JP7103207B2 - 車両用内装部品の取付構造 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、係止爪を環状壁部に挿通させる際に、係止爪の先端外面と環状壁部内面との当接を通じて同係止爪が環状壁部の内部に案内されるようになる。これにより、係止爪を環状壁部にスムーズに挿通させることができるため、内装部品の車室内壁への取り付けをスムーズに行うことができる。
車室の天井壁に着脱可能に取り付けられた内装部品は、重力による影響を受け易いため、車両衝突等による衝撃に起因する同天井壁からの脱落が懸念される。上記構成によれば、そうした内装部品の天井壁からの脱落を抑えることができる。
空調装置用のフィルター部材は、定期的なメンテナンスが必要になるため、簡単に着脱することのできる取付構造が求められる。この点、上記構成によれば、フィルター部材の係止爪を車室内壁の環状壁部に挿通した後に、フィルター部材の第1掛止部を車両内壁の第2掛止部に掛止するといった簡単な手順で、フィルター部材を車室内壁に取り付けることができる。また、フィルター部材の第1掛止部と車両内壁の第2掛止部との掛止を解除した後に、フィルター部材の係止爪を車室内壁の環状壁部から脱出させるといった簡単な手順で、フィルター部材を車室内壁から取り外すことができる。さらに、上記構成によれば、車室内壁に取り付けられたフィルター部材が、車両衝突等による衝撃によって車室内壁から外れて脱落することを抑えることができる。
図7(a)、図7(b)および図7(c)に示すように、フィルター部材20がルーフ11に取り付けられた状態において、第1係止爪23の爪部32の車幅方向における両端にはそれぞれ凸部34が突設されている。これら凸部34は車幅方向および前後方向に延びている。そして、各凸部34は、第1係止爪23の先端部分(具体的には、爪部32の配設部分)の外形が以下に記載する形状になる態様で突設されている。
図9に矢印P1で示すように、フィルター部材20のルーフ11への取り付けに際しては先ず、フィルター部材20の第1係止爪23および第2係止爪24がルーフ11の環状壁部16に挿入される(図4参照)。本実施形態では、第1係止爪23の先端部35の先端側の部分が同先端に向けて先細のテーパ形状をなしている。そのため、第1係止爪23を環状壁部16に挿通させる際に、第1係止爪23の先端外面と環状壁部16の内面との当接を通じて同第1係止爪23が環状壁部16の内部に案内されるようになる。これにより、第1係止爪23を環状壁部16にスムーズに挿通させることができるため、フィルター部材20のルーフ11への取り付けをスムーズに行うことができる。
本実施形態では、第1係止爪23の先端部35の各部における車幅方向の幅の最大値W1が、環状壁部16の各部における車幅方向で対向する内壁面の間隔のうちの最小値W2よりも若干大きくなっている。そのため、図10に示すように、このときには第1係止爪23の先端部35および環状壁部16の少なくとも一方を変形させながら第1係止爪23が環状壁部16に押し込まれる。このようにして、第1係止爪23の先端部分が環状壁部16に挿通された状態にすることができる。
(1)簡素な構成でルーフ11からのフィルター部材20の脱落を抑えることができる。
・第1係止爪23の基端部36の各部における車幅方向の幅のうちの最大値W1と、環状壁部16の各部における車幅方向で対向する内壁面の間隔のうちの最小値W2とを同一にしてもよい。
・ラッチ爪25とラッチ本体17とを掛止する構造に代えて、工具を使用することなく部材の弾性変形を利用してフィルター部材20をルーフ11に掛止して着脱可能に取り付ける構造を採用することができる。そうした構造としては、樹脂クリップによって掛止する構造や、スナップフィット構造などを挙げることができる。
・第1係止爪23の先端部35の各部における車幅方向の幅のうちの最大値(図8の「W1」参照)と、環状壁部16の各部における車幅方向で対向する内壁面の間隔のうちの最小値(図8の「W2」参照)とを同一にしてもよい。また、上記最大値W1を最小値W2よりも若干小さくすることも可能である。こうした構成によっても、第1係止爪23の先端部35と基端部36との間の段部37を、ルーフ11の環状壁部16のルーフ11内部側の端部に引っ掛けることが可能になるため、フィルター部材20の第1係止爪23がルーフ11の環状壁部16から脱出することを抑えることができる。
