JP7102996B2 - プログラム、情報処理装置及び筆跡入力判定方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置及び筆跡入力判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、情報処理装置及び筆跡入力判定方法に関する。
スマートフォン等のタッチパネルに表示されている、アイコンやソフトウェアキーボード等の表示要素を含む表示画面上に対して、筆跡の上書き入力を可能とするための技術が提案されている。
特開平09-319502号公報 特開2005-092538号公報 特開2005-085242号公報 特開2010-176190号公報 特開2011-186792号公報 米国特許出願公開第2011/0066984号明細書
しかしながら、従来技術では、筆跡の上書きをするために意図的な操作が必要とされたり、筆跡の上書きが自動判別されるまでに1文字分の入力が必要とされたりといったように、筆跡の入力に関する操作性について改善の余地が有ると考えられる。
そこで、一側面では、本発明は、表示画面上への筆跡の入力に関する操作性を向上させることを目的とする。
一つの態様では、プログラムは、表示画面に対する複数回の各入力の入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定し、前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定し、前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、処理をコンピュータに実行させる。
一側面として、表示画面上への筆跡の入力に関する操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるスマート端末10のハードウェア構成例を示す図である。 筆跡入力の判定条件を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるスマート端末10の機能構成例を示す図である。 スマート端末10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 入力軌跡の座標列情報の構成例を示す図である。 例外的に直線的であると判定される入力軌跡の例を示す図である。 筆跡入力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるスマート端末10のハードウェア構成例を示す図である。図1において、スマート端末10は、CPU101、メモリ102、補助記憶装置103及びタッチパネル104等を有する。
補助記憶装置103は、スマート端末10にインストールされたプログラム等を記憶する。メモリ102は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置103からプログラムを読み出して記憶する。CPU101は、メモリ102に記憶されたプログラムに従ってスマート端末10に係る機能を実現する。
タッチパネル104は、入力機能と表示機能との双方を備えた電子部品であり、情報の表示や、ユーザからの入力の受け付け等を行う。タッチパネル104は、表示装置111及び入力装置112等を含む。
表示装置111は、液晶ディスプレイ等であり、タッチパネル104の表示機能を担う。入力装置112は、表示装置111に対する接触物の接触を検出するセンサを含む電子部品である。接触物の接触の検出方式は、静電方式、抵抗膜方式、又は光学方式等、公知の方式のいずれであってもよい。なお、接触物とは、タッチパネル104の接触面(表面)に接触する物体をいう。斯かる物体の一例として、ユーザの指や専用又は一般のペン等が挙げられる。
なお、スマート端末10の一例として、スマートフォン、タブレット端末、又はPC(Personal Computer)等が挙げられる。また、タッチパネル104の代わりにタッチパッドが用いられてもよい。すなわち、表示装置を含まない電子部品であって、接触面を有する入力装置が用いられてもよい。
スマート端末10におけるホームアプリ等、上下左右にドラッグスクロール可能なアプリケーション(以下「アプリ」という。)に対するドラッグスクロールの操作には、以下のa~cの特徴が有ると考えられる。
特徴a)軌跡は直線的であり、大きく屈曲していない。
特徴b)連続するドラッグスクロールはおおよそ同じような位置(水平方向又は垂直方法の位置)で行われる。
特徴c)左右スクロールと上下スクロールとを頻繁に混在させて行われることは少ない。
本実施の形態では、ドラッグスクロール操作に関するこれらの特徴に鑑み、アプリ等の操作では通常発生しないであろうと考えられる入力操作を、表示画面上への筆跡の上書き入力(以下「筆跡入力」という。)として判別することで、高精度、かつ、入力開始後の早いタイミングでの筆跡入力の自動判別を可能とする。
上記特徴a~特徴cに基づき、スマート端末10は、以下の条件A~条件Cのいずれかの条件を満たす入力を、筆跡入力であると判定する。なお、以下において、入力軌跡とは、軌跡の入力が開始されてから終了するまでの1つの軌跡をいう。
図2は、筆跡入力の判定条件を説明するための図である。図2において、(A)~(C)は、順番に、条件A、条件B、条件Cに対応する。
条件Aは、図2(A)に示されるような、一定以上の屈曲の有る軌跡が入力されることである。すなわち、条件Aは、特徴aに基づく条件である。一定以上の屈曲が有るかどうかは、例えば、最小二乗法などで直線性を測る方法や、軌跡の曲率を計算する方法など様々な方法が挙げられるが、本実施の形態に適用可能な方法は、特定の方法に限定されない。通常のUI操作(例えばドラッグスクロール)では発生しない程度の屈曲を閾値とすることで、条件Aへの該当の有無を切り分けることが出来る。
条件Bは、連続して入力された2つの軌跡のいずれもが直線的であった場合に、2つの軌跡の入力時刻の間隔が一定時間Ts以下であり、かつ、2つの軌跡の位置の差(すなわち、距離)が閾値以上であることである。図2(B)には、或る程度離れた2つの直線的な軌跡が示されている。すなわち、条件Bは、特徴bに基づく条件である。距離の測定方法としては様々な方法が考えられるが、本実施の形態に適用可能な方法は、特定の方法に限定されない。例えば、2つの軌跡の外接矩形において、水平方向又は垂直方向の間隔のどちらか大きい方を2つの軌跡の距離とするといった方法が考えられる。図2(B)の例では、垂直方法の間隔が当該距離として測定されることになる。距離に対する閾値は、通常のUI操作において素早く2回直線状の軌跡が入力されたときの平均的な距離よりも大きめにしておくとよい。当該閾値は、例えば、通常のUI操作において素早く2回直線状の軌跡が入力された際の2つの軌跡の距離の平均及び標準偏差から統計的に求められてもよい。「素早く2回」とは、入力軌跡間の入力時刻の間隔がTs以内という意味である。なお、本実施の形態において、条件Aに該当しない軌跡が直線的であると判定される。
条件Cは、連続して入力された2つの軌跡のいずれもが直線的であった場合に、2つの軌跡の入力時刻の間隔が一定時間Ts以下であり、かつ、2つの軌跡の方向の差(傾きの差)が一定以上であることである。図2(C)には、方向が略垂直である2つの直線的な軌跡が示されている。すなわち、条件Cは、特徴cに基づく条件である。なお、軌跡の方向とは、軌跡の進行方向(始点から終点への方向)ではなく、軌跡が描く線の傾きをいう。軌跡を直線近似する方法としては様々な方法が考えられるが、例えば、最小二乗法や始点と終点を結ぶ直線などが挙げられる。但し、本実施の形態に適用な方法は、特定の方法に限定されない。方向の差の閾値についても、通常のUI操作において素早く2回直線状の軌跡が入力された際の2つの軌跡に関する実測値から統計的に求める方法が挙げられる。
したがって、図2(D)に示されるような入力軌跡は、筆跡入力ではないと判定される。
なお、条件(B)及び条件(C)は、連続して入力された2つの軌跡のいずれもが直線的であった場合に、2つの軌跡の入力時刻の間隔が一定時間Ts以下であり、かつ、2つの軌跡の相対的な位置関係が所定の条件を満たすこと、として汎化することができる。
図3は、本発明の実施の形態におけるスマート端末10の機能構成例を示す図である。図3において、スマート端末10は、座標列入力部11、通常UI処理部12、時間間隔判定部13、状態リセット部14、軌跡形状判定部15、軌跡間関係判定部16、筆跡判定制御部17、状態復帰部18及び筆跡処理部19等を有する。これら各部は、スマート端末10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU101に実行させる処理により実現される。スマート端末10は、また、入力軌跡記憶部121及び復帰情報記憶部122を利用する。これら各記憶部は、例えば、メモリ102、又は補助記憶装置103等を用いて実現可能である。
座標列入力部11は、入力装置112に対する操作位置を示す情報である座標列情報を、入力装置112から入力する。座標列情報は、例えば、1つの入力軌跡(入力が開始されてから入力が終了するまでの軌跡)から所定のサンプル周期でサンプリングされた座標値の時系列の集合である。本実施の形態において、座標列入力部11は、1つの入力軌跡ごとに(例えば、指等がタッチパネル104から離れるたびに)座標列情報を入力することとする。
通常UI処理部12は、座標列入力部11が入力した座標列情報が示す軌跡に基づく操作(タップ、ドラッグ、長押し等の一般的なUI操作)に応じた通常のUI処理を起動する。通常のUI処理(以下「通常UI処理」という。)とは、表示装置111に表示されている画面(表示画面)が操作された際に実行される処理をいう。例えば、画面のスクロールや、アイコンの移動、又はアイコンに対応するアプリの起動等が、通常UI処理の一例である。通常UI処理部12は、また、座標列入力部11が入力した座標列情報が示す軌跡が、筆跡入力であると判定された場合に、当該操作に応じて実行された通常UI処理を取り消した状態にすること(処理未適用状態への復帰)(すなわち、当該通常UI処理のアンドゥ)を可能とするために必要とされる情報(以下、「復帰情報」という。)を復帰情報記憶部122に記憶する。
時間間隔判定部13は、各入力軌跡について、直前の入力軌跡(各入力軌跡が入力される前に最後に入力された軌跡)との入力時刻の間隔が、一定時間Ts以下であるか否かを判定する。直前の入力軌跡との入力時刻の間隔が一定時間Ts以下であると判定された入力軌跡を示す座標列情報は、入力軌跡記憶部121に記憶される。したがって、入力軌跡記憶部121には、入力時刻の間隔がTs以下である各入力軌跡の座標列情報が記憶される。
状態リセット部14は、直前の入力軌跡との入力時刻の間隔が一定時間Tsを超えると判定された場合に、入力軌跡記憶部121に記憶されている座標列情報をリセットするとともに、復帰情報記憶部122に記憶された復帰情報をリセットする。ここで、リセットとは、例えば、記憶されている情報の削除をいう。但し、例えば、入力軌跡記憶部121又は復帰情報記憶部122において、有効な情報の開始位置を示すポインタを最後尾の情報の後ろの位置にずらすことによってリセットが実現されてよい。なお、削除によってリセットが実現される場合、ポインタの位置は、入力軌跡記憶部121又は復帰情報記憶部122の先頭に移動することと同義である。すなわち、この場合、削除以降に記憶される全ての情報が、リセット時点以降の情報となる。
軌跡形状判定部15は、入力軌跡記憶部121に記憶されている最新の座標列情報に係る入力軌跡の形状が直線的であるか否かを判定する。
軌跡間関係判定部16は、入力軌跡記憶部121に座標列情報が記憶された複数の入力軌跡を解析し、入力軌跡間の相対的な位置関係(位置の差(すなわち、距離)又は方向の差)が、それぞれ閾値以内であるか否かを判定する。ここで、入力軌跡記憶部121に座標列情報が記憶された複数の入力軌跡とは、入力軌跡記憶部121に関するポインタ以降の座標列情報に係る入力軌跡をいう。
筆跡判定制御部17は、軌跡形状判定部15によって最新の入力軌跡が直線的でないと判定された場合、又は軌跡間関係判定部16によって入力軌跡間の位置の差若しくは方向の差が閾値以上であると判定された場合に、筆跡入力が行われたと判定する。
状態復帰部18は、筆跡判定制御部17によって筆跡入力が行われたと判定された場合に、復帰情報記憶部122に記憶されている復帰情報に基づいて、当該筆跡入力に係る操作によって実行された通常UI処理を取り消すための処理(以下「復帰処理」という。)を実行する。
筆跡処理部19は、筆跡判定制御部17によって筆跡入力が行われたと判定された場合に、当該筆跡入力に関する処理を実行する。
以下、スマート端末10が実行する処理手順について説明する。図4は、スマート端末10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
入力装置112によってタッチパネル104に対する入力(ドラッグ操作、タップ操作等)が検知されると(S101でYes)、座標列入力部11は、当該入力に関する入力軌跡(以下、「対象軌跡」という。)を示す座標列情報を入力装置112から入力する(S102)。
図5は、入力軌跡の座標列情報の構成例を示す図である。図5に示されるように、座標列情報は、例えば、入力軌跡の始点から終点までの各サンプル点についての(x,y,t)のような座標値及び時刻情報の時系列順の配列である。すなわち、x,yは入力軌跡を構成する点の座標値、tは、当該点の入力時刻の時刻情報である。図5において、(x,y,t)は、始点に対応し、(x,y,t)は、終点に対応する。すなわち、図5の座標列情報は、n個の点の座標値及び時刻情報によって入力軌跡を示す。
座標値及び時刻情報は、例えば、30m秒など短い一定周期ごとに1回得られるものとする。時刻情報はどのようなものでも良いが、少なくともポインティング座標のサンプリング周期より短い分解能であることが望ましい。例えば、EPOC時刻(世界標準時刻の1970年1月1日0時0分0秒)からの経過時間をミリ秒単位で表した整数値などが時刻情報として用いられてもよい。なお、時刻情報は、少なくともタッチパネルへの押下点(始点)と押下の解除点(終点)の2つについて得られればよい。座標列入力部11は、少なくとも始点の座標値と終点の座標値とに時刻情報が付与された座標列情報を、一時記憶領域である変数Sに記憶しておく。
続いて、時間間隔判定部13は、対象軌跡について、前回(直前)の入力軌跡の入力時刻からの経過時間Δtを算出する(S103)。具体的には、前回の入力軌跡の終点の時刻情報と、対象軌跡の始点の時刻情報との差分が経過時間Δtとして算出される。
続いて、時間間隔判定部13は、経過時間Δtと一定時間Tsとを比較する(S104)。経過時間Δtが一定時間Tsより長い場合(S104でNo)、状態リセット部14は、変数U及び変数Rの内容をリセットして(S105)、ステップS106へ進む。入力時刻の間隔が一定時間Tsより長い場合、対象軌跡より前の入力軌跡群は、筆跡入力ではないと考えられるからである。ここで、Uは、復帰情報記憶部122として機能する変数(記憶領域)である。Rは、入力軌跡記憶部121として機能する変数(記憶領域)である。
一方、経過時間Δtが一定時間Ts以下の場合は(S104でYes)、ステップS105は実行されずにステップS106へ進む。
なお、一定時間Tsは、通常、文字が書かれる際の筆画間の入力時間差より少し長めに設定されてもよい。例えば、筆画間の時間差の平均avgと標準偏差sdevから、Ts=avg+a×sdevのように統計的に求められてもよい。ここで、aは、例えば、1、2、又は3等の定数である。
ステップS106において、通常UI処理部12は、対象軌跡を通常UI操作として処理する。すなわち、対象軌跡が筆跡入力であるか否かが確定される前に、通常UI操作が投機的に実行される。そうすることで、対象軌跡が筆跡入力でなかった場合における、操作レスポンスの劣化を回避することができる。例えば、通常UI処理部12は、対象軌跡をドラッグスクロールとして解釈したり、対象軌跡をアイコンやソフトウェアキーボード等の操作部品のタップとして解釈したりして、解釈に応じた処理(ドラッグスクロール、アイコンのタップ、ソフトウェアキーボードのタップ等)を実行する。なお、通常UI処理としてアイコン等の操作部品のタップが実行される場合には、通常UI処理部12は、当該操作部品のタップに応じた処理(例えば、アプリケーションの起動等)の開始について時間Ts分だけの待機を行ってもよい。そうすることで、対象軌跡が筆跡入力であると判定された場合に、例えば、アプリケーションの画面が投機的に表示されてから、復帰処理によって直ちに当該画面が消去されるといったような、ユーザにとって不自然な動作が実行されるのを回避することができる。すなわち、この場合、筆跡入力であると判定され、復帰処理が実行される際に、当該待機に係る通常UI処理の無効化が決定されてもよい。
続いて、通常UI処理部12は、ステップS106において実行した通常UI処理に関する復帰情報を、変数Uの末尾に追加する(S107)。例えば、通常UI処理としてドラッグスクロールが実行されたのであれば、スクロールの移動量が復帰情報されてもよい。この場合、当該移動量の符号を反転させ分のドラッグスクロールを実行することで、元のドラッグスクロールを取り消すことができる。通常UI処理としてアイコン等の操作部品のタップであれば、当該タップに応じた処理を取り消すための命令等が復帰情報とされてもよい。
続いて、時間間隔判定部13は、変数Rの末尾にSの内容を追加する(S108)。なお、直前の入力軌跡からの経過時間が一定時間Tsを超える場合には、変数Rの内容はリセットされるため、変数Rのポインタ以降に記憶されている座標列情報は、直前の入力軌跡との間隔が一定時間Ts以内である入力軌跡の座標列情報となる。変数Rは、複数の入力軌跡のそれぞれの座標列情報を時系列順に記憶可能な配列変数であってもよい。
続いて、軌跡形状判定部15は、対象軌跡の屈曲度合いを計算する(S109)。本実施の形態において、軌跡の屈曲度合いは、軌跡の形状についての直線からの乖離の程度の一例である。屈曲度合いの計算方法は特定のものに限定されない。例えば、最小二乗法を用いる方法、始点と終点を結ぶ直線から最大の距離の点を見つけ、その最大距離と始点から終点までの距離との比を使う方法などが一例として挙げられる。
続いて、軌跡形状判定部15は、計算結果である屈曲度合いと閾値αとを比較する(S110)。当該屈曲度合いが閾値α以上である場合(S110でNo)、筆跡判定制御部17は、筆跡入力が行われたと判定し、筆跡入力処理を起動する(S116)。筆跡入力処理は、変数Rのポインタ以降の座標列情報に係る入力軌跡を筆跡として扱う処理である。筆跡入力処理の詳細については後述される。
一方、当該屈曲度合いが閾値α未満である場合(S110でYes)、軌跡間関係判定部16は、変数Rから最後の2つの座標列情報(すなわち、対象軌跡の座標列情報、及び対象軌跡の直前の入力軌跡の座標列情報)を取得する(S111)。変数Rに記憶されている座標列情報は、入力時刻の間隔がTs以下である入力に係る座標列情報である。したがって、ステップS111において取得される2つの座標列情報は、入力時刻の間隔がTs以下である前後の入力の座標列情報である。なお、取得された座標列情報は、変数Rから削除されない。また、R内に1つしか座標列情報がない場合、軌跡間関係判定部16は、当該1つの座標列情報の複製を生成し、2つの同じ座標列情報を取り出したこととする。なお、本実施の形態において、該屈曲度合いが閾値α未満である軌跡は、直線的な軌跡として扱われる。
続いて、軌跡間関係判定部16は、取得した2つの座標列情報に係る入力軌跡の方向の差を算出する(S112)。続いて、軌跡間関係判定部16は、当該方向の差と閾値βとを比較する(S113)。ここで、屈曲度合いが閾値α以上である入力軌跡については、筆跡入力処理が実行される。後述されるように、筆跡入力処理では、変数Rがリセットされる。したがって、変数Rのポインタ以降には、直線的な(屈曲度合いが閾値α未満である)軌跡の座標列情報が記憶される。すなわち、ステップS111において取得される2つの座標列情報が示すそれぞれの入力軌跡は、或る程度直線的である。そこで、軌跡間関係判定部16は、2つの入力軌跡の方向の差を算出するために、当該2つの入力軌跡のそれぞれについて代表的な方向を求める。代表的な方向を求める方法は、最小二乗法や始点と終点とを結ぶ直線の傾きなど、任意の様々な方法を採用することができる。なお、ここでの「方向」は、入力軌跡の進行方向ではなく、入力軌跡が描く形状(線)の傾きである。したがって、真横に右方向に進む入力軌跡と、左方向に進む入力軌跡との間には、方向の差はない。
当該方向の差が閾値β以上である場合(S113でNo)、筆跡判定制御部17は、筆跡入力が行われたと判定し、筆跡入力処理を起動する(S116)。一方、当該方向の差が閾値β未満である場合(S113でYes)、軌跡間関係判定部16は、当該2つの入力軌跡の位置の差(すなわち、距離)を計算する(S114)。続いて、軌跡間関係判定部16は、計算結果である当該差と、閾値γとを比較する(S115)。位置の差、すなわち、距離の定義は特定のものに限定されない。例えば、2つの入力軌跡の間で最も近い距離が選択されてもよい。又は、2つの入力軌跡の外接矩形において、水平方向又は垂直方向の間隔のどちらか大きい方が選択されてもよい。又は、2つの入力軌跡のそれぞれの重心の距離が計算されてもよい。
当該差が閾値γ以上である場合(S115でNo)、筆跡判定制御部17は、筆跡入力が行われたと判定し、筆跡入力処理を起動して(S116)、ステップS101へ戻る。一方、当該差が閾値γ未満である場合(S115でYes)、筆跡入力処理は起動されずにステップS101へ戻る。
なお、ステップS110でNo、ステップS113でNo、又はステップS115でNoの場合、筆跡判定制御部17は、更に、対象軌跡のサイズが一定以上大きいか否かを判定し、当該サイズが一定以上である場合に限って、筆跡入力が行われたと判定し、筆跡入力処理を起動するようにしてもよい。当該サイズとして、例えば、対象軌跡の外接矩形のうち、最長の辺の長さが採用されてもよい。
また、ステップS109及びS110において、軌跡形状判定部15は、図6に示されるような入力軌跡(対象軌跡)について、例外的に、直線的である(屈曲度合いがα未満である)と判定してもよい。
図6は、例外的に直線的であると判定される入力軌跡の例を示す図である。入力軌跡(対象軌跡)が図6に示されるような場合、軌跡形状判定部15は、入力軌跡の一部又は全部の平均的又は代表的な方向Aを求める。方向Aの求め方としては、例えば、最小二乗法や始点と終点とのなす方向など様々な方法が考えられるが、本実施の形態では、特定の方法に限定されない。
軌跡形状判定部15は、入力軌跡について、方向Aの幅w1と、方向Aに対して垂直方向の幅w2を求める。軌跡形状判定部15は、w2/w1が一定値より小さく、かつ、入力軌跡内に逆向きに折れ曲がる屈曲が一定数以上あるという条件(以下「条件X」という。)を満たすか否かを判定する。入力軌跡が条件Xを満たせば、軌跡形状判定部15は、当該入力軌跡が直線的であると判定する(屈曲度合いがα未満であると判定する。)。或いは、軌跡形状判定部15が屈曲度合いα以上であると軌跡形状判定部15が判定した入力軌跡について、筆跡判定制御部17が、条件Xを満たすか否かを判定し、当該入力軌跡が条件Xを満たす場合、筆跡判定制御部17が、筆跡入力でないと判定する(すなわち、筆跡入力処理を起動しない)ようにしてもよい。
図6に示されるような入力軌跡について筆跡入力処理が実行されないことで、上下または左右にスクロールを往復させるような操作について、筆跡入力処理が実行されてしまうのを回避することができる。
