テーブル113として記憶部110へ保存する。
制御指示部106は、PCS電力閾値を含むPCS制御情報を、通信部109を用いてPCS300へ送信する。制御指示部106は更に、充放電計画テーブル113から現在の充放電電力の計画値である充放電電力計画値を含むPCS制御情報を、通信部109を用いてPCS300へ送信する。充放電電力計画値は、EV16の充電電力の計画値である充電電力計画値と、EV16の放電電力の計画値である放電電力計画値との何れかである。
画面表示部107は、PCS実績情報テーブル111、PCS電力閾値テーブル112、充放電計画テーブル113等の内容を出力部104に表示させる。例えば、画面表示部107は、PCS電力閾値を出力部104に表示させてもよいし、充放電電力計画値を出力部104に表示させてもよい。
本発明は、HEMS400の代わりに、工場に設けられるFEMS(Factory Energy Management System)、建物に設けられる建物エネルギー管理システムなどの、各種エネルギー管理システム(xEMS)に適用することができる。また、HEMSセンタ500は、地域に設けられるCEMS(Community Energy Management System)のコントローラであってもよい。
以下、PCS300について説明する。
図3は、PCS300の構成を示す。
PCS300は、太陽光発電電力入力部20、系統電力入出力部21、自動車電力入出力部22、DC-DC電力変換部23a、AC-DC電力変換部23b、DC-DC電力変換部23c、制御部25、通信部27、記憶部28を含む。この図において、実線は電力線、破線は通信線を表す。
太陽光発電電力入力部20は、電力線を介してPV14に接続され、PV14により発電される直流電力を受ける。系統電力入出力部21は、電力線を介して分電盤410に接続され、電力系統600からの交流電力を分電盤410から受けたり、AC-DC電力変換部23bから出力される交流電力を分電盤410へ送ったりする。自動車電力入出力部22は、電力線を介して充放電スタンド15に接続され、EV16により放電される直流電力から充放電スタンド15を介して受けたり、DC-DC電力変換部23cにより出力される直流電力を充放電スタンド15を介してEV16へ送ったりする。DC-DC電力変換部23aは、太陽光発電電力入力部20からの直流電力の電圧を変換する。DC-DC電力変換部23cは、自動車電力入出力部22からの直流電力の電圧を変換してAC-DC電力変換部23bへ送ったり、DC-DC電力変換部23aおよびAC-DC電力変換部23bからの直流電力の電圧を変換して自動車電力入出力部22へ送ったりする。AC-DC電力変換部23bは、インバータとして、DC-DC電力変換部23aおよびDC-DC電力変換部23cからの直流電力を交流電力に変換して系統電力入出力部21へ送ったり、コンバータとして、系統電力入出力部21からの交流電力を直流電力に変換してDC-DC電力変換部23cへ送ったりする。
なお、本実施形態の系統電力入出力部21は、単相2線式の電力線により分電盤410に接続される。なお、この電力線は、単相3線式や三相3線式等であってもよい。また、PCS電力閾値は、電力の代わりに電力量、電流等で表されてもよい。
通信部27は、通信線を介してHEMSコントローラ100に接続され、HEMSコントローラ100からPCS制御情報を受信して記憶部28へ保存し、記憶部28に格納されるPCS実績情報をHEMSコントローラ100へ送信する。また、通信部27は、電力計420から電力の計測値を受信する。
制御部25は、DC-DC電力変換部23a、AC-DC電力変換部23b、DC-DC電力変換部23c、電力計420により計測された電力の計測値をPCS実績情報として記憶部28へ保存する。
制御部25は、HEMSコントローラ100から受信されるPCS制御情報を記憶部28へ保存し、PCS制御情報に基づいて、DC-DC電力変換部23a、AC-DC電力変換部23b、DC-DC電力変換部23cを制御する。PCS制御情報は、PCS300に設定されるPCS電力閾値、又はEV16のための充放電電力計画値を示す。充放電電力計画値がEV16の充電電力の計画値である充電電力計画値を示す場合、制御部25は、DC-DC電力変換部23a、AC-DC電力変換部23b、DC-DC電力変換部23cを制御することにより、充電電力計画値を上限とする電力をDC-DC電力変換部23cに変換させ、自動車電力入出力部22へ送る。充放電電力計画値がEV16の放電電力の計画値である放電電力計画値を示す場合、制御部25は、DC-DC電力変換部23a、AC-DC電力変換部23b、DC-DC電力変換部23cを制御することにより、放電電力計画値を上限とする電力を自動車電力入出力部22から受け、DC-DC電力変換部23cに変換させる。
以下、HEMSコントローラ100に格納される情報について説明する。
図4は、PCS実績情報テーブル111を示す。
PCS実績情報テーブル111は、計測された時刻毎のエントリを有する。或る時刻に対応するエントリは、当該時刻と、当該時刻に計測されたPV発電電力計測値[W]と、当該時刻に計測された購入系統電力計測値[W]と、当該時刻に計測された売電電力計測値[W]と、当該時刻に計測されたEV充電電力計測値[W]と、当該時刻に計測されたEV放電電力計測値[W]とを含む。なお、PCS実績情報テーブル111は、最新の時刻のエントリを有していてもよいし、複数の時刻にそれぞれ対応する複数のエントリを有していてもよい。なお、電力計420は、通信線を介してHEMSコントローラ100に接続されてもよい。この場合、HEMSコントローラ100は、電力計420より計測された購入系統電力計測値および売電電力計測値を受信し、PCS実績情報テーブル112に登録する。
図5は、PCS電力閾値テーブル112を示す。
PCS電力閾値テーブル112は、PCS300に設定されているPCS電力閾値を示す。PCS電力閾値は、RPR電力閾値とUPR電力閾値とを含む。なお、RPR電力閾値は、RPR整定値と呼ばれることがある。UPR電力閾値は、UPR整定値と呼ばれることがある。
図6は、充放電計画テーブル113を示す。
充放電計画テーブル113は、HEMSセンタ500から受信された充放電計画を示し、時刻毎のエントリを有する。或る時刻に対応するエントリは、当該時刻と、当該時刻におけるEV充電電力の計画値である充電電力計画値[W]と、当該時刻におけるEV放電電力の計画値である放電電力計画値[W]とを含む。充電電力計画値および放電電力計画値の一方が正であれば、他方は0である。
以下、PCS電力閾値に基づくPCS300の動作について説明する。
PCS電力閾値は例えば、系統連系規定等の規格により定められる、UPR電力閾値でも良く、PCS300から分電盤410への出力(インバータ)の定格電力の3%程度である。RPR電力閾値は例えば、定格電力の5%程度である。
本実施形態では、規格に基づき、UPR電力閾値に対し、UPR標準値とUPR許容偏差が定められ、それらに基づいてUPR許容範囲が定められる。UPR許容範囲は、UPR下限値とUPR上限値により定められる。UPR下限値はUPR標準値-UPR許容偏差であり、UPR上限値はUPR標準値+UPR許容偏差である。例えば、UPR標準値は定格電力の3%であり、UPR許容偏差は定格電力の1%である。
また、本実施形態では、規格に基づき、RPR電力閾値に対し、RPR標準値とRPR許容偏差が定められ、それらに基づいてRPR許容範囲が定められる。RPR許容範囲は、RPR下限値とRPR上限値により定められる。RPR下限値はRPR標準値-RPR許容偏差であり、RPR上限値はRPR標準値+RPR許容偏差である。例えば、RPR標準値は定格電力の5%であり、RPR許容偏差は定格電力の1%である。
PCS300は、PCS実績情報に基づいて、売電電力計測値がRPR電力閾値をある一定時間超える場合、PCS300を停止する。その後、ユーザがPCS300に対して復帰の操作を行うことにより、PCS300は、動作を再開する。
ここでは、負荷150による消費電力を家庭消費電力と呼ぶ。PCS300は、家庭消費電力がUPR電力閾値以下である場合、EV放電電力やPV発電電力より購入系統電力を優先するために、電源からの電力の変換および出力を行わない。また、UPR電力閾値が家庭消費電力に対して不足する場合、PCS300は、不足分を、放電電力計画値を上限としてEV放電電力により補う。言い換えれば、PCS300は、購入系統電力がUPR電力閾値以上である場合、電源からの電力を変換して分電盤410へ出力する。これにより、EV放電電力は、家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値と放電電力計画値との、低い方の電力になる。また、UPR電力閾値とEV放電電力の合計が家庭消費電力に対して不足する場合、不足分は購入系統電力により補われる。なお、UPR電力閾値が家庭消費電力に対して不足する場合、PCS300は、不足分を、PV発電電力により補ってもよい。この場合、UPR電力閾値とEV放電電力とPV発電電力の合計が家庭消費電力に対して不足する場合、不足分は購入系統電力により補われる。
以下、PCS電力閾値に基づくPCS300の動作の具体例について説明する。ここでは、簡単のため、PV発電電力を0とする。
まず、比較例として、UPR電力閾値の変更を行わない場合のPCSの動作を示す。
図7は、比較例のUPR電力閾値によるEV放電電力の抑制を示す。
状態A1は、UPR電力閾値が100Wに設定され、放電電力計画値が70Wに設定され、家庭消費電力が170Wである状態を示す。この状態A1において、購入系統電力はUPR電力閾値に等しい100Wになり、EV放電電力は家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値等しい70Wになる。
その後の状態A2において、家庭消費電力が120Wに減少した場合、EV放電電力が70Wであるため、一時的に購入系統電力は50Wに減少する。
その後の状態A3において、購入系統電力がUPR電力閾値に等しい100Wまで増加し、家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値が20Wになるため、PCS300は、EV放電電力が差分値以下になるようにEV放電電力を抑制する。これにより、EV放電電力は20Wになる。
この動作によれば、EV放電電力は、放電電力計画値に比べて大幅に低くなってしまう。
次に、本実施形態のHEMSコントローラ100により、UPR電力閾値を減少させる場合を示す。
図8は、UPR電力閾値の減少によるEV放電電力の改善を示す。
状態B1において、放電電力計画値および家庭消費電力は、状態A1と同一であるが、UPR電力閾値を100Wから70Wに減少させている。この状態B1において、状態A1と同様、購入系統電力はUPR電力閾値に等しい70Wになり、EV放電電力は家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値に等しい100Wになる。
その後の状態B2において、家庭消費電力が120Wに減少した場合、EV放電電力が100Wであるため、一時的に購入系統電力は20Wに減少する。
その後の状態B3において、購入系統電力がUPR電力閾値に等しい70Wまで増加し、家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値が50Wになるため、PCS300は、EV16から受ける電力を差分値に合わせるように抑制する。これにより、EV放電電力が50Wになる。
この動作によれば、状態A3に比べて、UPR電力閾値を減少させたことにより、EV放電電力を増加させ、購入系統電力を減少させることができる。
次に、比較例として、UPR電力閾値の変更を行わない場合のPCSの動作を示す。
図9は、比較例のUPR電力閾値によるPCS300の停止を示す。
状態C1は、UPR電力閾値が50Wに設定され、RPR電力閾値が80Wに設定され、放電電力計画値が150Wに設定され、家庭消費電力が200Wである状態を示す。この状態C1において、購入系統電力はUPR電力閾値に等しい50Wになり、EV放電電力は家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値に等しい150Wになる。
その後の状態C2において、家庭消費電力が50Wに減少した場合、EV放電電力が150Wであるため、一時的に電力系統600への逆潮流電力が、EV放電電力から家庭消費電力を減じた値である100Wになる。
その後の状態C3において、逆潮流電力がRPR電力閾値を超えたため、PCS300は停止し、EV16からの電力を変換しなくなる。これにより、EV放電電力は0Wになり、購入系統電力は家庭消費電力に等しい50Wになる。
この動作によれば、PCS300が停止するため、その後に家庭消費電力がUPR電力閾値を超えてもEV16からの電力を利用することができない。また、その後にEV16からの電力を利用するためには、PCS300を復帰させるための作業と時間が必要になる。