・上記実施形態にかかる取付構造の適用対象とする内装部品は、例えば空気清浄機用のフィルター部材など、ルーフに着脱可能に取り付けられる内装部品であれば任意に変更することができる。また上記実施形態にかかる取付構造は、車室の側壁に取り付けられる内装部品にも適用可能である。
Claims (7)
- 内装部品に設けられた第1掛止部と車両の車室内壁に設けられた第2掛止部とを引っ掛けて止めることによって、前記車室内壁に前記内装部品が着脱可能に取り付けられてなる車両用内装部品の取付構造であって、
前記車室内壁の内部に設けられ、一方の開口端が車室内に向けて開口するとともに他方の開口端が前記車室内壁の内部に向けて開口する態様で延びる環状壁部と、
先端部分が前記車室内壁に沿って延びる態様で前記内装部品に突設され、基端側の部分よりも先端側の部分のほうが前記車室内壁に沿う方向において幅広の形状をなす段部を前記先端部分が有し、前記段部よりも先端側の部分が前記環状壁部を通過した状態になるように同環状壁部に挿通される係止爪と、を有し、
前記第1掛止部および前記第2掛止部の一方がラッチ爪によって構成されるとともに、前記第1掛止部および前記第2掛止部の他方がラッチ本体によって構成され、前記ラッチ爪を前記ラッチ本体の側に押圧する操作を通じて、前記ラッチ爪および前記ラッチ本体が掛止された掛止状態と、前記ラッチ爪および前記ラッチ本体の掛止が解除された解除状態と、を切替可能になっており、
前記解除状態であるときには、前記内装部品は、前記係止爪と前記環状壁部とが係合している部分を中心に前記車室内壁に対して回動可能になっている車両用内装部品の取付構造。 - 前記係止爪は、前記先端側の部分と前記基端側の部分との間に、前記基端側の部分よりも前記車室内壁に沿う方向において幅狭の形状をなす凹部を有し、
前記凹部は、前記車室内壁に前記内装部品が取り付けられた状態において前記環状壁部の前記内装部品の内部側の端部と対向する位置になるように設けられる
請求項1に記載の車両用内装部品の取付構造。 - 前記係止爪の前記先端側の部分の各部における前記車室内壁に沿う方向の幅のうちの最大値が、前記環状壁部の各部における前記車室内壁に沿う方向で対向する内壁面の間隔のうちの最小値よりも大きくなっており、
前記係止爪の前記基端側の部分の各部における前記車室内壁に沿う方向の幅のうちの最大値が、前記最小値以下になっている
請求項1または2に記載の車両用内装部品の取付構造。 - 前記係止爪の先端は、同先端に向かうに連れて前記車室内壁に沿う方向の幅が小さくなるテーパ形状をなしている
請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用内装部品の取付構造。 - 前記車室内壁は、車室の天井壁である
請求項1~4のいずれか一項に記載の車両用内装部品の取付構造。 - 前記内装部品は、空調装置用のフィルター部材である
請求項1~5のいずれか一項に記載の車両用内装部品の取付構造。 - 内装部品に設けられた第1掛止部と車両の車室内壁に設けられた第2掛止部とを引っ掛けて止めることによって、前記車室内壁に前記内装部品が着脱可能に取り付けられてなる車両用内装部品の取付構造であって、
前記車室内壁の内部に設けられ、一方の開口端が車室内に向けて開口するとともに他方の開口端が前記車室内壁の内部に向けて開口する態様で延びる環状壁部と、
先端部分が前記車室内壁に沿って延びる態様で前記内装部品に突設され、基端側の部分よりも先端側の部分のほうが前記車室内壁に沿う方向において幅広の形状をなす段部を前記先端部分が有し、前記段部よりも先端側の部分が前記環状壁部を通過した状態になるように同環状壁部に挿通される係止爪と、を有し、
前記係止爪は、前記先端側の部分と前記基端側の部分との間に、前記基端側の部分よりも前記車室内壁に沿う方向において幅狭の形状をなす凹部を有し、
前記凹部は、前記車室内壁に前記内装部品が取り付けられた状態において前記環状壁部の前記内装部品の内部側の端部と対向する位置になるように設けられる車両用内装部品の取付構造。
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JP2014091502A (ja) | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Suzuki Motor Corp | キャップ組付構造 |
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