また、図4の説明では、始点から終点までの軌跡が1つ入力されるたび(タッチパネル104から指等が離れるたび)にステップS101以降の処理が実行される例が示されている。但し、タッチパネル104から指等が離れるまでの間も、ポインティング座標が1つサンプリングされるごとにステップS101以降が実行されるようにしてもよい。この場合、最後の入力軌跡はサンプリングごとに随時更新されるため、最後の入力軌跡に対応する変数Rや変数Uの情報も随時更新されることになる。これにより、通常UI処理はタッチパネル104から指等が離れる前に即時的に行われ、筆跡入力の判定及び当該判定に関連する処理もドラッグ操作の途中で開始されることになり、レスポンスの即時性を向上させることができる。
また、図4では、最後の2つの入力軌跡の相対的な位置関係に基づいて筆跡入力であるか否かが判定されている。但し、最後から2番目以前の各入力軌跡と最後の入力軌跡との相対的な位置関係に基づいて筆跡入力であるか否かが判定されるようにしてもよい。
具体的には、最新の座標列情報が一つ入力されるたびに、当該座標列情報に係る入力軌跡と、既に変数Rに記憶されている、ポインタ以降の座標列情報に係る各入力軌跡との間で、ステップS110、S113、及びS115の判定が行われてもよい。つまり、変数Rに記憶されている座標列情報が、X1,・・・,Xnのn個であった場合、図4では、Xn-1とXnとの関係のみが判定対象とされていたが、X1~Xn-1とXnとの関係が判定対象とされてもよい。X1からXn-1まで一つずつXnと比較して、一つでもステップS110、S113、又はS115でNoであった場合、筆跡入力処理が起動されてもよい。
更に、軌跡の入力が開始され、筆跡入力か否かの判定が行われるまでの期間において、入力軌跡の周辺に粒子状(パーティクル状)の模様(各粒子の位置はランダムに決定される。)が表示されるようにしてもよい。そうすることで、あまり目立たないように入力軌跡を示すことができる。
続いて、ステップS116の詳細について説明する。図7は、筆跡入力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、状態復帰部18は、変数Uの内容に基づいて、通常UI操作で起きた処理の取り消し、すなわち、復帰処理を実行する。なお、復帰処理が、アプリの操作についての取り消しであることもあるが、この場合には、一般的なアプリに備わっているUndo機能を利用して復帰処理が行われればよい。
続いて、筆跡処理部19は、変数Rのポインタ以降の全ての座標列情報に係る各入力軌跡について、筆跡入力としての処理を実行する(S202)。筆跡入力としての処理は、実装に応じて様々な形態が可能である。例えば、筆跡処理部19は、入力された筆跡を表示装置111に表示してもよい。また、筆跡処理部19は、当該筆跡を示す座標列情報(変数Rの内容)を、所定の記憶領域に保存してもよい。また、筆跡処理部19は、当該筆跡について文字認識を実行することで得られる文字を利用して、表示画面上における表示対象を絞り込んでもよい。例えば、多数のアイコンが配列されているホーム画面上に対して筆跡入力が行われた場合、筆跡処理部19は、表示中のアイコンの中から、入力された筆跡が示す文字で始まるアイコンを検索し、表示対象のアイコンを、検索されたアイコンに限定してもよい。そうすることで、ユーザは、所望のアイコンを効率良く見つけ出すことができる。ここでは、アイコンを例としたが、例えば、リストボックスが表示されている状態等、多数の選択肢に係る表示要素が表示されている状態において、同様の処理(表示対象の絞り込み)が行われてもよい。
続いて、筆跡処理部19は、変数U及び変数Rをリセットする(S203)。続いて、筆跡処理部19は、スマート端末10における入力モードを、筆跡入力モードに移行させる(S204)。筆跡入力モードとは、タッチパネル104に対するユーザによる全ての入力が、筆跡入力として解釈される状態をいう。
したがって、その後、ユーザによって入力が行われ、座標列入力部11が座標列情報を入力装置112から入力すると(S205でYes)、筆跡処理部19は、当該座標列情報について筆跡入力としての処理を実行する(S206)。当該処理の内容は、ステップS202と同様でよい。ステップS206は、筆跡入力モードが終了するまで行われる(S207)。なお、筆跡入力モードは、一定時間のアイドル状態(何も入力されない状態)の経過によって終了してもよい。又は、ユーザによる所定の操作に基づいて筆跡入力モードが終了してもよい。例えば、筆跡入力モードへの移行の際に、筆跡処理部19が、筆跡入力モードの終了を受け付けるためのボタン等を表示装置111に表示し、当該ボタンの押下が当該所定の操作とされてもよい。
また、上記では、1つの軌跡が入力されるたびに、筆跡入力としての処理(S202、S206)が実行される例を示した。この場合、複数の画数からなる文字の筆跡が入力される場合に、当該文字が入力されるまでに筆跡入力としての処理が複数回実行されることになる。そのような事態を回避したい場合には、複数の軌跡が入力されたタイミングで、筆跡入力としての処理が実行されるようにしてもよい。例えば、ステップS202において、筆跡処理部19は、筆跡入力としての処理は実行せずに、筆跡入力の決定ボタンを表示装置に表示する。この場合、ステップS203において、変数Rはリセットされない。また、ステップS206において、筆跡処理部19は、入力された座標列情報を変数Rに追加する。上記の決定ボタンが押下されたタイミング、又は筆跡入力モードが終了したタイミングで、筆跡処理部19は、変数Rのポインタ以降に記憶されている座標列情報について筆跡入力としての処理を実行し、変数Rをリセットする。
上述したように、本実施の形態によれば、表示画面に対して所定の時間間隔(Ts)以内ごとに入力された複数の直線的な軌跡間の相対的な位置関係に基づいて、該軌跡の入力が筆跡入力か否かが判定される。したがって、筆跡を入力するために、ユーザによる意図的な操作は必要とされず、また、軌跡の入力後の早期のタイミング(例えば、1文字の入力途中等のタイミング)で筆跡入力であることが判定される。したがって、表示画面上への筆跡の入力に関する操作性を向上させることができる。
また、筆跡入力と判定された場合には、通常UI処理が実行されない筆跡入力モードに自動的に移行するため、ユーザは、任意の筆跡を確実に入力することができる。
なお、本実施の形態は、タッチパネルやタッチパッド等、接触面を介して行われる入力以外の入力に関して適用されてもよい。例えば、左ボタンが押下された状態でのマウスのポインタの軌跡に関して本実施の形態が適用されてもよい。すなわち、軌跡を入力可能な入力装置であれば、様々な入力装置に関して本実施の形態が適用されてもよい。
なお、本実施の形態において、スマート端末10は、情報処理装置又はコンピュータの一例である。時間間隔判定部13は、第1の判定部の一例である。軌跡形状判定部15は、第2の判定部の一例である。軌跡間関係判定部16及び筆跡判定制御部17は、第3の判定部の一例である。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
表示画面に対する複数回の各入力の入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定し、
前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定し、
前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の位置の差である、
ことを特徴とする付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の方向の差である、
ことを特徴とする付記1記載のプログラム。
(付記4)
更に、前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡のサイズに基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記1乃至3いずれか一項記載のプログラム。
(付記5)
表示画面に対する複数回の各入力の入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定する第1の判定部と、
前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定する第2の判定部と、
前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する第3の判定部と、
有することを特徴とする情報処理装置。
(付記6)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の位置の差である、
ことを特徴とする付記5記載の情報処理装置。
(付記7)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の方向の差である、
ことを特徴とする付記5記載の情報処理装置。
(付記8)
前記第3の判定部は、更に、前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡のサイズに基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
ことを特徴とする付記5乃至7いずれか一項記載の情報処理装置。