次に、本実施形態のHEMSコントローラ100により、UPR電力閾値を増加させる場合を示す。
図10は、UPR電力閾値の増加によるPCS300の停止の回避を示す。
状態D1において、RPR電力閾値、放電電力計画値、および家庭消費電力は、状態C1と同一であるが、UPR電力閾値を50Wから80Wに増加させている。この状態D1において、状態C1と同様、購入系統電力はUPR電力閾値に等しい80Wになり、EV放電電力は家庭消費電力からUPR電力閾値を減じた差分値に等しい120Wになる。
その後の状態D2において、家庭消費電力が50Wに減少した場合、EV放電電力が120Wであるため、一時的に電力系統600への逆潮流電力が、EV放電電力から家庭消費電力を減じた値である70Wになる。
その後の状態D3において、逆潮流電力がRPR電力閾値を超えないため、PCS300は停止しない。また、家庭消費電力がUPR電力閾値より低いため、PCS300は、EV16からの電力を受けない。これにより、EV放電電力は0Wになり、購入系統電力は、家庭消費電力に等しい50Wになる。
この動作によれば、状態C3に比べて、PCS300が停止しないため、PCS300の復帰の作業を必要としない。また、その後に家庭消費電力がUPR電力閾値を超えた場合、すぐにEV16からの電力を変換して負荷150へ供給することができる。
以上に述べたように、UPR電力閾値が高すぎると、家庭消費電力に対して購入系統電力の割合が大きくなり、EV放電電力が抑制される。また、UPR電力閾値が低すぎると、逆潮流が発生した場合にPCS300が停止する。
以下、EV放電電力の抑制やPCS300の停止を防ぐために、HEMSコントローラ100がPCS300のUPR電力閾値を管理する電力閾値管理処理について説明する。
図11は、電力閾値管理処理を示す。
HEMSコントローラ100は、予め定められた管理時間の間隔で電力閾値管理処理を開始する。管理時間は例えば1分である。
S110においてHEMSコントローラ100は、PCS300からPCS実績情報を収集するPCS実績情報収集処理を行う。PCS実績情報は、PV発電電力計測値と、購入系統電力計測値と、売電電力計測値と、EV充電電力計測値と、EV放電電力計測値とを含む。その後、S120においてHEMSコントローラ100は、収集されたPCS実績情報をPCS実績情報テーブルへ登録するPCS実績情報登録処理を行う。
その後、S210においてHEMSコントローラ100は、PCS実績情報テーブルから、PV発電電力計測値、購入系統電力計測値、売電電力計測値、EV充電電力計測値、EV放電電力計測値を取得するPCS実績情報取得処理を行う。その後、S220においてHEMSコントローラ100は、PCS電力閾値テーブルからUPR電力閾値を取得するPCS電力閾値取得処理を行う。
その後、S310においてHEMSコントローラ100は、売電電力計測値を逆潮流電力とし、逆潮流電力が正であるか否かを判定する。
逆潮流電力が正であると判定された場合(S310:Y)、S320においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値に予め定められたUPR加算値を加えることにより、新たなUPR電力閾値(指示値)を算出するUPR電力閾値加算処理を行う。これにより、UPR電力閾値を増加させることができる。UPR加算値が過度に大きいと、購入系統電力の増加とEV放電電力の抑制に繋がるため、UPR加算値はUPR許容偏差より小さいことが望ましい。
その後、S410においてHEMSコントローラ100は、新たなUPR電力閾値を示すPCS制御情報をPCS300へ送信することにより、新たなUPR電力閾値をPCS300に保存すると共に、新たなUPR電力閾値をPCS電力閾値テーブル112に保存するUPR電力閾値更新処理を行い、このフローを終了する。ここでHEMSコントローラ100は、新たなUPR電力閾値がUPR許容範囲外である場合、新たなUPR電力閾値をUPR許容範囲に制限する。例えば、新たなUPR電力閾値がUPR下限値を下回る場合、HEMSコントローラ100は、新たなUPR電力閾値をUPR下限値に等しくする。また、新たなUPR電力閾値がUPR上限値を上回る場合、HEMSコントローラ100は、新たなUPR電力閾値をUPR上限値に等しくする。
逆潮流電力が正でないと判定された場合(S310:N)、S350においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値からUPR減算値を減ずることにより、新たなUPR電力閾値(指示値)を算出するUPR電力閾値減算処理を行う。UPR減算値が過度に大きいと、逆潮流電力の増加とPCSの停止に繋がるため、UPR減算値はUPR許容偏差より小さいことが望ましい。
その後、S360においてHEMSコントローラ100は、PCS実績情報テーブルに基づいて家庭消費電力の計測値である家庭消費電力計測値を算出し、家庭消費電力計測値に基づいてUPR電力閾値の目標値であるUPR電力閾値目標値を算出し、UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さいか否かを判定する。ここでHEMSコントローラ100は、家庭消費電力計測値は、次式により算出する。
家庭消費電力計測値
= PV発電電力計測値+購入系統電力計測値-売電電力計測値
-EV充電電力計測値+EV放電電力計測値
更にHEMSコントローラ100は、家庭消費電力計測値に予め定められたUPR係数を乗ずることによりUPR電力閾値目標値を算出する。UPR係数は0より大きく1より小さく、例えば0.6である。
UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値以上であると判定された場合(S360:N)、HEMSコントローラ100は、処理をS350へ移行させる。これにより、HEMSコントローラ100は、UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さくなるまでUPR電力閾値を減少させることができる。言い換えれば、現在のUPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さい場合、HEMSコントローラ100は、UPR電力閾値を減少させない。なお、HEMSコントローラ100は、UPR電力閾値をUPR電力閾値目標値に等しくしてもよい。
UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さいと判定された場合(S360:Y)、S410においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値を示すPCS制御情報をPCS300へ送信することにより、UPR電力閾値をPCS300に保存し、このフローを終了する。
なお、S410においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値の代わりに、UPR電力閾値の変化量を示すPCS制御情報をPCS300へ送信してもよい。また、PCS300は、UPR電力閾値の増加量および減少量を記憶していてもよい。この場合、S410においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値の代わりに、UPR電力閾値の増加又は減少を示すPCS制御情報をPCS300へ送信し、PCS300は、PCS制御情報に応じて、UPR電力閾値を増加量だけ増加させること、又はUPR電力閾値を減少量だけ減少させることを行ってもよい。
画面表示部107は、HEMS400の状態を示す画面を出力部104に表示させる。例えば、画面は、UPR電力閾値、EV放電電力計測値、購入系統電力計測値、家庭消費電力計測値等を表示する。
以上の電力閾値管理処理によれば、HEMSコントローラ100は、UPR電力閾値を最適化することができる。これにより、UPR電力閾値が低すぎることによるPCS300の停止を防ぐと共に、UPR電力閾値が高すぎることによるEV放電電力の過度の抑制を防ぐことができる。また、HEMSコントローラ100は、UPR電力閾値目標値を算出することにより、家庭消費電力計測値に応じてUPR電力閾値を変更することができる。HEMS400の管理者は、UPR係数を定めることにより、購入系統電力と電源からの供給電力との比を設定することができる。
以下、電力閾値管理処理の変形例について説明する。
図12は、電力閾値管理処理の変形例を示す。
電力閾値管理処理の変形例において、HEMSコントローラ100は、予め定められた収集時間の間隔で実績収集処理を開始し、予め定められた調整時間の間隔で電力閾値調整処理を開始する。収集時間は例えば1分であり、調整時間は収集時間より十分長く、例えば1週間である。
実績収集処理が開始されると、HEMSコントローラ100は、電力閾値管理処理と同様、S110、S120を実行し、このフローを終了する。
以上のPCS実績収集処理によれば、HEMSコントローラ100は、収集時間間隔でPCS実績情報を収集して記憶することができる。
電力閾値調整処理が開始されると、S210bにおいてHEMSコントローラ100は、前回の電力閾値調整処理から現在までを計測期間とし、計測期間内の、PV発電電力計測値、購入系統電力計測値、売電電力計測値、EV充電電力計測値、EV放電電力計測値を、PCS実績情報テーブルから取得する。その後、S220においてHEMSコントローラ100は、PCS電力閾値テーブルからUPR電力閾値とUPR加算値とUPR減算値を取得する。
その後、S310bにおいてHEMSコントローラ100は、売電電力計測値を逆潮流電力とし、計測期間内の逆潮流電力の最大値が正であるか否かを判定する。
逆潮流電力の最大値が正であると判定された場合(S310b:Y)、電力閾値管理処理と同様、S320、S410を実行し、このフローを終了する。
逆潮流電力の最大値が正でないと判定された場合(S310b:N)、S350においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値からUPR減算値を減ずることにより、新たなUPR電力閾値を算出する。
その後、S360bにおいてHEMSコントローラ100は、計測期間内の家庭消費電力計測値の最大値を算出し、家庭消費電力計測値の最大値に基づいてUPR電力閾値目標値を算出し、UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さいか否かを判定する。ここでHEMSコントローラ100は、家庭消費電力計測値の最大値にUPR係数を乗ずることによりUPR電力閾値目標値を算出する。
UPR電力閾値がUPR電力閾値目標値より小さいと判定された場合(S360b:Y)、S410においてHEMSコントローラ100は、UPR電力閾値をPCS300へ送信することにより、UPR電力閾値をPCS300に保存し、このフローを終了する。
以上の電力閾値調整処理によれば、HEMSコントローラ100は、計測期間内のPCS実績情報に基づいて、UPR電力閾値を最適化することができる。また、電力閾値管理処理に比べて、この変形例は、HEMSコントローラ100の負荷を軽減することができる。
なお、画面表示部107は、電力閾値管理処理又は電力閾値調整処理によりUPR電力閾値を変更した場合、UPR電力閾値の変更を示す情報を出力部104に表示させてもよい。これにより、管理者は、UPR電力閾値の変更や、現在のUPR電力閾値を認識することができる。
本実施形態によれば、HEMSコントローラ100は、HEMS400における電力の計測値が変更条件を満たす場合に、PCS300のUPR電力閾値を変更することができる。第一変更条件は例えば、逆潮流がなく、且つUPR電力閾値がUPR電力閾値目標値を上回ることである。第二変更条件は例えば、逆潮流があることである。また、HEMSコントローラ100が計測値に応じてUPR電力閾値を変更することにより、電源の出力の抑制や、PCS300の停止を防ぐことができる。また、電源としてEV16およびPVを用いることにより、PV14の発電電力を用いてEV16を充電することができ、EV16の放電電力を負荷150へ供給することができる。これにより、購入系統電力を減らし、PV14およびEV16を効率的に利用することができる。また、HEMSセンタ500が充放電計画を作成し、HEMSコントローラ100が充放電計画に基づいてEV16の充放電を制御することにより、地域の電力需給を調整することができる。
本発明の表現のための用語について説明する。エネルギー管理システムとして、HEMS400等が用いられてもよい。電力変換制御装置として、HEMSコントローラ100等が用いられてもよい。電力変換装置として、PCS300等が用いられてもよい。電源として、EV16、PV14等が用いられてもよい。計測情報として、PCS実績情報等が用いられてもよい。制御情報として、PCS制御情報等が用いられてもよい。第一電力閾値として、UPR電力閾値等が用いられてもよい。第二電力閾値として、RPR電力閾値等が用いられてもよい。上位制御装置として、HEMSセンタ500等が用いられてもよい。蓄電池制御情報として、充放電電力計画値等が用いられてもよい。計画情報として、充放電計画情報等が用いられてもよい。係数として、UPR係数等が用いられてもよい。通信ネットワークとして、通信ネットワーク510、ルータ520等が用いられてもよい。
14…PV 15…充放電スタンド 16…EV 100…HEMSコントローラ 101…CPU 103…入力部 104…出力部 109…通信部 110…記憶部 150…負荷 300…PCS 410…分電盤 420…電力計 500…HEMSセンタ 510…通信ネットワーク 520…ルータ 600…電力系統

Claims (14)

  1. 交流電力線を介して電力系統および負荷に接続され、直流電力線を介して電源に接続され、第一電力閾値を記憶し、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力が前記第一電力閾値以上である場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力する電力変換装置と、
    通信路を介して前記電力変換装置に接続され、前記直流電力線および前記交流電力線において計測された計測情報を前記電力変換装置から受信し、前記計測情報に含まれる逆潮流電力に関する情報に基づいて逆潮流ないという変更条件を満たすか否かを判定し、前記計測情報が前記変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を減少させることを指示する制御情報を生成し、前記制御情報を前記電力変換装置へ送信する電力変換制御装置と、
    を備え、
    前記電力変換装置は、前記制御情報に応じて、前記電力変換装置に記憶された第一電力閾値を変更する、
    エネルギー管理システム。
  2. 前記電力変換制御装置は、前記第一電力閾値を記憶し、
    前記電力変換制御装置は、前記計測情報に含まれる消費電力計測値に基づいて前記第一電力閾値の目標値を算出し、前記電力変換装置から前記電力系統への逆潮流がなく且つ前記第一電力閾値が前記目標値を上回ることを第一変更条件として、前記計測情報が前記第一変更条件を満たすか否かを判定し、前記計測情報が前記第一変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を減少させることを指示する前記制御情報を生成し、前記制御情報に基づいて前記電力変換制御装置に記憶された第一電力閾値を減少させる、
    請求項1に記載のエネルギー管理システム。
  3. 交流電力線を介して電力系統および負荷に接続され、直流電力線を介して電源に接続され、第一電力閾値を記憶し、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力が前記第一電力閾値以上である場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力し 、第二電力閾値を記憶し、逆潮流が前記第二電力閾値を上回る場合、前記変換を停止する電力変換装置と
    通信路を介して前記電力変換装置に接続され、前記直流電力線および前記交流電力線において計測された計測情報を前記電力変換装置から受信し、前記計測情報に含まれる逆潮流電力に関する情報に基づいて 、前記逆潮流があることを第二変更条件として、前記計測情報が前記第二変更条件を満たすか否かを判定し、前記計測情報が前記第二変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を増加させることを指示する制御情報を生成し、前記制御情報を前記電力変換装置へ送信する電力変換制御装置 と、
    を備え、
    前記電力変換装置は、前記制御情報に応じて、前記電力変換装置 に記憶された第一電力閾値を変更す
    ネルギー管理システム。
  4. 前記電力変換制御装置は、前記消費電力計測値に基づいて前記負荷による消費電力を算出し、前記消費電力に予め定められた1より小さい正の係数を乗ずることにより前記目標値を算出する、
    請求項に記載のエネルギー管理システム。
  5. 前記電力変換制御装置は、前記計測情報が前記第一変更条件を満たすと判定された場合、前記電力変換制御装置に記憶された第一電力閾値から予め定められた減算値を減ずることにより、前記第一電力閾値の指示値を算出し、前記指示値を示す前記制御情報を生成し、前記電力変換制御装置に記憶された第一電力閾値を前記指示値に置き換え、
    前記電力変換装置は、前記制御情報に応じて前記電力変換装置に記憶された第一電力閾値を前記指示値に置き換える、
    請求項2又は4に記載のエネルギー管理システム。
  6. 前記電力変換制御装置は、前記計測情報が前記第二変更条件を満たすと判定された場合、前記電力変換制御装置に記憶された第一電力閾値に予め定められた加算値を加えることにより、前記第一電力閾値の指示値を算出する、
    請求項に記載のエネルギー管理システム。
  7. 前記電源は、蓄電池を含み、
    前記電力変換制御装置は、前記蓄電池の充電電力および放電電力の何れかを示す蓄電池制御情報を生成し、前記蓄電池制御情報を前記電力変換装置へ送信し、
    前記電力変換装置は、前記蓄電池制御情報が前記充電電力を示す場合、前記交流電力線からの交流電力を直流電力に変換して前記直流電力線へ出力し、前記蓄電池制御情報が前記放電電力を示す場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力する、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のエネルギー管理システム。
  8. 前記電源は、前記蓄電池を内蔵する電気自動車を含む、
    請求項7に記載のエネルギー管理システム。
  9. 前記電力変換制御装置は、通信ネットワークを介して上位制御装置に接続され、前記上位制御装置から前記充電電力および前記放電電力の計画を示す計画情報を受信し、前記計画情報に基づいて前記蓄電池制御情報を生成する、
    請求項8に記載のエネルギー管理システム。
  10. 前記電力変換制御装置は、前記第一電力閾値の変更を示す情報を表示装置に表示させる、
    請求項1乃至9の何れか一項に記載のエネルギー管理システム。
  11. 前記電源は、太陽光発電装置を含む、
    請求項1乃至10の何れか一項に記載のエネルギー管理システム。
  12. 前記第一電力閾値は、UPR整定値である、
    請求項1乃至11の何れか一項に記載のエネルギー管理システム。
  13. 交流電力線を介して電力系統および負荷に接続され、直流電力線を介して電源に接続され、第一電力閾値を記憶し、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力が前記第一電力閾値以上である場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力する電力変換装置に関し、通信路を介して前記電力変換装置に接続され、前記直流電力線および前記交流電力線において計測された計測情報を受信する通信部と、
    前記計測情報に含まれる逆潮流電力に関する情報に基づいて逆潮流ないという変更条件を満たすか否かを判定し、前記計測情報が前記変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を減少させることを指示する制御情報を生成する演算部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記制御情報を前記電力変換装置へ送信し、
    前記制御情報に応じて、前記電力変換装置に記憶された第一電力閾値は変更される、
    電力変換制御装置。
  14. 交流電力線を介して電力系統および負荷に接続され、直流電力線を介して電源に接続され、第一電力閾値を記憶し、前記電力系統から前記負荷へ供給される電力が前記第一電力閾値以上である場合、前記直流電力線からの直流電力を交流電力に変換して前記交流電力線へ出力する電力変換装置に関し、前記直流電力線および前記交流電力線において計測された計測情報を受信し、
    前記計測情報に含まれる逆潮流電力に関する情報に基づいて逆潮流ないという変更条件を満たすか否かを判定し、
    前記計測情報が前記変更条件を満たすと判定された場合、前記第一電力閾値を減少させることを指示する制御情報を生成し、
    前記制御情報に応じて、前記電力変換装置に記憶された第一電力閾値を変更する
    ことを備える電力変換制御方法。
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