JP7101604B2 - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7101604B2 JP7101604B2 JP2018226333A JP2018226333A JP7101604B2 JP 7101604 B2 JP7101604 B2 JP 7101604B2 JP 2018226333 A JP2018226333 A JP 2018226333A JP 2018226333 A JP2018226333 A JP 2018226333A JP 7101604 B2 JP7101604 B2 JP 7101604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- pair
- case
- vibration axis
- mover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
しかし、従来の回転モータを利用した方法は、偏心マスの慣性力により振動を発生させるため、偏心マスが回転を始め振動が触感として得られるまでの反応が鈍く、リアリティが損なわれるという欠点があった。
可動磁石型の可動子を有した振動アクチュエータは、金属製の筒状のケースと、このケースの内部に設けられた電磁駆動部と、電磁駆動部の内部に設けられ、振動軸線方向に沿って振動する可動子(磁石)とを有している。
また、可動子を往復運動の中立位置に位置するように、振動軸線に沿って可動子を挟むように一対のスパイラルスプリングが設けられている。この一対のスパイラルスプリングは、一端部がケースに、他端部が可動子にそれぞれ係合し、振動軸線に沿って可撓可能となっている(例えば、引用文献1参照)。
(1)低い周波数で大きな振動を得るには、可動子の重量を重くする必要がある。そして、重い可動子をリニアに振動(往復運動)させたいので、大きな駆動力が必要である。
大きな振動力を得るためには大きな駆動力が必要となり、電磁駆動部のコイル、可動子の磁石が大型化し、振動アクチュエータが重く、大型化する。
筒状の非磁性材料からなるケースと、
該ケースの内部に設けられた筒状の電磁駆動部と、
該電磁駆動部の径方向内側に設けられ、振動軸線に沿って振動可能に支持された可動子と、
前記振動軸線方向における前記可動子の一端部と他端部とをそれぞれ支持する一対の板ばねと、
を有し、
前記可動子は、
磁石と、
該磁石を前記振動軸線に沿って両側から挟んだ軟磁性材料からなる一対のポールピースと、
該一対のポールピースを前記振動軸線に沿って両側から挟んだ非磁性材料からなる一対の錘と、
を有し、
前記電磁駆動部は、
前記振動軸線に沿って間隔をおいて配置され、それぞれ筒状に形成された一対のコイルと、
前記一対のコイルの径方向外側に配置され、該一対のコイルよりも前記振動軸線方向の外方に突出して形成された軟磁性材料からなる筒状のヨークと、
を有し、
前記振動軸線方向において、前記ヨークの高さが、前記一対のポールピースの一端部から他端部までの高さよりも大きく、かつ、前記一対の錘の一端部から他端部までの高さよりも小さいことを特徴とする。
又、前記振動アクチュエータは、前記錘の前記振動軸線と直交する面方向の断面積が、前記筒状ケースの端部に向かって漸次狭くなっていてもよい
又、前記振動アクチュエータは、前記振動軸線方向において、前記一対の錘の各錘の高さが、前記一対のポールピースの各ポールピースの高さよりも大きくてもよい。
又、前記振動アクチュエータは、前記ケースが樹脂でなっていてもよい。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
図1-図8を用いて、実施形態の振動アクチュエータ2の全体構成を説明する。
両端に開口を有する円筒状でABS等の樹脂でなるケース1の内部には、筒状のヨーク11と、コイル21とからなる電磁駆動部10が設けられる。
又、振動軸線O方向において、ヨーク11の高さが、一対のポールピース(第1ホールピース115、第2ホールピース117)の一端部から他端部までの高さよりも大きく、かつ、一対の錘(第1マス119、第2マス121)の一端部から他端部までの高さよりも小さくなるよう設定されている。
可動子111はケース1の振動軸線Oに沿って振動可能に支持されている。
ケース1の周面には、リード線(図示せず)が接続され、コイル21に電流を供給するターミナル3が形成されている。
本実施形態のコイル21は、振動軸線Oに沿って配置され、第1コイル23と、第2コイル25とからなっている。第1コイル23、第2コイル25は、ヨーク11の内周面に沿って巻回されている。又、ヨーク11は、一対のコイル21(第1コイル23、第2コイル25)振動軸線Oの外方より突出して形成されている。
図9を用いて、本実施形態の振動アクチュエータ2の作動を説明する。
第1コイル23、第2コイル25に通電していない状態では、第1サスペンションユニット153、第2サスペンションユニット253で支持される可動子111は、コイル21の中央に位置している。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1)非磁性材料からなる第1マス119,第2マス121が空間確保部材として機能するので、磁束を発する電磁駆動部10から筒状の非磁性材料である樹脂からなる筒状ケース1の外形(外面)までの距離が確保でき、特別な重い金属性の磁気遮蔽ケースを使用しなくても、軽い樹脂のケース1を使用して漏洩磁束を低減できるので振動アクチュエータを小型、軽量化できる。
よって、可動子111が振動し始める際に必要な力は、第1サスペンションユニット153、第2サスペンションユニット253を弾性変形させる力である。第1サスペンションユニット153、第2サスペンションユニット253を弾性変形させる力は、従来の振動アクチュエータでの軸と軸受けとの間に発生する静止摩擦力よりも小さいので、小さな駆動力ですむ。よって、小さな交流信号でも振動力を得ることができるので、触感の再現性が高い振動アクチュエータが実現できる。
2 振動軸線
10 電磁駆動部
11 ヨーク
21 コイル
51 第1サスペンション(板ばね)
111 可動子
113 磁石
115 第1ポールピース
117 第2ポールピース
119 第1マス(錘)
121 第2マス(錘)
153 第1サスペンションユニット
251 第2サスペンション(板ばね)ばね
253 第2サスペンションユニット
300 振動アクチュエータ振動軸方向の中心
301 振動アクチュエータの外形(外面)ばね
Claims (4)
- 筒状の非磁性材料からなるケースと、
該ケースの内部に設けられた筒状の電磁駆動部と、
該電磁駆動部の径方向内側に設けられ、振動軸線に沿って振動可能に支持された可動子と、
前記振動軸線方向における前記可動子の一端部と他端部とをそれぞれ支持する一対の板ばねと、
を有し、
前記可動子は、
磁石と、
該磁石を前記振動軸線に沿って両側から挟んだ軟磁性材料からなる一対のポールピースと、
該一対のポールピースを前記振動軸線に沿って両側から挟んだ非磁性材料からなる一対の錘と、
を有し、
前記電磁駆動部は、
前記振動軸線に沿って間隔をおいて配置され、それぞれ筒状に形成された一対のコイルと、
前記一対のコイルの径方向外側に配置され、該一対のコイルよりも前記振動軸線方向の外方に突出して形成された軟磁性材料からなる筒状のヨークと、
を有し、
前記振動軸線方向において、前記ヨークの高さが、前記一対のポールピースの一端部から他端部までの高さよりも大きく、かつ、前記一対の錘の一端部から他端部までの高さよりも小さい
ことを特徴とする振動アクチュエータ。 - 前記錘の前記振動軸線と直交する面方向の断面積は、前記筒状ケースの端部に向かって漸次狭くなることを特徴とする請求項1に記載の振動アクチュエータ。