(付記9)
表示画面に対する複数回の各入力の入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定し、
前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定し、
前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする筆跡入力判定方法。
(付記10)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の位置の差である、
ことを特徴とする付記9記載の筆跡入力判定方法。
(付記11)
前記相対的な位置関係は、前記軌跡の方向の差である、
ことを特徴とする付記9記載の筆跡入力判定方法。
(付記12)
更に、前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡のサイズに基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記9乃至11いずれか一項記載の筆跡入力判定方法。
10 スマート端末
11 座標列入力部
12 通常UI処理部
13 時間間隔判定部
14 状態リセット部
15 軌跡形状判定部
16 軌跡間関係判定部
17 筆跡判定制御部
18 状態復帰部
19 筆跡処理部
101 CPU
102 メモリ
103 補助記憶装置
104 タッチパネル
111 表示装置
112 入力装置
121 入力軌跡記憶部
122 復帰情報記憶部

Claims (6)

  1. 表示画面に対する入力に応じ当該入力に応じた処理を起動し、
    前記表示画面に対する複数回の前記入力それぞれの入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定し、
    前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定し、
    前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定
    前記各入力が筆跡の入力であると判定した場合に、前記入力に応じた処理を取り消す、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記相対的な位置関係は、前記軌跡の位置の差である、
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記相対的な位置関係は、前記軌跡の方向の差である、
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  4. 更に、前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡のサイズに基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載のプログラム。
  5. 表示画面に対する入力に応じ当該入力に応じた処理を起動する処理起動部と、
    前記表示画面に対する複数回の前記入力それぞれの入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定する第1の判定部と、
    前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定する第2の判定部と、
    前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定する第3の判定部と、
    前記各入力が筆跡の入力であると判定した場合に、前記入力に応じた処理を取り消す取消部と、
    有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 表示画面に対する入力に応じ当該入力に応じた処理を起動し、
    前記表示画面に対する複数回の前記入力それぞれの入力時刻について、直前の入力の入力時刻との間隔が所定時間以内であるか否かを判定し、
    前記所定時間以内である前記間隔の前後に係る各入力の軌跡の形状について、直線からの乖離の程度が閾値未満であるか否かを判定し、
    前記程度が前記閾値未満である各入力の軌跡の相対的な位置関係に基づいて、当該各入力が筆跡の入力であるか否かを判定
    前記各入力が筆跡の入力であると判定した場合に、前記入力に応じた処理を取り消す、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする筆跡入力判定方法。
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