- 前記振動軸線方向において、前記一対の錘の各錘の高さが、前記一対のポールピースの各ポールピースの高さよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の振動アクチュエータ。
- 前記ケースは、
樹脂でなる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226333A JP7101604B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 振動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226333A JP7101604B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 振動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020092471A JP2020092471A (ja) | 2020-06-11 |
JP7101604B2 true JP7101604B2 (ja) | 2022-07-15 |
Family
ID=71013206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018226333A Active JP7101604B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 振動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7101604B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115667151B (zh) | 2020-05-27 | 2024-03-12 | 松下知识产权经营株式会社 | 钡化合物结构体及其制造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012210030A (ja) | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Aisin Seiki Co Ltd | リニアアクチュエータ |
JP5342516B2 (ja) | 2010-06-30 | 2013-11-13 | 日本電産コパル株式会社 | 振動アクチュエータ |
JP2017204987A (ja) | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 住友理工株式会社 | 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置と能動型防振装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11262234A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Daido Steel Co Ltd | 振動発電機 |
-
2018
- 2018-12-03 JP JP2018226333A patent/JP7101604B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5342516B2 (ja) | 2010-06-30 | 2013-11-13 | 日本電産コパル株式会社 | 振動アクチュエータ |
JP2012210030A (ja) | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Aisin Seiki Co Ltd | リニアアクチュエータ |
JP2017204987A (ja) | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 住友理工株式会社 | 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置と能動型防振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020092471A (ja) | 2020-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6750825B2 (ja) | 振動アクチュエータ及び電子機器 | |
JP7100239B2 (ja) | 振動アクチュエーター及び携帯機器 | |
EP3322543B1 (en) | Vibrating actuator | |
JP7063691B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
CN113490554B (zh) | 振动致动器 | |
JP7039751B2 (ja) | 振動アクチュエータ及び電子機器 | |
JP7050448B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2019115187A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2019181353A5 (ja) | ||
JP7101604B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
CN107847976B (zh) | 线性振动马达以及包括该线性振动马达的移动电子设备 | |
JP6891326B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
WO2022091776A1 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2021176637A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP6900565B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP6980877B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP6980876B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP6980875B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP7371926B2 (ja) | リニア振動モータ | |
JP6995954B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
US11876429B2 (en) | Vibration motor and haptic device | |
JP7217810B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2020196015A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2022009660A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2023126927A (ja) | 振動アクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210115 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210603 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7101604 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |